JP2009126551A - Storage container - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、生検試料等を収容する収容容器に関する。 The present invention relates to a storage container for storing a biopsy sample or the like.
医療等の生物学的検査用顕微鏡標本の作製に使用する試料収容容器は、試料を収容する収容部と蓋部とを有している。収容部は、1つの試料収容容器に複数の試料が収容されるように区画壁によって複数に区画されている。 A sample storage container used for preparation of a microscope specimen for biological examination such as medical treatment has a storage portion for storing a sample and a lid portion. The accommodating portion is divided into a plurality of compartment walls so that a plurality of samples are accommodated in one sample container.
標本作製工程中、試料収容容器は、試料が収容され蓋部がされた状態で、複数回、薬液中に浸漬される。このような液処理において、複数の収容部間の液体の移動を容易にし、試料収容容器内部へ均一に薬液を広げるために、区画壁に溝部が設けられている(特許文献1参照)。
しかしながら、上述の試料収容容器においては、薬液中への浸漬の際、区画壁に設けられた溝部による試料収容容器内へ流入する薬液の流れは試料から離れているため、試料への薬液の浸透が不十分であったり、時間がかかるといった問題があった。 However, in the above-described sample storage container, when the chemical solution is immersed in the chemical solution, the flow of the chemical solution flowing into the sample storage container by the groove provided in the partition wall is separated from the sample, so that the chemical solution penetrates into the sample. There were problems such as insufficient or time consuming.
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、試料への薬液浸透を十分に行うことができ、また浸透時間を短縮できる収容容器を提供することを目的とする。 In view of the circumstances as described above, an object of the present invention is to provide a container that can sufficiently infiltrate a chemical solution into a sample and can shorten the permeation time.
以上の課題を解決するにあたり、本発明の収容容器は、試料を収容する複数の収容部を有する収容体と、該収容体と着脱可能な蓋体とを具備する収容容器であって、前記収容体は、枠部と、前記枠部と結合し前記枠部により形成される空間を前記蓋体側の第1空間と第2空間に分離する複数の第1通液孔を有する底面部と、前記底面部及び前記枠部と結合し前記第1空間を前記収容部に区画する前記第1空間側に設けられた壁部と、前記収容部を構成する前記枠部及び前記壁部に設けられた溝部と、前記底面部と結合して前記第2空間側に設けられた梁部とを有し、前記蓋体は、前記収容部に対応して前記収容体側に突出して設けられた複数の第1通液孔を有する凹部を有し、前記凹部と前記溝部とはそれぞれ部分的に重なり合い、前記凹部と前記溝部とは第2通液孔を形成していることを特徴とする。 In solving the above problems, the storage container of the present invention is a storage container comprising a storage body having a plurality of storage portions for storing a sample, and a lid body that is detachable from the storage body. The body includes a frame portion, a bottom surface portion having a plurality of first liquid passage holes that are combined with the frame portion and separate the space formed by the frame portion into a first space and a second space on the lid body side, A wall portion provided on the first space side that is coupled to the bottom surface portion and the frame portion and divides the first space into the accommodating portion, and is provided on the frame portion and the wall portion that constitute the accommodating portion. A groove portion and a beam portion provided on the second space side in combination with the bottom surface portion, and the lid body is provided with a plurality of second projections provided on the container side corresponding to the accommodation portion. A recess having one liquid passage hole, and the recess and the groove partly overlap each other, and the recess Wherein the groove and wherein the forming the second copies liquid hole.
本発明においては、蓋体に設けた凹部と溝部と第2溝部とはそれぞれ部分的に重なり合い、凹部と溝部とにより第2通液孔を形成しているため、収容容器を液中に浸漬した際、単に収容体の壁部に設けた溝部のみによって第2通液孔を形成する場合と比較して、第2連通孔を介した液の流れと試料との距離を近くすることができる。従って、試料への液浸透を十分に行うことができ、また試料への液浸透時間を短縮することができる。更に、枠部によって形成される空間が底面部によって第1空間と第2空間によって分離されているため、収容部が底上げされた状態となり、底上げしない場合と比較して、第2連通孔を介した液の流れと試料との距離を更に近くすることができる。従って、試料への液浸透を十分に行うことができ、また試料への液浸透時間を短縮することができる。 In the present invention, the concave portion, the groove portion, and the second groove portion provided in the lid part partially overlap each other, and the second liquid passage hole is formed by the concave portion and the groove portion, so that the container is immersed in the liquid. In this case, the distance between the liquid flow through the second communication hole and the sample can be reduced as compared with the case where the second liquid passage hole is formed only by the groove provided in the wall portion of the container. Therefore, liquid penetration into the sample can be sufficiently performed, and the liquid penetration time into the sample can be shortened. Furthermore, since the space formed by the frame portion is separated by the first space and the second space by the bottom surface portion, the accommodation portion is raised to the bottom, and compared with the case where the bottom is not raised, the second communication hole is interposed. The distance between the liquid flow and the sample can be further reduced. Therefore, liquid penetration into the sample can be sufficiently performed, and the liquid penetration time into the sample can be shortened.
また、前記収容容器を液中に浸漬させた際、前記底面部にほぼ平行な前記収容容器内への前記液の流れは、ほぼ一方向であることを特徴とする。このように収容容器内への液の流入方向がほぼ一方向であることにより、収容容器内の液の浸透を速やかに行うことができる。 In addition, when the storage container is immersed in a liquid, the flow of the liquid into the storage container substantially parallel to the bottom surface portion is substantially unidirectional. Thus, since the inflow direction of the liquid into the storage container is substantially one direction, the liquid can be rapidly permeated into the storage container.
また、前記枠部に設けられる溝部は、前記収容部外から前記収容部内に向かって狭まる形状を有していることを特徴とする。これにより収容容器内の液の浸透が促進される。 Moreover, the groove part provided in the said frame part has a shape which narrows toward the inside of the said accommodating part from the said accommodating part, It is characterized by the above-mentioned. Thereby, the penetration of the liquid in the container is promoted.
(包埋カセットの構成) (Configuration of embedding cassette)
図1から図10を用いて、本発明の一実施形態として、収納容器としての包埋カセットについて説明する。包埋カセットは、収容体と蓋体とを有する。 The embedding cassette as a storage container is demonstrated as one Embodiment of this invention using FIGS. 1-10. The embedding cassette has a container and a lid.
図1は収容体10に蓋体30が装着された包埋カセット1の斜視図である。図2は収容体10の斜視図であり、図3は図2の収容体10を裏面側から見た斜視図である。図4は蓋体30の斜視図であり、図5は図4の蓋体30を裏面側から見た斜視図である。図6は収容体10を上からみた平面図である。図7は図6の線A−A´で切断した概略断面図である。図8は図6の線B−B´で切断した概略断面図である。図7及び図8はともに収容体10に蓋体30を装着し、試料を収容した状態の包埋カセット1の概略図である。図7は第2溝部13a、113a及び第1溝部16を通らないように切断した断面図であり、図8は第2溝部13a、113a及び第1溝部16を通るように切断した断面図である。図9は収容体10の部分拡大平面図である。図10は図9の線C−C´で切断した概略断面図であり、収容体10に蓋体30が装着された状態の図を示す。
FIG. 1 is a perspective view of an
図1及び図2に示すように、包埋カセット1は、試料を収容する複数の収容部12を有する収容体10と、収容体10と着脱可能な蓋体30とを具備する。
As shown in FIGS. 1 and 2, the
図2、図3及び図6に示すように、収容体10は、枠部19と、枠部19と結合し枠部19により形成される空間を蓋体30側の第1空間41と第2空間42に分離する複数の第1通液孔14、26を有する底面部25と、底面部25及び枠部19と結合し第1空間41を複数の収容部12に区画する第1空間41側に設けられた壁部13及び壁部113と、収容体12を構成する壁部13及び113に設けられた第2溝部13a及び113aと、収容体12を構成する枠部19に設けられた第1溝部16と、底面部25と結合して第2空間42側に設けられた梁部17及び18を有している。
As shown in FIGS. 2, 3, and 6, the
第1通液孔14、26は、一辺が0.5mm未満、本実施形態では0.4mmの矩形状を有している。第1通液孔14の大きさは、収容部12からの試料の紛失を防ぎ、かつ液中に浸漬した際に液が包埋カセット1内に流入しやすいように適宜設計することができる。
The first
本実施形態において収容部12は6つ設けられている。各収容部12は、底面部25、枠部19及び図上x軸方向に沿って設けられ1つの壁部13とこのx軸方向に沿った壁部13に交差してy軸方向に沿って設けられた2つの壁部13及び1つの壁部113とによって区画形成されている。尚、本実施形態の図面において、6つの収容部12のうち2つは他の4つの収容部よりもその底面の面積が小さく図示されているが、すべての収容部が同じ底面面積を有している、すなわち同じ容積を有していても良い。
In the present embodiment, six
また、壁部113と枠部19との間には2つの空間部29が存在し、この空間部29に対応する底面部25には複数の第1通液孔26が設けられている。尚、本実施形態においては空間部29に対応する底面部25に第1通液孔26を設けたが、空間部29に対応する底面部25を設けずに、貫通した空洞としてもよい。
Further, two
平面形状(xy平面形状)が略矩形状の各収容部12に対応する壁体13には、辺毎に2つ又は3つの第2溝部13aが設けられている。第2溝部13aは、壁体13のz軸方向の高さの略3分の1くらいの深さを有する切込みとなっている。
Two or three
複数の収容部12の集合体はほぼ矩形の平面形状を有し、本実施形態においては、この集合体の対向する一対の辺それぞれに、包埋カセット1を液中に浸漬した際に集合体に液が流入する通液孔を形成する第1溝部16、第2溝部113が設けられる。
The aggregate of the plurality of
収容部12の底面の角部24は全て丸みを有している。
All the
枠部19は平面形状(xy平面形状)が矩形状を有し、枠部19の一辺に対応する側壁19aの第1空間41側に第1溝部16が設けられている。第1溝部16は、収容部12外から収容部12内に向かって狭まる流線形状を有している(図9参照)。
The
収容体10の長手方向(x方向)に沿った枠部19には各収容部12毎に段差部22が設けられている。段差部22には、第4通液孔22aが各収容部12毎に2つづつ設けられている。段差部22に例えば番号などを付すことによって各収容部12に収容する試料の識別を容易にすることができる。第4通液孔22aは一辺が0.5mm未満、本実施形態では0.4mmの矩形状を有している。
A
側壁19a側には枠部19に結合した斜面部11が設けられており、この斜面部に例えば記名などをすることにより異なる包埋カセットを識別することができる。また、図1において斜面部11を図面下方に向かって広がる斜面形状とすることにより、包埋カセット1を机上等に載置した場合にも斜面部11に記入した事項を容易に読み取ることができる。
The
側壁19a側には、斜面部11と収容部12との間に3つの第5通液孔20及び21が設けられている。3つの第5通液孔のうち真中に位置する第5通液孔21は後述する蓋体30の第1ツメ部が挿入する第1ツメ挿入孔を兼ねている。
On the
枠部19の側壁19aと対向する側壁の一部に設けられた凹部23には、後述する蓋体30の第2ツメ部がひっかかる図示しない第2ツメ係部が設けられている。
A
図3に示すように、底面部25により枠部19により形成される空間を第1空間41及び第2空間42に分離することにより、収容部12は底上げされた状態となっている。
As shown in FIG. 3, the space formed by the
図3に示すように、収容体10の裏面は、x軸方向に沿った壁部13と対応した梁部17と、y軸方向に沿った壁部13と対応した梁部18を有している。また、側壁19の側壁部19aの第2空間42側には2つの第3溝部28が設けられている。
As shown in FIG. 3, the back surface of the
図4及び図5に示すように、蓋体30は収容部12に対応して収容体10側に突出して設けられた複数の第1通液孔31を有する凹部32を有している。
As shown in FIGS. 4 and 5, the
蓋体30には、収容体10の第1ツメ挿入孔となる第5通液孔21に挿入される第1ツメ部33が設けられている。また、ほぼ矩形状の蓋体30の第1ツメ部33が設けられている辺と対向する辺には、第2ツメ係部にひっかかる第2ツメ部35が設けられている。収容体10の第5通液孔21に蓋体30の第1ツメ部33を挿入し、収容体10の第2ツメ係部に蓋体30の第2ツメ部をひっかけることにより、収容体10に蓋体30を装着することができる。
The
また、蓋体30の収容体10側とは反対の側には、各凹部32毎に第4溝部36が設けられている。第4溝部36は、平面的に見て凹部32と蓋体30の外周部とをつなぐように設けられている。
A
図7、図8、図10に示すように、収容体10に蓋体30を装着した状態では、凹部32と第2溝部13aとは、yz平面で部分的に重なり合い、凹部32及び第2溝部13aとにより第2通液孔43が形成される。同様に、凹部32と第2溝部113とはそれぞれyz平面で部分的に重なり合って第2通液孔143を形成し、凹部32と第1溝部16とはそれぞれyz平面で部分的に重なりあって第2通液孔343を形成する。
As shown in FIGS. 7, 8, and 10, in a state in which the
図10に示すように、第2通液孔43、143及び343は、収容部12からの試料50の紛失を防ぐため、例えば幅a(y軸方向に沿った幅)を0.5mm未満となるようにすることが望ましい。また、包埋カセット1を液中に浸漬した際、第2通液孔を介して収容部12内に液が流入しやすいように幅aを0.4mm以上とすることが望ましい。本実施形態では幅aを0.4mmとした。
As shown in FIG. 10, the second liquid passage holes 43, 143, and 343 have a width a (width along the y-axis direction) of less than 0.5 mm, for example, in order to prevent loss of the
本実施形態においては、試料50が収容された包埋カセット1を液中に浸漬した際、第1通液孔14及び31を介して上下方向(z軸方向)から液が収容部12内に浸透し、第2通液孔43、143及び343を介して左右方向(x軸方向)で収容部12内に液が浸透する。第2通液孔43を介して各収容部12間の液の流通が可能となる。
In the present embodiment, when the embedding
図11(a)は凹部32を有する蓋体30と第2溝部13aによって第2通液孔43が形成される本実施形態における液の流れ81と試料50との位置関係を示す概略断面図である。図11(b)は、蓋体230が平坦で、第2通液孔243を収容部の壁213に設ける溝部213aによって形成した比較例における液の流れ82と試料50との位置関係を示す概略断面図である。
FIG. 11A is a schematic cross-sectional view showing the positional relationship between the
上述したように試料紛失防止のために第2通液孔の大きさの上限はほぼ限定される。従って、同じ大きさの第2通液孔を設ける場合、図11(a)に示す蓋体30の凹部32と第2溝部13aによって第2通液孔43を形成する場合の液の流れ81と試料50との距離d1を、図11(b)に示す溝部213aのみで第2通液孔243を形成する場合の液の流れ82と試料50との距離d2よりも短くすることができ、液の流れと試料とを近づけることができる。これにより、試料50への液浸透を十分に行うことができ、また試料への液浸透時間を短縮することができ、作業効率が向上する。
As described above, the upper limit of the size of the second liquid passage hole is almost limited to prevent sample loss. Therefore, when the second liquid passage hole having the same size is provided, the
また、本実施形態において、包埋カセットは射出成型により成型されている。本実施形態においては、収容体の壁部に第2溝部を設け更に蓋部に凹部を設けて、第2溝部と凹部とにより包埋カセットの状態で収容部の第2通液孔を形成しているため、射出成型においては、収容体に孔を設けてこれを通液孔とするよりも、成型が容易である。 Moreover, in this embodiment, the embedding cassette is shape | molded by injection molding. In the present embodiment, a second groove is provided in the wall of the container, and a recess is provided in the lid. The second groove and the recess form a second liquid passage hole in the container in the state of the embedding cassette. Therefore, in the injection molding, molding is easier than forming a hole in the container and making it a liquid passage hole.
更に、本実施形態においては、収容部12外から収容部12内に向かって狭まる流線形状を有する第1溝部16を設けることにより、包埋カセット1を液中に浸漬した場合、図9に示すように、液の包埋カセット1内へ流入する液の流れの抵抗を少なくすることができる。従って、液浸漬工程において収容部12内への液の浸透が促進され、作業効率が向上する。また、収容部12外から収容部12内に向かって狭まる形状の第1溝部16を設けることにより、x軸方向にほぼ沿った液の流入方向は、側壁19aから側壁19aと対向する側壁に向かった一方向に流れやすい傾向にある。これにより、液の収容部内への浸透が促進される。
Furthermore, in this embodiment, when the embedding
更に、本実施形態においては収容部12が底上げされているため、底上げしない場合と比較して、x軸方向における液の流れと試料50とを近くすることができる。これにより、試料50への液浸透を十分に行うことができ、また試料への液浸透時間を短縮することができ、作業効率が向上する。
Furthermore, in this embodiment, since the
更に、収容体10の裏面側に第3溝部28を設けることにより液の浸透性が向上する。
Furthermore, by providing the
また、本実施形態においては梁部17及び18を設けることにより、収容体10の物理的強度が向上する。従って、後述するパラフィン包埋後の試料の薄切工程時におけるアダプター上での収容体10のガタつきを抑制し安定性を向上させることができる。
In the present embodiment, the physical strength of the
また、収容部12はその角部24が丸みを有しているので、ピンセットで試料を収容したり取り出す際のピンセットの操作性が向上する。
Moreover, since the corner |
また、本実施形態においては、蓋体30に第4溝部36を設けているので、液浸漬の際、凹部32に向かって液が流れやすく、第1通液孔31を介して収容部12内への液の浸透が促進される。
Further, in the present embodiment, since the
(生検試料の処理方法) (Biopsy sample processing method)
次に、上述の包埋カセット1を用いた生検試料の処理方法について図12〜図19を用いて説明する。尚、包埋カセットの詳細な構造については図示を省略し、包埋カセットを簡略化して図示した。
Next, a biopsy sample processing method using the above-described embedding
図12は包埋カセット1の収容体10に試料50をいれるところを示す概略斜視図である。図13及び図14は、生検試料50が収容された包埋カセット1の液処理工程を説明する概略図である。図15は生検試料50を収容する包埋皿60の概略斜視図である。図16は生検試料50をパラフィンに埋め込む工程を示す概略断面図である。図17は生検試料50が埋め込まれたパラフィンブロック70を薄切りする工程を示す概略断面図である。図18は薄切りされた薄切り断片をスライドガラスに載せた状態を示す平面図である。
FIG. 12 is a schematic perspective view showing the
まず図12に示すように、包埋カセット1の収容体10の各収容部12に、例えば体内より取り出した胃中のポリープや乳腺や前立腺の組織などといった検体試料を入れる。
First, as shown in FIG. 12, specimen samples such as stomach polyps, mammary glands, and prostate tissue taken out from the body are placed in the respective
次に、図13に示すように、収容体10に蓋体30を装着し、この包埋カセット1を、ホルマリン、クロロホルム、アルコールなどが収容された容器51中に浸漬する。本実施形態においては、上述に記載した液の浸透が速やかに行われる包埋カセット1を用いるため、液の浸透が良く、検体試料の下準備が完全にできる。すなわち、試料内の水分と薬液との置換を完全に行うことができ、試料内のタンパク質を凝固させることで分解作用を止め、試料を不容解性にすることができる。ここで、検体試料の下準備が不完全であると、余分な水分が試料中の細胞、タンパク質を分解し、その後に作成される検体標本が不完全なものになるため、正確な病理診断を行う上で障害となる。また、液の浸透率向上に伴い、浸透時間の短縮も可能である。
Next, as shown in FIG. 13, the
次に、図14に示すように、包埋カセット1を、包埋機にて、濃度の異なるアルコール及びキシレンが収容された容器52〜56にそれぞれ一定時間浸漬させて連続的に処理する。これにより、検体試料に含まれる余分な水分、油分を除去することができる。本実施形態においては、上述に記載した液の浸透が速やかに行われる包埋カセット1を用いるため、包埋カセット1内への液の浸透が良く、検体試料の水分及び油分除去を十分行うことができる。また、液の浸透率向上に伴い、浸透時間の短縮も可能である。
Next, as shown in FIG. 14, the embedding
次に、図15に示すように、処理済みの検体試料を包埋カセット1から取り出して、包埋皿60の収容部61内に移す。
Next, as shown in FIG. 15, the processed specimen sample is taken out from the embedding
次に、図16に示すように、包埋皿60上に包埋カセット1の収容体10をかぶせる。そして収容体10の収容部の第1通液孔を介して包埋皿60の収容部61内及び収容体10の収容部内にパラフィン液を注入した後、パラフィンを硬化させる。これにより、試料50が埋めこまれたパラフィンブロック70が得られる。
Next, as shown in FIG. 16, the
次に、図17に示すように、収容体10を逆さにし、包埋皿60から収容体10とともにパラフィンブロック70を取り出す。そしてパラフィンブロック70が固着した収容体10を、図示しない薄切り機のアダプター上に取り付け、カッター71で薄くパラフィンブロック70を薄切りする。この薄切り工程時に収容体10がガタつきを起こすと、うまく薄切りすることができず、試料検体組織が破壊されたりして、良い標本を得ることができない。これに対し、本実施形態で使用した収容体10には梁部17及び18が設けられているためアダプター上での安定性が良く、薄切り工程を良好に行うことができ、良好な標本を得ることができる。
Next, as shown in FIG. 17, the
次に、図18に示すように、薄切りした試料50をスライドガラス80上に配置し、これを顕微鏡を用いて観察することができる。
Next, as shown in FIG. 18, the sliced
1・・・包埋カセット、10…収容体、12…収容部、13、113…壁部、13a、113a…第2溝部、14、26、31…第1通液孔、16…第1溝部、17、18…梁部、19…枠部、19a…側壁、25…底面部、30…蓋体、32…凹部、41…第1空間、42…第2空間、43、143、343…第2通液孔、50…試料
DESCRIPTION OF
Claims (3)
前記収容体は、枠部と、前記枠部と結合し前記枠部により形成される空間を前記蓋体側の第1空間と第2空間に分離する複数の第1通液孔を有する底面部と、前記底面部及び前記枠体と結合し前記第1空間を前記収容部に区画する前記第1空間側に設けられた壁部と、前記収容部を構成する前記枠部及び前記壁部に設けられた溝部と、前記底面部と結合して前記第2空間側に設けられた梁部とを有し、
前記蓋体は、前記収容部に対応して前記収容体側に突出して設けられた複数の第1通液孔を有する凹部を有し、
前記凹部と前記溝部とはそれぞれ部分的に重なり合い、前記凹部と前記溝部とは第2通液孔を形成していることを特徴とする収容容器。 A storage container comprising a storage body having a plurality of storage portions for storing a sample, and a lid body that is detachable from the storage body,
The container includes a frame portion, and a bottom surface portion having a plurality of first liquid passage holes that combine with the frame portion and separate a space formed by the frame portion into a first space and a second space on the lid side. A wall portion provided on the first space side, which is coupled to the bottom surface portion and the frame body and divides the first space into the housing portion, and is provided on the frame portion and the wall portion constituting the housing portion. A groove portion, and a beam portion provided on the second space side in combination with the bottom surface portion,
The lid has a recess having a plurality of first liquid passage holes provided to protrude toward the container corresponding to the container.
The container, wherein the concave portion and the groove portion partially overlap each other, and the concave portion and the groove portion form a second liquid passage hole.
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