JP2009107313A - プリンタおよび生産地証明システム - Google Patents

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文隆 酒井
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Abstract

【課題】簡単に生産地情報を管理することができるプリンタおよび生産地証明システムを提供する。
【解決手段】商品の生産地情報をラベルに印刷するプリンタ2であって、ユーザにより入力された商品の品目を含む入力情報を取得する入力情報取得手段61と、プリンタ2を一意に特定可能なプリンタIDを記憶するID記憶手段63と、プリンタ2が設置されている設置場所の位置情報を取得する位置情報取得手段62と、少なくともプリンタIDおよび位置情報を関連付けた生産地情報を生成する生産地情報生成手段65と、ラベルに品目および生産地情報を印刷する印刷手段69と、を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、商品の生産地情報をラベルに印刷可能なプリンタおよび生産地証明システムに関するものである。
従来、商品(製品)等の生産地情報を取得し、この情報を管理することで対象となる商品の生産地の正当性を証明するシステムが知られている。このシステムでは、GPS(Global Positioning System)を用いて、商品の加工地や製造地、あるいは流通地点の位置情報および時刻情報を取得し、これら情報(位置情報および時刻情報)および商品に関する情報を各商品に貼着されるRFIDタグに記録する。また、RFIDタグのシリアルナンバーと上記の情報とを対応付けて、商品のRFIDデータベースに記録して管理する(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−86381号公報
ところで、上記のシステムでは、RFIDタグに割当てられたシリアルナンバーと商品に関する生産地情報とを関連付けてRFIDデータベースに記録している。このため、RFIDタグ毎に(商品毎に)生産地情報をRFIDデータベースに登録することとなり、対象となる商品が多ければ多いほど登録作業に手間がかかり、また、情報を管理することが困難となる。
本発明は、上記の問題に鑑みたものであり、簡単に生産地情報を管理することができるプリンタおよび生産地証明システムを提供することを目的とする。
本発明のプリンタは、商品の生産地情報をラベルに印刷するプリンタであって、ユーザにより入力された商品の品目を含む入力情報を取得する入力情報取得手段と、プリンタを一意に特定可能なプリンタIDを記憶するID記憶手段と、プリンタが設置されている設置場所の位置情報を取得する位置情報取得手段と、少なくともプリンタIDおよび位置情報を関連付けた生産地情報を生成する生産地情報生成手段と、ラベルに品目および生産地情報を印刷する印刷手段と、を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、プリンタを一意に特定可能なプリンタIDおよびプリンタの位置情報を関連付けた生産地情報を生成し、当該生産地情報および生産者(ユーザ)が入力した商品の品目をラベルに印刷する。このプリンタを用いることで、プリンタの位置情報、つまり実際の生産地の位置情報を正確に取得し、この位置情報を生産地情報に含めてラベルに印刷することで、正確な生産地をラベルに表示することができる。また、例えば、生産者(プリンタ購入者)の情報とプリンタIDとを対応付け、その情報を公開することで(例えば、Webやデータベース等での公開)、当該プリンタIDにより、どのプリンタで印刷されたラベルであるか、つまり生産者が誰であるかを特定できるため、生産地偽装の防止効果を高めることができる。このように、1のプリンタIDをキーとして生産地情報や生産者情報を関連付けることができるため、これら情報の管理を容易に行うことができる。また、プリンタIDと生産者情報との関連付けの作業は最初に1度行えばよく、例えば、ラベル毎にIDを割り当て、ラベルを生成する毎に当該ラベルのIDと生産者情報とを関連付ける場合に比べ、これに係る作業を大幅に削減することができる。なお、位置情報を取得する手段としては、GPS(Global Positioning System)信号の受信、あるいは携帯電話網の基地局情報の受信により位置情報を取得することが考えられる。
この場合、生産地情報は、生成する前記ラベルを一意に特定可能なラベル番号を含み、印刷手段による印刷日時を示す印刷日時情報を取得する日時情報取得手段と、生産地情報が生成される毎に、少なくとも品目、プリンタID、ラベル番号、および印刷日時情報から成るラベル生成履歴情報を記憶するラベル生成履歴記憶手段と、をさらに備えることが好ましい。
この構成によれば、生産地情報が生成される毎に、少なくとも品目、プリンタID、ラベル番号、および印刷日時情報から成るラベル生成履歴情報を記憶する。これにより、いつ、何の品目のラベルを作成したのかを容易に把握することができる。また、ラベル番号はラベルを一意に特定可能な番号が割り当てられるため、当該ラベル番号により今まで生成したラベルの累計を把握することができる。なお、印刷日時情報は、プリンタに内蔵した時計(RTC:Real Time Clock)から取得しても良いし、もしくは、位置情報取得の際に得られる日時情報を使用しても良い。
これらの場合、生産地情報は、暗号化されていることが好ましい。
この構成によれば、生産地情報を暗号化することで、当該生産地情報の改竄などに対するセキュリティを強化することができ、ひいては生産地偽装の防止効果をさらに高めることができる。なお、生産地情報に品目を含めて暗号化しても良い。
これらの場合、生産地情報は、2次元シンボルとして生成され、印刷手段は、ラベルに対して、少なくとも品目を表すテキスト情報および2次元シンボルのいずれか一方を印刷することが好ましい。
この構成によれば、生産地情報をいわゆるQRコードなどのシンボル画像として印刷する。これにより、特別な読取装置を必要とせず、一般的に普及しているコードリーダや携帯電話などで簡単に、且つ素早く生産地情報を読み取ることができる。また、例えば、ラベルに「○○産 メロン」のように品目の情報をテキストで印刷することで、一般の購買者は一目でその商品の生産地を認識することができる。
これらの場合、位置情報は、設置場所を示す緯度および経度からなる数値情報、当該設置場所の住所を示す住所情報および当該設置場所を地図上で示す地図情報が格納されている情報資源の場所を示すURLの少なくともいずれか1つから成ることが好ましい。
この構成によれば、様々な形式で位置情報を提供することができるため、生産者あるいは顧客のニーズに沿った位置情報を提供することができる。
これらの場合、印刷手段は、ラベルに対して印刷日時情報をさらに印刷することが好ましい。
この構成によれば、ラベルがいつ作成されたのか、つまり対象となる商品がいつ頃生産(収穫)されたのかを一目で認識することができる。
これらの場合、ID記憶手段は、プリンタに着脱可能な外部記憶媒体であることが好ましい。
この構成によれば、例えば、プリンタが故障した場合、故障したプリンタの外部記憶媒体を取り外し、新しいプリンタに取り付けるだけで以前と同様のプリンタIDでラベル印刷を行うことができるため、新たにプリンタIDと生産者との関連付け作業などを行うことなく、簡単に交換作業を行うことができる。
これらの場合、上記に記載のプリンタと、ラベルの生成数を管理するラベル生成数監視サーバと、がネットワークを介して接続された生産地証明システムであって、プリンタは、ラベル生成数監視サーバに対してラベル生成履歴情報を送信する履歴送信手段をさらに備え、ラベル生成数監視サーバは、履歴送信手段により送信されるラベル生成履歴情報を受信する履歴受信手段と、受信したラベル生成履歴情報の履歴生成数が、品目毎に予め設定された生成数の上限値を超えるか否かを判別する生成数判別手段と、ラベル生成履歴情報の履歴生成数が上限値を超えた場合、その旨を報知するサーバ側報知手段と、ラベル生成履歴情報の履歴生成数が上限値を超えた場合、プリンタにその旨を通知する警告通知送信手段と、を備えたことが好ましい。
この構成によれば、プリンタからラベル生成数監視サーバに対してラベル生成履歴情報を送信する。ラベル生成数監視サーバは、受信したラベル生成履歴情報の履歴生成数が、品目毎に予め設定された生成数の上限値を超えるか否かを判別する。上限を超えた場合は、ラベル生成数監視サーバは、その旨を報知すると共に、プリンタに対し警告通知を送信する。これにより、ラベル生成数監視サーバおよびプリンタでは、ラベルの生成数が上限値を超えた場合に不正なラベルが生成されたと把握できる。このように、ラベル生成履歴情報の履歴生成数を管理することにより、不正なラベルの生成を監視することができ、ラベルの正当性を保証することができる。なお、履歴生成数の上限値は、1回に送信される履歴生成数の上限値としてもよいし、あるいは、履歴生成数の累計の上限値としてもよい。また、生産者が複数のプリンタを使用している場合は、それぞれのプリンタのラベル生成履歴情報の履歴生成数を合算し、その結果が上限値を超えるか否かを判断することが好ましい。
この場合、履歴送信手段は、所定の期間が経過した場合、およびラベル生成履歴情報が所定の数に達した場合の少なくとも1方の条件を満たすとき、ラベル生成数監視サーバに対してラベル生成履歴情報を送信することが好ましい。
この構成によれば、顧客のニーズや利用用途に応じて、ラベル生成履歴情報の送信タイミングを調整することができる。
以下、添付の図面を参照して、本実施形態に係るプリンタおよび生産地証明システムについて説明する。本実施形態に係る生産地証明システムは、生産地の位置情報を含む生産地情報を生成してラベルに印刷すると共に、生成したラベルの生成数を管理するシステムである。以下、本実施形態では、位置情報を取得する手段としてGPS(Global Positioning System)を利用する場合について説明する。
図1は、生産地証明システム1のシステム構成図である。同図に示すように、生産地証明システム1は、生産地情報を生成してラベルLに印刷するプリンタ2と、プリンタ2とネットワークを介して接続され、プリンタ2により生成されたラベルLの生成数を管理するラベル生成数監視サーバ3と、ラベルLに印刷された情報を読み取るラベル読取装置4(例えば、携帯電話等)と、生産者情報を登録する生産地管理サーバ5と、により構成されている。なお、請求項における生産地証明システム1は、プリンタ2およびラベル生成数監視サーバ3により構成されるものである。
プリンタ2は、制御部11、通信部12、計時部13、GPS受信部14、プリンタID記憶部15、ラベル生成履歴記憶部16、印刷部17を備えている。制御部11は、CPU21、ROM22およびRAM23を有し、プリンタ2全体を制御する。ROM22は、CPU21が各種処理を実行するための制御プログラムや制御データを記憶する。また、RAM23は、CPU21が各種処理を実行する際の作業領域として利用される。
通信部12は、ネットワークを介してラベル生成数監視サーバ3と通信を行う。CPU21は、通信部12を介してラベルLの生成履歴を送信したり、あるいはラベル生成数監視サーバ3からの警告通知などを受信する。計時部13は、プリンタ2に内蔵されたRTC(Real Time Clock)であり、日時をカウントする。本実施形態では、ラベルLを印刷する際の日時情報(印刷日時情報53)を取得するために用いられる。GPS受信部14は、複数の衛星の軌道と、衛星に搭載された原子時計からの時刻のデータを含む電波信号を受け取るためのものである。CPU21は、受信した電波信号の時間差からそれぞれの衛星との相対的な距離差を算出し、その算出結果に基づいてプリンタ2の設置場所の位置情報55を取得する。
プリンタID記憶部15は、プリンタ2を一意に特定可能なプリンタIDを記憶する。このプリンタIDは、プリンタ2の製造元(販売元)により割り当てられおり、生産者(プリンタ2の購入者)の情報と関連付けられて、後述する生産地管理サーバ5(生産地証明データベース48)に登録される。また、プリンタID記憶部15は、プリンタ2に着脱可能な外部記憶媒体として構成されている。このため、例えば、プリンタ2が故障した場合には、プリンタID記憶部15を取り外し、新しいプリンタ2に装着することで、プリンタIDを引き継ぐことができる。これにより、プリンタ2を交換した場合でも、生産地管理サーバ5への登録内容を更新することなく継続して利用することができる。
ラベル生成履歴記憶部16は、商品の生産地を特定(証明)するための生産地情報(詳細は後述)の生成履歴(以下、「ラベル生成履歴情報」と称す。)を記憶する。ラベル生成履歴情報には、プリンタID、印刷日時情報53(生産地情報の生成日時として記録)、ラベルLを一意に特定可能なラベル番号および商品情報51(品目等)が含まれる。このラベル生成履歴情報を記憶しておくことにより、いつ、何の品目のラベルLを作成したのかを容易に把握することができると共に、ラベル番号により今まで生成したラベルLの累計を把握することができる。印刷部17は、商品情報51、生産地情報52および印刷日時情報53をラベルLに印刷する。印刷形式としては、テキスト形式(各情報を文字で表す形式)や2次元シンボル54(QRコードなど)として印刷することが可能である。
一方、ラベル生成数監視サーバ3は、制御部31、通信部32、記憶部33の他、一般的なパーソナルコンピュータに搭載されるハードウェア構成を備えている。制御部31は、CPU35、ROM36およびRAM37を有し、ラベル生成数監視サーバ3全体を制御する。ROM36は、CPU35が各種処理を実行するための制御プログラムや制御データを記憶する。また、RAM37は、CPU35が各種処理を実行する際の作業領域として利用される。
通信部32は、ネットワークを介してプリンタ2と通信を行い、プリンタ2からラベル生成履歴情報を受信する。記憶部33は、ラベル生成履歴データベース38を有している。プリンタ2から受信したラベル生成履歴情報は、当該情報に含まれるプリンタIDおよび品目毎に分類されラベル生成履歴データベース38に記録される。また、ラベル生成履歴データベース38には、プリンタIDを主キーとして関連付けられた品目毎の履歴生成数(ラベル生成数)の上限値が予め設定されている。
生産地管理サーバ5は、記憶部47に生産地証明データベース48を有する他、一般的なパーソナルコンピュータに搭載されるハードウェア構成を備えている。生産地証明データベース48には、生産者がラベルLの印刷を行うプリンタ2のプリンタIDと、当該生産者の情報(生産者情報56,氏名、電話番号、メールアドレス等)と、が関連付けて記録される。
ラベル読取装置4は、ラベル読取部41、表示部42、通信部43、操作部44およびこれら各部を制御する制御部45を備えている。ラベル読取部41は、ラベルLに印刷された2次元シンボル54を読み取る。表示部42は、ラベル読取部41により読み取った生産地情報(位置情報55)等を画面に表示する。操作部44は、ラベルLの読み取りを開始するためのボタン操作や、表示部42に表示された画面の切換え等を行うために用いられる。通信部43は、生産地管理サーバ5と通信を行う。制御部45は、操作部44によりラベルLの読み取りボタン(図示省略)の操作により、ラベル読取部41を制御してラベルLに印刷された2次元シンボル54を読み取り、読み取った2次元シンボル54を解読して生産地情報を取得する。そして、生産地情報に含まれる位置情報55を取得する。また、制御部45は、通信部43を介して生産地管理サーバ5にアクセスし、生産地情報に含まれるプリンタIDにより生産地証明データベース48を検索し、生産者情報56を取得する。
ここで、図2を参照し、ラベルLに印刷された生産地情報(2次元シンボル54)を読み取った場合のラベル読取装置4の表示の様子について説明する。ラベル読取装置4に表示される内容としては、図2(a)に示すように、商品情報51(品目)、生産地の位置情報55、および生産地証明データベース48から取得した生産者情報56が表示される。生産地の位置情報55としては、生産地の住所を示す住所情報、GPS6から得られる緯度および経度を示す数値情報、生産地の地図情報を取得するためのURL等が表示され、当該URLが選択されると、図2(b)のように生産地の地図57を表示する。また、生産者情報56としては、生産者の氏名、電話番号、メールアドレス、および生産者が開設している(生産者と関連のある)ホームページのURL等が表示される。このように、様々な形式で位置情報55を提供することができるため、生産者あるいは顧客のニーズに沿った位置情報55を提供することができる。また、生産者情報56として生産者が開設しているホームページのURL等の情報を提供することで、顧客に対して、生産者がどのような人物なのか、あるいはどのように商品を生産しているのか、などの詳しい情報を提供することができる。
次に、図3を参照し、プリンタ2およびラベル生成数監視サーバ3の機能構成について説明する。図3に示すように、プリンタ2は、機能構成として、入力情報取得手段61、位置情報取得手段62、ID記憶手段63、ラベル番号生成手段64、生産地情報生成手段65、暗号化手段66、コード化手段67、日時情報取得手段68、印刷手段69、ラベル生成履歴記憶手段70および履歴送信手段71を備えている。
入力情報取得手段61は、生産者により入力される商品情報51を取得する。位置情報取得手段62は、GPS受信部14によって得られる位置情報55を取得する。ID記憶手段63は、プリンタ2を一意に特定するためのプリンタIDを記録する。ラベル番号生成手段64は、生成するラベルLを一意に特定するためのラベル番号を生成する。生産地情報生成手段65は、位置情報取得手段62により取得した位置情報55、ID記憶手段63に記録されたプリンタIDおよびラベル番号生成手段64により生成されたラベル番号を関連付けて生産地情報を生成する。また、暗号化手段66により生成した生産地情報(あるいは、生産地情報に商品情報51を加えた情報)を暗号化すると共に、コード化手段67により暗号化された生産地情報をコード化して2次元シンボル54を生成する。生産地情報を暗号化することで、当該生産地情報の改竄などに対するセキュリティを強化することができ、ひいては生産地偽装の防止効果をさらに高めることができる。
日時情報取得手段68は、計時部13(RTC)によって得られる印刷日時情報53を取得する。印刷手段69は、入力情報取得手段61により取得した商品情報51および日時情報取得手段68により取得した印刷日時情報53をテキスト形式で印刷すると共に、生産地情報生成手段65により生成された2次元シンボル54(生産地情報)をラベルLに印刷する(図1参照)。生産地情報を2次元シンボル54で印刷することにより、一般的に普及している読取装置(コードリーダや携帯電話など)で簡単に、且つ素早く生産地情報を読み取ることができる。また、ラベルLに「○○産 メロン」のように品目の情報をテキスト形式で印刷することで、一般の購買者は一目でその商品の生産地を認識することができる。さらに、印刷日時情報53をテキスト形式で印刷することで、当該ラベルLがいつ作成されたのか、つまり対象となる商品がいつ頃生産(収穫)されたのかを一目で認識することができる。
ラベル生成履歴記憶手段70は、生産地情報生成手段65により生産地情報が生成される毎に、ラベルLの生成履歴を記録する。履歴送信手段71は、所定の期間が経過する毎に(例えば、1日毎、1ヶ月毎など)、ラベル生成履歴記憶手段70により記録されたラベル生成履歴情報をラベル生成数監視サーバ3に送信する。なお、履歴送信のタイミングは、上述のように所定の期間が経過する毎に送信するようにしても良いし、あるいは、ラベル生成履歴情報が所定の数に達した場合に送信するようにしても良い。
ラベル生成数監視サーバ3は、履歴受信手段72、履歴記憶手段73、生成数判別手段74、サーバ側報知手段75、警告通知送信手段76を備えている。履歴受信手段72は、プリンタ2から送信されるラベル生成履歴情報を受信する。履歴記憶手段73は、履歴受信手段72により受信したラベル生成履歴情報をプリンタIDおよび品目毎に分類して記録する。生成数判別手段74は、ラベル生成履歴情報から得られる履歴生成数(ラベル生成数)が、予め品目毎に設定された履歴生成数の上限値を超えるか否かを判別する。サーバ側報知手段75は、生成数判別手段74により履歴生成数が上限値を超えたと判定された場合、つまり、不正なラベルLが生成された場合、ラベル生成数監視サーバ3の管理者にその旨を報知する。報知方法としては、ブザーを鳴らしたり、ラベル生成数監視サーバ3のディスプレイにその旨を表示するなどが考えられる。また、警告通知送信手段76は、生成数判別手段74により履歴生成数が上限値を超えたと判定された場合に、生産者に対してその旨を報知する。このように、ラベル生成履歴情報の履歴生成数を管理することにより、不正なラベルLの生成を監視することができ、ラベルLの正当性を保証することができる。なお、履歴生成数の上限値は、1回に送信される履歴生成数の上限値としてもよいし、あるいは、履歴生成数の累計の上限値としてもよい。また、生産者が複数のプリンタ2を使用している場合は、それぞれのプリンタ2のラベル生成履歴情報の履歴生成数を合算し、その結果が上限値を超えるか否かを判断することが好ましい。
次に、図4を参照して、生産地情報の取得から印刷(ラベル生成)までの一連の流れを説明する。まず、生産者により商品情報51(品目)が入力されると、プリンタ2は当該商品情報51を取得する(S01)。ここで、生産者により所定の操作が行われると(例えば、所定キーが押される等)、プリンタ2は、GPS6から信号を受信して自身の設置場所、つまり生産地を示す位置情報55を取得する(S02)。続いて、プリンタ2は、プリンタID記憶部15から自身に割り当てられたプリンタIDを読み取ると共に(S03)、ラベルLを特定するためのラベル番号を生成する(S04)。続いて、プリンタ2は、自身に内蔵されたRTC(計時部13)から印刷日時を示す印刷日時情報53を取得する(S05)。そして、プリンタ2は、これら位置情報55、プリンタIDおよびラベル番号を関連付けて生産地情報を生成すると共に(S06)、その生成履歴(ラベル生成履歴情報)をラベル生成履歴記憶部16に記録する(S07)。プリンタ2は、生成した生産地情報および取得した商品情報51を暗号化およびコード化して2次元シンボル54を生成する(S08)。そして、商品情報51、印刷日時情報53および2次元シンボル54(生産地情報)をラベルLに印刷する(S09)。
次に、図5を参照して、生産地情報を読み取る一連の流れを説明する。まず、ラベル読取装置4は、ラベルLに印刷された2次元シンボル54を読み取る(S11)。次に、ラベル読取装置4は、読み取った2次元シンボル54を解析し(S12)、暗号化された生産地情報を取得する(S13)。そして、ラベル読取装置4は、当該暗号化された生産地情報を復号化する(S14)。続いて、ラベル読取装置4は、生産地情報に含まれるプリンタIDによって生産地証明データベース48を検索し、プリンタIDに対応する生産者情報56を取得する(S15)。そして、ラベル読取装置4は、取得した生産者情報56および生産地情報に含まれる位置情報55を画面に表示する(S16)。
次に、図6を参照して、ラベルLの生成履歴(ラベル生成履歴情報の生成履歴)を管理する手順について説明する。プリンタ2は、所定の期間が経過すると、ラベル生成数監視サーバ3に対してラベル生成履歴情報を送信する(S21)。ラベル生成数監視サーバ3は、ラベル生成履歴情報を受信し(S22)、当該ラベル生成履歴情報をプリンタIDを主キーとして品目毎に分類してラベル生成履歴データベース38に格納する(S23)。そして、ラベル生成数監視サーバ3は、ラベル生成履歴情報の履歴生成数(ラベル生成数)が予め品目毎に設定された履歴生成数の上限値を超えるか否かを判別する(S24)。履歴生成数が上限値を超えない場合(S25;No)、ラベル生成数監視サーバ3は一連の処理を終える。一方、履歴生成数が上限値を超えた場合(S25;Yes)、ラベル生成数監視サーバ3は、自身のアラームを鳴動させてラベル生成数監視サーバ3の管理者に報知すると共に(S26)、プリンタ2(生産者)に対して、ラベル生成履歴情報の履歴生成数が上限値を超えた旨の警告通知を送信し(S27)、一連の処理を終える。
以上のように、本実施形態によれば、プリンタ2を一意に特定可能なプリンタIDおよびプリンタ2の位置情報55を関連付けた生産地情報を生成し、当該生産地情報および生産者が入力した商品情報51をラベルLに印刷する。このプリンタ2を用いることで、プリンタ2の位置情報55、つまり実際の生産地の位置情報55を正確に取得し、この位置情報55を生産地情報に含めてラベルLに印刷することで、正確な生産地をラベルLに表示することができる。
また、生産者(プリンタ購入者)の情報とプリンタIDとを対応付け、その情報を公開することで(例えば、Webやデータベース等での公開)、当該プリンタIDにより、どのプリンタ2で印刷されたラベルLであるか、つまり生産者が誰であるかを特定できるため、生産地偽装の防止効果を高めることができる。このように、1のプリンタIDをキーとして生産地情報や生産者情報56を関連付けることができるため、これら情報の管理を容易に行うことができる。また、プリンタIDと生産者情報56との関連付けの作業は最初に1度行えばよく、例えば、ラベルL毎にIDを割り当て、ラベルLを生成する毎に当該ラベルLのIDと生産者情報56とを関連付ける場合に比べ、これに係る作業を大幅に削減することができる。
なお、本実施形態では、GPS6から得る情報(信号)により位置情報55を取得しているが、これに限らず、携帯電話網の基地局情報を受信して位置情報55を取得するようにしても良い。
また、本実施形態では、プリンタ2に計時部13を設けて日時情報(印刷日時情報53)を取得しているが、これに限らず、GPS6や携帯電話網の基地局情報等から位置情報55と同時に得られる日時情報を用いても良い。これにより、プリンタ2の構成を簡略化できると共に、製造コストを抑えることができる。
また、上述した実施例によらず、プリンタ2およびラベル生成数監視サーバ3の装置構成や処理工程等について、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更も可能である。
生産地証明システムのシステム構成図である。 ラベルを読み取った時のラベル読取装置の表示の様子を示す図である。 プリンタおよびラベル生成数監視サーバ3機能構成について説明する図である。 生産地情報の取得から印刷(ラベル生成)までの一連の流れを説明するフローチャートである。 生産地情報を読み取る一連の流れを説明するフローチャートである。 ラベルの生成履歴を管理する手順について説明するフローチャートである。
符号の説明
1…生産地証明システム 2…プリンタ 3…ラベル生成数監視サーバ 51…商品情報 53…印刷日時情報 54…2次元シンボル 55…位置情報 61…入力情報取得手段 62…位置情報取得手段 63…ID記憶手段 65…生産地情報生成手段 68…日時情報取得手段 69…印刷手段 70…ラベル生成履歴記憶手段 71…履歴送信手段 72…履歴受信手段 74…生成数判別手段 75…サーバ側報知手段 76…警告通知送信手段 L…ラベル

Claims (9)

  1. 商品の生産地情報をラベルに印刷するプリンタであって、
    ユーザにより入力された前記商品の品目を含む入力情報を取得する入力情報取得手段と、
    前記プリンタを一意に特定可能なプリンタIDを記憶するID記憶手段と、
    前記プリンタが設置されている設置場所の位置情報を取得する位置情報取得手段と、
    少なくとも前記プリンタIDおよび前記位置情報を関連付けた前記生産地情報を生成する生産地情報生成手段と、
    前記ラベルに前記品目および前記生産地情報を印刷する印刷手段と、を備えたことを特徴とするプリンタ。
  2. 前記生産地情報は、生成する前記ラベルを一意に特定可能なラベル番号を含み、
    前記印刷手段による印刷日時を示す印刷日時情報を取得する日時情報取得手段と、
    前記生産地情報が生成される毎に、少なくとも前記品目、前記プリンタID、前記ラベル番号、および前記印刷日時情報から成るラベル生成履歴情報を記憶するラベル生成履歴記憶手段と、をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載のプリンタ。
  3. 前記生産地情報は、暗号化されていることを特徴とする請求項1または2に記載のプリンタ。
  4. 前記生産地情報は、2次元シンボルとして生成され、
    前記印刷手段は、前記ラベルに対して、少なくとも前記品目を表すテキスト情報および前記2次元シンボルのいずれか一方を印刷することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載のプリンタ。
  5. 前記位置情報は、前記設置場所を示す緯度および経度からなる数値情報、当該設置場所の住所を示す住所情報および当該設置場所を地図上で示す地図情報が格納されている情報資源の場所を示すURLの少なくともいずれか1つから成ることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載のプリンタ。
  6. 前記印刷手段は、前記ラベルに対して前記印刷日時情報をさらに印刷することを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載のプリンタ。
  7. 前記ID記憶手段は、前記プリンタに着脱可能な外部記憶媒体であることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載のプリンタ。
  8. 請求項1ないし7のいずれか1項に記載のプリンタと、
    前記ラベルの生成数を管理するラベル生成数監視サーバと、がネットワークを介して接続された生産地証明システムであって、
    前記プリンタは、
    前記ラベル生成数監視サーバに対して前記ラベル生成履歴情報を送信する履歴送信手段をさらに備え、
    前記ラベル生成数監視サーバは、
    前記履歴送信手段により送信される前記ラベル生成履歴情報を受信する履歴受信手段と、
    受信した前記ラベル生成履歴情報の履歴生成数が、前記品目毎に予め設定された履歴生成数の上限値を超えるか否かを判別する生成数判別手段と、
    前記ラベル生成履歴情報の履歴生成数が上限値を超えた場合、その旨を報知するサーバ側報知手段と、
    前記ラベル生成履歴情報の履歴生成数が上限値を超えた場合、前記プリンタにその旨を通知する警告通知送信手段と、を備えたことを特徴とする生産地証明システム。
  9. 前記履歴送信手段は、
    所定の期間が経過した場合、および前記ラベル生成履歴情報が所定の数に達した場合の少なくとも1方の条件を満たすとき、
    前記ラベル生成数監視サーバに対して前記ラベル生成履歴情報を送信することを特徴とする請求項8に記載の生産地証明システム。
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