JP2009124841A - 大電流スイッチング回路とこれを用いたスイッチング電源 - Google Patents

大電流スイッチング回路とこれを用いたスイッチング電源 Download PDF

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Abstract

【課題】大電流のオン/オフをするために複数のFET並列に接続すると、ドレイン配線パターンやソース配線パターンを幅広パターンにしなければならず回路が大型化してしまう。
【解決手段】複数個のFET22,23のドレイン22a,23a同士を銅板26で連結するとともに複数個のFET22,23のソース22b、23b同士も銅板27で連結し、複数個のFET22,23を銅板26,27で挟んだものである。これにより、所期の目的を達成することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、大電流スイッチング回路とこれを用いたスイッチング電源に関するものである。
以下、従来の大電流スイッチング回路1について説明する。従来の大電流スイッチング回路1は、図13に示すように、放熱板(以下ヒートシンクという)2a、2bに夫々装着された電界効果トランジスタ(以下FETという)3,4と、これ等のFET3,4が立設されたプリント基板5とで構成されていた。
このプリント基板5には、導電性のパターン6a,6bが敷設されており、パターン6aはFET3のドレイン3aとFET4のドレイン4aに接続されていた。また、パターン6bはFET3のソース3bとFET4のソース4bに接続されていた。
大電流スイッチング回路1は、大電流のオン/オフを行うため複数個(本回路では2個)のFETが並列に接続されて用いている。また、FET3、4のドレインやソースには大電流が流れるため、電気抵抗の少ない幅の広いパターン6a,6bを用いる必要がある。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1、特許文献2が知られている。
特開平6−164347号公報 特開2001−286033号公報
しかしながらこのような従来の大電流スイッチング回路1では、大電流による電気抵抗を減少させるため、プリント基板5に敷設するパターン6a、6bは幅広パターンにする必要がある。幅広パターンを敷設するためにはプリント基板5を大型化する必要があり、大電流スイッチング回路1そのものが大型化してしまうという問題があった。
そこで、大電流スイッチング回路1を小型化しようとしてパターン6a、6bの幅を細くすると以下のような弊害を生ずることになる。以下、図14,15を用いてこの様子を説明する。図14は大電流スイッチング回路1の回路図である。プリント基板5を小型化するためパターン6a、6bを細くすると細くするほど、パターン6aによる電気抵抗7a、7bが増加する。また、パターン6bによる電気抵抗8a、8bも増加する。また、FET3,4のゲート3c、4cを高周波の制御入力信号でオン/オフすると、パターン6aに形成されるインダクタンス9a、9bやパターン6bに形成されるインダクタンス10a、10bも増加する。
電気抵抗7a、7b、8a、8bに電流が流れるとジュール熱が発生し、このジュール熱は電力損失となる。また、FET3,4夫々に流れる電流11a、11bのバランスも崩れ、端子15a、14bに近いFET3ほど負荷が増大し寿命が短くなる。
更に、FET3,4のゲート3c、4cを高周波の制御入力信号でオン/オフさせるとパターン6a、6bのインダクタンス9a、9b、10a、10bによる損失が発生し、大型のヒートシンク2a、2bを必要とするばかりか無駄な電力を消費することになる。
この様子は図15を用いて説明する。
図15において、12は、FET3,4のゲート3c、4cに入力される電圧波形であり、13はFET3,4のソース3b、4bから流出する電流波形である。また、14はFET3,4のドレイン3a,4aに加わる電圧波形である。
ゲート3c、4cに入力される電圧波形12により、ソース3b、4bから流出する電流13においては、電圧波形12の前端12aに該当する部分13aの電流が減少し、その分導通効率が減少する。また、電圧波形12の後端12bに該当する部分13bは熱エネルギとなって消費され損失となる。更に、FET3,4のドレイン3a,4aに加わる電圧波形14においては、電圧波形12の後端12bに該当する部分においてオーバーシュート電圧14bが発生する。このオーバーシュート電圧14bが大きいとFET3,4を破壊させることがある。これ等の弊害はゲート3c、4cに入力される制御入力信号の周波数が高いほど顕著に現れる。
これ等の弊害は、パターン6a、6bを幅広パターンにして電気抵抗7a、7b、8a、8b、やインダクタンス9a、9b、10a、10bを小さくするほど改善される。しかし、パターン6a、6bを幅広パターンにすると、プリント基板5におけるパターン6a、6bの占める占有面積が大きくなってしまい、大電流スイッチング回路1が大型化してしまうことになる。
本発明は、このような問題を解決したもので、小型化された大電流スイッチング回路を提供することを目的としたものである。
この目的を達成するために本発明の大電流スイッチング回路は、複数個のFETのドレイン同士を第1の銅板で連結するとともに、複数個の前記FETのソース同士も第2の銅板で連結し、複数個の前記FETを前記第1、第2の銅板で挟んだ構成としたものである。これにより、所期の目的を達成することができる。
以上のように本発明によれば、複数個のFETのドレイン同士を第1の銅板で連結するとともに、複数個の前記FETのソース同士も第2の銅板で連結し、複数個の前記FETを前記第1、第2の銅板で挟んだものであり、FETのドレイン同士とFETのソース同士を夫々板体形状をした第1の銅板と第2の銅板で連結しているので、プリント基板上に幅広パターンを敷設する必要がない。従って、幅広パターンが占有する面積が不要となるので、小型化された大電流スイッチング回路が実現できる。
また、板体形状をした第1の銅板と第2の銅板を用いているので、その電気抵抗とインダクタンス成分はプリント基板上に敷設されたパターンに比べて小さくすることができ、電力損失を著しく減少させることができる。特にゲートへの制御入力信号が高周波になるほど、その効果は大きくなり高速のスイッチングが可能となる。また、電力損失は発熱となるが、この発熱が著しく減少するので、ヒートシンクを小型化することができる。
更に、FET間の電流のバラツキも減少するので、負荷を平均して分担することになり、FETの長寿命化を図ることができる。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1における大電力スイッチング回路21の斜視図である。図1において、22、23は、プリント基板24に装着されたTO220型のFET(電界効果トランジスタ)である。このFET23、24のドレイン22a、23aには、夫々ヒートシンク(放熱板)25a、25bが装着されている。
ドレイン22aとヒートシンク25aの間、ドレイン23aとヒートシンク25bとの間には、板体形状の銅板26(第1の銅板)が挿入され電気的に低抵抗で接続して一体化されている。従って、プリント基板24にはドレイン22a、23a間を接続するパターンが不要となり、プリント基板24の小型化を図ることができる。
また、ソース22bとソース23bとの間にも板体形状の銅板27(第2の銅板)が装着され、一体となって電気的に低抵抗で接続されている。従って、ソース22b、23b間も低インピーダンスで接続することができるとともに、プリント基板24にはソース22b、23b間を接続するパターンが不要となり、更にプリント基板24の小型化を図ることができる。これらの銅板26と銅板27とでFET22,23をサンドイッチ状に挟んでいる。
更に以下の効果も併せて奏するものである。先ず、2個(複数個)のFET22,23を並列に接続することにより、小電流用のFET22,23であっても大電流をオン/オフすることができる。なお、本実施の形態では2個のFET22,23を用いたが、これは2個に限ることは無く、多数のFETを並列に接続して銅板26,27を用いてサンドイッチ状に連結すれば更に効果は増大する。
また、FET22、23のドレイン22a、23a間、ソース22b、23b間を低インピーダンスで接続しているので、直流抵抗が少なくなりジュール熱による発熱が少なくなり、電力損失も減少する。更に、インダクタンスが少なくなるので、FET22,23のゲート22c、23cへ入力される制御入力信号の周波数が高くなったとしてもインダクタンスの増大による発熱と電力損失を減少させ、ヒートシンク25a、25bの小型化を図ることができる。これは特にゲート22c、23cへ入力される制御入力信号の周波数が高くなるほどその効果は大きいものとなる。
更に、FET22、23のドレイン22a、23a間、ソース22b、23b間を低インピーダンスで接続しているので、直流抵抗が少なくなり夫々のFET22,23に流れる電流バランスがより均一となり、負荷を平均して分担することができるので、FET22,23の長寿命化に貢献するものである。
なお、銅板26は熱伝導率が良いので、FET22,23の熱を効率良くヒートシンク25a、25bに伝達して放熱する。また、銅板26は柔らかい性質を有しているので、FET22,23をヒートシンク25a、25bへ確りと装着することができる。
また、銅板27は銅板26と平行に設けられ、その間にはFET22,23のケースの厚みによる隙間20が形成される。従って、この銅板27は独立したヒートシンクの役目も兼ね備えることになる。このことにより、ヒートシンク25a、25bは更なる小型化を図ることができ、大電流スイッチング回路21の小型化を図ることができる。
なお、FET22のドレイン22aと銅板26はネジ28aでヒートシンク25aに共締めしている。また、FET23のドレイン23aと銅板26もネジ28bでヒートシンク25bに共締めしている。従って、別部品としての銅板26を装着する装着部品は不要となる。
図2は、大電流スイッチング回路21の回路図である。図2において、FET22のドレイン22aとFET23のドレイン23aは共に銅板26に直接接続されている。また、FET22のソース22bはプリント基板24に敷設されたパターン29aを介して銅板27に接続されており、FET23のソース23bもプリント基板24に敷設されたパターン29bを介して同一の銅板27に接続されている。このパターン29a、29bはFET22,23の厚み以下の短い距離で接続して、極力パターン29a、29bによる電気抵抗とインダクタンス分を小さくしている。
FET22のゲート22cとFET23のゲート23cとはプリント基板24上においてパターンで接続されて制御入力信号が入力される端子30に接続されている。この端子30に制御入力信号を加えることにより、銅板26と銅板27との間がオン/オフされる。即ち電子的にスイッチされる。
(実施の形態2)
図3は、実施の形態2における大電流スイッチング回路31の斜視図であり、図4はその断面図である。なお、実施の形態1と同じものに付いては同一番号を付して説明を簡略化している。以下の実施の形態に関しても同様とする。
実施の形態2では、FET22,23のソース22bと23bを接続する銅板32(第2の銅板)が絶縁性を有するネジ33a、33bで銅板26と共にヒートシンク25a、25bに共締めされている点と、銅板26とヒートシンク25a、25bとの間に絶縁シート34a(図4参照)、34bが介在しており、ドレイン22a,23aと銅板32との間に絶縁ワッシャ35a(図4参照)、35b(絶縁体の一例)が介在している点で実施の形態1と相違する。
この相違により、以下の特徴を有するものである。即ち、銅板32をネジ33a、33bで共締めしているので、銅板32の装着において、特別の部品を使用する必要は無く、装着のための手間が省けるばかりでなく、プリント基板24への装着面積の負担を少なくすることができる。
また、絶縁シート34a、34b及び、絶縁ワッシャ35a、35bの効果により、ヒートシンク25a、25bをドレイン22a,23a(ソース22b、23bも含む)から電気的に絶縁することができる。
(実施の形態3)
図5は、実施の形態3における大電流スイッチング回路37の斜視図であり、図6はその回路図である。
実施の形態3では、FET22,23のドレイン22a、23aと銅板26との間にヒューズ36a、36bを挿入している点で実施の形態1と相違する。なお、このヒューズ36a、36bは、FET22,23のソース22b、23bと銅板27(或いは銅板32)との間にヒューズ36a、36bを挿入しても同様である。このヒューズ36a、36bの挿入により、大電流スイッチング回路37の安全性が向上する。
なお、実施の形態1〜3において、銅板26にはFET22,23のドレイン22a,23aを接続したが、ソース22b、23bがFET22,23のケース背面に導出されたFETを用い、このFETのソースを銅板26に接続しても良い。この場合、ドレイン22a,23aは銅板27(或いは銅板32)に接続されることになる。
(実施の形態4)
図7は、実施の形態4による大電流スイッチング回路21(大電流スイッチング回路31、37でも良い。以下同様)を2個(便宜上、大電流スイッチング回路21a、21bとする)直列に接続したハーフブリッジ41とその周辺の回路である。この回路は直流を交流に変換する回路である。
入力端子42a(第1の入力端子の一例)には電池43(図示せず)のプラス端子が接続され、入力端子42b(第1の入力端子の一例)には電池43のマイナス端子が接続される。入力端子42aは大電流スイッチング回路21aを構成する銅板26に接続されている。大電流スイッチング回路21を構成する銅板27は、大電流スイッチング回路21bを構成する銅板26に接続されている。また、大電流スイッチング回路21bを構成する銅板27は、入力端子42bに接続されている。
44は、スイッチ制御回路44であり、矩形波47を発生させるものである。このスイッチ制御回路44の一方の出力(矩形波47a)は、大電流スイッチング回路21aを構成するFET22,23のゲート22c、23c(第1のゲートの一例)に接続されている。また、スイッチ制御回路44の他方の出力(矩形波47b)は、大電流スイッチング回路21bを構成するFET22,23のゲート22c、23c(第2のゲートの一例)に接続されている。
大電流スイッチング回路21aを構成する銅板27と、大電流スイッチング回路21bを構成する銅板26の接続点は出力端子45a(第1の出力端子の一例)に接続されており、大電流スイッチング回路21bを構成する銅板27は出力端子45b(第1の出力端子の一例)に接続されている。出力端子45a、45b間には負荷46が接続されている。
以上のように構成されたハーフブリッジ41を用いた回路の動作について以下に説明する。スイッチ制御回路44では、高周波(本実施の形態では20KHz)の矩形波47が生成され、その一方の出力からは矩形波47a(矩形波47と同相)が出力され、この矩形波47aで大電流スイッチング回路21aがオン/オフされる。また、他方の出力からは矩形波47b(矩形波47と逆相)が出力され、この矩形波47bで大電流スイッチング回路21bがオン/オフされる。
即ち、矩形波47に同期して大電流スイッチング回路21aと大電流スイッチング回路21bが交互にオン/オフされる。従って、出力端子45a、45b間には矩形波47に同期した交流48(図示せず)が現れる。大電流スイッチング回路21aがオンで大電流スイッチング回路21bがオフの時は交流48は矢印48a方向に流れ、大電流スイッチング回路21aがオフで大電流スイッチング回路21bがオンの時は、交流48は矢印48b方向に流れる。即ち、負荷46には交流48が流れることになる。
(実施の形態5)
図8は、ハーフブリッジ41を用いたスイッチング電源51の回路図である。また図9は、このスイッチング電源51に用いるハーフブリッジ41を上から見た断面図である。このハーフブリッジ41には、矩形波47の立下りで生ずるオーバーシュート電圧14b(図15参照)を吸収してFET22,23を保護するために1800μFのコンデンサ52a、52b(第1のコンデンサの一例)が挿入されている。このコンデンサ52a、52bは、大電流スイッチング回路21aを構成するFET22,23の夫々のドレイン22a、23aと、大電流スイッチング回路21bを構成するFET22,23の夫々のソース22b、23b間に夫々近接して挿入している。
入力端子42a、42b間には、24Vの電池43が接続されている。また、ハーフブリッジ41の出力端子45a、には、コンデンサ53(第2のコンデンサの一例)の一方が接続されており、このコンデンサ53の他方はトランス54を構成する一次巻線54aの一方に接続されている。この一次巻線54aの他方は出力端子45bに接続されている。
トランス54の二次巻線54bの両端には整流ダイオード55a、55bのアノードが夫々接続されている。この整流ダイオード55a、55bのカソードは接続されて出力端子56a(第4の出力端子の一例)に接続されている。トランス54の二次巻線54bの中点は出力端子56b(第4の出力端子の一例)に接続されており、出力端子56a、56b間には平滑用のコンデンサ57が接続されて整流・平滑回路59を構成している。
また、出力端子56aは電圧検出回路61の入力に接続されており、この電圧検出回路61の出力はスイッチ制御回路44を介してハーフブリッジ41を構成するFETのゲートに夫々接続されている。
以上のように構成されたスイッチング電源51の動作について以下に説明する。スイッチ制御回路44で生成された約20KHzの矩形波47はハーフブリッジ41を構成する大電流スイッチング回路21a、21bのゲート22c、23cに夫々入力される。この矩形波47の信号により、24Vの電池43は、オン/オフされ、出力端子45a、45bから交流48となって出力される。
この交流48はトランス54で変圧される。変圧された交流は整流・平滑回路59で整流されるとともに平滑されて約250Vの直流になる。この直流は電圧検出回路61で検出される。そして、基準電圧と比較される。比較された結果、250Vより高い電圧であれば矩形波47のパルス幅を狭なるように制御して、出力端子56a、56bから出力される直流電圧が丁度250Vになるように制御する。
また、出力端子56a、56bから出力される直流電圧が250Vより低い電圧であれば矩形波47のパルス幅を広くなるように制御して、出力端子56a、56bから出力される直流電圧が丁度250Vになるように制御する。このようにして、出力端子56a、56bからは常に250Vの直流電圧が出力される。
なお、本実施の形態では、出力端子56a、56bから出力される電圧を250Vとしたが、これは250Vに限ることはなく、電圧検出回路61内の基準電圧を変更することにより、他の電圧にすることができる。また、基準電圧を可変制御することにより、出力端子56a、56bから出力される直流電圧を可変にすることもできる。
図9は、スイッチング電源51を構成するハーフブリッジ41を上から見た断面図である。63aは、一体化されたヒートシンクであり、大電流スイッチング回路21a側のヒートシンク25a、25bに該当する。また、63bも一体化されたヒートシンクであり、大電流スイッチング回路21b側のヒートシンク25a、25bに該当するものである。64は、大電流スイッチング回路21aを構成する銅板27と大電流スイッチング回路21bを構成する銅板26とを一体的に「コ」の字形状に連結したものである。そして、この「コ」の字形状内にコンデンサ52a、52bを配置している。即ち、大電流スイッチング回路21a、21bが対称的に配置されている。この配置により、ハーフブリッジ41の性能、即ち、大電流スイッチング回路21a、21bの効果を充分に発揮することができる。また、プリント基板24の実装面積も小面積化することができ、スイッチング電源51の小型化に寄与することができる。
(実施の形態6)
図10は、実施の形態6によるフルブリッジ65とその周辺の回路である。フルブリッジ65は、ハーフブリッジ41とハーフブリッジ66を並列に接続することにより構成している。即ち、大電流スイッチング回路21(大電流スイッチング回路31、37でも良い。以下同様)を2個(便宜上、大電流スイッチング回路21a、21bとする)直列に接続したハーフブリッジ41と、大電流スイッチング回路21を2個(便宜上、大電流スイッチング回路21c、21dとする)直列に接続したハーフブリッジ66を並列に接続してフルブリッジ65を形成している。このフルブリッジ65も直流を交流に変換する回路である。
入力端子42a(第3の入力端子の一例)には電池43(図示せず)のプラス端子が接続され、入力端子42b(第3の入力端子の一例)には電池43のマイナス端子が接続される。入力端子42aは大電流スイッチング回路21aを構成する銅板26と、大電流スイッチング回路21cを構成する銅板26に接続されている。
大電流スイッチング回路21aを構成する銅板27は、大電流スイッチング回路21bを構成する銅板26に接続されている。また、大電流スイッチング回路21cを構成する銅板27は、大電流スイッチング回路21dを構成する銅板26に接続されている。
大電流スイッチング回路21bを構成する銅板27は、入力端子42bに接続されており、大電流スイッチング回路21dを構成する銅板27も入力端子42bに接続されている。
44は、スイッチ制御回路であり、このスイッチ制御回路44の一方の出力は、大電流スイッチング回路21aを構成するFET22,23のゲート22c、23c(第1のゲート)と、大電流スイッチング回路21dを構成するFET22,23のゲート22c、23c(第2のゲート)に接続されている。
また、スイッチ制御回路44の他方の出力は、大電流スイッチング回路21bを構成するFET22,23のゲート22c、23c(第2のゲート)と、大電流スイッチング回路21cを構成するFET22,23のゲート22c、23c(第1のゲート)に接続されている。そして、これ等のゲート22c、23cには、矩形波47が入力される。
大電流スイッチング回路21aを構成する銅板27と、大電流スイッチング回路21bを構成する銅板26の接続点は出力端子67a(第3の出力端子の一例)に接続されており、大電流スイッチング回路21cを構成する銅板27と、大電流スイッチング回路21dを構成する銅板26の接続点は出力端子67b(第3の出力端子の一例)に接続されている。そして、出力端子67a、67b間には負荷46が接続されている。
以上のように構成されたフルブリッジ65を用いた回路の動作について以下に説明する。スイッチ制御回路44では、高周波(本実施の形態では20KHz)の矩形波47が生成され、その一方の出力からは矩形波47a(矩形波47と同相)が出力される。この矩形波47aで大電流スイッチング回路21aと大電流スイッチング回路21dを同時にオン/オフする。また、他方の出力からは矩形波47b(矩形波47と逆相)が出力され、この矩形波47bで大電流スイッチング回路21bと大電流スイッチング回路21cを同時にオン/オフする。
即ち、矩形波47に同期して大電流スイッチング回路21aと大電流スイッチング回路21b及び、大電流スイッチング回路21cと大電流スイッチング回路21dが交互にオン/オフされる。従って、出力端子67a、67b間には矩形波47に同期した交流68(図示せず)が現れる。
大電流スイッチング回路21aと大電流スイッチング回路21dが共にオンで、大電流スイッチング回路21bと大電流スイッチング回路21cが共にオフの時は交流68は矢印68a方向に流れる。
また、大電流スイッチング回路21aと大電流スイッチング回路21dが共にオフで大電流スイッチング回路21bと大電流スイッチング回路21cが共にオンの時は、交流68は矢印68b方向に流れる。即ち、負荷46には交流68が流れることになる。
(実施の形態7)
図11、12は、ハーフブリッジ41とハーフブリッジ66を並列接続して構成されたフルブリッジ65の断面図と斜視図である。
図11は、ハーフブリッジ41(或いはハーフブリッジ66)を側面から見た断面図である。71aは、一体化されたヒートシンクであり、71bも一体化されたヒートシンクである。72は、大電流スイッチング回路21aを構成する銅板27と、大電流スイッチング回路21bを構成する銅板26とを天面で一体的に連結して「コ」の字形状としたものである。また、73は、大電流スイッチング回路21cを構成する銅板27と、大電流スイッチング回路21dを構成する銅板26とを天面で一体的に連結して「コ」の字形状としたものである。このように、天面で連結することにより、実施の形態5における銅板64と比べて電流バランスが向上する。
この「コ」の字形状内にオーバーシュート電圧14b(図15参照)を防止するコンデンサ52を配置している。本実施の形態において、「コ」の字形状をした銅板72、73の連結部はフルブリッジ65の天面側に設けている点で実施の形態5における銅板64と相違する。
なお、本実施の形態ではフルブリッジとしたが、ハーフブリッジに用いても良い。この場合、大電流スイッチング回路21を更に複数個(例えば2個)並列に連結してオン/オフ電流を増加させることもできる。この場合、銅板72、73を連結して、銅板74を構成することにより、この銅板74に流れる電流のバランスが更に向上させることができる。
本発明にかかる大電流スイッチング回路は、小型化を必要とするスイッチング電源等の用途に適用できる。
本発明の実施の形態1おける大電流スイッチング回路の斜視図 同、回路図 同、実施の形態2おける大電流スイッチング回路の斜視図 同、断面図 同、実施の形態3おける大電流スイッチング回路の斜視図 同、回路図 同、実施の形態4おけるハーフブリッジとその周辺のブロック図 同、実施の形態5おけるスイッチング電源の回路図 同、スイッチング電源を構成するハーフブリッジの断面図 同、実施の形態6おけるフルブリッジとその周辺のブロック図 同、実施の形態7おけるフルブリッジの断面図 同、斜視図 従来の大電流スイッチング回路の斜視図 同、回路図 同、波形図
符号の説明
21 大電流スイッチング回路
22 FET
22a ドレイン
22b ソース
22c ゲート
23 FET
23a ドレイン
23b ソース
23c ゲート
26 銅板
27 銅板

Claims (11)

  1. 複数個の電界効果トランジスタ(以下、FETという)が並列接続され、これらのFETのゲートに高周波の制御入力信号を印加することにより、前記FETのドレインとソース間がオン/オフされる大電流スイッチング回路において、
    複数個の前記FETのドレイン同士を第1の銅板で連結するとともに、複数個の前記FETのソース同士も第2の銅板で連結し、複数個の前記FETを前記第1、第2の銅板で挟んだ大電流スイッチング回路。
  2. FETのドレインが第1の銅板を介して放熱板(以下、ヒートシンクという)にネジで共締めされた請求項1に記載の大電流スイッチング回路。
  3. 第1の銅板とヒートシンクとの間に絶縁シートがネジで共締めされた請求項2に記載の大電流スイッチング回路。
  4. FETのドレインと第1の銅板との間にフューズが挿入された請求項2に記載の大電流スイッチング回路。
  5. 第1の銅板と第2の銅板は絶縁体で分離されるとともに、絶縁性を有するネジでヒートシンクに共締めされた請求項1に記載の大電流スイッチング回路。
  6. FETのソースを前記FETケースの背面側に設けるとともに、このソースを第2の銅板を介してヒートシンクにネジで共締めされた請求項2に記載の大電流スイッチング回路。
  7. 第1、第2の請求項2に記載の大電流スイッチング回路を2個用い、これら2個の大電流スイッチング回路のうち第1の大電流スイッチング回路に用いた第2の銅板と、
    第2の大電流スイッチング回路に用いた第1の銅板とを連結して「コ」の字状をした第3の銅板を形成し、この前記第3の銅板から第1の出力端子へ導出するとともに、前記第1の大電流スイッチング回路を形成する第1の銅板と、
    前記第2の大電流スイッチング回路を形成をする第2の銅板とから第1の入力端子へ導出し、前記第1の大電流スイッチング回路を形成するFETの第1のゲートと、前記第2の大電流スイッチング回路を形成するFETの第2のゲートには夫々逆極性の制御入力信号が加えられる大電流スイッチング回路。
  8. 第1の大電流スイッチング回路を構成する夫々のFETのドレインと、
    第2の大電流スイッチング回路を構成する夫々のFETのソースとの間に近接して第1のコンデンサを接続し、これらの第1のコンデンサを第3の銅板内に配置した請求項7に記載の大電流スイッチング回路。
  9. 第1の大電流スイッチング回路を形成をする第2の銅板と、第2の大電流スイッチング回路を形成する第1の銅板とは天面で連結して第3の銅板とした請求項8に記載の大電流スイッチング回路。
  10. 第1、第2の請求項7に記載の大電流スイッチング回路を2個用い、これら2個の大電流スイッチング回路のうち第1の大電流スイッチング回路を構成する第1の入力端子と第2の大電流スイッチング回路を構成する第2の入力端子とを夫々結んで第3の入力端子へ導出するとともに、第1の大電流スイッチング回路を構成する第1の出力端子と第2の大電流スイッチング回路を構成する第2の出力端子を夫々導出して第3の出力端子とした大電流スイッチング回路。
  11. 請求項7に記載の第1の大電流スイッチング回路を構成する第1の銅板が電池のプラス側に接続されるとともに、請求項7に記載の第2の大電流スイッチング回路を構成する第2の銅板が電池のマイナス側に接続された電池と、
    第3の銅板に一方が接続された第2のコンデンサと、この第2のコンデンサの他方と第2の大電流スイッチング回路を構成するFETのソースとの間に一次巻線が接続されたトランスと、
    このトランスの二次巻線に接続された整流・平滑回路と、
    この整流・平滑回路の出力に接続された第4の出力端子と、この第4の出力端子に接続されるとともに出力電圧を検出する電圧検出回路と、
    この電圧検出回路と前記第1、第2の大電流スイッチング回路を構成さるFETの第1、第2のゲートとの間に接続されたスイッチ制御回路とから成るスイッチング電源。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN106982510A (zh) * 2015-09-30 2017-07-25 松下知识产权经营株式会社 控制装置

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