JP2009108577A - 車両用パワーウインドウ制御装置 - Google Patents

車両用パワーウインドウ制御装置 Download PDF

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保 土田
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Abstract

【課題】サッシュレスドアを有する車両においてドアガラスの引っかかりをより効果的に抑制することが可能な車両用パワーウインドウ制御装置を提供すること。
【解決手段】サッシュレスドアと、該サッシュレスドアのドアガラスを駆動するドアガラス駆動手段と、ユーザーによる前記サッシュレスドアの解放動作が行なわれることを予測する解放予測手段と、を備える車両用パワーウインドウ制御装置であって、前記解放予測手段によりユーザーによる前記サッシュレスドアの解放動作が行なわれることが予測された際に、前記ドアガラス駆動手段が、前記サッシュレスドアのドアガラスが全閉状態でなくなるように前記サッシュレスドアのドアガラスを駆動することを特徴とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、サッシュレスドアを有する車両のパワーウインドウ装置を制御する車両用パワーウインドウ制御装置に関する。
従来、窓枠のないサッシュレスドアが、ハードトップカーやオープンカーを中心に採用されている。サッシュレスドアは、ドアガラスのガイドとなる窓枠が存在しないため、デザイン性、視界性に優れたものとされている。
ところで、サッシュレスドアを有する車両においては、ボディ(天井部)やピラーに、遮音性や防水性の確保のためのドアガラス受け部(ウエザストリップ等と称される)が設置される。サッシュレスドアを有する車両のウエザストリップは、ドアを開けた際の引っかかりが少ない構造にされるのが一般的であるが、遮音性や防水性を向上させるために、車外側においてドアガラスに被る部分を有するように形成されることも想定される。この場合、ドアガラスとウエザストリップの一部が引っかかってしまい、ドアをスムーズに開けることが困難となる(在る程度の力を要する)という問題点が存在する。
この点、オープニングセンサー等により車内側又は車外側の取っ手が操作されたことを検知した際に、ドアガラスを所定量だけ下降させる技術についての開示がされている(例えば、特許文献1参照)。すなわち、実際にドアを開けるための操作がされたときにドアガラスを下降させ、ドアガラスがウエザストリップに引っかからないようにできるものとしている。
特開2004−82808号公報
しかしながら、上記従来の技術においては、依然としてドアをスムーズに開けることが困難となる場合が生じる。なぜなら、一般的にドアの取っ手が操作されると、ほぼ同時にドアロックのラッチとポールの噛み合いが外れ、ドアに掛かるウエザストリップ反力によってドアが外側に押し出されるため、ドアガラスとウエザストリップの引っかかりを防止することは困難だからである。従って、ドア開放の動作がされたことを検知してからドアガラスを下降させても、引っかかりを防止するタイミングとしては遅い。
本発明はこのような課題を解決するためのものであり、サッシュレスドアを有する車両においてドアガラスの引っかかりを効果的に抑制することが可能な車両用パワーウインドウ制御装置を提供することを、主たる目的とする。
上記目的を達成するための本発明の一態様は、
サッシュレスドアと、
該サッシュレスドアのドアガラスを駆動するドアガラス駆動手段と、
ユーザーによる前記サッシュレスドアの解放動作が行なわれることを予測する解放予測手段と、を備える車両用パワーウインドウ制御装置であって、
前記解放予測手段によりユーザーによる前記サッシュレスドアの解放動作が行なわれることが予測された際に、前記ドアガラス駆動手段が、前記サッシュレスドアのドアガラスが全閉状態でなくなるように前記サッシュレスドアのドアガラスを駆動することを特徴とする、
車両用パワーウインドウ制御装置である。
この本発明の一態様によれば、ユーザーによるサッシュレスドアの解放動作が行なわれることが予測された際に、ドアガラス駆動手段が、サッシュレスドアのドアガラスが全閉状態でなくなるようにサッシュレスドアのドアガラスを駆動するため、サッシュレスドアを有する車両においてドアガラスの引っかかりを効果的に抑制することができる。
本発明の一態様において、
前記解放予測手段は、
電子キーの検知により前記サッシュレスドアのアンロックを許可する電子キーシステムを含み、
該電子キーシステムの許可を得て前記サッシュレスドアがアンロック状態にされたときに、前記サッシュレスドアの解放動作が行なわれると予測する手段であるものとしてもよい。
また、本発明の一態様において、
前記解放予測手段は、
電子キーを検知することによるユーザー認証を経て前記サッシュレスドアのアンロックを許可する電子キーシステムを含み、
車両の駐車時において前記電子キーシステムが前記電子キーを検知したときに、前記サッシュレスドアの解放動作が行なわれると予測する手段であるものとしてもよい。
また、本発明の一態様において、
前記サッシュレスドアの開閉状態を検知するドア開閉状態検知手段を更に備え、
前記解放予測手段によりユーザーによる前記サッシュレスドアの解放動作が行なわれることが予測された際に、前記ドアガラス駆動手段が、前記サッシュレスドアのドアガラスが全閉状態でなくなるように前記サッシュレスドアのドアガラスを駆動した後、
前記ドア開閉状態検知手段により前記サッシュレスドアが開放状態から閉止状態に変化したことが検知されたときに、前記ドアガラス駆動手段が、前記サッシュレスドアのドアガラスを全閉状態とするように前記サッシュレスドアのドアガラスを駆動することを特徴とするものとしてもよい。
また、本発明の一態様において、
前記解放予測手段は、
エンジンの運転状態を検知可能なエンジン運転状態検知手段を含み、
該エンジン運転状態検知手段により前記エンジンの停止が検知された際に、前記サッシュレスドアの解放動作が行なわれると予測する手段であるものとしてもよい。
なお、「予測手段」と表現しないことも可能である。すなわち、
(A)サッシュレスドアと、
該サッシュレスドアのドアガラスを駆動するドアガラス駆動手段と、
電子キーの検知により前記サッシュレスドアのアンロックを許可する電子キーシステムと、を備える車両用パワーウインドウ制御装置であって、
前記電子キーシステムの許可を得て前記サッシュレスドアがアンロック状態にされた際に、前記ドアガラス駆動手段が、前記サッシュレスドアのドアガラスが全閉状態でなくなるように前記サッシュレスドアのドアガラスを駆動することを特徴とする、
ものとしてもよい。
また、
(B)サッシュレスドアと、
該サッシュレスドアのドアガラスを駆動するドアガラス駆動手段と、
電子キーの検知により前記サッシュレスドアのアンロックを許可する電子キーシステムと、を備える車両用パワーウインドウ制御装置であって、
前記車両の駐車時において前記電子キーシステムが前記電子キーを検知した際に、前記ドアガラス駆動手段が、前記サッシュレスドアのドアガラスが全閉状態でなくなるように前記サッシュレスドアのドアガラスを駆動することを特徴とする、
ものとしてもよい。
また、(A)、(B)において、
前記サッシュレスドアの開閉状態を検知するドア開閉状態検知手段を更に備え、
前記電子キーシステムにより前記サッシュレスドアのアンロックが許可された際、又は前記車両の駐車時において前記電子キーシステムが前記電子キーを検知した際に、前記ドアガラス駆動手段が、前記サッシュレスドアのドアガラスが全閉状態でなくなるように前記サッシュレスドアのドアガラスを駆動した後、
前記ドア開閉状態検知手段により前記サッシュレスドアが開放状態から閉止状態に変化したことが検知されたときに、前記ドアガラス駆動手段が、前記サッシュレスドアのドアガラスを全閉状態とするように前記サッシュレスドアのドアガラスを駆動することを特徴とする、
ものとしてもよい。
更に、
サッシュレスドアと、
該サッシュレスドアのドアガラスを駆動するドアガラス駆動手段と、
エンジンの運転状態を検知可能なエンジン運転状態検知手段と、を備える車両用パワーウインドウ制御装置であって、
前記エンジン運転状態検知手段により前記エンジンの停止が検知された際に、前記ドアガラス駆動手段が、前記サッシュレスドアのドアガラスが全閉状態でなくなるように前記サッシュレスドアのドアガラスを駆動することを特徴とする、
ものとしてもよい。
本発明によれば、サッシュレスドアを有する車両においてドアガラスの引っかかりをより効果的に抑制することが可能な車両用パワーウインドウ制御装置を提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、添付図面を参照しながら実施例を挙げて説明する。
以下、図1〜5を参照し、本発明の一実施例に係る車両用パワーウインドウ制御装置1について説明する。
[構成及び基本的機能]
図1は、車両用パワーウインドウ制御装置1の全体構成の一例を示す図である。車両用パワーウインドウ制御装置1は、主要な構成として、ドアガラス10と、ドア本体20と、電子キー検出装置40と、ドアECU(Electronic Control Unit)50と、ボデーECU52と、スマートECU54と、電子キー60と、を備える。これらの機器間では、例えば多重通信線を介し、CAN(Controller Area Network)やBEAN、AVC−LAN、FlexRay等の適切な通信プロトコルを用いた情報通信が行なわれる。なお、本図は運転席側ドア或いは助手席側ドアを模式的に示した図であるが、本発明は後部座席側ドアを含めて車両の如何なるドアについても適用可能である。
本実施例の適用される車両は、サッシュレスドアを採用していることを前提とする。従って、ドアガラス10には窓枠が存在せず、ボディ(天井部)やピラーに、ドアガラス10を囲むようにこれに当接し、遮音性や防水性を確保するためのウエザストリップ74が設置されている。なお、ウエザストリップ74は、例えば、EPDM(エチレン・プロピレン・ジエンゴム)、塩化ビニル等により形成された柔軟な部材である。
図2は、ドアガラス10がウエザストリップ74に押圧された状態を示す図である。図2(A)、(B)に示す如く、ウエザストリップ74は、リテーナー72によってボデー(天井部)70に係止される。ここで、ドアガラス10が全閉状態でドア本体20が開けられたときのドアガラス10とウエザストリップ74の引っかかりが問題となる。図2(B)は、引っかかりの無い一般的なウエザストリップ74の形状を示す。これに対し、図2(A)は、遮音性や防水性を向上させるために、車外側においてドアガラスに被る部分(車外側下端部74Aを含む部分)を有するウエザストリップ74の形状を示す。この場合、ドアガラス10が全閉状態でドア本体20が開けられた場合、引っかかりが生じることとなる。
ドア本体20には、ドアアウトサイドハンドル22、ドアインサイドハンドル24、ドアロック機構26、ドアガラス駆動用モータ28、前方ガイド30、後方ガイド32、駆動ケーブル34が配設される。また、ボディ側には、ドアカーテシースイッチ36が配設される。
ドアアウトサイドハンドル22、ドアインサイドハンドル24には、タッチセンサーが内蔵されている。具体的には、例えば静電センサーによって人がハンドルに触れたことを検知可能な構造となっている。また、ドアアウトサイドハンドル22は、後述する電子キー検出装置40の機能を一部担ってもよい。すなわち、車室外の電子キー40を検知するための送受信装置を内蔵してよい。
ドアロック機構26は、ドア本体20の開放を機械的に許容又は禁止するロック部材や、ドアロックコントロールモーター、ドアロックポジションスイッチ等からなる。ドアロックコントロールモーターは、ドアECU50からの駆動信号に従って上記ロック部材を駆動し、ドア本体20をロック状態又はアンロック状態とする。
ドアガラス駆動用モータ28は、ドアECU50からの駆動信号に従って駆動ケーブル34を牽引し、ドアガラス10を前方ガイド30及び後方ガイド32に沿って上方又は下方に移動させる。係る構造により、ドアECU50がドアガラス10を所望の開閉程度に制御することが可能となる(パワーウインドウ装置として機能する)。なお、パワーウインドウ装置の具体的態様はこれに限らず、如何なる態様の装置を用いても構わない。
ドアカーテシースイッチ36は、ドア本体20の開閉状態を検出し、ドアECU50に出力する。
電子キー検出装置40は、電子キー60と共に電子キーシステムを構成する。電子キー検出装置40は、例えば、車外用送受信機と、車室内用送受信機とを備える。車外用送受信機は、車外からドアがロックされてからアンロックされるまでの間、すなわち、駐車時に、定期的にリクエスト信号を発信すると共に電子キー60からの応答信号を受信する。また、車内用送受信機は、ドアがアンロックされてから全ドアが閉められた際に、リクエスト信号を発信すると共に応答信号を受信する。
電子キー60は、電子キー検出装置40から送られてくるリクエスト信号に応答して微弱電波(応答信号)を発する。電子キー60がユーザーに付帯されて車両に接近すると、電子キー60の応答信号を電子キー検出装置40が受信し、当該応答信号(電子キー60に固有の個人ID等を含む)が復号等されてスマートECU54に入力される。スマートECU54では、入力された個人IDを予め車両側に登録されていたIDと比較する等して、アンロックの許可信号をボデーECU52やドアECU50に出力する。
ドアECU50、ボデーECU52、及びスマートECU54は、例えば、CPUを中心としてROMやRAM等がバスを介して相互に接続されたコンピューターユニットであり、その他、HDD(Hard Disc Drive)やDVD(Digital Versatile Disk)等の記憶媒体やI/Oポート、タイマー、カウンター等を備える。ROMには、CPUが実行するプログラムやデータが格納されている。なお、これらの制御主体は、任意に統合されてもよいし、更に機能毎に分割されてもよい。
[特徴的な処理内容1]
以下、本実施例の車両用パワーウインドウ制御装置1が、ドアが開けられるのに先立ってドアガラス10を微下降させる際の動作について説明する。図3は、上記各ECUの協働により実行される特徴的な処理の流れを示すフローチャートの一例である。
まず、車室内外において電子キー60が電子キー検出装置40により検知されるまで待機する(S100)。
車室内外において電子キー60が電子キー検出装置40により検知されると、ドアアウトサイドハンドル22又はドアインサイドハンドル24のタッチセンサーが、人がハンドルに触れたことを検知するまで待機する(S102)。
ドアアウトサイドハンドル22又はドアインサイドハンドル24のタッチセンサーが、人がハンドルに触れたことを検知すると、ドアガラス10を微下降させるようにドアガラス駆動用モータ28に指示信号を出力すると共に、ドア本体20をアンロック状態とするようにドアロック機構26に指示信号を出力する(S104)。
図4は、ドアガラス10を微下降させることにより、ドア本体20が開けられたときのドアガラス10とウエザストリップ74の引っかかりを小さくできる様子を示す図である。図示するごとく、ドアガラス10の微下降は、ウエザストリップ74の車外側下端部74A付近までドアガラス10の上端部10Aを下げるように制御される。係る制御量は、予めいずれかの記憶媒体に記憶されているものとする。この状態では、ドアガラス10とウエザストリップ74が引っかかることなくドア本体20をスムーズに開けることが可能となる。
このように、本実施例の車両用パワーウインドウ制御装置1は、ユーザーによりドア本体20が開けられることが予測されるタイミングで、ドアガラス10を微下降させる制御を行なう。従って、ドアガラス10がウエザストリップ74に引っかかることを効果的に抑制することができる。
そして、ドア本体20が開けられたか否かを判定する(S106)。ドア本体20の開閉については、ドアカーテシースイッチ36の出力信号の変化に基づいて判断する(以下同じ)。ドア本体20が開けられたと判定された場合は、その後ドア本体20が閉められたか否かを判定し(S108)、ドア本体20が閉められたときに、ドアガラス10を全閉状態まで上昇させるようにドアガラス駆動用モータ28に指示信号を出力し(S110)、本フローの1ルーチンを終了する。
なお、S104の後、一定時間の間、ドア本体20が開けられなかった場合は(S106のNO、S112のYES)、ドア本体20をロック状態とするようにドアロック機構26に指示信号を出力し(S114)、ドアガラス10を全閉状態まで上昇させるようにドアガラス駆動用モータ28に指示信号を出力して(S110)、本フローの1ルーチンを終了する。係る制御により、ドアガラス10が若干開いていることによるセキュリティ性の低下を抑制することができる。
また、S106において肯定的な判定を得た後(ドア本体20が開けられた後)、一定時間の間、ドア本体20が閉められなかった場合は、(S108のNO、S116のYES)、何も処理を行なわずに、本フローの1ルーチンを終了する。
係る制御により、サッシュレスドアを有する車両においてドアガラスの引っかかりを効果的に抑制することができる。
[特徴的な処理内容2]
なお、上記の処理内容に代えて、以下の如き処理を実行してもよい。図5は、各ECUの協働により実行される特徴的な処理の流れを示すフローチャートの他の例である。
まず、車室内外において電子キー60が電子キー検出装置40により検知されるまで待機する(S200)。
車室内外において電子キー60が電子キー検出装置40により検知されると、ドアガラス10を微下降させるようにドアガラス駆動用モータ28に指示信号を出力する(S202)。
続いて、ドアアウトサイドハンドル22又はドアインサイドハンドル24のタッチセンサーが、人がハンドルに触れたことを検知するまで待機する(S204)。
ドアアウトサイドハンドル22又はドアインサイドハンドル24のタッチセンサーが、人がハンドルに触れたことを検知すると、ドア本体20をアンロック状態とするようにドアロック機構26に指示信号を出力する(S206)。
以下、[特徴的な処理内容1]と同様に、ドア本体20が開けられたか否かを判定し(S208)、ドア本体20が開けられたと判定された場合は、その後ドア本体20が閉められたか否かを判定し(S210)、ドア本体20が閉められたときに、ドアガラス10を全閉状態まで上昇させるようにドアガラス駆動用モータ28に指示信号を出力し(S212)、本フローの1ルーチンを終了する。S206の後、一定時間の間、ドア本体20が開けられなかった場合は(S208のNO、S214のYES)、ドア本体20をロック状態とするようにドアロック機構26に指示信号を出力し(S216)、ドアガラス10を全閉状態まで上昇させるようにドアガラス駆動用モータ28に指示信号を出力して(S212)、本フローの1ルーチンを終了する。S208において肯定的な判定を得た後(ドア本体20が開けられた後)、一定時間の間、ドア本体20が閉められなかった場合は、(S210のNO、S218のYES)、何も処理を行なわずに、本フローの1ルーチンを終了する。
係る制御によっても、サッシュレスドアを有する車両においてドアガラスの引っかかりを効果的に抑制することができる。
以上、本発明を実施するための最良の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
例えば、電子キーシステムとして、上記の車両側から送信される信号に対して電子キーが応答信号を返す態様のものではなく、電子キーから自発的にワイヤレスアンロック信号を送信する態様のものを用いてもよい。この場合、図6に示す如き処理が行なわれる。以下、これについて説明する。
まず、電子キーからワイヤレスアンロック信号を受信するまで待機する(S300)。
電子キーからワイヤレスアンロック信号を受信すると、ドアガラス10を微下降させるようにドアガラス駆動用モータ28に指示信号を出力すると共に、ドア本体20をアンロック状態とするようにドアロック機構26に指示信号を出力する(S302)。
以下、[特徴的な処理内容1]と同様に、ドア本体20が開けられたか否かを判定し(S304)、ドア本体20が開けられたと判定された場合は、その後ドア本体20が閉められたか否かを判定し(S306)、ドア本体20が閉められたときに、ドアガラス10を全閉状態まで上昇させるようにドアガラス駆動用モータ28に指示信号を出力し(S308)、本フローの1ルーチンを終了する。S302の後、一定時間の間、ドア本体20が開けられなかった場合は(S304のNO、S310のYES)、ドア本体20をロック状態とするようにドアロック機構26に指示信号を出力し(S312)、ドアガラス10を全閉状態まで上昇させるようにドアガラス駆動用モータ28に指示信号を出力して(S308)、本フローの1ルーチンを終了する。S304において肯定的な判定を得た後(ドア本体20が開けられた後)、一定時間の間、ドア本体20が閉められなかった場合は、(S306のNO、S314のYES)、何も処理を行なわずに、本フローの1ルーチンを終了する。
係る制御によっても、サッシュレスドアを有する車両においてドアガラスの引っかかりを効果的に抑制することができる。
また、専ら降車の際にドアガラス10を微下降させる制御を行なってもよい。この場合、ドア本体20が開けられることは、エンジンが停止されたこと、シフト位置がP(パーキング)に変更されたこと、パーキングブレーキが作動されたこと、(或いはこれらの組み合わせ)によって予測することができる。係る制御によって、サッシュレスドアを有する車両においてドアガラスの引っかかりを更に効果的に抑制することができる。
本発明は、自動車製造業や自動車部品製造業等に利用可能である。
車両用パワーウインドウ制御装置1の全体構成の一例を示す図である。 ドアガラス10がウエザストリップ74に押圧された状態を示す図である。 各ECUの協働により実行される特徴的な処理の流れを示すフローチャートの一例である。 ドアガラス10を微下降させることにより、ドア本体20が開けられたときのドアガラス10とウエザストリップ74の引っかかりを小さくできる様子を示す図である。 各ECUの協働により実行される特徴的な処理の流れを示すフローチャートの他の例である。 各ECUの協働により実行される特徴的な処理の流れを示すフローチャートの他の例である。
符号の説明
1 車両用パワーウインドウ制御装置
10 ドアガラス
10A 上端部
20 ドア本体
22 ドアアウトサイドハンドル
24 ドアインサイドハンドル
26 ドアロック機構
28 ドアガラス駆動用モータ
30 前方ガイド
32 後方ガイド
34 駆動ケーブル
36 ドアカーテシースイッチ
40 電子キー検出装置
50 ドアECU
52 ボデーECU
54 スマートECU
60 電子キー
70 ボデー(天井部)
72 リテーナー
74 ウエザストリップ
74A 車外側下端部

Claims (5)

  1. サッシュレスドアと、
    該サッシュレスドアのドアガラスを駆動するドアガラス駆動手段と、
    ユーザーによる前記サッシュレスドアの解放動作が行なわれることを予測する解放予測手段と、を備える車両用パワーウインドウ制御装置であって、
    前記解放予測手段によりユーザーによる前記サッシュレスドアの解放動作が行なわれることが予測された際に、前記ドアガラス駆動手段が、前記サッシュレスドアのドアガラスが全閉状態でなくなるように前記サッシュレスドアのドアガラスを駆動することを特徴とする、
    車両用パワーウインドウ制御装置。
  2. 前記解放予測手段は、
    電子キーの検知により前記サッシュレスドアのアンロックを許可する電子キーシステムを含み、
    該電子キーシステムの許可を得て前記サッシュレスドアがアンロック状態にされたときに、前記サッシュレスドアの解放動作が行なわれると予測する手段である、
    請求項1に記載の車両用パワーウインドウ制御装置。
  3. 前記解放予測手段は、
    電子キーを検知することによるユーザー認証を経て前記サッシュレスドアのアンロックを許可する電子キーシステムを含み、
    車両の駐車時において前記電子キーシステムが前記電子キーを検知したときに、前記サッシュレスドアの解放動作が行なわれると予測する手段である、
    請求項1に記載の車両用パワーウインドウ制御装置。
  4. 前記サッシュレスドアの開閉状態を検知するドア開閉状態検知手段を更に備え、
    前記解放予測手段によりユーザーによる前記サッシュレスドアの解放動作が行なわれることが予測された際に、前記ドアガラス駆動手段が、前記サッシュレスドアのドアガラスが全閉状態でなくなるように前記サッシュレスドアのドアガラスを駆動した後、
    前記ドア開閉状態検知手段により前記サッシュレスドアが開放状態から閉止状態に変化したことが検知されたときに、前記ドアガラス駆動手段が、前記サッシュレスドアのドアガラスを全閉状態とするように前記サッシュレスドアのドアガラスを駆動することを特徴とする、
    請求項1ないし3のいずれか1項に記載の車両用パワーウインドウ制御装置。
  5. 前記解放予測手段は、
    エンジンの運転状態を検知可能なエンジン運転状態検知手段を含み、
    該エンジン運転状態検知手段により前記エンジンの停止が検知された際に、前記サッシュレスドアの解放動作が行なわれると予測する手段である、
    請求項1ないし4のいずれか1項に記載の車両用パワーウインドウ制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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