JP2009131755A - 液状体配置方法、液滴吐出装置、及びカラーフィルタの製造方法 - Google Patents

液状体配置方法、液滴吐出装置、及びカラーフィルタの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】液状体の配置ムラを抑制することができる液状体配置方法、液滴吐出装置、及びこれら方法又は装置を用いたカラーフィルタの製造方法を提供する。
【解決手段】ヘッド21と基板4とを相対的に走査させながら、ノズル23から液状体を吐出することにより、基板4上の所定領域8に対して液状体を配置する液状体配置方法である。所定領域8に対して複数のノズル23よりなるノズル組25から液状体を配置し、かつ、ノズル組25を主ノズルグループ26Aと副ノズルグループ26Bとに分けるとともに、副ノズルグループ26Bの各ノズル23Bの単位吐出量を、主ノズルグループ26Aの各ノズル23Aの単位吐出量より小さくする。所定領域8に配置する液状体の設定量に対して、主ノズルグループ26Aからは、設定量の一部を所定領域8に配置し、副ノズルグループ26Bからは、設定量の残部を所定領域8に配置する。
【選択図】図7

Description

本発明は、液滴吐出法を用いた液状体配置方法と、液滴吐出装置、及びカラーフィルタの製造方法に関する。
近年、液滴吐出法を用いた成膜技術が注目されている。例えば、特許文献1には、液滴吐出法を用いた液晶表示装置のカラーフィルタの製造方法が開示されている。この製造方法では、基板に対して走査する複数のノズルから色材を含む液状体(液滴)を吐出させて液状体を配置(描画)し、さらに配置された液状体を乾燥等により固化させて画素に対応した着色膜を形成するようにしている。
特開2003−159787号公報
しかしながら、前記したカラーフィルタの製造方法には以下の改善すべき課題がある。
前記したカラーフィルタの製造に用いられる液状体の吐出装置(液滴吐出装置)では、液状体の吐出特性(吐出量)について、僅かながらもノズル間でバラツキが存在する。そのため、このバラツキに起因して主走査方向(スキャン方向)と直交する方向に液状体の配置量(吐出量)のバラツキが生じ、得られるカラーフィルタにスジ状の濃淡ムラが発生してしまうことがある。このようなスジ状の濃淡ムラは視認されやすく、カラーフィルタを介して表示される画像の画質を低下させてしまう。
本発明は前記事情に鑑みてなされたもので、液状体の配置ムラを抑制することができる液状体配置方法、この液状体配置方法を実施することのできる液滴吐出装置、及びこれら方法又は装置を用いたカラーフィルタの製造方法を、提供することを目的とする。
前記目的を達成するため本発明の液状体配置方法は、複数のノズルを有するヘッドと基板とを相対的に走査させながら、前記ノズルから液状体を吐出することにより、前記基板上に設定された複数の所定領域に対して前記液状体をそれぞれ配置する液状体配置方法であって、
前記所定領域に対して複数のノズルよりなるノズル組から前記液状体を配置するようにし、かつ、前記ノズル組を一以上のノズルからなる主ノズルグループと一以上のノズルからなる副ノズルグループとにグループ分けするとともに、前記副ノズルグループにおける各ノズルの単位吐出量を、前記主ノズルグループにおける各ノズルの単位吐出量より小さくし、
前記所定領域に配置する前記液状体の設定量に対して、前記主ノズルグループからは、前記設定量の一部となる第1の量の液状体を前記所定領域に配置し、前記副ノズルグループからは、前記設定量の残部となる第2の量の液状体を前記所定領域に配置するようにすることを特徴としている。
また、本発明の液滴吐出装置は、複数のノズルを有するヘッドを備え、該ヘッドを基板に対して相対的に走査させながら前記ノズルから液状体を吐出することにより、前記基板上に設定された複数の所定領域に対して前記液状体をそれぞれ配置する液滴吐出装置であって、
前記ヘッドにおける各ノズルからの液状体の吐出を制御する制御部を有し、
前記制御部は、前記所定領域に対して複数のノズルよりなるノズル組から前記液状体を配置するようにし、かつ、前記ノズル組を一以上のノズルからなる主ノズルグループと一以上のノズルからなる副ノズルグループとにグループ分けするとともに、前記副ノズルグループにおける各ノズルの単位吐出量が、前記主ノズルグループにおける各ノズルの単位吐出量より小さくなるように設定し、
前記所定領域に配置する前記液状体の設定量に対して、前記主ノズルグループからは、前記設定量の一部となる第1の量の液状体を前記所定領域に配置し、前記副ノズルグループからは、前記設定量の残部となる第2の量の液状体を前記所定領域に配置するように、前記ヘッドにおける各ノズルからの液状体の吐出を制御することを特徴としている。
前記液状体配置方法、及び前記液滴吐出装置によれば、所定領域に対して、設定量の一部となる第1の量の液状体を主ノズルグループから吐出配置し、設定量の残部となる第2の量の液状体を副ノズルグループから吐出配置するので、主ノズルグループにおける各ノズルに吐出量のバラツキがあり、したがって該主ノズルグループから吐出され配置された第1の量に誤差があっても、副ノズルグループから第2の量の液状体を吐出配置することにより、前記誤差分を補正して設定量にほぼ等しい量の液状体を所定領域に配置することが可能になる。すなわち、前記誤差分は、主ノズルグループにおける各ノズルの単位吐出量より通常は小さくなる。そこで、副ノズルグループにおける各ノズルの単位吐出量を、主ノズルグループにおける各ノズルの単位吐出量より小さくなるように設定しているので、この副ノズルグループのノズルからの吐出により、前記誤差分の補正が容易になるのである。
なお、主ノズルグループから吐出され配置された第1の量の誤差分については、例えば予め主ノズルグループにおける各ノズルの単位吐出量を測定しておくことにより、実際に吐出した量と第1の量との間の差、すなわち前記の誤差分を推定することで、認識することができる。
そして、このようにノズル間で吐出量のバラツキがあるにも拘わらず、所定領域に配置される液状体の量を補正して設定量にほぼ等しい量の液状体を所定領域に配置できるので、本発明によれば、スジ状の濃淡ムラのような液状体の配置ムラを生じさせることなく、液状体を良好に吐出配置することができる。
また、前記の液状体配置方法や液滴吐出装置においては、前記第1の量を、前記設定量の85重量%から95重量%の範囲とするのが好ましい。
このようにすれば、単位吐出量が大きい主ノズルグループから設定量の大半を吐出し、残りを副ノズルグループから吐出しつつ、補正を行うので、十分な補正を可能にしつつ、吐出速度を高めることができる。なお、85重量%未満であると、単位吐出量が小さい副ノズルグループからの吐出量が相対的に増えることにより、所定領域に対する吐出速度が低くなり、その分吐出効率が低下する。また、95重量%を超えると、副ノズルグループからの吐出量が相対的に減ることにより、補正を行ううえでの自由度が低下し、十分な補正が行えなくなるおそれが生じる。
また、前記の液状体配置方法や液滴吐出装置においては、前記副ノズルグループにおける各ノズルの単位吐出量を、前記主ノズルグループにおける各ノズルの単位吐出量の1/5以下とするのが好ましい。
前述したように、主ノズルグループから配置された第1の量についての誤差分は、主ノズルグループにおける各ノズルの単位吐出量より小さくなる。したがって、このような少ない量の誤差分を補正するためには、副ノズルグループのノズルからの単位吐出量が小さい方が、より精度の高い補正を行うことが可能になる。そこで、副ノズルグループにおける各ノズルの単位吐出量を、主ノズルグループにおける各ノズルの単位吐出量の1/5以下とすることにより、前記誤差分の補正を容易にかつより高い精度で行うことが可能になる。
また、前記の液状体配置方法や液滴吐出装置においては、前記副ノズルグループから前記第2の量の液状体を前記所定領域に配置する際、該副ノズルグループにおける各ノズルからの吐出回数を調整することで、前記第2の量となるようにするのが好ましい。
このようにすれば、主ノズルグループはもちろん、副ノズルグループについても単一の駆動波形で吐出制御を行うことが可能になり、複雑な制御を行うことなく、比較的容易な制御で液状体の配置量の均一化を図ることができる。
また、前記の液状体配置方法や液滴吐出装置においては、前記ノズル組を構成する複数のノズルが、互いに近傍となる位置に配置されたノズルからなっているのが好ましい。
このようにすれば、ノズル間の間隔に対して所定領域が相対的に広い場合に、ヘッドと基板との間を相対的に走査させることなく、一つのノズル組から対応する所定領域に液状体の吐出配置を行うことができ、したがってヘッドや基板の制御が容易になる。
本発明のカラーフィルタの製造方法は、前記の液状体配置方法を用い、又は、前記の液滴吐出装置を用いることを特徴としている。
この製造方法によれば、前述したように液状体を良好に吐出配置することができる液状体配置方法、又は液滴吐出装置を用いているので、スジ状の濃淡ムラの形成が抑制された高品質のカラーフィルタを製造することができる。
以下、本発明を詳しく説明する。
なお、以下の説明においては、本発明の液状体配置方法をカラーフィルタの製造方法に適用した場合の例について説明する。また、以下の図面において、各部材を認識可能な大きさとするために、各部材の縮尺を適宜変更している。
まず、図1及び図2を参照して、カラーフィルタの構成について説明する。図1は、本実施形態におけるカラーフィルタ1の平面構造を示す模式図であり、図2は、図1のA−A線矢視断面図である。
なお、以下の説明及び図1、図2中におけるR、G、Bの各文字は、赤(Red)、緑(Green)、青(Blue)を示すものとする。
カラーフィルタ1は、カラー用表示パネルに用いられるもので、後述する基板上に形成されたものであり、図1に示すように、R、G、Bの各色に対応して着色された画素部(所定領域)2と、画素部2の間に形成された隔壁(バンク)3とを有して構成されたものである。
また、カラーフィルタ1は、矩形の画素部2がマトリクス状に整列されて形成されたものである。このマトリクスの配列は、図1中の縦列が同色の画素部2によって形成され、横列が、R、G、Bの順に画素部2が並ぶ、いわゆるストライプ型の画素配列となっている。
なお、本発明においては、カラーフィルタ1は周知のモザイク型やデルタ型等の画素配列であっても、また、例えば、R、G、B以外の色要素を含むものであってもよい。
隔壁3は、図2に示すように例えばガラス製で透光性の基板4上に設けられて、平面視矩形の画素部2を区画形成するもので、光を遮光する遮光部(ブラックマトリクス)6と、遮光部6上に設けらたバンク7とからなっている。
遮光部6は、例えばクロム等の遮光材料によって基板4上にパターニングされたもので、バンク7は、この遮光部6上に形成された樹脂製のものである。
画素部2は、バンク7によって区画された領域、すなわち本発明における所定領域8上に形成されたもので、該所定領域8上にR、G、Bの各色のカラフィルタ材料、すなわち液状体5(5R、5G、5B)が配置され、加熱処理されたことにより、図1に示したR、G、Bからなるカラーフィルタ1を構成するものである。
ここで、液状体5は、バンク7で区画された所定領域8に対応する画素部2に対して配置されるが、液状体5が所定領域8上の画素部2内に正確に配置されるように、予め所定領域8を形成する基板4の露出面に親液化処理を施し、バンク7の表面に撥液化処理を施しておくことが好ましい。このような処理は、例えば、酸素やフッ化炭素のプラズマ処理によって行うことができる。
なお、バンク7の形成は、液状体5の配置(パターニング)を高精度に行うために好ましいものの、本発明においては、画素部2を形成するためにこのような物理的な区画を必須としてはない。例えば、液状体に対して親液性になる領域(画素部2の形状)と、撥液性になる領域(隔壁3の形状)とをプラズマ処理等によってパターン形成し、親液性領域を前記所定領域8として、ここに液状体5を塗布し、着色層を形成するようにしてもよい。
さらに、カラーフィルタ1には、その表面側に保護層(図示せず)が設けられている。そして、このような構成のもとにカラーフィルタ1は、R、G、Bに着色された画素部2の一つ又は複数に光が選択的に通過させられることにより、フルカラー表示をなすようになっている。
次に、本発明の液状体配置方法を実施するのに用いられる液滴吐出装置について説明する。
図3は液滴吐出装置の概略構成を示す斜視図である。この液滴吐出装置10は、液状体5を基板4上の所定領域8上(画素部2内)に吐出するヘッドユニット20と、ヘッドユニット20を図3中のY方向に直線的に移動させるガイド機構30と、基板4をX方向及びY方向にそれぞれ移動させるガイド機構40とを有する構成となっている。なお、図3においては、ガイド機構40についてその構成の一部を省略して、基板4をX方向に移動させる構成のみ記載しているが、実際には、このX方向に移動させる機構と同様の機構でY方向に移動させる構成を有し、これらを組み合わせることにより、X方向及びY方向に基板4を移動できるようにしている。
ここで、以下の説明においては、前記X方向を基板4の主走査方向(スキャン方向)と規定し、前記Y方向を基板4の副走査方向(フィード方向)と規定する。そして、X方向とY方向とは水平面内において互いに直交するものとする。さらに、X方向とY方向とからなるX−Y平面に対して垂直方向、すなわち液滴吐出装置10の高さ方向を、Z方向と規定している。
ガイド機構30は、基台11上に設けられたZ方向に延びる2本の柱部材によって所定の高さに略水平に架設され、Y方向に直線的に設けられた一対のガイドレール31と、ガイドレール31に沿ってY方向に移動可能に設けられてヘッドユニット20を有する移動台32と、を備えて構成されたものである。
このガイド機構30は、ガイドレール31が内部にエアスライダ(図示せず)とリニアモータ(図示せず)とを備えており、ガイドレール31に接続された移動台32を、Y方向に自在に移動させることができるようになっている。
ガイド機構40は、ガイド機構30の下方であって、X方向に直線的に設けられた一対のガイドレール41と、ガイドレール41に沿ってX方向に移動可能に設けられた基板移動台42とを備え、さらに、図示しないものの、例えばこれらガイドレール41及び基板移動台42をそのままY方向に移動させる機構を、備えて構成されたものである。
また、このガイド機構40も、内部にエアスライダ(図示せず)とリニアモータ(図示せず)とを備えており、これによって基板移動台42を、X方向、Y方向に自在に移動させることができるようになっている。
また、移動台42は、吐出対象となる基板4を載置するための回転ステージ50を有しており、回転ステージ50は、基板4を載置するステージ51と、ステージ51をZ方向に延びる軸線回りに回転させる回転機構52とを有している。
ステージ51上には、基板4を位置決めする位置決めピン51aが複数設けられており、例えば、位置決めピン51aによる空気吸引等の手段によって、基板4をステージ51上に固定させる構成となっている。
回転機構52は、ステージ51の略中央部を下方から支持する形で移動台42上に設けられたもので、モータ等(図示せず)の回転駆動源を有したものである。そして、この回転駆動源を作動させることにより、基板4をZ方向に延びる軸線回りにθ度傾け、該基板4の基準軸を副走査方向及び主走査方向に正確に合わせられるようになっている。
ヘッドユニット20は、移動台32に搭載されたもので、液状体5を吐出するヘッド21と、ヘッド21をZ方向に延びる軸線回りに回転させることで向きを変えるモータ22とを備えたものである。
ヘッド21は、ヘッドユニット20の下部に設けられたもので、図4に示すようにその下面に、液状体5を吐出するノズル23を、Y方向(副走査方向)に沿って千鳥状に整列配置させたものである。ここで、本実施形態では、ノズル23は千鳥状に2列配列されており、一方の列が主ノズル列24A、他方の列が副ノズル列24Bとなっている。なお、主ノズル列24Aを構成するノズルを符号23Aで記し、副ノズル列24Bを構成するノズルを符号23Bで記す。
ノズル列24A、24Bを構成する各ノズル23A、23Bは、ヘッド21の内部に形成された各液室(キャビティ)に連通している。これら各液室には、それぞれに圧電素子25(図6参照)が設けられており、これら圧電素子25は、それぞれ電気信号(駆動信号)によって駆動させられるようになっている。このような構成によってヘッド21は、圧電素子25を駆動させて液室の容量を変化させ、液室に満たされた液状体5の液圧を制御することにより、ノズル23A、23Bから液状体5を選択的に吐出させるようになっている。
なお、図示しないものの、ヘッドユニット20には、R、G、B各色に対応した複数のヘッド21が設けられている。また、ヘッド21の駆動方式としては、圧電素子によるものでなく、液室(キャビティ)に加熱素子を備えた、いわゆるサーマル方式などを採用することもできる。
モータ22は、図3に示すようにヘッド21に接続されたもので、ヘッド21の基準軸をZ方向に延びる軸線回りにα度傾け、ノズル列24A、24Bを主走査方向に正確に合わせることができるようにしたものである。
なお、モータ22は、図5(a)に示すようにノズル列24A(24B)がY方向に一致している状態から、ヘッド21の角度を変えて図5(b)に示すようにノズル列24A(24B)をY方向から傾けることにより、図5(a)に示したようにY方向における広い吐出ピッチP1を、図5(b)に示したようにY方向における狭い吐出ピッチP2に変化させることもできる。
次に、液滴吐出装置10における液状体5の吐出制御方法を、液滴吐出装置10の電気的構成を示す図6を参照して説明する。
図6に示すように液滴吐出装置10は、装置全体の統括制御を行う制御コンピュータ(制御部)60と、制御コンピュータ60に接続されてヘッド21の電気的な駆動制御を行うための制御回路基板70とを備えている。
制御コンピュータ60は、CPU(Central Processing Unit)、ハードディスク、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等の内部メモリ、並びにヘッドユニット20、ガイド機構30、ガイド機構40との間でデータ授受を行う各種入出力インターフェース回路等から構成されている。
制御回路基板70は、フレキシブルケーブル71を介してヘッド21に設けられた圧電素子25と電気的に接続されている。なお、ヘッド21には、ノズル23A、23B毎に設けられた圧電素子25に対応して、シフトレジスタ(SL)72、ラッチ回路(LAT)73、レベルシフタ(LS)74、スイッチ(SW)75がそれぞれ備えられている。
液滴吐出装置10の吐出制御は、次のようにして行われる。
まず、制御コンピュータ60には、基板4上の各画素部2(所定領域8)に対する液状体5の配置パターンをデータ化したドットパターンデータが、予め記憶される。そして、このドットパターンデータは制御回路基板70に伝送される。制御回路基板70は、ドットパターンデータをデコードしてノズル23毎のON/OFF(吐出/非吐出)情報であるノズルデータを生成する。ノズルデータは、シリアル信号(SI)化されてクロック信号(CK)に同期して各シフトレジスタ72に伝送される。
シフトレジスタ72に伝送されたノズルデータは、ラッチ信号(LAT)がラッチ回路73に入力されるタイミングでラッチされ、さらにレベルシフタ74でスイッチ75用のゲート信号に変換される。すなわち、ノズルデータがONの場合には、スイッチ75が開いて圧電素子25に液状体5の吐出量に応じた駆動波形を含む駆動信号(COM)が供給され、ノズルデータがOFFの場合には、スイッチ75が閉じられて圧電素子25に駆動信号(COM)は供給されないことになる。そして、ONに対応するノズル23からは、供給された駆動波形で圧電素子25が駆動されることにより、液状体5が液滴化されて吐出され、吐出された液状体が、基板4上に設けられた所定領域8上(画素部2内)に配置される。
また、制御コンピュータ(制御部)60は、本発明では図7に示すように吐出対象となる画素部2を形成する所定領域8に対応させて、複数のノズル23A、23Bよりなるノズル組25を設定する。本実施形態では、ノズル列24Aの隣り合う4つのノズル23Aと、これら4つのノズル23Aにそれぞれ隣り合う4つのノズル23Bとにより、ノズル組25が形成される。したがって、これらノズル23A及びノズル23Bは、互いに隣り合い、したがって互いに近傍となる位置に配置されたものどうしとなっている。また、このようなノズル組25は、吐出対象となる画素部2を形成する所定領域8毎に設定され、それぞれから予め設定された量の液状体が吐出されるようになっている。
そして、このようなノズル組25を設定したら、さらにこれらノズル23A、23Bをグループ分けする。本実施形態では、4つのノズル23Aを主ノズルグループ26Aとし、4つのノズル23Bを副ノズルグループ26Bとする。そして、主ノズルグループ26Aの各ノズル23Aについては、それぞれに対応して設けられた圧電素子25に対する駆動波形を共通の第1駆動波形とし、同様に副ノズルグループ26Bの各ノズル23Bについては、それぞれの圧電素子25に対する駆動波形を共通の第2駆動波形とする。ただし、これら第1駆動波形と第2駆動波形とについては、主ノズルグループ26Aのノズル23Aからの単位吐出量、すなわち一回の吐出動作で吐出される液状体の量が、副ノズルグループ26Bのノズル23Bの単位吐出量より大きく(多く)なり、したがってノズル23Bの単位吐出量がノズル23Aの単位吐出量より小さく(少なく)なるように設定される。
具体的には、副ノズルグループ26Bにおける各ノズル23Bの単位吐出量を、主ノズルグループ26Aにおける各ノズル23Aの単位吐出量の1/5以下、望ましくは1/10以下とする。このような単位吐出量となるように第1駆動波形、第2駆動波形をそれぞれ設定しておくことで、後述するように所定領域8上(画素部2内)に配置する液状体の量のバラツキをより良好に抑制することができる。
ここで、一般にノズル23A、23Bには、前述したように僅かながらもこれらノズル間で単位吐出量のバラツキが存在する。具体的には、各ノズル列24A、24B毎にそれぞれ180のノズルがあるとすると、各列毎にそのノズル間の単位吐出量(重量)の平均値に対し、最大で±3%程度のバラツキが存在してしまう。したがって、例えば単位吐出量が多いノズルと少ないノズルとでそれぞれ隣合う所定領域8に対して液状体を配置し、その状態で基板4のX方向(主走査方向)に沿って各所定領域8に対する液状体配置を順次行っていくと、得られるカラフィルタ1には、基板4のX方向に沿うスジ状の濃淡ムラが発生してしまうのである。
なお、このような濃淡ムラの発生は、所定領域8に対して複数のノズルからなるノズル組で液状体の配置を行う場合にも、同様である。つまり、ノズル組で単一の所定領域8に対して液状体の吐出配置を行う場合、ノズル組を構成する複数のノズル間でバラツキが相殺され、ノズル組から配置される液状体の量が本来所定領域8に対して配置すべき量、すなわち予め設定された量(設定量)にほぼ一致すれば、濃淡ムラの発生がほとんどなくなる。ところが、ノズル間でのバラツキの合計が相殺されずに大きくなってしまうと、設定量に対するズレが大きくなってしまい、濃淡ムラが発生してしまうからである。
そこで、本発明では、このような設定量に対するズレをなくすべく、吐出量の補正を行うようにしている。すなわち、本実施形態では、前記したようにノズル組25を設定し、さらにこのノズル組25内において主ノズルグループ26Aと副ノズルグループ26Bとに組分けするとともに、主ノズルグループ26Aに対して第1駆動波形を、また、副ノズルグループ26Bに対して第2駆動波形をそれぞれ設定する。なお、これら第1駆動波形と第2駆動波形とについては、副ノズルグループ26Bにおけるノズル23Bの単位吐出量が主ノズルグループ26Aにおけるノズル23Aの単位吐出量より小さく(少なく)なるように設定するのは、前記した通りである。
そして、このように設定された第1駆動波形、第2駆動波形のもとで各ノズル23A、23Bにそれぞれ吐出動作をなさせ、それぞれの単位吐出量を実測で調べておく。そして、各ノズル毎に得られた固有の単位吐出量、すなわち固有単位吐出量を制御コンピュータ(制御部)60に記憶しておくとともに、前記ノズル組25における主ノズルグループ26Aの各ノズル23Aの固有単位吐出量の合計(グループ固有単位吐出量)も、記憶しておく。なお、各ノズル23A、23Bの固有単位吐出量は、前記第1駆動波形、第2駆動波形によって設定された単位吐出量(設定単位吐出量)に対し、前記したようにそれぞれバラツキを有している。
ここで、前記主ノズルグループ26Aの各ノズル23Aの設定単位吐出量の合計を、第1の量と規定する。本発明では、この第1の量を、所定領域8に対して配置する液状体の設定量の、85重量%から95重量%の範囲とするのが好ましく、本実施形態では90重量%に設定する。すなわち、このような条件を満たすように、前記の第1駆動波形を決定するのである。なお、本実施形態では、主ノズルグループ26Aの各ノズル23Aからの吐出動作は、単一の所定領域8に対して一回としているが、もちろん複数回であってもよい。その場合には、便宜上、単一のノズルで一つの所定領域に吐出する液状体の合計量を、単位吐出量と規定すればよい。
一方、副ノズルグループ26Bにおける各ノズル23Bについては、それぞれの固有単位吐出量を予め求めておき、制御コンピュータ(制御部)60に記憶させておく。そして、本発明では、このように記憶されたノズル23Bの固有単位吐出量に基づき、これら副ノズルグループ26Bにおける各ノズル23Bの吐出動作を調整することにより、主ノズルグループ26Aから吐出配置された液状体の量に対し、補正を行うようにする。
すなわち、所定領域8に対して配置する液状体の設定量Sに対し、設計上は主ノズルグループ26Aからその90重量%(0.9S)の液状体が配置され、したがって、副ノズルグループ26Bからは、設定量Sの10重量%(0.1S)の液状体を配置すればよいことになる。しかしながら、実際には主ノズルグループ26Aからは、0.9Sに対してバラツキ(誤差T)を有するグループ固有単位吐出量(0.9S−T)しか配置されない。したがって、副ノズルグループ26Bからは、(0.1S+T)の液状体、つまり設定量Sから見掛け上の第1の量となるグループ固有単位吐出量(0.9S−T)を差し引いた第2の量を、吐出配置する必要がある(ただし、誤差Tはプラスとマイナスの両方の場合がある)。
ここで、誤差Tは、前記したようにもともと各ノズルの単位吐出量のバラツキが小さい(±3%程度)ことから、主ノズルグループ26Aにおける各ノズル23Aの単位吐出量に比べ、当然ながら十分に小さくなっている。したがって、仮にこれら主ノズルグループ26Aのうちのいずれかのノズル23Aから複数回吐出を行わせ、バラツキを補正しようとしても、できないようになっているのである。
しかしながら、本発明では、副ノズルグループ26Bにおける各ノズル23Bの単位吐出量を、主ノズルグループ26Aにおける各ノズル23Aの単位吐出量より小さく設定しているので、前記誤差Tの補正が容易になっている。すなわち、前記したように副ノズルグループ26Bからは、(0.1S+T)の液状体を吐出配置する必要があるが、ノズル23Bの単位吐出量を、ノズル23Aの単位吐出量に対し1/5以下、望ましく1/10以下と小さく設定しているので、小さい量である誤差Tまで含め、副ノズルグループ26Bから(0.1S+T)の液状体を、所定領域8にほぼ正確に吐出配置することができるのである。
ここで、副ノズルグループ26Bで吐出する液状体の設定量(0.1S)については、ノズル23Bの設定単位吐出量の整数(N)倍となるように、第1駆動波形、第2駆動波形をそれぞれ設定しておく。これにより、副ノズルグループ26Bにおける各ノズル23Bの固有単位吐出量に基づき、予めこれらノズル23Bの吐出動作を調整し組み合わせておくことで、前記の(0.1S+T)にほぼ等しい量の液状体の配置が可能になる。
すなわち、前記の4つのノズル23Bにおける固有単位吐出量と設定単位吐出量との差をU1〜U4とすると、任意のノズル23Bを選択して合計でN回の吐出を行うことにより、(U1〜U4)×Nが前記の誤差Tに最も近くなるように、ノズル23Bを選択し、かつそれぞれ何回ずつ吐出動作をさせるか、つまりそれぞれの吐出回数を検討する。このようにして、副ノズルグループ26Bからの液状体の吐出量(配置量)が(0.1S+T)に一番近くなる吐出動作の組み合わせを求め、得られた組み合わせを、制御コンピュータ(制御部)60に記憶させておく。
このようにして制御コンピュータ(制御部)60には、各所定領域8毎に対応するノズル組25が記憶され、さらに、主ノズルグループ26Aからの吐出動作とともに、これを補正するための副ノズルグループ26Bからの吐出動作(ノズル23Bの選択とその吐出回数についての組み合わせ)が記憶される。
次に、前記構成の液滴吐出装置10を用いたカラーフィルタ1の製造方法について説明する。
このカラーフィルタ1の製造方法では、画素部2(図1及び図2参照)のR、G、B各色に対応する色材を含む液状体5(5R、5G、5B)を用意し、前記液滴吐出装置10(図3参照)を用いて液状体5R、5G、5Bを基板4上の所定領域8上(画素部2内)に配置し、カラーフィルタ1を形成する。
図8に示すように本実施形態では、液状体5を配置するための基板4に、それぞれカラーフィルタ1の個体に対応した領域である4つの個体領域を設定しておき、該個体領域毎に隔壁3のバンク7(図2参照)によって画素部2の群を形成する。本実施形態では、画素部2の短辺方向を主走査方向(X方向)、長辺方向を副走査方向(Y方向)として、基板4をステージ51上に配置する(図3参照)。
液滴吐出装置10では、主走査ガイド機構40で基板4をヘッドユニット20に対してX方向、Y方向に相対的に移動(走査)させながら、ヘッド21に形成された複数のノズル23から液状体5を吐出させ、基板4上に設けられた画素部2に液状体5を配置する(図2参照)。
このとき、従来であれば、ヘッド21から吐出される液状体5の量は、吐出特性の違いによってノズル23間で吐出量が異なり、したがってノズル組毎にバラツキが生じている。このため、画素部2内(所定領域8上)に配置された液状体5はその量にバラツキが生じてしまい、得られる膜はその厚さの薄い部分と厚い部分とが主走査方向にそれぞれ線状に並んでしまう。すると、一次元的なスジ状のムラが生じてしまうことになり、結果として副走査方向に濃淡ムラが生じることになる。
そこで、本実施形態では、制御コンピュータ(制御部)60に記憶したノズル組25による吐出動作により、前記のスジ状のムラを抑制する。
すなわち、各所定領域8毎に対応するノズル組25において、それぞれに設定され記憶された吐出動作に基づき、各ノズル23A、23Bから液状体の吐出を行わせ、所定領域8上(画素部2内)に液状体を配置する。
すると、主ノズルグループ26における各ノズルに吐出量のバラツキがあり、したがって該主ノズルグループ26Aから吐出され配置された第1の量に誤差があり、例えば前記したように(0.9S−T)になっても、副ノズルグループ26Bから第2の量の液状体、つまり(0.1S+T)にほぼ等しい量の液状体を吐出配置することにより、前記誤差分を補正して設定量にほぼ等しい量の液状体を所定領域8上に配置することができる。すなわち、前記誤差T分は、主ノズルグループ26Aにおける各ノズル23Aの単位吐出量より小さくなるが、副ノズルグループ26Bにおける各ノズル23Bの単位吐出量を、ノズル23Aの単位吐出量より小さくなるように設定しているので、これらノズル23Bからの吐出により、前記誤差T分を容易に補正することができるのである。
したがって、本実施形態のカラーフィルタ1の製造方法、及びこの方法に用いられる前記液滴吐出装置10によれば、ノズル23A間やノズル23B間で吐出量のバラツキがあるにも拘わらず、所定領域8に配置される液状体の量を補正して設定量にほぼ等しい量の液状体を所定領域8に配置することができる。よって、スジ状の濃淡ムラのような液状体の配置ムラを生じさせることなく、液状体を良好に吐出配置し、高品質のカラーフィルタ1を製造することができる。
また、前記ノズル組26を構成する複数のノズル23A、23Bを、それぞれが隣り合い、したがって互いに近傍となる位置に配置されたノズルによって構成しているので、ノズル23間の間隔に対して所定領域8が相対的に広い場合に、ヘッド21と基板4との間を相対的に走査させることなく、一つのノズル組25から対応する所定領域8に液状体の吐出配置を行うことができ、したがってヘッド21や基板4の制御を容易にすることができる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されることなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。例えば、前記実施形態ではヘッド21におけるノズル23の配置が、Y方向(副走査方向)に千鳥状で2列配列されているが、1列であっても、3列以上であってもよい。
また、ノズル組25については、一つの以上のノズル23からなる主ノズルグループ26Aと、一つ以上のノズル23からなる副ノズルグループ26Bとによって構成されていればよく、主ノズルグループ26A、副ノズルグループ26Bを構成するノズル23についても、互いに同じ数である必要はなく、任意の数が設定可能である。
さらに、副ノズルグループ26Bについては、前記実施形態ではそれぞれのノズル23Bについて、共通の第2駆動波形で吐出動作させるようにしたが、例えばこの第2駆動波形による吐出とは異なる吐出量の第3駆動波形を用意し、これを制御コンピュータ(制御部)60に記憶させ、これら第2駆動波形と第3駆動波形とを併用することによって副ノズルグループ26Bによる吐出量を調整し、より精度の高い補正を行うようにしてもよい。もちろん、第4以降の駆動波形も用意し、さらに高精度の補正を可能にしてもよい。
また、副ノズルグループ26Bについては、予めそのノズル径を主ノズルグループ26Aのノズル径に対して小さくしておき、これによって駆動波形とは別に、副ノズルグループ26Bの単位吐出量を主ノズルグループ26Aの単位吐出量より小さく(少なく)してもよい。
また、前記実施形態では、本発明の液状体配置方法、及びこれを実施するのに好適な液滴吐出装置を、カラーフィルタの製造方法に適用したが、本発明はこれに限定されることなく、液状体の配置を必要とする種々のものに適用することが可能である。具体的には、有機EL装置における有機機能材料、すなわち発光材料や正孔注入輸送材料等を所定領域に配置する際に、本発明の液状体配置方法や液滴吐出装置を適用することができる。さらに、液晶表示装置において、その配向膜を液滴吐出法で形成する場合にも、本発明の液状体配置方法や液滴吐出装置を適用することができる。
本実施形態におけるカラーフィルタの平面構造を示す模式図である。 図1におけるカラーフィルタのA−A断面図である。 液滴吐出装置の要部構成を示す斜視図である。 ヘッドユニットの構成を示す斜視図である。 (a)、(b)はヘッドの構成を示す模式図である。 液滴吐出装置の電気的構成を示す図である。 ノズル組やノズルグループを説明するための模式図である。 液状体を配置するための基板を示す平面図である。
符号の説明
1…カラーフィルタ、2…画素部、4…基板、5、5R、5G、5B…液状体、7…バンク、8…所定領域、10…液滴吐出装置、21…ヘッド、23(23A、23B)…ノズル、24A、24B…ノズル列、25…ノズル組、26A…主ノズルグループ、26B…副ノズルグループ

Claims (11)

  1. 複数のノズルを有するヘッドと基板とを相対的に走査させながら、前記ノズルから液状体を吐出することにより、前記基板上に設定された複数の所定領域に対して前記液状体をそれぞれ配置する液状体配置方法であって、
    前記所定領域に対して複数のノズルよりなるノズル組から前記液状体を配置するようにし、かつ、前記ノズル組を一以上のノズルからなる主ノズルグループと一以上のノズルからなる副ノズルグループとにグループ分けするとともに、前記副ノズルグループにおける各ノズルの単位吐出量を、前記主ノズルグループにおける各ノズルの単位吐出量より小さくし、
    前記所定領域に配置する前記液状体の設定量に対して、前記主ノズルグループからは、前記設定量の一部となる第1の量の液状体を前記所定領域に配置し、前記副ノズルグループからは、前記設定量の残部となる第2の量の液状体を前記所定領域に配置するようにすることを特徴とする液状体配置方法。
  2. 前記第1の量を、前記設定量の85重量%から95重量%の範囲とすることを特徴とする請求項1記載の液状体配置方法。
  3. 前記副ノズルグループにおける各ノズルの単位吐出量を、前記主ノズルグループにおける各ノズルの単位吐出量の1/5以下とすることを特徴とする請求項1又は2に記載の液状体配置方法。
  4. 前記副ノズルグループから前記第2の量の液状体を前記所定領域に配置する際、該副ノズルグループにおける各ノズルからの吐出回数を調整することで、前記第2の量となるようにすることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の液状体配置方法。
  5. 前記ノズル組を構成する複数のノズルは、互いに近傍となる位置に配置されたノズルからなっていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の液状体配置方法。
  6. 複数のノズルを有するヘッドを備え、該ヘッドを基板に対して相対的に走査させながら前記ノズルから液状体を吐出することにより、前記基板上に設定された複数の所定領域に対して前記液状体をそれぞれ配置する液滴吐出装置であって、
    前記ヘッドにおける各ノズルからの液状体の吐出を制御する制御部を有し、
    前記制御部は、前記所定領域に対して複数のノズルよりなるノズル組から前記液状体を配置するようにし、かつ、前記ノズル組を一以上のノズルからなる主ノズルグループと一以上のノズルからなる副ノズルグループとにグループ分けするとともに、前記副ノズルグループにおける各ノズルの単位吐出量が、前記主ノズルグループにおける各ノズルの単位吐出量より小さくなるように設定し、
    前記所定領域に配置する前記液状体の設定量に対して、前記主ノズルグループからは、前記設定量の一部となる第1の量の液状体を前記所定領域に配置し、前記副ノズルグループからは、前記設定量の残部となる第2の量の液状体を前記所定領域に配置するように、前記ヘッドにおける各ノズルからの液状体の吐出を制御することを特徴とする液滴吐出装置。
  7. 前記第1の量を、前記設定量の85重量%から95重量%の範囲とすることを特徴とする請求項6記載の液滴吐出装置。
  8. 前記副ノズルグループにおける各ノズルの単位吐出量を、前記主ノズルグループにおける各ノズルの単位吐出量の1/5以下とすることを特徴とする請求項6又は7に記載の液滴吐出装置。
  9. 前記副ノズルグループから前記第2の量の液状体を前記所定領域に配置する際、該副ノズルグループにおける各ノズルからの吐出回数を調整することで、前記第2の量となるようにすることを特徴とする請求項6〜8のいずれか一項に記載の液滴吐出装置。
  10. 前記ノズル組を構成する複数のノズルは、互いに近傍となる位置に配置されたノズルからなっていることを特徴とする請求項6〜9のいずれか一項に記載の液滴吐出装置。
  11. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の液状体配置方法を用い、又は、請求項6〜10のいずれか一項に記載の液滴吐出装置を用いることを特徴とするカラーフィルタの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012055783A (ja) * 2010-09-03 2012-03-22 Shibaura Mechatronics Corp 塗布方法及び装置

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