JP2009111960A - 通信方法 - Google Patents

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Seiichi Koga
勢一 古賀
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Abstract

【課題】相手先が待受側の電話番号を知らなくても通信できる技術を提供する。
【解決手段】相手に録音先番号を通知しておき、相手先が録音先番号を入力してメッセージサーバに伝言録音できるようにしておく。伝言録音を再生した後、返事を録音し、又は、相手先の携帯電話に接続できるようにしておく。相手先が携帯電話の電話番号を知らなくても、会話や録音によって連絡することが可能となる。
【選択図】図1

Description

本発明は、携帯電話を用いた通信方法に係り、特に、メッセージ録音再生サービスの技術分野に関する。
近年では、携帯電話もインターネットに接続されており、通話ができない時には音声通話に代え、通話ができる時でも音声通話に加え、用件を文章にした電子メールが送受信されている。
しかし、複雑な内容を電子メールに表現するのは困難であり、また、時間がかかるという問題がある。
「AsteriskNOWではじめるIP電話」,高橋隆雄株式会社,秀和システム,2007年9月
本発明は、上記従来技術の課題を解決するために創作されたものであり、その目的は、録音を介して相手先と連絡できる技術を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明は、メールアドレスと電話番号とが賦与された発信元携帯電話と待受側携帯電話のうち、前記待受側携帯電話には、前記電話番号とは別の録音先番号を関連づけておき、前記発信元携帯電話から前記待受側携帯電話の前記録音先番号が発信されると、前記発信元携帯電話とメッセージサーバとを接続し、前記メッセージサーバに前記発信元携帯電話から送信される音声伝言を録音させ、前記待受側携帯電話の前記メールアドレスには、前記発信元携帯電話の前記電話番号が記載された通知メールを送信し、前記待受側携帯電話のスピーカーで前記音声伝言を再生させる通信方法である。
また、本発明は、前記通知メールには所定のURLを記載しておき、前記待受側携帯電話から前記URLにアクセスがあった場合に、前記待受側携帯電話の前記スピーカーで前記音声伝言を再生させる通信方法である。
また、本発明は、前記音声伝言は、前記待受側携帯電話に対して電話発信し、前記待受側携帯電話が受話器を上げる操作をして通話状態になると、再生させる通信方法である。
また、本発明は、前記音声伝言の再生後、予め設定された選択肢の中から前記待受側携帯電話によって一の対応方法を選択し、選択された対応方法を実行する通信方法である。
また、本発明は、前記選択肢には、前記発信元携帯電話を呼び出し、前記発信元携帯電話と前記待受側携帯電話を接続して音声通話可能な状態にする対応方法が含まれている通信方法である。
また、本発明は、前記選択肢には、前記発信元携帯電話の前記メールアドレスに、前記音声伝言を聞いたことを示す確認メールを送信する対応方法が含まれている通信方法である。
また、本発明は、前記選択肢には、前記待受側携帯電話から前記メッセージサーバに音声返事を録音し、前記発信元携帯電話の前記メールアドレスに、返事を録音した返事メールを送信する対応方法が含まれている通信方法である。
待受側携帯電話の電話番号を、相手側が知らなくても、相手側を発信元とする伝言録音の再生により、音声会話、録音、又はメールによる連絡をすることができる。
図1の符号10は携帯電話通信網であり、複数の無線基地局11が、所定の領域毎に配置されている。各無線基地局11は交換局12に接続されており、交換局12は、ゲートウェイ13を介してインターネット14と固定電話通信網15に接続されている。
携帯電話21、22の間は無線基地局11と交換局12を介して接続され、携帯電話21、22と固定電話通信網15の間は無線基地局11と交換局12とゲートウェイ13を介して接続され、相互に通話できるようになっている。
また、携帯電話21、22とインターネット14の間も、無線基地局11と交換局12とゲートウェイ13を介して接続され、携帯電話21、22やインターネット14に接続された機器との間で、メールアドレスに対して電子メールを送受信できるようになっている。
本発明では、予め、交換局12、ゲートウェイ13又はインターネット14にメッセージサーバ18を接続しておく。
メッセージサーバ18を用いた伝言の受付を希望する者は、録音された伝言を特定するための番号が必要であるから、携帯電話で発信可能であって、伝言の受信に使用する携帯電話の電話番号とは異なる番号を取得し、このメッセージサーバ18や、メッセージサーバ18に接続された機器に録音先番号として、それを携帯電話の電話番号とメールアドレスと共に登録しておく。
録音先番号には、現状では、電気通信番号規則第10条第2号(別表第一第十一号)に定める050で始まる11桁の数字にすることができるが、それに限定されるものではない。
録音番号を登録した後、連絡を希望する一乃至複数の相手先に、取得した録音先番号を予め通知し、待受体勢に入る。
メッセージサーバ18を用いた連絡をしようとする相手先が発信元となり、相手先の携帯電話を発信元携帯電話とし、録音先番号を取得した者が待受側携帯電話となり、発信元携帯電話から、そのプッシュボタンを用いて録音先番号が入力され、その番号が発信されると、発信元携帯電話とメッセージサーバ18とが接続される。
メッセージサーバ18には音声ガイダンスが予め録音されており、発信元携帯電話とメッセージサーバ18とが接続されると、伝言の送話を促す音声ガイダンスが発信元携帯電話のスピーカーから再生される。
発信元携帯電話のマイクから伝言が音声で入力されると、発信元携帯電話の電話番号と共に送信され、メッセージサーバ18に到着すると、送信された内容は、発信元携帯電話の電話番号と対応付けてメッセージサーバ18に録音される。
メッセージサーバ18への録音があった場合、伝言の録音があったことと、伝言を送信した発信元携帯電話の電話番号とが記載された通知メールが待受側携帯電話のメールアドレスに送信される。
メッセージサーバ18の記憶装置に、発信元携帯電話の所有者の氏名や名称等の情報が電話番号に対応付けて記憶されている場合には、発信元携帯電話の電話番号に代え、又は電話番号と共に、所有者の情報が通知メールに記載される。
待受側携帯電話のメールアドレスに通知メールが到着し、待受側携帯電話にメール到着のお知らせがあると、待受側では、待受側携帯電話を操作してその画面に通知メールを表示する。
通知メールには、メッセージサーバにアクセス可能なURL(Uniform Resource Locator)が記載されており、待受側携帯電話の画面に通知メールが表示された状態でURL上にカーソルを移動させ、クリック(又はURLを入力してアクセス)すると、録音された伝言が待受側携帯電話のスピーカーから再生される。
この場合、URLをクリックすると、メッセージサーバ18に接続された制御装置や他の機器が待受側携帯電話の電話番号を発信し、着信した待受側携帯電話によって、受話器を上げる操作がされ、通話状態になると待受側携帯電話のスピーカーから再生されるようにすることができる。
伝言を再生した後の待受側の対応方法は予め設定されており、ここでは伝言の再生後、又は伝言の再生中に待受側携帯電話のボタン操作によって下記(1)〜(4)のうちのいずれかの選択肢から対応方法を選択することができる。
(1)発信元へ通話接続する。
(2)伝言を再生したことを発信元のメールアドレスに送信する。
(3)発信元に対する返事をメッセージサーバ18に録音する。
(4)その他の対応方法。
発信元へ通話接続する対応方法を選択した場合、待受側携帯電話と発信元携帯電話とが携帯電話通信網によって接続され、双方向の会話ができる状態になる。この場合、発信元が待受側携帯電話の電話番号を知らなくても、発信元と待受側が携帯電話で会話することが可能となる。
伝言を再生したことを発信元のメールアドレスに送信する対応方法を選択すると、発信元のメールアドレスには、録音先番号が記載された確認メールが送信される。
発信元に対し、メッセージサーバ18に返事を録音する対応方法を選択した場合、発信元携帯電話のメールアドレスには、返事が録音されたことが記載された回答メールが送信される。この回答メールには、URLが記載されており、そのURLをクリック、又はURLを入力してアクセスすると、発信元携帯電話のスピーカーから録音された返事が再生される。
この返事の再生に対しては、発信元では、上記(1)〜(4)と同じ対応方法を選択することができる。
「その他の対応方法」には、例えば、「承諾する」、「後日連絡する」、「返事ができない」等の定型文を発信元携帯電話のメールアドレスに送信する対応策や、メールサーバ19から発信元携帯電話に着信させ、予め録音した定型文を発信元携帯電話で再生させる対応策、又は、発信元携帯電話のメールアドレスに返事を送信する等の対応方法を選択肢中に設けることができる。
また、上記選択肢(1)〜(4)の選択に際し、更に、録音された伝言の保存と廃棄等の付随的な対応方法を加えて選択させることもできる。
なお、上記選択肢(1)〜(4)の選択については、予め、選択肢と携帯電話のプッシュボタンを対応付けておき、待受側携帯電話のプッシュボタン一個の押下で選択できるようになっている。
以上により、待受側では、携帯電話の電話番号を知らせなくても相手先と連絡をすることができる。
携帯電話通信網を説明するための図
符号の説明
10……携帯電話通信網
18……メッセージサーバ
19……メールサーバ

Claims (7)

  1. メールアドレスと電話番号とが賦与された発信元携帯電話と待受側携帯電話のうち、前記待受側携帯電話には、前記電話番号とは別の録音先番号を関連づけておき、
    前記発信元携帯電話から前記待受側携帯電話の前記録音先番号が発信されると、前記発信元携帯電話とメッセージサーバとを接続し、前記メッセージサーバに前記発信元携帯電話から送信される音声伝言を録音させ、
    前記待受側携帯電話の前記メールアドレスには、前記発信元携帯電話の前記電話番号が記載された通知メールを送信し、
    前記待受側携帯電話のスピーカーで前記音声伝言を再生させる通信方法。
  2. 前記通知メールには所定のURLを記載しておき、前記待受側携帯電話から前記URLにアクセスがあった場合に、前記待受側携帯電話の前記スピーカーで前記音声伝言を再生させる請求項1記載の通信方法。
  3. 前記音声伝言は、前記待受側携帯電話に対して電話発信し、前記待受側携帯電話が受話器を上げる操作をして通話状態になると、再生させる請求項2記載の通信方法。
  4. 前記音声伝言の再生後、予め設定された選択肢の中から前記待受側携帯電話によって一の対応方法を選択し、選択された対応方法を実行する請求項1乃至請求項3のいずれか1項記載の通信方法。
  5. 前記選択肢には、前記発信元携帯電話を呼び出し、前記発信元携帯電話と前記待受側携帯電話を接続して音声通話可能な状態にする対応方法が含まれている請求項4記載の通信方法。
  6. 前記選択肢には、前記発信元携帯電話の前記メールアドレスに、前記音声伝言を聞いたことを示す確認メールを送信する対応方法が含まれている請求項4又は請求項5のいずれか1項記載の通信方法。
  7. 前記選択肢には、前記待受側携帯電話から前記メッセージサーバに音声返事を録音し、前記発信元携帯電話の前記メールアドレスに、返事を録音した返事メールを送信する対応方法が含まれている請求項4乃至請求項6のいずれか1項記載の通信方法。
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