JP2009106222A - 標的核酸のリアルタイムpcr方法及びその装置 - Google Patents

標的核酸のリアルタイムpcr方法及びその装置 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の標的核酸についてリアルタイムPCRを行う場合に、反応が終了したPCR溶液を随時他のPCR溶液に交換することができる新規なリアルタイムPCR方法およびその装置を提供する。
【解決手段】温度サイクルを与えたそれぞれのPCR溶液について標的核酸の増幅量を測定し、増幅反応の進行具合を調べる。増幅反応が完了したPCR溶液は増幅反応を行う領域から排出し、換わりに未反応のPCR溶液を供給する。
【選択図】なし

Description

本発明は、標的核酸を含むPCR溶液に温度サイクルを付加することで標的核酸を増幅させ、その増幅量の変化により初期数を算出する際などに有用なリアルタイムPCRの方法・装置に関する。
ゲノムシーケンスプロジェクトの進展に伴って、ゲノム上の特定遺伝子の検出、SNPs解析、発現解析等がポストゲノムの課題として注目されている。そのため、最近の医療、分子生物学の分野では、標的核酸の初期数を特定するために、リアルタイムPCRなどの解析方法の重要性が高まっている。リアルタイムPCR法では標的核酸を含むPCR溶液に対する温度変化による増幅を繰り返し行い、増幅量の変化を測定し、その増幅量の変化を演算することによって標的核酸の初期数を特定する。
リアルタイムPCRでは、増幅前にDNA染料、または蛍光プローブをPCR混合物に加えることにより増幅と産物分析が同時に行える。また、サンプル分析が、同じ装置の同じ密閉容器で増幅と同時に行われるため、密封容器からサンプルを取り出す必要がない。その結果、サンプル取り扱いの手間を省き、時間を節約し、後続反応に対し不純物混入の危険を顕著に低下させることができる。
ここで、複数の標的核酸についてリアルタイムPCRを行う場合は、特許文献1のように、標的核酸を含むPCR溶液をそれぞれ個別のウェルの中に分けて行う方法がある。または、特許文献2のように、流路に複数の標的核酸を連続的に流すことで処理を行う方法などもある。
また、特許文献3に開示されるように、標的核酸を含む複数のPCR溶液に対してそれぞれ個別に温度の調整を行うことで、PCRサイクルを必要以上に行わない構成とした装置もある。
特表2005-515793 特開2003−107094 特表2000−511435
しかし、特許文献1や特許文献2に記載の方法では、それぞれのPCR溶液における標的核酸の初期数が異なるにも関わらず、すべてのPCR溶液について同じサイクル数反応を行う。そのため、標的核酸の初期数が多いPCR溶液に対しては過剰の反応を行うことになる。つまり、複数の標的核酸についてリアルタイムPCRを同時に行っているため、標的核酸の少ないPCR溶液によりPCRのサイクル数が決定された場合、標的核酸の多いPCR溶液に対しては不必要な時間が発生する。
また、特許文献3に記載の方法では、標的核酸の増幅終了したPCR溶液はそのまま待機状態にあるので、所要時間は、標的核酸の少ないPCR溶液で決まる。従って、標的核酸の多いPCR溶液に対しては不必要な待機時間が発生する。
以上のように、従来の装置は、複数の標的核酸についてリアルタイムPCRを行う場合、全ての標的核酸についてPCR反応が終了するまで、次の標的核酸と交換することができなかった。したがって、本発明は、リアルタイムPCRが終了した標的核酸に対して随時交換を行うことができる新規なリアルタイムPCR方法およびその装置を提供することである。
上記の目的を達成するための本発明に係る方法は、
複数の標的核酸についてリアルタイムPCRによる増幅を行う方法であって、
反応領域に収納した前記標的核酸を含む複数のPCR溶液のそれぞれに温度サイクルを与えることにより前記標的核酸を増幅させる増幅工程と、
前記増幅工程により増幅された標的核酸を検出する検出工程と、
前記検出工程により得られたデータから前記標的核酸の増幅量を算出し、増幅反応が完了しているか否かを個々のPCR溶液毎に判断する演算工程と、
前記演算工程により増幅反応が完了していると判断されたPCR溶液を前記反応領域から排出する排出工程と、
前記排出工程により排出されたPCR溶液と、前記増幅工程に供するための標的核酸を含む新たなPCR溶液とを、交換して前記反応領域に供給する供給工程と、
を有することを特徴とするリアルタイムPCR方法。
上記の目的を達成するための本発明に係る装置は、
複数の標的核酸についてリアルタイムPCRによる増幅を行うための装置であって、
前記標的核酸を含む複数のPCR溶液を収納し得る反応領域と、該反応領域に収納した各PCR溶液に、標的核酸の増幅用の温度サイクルを与えるための温度サイクル付与機構と、を有する増幅部と、
前記増幅部により増幅された標的核酸を検出する検出部と、
前記検出部により得られたデータから前記標的核酸の増幅量を算出し、増幅反応が完了しているか否かを判断する演算部と、
前記演算部により増幅反応が完了していると判断されたPCR溶液を前記反応領域から排出する排出機構と、
前記排出機構により排出されたPCR溶液と、標的核酸を含む新たなPCR溶液とを交換して前記反応領域に供給する供給部と、
から構成されていることを特徴とするリアルタイムPCR装置。
本発明のリアルタイムPCR方法および装置により、複数の標的核酸に対して、個々の標的核酸が増幅完了に達するまで増幅を行い、完了したものを排出し、その場所に新たな標的核酸を含むPCR溶液を供給して増幅させることができる。したがって、従来よりも効率よくリアルタイムPCRが可能となる。
まず、図2を用いてリアルタイムPCR法の概要を示す。PCRでは、1サイクルごとに標的核酸が指数関数的に増幅し、やがてプラトーに達する。横軸はPCRのサイクル数を表し、縦軸はPCRの産物量を表している。図示の曲線は増幅曲線を示している。これはサイクルごとに増幅量をモニタリングしてグラフに示している。初発のDNA量(初期数)が多いほど、増幅産物量は早く検出可能な量に達し、増幅曲線が早いサイクルで立ち上がる。よって、段階希釈したスタンダードサンプルを用いてリアルタイムPCRを行うと、図2のような初発DNAが多い順番から並んだ増幅曲線が得られる。サンプルは既に初期数がわかっているサンプルと比較することで初期鋳型量を知ることが出来る。
リアルタイムPCRでは、PCR増幅産物を蛍光により検出する。蛍光検出方法には、インターカレーターを用いる方法と蛍光標識プローブを用いる方法の2種類がある。
インターカレーター法では一般的に蛍光試薬としてSYBR Green Iを使用する。インターカレーター(SYBR Green I)は、PCRによって合成された二本鎖DNAに結合し、励起光の照射により蛍光を発する。この蛍光強度を測定することにより、増幅産物の生成量をモニターできる。
蛍光標識プローブ法における蛍光プローブとしては、代表的なものに、TaqManプローブ、Molecular Beacon及びサイクリングプローブがある。
インターカレーターを用いる方法は二本鎖DNAを全て検出するために、ターゲット遺伝子ごとにプローブを用意する必要がなく、検出コストが安く反応系の構築も容易だが、検出特異性はあまり高くない。反対に、蛍光標識プローブを用いる方法は、プローブ設計のための専用ソフトが必要でコストも高いが、検出特異性が高い。相同性の高い配列同士の区別やSNPSタイピングのようにマルチプレックス検出には、蛍光標識プローブが適している。
ここで、複数の標的核酸についてリアルタイムPCRによる増幅を行うための本発明に係るリアルタイムPCR方法は、以下の工程を少なくとも有する。
(1)反応領域に供給した標的核酸を含む複数のPCR溶液の各々に温度サイクルを与えることにより、各PCR溶液中で標的核酸を増幅させる増幅工程。
(2)増幅工程により増幅された標的核酸を検出する検出工程。
(3)検出工程により得られたデータから各PCR溶液中での標的核酸の増幅量を算出し、増幅反応が完了しているか否かを個々のPCR溶液毎に判断する演算工程。
(4)演算工程により増幅反応が完了していると判断されたPCR溶液を反応領域から排出する排出工程。
(5)排出工程により排出されたPCR溶液と交換に、前記増幅工程に供するための他の新たな標的核酸を含むPCR溶液を反応領域に供給する供給工程。
本発明の方法によれば、複数の標的核酸について効率良くリアルタイムPCRを行うことができる。つまり、増幅反応が完了したPCR溶液を選択し、そのPCR溶液を、増幅工程を行う反応領域から排出する。そして、さらにその反応領域に他の標的核酸を含む新たなPCR溶液を供給し増幅反応を行うことで、個々のPCR溶液について最適な増幅反応を行うことができ、かつ、連続して効率的に多数のPCR溶液についてリアルPCR反応を行うことができる。
標的核酸は、核酸であれば特に限定されるものではない。その由来としては、例えば、人工合成産物、ヒトやマウスなどの動物、植物、細菌、真菌、古細菌、ウイルスなどの微生物等を挙げることができる。例えば、感染症起炎菌由来の標的核酸についてリアルタイムPCRを行う場合、血液中に存在する細菌の核酸が標的核酸となる。これらの標的核酸は、その血液の前処理を行った後、リアルタイムPCRに供することができる。なお、感染症起炎菌由来の標的核酸についてのリアルタイムPCRは、その試料に含まれる標的核酸のコピー数(初期数)を測定することができるため、発症の有無の判定などに有効である。
リアルタイムPCR法では標的核酸を含むPCR溶液に対する温度変化による増幅を繰り返し行い、増幅量の変化を測定し、その増幅量の変化を演算することによって標的核酸の初期数を特定する。増幅量の変化は、増幅前にPCR溶液にDNA染料や蛍光プローブをPCR混合物に加えておき、増幅産物が発する蛍光強度を経時的に測定することにより把握することができる。
本発明で用いられるPCR溶液とは、少なくとも、増幅対象としての標的核酸及びリアルタイムPCR用試薬を含んで構成される溶液である。リアルタイムPCR用試薬は、少なくとも、標的核酸を増幅するための試薬と増幅した標的核酸の量を測定可能にする試薬を含む。標的核酸を増幅するための試薬としては、DNAポリメラーゼ、デオキシヌクレオチド(dNTP)などが挙げられ、一例として以下を含む。
1.標的核酸に特異的に結合するプライマー
2.標的核酸に結合したプライマーから標的配列に相補的にDNAを合成するDNAポリメラーゼ
3.DNA合成に必要な各種ヌクレオチド(dNTPなど)
4.塩化マグネシウムや塩化カリウム等の塩類
5.トリス等のバッファー
なお、プライマーやdNTPは蛍光あるいはその他の標識をしているものも含む。また、標的核酸の量を測定可能にする試薬としては、上述のように、インターカレータや蛍光プローブなどがある。
前記増幅工程とは、標的核酸を含むPCR溶液に温度サイクルを与えることによりPCR反応を行い、PCR溶液中に含まれる標的核酸を増幅する工程のことをいう。ディネーチャー、アニール、エクステンションに適した温度、時間で温度サイクルを与えることにより、標的核酸を増幅することができる。
前記検出工程とは、前記増幅工程により増幅した標的核酸を、PCR溶液から発せられる蛍光強度を測定するなどして、検出する工程である。
前記演算工程とは、前記検出工程により得られたデータを基に標的核酸の増幅量を算出し、増幅反応が完了しているか否かを判断する工程である。つまり、前記増幅工程の終了時を判断する工程である。上述のように、リアルタイムPCRでは、1サイクルごとに標的核酸が指数関数的に増幅し、やがてプラトーに達する。したがって、標的核酸量がプラトーに達したことを検出することで、増幅反応の完了を確認することができる。
前記排出工程とは、前記演算工程で増幅反応が完了していると判断したPCR溶液を、前記増幅工程が行われていた反応領域から排出する工程である。この排出された増幅反応が完了したPCR溶液は別の場所に保管される、又は後工程に供されることになる。
前記供給工程とは、まだ増幅反応が行われていない他の新たな標的核酸を含むPCR溶液を増幅工程に供するために、そのPCR溶液を前記排出工程で排出されたPCR溶液と交換に反応領域に供給する工程をいう。これらの排出工程と供給工程により、増幅反応が完了したPCR溶液と未反応のPCR溶液を入れ替えることができ、リアルタイムPCRを連続して効率的に続行することができる。
また、複数の標的核酸についてリアルタイムPCRによる増幅を行うための本発明に係るリアルタイムPCR装置は、以下の各構成要素を少なくとも有する。
(1)複数のPCR溶液を収納し得る反応領域と、反応領域に収納した各PCR溶液に、標的核酸の増幅用の温度サイクルを与えるための温度サイクル付与機構と、を有する増幅部。
(2)増幅部により増幅された標的核酸を検出する検出部。
(3)検出部により得られたデータから標的核酸の増幅量を算出し、増幅反応が完了しているか否かを判断する演算部。
(4)演算部により増幅反応が完了していると判断されたPCR溶液を、反応領域から排出する排出機構。
(5)排出機構により排出されたPCR溶液と交換に、標的核酸を含む新たなPCR溶液を反応領域に供給する供給機構。
前記増幅部は前記増幅工程を、前記検出部は前記検出工程を、前記演算部は前記演算工程を、前記排出部は前記排出工程を、前記供給部は前記供給工程をそれぞれ行う装置部分に該当する。
以下、本発明に係わるリアルタイムPCR方法及び装置の具体的な実施の形態を説明する。ただし、本発明はこれらに限定されるものではない。
(第1の実施形態)
図1は本発明のリアルタイムPCR装置の好適な一例を示す模式図である。
図1において、
101は、基板、
102は、基板中に形成されたPCR溶液を流すための環状流路、
103は、増幅反応が完了したPCR溶液を排出する排出口、
104は、排出されたPCR溶液の領域に新しい標的核酸を含むPCR溶液を供給する供給口、
105は、標的核酸の増幅を検出する検出器、
106、107は、116および117はPCR溶液の供給又は排出を行う際に環状流路の流れを制御するバルブ、
108は、PCR溶液を環状流路への導入又は環状流路からの排出を行うポンプ、
109は、PCR溶液を環状流路102で循環させるポンプ、
110は、検出器105で得られてデータを基に増幅反応の完了の有無を算出する演算器(初期値を算出する機能も有する)、
111は、標的核酸を増幅させる温度サイクルを行う為の温度サイクル付与機構としての加熱冷却器、
となっている。
本発明に係るリアルタイムPCR装置における増幅部は、本実施形態のうち、PCR溶液を流すための環状流路102、PCR溶液を環状流路102に循環させるポンプ109及び温度サイクルを行う加熱冷却器111から構成される部分に該当する。また、検出部は検出器105、演算部は演算器110に該当する。また、排出機構は、排出口103、バルブ106、107、116及び117並びにポンプ108から構成される装置部分に該当する。同様に、供給機構は、供給口104、バルブ106及び107並びにポンプ108から構成される装置部分に該当する。
環状流路102、循環ポンプ109及び加熱冷却器111は、上述のように増幅部を構成する。この構成によれば、PCR溶液を循環ポンプ109により環状流路102に流すことにより、環状流路102に接して配置された加熱冷却器により温度サイクルを与えることができる。この場合、環状流路中の加熱冷却器により温度サイクルが付与される部分が反応領域となる。反応領域は、環状流路中に少なくとも1つ設けられる。環状流路中に反応領域を一箇所設けた場合は、PCR溶液が環状流路を1周するごとに1回の温度サイクル(熱変性、アニーリング、伸長)をPCR溶液に付与できる。環状流路中に反応領域を複数箇所設けた場合は、PCR溶液が環状流路を1周するごとに複数回の温度サイクル(熱変性、アニーリング、伸長)をPCR溶液に付与できる。加熱冷却器は、ヒーターやペルチェ素子などの温度制御手段から構成することができる。PCR溶液を、環状流路中を連続的あるいは半連続的(移動と停止を繰り返す)に流す場合は、PCR溶液の流れ方向に、ヒーターを用いた加熱部と、ペルチェエ素子などを用いた冷却部との必要個数を、所定の温度サイクルを付与可能に配列して、反応領域を構成することができる。また、後述するように、PCR溶液の循環を停止した状態で温度サイクルを付与する場合は、反応領域内のPCR溶液に所定の温度サイクルを付与できるように、ヒーターなどの加熱手段と、ペルチェ素子などの冷却手段を反応領域となる流路部分に配置する。すなわち、環状流路中の温度サイクルの付与が行われる部分が反応領域となる。つまり、加熱冷却器は複数の温度制御手段を有し、環状流路102を複数の異なる温度領域に分割することができる。この場合、ヒーターやペルチェ素子などの温度制御手段を有して加熱冷却器111が構成されており、図1では、基板101の下側に配置されている。
また、他の構成として、複数のPCR溶液が環状流路102内の反応領域内に到達した段階で循環ポンプ109を停止して、反応領域内に滞留するPCR溶液に少なくとも1回の温度サイクルを付与する構成を挙げることができる。この場合、まず、環状流路102に循環ポンプ109を用いて複数のPCR溶液を導入する。全てのPCR溶液が反応領域内に達したところで、循環ポンプを停止し、加熱冷却器111により少なくとも1回の温度サイクルを与え増幅反応を行う。増幅反応後、温度サイクルを付与したPCR溶液を検出部へ移動させて、演算のための増幅標的核酸の検出を行う。増幅が完了していたPCR溶液については新たなPCR溶液と交換する。増幅が完了していないPCR溶液及び新たなPCR溶液については、反応領域に循環ポンプで供給し、温度サイクルを付与する。この構成における環状流路102中の反応領域の個数は1つでもよく、複数でもよい。反応領域を複数設けた場合は、各反応領域中にPCR溶液が滞留できるように、PCR溶液の量(体積)に応じて複数の反応領域の間隔を適宜設定する。
ここで、流路102には、前述のように、複数のPCR溶液を導入することができる。この場合、各PCR溶液の間にバッファ溶液を充填する。バッファ溶液としては、PCR溶液と比較的混じりにくく、流路に付着したPCR溶液の洗浄を行い、各PCR溶液間のコンタミを防止することできる溶液が好ましい。例えば、バッファ溶液としては、シリコンオイルなどを用いることができる。
検出器105及び演算器110では、検出器105で得られたPCR溶液に関するデータを基に、各PCR溶液について増幅反応が完了しているか否かを判断する。例えば、前記増幅部で温度サイクルが与えられたPCR溶液から発せられる蛍光強度を検出器105で測定し、演算器110で標的核酸の増幅量を算出し、増幅反応の進行具合を調べる。循環ポンプ109を駆動させつつ検出することで、複数のPCR溶液について迅速かつ容易に増幅反応の進行具合について検査することができる。検出器105としては、例えば蛍光検出器が挙げられる。
本実施形態に示した排出機構部及び供給機構は、ポンプ108、排出口103、供給口104、バルブ106、107、116及び117を用いた機構である。ポンプ108によって流路102から増幅反応が完了したPCR溶液は排出口103へと排出され、新たな標的核酸を含むPCR溶液が供給口104から流路102へと供給される。PCR溶液の供給及び排出を行う際に、バルブ106およびバルブ107を用いることで流路102からの流れの影響を遮断することができる。この場合におけるさらに好ましい実施形態について、図4を用いて説明する。
(a)流路102には、複数のPCR溶液と各PCR溶液を分離するバッファ溶液が交互に充填されている。
(b)供給口104と排出口103の周りを四つのバルブ106,107、116および117で囲み、増幅反応の完了が確認されたPCR溶液が流れてきた直後に、流路102をバルブ106,107によって閉じ、バルブ116、117を開く。
(c)導入口103と排出口104に備え付けてあるポンプ108(不図示)を駆動してバッファ液で挟まれた増幅反応が完了したPCR溶液を排出し、そして、これから増幅を行う標的核酸を含むバッファ液で挟まれたPCR溶液の供給する。
(d)バルブ106及び107を開き、バルブ116および117を閉じることで、新たなPCR溶液を流路102に流す。
なお、流路102、排出口103及び供給口104は、基板101中に、フォトリソグラフィや成型などの公知技術を用いることにより形成することができる。基板の材料は、特に限定されるものではないが、例えば、シリコンウェハ、石英ガラス又はプラスチックなどを用いることができる。さらに、後述のように、ポンプ109に進行波型マイクロポンプを用いる場合は、基板の材料はシリコンゴムを用いることが好ましい。また、図1では、流路102は、流路内に流すことでPCR溶液に温度サイクルを与えることができるように加熱冷却器111の上に形成されている。また、流路102は、流路抵抗の観点から環状であることが好ましい。
PCR溶液を流路内に循環させるポンプ109としては、特に限定されるものではないが、例えば、進行波型マイクロポンプを用いることが好ましい。進行波型マイクロポンプは、流路102の壁面に微小な振動を励起して流体を搬送するため、小さな力で流体を輸送できる。また、ぜん動運動を利用しているため、比較的高い流量を得ることができる。進行波型マイクロポンプは、例えば非特許文献1に記載されているものを用いることができる。
図3に進行波型マイクロポンプの動作原理を示す。所定タイミングで順次変化する駆動信号を所定位相ずらして各駆動電極に与えることによって進行波型マイクロポンプ109が蠕動運動を誘起する。
ここで、図3を用いて、ポンプ109に進行波型マイクロポンプを適用した場合について説明を行う。進行波型マイクロポンプ109で標的核酸含むPCR溶液を環状の流路102内を移動させる。環状の流路102に進行波型マイクロポンプ109を設置し、進行波上に微小運動を繰り返し行い、標的核酸を含むPCR溶液を進行波の進行方向に輸送を行うことができる。また、進行波型マイクロポンプを用いる場合、基板101としては、シリコンやプラスチックなどを使用することが好ましく、流路も同様である。
圧電アクチュエータを用いた進行波型バルブレスマイクロポンプの開発、日本ATM学会誌13(2005)310−315
本実施形態の特徴の一つとなるのが、図1で示す流路102と検出器105と加熱冷却器111とポンプ109とを組み合わせたことにある。流路102に複数のPCR溶液を導入して循環させることで、複数のPCR溶液について温度サイクルを与え増幅反応を行うことができ、さらに、増幅反応後の各PCR溶液についてそのPCR反応の完了時を容易に把握することができるからである。つまり、複数のPCR溶液は加熱冷却器111による温度変化領域と検出器105を共通で使うことが可能であり、PCR溶液の駆動もポンプ109のみであり、安価かつ単純な構造で済ませることが出来る。
そして、この実施形態が、前工程および後工程とのつながりを設けたい場合、供給口104を前工程とつなげ、排出口103を後工程とつなげることができる。これから増幅を行う標的核酸を含むPCR溶液は導入口104から流路102に入り、増幅および検出を行い、増幅が完了したものから排出口103より排出され後工程へと移るように構成することができる。
次に、図5のフローチャートを用いて、本実施形態の動作説明およびリアルタイムPCR方法についての説明を行う。以下の説明は、増幅部として、流路102に循環ポンプ109を用いて複数のPCR溶液を導入した後、循環ポンプを停止し、加熱冷却器111により少なくとも1回の温度サイクルを与え増幅反応を行う構成としたものである。
ステップS1として、増幅反応を行う領域(流路102)に標的核酸を含む複数のPCR溶液をバッファ溶液を介して導入する。
ステップS2として、増幅を行う領域にあるPCR溶液の増幅を行う。その際に、加熱冷却器111によってPCR溶液の温度変化を行い、標的核酸の熱変性、アニーリング、伸長反応を行う。
ステップS3として、増幅を行う領域にある各PCR溶液の増幅量を検出器105及び演算器110で測定する。この際、標的核酸の増幅量は、例えば、標的核酸に付随している蛍光標識が放つ蛍光を測定することなどにより測定することができる。
ステップS4として、各PCR溶液の増幅量の変化から初期数が算出できる標的核酸を含むPCR溶液が存在するかどうか判断する。存在しない場合は、ステップS2に戻り、各PCR溶液について増幅反応を行う。存在する場合は、ステップS5に進む。
ステップS5として、増幅を行う領域から、初期数が算出された標的核酸を含むPCR溶液を排出する。
ステップS6として、増幅を行う領域以外に増幅を行っていない標的核酸を含むPCR溶液が存在するかどうかみる。存在しない場合はステップS8に進む。ステップS8に関しては後で説明する。存在する場合は、ステップS7に進む。
ステップS7として、増幅を行う領域以外から増幅を行う領域に新規な標的核酸を含むPCR溶液を増幅を行う領域に導入する。そして、ステップ2に戻り、PCR溶液について増幅反応を継続して行う。
ステップS8は、ステップS6の判断で、他に増幅させるべき標的核酸が存在しない場合である。ステップS8として、排出したPCR溶液の代わりにバッファ液を導入し、ステップ9に進む。
ステップS9として、増幅を行う領域に標的核酸を含むPCR溶液が存在するかどうかみて、存在する場合は、ステップS2に戻り、PCR溶液について増幅反応を再び行う。存在しない場合は、全体を終了する。
また、第1の実施形態において、図5における増幅を行う領域とは流路102のことであり、増幅を行う領域以外とは導入口104である。
(第2の実施形態)
本発明を適用できる構造として第2の実施形態を示す。図6は本発明のリアルタイムPCR装置の他の実施例を示す模式図である。
図6において、
601は、PCR溶液が入った容器602を保持するホルダー、
602は、PCR溶液を入れるための容器、
603は、増幅反応にかける前のPCR溶液が入った容器を保管する処理前ケース、
604は、増幅反応が完了したPCR溶液が入った容器を保管する処理後ケース、
605は、標的核酸の増幅を検出するための検出器、
607は、標的核酸を含むPCR溶液を保持した容器602の移動を行うための供給機構及び排出機構を兼ねる容器搬送部、
610は、検出器605で得られてデータを基に増幅反応の完了の有無を算出する演算器(標的核酸の初期値を算出する機能も有する)、
611は、標的核酸を増幅させるために温度変化を行う反応領域を構成する加熱冷却器、
となっている。
動作説明および方法に関しては、第1の実施形態で説明を行った図5とほぼ同一であるが、第1の実施形態に比べ、第2の実施形態では以下のような異なる点がある。
まず、第1の実施形態は、流路102内に複数のPCR溶液を導入して増幅および検出を行っている。それに対して、第2の実施形態は、PCR溶液毎に容器602の中に入れて、その容器602を増幅及び検出を行うホルダー601内に入れることで、PCR溶液について増幅反応および増幅した標的核酸の検出を行っている。
また、第1の実施形態では、PCR溶液について増幅反応を行う領域への供給及び排出はポンプ108を使っている。それに対して、第2の実施形態では、容器搬送部607を使っている。
また、増幅反応において、第1の実施形態では、加熱冷却器に複数の温度制御部を設け、PCR溶液を流路内で移動させることによって、PCR溶液に温度サイクルを与え、増幅反応を行う構成とすることもできる。それに対し、第2の実施形態では、加熱冷却器全体を一つの温度制御部とし、その温度制御部で温度サイクルを容器602中のPCR溶液に与えることによって、複数のPCR溶液について増幅反応を行っている。
また、第2の実施形態において、図5における増幅を行う領域とはホルダー601であり、増幅を行う領域以外とは処理前ケース603である。
(第3の実施形態)
本発明を適用できる構造として第3の実施形態を示す。図7は本発明のリアルタイムPCR装置の他の実施形態を示す模式図である。
図7において、
701は、基板、
702は、PCR溶液について増幅反応を行うための反応領域を構成するチャンバー、
703は、増幅反応が完了したPCR溶液を排出するための排出口、
704は、チャンバー702にPCR溶液を供給するための供給口、
705は、標的核酸の増幅を検出するための検出器、
706および707は、複数のチャンバー702からPCR溶液毎に使用するチャンバー702を選択するバルブ、
708および709は、PCR溶液の移動を行うためのポンプ、
710は、検出器705で得られてデータを基に増幅反応の完了の有無を算出する演算器(標的核酸の初期数を算出する機能も有する)、
711は、チャンバー702に入ったPCR溶液に温度サイクルを与えるための加熱冷却器、
712は、PCR溶液が移動する流路、
である。本実施形態における供給機構は、供給口704、バルブ706、流路712及びポンプ708を有して構成されている。また、本実施形態における排出機構は、排出口703、バルブ707、流路712及びポンプ709を有して構成されている。
動作説明および方法に関しては、第1の実施形態で説明を行った図5とほぼ同一であるが、第1の実施形態に比べ、第3の実施形態では以下のような異なる点がある。
まず、第一の実施形態は、共通の流路102内で標的核酸の増幅および検出を行っている。それに対して、第3の実施形態は、PCR溶液毎にバルブ706,707を用いて各チャンバー702を割り当て、各チャンバー702内で標的核酸の増幅および検出を行っている。
また、増幅反応において、第1の実施形態では、加熱冷却器に複数の温度制御部を設け、PCR溶液を流路内で移動させることによって、PCR溶液に温度サイクルを与え、増幅反応を行う構成とすることもできる。それに対して、第3の実施形態では、加熱冷却器711の全体で加熱と冷却を交互に行うことによって複数のPCR溶液について増幅反応を行っている。
また、第3の実施形態において、図5における増幅を行う領域とはチャンバー702であり、増幅を行う領域以外とは導入口704である。
本発明の方法を行うのに好適な装置を示す模式図である。 リアルタイムPCRの概要を示す模式図である。 本発明の液移動を示す模式図である。 本発明のPCR溶液の排出および供給を示す模式図である。 本発明のシステムの流れを示すフロー図である。 本発明の他の実施形態の一例を示す模式図である。 本発明の他の実施形態の一例を示す模式図である。
符号の説明
101、701 基盤
102 流路
103、703 排出口
104、704 導入口
105、605、705 検出器
106、706 バルブ
107、707 バルブ
108、708 ポンプ
109、709 ポンプ
110、610、710 演算器
111、611、711 加熱冷却器
601 ホルダー
602 容器
603 処理前ケース
604 処理後ケース
607 容器搬送部
702 チャンバー
712 流路
116 バルブ
117 バルブ

Claims (7)

  1. 複数の標的核酸についてリアルタイムPCRによる増幅を行う方法であって、
    反応領域に収納した前記標的核酸を含む複数のPCR溶液のそれぞれに温度サイクルを与えることにより前記標的核酸を増幅させる増幅工程と、
    前記増幅工程により増幅された標的核酸を検出する検出工程と、
    前記検出工程により得られたデータから前記標的核酸の増幅量を算出し、増幅反応が完了しているか否かを個々のPCR溶液毎に判断する演算工程と、
    前記演算工程により増幅反応が完了していると判断されたPCR溶液を前記反応領域から排出する排出工程と、
    前記排出工程により排出されたPCR溶液と、前記増幅工程に供するための標的核酸を含む新たなPCR溶液とを、交換して前記反応領域に供給する供給工程と、
    を有することを特徴とするリアルタイムPCR方法。
  2. 前記増幅工程が、前記反応領域を設けた流路中に前記複数のPCR溶液を循環させ、各PCR溶液が前記流路を1周する間に少なくとも1回の温度サイクルを与えて増幅反応を行うことを特徴とする請求項1に記載のリアルタイムPCR方法。
  3. 前記検出工程が、前記温度サイクルを与えた直後のPCR溶液における標的核酸を検出することを特徴とする請求項1又は2に記載のリアルタイムPCR方法。
  4. 複数の標的核酸についてリアルタイムPCRによる増幅を行うための装置であって、
    前記標的核酸を含む複数のPCR溶液を収納し得る反応領域と、該反応領域に収納した各PCR溶液に、標的核酸の増幅用の温度サイクルを与えるための温度サイクル付与機構と、を有する増幅部と、
    前記増幅部により増幅された標的核酸を検出する検出部と、
    前記検出部により得られたデータから前記標的核酸の増幅量を算出し、増幅反応が完了しているか否かを判断する演算部と、
    前記演算部により増幅反応が完了していると判断されたPCR溶液を前記反応領域から排出する排出機構と、
    前記排出機構により排出されたPCR溶液と、標的核酸を含む新たなPCR溶液とを交換して前記反応領域に供給する供給部と、
    から構成されていることを特徴とするリアルタイムPCR装置。
  5. 前記検出部が、前記温度サイクルを与えた直後のPCR溶液における標的核酸を検出するように配置されたことを特徴とする請求項4に記載のリアルタイムPCR装置。
  6. 前記増幅部が、
    前記反応領域を設けた流路と、
    前記流路中に流れるPCR溶液に、前記反応領域において温度サイクルを与えることができるように、前記流路に沿って複数の温度制御手段を配置した加熱冷却器と、
    前記PCR溶液を前記流路中に循環させるための循環ポンプと、
    からなることを特徴とする請求項4又は5に記載のリアルタイムPCR装置。
  7. 前記排出機構と供給機構が、
    前記流路を閉じる少なくとも二つのバルブと、
    前記バルブによって前記流路から遮断された増幅反応が完了したPCR溶液を、まだ増幅反応を行っていない新たなPCR溶液に入れ替えるために使用するポンプと、
    前記新たなPCR溶液を保持させておく供給口と、
    前記増幅反応が完了したPCR溶液を排出する排出口と、
    からなることを特徴とする請求項5又は6に記載のリアルタイムPCR装置。
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