JP2007216920A - 自動車の座席制御装置、座席制御用プログラムおよび車載ナビゲーション装置 - Google Patents

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Kuniaki Kashiwagi
邦亮 柏木
Hiroshi Majima
宏 間嶋
Kentaro Koga
健太郎 古賀
Hiroaki Sano
裕明 佐野
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Abstract

【課題】座席の変位を要する乗り降り時に、より適切な座席変位制御を可能にする。
【解決手段】乗車人数を認識するための複数種類の車外近傍人的情報、例えば人等の画像を撮影する車載カメラ、発話を認識する車載マイクロフォン、人が携帯している携帯電話機を認識するブルートゥース端末からの情報をそれぞれ取得し(ステップS106)、それぞれ異なる観点から乗車人数を認識する(ステップS109〜S111)ことで、例えば車載カメラによる画像のみの一種類の情報に基づき乗車人数を認識する場合に比べて乗車人数の認識の精度を向上させ、前部座席の変位駆動の要否判定をより適正に行えるようにし、もって、より適切な座席変位制御を可能とした。
【選択図】 図5−1

Description

この発明は、自動車の座席制御装置、座席制御用プログラムおよび車載ナビゲーション装置に関し、特に座席を乗り降り容易に変位駆動させて乗り降り時の便宜を図れる自動車の座席制御装置、座席制御用プログラムおよび車載ナビゲーション装置に関するものである。
従来、例えば3列シートの自動車において後部座席に人を乗せる場合の便宜を図るためにその前部座席を自動的に移動させるようにした提案例として、特許文献1がある。特許文献1は、空き座席数を検出するとともに、車載カメラから取得した画像を処理して乗車人数を自動検出して後部座席に人を乗せる必要があるか否かを判別し、後部座席に人を乗せる必要がある場合には自動的に前部座席を移動させて後部座席に乗る人を招き入れるようにした技術を開示している。
特開2005−75284号公報
しかしながら、特許文献1のものは、乗り込もうとする乗車人数の検出に車載カメラを用い、車載カメラで撮影した画像を画像処理して顔抽出を行うことにより人を検出するようにしているが、乗り込もうとする人達に撮影画像上で前後の重なり等を生じて顔抽出を適正に行えない場合がある等、乗車人数の検出精度が必ずしも高いとはいえず、信頼性に欠けるものである。また、このような検出精度が必ずしも高くない乗車人数の検出結果を参照して座席移動の要否を判別し座席移動を行うか否かの対応を採っているので、必要な場合に座席移動が行われなかったり必要ない場合に座席移動が行われてしまうことがあり、適切な座席変位制御とはいえない。さらには、後部座席から降りる場合にもその前部座席の移動を要するが、降りる場合の座席移動に関しては何ら対策されておらず、この点でも適切な座席変位制御とはいえない。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するためになされたものであり、座席の変位を要する乗り降り時に、より適切な座席変位制御が可能な自動車の座席制御装置、座席制御用プログラムおよび車載ナビゲーション装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1の発明に係る自動車の座席制御装置は、座席を乗り降り容易に変位駆動させる座席変位駆動手段を備える自動車の座席制御装置であって、座席の占有状況を検出する座席状況検出手段と、乗車人数を認識するための複数種類の車外近傍人的情報を取得して該車外近傍人的情報の種類毎に乗車人数を認識する人数認識手段と、前記車外近傍人的情報の種類毎の乗車人数の認識結果に基づいて乗車人数の認識信頼度の程度を判定する信頼度判定手段と、前記人数認識手段により認識された乗車人数と前記座席状況検出手段により検出された座席の占有状況とに基づいて前記座席の変位駆動を要するか否かを判定する判定手段と、前記判定手段により前記座席の変位駆動を要すると判定された場合において、前記信頼度判定手段により判定された乗車人数の認識信頼度の程度に応じて前記座席変位駆動手段の動作を段階的に行わせる駆動制御手段と、を備えたことを特徴とする。
この請求項1の発明によれば、乗車人数を認識するための複数種類の車外近傍人的情報を取得して該車外近傍人的情報の種類毎に乗車人数を認識することとしたので、例えば車載カメラによる画像のみの一種類の情報に基づき乗車人数を認識する場合に比べて乗車人数の認識の精度を向上させることができ、また、車外近傍人的情報の種類毎の乗車人数の認識結果に基づいて乗車人数の認識信頼度の程度を判定し、座席の変位駆動を要すると判定された場合においては、乗車人数の認識信頼度の程度に応じて座席変位駆動手段の動作を段階的に行わせることとしたので、乗車人数の認識信頼度の程度に応じた適切な対応を採ることができ、もって座席の変位駆動を要する乗り込み時に、より適切な座席変位制御を可能にすることができる。
また、請求項2の発明に係る自動車の座席制御装置は、請求項1の発明において、前記人数認識手段が取得する複数種類の前記車外近傍人的情報は、車外の車載カメラにより撮像された乗降口付近の画像データと、車載無線通信端末により認識された当該自動車近傍における携帯電話機認識データと、車載マイクロフォンにより認識された当該自動車近傍における音声データと、を含むことを特徴とする。
この請求項2の発明によれば、乗車しようとする人は自動車近辺で発話することが多く、また、近年では大半の人が携帯電話機を携帯している点に着目し、複数種類の車外近傍人的情報として車外の車載カメラにより撮像された乗降口付近の画像データと、車載無線通信端末により認識された当該自動車近傍における携帯電話機認識データと、車載マイクロフォンにより認識された当該自動車近傍における音声データとを用いることとしたので、それぞれ異なる観点から乗車人数の認識を行わせることができ、乗車人数の認識精度の向上に役立てることができる。
また、請求項3の発明に係る自動車の座席制御装置は、請求項1または2の発明において、前記信頼度判定手段により判定される認識信頼度の程度は、前記車外近傍人的情報の種類毎に認識された乗車人数同士で一致する種類数であることを特徴とする。
この請求項3の発明によれば、認識信頼度の程度を、車外近傍人的情報の種類毎に認識された乗車人数同士で一致する種類数で判定することとしたので、駆動制御に利用する認識信頼度の程度を単純かつ適正に判定することができる。
また、請求項4の発明に係る自動車の座席制御装置は、請求項1または2の発明において、前記車外近傍人的情報は、種類毎に重み付けがされており、前記信頼度判定手段により判定される認識信頼度の程度は、最も重み付けの大きい前記車外近傍人的情報に基づき認識された乗車人数に一致する他の前記車外近傍人的情報に基づき認識された乗車人数の種類数であることを特徴とする。
この請求項4の発明によれば、認識信頼度の程度を、最も重み付けの大きい車外近傍人的情報に基づき認識された乗車人数に一致する他の車外近傍人的情報に基づき認識された乗車人数の種類数で判定することとしたので、駆動制御に利用する認識信頼度の程度を各車外近傍人的情報の能力差を考慮しつつ単純かつ適正に判定することができる。
また、請求項5の発明に係る自動車の座席制御装置は、請求項1〜4のいずれか一つの発明において、前記駆動制御手段は、前記座席変位駆動手段の動作を段階的に行わせる制御として、前記乗車人数の認識信頼度の程度に応じて、音声警告を発してユーザからの承認を経た後に動作させる制御と、一旦音声警告を発した後で動作させる制御と、即座に動作させる制御と、のうちの少なくとも2つを含むことを特徴とする。
この請求項5の発明によれば、座席変位駆動手段の動作を段階的に行わせる制御として、乗車人数の認識信頼度の程度に応じて、音声警告を発してユーザからの承認を経た後に動作させる制御と、一旦音声警告を発した後で動作させる制御と、即座に動作させる制御と、のうちの少なくとも2つを含むこととしたので、乗車人数の認識信頼度の程度に応じて少なくとも2段階以上の適切な対応を採ることができる。
また、請求項6の発明に係る自動車の座席制御装置は、座席を乗り降り容易に変位駆動させる座席変位駆動手段を備える自動車の座席制御装置であって、座席の占有状況を検出する座席状況検出手段と、座席の占有状況の変動を検出する座席状況変動検出手段と、前記座席状況変動検出手段により検出された座席の占有状況の変動に基づいて前記座席の変位駆動を要するか否かを判定する判定手段と、前記判定手段により前記座席の変位駆動を要すると判定された場合に前記座席変位駆動手段を動作させる駆動制御手段と、を備えたことを特徴とする。
この請求項6の発明によれば、例えば後部座席の人が降りようとする場合には車内において座り状態から立ち状態に姿勢を変える点に着目し、座席状況に関する車内情報を取得して座席の占有状況の変動を検出し、検出された座席の占有状況の変動に基づいて座席の変位駆動を要するか否かを判定し、座席の変位駆動を要すると判定された場合に座席変位駆動手段を動作させることとしたので、座席の変位駆動を要する降車時に、より適切な座席変位制御を可能にすることができる。
また、請求項7の発明に係る車載ナビゲーション装置は、請求項1〜6のいずれか一つの自動車の座席制御装置を搭載したことを特徴とする。
この請求項7の発明によれば、座席制御装置を車載ナビゲーション装置の筐体を利用して簡単に自動車に組付けることができる。
また、請求項8の発明に係る座席制御用プログラムは、座席を乗り降り容易に変位駆動させる座席変位駆動手段を備える自動車の座席制御を座席制御装置に実行させる座席制御用プログラムであって、前記座席制御装置に、座席の占有状況を検出する座席状況検出手順と、乗車人数を認識するための複数種類の車外近傍人的情報を取得して該車外近傍人的情報の種類毎に乗車人数を認識する人数認識手順と、前記車外近傍人的情報の種類毎の乗車人数の認識結果に基づいて乗車人数の認識信頼度の程度を判定する信頼度判定手順と、前記人数認識手順により認識された乗車人数と前記座席状況検出手順により検出された座席の占有状況とに基づいて前記座席の変位駆動を要するか否かを判定する判定手順と、前記判定手順により前記座席の変位駆動を要すると判定された場合において、前記ドア開放検出手順によるドア開放検出時に、前記信頼度判定手順により判定された乗車人数の認識信頼度の程度に応じて前記座席変位駆動手段の動作を段階的に行わせる駆動制御手順と、を実行させることを特徴とする。
この請求項8の発明によれば、乗車人数を認識するための複数種類の車外近傍人的情報を取得して該車外近傍人的情報の種類毎に乗車人数を認識することとしたので、例えば車載カメラによる画像のみの一種類の情報に基づき乗車人数を認識する場合に比べて乗車人数の認識の精度を向上させることができ、また、車外近傍人的情報の種類毎の乗車人数の認識結果に基づいて乗車人数の認識信頼度の程度を判定し、座席の変位駆動を要すると判定された場合においては、乗車人数の認識信頼度の程度に応じて座席変位駆動手段の動作を段階的に行わせることとしたので、乗車人数の認識信頼度の程度に応じた適切な対応を採ることができ、もって座席の変位駆動を要する乗り込み時に、より適切な座席変位制御を可能にすることができる。
また、請求項9の発明に係る座席制御用プログラムは、座席を乗り降り容易に変位駆動させる座席変位駆動手段を備える自動車の座席制御を座席制御装置に実行させる座席制御用プログラムであって、前記座席制御装置に、座席の占有状況を検出する座席状況検出手順と、座席の占有状況の変動を検出する座席状況変動検出手順と、前記座席状況変動検出手順により検出された座席の占有状況の変動に基づいて前記座席の変位駆動を要するか否かを判定する判定手順と、前記判定手順により前記座席の変位駆動を要すると判定された場合に前記座席変位駆動手段を動作させる駆動制御手順と、を実行させることを特徴とする。
この請求項9の発明によれば、例えば後部座席の人が降りようとする場合には車内において座り状態から立ち状態に姿勢を変える点に着目し、座席状況に関する車内情報を取得して座席の占有状況の変動を検出し、検出された座席の占有状況の変動に基づいて座席の変位駆動を要するか否かを判定し、座席の変位駆動を要すると判定された場合に座席変位駆動手段を動作させることとしたので、座席の変位駆動を要する降車時に、より適切な座席変位制御を可能にすることができる。
請求項1および8の発明によれば、乗車人数を認識するための複数種類の車外近傍人的情報を取得して該車外近傍人的情報の種類毎に乗車人数を認識するよう構成したので、例えば車載カメラによる画像のみの一種類の情報に基づき乗車人数を認識する場合に比べて乗車人数の認識の精度を向上させることができ、また、車外近傍人的情報の種類毎の乗車人数の認識結果に基づいて乗車人数の認識信頼度の程度を判定し、座席の変位駆動を要すると判定された場合においては、乗車人数の認識信頼度の程度に応じて座席変位駆動手段の動作を段階的に行わせるよう構成したので、乗車人数の認識信頼度の程度に応じた適切な対応を採ることができ、もって座席の変位駆動を要する乗り込み時に、より適切な座席変位制御を可能にすることができるという効果を奏する。
また、請求項2の発明によれば、乗車しようとする人は自動車近辺で発話することが多く、また、近年では大半の人が携帯電話機を携帯している点に着目し、複数種類の車外近傍人的情報として車外の車載カメラにより撮像された乗降口付近の画像データと、車載無線通信端末により認識された当該自動車近傍における携帯電話機認識データと、車載マイクロフォンにより認識された当該自動車近傍における音声データとを用いるよう構成したので、それぞれ異なる観点から乗車人数の認識を行わせることができ、乗車人数の認識精度の向上に役立てることができるという効果を奏する。
また、請求項3の発明によれば、認識信頼度の程度を車外近傍人的情報の種類毎に認識された乗車人数同士で一致する種類数で判定するよう構成したので、駆動制御に利用する認識信頼度の程度を単純かつ適正に判定することができるという効果を奏する。
また、請求項4の発明によれば、認識信頼度の程度を、最も重み付けの大きい車外近傍人的情報に基づき認識された乗車人数に一致する他の車外近傍人的情報に基づき認識された乗車人数の種類数で判定するよう構成したので、駆動制御に利用する認識信頼度の程度を各車外近傍人的情報の能力差を考慮しつつ単純かつ適正に判定することができるという効果を奏する。
また、請求項5の発明によれば、座席変位駆動手段の動作を段階的に行わせる制御として、乗車人数の認識信頼度の程度に応じて、音声警告を発してユーザからの承認を経た後に動作させる制御と、一旦音声警告を発した後で動作させる制御と、即座に動作させる制御と、のうちの少なくとも2つを含むこととしたので、乗車人数の認識信頼度の程度に応じて少なくとも2段階以上の適切な対応を採ることができるという効果を奏する。
また、請求項6および9の発明によれば、例えば後部座席の人が降りようとする場合には車内において座り状態から立ち状態に姿勢を変える点に着目し、座席状況に関する車内情報を取得して座席の占有状況の変動を検出し、検出された座席の占有状況の変動に基づいて前部座席の変位駆動を要するか否かを判定し、座席の変位駆動を要すると判定された場合に座席変位駆動手段を動作させるよう構成したので、座席の変位駆動を要する降車時に、より適切な座席変位制御を可能にすることができるという効果を奏する。
また、請求項7の発明によれば、座席制御装置を車載ナビゲーション装置の筐体を利用して簡単に自動車に組付けることができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明に係る自動車の座席制御装置、座席制御用プログラムおよび車載ナビゲーション装置の好適な実施例を詳細に説明する。
図1は、本発明に係る座席制御装置が搭載された車載ナビゲーション装置を備えた自動車の外観構成を示す概略左側面図であり、図2は、その座席配列等を示す概略平面図である。図1および図2に示すように、車載ナビゲーション装置10を備えた自動車1は、8人乗りワンボックスカーであり、8つの座席11〜18を備える。1列目の座席11は運転席であり、座席12は助手席である。3列目の座席16〜18は、例えばベンチシート構造の後部座席である。2列目の座席13,14は、例えばベンチシート構造の座席である。スライドドア21により開閉されて2列目および3列目に対する乗り降り用の乗降口22に対応する2列目の左側の座席15は、例えば独立した分割シート構造の座席であって、後部座席16〜18に対する乗り降り時に人が乗り降り可能な空間を確保できる状態に変位駆動を要する制御対象となる前部座席である。
前部座席15は、背凭れ部分の折畳み(前倒し)および座位部分の前方へのスライド移動による変位が可能な構造を有し、後述するシート駆動モータの駆動によって図1中の矢印で示すような折畳み状態・前方へのスライド状態への変位駆動が可能とされている。
また、各座席11〜18は、座位部分内部に配設されて各座席11〜18に対する重力負荷を圧力負荷として検知する重力センサ等の圧力センサ11a〜18aを個別に備えている。圧力センサ11a〜18aは、所定以上の重量負荷が加わった場合には、人や物によって該当する座席が占有状況にあることを検知する。スライドドア21は、該スライドドア21の開閉操作を行うための車外および車内のドアノブ23部分に開閉操作時に手が触れたことを検出するタッチセンサ24をそれぞれ備えている。
さらに、自動車1は、車載カメラ31、車載マイクロフォン32およびブルートゥース(BLUETOOTH)端末33を備える。車載カメラ31は、例えば助手席12側の車体側面上部の車外位置に取り付けられて乗降口22付近を中心として車体左側近傍後方の状況を撮影するための小型CCDカメラであり、車外近傍人的情報の一つとして乗降口22付近の画像データを提供するためのものである。車載マイクロフォン32は、車載カメラ31に隣り合わせて自動車1の車外に取り付けられて、当該自動車1近傍で人が発する音声情報を収集することで、車外近傍人的情報の一つとして自動車1近傍において認識された音声データを提供するためのものである。
これらの圧力センサ11a〜18aや車載カメラ31や車載マイクロフォン32は、本実施例のために新規に設けられたものであってもよいが、他の目的等のために既に自動車1に備えられているものを兼用使用するようにしてもよい。例えば、圧力センサ11a〜18aは、各座席11〜18の乗車状況を把握して自動車1の走行状態の制御等に用いるためのものを兼用使用してもよい。また、車載カメラ31は、運転席11から死角となりやすい車体左側のバックビュー撮影用として備えられている既存のものであってもよい。また、車載カメラ31の設置箇所も、乗降口22付近を含めて自動車1の左側面付近を撮影し得る箇所であればよく、左側のフェンダミラー、ドアミラー等の箇所を利用するようにしてよい。
ブルートゥース規格に基づく車載無線通信端末であるブルートゥース端末33は、自動車1近傍におけるブルートゥース規格に基づく携帯電話機A1,B1,C1,…の存在を認識することで、車外近傍人的情報の一つとして自動車1近傍において認識された携帯電話機認識データを提供し携帯電話機A1,B1,C1,…の台数の認識を可能とするためのものである。すなわち、ブルートゥース端末33は、近傍に居る人A,B,C,…が携帯している携帯電話機A1,B1,C1,…と通信網単位としてピコネットを形成し、相互にマスタ・スレーブ関係を持つため、ブルートゥース端末33が認識した携帯電話機A1,B1,C1,…の台数の認識が可能である。ブルートゥース端末33は、本実施例のために新規に設けられたものであってもよいが、本実施例では、ダッシュボード上に組み込まれた車載ナビゲーション装置10が備えるブルートゥース端末を兼用使用している。
ナビゲーション装置10は、周知のように、自車両の走行経路の設定および誘導を行なう装置であり、具体的には、GPS(Global Positioning System)によって自車両の現在位置を取得し、所定のデータ(例えば、地図データ等)を用いて自車両が走行している道路を特定し、LCDや車載スピーカを用いて経路誘導を実行するためのものである。
図3は、本発明に係る座席制御装置の機能構成を含む車載ナビゲーション装置10並びに周辺の入出力デバイスの構成を概略的に示すブロック図である。図3に示すように、車載ナビゲーション装置10は、車載スピーカ34、LCD35、その他のナビゲーション装置としての機能構成部材に加えて、座席制御装置100を備える。
車載スピーカ34は、ナビゲーション装置10として必要な情報を音声出力するとともに、座席制御装置100として必要な情報を車内または車外に向けて音声出力する。LCD35は、ナビゲーション装置10として必要な情報を表示出力するとともに、座席制御装置100として必要な情報を表示出力する。
座席制御装置100は、前部座席15の変位駆動を制御するために車載ナビゲーション装置10に搭載して設けられたものであり、主に、車載ナビゲーション装置10の制御を受け持つCPU等を含むマイクロコンピュータによるコントローラを利用して実現されている。座席制御装置100は、画像処理部101、音声処理部102、第1〜第3の人数認識部103〜105、ドア開放検出部106、座席状況検出部107、座席状況変動検出部108、信頼度判定部109、判定部110、メモリ111、駆動制御部112、駆動操作部113および手動モード設定部114を備える。ここで、第1〜第3の人数認識部103〜105、ドア開放検出部106、座席状況検出部107、座席状況変動検出部108、信頼度判定部109、判定部110および駆動制御部112の各機能部による実際の処理は、車載ナビゲーション装置10のコントローラが備えるCPUにて解析実行される座席制御用プログラムによって実現され得る。
画像処理部101は、車載カメラ31により撮像された乗降口22付近の画像データを取得し、例えばこの画像データ中から肌色領域を抽出して顔モデルパターンとのパターンマッチングを行うことで顔情報を抽出する既存の画像処理を行うためのものであり、第1の人数認識部103は、画像処理部101により得られる顔情報に基づいて車載カメラ31が撮像した昇降口22近傍に居る人を認識し、その人数を第1の乗車人数として判定するためのものである。
音声処理部102は、車載マイクロフォン32により認識された自動車1近傍における音声データを取得し、例えば音声データから異なる発話情報を抽出する音声処理を行うためのものであり、第2の人数認識部104は、音声処理部102により得られる発話情報に基づいて自動車1近傍で発話した人を認識し、その発話人数を第2の乗車人数として判定するためのものである。
第3の人数認識部105は、ブルートゥース端末33により認識された自動車1近傍における携帯電話機認識データ中から抽出された台数情報に基づいて自動車1近傍に存在する人A,B,C,…がそれぞれ携帯している携帯電話機A1,B1,C1,…の台数を認識し、その携帯電話機の台数を第3の乗車人数として判定するためのものである。すなわち、近年においては、殆どの人が携帯電話機を常に携帯しているという観点から、検知した携帯電話機の台数をそのまま乗車人数として認識するためのものである。
信頼度判定部109は、第1〜第3の人数認識部103〜105がそれぞれ認識した第1〜第3の乗車人数に基づいて乗車人数の認識信頼度の程度を判定するためのものである。本実施例では、認識された乗車人数中で最大乗車人数を基準とし、最大乗車人数が一つのみの場合には認識信頼度の程度が“1”(低い)、最大乗車人数となった乗車人数が2種類の場合には認識信頼度の程度が“2”(中程度)、最大乗車人数となった乗車人数が3種類、すなわち全てが最大乗車人数で一致した場合には認識信頼度の程度が“3”(高い)となるように判定する。
ドア開放検出部106は、車外または車内のドアノブ23に手が触れたことを検出するタッチセンサ24からの検出信号を取得することでスライドドア21が開放操作されることを検出するためのものであり、座席制御装置100内の各部の動作タイミング等を規定するタイミング制御信号を出力する。
座席状況検出部107は、座席状況に関する車内情報として各座席11〜18の圧力センサ11a〜18aからの検出信号を取得して各座席11〜18が人や物によって占有された占有状況になっているか否かの状況を検出するためのものである。この座席状況検出部107により、空き座席数、占有後部座席数、前部座席の空き状況等の検出が可能となる。座席状況変動検出部108は、車内のタッチセンサ24の検知に伴う降車に際して、各座席11〜18の圧力センサ11a〜18aからの検出信号を取得して、座席状況検出部107により既に検出された座席情報に対して座席の占有状況に変動があるか否かを検出するためのものである。座席状況変動検出部108は、特に、後部座席16〜18に関して、座っている人が立ち上がろうとすることで乗車状況(占有状況)から空き状況への状況変動があるか否かを検出する。
メモリ111は、座席制御装置100の動作制御等に必要な各種情報を記憶するためのものであり、その一つとして、判定部110の判定処理に用いられる判定テーブル111aを備えている。図4は、判定テーブル111aの一例を示す説明図である。この判定テーブル111aは、座席状況としての空き座席数、占有後部座席数との関係から後部座席16〜18への乗り込みが必要となり前部座席15の変位駆動を要する乗車人数をあらかじめ規定したものである。
判定部110は、車外のタッチセンサ24の検知に伴うタイミングで第1〜第3の人数判定部103〜105により認識された乗車人数中の最大乗車人数と座席状況検出部107により検出された座席状況(空き座席数、占有後部座席数、前部座席の空き状況等)とに基づき判定テーブル111aを参照して、前部座席15の変位駆動を要するか否かを判定するためのものである。この場合、前部座席15の変位駆動は、前部座席15が空き状況にあることが前提となるため、前部座席15の空き状況を参照する。また、判定部110は、車内のタッチセンサ24の検知に伴う降車に際して、座席状況変動検出部108により検出された座席の占有状況の変動に基づいて前部座席15の変位駆動を要するか否かの判定も行う。この場合も、前部座席15の変位駆動は、前部座席15が空き状況にあることが前提となるため、前部座席15の空き状況を参照し、また、後部座席16〜18において圧力センサ16a〜18aのいずれかに圧力検出状態から圧力非検出状態への変動があったことを条件とする。
駆動制御部112は、判定部110により前部座席15の変位駆動を要すると判定された場合に前部座席15を変位駆動するために座席変位駆動手段としてのシート駆動モータ41を動作させるように制御するためのものである。ここで、駆動制御部112は、乗車に際しては、信頼度判定部109により判定された乗車人数の認識信頼度の程度“1”〜“3”に応じてシート駆動モータ41の動作を段階的に行わせるように制御する。段階的に行わせる制御例として、本実施例では、乗車人数の認識信頼度の程度が“1”で低い場合には車載スピーカ34を通じて音声警告を発して運転者または乗り込もうとする人からの承認を経た後に動作させる制御と、乗車人数の認識信頼度の程度が“2”で中程度の場合に一旦車載スピーカ34を通じて音声警告を発した後で動作させる制御と、乗車人数の認識信頼度の程度が“3”で高い場合に即座に動作させる制御との3段階制御を行うように設定されている。
駆動操作部113は、車載ナビゲーション装置10の操作パネル部に設けられて運転席11に居る運転者が選択的に操作可能な操作釦の一つであって、手動操作で駆動制御部112を通じてシート駆動モータ41を動作させるためのものである。手動モード設定部114は、車載ナビゲーション装置10の操作パネル部に設けられて運転席11に居る運転者が選択的に操作可能な操作釦の一つであって、シート駆動モータ41の動作を駆動操作部113による手動操作のみを有効とする手動モードに設定するためのものであり、二度押しにより手動モードの解除が可能とされている。
次に、図5−1および図5−2を参照して座席制御装置100が備える各機能部により実行される乗り込み時の前部座席15の変位駆動のための動作制御例を説明する。図5−1および図5−2は、乗り込み時の動作制御例の前半部、後半部をそれぞれ示す概略フローチャートである。まず、手動モード設定部114により手動モード設定操作が有るか否かを随時監視し(ステップS101)、手動モードに設定されている場合には(ステップS101,Yes)、駆動操作部113の操作が有るか否かを判定する(ステップS102)。運転者によって駆動操作部113の操作が有った場合には(ステップS102,Yes)、駆動制御部112を介してシート駆動モータ41を動作させ(ステップS103)、前部座席15を折畳み・スライド移動させるよう変位駆動し、後部座席16〜18へ乗り込もうとする人が乗降口22から乗り込みやすくする。
一方、手動モードに設定されていない場合には(ステップS101,No)、駆動操作部113の操作が有るか否かを随時監視する(ステップS104)。運転者によって駆動操作部113の操作が有った場合には(ステップS104,Yes)、駆動制御部112を介してシート駆動モータ41を動作させ(ステップS103)、前部座席15を折畳み・スライド移動させるよう変位駆動し、後部座席16〜18へ乗り込もうとする人が乗降口22から乗り込みやすくする。
手動モードに設定されておらず(ステップS101,No)、駆動操作部113の操作がない場合には(ステップS104,No)、車外のドアノブ23に手が触れてタッチセンサ24がオンしたか否かによりスライドドア21に関して開放操作が有ったか否かを随時監視する(ステップS105)。開放操作が検出されない場合には(ステップS105,No)、ステップS101の処理に戻る。車外のタッチセンサ24によるスライドドア21を開放しようとする操作が検出された場合には(ステップS105,Yes)、車載カメラ31、車載マイクロフォン32、ブルートゥース端末33および圧力センサ11a〜18aからの情報をそれぞれ取得する(ステップS106)。そして、座席状況検出部107は、圧力センサ11a〜18aから取得した情報に基づいて座席11〜18の占有状況を検出する(ステップ107)。すなわち、空き座席数、前部座席15が占有状況にあるか否かの検出、後部座席16〜18の占有状況等を座席状況として検出する。この際、人が座っている場合だけでなく、圧力センサ11a〜18aにより検出可能な重量物が座席に置かれている場合にも占有状況にあるとして検出される。
ここで、圧力センサ15aの検出結果により前部座席15に人が座っていたり物が置かれている占有状況にあるか否かを判定し(ステップS108)、占有状況にあることが検出されると(ステップS108,Yes)、乗車人数等に関係なく前部座席15の変位駆動を要しないと判定して以降の処理を行うことなく、制御処理を終了する。
一方、前部座席15が占有状況ではないと判定されると(ステップS108,No)、まず、画像処理部101で車載カメラ31からの画像データについて肌色領域を抽出して顔モデルパターンとのパターンマッチングにより顔情報を抽出し、第1の人数認識部103で抽出された顔情報に基づいて車載カメラ31が撮像した乗降口22近傍に居る人を認識し、その人数を第1の乗車人数として認識する(ステップS109)。
また、音声処理部102では、車載マイクロフォン32から取得した音声データに関して、例えば音声データから異なる発話情報を抽出する音声処理を行い、第2の人数認識部104では、音声処理部102により得られる発話情報に基づいて自動車1近傍で発話した人を認識し、その発話人数を第2の乗車人数として判定する(ステップS110)。
さらに、第3の人数認識部105では、ブルートゥース端末33により認識された自動車1近傍における携帯電話機認識データ中から抽出された台数情報に基づいて自動車1近傍に存在する人がそれぞれ携帯している携帯電話機の台数を認識し、その携帯電話機の台数を第3の乗車人数として判定する(ステップS111)。
引き続き、信頼度判定部109は、第1〜第3の人数認識部103〜105がそれぞれ認識した第1〜第3の乗車人数中で最大乗車人数を選択し(ステップS112)、この最大乗車人数に一致する乗車人数を認識した種類数により認識信頼度の程度を判定する(ステップS113)。例えば、最大乗車人数を認識したものが一つのみの場合には信頼度が低いと判定し、認識信頼度の程度を“1”とし、最大乗車人数を認識した乗車人数が2種類の場合には信頼度が中間であると判定し、認識信頼度の程度を“2”とし、最大乗車人数を認識した乗車人数が3種類、すなわち全てが最大乗車人数で一致した場合には信頼度が高いと判定し、認識信頼度の程度を“3”とする。
次いで、判定部110は、第1〜第3の人数判定部103〜105により認識された乗車人数中の最大乗車人数と座席状況検出部107により検出された座席状況(空き座席数、占有後部座席数、前部座席の空き状況等)とに基づき判定テーブル111aを参照して、前部座席15の変位駆動を要するか否かを判定する(ステップS114)。座席の占有状況と乗車人数との関係により、後部座席16〜18への乗り込みが必要で前部座席15の変位駆動を要すると判定された場合には(ステップS115,Yes)、信頼度判定部109により判定された認識信頼度の程度をチェックし(ステップS116,S119)、認識信頼度の程度に応じて3段階の異なる動作制御を行う。
まず、認識信頼度の程度が“1”で低い場合には(ステップS116,Yes)、車載スピーカ34を通じて「座席を折り畳みますが、よろしいですか?」といった音声警告を発し(ステップS117)、ユーザからの承認待ち状態となる(ステップS118)。音声警告に対して、ユーザ(運転者、乗り込もうとする人、既に車内に居る人のいずれでもよい)から「OKです」等の承認があったことを車載マイクロフォン32等を通じて確認した場合には(ステップS118,Yes)、この承認が得られた後にシート駆動モータ41を動作させて(ステップS122)、前部座席15を折畳み・シート移動状態に変位駆動し、後部座席16〜18へ乗り込もうとする人が乗降口22から乗り込みやすくする。また、一定時間経過してもユーザからの承認が得られない場合には(ステップS118,No)、シート駆動モータ41を動作させることなく処理を終了する。
また、認識信頼度の程度が“2”で中程度の場合には(ステップS116,No、S119,Yes)、車載スピーカ34を通じて一旦「座席を折り畳みます」といった音声警告を発してから(ステップS120)、所定時間経過後に(ステップS121,Yes)、シート駆動モータ41を動作させて(ステップS122)、前部座席15を折畳み・シート移動状態に変位駆動し、後部座席16〜18へ乗り込もうとする人が乗降口22から乗り込みやすくする。さらに、認識信頼度の程度が“3”で高い場合には(ステップS116,No、S119,No)、即座にシート駆動モータ41を動作させて(ステップS122)、前部座席15を折畳み・シート移動状態に変位駆動し、後部座席16〜18へ乗り込もうとする人が乗降口22から乗り込みやすくする。
次に、図6を参照して座席制御装置100が備える各機能部により実行される降車時の前部座席15の変位駆動のための動作制御例を説明する。図6は、降車時の動作制御例を示す概略フローチャートである。まず、手動モード設定部114により手動モード設定操作が有るか否かを随時監視し(ステップS201)、手動モードに設定されている場合には(ステップS201,Yes)、駆動操作部113の操作が有るか否かを判定する(ステップS202)。運転者によって駆動操作部113の操作が有った場合には(ステップS202,Yes)、駆動制御部112を介してシート駆動モータ41を動作させ(ステップS203)、前部座席15を折畳み・スライド移動させるよう変位駆動し、後部座席16〜18へ乗り込もうとする人が乗降口22から乗り込みやすくする。
一方、手動モードに設定されていない場合には(ステップS201,No)、駆動操作部113の操作が有るか否かを随時監視する(ステップS204)。運転者によって駆動操作部113の操作が有った場合には(ステップS204,Yes)、駆動制御部112を介してシート駆動モータ41を動作させ(ステップS205)、前部座席15を折畳み・スライド移動させるよう変位駆動し、後部座席16〜18へ乗り込もうとする人が乗降口22から乗り込みやすくする。
手動モードに設定されておらず(ステップS201,No)、駆動操作部113の操作がない場合には(ステップS204,No)、車内のドアノブ23に手が触れてタッチセンサ24がオンしたか否かによりスライドドア21に関して開放操作が有ったか否かを随時監視する(ステップS205)。開放操作が検出されない場合には(ステップS205,No)、ステップS201の処理に戻る。車内のタッチセンサ24によるスライドドア21を開放しようとする操作が検出された場合には(ステップS205,Yes)、圧力センサ11a〜18aからの情報を取得する(ステップS206)。そして、座席状況検出部107は、圧力センサ11a〜18aから取得した情報に基づいて座席11〜18の占有状況を検出する(ステップ207)。すなわち、前部座席15が占有状況にあるか否かの検出、後部座席16〜18の占有状況等を座席状況として検出する。
ここで、圧力センサ16a〜18aの検出結果により後部座席16〜18の少なくとも一つが占有状況に有るか否かを判定し(ステップS208)、いずれの後部座席16〜18も占有状況になければ(ステップS208,No)、他の座席の占有状況等に関係なく前部座席15の変位駆動を要しないと判定して以降の処理を行うことなく、制御処理を終了する。
一方、後部座席16〜18のいずれかが占有状況に有る場合には(ステップS208,Yes)、スライドドア21が閉じられるのが検出されるまで(ステップS210)、圧力センサ16a〜18aの検出出力に基づき座席状況変動検出部108によって座席の占有状況に変動が有るか否かを判定する(ステップS209)。占有状況に変動がないまま(ステップS209,No)、スライドドア21が閉じられた場合には(ステップS210,Yes)、そのまま処理を終了する。
後部座席16〜18のいずれかに座っていた人が立ち上がろうとすることが圧力センサ16a〜18aのいずれかにより検出されることで、座席状況変動検出部108によって後部座席16〜18に関して座席状況の変動が検出された場合には(ステップS209,Yes)、圧力センサ15aの検出出力に基づき座席状況変動検出部108は前部座席15が占有状況に有るか否かを判定する(ステップS211)。前部座席15に人が座っており、占有状況に有る場合には(ステップS211,Yes)、座っている人が降りて占有状況でなくなるまで待機する。その後、前部座席15が占有状況にないことを確認して(ステップS211,No)、シート駆動モータ41を動作させ(ステップS212)、前部座席15を折畳み・シート移動状態に変位駆動させ、後部座席16〜18から降りようとする人が昇降口22から降りやすくする。
上述してきたように、本実施例では、乗車人数を認識するための複数種類の車外近傍人的情報を取得して該車外近傍人的情報の種類毎に乗車人数を認識するので、例えば車載カメラ31による画像のみの一種類の情報に基づき乗車人数を認識する場合に比べて乗車人数の認識の精度を向上させることができる。また、車外近傍人的情報の種類毎の乗車人数の認識結果に基づいて乗車人数の認識信頼度の程度を判定し、前部座席15の変位駆動を要すると判定された場合においては、乗車人数の認識信頼度の程度に応じてシート駆動モータ41の動作を段階的に行わせるので、乗車人数の認識信頼度の程度に応じた適切な対応を採ることができる。よって、本実施例によれば、前部座席15の変位駆動を要する後部座席16〜18に対する乗り込み時に、より適切な座席変位制御を可能にすることができる。
また、乗車しようとする人は自動車近辺で発話することが多く、さらには、近年では大半の人が携帯電話機を携帯している点に着目し、本実施例では、複数種類の車外近傍人的情報として車外の車載カメラ31により撮像された後部座席15に対する乗降口22付近の画像データと、ブルートゥース端末33により認識された当該自動車1近傍における携帯電話機認識データと、車載マイクロフォン32により認識された当該自動車1近傍における音声データとを用いるようにしたので、それぞれ異なる観点から乗車人数の認識を行わせることができ、乗車人数の認識精度の向上に役立てることができる。例えば、車載カメラ31による画像データの場合には、人が前後で重なってしまうと正確に顔を認識できない場合があるが、携帯電話機や発話の認識によれば人が前後に重なっても影響を受けないものとなる。この際、これらのデータに基づく乗車人数の認識方法は種々あり得るが、本実施例では、特に、画像データ中から抽出した顔情報、携帯電話機認識データ中から抽出した台数情報、音声データ中から抽出した発話人数情報に基づいて車外近傍人的情報の種類毎の乗車人数を認識するようにしたので、それぞれ異なる観点に基づく情報の比較的容易な処理データによって乗車人数の認識を行わせることができ、簡単にして乗車人数の認識精度の向上に役立てることができる。
また、本実施例では、信頼度判定部109において、認識信頼度の程度を車外近傍人的情報の種類毎に認識された乗車人数同士で一致する種類数で判定するようにしたので、駆動制御に利用する認識信頼度の程度を単純かつ適正に判定することができる。
また、本実施例によれば、シート駆動モータ41の動作を段階的に行わせる制御として、乗車人数の認識信頼度の程度が低い場合に音声警告を発してユーザからの承認を経た後に動作させる制御と、乗車人数の認識信頼度の程度が中程度の場合に一旦音声警告を発した後で動作させる制御と、乗車人数の認識信頼度の程度が高い場合に即座に動作させる制御と、を含むようにしたので、乗車人数の認識信頼度の高中低の程度に応じて3段階以上の適切な対応を採ることができる。例えば、認識信頼度の程度が低い場合には、認識した乗車人数が多すぎて本来は前部座席15の変位駆動を要しないこともあるが、この場合には、音声警告によりユーザ承認を得る上でユーザ承認が得られないので、前部座席15を変位駆動させてしまうことがなく、適切な対応となる。また、認識信頼度が中程度の場合に、一旦音声警告を経てからシート駆動モータ41の動作に移行するので、ユーザに安心感を与えることができ、適切な対応となる。さらに、3種類の乗車人数の認識が一致する場合には乗車人数の認識信頼度が極めて高いものであり、即座にシート駆動モータ41を動作させることで、円滑かつ適切な対応となる。
また、本実施例によれば、対象となる前部座席15が占有状況にある場合には該前部座席15の変位駆動を要しないと判定するようにしたので、前部座席15の変位駆動を自動制御する上で、該前部座席15に人が座っている場合や物が置かれている場合に、誤って該前部座席15を強制的に変位駆動させてしまうことがなく、より適切な座席変位制御を可能にすることができる。
さらに、本実施例によれば、後部座席16〜18に乗っていた人が降りようとする場合には車内において座り状態から立ち状態に姿勢を変えることで圧力センサ16a〜18aが圧力を検出しなくなり変化が生じる点に着目し、スライドドア21の開放検出後に、座席状況に関する車内情報を取得して座席の占有状況の変動を検出し、検出された座席の占有状況の変動に基づいて前部座席15の変位駆動を要するか否かを判定し、前部座席15の変位駆動を要すると判定された場合にシート駆動モータ41を動作させるようにしたので、前部座席15の変位駆動を要する後部座席16〜18からの降車時に、より適切な座席変位制御を可能にすることができる。
また、本実施例によれば、座席状況に関する車内情報を各座席11〜18に対する圧力負荷を検知する圧力センサ11a〜18aからの検出情報とするようにしたので、簡単かつ確実に座席11〜18の占有状況を検出して前部座席15の変位駆動の要否の適正な判定に供することができる。
また、本実施例によれば、シート駆動モータ41を自動制御だけでなく、運転席11からの運転手の手動操作による指示で選択的に動作させる駆動操作部113を備えるので、状況に応じて運転手の判断でシート駆動モータ41を駆動させて前部座席15を変位駆動させることができ、より適切な座席変位制御を可能にすることができる。加えて、本実施例によれば、駆動操作部113による手動操作のみを有効とする手動モードを選択的に設定する手動モード設定部114を備えるので、例えば前部座席15が占有状況にあることが前もって判っているような状況下では、シート駆動モータ41を自動制御しないように設定し、運転手による手動操作モードとすることができ、より適切な座席変位制御を可能にすることができる。
なお、本実施例では、一例として図2に示したような8人乗り座席配列例に基づき、前部座席15を制御対象となる座席とし、かつ、前部座席15は、背凭れの折畳み、座位部分の前方へのスライド移動により乗り降り容易な状態への変位駆動としたが、座席配列、座席構造等に応じて対象となる前部座席を変更してもよく、かつ、その変位駆動の形態を特に問わないものである。前部座席の変位駆動の形態としては、例えば、車内において右方向(横方向)へのスライド移動や、背凭れが中心寄りとなるような90度回転あるいは背凭れが助手席12の後ろ側となる180度回転等であってもよい。また、前部座席に限らず、場合によっては、後部座席を制御対象とし後部座席を変位駆動して乗り降り容易にしてもよい。要は、座席の乗り降りに際して、人が乗り降り容易となるスペースを確保できる状態への座席の変位であればよい。
特に、近年では、両側スライドドアを備えるワンボックスカーも多く、左右いずれからも乗り降り可能な場合もあるので、このような場合には、2列目シートをそれぞれ独立な分割シート構造とし、かつ、乗降口に位置する左右2つの座席を座席変位駆動手段によって変位駆動可能な前部座席とし、後部座席に対して乗り降りする人の方向性(左側か右側か)に応じて制御対象となる前部座席を左右で切換えるようにしてもよい。この場合、例えば車載カメラ31を自動車1の左右両側に備えておき、乗車人数の認識時に、左右いずれの方向から後部座席へ乗り込むかを併せて検知するようにしてもよい。
また、本実施例では、信頼度判定部109により判定された認識信頼度の3段階の程度に応じてシート駆動モータ41の動作を3段階に制御するようにしたが、例えば認識信頼度の程度を2段階に判定し、その判定結果に基づいてシート駆動モータ41の動作を2段階に制御するようにしてもよい。例えば、最大乗車人数で一致する種類数が一種類のみの場合には認識信頼度の程度が低いと判定し、音声警告を発してユーザからの承認を経た後にシート駆動モータ41を動作させる制御とし、最大乗車人数で一致する種類数が二種類以上の場合には認識信頼度の程度が高いと判定し、ユーザからの承認を経ることなく即座にシート駆動モータ41を動作させる制御とする如く、制御するようにしてもよい。これによれば、乗車人数の認識信頼度の高低の程度に応じて2段階以上の適切な対応を採ることができる。
また、本実施例では、乗車人数の認識信頼度の判定を、認識された乗車人数中で最大乗車人数を基準とし、この最大乗車人数に一致する乗車人数の種類数により判定するようにしたが、このような判定法に限らず、例えば乗車人数の認識種類毎に重み付けをしておき、最も重み付けの大きい認識種類により認識された乗車人数を基準として判定するようにしてもよい。例えば、認識方式の能力差に応じて、(車載カメラ31に基づく第1の乗車人数)>(車載マイクロフォン32に基づく第2の乗車人数)>(ブルートゥース端末33に基づく第3の乗車人数)の順に重み付けをしておき、最も重み付けの大きな第1の乗車人数に一致する乗車人数の種類数に応じて、認識信頼度の程度を3段階ないしは2段階に判定するようにしてもよい。
以上のように、本発明にかかる自動車の座席制御装置、座席制御用プログラムおよび車載ナビゲーション装置は、乗り降りに際して座席を乗り降り容易な状態に変位させる必要がある自動車に有用であり、特に、乗り込もうとする人の乗車人数の自動認識や降りようとする人の挙動の自動認識に基づいて自動制御する場合に適している。
本発明に係る座席制御装置が搭載された車載ナビゲーション装置を備えた自動車の外観構成を示す概略左側面図である。 図1の自動車の座席配列等を示す概略平面図である。 本発明に係る座席制御装置の機能構成を含む車載ナビゲーション装置並びに周辺の入出力デバイスの構成を概略的に示すブロック図である。 判定テーブルの一例を示す説明図である。 乗り込み時の動作制御例の前半部を示す概略フローチャートである。 乗り込み時の動作制御例の後半部を示す概略フローチャートである。 降車時の動作制御例を示す概略フローチャートである。
符号の説明
1 自動車
10 車載ナビゲーション装置
15 前部座席
16〜18 後部座席
11a〜18a 圧力センサ
22 乗降口
24 タッチセンサ
31 車載カメラ
32 車載マイクロフォン
33 ブルートゥース端末
41 シート駆動モータ
100 座席制御装置
103〜105 人数認識部
107 座席状況検出部
108 座席状況変動検出部
109 信頼度判定部
110 判定部
112 駆動制御部

Claims (9)

  1. 座席を乗り降り容易に変位駆動させる座席変位駆動手段を備える自動車の座席制御装置であって、
    座席の占有状況を検出する座席状況検出手段と、
    乗車人数を認識するための複数種類の車外近傍人的情報を取得して該車外近傍人的情報の種類毎に乗車人数を認識する人数認識手段と、
    前記車外近傍人的情報の種類毎の乗車人数の認識結果に基づいて乗車人数の認識信頼度の程度を判定する信頼度判定手段と、
    前記人数認識手段により認識された乗車人数と前記座席状況検出手段により検出された座席の占有状況とに基づいて前記座席の変位駆動を要するか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により前記座席の変位駆動を要すると判定された場合において、前記信頼度判定手段により判定された乗車人数の認識信頼度の程度に応じて前記座席変位駆動手段の動作を段階的に行わせる駆動制御手段と、
    を備えたことを特徴とする自動車の座席制御装置。
  2. 前記人数認識手段が取得する複数種類の前記車外近傍人的情報は、車外の車載カメラにより撮像された乗降口付近の画像データと、車載無線通信端末により認識された当該自動車近傍における携帯電話機認識データと、車載マイクロフォンにより認識された当該自動車近傍における音声データと、を含むことを特徴とする請求項1に記載の自動車の座席制御装置。
  3. 前記信頼度判定手段により判定される認識信頼度の程度は、前記車外近傍人的情報の種類毎に認識された乗車人数同士で一致する種類数であることを特徴とする請求項1または2に記載の自動車の座席制御装置。
  4. 前記車外近傍人的情報は、種類毎に重み付けがされており、
    前記信頼度判定手段により判定される認識信頼度の程度は、最も重み付けの大きい前記車外近傍人的情報に基づき認識された乗車人数に一致する他の前記車外近傍人的情報に基づき認識された乗車人数の種類数であることを特徴とする請求項1または2に記載の自動車の座席制御装置。
  5. 前記駆動制御手段は、前記座席変位駆動手段の動作を段階的に行わせる制御として、前記乗車人数の認識信頼度の程度に応じて、音声警告を発してユーザからの承認を経た後に動作させる制御と、一旦音声警告を発した後で動作させる制御と、即座に動作させる制御と、のうちの少なくとも2つを含むことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の自動車の座席制御装置。
  6. 座席を乗り降り容易に変位駆動させる座席変位駆動手段を備える自動車の座席制御装置であって、
    座席の占有状況を検出する座席状況検出手段と、
    座席の占有状況の変動を検出する座席状況変動検出手段と、
    前記座席状況変動検出手段により検出された座席の占有状況の変動に基づいて前記座席の変位駆動を要するか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により前記座席の変位駆動を要すると判定された場合に前記座席変位駆動手段を動作させる駆動制御手段と、
    を備えたことを特徴とする自動車の座席制御装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか一つの自動車の座席制御装置を搭載したことを特徴とする車載ナビゲーション装置。
  8. 座席を乗り降り容易に変位駆動させる座席変位駆動手段を備える自動車の座席制御を座席制御装置に実行させる座席制御用プログラムであって、
    前記座席制御装置に、
    座席の占有状況を検出する座席状況検出手順と、
    乗車人数を認識するための複数種類の車外近傍人的情報を取得して該車外近傍人的情報の種類毎に乗車人数を認識する人数認識手順と、
    前記車外近傍人的情報の種類毎の乗車人数の認識結果に基づいて乗車人数の認識信頼度の程度を判定する信頼度判定手順と、
    前記人数認識手順により認識された乗車人数と前記座席状況検出手順により検出された座席の占有状況とに基づいて前記座席の変位駆動を要するか否かを判定する判定手順と、
    前記判定手順により前記座席の変位駆動を要すると判定された場合において、前記ドア開放検出手順によるドア開放検出時に、前記信頼度判定手順により判定された乗車人数の認識信頼度の程度に応じて前記座席変位駆動手段の動作を段階的に行わせる駆動制御手順と、
    を実行させることを特徴とする座席制御用プログラム。
  9. 座席を乗り降り容易に変位駆動させる座席変位駆動手段を備える自動車の座席制御を座席制御装置に実行させる座席制御用プログラムであって、
    前記座席制御装置に、
    座席の占有状況を検出する座席状況検出手順と、
    座席の占有状況の変動を検出する座席状況変動検出手順と、
    前記座席状況変動検出手順により検出された座席の占有状況の変動に基づいて前記座席の変位駆動を要するか否かを判定する判定手順と、
    前記判定手順により前記座席の変位駆動を要すると判定された場合に前記座席変位駆動手段を動作させる駆動制御手順と、
    を実行させることを特徴とする座席制御用プログラム。
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