JP2009112184A - スイッチング電源装置 - Google Patents

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隆 長尾
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Abstract

【課題】電圧変動を引き起こす頻度を抑制することが可能なスイッチング電源装置を提供する。
【解決手段】マスタースイッチング回路10は、分周器12bによって位相制御信号を生成し、位相制御信号をもとにロード信号を生成してPWM動作カウンタ12aに出力する。これにより、マスタースイッチング回路10は、PWM動作カウンタ12aのカウント値を予め定められた値にロードする。また、スレーブスイッチング回路20は、マスタースイッチング回路10の分周器12bによって生成された位相制御信号をもとにロード信号を生成してPWM動作カウンタ22aに出力する。これにより、スレーブスイッチング回路20は、PWM動作カウンタ22aのカウント値を予め定められた値にロードする。
【選択図】図2

Description

本発明は、スイッチング電源装置に関する。
従来、パルス幅変調制御(PWM制御)を行うスイッチング電源装置が知られている(特許文献1参照)。また、このようなスイッチング電源装置には、図8に示すように、各々のスイッチング回路を複数並列接続したものが知られている。
図8は、従来のスイッチング電源装置の一例を示すブロック図である。図8に示すように、このようなスイッチング電源装置100は、電源側からの電圧を入力する第1スイッチング回路110と、電源側からの電圧を入力すると共に第1スイッチング回路110と並列接続される第2〜第Nスイッチング回路120とからなっている。これらスイッチング回路110,120は、発振器111,121と、制御回路112,122と、PWM実行回路113,123とを備えている。発振器111,121は、クロックを発生させるものである。制御回路112,122は、発振器111,121からのクロックに基づいてPWM動作クロックを発生させるものである。PWM実行回路113,123は、制御回路112,122からのPWM動作クロックに基づいて、電圧のパルス幅を制御して出力電圧の実効値を変化させるものである。
具体的に、PWM動作クロックは、制御回路112,122内のPWM動作カウンタのカウント値によって決定される。図9は、PWM動作カウンタのカウント値とPWM動作クロックとの関係の一例を示すタイミングチャートである。図9に示すように、PWM動作カウンタは、発振器111,121からのクロック数をカウントするように構成されており、例えば、カウント値が閾値th1未満であるときにはLレベルの信号を出力し、カウント数が閾値th1以上であるときにHレベルの信号を出力する。
すなわち、時刻0〜時刻T1においてPWM動作クロックはLレベルとなり、時刻T1においてカウント値が閾値th1に達すると、PWM動作クロックはHレベルとなる。その後、時刻T2においてカウント値が閾値th2(th2>th1)に達すると、PWM動作カウンタの値はリセットされて「0」に戻ることとなる。そして、時刻T2〜T3においてPWM動作クロックは再びLレベルとなる。時刻T3以降については、時刻0〜時刻T3までの動作が繰り返されることとなる。
以上のような構成であるため、各スイッチング回路110,120は、PWM動作カウンタの閾値th1を変化させることによりPWM動作クロックのLレベルとHレベルとの切替時刻を変化させることができる。そして、PWM実行回路113,123をFETなどによって構成し、PWM動作クロックによりFETをオンオフすることにより、出力電圧の実効値についても変化させることができる。
また、このようなスイッチング電源装置100では、PWM制御を行った場合に、出力電圧のパルスの立ち上がり時点やパルスの立ち下がり時点においてノイズが発生する傾向にある。特に、パルスの立ち上げやパルスの立ち下げが各スイッチング回路110,120において同時に行われるとノイズが合成されて電圧変動を引き起こしてしまう可能性がある。このため、スイッチング電源装置100は、各スイッチング回路110,120のパルスの立ち上がり時点やパルスの立ち下がり時点を異ならせるように制御して、電圧変動を引き起こし難いようにしている。
実開平6−26320号公報
しかし、従来のスイッチング電源装置100では、電源を投入してから各スイッチング回路110,120が安定するまでの安定時間が異なり、それぞれが動作を開始する開始時点が異なってしまう。このため、各スイッチング回路110,120においてパルスの立ち上がり時点や立ち下がり時点を異ならせるように制御していたとしても、動作開始時点のズレや内蔵発振器の周波数偏差等の影響を受けて、パルスの立ち上がり時点や立ち下がり時点が一致してしまい、電圧変動を引き起こしてしまう可能性がある。
図10は、従来のスイッチング電源装置100においてパルスの立ち上がり時点や立ち下がり時点の一例を示すタイミングチャートである。なお、図10(a)は第1スイッチング回路110と第2スイッチング回路120との安定時間が同じ場合のパルスの状態を示し、(b)は第1スイッチング回路110と第2スイッチング回路120との安定時間が異なる場合のパルスの状態を示している。
一般に、スイッチング電源装置100では、パルスの立ち上がり時点及びパルスの立ち下がり時点が各スイッチング回路110,120で一致しないようにパルスがずらされている。このため、図10(a)に示すように、第1スイッチング回路110と第2スイッチング回路120との安定時間が同じ場合、第1スイッチング回路110のパルス立ち上がり時刻はT12,T16,T20となり、第2スイッチング回路120のパルスの立ち上がり時刻T11,T15,T19と一致しない。同様に、第1スイッチング回路110のパルス立ち下がり時刻はT14,T18となり、第2スイッチング回路120のパルスの立ち下がり時刻T13,T17と一致しない。
ところが、第1スイッチング回路110と第2スイッチング回路120との安定時間が異なる場合、例えば図10(b)に示すように、第2スイッチング回路120でのパルスの立ち上がり時刻及びパルスの立ち下がり時刻が遅れてしまうことがある。また、第2スイッチング回路120でのパルスの立ち上がり時刻及びパルスの立ち下がり時刻が遅れてしまった場合、両スイッチング回路110,120のパルスの立ち上がり時刻は、T12,T16,T20となって一致してしまうことがある。同様に、立ち下がり時刻についても、T14,T18となり一致してしまうことがある。そして、このような場合には、ノイズが合成されて電圧変動を引き起こしてしまう可能性がある。
このとき、PWM動作カウンタ内のカウント値は例えば図11のようになっている。図11は、PWM動作カウンタのカウント値を示すタイミングチャートであり、(a)は第1スイッチング回路110と第2スイッチング回路120との安定時間が同じ場合のパルスの状態を示し、(b)は第1スイッチング回路110と第2スイッチング回路120との安定時間が異なる場合のパルスの状態を示している。なお、図11の説明において、第1スイッチング回路110と第2スイッチング回路120とのデューティ比は同じであり、図9に示した閾値th1は同じであるとする。
スイッチング電源装置100では、パルスの立ち上がり時刻及びパルス立ち下がり時刻が異なるようにするために、例えば、第1スイッチング回路110のカウンタ初期値(「0」)と、第2スイッチング回路120のカウンタ初期値(「100」)とを異ならせている。これにより、安定時間が第1スイッチング回路110と第2スイッチング回路120とで同じである場合、カウンタ初期値の違いからカウント値は常にズレたままとなる。よって、カウント値が閾値th1に達するタイミング及び閾値th2に達するタイミングが異なることとなり、パルスの立ち上がり時刻及びパルス立ち下がり時刻は、各スイッチング回路110,120において異なることとなる(図11(a)参照)。
一方、第1スイッチング回路110と第2スイッチング回路120安定時間が異なって第2スイッチング回路120でのパルスの立ち上がり時刻及びパルスの立ち下がり時刻が遅れてしまったとする。この場合、図11(b)に示すように、第1スイッチング回路110と第2スイッチング回路120とのカウント値が一致してしまい、パルスの立ち上がり時刻及びパルス立ち下がり時刻が一致してしまうことがある。そして、このような場合には、ノイズが合成されて電圧変動を引き起こしてしまう可能性がある。
また、動作開始時点のズレが発生しなかったとしても、各発信器111,121の周波数の微妙なズレの影響を受けてパルスの立ち上がり時点や立ち下がり時点が一致してしまい、電圧変動を引き起こしてしまう可能性がある。
図12は、各発信器111,121の周波数及びPWM動作カウンタのカウント値を示す図であり、(a)は発信器111,121の周波数にズレがない場合の例を示し、(b)は発信器111,121の周波数にズレがある場合の例を示している。なお、図12において、第1スイッチング回路110のカウンタ初期値は「0」であり、第2スイッチング回路120のカウンタ初期値は「100」であるとする。また、図12において、第1スイッチング回路110と第2スイッチング回路120とは、安定時間が等しく、動作開始時点がズレていないものとする。
図12(a)に示すように、動作開始時点がズレておらず、発信器111,121の周波数にズレがない場合、第1スイッチング回路110のカウント値と第2スイッチング回路120のカウント値とは、「100」ずれた状態が維持されることとなる。このため、PWMパルスの立ち上がり時刻及び立ち下がり時刻は、ズレたまま維持されることとなる。
ところが、図12(b)に示すように、発信器111,121の周波数にズレがある場合、カウント値の差が「100」のまま維持されなくなる。例えば、第2スイッチング回路120の周波数が、第1スイッチング回路110の周波数よりも僅かに高い場合、第1スイッチング回路110のカウンタの値がリセットされて「0」に達したときに、第2スイッチング回路120のカウンタの値は「101」となり、カウント値が「101」ズレていることとなる。このように、発信器111,121の周波数にズレがある場合、このズレが蓄積されて最終的には、出力電圧のパルスの立ち上がり時刻及び立ち下がり時刻が一致してしまい、電圧変動を引き起こしてしまう可能性がある。なお、上記では、第1スイッチング回路110と第2スイッチング回路120との2つを例に説明したが、この問題は、他のスイッチング回路120間同士においても生じる問題である。
本発明は、このような従来の課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、電圧変動を引き起こす頻度を抑制することが可能なスイッチング電源装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係るスイッチング電源装置は、電源側からの電圧を入力するマスタースイッチング回路と、電源側からの電圧を入力すると共にマスタースイッチング回路と並列接続されるスレーブスイッチング回路とを備えたものであって、マスタースイッチング回路及びスレーブスイッチング回路は、クロックを発生させる発振器と、発振器からのクロックに基づいてPWM動作クロックを発生させる制御回路と、制御回路からのPWM動作クロックに基づいてPWM制御を実行するPWM実行回路とを有している。マスタースイッチング回路の制御回路は、発信器からのクロックをカウントし、カウント結果に基づいてPWM動作クロックを発生させる第1PWM動作カウンタと、発信
器からのクロックを分周して位相制御信号を生成する分周器と、分周器により生成された位相制御信号に基づいて、第1PWM動作カウンタのカウント値を予め定められた値にロードさせるロード信号を生成して出力する第1ロード信号生成回路と、を有している。スレーブスイッチング回路の制御回路は、発信器からのクロックをカウントし、カウント結果に基づいてPWM動作クロックを発生させる第2PWM動作カウンタと、マスタースイッチング回路の分周器により生成された位相制御信号に基づいて、第2PWM動作カウンタのカウント値を予め定められた値にロードさせるロード信号を生成して出力する第2ロード信号生成回路と、を有している。
また、各PWM動作カウンタは、ロード信号を入力すると、それぞれがカウント値を異なる値にロードすることが好ましい。
また、マスタースイッチング回路の分周器と、スレーブスイッチング回路の第2ロード信号生成回路との間に設けられ、分周器からの位相制御信号が第2ロード信号生成回路に到達する時間を遅延させる遅延回路をさらに備え、各PWM動作カウンタは、位相制御信号の到達が遅延回路によって遅れることにより、ロードするタイミングが各スイッチング回路間で異なると共に、ロード信号を入力すると、それぞれがカウント値を同じ値にロードすることが好ましい。
また、各ロード信号生成回路は、生成したロード信号の出力タイミングが位相制御信号のオンオフ周期に対応しており、分周器は、分周比を変化可能に構成されていることが好ましい。
本発明に係るスイッチング電源装置によれば、マスタースイッチング回路の制御回路は、発信器のクロックから位相制御信号を生成する分周器を有し、分周器により生成された位相制御信号に基づいてロード信号を生成して第1PWM動作カウンタのカウント値を予め定められた値にロードする。また、スレーブスイッチング回路の制御回路は、マスタースイッチング回路の分周器により生成された位相制御信号に基づいてロード信号を生成して、第2PWM動作カウンタのカウント値を予め定められた値にロードする。このように、各PWM動作カウンタは、ロード信号の入力によりカウント値を予め定められた値にロードすることとなる。これにより、たとえ安定時間の相違により動作開始時点がズレて、出力電圧の立ち上がり時刻や立ち下がり時刻が一致してしまったとしても、PWM動作カウンタにロード信号を入力して各PWM動作カウンタの値を予め定められた値にロードすれば、安定時間のズレをリセットすることとなって当初予定していたように立ち上がり時刻や立ち下がり時刻をずらすことが可能となる。また、各スイッチング回路の発振器間で周波数に僅かなズレがありズレが蓄積されたとしても、PWM動作カウンタにロード信号が入力されると、各PWM動作カウンタの値が予め定められた値にロードされて、蓄積されたズレをリセットすることができる。これにより、ズレが蓄積されて立ち上がり時刻や立ち下がり時刻が一致してしまうことを防ぐことができる。従って、電圧変動を引き起こす頻度を抑制することが可能なスイッチング電源装置を提供することができる。
また、各PWM動作カウンタは、ロード信号を入力すると、それぞれがカウント値を異なる値にロードするため、各PWM動作カウンタのカウント値は、ロード信号を入力する毎にズレた状態となる。これにより、カウント値の一致を防いで同じデューディ比のスイッチング回路間におけるパルスの立ち上がり時刻等の一致をより確実に抑制することができる。
また、各PWM動作カウンタは、位相制御信号の到達が遅延回路によって遅れることにより、ロードするタイミングが各スイッチング回路間で異なると共に、ロード信号を入力
すると、それぞれがカウント値を同じ値にロードする。このため、ロード信号を入力したときにロードされるカウント値は同じであるが、遅延回路によってロードタイミングを異ならせることとなり、各PWM動作カウンタのカウント値をずらすことができる。従って、カウント値の一致を防いで同じデューディ比のスイッチング回路間におけるパルスの立ち上がり時刻等の一致をより確実に抑制することができる。
また、各ロード信号生成回路は、生成したロード信号の出力タイミングが位相制御信号のオンオフ周期に対応しているため、ロード信号の出力タイミングは、クロックの周波数と分周比によって決定される。さらに、分周器は分周比を変化可能に構成されている。このため、ロード信号の出力タイミングを変更することができ、ロードタイミングを制御することができる。
以下、本発明の好適な実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係るスイッチング電源装置の構成を示すブロック図である。図1に示すように、スイッチング電源装置1は、マスタースイッチング回路10と、複数のスレーブスイッチング回路20とからなっている。なお、以下の説明においてスレーブスイッチング回路20の構成は同様であるため、同一符号を付して、1つのスレーブスイッチング回路20のみを説明し、重複する説明を省略するものとする。
マスタースイッチング回路10は、電源側からの電圧を入力してPWM制御を行うものである。複数のスレーブスイッチング回路20は、マスタースイッチング回路10と同様に、電源側からの電圧を入力してPWM制御を行うものである。また、複数のスレーブスイッチング回路20は、マスタースイッチング回路10と並列的に接続されている。
また、これらスイッチング回路10,20は、発振器11,21と、制御回路12,22と、PWM実行回路13,23とを有している。発振器11,21はクロックを発生させるものである。制御回路12,22は、発振器11,21からのクロックに基づいてPWM動作クロックを発生させるものである。PWM実行回路13,23は、PWM動作クロックに基づいてPWM制御を実行するものである。このPWM実行回路13,23は、例えばトランジスタにより構成され、PWM動作クロックを入力してFET等をオンオフすることにより、PWM制御を行い、出力電圧の実効値を変化させるものである。
図2は、図1に示した制御回路12,22の内部構成を示すブロック図であり、(a)はマスタースイッチング回路10が有する制御回路12の内部構成を示し、(b)はスレーブスイッチング回路20が有する制御回路22の内部構成を示している。
図2に示すように、双方のスイッチング回路10,20の制御回路12,22は同一構成となっており、PWM動作カウンタ(第1PWM動作カウンタ,第2PWM動作カウンタ)12a,22aと、分周器12b,22bと、セレクタ12c,22cと、変換点検出回路12d,22dと、位相制御回路12e,22eとを備えている。なお、変換点検出回路12d、22d及び位相制御回路12e,22eは、両者でロード信号生成回路(第1ロード信号生成回路,第2ロード信号生成回路)12f,22fを構成している。
PWM動作カウンタ12a,22aは、端子cを通じて入力される発振器11,21からのクロックをカウントするものである。また、PWM動作カウンタ12a,22aは、図9を参照して説明したように、カウント結果、すなわちカウント値と閾値th1等に基づいてPWM動作クロックを発生させるものである。また、PWM動作クロックは、端子dを介してPWM実行回路13,23に出力される。
分周器12b,22bは、端子cを通じて入力される発振器11,21からのクロックを分周して位相制御信号を生成するものである。ここで、マスタースイッチング回路10の分周器12bは、生成した位相制御信号を、端子bを通じてスレーブスイッチング回路20に送信する構成となっている。
セレクタ12c,22cは、入力信号を選択するものである。図2(a)に示すように、マスタースイッチング回路10のセレクタ12cには、分周器12bから位相制御信号が入力されるようになっている。このため、マスタースイッチング回路10のセレクタ12cは、分周器12bからの位相制御信号を入力するように設定されている。一方、図2(b)に示すように、スレーブスイッチング回路20のセレクタ22cには、分周器12bから位相制御信号と、マスタースイッチング回路10から端子aを通じて送信されてきた位相制御信号とが入力されるようになっている。スレーブスイッチング回路20のセレクタ22cは、これら信号のうち、マスタースイッチング回路10から送信されてきた位相制御信号を入力するように設定されている。
変換点検出回路12d、22dは、変換点を検出するものであり、セレクタ12c,22cを通じて送られてきた位相制御信号と、発振器11,21からのクロックとを入力する構成となっている。ここで、マスタースイッチング回路10の変換点検出回路12dは、分周器12bにより生成された位相制御信号から変換点を検出し、スレーブスイッチング回路20の変換点検出回路22dは、マスタースイッチング回路10の分周器12bにより生成された位相制御信号から、変換点を検出する。すなわち、スレーブスイッチング回路20の変換点検出回路22dは、スレーブスイッチング回路20の分周器22bによって生成された位相制御信号ではなく、端子aを通じて入力された位相制御信号に基づいて、変換点を検出する構成となっている。
なお、変換点とは、位相制御信号から得られる特定のタイミングであり、第1変換点と第2変換点とがある。第1変換点とは、位相制御信号がLレベルからHレベルに変化した後に、クロックがLレベルからHレベルに立ち上がるタイミングをいう。第2変換点とは、第1変換点の次に、クロックがLレベルからHレベルに立ち上がるタイミングをいう。変換点検出回路12d,22dは、これら第1変換点と第2変換点との間のみにHレベルとなる信号(後述のS3)を出力する構成となっている。
図3は、図2に示した変換点検出回路12d,22dの詳細を示す構成図である。図3に示すように、変換点検出回路12d,22dは、2つのフリップフロップD1,D2と、アンド回路とノット回路とからなる複合ゲートGとからなっている。変換点検出回路12d,22dは、位相制御信号と発振器11,21からのクロックとを入力し、これら信号を論理演算して第1変換点と第2変換点との間のみにHレベルとなる信号S3を出力することとなる。
再度、図2を参照する。位相制御回路12e,22eは、変換点検出回路12d、22dにより出力された信号S3をロード信号としてPWM動作カウンタ12a,22aに出力するものである。ロード信号を入力したPWM動作カウンタ12a,22aは、カウント値を予め定められた値にロードすることとなる。
次に、本実施形態に係るスイッチング電源装置1の動作を、図1〜図4を参照して説明する。まず、スイッチング電源装置1の電源が投入されると、マスタースイッチング回路10及びスレーブスイッチング回路20が動作を開始する。これにより、発振器11,21はクロックを発生させ、クロックは端子cを通じて制御回路12,22に供給される。
そして、各スイッチング回路10のPWM動作カウンタ12a,22aは、クロック数
をカウントし、端子dを介してPWM動作クロックを出力する。これにより、PWM実行回路13,23は、PWM制御を行って出力電圧の実効値を変化させる。さらに、マスタースイッチング回路10に入力されたクロックは、分周器12bによって分周される。これにより、位相制御信号が生成される。
そして、位相制御信号は、マスタースイッチング回路10内のセレクタ12cに入力されると共に、スレーブスイッチング回路20に送信される。ここで、マスタースイッチング回路10の動作を説明し、次に、スレーブスイッチング回路20の動作を説明する。
まず、マスタースイッチング回路10内のセレクタ12cに入力された位相制御信号は、変換点検出回路12dに入力される。そして、位相制御信号は、第1フリップフロップD1の入力端子Dに入力される。また、発振器11からのクロックは、第1フリップフロップD1のクロック入力端子CKに入力される。これにより、第1フリップフロップD1は、信号S1を出力する。また、信号S1は、第2フリップフロップD2の入力端子Dに入力される。さらに、発振器11からのクロックは、第2フリップフロップD2のクロック入力端子CKに入力される。これにより、第2フリップフロップD2は、信号S2を出力する。
また、信号S1及び信号S2は、複合ゲートGに入力される。なお、信号S2はノット回路を介して入力される。そして、複合ゲートGは、信号S3を出力する。この信号S3は、PWM動作カウンタ12aのロード信号となる。
図4は、図2に示した変換点検出回路12dの動作を示すタイミングチャートである。なお、図4に示すように、位相制御信号及び信号S1〜S3は、初期状態においてLレベルであるとする。まず、図4に示すように、所定のクロックが変換点検出回路12dに入力されている状態において、時刻t1においてHレベルとなる位相制御信号が入力されたとする。この場合、フリップフロップD1は、時刻t2においてクロックがHレベルとなることを契機に、Hレベルの信号S1を出力する。この時刻t2が第1変換点に相当する。また、このとき、フリップフロップD2から出力される信号S2はLレベルのままである。さらに、信号S1がHレベルであり、信号S2がLレベルであるため、複合ゲートGの出力信号S3はHレベルとなる。
その後、クロックがLレベルとなり、時刻t3において再度クロックがHレベルとなったとする。この時刻t3が第2変換点に相当する。また、このとき、第2フリップフロップD2は、Hレベルの信号S2を出力する。これにより、信号S1及び信号S2がHレベルとなるため、複合ゲートGの出力信号S3はLレベルとなる。そして、このような信号S3が位相制御回路12eに送信される。
再度、図2を参照する。図4を参照して説明した信号S3を入力した位相制御回路12eは、この信号S3をロード信号としてPWM動作カウンタ12aに出力する。これにより、PWM動作カウンタ12aはカウント値を予め定められた値にロードする。なお、本実施形態においてマスタースイッチング回路10のPWM動作カウンタ12aは、ロード信号を入力することにより、カウント値を「0」にロード(リセット)する。
次に、スレーブスイッチング回路20の動作を説明する。マスタースイッチング回路10から送信されてきた位相制御信号は、セレクタ22cに入力される。そして、セレクタ22cに入力された位相制御信号は、変換点検出回路22dに入力される。その後、図4に示した変換点検出回路12dと同様に、スレーブスイッチング回路20の変換点検出回路22dは論理演算を行い、信号S3を出力する。そして、信号S3は位相制御回路22eに送信される。信号S3を入力した位相制御回路22eは、この信号S3をロード信号
としてPWM動作カウンタ22aに出力する。これにより、PWM動作カウンタ22aはカウント値を予め定められた値にロードする。なお、本実施形態においてスレーブスイッチング回路20のPWM動作カウンタ22aは、例えばロード信号を入力することにより、カウンタの値を「100」にロードする。
ここで、本実施形態においてマスタースイッチング回路10及びスレーブスイッチング回路20の各PWM動作カウンタ12a,22aは、ロード信号を入力すると、それぞれがカウント値を異なる値にロードする。具体的にマスタースイッチング回路10のPWM動作カウンタ12aは、ロード信号を入力すると、カウント値を「0」にリセットし、スレーブスイッチング回路20のPWM動作カウンタ22aは、ロード信号を入力すると、カウント値を「100」にロードする。他にスレーブスイッチング回路20を備える場合には、それぞれのPWM動作カウンタ22aは、上記値と異なる値(例えば「200」「300」など)にカウント値をロードする。
これにより、PWM動作カウンタ12a,22aのカウント値は、図5及び図6に示すようになり、電圧変動が抑制されることとなる。図5は、本実施形態に係るPWM動作カウンタ12a,22aのカウント値の一例を示すタイミングチャートであり、図6は、本実施形態に係るPWM動作カウンタ12a,22aのカウント値の他の例を示すタイミングチャートである。なお、図5及び図6の説明において、マスタースイッチング回路10とスレーブスイッチング回路20とのデューティ比は同じであり、図9に示した閾値th1は同じであるとする。
図5に示すように、マスタースイッチング回路10とスレーブスイッチング回路20との安定時間にズレがあり、スレーブスイッチング回路20でのパルスの立ち上がり時刻及びパルスの立ち下がり時刻が遅れてしまったとする。この場合、図5に示すように、マスタースイッチング回路10とスレーブスイッチング回路20とのカウント値が一致してしまい、パルスの立ち上がり時刻及びパルス立ち下がり時刻が一致してしまうことがある。例えば、時刻t11において両PWM動作カウンタ12a,22aのカウント値は双方共に「100」となり一致している。このため、ノイズが合成されて電圧変動を引き起こしてしまう可能性がある。
しかし、本実施形態では、PWM動作カウンタ12a,22aにロード信号が入力されると、カウント値は予め定められた値にロードされる。しかも、ロードされる値は、各PWM動作カウンタ12a,22aそれぞれで異なっている。このため、時刻t12に示すように、ロード信号が入力されると、カウント値は例えば「0」と「100」とのようにズレた値となる。これにより、カウント値の一致が防止され、電圧変動を抑制できることとなる。
また、図6に示すように、各発信器11,21の周波数にズレがある場合、カウント値の差が「100」のまま維持されなくなってしまう。例えば、マスタースイッチング回路10のPWM動作カウンタ12aの値は時刻t13において「0」であり、スレーブスイッチング回路20のPWM動作カウンタ22aの値は「100」である。ところが、時刻t14において、マスタースイッチング回路10のPWM動作カウンタ12aの値は「N−101」であり、スレーブスイッチング回路20のPWM動作カウンタ22aの値は「N」である。すなわち、時刻t14においてカウント値は「101」ズレていることとなる。このように、発信器11,21の周波数にズレがある場合、このズレが蓄積されて最終的には、PWMパルスの立ち上がり時刻及び立ち下がり時刻が一致してしまい、電圧変動を引き起こしてしまう可能性がある。
しかし、本実施形態では、PWM動作カウンタ12a,22aにロード信号が入力され
ると、カウント値は予め定められた値にロードされる。具体的に時刻t15においてカウント値は「101」のズレ(値「N」が次のクロック入力により「0」にリセットされると仮定して「101」のズレ)を有している。しかし、時刻t16においては、マスタースイッチング回路10のカウント値は「0」にリセットされ、スレーブスイッチング回路20のカウント値は「100」にロードされている。すなわち、カウント値のズレは「100」に戻ることとなる。これにより、発信器11,21の周波数のズレが蓄積されて最終的には、PWMパルスの立ち上がり時刻及び立ち下がり時刻が一致してしまう事態を防止することとなる。
しかも、ロード信号はPWM動作カウンタ12a,22aに定期的に出力される。すなわち、位相制御信号は、クロックを分周したものであるから、一定周期でLレベルとHレベルとを交互に繰り返す。また、信号S3は、分周したクロックの周期に応じてLレベルとHレベルとを繰り返すこととなる。このため、ロード信号はPWM動作カウンタ12a,22aに定期的に出力される。ここで、ロード信号が一度しか出力されないとすると、一度ロード信号が入力された後に、再度周波数のズレが蓄積されて、PWMパルスの立ち上がり時刻及び立ち下がり時刻が一致してしまう。しかし、ロード信号は定期的に出力されるため、周波数のズレが蓄積されて、PWMパルスの立ち上がり時刻及び立ち下がり時刻が一致してしまう事態は防止されることとなる。
このようにして、本実施形態に係るスイッチング電源装置1によれば、マスタースイッチング回路10の制御回路12は、発信器11のクロックから位相制御信号を生成する分周器12bを有し、分周器12bにより生成された位相制御信号に基づいてロード信号を生成してPWM動作カウンタ12aのカウント値を予め定められた値にロードする。また、スレーブスイッチング回路20の制御回路22は、マスタースイッチング回路10の分周器12bにより生成された位相制御信号に基づいてロード信号を生成して、PWM動作カウンタ22aのカウント値を予め定められた値にロードする。このように、各PWM動作カウンタ12a,22aは、ロード信号の入力によりカウント値を予め定められた値にロードすることとなる。これにより、たとえ安定時間の相違により動作開始時点がズレて、出力電圧の立ち上がり時刻や立ち下がり時刻が一致してしまったとしても、PWM動作カウンタ12a,22aにロード信号を入力して各PWM動作カウンタ12a,22aの値を予め定められた値にロードすれば、安定時間のズレをリセットすることとなって当初予定していたように立ち上がり時刻や立ち下がり時刻をずらすことが可能となる。また、各スイッチング回路10,20の発振器11,21間で周波数に僅かなズレがありズレが蓄積されたとしても、PWM動作カウンタ12a,22aにロード信号が入力されると、各PWM動作カウンタ12a,22aの値が予め定められた値にロードされて、蓄積されたズレをリセットすることができる。これにより、ズレが蓄積されて立ち上がり時刻や立ち下がり時刻が一致してしまうことを防ぐことができる。従って、電圧変動を引き起こす頻度を抑制することが可能なスイッチング電源装置1を提供することができる。
また、各PWM動作カウンタ12a,22aは、ロード信号を入力すると、それぞれがカウント値を異なる値にロードするため、各PWM動作カウンタ12a,22aのカウント値は、ロード信号を入力する毎にズレた状態となる。これにより、カウント値の一致を防いで同じデューディ比のスイッチング回路10,20間におけるパルスの立ち上がり時刻等の一致をより確実に抑制することができる。
次に、本発明の第2実施形態を説明する。第2実施形態に係るスイッチング電源装置は、第1実施形態のものと同様であるが、一部構成及び動作が異なっている。以下、第1実施形態との相違点を説明する。
図7は、第2実施形態に係るスイッチング電源装置の構成を示すブロック図である。図
7に示すように、第2実施形態に係るスイッチング電源装置2のスレーブスイッチング回路20は遅延回路24を備えている。この遅延回路24は入力した信号を所定時間遅らせて出力するものである。
また、遅延回路24は、マスタースイッチング回路10の分周器12bと、スレーブスイッチング回路20のロード信号生成回路22fとの間に設けられている。このため、分周器12bによって生成された位相制御信号は、マスタースイッチング回路10のロード信号生成回路12fよりも所定時間遅れてスレーブスイッチング回路20のロード信号生成回路22fに入力される。これにより、ロード信号の生成タイミングをマスタースイッチング回路10とスレーブスイッチング回路20とでずらすことができ、且つ、各スイッチング回路10,20が各PWM動作カウンタ12a,22aをロードするタイミングについて異ならせることができる。
さらに、第2実施形態において、各PWM動作カウンタ12a,22aは、ロード信号を入力すると、それぞれがカウント値を同じ値にロードする(例えばカウント値を「0」にリセットする)。このため、第1実施形態と同様に、各PWM動作カウンタ12a,22aのカウント値をずらすことができ、電圧変動を抑制することとなる。
なお、遅延回路24は、スレーブスイッチング回路20内に設けられている必要はなく、マスタースイッチング回路10内に設けられていてもよいし、双方のスイッチング回路10,20外に設けられていてもよい。
このようにして、第2実施形態に係るスイッチング電源装置2によれば、第1実施形態と同様に、電圧変動を引き起こす頻度を抑制することが可能なスイッチング電源装置2を提供することができる。
また、各PWM動作カウンタ12a,22aは、位相制御信号の到達が遅延回路24によって遅れることにより、ロードするタイミングが各スイッチング回路10,20間で異なると共に、ロード信号を入力すると、それぞれがカウント値を同じ値にロードする。このため、ロード信号を入力したときにロードされるカウント値は同じであるが、遅延回路24によってロードタイミングを異ならせることとなり、各PWM動作カウンタ12a,22aのカウント値をずらすことができる。従って、カウント値の一致を防いで同じデューディ比のスイッチング回路10,20間におけるパルスの立ち上がり時刻等の一致をより確実に抑制することができる。
以上、本発明に係るスイッチング電源装置を実施形態に基づいて説明したが、本発明は上記に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、変更を加えてもよい。例えば、本実施形態において分周器12bは分周比を変化可能に構成されていることが好ましい。ロードタイミングを変更することができるからである。
また、上記実施形態において各制御回路12,22は同一構成となっていたが、これに限らず、異なる構成であっても良い。例えばスレーブスイッチング回路20の制御回路22は分周器22bを備えていなくともよいし、端子bを備えていなくともよい。但し、各制御回路12,22の構成を同一とすることにより、製品の共通化を図ることができるため、有利である。
本発明の第1実施形態に係るスイッチング電源装置の構成を示すブロック図である。 図1に示した制御回路の内部構成を示すブロック図であり、(a)はマスタースイッチング回路が有する制御回路の内部構成を示し、(b)はスレーブスイッチング回路が有する制御回路の内部構成を示している。 図2に示した変換点検出回路の詳細を示す構成図である。 図2に示した変換点検出回路の動作を示すタイミングチャートである。 本実施形態に係るPWM動作カウンタのカウント値の一例を示すタイミングチャートである。 本実施形態に係るPWM動作カウンタのカウント値の他の例を示すタイミングチャートである。 第2実施形態に係るスイッチング電源装置の構成を示すブロック図である。 従来のスイッチング電源装置の一例を示すブロック図である。 PWM動作カウンタのカウント値とPWM動作クロックとの関係の一例を示すタイミングチャートである。 従来のスイッチング電源装置においてパルスの立ち上がり時点や立ち下がり時点の一例を示すタイミングチャートであり、(a)は第1スイッチング回路と第2スイッチング回路との安定時間が同じ場合のパルスの状態を示し、(b)は第1スイッチング回路と第2スイッチング回路との安定時間が異なる場合のパルスの状態を示している。 PWM動作カウンタのカウント値を示すタイミングチャートであり、(a)は第1スイッチング回路と第2スイッチング回路との安定時間が同じ場合のパルスの状態を示し、(b)は第1スイッチング回路と第2スイッチング回路との安定時間が異なる場合のパルスの状態を示している。 各発信器の周波数及びPWM動作カウンタのカウント値を示す図であり、(a)は発信器の周波数にズレがない場合の例を示し、(b)は発信器の周波数にズレがある場合の例を示している。
符号の説明
1,2 スイッチング電源装置
10 マスタースイッチング回路
20 スレーブスイッチング回路
11,21 発振器
12,22 制御回路
12a,22a PWM動作カウンタ
12b,22b 分周器
12c,22c セレクタ
12d,22d 変換点検出回路
12e,22e 位相制御回路
12f,22f ロード信号生成回路
13,23 PWM実行回路
24 遅延回路

Claims (4)

  1. 電源側からの電圧を入力するマスタースイッチング回路と、電源側からの電圧を入力すると共に前記マスタースイッチング回路と並列接続されるスレーブスイッチング回路とを備えたスイッチング電源装置であって、
    前記マスタースイッチング回路及び前記スレーブスイッチング回路は、クロックを発生させる発振器と、前記発振器からのクロックに基づいてPWM動作クロックを発生させる制御回路と、前記制御回路からのPWM動作クロックに基づいてPWM制御を実行するPWM実行回路とを有し、
    前記マスタースイッチング回路の制御回路は、
    前記発信器からのクロックをカウントし、カウント結果に基づいてPWM動作クロックを発生させる第1PWM動作カウンタと、
    前記発信器からのクロックを分周して位相制御信号を生成する分周器と、
    前記分周器により生成された位相制御信号に基づいて、前記第1PWM動作カウンタのカウント値を予め定められた値にロードさせるロード信号を生成して出力する第1ロード信号生成回路と、を有し、
    前記スレーブスイッチング回路の制御回路は、
    前記発信器からのクロックをカウントし、カウント結果に基づいてPWM動作クロックを発生させる第2PWM動作カウンタと、
    前記マスタースイッチング回路の分周器により生成された位相制御信号に基づいて、前記第2PWM動作カウンタのカウント値を予め定められた値にロードさせるロード信号を生成して出力する第2ロード信号生成回路と、を有する
    ことを特徴とするスイッチング電源装置。
  2. 各PWM動作カウンタは、ロード信号を入力すると、それぞれがカウント値を異なる値にロードする
    ことを特徴とする請求項1に記載のスイッチング電源装置。
  3. 前記マスタースイッチング回路の分周器と、前記スレーブスイッチング回路の第2ロード信号生成回路との間に設けられ、前記分周器からの位相制御信号が前記第2ロード信号生成回路に到達する時間を遅延させる遅延回路をさらに備え、
    各PWM動作カウンタは、前記位相制御信号の到達が前記遅延回路によって遅れることにより、ロードするタイミングが各スイッチング回路間で異なると共に、ロード信号を入力すると、それぞれがカウント値を同じ値にロードする
    ことを特徴とする請求項1に記載のスイッチング電源装置。
  4. 各ロード信号生成回路は、生成したロード信号の出力タイミングが位相制御信号のオンオフ周期に対応しており、
    前記分周器は、分周比を変化可能に構成されている
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のスイッチング電源装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013090519A (ja) * 2011-10-21 2013-05-13 Nippon Soken Inc 電源システム
JP2015122906A (ja) * 2013-12-24 2015-07-02 京セラ株式会社 電力制御装置、電力制御システム、および電力制御方法

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