JP5156129B2 - ランダム・アクセスのためのプリアンブル系列の決定 - Google Patents

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Description

本発明は、通信ネットワーク・システムにおける方法及び通信ネットワーク・ノードに関し、更に具体的には、ランダム・アクセス手順の間に使用するパラメータの自動チューニングを可能にする通信ネットワーク・ノード及び方法に関する。
文字によるメッセージ(SMS)、マルチメディア・メッセージ(MMS)、モバイル・ビデオ及びIPTVの様な、より広い帯域幅を必要とする無線データ・サービスに対する需要が急速に大きくなりつつある。第3世代パートナーシップ・プロジェクト(3GPP)は、次世代GSMコア・ネットワーク及び無線アクセス技術のUMTS地上無線アクセス(UTRA)に基づく第三世代移動システムを開発しつつあり、非常に効率的な無線解決策を提供するロング・ターム・エボリューション(LTE)作業を通じた技術に基づく、新しい直交周波数分割多重アクセス(OFDMA)を考え出した。OFDMAに基づくエア・インタフェースは、しばしば、次世代UMTS地上無線アクセス・ネットワーク(E−UTRAN)として参照される。
最初のアクセスの間、サービスを登録し開始するため、UEはネットワークにアクセスしようと努力する。ランダム・アクセス(RA)は、上りリンク制御手順としての役目を果たし、UEがネットワークにアクセスできる様にする。ネットワークは最初のアクセス試行をスケジュールできないので、RA手順は、当然、競合に基づくものとなる。衝突が起こる可能性があり、適切な競合解消方式を実装する必要がある。競合型の上りリンクにユーザ・データを含めることは、一般的には、ガード期間及び再送信を必要とするため、スペクトル的に効率的ではない。従って、LTEに対しては、上りリンクの同期を獲得することを目的とするランダム・アクセス・バースト(プリアンブル)の送信を、ユーザ・データの送信から分離することと決定した。
LTEのRA手順は以下の2つの主要な目的のため行われる。
・他のUEの送信との干渉を最少化するために、eノードBが期待するULタイミングにUEを合わせる。ULのタイミング合わることは、データ送信を開始する前のE−UTRANにおける必要条件である。
・UEの存在をUEがネットワークに通知する手段を提供し、eノードBがUEにシステムへの最初のアクセスを与えることを可能にする。
最初のアクセスの間の使用に加えて、UEが上りリンク同期外れとなったとき、又は、UEがアイドル若しくは低電力モードにあるときにもRAは使用される。
基本的なRA手順は、図2に概要を示す様に、4フェーズ手順であり、それを以下に示す。
・フェーズ1において、UE18はランダム・アクセス・プリアンブル(ステップ21)を送信し、ノードB15がUEの送信タイミングを推定することを可能にする。同期していないと、上りリンク・データを送信できないので、上りリンク同期は必要である。
・フェーズ2において、第1のステップの到達タイミングの測定に基づき、上りリンク・タイミングを訂正するため、ネットワークはタイミング・アドバンス・コマンドを送信する。上りリンク同期を確立するのに加えて、フェーズ2はまた、ランダム・アクセス手順のフェーズ3で使用するため、上りリンク・リソースと一時的な識別子をUEに割当てる。
・フェーズ3は、通常のスケジュール・データに類似のUL−SCHを使用する、UE18からネットワークへのシグナリングを含んでいる。このメッセージの第一の機能は、UE18を一意に特定することである。このシグナリングの正確な内容は、UE18の状態、例えば、ネットワークに事前に知られているどうか、に依存する。
・最終フェーズ(フェーズ4)は、多数のUEが同じリソースでシステムにアクセスしようとした場合の競合解消を行うものである。
特定のUEが、上りリンク同期を獲得するためにランダム・アクセス手順を実行することを、事前にネットワークが知っている場合のために、コンテンション・フリー型ランダム・アクセス手順が合意された。これは、ハンドオーバ(HO)での目標セルへの到達及びDLデータの到達の様な重要な場合に、フェーズ3及び4の競合解消手順をスキップすることを効果的に可能にする。
フェーズ1−ランダム・アクセス・プリアンブル
プリアンブルを送信する前に、UEは下りリンク送信に同期し、ブロードキャスト制御チャネル(BCCH)を読取らなければならない。BCCHは、RAタイム・スロットがどこに位置するか、どの周波数帯を使用できるか、どのプリアンブル(系列)を利用できるかを明らかにする。
次のRAスロットで、UEはプリアンブルを送信する。プリアンブル系列は、UEを特定するランダムIDを示している。LTEは、各セルに64個のその様なランダムIDと、それ故64個のプリアンブとを提供する。
もし多数のRA周波数帯を定義したなら、UEはランダムにそれらの中の1つを選択する。セルに配分した系列のグループは、2つのサブグループに分割される。特定のサブグループからプリアンブル系列を選択することにより、UEは、そのリソース要求及び/又はリンク品質の単一ビット表示を与えることができる。プリアンブルに使用する特定の系列は、希望のサブグループ内でランダムに選択される。この系列は、UE識別子としての役目を果たすランダムIDを含んでいる。
受信したプリアンブルのタイミングに基づき、eノードBは、UEのULタイミングを推定する。
フェーズ2−ランダム・アクセス応答
プリアンブル送信の後、UEは、L1/L2制御チャネル(DPCCH)でDLの割当が示される、DLSCHでのRA応答メッセージを待つ。スケジューラの柔軟性を許容するため、RA応答メッセージは、RAプリアンブルの受信に半同期して(即ち、ウィンドウ内で)送信される。RA応答は、以下のものを含む。
・プリアンブルに存在するのと同じランダムUE識別子。
・UEに適切な上りリンク・タイミングを提供するための時間合わせメッセージ。
・フェーズ1で使用する特定のRAリソース(時間、チャネル及びプリアンブル)のために唯一の一時的な無線ネットワーク一時識別子(RNTI)。最初のアクセスのフェーズ3及び4では、一時的なRNTIを使用しなければならない。
・フェーズ3のUL−SCHでの送信のためのULリソース付与。
プリアンブル送信に続くある時間(TBD)の後に、RA応答メッセージを受信しなかったなら、UEは次のRAタイム・スロットで新しいプリアンブルを送信しなければならない。それには、プリアンブル系列のための新しくランダムなパラメータと、同期化されていないRA周波数帯を選択しなければならない。更に、WCDMAで使用するものと類似の電力ランプ手順を得るため、UEはプリアンブルの電力レベルを増加しなければならない。
フェーズ3−最初のスケジュールされたUL送信
フェーズ3において、UEは、RA応答で付与された唯一の識別子を、UL−SCHで送信するメッセージでネットワークに提供する。UE識別子の形式、例えば、C−RNTI、TMSI、IMSI又はIMEIは、UEがすでにどの程度ネットワークに知られているかに依存する。
最初のアクセスの場合は、メッセージはRRC接続要求メッセージである。最初のアクセスではない場合、即ち、UEがすでに“RRC接続”状態にある場合、UE識別子はC−RNTIであり、MACレイヤで信号伝達される。送信はHARQを使用する。
フェーズ4−競合解消
第四のフェーズの目的は、競合を解消することである。第2のステップから、同じプリアンブルを使用してランダム・アクセス試行を同時に実行する多数のUEは、同じ応答メッセージに耳を傾け、従って同じ一時識別子を持つということに、注意されたい。それ故に、第4のフェーズにおいて、eノードBは、フェーズ3でUEが提供するUE識別子を繰り返す。第4のステップで受信した識別子と第3のステップの一部で送信した識別子の一致を見つけた端末のみが、ランダム・アクセス手順の成功を宣言する。また、この端末は、上りリンクでハイブリッドARQ肯定応答を送信する。最初ではないアクセスにおいて、即ち、UEがすでにRRC接続状態にある場合、UE識別子は、L1/L2制御チャネルで反映される。UEにC−RNTIが割当てられていない場合、第2のステップからの一時的な識別子をC−RNTIとし、そうでない場合は、UEは、既に割当てられてC−RNTIを維持する。
フェーズ4で受信した識別子とフェーズ3の一部で送信した識別子の一致を見つけ出さない端末は、ランダム・アクセス手順を失敗したものと考えられ、フェーズ1でのランダム・アクセス手順を再開始する必要があり、プリアンブル系列のための新しいランダム・パラメータとRA周波数帯とを選択する。これらの端末はハイブリッドARQフィードバックを送信しない。
競合フリー・ランダム・アクセス手順
特定のUEが上りリンク同期を獲得するためランダム・アクセス手順を実行することを、前もってネットワークが知っている場合は、専用のプリアンブルを予約し、当該UEに割当てる。RRCはHOのための専用プリアンブル割当を処理し、MACはDLデータ到達のためのプリアンブル割当を処理する。UEがフェーズ1で専用プリアンブルを送信する場合、ネットワークはどのUEにこのプリアンブルを割当てたかを知っており、このプリアンブルの検出時には既にUEの識別子を決定できる。それ故、競合解消を全く必要とせず、データ送信を再開可能となるまでの遅延は削減される。
ランダム・アクセス・バックオフ手順
ランダム・アクセス過負荷時には、ランダム・アクセス・バックオフ手順がサポートされる。この手順は、衝突状況をより悪化させるのみである即時の新しいランダム・アクセス試行を阻止する。
注意:ランダム・アクセス手順内の最初のプリアンブル送信試行にバックオフを適用すべきか否かは、信号伝達されたバックオフ・パラメータがバックオフを制御する機構の様に、3GPPにおけるFFSである。
ランダム・アクセス・チャネル物理リソース
単一のRA機会は、タイム・スロットと固定帯域幅から成る。RAタイム・スロット長TRAは、未知の上りリンク・タイミングを考慮に入れるため、UEが送信するプリアンブル及び要求ガード期間(GP)に対応しなければならないであろう。図3は2つのUE18a及び18bのためのアクセス・バースト・タイミングを示し、符号31がプリアンブルを、符号32がガード期間(GP)を示している。タイミングのずれは6.7μs/kmに達する。3GPPは最小のTRAを1msに決定した。その結果、ここでのプリアンブル長は、800μsに約102.5μsのサイクリック・プレフィックスを加えたものである。97.5μsのガード時間は、最大15kmのセル半径に十分である。15kmより大きなセルからのタイミング不確実性に対応するためには、より大きなガード期間とサイクリック・プレフィックスが必要である。また、その様に大きなセルは、受信エネルギを増加させるためにより長いプリアンブルを必要とする。各種のセル条件下でRAをサポートするため、RAN1は2ms又は更に3msのTRAを要求する3RAプリアンブル・フォーマットを追加して定義した。これらのより大きなスロットは、eノードBにより、連続したサブフレームでトラヒックをスケジューリングしないで生成される。それらの拡張プリアンブルは、800μs長の繰り返し部分及び/又はより長いサイクリック・プレフィックスを含んでいる。
TDDのために、追加の“短い”RAが定義されている。短いRAプリアンブルは133μsに及ぶのみである。この非常に短い継続時間のため、プリアンブルはサイクリック・プレフィックスを含むことはないであろうが、周波数領域での処理を可能とするため、重複加算法(overlap and add)と呼ぶ技術を使用するであろう。これを書いている時点では、この短いRAの適用可能性と性能に関する多くの詳細はまだ決着がついていない。
3GPPによれば、RAに使用できる帯域幅は1.08MHz(6RB)である。RAプリアンブルが利用する実効帯域幅は1.05MHzであり、両側において小さなスペクトル・ガード帯を残している。RAと通常の上りリンク・データとは周波数領域で分離されているが、完全には直交していないので、これは必用である。
FDDシステムでは、RA機会は、異なる周波数帯では同時に起こらないが、時間では分離されている。これはRA受信機における処理負荷を拡大する。3GPPは、RA機会がどの様な頻度で生じるかを決定するRA構成を定義している。その様な構成は、20ms毎に1回のRA機会(非常に低いRA負荷)から1ms毎に1回(非常に高いRA負荷)までの範囲で、合計16個定義されている。
TDDでは、総てのサブフレームが、RAに配分できるサブフレームを削減するDLサブフレームではない。また、TDD構成において、高いRA負荷を提供するために、多数のRA機会を単一のサブフレームでスケジュール可能である。
1.05MHz内で獲得する、より低い周波数ダイバーシティを補償するため、RA機会は周波数領域内でホッピングされる。現在10ms及び40msの周波数ホッピング周期が考えられているが、最終決定はされていない。FDDに対しては、RA機会は、各バンド・エッジで物理上り共用チャネルの最外部の6RBに制限されている。
図4は、FDDにおけるRA機会のTDMA/FDMA構造であり、ここでは、LTE上りリンクのPRACH、PUSCH及びPUCCHの時間及び周波数構成を示している。この例では、1ms長の3回のRA機会が各フレームに存在する。TDDの場合には、幾つかの帯域が可能であるが、ここでは、各時間において1つの1.08MHz帯域のみをRAに配分している。RA機会は、物理上り制御チャネルに直接隣接する物理上り共用チャネルの周波数帯の端で常に生じる。
プリアンブル・フォーマット
図5aは、基本的なランダム・アクセス・プリアンブル31の詳細なタイミングを示している。簡易な周波数領域処理を実現するために、サイクリック・プレフィックス(CP)51が、プリアンブル31の前に追加される。サイクリック・プレフィックス51の長さは、TGP+TDS=97.5+5μs=102.5μsのオーダにあり、ここで、TDSは最大遅延スプレッドに対応し、TGPは最大往復遅延時間に対応する。CP51は、受信信号が(RA受信機でCPを除去後)常に巡回(Circular)し、よって、FFT処理が可能であることを保証する。従って、“アクティブな”ランダム・アクセス・プリアンブル継続時間は、1000μs−2・TGP−TDS=800μsである。RAサブキャリア間隔は1/800μs=1250Hzである。
図5bから図5dは、拡張プリアンブル・フォーマットを示している。図5bのフォーマットは、拡張CP51を有し、最大約100kmのセル半径に適したものである。しかしながら、繰り返しが生じないので、このフォーマットは、良好な伝搬条件を有する環境にのみ適している。図5cのフォーマットは、主プリアンブル31の繰り返しと、約200μsのサイクリック・プレフィックス51とを含む。また、2msのRA機会の長さを有し、残りのガード期間は約200μsである。このフォーマットは、最大約30kmのセル半径をサポートする。図5dのフォーマットも、主プリアンブル31の繰り返しと、拡張CP51とを含む。3msのRA機会の長さを使用し、このフォーマットは、最大約100kmのセル半径をサポートする。図5bのフォーマットと逆に、図5dのフォーマットは、主プリアンブル31の繰り返しを含み、従って、伝搬条件の良くない環境により適している。
プリアンブルを含む系列の必要条件は、良好な自己相関関数(ACF)特性及び良好な相互相関関数(CCF)特性の二つの要素からなる。理想的な(周期的な)ACF及びCCF特性を持つ系列は、Zadoff−Chu系列である。Zadoff−Chu系列の周期的ACFは、時間遅れ零(及び周期的拡張)のみで非零であり、CCFの大きさは、系列の長さNの平方根に等しい。Zadoff−Chu系列の特別な特性のため、もしNを素数に選択すれば、系列数は最大化される。実効RA帯域幅N・1250Hzが1.05MHzに適合すべきであるという必要条件と一緒になって、これは結局N=839をもたらす。
長さNのZadoff−Chu系列は、周波数領域では以下の様に表現できる。
Figure 0005156129
ここでuは、長さNのZadoff−Chu系列の集合内のZadoff−Chu系列のインデックスである。ルート系列とも呼ばれる1つのZadoff−Chu系列の中から、巡回シフトによって多数のプリアンブル系列を得ることができる。Zadoff−Chu系列の理想的ACFの結果、時間領域における最大許容往復遅延時間と時間領域における遅延拡散とを加えたものを複数回、巡回シフトすることにより、多数の相互に直交する系列を単一のルート系列から生成することができる。その様な巡回シフトした系列と基本的なルート系列との相関は零ではなく、巡回シフトでそのピークを持つ。もし受信信号が、有効な往復遅延を持つ、即ち、最大推定往復遅延時間より大きくないなら、相関ピークは、正しい相関範囲にある、巡回シフトに往復遅延を加えた時点で生じる。図6aは、UEがノードBに近い場合の相関ピークを示し、図6bは、UEがほぼセル境界にいる場合の相関ピークを示している。図6a及び6bにおいて、符号65は往復遅延を示す時間遅延であり、矢印は送信系列を示す範囲0から5を示している。最大1.5km半径の小さなセルに対して、64個の総てのプリアンブルを、単一のルート系列から生成でき、従って、お互いは直交している。より大きなセルに対しては、単一のルート系列から総てのプリアンブルを生成できないので、複数のルート系列をセルに配分しなければならない。異なるルート系列から生成したプリアンブルは、互いに直交していない。
Zadoff−Chu系列の1つの欠点は、高周波オフセットでのそれらの挙動にある。周波数オフセットは、時間領域で付加的な相関ピークを生成する。もし周波数オフセットが、1250HzのRAサブキャリア間隔に対してかなりの程度、例えば、400Hzより上になれば、周波数オフセットを大いに考慮しなければならない。主ピークに対する第2の相関ピークのオフセットは、ルート系列に依存する。TCSより小さなオフセットは、間違ったタイミング推定をもたらすが、TCSより大きな値は、誤った警報の割合を増加させる。この問題に対処するため、LTEは、ある巡回シフト値及びルート系列を無効にする高速モード(或いは、より良好な高周波オフセット・モード)を有し、その結果、送信プリアンブルと往復時間とを一意的に特定できる。加えて、両方の相関ピークを合成する特殊な受信機が必要である。約35kmより大きなセルには、送信プリアンブルの一意的識別と伝搬遅延の推定とを可能にする、64個のプリアンブルのセット(集合)は存在せず、よって、35kmより大きなセルには高速モードをサポートすることができない。
ランダム・アクセス・プリアンブル系列は、特定のテーブルにより順序づけられる。表は、まず、固定的な1.2dBの閾値を用い、QPSK立方メトリック(CM)に基づき、総てのPRACH系列を二つのグループに分割している。低い立方メトリックを有する系列は、高い立方メトリックを有する系列より、大きなセルに割当てるのにより適している。各CMグループ(高及び低)内において、高速での最大許容巡回シフト(Smax)により系列は更にグループ分けられる。
新しいセルをサービスで使用する前に、RACH系列を以下の様に構成する必要がある。
・セルが使用する競合型RACHプリアンブルのセットを、下りリンクBCCHで報知する。競合型RACHプリアンブルのセットを、第1のルート系列インデックス及びプリアンブル範囲(ランダム・ハイ、ランダム・ロウ)当りの巡回シフト値として信号伝達する。加えて、非競合型RACHに使用するため、セルには専用のRACHプリアンブルのセットが必要である。更に、異なるルート系列は、異なる包絡線変化を持つ。RACHで電力制限があるというUEのリスクが存在する大きなセルには、小さなセルより包絡線変化が少ないルート系列のセットを割当てることが好ましい。
・高い周波数オフセットが予測される場合、大きな第2のピークがRACH系列相関検出器で生じ得る。このため、高速モードの場合、総ての巡回シフトを使用しない。
伝統的に、手動のセル計画手順が、これらRACHプリアンブル系列を割当てるために使用されている。RACHプリアンブル系列の割当に関する手順を自動化することが、本発明の目的である。
従って、本発明の目的の1つは、それぞれが少なくとも1つのセルにサービスを提供する複数の無線基地局を備え、ユーザ装置と上りリンク及び下りリンク・チャネルで通信する無線基地局を含む通信ネットワーク・システムに、ユーザ装置がアクセスするときの、ランダム・アクセス手順の間に使用するプリアンブル系列の自動チューニングを可能にする、改善した方法及び通信ネットワーク・ノードを提供することである。
本発明の第1の側面によれば、この目的は、請求項1の特徴部分で定義する方法を通して達成され、その特徴部分は、無線基地局の1つのセルにおいてランダム・アクセス・チャネル・プリアンブル系列の最初のセットを使用するステップと、ランダム・アクセス・チャネルの利用に関する統計値、及び、隣接する無線基地局間で競合する可能性があると特定されたランダム・アクセス・チャネル・プリアンブル系列の情報を収集するステップと、収集した統計値を使用して、ランダム・アクセス・チャネル・プリアンブル系列のセットを最適化するステップと、ランダム・アクセス・チャネル・プリアンブル系列の最初のセットを、ランダム・アクセス・チャネル・プリアンブル系列の最適化したセットで置換するステップと、を含む方法により、ランダム・アクセス手順の間に使用するプリアンブル系列の自動チューニングを達成できることを特定している。
本発明の第2の側面によれば、この目的は、請求項11の特徴部分で定義する装置を通して達成され、その特徴部分は、無線基地局の1つのセルにおけるランダム・アクセス・チャネル・プリアンブル系列の最初のセットを使用する手段と、ランダム・アクセス・チャネルの利用に関する統計値、及び、隣接する無線基地局間で競合する可能性があると特定されたランダム・アクセス・チャネル・プリアンブル系列の情報を収集する手段と、収集した統計値を使用して、ランダム・アクセス・チャネル・プリアンブル系列のセットを最適化する手段と、ランダム・アクセス・チャネル・プリアンブル系列の最初のセットを、ランダム・アクセス・チャネル・プリアンブル系列の最適化したセットで置換する手段と、を備えている通信ネットワーク・ノードによって、ランダム・アクセス手順の間に使用するプリアンブル系列の自動チューニングが達成されることを特定している。
更なる実施形態は、従属請求項で列挙される。
RACHプリアンブル系列の割当に関する手順を自動化する方法及び通信ネットワーク・ノードの提供の結果、機能の単純な分割を提供して、マルチベンダの場合における効率的なRACHパラメータの最適化が可能である。
更に、本発明の他の目的及び特徴は、添付の図面と共に考察する以下の詳細な説明から明らかになる。しかしながら、理解すべきであるが、図面は単に説明を目的にしたものであり、本発明を限定するものではなく、本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲が参照される。さらに理解すべきであるが、図面の尺度は正しく描かれておらず、他に示していない限り、それらは、説明する構造及び手順を概念的に示すことを単に意図したものである。
図面において、同様の参照符号は、幾つかの図を通して類似の要素を示している。
本発明による通信ネットワーク・アーキテクチャを示す図。 最初のアクセスにおけるランダム・アクセス手順を示す図。 2つのユーザ装置のためのアクセス・バースト・タイミングを示す図。 FDDのための同期化されていないRAの時間−周波数構造を示す図。 3GPPが定める第1のフォーマットによるランダム・アクセス・プリアンブルを示す図。 3GPPが定める第2のフォーマットによるランダム・アクセス・プリアンブルを示す図。 3GPPが定める第3のフォーマットによるランダム・アクセス・プリアンブルを示す図。 3GPPが定める第4のフォーマットによるランダム・アクセス・プリアンブルを示す図。 UEが、ノードBに近い場合の相関ピークを示す図。 UEが、ほぼセル境界にいる場合の相関ピークを示す図。 マルチベンダの場合の管理プレーン・インタフェースの例を示す図。 本発明の方法を示すフローチャート。 本発明のユーザ装置及び無線基地局との簡略化したブロック図。
少なくとも1つの無線基地局(RBS)(又はeノードB)15a、15b及び15cを備えている無線アクセス・ネットワーク(RAN)を含む、ロング・ターム・エボリューション(LTE)システムの様な通信システムを図1に示す。eノードBは、S1インタフェース17の様なインタフェースを介して、少なくとも一つのサーバ・ゲートウェイ及び移動管理エンティティ・ノード(S−GW/MME)10a及び10bに接続されている。S−GW/MMEノードは、移動の場合に制御信号を処理し、公衆交換電話網(PSTN)又は統合サービス・デジタル網(ISDN)の様な外部ネットワーク(図示せず)、及び/又は、インターネットの様なコネクションレスの外部ネットワーク(図示せず)に接続される。
RANは複数のユーザ装置(UE)18(図1では1つのみ表示)のために通信及び制御機能を提供し、各RBS15a〜15cは、UEがその内部を移動する、少なくとも1つのセル19にサービスを提供している。RBS15a〜15cは、X2の様な通信インタフェース16を介して相互に通信している。各UEは、下りリンク(DL)チャネル12及び上りリンク(UL)チャネル13を使用し、無線又はエア・インタフェースを介して少なくとも一つのRBSと通信する。
本発明の好ましい実施形態によれば、通信システムは、LTEとして説明する。しかしながら、当業者は、本発明の方法及び装置が、他の通信システムにおいても同様に動作することを認識する。ユーザ装置は、移動電話機(“セルラ”電話機)の様な移動局及び移動端末を有するラップトップであってもよく、それ故、RANと音声及び/又はデータ通信を行う、例えば、携帯型、ポッケト型、ハンドヘルド型、コンピュータ内蔵型又は自動車搭載型移動デバイスとすることが可能である。
本発明の背後にある1つの基本的な設計原理は、例えば、ネットワーク管理システム(NMS)又はオペレーティング・サポート・システム(OSS)といった中央レベルで、周波数帯毎にRACHルート系列の利用を単に調整することである。特定の周波数帯でセルが使用する総てのRACHプリアンブルが、そのセルの近傍で局所的に唯一であることを、中央エンティティが責任を持って保証する様にする。2つの隣接セルが、RACH時間/周波数スロットが一致しない限り同じRACH系列を使用することができるとしても、この分割は、その他の総てのRACHパラメータの局所的な最適化と適応を可能にできる。
もう1つの基本的な設計原理は、RACHプリアンブル系列を設定するセル計画ツールの使用を回避することと、その代わりに、eNB及び/又はUEがRACHに実行する測定と隣接セルに関係する情報を信頼することである。
RACHパラメータの自動チューニングのために、明らかな“鶏と卵”問題を回避することが必要、つまり、これら測定を実行するためには、まず、RACHプリアンブル系列を割当てることが必要である。また、自動的隣接セル関係(ANCR)アルゴリズムを活用して隣接セル関係を検出及び構成する場合、新しいセルのNCR(隣接セル関係)リストは、最初は空であるため、最初のRACHパラメータを構成するためにNCRリストを使用することはできない。局所的に競合しないRACHプリアンブルで新しいセルを初期化することを確実に行うブート・ストラップ手順が必要であり、そのために、中央エンティティ(例えば、OSS又はNMSにある)を信頼する。更に、過剰な供給により、ロバスト(強固)なRACHパラメータの最初のセットを有する新しいセルを提供する必要がある。この文脈における過剰な供給とは、RACHプリアンブル系列の最初のセットは十分ロバストであるということを意味している。以下に例を示す。
・最初に、セルに多数のルート系列を割当てる。例えば、基地局の種別(例えば、ピコ、マイクロ、マクロ)や、出力電力、アンテナのチルト、アンテナの高さ(例えば、小、中、大)といった他の既知のパラメータに基づき、最初のルート系列の数を決定する簡単な規則を使用する。或いは、新しいセルは、ルート系列(64)の最大数で常に開始すると、単純に決定する。
・RACHで大きな周波数オフセットが観測される可能性が予期されるのであれば、開始時点で、高速モードを可能にしても良い。
・例えば、総ての可能な局所的に非衝突のプリアンブル系列から、低い立方メトリック(CM)のRACH系列のセットを最初に選択する。低い立方メトリックを有するRACH系列を、好ましくは、大きなセルに割当て、もし新しいセルのサイズについての情報がほとんどない場合、最初のRACHプリアンブル系列として低いCM系列を選択すべきである。この様に、単純な規則とは、常にマクロ・セルを最初は高速モードを設定し、マイクロ及びピコ・セルはそうしない(マクロ・セルは低いCM系列を得ることができ、マイクロ/ピコ・セルは、高いCM系列をインストールする)ということであり得る。
よって、RACHプリアンブル系列の過剰な供給の背後にある基本原理は、局所的に競合しないRACHプリアンブル系列の最初のセットを生成する単純で雑なアルゴリズムで開始することである。これは、新しいセルを起動し、RACHプリアンブル系列の最終的な選択に影響するパラメータに関する情報の収集を開始することを可能にする。
当業者には明らかであるが、RACHパラメータの自動チューニングに関する開示アルゴリズムは、異なる方法で分割でき、それらは、特許請求の範囲でカバーされる。開示する発明の詳細を説明するため、図7に示すアーキテクチャを有するLTEシステムを選択する。
図7は、1つのベンダがアスタリクス*を有するセル19を提供し、もう1つのベンダがアスタリスク無しのセルを提供する、マルチベンダの場合の例を示している。特定のベンダからの、eNBの様な無線基地局15は、それぞれ、関連するオペレーション及びサポート・システム(OSS)75a及び75bに接続されている。OSSノード75a及び75bは、オープン・インタフェースItf−N73を介して、ネットワーク管理システム(NMS)ノード72に接続されている。そして、OSSノード75a及び75bは、オープン・インタフェースItf−p2p74を介して相互に接続されている。明確化のため、1つのセル19と1つのRBS15のみが図7には示されている。各RBS15は、上りリンク13及び下りリンク12のチャネルで1つ以上のUE18と通信している。明確化の理由で、1つのUEのみが図7には示されている。
図7に示すアーキテクチャで、開示のRACHパラメータの自動チューニングの方法又はエンティティを、異なるノードでの方法又はエンティティに分割することを開始でき、これらの方法又はエンティティがどの様に相互に通信するのか、より詳細には、これらの異なる方法又はエンティティが何をするのかを定義することができる。
よって、1つの実施形態において、NMS72は、セル(マクロ/マイクロ/ピコ)についての粗い地理的位置、例えば地域の情報を使用して、RACHブート・ストラップのルート系列の調整を行う。OSS75aと75bは、NCR情報を使用して、RACHルート系列の調整を行う。
高次レイヤ(NMS72又はOSS75)で局所的に競合しないRACHルート系列の処理に問題を分割することは、低次レイヤ(OSS75又はeNB15)における多くの他のRACHパラメータの局所的な最適化を可能にすることを、図7は想起させる。明らかに、UE及びeNBにおいては、UE及びeNB測定をそれぞれ実行しなければならないが、図7においてはOSSノード75a及び75bで総てを実行しており、これらは、原理的には、eNB又はNMSレベルで実行できる。
UE18は、以下のものを観測できる。
・競合:つまり、2つのUEが同じ時間に同じプリアンブルを送る確率。eNBはその様なRACH衝突を検出できないが、UEは、競合解消メッセージ(図2のメッセージ4)に基づき検出可能である。UEが異なるRACHプリアンブルで異なる競合確率を報告する場合、幾つかのRACHプリアンブルが、他のセルで使用されているRACHプリアンブルと競合していることを示している可能性がある。
・ドップラー:UEが観測するドップラー・シフトは、RACH高速モードを使用すべきか否かを決定するアルゴリズムに使用することができる。eNBは、UEからの受信信号のドップラー・シフトを決定できることにも注意が必要である。
eNBでは、例えば、以下のことを観測する。
・隣接セル:自動隣接セル関係(ANCR)アルゴリズムを使用するなら、新しいセルの隣接セル関係リストは、通常、空である。最終的には、ANCRは総ての隣接セルを見つけ出し、隣接セルで使用されているRACHプリアンブル系列が何であるかを調べ、新しいセルの最終的なプリアンブルの選択から、隣接セルで使用されているRACHプリアンブル系列の選択を避けることが可能になる。
・受信RACHプリアンブルの遅延:最少要求巡回シフトを決定するため、受信RACH遅延の分布を使用することができる。
・ドップラー推定:RACH相関検出器における第2のピーク位置に基づき、eNBは、UEのドップラーを推定できる。RACH高速モードを使用する必要があるか否かを決定するため、この情報を使用することができる。
RACHチャネル利用に関する統計値を観測した後、RACHプリアンブル系列の最終的な選択に影響するパラメータの局所的な最適化を実行する。例えば、同じルート系列から取得したRACHプリアンブル系列は直交しているが、異なるルート系列から取得したRACHプリアンブル系列は直交していないので、各セルにおいて、できるだけ少ないルート系列を使用することが推奨される。もしルート系列の最初のセットが局所的に競合なしであり、ルート系列の最適化セットが、最初のセットのサブセットであるなら、セルで使用するルート系列数を削減するために中央の連携は全く必要でない。よって、その特別なセルからの測定のみに基づき、どれだけの数のルート系列をセルで必要とするかを決定することを、OSS又はeNBが代行することができる。しかしながら、最適化の後、セルで未使用となるルート系列を、その他のセルで使用できる様に中央の連携エンティティに戻すことは重要である。
64個のRACHプリアンブル系列を取得するために使用すべきルート系列の選択は、以下のステップを含んでいる。
・ステップ1:高速RACHフラグを設定する必要があるか否かを決定する。セルのUEが高いドップラー・シフトをしばしば経験する場合、高速RACHフラグを設定する必要がある。よって、セルの任意のUEが第1の閾値γDopplerより大きなドップラー・シフトを経験する確率が、第2の閾値γprobabilityより大きいなら、セルは高速RACHフラグを設定する必要がある。そうでなければ、セルは高速RACHフラグを設定すべきではない。
・ステップ2:セルにおける要求巡回シフトNCSの決定。これは、通常総てのUEからの総てのRACH試行についての観測遅延の確率分布を観測して行われる。好ましくは、eNBは、UEが成功裏にランダム・アクセスを完了した結果の受信相関ピークを単に計数すべきである。RACH試行のある回数を観測した時、又は、所定の時間後には、受信RACHプリアンブルの遅延統計値は安定しているものと考えることができる。次に、要求巡回シフトNCSが、最も小さい可能性の値、例えば、観測遅延のX%(Xの標準値は、例えば、99.9であり得る)として選択することができる。
・ステップ3:最終RACHプリアンブル系列の決定。このステップは、異なる最適化の程度を有する異なる方法で実現できる。
・ステップ3a:eNBは、最初のRACHプリアンブル系列のサブセットを選択することができる。通常、第1のルート系列は、可能な限り多くのRACHプリアンブル系列を取得するために使用される一方、各相関領域は少なくともサイズNCSであり、高速フラグが設定された場合は、最大相関領域は、各特定のルート系列の最大高速値より大きくはない、ということを保証する。eNBにおけるその様な局所的な最適化の後に残された最終的ルート系列は、OSS又はNMSの中央連携ユニットに戻されるべきである。
・ステップ3b:ひとたび新しいセルが運用状態になり、隣接セルへの関係を確立したなら、局所的アルゴリズム(例えば、OSS又はeNBにある)は、ルート系列の最初のセットのサブセットである必要がない、局所的に非衝突であるルート系列の新しいセットを見つけ出すことが可能である。或いは、X2又はS1インタフェースを使用して、所定の周波数帯で、どのルート系列を隣接セルが使用しているかについて、隣接セルに質問する。加えて、セルは、総ての隣接セルに、総ての隣接セルのいずれかが現在使用している総てのRACHルート系列について質問することができる。この手順は、X2及びS1インタフェースを介して、RACHルート系列の利用状況についての情報を通信するため、メッセージの標準化を必要とする。また、ひとたびセルがルート系列を変更すると、更新通知メッセージが必要となる。幾つかのセルが同時にルート系列を変更しないことを保証するため、ロック・メッセージもおそらく必要となる。
・ステップ3c:もう一つの代替案は、OSS又はNMSが、ルート系列変更を調整することである。この場合、他のOSSに接続する近くのセルにおけるルート系列の利用についての情報を通信するために、Itf−N又はItf−pv2pインタフェース経由のメッセージを標準化する必要がある。中央のRACHプリアンブル系列調整ユニット(即ち、OSS又はNMS)は、新しいセルで使用するRACHプリアンブル系列のセットを選択する。その様な場合、大きな巡回シフトNCSを必要とすると報告した大きなセルには、低い立方メトリックを持つルート系列を割当てることができる。高速フラグを設定する必要があると報告したセルには、高速動作で大きな最大巡回シフトをサポートするルート系列を割当てることができる。このステップは、新しいセルのために最も適するRACH系列が、実際には既に他の隣接セルによって使用中であるということと、これらのRACHプリアンブル系列が、再配分手順によって、まず利用可能にしなければならないということを、観測することを含むことができる。
好ましい実施形態において、第1のOSSは、隣接セル・リスト、ルート系列及び管理するeノードBからの粗い地理的情報と、第2のOSSが管理するeノードBについての対応する情報に基づき、局所的に競合しないルート系列を配分することに責任を負う。第2のOSSからの情報は、第1のOSSからの要求に応じて、オープン・インタフェース経由で共有される。本情報は、特定のeノードBが使用するルート系列のセットとして“明示的”であるか、あるセット又は所定の位置から所定の距離内の任意のeノードBが使用するルート系列のセットとして“統合”されているかのどちらかである。本情報は、“有効時間”と関連していてもよく、その場合には、本情報は静的であることが予期される。
他の実施形態において、NMSは、局所的に競合しないことが保証されるルート系列の最初のセットを配分する責任を負い、このルート系列の最初のセットは、NCRリスト情報を使用すること無しに、NMSによって選択される。中央レベル(例えば、NMS)で、ブート・ストラップ系列のセットを定義しても良い。これらの系列は、新しい基地局を起動するためにのみに使用し、局所的な最適化の後、これらの系列は開放され、系列の他のセットに置き換えられる。よって、ブート・ストラップ・プリアンブル系列を要求し開放するためのメッセージが、標準化されなければならない(例えば、NMSとOSSノード間)。
他の実施形態において、各eノードBは、その追跡領域を経由して直接又は間接的に粗い地理的領域に関連付けられ、よって、追跡領域は、粗い地理的領域に関連付けられる。新しいeノードBを配置するとき、それは第1の地理的領域と、それを管理する第1のOSSとに関連付けられる。第1の地理的領域が、第2のOSSに接続するeノードBを含む場合、或いは、第1の地理的領域が、第2のOSSに接続するeノードBを含む第2の地理的領域に隣接する場合、eノードBのルート系列の最初のセットは、NMSによって調整される必要がある。この場合、eノードBを起動したときに、第1のOSSが選択を許される(白いリストの)ルート系列のセットか、第1のOSSが選択を許されない(黒いリストの)ルート系列のセットのどちらかについて、NMSは第1のOSSに通知する。もし配置される新しいeノードBと、第2のOSSのeノードBとの間に、何の関係も期待できないのであれば、第1のOSSは、NMSからの制限なしで新しいeノードBにルート系列を配分することができる。
eノードBのルート系列配分を変更すると、OSSは、変更をNMSに通知する。特定のeノードBに配分するルート系列数が減少することを意味する変更は、NMSからの許可無しに行うことができる。以前に使用していないルート系列を含む変更は、NMSによって許可される必要がある。NMSはまた、どのeノードBのOSSが、NMSの調整無しに自由に管理できるか、どのeノードBのOSSが、管理するときにNMSの調整を必要とするかについて、OSSに通知することができる。
本発明の好ましい実施形態によれば、それぞれが少なくとも1つのセルにサービスを提供し、ユーザ装置と上りリンク及び下りリンク・チャネルで通信する複数の無線基地局を含む通信ネットワーク・システムに、ユーザ装置がアクセスするときの、ランダム・アクセス手順の間に使用するプリアンブル系列の自動チューニングを可能とし、よって、ユーザ装置が、ルート系列から得たランダム・アクセス・プリアンブルを無線基地局に送信するときに開始されるランダム・アクセス手順は、図8に示す様に、以下の通りとなる。
・無線基地局の1つのセルで、ランダム・アクセス手順を開始するとき(ステップ81)、ランダム・アクセス・チャネル(RACH)プリアンブル系列の最初のセットを使用する。使用する最初のセットは、第1の通信ネットワーク・エンティティから無線基地局に割当てられる。
・割当てた最初のランダム・アクセス・チャネル(RACH)プリアンブル系列を使用して、ランダム・アクセス・チャネル(RACH)についての統計値を測定/収集する(ステップ82)。
・通信ネットワーク・システムの隣接する基地局の間で競合する可能性のあるランダム・アクセス・チャネル・プリアンブル系列を特定する(ステップ83)。
・ランダム・アクセス・チャネル(RACH)の利用に関する測定した統計値と、隣接する無線基地局間で競合する可能性があると特定されたランダム・アクセス・チャネル・プリアンブル系列に関する情報とを使用して、ランダム・アクセス・チャネル(RACH)プリアンブル系列のセットを最適化する(ステップ84)。
・割当てたプリアンブル系列の最初のセットを、最適化したプリアンブル系列のセットで置き換える(ステップ85)。
・オプションとして、最初に割当てたランダム・アクセス・チャネル(RACH)プリアンブル系列のセットを開放する(ステップ86)。
図9は、ユーザ装置18、eノードBの様な無線基地局(RBS)15、及び、オペレーティング及びサポート・システム(OSS)75を示すブロック図であり、それぞれが、少なくとも1つのセルにサービスを提供し、ユーザ装置と上りリンク13及び下りリンク12チャネルで通信する無線基地局を含む通信ネットワーク・システムに、ユーザ装置がアクセスしているときの、ランダム・アクセス手順の間に使用するパラメータの自動チューニングを、オペレーティング及びサポート・システム(OSS)75は可能にする。
RBS15は、無線送信機92及び受信機91を備えている。送信機92は、下りリンク・チャネル12で無線インタフェースを介してユーザ装置18の受信機97にデータを送信している。受信機91は、上りリンク・チャネル13でユーザ装置18からデータを受信している。RBS15は、RBS15の1つのセルにおいて、ランダム・アクセス・チャネル(RACH)プリアンブル系列の最初のセットを使用するための手段93を更に備えており、ここで、最初のセットは、予め決定した地理的領域及び周波数帯において、競合しないことが知られているランダム・アクセス・チャネル・プリアンブル系列のセットを保持するよう構成された第1の通信ネットワーク・エンティティ(OSS75の符号99)が、RBS15に割り当てたものである。RBS15は、ランダム・アクセス・チャネルの利用に関する統計値、及び、隣接する無線基地局間で競争する可能性があると特定されたランダム・アクセス・チャネル・プリアンブル系列に関する情報を収集するための手段93を更に備えている。
RBS15は、ランダム・アクセス・チャネル(RACH)利用に関する測定/収集した統計値と、隣接する無線基地局間で衝突する可能性があると特定されたランダム・アクセス・チャネル・プリアンブル系列に関する情報とを使用して、ランダム・アクセス・チャネル(RACH)プリアンブル系列のセットを最適化する様に構成された、第2の通信ネットワーク・エンティティ94を更に備えている。さらに、RBS15は、ランダム・アクセス・チャネル・プリアンブル系列の最初のセットを、ランダム・アクセス・チャネル・プリアンブル系列の最適化したセットで置き換える手段95を備えている。
ユーザ装置18は、上りリンク・チャネル13で無線インタフェースを介して、RBS15の受信機91にデータ・パケットを送信する様に構成された無線送信機96と、下りリンク・チャネル12でRBS15の送信機92が送信するデータ・パケットを受信する様に構成された受信機97とを備えている。送信機96は、ランダム・アクセス手順を開始するため、RBS15にランダム・アクセス・プリアンブルを送信する様に構成されている。ユーザ装置は、RACHの利用及びドップラーに関する性能測定値を収集してeNBに報告するための手段98を更に備えている。よって、UE18は、ランダム・アクセス・チャネル高速モードを使用すべきかどうかの表示を提供するドップラー・シフトを観測する様に、かつ、競合するランダム・アクセス・チャネル・プリアンブル系列の使用を検出する様に構成されている。
OSS75は、インタフェース17を経由してRBS15と通信しており、ランダム・アクセス手順を開始する場合、RBS15に最初のセットを割当てることで、ランダム・アクセス・チャネル(RACH)プリアンブル系列の最初のセットを使用する様に構成された第1の通信ネットワーク・エンティティ99をオプションとして備えている。第1の通信ネットワーク・ノード99は、予め決められた地理的領域及び周波数帯において、競合しないことが知られているランダム・アクセス・チャネル・プリアンブル系列のセットを維持する様に更に構成されている。第1の通信ネットワーク・ノード99は、ランダム・アクセス・チャネルの利用に関する統計値、及び、隣接する無線基地局間で競合する可能性があると特定されたランダム・アクセス・チャネル・プリアンブル系列に関する情報を収集するためにも利用される。
OSS75は、ランダム・アクセス・チャネル(RACH)の利用に関する測定/収集した統計値と、隣接する無線基地局間で衝突する可能性があると特定されたランダム・アクセス・チャネル・プリアンブル系列に関する情報とを使用して、ランダム・アクセス・チャネル(RACH)プリアンブル系列のセットを最適化するよう構成された、第2の通信ネットワーク・エンティティ94を更に備えている。さらに、OSS75は、ランダム・アクセス・チャネル・プリアンブル系列の最初のセットを、ランダム・アクセス・チャネル・プリアンブル系列の最適化したセットで置き換える手段95を備えている。
当然のことながら、少なくとも上述した本手順の幾つかは、送信機と受信機との間のチャネルの時間変化の特性に対応するため、必要に応じて繰り返し実行される。理解を容易にするため、実行する動作の系列、例えば、プログラム可能なコンピュータ・システムの要素の観点から本発明の多くの側面を説明する。認識されるであろうが、各種の動作は、特別な回路(例えば、特別な機能を実行するよう相互接続した個別論理ゲート又は特定用途向け集積回路)によって、1つ以上のプロセッサが実行するプログラム命令によって、又は両方の組合せによって実行することができるであろう。
更に、本発明は、コンピュータ型システム、プロセッサを含むシステム、或いは、媒体から命令を取得して本命令を実行できる、その他のシステムの様な、命令実行システム、装置又はデバイスにより、更には、関連する使用命令の適当なセットをその中にストアした全ての形式のコンピュータ読取り可能記録媒体内で完全に具体化されると、追加して考えることができる。ここで使用する様に、“コンピュータ読取り可能記録媒体”とは、命令実行システム、装置又はデバイスが使用し、或いは、関連するプログラムを含み、保存し、通信し、伝搬し、伝達できる任意の手段であり得る。コンピュータ読取り可能記録媒体は、例えば、しかし限定しないが、電子的、磁気的、光学的、電磁気的、赤外線の、又は半導体システム、装置、デバイス又は伝搬媒体であることができる。コンピュータ読取り可能記録媒体の更に特定の例(限定的リスト)には、一つ以上の金属線、携帯型コンピュータ・ディスケット、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、読取専用メモリ(ROM)、消去及びプログラム可能読取り専用メモリ(EPROM又はフラッシュ・メモリ)、光ファイバ及び携帯型コンパクト・ディスク読取り専用メモリ(CD−ROM)を持つ電気的接続を含む。
それ故、本発明の基本的な新しい特徴について、その好ましい実施形態に適用しながら示し、説明し、指摘したが、当然のことながら、本発明の精神から逸脱すること無しに、当業者は、図示したデバイスの形式と詳細における、そしてそれらの動作における削除と置換と変更とを行ってもよい。例えば、強く意図していることであるが、それらの要素の全ての組合せ及び/又は、同じ結果を実現するために実質的に同じ方法で実質的に同じ機能を実行する方法のステップは、本発明の範囲内にある。更に、認識すべきであるが、本発明の全ての開示した形式又は実施形態に関連して示し及び/又は説明した、構造及び/又は要素及び/又は方法のステップは、設計選択の一般的事柄として、全てのその他の開示した又は説明した又は暗示した形式又は実施形態に組み込まれる可能性がある。従って、添付した特許請求の範囲によって示される様にのみ制限されることが本意図である。
本発明を説明し、特許請求するために使用する、“含んでいる”、“備えている”、“組み込んでいる”、“から成っている”、“を持つ”、“である”という様な表現は、非排他的方法で解釈されることを意図しており、即ち、項目、構成部品又は要素がまた存在すると明確に説明されないことを許容している。単数への参照はまた、複数へも関連すると解釈すべきであり、逆も同じである。
添付の特許請求の範囲の括弧内に含まれる数字は、請求項の理解を助けることを意図しており、特許請求の範囲が請求する主題を制限するものと解釈すべきではない。

Claims (12)

  1. それぞれが、少なくとも1つのセルにサービスを提供し、ユーザ装置と上りリンク及び下りリンクのチャネルで通信する複数の無線基地局を含む通信ネットワーク・システムに、前記ユーザ装置がアクセスしているときの、ランダム・アクセス手順の間に使用するプリアンブル系列の自動チューニングを可能にする方法であって、
    無線基地局の1つのセルで、ロバストなランダム・アクセス・チャネル・プリアンブル系列の最初のセットを使用するステップであって、ロバストなランダム・アクセス・チャネル・プリアンブル系列の前記最初のセットは、基地局種別、出力パワー、アンテナのチルト、アンテナの高さ、前記少なくとも1つのセルの大きさ、及び、利用可能なルート系列の最大数の1つ以上に基づき、複数のルート系列から得られたものであり、前記少なくとも1つのセルの起動を可能にする、ステップと、
    ランダム・アクセス・チャネルの利用に関する統計値、及び、隣接する無線基地局間で競合する可能性があると特定されたランダム・アクセス・チャネル・プリアンブル系列の情報を収集するステップであって、前記ランダム・アクセス・チャネルの利用に関する統計値は、前記ロバストなランダム・アクセス・チャネル・プリアンブル系列の最初のセットの遅延及び/又はドップラー評価の情報を含む、ステップと、
    前記収集したランダム・アクセス・チャネルの利用に関する統計値、及び、前記隣接する無線基地局間で競合する可能性があると特定されたランダム・アクセス・チャネル・プリアンブル系列の収集した情報を使用して、ランダム・アクセス・チャネル・プリアンブル系列の最後のセットを決定するステップであって、ランダム・アクセス・チャネル・プリアンブル系列の前記最後のセットは、前記最初のセットの元となった前記複数のルート系列より少ない数のルート系列から得られたものである、ステップと、
    ランダム・アクセス・チャネル・プリアンブル系列の前記最初のセットを、ランダム・アクセス・チャネル・プリアンブル系列の前記最後のセットで置換するステップと、
    を備えていることを特徴とする方法。
  2. 前記収集した統計値は前記ユーザ装置が測定した統計値であり、
    ランダム・アクセス・チャネル高速モードを使用すべきか否かの指示を提供するドップラー・シフトを監視するステップを更に備えていることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記収集した統計値は前記無線基地局が測定した統計値であり、
    隣接する他のセルにおいて使用しているランダム・アクセス・チャネル・プリアンブル系列の選択を避けるため、自動隣接セル関係アルゴリズムを使用するステップ、
    最少要求巡回シフトを判定するために使用されている、受信するランダム・アクセス・チャネル・プリアンブル系列の遅延を測定するステップ、
    ランダム・アクセス・チャネル高速モードを使用すべきか否かの指示を提供する複数のユーザ装置から受信する信号のドップラー・シフト値を測定するステップの少なくとも1つのステップを備えていることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  4. 第1の通信ネットワーク・エンティティにおいて、予め決められた地理的領域及び周波数帯において、競合しないことが知られているランダム・アクセス・チャネル・プリアンブル系列のセットを保持するステップを更に備えていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の方法。
  5. 前記第1の通信ネットワーク・エンティティは、ランダム・アクセス・チャネル・プリアンブル系列の前記最初のセットの選択を行うことを特徴とする請求項4に記載の方法。
  6. ランダム・アクセス・チャネル・プリアンブル系列の前記最初のセットを、ランダム・アクセス・チャネル・プリアンブル系列の前記最後のセットで置換した場合、前記最後のセットの情報を、第1の通信ネットワーク・エンティティが受信するステップを更に備えていることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の方法。
  7. それぞれが、少なくとも1つのセル(19)にサービスを提供し、ユーザ装置(18)と上りリンク(13)及び下りリンク(12)のチャネルで通信する複数の無線基地局(15)を含む通信ネットワーク・システムに、前記ユーザ装置がアクセスしているときの、ランダム・アクセス手順の間に使用するプリアンブル系列の自動チューニングを可能にする通信ネットワーク・ノードであって、
    無線基地局の1つのセルで、ロバストなランダム・アクセス・チャネル・プリアンブル系列の最初のセットを使用する手段であって、ロバストなランダム・アクセス・チャネル・プリアンブル系列の前記最初のセットは、基地局種別、出力パワー、アンテナのチルト、アンテナの高さ、前記少なくとも1つのセルの大きさ、及び、利用可能なルート系列の最大数の1つ以上に基づき、複数のルート系列から得られたものであり、前記少なくとも1つのセルの起動を可能にする、手段(93、99)と、
    ランダム・アクセス・チャネルの利用に関する統計値、及び、隣接する無線基地局間で競合する可能性があると特定されたランダム・アクセス・チャネル・プリアンブル系列の情報を収集する手段であって、前記ランダム・アクセス・チャネルの利用に関する統計値は、前記ロバストなランダム・アクセス・チャネル・プリアンブル系列の最初のセットの遅延及び/又はドップラー評価の情報を含む、手段(93、99)と、
    前記収集したランダム・アクセス・チャネルの利用に関する統計値、及び、前記隣接する無線基地局間で競合する可能性があると特定されたランダム・アクセス・チャネル・プリアンブル系列の収集した情報を使用して、ランダム・アクセス・チャネル・プリアンブル系列の最後のセットを決定する手段であって、ランダム・アクセス・チャネル・プリアンブル系列の前記最後のセットは、前記最初のセットの元となった前記複数のルート系列より少ない数のルート系列から得られたものである、手段(94)と、
    ランダム・アクセス・チャネル・プリアンブル系列の前記最初のセットを、ランダム・アクセス・チャネル・プリアンブル系列の前記最後のセットで置換する手段(95)と、
    を備えている通信ネットワーク・ノード。
  8. 前記収集した統計値は前記ユーザ装置(18)が測定した統計値であり、
    前記ユーザ装置(18)は、ランダム・アクセス・チャネル高速モードを使用すべきか否かの指示を提供するドップラー・シフトを監視する様に構成されていることを特徴とする請求項7に記載の通信ネットワーク・ノード。
  9. 前記収集した統計値は前記無線基地局(15)が測定した統計値であり、
    前記無線基地局(15)は、
    隣接する他のセルにおいて使用しているランダム・アクセス・チャネル・プリアンブル系列の選択を避けるため、自動隣接セル関係アルゴリズムを使用するステップ、
    最少要求巡回シフトを判定するために使用されている、遅延したランダム・アクセス・チャネル・プリアンブル系列の数を測定するステップ、
    ランダム・アクセス・チャネル高速モードを使用すべきか否かの指示を提供する2つのユーザ装置間でのドップラー・シフト値を測定するステップの少なくとも1つのステップを実行する様に構成されていることを特徴とする請求項7に記載の通信ネットワーク・ノード。
  10. 予め決められた地理的領域及び周波数帯において、競合しないことが知られているランダム・アクセス・チャネル・プリアンブル系列のセットを保持する様に構成されている第1の通信ネットワーク・エンティティ(99)を更に備えていることを特徴とする請求項7から9のいずれか1項に記載の通信ネットワーク・ノード。
  11. 前記第1の通信ネットワーク・エンティティ(99)は、ランダム・アクセス・チャネル・プリアンブル系列の前記最初のセットを選択する様に構成されていることを特徴とする請求項10に記載の通信ネットワーク・ノード。
  12. 前記第1の通信ネットワーク・エンティティ(99)は、ランダム・アクセス・チャネル・プリアンブル系列の前記最初のセットを、ランダム・アクセス・チャネル・プリアンブル系列の前記最後のセットで置換した場合、前記最後のセットの情報を受信する様に構成されていることを特徴とする請求項7から11のいずれか1項に記載の通信ネットワーク・ノード。
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