JP2009123456A - 発光モジュール及びディスプレイ装置 - Google Patents
発光モジュール及びディスプレイ装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009123456A JP2009123456A JP2007295080A JP2007295080A JP2009123456A JP 2009123456 A JP2009123456 A JP 2009123456A JP 2007295080 A JP2007295080 A JP 2007295080A JP 2007295080 A JP2007295080 A JP 2007295080A JP 2009123456 A JP2009123456 A JP 2009123456A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light emitting
- circuit
- light
- emitting module
- clock signal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02B—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
- Y02B20/00—Energy efficient lighting technologies, e.g. halogen lamps or gas discharge lamps
- Y02B20/40—Control techniques providing energy savings, e.g. smart controller or presence detection
Landscapes
- Circuit Arrangement For Electric Light Sources In General (AREA)
Abstract
【課題】配線の複雑化を緩和でき、また、表示面の増設も容易な発光モジュール及びディスプレイ装置を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明は、発光面2aを有し、電源に接続される発光素子3を収納した本体2と、この本体2に設けられ発光素子3を発光制御する直列データが入力される直列入力並列出力ビット処理回路15と、直列入力並列出力ビット処理回路15からのデータをラッチするラッチ回路16と、ラッチ回路16からのデータをパルス幅変調手段17を介してそのパルス幅変調に応じて諧調発光させるように発光素子3を駆動する発光素子駆動回路18とを備え、前記各回路をクロック信号に同期して動作させるとともに、前記直列入力並列出力ビット処理回路15、ラッチ回路16及び発光素子駆動回路18の各回路に対応する入出力端子並びにクロック信号に対応する入出力端子を設けた発光モジュールである。
【選択図】図4
【解決手段】本発明は、発光面2aを有し、電源に接続される発光素子3を収納した本体2と、この本体2に設けられ発光素子3を発光制御する直列データが入力される直列入力並列出力ビット処理回路15と、直列入力並列出力ビット処理回路15からのデータをラッチするラッチ回路16と、ラッチ回路16からのデータをパルス幅変調手段17を介してそのパルス幅変調に応じて諧調発光させるように発光素子3を駆動する発光素子駆動回路18とを備え、前記各回路をクロック信号に同期して動作させるとともに、前記直列入力並列出力ビット処理回路15、ラッチ回路16及び発光素子駆動回路18の各回路に対応する入出力端子並びにクロック信号に対応する入出力端子を設けた発光モジュールである。
【選択図】図4
Description
本発明は、LED等の発光素子を用いた発光モジュール及びディスプレイ装置に関する。
従来、LEDや有機EL等の発光表示素子を用いて、マトリクス方式で画像を表示するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−86433号公報
しかしながら、マトリクス方式では、X、Y方向に配線を必要とし、その配線が複雑化し、特に、大型のディスプレイ装置に適用する場合には、配線が膨大なものとなり、一層複雑化を助長し、また、配線作業も煩雑となる問題を生じていた。
そこで、本発明は、いわゆる直列データ伝送方式を採用することにより、配線の複雑化を緩和でき、また、表示面の増設も容易な発光モジュール及びディスプレイ装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発光モジュールは、発光面を有し、電源に接続される発光素子を収納した本体と、この本体に設けられ発光素子を発光制御する直列データが入力される直列入力並列出力ビット処理回路と、直列入力並列出力ビット処理回路からのデータをラッチするラッチ回路と、ラッチ回路からのデータをパルス幅変調手段を介してそのパルス幅変調に応じて諧調発光させるように発光素子を駆動する発光素子駆動回路とを備え、前記各回路をクロック信号に同期して動作させるとともに、前記直列入力並列出力ビット処理回路、ラッチ回路及び発光素子駆動回路の各回路に対応する入出力端子並びにクロック信号に対応する入出力端子を設けたことを特徴とする。
請求項2に記載の発光モジュールは、請求項1に記載の発光モジュールにおいて、本体には、電源の電圧降下を回復する電圧安定化手段を設けたことを特徴とする。
請求項3に記載の発光モジュールは、請求項1又は請求項2に記載の発光モジュールにおいて、本体には、クロック信号の減衰を回復するクロック信号回復手段を設けたことを特徴とする。
請求項4に記載のディスプレイ装置は、請求項1乃至請求項3のいずれか一に記載の発光モジュールにおいて、発光モジュールの入出力端子を信号線を介して複数直列に接続し、当該発光モジュールを群として配設したことを特徴とする。
請求項5に記載のディスプレイ装置は、請求項4に記載のディスプレイ装置において、前記各発光モジュールは、相互に所定間隔を空けて背面側が視認できるように配設したことを特徴とする。
請求項6に記載のディスプレイ装置は、信号線は、接続ケーブルに並列に配設され、接続ケーブルは、扁平状に構成されていることを特徴とする。
請求項7に記載のディスプレイ装置は、接続ケーブルは、本体の発光面に対して、直交する方向に配置されることを特徴とする。
本発明は、いわゆる直列データ伝送方式を採用することにより、配線の複雑化を緩和でき、また、表示面の増設も容易な発光モジュール及びディスプレイ装置を提供することができる。
請求項2の発明によれば、発光モジュールを多数の長いラインで接続した場合にも電圧低下を回復することができ、所定の輝度を維持することができる。
請求項3の発明によれば、クロック信号の減衰をカバーできるので、安定した動作で所望の表示内容を維持することができる。
請求項4の発明によれば、請求項1乃至請求項3に記載の発明の効果を奏するディスプレイ装置を得ることができる。
請求項5の発明によれば、ディスプレイ装置の背面が視認可能であり、視覚的効果の向上をはかることができる。
請求項6又は請求項7の発明によれば、接続ケーブルの製作が容易で、取扱い易く、また、背面の視認が向上できるディスプレイ装置を提供することができる。
以下、本発明の発光モジュール及びディスプレイ装置の実施形態について図を参照して詳細に説明する。まず、本発明の第1の実施形態を図1乃至図10を参照して説明する。図1は、発光モジュールの外観を示す斜視図、図2は、発光モジュールの側面図、図3は、発光モジュールの接続関係を示す模式図、図4は、発光モジュールの機能ブロック図、図5は、電圧安定化手段を示す基本的回路構成図、図6乃至図9は、クロック信号回復手段を示す回路構成図及び波形図、図10は、ディスプレイ装置を示す模式図である。
図1及び図2において、発光モジュール1は、本体ケース2と、この本体ケース2内に収納された発光素子としてのLED3とから構成されている。本体ケース2は、透明又は半透明等の透光性合成樹脂からなり、箱状をなすとともに、発光面2aを円弧状の曲面レンズ2bとして密閉して構成されている。そして、本体ケース2内にはプリント基板が収納されており、このプリント基板には、4個のLED3と、これらLED3を駆動制御するICが実装されている。LED3は、赤色(R)3a、緑色(G)3b及び青色(B)3cのLEDであり、赤色(R)3aについては、その赤色の補完のために2個設けられている。
次に、実際に発光モジュール1を使用する場合には、複数個の発光モジュール1を接続ケーブル4を介して連結して使用する。接続ケーブル4は、可撓性を有する合成樹脂製であり、本体ケース2の両側から導出され、扁平状、かつ帯状に形成されている。また、接続ケーブル4内には、並列にならべて電源線や信号線5・・・が配設されている。
図3において、発光モジュール1の電気的接続関係を説明する。図中、上段は、発光モジュール1を複数(図示上3個)接続し、各発光モジュール1をセル1、セル2、セル3・・・として群を構成した状態を一部取出して示している。各セル間は、接続ケーブル4によって接続されており、接続ケーブル4には、電源線5a、信号線5b・・・が配設されている。図中、下段は、上段の図に対応して、接続配線状態を示している。各セルは、同様な構成であり、代表してセル2を取りあげて説明する。セルは、赤色(R)、緑色(G)、青色(B)のLED3a、3b、3cと、こられLED3a、3b、3cを駆動制御するIC10とから構成されている。LED3a、3b、3cは、カソード側がIC10の端子に接続され、アノード側が電源線5aの正極側VDD(VCC)に接続されている。一方、IC10には、電源線5aの負極側GNDが接続されており、また、後述するクロック信号CK、LED駆動信号LE、ラッチ信号L、発光制御直列データ信号Dの各入力端子11と出力端子12がプリント基板を介して設けられている。そして、各入力端子11、出力端子12には、信号線が接続されており、隣接するセルの各入力端子11、出力端子12と直列に接続されている。
次に、図4のブロック図を参照してIC10の構成について説明する。IC10は、プリント基板に実装されており、プリント基板には、発光制御直列データ信号入力端子DIN、クロック信号入力端子CKIN、ラッチ信号入力端子LIN、LED駆動信号入力端子LEIN及び電源入力端子VDDが設けられている。また、これに対応して発光制御直列データ信号出力端子DOUT、クロック信号出力端子CKOUT、ラッチ信号出力端子LOUT、LED駆動信号出力端子LEOUT及び電源出力端子VCCが設けられている。LED3a、3b、3cを駆動制御するIC10は、直列入力並列出力ビット処理回路15、ラッチ回路16、パルス幅変調手段17、発光素子駆動回路としてのLED駆動回路18とから構成されている。
発光制御直列データ信号入力端子DINは、シュミット回路19−1に接続され、このシュミット回路19−1は、直列入力並列出力ビット処理回路15に接続されている。そして、直列入力並列出力ビット処理回路15は、トリガー回路20に接続され、バッファ回路21−1を介して発光制御直列データ信号出力端子DOUTに接続されている。クロック信号入力端子CKINは、同様にシュミット回路19−2に接続され、このシュミット回路19−2は、直列入力並列出力ビット処理回路15に接続されている。さらに、シュミット回路19−2は、トリガー回路20に接続されるとともに、後述するクロック信号回復手段22に接続されている。また、クロック信号回復手段22はバッファ回路21−2を介してクロック信号出力端子CKOUTに接続されている。
次に、ラッチ信号入力端子LINは、シュミット回路19−3を経てラッチ回路16に接続されるとともに、バッファ回路21−3を介してラッチ信号出力端子LOUTに接続され、さらに、PWMカウンタ23に接続されている。電源入力端子VDDは、後述する電圧安定化手段24に接続され、この出力側は電源出力端子VCCに接続されている。なお、電源入力端子VDDには、雑音を抑える目的でデカップリング・コンデンサが接続されている。LED駆動信号入力端子LEINは、シュミット回路19−4に接続され、LED駆動回路18に接続されるとともに、バッファ回路21−4経てLED駆動信号出力端子LEOUTに接続されている。
また、パルス幅変調手段17は、PWMカウンタ23とコンパレータ25とから構成されており、PWMカウンタ23には、RC発振器26、リセット回路27が接続されている。そして、以上の直列入力並列出力ビット処理回路15、ラッチ回路16、パルス幅変調手段17、LED駆動回路18間には、ビット単位の発光制御データ等が伝送されるようになっている。
続いて、動作の概要を説明する。発光制御直列データ信号入力端子DIN、クロック信号入力端子CKIN、ラッチ信号入力端子LIN、LED駆動信号入力端子LEINには、パーソナルコンピュータ等のシステムコントローラから画像データ等の信号が伝送される。一方、電源入力端子VDDには所定の電圧が供給される。まず、発光制御直列データ信号入力端子DINにデータ信号が入力される。データ信号は、8ビット×3(赤色(R)、緑色(G)、青色(B))の24ビットを1セットとする直列のLED発光制御データである。データ信号は、シュミット回路19−1で波形整形され、直列入力並列出力ビット処理回路15に入力される。直列入力並列出力ビット処理回路15では、24ビットの直列信号をラッチ回路16へ並列に出力するともに、その24ビットの直列信号を次段のセルに確実に伝送するため、トリガー回路20、バッファ回路21−1を通じて発光制御直列データ信号出力端子DOUTへ出力する。なお、これらのデータ信号の伝送、また、以降に述べるデータ信号の伝送は、クロック信号入力端子CKINから入力されるクロック信号に基づき同期して行われる。
ラッチ信号入力端子LINから入力されるラッチ信号によりラッチ回路16に取り込まれた24ビットのデータ信号は、8ビットコンパレータ25に送られる。8ビットコンパレータ25では、PWMカウンタ23のカウント結果に基づいて、LED駆動回路18へ信号を伝送する。この信号は、8ビットごとのLED3a、3b、3cに対応する駆動信号であり、LEDの点灯、消灯を含めた256階調の制御が可能であり、LED3a、3b、3cで16,777,216色の発光色の出現が達成できる。この信号を受けたLED駆動回路18では、8ビットのPWM信号に応じたLED駆動信号を各LED3a、3b、3cに出力する。以上のようにLED3a、3b、3cは、発光制御直列データ信号により発光が制御される。
なお、発光制御直列データ信号出力端子DOUT、クロック信号出力端子CKOUT、ラッチ信号出力端子LOUT、LED駆動信号出力端子LEOUT及び電源出力端子VCCは、次段、つまり、隣接する発光モジュール1の発光制御直列データ信号入力端子DIN、クロック信号入力端子CKIN、ラッチ信号入力端子LIN、LED駆動信号入力端子LEIN及び電源入力端子VDDに接続される。
次に、図5及び図6を参照して電圧安定化手段24の構成及び動作を説明する。まず、基本的回路構成及び動作を図5を参照して説明する。電源入力端子VDDとGND間に基準電圧源24−1が接続されている。この基準電圧源24−1は、一定電圧を出力するものである。そして、基準電圧源24−1と並列に誤差増幅器Amp及び抵抗R1、R2の直列回路からなる検出回路24−2が接続されている。また、誤差増幅器Ampと検出回路との間の電源ライン上には、制御回路24−3が接続されている。さらに、誤差増幅器Ampのプラス側入力端子は、基準電圧源24−1に接続され、一方、マイナス側入力端子は、抵抗R1、R2の中間点に接続され、出力端子は、制御回路24−3に接続されている。
以上のように構成された電圧安定化手段24において、出力電圧を検出回路24−2で、すなわち、抵抗R1、R2で分圧した電圧を検出し、これと基準電圧とを誤差増幅器Ampで比較し、その誤差を増幅して誤差増幅器Ampから制御回路24−2へ出力する。制御回路24−2では、誤差が0となるように動作することにより、常に一定の出力電圧が電源出力端子VCCに出力されることとなる。
次に、上記の具体的回路構成例及び動作を図6を参照して説明する。電圧安定化手段24は、スタートアップ回路、バンドギャップリファレンス回路及び出力電圧回路とから構成されている。まず、バンドギャップリファレンス回路は、(1)ダイオード接続されたPNPトランジスタQ1と、このトランジスタQ1のエミッタ側に直列に接続されたNMOS電界効果トランジスタFET1及び抵抗R0の直列回路、(2)ダイオード接続されたPNPトランジスタQ2と、このトランジスタQ2のエミッタ側に直列に接続されたNMOS電界効果トランジスタFET2の直列回路、(3)ダイオード接続されたPNPトランジスタQ3と、このトランジスタQ3のエミッタ側に直列に接続されたNMOS電界効果トランジスタFET3及び抵抗Rの直列回路、(4)誤差増幅器errAmp、とから構成されている。
そして、誤差増幅器errAmpのプラス側入力端子は、NMOS電界効果トランジスタFET1と抵抗R0の中間点に接続され、マイナス側入力端子は、NMOS電界効果トランジスタFET2とPNPトランジスタQ2との中間点に接続され、出力端子は、NMOS電界効果トランジスタFET1、FET2、FET3のゲートにコモン接続されている。なお、PNPトランジスタQ1のベース−エミッタ電圧とPNPトランジスタQ2のベース−エミッタ電圧は、反対の温度係数を有しており、供給電圧VDDはミラー電流のI1とI2に変換されて分岐出力される。
また、スタートアップ回路は、PMOS電界効果トランジスタ、NMOS電界効果トランジスタが図示するように接続されており、出力電圧回路は、NMOS電界効果トランジスタと、これに接続された抵抗R1、R2の直列回路と、オペアンプAmpとからなり、オペアンプAmpの出力端子がNMOS電界効果トランジスタのゲートに接続されている。
続いて、動作を説明する。NMOS電界効果トランジスタFET1とFET2は、定電流源の役目をなしており、各トランジスタQ1、Q2には、等しい電流I1、I2が流れる。もし周囲温度が上昇した場合には、抵抗R0が大きくなるので、I1の電流が減少する。すると、誤差増幅器errAmpの入力I1とI2に差が生じ、誤差増幅器errAmp出力電圧が高くなり、トランジスタQ3のエミッタ側に接続されたNMOS電界効果トランジスタFET3のゲート電圧が高くなる。その結果、このNMOS電界効果トランジスタFET3が導通して大きな電流が流れ、抵抗R0が大きくなることにより減少した分を補い、トランジスタQ3の電流I3は常に一定の電流が流れる。したがって、NMOS電界効果トランジスタFET3のドレイン側の電圧、すなわち、基準電圧は常に一定となる。なお、この場合、基準電圧は1.25vである。この基準電圧は、オペアンプAmpの入力となり、出力電圧VCC、すなわち、発光モジュール1に供給される電圧が常に一定電圧となるように作用する。出力電圧VCCは、VCC=(1+R1/R2)×1.25Vで計算される。
すなわち、基準電圧は、以上のように一定となる(=1.25V)ので、VCCは常に一定となる。また、初期設定で出力電圧を大きくしたり小さくしたりするのは、抵抗R1、R2の抵抗比を変更することにより行うことができる。
よって、発光モジュールを多数の長いラインで接続した場合にも供給電圧の低下を回復することができ、発光モジュールの発光品質、例えば、カラー表示の所定の品質を維持することができる。加えて、温度変化等によっても出力電圧の変動が起き得るが、この場合も、出力電圧の一定化が可能となる。なお、電圧安定化手段24の具体的構成は、設計に応じ、種々の態様を採り得る。
次に、図7乃至図10を参照してクロック信号回復手段22の構成及び動作を説明する。図7は、本実施形態の課題を示す説明図である。発光モジュール1は、セル1、セル2・・・セルnのように群を構成することを予定しているが、この場合、図に示すように、クロック信号入力端子CKINから入力されたクロック信号CKは、セルの末端に行くほど減衰してくる。このため、動作が不安定になり、所望の表示内容が表示できない等の障害が発生する可能性がある。
図8は、上記課題を解決するためのクロック信号回復手段22の回路構成図であり、概要を説明する。まず、クロック信号入力端子CKINは、NAND回路、NOT回路から構成されるフリップフロップ回路22−1に接続されている。そして、フリップフロップ回路22−1の出力側は、NOR回路を介してNMOS電界効果トランジスタQのゲート端子に接続されている。NMOS電界効果トランジスタQのソース端子は、GNDに接続され、一方、ドレイン端子は、クロック信号出力ライン22−2に接続されている。また、クロック信号出力ライン22−2は、一端がNOT回路を介してクロック信号出力端子CKOUTに接続され、他端が電源入力端子VDDとGND間に設けられたRC時定数回路22−3に接続されている。
以上のように構成されたクロック信号回復手段22において、図9及び図10に示す信号の波形図を参照して説明する。まず、例えば、図9(a)に示すように、減衰した幅の狭いクロック信号がクロック信号入力端子CKINから入力されると、フリップフロップ回路22−1を介して、このクロック信号の立ち上がりのタイミングでNMOS電界効果トランジスタQがオンしてクロック信号出力ライン22−2にGND電位が発生する。このクロック信号出力ライン22−2の電位は、図9(b)に示すように、RC時定数回路22−3によって定まる信号波形となる。この結果、クロック信号出力端子CKOUT供給されるクロック信号は、図9(c)に示すような幅の広がった回復した信号となる。
また、上記とは逆に、仮に図10(a)に示すような幅の広いクロック信号がクロック信号入力端子CKINから入力されたとしても、これを補正して適正なクロック信号とする機能を有する。すなわち、上記と同様な動作をなし、クロック信号出力ライン22−2の電位は、図10(b)に示すように、RC時定数回路22−3によって定まる信号波形となる。この結果、クロック信号出力端子CKOUT供給されるクロック信号は、図10(c)に示すような補正された適正な信号となる。
以上のようなクロック信号回復手段によれば、クロック信号の減衰をカバーできるので所望の表示内容を維持し、安定した動作を確保することができる。また、クロック信号の減衰ばかりではなく、幅の広いクロック信号が入力されてきた場合にも、それを適正に補正することができ、要するに、適正ではないクロック信号が入力されてきた場合には、補正して適正なクロック信号にすることができ、安定した信頼性の高い動作を確保することができる。
次に、図11を参照して上記発光モジュール1を用いた大型のディスプレイ装置について説明する。なお、上述と同一又は相当部分には同一符号を付しその重複した説明は省略する。ディスプレイ装置30は、発光モジュール1・・・をセルとして多数直列に接続し、面状に構成されている。すなわち、前記図1乃至図3に示す構成を一部として多数接続され大型の表示面を構成しているものである。システムコントローラ31には、16ポートのマルチプレクサ32・・・が5個接続されている。そして、各マルチプレクサ32・・・のポートには、発光モジュール1が直列に接続されている。具体的には、1つのポートに49個の発光モジュール1が直列に接続されており、したがって、49個(1列の発光モジュールの数)×16ポート(マルチプレクサのポート数)×5個(マルチプレクサの数)=3,920個の発光モジュール1が画素として配設されている。図示上では、一例として樹木を表示しているが、動画を表示することも勿論可能である。また、図示紙面上、上部に発光モジュール1・・・の群の一部を矢印Aで取出し、拡大して示している。
このように構成されたディスプレイ装置30において、システムコントローラ31から直列の画像データ等を伝送することにより、その画像データ等に基づいて、発光モジュール1が点灯制御され、所望の表示をすることができる。
以上のように本実施形態によれば、上記発光モジュールでディスプレイ装置を構成する場合、いわゆる直列データ伝送方式で直列に発光モジュールを接続できるので、配線の複雑化を緩和でき、また、表示面の大きさも発光モジュールの直列接続個数を増減することにより可能であり、所望の大きさの表示面とすることが容易となる。
また、発光モジュールを直列に多数配設して長いラインの配線となった場合にも、電圧安定化手段により末端方向に至る発光モジュールの電圧降下を回復でき、LEDの所定の輝度を維持することが可能となる。さらに、クロック信号回復手段によりクロック信号の減衰をカバーできるので、安定した動作を確保でき、所望の表示内容を維持することができる。そのうえ、発光モジュールを接続する接続ケーブルは、可撓性を有する合成樹脂製であり、扁平状、かつ帯状に形成されていることから、ディスプレイ装置の表示面を曲面状に形成したり、3次元的に構成することが可能であり、適用範囲の広い発光モジュール群を提供することができる。
次に、本発明の第2の実施形態について図12を参照して説明する。本実施形態は、大型のディスプレイ装置の施設例を示すものである。図12は、その一部の斜視図である。なお、第1の実施形態と同一又は相当部分には同一符号を付しその説明は省略する。表示面を構成する領域に格子状の発光モジュール1の取付体として金網40が設けられており、この金網40に発光モジュール1・・・の群が接続ケーブル4に接続されて取付けられている。ここで、各発光モジュール1・・・は、縦方向、横方向に所定のピッチで間隔が空けられて取付けられている。
本実施形態によれば、第1の実施形態による効果に加え、表示面に画像や文字を表示できるとともに、発光モジュール間の間隔により背面の視認が可能であり、いわゆるシースルーが可能であり、例えば、背面に看板等を設置し場合は、その表示をも看者は、見ることが可能であり、効果的な広告、宣伝等が期待できる。
次に、本発明の第3の実施形態について図13を参照して説明する。本実施形態は、同様にディスプレイ装置の施設例を示すものであり、図13は、その斜視図である。なお、第1の実施形態と同一又は相当部分には同一符号を付しその説明は省略する。表示面を構成するショーウインドーのガラス50に、接続ケーブル4に接続された発光モジュール1・・・の群が接着等により取付けられている。そして、各発光モジュール1・・・は、縦方向、横方向に所定のピッチで間隔を空けて取付けられている。
本実施形態によれば、第1の実施形態による効果に加え、発光モジュール1の群によって表示面に画像や文字を表示できるとともに、発光モジュール間の間隔によりガラス越しに背面の視認が可能であり、例えば、ガラス窓としての機能を損なうことなく、効果的な表示が可能となる。
次に、本発明の第4の実施形態について図14及び図15を参照して説明する。本実施形態は、接続ケーブルの他の実施態様を示す斜視図である。第1の実施形態と同一又は相当部分には同一符号を付しその説明は省略する。
(実施例1)図14において、発光モジュール1の発光面2aに対して、直交する方向に扁平状の接続ケーブル4−2を形成したものである。電源線や信号線5・・・は、本体ケース2と接続ケーブル4−2との連結部4aで一旦集束され、それから並列にならべられて接続ケーブル4−2に配設されている。したがって、接続ケーブル4−2は、扁平状をなしている。
(実施例2)図15において、実施例1と同様に発光モジュール1の発光面2aに対して、扁平状の接続ケーブル4−3を直交する方向に形成したものである。本実施例では、接続ケーブル4−3を捻って、その向きを変えたものである。
なお、実施例1及び実施例2において、接続ケーブルを発光面に対して、直交する方向に形成とは、背面の視認を妨げる度合いを減少する主旨からして、厳密に90度交差することを意味するものではない。
以上のように実施例1及び実施例2によれば、すなわち、このような発光モジュールを第2の実施形態、第3の実施形態に適用すれば、背面の視認に際し、接続ケーブルが視認を妨げる度合いを減少でき、一層視覚的効果を向上することができる。
1 発光モジュール
2 本体ケース
2a 発光面
3 発光素子(LED)
15 直列入力並列出力ビット処理回路
16 ラッチ回路
17 パルス幅変調手段
18 発光素子駆動回路(LED駆動回路)
DIN 発光制御直列データ信号入力端子
CKIN クロック信号入力端子
LIN ラッチ信号入力端子
LEIN 発光素子駆動信号入力端子
VDD 電源入力端子
DOUT 発光制御直列データ信号出力端子
CKOUT クロック信号出力端子
LOUT ラッチ信号出力端子
LEOUT 発光素子駆動信号出力端子
VCC 電源出力端子
2 本体ケース
2a 発光面
3 発光素子(LED)
15 直列入力並列出力ビット処理回路
16 ラッチ回路
17 パルス幅変調手段
18 発光素子駆動回路(LED駆動回路)
DIN 発光制御直列データ信号入力端子
CKIN クロック信号入力端子
LIN ラッチ信号入力端子
LEIN 発光素子駆動信号入力端子
VDD 電源入力端子
DOUT 発光制御直列データ信号出力端子
CKOUT クロック信号出力端子
LOUT ラッチ信号出力端子
LEOUT 発光素子駆動信号出力端子
VCC 電源出力端子
Claims (7)
- 発光面を有し、電源に接続される発光素子を収納した本体と、この本体に設けられ発光素子を発光制御する直列データが入力される直列入力並列出力ビット処理回路と、直列入力並列出力ビット処理回路からのデータをラッチするラッチ回路と、ラッチ回路からのデータをパルス幅変調手段を介してそのパルス幅変調に応じて諧調発光させるように発光素子を駆動する発光素子駆動回路とを備え、前記各回路をクロック信号に同期して動作させるとともに、前記直列入力並列出力ビット処理回路、ラッチ回路及び発光素子駆動回路の各回路に対応する入出力端子並びにクロック信号に対応する入出力端子を設けたことを特徴とする発光モジュール。
- 本体には、電源の電圧降下を回復する電圧安定化手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載の発光モジュール。
- 本体には、クロック信号の減衰を回復するクロック信号回復手段を設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の発光モジュール。
- 請求項1乃至請求項3のいずれか一に記載の発光モジュールにおいて、発光モジュールの入出力端子を信号線を介して複数直列に接続し、当該発光モジュールを群として配設したことを特徴とするディスプレイ装置。
- 請求項4に記載のディスプレイ装置において、前記各発光モジュールは、相互に所定間隔を空けて背面側が視認できるように配設したことを特徴とするディスプレイ装置。
- 信号線は、接続ケーブルに並列に配設され、接続ケーブルは、扁平状に構成されていることを特徴とする請求項4に記載のディスプレイ装置。
- 接続ケーブルは、本体の発光面に対して、直交する方向に配置されることを特徴とする請求項6に記載のディスプレイ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007295080A JP2009123456A (ja) | 2007-11-14 | 2007-11-14 | 発光モジュール及びディスプレイ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007295080A JP2009123456A (ja) | 2007-11-14 | 2007-11-14 | 発光モジュール及びディスプレイ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009123456A true JP2009123456A (ja) | 2009-06-04 |
Family
ID=40815406
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007295080A Withdrawn JP2009123456A (ja) | 2007-11-14 | 2007-11-14 | 発光モジュール及びディスプレイ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009123456A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013506245A (ja) * | 2009-09-24 | 2013-02-21 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | 壁又は天井被覆材料 |
JP2013236724A (ja) * | 2012-05-14 | 2013-11-28 | Daiichi Shokai Co Ltd | 遊技機 |
US9168738B2 (en) | 2013-03-22 | 2015-10-27 | Seiko Epson Corporation | Liquid discharge apparatus and method of discharging liquid |
KR101619984B1 (ko) * | 2014-04-17 | 2016-05-11 | 주식회사 해원 | 엘이디 조명 제어장치 |
JP2016147138A (ja) * | 2016-05-24 | 2016-08-18 | 株式会社大一商会 | 遊技機 |
CN110400539A (zh) * | 2018-04-19 | 2019-11-01 | 群创光电股份有限公司 | 像素电路以及驱动电路 |
-
2007
- 2007-11-14 JP JP2007295080A patent/JP2009123456A/ja not_active Withdrawn
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013506245A (ja) * | 2009-09-24 | 2013-02-21 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | 壁又は天井被覆材料 |
US9453340B2 (en) | 2009-09-24 | 2016-09-27 | Koninklijke Philips N.V. | Wall or ceiling covering with lighting system layer |
US10060137B2 (en) | 2009-09-24 | 2018-08-28 | Philips Lighting Holding B.V. | Wall or ceiling covering with lighting system layer |
JP2013236724A (ja) * | 2012-05-14 | 2013-11-28 | Daiichi Shokai Co Ltd | 遊技機 |
US9168738B2 (en) | 2013-03-22 | 2015-10-27 | Seiko Epson Corporation | Liquid discharge apparatus and method of discharging liquid |
US9539806B2 (en) | 2013-03-22 | 2017-01-10 | Seiko Epson Corporation | Liquid discharge apparatus and method of discharging liquid |
KR101619984B1 (ko) * | 2014-04-17 | 2016-05-11 | 주식회사 해원 | 엘이디 조명 제어장치 |
JP2016147138A (ja) * | 2016-05-24 | 2016-08-18 | 株式会社大一商会 | 遊技機 |
CN110400539A (zh) * | 2018-04-19 | 2019-11-01 | 群创光电股份有限公司 | 像素电路以及驱动电路 |
CN110400539B (zh) * | 2018-04-19 | 2021-06-25 | 群创光电股份有限公司 | 像素电路以及驱动电路 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN108806603B (zh) | 一种有机发光显示面板及其驱动方法、有机发光显示装置 | |
JP2009123456A (ja) | 発光モジュール及びディスプレイ装置 | |
JP4489736B2 (ja) | 有機電界発光表示装置 | |
TWI428886B (zh) | 像素電路及顯示裝置 | |
JP2022528002A (ja) | 発光ダイオードおよび発光ダイオードディスプレイのアクティブ制御 | |
KR101857809B1 (ko) | RGB-to-RGBW 변환방법과 이를 이용한 표시장치 | |
US10431161B2 (en) | Display device and electronic apparatus having analysis circuit analyzing gradation data | |
CN105788520B (zh) | 有机发光显示装置 | |
KR102137636B1 (ko) | 접점 수가 감소한 픽셀 및 디지털 구동 방법 | |
US10546541B2 (en) | Display device and electronic apparatus | |
JP2010039398A (ja) | 表示パネルモジュール、半導体集積回路、画素アレイ部の駆動方法及び電子機器 | |
TWI244630B (en) | Display device | |
JP2006330034A (ja) | 表示方法および表示装置 | |
US10964260B2 (en) | Electro-optical device, driving method for electro-optical device, and electronic apparatus | |
CN112689366B (zh) | Led驱动系统及电子设备 | |
JP4595821B2 (ja) | 移動体の表示モジュール | |
US10803811B2 (en) | Display apparatus, driver for driving display panel and source driving signal generation method | |
JP2013025300A (ja) | 電気光学装置、電気光学装置の電源供給方法および電子機器 | |
KR101873723B1 (ko) | 유기전계발광표시장치 | |
US11132950B2 (en) | Electro-optical device and electronic apparatus | |
JP2020064159A (ja) | 表示装置 | |
US10804333B2 (en) | Display, circuit arrangement for a display and method of operating a display | |
JP2006337714A (ja) | 表示方法および表示装置 | |
JP5929087B2 (ja) | 電気光学装置および電子機器 | |
JP6930571B2 (ja) | 表示装置および電子機器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20110201 |