JP2009125785A - 継目無鋼管製造用固定プラグ - Google Patents
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Abstract
【課題】 熱間継目無鋼管の製造に使用されるプラグをマンドレルバーに固定した際の脱着を短時間、かつ容易に実施できる簡単な構造で、しかも作業労働負担を軽減することができる継目無鋼管製造用固定プラグを提供する。
【解決手段】 ピアサー用固定プラグにおいて、プラグの内面円周上に溝部を設けると共に、マンドレルバーキャップの先端部にキーを設けることにより、プラグとマンドレルバーを一体に嵌合固定することを特徴とする継目無鋼管製造用固定プラグ。
【選択図】 図3
【解決手段】 ピアサー用固定プラグにおいて、プラグの内面円周上に溝部を設けると共に、マンドレルバーキャップの先端部にキーを設けることにより、プラグとマンドレルバーを一体に嵌合固定することを特徴とする継目無鋼管製造用固定プラグ。
【選択図】 図3
Description
本発明は、継目無鋼管製造用固定プラグに関し、特にピアサーの穿孔プラグの固定に関するものである。
一般に熱間継目無鋼管を製造する方法としては、マンネスマン製管法が広く従来より実施されている。この方法においては、所定温度に加熱された丸棒鋼(以下、ビレットという)を、加熱炉に装入し、約1100〜1300℃で加熱し、穿孔用のプラグ穴を設けてから、穿孔圧延機(以下、ピアサーという)によって穿孔圧延し中空素管(以下、ホローシェルという)を製造し、このホローシェルをエロンゲータ等の延伸圧延機および磨管圧延機にて肉厚を減じ、さらに、再加熱後、絞り圧延機あるいは定型機によって主に外径を減じて所定の寸法の継目無鋼管を得る。
一方、ピアサーによる穿孔の際、プラグはビレットから受ける熱とピアサーによる穿孔時に受ける加工発熱および摩擦発熱によって高温になり、特に先端部の溶損の障害が発生する。そこで、プラグは先端部が溶損するのを防ぐために圧延後毎に冷却させ溶損等による劣化した時は取替えが行われているのが実状である。この取替方法に際しては、作業負担軽減や取替作業の自動化に伴いプラグとマンドレルバーとの固定式が採用され、従来より種々の固定方式が取られている。
例えば、プラグとバーキャップをネジにより固定する方法やバーキャップにバネの応力や油圧により可動する爪を付けることで固定する方法などがある。しかし、ネジ式による固定方法ではプラグにネジ加工をする必要があり、コスト高になる欠点があり、後者についてもコスト面、メンテナンス面での欠点があった。例えば、特開2003−39105号公報(特許文献1)においては、プラグの交換を容易に、かつ短時間で実施できる構造にしたプラグバーにおいて、プラグ内部にネジ加工を施し、プラグとプラグバーを固定している。
特開2003−39105号公報
しかしながら、上記に代表されるようなプラグ固定方法では、コスト高の要因となる他、穿孔時にプラグが受ける外力により脱着が困難になり、また、プラグ内部のネジ山を破損しプラグの脱落等の問題がある。
本発明は、上述のような問題を解決し、熱間継目無鋼管の製造に使用されるプラグをマンドレルバーに固定した際の脱着を、もっと短時間に脱着が容易に実施できる簡単な構造にして、作業労働負担を軽減することができる継目無鋼管製造用固定プラグを提供する。
その発明の要旨とするところは、
(1)ピアサー用固定プラグにおいて、プラグの内面円周上に溝部を設けると共に、マンドレルバーキャップの先端部にキーを設けることにより、プラグとマンドレルバーを一体に嵌合固定することを特徴とする継目無鋼管製造用固定プラグ。
(2)前記(1)に記載する、先端部にキーを設けたマンドレルバーキャップをプラグの内面円周上に設けた溝部に挿入した後、該マンドレルバーキャップを回転させてプラグとマンドレルバーを一体に嵌合固定することを特徴とする継目無鋼管製造用固定プラグにある。
(1)ピアサー用固定プラグにおいて、プラグの内面円周上に溝部を設けると共に、マンドレルバーキャップの先端部にキーを設けることにより、プラグとマンドレルバーを一体に嵌合固定することを特徴とする継目無鋼管製造用固定プラグ。
(2)前記(1)に記載する、先端部にキーを設けたマンドレルバーキャップをプラグの内面円周上に設けた溝部に挿入した後、該マンドレルバーキャップを回転させてプラグとマンドレルバーを一体に嵌合固定することを特徴とする継目無鋼管製造用固定プラグにある。
以上述べたように、本発明による固定プラグを実施することにより、作業労働負担を軽減でき、プラグ脱着を短時間で容易にすることが可能となり工業的、安全上において極めて優れた効果を奏するものである。
以下、本発明について図面に従って詳細に説明する。
図1は、本発明に係るプラグの概略図である。図1(a)はプラグの縦断面図であり、図1(b)はプラグ底面を示す図であり、また、図1(c)はプラグの斜視図である。この図1に示すように、プラグ1内面円周上に溝部2を設け、マンドレルバー先端部のバーキャップに取り付けたキーをプラグ1の内面上の溝部2に沿って一体に嵌合固定するように構成する。
図1は、本発明に係るプラグの概略図である。図1(a)はプラグの縦断面図であり、図1(b)はプラグ底面を示す図であり、また、図1(c)はプラグの斜視図である。この図1に示すように、プラグ1内面円周上に溝部2を設け、マンドレルバー先端部のバーキャップに取り付けたキーをプラグ1の内面上の溝部2に沿って一体に嵌合固定するように構成する。
図2は、本発明に係るマンドレルバーを示す概略図である。この図に示すように、マンドレルバー3の先端に付いているのがバーキャップ4であり、そこにキー5を取り付けている。図3は、プラグとマンドレルバーを一体に嵌合固定した状態を示す図である。この図に示すように、プラグ1の内面円周上の溝部2の位置については、プラグ1とバーキャップ4が嵌まり込んだ際に隙間ができない位置とし、プラグ1の内面円周上の溝部2とキー5においても嵌まり込んだ際のプラグ1の前後にガタ付きがないように構成する。
以下、本発明について実施例によって具体的に説明する。
図3に示すような固定プラグを用いることで、圧延中のプラグの脱落およびマンドレルバー後退時のプラグ脱落などのトラブルが減少した。また、専用プラグ取替工具を用いることで取替作業においても短縮化を図ることができ、作業労働負担も低減することが出来た。
図3に示すような固定プラグを用いることで、圧延中のプラグの脱落およびマンドレルバー後退時のプラグ脱落などのトラブルが減少した。また、専用プラグ取替工具を用いることで取替作業においても短縮化を図ることができ、作業労働負担も低減することが出来た。
上述したような固定プラグを用いることで、作業労働負担も低減でき、プラグ脱落を短時間で容易にすることが可能となり、工業的で、かつ安全上極めて優れた効果を奏するものである。
1 プラグ
2 溝部
3 マドレルバー
4 バーキャップ
5 キー
特許出願人 山陽特殊製鋼株式会社
代理人 弁理士 椎 名 彊
2 溝部
3 マドレルバー
4 バーキャップ
5 キー
特許出願人 山陽特殊製鋼株式会社
代理人 弁理士 椎 名 彊
Claims (2)
- ピアサー用固定プラグにおいて、プラグの内面円周上に溝部を設けると共に、マンドレルバーキャップの先端部にキーを設けることにより、プラグとマンドレルバーを一体に嵌合固定することを特徴とする継目無鋼管製造用固定プラグ。
- 請求項1に記載する、先端部にキーを設けたマンドレルバーキャップをプラグの内面円周上に設けた溝部に挿入した後、該マンドレルバーキャップを回転させてプラグとマンドレルバーを一体に嵌合固定することを特徴とする継目無鋼管製造用固定プラグ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007305342A JP2009125785A (ja) | 2007-11-27 | 2007-11-27 | 継目無鋼管製造用固定プラグ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007305342A JP2009125785A (ja) | 2007-11-27 | 2007-11-27 | 継目無鋼管製造用固定プラグ |
Publications (1)
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JP2009125785A true JP2009125785A (ja) | 2009-06-11 |
Family
ID=40817228
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2007305342A Withdrawn JP2009125785A (ja) | 2007-11-27 | 2007-11-27 | 継目無鋼管製造用固定プラグ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2009125785A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2007
- 2007-11-27 JP JP2007305342A patent/JP2009125785A/ja not_active Withdrawn
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