JP2009107239A - 摩擦具 - Google Patents

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Abstract

【課題】摩擦時に挟持部を安定して指等の挟持手段で挟持することができ、その結果、小さな摩擦荷重で熱変色性の像または筆跡を容易に熱変色させることができる摩擦具を提供する。
【解決手段】摩擦具1は、熱変色性インキを用いて被筆記面上に形成した熱変色性の像または筆跡を摩擦し、その際に生じる摩擦熱で前記熱変色性の像または筆跡を熱変色可能な摩擦部2と、摩擦時に挟持可能な挟持部3とを備える。摩擦部2を荷重500グラムで被筆記面4に接触させたときの接触面積をS1とする。挟持部3を挟持手段により挟持したときの挟持部3と挟持手段との接触面積をS2とする。接触面積S1に対する接触面積S2の比(S2/S1)を10〜500となるよう設定する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、摩擦具に関する。詳細には、熱変色性インキを用いて被筆記面(例えば紙面)上に形成した熱変色性の像または筆跡を摩擦し、その際に生じる摩擦熱で前記熱変色性の像または筆跡を熱変色可能な摩擦部を備えた摩擦具に関する。
従来、特許文献1には、熱変色性インキによる像または筆跡を摩擦熱で熱変色させるための摩擦体を、キャップの頂部や軸胴の後端に備えた筆記具が開示されている。
特開2004−148744号公報
前記特許文献1の摩擦体を備えた筆記具は、摩擦時、キャップまたは軸胴を把持して使用され、通常、筆記具を把持するときと同様に、キャップまたは軸胴の外面を指で挟持して使用される。一般に、筆記具の外面の形状は、棒状であり、摩擦時の往復動作には適しておらず、摩擦時にキャップまたは軸胴の外面を指で安定して挟持することが困難である。
本発明は、前記従来の問題点を解決するものであって、摩擦時に挟持部を安定して指等の挟持手段で挟持することができ、その結果、小さな摩擦荷重で熱変色性の像または筆跡を容易に熱変色させることができる摩擦具を提供しようとするものである。
本願の第1の発明は、熱変色性インキを用いて被筆記面上に形成した熱変色性の像または筆跡を摩擦し、その際に生じる摩擦熱で前記熱変色性の像または筆跡を熱変色可能な摩擦部と、摩擦時に挟持可能な挟持部とを備えた摩擦具であって、摩擦部2を荷重500グラムで被筆記面4に接触させたときの接触面積をS1とし、挟持部3を挟持手段により挟持したときの挟持部3と挟持手段との接触面積をS2とした際、接触面積S1に対する接触面積S2の比(S2/S1)を10〜500となるよう設定したこと(請求項1)を要件とする。
前記第1の発明の摩擦具1は、接触面積S1に対する接触面積S2の比(S2/S1)を10〜500(好ましくは20〜400)となるよう設定したことにより、摩擦時に挟持部3を安定して指等の挟持手段で挟持することができ、その結果、比較的小さな摩擦荷重で熱変色性の像または筆跡を容易に熱変色させることができる。前記比(S2/S1)が、10より小さい場合、摩擦時に挟持部3を安定して挟持できない。前記比(S2/S1)が、500より大きい場合、挟持部3が過剰に大きくなり、摩擦具1の携帯や保管に不便となる。
尚、前記摩擦部2を荷重500グラムで被筆記面4に接触させたときの接触面積S1とは、摩擦部2を荷重500グラムで被筆記面4に接触させたときの摩擦部2と被筆記面4との接触部分の面積をいう。尚、前記挟持部3を挟持手段により挟持したときの挟持部3と挟持手段との接触面積S2とは、挟持部3を挟持手段により挟持したときの挟持部3と挟持手段との接触部分の面積の総和をいう。前記挟持手段とは、例えば、手の指または挟持具等が挙げられる。
本願の第2の発明は、前記第1の発明において、挟持部3の表面に平面31または凹曲面32を設けたこと(請求項2)を要件とする。
前記第2の発明の摩擦具1は、挟持部3の表面に平面31または凹曲面32を設けたことにより、摩擦時の挟持部3を挟持手段で挟持したときの挟持部3と挟持手段との接触面積S2を、容易に確保することができる。その結果、摩擦時に挟持部3を安定して挟持することができる。
本願の第3の発明は、前記第1の発明または第2の発明において、挟持部3の表面の対向する面に平面31または凹曲面32を設け、前記挟持部3の平面31または凹曲面32の総面積を200mm(平方ミリメートル)以上に設定したこと(請求項3)を要件とする。
前記第3の発明の摩擦具1は、挟持部3の表面の対向する面に平面31または凹曲面32を設け、前記挟持部3の平面31または凹曲面32の総面積が200mm以上(好ましくは400mm以上)に設定したことにより、摩擦時の挟持部3を挟持手段で挟持したときの挟持部3と挟持手段との接触面積S2を確実に確保することができる。その結果、摩擦時に挟持部3を安定して挟持することができる。
・摩擦部
尚、本発明で、摩擦具1の摩擦部2は、弾性を有する樹脂(ゴム、エラストマー)により構成されることが好ましい。前記弾性を有する樹脂は、例えば、シリコーン樹脂、SBS樹脂(スチレン−ブタジエン−スチレン共重合体)、SEBS樹脂(スチレン−エチレン−ブタジエン−スチレン共重合体)、フッ素系樹脂、クロロプレン樹脂、ニトリル樹脂、ポリエステル系樹脂、エチレンプロピレンジエンゴム(EPDM)等が挙げられる。
前記摩擦具1の摩擦部2を構成する弾性材料(または摩擦具1を構成する弾性材料)は、高摩耗性の弾性材料(例えば、消しゴム等)からなるものよりも、摩擦時に消しカスが生じない低摩耗性の弾性材料からなることが好ましい。
尚、本発明で、摩擦部2と挟持部3とからなる摩擦具1は、例えば、摩擦部2と挟持部3とが共通の材料から一体に形成された構成(図1乃至図6参照)、摩擦部2と挟持部3とが別部材からなる構成が挙げられる。前記摩擦部2と挟持部3とが別部材からなる構成とは、例えば、熱変色性インキを内蔵し且つ熱変色性インキを吐出可能なペン先を備えた筆記具の一部(例えば、筆記具本体、またはキャップ)に摩擦部2を備えた構成、または摩擦部2をホルダー等の挟持部3に取り付けた構成などが挙げられる。
・熱変色性インキ
尚、本発明において、前記熱変色性インキは、可逆熱変色性インキが好ましい。前記可逆熱変色性インキは、発色状態から加熱により消色する加熱消色型、発色状態または消色状態を互変的に特定温度域で記憶保持する色彩記憶保持型、または、消色状態から加熱により発色し、発色状態からの冷却により消色状態に復する加熱発色型等、種々のタイプを単独または併用して構成することができる。
また、前記可逆熱変色性インキに含有される色材は、従来より公知の(イ)電子供与性呈色性有機化合物、(ロ)電子受容性化合物、及び(ハ)前記両者の呈色反応の生起温度を決める反応媒体、の必須三成分を少なくとも含む可逆熱変色性組成物をマイクロカプセル中に内包させた可逆熱変色性マイクロカプセル顔料が好適に用いられる。
本発明では、図7に示すように、温度変化による着色濃度の変化をプロットした曲線の形状が、温度を変色温度域より低温側から上昇させていく場合と逆に変色温度域より高温側から下降させていく場合とで異なる経路を辿って変色し、完全発色温度(t)以下の低温域での発色状態、または完全消色温度(t)以上の高温域での消色状態が、特定温度域〔t〜tの間の温度域(実質的二相保持温度域)〕で記憶保持できる色彩記憶保持型熱変色性インキが適用されることが好ましい。図7において、ΔHは、ヒステリシスの程度を示す温度幅(即ちヒステリシス幅)を示す。ΔHの値が小さいと、変色前後の両状態のうち一方の状態しか存在しえない。ΔHの値が大きいと、変色前後の各状態の保持が容易となる。
本発明では、前記熱変色性インキの摩擦部2の摩擦熱による変色温度は、25℃〜95℃(好ましくは36℃〜95℃)に設定される。即ち、本発明では、前記高温側変色点〔完全消色温度(t)〕を、25℃〜95℃(好ましくは、36℃〜90℃)の範囲に設定し、前記低温側変色点〔完全発色温度(t)〕を、−30℃〜+20℃(好ましくは、−30℃〜+10℃)の範囲に設定することが有効である。それにより、常態(日常の生活温度域)で呈する色彩の保持を有効に機能させることができるとともに、可逆熱変色性インキによる筆跡を摩擦部2による摩擦熱で容易に変色することができる。
本発明の摩擦具は、摩擦時に挟持部を安定して指等の挟持手段で挟持することができ、その結果、小さな摩擦荷重で熱変色性の像または筆跡を容易に熱変色させることができる。
<第1の実施の形態>
本発明の第1の実施の形態を図1乃至図3に示す。
本実施の形態の摩擦具1は、合成樹脂(例えば、シリコーン樹脂、SEBS樹脂、SBS樹脂等)により形成された直方体形状または板状の部材からなる。
前記摩擦具1の外面には、被筆記面4上に接触可能な摩擦部2と、指等の挟持手段により挟持可能な挟持部3とからなる。本実施の形態では、摩擦具1の外面の全面が摩擦部2となり得るが、主に、角部や稜線部が摩擦部2として使用される。また、本実施の形態では、摩擦具1の外面の全面が、挟持部3となり得るが、主に、比較的大面積を有する面が挟持部3として使用される。前記挟持部3は、対向する面に2つの平面31を有する。前記2つの平面31の面積の総和は、総面積が400mm以上に設定されている。
図3に示すように、本実施の形態の摩擦具1を用い、摩擦部2を500グラムで被筆記面4に接触させたときの接触面積S1を得るとともに、挟持部3を挟持手段により挟持したときの挟持部3と挟持手段との接触面積S2を得る。本実施の形態では、接触面積S1に対する接触面積S2の比(S2/S1)が20〜400となるよう設定される。
<第2の実施の形態>
本発明の第2の実施の形態を図4乃至図6に示す。
本実施の形態の摩擦具1は、合成樹脂(例えば、シリコーン樹脂、SEBS樹脂、SBS樹脂等)により形成された直方体形状または板状の部材からなる。
前記摩擦具1の外面には、被筆記面4上に接触可能な摩擦部2と、指等の挟持手段により挟持可能な挟持部3とからなる。本実施の形態では、摩擦具1の外面の全面が摩擦部2となり得るが、主に、角部や稜線部が摩擦部2として使用される。また、本実施の形態では、摩擦具1の外面の全面が、挟持部3となり得るが、主に、比較的大面積を有する面が挟持部3として使用される。前記挟持部3は、対向する面に2つの凹曲面32を有する。前記2つの凹曲面32の面積の総和は、総面積が400mm以上に設定されている。
図6に示すように、本実施の形態の摩擦具1を用い、摩擦部2を500グラムで被筆記面4に接触させたときの接触面積S1を得るとともに、挟持部3を挟持手段により挟持したときの挟持部3と挟持手段との接触面積S2を得る。本実施の形態では、接触面積S1に対する接触面積S2の比(S2/S1)が20〜400となるよう設定される。
本発明の第1の実施の形態の摩擦具を示す正面図である。 図1の摩擦具のA−A線端面図である。 図1の摩擦具を被筆記面上に接触させた状態を説明する図である。 本発明の第2の実施の形態の摩擦具を示す正面図である。 図4の摩擦具のB−B線端面図である。 図4の摩擦具を被筆記面上に接触させた状態を説明する図である。 熱変色性インキの変色挙動を示す説明図である。
符号の説明
1 摩擦具
2 摩擦部
3 挟持部
31 平面
32 凹曲面
4 被筆記面
S1 摩擦部と被筆記面との接触面積
S2 挟持部と挟持手段との接触面積

Claims (3)

  1. 熱変色性インキを用いて被筆記面上に形成した熱変色性の像または筆跡を摩擦し、その際に生じる摩擦熱で前記熱変色性の像または筆跡を熱変色可能な摩擦部と、摩擦時に挟持可能な挟持部とを備えた摩擦具であって、摩擦部を荷重500グラムで被筆記面に接触させたときの接触面積をS1とし、挟持部を挟持手段により挟持したときの挟持部と挟持手段との接触面積をS2とした際、接触面積S1に対する接触面積S2の比(S2/S1)を10〜500となるよう設定したことを特徴とする摩擦具。
  2. 挟持部の表面に平面または凹曲面を設けた請求項1記載の摩擦具。
  3. 挟持部の表面の対向する面に平面または凹曲面を設け、前記挟持部の平面または凹曲面の総面積を200mm以上に設定した請求項2記載の摩擦具。
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