JP2009130895A - 基地局装置及びレンジング方法 - Google Patents

基地局装置及びレンジング方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2009130895A
JP2009130895A JP2007306997A JP2007306997A JP2009130895A JP 2009130895 A JP2009130895 A JP 2009130895A JP 2007306997 A JP2007306997 A JP 2007306997A JP 2007306997 A JP2007306997 A JP 2007306997A JP 2009130895 A JP2009130895 A JP 2009130895A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ranging
area
code
base station
mobile terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007306997A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4702353B2 (ja
Inventor
Yoshizo Tanaka
義三 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority to JP2007306997A priority Critical patent/JP4702353B2/ja
Publication of JP2009130895A publication Critical patent/JP2009130895A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4702353B2 publication Critical patent/JP4702353B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】 無線資源の利用効率を悪化するのを抑制しつつ、状況に応じて適正なレンジングを行うことができる基地局装置、及びレンジング方法を提供する。
【解決手段】 本発明の基地局装置10は、MS20から送信されたレンジングコードの受信数をカウントするカウント部15aと、レンジングコードをBS10に送信するためのレンジング領域Rの大きさを、受信数に応じて設定するレンジング領域設定部15bと、設定された大きさのレンジング領域Rの割り当て情報であるレンジング領域割当情報をMS20に送信する通信制御部15cとを有している。レンジング領域設定部15bは、レンジングコードの受信数が増加すると、レンジング領域Rを拡張し、レンジングコードの受信数が減少すると、レンジング領域Rを縮小するようにレンジング領域Rの大きさを設定する
【選択図】 図2

Description

本発明は、広帯域移動無線通信システムなどに用いられる無線通信システム用の基地局装置、及びレンジング方法に関するものである。
近年、広範囲なエリアを無線でカバーして高速ブロードバンドサービスを提供することができる通信システムとして、例えば、IEEE802.16に規定されるいわゆる「WiMAX」と呼ばれる広帯域移動無線通信システム(Broadband Wireless Access System、以下、BWAシステムともいう)が、注目されている。
上記BWAシステムは、基地局装置と、この基地局装置との間で無線通信を確立する複数の移動端末とを有しており、前記基地局装置は、前記移動端末に対して、広帯域の無線通信サービスを提供する。
上記BWAシステムでは、基地局装置と、移動端末との間で信号出力や信号タイミングを同期させるためのレンジングが行われる。このレンジングには、移動端末がネットワークにエントリする際に行われるイニシャルレンジングの他、接続状態にある移動端末が定期的に行う定期的レンジング、ハンドオーバ時に行われるハンドオーバレンジングが規定されている。
このレンジングは、移動端末がレンジングを行うためのCDMAレンジングコード(以下、レンジングコードともいう)を基地局装置に対して送信し、これを受信した基地局装置が移動端末に信号出力等の調整を行わせるための命令を含んだレンジング応答メッセージを送信することで行われる。
図8は、イニシャルレンジングの手順を示す図である。基地局装置は、下りサブフレーム中の領域構成情報を含む下りサブフレーム割当情報(DL−MAP)、及び、上りサブフレーム中の領域構成情報を含む上りサブフレーム割当情報(UL−MAP)を、複数の移動端末に対してブロードキャスト送信している(ステップS501)。ここで、前記上り通信フレームには、CDMAレンジングコードを送信するためのレンジングスロットを含むレンジング領域が割り当てられており、UL−MAPには、このレンジング領域の割当情報が含まれている。また、基地局装置は、上りの物理チャネル情報を含むUCD(Uplink Channel Descriptor)も送信している。このUCDには、上記レンジングコードを生成するための生成パラメータ等が含まれている。
ネットワークにエントリするために所定の基地局装置との間で通信を行うことを決定した移動端末は、基地局装置が送信する上記各情報を取得する。そして、その各情報に基づいて、イニシャルレンジングのためのイニシャルレンジングコードを生成するとともに(ステップS502)、上記レンジング領域の割当情報に基づいて特定されるレンジングスロットをランダムに選択し、この選択したレンジングスロットを用いてレンジングコード(Code)を基地局装置に対して、BPSK変調方式によって送信する(ステップS503)。また、移動端末は、後述のレンジング応答メッセージを受信するまで、電力を増加させつつレンジングコードの送信を繰り返す。
移動端末からのレンジングコードを受信した基地局装置は、受信したレンジングコードのレンジングコードの値、移動端末の送信出力等を調整させるための調整パラメータ、及びレンジングが完了したか否かを移動端末に通知するための情報である「status」を含んだレンジング応答メッセージ(RNG_RSP)を送信する(ステップS504)。
移動端末は、レンジング応答メッセージを受信すると、このメッセージに含まれているレンジングコードの値に関する情報を参照し、このレンジングコードの値と、自身が送信時に用いたレンジングコードの値とが一致しているか否かによって、自身に対して送信されたメッセージであることを認識し、この調整パラメータに基づいて送信条件の調整を行う。移動端末は、送信条件を調整した後、再度、レンジングコードを基地局装置に対して送信する(ステップS505)。
上記ステップS504及びS505を繰り返すことにより、レンジングが行われ、基地局装置は、調整パラメータを移動端末に送信することで当該移動端末の送信条件を同期させる。このとき基地局装置は、レンジングを継続すると判断する場合、上記「status」を「continue」としてレンジング応答メッセージを送信する。一方、各送信条件の同期が完了し、レンジングを終了すると判断する場合、「status」を「success」としてレンジング応答メッセージを送信する(ステップS506)。これを受信した移動端末は、レンジングコードの送信を停止し、レンジングを終了する。なお、移動端末が行う上記レンジングコードの送信は、コンテンション方式によって行われる。
その後、基地局装置は、このレンジングを終えた移動端末に対して、上り通信領域における割り当て情報の送信や、基本接続識別子等の割り当てを行い、この移動端末について上り通信フレーム上の登録を行い、当該基地局装置によって管理される。その後の通信は、基地局装置によって当該移動端末のみに割り当てられる通信資源を用いて行われる(例えば、非特許文献1参照)。
服部武、藤岡雅宣、"改訂版ワイヤレス・ブロードバンド教科書 高速IPワイヤレス編"、初版、株式会社インプレスR&D、2006年6月21日、p.177−181
レンジングにおいて、移動端末のレンジングコードの送信には、上述のようにコンテンション方式が採用されている。不特定多数の移動端末が基地局装置に向けてレンジングコードを送信するからである。移動端末はレンジングコードを送信するためのレンジングスロットをランダムに選択するため、複数の移動端末が同時に一つの基地局装置にレンジングコードを送信すると、一つのレンジングスロットを複数の移動端末が用いることよるコリジョンが生じる。
ここで、前記レンジング領域に含まれるレンジングスロット数が、レンジングコードを送信している移動端末数に対応した数になるように、当該レンジング領域が十分に大きく設定されていれば、たとえコリジョンが生じたとしても、複数の移動端末それぞれがレンジングを行うことを決定してから実際にレンジングが行われるまでに大きな遅延が生じることはなく、速やかにレンジングを行うことができる。
しかし、例えば、レンジング領域に含まれるレンジングスロットの数が、レンジングコードを送信している移動端末数に対して極端に少ないと、複数の移動端末それぞれにレンジングスロットが割り当てられる確率が低下し、コリジョンの発生によって、レンジングが行われるまでの時間に大きな遅延が発生するおそれが生じる。
このような場合、上述したように、レンジングスロットの数を増やすようにレンジング領域を大きく設定すれば、多数の移動端末がレンジングコードを送信してきたとしても、大きな遅延を生じさせることはない。
他方、上記のようにレンジングスロットの数を十分に増やすと、レンジング領域により多くのスロットを含ませることとなり、上り通信フレームにおけるレンジング領域が大きくなるので、上りユーザデータを送信するための領域が相対的に小さくなる。レンジング領域として割り当てられる領域は、レンジングコード以外の送信には使用されないので、多数の移動端末が同時にレンジングコードを送信してこないときには、レンジング領域を不必要に広く確保していることとなり、無線資源としての上り通信フレームの利用効率を悪化させるとともに、上りユーザデータ領域を小さくしたことによって、一通信フレーム当たりの上りデータ送信量が低下するという問題が生じる。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、無線資源の利用効率が悪化するのを抑制しつつ、状況に応じて適正なレンジングを行うことができる基地局装置、及びレンジング方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明は、移動端末から送信されるレンジングコードを受信することでレンジングを行う基地局装置であって、前記移動端末から送信された前記レンジングコードの受信数をカウントするカウント部と、前記レンジングコードを前記移動端末が前記基地局装置に送信するためのレンジング領域の大きさを、前記カウント部がカウントする前記レンジングコードの前記受信数に応じて設定するレンジング領域設定部と、
設定された大きさのレンジング領域の割り当て情報を前記移動端末に送信する通信制御部と、を有し、前記レンジング領域設定部は、前記受信数が増加すると、前記レンジング領域を拡張し、前記受信数が減少すると、前記レンジング領域を縮小するように前記レンジング領域の大きさを設定することを特徴としている。
上記のように構成された基地局装置によれば、カウント部によってカウントされるレンジングコードの受信数が増加すると、レンジング領域を拡張し、この受信数が減少すると、レンジング領域を縮小するレンジング領域設定部を有しているので、移動端末から送信されたレンジングコードの受信数の増減に応じてレンジング領域の大きさを拡縮することができ、レンジング領域を動的に設定することができる。さらに通信制御部によって、この動的に設定されたレンジング領域の割り当て情報を移動端末に送信することができる。
すなわち、本発明の基地局装置によれば、レンジングを開始しようとしている移動端末から送信されるレンジングコードの受信数に基づいて、その状況に応じた必要な大きさのレンジング領域に設定することができる。この結果、多数のレンジングコードを同時に受信した場合において、レンジングを行うに際しての遅延が大きくなるのを防止でき、適正なレンジングを行うことができる。
その一方、レンジングコードの受信が相対的に少ない場合においては、上記のように、状況に応じた必要な大きさのレンジング領域に設定することで、レンジング領域を不必要に広く確保するのを防止でき、無線資源の利用効率が悪化するのを抑制できる。
また上記基地局装置において、前記カウント部は、前記移動端末から送信された前記レンジングコードの受信信号と、前記レンジングコードとして予め定められる複数の信号パターンそれぞれとの間の類似度を示す値に基づいて、前記レンジングコードを受信しているか否かを、前記複数の信号パターンごとに判定するとともに、受信していると判定された信号パターンの数を前記受信数としてカウントするものであってもよい。
この場合、レンジングコードの受信信号と、信号パターンとの間の類似度を示す値に基づいて、受信したと判定された信号パターンの数を受信数としたので、複数のレンジングコードが重複して送信されたとしても、それらを分離して受信したか否かを判定でき、その受信数をより高い精度でカウントすることができる。
また、本発明は、レンジングコードを送信する複数の移動端末と、前記移動端末から送信される前記レンジングコードを受信することで当該移動端末との間でレンジングを行う基地局装置と、を備えた無線通信システムにおけるレンジング方法であって、前記移動端末から送信された前記レンジングコードの受信数をカウントするコード受信数カウントステップと、前記レンジングコードを前記基地局装置に送信するためのレンジング領域の大きさを、前記レンジングコードの前記受信数が増加すると拡張し、前記受信数が減少すると縮小するように設定するレンジング領域設定ステップと、設定された大きさのレンジング領域の割り当て情報を、前記基地局から前記複数の前記移動端末に送信する送信ステップと、を有していることを特徴としている。
上記のように構成されたレンジング方法によれば、無線資源の利用効率を悪化するのを抑制しつつ、状況に応じて適正なレンジングを行うことができる。
以上のように、本発明の基地局装置、及びレンジング方法によれば、無線資源の利用効率が悪化するのを抑制しつつ、状況に応じて適正なレンジングを行うことができる。
〔通信システムの全体構成〕
次に、本発明の好ましい実施形態について添付図面を参照しながら説明する。図1は、広帯域移動無線通信システム(BWAシステム)の全体構成を示す図である。このBWAシステムは、例えば、広帯域無線通信を実現するために直交周波数分割多元接続(OFDMA)方式をサポートするIEEE802.16に規定される通信システム等が候補に挙がっており、多数の基地局装置10(以下、BS10ともいう)と、移動が可能な移動端末20(以下、MS20ともいう)とを有して構成される。
BS10は、その周囲にMS20との間で無線通信可能な範囲であるセルSを設定しており、このセルS内に位置するMS20に対して、無線通信による高速のブロードバンドサービスを提供する。また、セルSは、隣接するセルSと互いに重なり合うように設定されており、これら多数のセルSによって、本BWAシステムのサービスエリア全体が構成されている。
通信が確立されているBS10とMS20との間では、所定の通信フレームにユーザデータを載せることで、当該情報の送受信が可能であり、MS20は、この情報の送受信によって、外部のネットワークへのエントリーが可能となる。
〔基地局装置の構成〕
図2は、BS10、及びMS20の構成を示したブロック図である。BS10は、MS20との間で無線通信を行うための信号を送受信するアンテナ11と、このアンテナ11によって、信号波の送受信を行うための送受信部12と、送受信部12によって送受信される信号波の変復調、及びA/D,D/A変換等を行うための変複調部13と、上位ネットワークと接続するための通信部14と、これら各部の制御を行う制御部15とを有している。
制御部15は、CPU、メモリ(RAM)及び記憶装置(ハードディスクやROM)等を有するマイコンにより構成されており、BS10がMS20との間で通信を確立するために必要な処理を行ったり、MS20からの受信信号の通信フレームに含まれる受信情報を取り出して上位ネットワークに送信したり、上位ネットワークからMS20に送信される情報を通信フレームに載せる処理等を行う。
また、この制御部15は、MS20との間で上述のレンジングを実行するための機能を有するとともに、このレンジングの際にMS20から送信されるレンジングコードを受信した受信数をカウントするためのカウント部15a、上りサブフレームにレンジング領域を設定するレンジング領域設定部15b、及びMS20との間の通信に関する制御を行う通信制御部15cを機能的に有している。これら各機能部については、後に詳述する。
なお、BS10とMS20との間で行われるレンジング及びその手順については、上記従来例で説明した通りであるので、説明を省略する。
〔移動端末の構成〕
上記BS10と無線通信を行うMS20は、BS10との間で信号を送受信するためのアンテナ21と、このアンテナ21が接続された通信部22と、MS20の機能を包括的に制御するための制御部23と、BS10とMS20との間で授受される情報の入出力を行うための入出力部24,25とを有している。
制御部23は、CPU、メモリ(RAM)及び記憶装置(ハードディスクやROM)等を有するマイコンにより構成されており、通信部22を制御することでBS10との無線通信を確立する処理を行ったり、この通信部22により受信される受信信号の通信フレームからユーザデータを取り出して出力部25に出力したり、入力部24に入力されるユーザデータを通信フレームに乗せることで送信したりといった処理を行う。
また、制御部23は、レンジングを行うことを決定し、BS10に対してレンジングを要求するためのレンジングコードを生成、送信する機能を有している。また、制御部23は、このレンジングコードに応じてBS10から送信されるレンジング応答メッセージを受信し、これに格納される調整パラメータの制御命令に基づいて、MS20の信号出力や信号タイミングを調整する機能も有している。
このように、制御部23は、BS10との間で、レンジングを行うための機能を有している。
MS20は、ネットワークにエントリするためにBS10との間で通信を行うことを決定すると、レンジングを行い、BS10との間で通信を確立する。そして、BS10から無線通信によるサービスを受けることで、外部のネットワークにエントリーが可能となり、外部とのユーザデータの授受が可能となる。
〔通信フレーム及びレンジング領域について〕
図3は、本システムの通信フレームの構成を示す図である。本システムの通信フレームは、BS10が送信する送信信号が割り当てられる下りサブフレームと、MS20が送信する送信信号が割り当てられる上りサブフレーム(上り通信フレーム)とによって構成され、両サブフレームは時間軸上に、所定時間のギャップ(TTG,RTG)を介して交互に配列されている。
下りサブフレームには、前置信号(Preamble)、フレーム制御ヘッダ(FCH)、下りサブフレーム割当情報(DL−MAP)、上りサブフレーム割当情報(UL−MAP)、及びユーザデータが格納される下りバースト領域(DL−Burst)が割り当てられている。
DL−MAPは、DL−Burstに格納されるユーザデータ等の割り当て位置に関する情報を含んでいる。
また、UL−MAPは、上りサブフレームに割り当てられている上りバースト領域(UL−Burst)に格納されるユーザデータ等が当該UL−Burstのどの位置に割り当てられているかを示す情報を含んでいる。また、DL−Burstには、上りの物理チャネル情報を含むUCD(Uplink Channel Descriptor)が収容されている。このUCDには、レンジングコードを生成するために必要となる生成パラメータ群が含まれている。
上りサブフレームには、上述のUL−Burstの他、レンジングコードを送信するためのレンジング領域Rが割り当てられている。
図4(a)は、図3中のレンジング領域Rが割り当てられている部分を示した、上りサブフレームの拡大図である。レンジング領域Rは、複数(図例では4つ)のレンジングスロットSを含むように分割されている。レンジングスロットSは、144個のサブキャリアを有している。
ここで、MS20が送信するレンジングコードは、後述するように144ビット長に設定されている。MS20は、上記のスロットSが有する144個のサブキャリアに、レンジングコードの各ビット(144ビット)を割り当て、BPSK変調方式によってレンジングコードを送信する。すなわち、MS20は、上記レンジングスロットSを用いてレンジングコードを送信する。
本実施形態では、上記上りサブフレームに設定されるレンジング領域Rの大きさを拡縮可能とすることで、当該レンジング領域Rに含まれるレンジングスロットSの数を所定の値の範囲で増減させることができる。例えば、図4(b)では、レンジングスロットSをひとつだけ含んだ状態のレンジング領域Rを示している。この場合のレンジング領域Rは、図4(a)にて示したレンジング領域Rと比較して、レンジングスロットS3つ分縮小されて、設定されることとなる。このレンジング領域R以外の他の領域は、データ送信のための上りバースト領域(UL−Burst)として設定される。
なお、本実施形態では、後述するように、レンジング領域Rが含むレンジングスロットSの数を「1」〜「6」の間で動的に変化させて決定する。レンジング領域Rは、決定したスロット数を含む大きさに拡縮して設定される。
なお、上記レンジング領域Rに含まれるレンジングスロットSの数、すなわちレンジング領域Rの大きさは、BS10が設定する。さらに、BS10(の制御部15)は、この設定した大きさのレンジング領域Rが上りサブフレームにおいて割り当てられる領域を示す割り当て情報であるレンジング領域割当情報を上りサブフレーム割当情報(UL−MAP)に格納して複数のMS20に対して送信する。
〔レンジングコードについて〕
MS20がBS10に送信するCDMAレンジングコードは、上述のように144ビット長のデータを有するように設定されている。レンジングコードには、イニシャルレンジング、定期的レンジング、ハンドオーバレンジング、及び、帯域要求のそれぞれに関する値が、上記144ビット長データ領域の中で定められている。レンジングコードには、その定められた値に従って、MS20が行おうとする処理に応じて必要な情報が格納される。
MS20は、自身が行おうとする処理に応じて、上記情報(イニシャルレンジング、定期的レンジング、ハンドオーバレンジング、及び、帯域要求)の内、いずれかひとつをレンジングコードとして生成する。
また、レンジングコードは、上記規格によって、256種類のパターンとして予め定められている。このレンジングコードのパターンは、例えば、下記式(1)に示すように、各ビットごとに「+1」又は「−1」が割り当てられ、これらの組み合わせによって、256パターンを定めている。各パターンそれぞれには、0〜255までのコード番号が割り当てられる。なお、式(1)において、C1〜C144は、各ビットごとのデータ配列の一例を示している。
Figure 2009130895
レンジングコードは、BS10から送信されるUCDに格納される上述の生成パラメータ群に基づいて、MS20によって生成される。この生成パラメータ群には、上述の各レンジングで使用するコードの値の範囲を示す情報、及び、この情報に関する所定の初期値が含まれている。
BS10は、レンジング領域割当情報等を含んだUL−MAP、及び上記生成パラメータ群が格納されたUCDを、複数のMS20に対してブロードキャスト送信している。
レンジングを行うことを決定し、BS10に対してレンジングを要求するためにレンジングコードを生成、送信しようとしているMS20は、UL−MAP、及びUCDを受信することで、生成パラメータ群、及び、前記レンジング領域割当情報を取得する。MS20は、この取得した生成パラメータ群を用いて、レンジングに必要な情報を格納したレンジングコードを生成するとともに、レンジング領域割当情報に基づいてレンジングスロットSを特定する。MS20は、この特定したレンジングスロットSを用いて、レンジングコードをBS10に対して送信する。
ここで、MS20は、上記生成パラメータ群からレンジングコードの構造を把握するとともに、この把握したレンジングコードの構造、及びレンジング領域割当情報に基づいて、レンジング領域Rに含まれるレンジングスロットSを特定する。MS20は、特定されるレンジングスロットSが複数ある場合には、この複数のレンジングスロットSからランダムに選択し、選択したレンジングスロットSを用いて送信を行う。
〔レンジング領域の設定手順について〕
次に、BS10が行うレンジング領域Rの設定手順について説明する。図5は、BS10によるレンジング領域設定の手順を示す図である。なお、ここでは、BS10とMS20との間で、イニシャルレンジングを行う場合について例示して説明する。
まず、BS10の制御部15は、レンジング領域R(レンジングスロットS)を用いて送信されてきた受信信号の有無を判断することによって、CDMAイニシャルレンジングコードの受信の有無を判断する(ステップS101)。レンジングスロットSが複数設定されている場合には、複数のレンジングスロットSそれぞれについて受信の有無を判断し、少なくともいずれかひとつのレンジングスロットSが受信信号を受信していれば受信していると判断する。なお、以下の説明では、理解を容易とするため、レンジングスロットSをひとつだけ含んだレンジング領域Rに設定されている場合の手順について説明する。
CDMAイニシャルレンジングコード(以下、単にCDMAコードともいう)を受信していないと判断すると、制御部15のレンジング領域設定部15bは、スロット数を1に設定し、レンジングスロットSをひとつだけ含むようにレンジング領域Rを設定し(ステップS102)、この設定したレンジング領域Rを示すレンジング領域割当情報を含んだUL−MAPを送信する(ステップS114)。
一方、CDMAコードを受信していると判断すると、制御部15のカウント部15aは、当該制御部15が機能的に有しているカウンタのカウント値nを0に設定する(ステップS103)。
次に、制御部15のカウント部15aは、コード番号nのCDMAコードのパターンを自身の記憶装置等から取得する(ステップS104)。なお、制御部15は、各コード番号のCDMAコードのパターンを予め前記記憶装置等に格納している。
ついで、制御部15のカウント部15aは、受信したCDMAコードの受信信号に含まれる複数の受信サブキャリアごとの伝送路周波数応答を算出する(ステップS105)。
以下に、上記伝送路周波数応答の算出方法について説明する。各受信サブキャリアの出力ykは、下記式(2)によって表される。
k = hk × sk + nk ・・・・(2)
なお、式(2)中、skは、BS10が受信したMS20の送信信号を示しており、「+1」又は「−1」の値を採る。nkは、BS10が受信したMS20の送信信号に含まれるノイズを示す。hkは、伝送路周波数応答であり、伝搬路中の振幅、位相の変化を示しており、下記式(3)によって表される。また、kは、各受信サブキャリアの配列順を示す値であり、上述のように144ビット長のCDMAコードの各ビットが割り当てられており、「1」〜「144」の値を採る。
k = rkjθk ・・・・(3)
上記伝送路周波数応答hkを得るためには、下記式(4)に示すように、各受信サブキャリアの出力ykを、ステップS104で取得した、コード番号nのCDMAコードのパターンを正方単位行列で表したものと積算する。なお、式(4)中、Nは、ノイズである。
Figure 2009130895
以上によって、制御部15のカウント部15aは、各受信サブキャリアごとの伝送路周波数応答hkを算出することができる。
次に、制御部15のカウント部15aは、受信判定値Tnを算出する(ステップS106)。この受信判定値Tnとは、各パターンごとのCDMAコードが受信されたか否かを数値的に判定するための値であり、以下のように算出される。
すなわち、下記式(5)に示すように、隣り合う受信サブキャリアそれぞれの伝送路周波数応答hkについて、互いに複素共役の積算をk=1〜144全ての範囲で行う。そして、式(6)に示すように、式(5)にて得られる複素共役の積算値h´kの全ての値を加算した値を受信判定値Tnとして得る。
h´k = rk・rk+1j(θk - θk+1) ・・・・(5)
T = h´1 +h´2 +・・・・+ h´143 ・・・(6)
次に、制御部15のカウント部15aは、前記カウンタのカウント値nが255以上であるか否かを判断する(ステップS107)。カウント値nが255よりも小さいと判断すると、制御部15は、カウント値nに1を加え(ステップS108)、ステップS104に戻る。
一方、カウント値nが255以上であると判断すると、制御部15のカウント部15aは、ステップS109に進む。すなわち、制御部15のカウント部15aは、カウント値nが255となるまで、ステップS104〜ステップS106を繰り返し、全てのコード番号(0〜255)に対応する受信判定値Tnを算出する。
ここで、上記積算値h´k及び受信判定値Tnについて説明する。当該伝送路周波数応答hkを算出する際に用いたCDMAコードのパターンと、BS10が受信したMS20の送信信号のパターンとが一致している場合には、伝送路周波数応答hkに大きな変位が生じないので、隣り合う受信サブキャリア同士の間における伝送路周波数応答hkの複素共役の積算値h´kは、図6(a)に示すように、正の値として現れるとともに、ばらつきが少なく現れる。
一方、伝送路周波数応答hkを算出する際に用いたCDMAコードのパターンと、BS10が受信したMS20の送信信号のパターンとが一致していない場合には、伝送路周波数応答hkに大きな変位が生じるので、複素共役の積算値h´kは、図6(b)に示すように、負の値として現れる場合が生じる等、ばらつきが大きく現れる。
従って、複素共役の積算値h´kを全て加算した受信判定値Tnの値は、伝送路周波数応答hkを算出する際に用いたCDMAコードのパターンと、BS10が受信したMS20の送信信号のパターンとが一致している場合の方が、一致していない場合と比較して相対的に大きな値を採る。
つまり、受信判定値Tnの値は、MS20から送信されたCDMAコードとしての受信信号が、CDMAコードの各パターンと一致しているか否かを判断するための類似度を示しており、この受信判定値Tnの値をCDMAコードのパターンごとに相対比較することで、どのCDMAコードのパターンが、MS20の送信信号のパターンと一致しているかを把握することができる。
そして、一致するCDMAコードのパターンが把握された場合、BS10は、当該パターンでMS20の送信信号を受信していると判断できるため、上記受信判定値Tnによって、BS10がどのパターンのCDMAコードを受信しているのかを判定することができる。
すなわち、制御部15のカウント部15aは、MS20から送信されたCDMAコードとしての受信信号と、CDMAコードとして予め定められる複数のパターンそれぞれとの間の類似度を示す値である受信判定値Tnに基づいて、レンジングコードを受信しているか否かを、複数のCDMAコードのパターンごとに判定する。
次に、ステップS109に進んだ制御部15のカウント部15aは、全てのコード番号(0〜255)に対応する受信判定値Tnの中からその最大値を取得し、例えばその最大値の半分の値を閾値Tsとして設定する(ステップS109)。
さらに、制御部15のカウント部15aは、受信判定値Tnが、閾値Ts以上となるパターンのコード番号(0〜255)を取得し、このコード番号のパターンのCDMAコードを受信していると判定する(ステップS110)。
図6(c)は、一のレンジングスロットSの判定結果について示したグラフである。図において、縦軸には受信判定値Tn、横軸にはコード番号を示している。この図のように、閾値Ts以上となるパターンのコード番号を特定し、これを受信していると判定することで、一のレンジングスロットSにおいて、重複して受信している互いに異なるパターンのレンジングコードがいくつ受信されているかを明らかにすることができる。
なお、ステップS109にて設定した閾値Tsは、本実施形態では、図6(c)に示すように、受信判定値Tnの最大値の半分の値としたが、例えば、予め、受信判定値Tnがどの程度の値を採れば、受信と判定できるかを予め測定しておき、その測定値に基づいて、固定値として設定することもできる。
次に、制御部15のカウント部15aは、ステップS110にて受信していると判定したCDMAコードのパターンの数を、一の上りサブフレームによって送信されBS10が受信したレンジングコードの受信数としてカウントする(ステップS111)。
なお、カウント部15aは、レンジングスロットSが複数設定されている場合には、複数のレンジングスロットSそれぞれについて、上記ステップS103〜ステップS111の処理を行ない、上記受信判定値Tnを算出し、閾値Tsを設定し判定を行う。そして、複数のレンジングスロットSそれぞれについての受信数(受信判定数)をカウントし、これらの総合計を受信数とする。
以上のようにカウント部15aは、MS20から送信されたCDMAコードとしての受信信号と、CDMAコードとして予め定められる複数のパターンそれぞれとの間の類似度を示す値である受信判定値Tnに基づいて、レンジングコードを受信しているか否かを、複数のCDMAコードのパターンごとに判定するとともに、受信していると判定されたCDMAコードのパターンの数を前記受信数としてカウントするように構成されている。また、ステップS103〜S111は、レンジングコードの受信数をカウントするコード受信数カウントステップを構成している。
本実施形態では、上記構成のカウント部15aは、レンジングコードの受信信号と、信号パターンとの間の類似度を示す値である受信判定値Tnに基づいて、受信したと判定されたパターンの数を受信数としてカウントするので、複数のレンジングコードが同一のスロットで重複して送信されたとしても、それらを分離して受信したか否かを判定でき、その受信数をより高い精度でカウントすることができる。
なお、本実施形態では、レンジングコードの受信数をカウントするように構成したが、この受信数が多くなれば、それに従ってコリジョンの発生数もしくは発生確率が大きくなる。このため、この受信数は、実質的にはコリジョンの発生頻度を示していると言える。
次に、制御部15のレンジング領域設定部15bは、この受信数に基づいて、レンジングスロットSのスロット数を決定する(ステップS112)。図7は、CDMAコードの受信数と、この受信数に応じて決定されるレンジングスロット数との関係を示した表である。制御部15は、このような、受信数とスロット数の関係を示す情報について、予め前記記憶装置等に格納しており、これを参照してスロット数を決定するように構成されている。
図のように、例えば、BS10において、受信数が8以下である場合、レンジング領域設定部15bは、スロット数を「1」に設定する。また、受信数が41以上である場合、スロット数を「6」に設定する。このように、レンジング領域設定部15bは、受信数に応じてスロット数を動的に変化させて決定する。
ここで、一回のコリジョンの発生によって生じる遅延時間は、一般に最大で60m秒である。また、上記規定によると、MS20において、レンジングの契機を得るまでの待ち時間は5秒とされているが、実際の運用を考慮すると、レンジングの契機を得るまでの待ち時間は、500m秒以内に抑えることが好ましい。このため、図7で示す受信数と、この受信数に応じて決定されるスロット数との関係では、例えば、受信数が「8」の場合、
60m秒 × 8 = 480m秒 < 500m秒
といったように、コリジョンが生じたとしても、理論上、最大で500m秒以内の遅延時間となるように設定されている。(なお、本実施形態では、スロット数の上限を「6」としているため、受信数が「41」以上の場合は例外である。)
次に、制御部15の通信制御部15cは、ステップS112にて決定したスロット数を含む大きさにレンジング領域Rを設定し(ステップS113)、この設定したレンジング領域Rを示すレンジング領域割当情報を含んだUL−MAPを送信する(ステップS114)。つまり、レンジング領域設定部15bは、受信数に応じて決定したスロット数を含むレンジング領域Rを上りサブフレーム上に設定するものであり、レンジング領域Rの大きさを、受信数に応じて動的に拡縮して設定する。
このように、ステップS112,S113は、レンジング領域Rの大きさを、受信数に応じて設定するレンジング領域設定ステップを構成するとともに、ステップS114は、レンジング領域Rを示すレンジング領域割当情報をMS20からBS10に対して送信する送信ステップを構成している。
上記ステップS114の後は、図8に示した通りの手順によって、イニシャルレンジングが行われる。
上記のように構成されたBS10によれば、カウント部15aによってカウントされるレンジングコードの受信数が増加すると、レンジング領域Rを拡張し、この受信数が減少すると、レンジング領域Rを縮小するレンジング領域設定部15bを有しているので、MS20から送信されたレンジングコードの受信数の増減に応じてレンジング領域Rの大きさを拡縮することができ、レンジング領域Rを動的に設定することができる。さらに通信制御部15cによって、この動的に設定されたレンジング領域Rのレンジング領域割当情報をMS20に送信することができる。
すなわち、本発明のBS10によれば、レンジングを開始しようとしているMS20から送信されるレンジングコードの受信数に基づいて、その状況に応じた必要な大きさのレンジング領域Rに設定することができる。この結果、多数のレンジングコードを同時に受信した場合において、レンジングを行うに際しての遅延が大きくなるのを防止でき、適正なレンジングを行うことができる。
その一方、レンジングコードの受信が相対的に少ない場合においては、上記のように、状況に応じた必要な大きさのレンジング領域Rに設定することで、レンジング領域Rを不必要に広く確保するのを防止でき、無線資源の利用効率が悪化するのを抑制できる。
具体的には、レンジング領域設定部15bは、ステップS112において、受信数が増加すると、レンジング領域Rを拡張してスロット数を増加させ、受信数が減少すると、レンジング領域を縮小してスロット数を減少させるように構成されており、この場合、BS10からのレンジングコードの受信数の増減に応じて、レンジング領域Rの大きさを拡縮でき、レンジング領域Rに含まれるスロット数を増減できる。
また、上記実施形態において、BS10とMS20との間で、イニシャルレンジングを行う場合を例示したが、他のレンジングにおいても、コンテンション方式に送信であるとともに、MS20が生成するレンジングコードの構造は、基本的に同じであり、図5で示した手順とほぼ同様に行われる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味、及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
広帯域移動無線通信システム(BWAシステム)の全体構成を示す図である。 BS、及びMSの構成を示したブロック図である。 本システムの通信フレームの構成を示す図である。 図3中のレンジング領域が割り当てられている部分を示した、上りサブフレームの拡大図であり、(a)では、レンジングスロットを4つ含んだ状態のレンジング領域R、(b)では、レンジングスロットをひとつだけ含んだ状態のレンジング領域Rを示している。 BSによるレンジング領域設定の手順を示す図である。 (a)は、算出する際に用いたCDMAコードのパターンと、BSが受信したMSの送信信号のパターンとが一致している場合の伝送路周波数応答のサブキャリアの配列に応じた変化を示す図であり、(b)は、CDMAコードのパターンと、BSが受信したMSの送信信号のパターンとが一致していない場合の伝送路周波数応答のサブキャリアの配列に応じた変化を示す図であり、(c)は、、一のレンジングスロットの判定結果について示したグラフである。 CDMAコードの受信数と、この受信数に応じて決定されるレンジングスロット数との関係を示した表である。 イニシャルレンジングの手順を示す図である。
符号の説明
10 BS(基地局装置) 11 アンテナ 12 送受信部
13 変復調部 14 通信部 15 制御部(通信制御部)
15a カウント部 15b レンジング領域設定部
15c 通信制御部 20 MS(移動端末)
21 アンテナ 22 通信部 23 制御部
24 入力部 25 出力部

Claims (3)

  1. 移動端末から送信されるレンジングコードを受信することでレンジングを行う基地局装置であって、
    前記移動端末から送信された前記レンジングコードの受信数をカウントするカウント部と、
    前記レンジングコードを前記移動端末が前記基地局装置に送信するためのレンジング領域の大きさを、前記カウント部がカウントする前記レンジングコードの前記受信数に応じて設定するレンジング領域設定部と、
    設定された大きさのレンジング領域の割り当て情報を前記移動端末に送信する通信制御部と、を有し、
    前記レンジング領域設定部は、前記受信数が増加すると、前記レンジング領域を拡張し、前記受信数が減少すると、前記レンジング領域を縮小するように前記レンジング領域の大きさを設定することを特徴とする基地局装置。
  2. 前記カウント部は、前記移動端末から送信された前記レンジングコードの受信信号と、前記レンジングコードとして予め定められる複数の信号パターンそれぞれとの間の類似度を示す値に基づいて、前記レンジングコードを受信しているか否かを、前記複数の信号パターンごとに判定するとともに、受信していると判定された信号パターンの数を前記受信数としてカウントする請求項1に記載の基地局装置。
  3. レンジングコードを送信する複数の移動端末と、
    前記移動端末から送信される前記レンジングコードを受信することで当該移動端末との間でレンジングを行う基地局装置と、を備えた無線通信システムにおけるレンジング方法であって、
    前記移動端末から送信された前記レンジングコードの受信数をカウントするコード受信数カウントステップと、
    前記レンジングコードを前記基地局装置に送信するためのレンジング領域の大きさを、前記レンジングコードの前記受信数が増加すると拡張し、前記受信数が減少すると縮小するように設定するレンジング領域設定ステップと、
    設定された大きさのレンジング領域の割り当て情報を、前記基地局から前記複数の前記移動端末に送信する送信ステップと、を有していることを特徴とするレンジング方法。
JP2007306997A 2007-11-28 2007-11-28 基地局装置及びレンジング方法 Expired - Fee Related JP4702353B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007306997A JP4702353B2 (ja) 2007-11-28 2007-11-28 基地局装置及びレンジング方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007306997A JP4702353B2 (ja) 2007-11-28 2007-11-28 基地局装置及びレンジング方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009130895A true JP2009130895A (ja) 2009-06-11
JP4702353B2 JP4702353B2 (ja) 2011-06-15

Family

ID=40821320

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007306997A Expired - Fee Related JP4702353B2 (ja) 2007-11-28 2007-11-28 基地局装置及びレンジング方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4702353B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011024661A1 (ja) * 2009-08-27 2011-03-03 京セラ株式会社 無線基地局、無線端末、無線中継局、および無線基地局システム
JP2012521711A (ja) * 2009-04-22 2012-09-13 エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド 無線通信システムにおけるレーンジングチャネル送信方法及び装置
JP2013016891A (ja) * 2011-06-30 2013-01-24 Hitachi Ltd 無線通信システム及び方法、基地局装置、端末装置
US8644331B2 (en) 2009-04-22 2014-02-04 Lg Electronics Inc. Method and apparatus for transmitting ranging channel in wireless communication system

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002164815A (ja) * 2000-11-27 2002-06-07 Nec Corp Cdma受信機のマルチパス検出方法および回路
JP2004179887A (ja) * 2002-11-26 2004-06-24 Toshiba Corp 通信システム、通信制御装置及び通信端末装置
WO2004100403A1 (en) * 2003-05-09 2004-11-18 Samsung Electronics Co. Ltd. Method for providing multi-level access services in common access channel
JP2006254461A (ja) * 2005-03-09 2006-09-21 Samsung Electronics Co Ltd 通信システムにおけるレンジング手順の遂行システム及び方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002164815A (ja) * 2000-11-27 2002-06-07 Nec Corp Cdma受信機のマルチパス検出方法および回路
JP2004179887A (ja) * 2002-11-26 2004-06-24 Toshiba Corp 通信システム、通信制御装置及び通信端末装置
WO2004100403A1 (en) * 2003-05-09 2004-11-18 Samsung Electronics Co. Ltd. Method for providing multi-level access services in common access channel
JP2006254461A (ja) * 2005-03-09 2006-09-21 Samsung Electronics Co Ltd 通信システムにおけるレンジング手順の遂行システム及び方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012521711A (ja) * 2009-04-22 2012-09-13 エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド 無線通信システムにおけるレーンジングチャネル送信方法及び装置
US8644331B2 (en) 2009-04-22 2014-02-04 Lg Electronics Inc. Method and apparatus for transmitting ranging channel in wireless communication system
WO2011024661A1 (ja) * 2009-08-27 2011-03-03 京セラ株式会社 無線基地局、無線端末、無線中継局、および無線基地局システム
JP2011049829A (ja) * 2009-08-27 2011-03-10 Kyocera Corp 無線基地局、無線端末、無線中継局、無線基地局システム、無線通信システムおよび無線通信方法
US8948035B2 (en) 2009-08-27 2015-02-03 Kyocera Corporation Wireless communication systems employing communication schemes
JP2013016891A (ja) * 2011-06-30 2013-01-24 Hitachi Ltd 無線通信システム及び方法、基地局装置、端末装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4702353B2 (ja) 2011-06-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN108476528B (zh) 终端装置、基站装置以及通信方法
JP5156129B2 (ja) ランダム・アクセスのためのプリアンブル系列の決定
EP3531787B1 (en) Wave beam-based multi-connection communication method, terminal device, and network device
EP2111699B1 (en) Control indications for slotted wireless communication
EP1936886A2 (en) Method and system for an ad hoc wireless network with master control of network parameters
EP2580872B1 (en) Method and arrangement in a communication network
CN116405952A (zh) 终端、前导码发送方法、基站以及通信系统
WO2020195645A1 (ja) 端末装置、および、方法
KR20210002643A (ko) 하위 대역 시그널링에 의한 스케줄링되고 트리거링된 mmW 발견 지원
CN109121203B (zh) 一种用于无线自组网的随机接入方法、受控节点和控制节点
US11375342B2 (en) Apparatuses, methods and computer programs for grouping users in a non-orthogonal multiple access (NOMA) network
CN110139382B (zh) 随机接入前导的发送方法、接收方法和装置
JP2021506179A (ja) 指向性ビーコン送受信活動指標
US20190104465A1 (en) Adaptive network discovery signaling
JP4702353B2 (ja) 基地局装置及びレンジング方法
JP2021533686A (ja) Tdd spチャネルアクセスwlanネットワークにおける未割り当てスロットの通知
EP4055976B1 (en) Two-step rach transmissions using guard band in unlicensed spectrum
JP2012074784A (ja) 初期アクセス設定情報生成装置、初期アクセス設定情報生成方法、初期アクセス設定情報生成プログラム、および基地局装置
EP4014665A1 (en) Apparatuses and methods for wireless communications
JP2023123492A (ja) 発見支援要求及び応答の伝搬
JP4697216B2 (ja) 基地局装置及びレンジング方法
US10972895B2 (en) Multi-BSS discovery assistance
US11968677B2 (en) Method for determining resource of asynchronous physical uplink shared channel and device
US10912093B2 (en) Spatial loading announcement in MMW WLAN networks
JP2011130502A (ja) 基地局装置及びレンジング方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101104

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101109

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110107

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110208

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110221

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees