JP2009110419A - 遠隔監視システム及びトラフィック制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】各センサ端末から送出される情報量を効率的に減少させるとともに、監視対象の状態判断の際の判断誤差を所定の範囲内に抑制することが可能な遠隔監視システム及びトラフィック制御方法を提供する。
【解決手段】各センサ端末が計測する計測信号についての圧縮誤差と圧縮率との関係を示した圧縮特性テーブルをセンタ端末毎に生成し、センサ端末全体の全体圧縮率と許容可能な判断誤差とが最適となる圧縮誤差を求め、この圧縮誤差に対応する各センサ端末の圧縮率を、各センサ端末についての圧縮特性テーブルに基づいて夫々選定する。
【選択図】 図13

Description

本発明は、監視対象に関する信号を計測する複数のセンサ端末と、当該各センサ端末で計測された信号から前記監視対象の状態を判断する中央サーバと、が通信可能に構成された遠隔監視システム及びトラフィック制御方法に関する。
近年、センシング機能の高度化や機器の電子化、ネットワークの普及に伴いセンサネットワークの普及が進んでいる。このセンサネットワークが用いられるシステムとしては、例えば、遠隔地にある各機器や、道路網、ビル、都市システムの管理等が挙げられる。このようなシステムでは、各所に配置された多数のセンサ端末の各々が時々刻々計測したデータをネットワーク経由で中央サーバに送出するようになっており、中央サーバでは各センサからのデータを解析することで、監視対象の故障や障害発生等の状態判断を行っている。
ところで、センサ端末がより詳細な情報を計測するほど正確な状態判断を行うことが可能である。一方で、より詳細な情報を計測するほどネットワークに送出される情報量は増加することになるため、情報量の増加がネットワークの渋滞を引き起こし、情報伝達の遅延、ひいては中央サーバにおける判断の誤りに結びつく可能性がある。また、ネットワークが他のシステムと共有されている場合、他のシステムに悪影響を及ぼす虞がある。このような理由から、ネットワークに送出される情報量はできるだけ少ない方が好ましく、従来より、センサ端末が計測したデータを圧縮して送出することが行われている。この場合、情報の損失が発生しない可逆方式の圧縮方法では、圧縮により削減できる情報量に限りがあるため、高い圧縮率を得ることが可能な非可逆方式の圧縮方法を用いることが、情報量の削減に好適である。
また、従来、ネットワークのトラフィックを減少させる種々の技術が提案されている。例えば、特許文献1には、撮影画像から動体部分の画像を抽出しこれを送信することで、トラフィックの減少を図った技術が開示されている。また、特許文献2には、監視対象への関心の度合いに応じて監視情報の詳細度を相違させることで、トラフィックの減少を図った技術が開示されている。
特開2004−201280号公報 特開2004−72461号公報
しかしながら、上述した非可逆方式の圧縮方法では情報損失による圧縮誤差が存在するため、この圧縮誤差が中央サーバにおける判断の誤り(判断誤差)を引き起こす可能性がある。そのため、中央サーバにおける判断誤差を出来るだけ小さくし、且つ、ネットワークのトラフィックを減少させることが望まれている。なお、特許文献1、2に記載の技術では、情報圧縮時の圧縮誤差については考慮されていないため、監視対象の状態判断時において誤りが発生する可能性がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、各センサ端末から送出される情報量を効率的に減少させるとともに、監視対象の状態判断の際の判断誤差を所定の範囲内に抑制することが可能な遠隔監視システム及びトラフィック制御方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、監視対象に関する信号を計測する複数のセンサ端末と、当該各センサ端末で計測された信号から前記監視対象の状態を判断する中央サーバと、が通信可能に構成された遠隔監視システムにおいて、前記センサ端末は、前記監視対象に関する信号を計測し、第1計測信号を生成する計測手段と、圧縮率を記憶する記憶手段と、前記計測信号を前記圧縮率で圧縮し、第1圧縮信号を生成する第1圧縮手段と、前記圧縮信号を前記中央サーバに送信する第1送信手段と、前記圧縮信号と前記計測信号とに基づいて、当該計測信号を圧縮した際の圧縮誤差と圧縮率と関係を示した圧縮特性テーブルを生成する生成手段と、前記圧縮特性テーブルを前記中央サーバに送信する第2送信手段と、を備え、前記中央サーバは、前記各センサ端末から送信された第1圧縮信号を受信する第1受信手段と、前記各センサ端末から送信された圧縮特性テーブルを受信する第2受信手段と、前記第1圧縮信号を復元し、前記各センサ端末についての第1復元信号を夫々生成する第1復元手段と、前記第1復元信号の各値に基づいて、前記監視対象の状態を判断する判断手段と、前記各センサ端末についての圧縮誤差をベクトル成分とするベクトル空間を生成するベクトル空間生成手段と、前記ベクトル空間内に、前記判断手段で許容可能な判断誤差の範囲を表した等判断誤差曲面を描画する第1描画手段と、前記等判断誤差曲面上の各点に対応する各ベクトル成分の圧縮誤差に基づいて、前記圧縮特性テーブルに示された圧縮誤差と圧縮率との関係から前記複数のセンサ端末全体の圧縮率となる全圧縮率を順次導出する全圧縮率計算手段と、前記ベクトル空間内に、前記全圧縮率を表す等圧縮率曲面を順次描画する第2描画手段と、前記等判断誤差曲面と前記等圧縮率曲面との接点又は当該接点に近傍する近傍点を探索し、当該前記接点又は近傍点に対応する各ベクトル成分の圧縮誤差を導出する圧縮誤差導出手段と、前記圧縮特性テーブルに基づいて、前記各ベクトル成分の圧縮誤差から前記各センサ端末についての圧縮率を夫々選定する圧縮率選定手段と、前記圧縮率選定手段で選定された各圧縮率を、対応する前記センタ端末の夫々に送信し、当該センタ端末の記憶手段に記憶させる圧縮率更新手段と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明は、監視対象に関する信号を計測する複数のセンサ端末と、当該各センサ端末で計測された信号から前記監視対象の状態を判断する中央サーバと、が通信可能に構成された遠隔監視システムにおいて、前記センサ端末は、前記監視対象に関する信号を計測し、第1計測信号を生成する計測手段と、圧縮率を記憶する記憶手段と、前記計測信号を前記圧縮率で圧縮し、第1圧縮信号を生成する第1圧縮手段と、前記第1圧縮信号を前記中央サーバに送信する第1送信手段と、前記計測信号を前記中央サーバに送信する第2送信手段と、を備え、前記中央サーバは、前記各センサ端末から送信された第1圧縮信号を受信する第1受信手段と、前記各センサ端末から送信された計測信号を受信する第2受信手段と、前記圧縮信号と前記計測信号とに基づいて、当該計測信号を圧縮した際の圧縮誤差と圧縮率と関係を示した圧縮特性テーブルを前記センサ端末毎に生成する生成手段と、前記第1圧縮信号を復元し、前記各センサ端末についての第1復元信号を夫々生成する第1復元手段と、前記第1復元信号の各値に基づいて、前記監視対象の状態を判断する判断手段と、前記各センサ端末についての圧縮誤差をベクトル成分とするベクトル空間を生成するベクトル空間生成手段と、前記ベクトル空間内に、前記判断手段で許容可能な判断誤差の範囲を表した等判断誤差曲面を描画する第1描画手段と、前記等判断誤差曲面上の各点に対応する各ベクトル成分の圧縮誤差に基づいて、前記圧縮特性テーブルに示された圧縮誤差と圧縮率との関係から前記複数のセンサ端末全体の圧縮率となる全圧縮率を順次導出する全圧縮率計算手段と、前記ベクトル空間内に、前記全圧縮率を表す等圧縮率曲面を順次描画する第2描画手段と、前記等判断誤差曲面と前記等圧縮率曲面との接点又は当該接点に近傍する近傍点を探索し、当該前記接点又は近傍点に対応する各ベクトル成分の圧縮誤差を導出する圧縮誤差導出手段と、前記圧縮特性テーブルに基づいて、前記各ベクトル成分の圧縮誤差から前記各センサ端末についての圧縮率を夫々選定する圧縮率選定手段と、前記圧縮率選定手段で選定された各圧縮率を、対応する前記センタ端末の夫々に送信し、当該センタ端末の記憶手段に記憶させる圧縮率更新手段と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明は、監視対象に関する信号を計測する複数のセンサ端末と、当該各センサ端末で計測された信号から前記監視対象の状態を判断する中央サーバと、が通信可能に構成された遠隔監視システムにおけるトラフィック制御方法であって、前記センサ端末は、圧縮率を記憶する記憶手段を備え、計測手段が、前記監視対象に関する信号を計測し、計測信号を生成する計測ステップと、圧縮手段が、前記計測信号を前記圧縮率で圧縮し、圧縮信号を生成する圧縮ステップと、第1送信手段が、前記圧縮信号を前記中央サーバに送信する第1送信ステップと、生成手段が、前記圧縮信号と前記計測信号とに基づいて、当該計測信号を圧縮した際の圧縮誤差と圧縮率と関係を示した圧縮特性テーブルを生成する生成ステップと、第2送信手段が、前記圧縮特性テーブルを前記中央サーバに送信する第2送信ステップと、を含み、前記中央サーバは、第1受信手段が、前記各センサ端末から送信された圧縮信号を受信する第1受信ステップと、第2受信手段が、前記各センサ端末から送信された圧縮特性テーブルを受信する第2受信ステップと、復元手段が、前記圧縮信号を復元し、前記各センサ端末についての復元信号を夫々生成する復元ステップと、前記復元信号の各値に基づいて、前記監視対象の状態を判断する判断手段と、前記ベクトル空間生成手段が、前記各センサ端末についての圧縮誤差をベクトル成分とするベクトル空間を生成するベクトル空間生成ステップと、第1描画手段が、前記ベクトル空間内に、前記判断手段で許容可能な判断誤差の範囲を表した等判断誤差曲面を描画する第1描画ステップと、全圧縮率導出手段が、前記等判断誤差曲面上の各点に対応する各ベクトル成分の圧縮誤差に基づいて、前記圧縮特性テーブルに示された圧縮誤差と圧縮率との関係から前記複数のセンサ端末全体の圧縮率となる全圧縮率を順次導出する全圧縮率導出ステップと、第2描画手段が、前記ベクトル空間内に、前記全圧縮率を表す等圧縮率曲面を順次描画する第2描画手段と、圧縮誤差導出手段が、前記等判断誤差曲面と前記等圧縮率曲面との接点又は当該接点に近傍する近傍点を探索し、当該前記接点又は近傍点に対応する各ベクトル成分の圧縮誤差を導出する圧縮誤差導出ステップと、圧縮率選定手段が、前記圧縮特性テーブルに基づいて、前記各ベクトル成分の圧縮誤差から前記各センサ端末についての圧縮率を夫々選定する圧縮率選定ステップと、圧縮率更新手段が、前記圧縮率選定ステップで選定された各圧縮率を、対応する前記センタ端末の夫々に送信し、当該センタ端末の記憶手段に記憶させる圧縮率更新ステップと、を含むことを特徴とする。
また、本発明は、監視対象に関する信号を計測する複数のセンサ端末と、当該各センサ端末で計測された信号から前記監視対象の状態を判断する中央サーバと、が通信可能に構成された遠隔監視システムにおけるトラフィック制御方法であって、前記センサ端末は、圧縮率を記憶する記憶手段を備え、計測手段が、前記監視対象に関する信号を計測し、計測信号を生成する計測ステップと、圧縮手段が、前記計測信号を前記圧縮率で圧縮し、圧縮信号を生成する圧縮ステップと、第1送信手段が、前記圧縮信号を前記中央サーバに送信する第1送信ステップと、第2送信手段が、前記計測信号を前記中央サーバに送信する第2送信ステップと、を含み、前記中央サーバは、第1受信手段が、前記各センサ端末から送信された圧縮信号を受信する第1受信ステップと、第2受信手段が、前記各センサ端末から送信された計測信号を受信する第2受信ステップと、生成手段が、前記圧縮信号と前記計測信号とに基づいて、当該計測信号を圧縮した際の圧縮誤差と圧縮率と関係を示した圧縮特性テーブルを前記センサ端末毎に生成する生成ステップと、復元手段が、前記圧縮信号を復元し、前記各センサ端末についての復元信号を夫々生成する復元ステップと、判断手段が、前記復元信号の各値に基づいて、前記監視対象の状態を判断する判断ステップと、ベクトル空間生成手段が、前記各センサ端末についての圧縮誤差をベクトル成分とするベクトル空間を生成するベクトル空間生成ステップと、第1描画手段が、前記ベクトル空間内に、前記判断手段で許容可能な判断誤差の範囲を表した等判断誤差曲面を描画する第1描画ステップと、全圧縮率計算手段が、前記等判断誤差曲面上の各点に対応する各ベクトル成分の圧縮誤差に基づいて、前記圧縮特性テーブルに示された圧縮誤差と圧縮率との関係から前記複数のセンサ端末全体の圧縮率となる全圧縮率を順次導出する全圧縮率計算ステップと、第2描画手段が、前記ベクトル空間内に、前記全圧縮率を表す等圧縮率曲面を順次描画する第2描画ステップと、圧縮誤差導出手段が、前記等判断誤差曲面と前記等圧縮率曲面との接点又は当該接点に近傍する近傍点を探索し、当該前記接点又は近傍点に対応する各ベクトル成分の圧縮誤差を導出する圧縮誤差導出ステップと、圧縮率選定手段が、前記圧縮特性テーブルに基づいて、前記各ベクトル成分の圧縮誤差から前記各センサ端末についての圧縮率を夫々選定する圧縮率選定ステップと、圧縮率更新手段が、前記圧縮率選定ステップで選定された各圧縮率を、対応する前記センタ端末の夫々に送信し、当該センタ端末の記憶手段に記憶させる圧縮率更新ステップと、を含むことを特徴とする。
本発明によれば、許容可能な判断誤差の範囲でセンサ端末全体の全体圧縮率が最大となる圧縮誤差を求め、この圧縮誤差に対応する各センサ端末の圧縮率を、各センサ端末に固有の圧縮誤差と圧縮率との関係を示した圧縮特性テーブルに基づいて選定し、各センサ端末に設定することができるため、各センサ端末から送出される情報量を効率的に減少させるとともに、監視対象の状態判断の際の判断誤差を所定の範囲内に抑制することができる。
また、本発明によれば、許容可能な判断誤差の範囲でセンサ端末全体の全圧縮率が最大となる圧縮誤差を求め、この圧縮誤差に対応する各センサ端末の圧縮率を、各センサ端末に固有の圧縮誤差と圧縮率との関係を示した圧縮特性テーブルに基づいて選定し、各センサ端末に設定することができるため、各センサ端末から送出される情報量を効率的に減少させるとともに、監視対象の状態判断の際の判断誤差を所定の範囲内に抑制することができる。
また、本発明によれば、各センサ端末に固有の圧縮誤差と圧縮率との関係を示した圧縮特性テーブルを中央サーバ側で生成し、この圧縮特性テーブルに基づいて、各センサ端末での圧縮率が許容可能な判断誤差の範囲に収まるよう夫々設定を行うため、各センサ端末に係る負荷を軽減することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明に係る遠隔監視システム及びトラフィック制御方法の最良な実施形態を詳細に説明する。
[第1の実施形態]
図1は、第1の実施形態に係る遠隔監視システムの構成を示したブロック図である。図1に示したように、遠隔監視システムは、複数のセンサ端末10と、各センサ端末10を統括して管理する中央サーバ20とを有している。ここで各センサ端末10と中央サーバ20とは、インターネット等のネットワーク網Wを介し通信可能に接続されている。
センサ端末10は、監視対象の設置場所に応じた位置に夫々設けられており、監視対象から所定の信号の計測(取得)を行う。ここで、計測される信号は、後述するセンサ部11の機能に準ずるものとする。例えば、センサ部11がサーミスタ等の温度センサの場合には、当該温度センサにより計測される監視対象の温度値となる。また、センサ部11がCCD等のイメージセンサの場合には、当該イメージセンサにより取得される監視対象の画像信号となる。
図2は、センサ端末10の構成を示したブロック図である。図2に示したようにセンサ端末10は、センサ部11と、圧縮部12と、設定記憶部13と、圧縮特性推定部14と、通信部15とを備えている。
センサ部11は、監視対象から計測信号の計測を行うためのセンサ装置である。ここで、センサ部11は、計測する信号の特性に応じたセンサ装置を用いることが可能であり、例えば、センサ装置として温度センサやイメージセンサ等を用いることとしてもよい。以下、センサ部11により計測された信号を「計測信号」という。
圧縮部12は、センサ部11で計測された計測信号を非可逆の圧縮方法により圧縮し、この圧縮後の計測信号(以下、圧縮信号という)を、通信部15を介して中央サーバ20に送出する。ここで、非可逆の圧縮方法としては、計測信号のサンプリングレートを変える方法や、計測信号を適当に間引く等の方法が挙げられるが、その方法は特に問わないものとする。
具体的に、圧縮部12は、設定記憶部13に記憶された圧縮率ρsetに基づいて、この圧縮率が得られるよう計測信号圧縮の際の圧縮誤差を調整する。なお、圧縮誤差の調整により所定の圧縮率を実現する技術については、公知の技術を用いることが可能である(例えば、H.Chen, J.Li and P. Mohapatra, RACE: Time Series Compression with Rate Adaptiviy and Error Bound for Sensor Networks, IEEE Int. Conf. on Mobile Ad-hoc and Sensor Systems, 2004, 124-133.参照)。
また、圧縮部12は、通信部15を介し中央サーバ20から送出された後述する圧縮率指示信号を受け取ると、この圧縮率指示信号で指示された圧縮率の値を、圧縮率ρsetとして設定記憶部13に記憶することで、圧縮率ρsetの更新を行う。
設定記憶部13は、不揮発性の記憶デバイスを有し、圧縮部12が計測信号を圧縮する際の基準となる圧縮率ρset等、センサ端末10の動作に係る種々の設定情報を記憶する。
圧縮特性推定部14は、センサ部11が計測した計測信号について、その計測信号の圧縮率と圧縮誤差との関係を表した圧縮特性テーブルを生成し、通信部15を介して中央サーバ20に送出する。
ここで、圧縮特性推定部14の動作について説明する。計測信号の圧縮時における圧縮誤差と圧縮率との関係を求めるのが圧縮特性推定部14の機能である。一般に圧縮誤差の減少に伴い、圧縮率は低下する傾向にある。逆に圧縮誤差を大きくすることで、圧縮率は増加する傾向にある。この圧縮誤差と圧縮率との関係をグラフで表すと、図3のような関係となる。ここで、横軸(ε)は圧縮誤差を表しており、図中矢印方向に行くほど増加することを意味している。また、縦軸(ρ)は、圧縮率を表しており、図中矢印方向に行くほど増加することを意味している。以下、図3に示した圧縮誤差と圧縮率との関係を「圧縮誤差−圧縮率特性」という。
ところで、圧縮誤差−圧縮率特性は、計測している信号の性質に依存して変化する。信号の性質が事前に判明している場合、圧縮誤差−圧縮率特性を予測することが可能であるが、一般に圧縮誤差−圧縮率特性を事前に知ることは困難である。そのため、圧縮特性推定部14では、センサ部11が計測した計測信号を互いに異なる複数の圧縮率で圧縮した後復元し、復元した各圧縮信号(以下、復元信号という)と元の計測信号とを比較することで、各圧縮率に対応する圧縮誤差を導出する。
図4は、圧縮特性推定部14の構成を示したブロック図である。同図に示したように、圧縮特性推定部14は、バッファ141と、圧縮部142と、復元部143と、圧縮誤差計測部144と、圧縮特性テーブル生成部145とを備えている。
バッファ141は、センサ部11により計測された計測信号を一時的に蓄えるための記憶デバイスである。
圧縮部142は、バッファ141に蓄えられた計測信号を取り込み、この計測信号を上述した圧縮部12と同様の圧縮方法により圧縮することで圧縮信号を生成する。ここで、圧縮部142は、初期値となる所定の圧縮率ρsmp0からρsmpMAX(ρsmp0+Mδρ)までの間で、δρ毎に圧縮率を増加させたM+1段階の圧縮を夫々行う。ここで、圧縮率ρsmp0、ρsmpMAX、δρ等の値は予め定められているものとするが、圧縮率ρsmp0、ρsmpMAXを設定記憶部13に記憶されたρsetを基準に定めることとしてもよい。例えば、ρsetの値を中心とし、その前後にρsmp0とρsmpMAXとを定める態様としてもよい。なお、本実施形態では、圧縮部12と別体として圧縮部142を設けた態様としたが、これに限らず、圧縮部12を用いる態様としてもよい。
復元部143は、圧縮部142により圧縮された圧縮信号を復元し、復元信号を生成する。なお、圧縮部142により生成される圧縮信号は非可逆の圧縮方法により圧縮されているため、復元信号は元となった計測信号から所定量の情報が損失したものとなっている。
圧縮誤差計測部144は、バッファ141に蓄えられた計測信号と、復元部143により生成された復元信号とを比較することで、各圧縮率に対応する圧縮誤差を導出する。具体的に、バッファ141に蓄えられた計測信号を下記式(1)、復元部143により復元された復元信号を下記式(2)で表すと、圧縮誤差計測部144は、下記式(3)を算出することで、各圧縮率に応じた圧縮誤差εsmpを導出する。なお、下記式(1)、(2)は、時刻t(1,…,T)における計測信号と、復元信号との値を夫々表すものであり、式(3)では、同時刻における復元信号と計測信号との差分の自乗和に基づいて圧縮誤差εsmpを導出している。
Figure 2009110419

Figure 2009110419

Figure 2009110419
圧縮特性テーブル生成部145は、圧縮誤差計測部144により導出された圧縮率毎の圧縮誤差に基づいて、圧縮誤差−圧縮率特性を表す圧縮特性テーブルを生成し、通信部15を介して中央サーバ20に送信する。
図5は、圧縮特性テーブルの一例を示した図である。同図に示したように、圧縮特性テーブルには、圧縮部12が圧縮率ρsmp0からρsmpMAX(ρsmp0+Mδρ)までの範囲で、δρ毎にM段階の圧縮を行った際の各圧縮率と、各圧縮率に対応する圧縮誤差εsmp(εsmp0、εsmp1、・・・、εsmpM)とが夫々関係付けて記録されている。
また、図5に示した圧縮特性テーブルをグラフ形式で表すと、図6にように表すことができる。つまり、圧縮特性テーブルは、図4に示した圧縮誤差−圧縮率特性を量子的に表したものとなっている。
図2戻り、通信部15は、中央サーバ20との間で通信を行うインタフェースであって、圧縮部12、圧縮特性推定部14等から入力される各種情報(圧縮信号、圧縮特性テーブル等)を中央サーバ20に送信する。また、通信部15は、中央サーバ20から送信される後述する圧縮率指示信号等を受信する。
次に、中央サーバ20について説明する。中央サーバ20は、各センサ端末10で計測される計測信号の圧縮率を統括的に管理するとともに、各センサ端末10から送信された圧縮信号を解析することで、監視対象の状態を判断する。
図7は、中央サーバ20の構成を示したブロック図である。同図に示したように、中央サーバ20は、復元部21と、判断部22と、圧縮率選定部23と、通信部24とを備えている。
復元部21は、通信部24により受信された各センサ端末10の圧縮信号を復元し、復元信号を夫々生成する。なお、各センサ端末10から送信される圧縮信号は、非可逆の圧縮方法により圧縮されているため、復元された圧縮信号は元となった計測信号から所定量の情報が損失したものとなっている。
判断部22は、復元部21により生成された復元信号を解析しその結果に基づいて、監視対象が正常状態か異常状態にあるか等の状態判断を行う。具体的に、判断部22は、各センサ端末10についての復元信号の値xi(i=1,2,・・・,N)を、監視対象の状態判断のための判断変数y=f(x1,x2,・・・,xN)に代入し算出することで、算出結果に応じて監視対象の状態を判断する。
圧縮率選定部23は、通信部24により受信された各センサ端末10の圧縮特性テーブルと、判断部22で状態判断の際に用いられる判断変数yとに基づいて、後述する許容可能な判断誤差EDの値を維持しつつ、ネットワーク網Wの負荷が最小となる各センサ端末10での圧縮率ρsetの値を選定する。以下、圧縮率選定部23について説明する。
図8は、圧縮率選定部23の構成を示したブロック図である。同図に示したように、圧縮率選定部23は、全圧縮率計算部231と、判断誤差計算部232と、全圧縮率最適化部233と、方向ベクトル計算部234とを備えている。
全圧縮率計算部231は、全圧縮率最適化部233の制御の下、センサ端末10全体での圧縮率、即ち、遠隔監視システム100全体の圧縮率となる全圧縮率ρtotを算出する。なお、全圧縮率ρtotの算出方法は、遠隔監視システム100の構成等に応じて種々の方法を採用することが可能である。例えば、下記式(4)を用いることで、各センサ端末10の圧縮率ρiの(i=1,2,・・・,N)平均値から全圧縮率ρtotを算出する態様としてもよい。ここで圧縮率ρiは、i番目のセンサ端末10についての圧縮率を意味している。
Figure 2009110419
また、遠隔監視システムが図9に示したようなネットワーク構成を有する場合、センサ端末1から送出される信号よりも、センサ端末2,・・・,Nから送出される信号に渋滞が発生する可能性が高い。このような場合には、センサ端末2,・・・,Nでの圧縮率ρsetを、センサ端末1での圧縮率ρsetよりも大きくした方が、渋滞の緩和に効果的であると考えられる。このように、全圧縮率ρtotは遠隔監視システムのネットワークトポロジに応じて多様な形態が考えられる。なお、本実施形態では特定の形態に限定せず、圧縮誤差−圧縮率特性との関係から、全圧縮率ρtotを各センサ端末10(センサ端末1,2,・・・,N)についての圧縮誤差ε(ε1,ε2,・・・,εN)を用いて一般化した、下記式(5)により全圧縮率ρtotを定義する。
Figure 2009110419
判断誤差計算部232は、全圧縮率最適化部233の制御の下、判断部22で状態判断の際に用いられる判断変数yと、各センサ端末10についての圧縮誤差εi(i=1,2,・・・,N)と、から状態判断時の誤差を表す判断誤差εDを導出する。具体的に、判断誤差計算部232は、全圧縮率最適化部233の制御により、判断誤差εDとして後述する許容可能な判断誤差EDを導出する。
以下、判断誤差εDについて説明する。判断部22が用いる判断変数yには、非可逆の圧縮方法により圧縮された圧縮信号を元とする復元信号が代入されるため、圧縮誤差εi(i=1,2,・・・,N)を起因とする誤差(判断誤差)が発生する。例えば、判断変数yが、各センサ端末10についての復元信号xi(i=1,2,・・・,N)の関数y=f(x1,x2,・・・,xN)であったとすると、判断変数yの誤差Δy、つまり判断誤差εDは下記式(6)にように表される。
Figure 2009110419
さらに、ここで各圧縮誤差εiが十分に小さいとすると、判断誤差εDは下記式(7)の関係式で表すことができる。
Figure 2009110419
このように、判断誤差εDは、判断変数yと圧縮誤差εiとに応じて決定されることになる。なお、圧縮誤差が十分に小さくない場合には、必ずしも上記式(7)の形になるとは限らないため、本実施形態では判断誤差εDを一般化した下記式(8)の形態で表す。
Figure 2009110419
全圧縮率最適化部233は、各センサ端末10についての圧縮誤差εi(i=1,2,・・・,N)をベクトル成分とするN次元の仮想的なベクトル空間を生成し、このベクトル空間内に判断誤差計算部232で導出された許容可能な判断誤差EDを表す曲面(以下、等判断誤差曲面という)と、全圧縮率計算部231で導出された全圧縮率ρtotを表す曲面(以下、等全圧縮率曲面)とを描画する。ここで、「許容可能な判断誤差ED」とは、判断部22での正常な判断が保証された判断誤差εDの最大値であって、図示しない記憶デバイス等に予め定められているものとする。また、「描画」とは、表示することを目的とした画像処理を意味するものではなく、数値解析的な解法を意味するものである。
また、全圧縮率最適化部233は、方向ベクトル計算部234との協働によりベクトル空間内に描画した等判断誤差曲面上において、等全圧縮率曲面との接点又はこの接点に近傍する点(以下、総称して最適点Pという)を探索する。なお、最適点Pの探索に係る動作については後述する。
また、全圧縮率最適化部233は、ベクトル空間において、最適点Pに対応する各圧縮誤差εiの値を最適圧縮誤差εopti(i=1,2,・・・,N)として夫々導出すると、これら最適圧縮誤差εoptiに対応する圧縮率(以下、最適圧縮率ρopti(i=1,2,・・・,N)を、各センサ端末10についての圧縮誤差−圧縮率特性(圧縮特性テーブル)から夫々選定する。
また、圧縮率選定部23は、通信部24を介し、選定した各最適圧縮率ρoptiの値を指示した圧縮率指示信号を、対応するセンサ端末10に夫々送出することで、各センサ端末10の設定記憶部13に圧縮率setとして個別的に記憶させる。
方向ベクトル計算部234は、全圧縮率最適化部233が生成したベクトル空間内において、最適点P探索の際の探索方向を、等判断誤差曲面において全圧縮率ρtotが増大する方向へと導くことで探索の支援を行う。
以下、図10〜図12を参照して、全圧縮率最適化部233及び方向ベクトル計算部234により最適点P導出の際の動作を説明する。
図10は、全圧縮率最適化部233が生成したベクトル空間の一例として、センサ端末1、2についての圧縮誤差ε1、ε2を成分とする2次元のベクトル空間を模式的に示した図である。なお、横軸が圧縮誤差ε1を表しており、縦軸が圧縮誤差ε2を表している。
全圧縮率最適化部233は、ベクトル空間を生成すると、このベクトル空間内に判断誤差計算部232により導出された判断誤差EDを表す等判断誤差曲面SU1を描画する。なお、図10では、2次元のベクトル空間であるため、等判断誤差曲面SU1は曲線で表されている。ここで、等判断誤差曲面SU1の内部、即ち、等判断誤差曲面SU1と縦軸と横軸とで囲まれる領域は、判断誤差の値がED以下となる領域(許容領域)である。つまり、判断誤差EDを上限とする許容誤差の範囲は、ベクトル空間内における等判断誤差曲面SU1の内部として表現できる。
また、全圧縮率最適化部233は、等判断誤差曲面SU1を描画したベクトル空間内に、全圧縮率計算部231が導出した全圧縮率ρtotの各値を表す等全圧縮率曲面SU2を夫々描画する。
なお、各ベクトル成分についての圧縮率は圧縮誤差が大きいほど大きな値となるので、等全圧縮率曲面SU2が表す全圧縮率ρtotの値は、原点(0)から遠いものほど大きな値を示している。従って、判断誤差EDの範囲で、全圧縮率ρtotが最大となる圧縮率を求めることは、等判断誤差曲面SU1と等全圧縮率曲面SU2との接点(最適点P)を求めることと同義となる。
具体的に、全圧縮率最適化部233は、最適点Pを求めるため等判断誤差曲面SU1上において、判断誤差EDの初期値となるε0の位置から変位ベクトルΔεずつ順次変位させていくことで、等判断誤差曲面SU1と等全圧縮率曲面SU2との接点を探索する。この時、方向ベクトル計算部234は、全圧縮率ρtotが大きくなる方向に変位ベクトルΔεを逐次算定することで、全圧縮率最適化部233に探索方向の指示を行う。なお、ε0の値は、特に問わないものとするが、例えば、図10に示したベクトル空間の場合、等判断誤差曲面SU1におけるε1=0の位置をε0としてもよい。
図11、12は、方向ベクトル計算部234の動作を説明するための図であって、図10に示したベクトル空間の一部分を拡大した図である。判断誤差εDについて許容範囲の制約が無い場合、図11に示したように、等判断誤差曲面SU1上の或る点と交わる等全圧縮率曲面SU2の傾きから、次に変位する方向を求めることが可能である(図中Δε’参照)。しかしながら、この探索方法では判断誤差EDの許容範囲を逸脱することになるため好適ではない。
そのため、方向ベクトル計算部234は、等判断誤差曲面SU1上で、且つ、ベクトル空間の原点から遠ざかる方向を変位ベクトルΔεとして算出することで、全圧縮率最適化部233が次に探索する位置を設定する。また、図12に示したように、等判断誤差曲面SU1と等全圧縮率曲面SU2との接点、即ち最適点Pに探索位置がある場合、どのような変位ベクトルΔεをとっても全圧縮率ρtotを増加させることはできないため、変位ベクトルΔεは算出されない。
次に、図13〜15を参照して、本実施形態に係る遠隔監視システムの全体動作を説明する。図13は、各センサ端末10と中央サーバ20との間で行われる圧縮率設定処理の手順を示したフローチャートである。なお、図13において、ステップS11〜S15の処理はセンサ端末10側で実行される処理を示しており、ステップS21〜S24の処理は中央サーバ20側で実行される処理を示している。また、本処理は遠隔監視システムの起動時等、監視対象の監視開始時に行われることを想定している。
まず、センサ端末10において、センサ部11が監視対象となる信号を計測すると(ステップS11)、圧縮特性推定部14は、ステップS11で計測された計測信号について圧縮特性テーブル生成処理を実行する(ステップS12)。以下、図14を参照して、ステップS12の圧縮特性テーブル生成処理について説明する。
図14は、圧縮特性テーブル生成処理の手順を示したフローチャートである。まず、圧縮部142は、計測信号を圧縮する際の圧縮率ρsmpを初期値ρsmp0に設定する(ステップS121)。次いで、圧縮部142は、現在の圧縮率ρsmpでバッファ141に蓄えられた計測信号を圧縮する(ステップS122)。
続いて、復元部143は、ステップS122で生成された圧縮信号を復元し、復元信号を生成する(ステップS123)。次いで、圧縮誤差計測部144は、バッファ141に蓄えられた計測信号と、ステップS123で生成された復元信号とを比較し、圧縮率ρsmpに対応する圧縮誤差εsmpを導出する(ステップS124)。
次に、圧縮特性テーブル生成部145は、現在のρsmpの値と、ステップS124で導出された圧縮誤差εsmpとを対応付け圧縮特性テーブルに登録する(ステップS125)。次いで、圧縮部142は、現在のρsmpの値が圧縮率テーブルに設定されたρsmpMAXを上回った否かを判定し、ρsmpがρsmpMAX以下であると判定した場合には(ステップS126;No)、現在のρsmpにδρ加えた値を新たなρsmpとした後(ステップS127)、ステップS122の処理に再び戻る。
また、ステップS126においてρsmpがρsmpMAXを上回ったと判定した場合には(ステップS126;Yes)、図13のステップS13の処理に移行する。このように、上記したステップS121〜S127の処理が圧縮特性推定部14により実行されることで、図5に示した圧縮特性テーブルが生成されることになる。
図13に戻り、圧縮特性推定部14は、ステップS13で生成した圧縮特性テーブルを、通信部15を介して中央サーバ20に送出する(ステップS13)。
一方、中央サーバ20では、各センサ端末10から送出された圧縮特性テーブルを受信すると、圧縮率選定部23は、これら圧縮特性テーブルと判断部22での判断変数yとに基づいて、圧縮率選定処理を実行する(ステップS21)。以下、図15を参照して、圧縮率選定処理の手順を説明する。
図15は、圧縮率選定処理の手順を示したフローチャートである。まず、全圧縮率最適化部233は、センサ端末10各々についての圧縮誤差を成分とするベクトル空間を生成する(ステップS2101)。次に、全圧縮率最適化部233は、判断誤差計算部232により導出された許容可能な判断誤差EDを表す等判断誤差曲面SU1を、ベクトル空間内に描画する(ステップS2102)。
次いで、全圧縮率最適化部233は、最適点P探索の移動単位となる圧縮誤差εに初期値ε0を設定し(ステップS2103)、この圧縮誤差εに対応する全圧縮率ρtot(ε)を全圧縮率計算部231に算出させると、このρtot(ε)をρ(0)に設定する(ステップS2104)。
続いて、全圧縮率最適化部233が、ρ(0)を表す等全圧縮率曲面SU2をベクトル空間内に描画すると(ステップS2105)、方向ベクトル計算部234は、等判断誤差曲面SU1と等全圧縮率曲面SU2との交点(接点)を始点とした変位ベクトルΔεを算出する(ステップS2106)。
次に、全圧縮率最適化部233は、ステップS2106で変位ベクトルΔεが算出されたか否かを判定し(ステップS2107)、算出されないと判定した場合(ステップS2107;No)、ステップS2111の処理に移行する。なお、ステップS2107で変位ベクトルΔεが算出されない判定された場合、この時点でのεの値が等判断誤差曲面SU1と等全圧縮率曲面SU2との接点、即ち最適点Pとなる。
また、ステップS2107において、変位ベクトルΔεが算出されたと判定した場合(ステップs2107;Yes)、全圧縮率最適化部233は、圧縮誤差εにΔεを加算したε+Δεに対応する全圧縮率ρtot(ε+Δε)を全圧縮率計算部231に算出させると、このρtot(ε+Δε)をρ(1)に設定する(ステップS2108)。
次いで、全圧縮率最適化部233は、ρ(1)とρ(0)との差の絶対値が、所定の閾値δより小さいか否かを判定する(ステップS2109)。ここで、閾値δの値は予め設定されているものとする。なお、閾値δの値は任意の値を設定することが可能であるものとするが、微少な値であることが好ましい。
ステップS2109において、ρ(1)とρ(0)との差の絶対値が、閾値δ以上であると判定した場合(ステップS2109;No)、全圧縮率最適化部233は、ρ(1)をρ(0)とするとともに、ε+Δεをεとした後(ステップS2110)、ステップS2105の処理に再び戻る。
また、ステップS2109において、ρ(1)とρ(0)との差の絶対値が、閾値δより小さいと判定した場合(ステップS2109;Yes)、ステップS2111の処理に移行する。なお、ステップS2109で閾値δより小さいと判定された場合、この時点でのεの値が等判断誤差曲面SU1と等全圧縮率曲面SU2との接点の近傍点、即ち最適点Pとなる。
続くステップS2111において、全圧縮率最適化部233は、現在のεの値に対応する各ベクトル成分についての最適圧縮誤差εoptiを夫々導出すると、各センサ端末10の圧縮特性テーブルに記録された圧縮誤差−圧縮率特性に基づいて、これら各最適圧縮誤差εoptiに対応する最適圧縮率ρoptiの値を夫々選定し(ステップS2111)、図13のステップS22の処理に移行する。
図13に戻り、圧縮率選定部23(全圧縮率最適化部233)は、通信部24を介し、ステップS21の処理で選定した各最適圧縮率ρoptiを、対応するセンサ端末10の夫々に送出する(ステップS22)。
一方、各センサ端末10側では、通信部15により、中央サーバ20から送信された圧縮率指示信号が受信されると、圧縮部12は、この圧縮率指示信号で指示された圧縮率を圧縮率ρsetとして設定記憶部13に記憶し、圧縮率ρsetの更新を行う(ステップS14)。
続いて、圧縮部12はステップS14の処理で更新した圧縮率ρsetで、センサ部11で計測される計測信号を圧縮し、生成した圧縮信号を通信部15を介して中央サーバ20に送出する(ステップS15)。以後、各センサ端末10では、ステップS14で更新した圧縮率ρsetの値に基づいて計測信号の圧縮が行われることになる。
一方、中央サーバ20では、各センサ端末10から送出された圧縮信号を受信すると、復元部21は、これら圧縮信号を復元し復元信号を夫々生成する(ステップS23)。続いて、判断部22は、判断変数yを用いて各復元信号を解析することで、監視対象の状態を判断し(ステップS24)、本処理を終了する。
以上のように、本実施形態の遠隔監視システムによれば、許容可能な判断誤差の範囲でセンサ端末10全体の全圧縮率ρtotが最大となる圧縮誤差εoptiを求め、この圧縮誤差εoptiに対応する各センサ端末の圧縮率ρoptiを、各センサ端末に固有の圧縮誤差と圧縮率との関係を示した圧縮特性テーブルに基づいて選定し、各センサ端末10に設定することができるため、各センサ端末10から送出される情報量を効率的に減少させるとともに、監視対象の状態判断の際の判断誤差を所定の範囲内に抑制することができる。
[第2の実施形態]
次に、第2の実施形態に係る遠隔監視システムについて説明する。上述した第1の実施形態のセンサ端末10では、各センサ端末10の圧縮率ρsetを監視対象の監視開始時に設定しなおす態様を説明した。しかしながら、監視対象の監視中に計測する信号の性質が変化したような場合、圧縮誤差−圧縮率特性が変化し、圧縮率ρsetでは当初予定した許容可能な判断誤差EDを上回る可能性がある。そのため、本実施形態では、圧縮誤差−圧縮率特性の変化に追従することが可能な遠隔監視システムについて説明する。なお、上述した第1の実施形態の遠隔監視システムと同様の要素については、同じ符号を付与しその説明を省略する。
図16は、第2の実施形態にかかる遠隔監視システムの構成を示した図である。同図に示したように、本実施形態の遠隔監視システムでは、上述したセンサ端末10に替えてセンサ端末30を有している。なお、図16では、中央サーバ20に接続される全てのセンサ端末をセンサ端末30としたが、センサ端末10と混在させた構成としてもよい。
図16に示したように、センサ端末30は、センサ部11と、圧縮部12と、設定記憶部13と、通信部15と、圧縮特性監視部31と、圧縮特性推定部32とを備えている。
圧縮特性監視部31は、圧縮特性推定部32から所定時間毎に出力される圧縮特性テーブルの状態を監視し、過去に出力された圧縮特性テーブルと今回出力された圧縮特性テーブルとの変化量が所定の閾値を超えた場合に、圧縮特性推定部32から圧縮特性テーブルを中央サーバ20に送出させることで、圧縮率ρsetの更新を制御する。
図17は、圧縮特性監視部31の構成を示したブロック図である。同図に示したように、圧縮特性監視部31は、タイマ311と、圧縮特性テーブル記憶部312と、圧縮特性比較部313とを備えている。
タイマ311は、RTC等の計時装置を有し、計時装置により計時される所定時間毎に、圧縮特性推定部32を制御することで圧縮テーブルを生成させ、生成された圧縮特性テーブルを圧縮特性テーブル記憶部312に記憶する。
圧縮特性テーブル記憶部312は、揮発性又は不揮発性の記憶デバイスを有し、圧縮特性推定部32により生成された圧縮特性テーブルを過去から現在に亘り複数回分記憶する。ここで、圧縮特性テーブル記憶部312は、少なくとも前回と今回の2回分の圧縮特性テーブルを記憶可能な記憶容量を有するものとし、最新の圧縮特性テーブルが記憶できるよう記憶を行う圧縮特性テーブルの数を制限する。以下、圧縮特性テーブル記憶部312に記憶された圧縮テーブルのうち、今回以前に生成された過去の圧縮特性テーブルを過去圧縮特性テーブル3121と表し、今回生成された圧縮特性テーブルを現在圧縮特性テーブル3122と表す。
圧縮特性比較部313は、圧縮特性テーブル記憶部312に記憶された過去圧縮特性テーブル3121と、現在圧縮特性テーブル3122とを比較し、両テーブルに示された圧縮誤差−圧縮率特性の変化量が閾値を超えたと判定した場合に、圧縮特性推定部32を制御することで圧縮特性テーブルを中央サーバ20に送出させる。以下、圧縮特性比較部313の動作について説明する。
図18は、圧縮特性比較部313の動作を説明するための図であって、過去圧縮特性テーブル3121と、現在圧縮特性テーブル3122とが表す圧縮誤差−圧縮率特性の一例を示している。
圧縮特性比較部313は、過去圧縮特性テーブルと現在圧縮特性テーブルとの比較時において、過去圧縮特性テーブル3121での圧縮誤差εsmpの系列εo0,εo1,・・・, εoM(以下、εoiと表す)と、現在圧縮特性テーブル3122での圧縮誤差εsmpの系列εn0,εn1,・・・,εnM(以下、εniと表す)との差分から、両テーブルの変化量Sを算出する。具体的には、下記式(9)に示したように、変化量Sをεniとεoiとの差の自乗和として算出し、この変化量Sが予め定められた閾値よりも大きければ、圧縮特性推定部32に圧縮特性テーブルを中央サーバ20に送出させることで、圧縮率の更新を行う。
Figure 2009110419
圧縮特性推定部32は、上述した圧縮特性推定部14と同様の機能を有するとともに、タイマ311からの制御に応じて圧縮特性テーブルを生成し、この圧縮特性テーブルを圧縮特性監視部31に出力する。また、圧縮特性推定部32は、圧縮特性比較部313からの制御に応じて圧縮特性テーブルを生成し、この圧縮特性テーブルを通信部15を介して中央サーバ20に送出する。
次に、図19を参照して、本実施形態に係る遠隔監視システムの全体動作を説明する。図19は、各センサ端末30と中央サーバ20との間で行われる圧縮率設定処理の手順を示したフローチャートである。なお、図19において、ステップS31〜S37の処理はセンサ端末30側で実行される処理を示しており、ステップS41〜S44の処理は中央サーバ20側で実行される処理を示している。また、本処理の前提として、各センサ端末30の圧縮部12から送信される圧縮信号に基づいて、中央サーバ20による監視対象の監視が既に行われているものとする。
まず、センサ端末10において、タイマ311は、所定の時間が経過するまで待機する(ステップS31;No)。ここで、タイマ311は、所定時間を経過したと判定すると(ステップS31;Yes)、圧縮特性推定部32を制御し、当該圧縮特性推定部32で生成された圧縮特性テーブルを現在圧縮特性テーブル3122として圧縮特性テーブル記憶部312に記憶させる(ステップS32)。なお、前回現在圧縮特性テーブル3122として記憶されていた圧縮特性テーブルは、新たな現在圧縮特性テーブル3122が記憶されるに伴い、過去圧縮特性テーブル3121として記憶されることになる。
続いて、圧縮特性比較部313は、圧縮特性テーブル記憶部312に記憶された過去圧縮特性テーブル3121と、現在圧縮特性テーブル3122とから、上記式(9)を用いることで両テーブルでの圧縮誤差−圧縮率特性の変化量Sを算出し(ステップS33)、この変化量Sが所定の閾値を上回ったか否かを判定する(ステップS34)。
ステップS34において、変化量Sが所定の閾値以下と判定した場合(ステップS34;No)、ステップS37の処理へと直ちに移行する。また、ステップS34において、変化量Sが所定の閾値を上回ると判定した場合(ステップS34;Yes)、圧縮特性比較部313は、圧縮特性推定部32を制御し、当該圧縮特性推定部32で生成された圧縮特性テーブルを通信部15を介して中央サーバ20に送出させる(ステップS35)。
一方、中央サーバ20では、センサ端末30から送出された圧縮特性テーブルを受信すると、圧縮率選定部23は、各センサ端末30についての圧縮特性テーブルと、判断部22での判断変数yとに基づいて、圧縮率選定処理を実行することで、各センサ端末30についての最適圧縮率ρoptiを夫々選択する(ステップS41)。次いで、圧縮率選定部23は、通信部24を介し、ステップS41で選択した各最適圧縮率ρoptiを、対応するセンサ端末30の夫々に送出する(ステップS42)。ここで、ステップS41、S42の処理内容は、上述したステップS21、S22の処理内容と同様であるため、説明は省略する。
なお、本実施形態の場合、センサ端末30から圧縮特性テーブルが異なるタイミングで送信されることになる。そのため、中央サーバ20では、新たに圧縮特性テーブルが送信されたセンサ端末30以外の、他のセンサ端末30の圧縮特性テーブルについては、過去に送信された圧縮特性テーブルを用いて、ステップS41の処理を行うものとする。
一方、センサ端末30側では、通信部15により、中央サーバ20から送信された圧縮率指示信号が受信されると、圧縮部12は、この圧縮率指示信号で指示された圧縮率を圧縮率ρsetとして設定記憶部13に記憶し、圧縮率ρsetの更新を行う(ステップS36)。
続くステップS37では、圧縮部12が設定記憶部13に記憶された圧縮率ρsetで、センサ部11で計測される計測信号を圧縮し、生成した圧縮信号を通信部15を介して中央サーバ20に送出する(ステップS37)。
一方、中央サーバ20では、通信部24により各センサ端末30から送出された圧縮信号が受信されると、復元部21は、これら圧縮信号を復元することで各センサ端末30についての復元信号を夫々生成する(ステップS43)。続いて、判断部22は、判断変数yを用いて復元信号を解析することで、監視対象の状態を判断し(ステップS44)、本処理を終了する。
以上のように、本実施形態の遠隔監視システムによれば、許容可能な判断誤差の範囲でセンサ端末30全体の全圧縮率ρtotが最大となる圧縮誤差εoptiを求め、この圧縮誤差εoptiに対応する各センサ端末の圧縮率ρoptiを、各センサ端末に固有の圧縮誤差と圧縮率との関係を示した圧縮特性テーブルに基づいて選定し、各センサ端末30に設定することができるため、各センサ端末30から送出される情報量を効率的に減少させるとともに、監視対象の状態判断の際の判断誤差を所定の範囲内に抑制することができる。
また、何れかのセンサ端末30において、圧縮誤差−圧縮率特性が閾値を超えて変化した場合には、各センサ端末30の圧縮率ρsetを更新することができるため、計測する信号の性質が変化した際にも、その変化に追随することができる。
[第3の実施形態]
次に、第3の実施形態に係る遠隔監視システムについて説明する。上述した第1、2の実施形態では、センサ端末側に圧縮特性推定部(圧縮特性推定部14、32)を備えた構成を説明した。このような構成の場合、圧縮特性推定部14は圧縮率を変えて圧縮を何回も繰り返すため、計算に係る負荷が大きくなる。そのため、本実施形態では、中央サーバ側に圧縮特性推定部を備えた遠隔監視システムについて説明する。なお、上述した第1の実施形態の遠隔監視システムと同様の要素については、同じ符号を付与しその説明を省略する。
図20は、第3の実施形態にかかる遠隔監視システムの構成を示した図である。同図に示したように、本実施形態の遠隔監視システムは、複数のセンサ端末40と、中央サーバ50とを有し、各センサ端末40と中央サーバ50とがネットワーク網Wを介して接続されている。なお、図20では、中央サーバ50に接続される全てのセンサ端末をセンサ端末40としたが、センサ端末10(又はセンサ端末30)と混在させた構成としてもよい。
図20に示したように、センサ端末40は、上述したセンサ端末10の構成から圧縮特性推定部14を取り除いたものとなっている。ここで、センサ部11は、計測信号を圧縮部12に出力するとともに、通信部15を介し中央サーバ50に送出を行うよう構成されている。
一方、中央サーバ50は、上述した中央サーバ20の構成に、圧縮特性推定部51を加えたものとなっている。ここで、圧縮特性推定部51は、センサ端末40から送信された計測信号を元に、上述した圧縮特性推定部14と同様の処理を行うことで各センサ端末40についての圧縮特性テーブルを生成し、圧縮率選定部23に出力する。
次に、図21を参照して、本実施形態に係る遠隔監視システムの全体動作を説明する。図21は、各センサ端末40と中央サーバ20との間で行われる圧縮率設定処理の手順を示したフローチャートである。なお、図21において、ステップS51〜S53の処理はセンサ端末40側で実行される処理を示しており、ステップS61〜S65の処理は中央サーバ20側で実行される処理を示している。また、本処理は遠隔監視システムの起動時等、監視対象の監視開始時に行われることを想定している。
まず、センサ端末40において、センサ部11が監視対象となる信号を計測すると、通信部15を介し計測信号を中央サーバ50に送出する(ステップS51)。
一方、中央サーバ50では、各センサ端末40から送出された計測信号を受信すると、圧縮特性推定部14は、これらの計測信号について圧縮特性テーブル生成処理を実行することで、各センサ端末40についての圧縮特性テーブルを生成する(ステップS62)。ここで、ステップS62の処理内容は、上述したステップS12の処理内容と同様であるため、説明は省略する。
続いて、圧縮率選定部23は、ステップS62で生成された各センサ端末40についての圧縮特性テーブルと、判断部22での判断変数yとに基づいて、圧縮率選定処理を実行することで、各センサ端末40についての最適圧縮率ρoptiを夫々選択する(ステップS62)。次いで、圧縮率選定部23は、通信部24を介し、ステップS62で選択した各最適圧縮率ρoptiを、対応するセンサ端末30の夫々に送出する(ステップS63)。ここで、ステップS62、S63の処理内容は、上述したステップS21、S22の処理内容と同様であるため、説明は省略する。
一方、センサ端末40側では、通信部15により、中央サーバ50から送信された圧縮率指示信号が受信されると、圧縮部12は、この圧縮率指示信号で指示された圧縮率を圧縮率ρsetとして設定記憶部13に記憶し、圧縮率ρsetの更新を行う(ステップS52)。
続くステップS53では、圧縮部12が設定記憶部13に記憶された圧縮率ρsetで、センサ部11で計測される計測信号を圧縮し、生成した圧縮信号を通信部15を介して中央サーバ50に送出する(ステップS53)。
一方、中央サーバ50では、通信部24により各センサ端末40から送出された圧縮信号が受信されると、復元部21は、これら圧縮信号を復元することで各センサ端末40についての復元信号を夫々生成する(ステップS64)。続いて、判断部22は、判断変数yを用いて復元信号を解析することで、監視対象の状態を判断し(ステップS65)、本処理を終了する。
以上のように、本実施形態の遠隔監視システムによれば、許容可能な判断誤差の範囲でセンサ端末40全体の全圧縮率ρtotが最大となる圧縮誤差εoptiを求め、この圧縮誤差εoptiに対応する各センサ端末の圧縮率ρoptiを、各センサ端末に固有の圧縮誤差と圧縮率との関係を示した圧縮特性テーブルに基づいて選定し、各センサ端末40に設定することができるため、各センサ端末40から送出される情報量を効率的に減少させるとともに、監視対象の状態判断の際の判断誤差を所定の範囲内に抑制することができる。
また、各センサ端末40に固有の圧縮誤差と圧縮率との関係を示した圧縮特性テーブルを中央サーバ50側で生成し、この圧縮特性テーブルに基づいて、各センサ端末40での圧縮率が許容可能な判断誤差の範囲に収まるよう夫々設定を行うため、各センサ端末40に係る負荷を軽減することができる。
なお、本実施形態の構成の場合、センサ端末40から計測信号が無圧縮の状態でネットワーク網Wに送出されることになるため、ネットワークトラフィックの少ない時間に上記の圧縮率設定処理を行うことが好ましい。また、圧縮率ρsetの更新の後、センサ部11から中央サーバ20に送信される計測信号を停止することが好ましく、センサ部11から中央サーバ20への送出を制御する手段を別途備える態様としてもよい。
以上、本発明に係る第1〜3の実施形態について説明したが、これに限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲での種々の変更、置換、追加などが可能である。
上述したセンサ端末、中央サーバが備える各機能部の機能は、ASIC等の専用のハードウェアにより実現する態様としてもよいし、CPU等の制御装置と、ROM(Read Only Memory)等の記憶デバイスに記憶された所定のプログラムとの協働によりソフトウェア的に実現させる態様としてもよい。特に、中央サーバは、CPU等の制御装置と、ROMやRAMなどの記憶装置と、HDD、CDドライブ装置などの外部記憶装置と、ディスプレイ装置等の表示装置と、キーボードやマウス等の入力装置とを備えた、通常のコンピュータを利用したハードウェア構成を用いることができる。
なお、センサ端末、中央サーバで実行される圧縮率設定処理に係るプログラム(圧縮率設定処理プログラム)は、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供されるものとする。また、センサ端末、中央サーバで実行される圧縮率設定処理プログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、センサ端末、中央サーバで実行される圧縮率設定処理をインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
第1の実施形態に係る遠隔監視システムの構成を示した図である。 第1の実施形態に係るセンサ端末の構成を示した図である。 圧縮誤差−圧縮率特性の一例を示した図である。 図2に示したセンサ端末の圧縮特性推定部の構成を示した図である。 圧縮特性テーブルの一例を示した図である。 図5に示した圧縮特性テーブルをグラフ形式で示した図である。 第1の実施形態にかかる中央サーバの構成を示した図である。 図7に示した中央サーバの圧縮率選定部の構成を示した図である。 遠隔監視システムの他の構成を示した図である。 ベクトル空間の一例を示した図である。 ベクトル空間の一例を示した図である。 ベクトル空間の一例を示した図である。 第1の実施形態に係る圧縮率設定処理の手順を示したフローチャートである。 圧縮特性テーブル生成処理の手順を示したフローチャートである。 圧縮率選定処理の手順を示したフローチャートである。 第2の実施形態に係る遠隔監視システムの構成を示した図である。 第2の実施形態に係るセンサ端末の圧縮監視部の構成を示した図である。 圧縮誤差−圧縮率特性の変位を説明するための図である。 第2の実施形態に係る圧縮率設定処理の手順を示したフローチャートである。 第3の実施形態に係る遠隔監視システムの構成を示した図である。 第3の実施形態に係る圧縮率設定処理の手順を示したフローチャートである。
符号の説明
10 センサ端末
11 センサ部
12 圧縮部
13 設定記憶部
14 圧縮特性推定部
141 バッファ
142 圧縮部
143 復元部
144 圧縮誤差計測部
145 圧縮特性テーブル生成部
15 通信部
20 中央サーバ
21 復元部
22 判断部
23 圧縮率選定部
231 全圧縮率計算部
232 判断誤差計算部
233 全圧縮率最適化部
234 方向ベクトル計算部
24 通信部
30 センサ端末
31 圧縮特性監視部
32 圧縮特性推定部
40 センサ端末
50 中央サーバ
51 圧縮特性推定部

Claims (7)

  1. 監視対象に関する信号を計測する複数のセンサ端末と、当該各センサ端末で計測された信号から前記監視対象の状態を判断する中央サーバと、が通信可能に構成された遠隔監視システムにおいて、
    前記センサ端末は、
    前記監視対象に関する信号を計測し、第1計測信号を生成する計測手段と、
    圧縮率を記憶する記憶手段と、
    前記計測信号を前記圧縮率で圧縮し、第1圧縮信号を生成する第1圧縮手段と、
    前記圧縮信号を前記中央サーバに送信する第1送信手段と、
    前記圧縮信号と前記計測信号とに基づいて、当該計測信号を圧縮した際の圧縮誤差と圧縮率と関係を示した圧縮特性テーブルを生成する生成手段と、
    前記圧縮特性テーブルを前記中央サーバに送信する第2送信手段と、
    を備え、
    前記中央サーバは、
    前記各センサ端末から送信された第1圧縮信号を受信する第1受信手段と、
    前記各センサ端末から送信された圧縮特性テーブルを受信する第2受信手段と、
    前記第1圧縮信号を復元し、前記各センサ端末についての第1復元信号を夫々生成する第1復元手段と、
    前記第1復元信号の各値に基づいて、前記監視対象の状態を判断する判断手段と、
    前記各センサ端末についての圧縮誤差をベクトル成分とするベクトル空間を生成するベクトル空間生成手段と、
    前記ベクトル空間内に、前記判断手段で許容可能な判断誤差の範囲を表した等判断誤差曲面を描画する第1描画手段と、
    前記等判断誤差曲面上の各点に対応する各ベクトル成分の圧縮誤差に基づいて、前記圧縮特性テーブルに示された圧縮誤差と圧縮率との関係から前記複数のセンサ端末全体の圧縮率となる全圧縮率を順次導出する全圧縮率計算手段と、
    前記ベクトル空間内に、前記全圧縮率を表す等圧縮率曲面を順次描画する第2描画手段と、
    前記等判断誤差曲面と前記等圧縮率曲面との接点又は当該接点に近傍する近傍点を探索し、当該前記接点又は近傍点に対応する各ベクトル成分の圧縮誤差を導出する圧縮誤差導出手段と、
    前記圧縮特性テーブルに基づいて、前記各ベクトル成分の圧縮誤差から前記各センサ端末についての圧縮率を夫々選定する圧縮率選定手段と、
    前記圧縮率選定手段で選定された各圧縮率を、対応する前記センタ端末の夫々に送信し、当該センタ端末の記憶手段に記憶させる圧縮率更新手段と、
    を備えたことを特徴とする遠隔監視システム。
  2. 監視対象に関する信号を計測する複数のセンサ端末と、当該各センサ端末で計測された信号から前記監視対象の状態を判断する中央サーバと、が通信可能に構成された遠隔監視システムにおいて、
    前記センサ端末は、
    前記監視対象に関する信号を計測し、第1計測信号を生成する計測手段と、
    圧縮率を記憶する記憶手段と、
    前記計測信号を前記圧縮率で圧縮し、第1圧縮信号を生成する第1圧縮手段と、
    前記第1圧縮信号を前記中央サーバに送信する第1送信手段と、
    前記計測信号を前記中央サーバに送信する第2送信手段と、
    を備え、
    前記中央サーバは、
    前記各センサ端末から送信された第1圧縮信号を受信する第1受信手段と、
    前記各センサ端末から送信された計測信号を受信する第2受信手段と、
    前記圧縮信号と前記計測信号とに基づいて、当該計測信号を圧縮した際の圧縮誤差と圧縮率と関係を示した圧縮特性テーブルを前記センサ端末毎に生成する生成手段と、
    前記第1圧縮信号を復元し、前記各センサ端末についての第1復元信号を夫々生成する第1復元手段と、
    前記第1復元信号の各値に基づいて、前記監視対象の状態を判断する判断手段と、
    前記各センサ端末についての圧縮誤差をベクトル成分とするベクトル空間を生成するベクトル空間生成手段と、
    前記ベクトル空間内に、前記判断手段で許容可能な判断誤差の範囲を表した等判断誤差曲面を描画する第1描画手段と、
    前記等判断誤差曲面上の各点に対応する各ベクトル成分の圧縮誤差に基づいて、前記圧縮特性テーブルに示された圧縮誤差と圧縮率との関係から前記複数のセンサ端末全体の圧縮率となる全圧縮率を順次導出する全圧縮率計算手段と、
    前記ベクトル空間内に、前記全圧縮率を表す等圧縮率曲面を順次描画する第2描画手段と、
    前記等判断誤差曲面と前記等圧縮率曲面との接点又は当該接点に近傍する近傍点を探索し、当該前記接点又は近傍点に対応する各ベクトル成分の圧縮誤差を導出する圧縮誤差導出手段と、
    前記圧縮特性テーブルに基づいて、前記各ベクトル成分の圧縮誤差から前記各センサ端末についての圧縮率を夫々選定する圧縮率選定手段と、
    前記圧縮率選定手段で選定された各圧縮率を、対応する前記センタ端末の夫々に送信し、当該センタ端末の記憶手段に記憶させる圧縮率更新手段と、
    を備えたことを特徴とする遠隔監視システム。
  3. 前記生成手段は、
    前記計測信号を互いに異なる複数の仮圧縮率で圧縮し、当該各圧縮率に応じた複数の第2圧縮信号を夫々生成する第2圧縮手段と、
    前記第2圧縮信号を復元し、前記各仮圧縮率についての第2復元信号を夫々生成する第2復元手段と、
    前記計測信号と前記第2圧縮信号とを比較し、前記各仮圧縮率で圧縮した際の圧縮誤差を導出する圧縮誤差導出手段と、
    前記各圧縮率と当該各圧縮率対応する前記圧縮誤差とを関係付けた前記圧縮特性テーブルを生成するテーブル生成手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の遠隔監視システム。
  4. 前記中央サーバは、
    前記等判断誤差曲面上で、且つ、前記ベクトル空間の原点から遠ざかる方向に、前記接点又は近傍点探索の際の探索方向を設定する探索方向設定手段を更に備え、
    前記圧縮誤差導出手段は、前記探索方向に応じて前記接点又は近傍点の探索を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の遠隔監視システム。
  5. 前記センサ端末は、
    前記生成手段により順次生成される圧縮特性テーブルの変化量を監視し、当該変化量が所定の閾値を超えた場合に、当該圧縮テーブルを前記中央サーバに送信させる圧縮特性監視手段を更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の遠隔監視システム。
  6. 監視対象に関する信号を計測する複数のセンサ端末と、当該各センサ端末で計測された信号から前記監視対象の状態を判断する中央サーバと、が通信可能に構成された遠隔監視システムにおけるトラフィック制御方法であって、
    前記センサ端末は、圧縮率を記憶する記憶手段を備え、
    計測手段が、前記監視対象に関する信号を計測し、計測信号を生成する計測ステップと、
    圧縮手段が、前記計測信号を前記圧縮率で圧縮し、圧縮信号を生成する圧縮ステップと、
    第1送信手段が、前記圧縮信号を前記中央サーバに送信する第1送信ステップと、
    生成手段が、前記圧縮信号と前記計測信号とに基づいて、当該計測信号を圧縮した際の圧縮誤差と圧縮率と関係を示した圧縮特性テーブルを生成する生成ステップと、
    第2送信手段が、前記圧縮特性テーブルを前記中央サーバに送信する第2送信ステップと、を含み、
    前記中央サーバは、
    第1受信手段が、前記各センサ端末から送信された圧縮信号を受信する第1受信ステップと、
    第2受信手段が、前記各センサ端末から送信された圧縮特性テーブルを受信する第2受信ステップと、
    復元手段が、前記圧縮信号を復元し、前記各センサ端末についての復元信号を夫々生成する復元ステップと、
    前記復元信号の各値に基づいて、前記監視対象の状態を判断する判断手段と、
    前記ベクトル空間生成手段が、前記各センサ端末についての圧縮誤差をベクトル成分とするベクトル空間を生成するベクトル空間生成ステップと、
    第1描画手段が、前記ベクトル空間内に、前記判断手段で許容可能な判断誤差の範囲を表した等判断誤差曲面を描画する第1描画ステップと、
    全圧縮率導出手段が、前記等判断誤差曲面上の各点に対応する各ベクトル成分の圧縮誤差に基づいて、前記圧縮特性テーブルに示された圧縮誤差と圧縮率との関係から前記複数のセンサ端末全体の圧縮率となる全圧縮率を順次導出する全圧縮率導出ステップと、
    第2描画手段が、前記ベクトル空間内に、前記全圧縮率を表す等圧縮率曲面を順次描画する第2描画手段と、
    圧縮誤差導出手段が、前記等判断誤差曲面と前記等圧縮率曲面との接点又は当該接点に近傍する近傍点を探索し、当該前記接点又は近傍点に対応する各ベクトル成分の圧縮誤差を導出する圧縮誤差導出ステップと、
    圧縮率選定手段が、前記圧縮特性テーブルに基づいて、前記各ベクトル成分の圧縮誤差から前記各センサ端末についての圧縮率を夫々選定する圧縮率選定ステップと、
    圧縮率更新手段が、前記圧縮率選定ステップで選定された各圧縮率を、対応する前記センタ端末の夫々に送信し、当該センタ端末の記憶手段に記憶させる圧縮率更新ステップと、
    を含むことを特徴とするトラフィック制御方法。
  7. 監視対象に関する信号を計測する複数のセンサ端末と、当該各センサ端末で計測された信号から前記監視対象の状態を判断する中央サーバと、が通信可能に構成された遠隔監視システムにおけるトラフィック制御方法であって、
    前記センサ端末は、圧縮率を記憶する記憶手段を備え、
    計測手段が、前記監視対象に関する信号を計測し、計測信号を生成する計測ステップと、
    圧縮手段が、前記計測信号を前記圧縮率で圧縮し、圧縮信号を生成する圧縮ステップと、
    第1送信手段が、前記圧縮信号を前記中央サーバに送信する第1送信ステップと、
    第2送信手段が、前記計測信号を前記中央サーバに送信する第2送信ステップと、
    を含み、
    前記中央サーバは、
    第1受信手段が、前記各センサ端末から送信された圧縮信号を受信する第1受信ステップと、
    第2受信手段が、前記各センサ端末から送信された計測信号を受信する第2受信ステップと、
    生成手段が、前記圧縮信号と前記計測信号とに基づいて、当該計測信号を圧縮した際の圧縮誤差と圧縮率と関係を示した圧縮特性テーブルを前記センサ端末毎に生成する生成ステップと、
    復元手段が、前記圧縮信号を復元し、前記各センサ端末についての復元信号を夫々生成する復元ステップと、
    判断手段が、前記復元信号の各値に基づいて、前記監視対象の状態を判断する判断ステップと、
    ベクトル空間生成手段が、前記各センサ端末についての圧縮誤差をベクトル成分とするベクトル空間を生成するベクトル空間生成ステップと、
    第1描画手段が、前記ベクトル空間内に、前記判断手段で許容可能な判断誤差の範囲を表した等判断誤差曲面を描画する第1描画ステップと、
    全圧縮率計算手段が、前記等判断誤差曲面上の各点に対応する各ベクトル成分の圧縮誤差に基づいて、前記圧縮特性テーブルに示された圧縮誤差と圧縮率との関係から前記複数のセンサ端末全体の圧縮率となる全圧縮率を順次導出する全圧縮率計算ステップと、
    第2描画手段が、前記ベクトル空間内に、前記全圧縮率を表す等圧縮率曲面を順次描画する第2描画ステップと、
    圧縮誤差導出手段が、前記等判断誤差曲面と前記等圧縮率曲面との接点又は当該接点に近傍する近傍点を探索し、当該前記接点又は近傍点に対応する各ベクトル成分の圧縮誤差を導出する圧縮誤差導出ステップと、
    圧縮率選定手段が、前記圧縮特性テーブルに基づいて、前記各ベクトル成分の圧縮誤差から前記各センサ端末についての圧縮率を夫々選定する圧縮率選定ステップと、
    圧縮率更新手段が、前記圧縮率選定ステップで選定された各圧縮率を、対応する前記センタ端末の夫々に送信し、当該センタ端末の記憶手段に記憶させる圧縮率更新ステップと、
    を含むことを特徴とするトラフィック制御方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012010319A (ja) * 2010-05-28 2012-01-12 Hitachi Ltd 時系列データの圧縮方法および圧縮装置
JP2012044449A (ja) * 2010-08-19 2012-03-01 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> センサノード、センサデータ処理方法、およびプログラム
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JP2019040394A (ja) * 2017-08-25 2019-03-14 株式会社日立製作所 計算機及び計算機システム

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