JP2009107199A - 枚葉印刷機の版替装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】版胴に設けた咥え側版締め部及び尻側版締め部を操作するためのエンコーダとブレーキ付モータを減速機に一体に配設してコンパクト化を図ること。
【解決手段】版胴に設けられた咥え側版締め部及び尻側版締め部と、各版締め部の上歯を作動するカム軸の端部に設けられたカムフォロアに係合するカム部と、カム部が固設され、版胴と一体的又は独立して回動可能な版胴ギヤとを有し、版胴ギヤをブレーキ付モータ(4)と減速機(2)により回動させる版替装置において、減速機(2)内に、ブレーキ付モータ(4)により回動される駆動筒(10)が配設され、版胴ギヤを回転する操作軸(12)を駆動筒(10)内に設け、操作軸(12)と駆動筒(10)とをクラッチ(14)により接離可能とし、操作軸(12)の他端部に回転を検知するエンコーダ部(18)を連設して、ブレーキ付モータ(4)とエンコーダ(3)とを減速機(2)に一体に設けた。
【選択図】図1

Description

本発明は、多色刷りの枚葉印刷機における刷版の咥えに係るカム軸を回動させる版替装置、特に、駆動源の構成に係る版替装置に関する。
枚葉印刷機では、次の印刷物を印刷する際に、版胴に装着されている刷版を交換する必要がある。ところで、版胴に設けられた凹部内には、咥え側カム軸を回動させて、咥え側上歯及び咥え側下歯にて刷版を咥え若しくは放す咥え側版締め部と、尻側カム軸を回動させて、尻側上歯及び尻側下歯にて刷版を咥え若しくは放す尻側版締め部と、版締めカム軸を回動させて、尻側版締め部を張り側若しくは緩め側に移動させる版締め部とが装着されているので、従来の刷版の交換において、咥え側カム軸と尻側カム軸及び版締めカム軸との咥え若しくは放す操作を、夫々治工具を用いて手作業で行っていた。従って、版の交換に長時間を必要として稼動率を向上させられなかった。又、工具を用いて狭い場所で行うため危険が伴っていた。
この問題を解決するために、特許文献1に開示するように、咥え側版締め部の版胴に刷版を自動的に咥え側の版万力に押入して締着し、版胴とブラン胴間に印圧を加え、さらに機械本体を回転させて版胴に刷版を密着させて版尻の低位置で停止させて、印圧により自然に刷版の版尻を尻側の版万力に自動的に挿入かつ版張し、一方取り外しの定位置で版張りを緩めるとともに、尻側と咥え側の版万力を自動的に緩めて、刷版の反力により版尻が自然に尻側の版万力から取り外され、更に機械本体を逆転させて、版抜き取りの定位置で停止させて刷版を抜き取るようにし、版締めを自動的に行い、且つ工具を使用することがないようにした技術が開示されている。
特開2000−272096号公報
特許文献1の技術において、版締めの自動化と作業の効率化が図れるが、版締め用のブレーキ付モータと、回転位置検出と回転方向検出をするエンコーダは、版胴周辺のパイプや複雑な配線による取り付け制限から、別々の位置に設置されるため、夫々の機器と版胴の軸部に設けた版胴ギヤとを連接するのに多数のギヤを必要とし、各ギヤのバックラッシュによるズレに起因する応答の遅れや、多数のギヤを用いるために製造コストが高くなってしまう。
本発明は、これらの問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、エンコーダとブレーキ付モータを減速機に一体に配設してコンパクト化を図り、ギヤの数を少なくして製造コストを下げ、減速機内にブレーキ付モータの回転を伝達する駆動筒と、この駆動筒内を貫通する操作軸にクラッチを配置して、駆動筒との接離を可能にし、版胴の基準ゼロ点を常に検出するエンコーダ部を作動可能にするとともに、基準ゼロ点の調整もエンコーダを手動で回動可能にさせることにある。
上記目的を達成するために、本発明は、版胴(50)に設けられた凹部(53)内に、版胴(50)の外側に設けたカムフォロア(41)を版胴ギヤ(52)に併設されたカム部(30)により咥え側カム軸(55)を回動させて、咥え側上歯(56)及び咥え側下歯(57)により刷版を咥え若しくは放す咥え側版締め部(54)と、版胴(50)の外側に設けたカムフォロア(41)を版胴ギヤ(52)に併設されたカム部(30)により尻側カム軸(60)を回動させて、尻側上歯(61)及び尻側下歯(62)により刷版を咥え若しくは放す尻側版締め部(59)と、版締めカム軸(64)を回動させて尻側版締め部(59)を張り側若しくは緩め側に移動させる版締め部(65)とを夫々装着し、ブレーキ付モータ(4)と減速機(2)とで構成される駆動系統により、ギヤを介して版胴ギヤ(52)を回動させる枚葉印刷機の版替装置において、前記減速機(2)内には、ブレーキ付モータ(4)の回転により回動される円筒状の駆動筒(10)が配設され、前記版胴ギヤ(52)と連動するギヤを一端部に設けた操作軸(12)を前記駆動筒(10)の筒内に貫通して二重構造にし、該操作軸(12)の一方にクラッチ(14)をクラッチ接触板(11)と対面させて固設し、操作軸(12)の他方部に回転位置検出と回転方向検出をするエンコーダ部(18)を連設して、ブレーキ付モータ(4)とエンコーダ(3)とを減速機(2)に一体に設けている。
本発明は、環状のエンコーダ取付板(19)に固定した前記エンコーダ部(18)を円筒ケース(20)に収納し、該円筒ケース(20)の外周に切削した環状溝(20a)内に固定金具(22)に形成したフランジ部(21)を嵌入して、該固定金具(22)をねじ(23)を介して減速機(2)に緊結し、エンコーダ部(18)の位置調整時に、ねじ(23)を緩めて固定金具(22)のフランジ部(21)と円筒ケース(20)の環状溝(20a)とを離し、円筒ケース(20)を手動で回動して位置調整を外部から設定し得るようにすることが好ましい。
また、前記ブレーキ付モータ(4)の回転をギヤを介して回動する中心が開口した円筒状の駆動筒(10)内を貫通する操作軸(12)は、版胴ギヤ(52)に連動するギヤ(13)を一端に固設すると共に、該ギヤ(13)近傍にクラッチ(14)を固設し、操作軸(12)の他端に平ギヤ(15)を固設して、該平ギヤ(15)と噛合するエンコーダ軸(16)に固設したギヤ(17)を介してエンコーダ部(17)に連結し、前記駆動筒に設けたクラッチ接触板(11)と前記操作軸(12)のクラッチ(14)との離間により、版胴(52)の回転に同期して操作軸(12)のみ回転して、エンコーダ部(18)の位相検出を行うようにすることが好ましい。
本発明によれば、エンコーダ部とブレーキ付モータとを減速機に一体的に設置し、エンコーダ部は版胴の回転に伴って常に回転する操作軸に連結し、ブレーキ付モータは前記操作軸が貫通する筒状の駆動軸に連結して、操作軸と駆動軸とはクラッチにより接離可能としたので、操作軸と駆動軸を二重構造化してコンパクトな減速機にでき、ブレーキ付モータの回転が必要な版替のとき以外は操作軸のみが版胴と同じ回転をし、この回転をエンコーダ部で常に検知することができる。
また、駆動系統における複数のギヤが省略できて設置制限を解決することがき、且つ調整にかかる操作時間を短くして製造コストを低減することができる。また、エンコーダを手動にて回動し基準ゼロ点調整を簡単に出来るとともに、微調整が可能である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は本発明に係る減速機とブレーキ付モータ及びエンコーダを一体にした構造断面図、図2は減速機とブレーキ付モータの断面図、図3はエンコーダの円筒ケースとブレーキ付モータの取付け外観図、図4は版胴の版替装置と駆動系統の関連図、図5は版胴ギヤに併設したカム部の斜視図、図6は版胴に設けた版締め構造の断面図である。
刷版が装着される版胴50の外周の一部に軸方向に設けられた凹部53内には、公知の図6に示す、一部55aを切り欠いた咥え側カム軸55を回動させて、咥え側上歯56及び咥え側下歯57にて刷版を咥え若しくは放す咥え側版締め部54と、一部60aを切り欠いた尻側カム軸60を回動させて、尻側上歯61及び尻側下歯62にて刷版を咥え若しくは放す尻側版締め部59と、一部64aを切り欠いた版締めカム軸64を回動させて尻側版締め部59を張り側若しくは緩め側に移動させる版締め部65とが夫々装着されている。
刷版の一端を保持する咥え側版締め部54は、咥え側上歯56と咥え側下歯57とが設けられており、その間にばね58が縮設されているとともに、咥え側カム軸55が挿入されている。
又、刷版の他端を保持する尻側版締め部59は、尻側上歯61と尻側下歯62とが設けられており、その間にばね63が縮設されているとともに、尻側カム軸60が挿入されている。
そして、版胴50の凹部53内の側壁に軸方向に削設した椀状溝50aに一部が切り欠いた版締めカム軸64が尻側下歯62の側面との間に設けられ、更に、咥え側の下歯57と尻側の下歯62との間にばね66が縮設されている。
前記咥え側カム軸55及び尻側カム軸60の先端には、図4に示すように、版胴50の軸部51に回動自在に取り付けられた版胴ギヤ52より内側に、版胴50の側面から突出した咥え側カムフォロア40と尻側カムフォロア41が取り付けられている。
更に、版胴50の側面には、一端が版胴50の側面に固設され、他端が前記版胴ギヤ52の歯に係脱自在のストッパ歯を有する切替機構CHが設けられており、この切替機構CHによって、ストッパ歯を係合若しくは離脱することにより、版胴ギヤ52と版胴50とを必要に応じて互いに回動自在にしたり一体に回動させたりできるようにしている。
又、版胴ギヤ52の版胴50側の一部に、図5に示すカム部30が固設されている。このカム部30の表面には、両端が開放した緩く波形即ち略S字形をした溝31が画成されて、図中右島32と左島33に分けられている。
溝31の幅は、前記咥え側カムフォロア40及び尻側カムフォロア41が通り抜けられる大きさとされており、溝31の壁面とカムフォロア40、41の摩擦によりカムフォロア40、41が回転し、波形の山部34で咥え側カムフォロア40と、尻側カムフォロア41に接続する咥え側カム軸55、及び尻側カム軸60の切り欠きが水平となって、夫々の上歯56、61と下歯57、62を開いて刷版を入れる状態にし、波形の谷部35で切り欠きが回動されて、夫々の上歯56、61と下歯57、62を閉じて刷版を咥える状態にしている。
版胴ギヤ51と噛合している駆動伝達ギヤ37は、図4に示すフレーム36に設置した軸受38に支持された連結ギヤ39と結合しており、この連結ギヤ39は後述の駆動系統に接続した操作軸12のギヤ13と噛合している。
駆動源1はギヤ13が固設された操作軸12を内包した減速機2と、この減速機2のケーシングに連結したエンコーダ3とブレーキ付モータ4とで、減速機2を中心に一体化に結合して構成されている。
図1に示す減速機2のケーシング2a内は、複数のギヤからなるギヤ群と2つの軸で構成されている。即ち、ブレーキ付モータ4のモータ軸5の先端に駆動ギヤ6が取り付けられ、この駆動ギヤ6と噛合する平ギヤ7を介してこの平ギヤ7に軸支された中間ギヤ8と、更にこの中間ギヤ8に直交して噛合するウォームギヤ9を円周上に取り付けた駆動筒10とが設けられている。
この駆動筒10は軸方向に開口を有する円筒状を呈し、この駆動筒10の出力側一端部分に、中心部が開孔しているギヤ状のクラッチ接触板11がボルト等で固着されている。
前記駆動軸10の中央開口内には円柱状の操作軸12が、駆動軸10と空間をおいて設けて貫通している。この操作軸12の一方出力側には前記連絡ギヤと噛合しているギヤ13が固設され、ギヤ13の近傍の減速機2内に、駆動筒10のクラッチ接触板11と対面して表面がギヤ状のクラッチ14が固設されている。
また、操作軸12の他方にギヤ15が設けられ、このギヤ15はエンコーダ軸16に設けたギヤ17と噛合している。
即ち、減速機2内で操作軸12と駆動筒10とは2重の状態に配置されることになり、操作軸12のみが常に回転して版胴50の回転をエンコーダ部18に伝え、位相を検知している。
この構成により、操作軸12のクラッチ14をオンにすると、ブレーキ付モータ4の回転力が複数のギヤ6乃至9を介して駆動筒10を回動させ、駆動筒10のクラッチ接触板11と接触したクラッチ14を介して操作軸12に伝達する。また、クラッチ14をオフにすると、操作軸12は回転を続けていても、駆動筒10のクラッチ接触板11と非接触状態にしてブレーキ付モータ4の回転力を遮断することになる。
減速機2に回動自在に連結したエンコーダ部18は、エンコーダ取付板19に固定され、有底筒状の円筒ケース20に保護される。この円筒ケース20の開放端内側と、エンコーダ取付板19の外周面とはシールパッキングを介して密着されている。従って、円筒ケース20を回動すると、エンコーダ取付板19とエンコーダ軸16は、共に回動することができる。
更に、図3に示すように、円筒ケース20と同じ円周をしたフランジ部21が内側に形成された円弧状の固定金具22によって、エンコーダ3は減速機2に締結されている。
即ち、この固定金具22のフランジ部21が円筒ケース20外周に切削した溝20a内に嵌挿されるとともに、固定板22に穿設した孔(図では2箇所)にねじ223によって締結される。また、エンコーダ部18から図示しない表示部へ信号を送る信号用コードが円筒ケース20に取付けられている。
以上のような構成からなる枚葉印刷機の版替装置について、その作用を説明する。
版胴50の刷版の先端を版替装置に装着するには、咥え側上歯56及び尻側上歯61を開き、尻側版締め部59が版胴50の凹部53の版張りカム軸64側に寄せる。このときは、切替機構CHの歯は版胴50の軸部51の版胴ギヤ52と噛合させてある。
咥え側上歯56と咥え側下歯57との間に刷版の一端を差し込み、切替機構CHの歯と版胴50の版胴ギヤ52との噛合を解除する。この解除によって、版胴50と版胴ギヤ52は一体でなくなり、版胴ギヤ52は自在に回動可能となる。
そして、減速機2のクラッチ14をオンにし、ブレーキ付モータ4をオンにすると、ブレーキ付モータ4の回転は、減速機2内のモータ軸5の先端の駆動ギヤ6と平ギヤ7、及びこの平ギヤ7に軸支された中間ギヤ8と直交して噛合するウォームギヤ9を介して駆動筒10を回動させ、クラッチ接触板11とクラッチ14の接触による操作軸12の回動および連結ギヤ39、駆動伝達ギヤ37を介して版胴ギヤ52を反時計方向に回動させる。
すると、版胴ギヤ52に固設されたカム部30も共に反時計方向(図4においてカム部を右側から見て)に回動し、咥え側カムフォロア40がカム部30の波形溝31の山部34位置から溝31内に入り、咥え側上歯56を開き刷版を挿入する。
更に、カム部30が回転を続け、咥え側カムフォロア40はカム部30の波形溝31を移動して溝の谷部35位置より抜ける。咥え側カムフォロア40が溝31の谷部35を抜けることにより、咥え側上歯56を閉じて刷版の一端を締付け、咥え側版締め部54への刷版取付けが終了する。
操作軸12に連結したエンコーダ部18が作動し、ブレーキ付モータ4を停止させてクラッチ14をオフにし、クラッチ接触板11とクラッチ14の接触が解除され駆動軸10の回動を停止させるとともに、切替機構CHの歯を版胴ギヤ52に噛合させて版胴50の軸51と版胴ギヤ52を一体化し、刷版を版胴50の表面に密着させながら反時計方向に回転させ、尻側版締め部59を刷版の取り付け易い位置に停止し、刷版の端端を尻側上歯61と尻側下歯62との間に差し込む。
次に、切替機構CHの歯と版胴ギヤ52の噛合状態を解除して、版胴ギヤ52を自由回転可能にする。クラッチ14とブレーキ付モータ4をオン状態にして、モータ4の回転を駆動筒10、操作軸12を介して連結ギヤ39、駆動伝達ギヤ37に伝達し、版胴ギヤ52を反時計方向に回動させる。
カム部30の波形溝31入口から、尻側カムフォロア41が波形溝31山部34の位置から進入し、溝31内の谷部35の位置になると、尻側カム軸60が回動されて尻側上歯61が閉じ刷版の他端を締め付け、尻側版締め部59に刷版が取り付けられる。
その後、版締めカム軸64を図示しない適宜手段で回動し、尻側下歯62を版胴50の凹部53内で移動して版を張り、刷版を版胴50に強く巻き付ける。
エンコーダ部18による回転位置検出のずれが図示しない表示部のデジタルカウンター計による設定値に対して表示された場合は、図7乃至図9に示す調整手順のように、減速機2に円筒ケース20を圧接していた固定金具22のねじ23を緩め、固定金具22のフランジ部21を円筒ケース20から離間させる。
すると、今まで減速機2に固定されていた円筒ケース20は、手動で回転可能となるので、表示部を見ながらデジタルカウンター計の数値がゼロとなる基準ゼロ点になるように左右いずれかに僅かに回動し、新たな基準ゼロ点にする。そして、固定金具22をねじ23にて締め付けて減速機2と一体化する。
印刷を開始した後に刷版を取り外すには、上記と逆の操作を行う。
本発明に係る枚葉印刷機の版替装置の実施形態を示し、減速機とブレーキ付モータ及びエンコーダを一体にした構造断面図。 減速機とブレーキ付モータの断面図。 エンコーダの円筒ケースとブレーキ付モータの取付け外観図。 版胴の版替装置と駆動系統の関連図。 版胴ギヤに併設したカム部の斜視図。 版胴に設けた版締め構造の断面図。 固定金具のねじを緩める状態図。 円筒ケースを回動させている状態図。 固定金具を固定した状態図。
符号の説明
2・・・減速機
3・・・エンコーダ
4・・・ブレーキ付モータ
10・・・駆動筒
11・・・クラッチ接触板
12・・・操作軸
14・・・クラッチ
18・・・エンコーダ部
20・・・円筒ケース
22・・・固定金具
30・・・カム部
31・・・溝
40・・・咥え側カムフォロア
41・・・尻側カムフォロア
50・・・版胴
52・・・版胴ギヤ
54・・・咥え側締め部
55・・・咥え側カム軸
59・・・尻側締め部
60・・・尻側カム軸

Claims (3)

  1. 版胴に設けられた凹部内に、版胴の外側に設けたカムフォロアを版胴ギヤに併設されたカム部により咥え側カム軸を回動させて、咥え側上歯及び咥え側下歯により刷版を咥え若しくは放す咥え側版締め部と、版胴の外側に設けたカムフォロアを版胴ギヤに併設されたカム部により尻側カム軸を回動させて、尻側上歯及び尻側下歯により刷版を咥え若しくは放す尻側版締め部と、版締めカム軸を回動させて尻側版締め部を張り側若しくは緩め側に移動させる版締め部とを夫々装着し、ブレーキ付モータと減速機とで構成される駆動系統により、ギヤを介して版胴ギヤを回動させる枚葉印刷機の版替装置において、前記減速機内には、ブレーキ付モータの回転により回動される円筒状の駆動筒が配設され、前記版胴ギヤと連動するギヤを一端部に設けた操作軸を前記駆動筒の筒内に貫通して二重構造にし、該操作軸の一方にクラッチをクラッチ接触板と対面させて固設し、操作軸の他方部に回転位置検出と回転方向検出をするエンコーダ部を連設して、ブレーキ付モータとエンコーダとを減速機に一体に設けたことを特徴とする枚葉印刷機の版替装置。
  2. 環状のエンコーダ取付板に固定した前記エンコーダ部を円筒ケースに収納し、該円筒ケースの外周に切削した環状溝内に固定金具に形成したフランジ部を嵌入して、該固定金具をねじを介して減速機に緊結し、エンコーダ部の位置調整時に、ねじを緩めて固定金具のフランジ部と円筒ケースの環状溝とを離し、円筒ケースを手動で回動して位置調整を外部から設定し得ることを特徴とする請求1項記載の枚葉印刷機の版替装置。
  3. 前記ブレーキ付モータの回転をギヤを介して回動する中心が開口した円筒状の駆動筒内を貫通する操作軸は、版胴ギヤに連動するギヤを一端に固設すると共に、該ギヤ近傍にクラッチを固設し、操作軸の他端に平ギヤを固設して、該平ギヤと噛合するエンコーダ軸に固設したギヤを介してエンコーダ部に連結し、前記駆動筒に設けたクラッチ接触板と前記操作軸のクラッチとの離間により、版胴の回転に同期して操作軸のみ回転して、エンコーダ部の位相検出を行うことを特徴とする請求項1記載の枚葉印刷機の版替装置。
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