JP2009105819A - 手回し発電器 - Google Patents

Abstract

【課題】 従来の手回し発電機は非効率であり、例えばハンドル式では手首の動きが効率的に発電機に伝わっていなかった。他にワンウェイクラッチを使って握力を回転変換し発電する手回し発電機が存在したが、この握力の全部を回転力に変換できていなかった。更にその他の手回し発電機に於いても手の運動エネルギーを有効に発電機に伝達されていなかった。
本発明は手を軽く揺するだけ回転体が回り高効率に発電する手回し発電機を実現する。
【解決手段】 折り畳み可能な棒状の回転体が、発電機が格納されている筐体に回転可能に取り付けられている。この筐体を手で握り、これを日本古来の武器である鎖鎌と同じ要領でリズミカルに揺らし、上記した回転体を回す。この回転体は遠心力と惰力で回転が継続し、この回転力で発電機を回し高効率に発電する
【選択図】 図３

Description

本発明は手回し発電器及びこの手回し発電器を具備する携帯電話に関する。

現在モバイル機器が広く普及しているが、この電源たる電池への充電に関しては不
便な点が多くあった。

従来の充電方法は商用交流電源に接続する必要があったため、商用交流電源が無いところでは充電が出来ない不便があった。

携帯電話に於いては比較的消費電力が少ないので、乾電池等を用いた充電器等も存在するが、これも一時しのぎ程度であった。

ノートパソコンに於いては、比較的消費電力が大きいので、携帯電話のように乾電池等を用いた充電器は存在しなかった。

商用交流電源の無い場所でも本格的な充電が可能なモバイル充電器があれば大変便利である。 この様なモバイル充電器として、ハンドル回転式の発電器等も存在するが、ハンドル回転式は、人間工学的見地から手首の動きは回転運動に適さない構造であり、このハンドルを持続的に回転させ続けて発電する事は困難であった。

折り畳み可能の桿状の回転体を、リズムを付けて手首を揺ってこれを回転させる。そしてこの回転体の回転を発電器に伝達して発電するのである。

例えば、日本古来の武器である鎖鎌は、先端に重りがついた鎖であり、これを手に持って、手首を上下させればでこの鎖は簡単に回転する。本発明はこれと同要領で、桿状の回転体を、リズムを付けて手首を上下に揺する事により、この桿状の回転と自身の重みで、遠心力が働き回転力が促進される。

そしてこの慣性力で増々回転が加速されて回転持続するのであり、これで発電器を回転させ発電するのである。

又、この回転桿を伸縮可能にすれば、回転時には伸長させり事により慣性力が増大し回転エネルギーが増大する。そして収納時には折り畳めば携帯に便利となる。

この回転桿の先端部に適切重量の重りを取り付ければ、この重りにより回転桿がフライホイールと同様な働きをして、回転畜力効果を生み出すので、更なる高効率な手回し発電機となるのである。

手首を振る事により回転体を回転させ、この回転慣性力を利用するので小さな力がこの回転体に畜力し、して発電発電機であり、小体積且つ軽量で高効率な発電が可能なので、どこでも本格的な充電が可能となり、モバイル機器の汎用充電器として広く普及する事が期待できる。

以下本発明の実施例を図を使い説明する。
握り柄を兼ねる筐体１００の内部に発電器２００と、平滑回路や定電圧回路等、所定の直流電源に調整する直流調整回路基板１５０が封入されている。

発電器２００の回転軸２１０はＬ字型の継手２５０を介して、ヒンジ２５０で折り畳み可能に回転桿３００が取り付けられる。

回転桿３００を筐体１００と直角になるようにして、図２に示すように筐体１００を
手で握り、これを動かして本発明の角度を変えてやると、回転桿３００は回転始動する。
そして、これをリズムを付けて揺すると、この回転桿３００は上記説明した鎖鎌と同じように簡単に高
速回転に達し、この回転が持続し、これに接続された発電器２００が回転して発電するのである。

そして、発生したこの電力を図３に示す様に携帯電話等のモバイル機器Ｍに接続して給電し、機器内部
の二次電池を充電するのである

図４は本発明に電池ホルダー１９０と、充電用の電子回路１８０とを具備したものであり、二次電池を
電池ホルダー１９０にセットしてこれを充電する事が出来る。これにより本発明は汎用充電器として機
能する。

図５は本発明を携帯電話に内蔵した例である。
携帯電話６００には振動モーターを兼ねる発電器６２０が内蔵され、この回転軸６２５にアンテナを兼
ねる回転桿６３０が回転可能に接続されている。

この携帯電話６００を上記説明したと同要領で揺らせば、アンテナを兼ねる回転桿６３０が回転し、これが振動モーターを兼ねる発電器６２０を回転せしめて発電し、内蔵の二次電池６５０を充電するのである。

本発明の筐体の一部を切り取った斜視図 本発明を揺すって回転桿が回転始動した斜視図 本発明をモバイル機器に接続し給電している斜視図 電池ホルダーを具備し二次電池を充電可能な本発明の斜視図 本発明を携帯電話に内蔵した正面図 携帯電話を揺り内蔵した本発明を作動させている斜視図

符号の説明

１００ 筐体
１５０ 直流調整回路
１８０ 充電用回路
１９０ 電池ホルダー
２００ 発電機
２１０ 発電機の回転軸
２５０ Ｌ字型継ぎ手
２８０ ヒンジ
３００ 回転桿
５００ 給電用接続コネクター
６００ 携帯電話
６２０ 振動モーターを兼ねる発電機
６２５ 振動モーターを兼ねる発電機の回転軸
６３０ アンテナを兼ねる回転桿
６５０ 二次電池
Ｈ 手
Ｍ モバイル機器

Claims (4)

1. 回転桿が筐体内の発電器の回転軸と折り畳み可能に支承され、この筐体を手で揺すって、回転桿 を回転させてこの発電し、電子回路で所定の定電圧にして給電する手回し発電器
2. 電池ホルダー含む充電手段を有する請求項１記載の手回し発電器
3. アンテナを兼ねる回転桿が、携帯電話内蔵の発電器の回転軸と折り畳み可能に支承され、この携 帯電話を手で揺する事によりこの回転桿が回転して発電する手回し発電器内蔵の携帯電話
4. アンテナを兼ねる回転桿が、携帯電話内蔵の振動モーターを兼ねる発電器の回転軸と折り畳み可能 に支承され、この携帯電話を手で揺する事によりこの回転桿が回転して発電する手回し発電器内蔵 の携帯電話
   
   

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