JP2009111546A - 自己診断機能を備えた半導体集積回路、撮像装置およびカメラシステム - Google Patents

自己診断機能を備えた半導体集積回路、撮像装置およびカメラシステム Download PDF

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Abstract

【課題】温度センサー、異常電流検知等用いて、誤動作防止を行なうカメラでは、カメラとして致命的な故障、誤動作を検知することは可能だが、DSP内部の局所的な故障、たとえば、演算部の、一部のbit故障等の場合、映像信号に大きな乱れも無く、従来の検出機能では検出することができない。だが、カメラをセンシング機能等で使用する場合は、この局所的な故障もセンシングの誤判定を招く恐れがある。
【解決手段】カメラの信号処理のLSIに自己診断回路を搭載し、電源立ち上げ時、電源立ち下げ時、映像信号のBLK期間を利用し、自己診断を実施することで、信号処理の局所的な故障を検知する。故障検知時は、カメラを停止することで、誤動作を防止する。自己診断回路は、LSIの出荷検査用のBIST回路を用いることも可能であり、特にケアしたい部分を検出するための自己診断回路を用いることも可能である。
【選択図】図1

Description

本発明は、カメラのシステムとしての、安全性、信頼性を向上するための機能で、カメラの故障に基づく不正規な動作を未然に防止するための機能に関する。
カメラのシステムとしての信頼性向上のために、誤動作を防止するための機能が求められている。特に車載用、医療用などのカメラでの誤動作は人体への安全性を損なうことにつながるため、誤動作によるユーザへの影響が出る前にカメラの動作自体を停止するといった安全対策の機能が重要となってきている。
従来、カメラシステムの誤動作を防止する仕組みとしては、温度上昇による誤動作を未然に防ぐ手段が存在する。具体的には、温度センサー等を用いて検知した温度を予め定められた動作保証温度と比較し、比較結果に応じて動作を停止するようなものがある。そのようなカメラシステムの構成例を図16に示す。カメラ160において、イメージセンサー161、EEPROM166にはそれぞれ、動作保証温度が定義されている。CPU164は、通常の画像信号処理制御とともに、温度センサー167のモニタを行い、カメラ160の温度がイメージセンサー161やEEPROM166の動作保証温度に達する前に、SW168、169をOFFに制御することでイメージセンサー161、EEPROM166への電源供給を中断し、カメラ160を動作停止状態とする。
温度センサーを用いる仕組み以外にも、例えば、特許文献1のような、特定の記録電極に流れる電流をモニタし、画像形成期間中の異常電流を検知すると、画像の形成を停止する等の制御を行うことでカメラとしての信頼性向上を図るものがある。
特開平5−197229号公報
しかしながら、上記温度センサーを備えた仕組みでは、温度上昇による誤動作を未然に防ぐことは可能であるが、発生した故障を検知することはできない。また、特許文献1の手段では、たとえば、出力画像への目視可能な大きさのノイズ発生や、トランジスタの破壊によって発火、発煙が生じるなど、カメラシステムにとって致命的な大きな故障への対策は可能だが、信号処理回路の加算器の1ビットのみが故障した場合等の局所的な故障については検出不可能である。信号処理回路の加算器が1ビットのみ故障した場合は、映像信号でも大きな異常は見られないため、ユーザが映像信号を見て異常を認識するのは困難である。このような局所的な故障は、個人の娯楽用途のディジタルスチルカメラ等においては出力画像を目立って劣化させることもないため、大きな問題にはならない。しかし、1ビットの故障でも後段での演算結果に誤差を生じさせるため、医療や車載分野におけるセンシング用途など、高度の信頼性を求められる場面においては、カメラシステムとしての信頼性を損なう恐れがある。本発明は、上述のような局所的な故障をも検知し、誤動作を未然に防ぐ、信頼性の高いカメラシステムの提供を課題とする。
カメラの映像信号処理用の半導体集積回路(以下、LSIと記す)に自己診断回路を搭載し、電源立ち上げ時、電源立ち下げ時、映像信号の無効データ出力期間(以下、BLK期間と記す)において自己診断を実施することで、信号処理回路における故障の有無を検知する。故障検知時は、カメラ全体の動作を停止することで、カメラシステムとしての誤動作を防止する。
信号処理回路における、出力画像を目立って劣化させるような致命的な故障のみならず、局所的な故障も検出してカメラの動作を制御することにより、高度の信頼性を求められるカメラシステムにおいて誤動作を未然に防止することができる。特に、センシング用途等の精度の高いデータ出力が必要な場合に、誤ったデータの出力を未然に防ぐことにより、カメラシステムとしての信頼性向上およびユーザの安全性を確保することが可能である。また、実使用時において、カメラの電源立ち上げ時、電源立ち下げ時に加え、動作中の診断が可能なため、経時劣化による故障についても検知し、誤動作を未然に防止することが可能である。
本発明の実施の形態を以下に記す。
<第一の実施形態>
図1に、本発明の一実施形態の構成を示す。カメラ100は、イメージセンサー101、信号処理LSI102を備える。信号処理LSI102は、映像信号の信号処理を行うロジック回路103と、CPU104、ロジック回路103およびCPU104における故障の有無を診断するための自己診断回路105、自己診断回路105からの出力と自己診断結果の期待値とを比較するための期待値比較回路106、自己診断結果を格納する診断結果レジスタ107から構成されている。カメラ100の映像出力信号は、外部LSI108へと入力される。
次に、図1、図2を用いて、カメラ100の電源171、動作モード172、出力173の変動について説明する。電源171が立ち上がった直後(t1)、動作モード172は自己診断・判定モードに移行する。電源171の立ち上げ直後から自己診断・判定モードが継続する期間(T1)、カメラ100は通常のカメラ動作を実施しない。すなわち、イメージセンサー101からの映像信号に基づいた信号処理および信号出力が行われないため、出力173は出力の無い状態である。自己診断・判定モードが終了すると(t2)、動作モード172は通常のカメラ動作モードへと移行し、カメラ100からは映像信号の有効出力信号が外部LSI108へと出力されるため、出力173がカメラ出力有効状態に遷移する。また、電源171の立ち下げ直前(t3)に、動作モード172は自己診断・判定モードへ移行する。自己診断・判定モードが継続する期間(T2)、出力173は出力の無い状態となる。自己診断・判定モードが終了すると(t4)、電源171はOFFになる。
次に、カメラ100の電源立ち上げ時、電源立ち下げ時それぞれの場合における、自己診断に関わる動作を説明する。図3は電源立ち上げ時の、図4は電源立ち下げ時の自己診断に関わるカメラ100の動作フローチャートであり、それぞれ図2のT1、T2で示す期間の動作に相当する。
まず、電源立ち上げ時の自己診断・判定モード(図2のT1期間に相当)の制御に関して、図1、図3を用いて説明する。
最初に、カメラ100の電源立ち上げを行う(S201)。その後、カメラ100は図2に示す自己診断・判定モードに移行し、外部LSI108が、外部LSI108内のレジスタ等に格納されているN.G.フラグの有無を確認する(S202)。N.G.フラグ無しの場合は、カメラ100は自己診断実施S204に移行する。自己診断実施S204への移行にはいろいろな手段が考えられるが、本実施形態では外部LSI108が外部LSI108内に備えられた自己診断端子(図示しない)を“H”の状態にすることで実現する(S203)。
自己診断実施S204では、外部LSI108からの制御に基づいて、自己診断回路105がロジック回路103およびCPU104に対して自己診断を実施する。具体的には、自己診断回路105がロジック回路103およびCPU104を診断するためのパターンを発生し、ロジック回路103およびCPU104は自己診断回路105から入力された診断用パターンに準じた動作を行い、自己診断回路105へ診断出力値を返す。診断出力値は、自己診断回路105から期待値比較回路106へ入力され、期待値比較回路106であらかじめ準備された出力の期待値との比較が行われる。期待値比較回路106での比較判定結果は、複数用意された診断結果レジスタ107へ同時並列に格納される。
自己診断実施S204が終了すると、外部LSI108は自己診断端子を“L”とし(S205)、カメラ100は自己診断の結果判定のための処理(S206、S207)に移行する。
外部LSI108は診断結果レジスタ107のReadを実行する(S206)。レジスタのRead動作は、シリアルインターフェース等を用いて実施する。Readした診断結果を用いて、外部LSI108による診断結果の判定が行われる(S207)。診断結果の判定は、例えば上述の診断出力値と期待値が一致した場合にO.K.不一致の場合にN.G.となるよう実施される。
判定結果がO.K.の場合、カメラ100の立ち上げを行う(S208)。このとき、図2に示すカメラ100の動作モード172は、自己診断・判定モードから通常のカメラ動作モードに移行する。判定結果がN.G.の場合、診断結果N.G.フラグを外部LSI108所有のレジスタ等(図示しない)に格納し(S209)、異常終了S210に移行する。異常終了S210に移行する場合には、カメラ100の立ち上げは行わない。すなわち、通常のカメラ動作に移行することはない。
なお、S209で外部LSI108所有のレジスタ等にN.G.フラグが格納されると、次回カメラ100の電源を立ち上げたとしても、S202でN.G.フラグ有りと判定され、常に異常終了S210へと移行するため、カメラ100の立ち上げは行われない。
以上のように、カメラの電源立ち上げ時に自己診断を実施し、判定結果がO.K.の時のみカメラを立ち上げることで、カメラシステムとしての誤動作を防止することができる。
次に、電源立ち下げ時の自己診断・判定モード(図2のT2期間に相当)の制御に関して、図1、図4を参照しながら説明する。
カメラ100が動作を停止(S211)した後、カメラ100は図2に示す自己診断・判定モードに移行し、外部LSI108が自己診断端子を“H”の状態にして(S212)カメラ100を自己診断実施S213へ移行させる。
図4のS213〜S216については、図3のS204〜207の処理と同様であるため説明を省略する。
S216での自己診断の判定結果がO.K.の場合、そのまま電源を立ち下げる(S217)。判定結果がN.G.の場合、診断結果N.G.フラグを外部LSI108所有のレジスタ等に格納し(S218)、その後電源を立ち下げる(S217)。
S218で外部LSI108所有のレジスタ等にN.G.フラグが格納されると、次回カメラ100の電源を立ち上げたとしても、S202でN.G.フラグ有りと判定され、常に異常終了S210へと移行するため、カメラ100の立ち上げは行われない。
以上のように、カメラの電源立ち下げ時に自己診断を実施し、判定結果がN.G.の時には外部LSI108所有のレジスタ等に自己診断N.G.フラグを格納することで、次回電源立ち上げ時にN.G.フラグを参照し(S202)、N.G.フラグ有りの場合には異常終了S210に移行してカメラの動作を停止するよう制御することができる。これにより、次回カメラの電源立ち上げ時に、自己診断実施S204を行うまでもなくカメラの異常を検知し、カメラシステムとしての誤動作を防止することができる。
なお、診断結果が立ち上げ時、立ち下げ時ともにO.K.だったときは、外部LSI108のレジスタ等にN.G.フラグは格納されない。
<第一の実施形態の変形例>
第一の実施形態では自己診断機能に関して述べたが、背景技術で図16を用いて説明した、温度センサーによる保証機能を備えたカメラシステムにも、第一の実施形態の故障検知および誤動作の防止機能を併用して実装することが可能である。両者を併用したときのカメラシステムの構成を図5に示す。カメラ500は、図1、図16の構成を組み合わせて実装されるため、図1、図16に示したものと同一の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
次に、カメラ500の動作を説明する。カメラ500は、図2の動作モード172における電源立ち上げ時、電源立ち下げ時に自己診断・判定モードに移行してロジック回路103およびCPU104の自己診断を実施するとともに、通常のカメラ動作モードにおいて温度センサー167を用いた動作温度保証を実施する。信号処理LSI102内部の局所的な故障を検知し、故障検知時は動作を停止させる自己診断機能と、イメージセンサー161やEEPROM166が動作保証温度以上の温度で動作しないように制御する機能を併用することにより、カメラ500内の複数のブロックにおいて誤動作防止を実現できるため、より信頼性の高いカメラシステムが実現できる。
なお、以下に説明する第二〜第五の実施形態においても、第一の実施形態と同様に温度センサーによる保障機能を併用できる。
<第二の実施形態>
次に、第二の実施形態について説明する。第一の実施形態では、外部LSI108からの制御によってカメラ100の自己診断を制御したが、本実施形態では、外部LSIからの制御によらず、カメラ単体で自己診断を行うことが可能である。
図6に、本発明の一実施形態の構成を示す。図1と同一の構成については同一の符号を付して説明を省略し、図1と図6の違いについて以下に説明する。カメラ100では外部LSI108が自己診断を制御したが、カメラ600ではCPU604が自己診断を制御する。それに伴い、N.G.フラグは外部LSI108内のレジスタ等ではなくCPU604が容易にアクセスできるようカメラ600内に格納する必要が生じる。そこで、カメラ600ではN.G.フラグを格納するためのEEPROM609を新たに備える。さらにカメラ600は、ロジック回路103、CPU104をともに自己診断の対象とする自己診断回路105に代えて、ロジック回路103のみを自己診断の対象とする自己診断回路605を備える。また、ロジック回路103、CPU104に対する自己診断の期待値を保持する期待値比較回路106に代えて、カメラ600はロジック回路のみに対する自己診断の期待値を保持する期待値比較回路606を備える。
図2の、カメラ600の電源171、動作モード172、出力173については第一の実施形態と同様のため説明を省く。
次に、カメラ600の電源立ち上げ時、電源立ち下げ時それぞれの場合における、自己診断に関わる動作を説明する。図7は電源立ち上げ時の、図8は電源立ち下げ時の自己診断に関わるカメラ600の動作フローチャートであり、それぞれ図2のT1、T2で示す期間の動作に相当する。
まず、電源立ち上げ時の自己診断・判定モード(図2のT1期間に相当)の制御に関して、図6、図7を用いて説明する。
最初に、カメラ600の電源立ち上げを行う(S221)。その後、カメラ600は図2で示す自己診断・判定モードに移行し、CPU604が、EEPROM609に格納されているN.G.フラグをReadする(S222)。本実施形態のN.G.フラグは、“H”がN.G.有りを、“L”がN.G.無しを表す。N.G.フラグをReadした後、CPU604はN.G.フラグの判定を行う(S223)。
N.G.フラグが“L”の時は、自己診断実施S224に移行する。自己診断実施S224への移行にはいろいろな手段が考えられるが、本実施形態ではCPU604がCPU604内に備えられた汎用ポートの自己診断端子(図示しない)を制御することにより実現する。その他の手段としては、自己診断回路605内に自己診断レジスタ(図示しない)を設け、当該自己診断レジスタを制御することで自己診断実施へ移行してもよい。
自己診断実施S224では、CPU604からの制御に基づいて、自己診断回路605がロジック回路103に対して自己診断を実行する。具体的には、自己診断回路605がロジック回路103を診断するためのパターンを発生し、ロジック回路103は自己診断回路605から入力された診断用パターンに準じた動作を行い、自己診断回路605へ診断出力値を返す。診断出力値は、自己診断回路605から期待値比較回路606へ入力され、期待値比較回路606であらかじめ準備された出力の期待値との比較が行われる。期待値比較回路606での比較判定結果は、複数用意された診断結果レジスタ107へ同時並列に格納される。
自己診断実施S224が終了すると、CPU604が汎用ポートの自己診断端子を制御し、カメラ600は自己診断の結果判定のための処理S225に移行する。なお、自己診断実施S224への移行を上述の自己診断回路605内に設けた自己診断レジスタの制御により行った場合は、当該自己診断レジスタを制御することによりS225に移行する。
CPU604は診断結果レジスタ107に格納された診断結果の判定を行う(S225)。診断結果の判定は、例えば上述の診断出力値と期待値が一致した場合にO.K.不一致の場合にN.G.となるよう実施される。判定結果がO.K.の場合、EEPROM609にN.G.フラグ“H”をWriteし(S226)、カメラ600を立ち上げる(S227)。このとき、図2に示すカメラ600の動作モード172は、自己診断・判定モードから通常のカメラ動作に移行する。
S223においてEEPROM609から読み出したN.G.フラグが“H”の時、S225において自己診断の判定結果がN.G.の時は、それぞれ異常終了S228へと移行し、カメラ600の立ち上げは行わない。すなわち、通常のカメラ動作に移行することはない。
以上のように、電源立ち上げ時に自己診断を実施し、判定結果がO.K.の時のみカメラを立ち上げることで、カメラシステムとしての誤動作を防止することができる。
次に、電源立ち下げ時の自己診断・判定モード(図2のT2期間に相当)の制御に関して、図6、図8を用いて説明する。
カメラ600が動作を停止した(S231)後、CPU604はカメラ600を自己診断実施S232へ移行させる。
図8のS232〜S233については、図7のS224〜225の処理と同様であるため説明を省略する。
S233での自己診断の判定結果がO.K.の場合、EEPROM609にN.G.フラグ“L”をWriteする(S234)。判定結果がN.G.の場合、カメラ600の電源を立ち下げる(S235)。
以上のように、カメラの電源立ち下げ時に自己診断を実施し、判定結果がN.G.の場合には、EEPROM609に電源立ち上げ時の自己診断・判定モードにおいて格納されたN.G.フラグ“H”が格納されたままになるため、次回電源立ち上げ時にN.G.フラグを参照し(S223)、N.G.フラグが”H(L以外)“の場合には異常終了に移行して(S228)カメラの動作を停止するよう制御することができる。これにより、次回カメラの電源立ち上げ時に、自己診断実施S224を行うまでもなくカメラの異常を検知し、カメラシステムとしての誤動作を防止することができる。
第一の実施形態では、自己診断の判定結果がN.G.である場合にN.G.フラグを格納する処理を行ったが(S209、S218)、本実施形態では、自己診断の判定結果がO.K.である場合にN.G.フラグを格納する処理を行う(S226、S234)。これは以下の理由による。
電源立ち下げ時の制御において自己診断の判定結果がN.G.となるとき、自己診断の対象であるロジック回路103のみならずCPU604などの周辺回路も故障している可能性も考えられる。その場合、自己診断の判定結果がN.G.であったことを示すN.G.フラグを、EEPROM609へ確実にWriteできないこともあり得る。すると、前回判定結果がN.G.であることを示すN.G.フラグが格納されていないために、次回電源立ち上げ時の制御において、本来、N.G.フラグの判定S223から異常終了S228に移行するはずのところを、自己診断実施S224に動作が遷移してしまう。このとき、ロジック回路103が故障していれば、自己診断実施S224で故障が検出されS225から異常終了S228に移行するはずであるためカメラシステムとしての誤動作は生じないが、電源立ち上げ時の自己診断の処理が冗長になる。
そこで、本実施形態のように電源立ち上げ時の制御において、自己診断の判定結果がO.K.である場合にN.G.フラグを一旦“H”とし、電源立ち下げ時の自己診断の判定結果がO.K.すなわちロジック回路103の動作が正常である場合に“L”に変更して電源を立ち下げることで、次回電源立ち上げ時にN.G.フラグを参照し(S223)、N.G.フラグ有りの場合には異常終了に移行して(S228)カメラの動作を停止するよう制御することができる。これにより、次回カメラの電源立ち上げ時に、自己診断実施S224を行うまでもなくカメラの異常を検知し、カメラシステムとしての誤動作をより確実に防止することができる。
以上のように、信号処理LSI602に搭載したCPU604を用いて、カメラ600に閉じた制御で自己診断を行う本実施形態では、外部LSI608とカメラ600内の信号処理LSI602との間の処理(外部LSI内のレジスタ等から自己診断結果をReadする等)が発生しないため、カメラシステムとしての処理が第一の実施形態よりも簡易になる。また、第一の実施形態においては外部LSI108とカメラ100との間で自己診断に関する信号をやりとりするための配線またはI/Fにおける不具合に起因する、自己診断の中断や誤った自己診断結果の出力が引き起こされる可能性があるが、カメラ600内に閉じた制御で自己診断を行う本実施形態ではその恐れがない。
<第三の実施形態>
次に、第三の実施形態について説明する。第一および第二の実施形態では、信号処理LSI内に期待値比較回路を搭載したが、本実施形態では、期待値比較回路をカメラ外部に配置する。
図9に、本発明の一実施形態の構成を示す。図1と同一の構成については同一の符号を付して説明を省略し、図1と図9の違いについて以下に説明する。
変更のある構成のみ次に説明する。カメラ100では信号処理LSI102内に期待値比較回路106を備えたが、カメラ900では外部LSI908内に期待値比較回路106を備える。また、自己診断回路105からの出力を格納するための診断結果レジスタ107に代えて、EEPROM907をカメラ900外部に備える。EEPROM907は外部LSI908に接続されている。
図2の、カメラ900の電源171、カメラ動作モード172、カメラ出力173の変動については第一、第二の実施形態と同様のため説明を省く。
次に、カメラ900の電源立ち上げ時、電源立ち下げ時それぞれの場合における、自己診断に関わる動作を説明する。図10は電源立ち上げ時の、図11は電源立ち下げ時の自己診断に関わるカメラ900の動作フローチャートであり、それぞれ図2のT1、T2で示す期間の動作に相当する。
まず、電源立ち上げ時の自己診断・判定モード(図2のT1期間に相当)の制御に関して、図9、図10を用いて説明する。
図10のS241〜S243については、図3のS201〜203の処理と同様のため説明を省略する。
自己診断実施S244では、外部LSI908からの制御に基づいて、自己診断回路105がロジック回路103およびCPU104に対して自己診断を実施する。具体的には、自己診断回路105がロジック回路103およびCPU104を診断するためのパターンを発生し、ロジック回路103およびCPU104は自己診断回路105から入力された診断用パターンに基づいた動作を行い、自己診断回路105へ診断出力値を返す。診断出力値は、自己診断回路105から外部LSI908に接続されたEEPROM907へ入力される。
外部LSI908はEEPROM907より自己診断結果である診断出力値をReadし、期待値比較回路106で、期待値比較回路106内にあらかじめ準備された出力の期待値との比較を行う(S245)。比較が終了すると、外部LSI908は診断結果の判定を行う(S246)。診断結果の判定は、例えば上述の診断出力値と出力期待値との比較結果がすべて一致した場合にO.K.不一致が生じた場合にはN.G.となるよう実施される。
判定結果がO.K.の場合、自己診断端子を“L”とし(S247)、カメラ900の立ち上げを行う(S248)。このとき、図2に示すカメラ900の動作モード122は、自己診断・判定モードから通常のカメラ動作に移行する。判定結果がN.G.の場合、診断結果N.G.フラグを外部LSI908所有のレジスタ等(図示しない)あるいはEEPROM907に格納し(S249)、異常終了状態に移行する(S250)。異常終了S210に移行する場合には、カメラ100の立ち上げは行わない。すなわち、他の実施形態と同様に、通常のカメラ動作に移行することはない。
以上のように、電源立ち上げ時に自己診断を実施し、判定結果がO.K.の時のみカメラを立ち上げることで、カメラシステムとしての誤動作を防止することができる。
次に、電源立ち下げ時の自己診断・判定モード(図2のT2期間に相当)の制御に関して、図9、図11を用いて説明する。
図11のS251、S252については、図4のS211、212の処理と同様のため、S253〜S255については、図10のS244〜246の処理と同様のため説明を省略する。
判定結果がO.K.の場合、自己診断端子を“L”とし(S256)、カメラ900の電源を立ち下げる(S257)。判定結果がN.G.の場合、診断結果N.G.フラグを外部LSI908所有のレジスタ等(図示しない)あるいはEEPROM907に格納し(S258)、カメラ900の電源を立ち下げる(S257)。
以上のように、カメラの電源立ち下げ時に自己診断を実施し、判定結果がN.G.の時には外部LSI908所有のレジスタ等あるいはEEPROM907に自己診断N.G.フラグを格納する(S258)ことで、次回電源立ち上げ時にN.G.フラグを参照し(S242)、N.G.フラグ有りの場合には異常終了に移行して(S250)カメラの動作を停止するよう制御することができる。これにより、次回カメラの電源立ち上げ時に、自己診断実施S244を行うまでもなくカメラの異常を検知し、カメラシステムとしての誤動作を防止することができる。
以上のように、期待値比較回路をカメラ900外部へ持たせることで、信号処理LSI902の回路規模削減と設計の容易化が可能になる。本実施形態の構成は、カメラシステムのカメラ側の小型化が特に要請される場合や、自己診断よりも撮像機能に対して信号処理LSIの回路規模を割きたい場合などに特に有効である。
<第四の実施形態>
次に、第四の実施形態について説明する。第一から第三の実施形態では、カメラシステムは1つのカメラを備えていたが、本実施形態では、カメラシステムは複数のカメラを備える。
図12に、本発明の一実施形態の構成を示す。本実施形態におけるカメラシステムは、第1のカメラ120、第2のカメラ130を備える。両カメラは、図9を用いて説明したカメラ900と同様の構成である。第1のカメラ120の符号121〜125、第2のカメラ130の符号131〜135で示す構成は、図1の符号101〜105で示す構成と同一であるため説明を省略する。カメラ120の自己診断に関する出力は、外部LSI128のA入力に入力される。カメラ130の自己診断に関する出力は、外部LSI128のB入力に入力される。外部LSI128は、A入力とB入力から入力された値を比較するための比較回路126を備える。第1のカメラ120、第2のカメラ130の映像出力信号は、ともに外部LSI128へと入力される。
図2の、第1のカメラ120、第2のカメラ130の電源171、カメラ動作モード172、カメラ出力173の変動については第一〜第三の実施形態と同様のため説明を省く。
次に、第1のカメラ120、第2のカメラ130の電源立ち上げ時、電源立ち下げ時それぞれの場合における、自己診断に関わる動作を説明する。自己診断に関わる動作フローチャートは、第三の実施形態と同じく図10、図11で示される。本実施形態において第1のカメラ120と第2のカメラ130は同じ構成であり、その動作も同じである。そのため、第1および第2のカメラが同じ動作をする期間は第1のカメラ120の構成を用いて説明し、第2のカメラ130の構成を括弧付の符号で併記する。
まず、電源立ち上げ時の自己診断・判定モード(図2のT1期間に相当)の制御に関して、図12、図10を用いて説明する。
図10のS241〜S243については、図3のS201〜203の処理と同様のため説明を省略する。
自己診断実施S244では、外部LSI128からの制御に基づいて、自己診断回路125(135)がロジック回路123(133)およびCPU124(134)に対して自己診断を実施する。具体的には、自己診断回路125(135)がロジック回路123(133)およびCPU124(134)を診断するためのパターンを発生し、ロジック回路123(133)およびCPU124(134)は自己診断回路125(135)から入力された診断用パターンに基づいた動作を行い、自己診断回路125(135)へ診断出力値を返す。診断出力値は、第1のカメラ120、第2のカメラ130それぞれの自己診断回路125、135から外部LSI128のA入力、B入力へと入力される。
外部LSI128のA入力、B入力に入力された、第1のカメラ120、第2のカメラ130の診断出力値を、比較回路126を用いて比較する(S245)。比較が終了すると、外部LSI128は診断結果の判定を行う(S246)。診断結果の判定は、例えば上述のA入力、B入力から入力された第1のカメラ120、第2のカメラ130の診断出力値の比較結果がすべて一致した場合にO.K.不一致が生じた場合にはN.G.となるよう実施される。
判定結果がO.K.の場合、自己診断端子を“L”とし(S247)、図2に示す第1および第2のカメラの動作モードは、自己診断・判定モードから通常のカメラ動作モードに移行する。判定結果がN.G.の場合、診断結果N.G.フラグを外部LSI128所有のレジスタ等(図示しない)に格納し(S249)、異常終了状態に移行する(S250)。異常終了S210に移行する場合には、第1のカメラ120、第2のカメラ130ともに立ち上げは行わない。すなわち、通常のカメラ動作に移行することはない。
以上のように、電源立ち上げ時に自己診断を実施し、判定結果がO.K.の時のみカメラを立ち上げることで、カメラシステムとしての誤動作を防止することができる。
次に、電源立ち下げ時の自己診断・判定モード(図2のT2期間に相当)の制御に関して、図12、図11を用いて説明する。
図11のS251、S252については、図4のS211、212の処理と同様のため、S253〜S255は、図10を用いて上述した本実施形態の電源立ち上げ時のS244〜246の処理と同様のため説明を省略する。
S255の判定結果がO.K.の場合、自己診断端子を“L”とし(S256)、第1のカメラ120、第2のカメラ130の電源を立ち下げる(S257)。判定結果がN.G.の場合、診断結果N.G.フラグを外部LSI128所有のレジスタ等(図示しない)に格納し(S257)、電源の立ち下げを行う(S257)。
以上のように、カメラの電源立ち下げ時に自己診断を実施し、判定結果がN.G.の時には外部LSI128所有のレジスタ等あるいはEEPROM907に自己診断N.G.フラグを格納する(S257)ことで、次回電源立ち上げ時にN.G.フラグを参照し(S242)、N.G.フラグ有りの場合には異常終了に移行して(S250)カメラの動作を停止するよう制御することができる。これにより、次回カメラの電源立ち上げ時に、自己診断実施S244を行うまでもなくカメラの異常を検知し、カメラシステムとしての誤動作を防止することができる。
なお、本実施形態において第1のカメラ120と第2のカメラ130は同一の構成としたが、厳密には自己診断に関わるロジック回路123、133、CPU124、134、自己診断回路125、135の構成が同様であればよく、信号処理LSIの他の部分や、イメージセンサー121、131等に構成の違いがあっても構わない。
以上のように、複数のカメラ120、130からの診断出力値を外部LSI128に入力し、比較回路126で比較判定することにより、カメラ内部、外部いずれにも自己診断の出力期待値を持たせる必要がなくなるためカメラおよびカメラシステムの構成が簡易になる。また、複数のカメラ120、130に対し、1つの外部LSI128内(および1つの比較回路)を備える構成のため、第一、第三の実施形態の態様をそのまま用いてカメラ毎に外部LSIを備えるよりも、はるかに簡易な構成で自己診断が可能である。さらに、カメラおよびカメラシステムとしても実装規模が縮小可能であり、小型軽量化に有効である。また、カメラの台数が増えるほどその効果は増す。特に、センシング用途では同じ構成のカメラを複数使用する場合があるため有用である。
<第五の実施形態>
次に、第五の実施形態について説明する。第一から第四の実施形態では、電源立ち上げ時、電源立ち下げ時に自己診断を行ったが、本実施形態では映像信号の無効信号期間(以下、BLK期間と記す)に自己診断を実施する。
BLK期間の自己診断は、第一から第四の実施形態いずれのカメラシステムの構成においても適用できるが、ここでは図1を用いて説明する。図13に、ロジック回路103の内部構成の一例を示す。ロジック回路103はセンサーインターフェース回路1031、信号処理部1032、外部インターフェース回路1034、ロジック回路103の動作モードやイメージセンサー101の駆動タイミングなどの動作状態を決定するためのレジスタ回路1035を備える。電源立ち上げ時、電源立ち下げ時の自己診断は、カメラの通常動作の開始前(図2のT1期間に相当)および終了後(図2のT2期間に相当)に行われるため、ロジック部103すべてを自己診断の対象とすることが可能である。一方、本実施形態のBLK期間の自己診断は、ロジック回路103の自己診断の対象となる部分を、電源立ち上げ、立ち下げ時よりも限定するのが望ましい。
自己診断の対象を限定する理由を次に示す。映像信号のBLK期間は、カメラ100の通常動作モード(図2のT3期間に相当)において生じる。BLK期間にも、ロジック回路103ではカメラ100の通常動作として、イメージセンサー101の駆動に関する制御や、既にイメージセンサー101から読み出した有効画素の映像信号データの処理、処理した画像を外部LSI108に出力するための処理などが行われている。ロジック回路103がイメージセンサー101から取り込んだ有効画素データの処理中を行っているときに、自己診断回路105からの割り込み入力が生じ、ロジック回路103が自己診断用の入力パターンに対する処理を実施すると、イメージセンサー101からの入力信号に基づいた処理データが上書きされたり、処理データの転送が中断されたりして、カメラ100における通常の撮像動作が妨げられる。そのため、BLK期間にロジック回路103に対する自己診断を実施する場合は、ロジック回路103すべてを自己診断の対象にするのではなく、有効画素の映像信号データの処理に影響を与えないように自己診断の対象回路を限定するのが望ましい。
具体的には、自己診断の対象回路を信号処理部1032のみに限定する。さらに、信号処理部1032において、巡回フィルタ(図示しない)など過去フレームのデータを保持する部分が含まれる場合は、フィードバック処理の途中で自己診断用のパターン入力を受けて上書き等されることにより、次のフレームの映像信号に影響を与えてしまう。そのため、当該部分は自己診断の除外領域1033とするのが望ましい。
次に、図13、図14を用いて、カメラ100の電源141、動作モード142、出力143の変動について説明する。図14に示すT4期間は、図2のT3期間の一部に相当する。電源141は常にONした状態である。出力143は、映像信号のフレーム毎に映像信号の有効期間とBLK期間(T5)とを繰り返す。映像信号が無効信号となるBLK期間には、CPU104が外部インターフェース回路1034を制御することにより、出力143は“L”(出力無し)に固定される。出力143が有効期間からBLK期間になると、動作モード142は自己診断・判定モードに移行する(t5)。自己診断・判定モードでは、自己診断対象回路である信号処理部1032(除外領域1033を除く)にのみ自己診断が実施される。ロジック回路103の信号処理部1032以外の回路、および信号処理部1032の除外領域1033は、出力143の変動に関わらず通常の撮像動作を継続する。CPU104についても、自己診断の対象から除外されるためBLK期間も実動作を行う。出力143がBLK期間からカメラ出力有効期間になると(t6)、動作モード142は自己診断・判定モードを終了し、出力143の“L”が解除されて通常のカメラ動作モードに移行する。
次に、カメラ100のBLK期間の自己診断に関わる動作を説明する。図15はBLK期間の自己診断に関わるカメラ100の動作フローチャートである。
まず、通常の撮像動作(S261)期間に、自己診断を行うためのVBLK割り込み検出をCPU104が認識する(S262)。CPU104はレジスタ回路1035に備えられた自己診断実施移行レジスタを制御することにより、自己診断実施S263に移行する。VBLK割り込みは、出力143のBLK期間が開始するタイミング(t5)に合わせて発生されるものとする。
自己診断実施S263では、CPU104からの制御に基づいて、自己診断回路105がロジック回路103内の信号処理部1032(除外領域1033を除く)に対して実行する。具体的には、自己診断回路105が信号処理部1032(除外領域1033を除く)を診断するためのパターンを発生し、信号処理部1032(除外領域1033を除く)は自己診断回路105から入力された診断用パターンに基づいた動作を行い、自己診断回路105へ診断出力値を返す。診断出力値は、自己診断回路105から期待値比較回路106へ入力され、期待値比較回路106であらかじめ準備された出力の期待値との比較が行われる。期待値比較回路106での比較判定結果は、複数用意された診断結果レジスタ107へ同時並列に格納される。その後、CPU104により自己診断実施移行レジスタを制御し、自己診断実施S263を終了する。
診断結果の判定(S264)は、CPU104が診断結果レジスタ107を確認することで実施される。判定結果がO.K.の時は、図14に示すタイミングt6で自己診断・判定モードから通常のカメラ動作モードへ移行する(S265)。判定結果にN.G.が生じた場合は、外部LSI108に異常フラグを出力する(S266)。外部LSI108は異常フラグを検出すると、直ちに、またはある一定の期間をおいた後にカメラ100の動作を停止する。フレーム毎に実施されるBLK期間の自己診断における判定結果が継続してO.K.である場合、出力143は有効期間、BLK期間が繰り返され通常のカメラ動作を続ける。上述のS262〜266の処理は、図14のT5期間に実施される。
以上のような構成、動作により、カメラ動作中に生じた故障に起因するカメラシステムとしての誤動作を防止することが可能である。
なお、本実施形態ではBLK期間の自己診断はフレーム毎に実施されるが、数フレームに1回実施する形態でも構わない。
また、本実施形態ではCPU104が自己診断に関する制御を実施したが、外部LSI108が同様の制御を実施しても問題は無い。ただし、外部LSI108が自己診断を制御する場合にも、CPU104は自己診断の対象外とする。
また、本実施形態では、巡回フィルタを例に除外領域について説明したが、巡回フィルタに限らず、自己診断回路からの入力を受けて診断が実行されることにより、通常の撮像動作において処理される有効画素の映像信号データに何らかの影響を与える部分に関しては、除外領域1033とすることが望ましい。また、信号処理部1032における除外領域1033の設定については、外部LSI108が自己診断回路105に対して設定されるプログラマブルなものであってもよい。
また、本実施形態における信号処理部1032の主な動作は、センサーインターフェース回路1031から入力された信号に対するリアルタイム処理を行い、外部インターフェース1034へ出力する処理の実行である。この動作に関しては、外部インターフェース1034から外部LSI108に映像出力信号を出力するタイミングと、自己診断回路105からの診断用パターン入力のタイミングを調節するよう外部インターフェース1034を制御することで、自己診断の実施による有効映像信号データの処理に影響を排除できる。したがって、信号処理部1032が巡回フィルタ等の過去のデータを保持する部分を含まない構成であれば、除外領域1033を設けなくても構わない。
以上のように、BLK期間に自己診断を行うことにより、電源立ち上げ時と立ち下げ時の間、通常のカメラ動作中に故障が発生した場合にも、故障を迅速に検知し、カメラの動作を停止するよう制御できる。また、本発明では、第一から第四の実施形態のように電源立ち上げ時および立ち下げ時の自己診断に加えて、本実施形態のBLK期間の自己診断を実施することが可能である。それによって、第一から第四の実施形態のように電源立ち上げ時と立ち下げ時のみに自己診断を実施する態様よりも、カメラシステムとしての信頼性をさらに向上することが可能である。
<補足>
第一、第二の実施形態では、複数の診断結果レジスタを備えた場合の動作を説明したが、本発明において診断結果レジスタは1つであっても構わない。しかし、複数用意することで1つの診断結果レジスタが故障した場合にも他のレジスタに格納された結果と照合することにより、誤った判定を行なう可能性が低くなる。例えば、診断結果レジスタの値が“H”でO.K.“L”でN.G.を示す場合、1つしかない診断結果レジスタが“H”の状態で固定して故障したときには、実際の故障の有無に関わらず診断結果O.K.と判断してしまう。しかし、診断結果レジスタを複数備えると、診断結果レジスタ同士の値で不整合が生じた場合には、診断結果を信頼できないものとして診断結果N.G.フラグを格納した後にカメラの動作を停止することにより、誤動作を回避することができる。診断結果レジスタが奇数個の場合には、多数決処理によってより確からしい診断結果を優先してもよい。つまり3個の診断結果レジスタがそれぞれ“H”、“L”、“H”を示す場合、2個のレジスタが示す“H”をもって診断結果をO.K.と判定してもよい。
また、第一の実施形態では自己診断の判定結果がN.G.である場合にN.G.フラグを格納し、第二の実施形態では自己診断の判定結果がO.K.である場合にN.G.フラグを格納する制御を行ったが、前記2種類のフラグの制御は、それぞれの実施形態にだけ適用されるものではない。すなわち、第一の実施形態において自己診断の判定結果がO.K.である場合にN.G.フラグを格納する制御を、第二の実施形態において自己診断の判定結果がN.G.である場合にN.G.フラグを格納する制御を適用してもなんら問題はない。同様に、第三、第四の実施形態についてもいずれのフラグの制御を適用してもよい。
また、第一から第四の実施形態では電源立ち上げ時、電源立ち下げ時双方で自己診断を行う場合について記したが、少なくとも電源立ち上げ時のみに実行すれば本発明の課題を解決することが可能である。電源立ち下げ時の自己診断を行わない場合、判定結果を示すN.G.フラグが格納されないため、次回電源立ち上げ時の自己診断において電源立ち下げ時のエラーの有無を確認することはできない。しかし、電源立ち上げ時の自己診断が実施され、その結果エラーが検出されるとすぐに電源が落ちてカメラが動作しなくなるため、カメラシステムとして誤動作する恐れはない。ただし、電源立ち上げ時、立ち下げ時の2段階で自己診断を実施することでより効率的で信頼性の高い誤動作防止機能を実現できる。
また、第一から第四の実施形態で記した電源立ち上げ時、電源立ち下げ時の自己診断と、第五の実施形態で記したBLK期間時の自己診断は、どちらか一方を行っても併用してもよいものとする。両者を併用する際の自己診断回路の態様は複数考えられる。まず、BLK期間の自己診断に合わせて、電源立ち上げ時、電源立ち下げ時の自己診断も処理対象を限定した自己診断回路を用いる場合である。この場合、回路構成を簡素化することが可能であるが、電源立ち上げ時、電源立ち下げ時の自己診断の精度は、処理対象を限定しない自己診断回路を用いる場合と比較すると劣る。他には、電源立ち上げ時、電源立ち下げ時とBLK期間時それぞれの自己診断用に、2種類の自己診断回路を備え、両者を切替えて用いる場合である。または、電源立ち上げ時、立ち下げ時の自己診断か、BLK期間の自己診断かによって、自己診断の対象回路を選択し、それぞれの対象回路に対して自己診断を実施するよう制御可能な自己診断回路を用いる場合がある。これら、自己診断を行う時点に応じて診断対象を変更可能にする構成では、それぞれの時点における自己診断の精度向上が望める。ただし、対象回路を選択して自己診断を行うための仕組みを搭載する必要があるため、処理対象を限定した自己診断回路1種類を備える構成に比べると回路規模は増大する。
さらに、各実施形態において、比較判定結果は、例えば単に診断出力値と期待値との一致・不一致を示す値で与えられてもよい。または、診断出力値と期待値との差分値で与えられることにより、比較結果が一致する(差分=0)か、一致しない(|差分|>0)かの情報を後段の結果判定処理で明らかにしてもよい。
さらに、各実施形態で示すカメラにおいて、イメージセンサーと信号処理LSIの間には、映像信号のノイズを除去するCDS回路、ゲインをコントロールするAGC回路、アナログの映像信号をデジタルに変換するADC回路等を含むAFE回路(図示しない)が備えられているものとする。また、各カメラシステムにはイメージセンサーの駆動パルスを発生するタイミングジェネレータも備えられていることは言うまでもない。ただし、これらAFE回路やタイミングジェネレータの配置や構成によって本発明の実施可能性や効果が直接影響を受けるものではない。
さらに、各実施形態において、カメラを停止する制御により故障検出時の誤動作を確実に防止する際に、自己判定結果で異常が検知された場合はカメラの表示部または音声を介して異常を警告した後にカメラを停止するように制御してもよい。
また、各実施形態における各種構成要素は実施形態の態様に限るものではない。例えば、信号処理LSI内の診断結果レジスタはメモリ等で代用しても構わない。EEPROMは、電源を落としてもデータが消えないメモリセルであればよくFlashROM等でも構わない。外部LSI内のレジスタ等は、データを記録する機能を備えたものであれば何でもよく、単なるメモリ等であっても問題ない。
本発明におけるカメラとは、DSCをはじめとする、光を用いて物体を撮像するための装置全般を指し、少なくともセンサーと信号処理LSIを備える装置であればよい。DSCのように単体で使用可能な態様のものから、撮像装置外部の配線により他の装置と一体となって使用可能になるもの、または撮像装置内部との電気的配線により他の装置と一体化されているものまで、いかなる形態のものも含む。例えば、当業者で言うところのカメラモジュールであっても構わない。また、カメラに搭載するセンサーは、CCDセンサーやMOSセンサーから、赤外線センサーを用いたものまで、いかなる種類のものであってもよい。
また、本発明におけるカメラシステムとは、カメラで撮像したデータを、カメラ本体またはカメラに接続される他の装置における何らかの制御に用いる構成を備えたものを指す。例えば、車載のカメラシステムなどが挙げられる。なお、ここで言う接続とは、有線・無線のネットワークを介した接続でも、一つの機器内で電気的配線による接続でもよく、その形態を特に問わないものとする。
また、本発明において自己診断回路には、LSIの出荷検査用のBIST回路、または特にケアしたい部分の故障を検出可能な構成にした自己診断回路を用いることも可能である。
本発明にかかる構成は、特に安全性を重視するシステムの信頼性を確保するための手法として有効である。
第一の実施形態におけるカメラシステムの構成図 電源立ち上げ・立ち下げ時の動作タイミング図 第一の実施形態における電源立ち上げ時の動作フローチャート 第一の実施形態における電源立ち下げ時の動作フローチャート 第一の実施形態の変形例におけるカメラシステムの構成図 第二の実施形態におけるカメラシステムの構成図 第二の実施形態における電源立ち上げ時の動作フローチャート 第二の実施形態における電源立ち下げ時の動作フローチャート 第三の実施形態におけるカメラシステムの構成図 第三、四の実施形態における電源立ち上げ時の動作フローチャート 第三、四の実施形態における電源立ち下げ時の動作フローチャート 第四の実施形態におけるカメラシステムの構成図 第五の実施形態におけるロジック回路部の構成図 BLK期間の動作タイミング図 第五の実施形態におけるBLK期間の動作フローチャート 従来技術におけるカメラシステムの構成図
符号の説明
100,120,130,160,500,600,900 カメラ
101,121,131,161 イメージセンサー
102,122,132,602,902 信号処理LSI
103,123,133 ロジック回路
104,124,134,164,604 CPU
105,125,135,605 自己診断回路
106,606 期待値比較回路
107 診断結果レジスタ
108,128,608,908 外部LSI
126 比較回路
166,609,907 EEPROM

Claims (26)

  1. 外部より入力された映像信号を処理するためのロジック回路と、
    前記ロジック回路における故障の有無を検出するための自己診断を実施する自己診断回路とを備え、
    前記自己診断の結果、前記ロジック回路における故障が検出された場合には、自らの動作を停止するよう制御する撮像装置。
  2. 前記自己診断の結果に基づいて、前記ロジック回路における故障の有無に関する情報を、前記ロジック回路外部に備えられたレジスタまたはメモリに格納することを特徴とする
    請求項1記載の撮像装置。
  3. 前記自己診断は、少なくとも当該撮像装置の電源立ち上げ時において実施されることを特徴とする
    請求項2記載の撮像装置。
  4. 前記撮像装置の電源立ち上げ時において自己診断が実施される期間は、撮像動作は開始されていないことを特徴とする
    請求項3記載の撮像装置。
  5. 前記電源立ち上げ時の自己診断において、前記ロジック回路外部に備えられたレジスタまたはメモリに格納された、当該自己診断より前に実施された自己診断における前記ロジック回路における故障の有無に関する情報に基づいて、前記撮像動作を開始することなく自らの動作を停止することを特徴とする請求項4記載の撮像装置。
  6. 前記自己診断は、当該撮像装置の電源立ち下げ時にも実施されることを特徴とする
    請求項5記載の撮像装置。
  7. 前記自己診断は、少なくとも当該撮像装置の映像信号の無効期間において実施されることを特徴とする
    請求項2記載の撮像装置。
  8. 前記映像信号の無効期間における自己診断は、前記映像信号のフレーム毎、または所定のフレーム間隔毎に実施されることを特徴とする
    請求項7記載の撮像装置。
  9. 前記映像信号の無効期間における自己診断は、前記ロジック回路の所定の部分のみを自己診断の対象とすることを特徴とする
    請求項7記載の撮像装置。
  10. 期待値比較回路と、診断結果レジスタとをさらに備え、
    前記ロジック回路は、前記自己診断回路から入力された診断用パターンに準じて動作を行った後、診断出力値を前記自己診断回路に出力し、
    前記自己診断回路は前記診断出力値を前記期待値比較回路に出力し、
    前記期待値比較回路は、前記診断出力値と、前記期待値比較回路内に予め準備された出力期待値とを比較し、比較判定結果を前記診断結果レジスタへ格納することを特徴とする
    請求項5乃至9記載の撮像装置。
  11. CPUをさらに備え、
    前記自己診断回路は、前記ロジック回路とともに前記CPUに対する自己診断を実施することを特徴とする
    請求項10記載の撮像装置。
  12. CPUをさらに備え、
    前記CPUからの制御により前記自己診断が行われることを特徴とする
    請求項10記載の撮像装置。
  13. 前記CPUが、前記診断結果レジスタに格納した前記比較判定結果に基づいて、前記ロジック回路における故障の有無を判定することを特徴とした
    請求項12記載の撮像装置。
  14. 温度センサーをさらに備え、
    前記温度センサーによって前記撮像装置内の回路の温度を検知し、
    前記回路の温度が、前記回路に対し予め定められた動作保障温度にまで上昇する前に前記回路への電源供給を制御することを特徴とする請求項5乃至13記載の撮像装置。
  15. 請求項10記載の撮像装置と、
    前記撮像装置の外部に配置された外部LSIとをさらに備え、
    前記外部LSIが、前記診断結果レジスタに格納した前記比較判定結果に基づいて、前記ロジック回路における故障の有無を判定することを特徴としたカメラシステム。
  16. 請求項11記載の撮像装置と、
    前記撮像装置の外部に配置された外部LSIとをさらに備え、
    前記外部LSIが、前記診断結果レジスタに格納した前記比較判定結果に基づいて、前記ロジック回路およびCPUにおける故障の有無を判定することを特徴としたカメラシステム。
  17. 請求項5乃至9記載の撮像装置と、
    前記撮像装置の外部に配置された外部LSIと、
    前記外部LSIに接続された外部メモリとを備え、
    前記ロジック回路は、前記自己診断回路から入力された診断用パターンに基づいて動作を行った後、診断出力値を前記自己診断回路に出力し、
    前記自己診断回路は前記診断出力値を前記外部メモリに出力し、
    前記外部LSIは前記外部メモリから前記診断出力値を読み込んで前記外部LSI内の期待値比較回路に入力し、
    前記期待値比較回路は、前記診断出力値と、前記期待値比較回路内に予め準備された出力期待値との比較判定を行うことを特徴とする
    カメラシステム。
  18. 請求項5乃至9記載の撮像装置を複数備え、
    前記撮像装置の外部に配置され、前記複数の撮像装置と並列に接続された外部LSIとを備え、
    前記複数の撮像装置それぞれにおいて、
    前記ロジック回路は、前記自己診断回路から入力された診断用パターンに基づいて動作を行った後、診断出力値を前記自己診断回路に出力し、
    前記自己診断回路は前記診断出力値を前記外部LSI内の比較回路へと転送し、
    前記比較回路は、前記複数の撮像装置から入力された複数の前記診断出力値を比較することを特徴とするカメラシステム。
  19. 前記撮像装置内に温度センサーをさらに備え、
    前記温度センサーによって前記撮像装置内の回路の温度を検知し、
    前記回路の温度が、前記回路に対し予め定められた動作保障温度にまで上昇する前に前記回路への電源供給を制御することを特徴とする請求項15乃至18記載のカメラシステム。
  20. イメージセンサーより入力された映像信号を処理するLSIであって、
    前記映像信号を処理するためのロジック回路と、
    前記ロジック回路における故障の有無を検出するための自己診断を実施する自己診断回路とを備え、
    前記自己診断は当該LSIに前記映像信号が入力されない期間に実施されることを特徴とするLSI。
  21. イメージセンサーより入力された映像信号を処理するLSIであって、
    前記映像信号を処理するためのロジック回路と、
    前記ロジック回路における故障の有無を検出するための自己診断を実施する自己診断回路とを備え、
    前記自己診断は当該LSIに入力される前記映像信号の無効期間に実施されることを特徴とするLSI。
  22. 前記自己診断の結果に基づいて、前記ロジック回路における故障の有無に関する情報を、前記ロジック回路外部に備えられたレジスタまたはメモリに格納することを特徴とする
    請求項20乃至21記載のLSI。
  23. CPUをさらに備え、
    前記自己診断回路は、前記ロジック回路とともに前記CPUに対する自己診断を実施することを特徴とする
    請求項20乃至22記載のLSI。
  24. CPUをさらに備え、
    前記CPUからの制御により前記自己診断および判定が行われることを特徴とする
    請求項20乃至22記載のLSI。
  25. 外部LSIからの制御により前記自己診断および判定が行われることを特徴とする
    請求項20乃至23いずれか記載のLSI。
  26. 期待値比較回路と、診断結果レジスタとをさらに備え、
    前記ロジック回路は、前記自己診断回路から入力された診断用パターンに基づいて動作を行った後、診断出力値を前記自己診断回路に出力し、
    前記自己診断回路は前記診断出力値を前記期待値比較回路に出力し、
    前記期待値比較回路は、前記診断出力値と、前記期待値比較回路内に予め準備された出力期待値とを比較し、比較判定結果を前記診断結果レジスタへ格納することを特徴とする
    請求項20乃至25記載のLSI。
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