JP2009115913A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 電子写真方式の画像形成装置において、オゾンの排出量は小さくしつつ、捕捉可能な現像剤量の低下を抑制する。
【解決手段】 オゾンを減少させるオゾンフィルタ110を通過した空気が通過する位置に、現像剤を除去する現像剤フィルタ111を配置し、帯電器72の周囲を通過した空気が、オゾンフィルタ110及び現像剤フィルタ111を通過して排気口3Aから排出され、感光ドラム71(搬送ベルト33)と定着器80との間を通過した空気が、オゾンフィルタ110を通過することなく、現像剤フィルタ111を通過して排気口3Aから排出されるようにする。これにより、オゾンの排出量は小さくしつつ、捕捉可能な現像剤量の低下を抑制できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子写真方式の画像形成装置に関するものである。
電子写真方式の画像形成装置では、感光体(感光ドラム)の表面を帯電器にて帯電させて現像剤像を感光体に担持させるので、感光体及び帯電器の周囲にはオゾンが発生してしまう。
また、感光体から記録用紙等の記録シートに転写された現像剤は、定着器により加熱されて記録シートに定着するまでの間は記録シートから剥離し易く、記録シートから剥離した現像剤は画像形成装置(筐体)内を浮遊してしまう。
ところで、画像形成装置には、筐体内の熱気を排出するためにファンが設けられているが、前述したように、筐体内にはオゾン及び現像剤が浮遊しているので、熱気と共にオゾン及び現像剤が筐体(画像形成装置)外に排出されてしまうおそれがある。
そこで、特許文献1に記載の発明では、オゾンを分解・吸着するオゾンフィルタ及び現像剤を除去する集塵フィルタを設け、熱気と共にオゾン及び現像剤が筐体(画像形成装置)外に排出されてしまうことを防止している。
特開平8−220952号公報
ところで、オゾンは、空気中では不安定な分子であるので、時間が経過すると、酸素に分解(2O3→3O2)していく。一方、現像剤は、オゾンと異なり分解しないので、フィルタにて捕捉して空気中から除去する必要がある。
このため、帯電器の周囲を通過した空気が排気口に至るまでの時間が長くなるほど、排気口から筐体外に排出される空気中に含まれるオゾンが減少するものの、空気中に浮遊している現像剤は、集塵フィルタで捕捉する必要があるので、集塵フィルを通過する空気量(風量)が減少すると、これに呼応して集塵フィルタで捕捉できる現像剤量も低下していく。
そして、特許文献1に記載の発明は、集塵フィルタ及びオゾンフィルタを気流に対して直列に配設するとともに、排気口から排出される空気の全てが集塵フィルタ及びオゾンフィルタを通過するような構成としているので、気流がフィルタを通過する際の通風抵抗が大きくなり、気流の流速が低下して風量が小さくなる。
このため、特許文献1に記載の発明では、オゾンの排出量は小さくなるものの、捕捉可能な現像剤量が低下してしまうという問題がある。
本発明は、上記点に鑑み、オゾンの排出量は小さくしつつ、捕捉可能な現像剤量の低下を抑制することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明では、現像剤像を記録シートに転写することにより、記録シートに画像を形成する電子写真方式の画像形成装置であって、筐体(3)に収納され、現像剤像を担持する感光体(71)と、筐体(3)内に収納され、感光体(71)を帯電させる帯電器(72)と、記録シートの搬送方向において感光体(71)より搬送方向下流側に配設され、記録シートに転写された現像剤像を記録シートに定着させる定着器(80)と、筐体(3)内の空気中の含まれるオゾンを減少させるオゾンフィルタ(110)と、オゾンフィルタ(110)を通過した空気が通過する位置に配設され、筐体(3)内の空気中の含まれる現像剤を除去する現像剤フィルタ(111)と、筐体(3)に設けられた排気口(3A)に向かって流れる気流を発生させるファン(120)とを備え、帯電器(72)の周囲を通過した空気は、オゾンフィルタ(110)及び現像剤フィルタ(111)を通過して排気口(3A)から筐体(3)外に排出され、さらに、感光体(71)と定着器(80)との間を通過した空気は、オゾンフィルタ(110)を通過することなく、現像剤フィルタ(111)を通過して排気口(3A)から筐体(3)外に排出されることを特徴とする。
これにより、請求項1に記載の発明では、帯電器(72)の周囲を通過した空気は、オゾンフィルタ(110)及び現像剤フィルタ(111)を通過して排気口(3A)から筐体(3)外に排出されるので、帯電器(72)の周囲を通過したオゾンを多く含む気流の通風抵抗が大きくなり、帯電器(72)の周囲を通過した空気が排気口に至るまでの時間が長くなる。
このため、オゾンフィルタ(110)によるオゾンの分解・吸着に加えて、時間経過によるオゾンの分解が進行するので、排気口(3A)から排出されるオゾンの量を低減することが可能となる。
また、感光体(71)と定着器(80)との間を通過した空気は、オゾンフィルタ(110)を通過することなく、現像剤フィルタ(111)を通過して排気口(3A)から筐体(3)外に排出されるので、現像剤を多く含む気流の通風抵抗が小さくなり、現像剤フィルタ(111)で捕捉できる現像剤量を増大させることができる。
以上に説明したように、請求項1に記載の発明では、オゾンの排出量は小さくしつつ、捕捉可能な現像剤量の低下を抑制することができる。
請求項2に記載の発明では、筐体(3)内を帯電器(72)側と定着器(80)側とに仕切る仕切り壁(101)が設けられていることを特徴とする。
これにより、請求項2に記載の発明では、帯電器(72)の周囲を通過したオゾンを多く含む気流と、感光体(71)と定着器(80)との間を通過した現像剤を多く含む気流とを分離できるので、効果的にオゾンの排出量は小さくしつつ、捕捉可能な現像剤量の低下を抑制することができる。
請求項3に記載の発明では、感光体(71)と対向する位置に配設され、記録シートを定着器(80)側に搬送する搬送ベルトを備え、帯電器(72)側の空間は、搬送ベルト(33)及び仕切り壁(101)によって、定着器(80)側の空間と仕切られていることを特徴とする。
これにより、請求項3に記載の発明では、帯電器(72)の周囲を通過したオゾンを多く含む気流と、感光体(71)と定着器(80)との間を通過した現像剤を多く含む気流とを確実に分離できる。
請求項4に記載の発明では、オゾンフィルタ(110)及び現像剤フィルタ(111)は、感光体(71)の下端部より上方側に配設されており、さらに、現像剤フィルタ(111)は、上方側に向かうほど、オゾンフィルタ(110)に近づくようにオゾンフィルタ(110)に対して傾いていることを特徴とする。
これにより、請求項4に記載の発明では、感光体(71)と定着器(80)との間を通過した現像剤を多く含む気流を、確実に現像剤フィルタ(111)に導入することができるので、現像剤を確実に捕捉することができる。
なお、請求項5に記載の発明では、感光体(71)は、回転しながら現像剤像を転写するものであり、さらに、感光体(71)は、その回転軸と直交する方向に沿って複数配設されていることを特徴としている。
因みに、上記各手段等の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段等との対応関係を示す一例であり、本発明は上記各手段等の括弧内の符号に示された具体的手段に限定されるものではない。
本実施形態は、本発明に係る画像形成装置をコンピュータに接続されて使用されるレーザプリンタに適用したものであり、以下、本実施形態に係るレーザプリンタを図面と共に説明する。
1.図面の説明
図1は本実施形態に係る画像形成装置1の要部を示す側断面図であり、図2は上方側から筐体3内を見たときの排気ダクト100及びドロワーユニット70等の配置関係を示す図である。なお、図1中の破線の矢印は、気流を示している。
2.画像形成装置の構造
図1に示す本実施形態に係る画像形成装置1は、紙面上側を重力方向上方側として設置され、通常、紙面右側を前側として使用され、画像形成装置1の装置本体をなす筐体3の上面側には、印刷を終えて筐体3から排出される用紙やOHPシート等(以下、単に用紙という。)が載置される排紙トレイ5が設けられている。
そして、筐体3の内側には、金属又は樹脂等からなるフレーム部材(図示せず。)が設けられており、後述するドロワーユニット70や定着器80等は、筐体3の内側に設けられたフレーム部材に着脱可能に組み付けられている。
また、画像形成ユニット10は筐体3内に収納されて用紙に画像を形成する画像形成手段であり、フィーダ部20は、画像形成ユニット10に用紙を供給する搬送手段の一部を構成するものであり、搬送ユニット30は、画像形成ユニット10を構成する4つの現像カートリッジ70K、70Y、70M、70Cに用紙を搬送する搬送手段である。
なお、画像形成ユニット10にて画像形成が終了した用紙は、中間搬送ローラ90及び排出シュート(図示せず。)にてその搬送方向が上方側に略180°転向された後、排出ローラ91により排出部7から排紙トレイ5に排出される。
2.1.フィーダ部
フィーダ部20は、筐体3の最下部に収納された給紙トレイ21、給紙トレイ21の前端部上方に設けられて給紙トレイ21に載置された用紙を画像形成ユニット10に給紙(搬送)する給紙ローラ22、及び用紙に所定の搬送抵抗を与えることにより給紙ローラ22により給紙される用紙を1枚毎に分離する分離パッド23等を有して構成されている。
そして、給紙トレイ21に載置されている用紙は、筐体3内の前方側にてUターンするようにして、筐体3内の略中央部に配設された画像形成ユニット10に搬送される。
2.2.搬送ユニット
搬送ユニット30は、画像形成ユニット10の作動と連動して回転する駆動ローラ31、駆動ローラ31と離隔した位置に回転可能に配設された従動ローラ32、及び駆動ローラ31と従動ローラ32と間に巻き付けられた搬送ベルト33等から構成されている。
なお、駆動ローラ31は、その回転軸の位置が固定された状態で搬送ユニット30のフレーム(図示せず。)に回転可能に支持され、一方、従動ローラ32は、その回転軸が変位可能にフレームに回転可能に支持されている。
そして、従動ローラ32は、バネ等の弾性手段(図示せず。)により、直接的又は間接的に駆動ローラ31から離隔する向きに押圧され、搬送ベルト33に所定の張力を付与する。
2.2.画像形成ユニット
本実施形態に係る画像形成ユニット10はカラー印刷が可能な、いわゆるダイレクトタンデム方式のものであり、具体的には、スキャナユニット60、ドロワーユニット70及び定着器80等を有して構成されている。
2.2.1.スキャナユニット
スキャナユニット60は、筐体3内の上部に設けられて4つの現像カートリッジ70K、70Y、70M、70Cそれぞれに設けられた感光ドラム71を露光し、その表面に静電潜像を形成する露光器であり、具体的には、レーザ光源、ポリゴンミラー、fθレンズ及び反射鏡等から構成されている。
そして、画像データに基づいてレーザ光源から発光されるレーザビームは、ポリゴンミラーで偏向されて、fθレンズを通過した後、反射鏡によって光路が折り返された後、反射鏡によってさらに光路が下方に屈曲されることにより、感光ドラム71の表面上に照射され、静電潜像が形成される。
2.2.2.ドロワーユニット
ドロワーユニット70は、4つの現像カートリッジ70K、70Y、70M、70C、及びこれらを収納するスライダケーシング75等により構成されており、スライダケーシング75は、筐体3(フレーム部材)に設けられたレール(図示せず。)により筐体3内に支持された状態で、水平方向(本実施形態では、前後方向)に移動可能に筐体3に組み付けられている。
なお、本実施形態では、用紙の搬送方向上流側からブラック、イエロー、マゼンタ、シアンの4色の現像剤(トナー)に対応した4つの現像カートリッジ70K、70Y、70M、70Cが、用紙の搬送方向に沿って直列に並んで配設され、各色毎の現像剤像を用紙に直接転写する。
ところで、4つの現像カートリッジ70K、70Y、70M、70Cは現像剤の色が異なるのみで、その他は同一であるので、以下、現像カートリッジ70Cを例にその構造を説明する。
現像カートリッジ70Cは、スキャナユニット60の下方側において着脱可能に筐体3内に配設されており、この現像カートリッジ70Cは、感光ドラム71、帯電器72、及び現像剤収容部74等を有して構成されている。
そして、感光ドラム71は、用紙に転写される画像を担持する画像担持手段をなすもので、最表層がポリカーボネート等からなる正帯電性の感光層により形成される円筒状の感光体である。
帯電器72は、感光ドラム71の表面を帯電させる帯電手段をなすもので、感光ドラム71の後側斜め上方において、感光ドラム71と接触しないように所定間隔を有して感光ドラム71と対向配設されている。
なお、本実施形態に係る帯電器72は、タングステン等からなる帯電用ワイヤからコロナ放電を行うことにより感光ドラム71の表面に略均一に正電荷を帯電させるスコロトロン型帯電器を採用している。
転写ローラ73は、搬送されてくる用紙を挟んで感光ドラム71と対向配置された状態で回転しながら、感光ドラム71に帯電した電荷と逆極性の電圧(本実施形態では、負電圧)を印刷面と反対側から用紙に印加(作用)させることにより、感光ドラム71の表面に付着した現像剤を用紙の印刷面に転写させる転写手段をなすものである。
なお、各現像カートリッジ70K、70Y、70M、70Cの感光ドラム71及び転写ローラ73は、その回転軸の軸方向が、用紙の搬送方向及び搬送されてくる用紙の厚み方向と直交する方向(図1の紙面と直交する方向)に一致しているため、本実施形態では、各感光ドラム71及び転写ローラ73は、その回転軸と直交する方向に沿って配設された構成となっている。
現像剤収容部74は、現像剤が収容された現像剤収容室74A、現像剤を感光ドラム71に供給する現像剤供給ローラ74B及び現像ローラ74C等を有して構成されている。
そして、現像剤収容室74Aに収容されている現像剤は、現像剤供給ローラ74Bの回転によって現像ローラ74C側に供給され、さらに、現像ローラ74C側に供給された現像剤は、現像ローラ74Cの表面に担持されるとともに、層厚規制ブレード74Dにより担持された現像剤の厚みが所定の厚みにて一定(均一)となるよう調整された後、スキャナユニット60にて露光された感光ドラム71の表面に供給される。
2.2.3.定着器
定着器80は、用紙の搬送方向において感光ドラム71(ドロワーユニット70)より搬送方向下流側に配設され、用紙に転写された現像剤を加熱溶融させて用紙に定着させるものであり、この定着器80は、前記したフレーム部材に着脱可能に組み付けられている。
具体的には、定着器80は、用紙の印刷面側に配設されて現像剤を加熱しながら用紙に搬送力を付与する加熱ローラ81、及び用紙を挟んで加熱ローラ81と反対側に配設されて用紙を加熱ローラ81側に押圧する加圧ローラ82等を有して構成されている。
2.3.排気ダクト
筐体3の上部側面には、図1に示すように、筐体3の内側と外側とを連通させて筐体3内の空気を筐体3外に排出する排気口3Aが設けられており、この排気口3Aには、図2に示すように、筐体3の幅方向(左右方向)に延びて筐体3内の空気を排気口3Aに導く排気ダクト100が接続されている。
この排気ダクト100は、図1に示すように、筐体3内を帯電器72(画像形成ユニット10)側の空間3B(以下、この空間3Bをユニット側空間3Bという。)と定着器80側の空間3C(以下、この空間3Cを定着器側空間3Cという。)とに仕切る仕切り壁101、及び後述する現像剤フィルタ(トナーフィルタ)111を通過した空気を排気口3Aに導く通路を構成するダクト部102を有して構成されている。
すなわち、仕切り壁101の下端側は、搬送ベルト33(駆動ローラ31)に近接した位置まで延び、一方、仕切り壁101の水平方向は、図2に示すように筐体3の幅方向(画像形成装置1の左右方向)略全域に拡がっている。このため、ユニット側空間3Bは、搬送ベルト33及び仕切り壁101によって定着器側空間3Cと仕切られた状態となる。
また、仕切り壁101及びダクト部102は、筐体3の幅方向(左右方向)全域に拡がるように構成されており、ダクト部102の幅方向一端側には、排気口3Aに向けて流れる気流を発生させる排気ファン120が配設されている。なお、本実施形態では、排気ファン120は、空気が回転軸方向を通り抜ける軸流ファン(JIS B 0132番号1012等参照)にて構成されている。
そして、仕切り壁101の幅方向一端側、つまり排気ファン120側であって、感光ドラム71の下端(搬送ベルト33)より上方側には、図1に示すように、排気ダクト100内とユニット側空間3Bとを連通させる連通口(図示せず。)が設けられているとともに、この連通口には、筐体3内の空気中の含まれるオゾンを減少させるオゾンフィルタ110が配設されている。
なお、本実施形態に係るオゾンフィルタ110は、オゾンの分解を促進するとともに、オゾンを吸着することにより、筐体3内の空気中の含まれるオゾンを減少させる金属系の触媒が担持添着されたフィルタである。
また、ダクト部102は、仕切り壁101から定着器80側(後方側)に離隔した位置に設けられているとともに、ダクト部102のうちオゾンフィルタ110に面する側の壁部であって、感光ドラム71の下端(搬送ベルト33)位置より上方側には、ダクト部102の内外を連通させる連通口(図示せず。)が設けられており、この連通口には、筐体3内の空気中の含まれる現像剤を捕捉除去する現像剤フィルタ111が設けられている。
このため、現像剤フィルタ111は、オゾンフィルタ110を通過する気流の下流側に位置することとなるため、図1の破線矢印に示すように、オゾンフィルタ110を通過した空気の殆ど全ては、現像剤フィルタ111を通過してダクト部102を経由して排気口3Aから筐体3外に排出される。
また、現像剤フィルタ111は、上方側に向かうほど、オゾンフィルタ110に近づくようにオゾンフィルタ110に対して傾いた状態で排気ダクト100に配設されているとともに、排気ダクト100の下方側であって、仕切り壁101よりダクト部102側には、感光ドラム71(搬送ベルト33)と定着器80との間に向けて開口した吸気口103が設けられている。
3.本実施形態に係る画像形成装置1の特徴
電子写真方式の画像形成装置では、スキャナユニット60にて感光ドラム71の表面に静電潜像を形成する前に、帯電器72を放電させて感光ドラム71を帯電させるので、帯電器72の周囲にはオゾンが発生し、帯電器72の周囲を通過した空気には、オゾンが含まれている。
これに対して、本実施形態では、図1に示すように、帯電器72の周囲を通過した空気は、オゾンフィルタ110及び現像剤フィルタ111を通過して排気口3Aから筐体3外に排出され、感光ドラム71(搬送ベルト33)と定着器80との間を通過した空気は、吸気口103をから排気ダクト100内に流入し、オゾンフィルタ110を通過することなく、現像剤フィルタ111を通過して排気口3Aから筐体3外に排出される。
このため、本実施形態では、帯電器72の周囲を通過した空気は、オゾンフィルタ110及び現像剤フィルタ111を通過して排気口3Aから筐体3外に排出されるので、帯電器72の周囲を通過したオゾンを多く含む気流の通風抵抗が大きくなり、帯電器72の周囲を通過した空気が排気口に至るまでの時間が長くなる。
したがって、オゾンフィルタ110によるオゾンの分解・吸着に加えて、時間経過によるオゾンの分解が進行するので、排気口3Aから排出されるオゾンの量を低減することが可能となる。
また、定着器80にて過熱される前においては、用紙に転写された現像剤像は用紙に定着していないので、振動等の衝撃により用紙に転写された現像剤が容易に剥離してしまい、剥離した現像剤が感光ドラム71(搬送ベルト33)と定着器80との間を通過した空気中に浮遊してしまう。
これに対して、本実施形態では、感光ドラム71(搬送ベルト33)と定着器80との間を通過した空気は、オゾンフィルタ110を迂回して現像剤フィルタ111を通過して排気口3Aから筐体3外に排出されるので、現像剤を多く含む気流の通風抵抗が小さくなり、現像剤フィルタ111で捕捉できる現像剤量を増大させることができる。
以上に説明したように、本実施形態では、オゾンの排出量は小さくしつつ、捕捉可能な現像剤量の低下を抑制することができる。
また、本実施形態では、筐体3内をユニット側空間3Bと定着器側空間3Cとに仕切る仕切り壁101が設けられているので、帯電器72の周囲を通過したオゾンを多く含む気流と、感光ドラム71と定着器80との間を通過した現像剤を多く含む気流とを確実に分離できるので、効果的にオゾンの排出量は小さくしつつ、捕捉可能な現像剤量の低下を抑制することができる。
また、ユニット側空間3Bは、搬送ベルト33及び仕切り壁101によって、定着器側空間3Cの空間と仕切られているので、帯電器72の周囲を通過したオゾンを多く含む気流と、感光ドラム71と定着器80との間を通過した現像剤を多く含む気流とを確実に分離でき、効果的にオゾンの排出量は小さくしつつ、捕捉可能な現像剤量の低下を抑制することができる。
なお、ユニット側空間3Bが完全に閉じた空間とすることは、現実には難しいので、「ユニット側空間3Bは、搬送ベルト33及び仕切り壁101によって、定着器側空間3Cの空間と仕切られている」とは、ユニット側空間3Bと定着器側空間3Cとの間で空気の流れが発生し難い状態をいう。
また、本実施形態では、現像剤フィルタ111は、上方側に向かうほど、オゾンフィルタ110に近づくようにオゾンフィルタ110に対して相対的に傾いているので、感光ドラム71と定着器80との間を通過した現像剤を多く含む気流を、確実に現像剤フィルタ111に導入することができ、現像剤を確実に捕捉することができる。
つまり、排気ファン120は筐体3の上方側に配置されているのに対して、定着器80は排気ファン120とり下方側に配置されているので、排気ファン120により誘起された気流は、概ね下から上に向けて流通する。
このとき、現像剤フィルタ111は、上方側に向かうほど、オゾンフィルタ110に近づくようにオゾンフィルタ110に対して相対的に傾いているので、吸気口103から現像剤フィルタ111に至る空気通路を大きくしながら、上昇してきた気流を現像剤フィルタ111に集合させるようにして現像剤フィルタ111に導くことができる。したがって、現像剤を多く含む気流を、確実に現像剤フィルタ111に導入することができ、現像剤を確実に捕捉することができる。
(その他の実施形態)
また、上述の実施形態では、ダイレクトタンデム式のレーザプリンタに本発明を適用したが、本発明の適用はこれに限定されるものではなく、モノクロ方式の電子写真方式の画像形成装置にも適用することができる。
また、上述の実施形態では、レーザ光を走査しながら感光ドラム71を露光する露光装置を用いたが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、多数個のLEDを感光ドラム71の軸方向と平行な方向に並べ、これらのLEDの点滅制御を行うことにより感光ドラム71を露光する露光装置を用いてもよい。
また、本発明は、特許請求の範囲に記載された発明の趣旨に合致するものであればよく、上述の実施形態に限定されるものではない。
本実施形態に係る画像形成装置1の要部を示す側断面図である。 上方側から筐体3内を見たときの排気ダクト100及びドロワーユニット70等の配置関係を示す図である。
符号の説明
1…画像形成装置、3…筐体、3A…排気口、3B…ユニット側空間、
3C…定着器側空間、5…排紙トレイ、7…排出部、10…画像形成ユニット、
20…フィーダ部、21…給紙トレイ、22…給紙ローラ、30…搬送ユニット、
31…駆動ローラ、32…従動ローラ、33…搬送ベルト、60…スキャナユニット、
70…ドロワーユニット、70C、70K、70Y、70M…現像カートリッジ、
71…感光ドラム(感光体)、72…帯電器、73…転写ローラ、74…現像剤収容部、
74A…現像剤収容室、74B…現像剤供給ローラ、74C…現像ローラ、
74D…層厚規制ブレード、75…スライダケーシング、80…定着器、
81…加熱ローラ、91…排出ローラ、100…排気ダクト、101…仕切り壁、
102…ダクト部、103…吸気口、110…オゾンフィルタ、
111…現像剤フィルタ、120…排気ファン。

Claims (5)

  1. 現像剤像を記録シートに転写することにより、記録シートに画像を形成する電子写真方式の画像形成装置であって、
    筐体に収納され、現像剤像を担持する感光体と、
    前記筐体内に収納され、前記感光体を帯電させる帯電器と、
    記録シートの搬送方向において前記感光体より搬送方向下流側に配設され、記録シートに転写された現像剤像を記録シートに定着させる定着器と、
    前記筐体内の空気中の含まれるオゾンを減少させるオゾンフィルタと、
    前記オゾンフィルタを通過した空気が通過する位置に配設され、前記筐体内の空気中の含まれる現像剤を除去する現像剤フィルタと、
    前記筐体に設けられた排気口に向かって流れる気流を発生させるファンとを備え、
    前記帯電器の周囲を通過した空気は、前記オゾンフィルタ及び前記現像剤フィルタを通過して前記排気口から前記筐体外に排出され、
    さらに、前記感光体と前記定着器との間を通過した空気は、前記オゾンフィルタを通過することなく、前記現像剤フィルタを通過して前記排気口から前記筐体外に排出されることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記筐体内を前記帯電器側と前記定着器側とに仕切る仕切り壁が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記感光体と対向する位置に配設され、記録シートを前記定着器側に搬送する搬送ベルトを備え、
    前記帯電器側の空間は、前記搬送ベルト及び前記仕切り壁によって、前記定着器側の空間と仕切られていることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記オゾンフィルタ及び前記現像剤フィルタは、前記感光体の下端部より上方側に配設されており、
    さらに、前記現像剤フィルタは、上方側に向かうほど、前記オゾンフィルタに近づくように前記オゾンフィルタに対して傾いていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の画像形成装置。
  5. 前記感光体は、回転しながら現像剤像を転写するものであり、
    さらに、前記感光体は、その回転軸と直交する方向に沿って複数配設されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の画像形成装置。
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