JP2009111920A - 音場制御方法及びシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単なリモコン操作によって視聴エリア及び非聴取エリアでの音場制御を簡易に実現可能とする。
【解決手段】スピーカから聴取エリア及び非聴取エリアに設定したリモコン内蔵マイクまでの空間伝達特性を計測し、これに基づき異なる複数種類の音場制御効果に対応する制御音源の振幅を算出して複数種類の音場制御効果を予測し、これら複数種類の音場制御効果をユーザに提示するために表示し、ユーザよるリモコン操作によって複数種類の音場制御効果から選択される一つの音場制御効果に対応する制御音源によりスピーカを駆動することによって、視聴エリア及び非聴取エリアでの効果的な音場制御を実現する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、AV機器のスピーカから放射されるコンテンツ音(音楽・音声・効果音)による音場を電気音響信号処理技術により制御する音場制御方法及びシステムに関する。
テレビジョン受信機(TV)、音響機器(オーディオシステム)、ホームシアターシステム等のオーディオ・ビジュアル(AV)機器におけるスピーカシステムの操作方法はさまざまである。典型的なものはTVに一般付属しているリモートコントローラ(以下、リモコンという)であり、本体に設けられた操作部のみなでなく、リモコンによってもユーザがスイッチやボリュームを調整することで好みの音量を得ることができる。
ホームシアターシステムも、音場の制御形態こそ異なるものの基本的にはTVのリモコンと同様である。すなわち、ホームシアターシステムではユーザが好みの音場になるように部屋の特性及びスピーカの配置などを入力し、リモコンを使ってスピーカから出力される音楽・音声・効果音等の音(以下、コンテンツ音という)の振幅や位相を制御することで、サラウンド感のある立体音響を再現する。
最近では、パソコン(PC)においても5.1チャネルスピーカを装備し、PC画面上に表示されたスピーカとユーザ聴取位置をもとに、マウスを使ってユーザ聴取位置を操作することで、立体音響を再現するシステムが実現されている。ゲーム機も同様である。
一方、特許文献1には音響信号に基づくM個の主音源用スピーカ及びN+1個の制御音源用スピーカから放射される主音源及び制御音源の音を可聴領域(聴取エリア)と非可聴領域(非聴取エリア)にそれぞれ設置した第1及び第2音圧検出点(マイクロホン)により検出し、第1音圧検出点により検出される制御音源の音圧の和を抑制し、かつ第2音圧検出点により検出される制御音源の音圧と主音源の音圧との和を最小とするように主音源の振幅及び位相を制御する技術が開示されている。
特開2007−121439号公報
上述した従来技術によって実現される音場は、コンテンツ音を聴取するユーザ自身によってユーザの好みに合うように制御されるのが普通である。この場合、ユーザはスピーカからのコンテンツ音を聴くことで、リモコンなどによる手元操作によって得られる音場制御効果が好みか否かを確認することができる。しかし、ユーザの操作によって実現される音場は、コンテンツ音を聴取したくない周囲の人にとっては騒音になる可能性もある。
そこで、同一時刻・同一空間でユーザの好みに合った音場を維持しつつ、ユーザ以外の人に対してはコンテンツ音を聴かせないような音場を実現させるという二律背反を同一スピーカで実現することが望ましい。従来のようにユーザ自身による音場の確認だけでは、このような要求に応えることができない。
すなわち、ユーザが実際にTVやサラウンドシステムを視聴する際の空間場(聴取エリア)のみでなく、聴取エリアに比較的近い他の空間場(非聴取エリア)における音場を確認することが必要となる。ユーザの立場からは、視聴中にできるだけ主音源用スピーカの音を音場確認のために切り替えるなどのことは煩わしく、通常のリモコンによる音量調整と同様の簡易的な方法で確認できる方が望ましい。また、特許文献1の技術では非聴取エリアでの音圧を抑制するような音場制御はできるが、ユーザが音場制御効果を選択することは難しい。
そこで、本発明は簡単なリモコン操作によって視聴エリア及び非聴取エリアでの音場制御を簡易に実現可能な音場制御方法及びシステムを提供することを目的とする。
本発明の一観点によると、スピーカを有するAV機器による音場を制御するために、前記AV機器を制御するためのリモートコントローラに内蔵される第1マイクロホンを聴取エリアに置いたときの前記スピーカから前記第1マイクロホンまでの空間伝達特性を計測するステップと、前記第1マイクロホンまたは他の第2マイクロホンを非聴取エリアに置いたときの前記スピーカから前記第1マイクロホンまたは第2マイクロホンまでの空間伝達特性を計測するステップと、前記空間伝達特性に基づいて異なる複数種類の音場制御効果に対応する制御音源の振幅を算出するステップと、前記振幅に従って複数種類の音場制御効果を予測するステップと、前記複数種類の音場制御効果をユーザに提示するために表示するステップと、前記ユーザよる前記リモートコントローラの操作によって前記複数種類の音場制御効果から選択される一つの音場制御効果に対応する前記振幅及び位相を有する制御音源を出力するステップと、前記一つの音場制御効果を実現するために前記制御音源によって前記スピーカを駆動するステップと、を具備することを特徴とする音場制御方法を提供する。
本発明によれば、リモートコントローラに内蔵したマイクロホンを用いて、あるいは他の固定位置に設置された他のマイクロホンも併用してスピーカからマイクロホンまでの空間伝達特性を簡易に計測し、またリモートコントローラ上の操作によって、空間伝達特性に基づいて予測される複数種類の音場制御効果から一つの音場制御を選択することができる。
従って、ユーザはリモートコントローラの簡単な操作によって聴取エリア及び周囲の非聴取エリアにおいて実現可能な音場制御効果を確認し、かつ簡単に好みの音場制御効果を選択することが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
(第1の実施形態)
図1を用いて第1の実施形態の概要について説明する。図1ではTV1、アンプ2及びアンプ3A,3B、アンプ2によって駆動される主音源用スピーカ4、アンプ3A,3Bによって駆動される第1及び第2制御音源用スピーカ5A,5Bを有し、マイクを内蔵するリモートコントローラ(以下、リモコンという)10によって制御可能なAV機器を想定している。
音場制御ユニット20は、リモコン10と協働することによってアンプ2及びアンプ3A,3Bの入力を制御する。これによって、音場制御ユニットは同一時刻・同一空間でユーザの好みに合った音場を聴取エリア内で維持しつつ、ユーザ以外の人がいる周囲の非聴取エリアにはコンテンツ音がなるべく届かないように、主音源用スピーカ4及び制御音源用スピーカ5A,5Bによって形成される音場を制御する。
アンプ2、アンプ3A,3B、主音源用スピーカ4、制御音源用スピーカ5A,5Bは、TV1に内蔵されているものであってもよいし、図2に示すようにTV1とは別に用意されていてもよいし、あるいはTV1に内蔵のデバイスとTV1とは別に用意されたデバイスの両方を用いてもよい。図2は、左右チャネル毎に用意された、主音源用スピーカ4、第1及び第2制御音源用スピーカ5A,5BがTVスタンド6に配置された例を示している。アンプ2及びアンプ3A,3Bは、TVスタンド6に内蔵されていてもよい。
音場制御に際して、ユーザはまず聴取エリアAにおいてリモコン10を操作して音場制御コマンドを入力する。この音場制御コマンド入力操作により、音場制御ユニット20では聴取エリアAにおける、主音源用スピーカ4及び制御音源用スピーカ5A,5Bからリモコン内蔵マイクまでの空間伝達特性が計測される。
次に、ユーザは非聴取エリアBに移動し、リモコン10の操作により音場制御コマンドを入力することで、同様に音場制御ユニット20において非聴取エリアBにおける主音源用スピーカ4及び制御音源用スピーカ5A,5Bからリモコン内蔵マイクまでの空間伝達特性が計測される。
音場制御ユニット20では、こうして計測される空間伝達特性を基に瞬時に実現可能な聴取エリアA及び非聴取エリアBでの複数種類の音場制御効果の予測を行い、リモコン20の画面またはTV1の画面上に予測された複数種類の音場制御効果を例えば順次に表示させる。これによりユーザは、聴取エリアAでは直接聴くことのできない非聴取エリアBでの複数種類の音場制御効果を確認することができる。
ユーザは、こうして非聴取エリアBの音場制御効果を確認し、実現可能な複数の異なる音場制御効果の中から適切な一つの音場制御効果を選択する。音場制御効果の選択後、選択された音場制御効果に対応する制御音源信号がコンテンツ音信号をソースとして生成される。この制御音源信号に従って制御音源用スピーカ5A,5Bから制御音源が出力されることによって、聴取エリアA及び非聴取エリアBにおける音場制御が行われ、ユーザの希望する音場が実現される。
図3は、リモコン10の一例であり、例えば赤外線を用いた無線送信部11、マイクロホン(以下、リモコン内蔵マイクという)12、好ましくは可聴帯域外の音波(例えば超音波)を送信する音波送信部13、無線受信部14、制御効果表示部15及び制御効果選択部16を有する。以下、リモコン10の各要素について説明する。
無線送信部11は、リモコン10から音場制御ユニット20への無線送信、具体的にはリモコン10の操作によって生成される音場制御コマンドや、ユーザによって選択された音場制御効果情報を音場制御ユニット20の送信を行う。音波送信部13は、リモコン内蔵マイク12によって検出された信号を音場制御ユニット20での空間伝達特性の計測のために、音波として音場制御ユニット20に送信する。無線受信部14は、音場制御ユニット20から送信される音場制御効果情報を受信し、制御効果表示部15へ渡す。
制御効果表示部15は、リモコン10の液晶ディスプレイのような表示画面の一部に設定され、図3の左側に示されるように音場制御ユニット20による2つの空間(聴取エリアA及び非聴取エリアB)における音場制御効果を同時に表示する。この場合、制御効果表示部15では複数種類の音場制御効果がメニューとして例えば順次表示され、その中からユーザは制御効果選択部16によって任意の一つの音場制御効果を選択できる。制御効果選択部16により選択された音場制御効果を示す情報は、無線送信部11によって音場制御ユニット20に送信される。
一方、音場制御ユニット20は図4に示すように無線受信部21、ランダムノイズ信号発生部22、音波受信部23、空間伝達特性計測部24、制御音源振幅算出部25、制御効果予測部26、無線送信部27、制御音源信号出力部28及び切替器29を有する。以下、音場制御ユニット20の各要素について説明する。
無線受信部21は、リモコン10の無線送信部11から送られてくる音場制御コマンドを受信して、ランダムノイズ信号生成部22に伝える。ランダムノイズ信号発生部22は、音場制御コマンドを受けるとアンプ2及びアンプ3A,3Bを介して主音源用スピーカ4及び制御音源用スピーカ5A,5Bから空間伝達特性の計測時に用いるランダムノイズ音を出力するために、ランダムノイズ信号を発生する。音波受信部23は、リモコン10の音波送信部13から送信される音波を受信し、受信信号を空間伝達特性計測部24に渡す。
空間伝達特性計測部24では、ランダムノイズ信号と音波受信部13からの受信信号に基づいて主音源用スピーカ4及び制御音源用スピーカ5A,5Bからリモコン内蔵マイク12までの空間伝達特性が計測される。制御音源振幅算出部25では、計測された空間伝達特性に従って音場制御のための制御音源振幅が算出される。制御音源振幅算出部25により算出された制御音源振幅の情報は、制御効果予測部26と制御音源信号出力部28に渡される。
制御効果予測部26では、聴取エリアA及び非聴取エリアBにおける音場制御効果の予測(具体的には、音量を増減すべきかあるいは維持すべきかの予測)が行われる。制御効果予測部26によって得られる音場制御効果情報は無線送信部27に入力され、さらに必要に応じてTV1にも供給される。無線送信部27からは、音場制御効果情報が送信される。無線送信部27から送信された音場制御効果情報は、リモコン10において無線受信部14で受信される。
一方、制御音源信号出力部28はコンテンツ音信号をソースとして、制御音源振幅算出部25によって算出された制御音源振幅と制御音源位相を有する制御音源信号を生成して出力する。制御音源信号は、切替器29を経てアンプ3A,3Bに送られる。アンプ3A,3Bは制御音源信号に従って制御音源用スピーカ5A,5Bを駆動し、これによって制御音源用スピーカ5A,5Bから制御音源が出力される。
切替器29は、空間伝達特性の計測時にはランダムノイズ信号発生部22からのランダムノイズ信号をアンプ2及びアンプ3A,3Bに順次供給する。一方、空間伝達特性計測後の音場制御時には、切替器29はアンプ2に対してはコンテンツ音信号を供給し、アンプ3A,3Bに対しては制御音源信号出力部28からの制御音源信号を供給する。
次に、図4に示すフローチャートを参照して本実施形態に係る音場制御システムの動作の流れについて説明する。
まず、ユーザは聴取エリアAにリモコン10を設定する(ステップS101)。すなわち、ユーザは聴取エリアAにおいてリモコン10を操作することにより、無線送信部11から音場制御コマンドを送信する。こうしてリモコン10から送信された音場制御コマンドは、音場制御ユニット20の無線受信部21で受信される。
これにより音場制御ユニット20においては、ランダムノイズ信号発生部22からランダムノイズ信号が発生され、さらに切替器29によってアンプ2及びアンプ3A,3Bに供給されることにより、ランダムノイズ信号に従って主音源用スピーカ4及び制御音源用スピーカ5A,5Bからランダムノイズ音が出力される。ランダムノイズ音はリモコン内蔵マイク12により検出される。リモコン内蔵マイク12からの検出信号は、音波送信部13から音波として送信され、音波受信部23で受信される。音波受信部23から出力される検出信号とランダムノイズ信号に基づき、空間伝達特性計測部24により主音源用スピーカ4及び制御音源用スピーカ5A,5Bから聴取エリアAに置かれたリモコン内蔵マイク12までの空間伝達特性が計測される(ステップS102)。
次に、ユーザは非聴取エリアBにリモコン10を設定し(ステップS103)、聴取エリアAにおいてリモコン10を操作することにより、同様にして主音源用スピーカ4及び制御音源用スピーカ5A,5Bから非聴取エリアBに置かれたリモコン内蔵マイク12までの空間伝達特性が計測される(ステップS104)。
ステップS102では、以下の数式に従って主音源用スピーカ4から聴取エリアAに置いたリモコン内蔵マイク12までの空間伝達特性Fp、第1制御音源用スピーカ5Aから聴取エリアAに置いたリモコン内蔵マイク12までの空間伝達特性Fs1、第2制御音源用スピーカ5Bから聴取エリアAに置いたリモコン内蔵マイク12までの空間伝達特性Fs2(図6参照)が順次計測される。
Figure 2009111920
ここで、ρは空気の密度、Npは主音源用スピーカに含まれる点音源と見なし分割できる点音源の個数、Ns1は第1制御音源用スピーカに含まれる点音源と見なし分割できる点音源の個数、Ns2は第2制御音源用スピーカに含まれる点音源と見なし分割できる点音源の個数をそれぞれ表す。また、rpiは上記主音源内i番目の点音源から聴取エリアAに置いたリモコン内蔵マイク12までの距離、rs1iは上記第1制御音源内i番目の点音源から聴取エリアAに置いたリモコン内蔵マイク12までの距離、rs2iは上記第2制御音源内i番目の点音源から聴取エリアAに置いたリモコン内蔵マイク12までの距離をそれぞれ表す。
ステップS104では、同様に以下の数式に従って主音源用スピーカ4から非聴取エリアBに置いたリモコン内蔵マイク12までの空間伝達特性Zp、第1制御音源用スピーカ5Aから聴取エリアAに置いたリモコン内蔵マイク12までの空間伝達特性Zs1、第2制御音源用スピーカ5Bから聴取エリアAに置いたリモコン内蔵マイク12までの空間伝達特性Zs2が順次計測される。
Figure 2009111920
ここで、ρは空気の密度、Npは主音源用スピーカに含まれる点音源と見なし分割できる点音源の個数、Ns1は第1制御音源用スピーカに含まれる点音源と見なし分割できる点音源の個数、Ns2は第2制御音源用スピーカに含まれる点音源と見なし分割できる点音源の個数をそれぞれ表す。また、Lpiは上記主音源内i番目の点音源から非聴取エリアBに置いたリモコン内蔵マイク12までの距離、Ls1iは上記第1制御音源内i番面の点音源から非聴取エリアBに置いたリモコン内蔵マイク12までの距離、Ls2iは上記第2制御音源内i番目の点音源から非聴取エリアBに置いたリモコン内蔵マイク12までの距離をそれぞれ表す。
このとき音場制御後に聴取エリアAで観測される音圧は、制御前の主音源のみによる音圧を基準にした場合にα倍となり、非聴取エリアBで観測された音圧は、制御前の主音源のみによる音圧を基準にした場合にβ倍となるように音場制御が行われる。この音場制御は、以下の式で表される。
Figure 2009111920
次に、上記α,β(音場係数と呼ぶ)について例えば図7の太線に沿って自動調整を行い(ステップS105)、引き続き制御音源信号振幅を算出する(ステップS106)。図7の例では、α,βはいずれも基本的に0〜2の範囲で調整可能であるが、(a)α=2,β=1、(b)α=1,β=1/2、(c)α=1,β=0、及び(d)α=1/2,β=0の4種類の組み合わせについて自動調整されることを示している。
例えば、音場係数αについて以下のような値を与えることで、聴取エリアAでの音圧を増減させることができる。
Figure 2009111920
もう一つの音場係数βについても、同様に以下のような値を与えることで、非聴取エリアBでの音圧を増減させることができる。
Figure 2009111920
従って、主音源用スピーカ4から出力される主音源qpの振幅と、2つの制御音源用スピーカ5A,5Bから出力される制御音源の振幅qS1,qS2との関係は次式となる。
Figure 2009111920
主音源はもともとのコンテンツ音で既知であることから、主音源振幅qPより制御音源振幅qS1, qS2を算出することができる。このとき、聴取エリアA及び非聴取エリアBにおいてリモコン内蔵マイク12を設定した地点での音圧レベルηA(dB)及びηBは、次式となる。
Figure 2009111920
こうして制御音源振幅qS1, qS2を算出した後、以下のようにして制御効果予測部26によりα,βの種々の組み合わせに対応する複数種類の音場制御効果を予測する(ステップS107)。
なお、音場制御効果の予測後、次式の判定を行うことが望ましい。
Figure 2009111920
数式(12)は、制御音源振幅≦主音源振幅を満たす条件を体積速度比で表したものである。数式(12)の条件を満たさない場合は、第2制御音源用スピーカ5Bから聴取エリアAに置いたリモコン内蔵マイク12までの空間伝達特性Fs2を反転して−Fs2とすることにより、制御音源の体積速度を低下させて数式(12)の条件を満たすようにすることができる。
図8〜図11は、図7に示した音場係数α,βの種々の組み合わせに対応する音場制御効果の一例を示している。図8に示すCaseAは、α=2,β=1、すなわち聴取エリアAで6dB(増音)、非聴取エリアBで0dB(音圧維持)の場合である。図9に示すCaseBは、α=1,β=1/2、すなわち聴取エリアAで0dB(音圧維持)、非聴取エリアで−6dB(減音)の場合である。図10に示すCaseCは、α=1,β=0、すなわち聴取エリアAで0dB(音圧維持)、非聴取エリアで−∞dB(局所減音)の場合である。図11に示すCaseDは、α=1/2,β=0、すなわち聴取エリアAで−6dB(減音)、非聴取エリアで−∞dB(局所減音)の場合である。図8〜図11に示す音場制御効果は、いずれも数式(12)の条件を満たしているものとする。
α,βはそれぞれ最大でも2倍、つまり6dB増加くらいの音圧増減があれば、TVの音量で5〜6レベル相当の調整が効く。このことから、α,βを図7に示す0<α<2,0<β<2の範囲である刻みで変化させることで段階的に、聴取エリアA及び非聴取エリアBでの音場制御効果を予測することができる。
こうして制御効果予測部26によって予測された音場制御効果を示す情報は、無線送信部27によってリモコン10に送信される。リモコン10では送信されてきた音場制御効果を示す情報を無線受信部14により受信し、図8〜図11に示した複数種類(この例では4種類)の音場制御効果をユーザに提示するために制御効果表示部15で順次切り替えて表示する。
次に、制御効果選択部16によって表示される複数種類の音場制御効果の中から、ユーザによって一つの制御効果が選択される(ステップS109)。この結果、選択された音場制御効果を実現するような音場制御が行われる(ステップS110)。
以下、ステップS110について具体的に説明する。制御効果選択部16によって一つの音場制御効果が選択されると、選択された音場制御効果を示す情報が無線送信部11から送信される。こうして選択された音場制御効果を示す情報は、音場制御ユニット20において無線受信部21で受信され、制御音源信号出力部28に転送される。制御音源信号出力部28では、制御音源振幅算出部25よって算出される、複数種類の音場制御効果に対応する制御音源振幅の中から、選択された音場制御効果に対応する制御音源振幅に従った制御音源信号を出力する。
制御音源信号出力部28から出力される制御音源信号は切替器29を経てアンプ3A,3Bに供給され、アンプ3A,3Bによって制御音源用スピーカ5A,5Bが駆動されることにより、制御音源用スピーカ5A,5Bから制御音源が出力される。これにより聴取エリアA及び非聴取エリアBにおいて、ユーザにより選択された所望の音場制御効果を実現する音場制御が実現されることになる。
図12(a)及び(b)は、実際の12畳のリビングを対象にスピーカ手前1.5m、床上0.55m、及びスピーカ手前4m、床上1.05mにそれぞれリモコン内蔵マイク12を設定し、スピーカからこれらの位置(評価点)までの空間伝達特性をもとに音場制御効果を予測した結果を示している。一方、図13(a)及び(b)は、図12(a)及び(b)と同じ条件で音場制御効果を実測した結果を示している。
図12(a)及び図13(a)に示されるように、ユーザ聴取エリアAに相当するスピーカ手前1.5mでの音圧は音場制御前後で変化はなく、実測結果は予測結果と一致している。一方、スピーカ手前4mの遠方の非聴取エリアBでの音圧においても、両者を比べると低減している帯域は、ほぼ一致していることがわかる。
両者の結果はマイク設定した一点にすぎないとはいえ、図8〜図11に示す音場分布は評価点が1点にもかかわらず、必ずしもその点だけ低減しているわけでなく、その周囲全体で一様に音場の増減が現れていることから、この予測で図8〜図11に明示した空間場の様子をユーザに提示させることが可能となる。
(第2の実施形態)
次に、図14、図15及び図16を参照して本発明の第2の実施形態を説明する。第2の実施形態では、図14に示すように非聴取エリアBにマイク内蔵の音場制御効果表示ユニット30が設置される。制御効果表示ユニット30は、図15に示すようにマイク32(表示ユニット内蔵マイク)、音波送信部33、無線受信部34及び制御効果表示部35を有し、これらは第1の実施形態におけるリモコン10内のマイク12、音波送信部13、無線受信部14及び制御効果表示部15と同様の機能を有する。
一方、本実施形態におけるリモコン10は図16に示すように無線送信部11、マイク12、音波送信部13及び制御効果選択部16を有し、第1の実施形態におけるリモコン10から無線受信部14及び制御効果表示部15が除去されている。図16中の音場制御ユニット20は、第1の実施形態と同様である。
本実施形態における処理の流れを説明すると、ユーザが最初に聴取エリアAにおいてリモコン10を操作することによって、第1の実施形態と同様にして主音源用スピーカ4及び制御音源用スピーカ5A,5Bから聴取エリアAに設定したリモコン内蔵マイク12までの空間伝達特性が計測される。引き続き、主音源用スピーカ4、制御音源用スピーカ5A,5Bから非聴取エリアBに設置した制御効果表示ユニット30内のマイク32までの空間伝達特性が計測される。
後者の空間伝達特性の計測に際しては、主音源用スピーカ4及び制御音源用スピーカ5A,5Bからのランダムノイズ音が表示ユニット内蔵マイク32により検出され、マイク32からの検出信号が音波送信部33から音波として送信され、音場制御ユニット20の音波受信部23で受信される。音波受信部23から出力される検出信号とランダムノイズ信号発生部22からのランダム信号に基づき、空間伝達特性計測部24により主音源用スピーカ4及び制御音源用スピーカ5A,5Bからマイク32までの空間伝達特性が計測される。
次に、上記のようにして計測された空間伝達特性から制御音源振幅算出部25により制御音源振幅が算出され、さらに制御効果予測部26によって複数種類の音場制御効果が予測される。こうして制御効果予測部26によって予測された音場制御効果を示す情報は、無線送信部27によって制御効果表示ユニット30に送信される。
制御効果表示ユニット30では、送信されてきた音場制御効果を示す情報を無線受信部34により受信し、図8〜図11に示した複数種類の音場制御効果をユーザに提示するために制御効果表示部35で順次切り替えて表示する。ユーザがこうして表示される複数種類の音場制御効果の中から一つの音場制御効果を選択すると、選択された音場制御効果を実現するような音場制御が第1の実施形態と同様に行われる。
通常の生活シーンを想定すると非聴取エリアB、つまりAV機器からのコンテンツ音を聞かせたくない位置はある程度限定されている。このような場合には、本実施形態のように非聴取エリアBに制御効果表示ユニット30を常設することが有効となる。
制御効果表示ユニット30内の制御効果表示部35は、例えば図15に示されるように音場制御効果を文字表示以外に、表示の明るさやLED(発光ダイオード)等による表示色の変化を使って表示することが可能である。なお、図15においては音場制御効果の表示に付されているハッチングの種類によって表示の明るさや表示色が異なることを表している。
このような表示を行うことで、制御効果表示ユニット30が非聴取エリアBに設置されていても、聴取エリアAにいるユーザから音場制御効果を容易に確認することができる。これにより聴取エリアAのユーザが持つリモコン10においては、制御効果表示部を省略できるため、リモコン10の軽量・コンパクト化が可能となる。
(第3の実施形態)
次に、図17〜図22を参照して本発明の第3の実施形態を説明する。本実施形態は、壁を透過する音に対する音場制御を行うものである。一般的に壁の遮音性能は低音域で弱く、壁をはさんだ非聴取エリアBにもコンテンツ音が伝わってしまう。本実施形態はこのような状況を想定したものであり、図17に示されるようにコンテンツ音の透過を抑制すべき壁面(すなわち、聴取エリアAと非聴取エリアBとの境界の壁面)の内側に、図18に示されるようなマトリックス状に並べられた多数の素子マイクを持つマトリクスアレイマイク42を備えた壁面音圧制御ユニット40(図19参照)が設置されている。なお、聴取エリアAと非聴取エリアBとがカーテンで仕切られている場合、マトリクスアレイマイク42を当該カーテンに設置してもよい。
図19に示されるように、壁面音圧制御ユニット40にはマトリクスアレイマイク42とマイク42からの検出信号を音波として送信する音波送信部43が設けられる。図19中のリモコン10は第2の実施形態と同様であり、音場制御ユニット20は第1及び第2の実施形態とほぼ同様である。
本実施形態における処理の流れを説明すると、ユーザが最初に聴取エリアAにおいてリモコン10を操作することによって、第1の実施形態と同様にして主音源用スピーカ4及び制御音源用スピーカ5A,5Bからリモコン内蔵マイク12までの空間伝達特性が計測される。引き続き、主音源用スピーカ4及び制御音源用スピーカ5A,5Bから壁面音圧制御ユニット40内のマトリクスアレイマイク42までの空間伝達特性が計測される。より詳しくは、マトリクスアレイマイク42によって壁面内側にかかる音圧が計測される。
後者の空間伝達特性の計測に際しては、主音源用スピーカ4及び制御音源用スピーカ5A,5Bからのランダムノイズ音が壁面音圧制御ユニット40内のマトリクスアレイマイク42により検出され、マイク42からの検出信号が音波送信部43から音波として送信され、音場制御ユニット20の音波受信部23で受信される。音波受信部23から出力される検出信号とランダム信号に基づき、空間伝達特性計測部24により主音源用スピーカ4及び制御音源用スピーカ5A,5Bからマトリクスアレイマイク42までの空間伝達特性が計測される。
次に、上記のようにして計測された空間伝達特性から制御音源振幅算出部25により制御音源振幅が算出され、さらに制御効果予測部26によって複数種類の音場制御効果が予測される。こうして制御効果予測部26によって予測された音場制御効果を示す情報は、TV1に送られるか、あるいは第1の実施形態と同様に無線送信部によってリモコン10内の制御効果表示部(図示せず)に送信される。
この結果、TV1または制御効果表示部では、図8〜図11に示した複数種類の音場制御効果をユーザに提示するために順次切り替えて表示する。次に、ユーザがこうして表示される複数種類の音場制御効果の中から一つの音場制御効果を選択すると、選択された音場制御効果を実現するような音場制御が第1の実施形態と同様に行われる。
ここで、マトリクスアレイマイク42は壁面に設けられているため、マトリクスアレイマイク42の各素子マイクによって検出される音圧の二乗和を最小化するように音場制御を行うようにすることにより、壁面にかかる音響エネルギーを低減することもでき、結果的に聴取エリアAから壁面を透過して非聴取エリアBに放射される音を抑制することができる。
図20では、周囲を壁で囲まれた部屋(聴取エリアA)内のスピーカから正面(図20の左上の面)2.5mの位置にリモコン内蔵マイク12を設定し、側壁面(図20の手前面)に9点の素子マイクを有するマトリクスアレイマイク42を装着している。
図21及び図22は、図20のようにリモコン内蔵マイク12及びマトリクスアレイマイク42を配置した場合の周波数200Hzにおける図20の側壁面(XY垂直面)上の音圧レベル及び対向壁面(図20の右側の面)上における音圧レベルの計算結果を示している。この計算結果から、リモコン内蔵マイク12の位置では音圧が維持され、壁面上ではマトリクスアレイマイク42の9点の素子マイクにより検出される音圧の二乗和が最小化されることにより、壁面を通しての音漏れが抑制されていることができる。
(第4の実施形態)
次に、第3の実施形態を応用した本発明の第4の実施形態について説明する。本実施形態は第3の実施形態と同様のマトリクスアレイマイク42を壁面以外の場所に設置する例を示している。
図23(a)(b)は、マトリクスアレイマイク42を非聴取エリアBで寝ている人の枕元に設置する例である。図24(a)(b)は、マトリクスアレイマイク42を非聴取エリアBで寝ている人の布団の上にかける例である。マトリクスアレイマイク42をこのように設置すれば、壁を透過するコンテンツ音(特に低音)を非聴取エリアBにいる人の耳元で抑制することが可能となる。
図25及び図26は、ベビーベッドの周囲や手すりにマトリクスアレイマイク42を装着した例であり、このようにすることによりベビーベッド内の乳幼児に聞こえるコンテンツ音を抑制できる。
さらなる変形例として、マトリクスアレイマイクに代えて図27に示すようなリニアアレイマイク52を用いることもでき、これを例えば図27のようにドア開放時に生じる隙間に沿って装着してもよい。このように局所的に音漏れが大きな部分に限定してアレイマイクを設けることにより、聴取エリアから非聴取エリアへのコンテンツ音の進入を効果的に防止することもできる。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
本発明の第1の実施形態に係る音場制御システムを模式的に示す図 主音源用スピーカと第1及び第2制御音源用スピーカの配置例を示す図 第1の実施形態におけるリモコンの構成を示すブロック図 第1の実施形態に係る音場制御システムの詳細を示すブロック図 第1の実施形態における音場制御の処理の流れを示すフローチャート 主音源用スピーカと第1及び第2制御音源用スピーカからリモコン内蔵マイクまでの空間伝達特性の計測の様子を示す図 聴取エリア及び非聴取エリアに対応する音場係数α,βの自動調整時の遷移の一例を示す図 音場係数α,βの第1の組み合わせに対応する音場制御効果の例を示す図 音場係数α,βの第2の組み合わせに対応する音場制御効果の例を示す図 音場係数α,βの第3の組み合わせに対応する音場制御効果の例を示す図 音場係数α,βの第4の組み合わせに対応する音場制御効果の例を示す図 音場制御効果の予測例を示す図 音場制御効果の実測例を示す図 本発明の第2の実施形態に係る音場制御システムを模式的に示す図 第2の実施形態における制御効果表示ユニットの詳細を示すブロック図 第2の実施形態に係る音場制御システムの詳細を示すブロック図 本発明の第3の実施形態に係る音場制御システムを模式的に示す図 第3の実施形態におけるマトリクスアレイマイクを示す図 第3の実施形態に係る音場制御システムの詳細を示すブロック図 第3の実施形態におけるリモコン内蔵マイク及びマトリクスアレイマイクの具体的な配置例を示す図 図20のマイクを配置した場合の200Hzにおける側壁面上の音圧レベルの計算結果を示す図 図20のようにマイクを配置した場合の200Hzにおける対向壁面上の音圧レベルの計算結果を示す図 本発明の第4の実施形態におけるマトリクスアレイマイクの設置例を示す上面図及び側面図 本発明の第4の実施形態におけるマトリクスアレイマイクの他の設置例を示す上面図及び側面図 本発明の第4の実施形態におけるマトリクスアレイマイクの別の設置例を示す図 本発明の第4の実施形態におけるマトリクスアレイマイクの更に別の設置例を示す図 第4の実施形態の変形例であるリニアアレイマイクの設置例を示す図
符号の説明
1・・・TV
2,3・・・アンプ
4・・・主音源用スピーカ
5A,5B・・・制御音源用スピーカ
6・・・TVスタンド
10・・・リモコン
11・・・無線送信部
12・・・リモコン内蔵マイク
13・・・音波送信部
14・・・無線受信部
15・・・制御効果表示部
16・・・制御効果選択部
20・・・音場制御ユニット
21・・・無線受信部
22・・・ランダムノイズ信号発生部
23・・・音波受信部
24・・・空間伝達特性計測部
25・・・制御音源振幅算出部
26・・・制御効果予測部
27・・・無線送信部
28・・・制御音源信号出力部
29・・・切替器
30・・・制御効果表示ユニット
32・・・表示ユニット内蔵マイク
33・・・無線送信部
34・・・無線受信部
35・・・制御効果表示部
40・・・壁面音圧制御ユニット
42・・・マトリクスアレイマイク
43・・・音波送信部
52・・・リニアアレイマイク

Claims (10)

  1. スピーカを有するAV機器による音場を制御する方法であって、
    前記AV機器を制御するためのリモートコントローラに内蔵される第1マイクロホンを聴取エリアに置いたときの前記スピーカから前記第1マイクロホンまでの空間伝達特性を計測するステップと、
    前記第1マイクロホンまたは他の第2マイクロホンを非聴取エリアに置いたときの前記スピーカから前記第1マイクロホンまたは第2マイクロホンまでの空間伝達特性を計測するステップと、
    前記空間伝達特性に基づいて異なる複数種類の音場制御効果に対応する制御音源の振幅を算出するステップと、
    前記振幅に従って複数種類の音場制御効果を予測するステップと、
    前記複数種類の音場制御効果をユーザに提示するために表示するステップと、
    前記ユーザよる前記リモートコントローラの操作によって前記複数種類の音場制御効果から選択される一つの音場制御効果に対応する前記振幅と位相を有する制御音源を出力するステップと、
    前記一つの音場制御効果を実現するために前記制御音源によって前記スピーカを駆動するステップと、を具備することを特徴とする音場制御方法。
  2. 前記第第2マイクロホンは、前記複数種類の音場制御効果を表示可能な、前記非聴取エリアに設置される表示ユニットに内蔵されることを特徴とする請求項1記載の音場制御方法。
  3. 前記第2マイクロホンは、前記聴取エリアと前記非聴取エリアとの境界または前記非聴取エリアの少なくとも一方に設置されることを特徴とする請求項1記載の音場制御方法。
  4. スピーカを有するAV機器の音場を制御する音場制御システムであって、
    前記AV機器を制御するためのリモートコントローラに内蔵される第1マイクロホンと、
    ランダムノイズ信号を発生する発生部と、
    前記リモートコントローラに設けられ、前記ランダムノイズ信号によって前記スピーカから出力されるランダムノイズ音に基づいて前記第1マイクロホン、または前記第1マイクロホン及び他の第2マイクロホンから出力される検出信号を送信する送信部と、
    送信された前記検出信号を受信する受信部と、
    受信された前記検出信号を用いて、前記AV機器を制御するためのリモートコントローラに内蔵される第1マイクロホンを聴取エリアに置いたときの前記スピーカから前記第1マイクロホンまでの空間伝達特性、及び前記第1マイクロホンまたは第2マイクロホンを非聴取エリアに置いたときの前記スピーカから前記第1マイクロホンまたは第2マイクロホンまでの空間伝達特性を計測する計測部と、
    前記空間伝達特性に基づいて異なる複数種類の音場制御効果に対応する制御音源の振幅を算出する算出部と、
    前記振幅に従って複数種類の音場制御効果を予測する予測部と、
    前記複数種類の音場制御効果をユーザに提示するために表示する表示部と、
    前記ユーザよる前記リモートコントローラの操作によって前記複数種類の音場制御効果から選択される一つの音場制御効果に対応する前記振幅と位相を有する制御音源を出力する出力部と、
    前記一つの音場制御効果を実現するために前記制御音源によって前記スピーカを駆動するアンプと、を具備することを特徴とする音場制御システム。
  5. 前記表示部は、前記リモートコントローラに設けられることを特徴とする請求項4記載の音場制御システム。
  6. 前記表示部は、前記非聴取エリアに設置される表示ユニットに設けられ、
    前記第2マイクロホンは、前記表示ユニットに内蔵されることを特徴とする請求項4記載の音場制御システム。
  7. 前記第2マイクロホンは、前記聴取エリアと前記非聴取エリアとの境界または前記非聴取エリアの少なくとも一方に設置されることを特徴とする請求項4記載の音場制御システム。
  8. 前記第2マイクロホンは、マトリクス状に配列された複数の素子マイクロホンを持つアレイマイクロホンを含むことを特徴とする請求項7記載の音場制御システム。
  9. 前記第2マイクロホンは、リニア状に配列された複数の素子マイクロホンを持つアレイマイクロホンを含むことを特徴とする請求項7記載の音場制御システム。
  10. 前記複数種類の音場制御効果は、前記視聴エリアにおける空間音圧の増加、減少、維持または最小化のいずれかと前記非視聴エリアにおける空間音圧の増加、減少、維持または最小化のいずれかとの組み合わせを表すことを特徴とする請求項4記載の音場制御システム。
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