JP2009121220A - 場所打ちコンクリート土留工法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、鉄製仮枠ボックスを使用する簡単な工法により、隣地地盤への影響をなくし、振動をなくし、騒音を軽減し、工期を短縮し、障害物の撤去も容易に行え、狭い敷地でも工事できることを課題とする。
【解決手段】 鉄製仮枠ボックスの自重により隣地側地盤を削りながら、鉄製仮枠ボックスを穴を掘る要領で、土の掘削とともに所定深さまで沈降させる。従って隣地地盤への影響はなく、振動はなく、騒音も軽減され、その途中地中障害物があれば除去し、そして鉄製仮枠ボックス内に、構造用鋼材および鉄筋組みを行い、基礎ベース及び土留壁コンクリートを場所打ちし、鉄製仮枠ボックスを引抜く、上に仮枠の役目をさせ、地中に場所打ちL型コンクリート土留を作成し、連続させることにある。これにより、工期短縮、狭い場所での施工も可能になる。
【選択図】図5

Description

本発明は、鉄製仮枠ボックス及び土留工法に関し、比較的浅い土留の場合、予定地下構造物に沿って簡単な工法により、隣地地盤への影響をなくし、工期を短縮し、振動をなくし、騒音を軽減し、土留部分にあたる障害物の撤去を容易にし、狭い場所でも行えることに優れた技術に関する。
従来の土留工法は鋼矢板、H鋼等の打込み引抜きの伴う工法(例えば非特許文献1,2参照)が一般的であるが、このため隣地が土留に近接している場合、打つ込み引抜き時の振動と騒音を伴う欠点が指摘されている。
さらに打込んだ物の体積分が引抜きの際、土中に空隙が生じるため隣地地盤への影響の要因を生じていた。
しかも土留工事の際、一度打込み工事を行い一旦工事を中断して、基礎構造物、埋め戻しが終了後、再度引抜き工事を行わなければならない為、工期がかかる欠点がある。
そして使用する機器が比較的大型であり、振動騒音も大きくなりやすく、狭い敷地での作業に困難なばあいを生じていた。
専門士課程 建築施工〈第二版〉5.2.3山留め工法30〜33頁参照 福田健策+渡辺亮一著 学芸出版社2004年3月30日発行 建築施工教科書第四版 5.4山留め工事51〜54頁参照 建築施工教科書研究会編著 彰国社2006年7月10日発行
このため本発明は、予定地下構造物に沿って、簡単な工法により、隣地地盤への影響をなくし、振動をなくし、騒音を軽減し、工期を短縮し、土留部分にあたる障害物の撤去を容易にし、狭い敷地でも工事できることを目的とする。
基礎構造物より土留厚分及び一定の間隔の巾に沿って、リード鋼を先に沈降させ、リード鋼に誘導させながら、鉄製仮枠ボックスの自重により隣地側地盤を削りながら、鉄製仮枠ボックスを土の掘削とともに所定深さまで沈降させ、そして鉄製仮枠ボックス内に、構造用鋼材および鉄筋組みを行い、基礎ベース及び土留壁コンクリートを打込み、鉄製仮枠ボックスを引抜く、地中に場所打ちL型構造物を作成し、連続させることを構成する。
上記目的を達成させるため、基礎構造物より一定の間隔(土留厚分)に沿って、リード鋼6(図3、4)を先に沈降させ、リード鋼に誘導させながら、鉄製仮枠ボックス(図1、2)を、土留作業のための掘削部分12(図3、4)に穴を掘削する要領で掘削、その際隣地側地盤11(図3、4)の部分を鉄製仮枠ボックスが地盤を削りながら沈降する為、又鉄製仮枠ボックスの鉄板2が土の崩壊を防ぐ為、隣地地盤への影響をなくす。
又鉄製仮枠ボックスを沈降させる際、地中障害物等の撤去は容易に除去できる。
その後鉄板仮枠ボックスを所定の深さまで沈降させて、鉄製仮枠ボックス内に構造用鋼材7(図3、4)を圧入し、あらかじめ組み立てた鉄筋8(図3、4)を組み込み、時間をおかずL型土留コンクリートベース部分9(図5,6,7)のコンクリートを打設し、鉄製仮枠ボックスの鉄板3の上部(図3)迄埋め戻し、その高さまで鉄製仮枠ボックス内にL型土留コンクリート垂直部分の下部を打設し、鉄製仮枠ボックスを今打設した少し下部まで引抜く、土に仮枠の役目をさせ、この埋め戻し、コンクリート打設、鉄製仮枠ボックス引抜きの作業を繰り返し、L型土留コンクリート垂直部分10全体即ち地盤面までコンクリートを打設する(図5,6,7の状況)ため、鉄製仮枠ボックスの引抜きによる空隙と、地中障害物の除去による空隙は、コンクリートの比重の大きさ(土より重い)と、流動性によって、加圧充填され、隣地地盤への影響はなくなる。
またこのL型のコンクリート土留14(図8,9)を1枚分の間隔をあけ、14の部分を終了させた後、その間の部分に同じL型のコンクリート土留15を図8,9のように連続させ、全体のL型土留コンクリートを連続させるように行う、この一連の作業を掘削機(バックホウ)で行う為,打込み、引抜きによる振動はなく、騒音にたいしても非常に軽減する事ができる。
さらに掘削機での作業の為、大型の機器を使用しなくても作業でき、狭い場所での作業も容易である。
以下に本発明の1例を、図に基づいて説明する。まず図1、2において、本発明に使用される鉄製仮枠ボックスについて説明する。図のように鉄板2,3,4により、長方形断面をした筒状の形をしており、上下にはない。また上部吊り下げようのワイヤー1(図1)を設置されている。鉄板は所要深さ、地盤の状況による土圧に耐えうる厚さで構成されている。
土留工事に着手以前に水位が高い場合、水位を根伐底より下降させておく、先ず土が崩壊しない深さまで掘削する。そしてその鉄製仮枠ボックスを基礎構造物より一定の間隔(土留厚分)に沿って、リード鋼6(図3、4)を先に沈降させ、リード鋼に誘導させながら、土留作業の為の掘削部分12(図3、4)に穴を掘削する要領で掘削、その際隣地側地盤11(図3、4)の部分を鉄製仮枠ボックスが地盤を削りながら沈降する。
又鉄製仮枠ボックスを沈降させる際、地中障害物があれば、掘削しながら除去する。
その後鉄板仮枠ボックスを所定の深さまで沈降させて、鉄製仮枠ボックス内に構造用鋼材7(図3、4)を圧入し、あらかじめ組み立てた鉄筋組8(図3、図4)を組み込む。
そして時間をおかずL型土留コンクリートベース部分(図5)を打設し、鉄製仮枠ボックスの鉄板2の上部(図3)迄埋め戻し、その高さまで鉄製仮枠ボックス内にL型土留コンクリート垂直部分を打設し、鉄製仮枠ボックスを今打設した少し下部まで引抜く、この埋め戻し、L型土留コンクリート垂直部分打設、鉄製仮枠ボックス引抜きの作業を繰り返し、地盤面までコンクリートを打設する(図3の状況)。
またこのL型コンクリート土留第一次14(図9)を1枚分の間隔をあけ、施工をおこなう。
L型コンクリート土留第一次14の硬化後、その間の部分L型コンクリート土留第二次15と14の接合部は、コンパネ仮枠16で図8の要領で覆いL型コンクリート土留第二次15のコンクリート打設と同時に行い全体のL型土留を連続させることができる。
図10は土留工事施工後の参考として、根伐をし、栗敷17、ステコン18、基礎構造物ベース19、基礎構造物柱20、基礎構造物地中梁21を終えた状況である。
本発明は、建築基礎工事及び土木基礎工事等において、もちいられる。
鉄製仮枠ボックス立面図 鉄製ボックス縦断面図 所望位置まで掘削して構造用鋼材、鉄筋組立後の垂直断面図 図3の水平断面図 土留のコンクリート終了時(鉄製仮枠ボックス引抜前)垂直断面図 図5の上部水平断面図 図5の下部水平断面図 連結時の水平断面図 連結説明平面図 実施例を示す土留工事後の参考断面図
符号の説明
1 吊りワイヤー
2 鉄製仮枠ボックスの隣地地盤側鉄板
3 鉄製仮枠ボックスの根伐側鉄板
4 鉄製仮枠ボックスの横サイド側鉄板
5 地盤表土面(GL)
6 リード用鋼材
7 構造用鋼材
8 鉄筋組
9 L型土留コンクリートベース部分
10 L型土留コンクリート垂直部分
11 隣地側地盤
12 土留作業のための掘削部分
13 根伐側地盤
14 L型コンクリート土留第一次
15 L型コンクリート土留第二次
16 コンパネ型枠
17 栗敷
18 ステコン
19 基礎構造物ベース
20 基礎構造物柱
21 基礎構造物地中梁

Claims (1)

  1. 基礎構造物より土留厚分及び一定の間隔をとった巾に沿って、リード鋼を先に沈降させ、リード鋼に誘導させながら、鉄製仮枠ボックスの自重により隣地側地盤を削りながら、土の掘削とともに所定深さまで沈降させ、そして鉄製仮枠ボックス内に、構造用鋼材および鉄筋組みを行い、基礎ベース及び土留壁コンクリートを打込み、鉄製仮枠ボックスを引抜く、地中に場所打ちL型コンクリート構造物を作成することを特徴とする土留工法
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WO1998037279A1 (fr) * 1997-02-19 1998-08-27 Yuy Architects And Engineers Co., Ltd. Procede de construction d'une structure souterraine, procede d'excavation, outil d'excavation et outil d'installation de barres de renfort

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