JP2009126485A - 身障者対応車両制御システム - Google Patents
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Abstract
【課題】身障者に応じて異なる動作に基づき、適切に車両搭載機器を制御できる身障者対応車両制御システムを提供する。
【解決手段】搭乗者毎に、各々の搭乗者の肯定又は否定のうち少なくとも一方の動作を示す動作情報を対応付けて記憶する搭乗者情報記憶手段と、車両に乗車した身障者を認識する搭乗者認識手段と、前記身障者に対して車両搭載機器の制御を実行するか否かを問い合わせる問い合わせ手段と、前記問い合わせ手段による問い合わせに基づき前記身障者のした回答動作を検出する身障者回答動作検出手段と、前記身障者回答動作検出手段により検出した回答動作と前記搭乗者情報記憶手段により前記身障者に対応付けて記憶された動作情報とに基づいて前記回答動作が肯定又は否定のいずれかであるかを認識する身障者回答認識手段と、前記身障者回答認識手段による認識結果に応じて、前記車両搭載機器の制御を実行する車両搭載機器制御手段とを有する。
【選択図】図1
【解決手段】搭乗者毎に、各々の搭乗者の肯定又は否定のうち少なくとも一方の動作を示す動作情報を対応付けて記憶する搭乗者情報記憶手段と、車両に乗車した身障者を認識する搭乗者認識手段と、前記身障者に対して車両搭載機器の制御を実行するか否かを問い合わせる問い合わせ手段と、前記問い合わせ手段による問い合わせに基づき前記身障者のした回答動作を検出する身障者回答動作検出手段と、前記身障者回答動作検出手段により検出した回答動作と前記搭乗者情報記憶手段により前記身障者に対応付けて記憶された動作情報とに基づいて前記回答動作が肯定又は否定のいずれかであるかを認識する身障者回答認識手段と、前記身障者回答認識手段による認識結果に応じて、前記車両搭載機器の制御を実行する車両搭載機器制御手段とを有する。
【選択図】図1
Description
本発明は、身障者対応車両制御システムに関する。
従来、自動車等の車両に搭載されたライト装置、ワイパー装置等の車両搭載機器を自動的に制御するオートライト、オートワイパー等の自動制御装置が知られている。オートライトとは、例えば車両周辺の明るさをセンサによって検知し、明るさが所定の明るさ(暗さ)となったらライトを自動的に点灯させるものである。オートワイパーとは、例えば雨量をセンサによって検知し、雨量が所定以上となったらワイパーを自動的に駆動させるものである。このように、車両搭載機器を自動的に制御する自動制御装置に関連する種々の発明がなされてきている。
例えば、特許文献1には、車両搭載機器の種類に応じて設定された肯定及び否定何れか一方の指示を求める内容の問いかけメッセージを、スピーカから出力して、所定時間内にYesボタンが押されたか否かで回答を判断し、回答に基づいて車両搭載機器の制御を行う自動制御装置に係る技術が開示されている。また、特許文献2には、運転者の手を含む画像から手の形状を検出し、手の形状により特定された車載機器の操作を判別し、判別結果に基づいて車載機器への操作を制御する、非接触式情報入力装置に係る技術が開示されている。さらに、特許文献3には、顔の器官をテンプレートとして画像登録し、移動したらマウスポインタを移動し、表情が変わったら所定の命令を発行するマウス代替方法に係る技術が開示されている。
特開2007―38932号公報
特開2005―47412号公報
特開2002―323956号公報
しかしながら、例えば身障者からの”Yes”又は”No”の回答に基づいて車両搭載機器の制御を行う自動制御装置にあっては、”Yes”又は”No”の回答のための動作が例えば瞬き、唇の動き、或いは指の動き等のように身障者に応じて異なる場合には、身障者毎に異なる”Yes”又は”No”を適切に判断できず、車両搭載機器を意図通りに制御できないという問題があった。
なお、上記の場合に車両搭載機器を意図通りに制御するためには、従来、以下の対応が必要であった。その対応とは、身障者の”Yes”又は”No”を認識可能な付添い人が乗車することである。具体的には、同乗する付添い人が身障者に対して「温度が高くないか」「揺れが大きくないか」「音量が大きくないか」などを質問し、身障者は付添い人に対して質問の内容に応じて例えば瞬き等により”Yes”又は”No”の回答を行う。身障者の回答を認識した付添い人は、上記動きから”Yes”又は”No”を判断し、身障者が望む状態になるよう運転者に伝える。
以上のように、従来、身障者の意図を認識可能な付添い人が必ず必要となっていた。また、同じ車両であっても、別の身障者が乗れば別の付添い人が必要になる場合がある。そのため、付添い人が例えば車両搭載機器についてよく知らない場合、身障者が何をしてもらいたいのか、身障者に聞けない場合がある。また最終的に車両搭載機器を操作するためには、付添い人が運転者に身障者の意図を伝える必要があった。
本発明は、上記の点に鑑みて、この問題を解消するために発明されたものであり、身障者に応じて異なる動作に基づき、適切に車両搭載機器を制御できる身障者対応車両制御システムを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明における身障者対応車両制御システムは、搭乗者毎に、各々の搭乗者の肯定又は否定のうち少なくとも一方の動作を示す動作情報を対応付けて記憶する搭乗者情報記憶手段と、車両に乗車した身障者を認識する搭乗者認識手段と、前記身障者に対して車両搭載機器の制御を実行するか否かを問い合わせる問い合わせ手段と、前記問い合わせ手段による問い合わせに基づき前記身障者のした回答動作を検出する身障者回答動作検出手段と、前記身障者回答動作検出手段により検出した回答動作と前記搭乗者情報記憶手段により前記身障者に対応付けて記憶された動作情報とに基づいて前記回答動作が肯定又は否定のいずれかであるかを認識する身障者回答認識手段と、前記身障者回答認識手段による認識結果に応じて、前記車両搭載機器の制御を実行する車両搭載機器制御手段とを有するように構成することができる。
また、上記の目的を達成するために、本発明における身障者対応車両制御システムは、前記身障者回答認識手段による認識結果を、前記車両搭載機器を操作可能な搭乗者に通知する身障者回答通知手段をさらに有し、前記車両搭載機器制御手段は、前記身障者回答通知手段による通知後に前記車両搭載機器を操作可能な搭乗者による所定の操作があった場合には、前記搭乗者回答認識手段による認識結果に基づく前記車両搭載機器の制御を禁止するように構成することができる。
また、上記の目的を達成するために、本発明における前記搭乗者情報記憶手段は、さらに、搭乗者毎に、前記車両搭載機器制御手段による車両搭載機器の制御情報を対応付けて記憶し、前記車両搭載機器制御手段は、前記搭乗者情報記憶手段により前記身障者に対応づけて記憶された車両搭載機器の制御情報に基づいて、前記車両搭載機器の制御を実行するように構成することができる。
本発明によれば、身障者に応じて異なる動作に基づき、適切に車両搭載機器を制御できる身障者対応車両制御システムを提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づき説明する。
[実施の形態]
(システムの構成)
図1は、本実施形態に係る身障者対応車両制御システムの構成の一例を示す図である。図1において、身障者対応車両制御システム1は、対身障者インタフェース装置11及び画像処理装置15からなる身障者インタフェース部10、身障者支援制御部20、エンジン制御部30、制動制御部40、音響/空間制御部50、室内照明/カーテン制御部60等を有する構成である。このような身障者対応車両制御システム1を搭載した自動車等の車両が、広義の意味での本発明における身障者対応車両制御システムに対応するものとしてもよい。
(システムの構成)
図1は、本実施形態に係る身障者対応車両制御システムの構成の一例を示す図である。図1において、身障者対応車両制御システム1は、対身障者インタフェース装置11及び画像処理装置15からなる身障者インタフェース部10、身障者支援制御部20、エンジン制御部30、制動制御部40、音響/空間制御部50、室内照明/カーテン制御部60等を有する構成である。このような身障者対応車両制御システム1を搭載した自動車等の車両が、広義の意味での本発明における身障者対応車両制御システムに対応するものとしてもよい。
なお、身障者インタフェース部10を構成する対身障者インタフェース装置12及び画像処理装置14は、それぞれ独立した装置であるものとしてここでは説明を行うが、この場合に限らないものとする。例えば、一の装置により両装置の備える機能を実現するように構成してもよい。
以下、図1における各構成部について説明を行う。
身障者インタフェース部10は、対身障者インタフェース装置11及び画像処理装置15から構成されており、身障者とのインタフェースとなる機能を有する機能部である。ここでの身障者とは、声による意志表示ができず肯定又は否定のうち少なくとも一方の動作(例えば”Yes”又は”No”の動作)を、瞬き、唇の動き、或いは手足の動き等の身障者に応じて異なる動作で伝える人をいう。
対身障者インタフェース装置11は、身障者に対して各種問い合わせ等を行うインタフェース装置である。後述の身障者支援制御部20から送信された信号を入力する入力部12、身障者に対して身障者が理解可能な音声出力を例えば身障者の頭部付近に搭載されたスピーカ等により行う音声出力部13、身障者に対して身障者が理解可能な表示出力を例えば身障者の頭部付近に搭載されたディスプレイ等により行う表示部14等を有する。対身障者インタフェース装置11は、入力部12により後述の身障者支援制御部20からの身障者への問い合わせ内容を受信し、音声出力部13、表示部14により該問い合わせ内容を身障者に伝える問い合わせ手段である。
画像処理装置15は、身障者及び身障者の動作等を検出する装置である。例えば身障者の顔や身体の動きを撮影可能な場所に配置されたカメラ等により身障者の顔や身体の動きを検出(撮影)する検出部16、検出部16で検出された身障者の顔等の画像信号を電気的なデジタル信号に変換する等画像処理を行う画像処理部17、画像処理部17で変換されたデジタル信号を後述の身障者支援制御部20に出力する出力部18等を有する。画像処理装置15は、前記問い合わせ手段による問い合わせに基づき身障者のした”Yes”又は”No”の回答動作を検出する身障者回答動作検出手段である。
身障者支援制御部20は、身障者支援に係る各種制御を行う。各種制御とは、例えば現状の車両環境(温度、音量、速度、室内照明等)で問題ないか等を身障者に問い合わせるために、問い合わせ内容を対身障者インタフェース装置11に対して送信する制御である。
また、身障者支援制御部20は、身障者(搭乗者)毎に、各々の身障者(搭乗者)の肯定又は否定のうち少なくとも一方の動作を示す動作情報を対応付けて記憶する身障者(搭乗者)情報記憶手段としてのHDD等の記憶装置を備えている。画像処理装置15から受信した信号と記憶装置に記憶された身障者情報により身障者が誰であるか認識し、身障者の動作から例えば”Yes”又は”No”の動作を認識する制御を行う。また、係る”Yes”又は”No”の動作の認識結果に基づいて、車両の各制御装置(エンジン制御部30、制動制御部40、音響/空間制御部50、室内照明/カー端制御部60)に信号を送り、エンジン、制動装置等の車両の各車両搭載機器を制御する。
エンジン制御部30は、車両に搭載されたエンジン等の駆動系の制御を行う。制動制御部40は、制動に係る制御を行う。音響/空調制御部50は、音響の音量の大小、空調の目標温度の高低の調整等の音響・空調に係る制御を行う。室内照明/カーテン制御部60は、室内照明のオンオフ、カーテンの開閉等の制御を行う。
以上のシステム構成により示される身障者対応車両制御システムの動作について、以下に示す各動作例において例示する。
(動作例1について)
本動作例1では、身障者対応車両制御システムに対して身障者を登録する動作と身障者の動作に基づいて車両制御を行う動作の順に説明を行う。
本動作例1では、身障者対応車両制御システムに対して身障者を登録する動作と身障者の動作に基づいて車両制御を行う動作の順に説明を行う。
まず、図2を用いて身障者対応車両制御システムに対して身障者を登録する動作の一例について説明する。図2は、動作例1に係る身障者の登録の一例を示すフローチャートである。
まず、身障者を検出(撮影)する(S1)。ここでは、検出部16は、車両に乗車した身障者の顔の情報を例えばカメラ等により検出(撮影)する。
続いてステップS2へ移って、画像認識する(S2)。ここでは、ステップS1で検出された身障者の顔の情報は、画像処理部17において所定の画像処理を施されて画像認識される。これにより、車両に乗車した身障者を検出する処理を行っている。
続いてステップS3へ移って、身障者情報に該当する身障者の情報があるか否かを判定する(S3)。ここでは、出力部18は、ステップS2で画像認識された身障者の顔の情報に基づく照合指示を身障者支援制御部20に対して行う。照合指示を受信した身障者支援制御部20では、当該身障者支援制御部20が備える記憶装置に記憶された身障者情報と出力部18から受信した信号とにより身障者が誰であるかを認識する処理を行う。
ステップS3においてYESの場合、つまり身障者情報に該当する身障者の情報があると判定された場合(S3、YES)、既に身障者は登録されているので、ここでは新たに登録動作をする必要がない。そのため、ステップS4へ移って、身障者情報から該当する身障者の情報を取得する(S4)。ここでは、身障者支援制御部20は、該当する身障者の情報を取得する。
ステップS3においてNOの場合、つまり身障者情報に該当する身障者の情報がないと判定された場合(S3、NO)、未だ身障者は登録されていないので、ステップS5へ移って身障者を登録する動作を行う。
ステップS5へ移った場合、身障者の動作を検出(撮影)する(S5)。ここでは、検出部16は、車両に乗車した身障者の肯定又は否定のうち少なくとも一方の動作(ここでは”Yes”又は”No”の動作)を示す動作情報を検出(撮影)する。
続いてステップS6へ移って、画像認識する(S6)。ここでは、ステップS5で検出された身障者の動作情報は、画像処理部17において所定の画像処理を施されて画像認識される。
続いてステップS7へ移って、身障者と身障者の動作を対応付けて登録する(S7)。ここでは、出力部18は、ステップS6で画像認識された身障者の動作情報の登録指示を身障者支援制御部20に対して出力する。身障者の動作情報の登録指示を受信した身障者支援制御部20では、身障者と身障者の動作情報を対応付けて登録(記憶)する。
以上で示される処理により、動作例1に係る身障者対応車両制御システム1では、身障者を登録している。
続いて、図3を用いて身障者対応車両制御システムが身障者の動作に基づいて車両制御を行う動作の一例について説明する。図3は、動作例1に係る車両制御の一例を示すフローチャートである。
まず、車両搭載機器の制御に係る問い合わせを行う(S11)。ここでは、身障者支援制御部20は、車両走行条件に応じて「温度は高くないか」「まぶしくないか」「音量はいまのままでいいか」等、車両搭載機器の制御を実行するか否かの問い合わせ信号を対身障者インタフェース装置11に送信する。問い合わせ信号を受信した対身障者インタフェース装置11では、音声出力部12、表示部13を介して身障者に対して問い合わせ内容を伝える。
続いてステップS12へ移って、身障者の動作を検出(撮影)する(S12)。ここでは、ステップS11における問い合わせに基づき身障者は”Yes”又は”No”の回答動作をする。検出部16は、身障者がした回答動作を検出する。
続いてステップS13へ移って、画像認識を行う(S13)。ここでは、ステップS12で検出された身障者の回答動作は、画像処理部17において所定の画像処理を施されて画像認識される。
続いてステップS14へ移って、身障者の回答動作が”Yes”であるか又は”No”であるかを判定する(S14)。ここでは、ステップS13で画像処理部17により画像認識された身障者の回答動作情報は、出力部18により身障者支援制御部20に対して出力される。身障者の回答動作情報を受信した身障者支援制御部20は、記憶装置に身障者と対応付けて記憶された動作情報と身障者の回答動作とに基づいて前記回答動作が肯定又は否定のいずれかであるかを判定(認識)する。
ステップS14においてYESの場合、つまり身障者の回答動作は”Yes”であると判定された場合(S14、YES)、ステップS15へ移って、身障者支援制御部20は、ステップS11で送信した問い合わせ内容とステップS14における判定(認識)結果に応じて、該当する車両の各制御装置(エンジン制御部30、制動制御部40、音響/空間制御部50、室内照明/カー端制御部60)に信号を送り、エンジン、制動装置等の車両の各車両搭載機器を制御する。これにより、身障者の所望する車両環境にすることができる。
ステップS14においてNOの場合、つまり身障者の回答動作は”No”であると判定された場合(S14、NO)、ここでは処理を終了する。なお、NOの場合でもステップS11で送信した問い合わせ内容に応じて、該当する車両の各制御装置(エンジン制御部30、制動制御部40、音響/空間制御部50、室内照明/カー端制御部60)に信号を送り、エンジン、制動装置等の車両の各車両搭載機器を制御してもよいものとする。
以上で示される処理により、動作例1に係る身障者対応車両制御システム1では、車両搭載機器を制御している。そのため、声の意志表示ができず”Yes”又は”No”を瞬きや指の動き等でしか伝えられない身障者が乗車した場合であっても、車両の方から身障者に対して空調のON/OFFや温度設定、音響機器のON/OFFや音量、車両速度の加減速等を尋ね、身障者からの回答を車両が感知して、車両の各機器を制御することができる。従って、身障者が車両に乗車したときの快適性を向上させることができる。
続いて、図4を用いて身障者対応車両制御システムが身障者の動作に基づいて車両制御を行う動作の変形例について説明する。図4は、動作例1に係る車両制御の変形例を示すフローチャートである。
ここでは、図1の対身障者インタフェース装置11の音声出力部13が音声出力を行う例えばスピーカ、表示部14が表示出力を行う例えばディスプレイは、身障者の頭部付近に搭載すると同時に、運転席付近にも設置するものとする。これにより、運転者は、当該身障者対応車両制御システム1が身障者に対してどのような問い合わせをしているか確認ができる。内容によっては、身障者が”Yes”と答えても、運転者の判断によりキャンセルできるようにする。
図4におけるステップS21〜S23に係る処理は、それぞれ図3におけるステップS11〜S13に係る処理と同様であるとしてここでは説明を省略する。
ステップS24へ移って、(身障者の回答動作が”Yes”であるか又は”No”であるかに関わらず)、身障者の回答情報を運転者に通知する(S24)。ここでは、ステップS23で画像処理部17により画像認識された身障者の回答動作情報は、出力部18により身障者支援制御部20に対して出力される。身障者の回答動作情報を受信した身障者支援制御部20は、記憶装置に身障者と対応付けて記憶された動作情報と身障者の回答動作とに基づいて前記回答動作が肯定又は否定のいずれかであるかを判定(認識)する。判定結果は、運転席付近に設置された例えばスピーカ、ディスプレイを介して車両搭載機器を操作可能な搭乗者(ここでは運転者)に通知される。
ステップS25へ移って、運転者からの指示に基づき車両搭載機器を制御する(S25)。ここでは、ステップS24に係る通知後に車両搭載機器を操作可能な搭乗者による所定の操作があった場合には、所定の操作に基づいて車両搭載機器を制御する。これにより、身障者の回答に基づく車両搭載機器の制御を禁止することができる。
(動作例2について)
動作例1では、身障者対応車両制御システムに対して身障者を登録する動作と身障者の動作に基づいて車両制御を行う動作の順に説明を行った。
動作例1では、身障者対応車両制御システムに対して身障者を登録する動作と身障者の動作に基づいて車両制御を行う動作の順に説明を行った。
ここでは、動作例1に係る車両制御の結果からは、身障者の所望の車両搭載機器の制御情報が分かる。そのため、次回の乗車時にもこのような制御情報を有効活用することができるような身障者を登録する動作と車両制御を行う動作について順に説明を行う。
まず、図5を用いて身障者対応車両制御システムに対して身障者を登録する動作の一例について説明する。図5は、動作例2に係る身障者の登録の一例を示すフローチャートである。
図5におけるステップS31〜S35に係る処理は、それぞれ図3におけるステップS11〜S15に係る処理と同様であるとしてここでは説明を省略する。
ステップS36へ移った場合、車両搭載機器の制御情報を身障者に対応付けて登録する(S36)。ここでは、身障者支援制御部20は、前述の動作例1に加えて、さらに、搭乗者毎に、車両搭載機器の制御情報を対応付けて記憶している。これにより、身障者の所望の車両搭載機器の制御情報を蓄積することが可能になる。
以上で示される処理により、動作例2に係る身障者対応車両制御システム1では、身障者毎に、身障者の所望の車両搭載機器の制御情報を登録している。
続いて、図6を用いて身障者対応車両制御システムが車両制御を行う動作の一例について説明する。図6は、動作例2に係る車両制御の一例を示すフローチャートである。
図6におけるステップS41〜S44に係る処理は、それぞれ図2におけるステップS1〜S4に係る処理と同様であるとしてここでは説明を省略する。
ステップS44へ移った場合、身障者情報から該当する身障者の情報を取得する(S44)。ここでは、身障者支援制御部20は、該当する身障者の情報を取得する。さらに、ステップS45へ移って、該当する身障者の車両搭載機器の制御情報を応じて車両搭載機器を制御する(S45)。ここでは、身障者支援制御部20は、図5のステップS36で蓄積された身障者の所望の車両搭載機器の制御情報に基づいて、該当する車両の各制御装置(エンジン制御部30、制動制御部40、音響/空間制御部50、室内照明/カー端制御部60)に信号を送り、エンジン、制動装置等の車両の各車両搭載機器を制御する。これにより、身障者の回答動作を要せずして所望の車両環境にすることができる。
以上、各実施例に基づき本発明の説明を行ってきたが、上記実施例にあげたその他の要素との組み合わせなど、ここで示した要件に本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の主旨をそこなわない範囲で変更することが可能であり、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
1 身障者対応車両制御システム
10 身障者インタフェース部
11 対身障者インタフェース装置
12 入力部
13 音声出力部
14 表示部
15 画像処理装置
16 検出部
17 画像処理部
18 出力部
20 身障者支援制御部
30 エンジン制御部
40 制動制御部
50 音響/空間制御部
60 室内照明/カーテン制御部
10 身障者インタフェース部
11 対身障者インタフェース装置
12 入力部
13 音声出力部
14 表示部
15 画像処理装置
16 検出部
17 画像処理部
18 出力部
20 身障者支援制御部
30 エンジン制御部
40 制動制御部
50 音響/空間制御部
60 室内照明/カーテン制御部
Claims (3)
- 搭乗者毎に、各々の搭乗者の肯定又は否定のうち少なくとも一方の動作を示す動作情報を対応付けて記憶する搭乗者情報記憶手段と、
車両に乗車した身障者を認識する搭乗者認識手段と、
前記身障者に対して車両搭載機器の制御を実行するか否かを問い合わせる問い合わせ手段と、
前記問い合わせ手段による問い合わせに基づき前記身障者のした回答動作を検出する身障者回答動作検出手段と、
前記身障者回答動作検出手段により検出した回答動作と前記搭乗者情報記憶手段により前記身障者に対応付けて記憶された動作情報とに基づいて前記回答動作が肯定又は否定のいずれかであるかを認識する身障者回答認識手段と、
前記身障者回答認識手段による認識結果に応じて、前記車両搭載機器の制御を実行する車両搭載機器制御手段と、
を有することを特徴とする身障者対応車両制御システム。 - 前記身障者回答認識手段による認識結果を、前記車両搭載機器を操作可能な搭乗者に通知する身障者回答通知手段をさらに有し、
前記車両搭載機器制御手段は、前記身障者回答通知手段による通知後に前記車両搭載機器を操作可能な搭乗者による所定の操作があった場合には、前記搭乗者回答認識手段による認識結果に基づく前記車両搭載機器の制御を禁止することを特徴とする請求項1に記載の車両制御システム。 - 前記搭乗者情報記憶手段は、さらに、搭乗者毎に、前記車両搭載機器制御手段による車両搭載機器の制御情報を対応付けて記憶し、
前記車両搭載機器制御手段は、前記搭乗者情報記憶手段により前記身障者に対応づけて記憶された車両搭載機器の制御情報に基づいて、前記車両搭載機器の制御を実行することを特徴とする請求項1又は2に記載の車両制御システム。
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- 2007-11-28 JP JP2007307077A patent/JP2009126485A/ja active Pending
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