JP2009122826A - 半導体記憶装置、半導体記憶装置の制御方法および制御プログラム - Google Patents

半導体記憶装置、半導体記憶装置の制御方法および制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ハードディスクドライブなどの大容量記憶装置の代替使用に際し、フラッシュメモリの課題を解決しつつ、記憶装置の意味づけを装置寿命かアクセス速度かの最適な状態に設定する。
【解決手段】各種データを記憶する第1半導体メモリ領域31および当該第1半導体メモリ領域31内の不良ブロックを代替する第1不良ブロック代替領域32を有するフラッシュメモリ27と、FeRAMで構成され、フラッシュメモリ27のデータの一部をキャッシュとして保持する第2半導体メモリ領域33を有するキャッシュメモリ28と、第2半導体メモリ領域33の一部を、第1半導体メモリ領域31内の不良ブロックを代替する第2不良ブロック代替領域34として管理する。
【選択図】図2

Description

本発明は、半導体記憶装置、半導体記憶装置の制御方法および制御プログラムに係り、特にハードディスク装置などの大容量記憶装置を代替するためのフラッシュメモリを用いた半導体記憶装置、半導体記憶装置の制御方法および制御プログラムに関するものである。
近年、NAND型フラッシュメモリを代表とする不揮発性メモリを記憶媒体とした半導体記憶装置(例えば、シリコンディスク)は、ハードディスク装置の代替として注目されている。その理由としては、ハードディスク装置と比較して、回転機構等の故障要素がないこと、振動等に対する耐衝撃性があることなどが挙げられる。
しかしながら、この種の半導体記憶装置は、データの書換え回数に制限があり、通常数万回から数十万回程度で装置寿命となってしまうといった欠点がある。しかも、特定の領域(記憶素子)に書換えが集中すると、さらに寿命が短くなってしまう。このような問題を解消するため、不良ブロックを予め半導体記憶装置内に持たせた予備ブロックに代替することにより装置寿命を延ばす半導体記憶装置が提案されている。
この半導体記憶装置は、データを記憶するデータメモリ領域と、当該データメモリ領域内のエラー領域を代替する代替メモリ領域と、データメモリのエラー情報を記憶するエラーメモリ領域と、これらの読み出しおよび書き込みを行うメモリコントローラと、を備えている。
そして、メモリコントローラが、エラーメモリ領域のエラー情報を読み取り、データメモリ領域が正常なときはデータメモリ領域、異常なときは代替メモリ領域へ読み書きを行う。書き込み時においてエラーが発生した場合は、代替メモリ領域の空き領域を捜し、空き領域にデータを書き込むとともに、エラーのあったメモリ領域のエラー情報を更新することにより半導体記憶装置の延命を図る(特許文献1参照)。
特開平05−204561号公報
ところで、半導体記憶装置においては、その利用方法において、アクセス速度よりも装置寿命を重要視する場合や、装置寿命よりもアクセス速度を重要視する場合などがあり、その重要視の度合いは半導体記憶装置のユーザにより、あるいは、利用態様毎に異なるものであり、一概にどのようなものが良いかは定めることができない。
一方、フラッシュメモリはある一定容量のデータのまとまりをページとして扱っているため、シーケンシャルアクセスを行う場合には、比較的処理が早いが、ランダムアクセスを行う場合には、SRAMやDRAMなどと比較して比較にならないほど時間がかかる。
さらに書換寿命に関しては、ハードディスクドライブの代替使用を考えた場合には、大きな課題となってしまう。
そこで、本発明の目的は、ハードディスクドライブなどの大容量記憶装置の代替使用に際し、フラッシュメモリの課題を解決しつつ、記憶装置の意味づけを装置寿命かアクセス速度かの最適な状態に設定することができる半導体記憶装置、半導体記憶装置の制御方法および制御プログラムを提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の第1の態様は、各種データを記憶する第1半導体メモリ領域および当該第1半導体メモリ領域内の不良ブロックを代替する第1不良ブロック代替領域を有する第1記憶部と、前記第1記憶部のデータの一部をキャッシュとして保持する第2半導体メモリ領域を有する第2記憶部と、前記第2半導体メモリ領域の一部を、前記第1半導体メモリ領域内の不良ブロックを代替する第2不良ブロック代替領域として管理するメモリ管理部と、を備えていることを特徴としている。
上記構成によれば、メモリ管理部は、キャッシュとして機能している第2半導体メモリ領域の一部を第1半導体メモリ領域内の不良ブロックを代替する第2不良ブロック代替領域として管理するので、第2半導体メモリ領域の一部の容量を適宜設定することにより記憶装置の意味づけを装置寿命かアクセス速度かの最適な状態に設定することができる。
本発明の第2の態様は、第1の態様において、前記メモリ管理部は、前記第1不良ブロック代替領域の未使用領域の容量が所定容量以下となった場合に、前記第2半導体メモリ領域の一部を前記第2不良ブロック代替領域とするので、装置寿命が許す限り、アクセス速度を維持することができる。
また、本発明の第3の態様は、第2の態様において、前記メモリ管理部は、前記第2半導体メモリ領域の一部を前記第2不良ブロック代替領域とするに先だって、当該第2半導体メモリ領域に記憶しているデータを前記第1半導体メモリ領域あるいは第1不良ブロック代替領域に書き戻しを行うので、第2不良ブロック代替領域を利用するに際して、第2半導体メモリ領域に記憶されたデータのうち、第1半導体メモリ領域に記憶されたデータとの整合性が崩れることがない。
また、本発明の第4の態様は、第2の態様または第3の態様において、前記メモリ管理部は、所定のタイミングで、前記第1不良ブロック代替領域の消費ブロック数を検出する消費ブロック数検出部を備え、確実に第2不良ブロック代替領域の利用が行えるので、信頼性を向上することができる。
また、本発明の第5の態様は、第1ないし第4の態様のいずれかの態様において、前記第1記憶部は、フラッシュメモリとして構成され、前記第2記憶部は、強誘電体メモリとして構成されているので、アクセス速度の向上を図れるとともに、電源遮断時でもキャッシングされたデータが保持される。
また、本発明の第6の態様は、各種データを記憶する第1半導体メモリ領域および当該第1半導体メモリ領域内の不良ブロックを代替する第1不良ブロック代替領域を有する第1記憶部と、前記第1記憶部のデータの一部をキャッシュとして保持する第2半導体メモリ領域を有する第2記憶部と、を備えた半導体記憶装置の制御方法であって、前記第1不良ブロック代替領域の未使用領域の容量が所定容量以下となったか否かを判別する容量判別過程と、前記容量判別過程において、前記第1不良ブロック代替領域の未使用領域の容量が所定容量以下となったと判別された場合に、前記第2半導体メモリ領域の一部を、前記第1半導体メモリ領域内の不良ブロックを代替する第2不良ブロック代替領域として管理するメモリ管理過程と、を備えていることを特徴としている。
上記構成によれば、メモリ管理部は、キャッシュとして機能している第2半導体メモリ領域の一部を第1半導体メモリ領域内の不良ブロックを代替する第2不良ブロック代替領域として管理するので、第2半導体メモリ領域の一部の容量を適宜設定することにより記憶装置の意味づけを装置寿命かアクセス速度かの最適な状態に設定することができる。
また、本発明の第7の態様は、各種データを記憶する第1半導体メモリ領域および当該第1半導体メモリ領域内の不良ブロックを代替する第1不良ブロック代替領域を有する第1記憶部と、前記第1記憶部のデータの一部をキャッシュとして保持する第2半導体メモリ領域を有する第2記憶部と、を備えた半導体記憶装置をコンピュータにより制御するための制御プログラムであって、前記第1不良ブロック代替領域の未使用領域の容量が所定容量以下となったか否かを判別させ、前記第1不良ブロック代替領域の未使用領域の容量が所定容量以下となったと判別された場合に、前記第2半導体メモリ領域の一部を、前記第1半導体メモリ領域内の不良ブロックを代替する第2不良ブロック代替領域として管理させる、ことを特徴としている。
上記構成によれば、メモリ管理部は、キャッシュとして機能している第2半導体メモリ領域の一部を第1半導体メモリ領域内の不良ブロックを代替する第2不良ブロック代替領域として管理するので、第2半導体メモリ領域の一部の容量を適宜設定することにより記憶装置の意味づけを装置寿命かアクセス速度かの最適な状態に設定することができる。
本発明によれば、半導体記憶装置において、ハードディスクドライブなどの大容量記憶装置の代替使用に際し、ユーザあるいは使用環境に応じて、記憶装置の意味づけを装置寿命かアクセス速度かの最適な状態に設定することができる。
以下、本発明の好適な実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、半導体記憶装置を有する情報処理装置の概要構成ブロック図である。
情報処理装置10は、ハードディスク装置の代替として利用される半導体記憶装置11と、半導体記憶装置11が装着されるホスト装置12と、ホスト装置12の周辺機器である表示デバイス13および入力デバイス14と、により構成されている。
図2は、半導体記憶装置の概要構成ブロック図である。
半導体記憶装置11は、ホストインターフェース21、CPU(Central Processing Unit)22、RAM(Random Access Memory)24、ROM(Read Only Memory)25、設定情報管理メモリ26(不揮発性メモリ)、フラッシュメモリ27(Flash Memory)およびFeRAMで構成されたキャッシュメモリ(Cache Memory)28を備え、これらは内部バス29に接続されている。このキャッシュメモリ28を構成するFeRAMは、不揮発性メモリであるため、フラッシュメモリと同様の不揮発性メモリであり、電源が遮断されるような状況でもデータは保持されるため、フラッシュメモリ27のキャッシュとして最適である。
また、フラッシュメモリ27は、記憶媒体としてデータを記憶する第1半導体メモリ領域31および当該第1半導体メモリ領域31内の不良ブロックを代替する第1不良ブロック代替領域32を有している。
さらにキャッシュメモリ28は、記憶媒体としてキャッシュデータを記憶する第2半導体メモリ領域33を有している。この第2半導体メモリ領域33の一部は、フラッシュメモリ27の第1不良ブロック代替領域32の容量が所定容量未満となった場合に、フラッシュメモリ27の第1半導体メモリ領域31内の不良ブロックを代替する第2不良ブロック代替領域34として用いられる。
ホストインターフェース21は、ホスト装置12とのデータ転送を行うものであり、そのデータ転送速度を高速化するため、ホスト装置12からの読み出し/書き込みデータおよびコマンドをバッファリングするための図示しないバッファメモリを有している。なお、ホストインターフェース21は、用途にあわせて、IDE、SCSI、シリアルATA等のデータ転送規格を採用することができる。
CPU22は、メモリ管理部として機能しており、半導体記憶装置11が、ハードディスクの代替として用いられることから、ハードディスク用のコマンドを解析してフラッシュメモリ17に読み出し/書き込みデータを割り当てるなどの処理を行う。
RAM24は、CPU22の処理時におけるワークエリアとして用いられ、各種コマンドやフラグ等を記憶する。例えば、CPU22がRAM24上にアドレス変換テーブル35を読出し、各ブロックの識別フラグを書き換える際に用いられる。
ROM25は、半導体記憶装置11がハードディスクとして機能するためのファームウェアを記憶している。このファームウェアには、CPU22が上記の各処理を実現するための制御プログラムの他、通常処理(ホスト装置12とのリード/ライトや、ホスト装置12 からのコマンド送信に対するステータスの返信、電源投入時初期化、電源遮断時の退避処理など)を行うための制御プログラムが記憶されている。
設定情報管理メモリ26は、アドレス変換テーブル35を有している。アドレス変換テーブル35は、半導体記憶装置11内における実際の(物理的な)アクセス先となる物理ブロックアドレスと、ホスト装置12が半導体記憶装置11にアクセスするための論理ブロックアドレスと、各ブロックにおけるデータの書き換え回数をカウントしたカウント数と、各ブロックが第1半導体メモリ領域31、第1不良ブロック代替領域32あるいは第2不良ブロック代替領域34のいずれかに属すことを示すための識別データと、各ブロックが不良ブロックであるか否かを示す不良ブロック情報と、を関連付けて記憶している。
また、フラッシュメモリ27は、データの上書きができないため、データの書換えを行う場合、消去済みブロックに新規データを書き込み、書換え前のデータが書き込まれていたブロックを消去するといった処理を行う。
本実施形態においては、キャッシュメモリ28を用いてライトバック方式でデータの書き込みをフラッシュメモリ27に対して行っている。フラッシュメモリ27に対する書込要求がなされると、CPU22は、当該データをキャッシュメモリ28に書き込ませる。このとき、キャッシュメモリ28は、FeRAMで構成されているため、見かけ上、ホスト装置12からは、半導体記憶装置11にDRAM並の速度で書込処理を行うことができる。
この場合において、実際のフラッシュメモリ27にはデータの書き込みは行われない。従って、CPU22は、例えば、フラッシュメモリ27がアクセスされておらず、処理に余裕がある場合や、キャッシュメモリ28に更新していないままのデータが多くなり、新たな書込データに対応できなくなるおそれが有る場合に、実際のフラッシュメモリ27にデータの書き込みをライトバック方式で行うこととなる。なお、ライトバック方式に限らず、ライトスルー構成としたり、リードキャッシュとライトキャッシュとを分割して設けたり、それらを動的に変化させたりするように構成することも可能である。
次にフラッシュメモリ27に対する書込動作を説明する。
図3は、データ書込処理の処理フローチャートである。
CPU22は、プログラムあるいは外部からの要求によりデータの書換要求がなされると(ステップS11)、当該書換要求にしたがって、アドレス変換テーブル35の内容にしたがって対応するブロックのデータを書換えるべく処理を行う。
具体的には、CPU22は、当該ブロック(物理ブロックアドレス)の書換回数をカウントする(ステップS12)。
次にCPU22は、対応するブロックにおいて書換回数が所定回数以上であるか否かを判別する(ステップS13)。
ステップS13の判別において、当該ブロックにおける書換回数が所定回数未満である場合には(ステップS13;No)、当該ブロックに書換要求にしたがってデータを書き込む書込処理を行い(ステップS14)、処理をステップS16に移行する。
ステップS13の判別において、当該ブロックにおける書換回数が所定回数以上である場合には(ステップS13;Yes)、カウント数が少ないブロックを検索し、当該検索されたブロックへデータを書き込む平滑化処理を行い(ステップS15)、処理をステップS16に移行する。すなわち、第1半導体メモリ領域31の各ブロックへの書換え回数が平滑化するように、ブロックのデータを別ブロックに移動させ、該当するアドレス変換テーブル35を書き換える。
次にCPU22は、書込処理(ステップS14)あるいは平滑化処理(ステップS15)においてデータを書き込んだブロックにおいて書込エラーが発生したか否かを判別する(ステップS16)。
ステップS16の判別において、書込エラーが発生した場合には(ステップS16;Yes)、CPU22は、第1不良ブロック代替領域32に当該書き込みエラーが発生したブロックを代替するための容量が残っているか否かを判別する(ステップS17)。
具体的には、第1不良ブロック代替領域32の使用済みブロック数に基づいてブロックを代替するための容量が残っているか否かを判別している。
ステップS17の判別において、第1不良ブロック代替領域32に当該書き込みエラーが発生したブロックを代替するための容量が残っている場合には(ステップS17;Yes)、CPU22は、当該第1半導体メモリ領域31内の不良ブロックのアドレスを、第1不良ブロック代替領域32内の代替ブロックに割り当て、以降は第1不良ブロック代替領域32にアクセスさせるべく第1不良ブロック割当処理を行い(ステップS18)、処理を終了する。この場合においてCPU22は、消費ブロック数検出部として機能し、第1不良ブロック代替領域32の使用済みブロック数をカウントしておく。
一方、ステップS17の判別において、第1不良ブロック代替領域32に当該書き込みエラーが発生したブロックを代替するための容量が残っていない場合には(ステップS17;No)、キャッシュメモリ28の第2不良ブロック代替領域34の一部を第2不良ブロック代替領域34とし、第1半導体メモリ領域31内の不良ブロックのアドレスを第2不良ブロック代替領域34に割り当て、以降は第2不良ブロック代替領域34にアクセスさせるべく第2不良ブロック割当処理を行い(ステップS19)、処理を終了する。
この場合において、第2不良ブロック代替領域34として割当可能なキャッシュメモリ28の容量については、通常は、キャッシュメモリ28がキャッシュとしての機能を損なわない程度の容量となるように設定されており、第2不良ブロック代替領域34の容量が、この容量に至った後に、再度不良ブロックが発生した場合には、ホスト装置12により装置寿命と判定されることとなる。なお、極端にフラッシュメモリ27に対する書き込みが多い環境であるような場合には、キャッシュメモリ28における第2半導体メモリ領域33全体を第2不良ブロック代替領域34とすることも可能である。このような環境においては、フラッシュメモリへのアクセス速度の向上を図るよりもメモリの寿命を延ばす方が適切であると判断できるからである。
この第2不良ブロック代替領域34の容量は、ホスト装置12のコントローラ12Aによりユーザ等が設定することが可能となっている。以下、第2不良ブロック代替領域34の容量設定について具体的に説明する。
第2不良ブロック代替領域34の容量設定を行う場合、コントローラ12Aは、半導体記憶装置11が接続されたことを確認すると、半導体記憶装置11に設定情報を読み出すためのコマンドを発行し、半導体記憶装置11から設定情報を取得する。
取得した設定情報は、コントローラ12Aにより、表示デバイス13にGUI表示される。
そして、ユーザがGUI表示画面上で設定情報を編集することにより第2不良ブロック代替領域34の容量、ひいては、フラッシュメモリ27の参照速度と、半導体記憶装置11の装置寿命の優先度、すなわち、キャッシュメモリ28における第2半導体メモリ領域33の総ブロック数に対する第2不良ブロック代替領域34の総ブロック数の割合を変更する。
なお、当該ブロックの書き替え回数をカウントする平滑化処理の例を述べたが、書換回数によらず、書き込みエラーが生じた場合のみ代替処理するという簡易的な処理であってもよい。
図4は、第2不良ブロック代替領域の容量設定画面の説明図である。
変更作業は、図4に示すような第2不良ブロック代替領域34の容量設定画面50において行う。
容量設定画面50は、中央に記憶容量および装置寿命の優先度を変更するためのスライダバー51を表示し、スライダバー51の下方には、キャッシュメモリ28における第2半導体メモリ領域33の総ブロック数に対する第2不良ブロック代替領域34の総ブロック数の割合を表示するための表示ボックス52が設けられている。
スライダバー51には、等間隔に目盛りがふられており、左側の目盛りは「速度最大化(キャッシュ容量大)」、中央の目盛りは「標準設定」、右側の目盛りは「寿命最大化(キャッシュ容量小)」をそれぞれ示している。つまり、各目盛りを目安にして、入力デバイス14を用いてスライダバーを左右に操作し、キャッシュメモリ28における第2半導体メモリ領域33に対する第2不良ブロック代替領域34の割合を変更する構成となっている。
スライダバー51の操作により第2半導体メモリ領域33に対する第2不良ブロック代替領域34の割合が変更されると、スライダバー51の変更値からコントローラ12Aがファームウェアに従って、第2半導体メモリ領域33に対する第2不良ブロック代替領域34の割合を表示ボックス52に表示させ、ユーザは、表示ボックス52に表示された値を視認しながら、スライダバー51を微調整する。
また、表示ボックス52の下方には、適用ボタン53と、キャンセルボタン54と、が設けられている。適用ボタン53は、編集作業を確定し、半導体記憶装置11に第2半導体メモリ領域33に対する第2不良ブロック代替領域34の割合の変更内容を反映させるものであり、適用ボタン53を押すと設定値を半導体記憶装置11に送信する。そして、半導体記憶装置11において、取得した設定値に基づいて、CPU22がアドレス変換テーブル35の識別データを書き換えることにより変更内容を反映する。
なお、設定画面は、GUI画面に限らず、各領域の記憶容量を直接入力することで割合変更する構成としてもよい。
また、CPU22は、キャッシュメモリ28の一部を第2不良ブロック代替領域34とするに先だって、当該キャッシュメモリ28にキャッシュし、記憶しているデータを対応する第1半導体メモリ領域31あるいは第1不良ブロック代替領域32に書き戻しを行い、データの不整合が生じないようにしている。
そして、通常使用時において書き込みエラーが発生した不良ブロックのアドレスは、そのアドレスが第1半導体メモリ領域31、第1不良ブロック代替領域32あるいは第2不良ブロック代替領域34のいずれにおいて発生したとしても、アドレス変換テーブル35に書き込み、以降の当該不良が発生したブロックへのアクセスを禁止する。これは、通常使用時ばかりでなく、工場出荷時に既に存在する不良ブロックの場合も同様である。
これらの結果、本実施形態によれば、書換速度が比較的低速であり、寿命が短いフラッシュメモリの欠点をFeRAMで構成されたキャッシュメモリ28によりカバーすることができる。さらにキャッシュメモリ28における機能と、第2不良ブロック代替領域34としての機能を記憶装置の意味づけに最適な状態、すなわち、アクセス速度の向上か、フラッシュメモリ27の装置寿命の延命かを設定して、ユーザのシステムにとって最適な半導体記憶装置を提供することが可能となる。
以上の説明においては、第2半導体メモリ領域33に対する第2不良ブロック代替領域34の割合をユーザが設定する構成を採っていたが、第2不良ブロック代替領域34の最小領域および最大領域を予めユーザが定めておき、コントローラ12Aが半導体記憶装置11の使用状況に応じて、徐々に最小領域から最大領域に自動的に変更するように構成することも可能である。
また、以上の説明においては、フラッシュメモリ27の寿命に対応する制御については詳細に触れなかったが、コントローラ12Aが装置余命を適宜のタイミングで装置余命を算出し、算出結果を13に表示する構成としてもよい。また、第1不良ブロック代替領域32あるいは第2不良ブロック代替領域34の残容量を算出し、装置余命を報知して、ユーザに第2不良ブロック代替領域34の容量変更を促すことができる。
また、視覚的に報知を行う構成に限らず、音声により報知する構成としてもよい。
また、半導体記憶装置11を、ハードディスク互換の装置だけでなく、メモリカード、USBメモリおよび基板に実装されているフラッシュメモリにより構成してもよい。
また、以上の説明では、予めROMに制御プログラムが格納されている場合について説明したが、プログラムを記録媒体(図示省略)に格納して提供したり、インターネットなどの通信ネットワークを介して提供するように構成したりすることも可能である。記録媒体としては、CD−ROM、フラッシュROM、メモリカード(コンパクトフラッシュ(登録商標)、スマートメディア、メモリースティック等)、光磁気ディスク、デジタルバーサタイルディスクおよびフレキシブルディスク等を利用することができる。
半導体記憶装置を有する情報処理装置の概要構成ブロック図である。 半導体記憶装置の概要構成ブロック図である。 データ書込処理の処理フローチャートである。 第2不良ブロック代替領域の容量設定画面の説明図である。
符号の説明
10…情報処理装置、11…半導体記憶装置、12…ホスト装置、12A…コントローラ、13…表示デバイス、14…入力デバイス、17…フラッシュメモリ、21…ホストインターフェース、22…CPU、24…RAM、25…ROM、26…設定情報管理メモリ、27…フラッシュメモリ、28…キャッシュメモリ、29…内部バス、31…第1半導体メモリ領域、32…第1不良ブロック代替領域、33…第2半導体メモリ領域、34…第2不良ブロック代替領域、35…アドレス変換テーブル、50…容量設定画面、51…スライダバー、52…表示ボックス、53…適用ボタン、54…キャンセルボタン。

Claims (7)

  1. 各種データを記憶する第1半導体メモリ領域および当該第1半導体メモリ領域内の不良ブロックを代替する第1不良ブロック代替領域を有する第1記憶部と、
    前記第1記憶部のデータの一部をキャッシュとして保持する第2半導体メモリ領域を有する第2記憶部と、
    前記第2半導体メモリ領域の一部を、前記第1半導体メモリ領域内の不良ブロックを代替する第2不良ブロック代替領域として管理するメモリ管理部と、
    を備えていることを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 請求項1記載の半導体記憶装置において、
    前記メモリ管理部は、前記第1不良ブロック代替領域の未使用領域の容量が所定容量以下となった場合に、前記第2半導体メモリ領域の一部を前記第2不良ブロック代替領域とすることを特徴とする半導体記憶装置。
  3. 請求項2記載の半導体記憶装置において、
    前記メモリ管理部は、前記第2半導体メモリ領域の一部を前記第2不良ブロック代替領域とするに先だって、当該第2半導体メモリ領域に記憶しているデータを前記第1半導体メモリ領域あるいは第1不良ブロック代替領域に書き戻しを行うことを特徴とする半導体記憶装置。
  4. 請求項2または請求項3に記載の半導体記憶装置において、
    前記メモリ管理部は、所定のタイミングで、前記第1不良ブロック代替領域の消費ブロック数を検出する消費ブロック数検出部を備えたことを特徴とする半導体記憶装置。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の半導体記憶装置において、
    前記第1記憶部は、フラッシュメモリとして構成され、
    前記第2記憶部は、強誘電体メモリとして構成されている、
    ことを特徴とする半導体記憶装置。
  6. 各種データを記憶する第1半導体メモリ領域および当該第1半導体メモリ領域内の不良ブロックを代替する第1不良ブロック代替領域を有する第1記憶部と、前記第1記憶部のデータの一部をキャッシュとして保持する第2半導体メモリ領域を有する第2記憶部と、を備えた半導体記憶装置の制御方法であって、
    前記第1不良ブロック代替領域の未使用領域の容量が所定容量以下となったか否かを判別する容量判別過程と、
    前記容量判別過程において、前記第1不良ブロック代替領域の未使用領域の容量が所定容量以下となったと判別された場合に、前記第2半導体メモリ領域の一部を、前記第1半導体メモリ領域内の不良ブロックを代替する第2不良ブロック代替領域として管理するメモリ管理過程と、
    を備えていることを特徴とする半導体記憶装置の制御方法。
  7. 各種データを記憶する第1半導体メモリ領域および当該第1半導体メモリ領域内の不良ブロックを代替する第1不良ブロック代替領域を有する第1記憶部と、前記第1記憶部のデータの一部をキャッシュとして保持する第2半導体メモリ領域を有する第2記憶部と、を備えた半導体記憶装置をコンピュータにより制御するための制御プログラムであって、
    前記第1不良ブロック代替領域の未使用領域の容量が所定容量以下となったか否かを判別させ、
    前記第1不良ブロック代替領域の未使用領域の容量が所定容量以下となったと判別された場合に、前記第2半導体メモリ領域の一部を、前記第1半導体メモリ領域内の不良ブロックを代替する第2不良ブロック代替領域として管理させる、
    ことを特徴とする制御プログラム。
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