JP2009119818A - ファイル用貼付シールセット及びそのシールセットの識別カードに表示される2次元の識別コードの情報を管理する情報処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 現在市販されている又は既に使われている安価なファイルに貼付して、そのファイルに収容された書類の表題等を表示するとともに、収容した書類が廃棄されたり、倉庫やダンボール箱等に保存されたりして、ファイルの表題等が変更された場合でも、表題等の書き直しのために背表紙が汚くなることなく、何度も使用できるようにする。
【解決手段】 表面に透明な袋2を有するとともに背面に粘着層3を有し、書類を収容するファイルの背見出し部に当該背面を貼り付けるシール本体1と、書類を識別するためにシール本体1の透明な袋2に着脱可能に挿入される識別カード5と、を備え、ファイルの書類が変更されたときは、識別カードを差し替える。
【選択図】 図4

Description

本発明は、ファイル用貼付シールセット及びそのシールセットの識別カードに表示される2次元の識別コードの情報を管理する情報処理装置に関するものである。
近年の情報技術及びコンピュータシステムの進歩によって、情報の電子化は飛躍的に普及している。これに伴って、情報を記録する媒体として磁気ディスク、光ディスク、半導体メモリなどが多く使用されてきている。かかる情報の電子化にもかかわらず、書類として情報を管理する方法も企業や学校その他の様々な組織の中で広く行われている。書類を管理する方法として最も普及しているのがファイルである。市販されているファイルは、書類のサイズや枚数に応じて様々な形状になっているとともに、ボール紙を使用した安価なものからハードカバー及びスプリング付きの止め金具を使用した高価なものまで種々用意されている。ファイルの種類にかかわらず、そこに収容された書類を管理するために、ファイルの背見出しに書類の表題を記載する方法が最も多く採用されている。
また、ファイルに収容された書類を管理するために、管理用のファイルを別に作成したり、パソコンやサーバなどに書類の管理情報を保管したりして、書類を収容したファイルの登録、更新、削除、検索などが行われている。
ところで、収容されている書類が廃棄される場合やその内容に変更があった場合には、ファイルの背見出しに記載された表題も変更する必要がある。このために、背表紙に入れ替え式の構造を設けてカードや用紙を挿入し、書類の標題を認識できるようになっているものが販売されている(非特許文献1の266頁等参照)。
例えば、ある提案のファイルにおいては、相対向する表紙部11a、11b及びこれらをその一側部で連接させる透明又は半透明な背部12からなるファイル本体13と、このファイル本体13の背部12内側にシート14を貼り付け、背部12と協働して形成された背見出し差し入れ用の袋状部15とを備える(特許文献3の要約及び図1参照)。
また、ある提案の綴込ファイルにおいては、背部13と表表紙14及び裏表紙15とからなるファイル表紙1の内側面に綴じ具2を備えるとともに、ファイル表紙1の背部13の外側面の全体に透明フィルムよりなる背見出しカバー3を備え、カバーに背見出し紙を差替え可能に差し込むように構成した綴込ファイルにおいて、ファイル表紙1の背部13及びカバーの下端部近くには位置を合致させて設けた手掛用の孔16、35を備え、背見出し紙4の端部近くには手掛用の孔16、35と対応させて設けた手掛用の孔41を備えている(特許文献4の段落番号0011ないし0023及び図1参照)。
これに対して、比較的安価なファイルの場合には、ある提案の背見出し構造において、ファイル1における背表紙11の表面又は表面に貼着した背見出し片2の表面に筆記欄を形成した背見出し部を設けるとともに、複数の背レッテル3を剥離可能な接着剤層4を介して積層貼着けする(特許文献1の要約及び図2参照)。
また、ある提案のバインダーにおいては、日常用バインダーに設けた透明なポケットに背見出しシード1を入れて使用する。背見出しシートは、書類等の日常用バインダーから保存用バインダーへの移行の際に縦ミシン目5から左右に二分され、一方は保存用バインダーに貼付され、他方は保存用ボックスの例えばペースシートに貼付される。日常用バインダーは繰り返し使用される(特許文献2の要約及び図1参照)。
実開平5−31988号公報 実開平6−42252号公報 特開平7−125488号公報 特許第3709555号(特開2001−234287号公報) アスクル;カタログ2007秋・冬号;266頁「コクヨ製バインダーMP」「プラス製MPバインダー」:228頁「パイプ式ファイル」:262頁「布貼り30穴リングファイル」
しかしながら、従来の文献に記載された技術においては、非特許文献1、特許文献2、特許文献3、特許文献4のように背表紙に入れ替え式の構造を設けても、販売価格に対してその構造にかかる製造コストは小さいが、安価な価格のファイルの場合にはその構造にかかる製造コストは大きい。したがって、実際に市販されている安価なボール紙製のファイルの場合には、背表紙に入れ替え式の構造を設けられていないので、ファイルを無駄なく且つきれいな状態で利用する構成にはなっていなかった。
一方、従来の安価なファイルに関して、特許文献1の場合には、表題等の書き直しがない場合には、2枚目以降の背レッテルが無駄になり、一方、頻繁に表題等の書き直しがある場合には、背レッテルの枚数が足りなくなってしまう。したがって、個々のユーザの要望に対応した商品にはなっていない。また、特許文献2の場合には、透明なポケットを有する日常用バインダー及び保存用バインダーの2種類が必要になる。すなわち、従来の安価なファイルの場合には、その背表紙に書類の表題等を表示するとともに、収容した書類が廃棄されたり、倉庫やダンボール箱等に保存されたりして、ファイルの表題等が変更された場合でも、表題等の書き直しのために背表紙が汚くなることなく、何度も使用できるようにはなっていなかった。
本発明は、このような従来の課題を解決するためになされたもので、現在市販されている又は既に使われている安価なファイルに貼付して、そのファイルに収容された書類の表題等を表示するとともに、収容した書類が廃棄されたり、倉庫やダンボール箱等に保存されたりして、ファイルの表題等が変更された場合でも、表題等の書き直しのために背表紙が汚くなることなく、何度も使用できるようにすることを目的とする。
また、現在広く普及している情報処理装置を利用して、ファイルに収容された書類が簡単に管理できるようにすることを目的とする。
本発明のファイル用貼付シールセットは、表面に透明な袋を有するとともに背面に粘着層を有し、書類を収容するファイルの背見出し部に当該背面を貼り付けるシール本体と、書類を識別するためにシール本体の透明な袋に着脱可能に挿入される識別カードと、を備えたことを特徴とする。
本発明の情報管理装置は、2次元の識別コードの情報を管理するものであって、
操作手段と、複数の識別コード及び各識別コードに関連する情報のデータベースを有する記憶手段と、撮像手段と、表示手段と、操作手段により識別コード読み取りの指令が入力されたときは、撮像手段によって撮像される識別コードの画像の画角をガイドする枠画像を前記表示手段に表示し、撮像手段で撮像された識別コードの画像が合焦点になったときの静止画像を取り込み、当該静止画像から識別コードを抽出して記憶手段のデータベースに記憶するとともに、操作手段又は外部装置から識別コードに関連する情報が入力されたときは当該関連する識別コードに対応させて当該入力された情報を記憶手段のデータベースに記憶する制御手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明の情報管理装置において、撮像手段によって撮像された識別コードの画像のノイズを低減するノイズ低減手段をさらに備え、当該ノイズ低減処理を行うメディアンフィルタ回路に、入力された複数ビットからなる第1のデジタルデータおよび第2のデジタルデータをビットごとに比較する複数のビット比較回路を備え、各ビット比較回路は、上位のビットの比較回路から下位のビットの比較回路に情報を伝達する第1系統の伝送路と、比較すべき第1のデジタルデータおよび第2のデジタルデータのビット値に応じて情報を出力する第2系統の伝送路と、を有することを特徴とする。
本発明のファイル用貼付シールセットによれば、安価なファイルに書類を収容して、その背表紙に書類の表題等を表示するとともに、収容した書類が廃棄されたり、倉庫やダンボール箱等に保存されたりして、ファイルの表題等が変更された場合でも、表題等の書き直しのために背表紙が汚くなることなく、何度も使用できるという効果が得られる。
本発明の情報処理装置によれば、書類を収容するファイルの背見出し部に表示されている識別コードの情報を管理する場合に、特別な管理コストを要することなく、現在広く普及している情報処理装置を利用して、ファイルに収容された書類が簡単に管理できるという効果が得られる。
以下、本発明によるファイル用貼付シールセットの第1実施形態及び第2実施形態、及び、その貼付シールセットによりファイルの情報を管理する情報処理装置の実施形態について、図を参照して説明する。
図1ないし図3は、本発明のファイル用貼付シールセットを示している。図1は、第1実施形態及び第2実施形態のファイル用貼付シールの正面図及び側面図である。シール本体1は、一方(図の上部)が開口された透明な袋2が表面に設けられ、粘着性の接着層3が裏面に設けられ、その接着層3の表面は保護層4で覆われている。使用する場合には、保護層4を接着層3から剥がしてファイルの背表紙に貼付する。
図2は、シール本体1の透明な袋2に着脱可能に挿入される第2実施形態の識別カード5を示している。図3は、シール本体1を接着層3によってファイルの背表紙40に貼付して、透明な袋2に識別カード5を挿入した状態を示す正面図及び側面図である。識別カード5は、下部5aと上部5bを有し、下部5aだけがシール本体1の透明な袋2に挿入され、上部5bは透明な袋2から露出し、識別カード5を容易に着脱できる構造になっている。また、下部5aの端部近傍には、ファイルを識別するための識別コード(図2では、「0F0006」)が印刷(又は、刻印)されている。識別カード5をシール本体1に挿入する際には、ファイルに収容された書類の標題を下部5aの表面に記載してもよいし、他人に知られないように識別コードだけで管理してもよい。
第1実施形態及び第2実施形態におけるシール本体1の構成は同じであるが、識別カード5の構成が異なっている。第2実施形態の識別カード5は、図1ないし図3に示すように、上部5bの表面に2次元コードの1つであるQRコードが印刷されているが、図示しない第1実施形態の識別カード5は、上部5bの表面にはQRコードは印刷されていない。ただし、第1実施形態の識別カードも、ファイルを識別するための識別コードは印刷(又は、刻印)されている。第1実施形態の識別コードは、例えば、「F0006」のように、「F」の前の数字はない。この理由については後述する。第2実施形態の識別カード5に印刷されたQRコードは、小さな正方形の点を横方向及び縦方向にマトリックス型に配列したものである。QRコード以外のマトリックス型の2次元コード、例えば、コードワゴン、データコード、アレイタグ、ボックス固形コード、マキシコード、ベリコード、ソフトストリップ、CPコード、カルラコード、ウルトラコードを用いてもよい。QRコードの特徴は、図1ないし図3に示すように、識別カード5の上部5bの3箇所の「回」の字型のマークが印刷されていることである。この3箇所のマークは、位置を特定するためのファインダパターン(切り出しシンボル)であり、情報処理装置であるカメラ付きの携帯電話装置によって360度どの向きから撮像しても、情報を正確に読み取ることができる。最近では、インターネットのURLのデータをQRコードの中に含めて、キー操作を要することなく携帯電話装置によって直接そのURLのサイトにアクセスすることが行われている。
携帯電話装置又は他の情報処理装置は、カメラで撮像された画像の中から、まずファインダパターンを検出し、検出したファインダパターンに基づいてQRコードのデータを読み取る。この場合において、ファインダパターンを検出できた後に、QRコードの撮像画像の画角及び撮像距離が合焦点になって撮像面に結像すると自動的にシャッタオン(画像の取り込み)になる。しかしながら、カメラの焦点が合わなければ、微小なパターンで構成されているQRコードを読み取ることができない。このためユーザは、QRコードの近くで表示部の画面を見ながら合焦点になるように、すなわちシャッタオンになるまで携帯電話装置等の情報処理装置の位置を調整する必要がある。第2実施形態の識別カードは、この規定されているサイズに基づいてQRコードを読み取る際に、合焦点のためのユーザの位置調整をガイドするための枠画像を表示する。詳細についてはこの後の第3実施形態において説明する。
いま、220ミリ×300ミリのサイズのボール紙又は合成樹脂(以下、「ボール紙等」)で複数の識別カードを作成する場合を想定する。識別カード5の寸法を横12ミリ縦50ミリ、横12ミリ縦100ミリ、横12ミリ縦150ミリ、とすると約108個、54個、36個の識別カードを割り付けることができる。横15ミリ縦60ミリとすると、横15ミリ縦100ミリ、横15ミリ縦150ミリ、約70個、42個、28個の識別カードを割り付けることができる。横20ミリ縦75ミリ、横20ミリ縦100ミリ、横20ミリ縦150ミリとすると、44個、33個、22個の識別カードを割り付けることができる。横25ミリ縦110ミリ、横25ミリ縦220ミリとすると、24個、12個の識別カードを割り付けることができる。したがって、個々の識別カードにQRコードを印刷する場合には、220ミリ×300ミリのサイズのボール紙等に割り付ける識別カードの枚数にかかわらず、1つの版を作成するだけで各識別カードに固有のデータを記録できる。個々の識別カードはミシン目によって分離できるようになっている。
複数個の識別カードのそれぞれには、例えば、「0F0001」〜「0F****」、「1F0001」〜「1F****」……「nF0001」〜「nF****」のように識別コードの文字が下部側に印刷される。「F」の文字の前の数字「0」、「1」、「2」……「n」は、QRコードの縦横のサイズ(角)を表している。本実施形態においては、「0」は10〜12ミリ角、「1」は13〜15ミリ角、「2」は16〜18ミリ角、「3」は19〜21ミリ角……になっている。ただし、この分類に固定するものではない。また、「F」の文字の後の数字は個々の識別カードに固有の番号が連番になっていて、各番号に対応するビットのデータがQRコードの一部に印刷される。DTP(デスク・トップ・パブリッシング)の普及により、多種少量印刷も可能であるので、複数のボール紙等に亘って連番の識別コードのそれぞれに対応して固有のQRコードを印刷することもできる。
QRコードに記録可能なデータ量は、縦横の1ビットに対応する個数が21個(バージョン1)から177(バージョン40)まで、バージョンによって異なるが、バージョン40の場合には、記録可能なデータは約7,080個の数字、約4,200個の英数字、約1,800個のカナや漢字の文字である。第2実施形態においては、識別コードの[F」の後の番号は4桁の数字であるので、QRコードにURLを含めたとしても、残り約7,000個の数字を記録できることになる。そこで、第2実施形態においては、文化、スポーツ、学術のジャンルに関する豆知識の情報をさらに含めるようにしてもよい。例えば、外国語のことわざ、日本語の言葉の由来、料理のレシピ、ワインの産地とブランド名、スポーツの世界記録や国内記録及びそのアスリート、世界最大の山や河や湖、数学や科学の著名な法則、歴史上の著名な人物のエピソード等々の情報をQRコードに含めるようにしてもよい。あるいは、クイズの情報をQRコードに含めて、その解答をURLのサイトに送信して事務用品等の景品が当たるようなビジネスモデルにしてもよい。
図4は、ファイルの背表紙40のシール本体1から識別カード5を抜き取って、新たな識別カード5に入れ替える様子を示している。例えば、収容した書類が廃棄されたり、倉庫やダンボール箱等に保存されたりして、それまでの書類がファイルから外されて、新たな書類を収容することによりファイルの表題等が変更された場合には、識別カード5を交換するだけで、同一のファイルを使用することができる。第1実施形態の識別カード5の場合には、後述する携帯電話装置(情報処理装置)において、新たな識別カード5の識別コードをキー操作によって登録する。一方、第2実施形態の識別カード5の場合には、その携帯電話装置において、新たな識別カード5のQRコードをカメラの撮像によって登録する。
以上のように、第1実施形態及び第2実施形態におけるファイル用貼付シールセットによれば、表面に透明な袋2を有するとともに背面に粘着層を有し、書類を収容するファイルの背見出し部に背面を貼り付けるシール本体1と、書類を識別するためにシール本体1の透明な袋2に着脱可能に挿入される識別カード5とを備えたので、安価なファイルに書類を収容して、その背表紙に書類の表題等を表示するとともに、収容した書類が廃棄されたり、倉庫やダンボール箱等に保存されたりして、ファイルの表題等が変更された場合でも、表題等の書き直しのために背表紙が汚くなることなく、何度も使用できる。この結果、経費の節減を可能にするだけでなく、紙資源を有効に利用することで森林の無用な伐採を抑制できるとともに、ゴミの排出量を削減することで地球の環境破壊も抑制できる。また、ユーザの必要に応じて使用することができる。
特に、第1実施形態のファイル用貼付シールセットによれば、極めて安価なコストで高い効果を得ることができる。識別コードも必ずしも印刷等を行う必要はなく、ユーザがファイルの書類を識別できるならば、後述する情報処理装置のメモリにキー操作で入力可能な文字、数字、記号を勝手に記載してもよい。
一方、第2実施形態のファイル用貼付シールセットによれば、識別カード5にQRコードを印刷又は刻印することで、そのQRコードの画像を撮像する機能を有する情報処理装置と協働して、ファイルに収容された書類が簡単に管理できる。
次に、ファイルに収容された書類を識別する識別コードの情報を管理する情報処理装置について、携帯電話装置を例に採って第3実施形態を説明する。図5は、第3実施形態における携帯電話装置10の外観を示す図である。携帯電話装置10は、LCD(液晶表示装置)等からなる表示部11(表示手段)、「MENU」スイッチやテンキースイッチ等を有するスイッチ部13(操作手段)、CMOSの撮像素子を有するカメラ部(図示せず)等を備えており、第2実施形態及び第3実施形態における識別カードに表示されている2次元のQRコードを読み取ることができる。一般に、このようなアプリケーションソフトは、ツリー構造の操作手順になっている。例えば、「MENU」スイッチのオンでツリーの「ルート(先頭)」を選択し、テンキースイッチのオンで「ノード又はブランチ(途中)」を選択し、テンキースイッチのオンで「リーフ(最終)」のQRコード読み取りを選択する。例えば、スイッチ部13の「MENU」スイッチ、テンキースイッチの「6」、「4」、「n」を順にオンすることでQRコード読み取りモードを選択すると、カメラ部のCMOSの撮像素子で撮像された画像が表示部11にスルー画像として表示されるとともに、表示部11の略中央に円形の枠画像12を表示する。この円形の枠画像12の直径のサイズは、入力されたnの値に基づいて決定される。
すなわち、入力されたnの値が「0」、「1」、「2」、「3」……の場合には、各番号に対応する3種類のQRコードのうち真ん中の対角線のサイズ「15.6」ミリ、「19.8」ミリ、「24.0」ミリ、「28.3」ミリ……に対応した直径の円の枠画像12を表示する。入力されたnの値に対応する対角線のサイズすなわち被写体サイズをDとすると、このDで指定されるデータに基づいて、カメラ部によって撮像されるQRコードの画像が合焦点になるときの枠画像12の直径Diを決定する。ユーザは、撮像されたQRコードの画像が円の枠画像12に収まるように、携帯電話装置10の位置を調整する。図6において、画像14(a)はQRコードと携帯電話装置との距離が離れ過ぎている状態を表している。画像14(b)はQRコードと携帯電話装置との位置がずれている状態を表している。
図6は、QRコードの画像14(c)が枠画像12に丁度収まっている状態を表している。この場合には、被写体であるQRコードが合焦点位置となるので、自動的にシャッタオン(画像の取り込み)となり、表示部11に表示されているスルー画像が静止画像として後述するRAMに一時的に記憶される。枠画像12はユーザに対して位置調整をガイドするためのものであり、実際には、カメラ部の光学系の画角及び被写界深度に基づく合焦点の範囲は、枠画像12の範囲よりも広い。したがって、例えば、図6の画像14(a)や画像14(b)の状態であっても、被写体であるQRコードが合焦点の範囲になったときは、自動的にシャッタオンとなる。ただし、枠画像12の中にQRコードの画像が丁度収まっている状態がレンズ等の光学系の収差が最も小さいので、QRコードの読み取りエラーも少なくなる。
図7は、識別カードの変形例を示す図である。第2実施形態においては、QRコードのサイズを表す数字を識別コードの文字の中に含めるようにしたが、図7の変形例においては、QRコードのサイズを表す数字をQRコードの中に含めるようにした。すなわち、図7(A)、(B)、(C)、(D)に示すように、「0」、「1」、「2」、「3」の数字をQRコードの中に含める。第2実施形態における識別カードの場合と同様に、ユーザがスイッチ部13の「MENU」スイッチの後、テンキースイッチの「6」、「4」、QRコード内の数字「n」を順にオンすると、カメラ部のCMOSの撮像素子で撮像された画像が表示部11にスルー画像として表示されるとともに、表示部11の略中央に円形の枠画像12を表示する。この円形の枠画像12の直径のサイズは、入力されたnの値に基づいて決定される。
図8は、第3実施形態における携帯電話装置10がパソコン30にケーブル31を介して接続される外観図である。パソコン30は、ファイルに収容する書類を作成するために使用される。あるいは、既に作成されている書類に関連するデータを作成するために使用される。例えば、書類の標題、作成の日付、作成者、内容の抄録、及びその他書類に関連する情報を作成するために使用される。携帯電話装置10はパソコン30と通信することにより、書類に関連するデータを送受信する。
図9は、携帯電話装置10の内部構成を示すブロック図である。図9において、CPU21(制御手段)は、携帯電話装置10を制御する制御手段であり、そのシステムバスを介して、表示部11、スイッチ部13、携帯電話の制御プログラムや初期データを格納しているROM22、CPU21のワークエリアであるRAM23、電話やメールの送受信を行うための公衆無線送受信部24、レンズ等の光学系やCMOS撮像素子等からなるカメラ部25(撮像手段)、不揮発性の書き替え可能なフラッシュメモリ26(記憶手段)、パソコン30との間でデータの送受信を中継するパソコンI/F(インタフェース)27、図8のケーブル31の代わりにパソコン30との間でBluetooth(登録商標)の近距離無線通信を行う無線通信部28、カメラ部25の撮像によって取得した画像のノイズを低減するためのノイズ低減部29(ノイズ低減手段)に接続されている。
図10ないし図12は、CPU21によって実行されるQRコード利用の動作を示すフローチャートである。また、図13ないし図18は、CPU21の処理に応じて携帯電話装置10の表示部11に表示される画像である。以下、図5ないし図18に基づいて、携帯電話装置10の動作を説明する。
図10はCPU21のメインルーチンのフローチャートである。初期メニュー表示(ステップS1)の後、スイッチ部13の「MENU」スイッチがオンされたか否かを判別し(ステップS2)、このスイッチがオンされたときは、テンキースイッチで「6」、「4」、「n(=0,1,2,3)」がオンされたか否かを判別する(ステップS3)。「MENU」スイッチがオンでない場合には、電話処理、メール処理、別のアプリケーション処理などの他の処理を実行する(ステップS4)。「6」、「4」、「n」のテンキースイッチが順次オンされた場合、すなわち、QRコードの読み取り操作がされた場合には、カメラ部25をオンにしてQRコードを撮像して、図5に示したように、表示部11にスルー画像14を表示するとともに、nの数字に対応した枠画像12を表示する(ステップS25)。そして、撮像したQRコードの画像は合焦点であるか否かを判別し(ステップS26)、焦点が合っていない場合には、距離と位置を枠に合わせる旨のメッセージを表示する(ステップS7)。QRコードの画像が合焦点になると、その静止画像を取り込んでノイズ低減部29のメモリに記憶する(ステップS8)。CPU21は、ノイズ低減部29のメモリに記憶したQRコードの静止画像に対して、ノイズ低減処理、エッジ抽出処理、直線抽出処理などの画像処理を実行する。
CPU21は、画像処理したQRコードの画像から識別カードに固有の識別コードであるファイル番号(F****)のデータ、登録日時、URLのデータ、及びその他のデータ(例えば、豆知識の情報やクイズの情報)を取得してRAM23に一時的に記憶する(ステップS9)。次に、取得したデータを表示する(ステップS10)。図13は、取得データD1及びユーザによって追加される入力データのエリアD2の画面を示す図である。取得データD1は、ファイル番号「F0050」、登録日時、及び、このQRコードの固有データである。
次に、CPU21は、スイッチ部13によってデータが入力されたか否かを判別し(ステップS11)、データが入力されたときは、その入力データをRAM23に記憶するとともに表示部11に表示する(ステップS12)。データの入力は、カーソルスイッチ及び文字キーの操作で行われる。図13の例では、ファイルの内容として入力された「特許出願明細書」等をRAM23に記憶して表示する。次に、カーソルスイッチによって登録アイコンが選択され、決定スイッチがオンされたか否かを判別する(ステップS13)。登録決定がされたときは、RAM23に一時的に記憶しているデータを不揮発性のフラッシュメモリ26に格納する(ステップS14)。そして、ステップS1に移行して初期メニューを表示する。
CPU21は、ステップS3において、「6」、「4」、「n」のテンキースイッチがオンされない場合には、メール、電話帳/履歴、ツール、設定、ファイル等のメニュー画面を表示し(ステップS15)、ファイルのメニューが選択されたか否かを判別する(ステップS16)。ファイル以外の他のメニューが選択された場合には、選択された他のメニュー処理を行う(ステップS17)。一方、ファイルのメニューが選択された場合には、ファイルメニューを表示する(ステップS18)。図14は、ファイルメニューD3の画面を示す図である。この画面には、「ファイル検索」、「ファイル更新」、「ファイル削除」、「ファイル送受信」のメニューアイコンが表示される。CPU21は、カーソルスイッチによってカーソル移動の操作がされたか否かを判別し(ステップS19)、カーソル移動の操作がされたときは、メニューアイコンの反転表示位置を変更する(ステップS20)。そして、決定スイッチによってメニュー選択の操作がされたか否かを判別し(ステップS21)、メニュー選択の操作がされたときは、メニュー処理を実行する(ステップS22)。メニュー処理が終了すると、ステップS1に移行して初期メニューを表示する。
図11及び図12は、図10のメニュー処理のフローチャートである。図11において、CPU21は、まず、ファイルリストを表示する(ステップS31)。図15は、ファイルリストD4の画面を示す図である。次に、カーソルスイッチによってカーソル移動の操作がされたか否かを判別し(ステップS32)、カーソル移動の操作がされたときは、ファイル番号の反転表示位置を変更する(ステップS33)。そして、決定スイッチによって反転表示のファイルが選択されたか否かを判別し(ステップS34)、ファイルが選択されたときは、ファイル内容を表示する(ステップS35)。図16は、選択されたファイル内容D5の画面を示す図である。この画面には、ファイル番号、登録日時、及び、基本的なファイル内容が表示される。図16の例では、日本及び米国に出願された特許出願の整理番号、名称、及び出願番号が基本的なファイル内容として表示されている。さらに、「詳細データ」、「関連ファイル」、「URL」の選択アイコンが表示される。この場合にURLとしては、例えば、日本特許庁、米国特許庁、欧州特許庁、技術情報を提供するサイトなどのURLがある。
次に、CPU21は、図14のファイルメニューD3の画面で選択されたファイルメニューに対応した処理を実行する。選択されたファイルメニューがファイル検索であるか否かを判別し(ステップS36)、ファイル検索である場合には、図16の画面においてカーソルスイッチによってカーソル移動の操作がされたか否かを判別し(ステップS37)、カーソル移動の操作がされたときは、選択アイコンの反転表示位置を変更する(ステップS38)。そして、決定スイッチによって詳細データのアイコンが選択されたか否かを判別し(ステップS39)、このアイコンが選択されたときは、フラッシュメモリ26に記憶されている詳細データを読み出して表示する(ステップS40)。図17は、基本的なファイル内容D6及び詳細データD7の画面を示す図である。この詳細データは、図8のパソコン30で作成されたものであり、ケーブル31又は無線通信部28を介して、後述するデータ送受信処理によってパソコン30から受信してフラッシュメモリ26に記憶したデータである。
CPU21はまた、図16の画面において、決定スイッチによって関連ファイルのアイコンが選択されたか否かを判別し(ステップS41)、このアイコンが選択されたときは、フラッシュメモリ26に記憶されている関連ファイルを読み出して表示する(ステップS42)。図18は、基本的なファイル内容D6及び関連ファイルD8の画面を示す図である。この関連ファイルのデータは、携帯電話装置10で作成されて、又は、パソコン30から受信して、フラッシュメモリ26に記憶したデータである。図18の画面において、いずれかの関連ファイルがカーソルスイッチ及び決定スイッチによって選択されたときは、その関連ファイルをフラッシュメモリ26から読み出して表示する。
CPU21はまた、図16の画面において、決定スイッチによってURLのアイコンが選択されたか否かを判別し(ステップS43)、このアイコンが選択されたときは、そのURLに対してアクセスする(ステップS44)。例えば、出願された特許出願の関連ファイルを提供するURLにアクセスすることが考えられる。
CPU21は、ステップS36において、選択されたファイルメニューがファイル検索でない場合には、図12のフローチャートにおいて、選択されたファイルメニューがファイル更新であるか否かを判別し(ステップS46)、ファイル更新である場合には、データの入力がされたか否かを判別し(ステップS47)、データが入力されたときは、ファイルのデータを更新する(ステップS48)。選択されたファイルメニューがファイル更新でない場合には、選択されたファイルメニューがファイル削除であるか否かを判別し(ステップS50)、ファイル削除である場合には、ファイルを削除する(ステップS51)。例えば、ユーザは、図4に示したように、ファイル番号「2F0006」の識別カード5をファイルから外してファイル番号「2F0050」の識別カード5に変更した場合には、図14の画面においてファイル削除を選択し、図15の画面においてファイル番号「F0006」を選択する。
CPU21は、ステップS50において、選択されたファイルメニューがファイル削除でない場合には、選択されたファイルメニューがファイル送受信であるか否かを判別し(ステップS52)、ファイル送受信である場合には、パソコン30にアクセスして(ステップS53)、データの送受信を実行する(ステップS54)。例えば、ユーザは、パソコン30で作成された詳細データなどを受信し、ファイル更新やファイル削除によってフラッシュメモリ26のデータが変更された場合には、その変更内容をパソコン30に送信して、お互いのデータのメンテナンスを行う。
以上のように、上記第3実施形態によれば、携帯電話装置10は、スイッチ部13と、複数のQRコード及び各QRコードに関連する情報のデータベースを有するフラッシュメモリ26と、カメラ部25と、表示部11と、スイッチ部13によりQRコード読み取りの指令が入力されたときは、カメラ部25によって撮像されるQRコードの画像の画角をガイドする枠画像12を表示部11に表示し、カメラ部25で撮像されたQRコードの画像が合焦点になったときの静止画像を取り込み、その静止画像からQRコードを抽出してフラッシュメモリ26のデータベースに記憶するとともに、スイッチ部13又はパソコン30からQRコードに関連する情報が入力されたときは、その関連するQRコードに対応させて入力された情報をフラッシュメモリ26のデータベースに記憶するCPU21と、を備えている。したがって、現在広く普及している携帯電話装置10を利用して、ファイルに収容された書類が簡単に管理できる。
この場合において、CPU21は、スイッチ部13によって入力されたQRコード読み取りの指令(「6」、「4」、「n=0,1,2,3等」のテンキースイッチのオン操作による指令)に含まれているデータ(0,1,2,3等)に基づいて、カメラ部25によって撮像されるQRコードの画像が合焦点になるときの枠画像12のサイズを決定する。したがって、ユーザの簡単なスイッチ操作に基づいて、枠画像のガイド機能により容易にQRコードの撮像が可能になる。
図19及び図20は、本発明の識別カードに印刷又は刻印するQRコードのパターンを示す第4実施形態及び第5実施形態の図である。図5及び図6において説明したように、上記の実施形態では、携帯電話装置10のカメラ部25でQRコード5cを撮像する際に、合焦点になるために撮像をガイドするための枠画像12を表示するようにしたが、この枠画像12の大きさはスイッチ部13からQRコードのサイズに対応する数値「n」によって決定される。しかし、第4実施形態及び第5実施形態の場合には、スイッチ部13からの入力される数値「n」に依よらず自動的に決定する。
図19において、識別カードの上部5bのQRコード5cのパターンに含まれている3箇所のファインダパターン5d(1)ないし5d(3)のそれぞれの中央部5e(1)ないし5e(3)は、黒又は赤で表示されている。いま、中央部の3箇所のすべてが黒の場合を「0」、中央部の2箇所が黒で1箇所が赤の場合を「1」、中央部の1箇所が黒で2箇所が赤の場合を「2」、中央部の3箇所のすべてが赤の場合を「3」とする。図20の場合には、QRコード5cのパターン内に黒、赤、緑、青のいずれかの色で印刷又は刻印されたカラーファインダパターン5fを設ける。この場合において、QRコードのサイズに対応して、黒は「0」、赤は「1」、緑は「2」、青は「3」とする。
本発明の実施形態においては、カメラ部25の撮像素子をCMOSで構成しているので、スルー画像からR(赤)信号、G(緑)信号、B(青)信号を独立して出力できる。したがって、独立して出力されたR信号、G信号、B信号のそれぞれについて、1画面の画素データをRAM23にストアすると、3つの画面のすべてがハイレベルの画素データは白のパターンであり、すべてがローレベルの画素データは黒のパターンである。それ以外の画素データは、赤、緑、又は、青のパターンである。したがって、3つの画面に共通するハイレベルの画素データを除いた残りのハイレベルの画素データから、赤の画素データ、緑の画素データ、青の画素データを抽出できる。携帯電話装置10のCPU21は、撮像されたQRコード5cのパターンのスルー画像が合焦点にならなければ、静止画像として取り込むことはできない。しかし、QRコード5cのパターンに含まれている色については、スルー画像が合焦点にならなくても認識することができる。したがって、QRコードのサイズに対応して、QRコード5cのパターンの所定位置に色を印刷又は刻印することにより、スルー画像から得られる色信号を判別することによって、自動的に枠画像の大きさを決定することができる。
図21は、第4実施形態及び第5実施形態におけるCPU21のメインルーチンの一部のフローチャートである。CPU21は、スルー画像から得られる色信号によって、自動的に枠画像の大きさを決定する。ステップS2において、テンキースイッチによって「6」、「4」が入力されると、CPU21は、カメラ部25から得られるスルー画像から、カラー画像の検出を行って(ステップSX1)、カラー画像から「0」、「1」、「2」、「3」の数値の検出結果を得て(ステップSX2)、その値をレジスタnにストアする(ステップSX3)。そして、nの値に対応した大きさの枠画像を表示する(ステップS5)。この後は、図10のフローチャートと同じである。
以上のように、第4実施形態及び第5実施形態においては、CPU21は、スイッチ部13によってコード読み取りの指令が入力されたときは、カメラ部25によって撮像されるQRコードの画像の中から特定の色彩の画像の有無を検出し、その検出結果に基づいて撮像されるQRコードの画像が合焦点になるときの枠画像12のサイズを決定する。したがって、撮像するQRコードのサイズを自動的に検出して、枠画像のガイド機能により容易にQRコードの撮像が可能になる。
上記したように、CPU21は、QRコードの静止画像に対して、画像の中に含まれる高周波成分を除去するためのノイズ低減処理を行うが、そのノイズ低減処理においては、従来のローパスフィルタによる平均化処理を行うと画像のエッジ部分も除去されてしまうので、メディアンフィルタによる中間値演算処理を行う。図22は、本発明の携帯電話装置10のノイズ低減部29の内部のブロック図である。図22において、静止画像メモリ100は、それぞれ1画面の静止画像を記憶するフレームメモリ1及びフレームメモリ2で構成されている。カメラ部25から得られる1画面の静止画像はフレームメモリ1に記憶される。メディアンフィルタ回路200は、フレームメモリ1に記憶された複数の画素データの中から、ノイズ低減の対象となる1つの画素データとそれに隣接する8個の画素データを読み出して、その9個の画素データをレベルの大きい順に、レジスタブロックBL(1)ないしBL(9)にストアする。そして、中間値をストアしたレジスタブロックBL(5)の画素データをノイズ低減の対象となる画素データに代えて、フレームメモリ2の対応するアドレスに記憶する。フレームメモリ1の1画面の画素データをフレームメモリ2の対応するアドレスに記憶すると、フレームメモリ2の1画面の画素データをRAM23に転送して、ノイズが低減された静止画像からQRコードのデータを取得する。
図23ないし図25は、図22のメディアンフィルタ回路200の9個のレジスタブロックBL(1)ないしBL(9)の回路図である。これら9個のレジスタブロックに9個の画素データをレベルの大きい順にストアするために、フレームメモリ1から読み出したnビット(例えば、8ビット)の画素データの値と現在ストアしているnビットの画素データの値とを比較するnビットのコンパレータ回路12ないし92が各レジスタブロックBL(1)ないしBL(9)に組み込まれている。
図26は、このnビットのコンパレータ回路のICの回路図である。このコンパレータ回路は、最上位ビットであるa(n−1),b(n−1)から最下位ビットであるa0,b0までの第1のデジタルデータ及び第2のデジタルデータからなる2系統のデジタルデータの大小を比較する。各ビット比較回路は、排他的論理和回路(XOR)、インバータ回路(INV)、2入力のAND回路(2AN)、オープンコレクタの3入力のNAND回路(3NA)で構成されている。また、すべてのNAND回路のオープンコレクタの出力は、ワイヤードオア(WOR)によって外付けのプルアップ抵抗R2に接続され、コンパレータ回路は負論理の信号を出力する。すなわち、いずれか1つの比較回路のNAND回路から「0」が出力されると、「0」の信号を出力し、すべての比較回路のNAND回路から「1」が出力されると、「1」の信号を出力する。次に、図26のコンパレータ回路の動作について説明する。
iが「0」ないし「(n−1)」のいずれかの任意のビットai,biを比較する比較回路において、排他的論理和回路は、2つの入力ビットai,biが一致する場合は一致信号「0」を出力し、不一致である場合は不一致信号「1」を出力する。AND回路は、インバータ回路で反転された一致信号「1」又は不一致信号「0」と、上位ビットのAND回路から受信した一致信号「1」又は不一致信号「0」との論理積を、下位ビットの比較回路に対して、一致信号「1」又は不一致信号「0」として送信する。NAND回路は、上位ビットのAND回路から受信した一致信号「1」又は不一致信号「0」、排他的論理和回路から受信した一致信号「0」又は不一致信号「1」、及び、入力ビットai「1」又は「0」の論理積を出力する。ただし、最上位ビットa(n−1),b(n−1)のNAND回路及びAND回路の1つの入力端子はプルアップ抵抗R1によって常にハイレベル「1」に固定されている。したがって、NAND回路は、上位ビットのAND回路から(又は、抵抗R1によって)一致信号「1」を受信し、且つ、排他的論理和回路から不一致信号「1」を受信したときに、入力ビットaiの値に応じて「1」又は「0」を出力し、上位ビットのAND回路から不一致信号「0」を受信したとき、又は、排他的論理和回路から一致信号「0」を受信したときは、入力ビットaiの値にかかわらず常に「1」を出力する。この結果、最上位ビット(n−1)の比較回路においては、a(n−1)>b(n−1)の場合には、NAND回路は「0」を出力し、a(n−1)≦b(n−1)の場合には、NAND回路は「1」を出力する。そして、AND回路から不一致信号「0」を下位の比較回路に送信するので、それ以下の下位の比較回路は順に不一致信号「0」を送信する。この結果、ビット(n−2)以下の他の下位ビットのNAND回路はすべて「1」を出力する。いま、a(n−1)ないしa0をnビットデータAとし、b(n−1)ないしb0をnビットデータBとすると、コンパレータ回路は、A>Bの場合は「0」を出力し、A≦Bの場合は「1」を出力する。
一方、最上位ビット以外の任意のビットai,biの比較回路においては、上位の比較回路から一致信号「1」を受信し、且つ、排他的論理和回路から不一致信号「1」を受信したときに、入力ビットaiの値に応じて「1」又は「0」を出力するので、ai>biの場合には、NAND回路は「0」を出力し、ai≦biの場合には、NAND回路は「1」を出力する。この結果、コンパレータ回路は、A>Bの場合は「0」を出力し、A≦Bの場合は「1」を出力する。
このように、図26のコンパレータ回路は、入力された複数ビットからなる第1のデジタルデータであるa(n−1),a(n−2)…a0、及び、第2のデジタルデータであるb(n−1),b(n−2)…b0をビットごとに比較する複数のビット比較回路で構成され、各ビット比較回路は、上位のビットの比較回路から下位のビットの比較回路に情報を伝達する第1系統の伝送路(AND回路のカスケード接続の伝送路)と、比較すべき第1のデジタルデータおよび第2のデジタルデータのビット値に応じて情報を出力する第2系統の伝送路(排他的論理和回路から3NAND回路に至る伝送路)とを有する。
さらに詳しくは、各ビット比較回路は、入力された1ビットの第1のデジタルデータおよび第2のデジタルデータのビット値が一致する場合は一致信号を発生し、そのビット値が不一致の場合は不一致信号を発生する入力回路(排他的論理和回路)と、入力回路によって不一致信号が発生された場合、又は、上位のビット比較回路から不一致信号が受信された場合には、下位のビット比較回路に対して不一致信号を送信し、入力回路によって一致信号が発生され、且つ、上位のビット比較回路から一致信号が受信された場合には、下位のビット比較回路に対して一致信号を送信する送受信回路(AND回路)と、入力回路によって不一致信号が発生され、且つ、送受信回路によって上位のビット比較回路から一致信号が受信された場合には、入力回路に入力されている第1のデジタルデータを出力する出力回路(NAND回路)を有する。
この場合において、送受信回路は、上位のビット比較回路から1ビットの不一致信号又は一致信号を受信し、下位のビット比較回路に対して1ビットの不一致信号又は一致信号を送信する。
例えば、本願発明のコンパレータ回路を8ビット構成にした場合、各ビット比較回路を8個有する回路になる。これを従来の8ビットのコンパレータ回路と比較すると、本願発明のコンパレータ回路の顕著な特徴が明らかになる。図27及び図28の2つの図面に亘って記載された回路は、現在市販されている8ビットのコンパレータ回路を示している。従来のコンパレータ回路の場合には、上位のビットの比較回路から下位のビットの比較回路に情報を伝達する伝送路と、比較すべき2系統のデジタルデータのビット値に応じて情報を出力する伝送路とが、入力側から出力側に至る同一方向の経路になっている。このため、図27及び図28に示すように、個々の回路を接続するパターン数が非常に多くなっている。これに対して、図26のコンパレータ回路は個々の回路を接続するパターン数が圧倒的に少ない。したがって、図26のコンパレータ回路は回路規模が小さくなるとともに、接続パターンに起因する浮遊容量が圧倒的に小さくなり、信号の遅延や歪みも小さくなる。この結果、図26のコンパレータ回路は極めて高速の信号処理が可能となり、図26のコンパレータ回路を組み込んだ図22のメディアンフィルタ回路も高速のノイズ低減処理が可能となる。
また、図27及び図28のコンパレータ回路は、カスケード接続することができないので、16ビット、24ビット、32ビット、40ビット…のコンパレータ回路を構成することができない。これに対して、図26のnビットのコンパレータ回路は、端子dを上位のコンパレータ回路の端子eに接続し、端子eを下位のコンパレータ回路の端子dに接続し、各ビットの比較回路のNAND回路の出力をワイヤードオアで接続することで、容易にカスケード接続ができる。例えば、図26のコンパレータ回路を8ビットとすると、カスケード接続することによって、16ビット、24ビット、32ビット、40ビット…のコンパレータ回路を構成することができる。また、上記の動作説明で明らかなように、任意の数のビット比較回路をカスケード接続することができるので、カメラ部25から得られる画素データのビット数に応じて、自在な回路構成を容易に設計することができる。
以上のように、上記実施形態におけるコンパレータ回路によれば、入力された複数ビットからなる第1のデジタルデータであるa(n−1),a(n−2)…a0、及び、第2のデジタルデータであるb(n−1),b(n−2)…b0をビットごとに比較する複数のビット比較回路で構成され、各ビット比較回路は、上位のビットの比較回路から下位のビットの比較回路に情報を伝達する第1系統の伝送路(図26においてAND回路のカスケード接続された縦方向の伝送路)と、比較すべき第1のデジタルデータおよび第2のデジタルデータのビット値に応じて情報を出力する第2系統の伝送路(図26において排他的論理和回路からNAND回路に至る横方向の伝送路)と、を有する。したがって、回路規模が小さくなるだけでなく、接続パターンに起因する浮遊容量が圧倒的に小さくなり、信号の遅延や歪みも小さくなり、極めて高速の信号処理が可能となる。したがって、本発明のコンパレータ回路を組み込んだメディアンフィルタ回路も高速のノイズ低減処理が可能となり、識別カードのQRコードを撮像した画像のノイズを高速に低減できる。
なお、QRコードがない第1実施形態の識別カードの場合には、携帯電話装置10のスイッチ部13の操作によって、印刷又は刻印された識別コード又はユーザが決定した識別コードを入力し、その識別コードに対応する書類の管理情報をスイッチ部13、又は、パソコン30から入力することにより、識別カードによってファイルに収容される書類を管理することができる。
本発明の実施形態のファイル用貼付シールセットのシール本体の構造を示す図。 図1のシール本体に挿入される識別カードを示す図。 図1のシール本体に識別カードが挿入された状態を示す図。 図1のシール本体の識別カードを差し替える状態を示す図。 本発明の実施形態の携帯電話装置で撮像されたQRコードの画像及び枠画像を示す図。 本発明の実施形態の携帯電話装置で撮像されたQRコードの画像が合焦点になった状態を示す図。 本発明の実施形態の様々な態様の識別カードを示す図。 本発明の実施形態の携帯電話装置とパソコンとを接続する場合を示す図。 図8の携帯電話装置の内部構成を示すブロック図。 図9のCPUによって実行されるメインルーチンのフローチャート。 図10のファイルメニュー処理のサブルーチンのフローチャート。 図11に続くファイルメニュー処理のサブルーチンのフローチャート。 本発明の実施形態の携帯電話装置の表示画面を示す図。 本発明の実施形態の携帯電話装置の表示画面を示す図。 本発明の実施形態の携帯電話装置の表示画面を示す図。 本発明の実施形態の携帯電話装置の表示画面を示す図。 本発明の実施形態の携帯電話装置の表示画面を示す図。 本発明の実施形態の携帯電話装置の表示画面を示す図。 本発明の実施形態の識別カードのQRコードのパターンを示す図。 本発明の実施形態の識別カードのQRコードのパターンを示す図。 図9のCPUによって実行される一部のフローチャート。 図9のノイズ低減部の内部構成を示すブロック図。 図22のノイズ低減部のメディアンフィルタの回路図。 図23に続くメディアンフィルタの回路図。 図24に続くメディアンフィルタの回路図。 図23のメディアンフィルタのデジタルコンパレータの回路図。 従来の8ビットのデジタルコンパレータの回路図。 図27に続く8ビットのデジタルコンパレータの回路図。
符号の説明
1 シール本体
2 透明な袋
3 接着層
5 識別カード
10 携帯電話装置
11 表示部
12 枠画像
13 スイッチ部
14 QRコードの画像
21 CPU
25 カメラ部
26 フラッシュメモリ
29 ノイズ低減部
30 パソコン
100 静止画像メモリ
200 メディアンフィルタ回路

Claims (9)

  1. 表面に透明な袋を有するとともに背面に粘着層を有し、書類を収容するファイルの背見出し部に当該背面を貼り付けるシール本体と、
    前記書類を識別するために前記シール本体の前記透明な袋に着脱可能に挿入される識別カードと、
    を備えたことを特徴とするファイル用貼付シールセット。
  2. 前記識別カードの表面の一部には、撮像手段を有する所定の情報処理装置によって光学的に読み取り可能な2次元の識別コードが表示されていることを特徴とする請求項1に記載のファイル用貼付シールセット。
  3. 前記識別カードには、2次元の識別コードのサイズを表す情報が表示されていることを特徴とする請求項2に記載のファイル用貼付シールセット。
  4. 前記2次元の識別コードには、インターネット上の情報リソースのサイトにアクセスするためのアドレスであるURL、及び、文化、スポーツ、若しくは学術の分野に関する豆知識の情報又は当該URLに対して解答を送信できるクイズの情報がさらに含まれていることを特徴とする請求項3に記載のファイル用貼付シールセット。
  5. 前記識別カードには、2次元の識別コードのサイズを表す色彩のパターンが表示されていることを特徴とする請求項2に記載のファイル用貼付シールセット。
  6. 2次元の識別コードの情報を管理する情報処理装置であって、
    操作手段と、
    複数の識別コード及び各識別コードに関連する情報のデータベースを有する記憶手段と、
    撮像手段と、
    表示手段と、
    前記操作手段により識別コード読み取りの指令が入力されたときは、前記撮像手段によって撮像される識別コードの画像の画角をガイドする枠画像を前記表示手段に表示し、前記撮像手段で撮像された識別コードの画像が合焦点になったときの静止画像を取り込み、当該静止画像から識別コードを抽出して前記記憶手段のデータベースに記憶するとともに、前記操作手段又は外部装置から識別コードに関連する情報が入力されたときは当該関連する識別コードに対応させて当該入力された情報を前記記憶手段のデータベースに記憶する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする情報処理装置。
  7. 前記制御手段は、前記操作手段によって入力された識別コード読み取りの指令に含まれているデータに基づいて、前記撮像手段によって撮像される識別コードの画像が合焦点になるときの枠画像のサイズを決定することを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 前記制御手段は、前記操作手段により識別コード読み取りの指令が入力されたときは、前記撮像手段によって撮像される識別コードの画像の中から特定の色彩の画像の有無を検出し、当該検出結果に基づいて当該撮像される識別コードの画像が合焦点になるときの枠画像のサイズを決定することを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
  9. 前記撮像手段によって撮像された識別コードの画像のノイズを低減するノイズ低減手段をさらに備え、当該ノイズ低減処理を行うメディアンフィルタ回路に、入力された複数ビットからなる第1のデジタルデータおよび第2のデジタルデータをビットごとに比較する複数のビット比較回路を備え、各ビット比較回路は、上位のビットの比較回路から下位のビットの比較回路に情報を伝達する第1系統の伝送路と、比較すべき第1のデジタルデータおよび第2のデジタルデータのビット値に応じて情報を出力する第2系統の伝送路と、
    を有することを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
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