JP2009123658A - Heating cooker - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、トッププレート上に載置した調理容器を誘導加熱すべく設けた加熱コイルを、送風冷却する冷却手段を備えた加熱調理器に関する。 The present invention relates to a heating cooker provided with a cooling means for blowing and cooling a heating coil provided for induction heating of a cooking container placed on a top plate.
この種の加熱調理器では、箱状のケース本体内に加熱手段である誘導加熱コイルを設け、その上面を覆うように装着したトッププレート上に鍋などの調理容器を載置して加熱する構成としている。しかるに、前記加熱コイルを駆動する駆動手段として、発熱性のスイッチング素子からなるインバータ回路などを備えた構成としているため、発熱量が大きい上記加熱コイルとともに、これら発熱性電子部品を送風冷却し、安定した加熱調理を実行できるようにしている。 In this type of cooking device, an induction heating coil as a heating means is provided in a box-shaped case body, and a cooking container such as a pan is placed on the top plate that is mounted so as to cover the upper surface thereof and heated. It is said. However, since the drive means for driving the heating coil includes an inverter circuit composed of a heat-generating switching element, the heat-generating electronic components are blown and cooled together with the heating coil that generates a large amount of heat. So that cooking can be performed.
上記のうち、特に加熱コイルの冷却手段としては、加熱コイルを効率よく冷却すべく送風ファンからの送風、すなわち冷却風を該加熱コイル付近まで案内する冷却ダクトを設けた構成としている。例えば、その冷却ダクトは、加熱コイルの下方に離間して配置され、該冷却ダクトの上面に設けた複数の吹出孔から冷却風を吹き出す構成としている(例えば、特許文献1参照)。 Among the above, the cooling means for the heating coil is particularly provided with a cooling duct for guiding the air from the blower fan, that is, the cooling air to the vicinity of the heating coil in order to efficiently cool the heating coil. For example, the cooling duct is arranged so as to be spaced below the heating coil, and the cooling air is blown out from a plurality of blowing holes provided on the upper surface of the cooling duct (see, for example, Patent Document 1).
一方、この種加熱調理器では、加熱コイルからの磁力線の漏れ防止のために、該加熱コイルの外周囲にアルミニウム製の防磁部材を設けた構成としている(例えば、特許文献2参照)。このような磁力線の漏れは、空中に漏れ易く、例えば加熱コイルに対し鍋が位置ずれした場合など、磁力線が鍋に有効に吸収されない場合にも漏れ易いという事情がある。そこで、例えば上記鍋の位置ずれに伴う磁力線の漏れ防止策として、鍋の外周部に下方に延出した延出部を設け、この延出部を天板(トッププレート)に係止できるようにして位置ずれを防止し、磁力線の漏れを一定のレベルに維持できるようにしている(例えば、特許文献3参照)。
上記特許文献1及び特許文献2,3に開示されているように、前者の加熱コイルの冷却効果の向上や、後者の加熱コイルからの磁力線の漏れ対策は、ノイズの低減など安定した加熱調理する上で、この種加熱調理器における必須の課題である。加えて、この種加熱調理器としては薄型コンパクト化が求められており、例えばキッチンなどに組み込まれるビルトインタイプでは、その下方のスペースを有効活用するためにも、できるだけ薄型化することが望ましいし、また据置きタイプでも操作がし易い高さを抑えた構成が望ましい。しかるに、上記特許文献に記載された冷却手段では薄型化は十分とは言えないし、また磁力線の漏れ防止手段としては特定の鍋構造や防磁部材等に限定されるなど、幾つかの課題を抱えている。
As disclosed in
しかも、この種加熱調理器には、魚などの焼物調理が可能なグリルユニットを内蔵している形態が多く、特に近年このグリルユニットの大型化の必要性が高まっていて、例えばピザなら10インチ(約26cm)、秋刀魚なら5尾まで一度に焼ける程度の大型化が進んでいる。このため、グリルユニットの占める範囲が大きくなり、加熱コイルや冷却手段などを配置する空間領域は一層狭くなる傾向にある。従って、冷却効果の低下を招くことなく、磁力線の漏れを十分に防止できることを基本条件に、より一層の構成の簡素化を図り、薄型化を推進する必要がある。 In addition, this type of cooking device often has a built-in grill unit capable of cooking grilled fish and the like, and in particular, there is a growing need for an increase in the size of this grill unit. (Approximately 26 cm), the size of the sword fish is increasing to the extent that it can be burned to five at once. For this reason, the range which a grill unit occupies becomes large, and the space area | region which arrange | positions a heating coil, a cooling means, etc. tends to become still narrower. Therefore, it is necessary to further simplify the configuration and promote a reduction in thickness on the basic condition that leakage of magnetic field lines can be sufficiently prevented without causing a decrease in cooling effect.
本発明は、上記課題を解決するために、上面に加熱コイルを配置した冷却ダクトを利用して、磁力線の漏れを有効に防止することを主たる目的とし、更には簡易な構成のもとに薄型化に好都合で良好な冷却効果が期待できる加熱調理器を提供するにある。 In order to solve the above-mentioned problems, the main object of the present invention is to effectively prevent leakage of magnetic lines of force by using a cooling duct having a heating coil disposed on the upper surface, and further, it is thin with a simple structure. An object of the present invention is to provide a cooking device that can be easily used and can be expected to have a good cooling effect.
本発明の加熱調理器は、加熱調理器の本体と、前記本体の上面を覆うように設けられ鍋などの調理容器を載置するトッププレートと、前記本体内における前記トッププレートの下に配設され、前記調理容器を誘導加熱する加熱コイルと、前記加熱コイルをファンユニットからの送風により冷却する冷却手段を具備したものにおいて、
前記冷却手段は、前記ファンユニットからの冷却風を前記加熱コイルの下面まで案内する冷却ダクトを備え、
前記冷却ダクトは、非磁性導電材料にて形成されるとともに、該冷却ダクトの上面が前記加熱コイルの周囲を連続して囲繞する大きさの表面積を有する構成としたことを特徴とする(請求項1の発明)。
The heating cooker of the present invention includes a main body of the heating cooker, a top plate that is provided so as to cover the upper surface of the main body and on which a cooking container such as a pan is placed, and is disposed under the top plate in the main body. And a heating coil for induction heating the cooking container, and a cooling means for cooling the heating coil by blowing air from a fan unit.
The cooling means includes a cooling duct that guides cooling air from the fan unit to the lower surface of the heating coil,
The cooling duct is formed of a nonmagnetic conductive material, and the upper surface of the cooling duct has a surface area large enough to continuously surround the heating coil. 1 invention).
上記手段によれば、加熱コイルから空中に漏れる磁力線を、その周りに上面を連ねた非磁性導電材料からなる冷却ダクトを利用して吸収でき、安定した性能を維持できるとともに、ノイズや電波妨害等を軽減できる。また、専用の防磁部材を加熱コイルの周辺に別途配設する必要がないので、部品点数及び組立工数の低減、そして構成の簡素化などに有効で、利便性が高い薄型化にも好都合である。 According to the above means, the magnetic field lines leaking from the heating coil into the air can be absorbed by using the cooling duct made of a nonmagnetic conductive material with the upper surface connected to the periphery thereof, so that stable performance can be maintained, and noise, radio interference, etc. Can be reduced. In addition, since it is not necessary to separately arrange a dedicated magnetic-shielding member around the heating coil, it is effective for reducing the number of parts and the number of assembly steps, simplifying the configuration, etc., and is convenient for thinning with high convenience. .
(第1の実施態様)
以下、本発明の加熱調理器の第1実施例を示す図1ないし図6を参照して説明する。
まず、図1に示す分解斜視図、図2に示す縦断側面図、及び図3に示す縦断正面図に基づき、加熱調理器全体の概略構成につき説明すると、本実施例に示す加熱調理器は、後述する加熱手段や冷却手段等を内蔵する本体1と、この本体1の上面を塞ぐように装着されたトッププレート2とから構成されている。そのうちトッププレート2は、透明な耐熱強化ガラス製に彩色して不透明となし、その中央部位には鍋などの調理容器(図示せず)を載置し加熱するに好適とする円形枠線を、例えば2箇所に印刷表示した加熱部3,4を形成している。また、周囲は金属性枠部で覆われ、その後方に冷却手段の冷却風となす外気の吸気口5及び排気口6を備え、前方には火力設定表示部7を備えている。
(First embodiment)
Hereinafter, it demonstrates with reference to FIG. 1 thru | or 6 which shows 1st Example of the heating cooker of this invention.
First, based on the exploded perspective view shown in FIG. 1, the longitudinal side view shown in FIG. 2, and the longitudinal front view shown in FIG. 3, the overall configuration of the heating cooker will be described. It comprises a
これに対し、前記本体1は、矩形箱状の外郭を形成するケース8内に、大別して電装品ユニット9、誘導加熱ユニット10、及びグリルユニット11の3領域を有する区分構成としている。そのうちの電装品ユニット9には、特に図2に示すように冷却手段を構成するファンユニット12を含め、電子ユニット13、及び前面側に調理設定を主とする操作部14等を備えた構成としている。
On the other hand, the
なお、前記ファンユニット12は、図示しないモータにて駆動される送風ファン12a及びファンケース12bからなる構成とし、また前記電子ユニット13は、例えば上下2層に配分され、上層部分にはIGBTなどインバータ回路基板を中心とする発熱性電子部品13aが放熱フィン13bを有した構成として配備され、下層部分には電源やノイズフィルタなどの電子部品13cが配備された構成としていて、これらを囲むように設けられたユニットケース9aにより本体1のケース8内を区画している。しかるに、前記ファンケース12bの吐出口は、少なくとも2方向に分岐して送風できるように、その一方は前記電子ユニット13の発熱性電子部品13aなどを有する上層側に連通した構成とし、他方は詳細は後述する加熱コイルなどを有する誘導加熱ユニット10側に連通した構成としている。
The
一方、前記誘導加熱ユニット10、及びグリルユニット11は加熱調理するための異なる加熱手段を具備している。そのうちの上記グリルユニット11については、その具体構成など周知の構成については詳細な説明及び図示は省略し、以下図1に基づき簡単に説明すると、全体構成としては前記電装品ユニット9の左側に隣接し、ケース8の全幅の左側からほぼ3分の2(2/3)を占める大きさにて、その外被ケースでもある金属製の遮熱板11a(図3参照)にて囲まれ、ケース8内を区画している。そして、この遮熱板11aに囲まれた内部には、周知の如くシーズ線によるヒータを上下面に有し、被加熱調理物を載置する網板や受け皿などを(いずれも図示せず)、前方に出し入れ自在に設けた構成としている。
On the other hand, the
これに対し、前記誘導加熱ユニット10は、ケース8内の上記した電装品ユニット9及びグリルユニット11の上部に位置する浅い空間領域に設けられていて、つまり前記ユニットケース9aや遮熱板11aの天井部分を底面となし、前記トッププレート2を上面とした空間領域に設けられた構成にある(特には図3参照)。しかるに、この誘導加熱ユニット10は、詳細は後述するが左右に並んで配設されたコイルユニット14,15と、該コイルユニット14,15を弾性的に支持するとともに、前記ファンユニット12からの送風を案内する冷却ダクト16と、表示用PC板ユニット17を備えた構成としている。
On the other hand, the
しかして、更に図4,5,6も適宜参照して具体的構成につき述べる。なお、図4は要部を拡大した縦断正面図、図5はトッププレート2や表示用PC板ユニット17等を除いた状態の本体1の平面図、及び図6は一方のコイルユニット14の分解斜視図を示している。まず、前記冷却ダクト16の構成について図3,4,5に基づき説明すると、これは前記した誘導加熱ユニット10内に設けられ、本実施例では前記ユニットケース9aや遮熱板11aの天井部分の一部を底面として利用した構成にあって、全体に浅くて(高さ)扁平状の閉鎖空間を形成している。
Therefore, a specific configuration will be described with reference to FIGS. 4 is a longitudinal front view of an enlarged main part, FIG. 5 is a plan view of the
そして、この冷却ダクト16内に前記ファンユニット12のファンケース12bから吐出された送風(冷却風)を取り込む吸入口部16a(図1,2参照)を、底面側のユニットケース9aの右方に形成している。つまり、冷却風を冷却ダクト16の右端側下面から取り込み、左端側に流すようにして、後述する加熱コイルを送風冷却するもので、このファンユニット12と冷却ダクト16とにより、所謂加熱コイルの冷却手段を構成している。
Then, a
しかるに、この扁平状の冷却ダクト16は、上記した底面部分を除きアルミニウムなどの非磁性導電材料にて逆皿状に形成され、その周囲を前記ユニットケース9aや遮熱板11aの天井部分にねじ止めされていて、その上面は、特に図1及び図5に明示するように、各コイルユニット14,15を取り囲むように、これらより径大とする表面積をなしている。そして、この冷却ダクト16の上面には、左右2箇所に同形状の開口部19,20(図3参照)が形成され、これに前記コイルユニット14,15が対応して組み込まれている。
However, the
そこで、まず上記コイルユニット14,15の具体構成につき述べる。しかるに、各コイルユニット14,15は、夫々加熱コイル21,22と、この各加熱コイル21,22を下面側から載置支持するコイル支持部材23,24とから構成されている。そして、これらコイルユニット14,15は、互にほぼ同一構成であるため、以下、一方(左側)のコイルユニット14につき、特に図6を参照して説明する。
First, the specific configuration of the
まず、円形状の加熱コイル21は、内周側コイル部21aと外周側コイル部21bとから構成されている。内周側コイル部21aは小径の銅線コイル部であり、外周側コイル部21bは大径の銅線コイル部であり、これら2つのコイル部21a,21bは同心状に配置されている。そして、内周側コイル部21aと外周側コイル部21bとの間は離間して、所定の間隙部21cが設けられた構成としている。
しかして、上記加熱コイル21たる内周側コイル部21aと外周側コイル部21bは、本実施例では個々に絶縁処理された多数の銅線を撚って編んだ1本の線、所謂1本のリッツ線を巻回して構成され、以って1つの加熱コイル21を構成している。
First, the
Thus, in the present embodiment, the
これに対し、加熱コイル21を下面側から支持するコイル支持部材23は、やはり図6に明示するように、全体としてほぼ円板状に構成された耐熱樹脂製にあって、加熱コイル21を下面側から直接冷却するための開口部25が設けられている。具体的には、内周側開口部25a及び外周側開口部25bを、夫々円周上に沿って間欠的に多数形成してなる構成としている。
On the other hand, the
そして、コイル支持部材23に加熱コイル21を載置して取り付けたときに、該コイル支持部材23における内周側コイル部21aと外周側コイル部21bとの間の間隙部21cに対応する部分には、これを塞ぐように環状に連ねた壁部27が形成されている。従って、開口部25たる複数の内周側開口部25a及び外周側開口部25bに対し、加熱コイル21の銅線部分の下面側が前記冷却ダクト16内に露呈した状態で、コイル支持部材23に支持された形態となる。
When the
しかも、本実施例では上記外周側開口部25bが加熱コイル21の最外径より径大に開口形成してあり、つまり外周側コイル部21bの銅線コイル幅を超えて大きく開口しており、従って加熱コイル21をコイル支持部材23に装着したとき、外周側の一部が上下に貫通した隙間からなる通風孔26(図3,4,5参照)が円周上に複数形成されることになる。但し、内周側開口部25aは、本実施例では内周側コイル部21aの径方向の銅線コイル幅と同等の開口形状にあるため、内周側開口部25aはほぼ全閉状態にあり隙間は生じない構成としている(図3,4,5参照)。
Moreover, in the present embodiment, the outer
なお、他方(右側)のコイル支持部材24側においても(図3参照)、上記と同様の構成にて開口部25に基づく通風孔26を形成している。また、これらコイル支持部材23,24の下面側には、図示しないが加熱コイル21,22からの下方の磁力線を吸収するためのフェライトを具備している。
Note that, on the other (right)
また、本実施例では図3及び図4に示すように、コイルユニット14,15の中心部に、調理容器の温度を検出する温度センサ28が夫々配設されている。以下、一方(右側)のコイルユニット14側の温度センサ28につき、特に図4の拡大縦断正面図に基づき説明すると、これは前記トッププレート2と接触する感熱部29を先端に備え、該感熱部29を支持するケース本体30と、このケース本体30の上部に前記感熱部29との間に挟持された断熱材31を具備し、コイル支持部材23の中央部の円筒状ボス部32に嵌合した状態で、温度センサ28が上方に付勢されるように圧縮コイルスプリングからなるばね部材33を介して装着されている。
In the present embodiment, as shown in FIGS. 3 and 4,
依って、感熱部29は常時トッププレート2の下面に圧接した状態に組み込まれる。また、前記断熱材31は耐熱性を有する不織布などにて円板形状に形成され、感熱部29の周りを包囲し、その外周端部はボス部32から上方に延出された環状の突部32aにて押さえられて、トッププレート2の下面に圧接されている。そして、この突部32aの外周側には、上下に貫通した複数の貫通口34を形成しており、突部32aは各貫通口34の上方を上記断熱材31が塞がないように固持している。
Therefore, the heat-
なお、図1ないし図5中に示す矢印Aは、前記吸気口5(図1参照)からの外気を取り込み、ファンユニット12からの送風に基づく、所謂冷却風の流れ方向を示している。例えば、図5はトッププレート2や表示用PC板ユニット17等を除いた状態の本体1の平面図にあって、冷却風は図示右側のコイルユニット15の下面側にて前記冷却ダクト16内に取り込まれ、該ダクト16内を図示左側のコイルユニット14側に向かって流れる。このとき、冷却ダクト16は扁平な構成にあるため、その内部に風の抵抗となるような突部はないことが望ましいが、例えばコイル引き出し線35については回避できない。
An arrow A shown in FIGS. 1 to 5 indicates a flow direction of so-called cooling air based on the outside air from the intake port 5 (see FIG. 1) and based on the air blown from the
そこで、本実施例では、特に冷却風の上流側での抵抗とならないように、少なくとも図示右側の加熱コイル22からのコイル引き出し線35を、矢印Aで示す風の流れ方向に沿って引き出し、端子台36に接続している。この端子台36からは、冷却ダクト16の外部上面に導出され、図示しない制御装置の駆動回路等に接続される。因みに、コイル引き出し線35の高さは3〜5mm程度あり、扁平化したい冷却ダクト16内の突部として大きな抵抗となることは容易に推測できる。なお、図5中において本体1の後方右側には吸気ダクト37が設けられ、前記吸気口5及びファンケーシング12bに連通している。また、後方左側には冷却風が最終的に外部に排出される排気ダクト38が設けられ、前記トッププレート2の排気口6(図1参照)に連通している。
Therefore, in the present embodiment, at least the
ここで、加熱コイル21,22を有する各コイルユニット14,15を弾性支持する複数の弾性支持装置39につき説明する。前記したように、冷却ダクト16の上面たる表面積は、コイルユニット14,15個々の周りを連続した面で囲む大きさとしている。そこで、各コイルユニット14,15を弾性支持する手段は、冷却ダクト16内において各ユニット毎に複数箇所(例えば、3箇所)に立設されている。以下、いずれも共通の構成であるため、左側(風下側)のコイルユニット14に対する弾性支持装置39(1個)を示す図4に基づき説明する。
Here, a plurality of
図示する冷却ダクト16の底面は、グリルユニット11を区画構成する遮熱板11aの天井部分に相当する。従って、この遮熱板11aに複数個(本実施例では、3個)のボルト部材40を、冷却ダクト16の高さを超えて鉛直に立設固定する。そして、上部のコイル支持部材23には、上記ボルト部材40と離間して筒状の保持具41が嵌合されていて、該対保持具41の外周囲に嵌挿され、コイル支持部材23と遮熱板11aとの間に上方に付勢されたばね部材42が装着され、以って冷却ダクト16の内方に位置して遮熱板11a上に弾性支持装置39が立設される。
The bottom surface of the cooling
斯くして、ばね部材42の上方への付勢力が作用する状態で、コイル支持部材23及び加熱コイル21からなるコイルユニット14を持ち上げ支持する。この上方への付勢力に対し、加熱コイル21とトッププレート2下面との間を所定寸法に維持すべく、複数箇所にスペーサ43(コイル支持部材23と一体でも、別体でもよい)を介在している。このとき、コイル支持部材23の外周端部は、冷却ダクト16の上面と近接若しくは接触状態に組み込まれ、つまり大きな隙間が生じないようにし、一方で高さを抑えた組立構成としている。
Thus, the
次に、上記構成の加熱調理器の作用について説明する。
但し、加熱調理の動作については一般的に周知のため、以下適宜簡略して説明する。まず、トッププレート2上に被加熱調理物を収容した鍋などの調理容器を載置する。今、例えば図1に示す左右の加熱部3,4を使用する場合につき説明する。操作部14による調理の設定や、火力設定表示部7による火力が設定され、図示しないスタートスイッチがON操作されると、図示しない制御装置はインバータなどの駆動手段を駆動し、加熱コイル21,22を駆動して調理容器を介して誘導加熱による例えば自動調理が開始され、温度センサ28による温度コントロール及び計時作動を経て調理は自動的に実行される。
Next, the operation of the cooking device configured as described above will be described.
However, since the cooking operation is generally well known, it will be briefly described as follows. First, a cooking container such as a pan that accommodates an object to be heated is placed on the
しかるに、調理中には加熱コイル21,22が発する磁力線は、上方にあっては適正配置の調理容器に吸収され、下方にあっては冷却ダクト16に吸収されることで、結果として安定した性能を維持できるとともに、加熱コイル21,22からのノイズの低減や電波妨害等の憂いを回避できる。これは、冷却ダクト16をアルミニウムなどの非磁性導電材料にて製作するとともに、該冷却ダクト16の上面が前記加熱コイル21,22の周囲を連続して囲繞する大きさの表面積を有する構成としたからである。
However, the magnetic field lines generated by the heating coils 21 and 22 during cooking are absorbed in the cooking container in the proper arrangement in the upper part and absorbed in the cooling
そして、上記加熱調理の開始に伴ない、冷却手段を構成する送風ファン12aも駆動され、図1,2等に示すように吸気口5及び吸気ダクト37から取り込まれた外気を、ファンケース12bを経てケース8内の二方に分岐して送風し、発熱部分を送風冷却する。
以下、詳述すると、二分岐したうちの一方は、図2に明示するように冷却ダクト16側へ流入し、もう一方は電子ユニット13側に流入する。この電子ユニット13側では、主に上層部分の発熱性電子部品13a等に対する送風冷却が行なわれる。なお、ここでは前記冷却ダクト16を経て誘導加熱ユニット10側を送風冷却する場合につき詳述する。
With the start of the heating cooking, the
Hereinafter, in detail, one of the two branches flows into the cooling
まず、図2に示す冷却ダクト16の吸入口部16aは、図3,5等に示す右方側の加熱コイル22を有するコイルユニット15の下面側に位置していて、ここより冷却ダクト16内に冷却風として取り込む。従って、該冷却ダクト16内に流入した冷却風は、矢印Aで示すように右側のコイルユニット15側から左側のコイルユニット14側に指向して流れる。そこで、本実施例では図5に示したように、矢印A方向に流れる冷却風に対して扁平な冷却ダクト16内の上流側に配線されるコイル引き出し線35も、同方向に引き出して配線してあるので、冷却風の大きな抵抗にならず円滑な送風作用が行なわれる。
First, the
しかして、図3には主たる冷却風の傾向として、風の抵抗が少ない図中右側から左側のコイルユニット14,15の下面側を直線的に矢印A方向に流れる傾向が大きい。しかるに、該ユニット14,15を構成する加熱コイル21,22は、その下面側をコイル支持部材23,24にて支持され、且つ該支持部材23,24の各開口部25(内周側開口部25a及び外周側開口部25b)にて加熱コイル21,22の下面側が冷却ダクト16内に露呈した状態で支持されている。このため、上記した下面側の主たる冷却風は、上記加熱コイル21,22の下面側を介して該コイル21,22を冷却しながら流れる。
Therefore, in FIG. 3, the main tendency of the cooling air is that the flow of air flows from the right side to the lower side of the
一方、外周側開口部25bには、銅線部分が介在しない一部上下に貫通した通風孔26を複数形成している。そのため、冷却風の一部は加熱コイル21,22の外周部分に位置する各通風孔26から上面側に流入し、該コイル21,22の上面側を冷却しつつ流れる。更には、特に図4に明示したように温度センサ28の周囲に設けた貫通口34からも、冷却風が下面側から上面側に移動可能としている。すなわち、各加熱コイル21,22の中央部分からも冷却風を取り込み、該コイル21,22の上面側の冷却作用を促進している。斯くして、加熱コイル21,22の上面側においても、中央部及び外周部から取り込んだ冷却風により効果的な冷却作用が実行される。
On the other hand, a plurality of ventilation holes 26 penetrating partly up and down where no copper wire portion is interposed are formed in the outer
ところで、上記温度センサ28の周りから加熱コイル21,22の上面側に冷却風を取り込む場合、該温度センサ28を冷却するおそれがあるが、本実施例ではその感熱部29を、断熱材31により囲繞しているため、該冷却風に晒されることはなく、従って調理容器に対する温度検知精度を損なうことはなく、且つ断熱材31は突部32aにて所定位置に固持されているので貫通口34を塞ぐようなおそれもない。
By the way, when the cooling air is taken into the upper surface side of the heating coils 21 and 22 from the periphery of the
なお、上記加熱コイル21,22の上下面を流れた冷却風は、誘導加熱ユニット10の閉鎖空間を経て図示しない所定の排気ルートを通り、集中的に排気ダクト38及び排気口6から外部に排出される。また、説明を簡略した前記電子ユニット13側の冷却風も上記と同じ排気ルートに集められ排気ダクト38を経て排出される。
The cooling air that has flowed through the upper and lower surfaces of the heating coils 21 and 22 passes through a predetermined exhaust route (not shown) through the closed space of the
以上説明したように、上記実施例によれば次の効果を有する。
加熱コイル21,22から空中に発する磁力線を、その周りに上面を連ねたアルミニウム(非磁性導電材料)製の冷却ダクト16を利用して吸収できるようにしたので、安定した性能を維持できるとともに、ノイズや電波妨害等を軽減できる。従って、専用の防磁部材を加熱コイルの周辺に別途配設する必要がないので、部品点数及び組立工数の低減、そして構成の簡素化に有効で、利便性が高い薄型化にも好都合である。なお、実施に際して冷却ダクト16の上面に若干の凹凸や切れ目を生じることも考えられるが、その程度ではほぼ同様の上記効果が期待できるもので、要は加熱コイル21,22の周囲に近接した上面が連続した構成であればよい。
As described above, the above embodiment has the following effects.
Since the magnetic lines of force generated from the heating coils 21 and 22 in the air can be absorbed using the cooling
また、コイルユニット14,15の下面側に配置された冷却ダクト16からの冷却風は、コイル支持部材23,24に設けた開口部25に臨む加熱コイル21,22の下面側から有効に冷却する。加えて、本実施例では上記開口部25のうち、外周側開口部25bを加熱コイル21,22の外周側コイル部21b,22bの銅線部分(コイル幅)より大きな径大に開口して、その外周一部に上下に貫通する間隙からなる通風孔26を形成したので、該通風孔26を介して冷却風を下面側から上面側に流入可能となり、加熱コイル21,22の上面側からの冷却も同時に行なえ、十分な冷却効果が得られ安定した性能が維持できる。
The cooling air from the cooling
更に本実施例では、各加熱コイル21,22の中央に配置した温度センサ28の感熱部29に直接冷却風を当てることなく、その近傍の複数の貫通口34から冷却風を中央上面側に取り込むことができ、より一層効果的に加熱コイル21,22の上面側を冷却することができるとともに、冷却風による温度検知精度の低下といった憂いも回避することができる。但し、通風孔26や貫通口34は上記実施例に限らず適宜の形状にて実施可能である。また、温度センサ28は、加熱コイル21,22の中央に配置した構成に限らず、間隙部21c,22c(図5参照)にも配置するなど複数設けてもよい。
Further, in the present embodiment, the cooling air is taken into the central upper surface side from the plurality of through
一方、上記のような通風孔26を設ける加熱コイル21,22の形態としては、内周側コイル部21a,22aと外周側コイル部21b,22bの所謂2分割構成としている。これは、大きな鍋などに対し加熱むらを防ぐなどの点で有効であるが、これに限らず、それ以上に分割したり、或は逆に分割しない形態でも容易に適用できることはいうまでもない。
On the other hand, as a form of the heating coils 21 and 22 provided with the ventilation holes 26 as described above, a so-called two-divided configuration of the inner
また、コイルユニット14,15を構成し、加熱コイル21,22を下面側から支持するコイル支持部材23,24は、その外周端部が冷却ダクト16の上面と近接、若しくは接触する組立構成としたので、冷却ダクト16とその上面側に配置されたコイルユニット14,15の高さ寸法を最も抑えた組立構成とすることができ、所謂誘導加熱ユニット10としての薄型化ができる。一方、斯かる構成によれば冷却風がコイル支持部材23,24の外周端部から冷却ダクト16外に早期に漏れることを極力防止できる。このことは、冷却ダクト16内の圧力を高め得て、冷却風の主たる下面側の流れから上面側への流入移動を促進できるなど、冷却風を効率よく利用できる点でも有効である。
In addition, the
しかるに、上記したように効果的な冷却作用が得られることから、冷却ダクト16自体も扁平構成とすることができ、一層全体の薄型化に有効である。この場合、本実施例では図5に示すように冷却ダクト16内にあって、風上側に位置する加熱コイル22からのコイル引き出し線35を、冷却風の流れに沿って配線したので、冷却風の図示左方への流れの抵抗となるのを最小限に抑えて該冷却ダクト16内での円滑な流れが期待でき、延いては良好な冷却効果が期待できる。
However, since an effective cooling action can be obtained as described above, the cooling
また、コイルユニット14,15を弾性的に支持する弾性支持装置39は、図4に示すように冷却ダクト16内に立設している。これは、冷却ダクト16が加熱コイル21,22からの磁力線の空中漏れを防ぐべく、上面の表面積を大きく形成していることを利用して、該ダクト16の内部に立設可能としたもので、外部に設ける構成に比してコンパクトに構成できる点で有利である。
Further, an
上記実施例に対し、図7、図8は本発明の第2、第3実施例を示すもので、上記第1実施例と同一部分には、同一符号を付して説明を省略し、異なる点につき説明する。
(第2の実施態様)
図7は、本発明の第2実施例を示す要部の縦断側面図で、上記実施例における右側(風上側)に配置されたコイルユニット15に相当するコイルユニット44側の構成を開示している。本実施例は、特にはコイルユニット44を弾性的に支持する手段につき異なる構成としたもので、これに基づき加熱コイル22を支持するコイル支持部材45及び冷却ダクト46の構成についても、上記実施例と若干異なる構成としている。
7 and 8 show the second and third embodiments of the present invention. The same parts as those in the first embodiment are denoted by the same reference numerals, and the description thereof is omitted. I will explain the points.
(Second Embodiment)
FIG. 7 is a longitudinal side view of a main part showing a second embodiment of the present invention, and discloses a configuration on the
まず、上記コイル支持部材45の構成につき述べると、該コイル支持部材45が有する開口部47は、内周側開口部47a及び外周側開口部47b共に、内周側コイル部22a及び外周側コイル部22bの銅線部分(コイル幅)に相当する開口形状となしている点で、上記実施例と異なる。
従って、加熱コイル22をコイル支持部材45に装着したとき、図示するように開口部47は加熱コイル22の銅線部分で塞がれた形態となり、上下に貫通した間隙は生じないので当然通風孔は形成されない。
First, the configuration of the
Therefore, when the
これに対し、冷却ダクト46の構成は、該ダクト46の上面たる開口部20周縁に、上記コイル支持部材45の水平状の外周端部と平行にラップする水平状の取付縁部48を有する構成としている。そして、この取付縁部48とコイル支持部材45の対向する外周端部との間に、例えば発泡ゴムの如き弾性質体49を貼着することで、コイルユニット44を上方に付勢する構成としている。但し、コイル支持部材45には上記実施例と同様のスペーサ43を備え、加熱コイル22とトッププレート2とを所定の間隔に維持する。
In contrast, the cooling
また、コイルユニット44の中央には温度センサ50を備えている。これは、上記実施例の温度センサ28に対し、断熱材31を有しない点で異なるのみで、感熱部29がトッププレート2の下面に圧接した状態に設けられている。なお、この温度センサ50を嵌合装着するボス部51及び周辺にあっても、上下に貫通する透孔は設けない構成としている。また、上記説明した右側(風上側)のコイルユニット44の構成は、図示しない左側(風下側)に配置されたコイルユニットも共通の構成としており、その他は、上記実施例と同様の構成としている。
A
しかして、この第2実施例によれば、冷却風は冷却ダクト46に案内されてコイルユニット44の下面に至り、開口部47から露呈した加熱コイル22の下面側を介して該コイル22を冷却する。つまり、冷却風は加熱コイル22の上面側に流入する透孔などを有しないため、該コイル22の下面側を主体とした冷却作用を行なう。勿論、図示しない風下側の加熱コイルに対する冷却作用も同様に行なわれる。従って、温度センサ50の感熱部29に対する冷却作用はなく、第1実施例の如き断熱材31は不要にして本来の温度検知機能を発揮する。
Thus, according to the second embodiment, the cooling air is guided to the cooling
このように、実質的に冷却風が下面側のみを流れる構成にあって、冷却ダクト46の上面にコイルユニット44を、弾性質体49を介して弾性支持する構成は、互に接触状態にあることから気密性に優れた構成となる。従って、冷却風の無駄な漏洩を防止し、下面側を主体とする冷却風全体を効果的に冷却作用に寄与させることができ、弾性支持以外の効用も期待できる。
Thus, the configuration in which the cooling air substantially flows only on the lower surface side, and the configuration in which the
但し、発泡ゴムなどの弾性質体49による支持手段は、第1実施例にも転用できる。すなわち、加熱コイルの上面側にも送風し冷却する構成にあっても、下面側における気密性に優れ、冷却風の無駄な漏洩を防止できるなど、上記と同様の効果が期待できる。
However, the support means by the
(第3の実施態様)
図8は、本発明の第3実施例を示す図5相当図で、このものは左右に配置したコイルユニットが非共通な構成とすることで、一層効率的な冷却効果が得られるようにしたものである。すなわち、図示左側(風下側)の構成にあっては、コイルユニット14をはじめ、その余の構成も第1実施例に相当する構成にある。これに対し、右側(風上側)にあっては例えば、上記第2実施例にて開示したコイルユニット44を採用した構成にある。従って、左側である冷却風の風下側には、上下に連通した通風孔26を有するコイルユニット14が配置されるのに対し、右側である風上側には通風孔を有しない閉鎖形態のコイルユニット44が配置される。
(Third embodiment)
FIG. 8 is a view corresponding to FIG. 5 showing a third embodiment of the present invention, which has a non-common configuration of coil units arranged on the left and right sides, so that a more efficient cooling effect can be obtained. Is. That is, in the configuration on the left side (leeward side) in the figure, the remaining configuration including the
上記構成によれば、冷却ダクト16に取り込まれた冷却風は、右側のコイルユニット44の下面側から左側に流れ、左右のコイルユニット14,44の開口部25,47から下方に臨む加熱コイル21,22を下面側から冷却する。
この場合、例えば第1実施例の如く、風上側のコイルユニット15にも通風孔26を有する構成では、冷却風は冷却ダクト16内に流入した直後の風上側における通風孔26から上面側への移動が良好に行なわれ、その反面、風下側のコイルユニット14側への風量は減少し、且つ比較的細い通風孔26から上面側への流通量も減少する傾向にあり、左右均等な冷却作用が得られないことが考えられる。
According to the above configuration, the cooling air taken into the cooling
In this case, for example, in the configuration in which the
これに対し、本実施例によれば風上側のコイルユニット44には通風孔がないので、冷却風が加熱コイル22の上面側に直ちに流入することはなく、従って風量が低下することなく勢いよく風下側に流れ、コイルユニット14の下面側から通風孔26を通して上面側にも良好に流入する。この結果、風下側の風量とか風圧などが減少或は弱まる傾向にあるが、風上側ではコイル支持部材45の下面側のみを冷却風が速やかに通過し、上記構成の風下側に十分な冷却風を送ることができ、総合的に左右の加熱コイル21,22に対し不均衡を是正した所望の冷却効果を得ることができる。
On the other hand, according to the present embodiment, since there is no ventilation hole in the
但し、本実施例では右側(風上側)のコイル支持部材45には上下に貫通する通風孔を形成しない構成としたが、これに限らず、小面積の通風孔であれば設けてもよい。すなわち、要は冷却風の風上側に位置する通風孔に対し、風下側に位置する通風孔26の開口面積が大きい構成であれば、上記と同傾向の効果が期待できるものである。
However, in the present embodiment, the right (windward)
なお、本発明は上記し且つ図面に示した各実施例に限定されず、例えば冷却ダクトの底面を他の構成部材でなく、該ダクト自体で構成してもよいし、また加熱調理器はビルトインタイプ及び据置きタイプのいずれにも適用できるとともに、グリルユニットを有しない加熱調理器であってもよいなど、実施に際して本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更して実施できる。 The present invention is not limited to the embodiments described above and shown in the drawings. For example, the bottom surface of the cooling duct may be constituted by the duct itself instead of other constituent members, and the heating cooker is built-in. The present invention can be applied to both the type and the stationary type, and can be implemented with various modifications without departing from the gist of the present invention, such as a cooking device without a grill unit.
図面中、1は本体、2はトッププレート、8はケース、9は電装品ユニット、9aはユニットケース、10は誘導加熱ユニット、11はグリルユニット、11aは遮熱板、12はファンユニット、14,15,44はコイルユニット、16,は冷却ダクト、21,22は加熱コイル、23,24,45はコイル支持部材、25,47は開口部、25a,47aは内周側開口部、25b,47bは外周側開口部、26は通風孔、28,50は温度センサ、39は弾性支持装置、43はスペーサ、及び49は弾性質体を示す。 In the drawings, 1 is a main body, 2 is a top plate, 8 is a case, 9 is an electrical component unit, 9a is a unit case, 10 is an induction heating unit, 11 is a grill unit, 11a is a heat shield, 12 is a fan unit, 14 , 15, 44 are coil units, 16, are cooling ducts, 21, 22 are heating coils, 23, 24, 45 are coil support members, 25, 47 are openings, 25a, 47a are inner peripheral openings, 25b, 47b is an opening on the outer peripheral side, 26 is a vent hole, 28 and 50 are temperature sensors, 39 is an elastic support device, 43 is a spacer, and 49 is an elastic body.
Claims (7)
前記本体の上面を覆うように設けられ鍋などの調理容器を載置するトッププレートと、
前記本体内における前記トッププレートの下に配設され、前記調理容器を誘導加熱する加熱コイルと、
前記加熱コイルをファンユニットからの送風により冷却する冷却手段を具備したものにおいて、
前記冷却手段は、前記ファンユニットからの冷却風を前記加熱コイルの下面まで案内する冷却ダクトを備え、
前記冷却ダクトは、非磁性導電材料にて形成されるとともに、該冷却ダクトの上面が前記加熱コイルの周囲を連続して囲繞する大きさの表面積を有する構成としたことを特徴とする加熱調理器。 The main body of the heating cooker,
A top plate that is provided so as to cover the upper surface of the main body and on which a cooking container such as a pan is placed;
A heating coil disposed under the top plate in the main body for inductively heating the cooking vessel;
In what comprises a cooling means for cooling the heating coil by blowing air from a fan unit,
The cooling means includes a cooling duct that guides cooling air from the fan unit to the lower surface of the heating coil,
The cooling duct is formed of a nonmagnetic conductive material, and has a structure in which an upper surface of the cooling duct has a surface area large enough to continuously surround the heating coil. .
前記コイル支持部材には、前記加熱コイルの銅線部分に対応して開口部を設けるとともに、該開口部の少なくとも一部が銅線部分より大きく開口して、上下に貫通した通風孔を形成する構成としたことを特徴とする請求項1記載の加熱調理器。 A coil support member for supporting the heating coil from the lower surface side;
The coil support member is provided with an opening corresponding to the copper wire portion of the heating coil, and at least a part of the opening is opened larger than the copper wire portion to form a vent hole penetrating vertically. The cooking device according to claim 1, wherein the cooking device is configured.
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2011014415A (en) * | 2009-07-03 | 2011-01-20 | Hitachi Appliances Inc | Induction heating cooker |
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- 2007-11-19 JP JP2007299337A patent/JP2009123658A/en active Pending
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