JP2009128151A - 地磁気地電流法における観測データの処理方法及び装置 - Google Patents

地磁気地電流法における観測データの処理方法及び装置 Download PDF

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Abstract

【課題】MT法において効率的且つ定常的に可能な限り高品質なデータセットを作成することができる観測データの処理方法及び装置を提供する。
【解決手段】見掛比抵抗と位相差の離散関係(見掛比抵抗曲線の対数周波数微分値と位相差の間には相関関係があること)を基に観測誤差を推定し(推定観測誤差)、この推定観測誤差に基づいて重みを導出し、スペクトル・データの加重スタッキングは、加重スタッキング後にスタッキング結果の信頼性評価指標を導出するとともに仮想曲線を計算し、再び推定観測誤差と仮想曲線の両者を考慮に入れた上で重みを再決定する処理を繰り返すようにして行い、見掛比抵抗曲線および位相差曲線の平滑化は、見掛比抵抗と位相差の離散関係(見掛比抵抗曲線の対数周波数微分値と位相差の間には相関関係があること)を考慮して両者同一の連立方程式内で制約条件を構成することによって平滑曲線を得る。
【選択図】図1

Description

本発明は、地熱資源探査,金属・石油資源探査,活断層調査等に用いる地磁気地電流法における観測データの処理方法及び装置に関する。
地磁気地電流法(Magnetotelluric Method:MT法)は、地下数十mの浅部から数十km程度の深部までの比抵抗構造を推定する物理探査方法の1つであり、従来から、地熱資源探査,金属・石油資源探査,地震・火山防災のための活断層調査等の分野で用いられている。
しかしながら、このMT法は、自然の電磁波を信号源としていることから、直流電流を用いる鉄道網が敷設されている地域や、市街地のように社会生活に伴って発生する電気的ノイズが多い地域においては、高品質な観測データを安定して取得することが困難である。
特に、近年では、市街地の拡大や交通網の発達に伴う人工的なノイズの影響が大きい地域で観測する機会が多くなり、高品質な観測データを取得することが一層困難になっている。
人工ノイズの影響が大きい地域においてMT法を行う場合には、特に強い磁気擾乱に伴い信号強度が高くなる特殊な時期を除いて可能な限り品質の高いデータを得るために、長期間の観測が必要となる。数日間測定して得られたデータは、技術者の経験に基づき、ノイズに侵されていると考えられるデータを排除した上でスタッキングを行い、より良いデータセットを作成するようにしている。通常、MT法では、ノイズの少ない夜間に測定を行い、これらを数十分割してフーリエ変換を行う。
スタッキングは、測定時間の分割数が20スペクトル、周波数が80周波数であるときには、1日当たり1600個ものスペクトル・データの良否を判別して行うことになる。ノイズの少ないデータでは、データの分散や電場と磁場との相関等を基にしたオート・エディット・プログラム(例えば、ロシアEMRC社&カナダPhoenix Geophysics社)により、データセットを作成することが可能であるが、ノイズの影響が大きい場合には、この手法を適用することができず、技術者の経験を基にしたマニュアルでスタッキングを行ってデータセットを作成するのが現状である。
特開平5−323038号公報 社団法人 物理探査学会 第112回学術講演会論文集 (2005) 第223〜226頁 「MT法データの信頼性評価に関する一考察」 根木健之ほか
MT法において、技術者の経験に基づくマニュアルでのスタッキングでは、時間がかかる上に作業する技術者の技量によって結果と品質が大きく左右される問題がある。
そのため、ノイズの影響の大きい地域であっても、技術者の高い技量を必要とせず、高品質なデータセットを効率的かつ定常的に作成することができる自動化されたスタッキング手法の開発が望まれている。
本発明の目的は、MT法において効率的且つ定常的に可能な限り高品質なデータセットを作成することができる観測データの処理方法及び装置を提供することにある。
特に、高品質なデータセットを作成することができるスタッキング支援方法及び装置を提供することにある。
本発明の地磁気地電流法における観測データの処理方法は、
見掛比抵抗と位相差の離散関係(見掛比抵抗曲線の対数周波数微分値と位相差の間には相関関係があること)を基に観測誤差を推定し(推定観測誤差)、この推定観測誤差に基づいて重みを導出し、
スペクトル・データの加重スタッキングは、加重スタッキング後にスタッキング結果の信頼性評価指標を導出するとともに仮想曲線を計算し、再び推定観測誤差と仮想曲線の両者を考慮に入れた上で重みを再決定する処理を繰り返すようにして行い、
見掛比抵抗曲線および位相差曲線の平滑化は、見掛比抵抗と位相差の離散関係(見掛比抵抗曲線の対数周波数微分値と位相差の間には相関関係があること)を考慮して両者同一の連立方程式内で制約条件を構成することによって平滑曲線を得ることを特徴とする。
また、本発明の地磁気地電流法における観測データの処理装置は、
見掛比抵抗と位相差の離散関係(見掛比抵抗曲線の対数周波数微分値と位相差の間には相関関係があること)を基に観測誤差を推定し(推定観測誤差)、この推定観測誤差に基づいて重みを導出する手段と、
スペクトル・データの加重スタッキングを、加重スタッキング後にスタッキング結果の信頼性評価指標を導出するとともに仮想曲線を計算し、再び推定観測誤差と仮想曲線の両者を考慮に入れた上で重みを再決定する処理を繰り返すように行う手段と、
見掛比抵抗曲線および位相差曲線の平滑化を、見掛比抵抗と位相差の離散関係(見掛比抵抗曲線の対数周波数微分値と位相差の間には相関関係があること)を考慮して両者同一の連立方程式内で制約条件を構成することによって平滑曲線を得る手段とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、MT法において、効率的且つ定常的に可能な限り高品質なデータセット、特にスタッキングデータを作成することができる。
MT法では、東西,南北2方向の電場と、東西,南北,鉛直3方向の磁場を測定することで、地下数十mから数十kmまでの比抵抗構造を把握する。測定は、通常、夜間に自動測定で行い、電場,磁場の5成分の時系列データを取得する。また、通常、得られたデータのノイズを低減するために、比抵抗の情報を知りたい地点での測定の他に、数百km離れたノイズの少ない地点にて同一時間(時刻)に、東西,南北2方向の磁場の測定を行ってリファレンス・データ(参照データ)を取得する。リファレンス点を加えた時系列データ7成分は、フーリエ変換にて周波数領域に変換し、リファレンス・データとともに、各スペクトルを掛け合わせ、相互相関スペクトルと自己相関スペクトルを得る。これにより、対角項を自己相関スペクトル、対角項以外が相互相関スペクトルの実部と虚部で構成される7行7列のスペクトル行列を構成することができる。このスペクトル行列の各要素から一定の公式により、見掛比抵抗および位相差を求める。一般に、横軸に対数周波数,縦軸に対数見掛比抵抗を示したものを見掛比抵抗曲線と呼び、横軸に対数周波数,縦軸に位相差を示したものを位相差曲線と呼ぶ。
本発明における処理方法は、ノイズの多い地域においても、効率的且つ安定的に可能な限りノイズを低減することを目的として、時間帯毎に得られたスペクトル行列に最適な重み付けを行ってスタッキングするものである。
図1は、本発明における処理方法の流れを示すブロック図である。この処理方法は、技術者が経験に基づいてマニュアルでスタッキングを行う際の論理思考を基にして構成している。
図1において、スタッキングの前処理段階である各観測用センサーからの観測時系列データの取得と、取得した観測時系列データから各時間帯・各周波数帯のスペクトル・データを算出して記憶保持する処理は、従来と同様な処理方法で実現することができるので、具体的な説明は省略する。
処理段階(1),(2)は、各時間帯の観測データの推定観測誤差を基にスタッキングすることにより、見掛比抵抗および位相差曲線の概形を得る処理である。
処理段階(3)は、スタッキング結果を基にして仮想曲線を算出する処理である。
処理段階(4)は、算出した仮想曲線と当初の推定観測誤差を基にして、再スタッキングを行い、妥当性,連続性ともにバランスのとれた見掛比抵抗および位相差曲線へと編集していき、最終的に、信頼性評価指標が最良の加重スタッキング結果スペクトル・データを出力する処理である。
ここで、各時間帯・各周波数帯の観測誤差を推定するとともに、スペクトル・データに乗じる重みを算出するプログラム〔処理段階(1)を実行するプログラム〕を説明する。
一般に、MT法における観測誤差は、複数回観測した結果(観測データ)の分散や標準偏差により求められるが、このような方法では、人工ノイズ等によって誤差の分布に偏りが見られるような場合に精度が低下する。
このため、MT法においては、長期観測等によってほぼ真値と考えられるデータを取得することができない限り、観測誤差を正確に知る方法はない。しかし、真値に近い観測データが有するいくつかの性質、すなわち、
(1)見掛比抵抗曲線の対数周波数微分値と位相差の相関が高い(見掛比抵抗と位相差の離散関係)、
(2)見掛比抵抗および位相差曲線の連続性が良い、
(3)見掛比抵抗および位相差曲線のエラーバー(個々のデータの標準誤差範囲)が小さい、
等に基づいて、データにどの程度の観測誤差が含まれるかを算出(推定)することができる。
発明者らが、比較的ノイズの少ない地点においてほぼ真値と考えられる観測データが取得されている長期観測データを調べたところ、前記性質(1)〜(3)の項目をそれぞれ、推定位相誤差,不連続性,エラーバーレベルとして数値化したものと観測誤差との間には比例関係があることが認められ、特に推定位相誤差との相関が極めて高いという結果が得られた。
このことから、本発明における処理プログラムでは、これらの指標から算出した観測誤差(以下、推定観測誤差という)に基づき、加重スタッキングを行うようにしている。
重みの算出方法を(数1)式に示す。推定観測誤差を指数としたときの10のべき乗から1を差し引いた値の逆数をとることを重み算出の基本とする。10のべき乗から1を差し引くことにより、推定観測誤差が0に近い値のときに、重みが極めて大きい値をとるようになる。また、推定観測誤差が大きくなるにつれて、10のべき乗に反比例して重みは急速に小さくなる。(数1)式において、Nav(t)は、観測データを取得した時間帯の全測定周波数帯の推定観測誤差の二乗平均値であり、N(t)は、観測データを取得した各時間帯・各周波数帯の推定観測誤差である。Nav(t)は二乗平均値であることから、統計的に観測誤差の推定精度は高いが、周波数帯毎の観測誤差を考慮することができない。N(t)は、Nav(t)に比べ、観測誤差の推定精度は低いが、周波数帯毎の観測誤差を考慮することができる。αとβは、それぞれ、Nav(t)とN(t)の何れに重きを置くかを決定するパラメータである。
Figure 2009128151
ここに、
t:時間帯の回数 f:周波数帯の番号 W(t ,f ):t回目の時間帯・f番目の周波数帯のデータの重み(推定観測誤差から導出した重み) Nav(t ):t回目の時間帯の平均推定観測誤差(二乗平均) N(t,f):t回目の時間帯・f番目の周波数帯の推定観測誤差 α:t回目の時間帯の平均推定観測誤差が重みに占める寄与率 β:t回目の時間帯・f番目の周波数帯の推定観測誤差が重みに占める寄与率
次に、各時間帯のスペクトル・データの加重スタッキングを行うとともに出力結果のスペクトル・データの信頼性評価指標を算出する処理プログラムについて説明する。
前述した通り、スペクトル・データは、7行7列のスペクトル行列にて構成されている。
(数1)式にて算出した重みを基にスペクトル行列を加重スタッキングする方法を(数2)式に示す。MT法では、自然信号を取得しているために時間帯により信号強度が異なる。このため、スペクトル行列の各要素に重みを掛ける前に、スペクトル行列の各要素をスペクトル行列の要素平均値で除して正規化した上で決定した重みを乗ずる。
Figure 2009128151
ここに、
S( f ):スタッキング後のスペクトル行列の要素 s(t ,f ):スタッキング前のスペクトル行列の要素 W(t ,f ):導出した重み
Figure 2009128151
スタッキング結果については、全周波数帯の平均的な推定観測誤差を算出し、これを見掛比抵抗の線形百分率に換算したものを信頼性評価指標として取り扱うようにする。
次に、最適解と推定される仮想の見掛比抵抗曲線と位相差曲線を算出するとともに各時間帯の観測データとのフィッティングからスペクトル・データに乗じる重みを算出する処理プログラムを説明する。
得られた加重スタッキング結果を基にして仮想見掛比抵抗曲線と仮想位相差曲線を算出(推定)する。この算出には、見掛比抵抗曲線と位相差曲線が持つ以下の特性を参照して最小二乗法を行う。
特性(1) 見掛比抵抗曲線の対数周波数微分値と位相差の間には高い相関関係がある((数3)式中の(イ))。
特性(2) 見掛比抵抗曲線と位相差曲線は周波数方向に連続に変化する性質を持つ((数3)式中の(ウ))。
特性(3) 見掛比抵抗曲線の傾斜は両対数グラフ上で45度を越えることはない((数3)式中の(エ))。
上記特性(1)〜(3)を基に、(数3)式に示す連立方程式を構成し、最小二乗的に解く。(数3)式は、式中の(ア),(ウ),(エ)の制約条件から、基本的には、曲線の平滑化を行うものとなる。しかし、従来の見掛比抵抗曲線および位相差の平滑化とは異なり、本発明における処理プログラムでは、制約条件(イ)があることから、見掛比抵抗曲線と位相差曲線は個別に平滑化されることはなく、見掛比抵抗曲線の対数周波数微分値と位相差の間の相関関係をできるだけ維持しつつ平滑化される。
Figure 2009128151
ここに、
E:単位行列 a:比抵抗構造定数 d/df:微分項行列 d/df:2階微分項行列 WE:データの重み(品質から導出) WP:妥当性の重み WS:スムーズネスの重み WF:フラットネスの重み ρa:見掛比抵抗実データ(対数) P:位相差実データ(45°を差し引いた値) ρa’:スムージング後の見掛比抵抗(対数) P’:スムージング後の位相差(45°を差し引いた値)
(数3)式を最小二乗法によって解くことにより算出した仮想曲線(仮想見掛比抵抗曲線と仮想位相差曲線)を基に、(数4)式から重みを算出する。
Figure 2009128151
ここに、
k=66 ・(log10xyp/ρxyd))+ 66・(log10yxp/ρyxd))+(Pxyp−Pxyd+ (Pyxp−Pyxd
ρxyp:推定した仮想見掛比抵抗(XYモード) ρxyd:各時間帯の見掛比抵抗(XYモード) ρyxp:推定した仮想見掛比抵抗(YXモード) ρyxd:各時間帯の見掛比抵抗(YXモード) Pxyp:推定した仮想位相差(XYモード) Pxyd:各時間帯の位相差(XYモード) Pyxp:推定した仮想位相差(YXモード) Pyxd:各時間帯の位相差(YXモード) Wf:仮想曲線から導出した重み
次に、最終的に使用する重みを決定し、各時間帯のスペクトルの加重スタッキングを行うとともに出力結果のスペクトル・データの信頼性評価指標を算出する処理プログラムを説明する。
従来のMT法におけるスペクトル・データのスタッキングでは、スタッキング結果の評価を行い、重みを修正するという方式はとられていなかった。
本発明における処理プログラムでは、処理段階(1)および(3)で算出した重みを基に、(数5)式により最終的に使用する重みを決定する。なお、(数5)式中、γは推定観測誤差による重みと仮想曲線による重みの何れを重視するかを示すパラメータであり、xおよびxは、高品質データと低品質データの重みの格差を示すパラメータである。
Figure 2009128151
ここに、
W:再導出した重み W:推定観測誤差から算出した重み W:仮想曲線から算出した重み
(数5)式中のパラメータ(γ,x ,x)は、(数6)式を可能な限り小さくする組み合わせを探索した上で決定する。誤った曲線への無理なフィッティングを避けるため、γとxおよびxの探索は、(3)から(4)の繰り返しの過程で、前半は一定値もしくは概略的な探索とし、信頼性評価指標が十分に収束したのちに詳細な探索を行うようにする。
Figure 2009128151
ここに、
ρxyp:算出した仮想見掛比抵抗(XYモード) ρxys:スタッキング後の見掛比抵抗(XYモード) ρyxp:算出した仮想見掛比抵抗(YXモード) ρyxs:スタッキング後の見掛比抵抗(YXモード) Pxyp:算出した仮想位相差(XYモード) Pxys:スタッキング後の位相差(XYモード) Pyxp:算出した仮想位相差(YXモード) Pyxs:スタッキング後の位相差(YXモード)
決定した重みを基に(数2)式によりスペクトル・データを加重スタッキングした後に信頼性評価指標を算出する。
図2は、本発明の地磁気地電流法による観測データ処理装置の実施例1を示す模式図である。
地下の比抵抗に関する主たるパラメータは、見掛比抵抗と位相差である。この見掛比抵抗と位相差を算出するために、南北(X)方向の電場を観測するための南北方向電場観測用センサー1a,1bと東西(Y)方向の電場を観測するための東西方向電場観測用センサー2a,2bと、南北(X)方向の磁場を観測するための南北方向磁場観測用センサー3aと東西(Y)方向の磁場を観測するための東西方向磁場観測用センサー3bと垂直(Z)方向の磁場を観測するための垂直方向磁場観測用センサー3cとを地中に埋設する。
電場観測用センサー1a〜2bは、それぞれ、図3に示すように、地面6に掘った埋設穴6aの底部にベントナイト7を敷き、その上に電場観測用センサー1a(〜2b)を載置した後に埋め戻すようにして埋設する形態であり、南北方向に任意の間隔で設置し、東西方向に任意の間隔で設置する。
磁場観測用センサー3a,3bは、それぞれ、図4(a)に示すように、地面6に形成した横長の埋設穴6bの底部に磁場観測用センサー3a(3b)を南北方向と東西方向に水平状態に置いて埋め戻して埋設する形態であり、磁場観測用センサー3cは、図3(b)に示すように、地面6に形成した縦長の埋設穴6cに磁場観測用センサー3cを垂直状態に置いて埋め戻して埋設する形態である。
各観測用センサー1a〜3cから導出した信号線1a〜3cは、信号処理装置8の信号入力端子に接続する。信号処理装置8は、自動車用蓄電池9から受電して稼動するような構成とすることにより観測地点を移動しての観測が便利になる。
図5は、前記信号処理装置8の構成を示すブロック図である。この信号処理装置8は、パーソナルコンピュータを使用して構成したものであり、中央演算処理装置(CPU)801を中心にして、バス802で接続されたメモリ803,入出力回路804,表示装置805,キーボードやマウス等の入力装置806を備える。
図6は、前記メモリ803の構成を示すブロック図である。このメモリ803は、ROMやRAM及び磁気ディスク記憶装置等で構成した記憶装置であって、処理プログラムや各種のデータを記憶する各種の記憶部を備える。
このメモリ803において各種のデータを記憶する記憶部において、803aは観測データ記憶部、803bは見掛比抵抗・位相差曲線データ記憶部、803cは推定観測誤差データ記憶部、803dはデータ重みデータ記憶部、803eは加重スタッキングデータ記憶部、803fはフィッティング結果データ記憶部、803gは加重スタッキング結果スペクトルデータ記憶部、803hは加重スタッキング後見掛比抵抗曲線・位相差曲線データ記憶部、803iは信頼性評価指標データ記憶部、803jは仮想見掛比抵抗曲線・仮想位相差曲線データ記憶部、803kは仮想曲線参照重みデータ記憶部である。
この実施例1における観測データのスタッキング処理を図7a〜図7dを参照して説明する。このスタッキング処理は、主として、信号処理装置8の中央演算処理装置801とメモリ803が協働して実行する処理である。
ステップ101
観測データである対角項を自己相関スペクトル、対角項以外が相互相関スペクトルの実部と虚部で構成される7行7列のスペクトル行列をメモリ803の観測データ記憶部803aから読み出してこの処理ルーチンに入力する。
ステップ102
入力したスペクトル行列の各要素から一定の公式により、各時間帯の見掛比抵抗および位相差を求め、横軸に対数周波数,縦軸に対数見掛比抵抗を示した見掛比抵抗曲線と、横軸に対数周波数,縦軸に位相差を示した位相差曲線を作成する。
ステップ103
作成した各時間帯の見掛比抵抗曲線と位相差曲線のデータをメモリ803の見掛比抵抗・位相差曲線記憶部803bに記憶する。
ステップ104
性質(1)〜(3)の項目をそれぞれ、推定位相誤差,不連続性,エラーバーレベルとして数値化したものと観測誤差との間には比例関係があることが認められ、特に推定位相誤差との相関が極めて高いという結果が得られることから、これらの指標(見掛比抵抗と位相差の離散関係)から各時間帯・各周波数の推定観測誤差を算出する。
ステップ105
算出した各時間帯・周波数帯の推定観測誤差をメモリ803の推定観測誤差データ記憶部803cに記憶する。
ステップ106
(数1)を実行して各時間帯・周波数帯のスペクトル・データの重みWeを算出する。
ステップ107
算出した各時間帯・周波数帯のスペクトル・データの重みWをメモリ803のデータ重みデータ記憶部803dに記憶する。
ステップ108
重みを決定するための算出処理に使用する(数5)式のパラメータ(推定観測誤差による重みと仮想曲線による重みの何れを重視するかを示すパラメータγ、高品質データと低品質データの重みの格差を示すパラメータxおよびx)を入力装置806からの入力に基づいて取得する。
ステップ109
重みを決定する。この処理の具体的なルーチンを図7dを参照して説明する。
ステップ109a
仮想曲線を基に算出したスペクトル・データの重み(W)があるかどうかを確認して処理を分岐する。
ステップ109b
(数6)式を可能な限り小さくする組み合わせを算出してパラメータ(γ,X,X)を決定する処理の開始処理であり、1つの組み合わせを設定して以下の処理に移る。
ステップ109c
各時間帯・各周波数帯のスペクトル・データを観測データ記憶部803aから読み出す。
ステップ109d
最適解と推定される仮想見掛比抵抗曲線・仮想位相曲線データ((数3)式における左辺のρ’,P’)を仮想見掛比抵抗曲線・仮想位相差曲線データ記憶部803jから読み出す。
ステップ109e
推定観測誤差による重みWと仮想曲線による重みWと、重み決定パラメータを基に(数5)式を使用してスペクトル・データの重みWを算出する。
ステップ109f
算出した重み(W)をデータ重みデータ記憶部803dに記憶する。
ステップ109g
スペクトル・データを(数2)式を実行して加重スタッキングして加重スタッキング結果スペクトルデータ(S(f))を得る。
ステップ109h
加重スタッキング結果スペクトルデータ(S(f))を加重スタッキングデータ記憶部803eに記憶する。
ステップ109i
加重スタッキング結果スペクトルデータ(S(f))を一般公式により見掛比抵抗曲線及び位相差曲線に変換する。
ステップ109j
変換した見掛比抵抗曲線及び位相差曲線データを見掛比抵抗・位相差曲線データ記憶部803bに記憶する。
ステップ109k
仮想曲線と変換後の見掛比抵抗曲線及び位相差曲線とのフィッティング(数6)を実行する。
ステップ109m
フィッティング結果(Φ(γ,X,X))をフィッティング結果データ記憶部803fに記憶する。
ステップ109n
フィッティング結果は本処理ルーチンの中で最良かどうかを判定して処理を分岐する。
ステップ109p
算出した重みWをWbestとする。
ステップ109q
(数6)式を可能な限り小さくする組み合わせを算出してパラメータ(γ,X,X)を決定するためのパラメータの1つの組み合わせの処理の終了であり、他の総ての組み合わせの処理が終了するまで処理ステップ109bに戻る。
ステップ109r
重みWbestを重みWとして決定する。
ステップ109s
推定観測誤差から算出した重みWを重みWとして決定する。
ステップ109t
決定した重みWを出力する。
ステップ110
決定した重みWをデータ重みデータ記憶部803dに記憶する。
ステップ111
決定した重みWを使用して(数2)式を実行することにより各時間帯・周波数帯のスペクトル・データの加重スタッキングを実行する。
ステップ112
加重スタッキング結果スペクトルデータを加重スタッキング結果スペクトルデータ記憶部803gに記憶する。
ステップ113
加重スタッキング結果スペクトルデータを見掛比抵抗曲線と位相差曲線に変換する。
ステップ114
加重スタッキング結果スペクトルデータの見掛比抵抗曲線と位相差曲線のデータを加重スタッキング結果後見掛比抵抗・位相差曲線データ記憶部803hに記憶する。
ステップ115
信頼性評価指標を算出する。この信頼性評価指標の算出は、スタッキング結果スペクトルデータの見掛比抵抗と位相差を既知の手法(社団法人 物理探査学会 第112回学術講演会論文集 (2005) 第223〜226頁「MT法データの信頼性評価に関する一考察」)に基づいて実行する。
ステップ116
算出した信頼性評価指標を信頼性評価指標データ記憶部803iに記憶する。
ステップ117
信頼性評価指標が十分に収束しているかどうかを判断して処理を分岐する。
ステップ118
加重スタッキング結果を基に、見掛比抵抗と位相差の離散関係を参照して、最適解として使用する仮想見掛比抵抗曲線と仮想位相差曲線((数3)式の左辺の(ρ’,P’))を算出する。この算出は、見掛比抵抗曲線と位相差曲線が持つ特性(特性(1)〜(3))を考慮し、最小二乗法で実行する。具体的には、特性(1)〜(3)を基に、(数3)式を構成して最小二乗的に解くことにより実行する。
ステップ119
算出した仮想見掛比抵抗曲線と仮想位相差曲線のデータを仮想見掛比抵抗曲線・仮想位相差曲線データ記憶部803jに記憶する。
ステップ120
仮想曲線と各時間帯の実曲線とのフィッティング((数4)式におけるkとして使用)を実行する。
ステップ121
フィッティング結果((数4)式におけるkとして使用)をフィッティング結果データ記憶部803fに記憶する。
ステップ122
フィッティング結果を使用して(数4)式を実行することにより、各時間帯・周波数帯のスペクトル・データの重み(W)を算出する。
ステップ123
算出した重み(W)をデータ重みデータ記憶部803dに記憶する。
信頼性評価指標が十分に収束するまでステップ109〜123を繰り返し、十分に収束した後に次のステップ124に移る。
ステップ124
加重スタッキング結果スペクトル・データを出力する。
このようなスタッキング処理を実行することにより、次のような結果が得られる。
図8に示す特性曲線は、ある測定点において取得されたスペクトル・データを単純スタッキングしたときの見掛比抵抗曲線図(a)と位相差曲線図(b)である。見掛比抵抗と位相差の離散関係、曲線の連続性はともに著しく低く、エラーバーも大きい。このときの信頼性評価指標は544%である。
図9に示す曲線は、従来のオート・エディット・プログラムによるスタッキング結果を示す見掛比抵抗曲線図(a)と位相差曲線図(b)である。単純スタッキング結果よりも若干改善しているが、信頼性評価指標は462%であり、改善幅は小さい。
図10に示す曲線は、本測定点のスペクトル・データに対して、本実施例の方法を適用したときのデータの改善状況を示す曲線図(見掛比抵抗曲線図と位相差曲線図)である。
(a)は、算出した推定観測誤差を基にして加重スタッキングを行った結果であり、図1に示した処理段階(1),(2)の処理に対応する。見掛比抵抗と位相差の離散関係、曲線の連続性はともに改善が認められ、エラーバーも小さくなっている。信頼性評価指標は397%まで低減している。
(b)は、得られたスタッキング結果を基に仮想の見掛比抵抗曲線と位相差曲線を算出した結果であり、図1に示した処理段階(3)に対応する。
(c)は、推定観測誤差と仮想曲線を参照して加重スタッキングを行った結果であり、図1に示した処理段階(3),(4)の処理に対応する。信頼性評価指標は243%まで低減している。
(d)は、信頼性が向上したスタッキング結果を基に再度仮想の見掛比抵抗曲線と位相差曲線を算出した結果であり、図1に示した処理段階(3)の処理に対応する。
そして、処理段階(3),(4)の試行を繰り返すことにより、最終的に(e)に示す処理結果が得られる。信頼性評価指標は151%まで低減され、当初の単純スタッキング結果と比して3分の1以下にまで低減することができた。
本発明における処理方法の流れを示すブロック図である。 本発明の地磁気地電流法による観測データ処理装置の実施例1を示す模式図である。 電場観測用センサーの埋設状態を示す縦断側面図である。 磁場観測用センサーの埋設状態を示す縦断側面図である。 信号処理装置の構成を示すブロック図である。 メモリの構成を示すブロック図である。 スペクトル・データのスタッキング処理の一部を示すフローチャートである。 スペクトル・データのスタッキング処理の他の一部を示すフローチャートである。 スペクトル・データのスタッキング処理の更に他の一部を示すフローチャートである。 スペクトル・データの重みを決定する処理のフローチャートである。 ある測定点において取得されたスペクトル・データを単純スタッキングしたときの見掛比抵抗曲線図(a)と位相差曲線図(b)である。 従来のオート・エディット・プログラムによるスタッキング結果を示す見掛比抵抗曲線図(a)と位相差曲線図(b)である。 スペクトル・データに対して、本実施例の方法を適用したときのデータの改善状況を示す曲線図(見掛比抵抗曲線図と位相差曲線図)である。
符号の説明
1a,1b…南北方向電場観測用センサー、2a,2b…東西方向電場観測用センサー、3a…南北方向磁場観測用センサー、3b…東西方向磁場観測用センサー、3c…垂直方向磁場観測用センサー3c、8…信号処理装置、9…自動車用蓄電池、801…中央演算処理装置(CPU)、802…バス、803…メモリ、804…入出力回路、805…表示装置805、806…入力装置、803a…観測データ記憶部、803b…見掛比抵抗・位相差曲線データ記憶部、803cは…定観測誤差データ記憶部、803d…データ重みデータ記憶部、803e…加重スタッキングデータ記憶部、803f…フィッティング結果データ記憶部、803g…加重スタッキング結果スペクトルデータ記憶部、803h…加重スタッキング後見掛比抵抗曲線・位相差曲線データ記憶部、803i…信頼性評価指標データ記憶部、803j…仮想見掛比抵抗曲線・仮想位相差曲線データ記憶部、803k…仮想曲線参照重みデータ記憶部。

Claims (2)

  1. 地磁気地電流法における観測データの処理方法において、
    見掛比抵抗と位相差の離散関係(見掛比抵抗曲線の対数周波数微分値と位相差の間には相関関係があること)を基に観測誤差を推定し(推定観測誤差)、この推定観測誤差に基づいて重みを導出し、
    スペクトル・データの加重スタッキングは、加重スタッキング後にスタッキング結果の信頼性評価指標を導出するとともに仮想曲線を計算し、再び推定観測誤差と仮想曲線の両者を考慮に入れた上で重みを再決定する処理を繰り返すようにして行い、
    見掛比抵抗曲線および位相差曲線の平滑化は、見掛比抵抗と位相差の離散関係(見掛比抵抗曲線の対数周波数微分値と位相差の間には相関関係があること)を考慮して両者同一の連立方程式内で制約条件を構成することによって平滑曲線を得ることを特徴とする地磁気地電流法における観測データの処理方法。
  2. 地磁気地電流法における観測データの処理装置において、
    見掛比抵抗と位相差の離散関係(見掛比抵抗曲線の対数周波数微分値と位相差の間には相関関係があること)を基に観測誤差を推定し(推定観測誤差)、この推定観測誤差に基づいて重みを導出する手段と、
    スペクトル・データの加重スタッキングを、加重スタッキング後にスタッキング結果の信頼性評価指標を導出するとともに仮想曲線を計算し、再び推定観測誤差と仮想曲線の両者を考慮に入れた上で重みを再決定する処理を繰り返すように行う手段と、
    見掛比抵抗曲線および位相差曲線の平滑化を、見掛比抵抗と位相差の離散関係(見掛比抵抗曲線の対数周波数微分値と位相差の間には相関関係があること)を考慮して両者同一の連立方程式内で制約条件を構成することによって平滑曲線を得る手段とを備えたこと特徴とする地磁気地電流法における観測データの処理装置。
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