JP2009126630A - 商品管理用タグ、及び、商品管理システム - Google Patents
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Abstract
【課題】流通過程において商品が適切な環境下にあったか否かを、簡単に、かつ瞬時に判断できるようにする。
【解決手段】商品に付されるタグ2であって、周辺環境の状態を検出する温度センサ24と、記憶した情報の読み出し時に読み出された情報が失われる破壊型の読み出し動作を行う記憶部23と、温度センサ24により検出された周辺環境の状態を示す情報と、検出を行った時を示す情報とを対応づけて記憶部23に記憶させる一方、記憶部23に記憶された情報を読み出す制御回路21と、制御回路21により読み出された情報を無線送信する変調回路26と、を備え、制御回路21は、温度センサ24により検出された周辺環境の状態が、予め定められた状態から逸脱した場合に、記憶部23に記憶された情報を消去する。
【選択図】図2
【解決手段】商品に付されるタグ2であって、周辺環境の状態を検出する温度センサ24と、記憶した情報の読み出し時に読み出された情報が失われる破壊型の読み出し動作を行う記憶部23と、温度センサ24により検出された周辺環境の状態を示す情報と、検出を行った時を示す情報とを対応づけて記憶部23に記憶させる一方、記憶部23に記憶された情報を読み出す制御回路21と、制御回路21により読み出された情報を無線送信する変調回路26と、を備え、制御回路21は、温度センサ24により検出された周辺環境の状態が、予め定められた状態から逸脱した場合に、記憶部23に記憶された情報を消去する。
【選択図】図2
Description
本発明は、商品管理用タグ、及び、この商品管理タグを用いた商品管理システムに関する。
従来、流通過程において商品が不適切な環境におかれないよう管理する手法が種々提案されている。このような手法として、例えば、温度が設定条件に達すると表示が不可逆に変化する表示媒体と温度の推移を記録する記録媒体とを商品に添付して、商品の温度が条件外に達したか否かを判断できるようにし、さらに条件外に達したのがいつであるかを確認できるようにした流通保管環境管理方法があった(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−314073号公報
ところで、商品が適切な環境下にあったか否かを正確に判断するためには、一つ一つの商品について、その流通過程における環境を監視することが望ましい。
しかしながら、一つ一つの商品について流通過程の環境が適切であったか否かを判断するためには、この判断の作業を商品の数だけ行わなくてはならず、非常に負担が大きく、時間がかかることが想定される。例えば、上記の表示媒体を個々の商品に添付した場合は、流通過程で温度が条件外になっていないかどうかを確認するために、膨大な数の表示媒体を一つ一つ視認する必要がある。また、上記の記録媒体のように、商品に添付される媒体に流通過程における温度に関する情報(データ)を記録した場合、その温度が適切かどうかは、個々の媒体から温度の情報を読み出して、各々の媒体について判断する必要がある。この場合、情報の読み出しと判断を行うための処理量は、商品の数に応じて膨大なものとなる。
このように、一つ一つの商品について流通過程の環境を確実に監視するためには、従来の手法では作業負担と時間がかかりすぎて現実的でなく、その環境が適切であったか否かを極めて簡単かつ瞬時に判断できる手法が望まれていた。
そこで、本発明は、流通過程において商品が適切な環境下にあったか否かを、簡単に、かつ瞬時に判断できるようにすることを目的とする。
しかしながら、一つ一つの商品について流通過程の環境が適切であったか否かを判断するためには、この判断の作業を商品の数だけ行わなくてはならず、非常に負担が大きく、時間がかかることが想定される。例えば、上記の表示媒体を個々の商品に添付した場合は、流通過程で温度が条件外になっていないかどうかを確認するために、膨大な数の表示媒体を一つ一つ視認する必要がある。また、上記の記録媒体のように、商品に添付される媒体に流通過程における温度に関する情報(データ)を記録した場合、その温度が適切かどうかは、個々の媒体から温度の情報を読み出して、各々の媒体について判断する必要がある。この場合、情報の読み出しと判断を行うための処理量は、商品の数に応じて膨大なものとなる。
このように、一つ一つの商品について流通過程の環境を確実に監視するためには、従来の手法では作業負担と時間がかかりすぎて現実的でなく、その環境が適切であったか否かを極めて簡単かつ瞬時に判断できる手法が望まれていた。
そこで、本発明は、流通過程において商品が適切な環境下にあったか否かを、簡単に、かつ瞬時に判断できるようにすることを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、商品に付される商品管理用タグであって、周辺環境の状態を検出する状態検出部と、記憶した情報の読み出し時に読み出された情報が失われる破壊型の読み出し動作を行う記憶部と、前記状態検出部により検出された周辺環境の状態を示す情報と、検出を行った時を示す情報とを対応づけて前記記憶部に記憶させる一方、前記記憶部に記憶された情報を読み出す制御部と、前記制御部により前記記憶部から読み出された情報を無線送信する送信部と、を備え、前記制御部は、前記状態検出部により検出された周辺環境の状態が、予め定められた状態から逸脱した場合に、前記記憶部に記憶された情報を読み出すとともに前記送信部による情報の送信を行わせないことで、前記記憶部の情報を消去すること、を特徴とする商品管理用タグを提供する。
この構成によれば、商品に付される商品管理用タグ自身が、周辺環境の状態を検出して、検出した状態を示す情報と検出した時を示す情報とを対応づけて記憶する機能を備え、周辺環境が予め定められた状態から逸脱した場合に記憶部に記憶された情報を消去するので、商品がおかれた環境が許容される状態から逸脱したか否かを、商品管理用タグに情報が記憶されているか、或いは消去されたかをもとに判定できる。そして、この判定は情報の有無を基準とするため、複雑な演算処理が必要ないので、極めて高速に実行できる。また、商品管理用タグは記憶した情報を無線送信する機能を備えており、商品管理用タグが情報を記憶しているか否かは商品管理用タグと無線通信を行うことで容易に検出できる。このため、多数の商品管理用タグに対しても短時間で処理できる。
さらに、商品管理用タグが備える記憶部は破壊型の読み出し動作を行うものであるから、情報を読み出すだけで確実に情報を消去できる上、消去された情報は回復不可能である。つまり、商品の周辺環境の状態が許容される状態から逸脱した場合は、情報が回復不可能に確実に消去される。このため、消去の失敗等の懸念がないことにより、情報が消去されていない場合は商品の周辺環境の状態が許容される範囲であったことを確実に担保でき、高い信頼性を確保できる。
従って、この商品管理用タグを商品の流通時に商品に付しておけば、流通過程において商品が適切な環境下にあったか否かを、高い信頼性を確保しながら、簡単に、かつ瞬時に判断できる。
この構成によれば、商品に付される商品管理用タグ自身が、周辺環境の状態を検出して、検出した状態を示す情報と検出した時を示す情報とを対応づけて記憶する機能を備え、周辺環境が予め定められた状態から逸脱した場合に記憶部に記憶された情報を消去するので、商品がおかれた環境が許容される状態から逸脱したか否かを、商品管理用タグに情報が記憶されているか、或いは消去されたかをもとに判定できる。そして、この判定は情報の有無を基準とするため、複雑な演算処理が必要ないので、極めて高速に実行できる。また、商品管理用タグは記憶した情報を無線送信する機能を備えており、商品管理用タグが情報を記憶しているか否かは商品管理用タグと無線通信を行うことで容易に検出できる。このため、多数の商品管理用タグに対しても短時間で処理できる。
さらに、商品管理用タグが備える記憶部は破壊型の読み出し動作を行うものであるから、情報を読み出すだけで確実に情報を消去できる上、消去された情報は回復不可能である。つまり、商品の周辺環境の状態が許容される状態から逸脱した場合は、情報が回復不可能に確実に消去される。このため、消去の失敗等の懸念がないことにより、情報が消去されていない場合は商品の周辺環境の状態が許容される範囲であったことを確実に担保でき、高い信頼性を確保できる。
従って、この商品管理用タグを商品の流通時に商品に付しておけば、流通過程において商品が適切な環境下にあったか否かを、高い信頼性を確保しながら、簡単に、かつ瞬時に判断できる。
上記構成において、前記状態検出部は、周辺の温度を検出する温度センサであり、前記制御部は、前記温度センサにより検出された温度が、予め定められた状態から逸脱する温度であった場合に、前記記憶部に記憶された情報を消去するものとしてもよい。
この場合、流通過程において商品が適切な温度下にあったか否かを簡単に、かつ瞬時に判断できる。これにより、食品等の、温度変化によって影響を受けやすい商品について、流通時の状態を適切に管理できる。
この場合、流通過程において商品が適切な温度下にあったか否かを簡単に、かつ瞬時に判断できる。これにより、食品等の、温度変化によって影響を受けやすい商品について、流通時の状態を適切に管理できる。
また、上記構成において、少なくとも前記制御部を含む各部に電源を供給するバッテリを備え、前記制御部は、前記バッテリの残容量が予め定められた下限以下となった場合に、前記記憶部に記憶された情報を消去するものとしてもよい。
この場合、バッテリの残量不足によって周辺環境の状態が予め定められた状態から逸脱したか否かの判別や記憶部への記憶等の処理が完全に行われない可能性がある場合、或いは、流通過程でバッテリの残量が過度に減るほどの時間を要した場合に、情報が消去される。このため、不正確な情報が記憶されることがなく、商品が予め定められた状態におかれていたことが確実な場合に限って記憶部の情報が保持される。また、流通過程で要した時間が想定される時間内であった場合に情報が保持される。従って、流通過程において商品が適切な環境にあったことを確実に担保でき、高い信頼性を実現できる。
この場合、バッテリの残量不足によって周辺環境の状態が予め定められた状態から逸脱したか否かの判別や記憶部への記憶等の処理が完全に行われない可能性がある場合、或いは、流通過程でバッテリの残量が過度に減るほどの時間を要した場合に、情報が消去される。このため、不正確な情報が記憶されることがなく、商品が予め定められた状態におかれていたことが確実な場合に限って記憶部の情報が保持される。また、流通過程で要した時間が想定される時間内であった場合に情報が保持される。従って、流通過程において商品が適切な環境にあったことを確実に担保でき、高い信頼性を実現できる。
さらに、上記構成において、前記制御部は、前記商品の流通を開始してからの経過時間が、予め定められた制限時間を超えた場合に、前記記憶部に記憶された情報を消去するものとしてもよい。
この場合、流通過程で要した時間が制限時間内であった場合にのみ情報が保持されるので、商品が確実に適切な時間内で流通されたことを担保でき、高い信頼性を実現できる。
この場合、流通過程で要した時間が制限時間内であった場合にのみ情報が保持されるので、商品が確実に適切な時間内で流通されたことを担保でき、高い信頼性を実現できる。
また、本発明は、商品に付される商品管理用タグと、この商品管理用タグから情報を取得するタグリーダとを備え、前記商品管理用タグは、周辺環境の状態を検出する状態検出部と、記憶した情報の読み出し時に読み出された情報が失われる破壊型の読み出し動作を行う記憶部と、前記状態検出部により検出された周辺環境の状態を示す情報と、検出を行った時を示す情報とを対応づけて前記記憶部に記憶させる一方、前記記憶部に記憶された情報を読み出す制御部と、前記制御部により前記記憶部から読み出された情報を前記タグリーダに無線送信する送信部と、を備え、前記制御部は、前記状態検出部により検出された周辺環境の状態が、予め定められた状態から逸脱した場合に、前記記憶部に記憶された情報を読み出すとともに前記送信部による情報の送信を行わせないことで、前記記憶部の情報を消去するものであり、前記タグリーダは、前記商品管理用タグに対して情報の送信を指示し、この指示に応じて前記商品管理用タグから送信された情報に基づいて、前記商品の状態の正否を判別するリーダ制御部と、前記リーダ制御部による判別の結果を報知する報知部と、を備えること、を特徴とする商品管理システムを提供する。
この構成によれば、商品に付される商品管理用タグが、周辺環境の状態を検出して、検出した時と対応づけて記憶する機能を備え、周辺環境が予め定められた状態から逸脱した場合に記憶部に記憶された情報を消去するので、タグリーダによって情報の送信を指示し、この指示に応じて商品管理用タグから送信される情報に、周辺環境の状態に関する情報が含まれているか否かをもとに、商品がおかれた環境が許容される状態から逸脱したか否かをタグリーダが容易に判定できる。この判定は情報の有無を基準とするため、複雑な演算処理が必要ないので、極めて高速に実行できる。また、商品管理用タグが記憶した情報がタグリーダに無線送信されるので、商品管理用タグが記憶している情報をタグリーダによって極めて容易に取得できる。このため、多数の商品管理用タグに対してもタグリーダによって短時間で処理できる。
さらに、商品管理用タグが備える記憶部は破壊型の読み出し動作を行うものであるから、情報を読み出すだけで確実に情報を消去できる。つまり、商品がおかれた環境が許容される状態から逸脱した場合は、情報が回復不可能な状態に確実に消去され、消去の失敗等の懸念がない。このため、情報が消去されていない場合は商品の周辺環境の状態が許容される範囲であったことを確実に担保でき、高い信頼性を確保できる。
従って、商品管理用タグを商品の流通時に商品に付しておけば、流通過程において商品が適切な環境下にあったか否かを、高い信頼性を確保しながら、簡単に、かつ瞬時にタグリーダによって判定でき、この判定結果が報知されることで、流通過程において商品がおかれた環境の正否を容易に知ることができる。
この構成によれば、商品に付される商品管理用タグが、周辺環境の状態を検出して、検出した時と対応づけて記憶する機能を備え、周辺環境が予め定められた状態から逸脱した場合に記憶部に記憶された情報を消去するので、タグリーダによって情報の送信を指示し、この指示に応じて商品管理用タグから送信される情報に、周辺環境の状態に関する情報が含まれているか否かをもとに、商品がおかれた環境が許容される状態から逸脱したか否かをタグリーダが容易に判定できる。この判定は情報の有無を基準とするため、複雑な演算処理が必要ないので、極めて高速に実行できる。また、商品管理用タグが記憶した情報がタグリーダに無線送信されるので、商品管理用タグが記憶している情報をタグリーダによって極めて容易に取得できる。このため、多数の商品管理用タグに対してもタグリーダによって短時間で処理できる。
さらに、商品管理用タグが備える記憶部は破壊型の読み出し動作を行うものであるから、情報を読み出すだけで確実に情報を消去できる。つまり、商品がおかれた環境が許容される状態から逸脱した場合は、情報が回復不可能な状態に確実に消去され、消去の失敗等の懸念がない。このため、情報が消去されていない場合は商品の周辺環境の状態が許容される範囲であったことを確実に担保でき、高い信頼性を確保できる。
従って、商品管理用タグを商品の流通時に商品に付しておけば、流通過程において商品が適切な環境下にあったか否かを、高い信頼性を確保しながら、簡単に、かつ瞬時にタグリーダによって判定でき、この判定結果が報知されることで、流通過程において商品がおかれた環境の正否を容易に知ることができる。
上記構成において、前記商品管理用タグの前記制御部は、前記タグリーダから送信された指示が正規の指示であるか否かを判別し、正規の指示でない場合は前記記憶部に記憶された情報を消去するものとしてもよい。
この場合、商品管理用タグから情報を取得すべき正規のタグリーダでなく、不正な手法によって商品管理用タグの情報が読み取られようとした場合に、商品管理用タグが情報を消去するので、商品の流通過程や商品の状態に関する情報の不正な利用を防止できる。
この場合、商品管理用タグから情報を取得すべき正規のタグリーダでなく、不正な手法によって商品管理用タグの情報が読み取られようとした場合に、商品管理用タグが情報を消去するので、商品の流通過程や商品の状態に関する情報の不正な利用を防止できる。
本発明によれば、流通過程において商品が適切な環境下にあったか否かを、高い信頼性を確保しながら、簡単に、かつ瞬時に判断できる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明を適用した実施形態に係る商品管理システム1の構成を示す概略図である。
この商品管理システム1では、トラックや鉄道等の輸送手段12により輸送される商品10に商品管理用タグとしてのタグ2が添付され、このタグ2に情報を記憶させることによって、輸送・保管中において商品10がおかれる環境を監視するシステムである。
タグ2が添付された商品10が輸送手段12を経て荷受け先14に到着すると、荷受け先14に設置されたタグリーダ3によって、タグ2に記憶された情報が読み出される。
ここで、タグ2は、輸送手段12による輸送中(一時的または長時間の保管を含む。以下同じ。)の温度を検出して記憶する機能を有し、タグリーダ3は、タグ2に記憶されている温度に関する情報を取得できる。
さらに、タグ2は、輸送中の温度が予め設定された温度を超えた場合や、輸送を開始してからの時間が予め設定された制限時間を超えた場合等に、記憶している情報を不可逆的に完全に消去する。荷受け先14では、タグリーダ3がタグ2の情報を読み取る際に、タグ2に情報が記憶されていないと判定した場合は、タグリーダ3がその旨を報知する。これにより、荷受け先14では、例えばタグ2に情報が記憶されていない場合に、そのタグ2が添付された商品10の入荷を拒否したり、除外したりする等の対応ができる。
図1は、本発明を適用した実施形態に係る商品管理システム1の構成を示す概略図である。
この商品管理システム1では、トラックや鉄道等の輸送手段12により輸送される商品10に商品管理用タグとしてのタグ2が添付され、このタグ2に情報を記憶させることによって、輸送・保管中において商品10がおかれる環境を監視するシステムである。
タグ2が添付された商品10が輸送手段12を経て荷受け先14に到着すると、荷受け先14に設置されたタグリーダ3によって、タグ2に記憶された情報が読み出される。
ここで、タグ2は、輸送手段12による輸送中(一時的または長時間の保管を含む。以下同じ。)の温度を検出して記憶する機能を有し、タグリーダ3は、タグ2に記憶されている温度に関する情報を取得できる。
さらに、タグ2は、輸送中の温度が予め設定された温度を超えた場合や、輸送を開始してからの時間が予め設定された制限時間を超えた場合等に、記憶している情報を不可逆的に完全に消去する。荷受け先14では、タグリーダ3がタグ2の情報を読み取る際に、タグ2に情報が記憶されていないと判定した場合は、タグリーダ3がその旨を報知する。これにより、荷受け先14では、例えばタグ2に情報が記憶されていない場合に、そのタグ2が添付された商品10の入荷を拒否したり、除外したりする等の対応ができる。
タグ2は、商品10のパッケージに貼付又は引っ掛ける等の方法で取り付けられる。1または少数の商品10に対して一つのタグ2が添付されることが好ましく、より好ましくは、一つの商品10に一つのタグ2が添付される。
ここで、タグ2を取り付ける商品10としては、生鮮食品を含む食品、日用品(消耗品、耐久消費財を含む)、家具、電化製品、精密機器、その他の工業製品及び非工業製品を含めた全ての商品が適用可能であり、サイズ、形状、包装形態、輸送単位、輸送方法を全く問わない。特に、食品をはじめとして周辺環境によって品質が影響を受ける商品に対して本発明を適用することが好適であり、中でも周囲の温度により影響を受けやすい商品に本発明を適用すると、非常に効果的である。
ここで、タグ2を取り付ける商品10としては、生鮮食品を含む食品、日用品(消耗品、耐久消費財を含む)、家具、電化製品、精密機器、その他の工業製品及び非工業製品を含めた全ての商品が適用可能であり、サイズ、形状、包装形態、輸送単位、輸送方法を全く問わない。特に、食品をはじめとして周辺環境によって品質が影響を受ける商品に対して本発明を適用することが好適であり、中でも周囲の温度により影響を受けやすい商品に本発明を適用すると、非常に効果的である。
図2は、タグ2の構成例を示すブロック図である。なお、タグ2は多数の商品10に添付されるものであるが、これらのタグ2は一様に図2に例示するように構成されている。
この図2に示すように、タグ2は、例えばCPU(Central Processing Unit)により構成される制御部としての制御回路21と、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)により構成されるメモリ22と、記憶部23とを備えている。メモリ22は、制御回路21により実行される各種プログラム、及び、これらのプログラムに係るデータ等を記憶しており、制御回路21は、メモリ22に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、タグ2の各部を制御する。
また、タグ2は、温度を検出して検出値を制御回路21に出力する温度センサ24と、アンテナ27を介して無線信号を受信した場合に、この無線信号を復調して制御回路21に出力する復調回路25と、制御回路21から入力された情報を変調してアンテナ27から無線送信する送信部としての変調回路26と、上述したタグ2の各部に電源電圧を供給するバッテリ28とを備えている。なお、本実施形態では状態検出部として周囲の温度を検出する温度センサ24を備えているが、圧力センサや加速度センサを用いてもよい。
この図2に示すように、タグ2は、例えばCPU(Central Processing Unit)により構成される制御部としての制御回路21と、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)により構成されるメモリ22と、記憶部23とを備えている。メモリ22は、制御回路21により実行される各種プログラム、及び、これらのプログラムに係るデータ等を記憶しており、制御回路21は、メモリ22に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、タグ2の各部を制御する。
また、タグ2は、温度を検出して検出値を制御回路21に出力する温度センサ24と、アンテナ27を介して無線信号を受信した場合に、この無線信号を復調して制御回路21に出力する復調回路25と、制御回路21から入力された情報を変調してアンテナ27から無線送信する送信部としての変調回路26と、上述したタグ2の各部に電源電圧を供給するバッテリ28とを備えている。なお、本実施形態では状態検出部として周囲の温度を検出する温度センサ24を備えているが、圧力センサや加速度センサを用いてもよい。
記憶部23は、制御回路21の制御に従って情報を記憶し、制御回路21の読み出し動作によって記憶した情報が読み出される。記憶部23は、FeRAM(Ferroelectric RAM:いわゆる強誘電体メモリ)を用いて構成される。FeRAMは強誘電体のヒステリシスを利用した不揮発性の半導体記憶素子であり、読み出し時にデータが失われる、いわゆる破壊型の読み出し動作を行う(破壊読出型)という特徴を有する。強誘電体メモリは強誘電体の分極状態を0と1に対応させてデータを記憶しており、この強誘電体メモリからデータを読み出す際には、パルス電圧が印加され、分極反転が起きて電流が流れるか否かに基づいてデータの1と0が判定される。このデータの読み出しによって、元のデータが1か0かに関係なく電圧が印加された方向に分極するので、元のデータは失われ、復元は不可能となる。従って、記憶部23から情報を読み出した場合、読み出した情報の書き戻し(再書き込み)を行わないと、読み出された情報は完全に失われる。本実施形態の記憶部23は、自動的に書き戻しを行う機能を持たないものとし、制御回路21の機能によって特定の条件を満たす場合に書き戻しを行うことが可能な構成としてもよいが、書き戻しの機能が無くてもよい。なお、記憶部23として、読み出し時に失われるデータを自動的に再書き込みする機能を備えた強誘電体メモリ素子を用い、この強誘電体メモリ素子の再書き込み機能を停止させることで、上記の破壊型の読み出し動作を実現してもよい。また、記憶部23には高速で消費電力が少ないという利点がある。
バッテリ28は、ボタン型電池(コイン型電池を含む)、乾電池等の一次電池や、チウムイオン二次電池、リチウムイオンポリマー二次電池、ニッケル水素二次電池、ニッケル−カドミウム二次電池等の充電可能な電池、或いは、コンデンサ(キャパシタ)を用いて電力を蓄積する回路等で構成され、例えば直流電圧を供給する電源として機能する。バッテリ28は、少なくとも制御回路21を含む各部、例えばメモリ22、記憶部23、温度センサ24、復調回路25、及び変調回路26に電源を供給する。制御回路21は、例えば、バッテリ28が供給する電源の両端電圧に基づいて、バッテリ28の残量を検出する機能を備える。
バッテリ28の容量は任意であるが、商品10の輸送時間として想定される時間内は電力供給を続けられる程度の容量であることが望ましい。また、バッテリ28の容量は大きすぎない方がよく、例えば、商品10を荷受け先14に届ける時間に制限が設けられている場合、すなわち、後述する期限が設定されている場合には、この期限を超過した場合に残量が低下する程度であると、より好ましい。
バッテリ28の容量は任意であるが、商品10の輸送時間として想定される時間内は電力供給を続けられる程度の容量であることが望ましい。また、バッテリ28の容量は大きすぎない方がよく、例えば、商品10を荷受け先14に届ける時間に制限が設けられている場合、すなわち、後述する期限が設定されている場合には、この期限を超過した場合に残量が低下する程度であると、より好ましい。
制御回路21は、外部の装置から動作開始を指示する制御信号が無線送信され、この制御信号が復調回路25によって復調されて入力された場合に、内蔵するタイマ21Aによる計時を開始する。この動作開始後、制御回路21は、温度センサ24によって、予め設定された所定時間おきに温度を検出させる。制御回路21は、温度センサ24によって検出された温度を取得して、この温度を示す情報を、タイマ21Aにより計時している時刻を示す情報とともに記憶部23に記憶させる。
そして、制御回路21は、外部の装置から情報送信を指示する制御信号が無線送信され、この制御信号が復調回路25によって復調され、復調回路25から制御信号が入力された場合に、この制御信号に応答して、記憶部23が記憶している情報を読み出して、変調回路26によって無線送信させる。
ここで、制御回路21は、外部の装置から情報送信を指示する制御信号が無線送信された場合に、この制御信号に認証用のコード(以下、認証コードという)が含まれているか否かを判別し、正しい認証コードが含まれている場合にのみ、上記のように情報を無線送信する。この判別は、制御回路21により、メモリ22に記憶している正規の認証コードと、復調回路25により受信した認証コードとを比較対照することで行われる。そして、認証コードが含まれていない場合や、含まれていた認証コードが正しい認証コードでない場合には、記憶部23に記憶した情報を無線送信することなく、消去する。
そして、制御回路21は、外部の装置から情報送信を指示する制御信号が無線送信され、この制御信号が復調回路25によって復調され、復調回路25から制御信号が入力された場合に、この制御信号に応答して、記憶部23が記憶している情報を読み出して、変調回路26によって無線送信させる。
ここで、制御回路21は、外部の装置から情報送信を指示する制御信号が無線送信された場合に、この制御信号に認証用のコード(以下、認証コードという)が含まれているか否かを判別し、正しい認証コードが含まれている場合にのみ、上記のように情報を無線送信する。この判別は、制御回路21により、メモリ22に記憶している正規の認証コードと、復調回路25により受信した認証コードとを比較対照することで行われる。そして、認証コードが含まれていない場合や、含まれていた認証コードが正しい認証コードでない場合には、記憶部23に記憶した情報を無線送信することなく、消去する。
また、制御回路21は、動作を開始した後に温度センサ24によって検出された温度が、予め設定された温度範囲から外れた場合に、記憶部23に記憶した情報を消去する。さらに、制御回路21は、動作を開始した後にバッテリ28の残量が予め設定された残量の下限以下になった場合、及び、タイマ21Aにより計時している時刻(動作開始からの経過時間)が、予め設定された期限を超過した場合は、いずれも、記憶部23に記憶した情報を消去する。
制御回路21が記憶部23の情報を消去する場合、記憶部23から全ての情報を書き戻し動作を行うことなく読み出し、読み出した情報を逐次または一括して消去する。ここで制御回路21は、記憶部23から読み出した情報をメモリ22に記憶したり変調回路26により送信したりすることはない。この動作により、破壊型の読み出し動作を行う記憶部23から完全に情報が失われる。
制御回路21が記憶部23の情報を消去する場合、記憶部23から全ての情報を書き戻し動作を行うことなく読み出し、読み出した情報を逐次または一括して消去する。ここで制御回路21は、記憶部23から読み出した情報をメモリ22に記憶したり変調回路26により送信したりすることはない。この動作により、破壊型の読み出し動作を行う記憶部23から完全に情報が失われる。
図3は、タグリーダ3の構成を示すブロック図である。
この図3に示すように、タグリーダ3は、例えばCPUにより構成されるリーダ制御部としての制御回路31と、ROMやRAMにより構成されるメモリ32とを備えている。メモリ32は、制御回路31により実行される各種プログラム、及び、これらのプログラムに係るデータ等を記憶しており、制御回路31は、メモリ32に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、タグリーダ3の各部を制御する。また、タグリーダ3は、オペレータの入力操作等により各種情報や指示が入力される入力部33と、アンテナ36を介して無線信号を受信した場合に、この無線信号を復調して制御回路31に出力する復調回路34と、制御回路31から入力された情報を変調してアンテナ36から無線送信する変調回路35と、LCD(Liquid Crystal Display)や有機EL(Electro-Luminescence)パネル等の表示画面に、制御回路31から入力された情報を表示する表示部37と、外部のホストコンピュータ4に接続されるインタフェース38と、を備えている。表示部37は、報知部として機能する。
なお、タグリーダ3は、バッテリまたは商用電源に基づいて各部に電源を供給する電源部を備えているが、ここでは図示しない。
また、ホストコンピュータ4は、CPU、ROM、RAM、ディスプレイ、キーボード等を備えた一般的なパーソナルコンピュータ、またはサーバ装置である。ホストコンピュータ4は、タグ2からタグリーダ3が取得した情報を、タグリーダ3がインタフェース38を介して出力した場合に、この情報をデータベース化する等の処理を行う。
この図3に示すように、タグリーダ3は、例えばCPUにより構成されるリーダ制御部としての制御回路31と、ROMやRAMにより構成されるメモリ32とを備えている。メモリ32は、制御回路31により実行される各種プログラム、及び、これらのプログラムに係るデータ等を記憶しており、制御回路31は、メモリ32に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、タグリーダ3の各部を制御する。また、タグリーダ3は、オペレータの入力操作等により各種情報や指示が入力される入力部33と、アンテナ36を介して無線信号を受信した場合に、この無線信号を復調して制御回路31に出力する復調回路34と、制御回路31から入力された情報を変調してアンテナ36から無線送信する変調回路35と、LCD(Liquid Crystal Display)や有機EL(Electro-Luminescence)パネル等の表示画面に、制御回路31から入力された情報を表示する表示部37と、外部のホストコンピュータ4に接続されるインタフェース38と、を備えている。表示部37は、報知部として機能する。
なお、タグリーダ3は、バッテリまたは商用電源に基づいて各部に電源を供給する電源部を備えているが、ここでは図示しない。
また、ホストコンピュータ4は、CPU、ROM、RAM、ディスプレイ、キーボード等を備えた一般的なパーソナルコンピュータ、またはサーバ装置である。ホストコンピュータ4は、タグ2からタグリーダ3が取得した情報を、タグリーダ3がインタフェース38を介して出力した場合に、この情報をデータベース化する等の処理を行う。
制御回路31は、入力部33から入力される指示に従って動作を開始し、読み取り対象範囲に位置するタグ2に向けて、情報送信を指示する制御信号を変調回路35によって送信する。読み取り対象範囲とは、アンテナ36により送信される無線信号をタグ2が受信可能で、この無線信号に応答したタグ2からの無線信号をタグリーダ3が受信可能な範囲である。この読み取り対象範囲はアンテナ36の形状や変調回路35の送信出力によって任意に構成でき、例えば、多数のタグ2を収めることが可能な広い読み取り対象範囲を実現してもよいし、ベルトコンベアー等で商品10を流して搬送する場合に、この搬送路の一部が収まるように読み取り対象範囲を実現してもよく、荷受け先14(図1)における商品10の扱い方と、タグリーダ3の設置状況に応じて適宜決めればよい。
制御回路31は、読み取り対象範囲にタグ2が位置するか否かに関わらず、所定時間毎に無線信号をアンテナ36により送信する。
また、制御回路31は、タグ2に対して情報送信を指示する制御信号を送信する際に、予め設定された認証コードを付加する。この認証コードは、例えば、メモリ32に固定的に記憶され、或いは、入力部33により設定される。
そして、制御回路31は、変調回路35が送信した制御信号に応答してタグ2から情報が送信された場合に、この情報を受信し、この情報が、輸送中における温度に関する正規の情報を含んでいるか否かを判別し、判別結果を、表示部37によって報知する。
制御回路31は、読み取り対象範囲にタグ2が位置するか否かに関わらず、所定時間毎に無線信号をアンテナ36により送信する。
また、制御回路31は、タグ2に対して情報送信を指示する制御信号を送信する際に、予め設定された認証コードを付加する。この認証コードは、例えば、メモリ32に固定的に記憶され、或いは、入力部33により設定される。
そして、制御回路31は、変調回路35が送信した制御信号に応答してタグ2から情報が送信された場合に、この情報を受信し、この情報が、輸送中における温度に関する正規の情報を含んでいるか否かを判別し、判別結果を、表示部37によって報知する。
続いて、商品管理システム1の動作について説明する。
図4は、商品10の輸送中におけるタグ2の動作を示すフローチャートである。
この動作は、外部の装置からタグ2に対して、動作開始を指示する制御信号を無線送信し、この制御信号を受信した制御回路21が動作を開始することで行われる。なお、タグ2に機械的な操作や電磁的な変化を検出するスイッチを設け、このスイッチがオンになったときに制御回路21が動作を開始する構成としてもよい。さらに、バッテリ28から各部への電源供給をオンに切り換えるスイッチを設けて、このスイッチがオンになって制御回路21への電源供給が開始されたときに、動作を開始するようにしてもよい。
図4は、商品10の輸送中におけるタグ2の動作を示すフローチャートである。
この動作は、外部の装置からタグ2に対して、動作開始を指示する制御信号を無線送信し、この制御信号を受信した制御回路21が動作を開始することで行われる。なお、タグ2に機械的な操作や電磁的な変化を検出するスイッチを設け、このスイッチがオンになったときに制御回路21が動作を開始する構成としてもよい。さらに、バッテリ28から各部への電源供給をオンに切り換えるスイッチを設けて、このスイッチがオンになって制御回路21への電源供給が開始されたときに、動作を開始するようにしてもよい。
タグ2の制御回路21は、動作を開始してから所定時間毎にバッテリ28の残量を検出し(ステップS11)、この残量が、予め設定され、メモリ22に記憶している残量の下限以下か否かを判別する(ステップS12)。バッテリ28の残量が下限以下であれば、制御回路21は後述するステップS18に移行する。
また、バッテリ28の残量が下限を超えていれば(ステップS12;No)、制御回路21は、温度センサ24により温度を検出させ、検出された温度を取得する(ステップS13)。そして制御回路21は、予め設定され、メモリ22に記憶している温度範囲から外れたか否かを判別する(ステップS14)。ここで設定された温度範囲とは、商品10の品質管理上、問題がないと思われる温度範囲であり、商品10の性質によって決定され、設定される。この範囲は上限のみを定めた範囲であっても、下限のみを定めた範囲であってもよい。例えば商品10が要冷蔵の食品である場合、設定される温度範囲は、0℃〜10℃、4℃〜12℃等であり、商品10が冷凍食品である場合、設定される温度範囲は−18℃以下等である。
また、バッテリ28の残量が下限を超えていれば(ステップS12;No)、制御回路21は、温度センサ24により温度を検出させ、検出された温度を取得する(ステップS13)。そして制御回路21は、予め設定され、メモリ22に記憶している温度範囲から外れたか否かを判別する(ステップS14)。ここで設定された温度範囲とは、商品10の品質管理上、問題がないと思われる温度範囲であり、商品10の性質によって決定され、設定される。この範囲は上限のみを定めた範囲であっても、下限のみを定めた範囲であってもよい。例えば商品10が要冷蔵の食品である場合、設定される温度範囲は、0℃〜10℃、4℃〜12℃等であり、商品10が冷凍食品である場合、設定される温度範囲は−18℃以下等である。
温度センサ24により検出された温度が設定温度範囲から外れていた場合(ステップS14;Yes)、制御回路21は、後述するステップS18に移行する。
また、検出された温度が設定温度範囲内であった場合(ステップS14;No)、制御回路21はタイマ21Aにより計時している現在時刻を取得する(ステップS15)。この現在時刻とは、制御回路21が動作を開始してからの経過時間である。なお、タイマ21Aが現在時刻を計時するRTC(Real Time Clock)である場合、制御回路21は現在の日時及び/又は時刻を取得する。
制御回路21は、取得した時刻が、予め設定され、メモリ22に記憶している期限を超過しているか否かを判別する(ステップS16)。現在時刻が期限を超過していた場合(ステップS16;Yes)、制御回路21は、後述するステップS18に移行する。
また、現在時刻が期限内であった場合(ステップS16;No)、制御回路21は、ステップS13で取得した温度と、ステップS15で取得した時刻とを対応づけて記憶部23に記憶させ、ステップS11に戻り、所定時間が経過したら上述した動作を繰り返し実行する。
また、検出された温度が設定温度範囲内であった場合(ステップS14;No)、制御回路21はタイマ21Aにより計時している現在時刻を取得する(ステップS15)。この現在時刻とは、制御回路21が動作を開始してからの経過時間である。なお、タイマ21Aが現在時刻を計時するRTC(Real Time Clock)である場合、制御回路21は現在の日時及び/又は時刻を取得する。
制御回路21は、取得した時刻が、予め設定され、メモリ22に記憶している期限を超過しているか否かを判別する(ステップS16)。現在時刻が期限を超過していた場合(ステップS16;Yes)、制御回路21は、後述するステップS18に移行する。
また、現在時刻が期限内であった場合(ステップS16;No)、制御回路21は、ステップS13で取得した温度と、ステップS15で取得した時刻とを対応づけて記憶部23に記憶させ、ステップS11に戻り、所定時間が経過したら上述した動作を繰り返し実行する。
また、ステップS18で、制御回路21は、記憶部23に記憶されている温度と時刻とに関する情報を全て読み出すとともに、読み出した情報を記憶も出力もせず消去する。これにより、記憶部23に記憶されていた情報は、回復不可能に消去される。そして、情報を消去したことを確認すると、制御回路21は、タグ2の各部の動作を停止させて、自身も停止する(ステップS19)。
このように、制御回路21は、商品10の輸送開始に伴って動作開始が指示されると、所定時間毎に温度センサ24の検出温度を取得し、予め設定された温度範囲から外れた場合には記憶部23の情報を消去する。このため、商品10の輸送中に適切な温度環境が保たれていたか否かを、記憶部23の状態をもとに速やかに知ることができる。
さらに、制御回路21は、バッテリ28の残量、現在時刻(動作開始からの経過時間)を取得し、これらが予め設定された制限に該当した場合は記憶部23の情報を消去する。すなわち、商品10の輸送に時間がかかりすぎた場合は記憶部23の情報が消去されるので、商品10が適切な時間内に輸送されたか否かを、記憶部23の状態をもとに知ることができる。
さらに、制御回路21は、バッテリ28の残量、現在時刻(動作開始からの経過時間)を取得し、これらが予め設定された制限に該当した場合は記憶部23の情報を消去する。すなわち、商品10の輸送に時間がかかりすぎた場合は記憶部23の情報が消去されるので、商品10が適切な時間内に輸送されたか否かを、記憶部23の状態をもとに知ることができる。
図5は、荷受け先14における商品管理システム1の動作を示すフローチャートであり、タグ2とタグリーダ3の動作を対照してシーケンス図とすべく、図5(A)にタグリーダ3の動作を示し、図5(B)にタグ2の動作を示す。
図5(A)に示すように、タグリーダ3は、上述したように読み取り対象範囲に対して所定時間毎に無線信号を送信する(ステップS31)。この無線信号は、タグ2に対して記憶部23に記憶した情報を出力するよう指示する制御信号と、タグリーダ3が有する認証コードとを含む。
これに対し、読み取り対象範囲に位置するタグ2は、タグリーダ3から送信された無線信号を受信すると(図5(B)のステップS41)、この無線信号に含まれる認証コードが正規の認証コードであるか否かの判定を行う(ステップS42)。ここで、受信した認証コードが正規の認証コードであった場合(ステップS43;Yes)、タグ2は記憶部23に記憶した情報を制御回路21によって読み出し、この情報を含む無線信号を変調回路26によってタグリーダ3へ送信する(ステップS44)。
図5(A)に示すように、タグリーダ3は、上述したように読み取り対象範囲に対して所定時間毎に無線信号を送信する(ステップS31)。この無線信号は、タグ2に対して記憶部23に記憶した情報を出力するよう指示する制御信号と、タグリーダ3が有する認証コードとを含む。
これに対し、読み取り対象範囲に位置するタグ2は、タグリーダ3から送信された無線信号を受信すると(図5(B)のステップS41)、この無線信号に含まれる認証コードが正規の認証コードであるか否かの判定を行う(ステップS42)。ここで、受信した認証コードが正規の認証コードであった場合(ステップS43;Yes)、タグ2は記憶部23に記憶した情報を制御回路21によって読み出し、この情報を含む無線信号を変調回路26によってタグリーダ3へ送信する(ステップS44)。
タグリーダ3は、タグ2から無線信号が送信されると、これを受信して(図5(A)のステップS32)、受信した無線信号に、温度センサ24により検出した温度と時刻とが対応づけられた正規の情報が含まれているか否かを判別する(ステップS33)。
ここで、正規の情報が含まれている場合、(ステップS33;Yes)、タグリーダ3は、例えば表示部37に正常である旨のメッセージを表示する等して、タグ2の情報が正常である旨を報知する(ステップS34)。
また、タグ2から受信した無線信号に正規の情報が含まれていない場合(ステップS33;No)、タグリーダ3は、例えば表示部37にタグ2の異常を示すメッセージを表示する等して、タグ2の異常を報知する(ステップS35)。
ここで、正規の情報が含まれている場合、(ステップS33;Yes)、タグリーダ3は、例えば表示部37に正常である旨のメッセージを表示する等して、タグ2の情報が正常である旨を報知する(ステップS34)。
また、タグ2から受信した無線信号に正規の情報が含まれていない場合(ステップS33;No)、タグリーダ3は、例えば表示部37にタグ2の異常を示すメッセージを表示する等して、タグ2の異常を報知する(ステップS35)。
また、タグ2は、タグリーダ3から送信された無線信号に認証コードが含まれていない、或いは、認証コードが正規の認証コードでない場合は(図5(B)のステップS43)、記憶部23に記憶されている温度と時刻とに関する情報を制御回路21により全て読み出すとともに、読み出した情報を記憶も出力もせず消去する。これにより、記憶部23に記憶されていた情報は、回復不可能に消去される。
以上のように、本発明を適用した実施形態に係る商品管理システム1によれば、商品10に付されるタグ2自身が、温度センサ24によって温度を検出し、検出した温度を示す情報と検出した時の時刻(経過時間)とを制御回路21によって記憶部23に記憶させる機能を有し、この温度が予め設定された範囲から逸脱した場合に記憶部23に記憶された情報を消去する。そして、荷受け先14においてはタグリーダ3を用いてタグ2が記憶している情報を無線通信により取得し、タグ2から送信される無線信号に温度に関する情報が含まれているか否かをもとに、商品10がおかれた環境が許容される状態から逸脱したか否かをタグリーダ3において容易に判定できる。
この判定は情報の有無を基準とするため複雑な演算処理が必要ないので、極めて高速に実行できる。また、タグ2は変調回路26により情報を無線送信するため、タグ2が記憶している情報はタグリーダ3によって極めて容易に取得でき、例えば多数の商品10が積まれている状態や、商品10が視認できない位置にある状態であったとしても、容易にタグリーダ3によって情報を取得できる。
この判定は情報の有無を基準とするため複雑な演算処理が必要ないので、極めて高速に実行できる。また、タグ2は変調回路26により情報を無線送信するため、タグ2が記憶している情報はタグリーダ3によって極めて容易に取得でき、例えば多数の商品10が積まれている状態や、商品10が視認できない位置にある状態であったとしても、容易にタグリーダ3によって情報を取得できる。
さらに、タグ2が備える記憶部23は破壊型の読み出し動作を行うものであるから、情報を読み出すだけで確実に情報を消去できる。つまり、商品10の環境すなわち温度が許容される範囲から逸脱した場合は、記憶部23の情報が回復不可能な状態に確実に消去され、消去の失敗等の懸念がない。このため、情報が消去されていない場合は商品10の温度が許容範囲内であったことを確実に担保でき、高い信頼性を確保できる。
従って、タグ2を商品10に付しておけば、輸送中に商品10が適切な環境下にあったか否かを、高い信頼性を確保しながら、簡単に、かつ瞬時にタグリーダ3によって判定でき、この判定結果が表示部37等によって報知されることで、輸送中に商品10がおかれた環境の正否を容易に知ることができる。また、この処理は極めて簡単かつ短時間で済むため、タグリーダ3によって多数のタグ2に対する処理を短時間で実行できる。これにより、多数の商品10を輸送する際にも短時間で処理を行うことができ、適切な環境で輸送されなかった商品10を確実にピックアップして、除外、廃棄、或いは受け取り拒否する等の対応が可能となる。
従って、タグ2を商品10に付しておけば、輸送中に商品10が適切な環境下にあったか否かを、高い信頼性を確保しながら、簡単に、かつ瞬時にタグリーダ3によって判定でき、この判定結果が表示部37等によって報知されることで、輸送中に商品10がおかれた環境の正否を容易に知ることができる。また、この処理は極めて簡単かつ短時間で済むため、タグリーダ3によって多数のタグ2に対する処理を短時間で実行できる。これにより、多数の商品10を輸送する際にも短時間で処理を行うことができ、適切な環境で輸送されなかった商品10を確実にピックアップして、除外、廃棄、或いは受け取り拒否する等の対応が可能となる。
特に、タグ2は、制御回路21によって、温度センサ24が検出した温度が許容される範囲を外れた場合に記憶部23の情報を消去するので、食品等の、温度変化によって影響を受けやすい商品10について、輸送中の状態を適切に管理できる。
また、制御回路21は、バッテリ28の残容量が予め定められた下限以下となった場合に、記憶部23に記憶された情報を消去するので、バッテリ28の残量不足によって周辺環境の状態が予め定められた状態から逸脱したか否かの判別や記憶部23への記憶等の処理が完全に行われない可能性がある場合、或いは、輸送中にバッテリ28の残量が過度に減るほどの時間を要した場合に、情報が消去される。
このため、記憶部23に不正確な情報が記憶されることがなく、商品10が確実に予め定められた状態におかれていた場合に限って記憶部23の情報が保持される。また、輸送中に要した時間が想定される時間内であった場合に情報が保持され、過度に時間を超過した場合は情報が消去される。従って、輸送中に商品10が確実に適切な環境にあったことを担保でき、高い信頼性を実現できる。
さらに、タグ2の動作開始からの経過時間、すなわち商品10の流通を開始してからの経過時間が予め定められた制限時間を超えた場合に、記憶部23に記憶された情報を消去するので、商品10が確実に適切な時間内で流通されたことを担保でき、高い信頼性を実現できる。
また、タグ2は、タグリーダ3から送信された無線信号に正規の認証コードが含まれていない場合は記憶部23に記憶された情報を消去するので、不正な手法によってタグ2の情報が読み取られようとした場合にタグ2が情報を消去することにより、商品10の輸送手段12や商品10の状態に関する情報の不正な利用を防止できる。
このため、記憶部23に不正確な情報が記憶されることがなく、商品10が確実に予め定められた状態におかれていた場合に限って記憶部23の情報が保持される。また、輸送中に要した時間が想定される時間内であった場合に情報が保持され、過度に時間を超過した場合は情報が消去される。従って、輸送中に商品10が確実に適切な環境にあったことを担保でき、高い信頼性を実現できる。
さらに、タグ2の動作開始からの経過時間、すなわち商品10の流通を開始してからの経過時間が予め定められた制限時間を超えた場合に、記憶部23に記憶された情報を消去するので、商品10が確実に適切な時間内で流通されたことを担保でき、高い信頼性を実現できる。
また、タグ2は、タグリーダ3から送信された無線信号に正規の認証コードが含まれていない場合は記憶部23に記憶された情報を消去するので、不正な手法によってタグ2の情報が読み取られようとした場合にタグ2が情報を消去することにより、商品10の輸送手段12や商品10の状態に関する情報の不正な利用を防止できる。
また、タグ2からタグリーダ3へ送信された情報を、インタフェース38を介してホストコンピュータ4へ送信すれば、ホストコンピュータ4において、各々の商品10の輸送中における周辺温度、及び、温度の経時変化を管理することができる。このため、輸送経路ごとに、輸送中の温度に問題がないかどうか等を分析できるので、輸送中における商品10の環境を正確に管理し、問題があれば速やかに改善を図ることもできる。
なお、タイマ21Aとして現在時刻を計時するRTCを用いた場合に、タグ2からタグリーダ3へ送信される検出温度と日時または時刻とを対応づける情報を、タグリーダ3からホストコンピュータ4へ送信し、ホストコンピュータ4においてデータベースに登録してもよい。この場合、商品10の輸送経路や輸送手段について種々分析することが可能となる。
また、予め全てのタグ2に対して固有の識別情報(IDやシリアル製造番号)を付与し、この識別情報をタグ2がメモリ22に記憶した構成とし、タグ2からタグリーダ3へ情報を送信する場合に、個々のタグ2が自己に付与された識別情報を合わせて送信してもよい。また、タグ2は、記憶部23に記憶した情報を消去した場合に、識別情報のみをタグリーダ3に送信してもよい。
また、予め全てのタグ2に対して固有の識別情報(IDやシリアル製造番号)を付与し、この識別情報をタグ2がメモリ22に記憶した構成とし、タグ2からタグリーダ3へ情報を送信する場合に、個々のタグ2が自己に付与された識別情報を合わせて送信してもよい。また、タグ2は、記憶部23に記憶した情報を消去した場合に、識別情報のみをタグリーダ3に送信してもよい。
また、上記実施形態において、タグ2は、自身が備えるバッテリ28の電力によりタグリーダ3へ情報を送信するアクティブタグとして説明したが、外部から供給される電力により無線で情報を送信するパッシブタグとしてもよい。この場合、タグ2は、バッテリ28を電源として、制御回路21により計時する動作、温度センサ24により温度を検出する動作、記憶部23に情報を記憶する動作、特定の条件に該当した場合に記憶部23の情報を消去する動作を行う一方、変調回路26、復調回路25による情報の送受信に係る動作を、タグリーダ3から無線で供給される電力に基づいて実行する。電力の供給は、タグリーダ3が、読み取り対象範囲に対して、所定時間毎に電源電力を与えるためのプリアンブルを変調回路35によって送信することで行われる。タグ2は、タグリーダ3が送信したプリアンブル部分の電波をアンテナ27によって捕捉して復調回路25によって検波・整流するとともに、復調回路25が備える定電圧回路等によって一定電圧の直流電圧に変換することで電力を得、電解コンデンサ等の図示しない蓄電素子に電荷を蓄えることで、この蓄電素子から制御回路21や復調回路25、変調回路26に電源を供給し、図5(B)に示す動作を実行できる。この構成では、バッテリ28の負荷が減少することで非常に長時間の動作が可能となる、バッテリ28の容量が極めて小さくて済む、タグリーダ3の読み取り対象範囲が限られることで複数のタグ2からの混信がない等の利点がある。
また、タグリーダ3は、荷受け先14に限らず、輸送手段12として利用されるトラックや鉄道車両或いは輸送中の物流拠点において設置してもよい。この場合、輸送中にタグ2から読み取りを行って、タグ2が備える記憶部23の情報が消去されている商品10については輸送を中止する等の措置をとることができる。なお、この場合は、タグ2からタグリーダ3へ情報を送信した後、タグ2において、記憶部23への情報の書き戻しを行うことが望ましい。
さらに、上記実施形態において、複数の商品10が収められた箱に一つのタグ2を添付してもよい。また、タグリーダ3の報知動作は表示部37における表示に限定されず、例えば、タグ2が正常か異常かを音声により報知する構成としてもよい。その他、商品管理システム1を構成する各部の細部構成については任意に変更可能であることは勿論である。
さらに、上記実施形態において、複数の商品10が収められた箱に一つのタグ2を添付してもよい。また、タグリーダ3の報知動作は表示部37における表示に限定されず、例えば、タグ2が正常か異常かを音声により報知する構成としてもよい。その他、商品管理システム1を構成する各部の細部構成については任意に変更可能であることは勿論である。
1…商品管理システム、2…タグ(商品管理用タグ)、3…タグリーダ、4…ホストコンピュータ、10…商品、12…輸送手段、14…荷受け先、21…制御回路(制御部)、21A…タイマ、22…メモリ、23…記憶部、24…温度センサ(状態検出部)、25…復調回路、26…変調回路(送信部)、27…アンテナ、28…バッテリ、31…制御回路(リーダ制御部)、32…メモリ、33…入力部、34…復調回路、35…変調回路、36…アンテナ、37…表示部(報知部)、38…インタフェース。
Claims (6)
- 商品に付される商品管理用タグであって、
周辺環境の状態を検出する状態検出部と、
記憶した情報の読み出し時に読み出された情報が失われる破壊型の読み出し動作を行う記憶部と、
前記状態検出部により検出された周辺環境の状態を示す情報と、検出を行った時を示す情報とを対応づけて前記記憶部に記憶させる一方、前記記憶部に記憶された情報を読み出す制御部と、
前記制御部により前記記憶部から読み出された情報を無線送信する送信部と、を備え、
前記制御部は、前記状態検出部により検出された周辺環境の状態が、予め定められた状態から逸脱した場合に、前記記憶部に記憶された情報を読み出すとともに前記送信部による情報の送信を行わせないことで、前記記憶部の情報を消去すること、
を特徴とする商品管理用タグ。 - 前記状態検出部は、周辺の温度を検出する温度センサであり、
前記制御部は、前記温度センサにより検出された温度が、予め定められた許容範囲から逸脱する温度であった場合に、前記記憶部に記憶された情報を消去すること、
を特徴とする請求項1記載の商品管理用タグ。 - 少なくとも前記制御部を含む各部に電源を供給するバッテリを備え、
前記制御部は、前記バッテリの残容量が予め定められた下限以下となった場合に、前記記憶部に記憶された情報を消去すること、
を特徴とする請求項1または2記載の商品管理用タグ。 - 前記制御部は、前記商品の流通を開始してからの経過時間が、予め定められた制限時間を超えた場合に、前記記憶部に記憶された情報を消去すること、
を特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の商品管理用タグ。 - 商品に付される商品管理用タグと、この商品管理用タグから情報を取得するタグリーダとを備え、
前記商品管理用タグは、
周辺環境の状態を検出する状態検出部と、
記憶した情報の読み出し時に読み出された情報が失われる破壊型の読み出し動作を行う記憶部と、
前記状態検出部により検出された周辺環境の状態を示す情報と、検出を行った時を示す情報とを対応づけて前記記憶部に記憶させる一方、前記記憶部に記憶された情報を読み出す制御部と、
前記制御部により前記記憶部から読み出された情報を前記タグリーダに無線送信する送信部と、を備え、
前記制御部は、前記状態検出部により検出された周辺環境の状態が、予め定められた状態から逸脱した場合に、前記記憶部に記憶された情報を読み出すとともに前記送信部による情報の送信を行わせないことで、前記記憶部の情報を消去するものであり、
前記タグリーダは、
前記商品管理用タグに対して情報の送信を指示し、この指示に応じて前記商品管理用タグから送信された情報に基づいて、前記商品の状態の正否を判別するリーダ制御部と、
前記リーダ制御部による判別の結果を報知する報知部と、を備えること、
を特徴とする商品管理システム。 - 前記商品管理用タグの前記制御部は、前記タグリーダから送信された指示が正規の指示であるか否かを判別し、正規の指示でない場合は前記記憶部に記憶された情報を消去すること、
を特徴とする請求項5記載の商品管理システム。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2007302523A JP2009126630A (ja) | 2007-11-22 | 2007-11-22 | 商品管理用タグ、及び、商品管理システム |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2007302523A JP2009126630A (ja) | 2007-11-22 | 2007-11-22 | 商品管理用タグ、及び、商品管理システム |
Publications (1)
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---|---|
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Family Applications (1)
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JP2007302523A Withdrawn JP2009126630A (ja) | 2007-11-22 | 2007-11-22 | 商品管理用タグ、及び、商品管理システム |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2009126630A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011184150A (ja) * | 2010-03-10 | 2011-09-22 | Casio Computer Co Ltd | 荷物管理システム及び荷物収納装置 |
JP2017133825A (ja) * | 2016-01-29 | 2017-08-03 | エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド | 冷蔵庫と通信を行うセンサ及びそのセンサを含む冷蔵庫制御システム |
-
2007
- 2007-11-22 JP JP2007302523A patent/JP2009126630A/ja not_active Withdrawn
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