JP2009111917A - 情報端末装置 - Google Patents

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JP2009111917A
JP2009111917A JP2007284343A JP2007284343A JP2009111917A JP 2009111917 A JP2009111917 A JP 2009111917A JP 2007284343 A JP2007284343 A JP 2007284343A JP 2007284343 A JP2007284343 A JP 2007284343A JP 2009111917 A JP2009111917 A JP 2009111917A
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Shunichi Chiba
俊一 千葉
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Abstract

【課題】 一時停止・一時停止解除の再生品位をより良くする情報端末装置を提供する。
【解決手段】 ネットワークを介して情報配信装置からデータを受信する情報端末装置に
おいて、前記情報配信装置から配信されてくる前記データを受信する受信手段と、前記受
信手段により受信された前記データを再生する再生手段と、前記再生手段により再生され
ている前記データから再生位置情報を取得し、この再生位置情報を外部からの所定操作毎
に前記情報配信装置に送信する送信手段とを備え、前記外部からの所定操作は再生一時停
止後の再開であり、前記再生手段は前記データ中のタイムスタンプに基づき前記データ中
のストリームから重複した部分を特定する機能を備えることを特徴とする情報端末装置。
【選択図】 図6

Description

本発明は、情報端末装置に係わり、特にVODの一時停止処理に関する。
IP(INTERNET PROTOCOL)網などを利用して映像等の受信、表示を
行う装置が用いられている。しかし、従来VOD(Video On Demand)再生
で一時停止・一時停止解除を行うと、一時停止した映像と一時停止解除後の映像が、少し
(1秒ほど)前後していることが多くあった。
一時停止解除において、受信機からサーバへ送出再開要求は、時間指定で行われる。ス
トリームの送出再開位置をTS(Transport Stream)パケット単位で指定
できないため、一時停止するまでに受信機(情報端末装置)がサーバから受信したストリ
ームと、一時停止解除後に受信機が受信するストリームは、連続性が保障されない。
このようにストリームの連続性が保障されないため、受信機はVideoデコーダの一時停
止機能を利用できず、デコーダを完全停止させている。
関連して、ネットワークの不具合発生時、配信を一時停止し、端末から再生位置情報が
供給された場合に、供給された再生位置情報を破棄し、記録されている再生位置情報に基
づいて、続きからデータを配信するという技術が開示されている。この再生位置情報はPT
S(Presentation Time Stump)の値などから算出される(例えば特許文献1参照。)。
しかしながらこの再生位置情報は所定期間毎に端末から情報配信装置に送られる構成の
ものであり、本発明とは目的も構成も異なるものである。
特開2004−7172号公報(段落番号0047)
本発明は、一時停止・一時停止解除の再生品位をより良くする情報端末装置を提供する
ことを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の情報端末装置は、ネットワークを介して情報配信
装置からデータを受信する情報端末装置において、前記情報配信装置から配信されてくる
前記データを受信する受信手段と、前記受信手段により受信された前記データを再生する
再生手段と、前記再生手段により再生されている前記データから再生位置情報を取得し、
この再生位置情報を外部からの所定操作毎に前記情報配信装置に送信する送信手段とを備
え、前記外部からの所定操作は再生一時停止後の再開であり、前記再生手段は前記データ
中のタイムスタンプに基づき前記データ中のストリームから重複した部分を特定する機能
を備えることを特徴とする。
本発明によれば、一時停止・一時停止解除の再生品位をより良くする情報端末装置が得
られる。
以下、本発明の実施形態を説明する。
本発明による実施形態を図1乃至図10を参照して説明する。
図1は、この発明の一実施形態に関するタイムスタンプ付TS(TTS)の一時停止と一時停
止解除を示す説明図である。図1(a)は一時停止前に受信したTTSストリームを表して
いて、最後に受信したTTSパケットはTTS[n]である。図1(b)は一時停止解除後に受信
するTTSストリームを表していて、TTS[n]までは重複しPで示したTTS[n+1]からを表示しな
いと映像が前後する。
一時停止した映像と一時停止解除後の映像が前後することの解決方法として、タイムス
タンプ付TS(TTS,ARIB STD-B24 第二編で規定)のタイムスタンプ(図2)を利用して、
重複しているパケットを破棄すればよい。TTS[n+1] のタイムスタンプが表示再開のため
の後述する指定されたタイムスタンプとなる。
TTSのタイムスタンプは、32ビットで、27MHzのクロックカウンタ値であり、0x10000000
0 / 27000000 = 159.0728 秒と約2分39秒でループする。このため、ストリームの重複し
ている区間が数秒程度であれば、各パケットのタイムスタンプは完全にユニークである(
同一のタイムスタンプを持つパケットは他に存在しない)。したがって、TTSのタイムス
タンプを利用すれば、一時停止解除後に受信したストリームから、一時停止前の最後に処
理したパケットを見つけ出すことができる。
この第1の実施の形態においては、4バイトよりも小さいタイムスタンプを付すことに
より空く領域に、“I,B,Pのフレーム種別を識別するための制御情報”を記録してい
る。
本発明の第1の実施の形態に係る記録再生装置で記録するトランスポートストリームお
よびこのトランスポートストリームに付加するタイムスタンプについて図2を用いて説明
する。図2は、記録媒体に記録されるときのデータの構造を示す図である。
図2において、右側188バイトのデータは放送により送られてくるトランスポートス
トリーム(MPEG2−TS)のデータであり、188バイトの大きさにパケット化され
ている。この188バイトのパケットデータを記録媒体に記録するときには、新たにこの
パケットのタイムスタンプとして例えば30ビット、再生制御情報として2ビットを付加
して記録媒体に記録する。これらタイムスタンプ(30[ビット])と再生制御情報(2
[ビット])とを合わせると、4[バイト](4[バイト]×8[ビット/バイト]=3
2ビット)の大きさとなる。
本実施形態では、RTP(Real-time Transport Protocol:リアルタイム転送プロトコル
)を使用する。RTPの特徴としてまず一般的なRTPパケットの構造を図3に示す。
RTPの大きな目的は符号データのフレーミング(パケット化)を行い,RTPヘッダのシー
ケンス番号とタイムスタンプ情報を利用することにより,送信側のパケット送出タイミン
グを受信側でも復元できるようにすることである。
伝送データのフレーミングを行うという点ではトランスポート層に近い役割を果たすが
,効率良くリアルタイム制御を行うためにアプリケーション層で直接フレーミングを行う
。最適なフレーミング方法は符号データごとに異なるので,RTPでは詳細な仕様は定義し
ていない。符号データごとの具体的なフレーミング方法,すなわちRTPパケットのフォー
マットはIETFからRFC3551として公開されている。
RTPでは下位の転送プロトコルにUDPを使用する。もしネットワークでパケットが破棄さ
れた場合でもTCPのように再送せず,新しいパケットを転送し続ける方がリアルタイム通
信には適している。RTPには符号データを伝送する機能しかなくRTPパケットの伝送制御や
監視はRTCP(RTP Control Protocol:RTP制御プロトコル)により行う。
図3(a)にRTPパケットの構造を示す。RTPヘッダの前にUDPヘッダ、その前にIPヘッ
ダが付加されている。
図3(b)にRTPヘッダの構造を示す。以下のような要素がある。
・バージョン(V)‐RTPのバージョン番号で現在(RFC1889)は2である。
・パディング(P)‐パディング・データの有無を示す。
・拡張ヘッダ‐拡張ヘッダの有無を示す。拡張ヘッダはPTごとに定義されており,存在す
る場合はCSRC識別子の後に挿入される。
・CSRC識別子の数(CC)
・マーカー(M)‐使用方法はPTごとに定義される。
・ペイロード・タイプ(PT)‐伝送する符号データの種類を示す。
・シーケンス番号‐初期値が乱数で,パケットごとに1ずつ増加する。受信側でパケット
の破棄や受信順序の入れ替りを検出することができる。
・タイムスタンプ‐パケットに含まれる最も古いデータが発生した時刻を表す。クロック
の周波数はPTごとに定義され,音声コーデックの場合はサンプリング周波数になる。たと
えば8kHzサンプリングの音声コーデックを20msecのパケット長で伝送する場合,1パケッ
トには160サンプル分の音声データが含まれており,タイムスタンプもパケットごとに160
ずつ増加する。
・同期送信元(SSRC)識別子‐RTPパケットの送信元を識別するための識別子である。識
別子の値には乱数を使用する。
・寄与送信元(CSRC)識別子‐RTPでは複数の送信元から送られるパケットをミキシング
する「ミキサ」という機能が定義されている。たとえば2人の話者から送信される2系統の
音声パケットをそれぞれデコードし,加算した後で再びエンコードすれば1つのRTPパケッ
トが得られる。このような場合,CSRC識別子として元のパケットのSSRC識別子を列挙する
。1対1の通信の場合はCSRC識別子は存在せずCCの値は0になる。
ここで情報端末装置の一形態を一般的に説明する。
図8は、この発明の実施形態で説明する、アクセス制御装置およびアクセス制御方法を
適用したデジタルテレビジョン放送受信装置111の外観と、このデジタルテレビジョン
放送受信装置111を中心として構成されるネットワークシステムの一例を概略的に示し
ている。
すなわち、デジタルテレビジョン放送受信装置111は、主として、薄型のキャビネッ
ト112と、このキャビネット112を起立させて支持する支持台113とから構成され
ている。そして、キャビネット112には、例えば液晶表示パネル等でなる平面パネル型
の映像表示器114、スピーカ115、操作部116、リモートコントローラ117から
送信される操作情報を受ける受光部118等が設置されている。
また、このデジタルテレビジョン放送受信装置111には、例えばSD(Secure Digit
al)メモリカード、MMC(Multimedia Card)及びメモリスティック等の第1のメモリ
カード119が着脱可能となっており、この第1のメモリカード119に対して番組や写
真等の情報の記録再生が行なわれるようになっている。
さらに、このデジタルテレビジョン放送受信装置111には、例えば契約情報等の記録
された第2のメモリカード(ICカード)120が着脱可能となっており、この第2のメ
モリカード120に対して情報の記録再生が行なわれるようになっている。
また、このデジタルテレビジョン放送受信装置111は、第1のLAN(Local Area N
etwork)端子121、第2のLAN端子122、USB(Universal Serial Bus)端子1
23及びi.LINK端子124を備えている。
このうち、第1のLAN端子121は、LAN対応HDD専用ポートとして使用される
もので、接続されたNAS(Network Attached Storage)であるLAN対応のHDD12
5に対して、イーサネット(登録商標)により情報の記録再生を行なうために使用される
このように、LAN対応HDD専用ポートとしての第1のLAN端子121を設けるこ
とにより、他のネットワーク環境やネットワーク使用状況等に影響されることなく、HD
D125に対してハイビジョン画質による番組の情報記録を安定して行なうことができる
また、第2のLAN端子122は、イーサネット(登録商標)を用いた一般的なLAN
対応ポートとして使用されるもので、例えばハブ126を介して、LAN対応のHDD1
27、PC(Personal Computer)128、HDD内蔵のDVD(Digital Versatile Dis
k)レコーダ129等の機器を接続し、これらの機器と情報伝送を行なうために使用され
る。
なお、DVDレコーダ129については、第2のLAN端子122を介して通信される
デジタル情報が制御系のみの情報であるため、デジタルテレビジョン放送受信装置111
との間でアナログの映像及び音声情報を伝送するために、専用のアナログ伝送路130を
設ける必要がある。
さらに、この第2のLAN端子122は、ハブ126に接続されたブロードバンドルー
タ131を介して、例えばインターネット等のネットワーク132に接続し、このネット
ワーク132を介してPC133や携帯電話134等と情報伝送を行なうために使用され
る。
また、上記USB端子123は、一般的なUSB対応ポートとして使用されるもので、
例えばハブ135を介して、携帯電話136、デジタルカメラ137、メモリカードに対
するカードリーダ/ライタ138、HDD139、キーボード140等のUSB機器を接
続し、これらのUSB機器と情報伝送を行なうために使用される。
さらに、上記i.LINK端子124は、例えばAV−HDD141、D(Digital)
−VHS(Video Home System)142等をシリアル接続し、これらの機器と情報伝送を
行なうために使用される。
図9は、上記したデジタルテレビジョン放送受信装置111の主要な信号処理系を示し
ている。すなわち、BS/CSデジタル放送受信用のアンテナ243で受信した衛星デジ
タルテレビジョン放送信号は、入力端子244を介して衛星デジタル放送用のチューナ2
45に供給されることにより、所望のチャンネルの放送信号が選局される。
そして、このチューナ245で選局された放送信号は、PSK(Phase Shift Keying)
復調器246に供給されて、デジタルの映像信号及び音声信号に復調された後、信号処理
部247に出力される。
また、地上波放送受信用のアンテナ248で受信した地上デジタルテレビジョン放送信
号は、入力端子249を介して地上デジタル放送用のチューナ250に供給されることに
より、所望のチャンネルの放送信号が選局される。
そして、このチューナ250で選局された放送信号は、例えば日本ではOFDM(Orth
ogonal Frequency Division Multiplexing)復調器251に供給されて、デジタルの映像
信号及び音声信号に復調された後、上記信号処理部247に出力される。
また、上記地上波放送受信用のアンテナ248で受信した地上アナログテレビジョン放
送信号は、入力端子249を介して地上アナログ放送用のチューナ252に供給されるこ
とにより、所望のチャンネルの放送信号が選局される。そして、このチューナ252で選
局された放送信号は、アナログ復調器253に供給されてアナログの映像信号及び音声信
号に復調された後、上記信号処理部247に出力される。
ここで、上記信号処理部247は、PSK復調器246及びOFDM復調器251から
それぞれ供給されたデジタルの映像信号及び音声信号に対して、選択的に所定のデジタル
信号処理を施し、グラフィック処理部254及び音声処理部255に出力している。
また、上記信号処理部247には、複数(図示の場合は4つ)の入力端子256a,2
56b,256c,256dが接続されている。これら入力端子256a〜256dは、
それぞれ、アナログの映像信号及び音声信号を、デジタルテレビジョン放送受信装置11
1の外部から入力可能とするものである。
信号処理部247は、上記アナログ復調器253及び各入力端子256a〜256dか
らそれぞれ供給されたアナログの映像信号及び音声信号を選択的にデジタル化し、このデ
ジタル化された映像信号及び音声信号に対して所定のデジタル信号処理を施した後、グラ
フィック処理部254及び音声処理部255に出力する。
グラフィック処理部254は、信号処理部247から供給されるデジタルの映像信号に
、OSD(On Screen Display)信号生成部257で生成されるOSD信号を重畳して出
力する機能を有する。このグラフィック処理部254は、信号処理部247の出力映像信
号と、OSD信号生成部257の出力OSD信号とを選択的に出力すること、また、両出
力をそれぞれ画面の半分を構成するように組み合わせて出力することができる。
グラフィック処理部254から出力されたデジタルの映像信号は、映像処理部258に
供給される。この映像処理部258は、入力されたデジタルの映像信号を、前記映像表示
器114で表示可能なフォーマットのアナログ映像信号に変換した後、映像表示器114
に出力して映像表示させるとともに、出力端子259を介して外部に導出させる。
また、上記音声処理部255は、入力されたデジタルの音声信号を、前記スピーカ11
5で再生可能なフォーマットのアナログ音声信号に変換した後、スピーカ115に出力し
て音声再生させるとともに、出力端子260を介して外部に導出させる。
ここで、このデジタルテレビジョン放送受信装置111は、上記した各種の受信動作を
含むその全ての動作を制御部261によって統括的に制御されている。この制御部261
は、CPU(Central Processing Unit)等を内蔵しており、前記操作部116からの操
作情報を受け、または、リモートコントローラ117から送出された操作情報を前記受光
部118を介して受信し、その操作内容が反映されるように各部をそれぞれ制御している
この場合、制御部261は、主として、そのCPUが実行する制御プログラムを格納し
たROM(Read Only Memory)261aと、該CPUに作業エリアを提供するRAM(Ra
ndom Access Memory)261bと、各種の設定情報及び制御情報等が格納される不揮発性
メモリ261cとを利用している。
また、この制御部261は、カードI/F(Interface)265を介して、前記第1の
メモリカード119が装着可能なカードホルダ266に接続されている。これによって、
制御部261は、カードホルダ266に装着された第1のメモリカード119と、カード
I/F265を介して情報伝送を行なうことができる。
さらに、上記制御部261は、カードI/F267を介して、前記第2のメモリカード
120が装着可能なカードホルダ268に接続されている。これにより、制御部261は
、カードホルダ268に装着された第2のメモリカード120と、カードI/F267を
介して情報伝送を行なうことができる。
また、上記制御部261は、通信I/F269を介して第1のLAN端子121に接続
されている。これにより、制御部261は、第1のLAN端子121に接続されたLAN
対応のHDD125と、通信I/F269を介して情報伝送を行なうことができる。この
場合、制御部261は、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)サーバ機能
を有し、第1のLAN端子121に接続されたLAN対応のHDD125にIP(Intern
et Protocol)アドレスを割り当てて制御している。
さらに、上記制御部261は、通信I/F270を介して第2のLAN端子122に接
続されている。これにより、制御部261は、第2のLAN端子122に接続された各機
器(図8参照)と、通信I/F270を介して情報伝送を行なうことができる。
また、上記制御部261は、USB I/F271を介して前記USB端子123に接
続されている。これにより、制御部261は、USB端子123に接続された各機器(図
8参照)と、USB I/F271を介して情報伝送を行なうことができる。
さらに、上記制御部261は、i.LINK I/F272を介してi.LINK端子
124に接続されている。これにより、制御部261は、i.LINK端子124に接続
された各機器(図8参照)と、i.LINK I/F272を介して情報伝送を行なうこ
とができる。
ところで、この第1の実施形態では、HDD125に初期登録時のHDD125、HD
D127、PC128、DVDレコーダ129それぞれに割り当てられたストレージID
(IPアドレス、機器名を含む)を記述した登録ファイルを記憶保持している。
また、不揮発性メモリ261cに、HDD125、HDD127、PC128、DVD
レコーダ129それぞれのストレージIDを記憶している。
以下、HDD127には、放送により送られたTSが蓄積されており、これをデジタル
テレビジョン放送受信装置111でフロー制御にて再生するものとして説明する。このフ
ロー制御にて再生する場合、先にも説明したが、デコーダのバッファに空きがある限りス
トリームを読み出す。
さて図4に示すように、TTSフィルタ処理は、RTP受信処理とTTSデコード処理の間で行
う。第2のLAN端子122を介して受け取ったパケットを対象とする。
ここでTTSについて説明する。図5はTTSの構成をより詳しく示す図である。図2
に関して述べたようにTTSはTSを構成する188バイトの各TSパケットに、4バイ
トのタイムスタンプを付加したものである。このタイムスタンプは、送り手側のネットワ
ーク上のサーバあるいは本発明が適用されるデジタル信号処理装置が、各TSパケットを
受信したときに付与した情報であって、各TSパケットの受信タイミングを示す。
各TSパケットはPESヘッダとpayloadからなり、payloadには分割された映像PES
又は音声PESが格納される。payloadは例えばMPEG2符号化ストリームである。
図4の構成ではこのような構造を解析して映像と音声のそれぞれのデコードを行ってい
る。
一時停止前の最後に処理したパケットの次のパケットからデコーダへ出力するため、図
6に示すようなTTSパケットをタイムスタンプでフィルタリングする処理(TTSフィルタ)
を信号処理部247に用意すれば良い。
TTSパケットのフィルタでは、指定されたタイムスタンプを持つパケットが見つかるま
で、TTSパケットを破棄する。指定されたタイムスタンプを持つパケットが見つかれば、
その次のパケットからデコーダへ出力する(正常系)。
ネットワーク上でパケットロストする場合もあるため、入力されたTTSパケットのタイム
スタンプと指定されたタイムスタンプ値との差分が閾値(1秒ほど)を超える場合、フィ
ルタ処理を停止してデコーダへの出力を開始する(異常系)。
TTSパケットを入力したらまずフィルタ処理が完了しているかチェックする(ステップ
S61)。YESならばTTSパケットを出力し(ステップS62)、次のTTSパケットを入
力する。
他方ステップS61でNOならば、TTSパケットのタイムスタンプXを評価する(ステッ
プS63)。例えば指定されたタイムスタンプの一つ前TTS[n] のタイムスタンプAを減算
して値dを算出する。
このときd=0なるを以って指定されたタイムスタンプを持つパケットが見つかれば(ス
テップS64のYES)、フィルタ処理が完了した自己状態とし(ステップS65)、ホ
ストCPU(制御部261)へ指定されたタイムスタンプを持つパケットを受信した旨を
通知し(ステップS66)、当該パケットTTS[n]を破棄し(ステップS67)、その次の
パケットからデコーダへ出力する動作となる。
上記でステップS64でNOの場合はタイムスタンプの差分dが閾値を超えたか判定し
(ステップS68)、NOならばステップS67へ行き、YESならば次のステップS6
9へ行く。
ステップS69ではフィルタ処理が完了した自己状態とし、ホストCPUへタイムオー
バーエラーの旨を通知し(ステップS70)、ステップS67へ行く。ホストCPUでは
デコーダの停止等のリセット処理を行う。
図6のシーケンスは一時停止解除後のものであるが、その前の一時停止時にフィルタ処
理が完了した自己状態はリセットされる。
図7にTTSフィルタを利用した場合の一時停止・一時停止解除のシーケンスを示す。ユ
ーザによりリモートコントローラ117などを用いて外部から一時停止と一時停止解除が
指示される。図中のタイミングTにて図6のステップS66の処理が行われる。
既に述べたように必ずしも規格にある32ビットのタイムスタンプ付TSである必要はない
。例えば、TSに付与されたタイムスタンプが、30ビットで27MHzのクロックカウンタ値で
も、同様の処理が行える。
次に、図10を参照して、動画像ストリームに含まれる参照画面および非参照画面につ
いて説明し、関連して実施形態の効果を説明する。
デコード処理前の動画像ストリームに含まれる各種の画面は、所定の順序でデコーダに
入力されて動き補償フレーム間予測やフレーム内予測などの処理が施される。ここでは、
画面(Iピクチャ)I0,画面(Bピクチャ)B1,画面(Bピクチャ)B2,(Pピクチャ
)P3,画面(Bピクチャ)B4,画面(Bピクチャ)B5,画面(Pピクチャ)P6がこの
順序でデコーダに入力されて処理される場合を考える。
なお、Pピクチャは、1つの画面を参照することによって動き補償フレーム間予測を行
うための画面である。Bピクチャは、2つの画面を参照することによって動き補償フレー
ム間予測を行うための画面である。Iピクチャは、他の画面を参照することなく当該画面
内(イントラ)だけで独立してフレーム内予測を行うための画面である。
図6中に示される画面I0は、他の画面を参照することはないが、画面B1,画面B2,およ
び画面P3から参照される。また、画面P3は、画面I0を参照し、図の矢印で示したように5
画面から参照される。また、画面P6は、画面P3を参照し、図中の範囲では画面B4および画
面B5から参照される。このように画面間予測に際して他の画面から参照される画面I0,画
面P3,および画面P6は、参照画面に該当する。
一方、図6中に示される画面B1は、画面I0および画面P3を参照するが、他の画面からは
参照されない。また、画面B2も、画面I0および画面P3を参照するが、他の画面からは参照
されない。このように画面間予測に際して他の画面から参照されない画面B1および画面B
2は、非参照画面に該当する。画面B4も画面B1と、画面B5も画面B21とほぼ同様である。
一般的には、Videoデコーダのバッファには、500ミリ秒から1秒程度のデータが蓄積さ
れている。この蓄積されるデータ量は、DTS/PTSに依存する。なお送信側でP3をB1の前に
置くようなフレームの並べ替えをすればDTSの使用頻度は緩和される。
動作としては例えば、P6を受信中に一時停止したら、B1まで表示された状態であったと
する。一時停止解除後に、不連続なストリームを受信すれば、P6は正しく復号できない。
このため、B1,B2,P3までは正しく復号されるが、P6とP6を参照するB4,B5は正しく復号で
きない。
連続性の確保に充分なストリームを受信しVideoデコーダの一時停止機能を用いること
ができればこの一時停止状態が保存され一時停止解除後に継続可能である。
一時停止機能を用いることができない場合に同様に継続を行うためには、例えばIピク
チャからデコードをやり直すための一GOP分のバッファと一時停止位置の記憶機能とデコ
ードをやり直した場合にIピクチャに続く1番目のBピクチャ画面B1の表示を抑制する仕
組みが別途必要となる。一時停止解除後に続く画面が表示されるタイミングも表示抑制期
間分遅れることとなる。
一時停止・一時停止解除の品位を良くするため、一時停止するまでにデコーダに出力し
たストリームと一時停止解除後にデコーダへ出力するストリームの連続性を確保したい。
そのためには、サーバへの送出再開要求は、一時停止した再生位置から少し前(例えば
1秒ほど)を指定し、重複しているパケットを破棄できれば良い(図1)。サーバは、指
定された時間に該当するTTSのパケットから送信する。これはGOPの先頭とは限らないが、
GOPの先頭に調節するサーバもある。
以上実施形態を概要として述べると、タイムスタンプを利用して2つのストリームから
重複した部分を特定し、そのパケットを破棄してデコーダに出力することにより、一時停
止前後のストリームの連続性を確保する。特に次の手段による。
1.タイムスタンプ付TS(TTS)のタイムスタンプを利用して、2つのストリームから重
複した部分を特定する(TTSフィルタ)。
2.TTSフィルタを利用して、一時停止までにデコーダへ出力したストリームと、一時停
止解除後にデコーダへ出力するストリームの連続性を確保する。
効果としては以下の点があげられる。
・VOD再生において一時停止した映像から1フレームもずれることなく再生を再開でき
る。
なお、この発明は上記実施形態に限定されるものではなく、この外その要旨を逸脱しな
い範囲で種々変形して実施することができる。
また、上記した実施の形態に開示されている複数の構成要素を適宜に組み合わせること
により、種々の発明を形成することができる。例えば、実施の形態に示される全構成要素
から幾つかの構成要素を削除しても良いものである。さらに、異なる実施の形態に係る構
成要素を適宜組み合わせても良いものである。
この発明の一実施形態に関するタイムスタンプ付TSの一時停止と一時停止解除を示す説明図。 TTSパケットの概略構成図。 一般的なRTPパケットの構造を示す図。 実施形態のストリームの処理を示すブロック構成図。 TTSの構成を示す図。 実施形態のTTSフィルタ処理フロー図。 同実施形態に用いられる一時停止と一時停止解除のシーケンスを示す図。 本発明のテレビジョン受信装置の外観と、このテレビジョン受信装置を中心として構成されるネットワークシステムを説明するための図。 テレビジョン受信装置の主要な信号処理系を示す図。 動画像ストリームに含まれる参照画面および非参照画面について説明するための図。
符号の説明
111…デジタルテレビジョン放送受信装置、112…キャビネット、113…支持台
、114…映像表示器、115…スピーカ、116…操作部、117…リモートコントロ
ーラ、118…受光部、119…第1のメモリカード、120…第2のメモリカード、1
21…第1のLAN端子、122…第2のLAN端子、123…USB端子、124…i
.LINK端子、125,127,139…HDD、126,135…ハブ、128…P
C、129…DVDレコーダ、130…アナログ伝送路、131…ブロードバンドルータ
、132…ネットワーク、133…PC、134,136…携帯電話、137…デジタル
カメラ、138…カードリーダ/ライタ、140…キーボード、141…AV−HDD、
142…D−VHS、243…アンテナ、244…入力端子、245,250,252…
チューナ、246…PSK復調器、247…信号処理部、248…アンテナ、251…O
FDM復調器、253…アナログ復調器、254…グラフィック処理部、255…音声処
理部、249,256a,256b,256c,256d…入力端子、257…OSD信
号生成部、258…映像処理部、259,260…出力端子、261…制御部、261a
…ROM、261b…RAM、261c…不揮発性メモリ、265,267…カードI/
F、266,268…カードホルダ、269,270…通信I/F、271…USB I
/F、272…i.LINK I/F。

Claims (3)

  1. ネットワークを介して情報配信装置からデータを受信する情報端末装置において、
    前記情報配信装置から配信されてくる前記データを受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信された前記データを再生する再生手段と、
    前記再生手段により再生されている前記データから再生位置情報を取得し、この再生位
    置情報を重複させるデータ分遡り、外部からの再生一時停止後の再開操作により前記情報
    配信装置に送信する送信手段とを備え、
    前記再生手段は前記データ中のタイムスタンプに基づき前記データ中のストリームから
    前記重複した部分を特定する機能を備えることを特徴とする情報端末装置。
  2. 前記データ中のストリームから重複した部分を特定する機能を実行するフィルタと、
    このフィルタのストリーム出力をデコードするデコーダとを
    備え前記一時停止までに前記フィルタがデコーダへ出力したストリームと、一時停止解除
    後に前記フィルタがデコーダへ出力するストリームの連続性を確保するように働くことを
    特徴とする請求項1に記載の情報端末装置。
  3. 前記データ中のストリームから重複した部分を特定する機能を実行するフィルタと、
    このフィルタのストリーム出力をデコードするデコーダと、
    前記デコーダの出力に基づいて映像を表示する表示部とを
    備え前記一時停止までに前記フィルタがデコーダへ出力したストリームと、一時停止解除
    後に前記フィルタがデコーダへ出力するストリームの連続性を確保するように働くことを
    特徴とする請求項1に記載の情報端末装置。
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