JP2009113553A - 車両用電源制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザの利便性を確保しつつ、車両のエンジン停止時にバッテリーの電力量を特定の値以上に保つ車両用電源制御装置を提供することを目的とする。
【解決手段】車両用電源制御装置1は、車両のエンジン停止時に電源状態がON状態になった場合、電源状態がON状態になった時点からの経過時間を測定し、経過時間が第1の時間T1に達すると電源状態をON状態からACC状態に変更する。そして、更に経過時間が第2の時間T2に達すると電源状態をACC状態からOFF状態に変更する。
【選択図】図4

Description

本発明は、車両用電源制御装置に関し、より特定的には、電力を供給する電気系統を変更する制御手段を備える車両用電源制御装置に関する。
従来、車両用エンジンの始動装置として、ユーザがキーをキーシリンダに差し込み回転させてキーの位置を移動させることにより、エンジンの始動および車両に備えられた電気系統へのバッテリー電力の供給状態(以下、電源状態と呼称する)の選択を可能とするキーシリンダ式のエンジン始動装置が用いられてきた。上記の電気系統として、一般的な車両ではイグニッション系統およびアクセサリ系統が備えられ、選択された電源状態に応じて各電気系統へバッテリー電力が供給される。なお、一般的には電源状態がOFF状態である場合、イグニッション系統およびアクセサリ系統の何れの電気系統にもバッテリーの電力が供給されない。また、電源状態がACC状態である場合、アクセサリ系統にのみバッテリーの電力が供給される。また、電源状態がON状態である場合、イグニッション系統およびアクセサリ系統の両方にバッテリーの電力が供給される。
近年、上記のキーシリンダ式のエンジン始動装置に代えて、押下式または接触式のイグニッションスイッチを押下操作することにより電源状態の変更およびエンジンの始動を可能とする、プッシュスタート式のエンジン始動装置が、車両用エンジンの始動装置として用いられている。プッシュスタート式のエンジン始動装置において、ユーザは、イグニッションスイッチを複数回押下したり、シフトポジションやブレーキペダルとイグニッションスイッチとを同時に操作したりして、所望の電源状態を選択する。しかし、上記の操作に慣れていないユーザは、所望の電源状態を選択することが難しい。
このような問題を解決すべく、下記特許文献1には、選択されている電源状態を表示する表示装置を備えたプッシュスタート式のエンジン始動装置が開示されている。上記の表示装置に表示される情報を視認することにより、ユーザは所望の電源状態が選択されていることを確認することができるため、所望の電源状態を選択することが容易となる。
特開2006−77592号公報
キーシリンダ式のエンジン始動装置を搭載した車両を施錠する際、ユーザは、キーシリンダからキーを抜くために、エンジンを停止し、電源状態をOFF状態にする。一方、プッシュスタート式のエンジン始動装置を搭載した車両では、ユーザは、携帯式電子キーを携帯したまま車両から所定距離を離れる、または携帯電子キーに備えられた施錠ボタンを操作することにより、車両を施錠することができるため、ユーザはエンジンを停止後に電源状態をOFFにする操作を忘れたり、誤った操作を行ったりして、電源状態をON状態やACC状態にしたまま(電源状態をOFF状態にすることなく)車両を離れて長時間が経過してしまう場合がある。
エンジンが停止され且つ電源状態がON状態である場合、電源状態がOFFである場合に比べ、バッテリーの電力が供給される電気系統が多く、バッテリーの消費電力が大きいため、時間の経過とともにバッテリーに蓄えられる電力量(以下、バッテリー電力量と呼称する)が急速に低下する。なお、図1はエンジン停止時のバッテリー電力量bBの時間変化を示す図である。図1において、縦軸はバッテリー電力量bB、横軸は経過した時間tを示す。また、図1において、Faはエンジンが停止状態で、且つ電源状態がONになった時点のバッテリーの電力量(以下、初期電力量と呼称する)、Eはエンジンの始動に最低限必要なバッテリーの電力量(始動限界値)を示す。バッテリー電力量bBは時間tの増加とともに低下し、電源状態がONである場合は時間t≧T01においてバッテリー電力量bBは始動限界値Eを下回る。すなわち、エンジンが停止され且つ電源状態がON状態のまま時間がT01以上経過すると、バッテリー電力bBが始動限界値Eに満たないため、ユーザは、エンジンを始動できなくなる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、ユーザの利便性を確保しつつ、車両のエンジン停止時にバッテリーの電力量を特定の値以上に保つ車両用電源制御装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本願は以下の構成を採用した。すなわち、第1の発明は、第1の電気系統へ供給されるバッテリーの電力を遮断または導通させる第1のリレー回路と、第2の電気系統へ供給されるバッテリーの電力を遮断または導通させる第2のリレー回路と、第1のリレー回路および第2のリレー回路を制御する制御部とを備える車両用電源制御装置である。制御部にはエンジンの作動状態を示す信号が入力される。そして、制御部は、エンジンが停止しており且つバッテリーの電力が第1の電気系統および第2の電気系統の両方に供給されている状態になってからの経過時間を計測し、経過時間が第1の時間になった時点で、第1の電気系統へ出力されるバッテリーの電力を第1のリレー回路により遮断し、経過時間が第1の時間よりも長い第2の時間になった時点で、第2の電気系統へ出力されるバッテリーの電力を第2のリレー回路により遮断する。
第2の発明においては、第1の時間および第2の時間は、エンジンが停止しており且つバッテリーの電力が前記第1の電気系統および前記第2の電気系統の両方に供給されている状態になってから第2の時間が経過した時点においても、エンジンを始動可能な電力量がバッテリーに残されるように定められる。
第3の発明においては、制御部にはバッテリーの電力量を示す信号が入力される。そして、制御部は、バッテリーの電力量に応じて、前記第1の時間および第2の時間の少なくとも一方を更新する。
第4の発明においては、制御部は、エンジンが停止しており且つバッテリーの電力が前記第1の電気系統および前記第2の電気系統の両方に供給されている状態になった時点で、バッテリーの電力量が予め定められた基準値よりも小さい場合は、基準値よりも大きい場合に比べて前記第1の時間および第2の時間を短くする。
第5の発明においては、制御部には前記バッテリーの消費電流または消費電力を示す信号が入力される。そして、制御部は、バッテリーの消費電流または消費電力に応じて、前記第1の時間および第2の時間の少なくとも一方を更新する。
第6の発明においては、制御部は、エンジンが停止しており且つバッテリーの電力が前記第1の電気系統および前記第2の電気系統の両方に供給されている状態になった時点で、バッテリーの消費電流または消費電力が予め定められた基準値よりも大きい場合は、基準値よりも小さい場合に比べて前記第1の時間および第2の時間を短くする。
第7の発明においては、第1の電気系統には車両のエンジン点火装置など車両の走行に必要な機器が接続され、第2の電気系統にはオーディオなどのアクセサリ機器が接続されてもよい。
第1の発明によれば、バッテリーの電力消費を抑えることができる。また、ユーザは、第1の時間に達するまで第1の電気系統および第2の電気系統に接続された車載機器を使用でき、第2の時間に達するまで第2の電気系統に接続された車載機器を使用できる。したがって、ユーザの利便性が損なわれない。
第2の発明によれば、バッテリーにはエンジンを始動可能な電力量が残るようバッテリーの電力供給が制御されるため、所謂バッテリーの上がりを防止することができる。
第3の発明によれば、制御部は、バッテリーの電力量に応じて、第1の時間および第2の時間の少なくとも一方を更新することができる。
第4の発明によれば、バッテリーの初期電力量が基準値より小さい場合には早い時点で各電気系統へのバッテリーの電力供給が遮断されるため、バッテリーの上がりを防止することができる。
第5の発明によれば、制御部は、バッテリーの消費電流または消費電力に応じて、第1の時間および第2の時間の少なくとも一方を更新することができる。
第6の発明によれば、バッテリーから電力を供給される全ての電気系統の総消費電力が基準値より大きい場合には早い時点で各電気系統へのバッテリーの電力供給が遮断されるため、バッテリーの上がりを防止することができる。
第7の発明によれば、消費電力の多い機器が接続された電気系統から先にバッテリーの電力供給が遮断されるため、ユーザはアクセサリ機器を長時間使用することができる。
以下、図2〜図4を参照して、本発明の一実施形態に係る車両用電源制御装置1について説明する。まず、図2(a)を用いて車両用電源制御装置1の電気回路の構成について説明する。図2(a)は、車両用電源制御装置1の電気回路図を示す。
図2(a)において、車両用電源制御装置1は、ACCリレー11、IGリレー12、および制御部14から構成される。ACCリレー11は、接点11aおよびコイル11bから成るリレー回路である。また、IGリレー12は、接点12aおよびコイル12bから成るリレー回路である。接点11aの一端はACC系統の電気回路に接続される。同様に、接点12aの一端はIG系統の電気回路に接続される。接点11aおよび接点12aの他端は、バッテリー13に各々接続される。そして、接点11aが閉じるとACC系統の電気回路にバッテリー電力が供給される。同様に、接点12aが閉じるとIG系統の電気回路にバッテリー電力が供給される。ACC系統およびIG系統の各電気回路には各々の系統に対応した車載機器が接続されており、ACC系統およびIG系統の各電気回路に電力が供給されることにより、接続された車載機器が動作する。なお、ACC系統の電気回路に接続される代表的な車載機器の例としてはオーディオ機器などが挙げられる。また、IG系統の電気回路に接続される代表的な車載機器の例としてはエンジンの点火装置やエアコンなどが挙げられる。
ACCリレー11およびIGリレー12には、コイル11bおよびコイル12bが備えられる。コイル11bおよびコイル12bは、制御部14と接続される。そして、コイル11bおよびコイル12bに流れる電流は、制御部14により制御される。コイル11bに電流が流れると、電磁力が発生して、接点11aが閉じる。同様に、コイル12bに電流が流れると、電磁力が発生して、接点12aが閉じる。したがって、制御部14は、ACCリレー11およびIGリレー12のオン/オフ状態を制御して、ACC系統およびIG系統への電力供給状態を制御することができる。
ここで、上記に説明したACCリレー11およびIGリレー12の状態と、電源状態との対応について図2(b)を参照して説明する。図2(b)は各電源状態における各リレーの状態を示す図である。図2(b)に示すように、電源状態がOFF状態である場合、制御部14はACCリレー11およびIGリレー12を何れもオフとする。また、電源状態がACC状態である場合、制御部14は、ACCリレー11をオン、IGリレー12をオフとする。また、電源状態がON状態である場合、制御部14は、ACCリレー11およびIGリレー12を何れもオンとする。したがって、上記に車載機器の一例として挙げたオーディオ機器などのアクセサリ機器は電源状態がON状態およびACC状態の場合に動作可能である。また、同様に車載機器の一例として挙げたエアコンなどは、電源状態がON状態の場合のみ動作可能である。
図2(a)の説明に戻り、制御部14にはイグニッションスイッチ15が接続される。イグニッションスイッチ15は、ユーザの入力操作を受け付ける押下式または接触式のスイッチである。イグニッションスイッチ15がユーザに操作されると、イグニッションスイッチ15から制御部14へ入力信号が出力される。また、制御部14は、エンジン制御装置16と接続される。エンジン制御装置16は、車両のエンジンが停止しているか否かを示す情報信号を制御部14へ出力する。これらの各種信号および制御部14の制御処理に基づいて、制御部14は、電源状態をOFF、ACC、またはONの何れかの状態に切り換える。
例として、車両のエンジンの停止中に、ユーザがイグニッションスイッチ15へ入力操作して電源状態を切り換える方法について説明する。電源状態がOFF状態の場合にイグニッションスイッチ15が1回押下されると、制御部14は、イグニッションスイッチ15からの入力信号を受けて電源状態をACC状態に切り換える。また、電源状態がACC状態の場合にイグニッションスイッチ15が1回押下されると、制御部14は、イグニッションスイッチ15からの入力信号を受けて電源状態をON状態に切り換える。そして、電源状態がACC状態の場合に、更にイグニッションスイッチ15が1回押下されると、イグニッションスイッチ15からの入力信号を受けて電源状態をOFF状態に戻す。
上記のようなユーザの操作により、車両のエンジンの停止中に電源状態がON状態に切り換えられた場合、制御部14は、ユーザのイグニッションスイッチ15への操作が無くとも、電源状態がON状態に切り換えられた後の経過時間に応じて、電源状態をACC状態およびOFF状態に順次切り換える。以下、制御部14が実施する処理について図3を参照して説明する。図3は制御部14により実行される処理の流れを示すフローチャートである。なお、制御部14は、処理時間を計測するタイマー機能を有しており、図3に示す各ステップの処理に要する時間を該タイマーにより計測することができる。また、図3に示される処理は、制御部14が車両のエンジンが停止していると判断した場合に開始される。また、制御部14は、図3の処理を実施している間に車両のエンジンが始動したと判断した場合は、図3に示される処理を終了する。エンジンが作動しているか否かの判断は、エンジン制御装置16より出力される、車両のエンジンの作動状態を示す情報信号をもとに行われる。
ステップS102において、制御部14は、タイマーの計測値を初期化する。制御部14は、ステップS102の処理が完了すると、処理をステップS104へ進める。
ステップS104において、制御部14は、電源状態がON状態であるか否かを判断する。制御部14は、電源状態がON状態であると判断した場合、処理をステップS106へ進める。一方、電源状態がACCまたはOFF状態であると判断した場合、処理を終了する。
ステップS106において、制御部14は、タイマーの計測時間を増加させる。このステップにおいて増加させる計測時間の量については後述する。制御部14は、ステップS106の処理が完了すると、処理をステップS108へ進める。
ステップS108において、制御部14は、タイマーの計測時間が第1の時間T1(例えば20分)に達したか否かを判断する。制御部14は、タイマーの計測時間が第1の時間T1に達していると判断した場合、処理をステップS110へ進める。一方、タイマーの計測時間が第1の時間T1に達していないと判断した場合、処理をステップS104へ戻す。なお、第1の時間T1の定め方については後述する。
上記の通り、ステップS104からステップS108は繰り返して実施される。したがって、ステップS106において、ステップS108を経ず最初にステップS104からステップS106へ処理が進められた場合は、ステップS104の処理に要する時間だけタイマーの計測時間を増加させる。一方、ステップS108の処理からステップS104を経てステップS106へ処理が戻った場合には、ステップS108およびステップS104の処理に要する時間だけタイマーの計測時間を増加させる。
ステップS110において、制御部14は、IGリレー12をオフにする。この処理により、IGリレーおよびACCリレーが共にオンの状態から、IGリレーはオフで、且つACCリレーはオンの状態になる。すなわち、電源状態がON状態からACC状態へ切り換わる。ステップS110の処理を完了すると、処理をステップS112へ進める。
上記に説明したステップS102〜ステップS110の処理により、制御部14は、エンジンが停止し、且つ電源状態がON状態となってからの経過時間を測定し、経過時間が時間T1に達すると電源状態をACC状態に切り換える。
ステップS112において、制御部14は、電源状態がACC状態であるか否かを判断する。電源状態がACC状態である場合、制御部14は処理をステップS114へ処理を進める。一方、電源状態がON状態またはOFF状態である場合には処理をステップS102へ戻す。
ステップS114において、制御部14は、タイマーの計測時間を増加させる。増加させる計測時間の量については後述する。制御部14は、ステップS114の処理が完了すると、処理をステップS116へ進める。
ステップS116において、制御部14は、タイマーの計測時間が第2の時間T2(例えば60分)に達したか否かを判断する。制御部14は、タイマーの計測時間が第2の時間T2に達していると判断した場合、処理をステップS116へ進める。一方、制御部14は、タイマーの計測時間が第2の時間T2に達していないと判断した場合、処理をステップS112へ戻す。なお、第2の時間T2の定め方については後述する。
上記の通り、ステップS112からステップS116の処理は繰り返して実施される。したがって、ステップS114において、ステップS116を経ず最初にステップS112からステップS114へ処理が進められた場合は、ステップS110およびステップS110の処理に要する時間だけタイマーの計測時間を増加させる。一方、ステップS116の処理からステップS112を経てステップS114へ処理が戻った場合には、ステップS116およびステップS112の処理に要する時間だけタイマーの計測時間を増加させる。
ステップS118において、制御部14は、ACCリレー11をオフにする。この処理により、IGリレー12がオフ、且つACCリレー11がオンの状態から、IGリレー12およびACCリレー11が共にオフの状態となる。すなわち、電源状態がACC状態からOFF状態へ切り換わる。制御部14は、ステップS118の処理を完了すると処理を終了する。
上記ステップS112〜ステップS118の処理により、制御部14は、タイマーの経過時間がT2に達すると電源状態をACC状態からOFF状態に切り換える。また、経過時間を計測中に電源状態がユーザにより切り換えられた場合には、制御部14は処理を最初のステップS102へ戻す。
上記に説明した制御部14の処理により、バッテリー電力量(残り電力量)が変化する様子について説明する。
まず、各電源状態における消費電力について説明する。バッテリー13から電力を供給される電気系統が多い電源状態から少ない電源状態へ順に並べると、ON状態、ACC状態、OFF状態の順となる。したがって、消費電力が大きい電源状態から小さい電源状態の順に並べるとON状態、ACC状態、OFF状態の順となる。なお、各電気系統の消費電力は各電気系統に接続される車載機器の作動状態により変動するが、以下では、該車載機器の動作状態は変更されることがなく、各電源状態における消費電力は一定であるものとする。
次に、図4を参照して、制御部14の処理による電源状態の変更にともないバッテリー13の消費電力が変化する様子について説明する。なお、図4はバッテリー13の電力量の変化を示した図である。図4において、縦軸はバッテリー電力量bB、横軸は時間tを示す。時間tは、制御部14が備えるタイマーにより計測される。また、Faはバッテリー13の初期電力量、Eはエンジンの始動限界値を示す。また、エンジンが停止状態、且つ電源状態がON状態になった時点をt=0とする。エンジン停止時はオルタネータによるバッテリーの充電が行われないため、時間の経過にともないバッテリー電力量bBは低下する。エンジンが停止状態でかつ電源状態がON状態のまま、時間tが第1の時間T1に達する(t=T1になる)と、制御部14は、電源状態をON状態からACC状態に切り換える。なお、第1の時間T1は、予め定められた固定値であって、例えば20分である。ACC状態時のバッテリー13の消費電力はON状態時に比べ小さいため、t>T1の期間においてはt<T1の期間に比べバッテリー電力量bBの低下速度が小さい。したがって、t=T01の時点においてもバッテリー電力量bBは始動限界値Eを上回っており、ユーザはエンジンを始動することができる。
ここで、t>T1の期間において、電源状態をACC状態のままにしておくと、バッテリー電力量bBは時間tの増加とともに低下し、t>T02の期間においてバッテリー電力量bBは始動限界値Eを下回るため、ユーザはエンジンを始動できなくなる。そこで、t=T1以降、制御部14はタイマーにより時間tを継続して測定し、時間tが第2の時間T2(T2>T1)に達すると、制御部14は、電源状態をACC状態からOFF状態に切り換える。なお、第2の時間T2は、予め定められた固定値であって、例えば60分である。OFF状態時の消費電力は0に近いため、t>T2の期間においてはバッテリー電力量bBの低下速度が非常に小さい。したがって、t=T02の時点においてもバッテリー電力量bBは始動限界値Eを上回るため、ユーザはエンジンを始動することができる。
T1の値が比較的大きく設定された場合、ユーザはIG系統に接続された車載機器を比較的長く作動させることができる。同様に、T2の値が比較的大きく設定された場合、ユーザはACC系統に接続された車載機器を比較的長く作動させることができる。一方、T1の値が比較的小さく設定された場合、T2の時点で、比較的多くのバッテリー電力量bBが残されるため、T2は比較的長い時間に設定されることが可能となる。また、T2の値が比較的小さく設定された場合、T1の時点に必要なバッテリー電力量bBの残量が比較的小さくても良くなるため、T1は比較的長い時間に設定されることが可能となる。したがってT1およびT2は、各時点において電力量bBが指導限界値Eを上回り、且つ大きな値で定められることが最適である。しかしながら、車種が異なり、バッテリー容量や、各電気系統に接続される車載電子機器などが異なる場合、バッテリー13の初期電力量およびバッテリー13から電力を供給される全ての電気系統の総消費電力が変わるため、T1およびT2の最適値も変わる。バッテリー13の初期電力量およびバッテリー13から電力を供給される全ての電気系統の総消費電力に応じてT1およびT2を最適に決定する方法については、後述の変形例にて詳細に説明する。
上記のように、制御部14は、エンジンが停止状態で、且つ電源状態がONになった時点から定められた時間が経過すると、電源状態をON状態からACC状態を経て、OFF状態へ段階的に切り換える。すなわち、IG系統に供給される電力が遮断された後にACC系統に供給される電力が遮断される。一般的に、IG系統に接続される車載機器は、点火装置や走行制御のECUなど車両走行時に動作するものが多く、エンジン停止時に動作させる必要のあるものは少ない。一方、ACC系統に接続される車載機器はユーザが直接操作可能なものが多い。したがって、エンジンが停止状態であることから、上記のように先にIG系統に供給される電力が遮断された後にACC系統に供給される電力が遮断される方が、先にACC系統に供給される電力が遮断された後にIG系統に供給される電力が遮断されるよりも、ユーザにとって便利である。
ところで、上記の処理において制御部14は、T1の時点(T1<T0)において電源状態をON状態から、直接OFF状態に切り換えることも可能である。しかしながら、このような処理では、ユーザは、図4におけるT01以降において、ACC状態で動作する車載機器を作動させることはできない。一方、上記に説明したように、電源状態をON状態から、ACC状態を経て、OFF状態に段階的に切り換える場合、T1<T0<T2となるよう、T1およびT2を設定することができる。このようにT1およびT2を設定すると、ユーザは、ACC状態で動作する車載機器をT0より長いT2の時点まで作動させることができ、高い利便性を得ることができる。
以上のように、経過時間に応じて消費電力が大きい電源状態から消費電力が小さい電源状態へ切り換わることにより、電源状態が変更されずON状態のままである場合に比べて長時間にわたりバッテリー電力量bBが始動限界Eより小さくならないため、バッテリー電力の不足によりエンジンの始動ができなくなることを防ぐことができる。
(第1の変形例)
上記実施形態において、図5に示すように、バッテリー13の初期電力量がFaより小さい値Fbである場合、第2の時間T2よりも早い時間T03の時点でバッテリー電力量bBは始動限界値Eまで低下し、それ以降、ユーザはエンジンを始動できない場合がある。なお、図5は上記実施形態に係るバッテリー13の初期電力量が異なる場合のバッテリー13の電力量の変化を示した図である。
そこで、第1の時間T1および第2の時間T2の値は、バッテリー13の初期電力量の値に応じて変更されても良い。具体的には、制御部14は、バッテリー13の初期電力量が定められた基準値より小さい値である場合、第1の時間T1および第2の時間T2の値を小さくする。この処理により、バッテリー13の初期電力量が小さい場合には早く電源状態がOFF状態になり、時間T03でもバッテリー13の初期電力量bBが始動限界値Eを下回ることがない。また、バッテリーの初期電力量が定められた基準値より大きい場合には、制御部14は、第1の時間T1および/または第2の時間T2の値を大きくする。この処理により、バッテリー13の初期電力量が大きい場合には電源状態がON状態からACC状態に切り換えられるまでの時間、および/またはACC状態からOFF状態に切り換えられるまでの時間が長くなり、ユーザはON状態および/またはACC状態で動作可能な車載機器を長時間使用することができる。以下に、上記実施形態の第1の変形例に係る車両用電源制御装置2について説明する。
まず、図6を用いて車両用電源制御装置2の電気回路の構成について説明する。車両用電源制御装置2は、上記実施形態における制御部14に代えて制御部24を備え、更にバッテリー電力量bBを測定可能な計器17を備える。計器17は、制御部24に接続され、測定したバッテリー電力量bBの値を制御部24へ出力する。制御部24は、計器17から出力されるバッテリー電力量bBの値に応じて、電源状態を切り換える第1の時間T1および第2の時間T2を変動させる。なお、計器17および制御部24以外の構成部品については、上記実施形態と同様であるため、上記実施形態と同じ符号を付し、説明を省略する。
図7を参照して、制御部24の処理について説明する。なお、図7は本実施形態の第1の変形例に係る制御部24により実行される処理の流れを示すフローチャートである。制御部24の処理は、ステップS120の処理を除き、上記実施形態にて説明した図3に示すフローチャートと同様である。以下、制御部24のステップS120の処理について説明する。なお、ステップS120以外のステップの処理は、上記実施形態と同様であるため説明を省略する。
ステップS120において、制御部24は第1の時間T1および第2の時間T2を計算する。ここで、バッテリーの初期電力量の基準値はbB=Faとし、この場合の第1の時間T1をT1a、第2の時間T2をT2aとする。まず制御部24は計器17からバッテリー電力量bBの値を取得する。取得したバッテリーの初期電力量の値がFaより小さい値Fb(Fb<Fa)である場合には、第1の時間をT1aより短い時間T1b(T1b<T1a)とし、第2の時間をT2aより短い時間T2b(T2b<T2a)とする。同様にバッテリーの初期電力量の値がFaより大きい値Fc(Fc>Fa)である場合には、第1の時間をT1aより長い時間T1c(T1c>T1a)とし、第2の時間をT2aより長い時間T2c(T2c>T2a)とする。ステップS120の処理を完了すると、制御部24は処理をステップS102へ処理を進める。
次に、図8を参照して、第1の変形例に係る車両用電源制御装置2を搭載した車両のエンジン停止時におけるバッテリー13の電力量が変化する様子について説明する。なお、図8は第1の変形例に係るバッテリー13の電力量の変化を示した図である。図8における第1の時間T1aは図5における第1の時間T1に相当し、第2の時間T2aは図5における第2の時間T2に相当する。
図8において、バッテリー13の初期電力量の値がFbである場合には、t=T1bの時点で電源状態がACC状態に切り換わり、t=T2bの時点で電源状態がOFF状態に切り換わる。すなわち、図5に示した上記実施形態において初期電力量の値がFbである場合に比べて、電源状態がON状態およびACC状態である時間が短くなる。したがって、バッテリー13の初期電力量が基準値Faより小さい値である場合には、バッテリー電力量bBが始動限界値Eより小さくなる前に電源状態がOFF状態に切り換わるため、ユーザはエンジンを始動できる。
また、バッテリー13の初期電力量の値がFcである場合には、t=T1cの時点において電源状態がACC状態に切り換わり、t=T2cの時点において電源状態がOFF状態になる。すなわち、上記実施形態において初期電力量の値がFcである場合(図5参照)に比べて、電源状態がON状態およびACC状態である時間が長くなる。したがって、バッテリー13の初期電力量が基準値Faより大きい値である場合、初期電力量に応じて、より長い時間、ユーザは車載機器を操作することができる。
以上のように、上記の第1の変形例では、t=0時点におけるバッテリー13の電力量(バッテリー13の初期電力量)をもとに第1の時間T1および第2の時間T2を変更する例を示したが、t=0の時点に限らず、任意の時点でバッテリー電力量bBの値を測定し、該値をもとに第1の時間T1および第2の時間T2が変更されても良い。更に、バッテリー電力bBの値を随時測定し、バッテリー電力bBの値の変動に応じて、第1の時間T1および第2の時間T2が随時更新されても良い。
(第2の変形例)
上記の実施形態において、バッテリー13から電力を供給される全ての電気系統の総消費電力をSとし、バッテリー13の初期電力量がFaである場合の電源状態がON状態時の総消費電力S=Saとする。図9は上記実施形態に係る総消費電力が異なる場合のバッテリー電力量の変化を示した図である。図9に示すように、電源状態がON状態時の総消費電力SがSaよりも大きな値Sdである場合、バッテリー電力量bBの減少速度が速くなるため、第2の時間T2よりも早い時間t=T04の時点でバッテリー電力量bBは始動限界値E以下となる。そのためt=T04以降、ユーザはエンジンを始動できない場合がある。
そこで、第1の時間T1および第2の時間T2の値は、総消費電力Sに応じて変更されても良い。具体的には、制御部14は、総消費電力Sが定められた基準値より大きい値である場合には、第1の時間T1および第2の時間T2の値を小さくする。この処理により、総消費電力Sが大きい場合には早く電源状態がOFF状態になり、バッテリー13の初期電力量bBが始動限界値Eに達することがない。また、総消費電力Sが定められた基準値より小さい場合には、制御部14は、第1の時間T1および第2の時間T2の値を大きくする。この処理により、総消費電力が大きい場合には電源状態がOFF状態になる時間が遅くなり、ユーザは、より長い時間、車載機器を使用することができる。以下に、上記実施形態の第2の変形例に係る車両用電源制御装置について説明する。
第2の変形例に係る車両用電源制御装置の電気回路の構成は、第1の変形例に係る車両用電源制御装置2と同様であるため、図6を流用して説明する。但し、第2の変形例に係る車両用電源制御装置の計器17および制御部24は、第1の変形例に係る車両用電源制御装置2のそれらと機能が異なる。計器17は、第1の変形例においてはバッテリー電力量bBを測定したが、第2の変形例においては総消費電力Sを測定する。そして、計器17は、制御部24に接続され、測定した総消費電力Sの値を制御部24へ出力する。制御部24は、計器17から出力される総消費電力Sの値に応じて、電源状態を切り換える第1の時間T1および第2の時間T2を変動させる。なお、計器17および制御部24以外の構成部品については、上記実施形態と同様であるため、上記実施形態と同じ符号を付し説明を省略する。
第2の変形例における制御部24の処理について説明する。第2の変形例における制御部24の処理は、図8におけるステップS120の処理の内容が異なるのみで、他のステップの処理については上記第1の変形例にて説明した処理と同様であるため説明を省略する。以下、第2の変形例における制御部24のステップS120の処理について説明する。
ステップS120において、制御部24は第1の時間T1および第2の時間T2を計算する。ここで、基準となる総消費電力の値をSaとし、この場合の第1の時間T1をT1a、第2の時間T2をT2aとする。まず制御部24は計器17から総消費電力の値Sを取得する。取得した総消費電力の値がSaより大きいSd(Sd>Sa)である場合には、第1の時間をT1aより小さい値T1d(T1d<T1a)とし、第2の時間をT2aより小さい値T2d(T2d<T2a)とする。同様に総消費電力の値がSaより大きいSe(Se>Sa)である場合には、第1の時間をT1aより大きい値T1e(T1e>T1a)とし、第2の時間をT2aより大きい値T2e(T2e>T2a)とする。ステップS120の処理を完了すると、制御部24は処理をステップS102へ処理を進める。
次に、図10を参照して、第2の変形例に係る車両用電源制御装置を搭載した車両のエンジン停止時におけるバッテリー13の電力量が変化する様子について説明する。なお、図9は第2の変形例に係るバッテリー13の電力量の変化を示した図である。図9における第1の時間T1aは図5および図7における第1の時間T1に相当し、第2の時間T2aは図5および図7における第2の時間T2に相当する。
図9において、総消費電力がS=Sdである場合には、t=T1dの時点で電源状態がACC状態に切り換わり、t=T2dの時点で電源状態がOFF状態に切り換わる。したがって、バッテリー電力量bBが始動限界値Eよりも小さくならない。また、総消費電力がS=Seである場合には、t=T2eの時点において電源状態がOFF状態になる。そのため、ユーザは、t=T2e時点(図7におけるt=T2)以降においても、電源状態がON状態およびACC状態の時に動作可能な車載機器を操作することができる。
以上のように、上記の第2の変形例では、t=0時点における総消費電力Sをもとに第1の時間T1および第2の時間T2を変更する例を示したが、t=0の時点に限らず、任意の時点で総消費電力Sの値を測定し、該値をもとに第1の時間T1および第2の時間T2が変更されても良い。更に、総消費電力Sの値を随時測定し、総消費電力Sの値の変動に応じて、第1の時間T1および第2の時間T2が、随時更新されても良い。
また、上記の第2の変形例では、バッテリー13から電力を供給される全ての電気系統の総消費電力Sに基づいてT1およびT2を変更する例を示したが、バッテリー13から各電気系統へ供給される電力の電圧が一定であるならば、総消費電力Sに代えて、バッテリー13から電力を供給される全ての電気系統の総消費電流に基づいてT1およびT2を変更しても良い。
本発明に係る車両用電源制御装置は、ユーザの利便性を確保しつつ、車両のエンジン停止時にバッテリーの電力量を特定の値以上に保つ車両用電源制御装置等として有用である。
エンジン停止時のバッテリー電力量の変化を示す図 (a)は、本実施形態に係る車両用電源制御装置1の電気回路図、(b)は各電源状態における各リレーの状態を示す図 本実施形態に係る制御部14により実行される処理の流れを示すフローチャート 本実施形態に係るバッテリー13の電力量の変化を示した図 図4において初期電力量が異なる場合のバッテリー13の電力量の変化を示した図 本実施形態の第1の変形例に係る車両用電源制御装置2の電気回路図 本実施形態の第1の変形例に係る制御部24により実行される処理の流れを示すフローチャート 本実施形態の第1の変形例に係るバッテリー13の電力量の変化を示した図 図4において総消費電力が異なる場合のバッテリー13の電力量の変化を示した図 本実施形態の第2の変形例に係るバッテリー13の電力量の変化を示した図
符号の説明
1、2 車両用電源制御装置
11 ACCリレー
12 IGリレー
13 バッテリー
14 制御部
15 イグニッションスイッチ
16 エンジン制御装置
17 計器

Claims (7)

  1. 第1の電気系統へ供給されるバッテリーの電力を遮断または導通する第1のリレー回路と、
    第2の電気系統へ供給されるバッテリーの電力を遮断または導通する第2のリレー回路と、
    前記第1のリレー回路および第2のリレー回路を制御する制御部とを備え、
    前記制御部にはエンジンの作動状態を示す信号が入力され、
    前記制御部は、エンジンが停止しており且つバッテリーの電力が前記第1の電気系統および前記第2の電気系統の両方に供給されている状態になってからの経過時間を計測し、(1)前記経過時間が第1の時間になった時点で、前記第1の電気系統へ出力されるバッテリーの電力を前記第1のリレー回路により遮断し、(2)前記経過時間が前記第1の時間よりも長い第2の時間になった時点で、前記第2の電気系統へ出力されるバッテリーの電力を前記第2のリレー回路により遮断する、車両用電源制御装置。
  2. 前記第1の時間および第2の時間は、エンジンが停止しており且つバッテリーの電力が前記第1の電気系統および前記第2の電気系統の両方に供給されている状態になってから前記第2の時間が経過した時点においても、エンジンを始動可能な電力量がバッテリーに残されるように定められる、請求項1に記載の車両用電源制御装置。
  3. 前記制御部には前記バッテリーの電力量を示す信号が入力され、
    前記制御部は、バッテリーの電力量に応じて、前記第1の時間および第2の時間の少なくとも一方を更新する、請求項1に記載の車両用電源制御装置。
  4. 前記制御部は、エンジンが停止しており且つバッテリーの電力が前記第1の電気系統および前記第2の電気系統の両方に供給されている状態になった時点で、バッテリーの電力量が予め定められた基準値よりも小さい場合は、基準値よりも大きい場合に比べて前記第1の時間および第2の時間を短くする、請求項3に記載の車両用電源制御装置。
  5. 前記制御部には前記バッテリーの消費電流または消費電力を示す信号が入力され、
    前記制御部は、バッテリーの消費電流または消費電力に応じて、前記第1の時間および第2の時間の少なくとも一方を更新する、請求項1に記載の車両用電源制御装置。
  6. 前記制御部は、エンジンが停止しており且つバッテリーの電力が前記第1の電気系統および前記第2の電気系統の両方に供給されている状態になった時点で、バッテリーの消費電流または消費電力が予め定められた基準値よりも大きい場合は、基準値よりも小さい場合に比べて前記第1の時間および第2の時間を短くする、請求項5に記載の車両用電源制御装置。
  7. 前記第1の電気系統にはエンジン点火装置などの車両の走行に必要な機器が接続され、前記第2の電気系統にはオーディオ機器などのアクセサリ機器が接続される、請求項1に記載の車両用電源制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012222938A (ja) * 2011-04-07 2012-11-12 Honda Access Corp 電力供給装置
JP2014162384A (ja) * 2013-02-26 2014-09-08 Yazaki Corp 車載制御装置
EP2769884A4 (en) * 2011-10-20 2015-07-29 Honda Motor Co Ltd VEHICLE CONTROL DEVICE

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