JP2009116380A - 仮想サーバ移動制御装置、仮想サーバ移動制御方法およびプログラム - Google Patents

仮想サーバ移動制御装置、仮想サーバ移動制御方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】仮想サーバの再移動を少なくすることが可能な仮想サーバ移動制御装置、仮想サーバ移動制御方法およびプログラムを提供する。
【解決手段】仮想サーバ移動制御装置2は、仮想サーバを稼動可能な複数の物理サーバ3と接続され、複数の物理サーバ3のいずれかで稼動している仮想サーバを他の物理サーバ3に移動する仮想サーバ移動制御装置2であって、複数の物理サーバ3の負荷を検出する検出手段21と、物理サーバ3ごとに、検出手段21が予め定められた低負荷判定用閾値よりも小さい負荷を検出した期間を算出する算出手段25と、算出手段25にて算出された期間を用いて、複数の物理サーバ3の中から、仮想サーバの移動先となる移動先物理サーバを特定する特定手段26と、特定手段26にて特定された移動先物理サーバに、仮想サーバを移動する移動手段24と、を含む。
【選択図】図1

Description

本発明は、仮想サーバ移動制御装置、仮想サーバ移動制御方法およびプログラムに関し、特には、物理サーバが有する仮想サーバを、他の物理サーバに移動する、仮想サーバ移動制御装置、仮想サーバ移動制御方法およびプログラムに関する。
特定のサーバに処理負荷が集中しないように、複数のサーバに処理負荷を分散する負荷分散技術が知られている。また、複数のサーバに分散されている処理負荷を、1つのサーバに集約する負荷集約技術が知られている。
特許文献1には、予備サーバを利用するか否かを示す予測表を生成し、その予測表に基づいて、主サーバの負荷を予備サーバに分散する負荷分散制御システムが記載されている。
特許文献2には、過剰負荷のコンピュータの負荷を、過小負荷のコンピュータに移動するシステムが記載されている。
非特許文献1には、物理サーバが高負荷または低負荷の場合、物理サーバ上の仮想サーバを他の物理サーバに移動させる技術が記載されている。
非特許文献1に記載の技術では、仮想サーバの負荷が集約された状態を維持しつつ、負荷が上限を超えないように、移動先のサーバが選択される。この技術では、仮想サーバの移動が、負荷変動に応じて自律的に実行される。このため、仮想サーバの処理能力を下げることなく、サーバ全体の利用効率を向上させることができる。
特開2006−228115号公報 特表2005−501335号公報 柳沢 満、竹村 俊徳著、「仮想サーバの最適な配置方式の提案と評価」、第69回(平成19年)全国大会講演論文集、日本、社団法人 情報処理学会、2007年3月6日、第3分冊、ネットワーク、分散システム(1)-2、pp.3-43,3-44
特許文献1、特許文献2および非特許文献1に記載の負荷移動技術では、サーバ間で負荷の移動が頻繁に生じると、負荷の移動自体が新たな負荷となってしまう。
例えば、特許文献1に記載の予備サーバ(負荷の移動先)が、頻繁に高負荷になる場合、予備サーバに移動させられた負荷は、他のサーバに頻繁に移動される。
また、特許文献2に記載のシステムでは、負荷を受け付ける過小負荷のコンピュータが、頻繁に高負荷になる場合、そのコンピュータが受け付けた負荷は、直ちに、他のコンピュータに移動される可能性がある。
また、非特許文献1に記載の技術では、頻繁に高負荷または低負荷になる物理サーバが、仮想サーバを受け持った場合、その物理サーバの負荷(例えば、仮想サーバ)は、直ちに、他の物理サーバに移動される可能性がある。
本発明の目的は、上述した課題を解決することが可能な仮想サーバ移動制御装置、仮想サーバ移動制御方法およびプログラムを提供することにある。
本発明の仮想サーバ移動制御装置は、仮想サーバを稼動可能な複数の物理サーバと接続され、当該複数の物理サーバのいずれかで稼動している仮想サーバを他の物理サーバに移動する仮想サーバ移動制御装置であって、前記複数の物理サーバの負荷を繰り返し検出する検出手段と、前記検出手段にて検出された各負荷を用いて、前記物理サーバごとに、当該物理サーバの負荷が予め定められた低負荷判定用閾値よりも小さい期間を算出する算出手段と、前記算出手段にて算出された期間を用いて、前記複数の物理サーバの中から、前記仮想サーバの移動先となる移動先物理サーバを特定する特定手段と、前記特定手段にて特定された移動先物理サーバに、前記仮想サーバを移動する移動手段と、を含む。
本発明の仮想サーバ移動制御方法は、仮想サーバを稼動可能な複数の物理サーバと接続され、当該複数の物理サーバのいずれかで稼動している仮想サーバを他の物理サーバに移動する仮想サーバ移動制御装置が行う仮想サーバ移動制御方法であって、前記複数の物理サーバの負荷を繰り返し検出する検出ステップと、前記検出された各負荷を用いて、前記物理サーバごとに、当該物理サーバの負荷が予め定められた低負荷判定用閾値よりも小さい期間を算出する算出ステップと、前記期間を用いて、前記複数の物理サーバの中から、前記仮想サーバの移動先となる移動先物理サーバを特定する特定ステップと、前記特定された移動先物理サーバに、前記仮想サーバを移動する移動ステップと、を含む。
本発明のプログラムは、仮想サーバを稼動可能な複数の物理サーバと接続されるコンピュータを、前記複数の物理サーバの負荷を繰り返し検出する検出手段、前記検出手段にて検出された各負荷を用いて、前記物理サーバごとに、当該物理サーバの負荷が予め定められた低負荷判定用閾値よりも小さい期間を算出する算出手段、前記算出手段にて算出された期間を用いて、前記複数の物理サーバの中から、仮想サーバの移動先となる移動先物理サーバを特定する特定手段、および、前記特定手段にて特定された移動先物理サーバに、前記仮想サーバを移動する移動手段として機能させる。
本発明によれば、仮想サーバの再移動を少なくすることが可能になる。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の第1実施形態の自律制御サーバを示したブロック図である。
図1において、自律制御サーバ2および複数の物理サーバ3は、通信網1に接続される。以下では、複数の物理サーバ3を、物理サーバ31〜3m(mは2以上の整数)としても表す。
各物理サーバ3は、例えば、記録媒体(磁気ディスク、半導体メモリ、光ディスク等)に記録されたプログラムを読み取り実行するコンピュータによって実現される。
各物理サーバ3は、1つまたは複数の仮想サーバ3aを稼動する。以下では、複数の物理サーバに存在する仮想サーバを、仮想サーバ311〜3mn(nは1以上の整数)としても表す。
図1では、物理サーバ31は、仮想サーバ311〜31nを稼動する。また、物理サーバ3mは、仮想サーバ3m1〜3mnを稼動する。
自律制御サーバ2は、一般的に、仮想サーバ移動制御装置と呼ぶことができる。
自律制御サーバ2は、複数の物理サーバ3のいずれかで稼動している仮想サーバ3aを、他の物理サーバ3に移動する。
自律制御サーバ2は、リソース情報収集部21と、閾値判定部22と、自律配置制御部23と、仮想サーバ移動部24とを含む。自律配置制御部23は、物理サーバ静的情報記憶部231と、リソース情報履歴記憶部232と、評価値計算部233とを含む。
閾値判断部22とリソース情報履歴記憶部232は、算出部25に含まれる。評価値計算部233と物理サーバ静的情報記憶部231は、特定部26に含まれる。リソース情報履歴記憶部232は、記憶部232aと、管理部232bとを含む。評価値計算部233は、候補特定部233aと、移動先特定部233bとを含む。
リソース情報収集部21は、一般的に検出手段と呼ぶことができる。
リソース情報収集部21は、複数の物理サーバ3および複数の仮想サーバ3aの負荷を繰り返し検出する。
例えば、リソース情報収集部21は、各物理サーバ3および各仮想サーバ3aから、リソース情報(負荷情報)として、それぞれのCPU(Central Processing Unit)使用率、メモリ使用量、記録媒体への入出力性能値、および、通信制御装置の入出力性能値を、繰り返し取得する。
なお、記録媒体への入出力性能値は、例えば、最大データ転送速度に対する入出力データ転送速度の割合である。通信制御装置の入出力性能値は、例えば、伝送速度と使用帯域である。また、CPU使用率とメモリ使用量は、一般的に、負荷の大きさを表す。
リソース情報収集部21は、各物理サーバ3および各仮想サーバ3aのリソース情報(負荷情報)を、リソース情報履歴記憶部232に提供し、また、各物理サーバ3のリソース情報(負荷情報)を、閾値判断部22に提供する。
閾値判断部22は、一般的に閾値判断手段と呼ぶことができる。
閾値判断部22は、予め定められた低負荷判定用閾値(以下「低負荷閾値」と称する。)および高負荷判定用閾値(以下「高負荷閾値」と称する。)を記憶している。なお、低負荷閾値は、高負荷閾値より小さい。
閾値判断部22は、リソース情報収集部21からリソース情報を受け付けるたびに、そのリソース情報を、低負荷閾値および高負荷閾値と比較する。
例えば、閾値判断部22は、まず、リソース情報から、各物理サーバ3の負荷情報(例えば、リソース使用量)を特定する。
閾値判断部22は、各物理サーバ3の負荷情報を、低負荷閾値および高負荷閾値と比較する。
閾値判断部22は、負荷情報が低負荷閾値よりも小さい物理サーバ3を、低負荷状態と判断する。閾値判断部22は、その判断の結果を、リソース情報履歴記憶部232に提供する。
閾値判断部22は、負荷情報が高負荷閾値よりも大きい物理サーバ3を、高負荷状態と判断する。閾値判断部22は、その判断の結果を、リソース情報履歴記憶部232に提供してもよいし提供しなくてもよい。
閾値判断部22は、高負荷状態の物理サーバ3を識別するための識別情報、または、低負荷状態の物理サーバ3を識別するための識別情報を、評価値計算部233に提供する。
物理サーバ静的情報記憶部231は、一般的に、物理サーバ静的情報記憶手段と呼ぶことができる。
物理サーバ静的情報記憶部231は、予め、各物理サーバ3のキャパシティ情報(例えば、メモリ容量)を記憶する。なお、キャパシティ情報は、各物理サーバ3における、CPUのクロック周波数、メモリ容量、および、ハードディスクと通信制御装置の最大転送速度でもよい。
リソース情報履歴記憶部232は、一般的にリソース情報履歴記憶手段と呼ぶことができる。
リソース情報履歴記憶部232は、各物理サーバ3のうち、閾値判断部22が低負荷状態と判断した物理サーバ3のリソース使用量(負荷)の履歴を記憶する。
記憶部232aは、一般的に記憶手段と呼ぶことができる。
管理部232bは、一般的に管理手段と呼ぶことができる。
管理部232bは、各物理サーバ3のうち、閾値判断部22が低負荷状態と判断した物理サーバ3のリソース使用量の履歴を、記憶部232aに記憶する。
管理部232bは、低負荷状態と判断された物理サーバ3のリソース使用量の履歴に基づいて、物理サーバ3ごとに、物理サーバ3の負荷が低負荷閾値よりも小さい期間(低負荷状態の期間)を、低負荷ポイント数として算出する。管理部232bは、その算出された低負荷ポイント数(期間)を、物理サーバ3ごとに、記憶部232aに記憶する。
評価値計算部233は、一般的に評価値計算手段と呼ぶことができる。
評価値計算部233は、少なくとも、物理サーバ静的情報記憶部231内の情報および低負荷ポイント数を用いて、複数の物理サーバ3の中から、仮想サーバの移動先となる移動先物理サーバを特定する。
評価値計算部233は、リソース情報収集部21が取得した各物理サーバ3および各仮想サーバ3aのリソース情報と、閾値判断部22から受け付けた物理サーバ3の識別情報と、物理サーバ静的情報記憶部231内の各物理サーバ3のキャパシティ情報と、リソース情報履歴記憶部232が管理する各物理サーバ3の低負荷ポイント数と、を使用して、移動される仮想サーバ3aと、移動先の物理サーバ3と、を特定する。
例えば、評価値計算部233は、上記情報を用いて、閾値判断部22から識別情報を用いて通知された物理サーバ3で稼動している仮想サーバ3a、および、移動先となりうる他の物理サーバ(移動先物理サーバ候補)の全ての組み合わせからなる移動候補についてそれぞれ評価値を計算する。
評価値は、仮想サーバ移動後の各物理サーバのリソース使用率を最適化(平準化または集中)するための指標である。
評価値計算部233は、評価値の算出結果を基に、移動される仮想サーバ3aと、移動先の物理サーバ3を特定する。
評価値計算部233は、移動される仮想サーバ3aと移動先の物理サーバ3とを表す情報を、仮想サーバ移動部24に提供する。
候補特定部233aは、一般的に候補特定手段と呼ぶことができる。
候補特定部233aは、複数の物理サーバ3のうち、リソース使用量が高負荷閾値よりも小さい物理サーバ3、および、低負荷ポイント数(期間)が予め定められた安定期間ポイント数(安定期間)よりも長い物理サーバ3のいずれかまたはこれらの組み合わせを、移動先物理サーバ候補として特定する。
例えば、候補特定部233aは、まず、複数の物理サーバ3を、移動先物理サーバ候補として特定する。候補特定部233aは、リソース使用量が高負荷閾値を越える物理サーバ3、および、低負荷ポイント数(期間)が予め定められた安定期間ポイント数(安定期間)より少ない物理サーバ3のいずれかまたはこれらの組み合わせを、移動先物理サーバ候補から除外する。
移動先特定部233bは、一般的に移動先特定手段と呼ぶことができる。
移動先特定部233bは、候補特定部233aにて特定された移動先物理サーバ候補について、仮想サーバが移動されてきた場合の負荷(例えば、リソース使用率)を計算し、その計算の結果と、低負荷ポイント数とに基づいて、移動先物理サーバ候補の中から、移動先物理サーバを特定する。
例えば、移動先特定部233bは、閾値判断部22から識別情報を用いて通知された物理サーバ3で稼動している仮想サーバ3aと移動先物理サーバ候補との全ての組み合わせからなる移動候補について、それぞれ評価値を計算する。
移動先特定部233bは、評価値の算出結果を基に、移動される仮想サーバ3aと、移動先の物理サーバ3を特定する。移動先特定部233bは、移動される仮想サーバ3aと移動先の物理サーバ3とを表す情報を、仮想サーバ移動部24に提供する。
仮想サーバ移動部24は、一般的に移動手段と呼ぶことができる。
仮想サーバ移動部24は、自律配置制御部23が決定した移動対象の仮想サーバ3aを、移動先の物理サーバ3へ移動する。
仮想サーバ移動部24は、運用管理製品、仮想化ミドルウェア製品をはじめとする公知技術で既に実現されている。このため、仮想サーバ移動部24の実現方法は、特に制限しない。
算出部25は、一般的に算出手段と呼ぶことができる。
算出部25は、リソース情報収集部21から受け付けた各負荷を用いて、物理サーバ3ごとに、物理サーバ3の負荷が低負荷閾値よりも小さい期間を、低負荷ポイント数として算出する。
特定部26は、一般的に特定手段と呼ぶことができる。
特定部26は、算出部25にて算出された低負荷ポイント数を用いて、複数の物理サーバ3の中から、仮想サーバの移動先となる移動先物理サーバを特定する。
なお、自律制御サーバ2は、CD−ROM、ハードディスクまたはメモリに記録されたプログラムに従って動作するコンピュータによって実現されてもよい。CD−ROM、ハードディスクまたはメモリは、一般的に、コンピュータにて読み取り可能な記録媒体と呼ぶことができる。この場合、このコンピュータは、そのプログラムを記録媒体から読み取り実行することによって、リソース情報収集部21、閾値判定部22、自律配置制御部23、および、仮想サーバ移動部24として機能する。
次に、本実施の形態の全体の動作について詳細に説明する。
まず、高負荷の物理サーバで稼動している仮想サーバを、他の物理サーバに移動する動作を説明する。
図2は、高負荷の物理サーバで稼動している仮想サーバを、他の物理サーバに移動する動作を説明するためのフローチャートである。
リソース情報収集部21は、各物理サーバ31〜3mおよび各仮想サーバ311〜3mnから、各物理サーバ31〜3mおよび各仮想サーバ311〜3mnのリソース情報を取得する。
以下では、ある物理サーバ3上でリソース使用量が上昇し、そのリソース使用量が、リソースごとに設定された高負荷閾値を超過した場合を想定する。
リソース情報収集部21は、システム起動時から常に、閾値判断部22へ、決められた間隔で、各物理サーバ31〜3mのリソース情報を渡す。
また、リソース情報収集部21は、システム起動時から常に、リソース情報履歴記憶部232へ、決められた間隔で、各物理サーバ31〜3mと各仮想サーバ311〜3mnのリソース情報を渡す。
閾値判断部22は、リソース情報収集部21からリソース情報を受け付けるたびに、そのリソース情報(具体的には、リソース使用量)を、低負荷閾値および高負荷閾値と比較する。
閾値判断部22は、リソース使用量が低負荷閾値よりも小さい物理サーバ3を、低負荷状態と判断する。閾値判断部22は、その判断の結果を、リソース情報履歴記憶部232に提供する。
リソース情報履歴記憶部232では、管理部232bは、閾値判断部22が低負荷状態と判断した物理サーバ3の低負荷ポイント数に「1」を加算し、その低負荷ポイント数を記憶する。
なお、自律配置制御部23で予め決められた低負荷ポイント数(安定期間ポイント数)が、安定期間として用いられる。
また、閾値判断部22は、リソース情報収集部21が取得したリソース情報を元に、高負荷閾値を超過した物理サーバ3を特定し、その特定された物理サーバ3を識別するための識別情報を、評価値計算部233へ通知する(ステップA1)。
リソース情報収集部21は、自律制御サーバ2がサーバ分散動作を行うため、評価値計算部233へ、各物理サーバ31〜3mと各仮想サーバ311〜3mnのリソース情報を渡す(ステップA2)。
評価値計算部233の候補特定部233aは、閾値判断部22から、物理サーバ3を識別するための識別情報を受け付け、リソース情報収集部21から、各物理サーバ31〜3mと各仮想サーバ311〜3mnのリソース情報を受け付けると、物理サーバ静的情報記憶部231から、各物理サーバ3のキャパシティ情報を取得すると共に、リソース情報履歴記憶部232から、各物理サーバ3の低負荷ポイント数を取得する(ステップA3)。
続いて、候補特定部233aは、全物理サーバ3を、移動先物理サーバ候補とする。
続いて、候補特定部233aは、リソース使用量が高負荷閾値を超えている物理サーバを、移動先物理サーバ候補から外す(ステップA4およびA5)。
続いて、候補特定部233aは、移動先物理サーバ候補の絞込みを行うために、各物理サーバ3の低負荷ポイント数を参照して、残っている移動先物理サーバ候補の中で、予め決められた安定期間を満たしていない物理サーバを、移動先物理サーバ候補から外す(ステップA6およびA7)。
続いて、評価値計算部233は、リソース使用量が高負荷閾値を超えている物理サーバ3上の仮想サーバ3aの中から、移動される仮想サーバ3aを決定すると共に、移動先物理サーバ候補の中から、移動先となる物理サーバ3を特定する。
具体的には、移動先特定部233bは、高負荷閾値を超過した物理サーバ3(移動元物理サーバ)上にある仮想サーバ3aを移動先物理サーバに移動した後の、移動元および移動先の物理サーバのリソース使用率(負荷)を求める(ステップA8)。
例えば、まず、移動先特定部233bは、高負荷閾値を超過した物理サーバ3上にある仮想サーバが移動した後の移動元物理サーバのリソース使用率U'=(SVsrc,VM,R)、および、仮想サーバが移動した後の移動元物理サーバのリソース使用率U'=(SVdest,VM,R)を、以下の式(1)を用いて算出する。
Figure 2009116380
ここで、SVdestは、仮想サーバの移動先の物理サーバを表す。SVsrcは、仮想サーバの移動元の物理サーバを表す。VMは、仮想サーバ[1](複数のVMを表す場合は、VM*とする。その場合の仮想サーバ数は2以上とする。)を表す。Rは、物理サーバまたは仮想サーバで使用するリソースを表す。U(SV,R)は、物理サーバ(SV)のリソース使用率を表す。C(SV,R)は、物理サーバ(SV)のリソース容量(キャパシティ)を表す。U(SV,VM,R)は、物理サーバで稼動する仮想サーバのリソース使用率(%)を表す。
図3は、仮想サーバ(VM)の移動前と移動後で各物理サーバのリソース使用率が変化する様子を示した説明図である。
図3では、移動元の物理サーバSVsrcでリソース使用率が低下し(−U(SVsrc,VM,R))、移動先の物理サーバSVdestでリソース使用率が増加(+U(SVsrc,VM,R)・C(SVsrc,R))/C(SVdest,R))している様子を示している。
仮想サーバ移動後の移動元物理サーバのリソース使用率は、移動元物理サーバのリソース使用率から、移動される仮想サーバのリソース使用率を除外したものとなる。
また、仮想サーバ移動後の移動先物理サーバのリソース使用率は、移動先物理サーバのリソース使用率に、移動された仮想サーバのリソース使用率を追加したものとなる。
ここで、移動された仮想サーバの移動先物理サーバでのリソース使用率は、移動元および移動先の物理サーバのキャパシティ情報を用いて、移動元物理サーバのリソース使用率から換算される。
続いて、移動先特定部233bは、ステップA1で閾値判断部22から通知された物理サーバ3で稼動している仮想サーバ3aと、ステップA4〜A7で選定された移動先物理サーバ候補の、すべての組み合わせからなる移動候補について、それぞれ評価値を計算する(ステップA9)。
ここで、仮想サーバ分散の観点から考えると、仮想サーバ3aが移動することで、移動元物理サーバと移動先物理サーバのリソース使用率のバランスが、どのように変化するかを考慮することが重要である。
2台の物理サーバ3のリソース使用量のバランスがよいと言う意味を、各物理サーバ3のリソースの使用率が同程度であることと定義することが望ましい。
ここで、仮想サーバが移動した後の2台の物理サーバSVa,SVbのリソース使用率の分散は、以下の式(2)で定義できる。
Figure 2009116380
さらに、物理サーバは、複数のリソースを備えているため、リソースRごとの重みw(R)を考慮し、評価値を、以下の式(3)で定義する。
Figure 2009116380
ここで、重みw(R)は、それぞれのリソース情報を重視するための指標であり、予め移動先特定部233bに登録されているものとする。
また、以下の式(4)によって、評価値と低負荷ポイント数の逆数を掛け合わせたものを、低負荷を考慮した評価値として定義できる。
Figure 2009116380
仮想サーバ分散の場合は、仮想サーバの移動により、移動元と移動先のリソース使用量が平準化されることを目的にしているので、移動先特定部233bは、評価値が最も小さい候補(仮想サーバと移動先物理サーバの組み合わせ)を選択する(ステップA10)。
仮想サーバ移動部24は、ステップA10で決定された移動対象の仮想サーバ3aを、移動先の物理サーバ3へ移動する(ステップA11)。
次に、低負荷の物理サーバで稼動している仮想サーバを、他の物理サーバに移動する動作(以下「集約動作」と称する。)を説明する。
図4は、低負荷の物理サーバで稼動している仮想サーバを、他の物理サーバに移動する動作を説明するためのフローチャートである。
なお、図4において、図2に示した処理と同一の処理には同一符号を付してある。以下、図2に示した処理と異なる点を中心に動作を説明する。
図4に示した動作では、図2に示したステップA1の代わりにステップB1が実行され、図2に示したステップA8の代わりにステップB8が実行され、図2に示したステップA10の代わりにステップB10が実行される。
以下では、ある物理サーバ3上でリソース使用量が低下し、そのリソース使用量が、リソースごとに設定された低負荷閾値を下回った場合を想定する。
ステップB1では、閾値判断部22は、リソース情報収集部21が取得したリソース情報を元に、低負荷閾値を下回った物理サーバ3を特定し、その特定された物理サーバ3を識別するための識別情報を、評価値計算部233へ通知する。
ステップB8では、移動先特定部233bは、低負荷閾値を下回った物理サーバ3(移動元物理サーバ)上にある仮想サーバ3aが移動先物理サーバに移動した後の、移動元および移動先の物理サーバのリソース使用率(負荷)を求める。
なお、ステップB8において、リソース使用率の算出方法は、ステップA8での算出方法と同様である。
ステップB10では、仮想サーバ集約のために、仮想サーバの移動により、移動元と移動先のリソース使用量が集中されることを目的にしているので、移動先特定部233bは、評価値が最も大きい候補(仮想サーバと移動先物理サーバの組み合わせ)を選択する。
次に、本実施形態の効果について説明する。
本実施形態では、算出部25は、リソース情報収集部21から受け付けた各負荷を用いて、物理サーバ3ごとに、物理サーバ3の負荷が低負荷閾値よりも小さい期間を、低負荷ポイント数として算出する。特定部26は、算出部25にて算出された低負荷ポイント数を用いて、複数の物理サーバ3の中から、仮想サーバの移動先となる移動先物理サーバを特定する。仮想サーバ移動部24は、特定部26にて特定された移動先物理サーバに、仮想サーバを移動する。
低負荷ポイント数は、低負荷状態の期間を表す。このため、移動先物理サーバとして、低負荷状態で安定している物理サーバを選択することが可能になる。
よって、仮想サーバが移動先物理サーバに移動された後に、直ちに、その仮想サーバが別の移動先物理サーバに移動(再移動)されることを抑制することが可能になる。
また、本実施形態では、候補特定部233aは、複数の物理サーバ3のうち、低負荷ポイント数が予め定められた安定期間よりも長い物理サーバ3を、移動先物理サーバ候補として特定する。
移動先特定部233は、候補特定部233aにて特定された移動先物理サーバ候補について、仮想サーバが移動されてきた場合の負荷(リソース使用率)を計算し、その計算の結果と低負荷ポイント数とに基づいて、移動先物理サーバ候補の中から、移動先物理サーバを特定する。
この場合、低負荷状態の期間が安定期間に満たない物理サーバを、移動先物理サーバ候補から除外することが可能になる。このため、移動先物理サーバ候補について行われる計算を削減することが可能になる。
また、移動候補の仮想サーバと移動先候補の物理サーバのペアの数を少なくできるので、評価値を計算する際の計算量を少なくすることが可能になる。よって、計算に費やす時間を短くすることが可能になる。
また、本実施形態では、算出部25は、物理サーバ3ごとに、低負荷閾値よりも小さい負荷となった回数を、低負荷ポイント数を表す情報として算出する。
この場合、単純に回数をカウントすることによって、低負荷ポイント数を算出することが可能になる。
(第2実施形態)
図5は、本発明の第2実施形態の自律制御サーバを示したブロック図である。
第2実施形態は、図1に示したリソース情報履歴記憶部232の代わりに、リソース情報履歴記憶部232Aを含む。以下、第2実施形態について、第1実施形態と異なる点を中心に説明する。
リソース情報履歴記憶部232Aは、一般的にリソース情報履歴記憶手段と呼ぶことができる。
リソース情報履歴記憶部232Aは、各物理サーバ3のうち、閾値判断部22が低負荷状態と判断した物理サーバ3のリソース使用量(負荷)の履歴を記憶していく。
リソース情報履歴記憶部232Aは、記憶部232aAと管理部232bAを含む。記憶部232aAは、一般的に記憶手段と呼ぶことができる。管理部232bAは、一般的に管理手段と呼ぶことができる。
管理部232bAは、各物理サーバ3のうち、閾値判断部22が低負荷状態と判断した物理サーバ3のリソース使用量の履歴を、記憶部232aAに記憶する。
また、管理部232bAは、低負荷状態と判断された物理サーバ3のリソース使用量の履歴に基づいて、物理サーバ3ごとに、低負荷状態になってからの時間を低負荷ポイント数としてカウントする。管理部232bAは、そのカウントされた低負荷ポイント数(時間)を、物理サーバ3ごとに、記憶部232aAに記憶する。
リソース情報履歴記憶部232Aと閾値判断部22は、算出部25Aに含まれる。算出部25Aは、一般的に算出手段と呼ぶことができる。
第2実施形態では、算出部25Aは、物理サーバ3ごとに、低負荷状態になってからの時間を低負荷ポイント数としてカウントする。このため、単純に低負荷状態時間をカウントすることによって、低負荷ポイント数を算出することが可能になる。
(第3実施形態)
図6は、本発明の第3実施形態の自律制御サーバを示したブロック図である。
第3実施形態は、図1に示したリソース情報履歴記憶部232の代わりに、リソース情報履歴記憶部232Bを含む。以下、第3実施形態について、第1実施形態と異なる点を中心に説明する。
リソース情報履歴記憶部232Bは、一般的にリソース情報履歴記憶手段と呼ぶことができる。
リソース情報履歴記憶部232Bは、各物理サーバ3のうち、閾値判断部22が低負荷状態と判断した物理サーバ3のリソース使用量(負荷)の履歴を記憶する。
リソース情報履歴記憶部232Bは、記憶部232aBと管理部232bBを含む。記憶部232aBは、一般的に記憶手段と呼ぶことができる。管理部232bBは、一般的に管理手段と呼ぶことができる。
管理部232bBは、各物理サーバ3のうち、閾値判断部22が低負荷状態と判断した物理サーバ3のリソース使用量の履歴を、記憶部232aBに記憶していく。
また、管理部232bBは、各物理サーバ3のリソース負荷率%(リソース使用率)を、低負荷状態と判断された物理サーバ3のリソース使用量ごとに算出し、物理サーバ3ごとに、(100−リソース負荷率%)の値を、低負荷ポイント数として加算していき、その加算値を記憶部232aBに記憶していく。
リソース情報履歴記憶部232Bと閾値判断部22は、算出部25Bに含まれる。算出部25Bは、一般的に算出手段と呼ぶことができる。
第3実施形態では、算出部25Bは、各物理サーバのリソース負荷率を用いて低負荷ポイント数を算出することが可能になる。
(第4実施形態)
図7は、本発明の第4実施形態の自律制御サーバを示したブロック図である。
第4実施形態は、図1に示したリソース情報履歴記憶部232の代わりに、リソース情報履歴記憶部232Cを含む。以下、第4実施形態について、第1実施形態と異なる点を中心に説明する。
リソース情報履歴記憶部232Cは、一般的にリソース情報履歴記憶手段と呼ぶことができる。
リソース情報履歴記憶部232Cは、各物理サーバ3のうち、閾値判断部22が低負荷状態と判断した物理サーバ3のリソース使用量(負荷)の履歴を記憶する。
リソース情報履歴記憶部232Cは、記憶部232aCと管理部232bCを含む。記憶部232aCは、一般的に記憶手段と呼ぶことができる。管理部232bCは、一般的に管理手段と呼ぶことができる。
管理部232bCは、各物理サーバ3のうち、閾値判断部22が低負荷状態と判断した物理サーバ3のリソース使用量の履歴を、記憶部232aCに記憶していく。
管理部232bCは、閾値判断部22が低負荷状態と判断した回数を、物理サーバ3ごとにカウントし、そのカウント値を低負荷状態判断回数として記憶部232aCに記憶する。
また、管理部232bCは、低負荷状態と判断された物理サーバ3の各リソース使用量に基づいて、物理サーバ3ごとに、リソース負荷率%(リソース使用率)を繰り返し算出し、物理サーバ3ごとに、(100−リソース負荷率%)の値の平均値を算出する。
管理部232bCは、物理サーバ3ごとに、低負荷状態判断回数に(100−リソース負荷率%)の値の平均値を掛け合わせたものを、各物理サーバ3の低負荷ポイント数として記憶部232aCに記憶する。
リソース情報履歴記憶部232Cと閾値判断部22は、算出部25Cに含まれる。算出部25Cは、一般的に算出手段と呼ぶことができる。
第4実施形態では、算出部25Cは、低負荷状態判断回数と各物理サーバのリソース負荷率を用いて低負荷ポイント数を算出することが可能になる。
(第5実施形態)
図8は、本発明の第5実施形態の自律制御サーバを示したブロック図である。
第5実施形態は、図1に示したリソース情報履歴記憶部232の代わりに、リソース情報履歴記憶部232Dを含む。以下、第5実施形態について、第1実施形態と異なる点を中心に説明する。
リソース情報履歴記憶部232Dは、一般的にリソース情報履歴記憶手段と呼ぶことができる。
リソース情報履歴記憶部232Dは、各物理サーバ3のうち、閾値判断部22が低負荷状態と判断した物理サーバ3のリソース使用量(負荷)の履歴を記憶する。
リソース情報履歴記憶部232Dは、記憶部232aDと管理部232bDを含む。記憶部232aDは、一般的に記憶手段と呼ぶことができる。管理部232bDは、一般的に管理手段と呼ぶことができる。
管理部232bDは、各物理サーバ3のうち、閾値判断部22が低負荷状態と判断した物理サーバ3のリソース使用量の履歴を、記憶部232aDに記憶していく。
管理部232bDは、物理サーバ3のリソース使用量の履歴に基づいて、物理サーバ3ごとに、低負荷状態になってからの時間をカウントする。
また、管理部232bDは、低負荷状態と判断された物理サーバ3の各リソース使用量に基づいて、物理サーバ3ごとに、リソース負荷率%(リソース使用率)を繰り返し算出し、物理サーバ3ごとに、(100−リソース負荷率%)の値の平均値を算出する。
管理部232bDは、物理サーバ3ごとに、低負荷状態になってからの時間に、(100−リソース負荷率%)の値の平均値を掛け合わせたものを、各物理サーバ3の低負荷ポイント数として記憶部232aDに記憶する。
リソース情報履歴記憶部232Dと閾値判断部22は、算出部25Dに含まれる。算出部25Dは、一般的に算出手段と呼ぶことができる。
第5実施形態では、算出部25Dは、低負荷状態になってからの時間と各物理サーバのリソース負荷率を用いて低負荷ポイント数を算出することが可能になる。
(産業上の利用可能性)
本発明は、例えば、監視ミドルウェア製品に実装し、物理サーバ上で稼働する仮想サーバの運用を効率的に行うデータセンター事業に適用可能である。
本発明の第1実施形態の自律制御サーバを示したブロック図である。 高負荷の物理サーバで稼動している仮想サーバを、他の物理サーバに移動する動作を説明するためのフローチャートである。 仮想サーバ(VM)の移動前と移動後で各物理サーバのリソース使用率が変化する様子を示した説明図である。 低負荷の物理サーバで稼動している仮想サーバを、他の物理サーバに移動する動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の第2実施形態の自律制御サーバを示したブロック図である。 本発明の第3実施形態の自律制御サーバを示したブロック図である。 本発明の第4実施形態の自律制御サーバを示したブロック図である。 本発明の第5実施形態の自律制御サーバを示したブロック図である。
符号の説明
1 通信網
2 自律制御サーバ
21 リソース情報収集部
22 閾値判断部
23 自律配置制御部
231 物理サーバ静的情報記憶部
232、232A〜232D リソース情報履歴記憶部
232a、232aA〜232aD 記憶部
232b、232bA〜232bD 管理部
233 評価値計算部
233a 候補特定部
233b 移動先特定部
24 仮想サーバ移動部
25、25A〜25D 算出部
26 特定部
31〜3m 物理サーバ
311〜3mn 仮想サーバ

Claims (10)

  1. 仮想サーバを稼動可能な複数の物理サーバと接続され、当該複数の物理サーバのいずれかで稼動している仮想サーバを他の物理サーバに移動する仮想サーバ移動制御装置であって、
    前記複数の物理サーバの負荷を繰り返し検出する検出手段と、
    前記検出手段にて検出された各負荷を用いて、前記物理サーバごとに、当該物理サーバの負荷が予め定められた低負荷判定用閾値よりも小さい期間を算出する算出手段と、
    前記算出手段にて算出された期間を用いて、前記複数の物理サーバの中から、前記仮想サーバの移動先となる移動先物理サーバを特定する特定手段と、
    前記特定手段にて特定された移動先物理サーバに、前記仮想サーバを移動する移動手段と、を含む仮想サーバ移動制御装置。
  2. 請求項1に記載の仮想サーバ移動制御装置において、
    前記特定手段は、
    前記複数の物理サーバのうち、前記期間が予め定められた安定期間よりも長い物理サーバを、移動先物理サーバ候補として特定する候補特定手段と、
    前記候補特定手段にて特定された移動先物理サーバ候補について、前記仮想サーバが移動されてきた場合の負荷を計算し、当該計算の結果と前記期間とに基づいて、当該移動先物理サーバ候補の中から前記移動先物理サーバを特定する移動先特定手段と、を含む、仮想サーバ移動制御装置。
  3. 請求項1または2に記載の仮想サーバ移動制御装置において、
    前記算出手段は、前記物理サーバごとに、前記負荷が前記低負荷判定用閾値よりも小さくなった回数を、前記期間を表す情報として算出する、仮想サーバ移動制御装置。
  4. 請求項1または2に記載の仮想サーバ移動制御装置において、
    前記算出手段は、各物理サーバの負荷率を前記負荷ごとに算出し、前記物理サーバごとに、当該物理サーバの複数の負荷率に基づいて前記期間を表す情報を算出する、仮想サーバ移動制御装置。
  5. 仮想サーバを稼動可能な複数の物理サーバと接続され、当該複数の物理サーバのいずれかで稼動している仮想サーバを他の物理サーバに移動する仮想サーバ移動制御装置が行う仮想サーバ移動制御方法であって、
    前記複数の物理サーバの負荷を繰り返し検出する検出ステップと、
    前記検出された各負荷を用いて、前記物理サーバごとに、当該物理サーバの負荷が予め定められた低負荷判定用閾値よりも小さい期間を算出する算出ステップと、
    前記期間を用いて、前記複数の物理サーバの中から、前記仮想サーバの移動先となる移動先物理サーバを特定する特定ステップと、
    前記特定された移動先物理サーバに、前記仮想サーバを移動する移動ステップと、を含む仮想サーバ移動制御方法。
  6. 請求項5に記載の仮想サーバ移動制御方法において、
    前記特定ステップは、
    前記複数の物理サーバのうち、前記期間が予め定められた安定期間よりも長い物理サーバを、移動先物理サーバ候補として特定する候補特定ステップと、
    前記移動先物理サーバ候補について、前記仮想サーバが移動されてきた場合の負荷を計算し、当該計算の結果と前記期間とに基づいて、当該移動先物理サーバ候補の中から前記移動先物理サーバを特定する移動先特定ステップと、を含む、仮想サーバ移動制御方法。
  7. 請求項5または6に記載の仮想サーバ移動制御方法において、
    前記算出ステップでは、前記物理サーバごとに、前記負荷が前記低負荷判定用閾値よりも小さくなった回数を、前記期間を表す情報として算出する、仮想サーバ移動制御方法。
  8. 請求項5または6に記載の仮想サーバ移動制御方法において、
    前記算出ステップでは、各物理サーバの負荷率を前記負荷ごとに繰り返し算出し、前記物理サーバごとに、当該物理サーバの複数の負荷率に基づいて前記期間を表す情報を算出する、仮想サーバ移動制御方法。
  9. 仮想サーバを稼動可能な複数の物理サーバと接続されるコンピュータを、
    前記複数の物理サーバの負荷を繰り返し検出する検出手段、
    前記検出手段にて検出された各負荷を用いて、前記物理サーバごとに、当該物理サーバの負荷が予め定められた低負荷判定用閾値よりも小さい期間を算出する算出手段、
    前記算出手段にて算出された期間を用いて、前記複数の物理サーバの中から、仮想サーバの移動先となる移動先物理サーバを特定する特定手段、および、
    前記特定手段にて特定された移動先物理サーバに、前記仮想サーバを移動する移動手段として機能させるプログラム。
  10. 請求項9に記載のプログラムにおいて、
    前記特定手段は、
    前記複数の物理サーバのうち、前記期間が予め定められた安定期間よりも長い物理サーバを、移動先物理サーバ候補として特定する候補特定手段と、
    前記候補特定手段にて特定された移動先物理サーバ候補について、前記仮想サーバが移動されてきた場合の負荷を計算し、当該計算の結果と前記期間とに基づいて、当該移動先物理サーバ候補の中から前記移動先物理サーバを特定する移動先特定手段と、を含む、プログラム。
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