JP2009125784A - アッセルミルロールのハンプ - Google Patents

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Masayoshi Fukunaga
正義 福永
Kenichi Takao
賢一 鷹尾
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Abstract

【課題】 アッセルミルロールの後端部の面取り形状を変更して製品外面状のうねりを低減させることが出来るアッセルミルロールのハンプを提供する。
【解決手段】 アッセルミルロールにおいて、ロール中におけるハンプ部の面取り形状の曲率Rを30〜34とすることにより製品外面状のうねり発生を防止することを特徴とするアッセルミルロールのハンプ。また、上記の面取り形状の曲率Rを32〜34としたアッセルミルロールのハンプ。
【選択図】 図3

Description

本発明は、アッセルミルロールのハンプ形状に関するものである。
一般に熱間継目無鋼管を製造する方法として、マンネスマン製管法が広く従来より実施されている。この方法では、所定温度に加熱された丸棒鋼を、穿孔圧延機としてのピアサーミルによって穿孔圧延して中空素管を製造し、この中空素管(以下、ホローシェルという)をエロンゲータに通し、拡径、薄肉化のための処理を施した後、ホローシェルを延伸圧延機にて延伸圧延し、磨管、形状修正およびサイジングを行ない、精整工程を経て継目無鋼管を得ている。
ところで、上述のようなマンネスマン方式による継目無鋼管の製造方法にあっては、従来、アッセルミルはエロンゲータと呼ばれる3ロール式の延伸圧延機が採用されている。このアッセルミルのロール形状は、後述する図2に示すような形状を採用している。この図に示すように、ロール中心付近の段差になったハンプと呼ばれる部分が特徴で、プラグミル等に比べて寸法精度が良いことが知られている。
しかしながら、例えば、特開2006−281283号公報(特許文献1)に示されているように、従来のアッセルミルロールの場合には、通常の肉厚リダクションがロールハンプ高さと同等が良いとされており、また、成品管(以下、シェルという)の外面肌の状態も良好である。一方、アッセルミルロールのハンプについては、特開2004−223592号公報(特許文献2)に開示されているように、ハンプ部の位置変更を行っている。
特開2006−281283号公報 特開2004−223592号公報
しかしながら、上述した引用文献1においては、大径薄肉管(製品外径D:140mm以上、肉厚さWT:15mm以下、D/T:10以上)において、ハンプ高さ以上のリダクションの場合、シェルの振れによりハンプ後端部でシェル外面状にうねりが発生し、そのため外径精度および外面状の肌の状態を良好に保つことが出来ないという問題がある。また、引用文献2に場合は、ハンプ部の位置変更する場合に問題がある。
上述したような問題を解消するために、発明者らは鋭意開発を進めた結果、アッセルミルロールのワークであるハンプ部の高さは変えずに後端部の面取り形状を従来の曲率Rの22から30〜34に変更して後端部形状を滑らかにすることで製品外面状のうねりを低減させることが出来るアッセルミルロールのハンプを提供するものである。
その発明の要旨とするところは、
(1)アッセルミルロールにおいて、ロール中におけるハンプ部の面取り形状の曲率Rを30〜34とすることにより製品外面状のうねり発生を防止することを特徴とするアッセルミルロールのハンプ。
(2)前記(1)に記載の面取り形状の曲率Rを32〜34としたことを特徴とするアッセルミルロールのハンプにある。
以上に述べたように、本発明によるアッセルミル圧延でのロールハンプ形状を後端部の形状を滑らかに変更することにより、外面状のうねりを低減させることが出来る、極めて工業上優れた効果を奏するものである。
以下、本発明について図面に従って詳細に説明する。
図1は、アッセルミルの全体概略図である。図1(a)はアッセルミルの正面断面図であり、図1(b)は横断面図である。この図に示すように、ピアサシングミルによって穿孔された圧延材のホローシェル(中空素管)1は3本のアッセルミルロール2によって回転と送りが与えられ、マンドレルバー3を挿入した状態のホローシェル1を、これらの3本のアッセルミルロール2とマンドレルバー3との間でホローシェル1の外径および肉厚を減ずることにより、ホローシェル1をマンドレルバー3を挿入した状態で3本のアッセルミルロール2よりなるアッセルミルにて鋼管圧延を行うものである。
図2は、アッセルミルの延伸圧延状態を示す長手方向断面図である。この図に示すように、アッセルミル本体に組み込まれている3本のアッセルミルロール2は入り側に向かって傾斜している。ホローシェル1の圧延前の肉厚WPは圧延後の肉厚WAとなる。この差が肉厚リダクション=WP−WAで表される。なお、符号4はリリーフ部を示し、符号5はハンプ部を示し、また、符号6はハンプ高さを示す。
図3は、本発明によるアッセルミルロールのハンプ形状を示す模式図である。このハンプ高さ6を利用して、3本のアッセルミルロールとマンドレルバーとの間でホローシェルの外径と肉厚を減ずることにより鋼管圧延を行っている。点線が従来のハンプ後端部形状(曲率R:22)で実線が本発明であるハンプ形状である。この図3に示すように、従来のハンプ後端部形状はR:22の面取り(点線)が付けてあるが、これを従来よりも滑らかな形状であるR:30〜34にとることで製品外径形状のうねりを低減させることができる。
ハンプ後端部の面取り形状をR:30〜34とした理由は、ハンプ高さを変えずにハンプ後端部の面取り形状を大きくすることで、ハンプ部の長さを長くし、製品の外径状のうねりが改善できる。しかし、ハンプ後端部の面取り形状のRが30未満ではその効果が十分ではなく、製品の外径状のうねりが発生する。一方、34を超える場合は、ロール上の制約を受けてしまうために、その曲率Rを30〜34とした。好ましくは32〜34とする。
以下、本発明について実施例によって具体的に説明する。
図3に示すような形状のアッセルミルロールを用いることにより、特に大径薄肉管において表1に示すような結果を得た。ハンプ後端部の面取り形状R:30から順にR:34までを変更していった際の製品外面状のうねりを評価した場合、面取り形状が順に大きくなるにつれて外面状のうねりの状態が良くなることが分かった。No.1〜5は本発明例である。これに対して、No.6〜8は比較例である。この比較例No.6〜7は面取り形状が小さいために、製品外面形状のうねりが発生し、また、比較例No.8はR形状が大きいことから、ロールの制約を受けてしまう。
Figure 2009125784
なお、表1に示す評価としては、◎は目視による外面状のうねりの問題がない場合であり、○は目視による外面状のうねりの問題はないのであるが、しかし外面に凹凸が目立つ場合であり、×は目視による外面状のうねりが生じる場合を、それぞれで評価した。
上述のように、アッセルミルロールにおけるハンプ後端部の面取り形状を大きくすることで、特に大径薄肉製品において外面状のうねりを低減することができた。また、外面の肌状態もよくなり、アッセルの生産性と外面状の精度向上を図ることができる極めて優れた効果を得ることができた。
アッセルミルの全体概略図である。 アッセルミルの延伸圧延状態を示す長手方向断面図である。 本発明によるアッセルミルロールのハンプ形状を示す模式図である。
符号の説明
1 ホローシェル
2 アッセルミルロール
3 マンドレルバー
4 リリーフ部
5 ハンプ部
6 ハンプ高さ


特許出願人 山陽特殊製鋼株式会社
代理人 弁理士 椎 名 彊

Claims (2)

  1. アッセルミルロールにおいて、ロール中におけるハンプ部の面取り形状の曲率Rを30〜34とすることにより製品外面状のうねり発生を防止することを特徴とするアッセルミルロールのハンプ。
  2. 請求項1に記載の面取り形状の曲率Rを32〜34としたことを特徴とするアッセルミルロールのハンプ。
JP2007305341A 2007-11-27 2007-11-27 アッセルミルロールのハンプ Withdrawn JP2009125784A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109622905A (zh) * 2019-02-19 2019-04-16 东北大学 一种大方坯连铸拉矫机高次多项式曲线凸型辊设计方法

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