JP2009105673A - 画像記憶表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】撮像装置から画像データを取得し、取得した画像データを記憶し、記憶した画像データに係る画像を表示する際には、手振れのない画像のみを表示することができる画像記憶表示装置を提供する。
【解決手段】カードスロット31に装着されたメモリカード2から画像データを取得し、画像データに付された手振れ量が閾値を超えるか否かを手振れ判定部32にて判定し、手振れ量が閾値を超えない画像データのみをハードディスク40の画像ファイルエリア41に記憶する。スライドショー表示を行う場合には、画像ファイルエリア41に記憶された画像データを順次読み出して表示する。
【選択図】図3

Description

本発明は、撮像装置から画像データを取得し、取得した画像データをメモリ又はハードディスク等に記憶して、記憶した画像データに係る画像を液晶ディスプレイなどに表示する画像記憶表示装置に関する。
従来、CCD(Charge Coupled Device)などによる撮像を行ってデジタルの画像データを取得する撮像装置、所謂デジタルカメラが広く普及している。デジタルカメラには液晶ディスプレイなどの表示部が搭載されている場合が多く、この表示部に撮像した画像を表示することができる。しかし、デジタルカメラの表示部は撮像した画像の確認を主たる目的とするものであり、画像の鑑賞には不向きである。このためユーザは、PC(パーソナルコンピュータ)などの表示機能を有する他の装置を用いてデジタルカメラから画像データを取得し、他の装置にて画像を表示して鑑賞する場合が多い。また近年では、表示機能を有する他の装置として、例えば電子式の写真たて及びテレビジョン装置に接続されたハードディスクレコーダ等を利用することができる。これらの装置は、1つの画像を表示するのみでなく、複数の画像をスライドショー表示又は一覧表示等の種々の方法で表示することができ、利便性が高いという利点がある。
特許文献1においては、磁気ディスクから画像信号を再生するか、又は外部から画像信号を入力するかして、メモリに画像信号を記録した後、平面表示パネルに画像信号を再生して表示する電子写真表示装置が提案されている。この電子写真表示装置は、デジタルカメラ又はAV機器等からの静止画を写真たての感覚で再現することができる。
特許文献2においては、フレーム部及び液晶ディスプレイからなる写真たての本体部と、この本体部に内蔵され、多数の写真画像が記憶された画像記憶装置と、本体部の裏面に回動自在に設けられた支持用脚部と、電源ボタン及び操作ボタン等の種々の操作部とを備える画像記憶装置付き写真たてが提案されている。この画像記憶装置付き写真たては、電源ボタンを操作することにより電源部から画像記憶装置へと通電され、液晶ディスプレイに写真画像が表示される。また、操作ボタンを操作して別の写真画像を呼び出して表示させることもでき、写真画像と共に日付及びタイトル等も記録することができる。
また、特許文献3においては、ユーザID(IDentifier)又はデバイスID毎に画像データを補正するための補正関数を算出して保管しておき、画像データに対して画像処理を施す際にはこの画像データに付与されたユーザID又はデバイスIDに対応する補正関数を検索し、この補正関数に基づいて補正パラメータを算出して、補正パラメータにより画像データに画像データを施すことにより、ユーザ毎に又は表示デバイス毎に最適な画像処理が施された画像を得ることができる鑑賞用データ補正方法が提案されている。
実開平3−38981号公報 特開平9−308558号公報 特開2002−281347号公報
従来、デジタルカメラを用いて撮像を行う場合に、撮像装置に振れ(所謂、手振れ)が生じることによって、撮像した画像の画質が悪化するという問題がある。この問題を解決するために、近年のデジタルカメラには手振れ補正機能を備えるものがある。例えば、ジャイロセンサなどのセンサを用いて手振れを検知し、手振れを相殺する方向へレンズ又は光学素子を移動させることにより、手振れのない画像を取得することができる。しかし、このような手振れ補正機能を搭載することによってデジタルカメラが大型化及び高コスト化するため、全てのデジタルカメラがこの機能を搭載することができるわけではなく、一般に高級機に搭載される場合が多い。また、この機能を搭載した場合であっても、手振れの程度によっては完全に補正を行うことができない虞がある。
デジタルカメラにて撮像された画像は、内部のメモリ又は装着されたメモリカード等に画像データとして記憶されるが、撮像の際に手振れが生じた画像に係る画像データと、手振れが生じていない画像に係る画像データとが混在して記憶される。デジタルカメラに記憶された画像データをPC、電子式写真たて又はハードディスクレコーダ等の装置を利用して鑑賞する場合、これらの装置では手振れの有無に関わらず記憶された画像データに係る画像を表示する。特にスライドショー表示により画像の鑑賞を行う場合には、記憶された画像データに係る画像が順次的に表示されるため、手振れにより画質が悪化した画像が表示されるという問題がある。
手振れが生じた画像に係る画像データをユーザが予め削除しておくことにより上述の問題を回避することができるが、近年ではメモリ容量の増大からデジタルカメラに記憶することができる画像データの量が多く、多数の画像データから手振れが生じた画像データを削除する作業は非常に繁雑な作業である。特許文献1に記載の電子写真表示装置及び特許文献2に記載の画像記憶装置つき写真たてについても、同様の問題を有している。また、特許文献3に記載の鑑賞用データ補正方法はユーザ毎に又は表示デバイス毎に最適な補正を行うものであり、一人のユーザが一つのデジタルカメラを利用して撮像した複数の画像について画像毎の手振れを補正するものではなく、上述の問題を解決することはできない。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、撮像装置から画像データを取得するときに、撮像の際の撮像装置の振れ量に係る情報(即ち、手振れ量に係る情報)を画像データから取得し、振れ量が閾値を超えない画像データのみを取得して記憶し、振れ量が閾値を超える画像データを記憶しない構成とすることにより、画像を表示する際には手振れのない画像のみを読み出して表示することができる画像記憶表示装置を提供することにある。
また本発明の他の目的とするところは、撮像装置から画像データを取得するときに、撮像の際の撮像装置の振れ量に係る情報を画像データから取得し、振れ量に応じて画像データを複数のグループに分けて記憶する構成とすることにより、複数の画像をスライドショー表示する場合などには手振れのない画像のみを読み出して表示することができ、一覧表示する場合などには全ての画像を読み出して表示するなど、手振れ量に応じた表示処理を行うことができる画像記憶表示装置を提供することにある。
また本発明の他の目的とするところは、撮像装置から画像データを一括して取得して記憶しておき、撮像の際の撮像装置の振れ量に係る情報を画像データから取得して、各画像データの振れ量に応じた画像の表示を行う構成とすることにより、スライドショー表示などを行う際に手振れのない画像のみを表示することができる画像記憶表示装置を提供することにある。
また本発明の他の目的とするところは、撮像装置から画像データを取得するときに、手振れを補正可能な画像については手振れ補正を行う構成とすることにより、撮像の際に手振れが生じた画像であっても、手振れの程度が低い画像については自動的に補正して表示することができる画像記憶表示装置を提供することにある。
本発明に係る画像記憶表示装置は、撮像装置にて撮像された画像に係る画像データを取得する画像データ取得手段と、該画像データ取得手段が取得した画像データを記憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶された画像データの画像表示に係る処理を行う画像表示処理手段とを備える画像記憶表示装置において、前記画像データ取得手段が取得した画像データから、該画像データに係る画像が撮像されたときの撮像装置の振れ量に係る情報を取得する振れ情報取得手段と、該振れ情報取得手段が取得した振れ量が所定の閾値を超えるか否かを判定する判定手段とを備え、前記記憶手段は、振れ量が前記閾値を超えない画像データを記憶し、振れ量が閾値を超える画像データを記憶しないようにしてあることを特徴とする。
また、本発明に係る画像記憶表示装置は、前記閾値の設定を受け付ける受付手段を更に備え、前記判定手段は、前記受付手段が受け付けた閾値を用いて判定を行うようにしてあることを特徴とする。
また、本発明に係る画像記憶表示装置は、前記振れ情報取得手段が取得した情報を表示するか否かの設定を受け付ける受付手段を更に備え、前記画像表示処理手段は、前記受付手段が表示する設定を受け付けた場合に、前記情報を画像データに係る画像と共に表示するようにしてあることを特徴とする。
また、本発明に係る画像記憶表示装置は、撮像装置にて撮像された画像に係る画像データを取得する画像データ取得手段と、該画像データ取得手段が取得した画像データを記憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶された画像データの画像表示に係る処理を行う画像表示処理手段とを備える画像記憶表示装置において、前記画像データ取得手段が取得した画像データから、該画像データに係る画像が撮像されたときの撮像装置の振れ量に係る情報を取得する振れ情報取得手段と、該振れ情報取得手段が取得した振れ量が一又は複数の閾値を超えるか否かをそれぞれ判定する判定手段とを備え、前記記憶手段は、前記画像データ取得手段が取得した複数の画像データを、前記判定手段の判定結果に応じた複数のグループに分けて記憶するようにしてあることを特徴とする。
また、本発明に係る画像記憶表示装置は、前記一又は複数の閾値の設定を受け付ける受付手段を更に備え、前記判定手段は、前記受付手段が受け付けた閾値を用いて判定を行うようにしてあり、前記記憶手段は、前記受付手段が受け付けた閾値に応じた複数のグループに分けて画像データを記憶するようにしてあることを特徴とする。
また、本発明に係る画像記憶表示装置は、画像の表示を行うか否かの設定をグループ毎に受け付ける受付手段を更に備え、前記画像表示処理手段は、表示を行う設定のグループの画像データに係る複数の画像を順次的に切り替えて表示するスライドショー表示を行うようにしてあることを特徴とする。
また、本発明に係る画像記憶表示装置は、前記判定手段が一の閾値を用いて判定を行い、前記記憶手段が2つのグループに分けて画像データを記憶するようにしてあり、前記画像表示処理手段は、一のグループに分けられた画像データに係る複数の画像を順次的に切り替えて表示するスライドショー表示を行い、他のグループに分けられた画像データに係る画像のスライドショー表示を行わないようにしてあることを特徴とする。
また、本発明に係る画像記憶表示装置は、前記一の閾値の設定を受け付ける受付手段を更に備え、前記判定手段は、前記受付手段が受け付けた一の閾値を用いて判定を行うようにしてあることを特徴とする。
また、本発明に係る画像記憶表示装置は、前記他のグループに分けられた画像データに係る画像のスライドショー表示を行うか否かの設定を受け付ける受付手段を更に備え、前記画像表示処理手段は、前記受付手段が前記スライドショー表示を行う設定を受け付けた場合に、前記他のグループに分けられた画像データに係る画像のスライドショー表示を行うようにしてあることを特徴とする。
また、本発明に係る画像記憶表示装置は、画像データに係る振れ量に応じて該画像データに係る画像の補正を行う画像補正手段を更に備え、前記判定手段は、前記画像補正手段による補正が必要であるか否かを判定する第1閾値と、前記画像補正手段による補正が可能であるか否かを判定する第2閾値とを用いて振れ量の判定を行うようにしてあり、前記記憶手段は、前記画像補正手段による補正が必要ない画像データによる第1グループと、前記画像補正手段による補正が可能な画像データによる第2グループと、前記画像補正手段による補正が不可能な画像データによる第3グループとに分けて画像データを記憶するようにしてあることを特徴とする。
また、本発明に係る画像記憶表示装置は、前記補正手段による補正を行うか否かの選択を受け付ける受付手段を更に備え、前記画像補正手段は、前記受付手段が受け付けた選択に応じて、前記第2グループの画像データに係る画像を補正するようにしてあり、前記画像表示処理手段は、前記第1グループ及び前記第2グループの画像データに係る画像を順次的に切り替えて表示するスライドショー表示を行うようにしてあることを特徴とする。
また、本発明に係る画像記憶表示装置は、前記第3グループの画像データに係る画像を表示するか否かの設定を受け付ける受付手段を更に備え、前記画像表示処理手段は、前記受付手段が表示する設定を受け付けた場合に、前記第3グループの画像データに係る画像をスライドショー表示するようにしてあることを特徴とする。
また、本発明に係る画像記憶表示装置は、前記振れ情報取得手段が取得した情報を表示するか否かの設定を受け付ける受付手段を更に備え、前記画像表示処理手段は、前記受付手段が表示する設定を受け付けた場合に、前記情報を画像データに係る画像と共に表示するようにしてあることを特徴とする。
また、本発明に係る画像記憶表示装置は、撮像装置にて撮像された画像に係る画像データを取得する画像データ取得手段と、該画像データ取得手段が取得した画像データを記憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶された画像データの画像表示に係る処理を行う画像表示処理手段とを備える画像記憶表示装置において、前記記憶手段に記憶された画像データから、該画像データに係る画像が撮像されたときの撮像装置の振れ量に係る情報を取得する振れ情報取得手段と、画像データに係る画像と共に前記情報を表示するか否かの設定を受け付ける受付手段とを備え、前記画像表示処理手段は、前記受付手段が前記情報を画像と共に表示する設定を受け付けた場合に、前記情報を画像データに係る画像と共に表示するようにしてあることを特徴とする。
また、本発明に係る画像記憶表示装置は、撮像装置にて撮像された画像に係る画像データを取得する画像データ取得手段と、該画像データ取得手段が取得した画像データを記憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶された画像データの画像表示に係る処理を行う画像表示処理手段とを備える画像記憶表示装置において、前記記憶手段に記憶された画像データから、該画像データに係る画像が撮像されたときの撮像装置の振れ量に係る情報を取得する振れ情報取得手段と、該振れ情報取得手段が取得した振れ量が所定の閾値を超えるか否かを判定する判定手段とを備え、前記画像表示処理手段は、振れ量が前記閾値を超えない画像データを表示し、振れ量が閾値を超える画像データを表示しないようにしてあることを特徴とする。
また、本発明に係る画像記憶表示装置は、前記閾値の設定を受け付ける受付手段を更に備え、前記判定手段は、前記受付手段が受け付けた閾値を用いて判定を行うようにしてあることを特徴とする。
また、本発明に係る画像記憶表示装置は、前記判定手段の判定結果に応じて、前記記憶手段に記憶された画像データを削除する削除手段とを更に備えることを特徴とする。
また、本発明に係る画像記憶表示装置は、撮像装置にて撮像された画像に係る画像データを取得する画像データ取得手段と、該画像データ取得手段が取得した画像データを記憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶された画像データの画像表示に係る処理を行う画像表示処理手段とを備える画像記憶表示装置において、前記記憶手段に記憶された画像データから、該画像データに係る画像が撮像されたときの撮像装置の振れ量に係る情報を取得する振れ情報取得手段と、該振れ情報取得手段が取得した振れ量が所定の閾値を超えるか否かを判定する判定手段とを備え、前記画像表示処理手段は、振れ量が前記閾値を超える画像データに係る画像にマークを付して、前記記憶手段に記憶された画像データに係る画像を一覧表示するようにしてあることを特徴とする。
また、本発明に係る画像記憶表示装置は、画像データの削除の指示を受け付ける受付手段と、該受付手段が削除の指示を受け付けた場合に、前記マークが付された画像に係る画像データを前記記憶手段から削除する削除手段とを更に備えることを特徴とする。
また、本発明に係る画像記憶表示装置は、撮像装置にて撮像された画像に係る画像データを取得する画像データ取得手段と、該画像データ取得手段が取得した画像データを記憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶された画像データの画像表示に係る処理を行う画像表示処理手段とを備える画像記憶表示装置において、前記記憶手段に記憶された画像データから、該画像データに係る画像が撮像されたときの撮像装置の振れ量に係る情報を取得する振れ情報取得手段と、表示された画像から一又は複数の画像の選択を受け付ける受付手段とを備え、前記画像表示処理手段は、前記振れ情報取得手段が取得した情報を、画像データに係る画像と共に表示するようにしてあると共に、前記受付手段が選択を受け付けた場合に、選択された画像にマークを付して表示するようにしてあることを特徴とする。
また、本発明に係る画像記憶表示装置は、前記マークが付された画像に係る画像データを削除する削除手段を更に備えることを特徴とする。
また、本発明に係る画像記憶表示装置は、前記記憶手段が、前記画像データ取得手段が取得した画像データを、複数のグループに分けて記憶するようにしてあり、前記マークが付された画像に係る画像データと、前記マークが付されていない画像に係る画像データとを異なるグループに記憶するようにしてあることを特徴とする。
また、本発明に係る画像記憶表示装置は、撮像装置にて撮像された画像に係る画像データを取得する画像データ取得手段と、該画像データ取得手段が取得した画像データを記憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶された画像データの画像表示に係る処理を行う画像表示処理手段とを備える画像記憶表示装置において、前記記憶手段に記憶された画像データから、該画像データに係る画像が撮像されたときの撮像装置の振れ量に係る情報を取得する振れ情報取得手段と、該振れ情報取得手段が取得した振れ量を基に、画像データに係る画像に補正を行う必要があるか否か、及び、画像データに係る画像が補正可能であるか否かを判定する判定手段と、該判定手段が補正可能と判定した画像の補正を行う画像補正手段とを備え、前記画像表示処理手段は、前記判定手段により補正を行う必要がないと判定された画像、及び前記画像補正手段が補正した画像を表示するようにしてあることを特徴とする。
また、本発明に係る画像記憶表示装置は、前記補正手段による補正を行うか否かの選択を受け付ける受付手段を更に備え、該受付手段が受け付けた選択に応じて前記補正手段が補正を行うようにしてあることを特徴とする。
また、本発明に係る画像記憶表示装置は、前記判定手段に補正不可能と判定された画像を表示するか否かの選択を受け付ける受付手段を更に備え、前記画像表示処理手段は、前記受付手段が表示する選択を受け付けた場合に前記画像を表示するようにしてあることを特徴とする。
また、本発明に係る画像記憶表示装置は、前記振れ情報取得手段が取得した情報を、画像データに係る画像と共に表示するか否かの選択を受け付ける受付手段を更に備え、前記画像表示処理手段は、前記受付手段が前記情報を画像と共に表示する設定を受け付けた場合に、前記情報を画像データに係る画像と共に表示するようにしてあることを特徴とする。
また、本発明に係る画像記憶表示装置は、撮像装置にて撮像された画像に係る画像データを取得する画像データ取得手段と、該画像データ取得手段が取得した画像データを記憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶された画像データの画像表示に係る処理を行う画像表示処理手段とを備える画像記憶表示装置において、前記画像データ取得手段が取得した画像データから、該画像データに係る画像が撮像されたときの撮像装置の振れ量に係る情報を取得する振れ情報取得手段と、該振れ情報取得手段が取得した振れ量を基に、画像データに係る画像に補正を行う必要があるか否か、及び、画像データに係る画像が補正可能であるか否かを判定する判定手段と、該判定手段が補正可能と判定した画像の補正を行う画像補正手段とを備え、前記記憶手段は、前記判定手段により補正を行う必要がないと判定された画像に係る画像データ、並びに前記画像補正手段により補正された画像及び補正前の画像に係る画像データを記憶するようにしてあることを特徴とする。
また、本発明に係る画像記憶表示装置は、撮像装置にて撮像された画像に係る画像データを取得する画像データ取得手段と、該画像データ取得手段が取得した画像データを記憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶された画像データの画像表示に係る処理を行う画像表示処理手段とを備える画像記憶表示装置において、前記画像データ取得手段が取得した画像データから、該画像データに係る画像が撮像されたときの撮像装置の振れ量に係る情報を取得する振れ情報取得手段と、該振れ情報取得手段が取得した振れ量を基に、画像データに係る画像に補正を行う必要があるか否か、及び、画像データに係る画像が補正可能であるか否かを判定する判定手段と、該判定手段が補正可能と判定した画像の補正を行う画像補正手段と、前記画像補正手段による補正前後の画像の表示に係る処理を行う手段と、表示された補正前後の画像から一方の画像の選択を受け付ける受付手段とを備え、前記記憶手段は、前記判定手段が補正を行う必要がないと判定した画像に係る画像データ、及び前記受付手段が選択を受け付けた画像に係る画像データを記憶するようにしてあることを特徴とする。
また、本発明に係る画像記憶表示装置は、前記記憶手段が、前記判定手段が補正不可能と判定した画像に係る画像データを記憶しないようにしてあることを特徴とする。
また、本発明に係る画像記憶表示装置は、前記記憶手段が、前記画像データ取得手段が取得した画像データを、複数のグループに分けて記憶するようにしてあり、前記判定手段が補正不可能と判定した画像に係る画像データと、前記判定手段が補正を行う必要がないと判定した画像に係る画像データ及び前記判定手段が補正可能と判定した画像に係る画像データとを、異なるグループに記憶するようにしてあることを特徴とする。
また、本発明に係る画像記憶表示装置は、前記判定手段が補正不可能と判定した画像を表示するか否かの設定を受け付ける受付手段を更に備え、前記画像表示処理手段は、前記受付手段が表示する設定を受け付けた場合に前記画像を表示するようにしてあることを特徴とする。
また、本発明に係る画像記憶表示装置は、前記画像表示処理手段が、前記判定手段による判定結果及び/又は前記画像補正手段による補正の有無に係る情報を、画像データに係る画像と共に表示するようにしてあることを特徴とする。
また、本発明に係る画像記憶表示装置は、前記情報を表示するか否かの設定を受け付ける受付手段を更に備え、前記画像表示処理手段は、前記受付手段が前記情報を画像と共に表示する設定を受け付けた場合に、前記情報を画像データに係る画像と共に表示するようにしてあることを特徴とする。
本発明においては、撮像装置では撮像を行う都度に加速度センサなどを用いて振れ量を取得し、撮像した画像と共に撮像装置の振れ量に係る情報を画像データに付与しておく。画像データの記憶機能及び記憶した画像データに係る画像の表示機能を有するPC、電子式写真たて又はハードディスクレコーダ等の画像記憶表示装置は、画像データに付与された振れ量を基に、この画像データに係る画像が鑑賞に堪えうるものであるか否かを推定することが可能である。よって、画像記憶表示装置は、撮像装置から画像データを取得するときに、各画像データに付与された振れ量が閾値を超えるか否かを調べて、振れ量が閾値を超えない画像データのみを記憶する。画像を表示する際に読み出す画像データには振れ量が閾値を超えるものは含まれないため、画像記憶表示装置は、鑑賞に堪えうる画質のよい画像のみを表示することができる。
このときに、振れ量の閾値をユーザが設定することができる構成とすることによって、画像記憶表示装置はユーザの好みに適した画像の表示を行うことができる。更に、各画像データに付与された振れ量に係る情報を画像と共に表示することによって、ユーザが前述の閾値の設定などを行う際の判断基準を提供することができ、画像記憶表示装置の利便性が向上する。
また、本発明においては、画像記憶表示装置が、撮像装置から画像データを取得するときに各画像データに付与された振れ量と一又は複数の閾値との比較を行って、各画像データを振れ量に応じた複数のグループに分けて記憶する構成とすることもできる。例えば、ユーザが一又は複数の閾値を設定して、設定した閾値に応じて設けられるグループ毎に表示を行うか否かを設定することを可能とし、表示を行う設定のグループに含まれる画像データに係る画像を画像記憶表示装置がスライドショー表示する構成とすることにより、ユーザの好み又は画像記憶表示装置の使用状況等に応じて最適な画像の表示を行うことができる。
また例えば、画像記憶表示装置が、予め定められた一の閾値を用いて振れ量の判定を行うことで画像データを2つのグループに分けて記憶し、一のグループの画像データに係る画像のスラードショー表示を行い、他のグループの画像データに係る画像のスライドショー表示を行わない構成とすることにより、閾値を超える振れ量の画像がスライドショー表示されることがなく、一覧表示などの場合には全ての画像を表示することができるため、ユーザの好み又は画像記憶表示装置の使用状況等に応じて最適な画像の表示を行うことができる。一の閾値はユーザが設定可能な構成であってもよい。
また例えば、画像記憶表示装置が、振れ量が画像の補正が必要な量であるか否かを判定する第1閾値、及び振れ量が画像補正可能な量であるか否かを判定する第2閾値を用いて振れ量の判定を行うことで画像データを3つのグループに分けて記憶する構成とすることができる。これにより画像データは、画像補正が必要でない良好な画質の第1グループと、振れが生じたが補正可能な第2グループと、振れ量が大きく画像補正が不可能な第3グループとに分けられる。スライドショー表示を行う場合に、第1グループの画像データに係る画像を表示し、第2グループの画像データに係る画像は補正して表示し、第3グループの画像データに係る画像は表示しないことで、画質の良好な画像のみが表示される。第2グループの画像データに係る画像の画像補正を行うか否か、及び第3グループの画像データに係る画像を表示するか否かは、ユーザが設定可能な構成であってもよい。
また、本発明においては、画像記憶表示装置が、撮像装置から画像データを一括取得して記憶しておき、画像を表示する際に画像データから振れ量に係る情報を取得する構成とすることもできる。取得した振れ量に係る情報は、画像の一覧表示などの際に、ユーザの設定に応じて画像と共に表示する。スライドショー表示を行う際には、振れ量が閾値より大きい画像は表示しない。画像記憶表示装置は、振れ量が閾値より大きい画像データを自動的に削除する構成とするか、若しくは一覧表示の際に振れ量が閾値より大きい画像にマークを付して表示し、ユーザの操作によりマークを付した画像に係る画像データを削除する構成としてもよい。又は、一覧表示の際にユーザから画像の選択を受け付けて、選択された画像にマークを付して表示し、マークが付された画像に係る画像データを削除する構成とするか、若しくはマークが付された画像に係る画像データと付されていない画像に係る画像データとを異なるグループに記憶する構成としてもよい。
又は、画像記憶表示装置が、一括取得して記憶した画像データに係る画像を表示する際に画像データから振れ量に係る情報を取得し、振れ量が画像の補正が必要な量であるか否か及び振れ量が画像補正可能な量であるか否かを判定して、画像補正が必要でない良好な画質の画像を表示し、画像補正が必要な画像は画像補正を行って表示し、画像補正が不可能な画像は表示しない構成とすることもできる。これにより、画質が良好な画像及び補正により画質が改善された画像のみが表示される。このように、撮像装置から画像データを取得して記憶する際でなく、記憶した画像データに係る画像を表示する際に振れ量に応じた処理を行う構成であってもよい。
また、本発明においては、画像記憶表示装置が、撮像装置から画像データを取得した際に画像データから振れ量に係る情報を取得し、振れを補正することが可能な画像の補正を行って、補正前後の画像に係る画像データを共に記憶しておく構成とするか、又は補正可能な画像の補正前後の画像を表示してユーザの選択に応じていずれか一方の画像に係る画像データを記憶しておく構成とすることもできる。このとき、画像記憶表示装置は補正不可能な画像データを記憶しない構成としてもよく、異なるグループに分けて記憶しておく構成としてもよい。一覧表示などにより画像を表示する際には、振れの補正の必要性の有無又は振れの補正を行ったか否か等を示す情報を画像と共に表示することによって、ユーザがいずれの画像をスライドショー表示するかを容易に選択することが可能となる。
本発明による場合は、画像記憶表示装置が撮像装置から画像データを取得するときに、振れ量が閾値を超えない画像データのみを取得して記憶し、振れ量が閾値を超える画像データを記憶しない構成とすることにより、スライドショー表示などで画像を表示する場合には、記憶された画像データを読み出して表示を行うのみで振れのない画像のみの表示を行うことができる。よって、ユーザは振れの大きい画像を削除しておくなどの作業を予め行う必要がなく、鑑賞に堪えうる画像のみを画像記憶表示装置が表示することができるため、画像記憶表示装置の利便性を高めることができると共に、ユーザは画像記憶表示装置を利用して画質の良い画像を鑑賞することができる。
また本発明による場合は、画像記憶表示装置が撮像装置から画像データを取得するときに、振れ量に応じて画像データを複数のグループに分けて記憶する構成とすることにより、画像の表示を行うか否か又は画像補正を行うか否か等をグループ毎に設定して手振れ量に応じた表示処理を行うことができる。よって、画像記憶表示装置の利便性を高めることができ、画像記憶表示装置を利用した画質の良い画像の鑑賞を実現することができる。
また本発明による場合は、画像記憶表示装置が撮像装置から画像データを一括取得して記憶しておき、撮像の際の撮像装置の振れ量に係る情報を画像データから取得して、振れ量の大きい画像はスライドショー表示を行わない、補正後に表示を行う、又は削除する等のように、記憶した各画像データの振れ量に応じた処理を行う構成とすることにより、鑑賞に堪えうる画像のみを画像記憶表示装置が表示することができる。よって、画像記憶表示装置の利便性を高めることができ、画像記憶表示装置を利用した画質の良い画像の鑑賞を実現することができる。
また本発明による場合は、画像記憶表示装置が撮像装置から画像データを取得するときに、手振れを補正可能な画像については手振れ補正を行って記憶する構成とすることにより、振れ量が小さい画像を自動的に補正して記憶することができ、スライドショー表示などを行う場合に鑑賞に堪えうる画像のみを画像記憶表示装置が表示することができる。よって、画像記憶表示装置の利便性を高めることができ、画像記憶表示装置を利用した画質の良い画像の鑑賞を実現することができる。
(実施の形態1)
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づき具体的に説明する。図1は、本発明に係る画像記憶表示装置を利用した画像鑑賞システム全体の構成を示すブロック図である。なお、本実施の形態においては、画像記憶表示装置としてハードディスクレコーダ3を例に説明を行う。図において1は、撮像を行うデジタルカメラであり、撮像した画像に係る画像データをメモリカード2に記憶するようにしてある。メモリカード2は、デジタルカメラ1に着脱することができる共に、ハードディスクレコーダ3に着脱することができるようにしてある。ハードディスクレコーダ3は、装着されたメモリカード2から画像データを取得して内部のハードディスクに記憶し、記憶した画像データに係る画像を液晶ディスプレイ5に単体表示、一覧表示及びスライドショー表示等の種々の表示方法で表示することができるようにしてある。
デジタルカメラ1は、手振れセンサ11、制御部12、操作部13、イメージセンサ14、信号処理部15及びカードスロット16等を備えている。イメージセンサ14は、CCD又はCMOS等の撮像素子により構成され、受光した光の強度を電気信号に変換することによって撮像を行うようにしてあり、撮像画像に応じたアナログの電気信号を信号処理部15へ出力するようにしてある。信号処理部15は、イメージセンサ14から与えられた電気信号の増幅、明るさ調整又はカラーバランス調整等の種々の信号処理を行って、アナログの電気信号をデジタルデータに変換するようにしてある。更に、信号処理部15は、得られたデジタルデータに種々の情報をヘッダ又はフッタとして付与して画像データを生成し、カードスロット16に装着されたメモリカード2に記憶するようにしてある。
操作部13は、デジタルカメラ1の筐体の各部に設けられた複数のスイッチ又はボタン等で構成され、ユーザからの撮像操作及び各種の設定変更操作等を受け付けて、操作内容を制御部12へ通知するようにしてある。制御部12は、操作部13に与えられたユーザの操作に応じてデジタルカメラ1内のハードウェア各部の制御処理を行うものである。例えば、操作部13のシャッタースイッチが操作された場合には、制御部12はイメージセンサ14及び信号処理部15等を動作させて撮像を行うようにしてある。また、制御部12は、操作部13に与えられたユーザの操作に応じて設定された撮像のための各種の設定を記憶しており、設定に応じてハードウェア各部の制御処理を行うと共に、信号処理部15が画像データを生成する場合に記憶した各種の設定情報を信号処理部15へ与えるようにしてある。制御部12から設定情報を与えられた信号処理部15は、撮像により取得した画像にこれらの設定情報をヘッダ又はフッタとして付与し、画像データを生成するようにしてある。
図2は、デジタルカメラ1が生成する画像データのデータ構造の一例を示す模式図である。デジタルカメラ1の信号処理部15は、Exif(Exchangeable Image File Format)の規格に従って画像データを生成し、カードスロット16に装着されたメモリカード2に記憶するようにしてある。画像データは、付属情報71、拡張情報72、圧縮情報73及び主画像74等により構成されている。
付属情報71には、更に識別コード75、ヘッダ76、IFD(Image File Directory)77、サムネイル情報78及びサムネイル画像79等の情報が含まれている。IFD77は、タグ及びタグ値の組み合わせによって、撮像した画像の構成及び特性等に係る多数の情報で構成されており、例えば画像のサイズ、圧縮方式、解像度、撮像日時又はデジタルカメラ1の種別等の情報が含まれる。また、手振れセンサ11を搭載したデジタルカメラ1の場合には、撮像を行ったときのデジタルカメラ1の振れを検出し、検出結果を手振れ量80として画像データのIFD77に付与することができる。手振れ量80は、例えば手振れセンサ11による検出結果の数値であってもよく、検出結果を段階的(0〜5の6段階など)に分類した値であってもよく、更には撮像を行ったときのX方向及びY方向についての振れの軌跡と、振れが生じた時間との詳細な情報であってもよい。
また、本実施の形態においては、IFD77には手振れ量80と共に、手振れを補正したか否かを示す手振れ補正フラグ81が含まれているものとする。手振れ補正フラグ81は、例えば”0”又は”1”の値であり、手振れを補正した場合に”1”に設定されるものとする。ただし、デジタルカメラ1には手振れを補正する機能が搭載されていないため、デジタルカメラ1にてメモリカード2に記憶される画像データについては、手振れ補正フラグ81は常に”0”に設定される。
拡張情報72は、1つの画像データに複数の解像度の画像を階層的に保持させる場合に用いられる情報である。圧縮情報73は、圧縮された主画像を伸張する際に必要な情報であり、例えば量子化テーブル及びハフマンテーブル等の情報が含まれている。主画像74は、デジタルカメラ1にて撮像された画像を圧縮したものである。
図3は、本発明の実施の形態1に係るハードディスクレコーダ3の構成を示すブロック図である。なお、ハードディスクレコーダ3は、デジタルカメラ1にて撮像した画像を液晶ディスプレイ5に表示する機能の他に、テレビチューナにて受信したテレビ番組の録画/再生などを行う機能を備えているが、これらの機能のみに係るブロックの図示は図3において省略し、デジタルカメラ1にて撮像した画像を表示する機能に係るブロックのみを図3には図示してある。
ハードディスクレコーダ3は、カードスロット31、手振れ判定部32、制御部33、設定受付部34、メモリ35、画像デコーダ36、画像出力部37及びハードディスク40等を備えている。カードスロット31は、少なくともデジタルカメラ1のカードスロット16に装着されるメモリカード2を着脱可能な構成としてあり、装着されたメモリカード2に記憶された画像データを順次的に読み出して、手振れ判定部32へ与えるようにしてある。
手振れ判定部32は、まずカードスロット31にて読み出された画像データに含まれる手振れ量80の情報を抽出し、手振れ量80が予め定められた閾値を超えるか否かを調べるようにしてある。手振れ判定部32は、手振れ量80が閾値を超えない画像データのみをハードディスク40に記憶し、手振れ量80が閾値を超える画像データ、即ち撮像時の手振れが大きく画質の悪い画像データはハードディスク40に記憶せずに破棄するようにしてある。
手振れ判定部32が判定に用いる閾値は、ハードディスクレコーダ3の出荷時点でデフォルト値が予め設定されているが、ユーザがこの閾値の変更を行うことができるようにしてある。ハードディスクレコーダ3の筐体の正面部分などには、複数のボタン又はスイッチ等が配されて、ユーザの操作により設定の変更を受け付ける設定受付部34が設けてある。設定受付部34は、ユーザの操作により設定された各種の設定内容を制御部33へ通知するようにしてあり、上述の閾値の変更を受け付けた場合には、変更された閾値の設定を制御部33へ通知するようにしてある。
制御部33は、ハードディスクレコーダ3の各部の制御処理及び各種の演算処理等を行うものであり、具体的にはCPU(Central Processing Unit)又はMPU(Micro Processing Unit)等で構成してある。制御部33は、設定受付部34から閾値の設定を与えられた場合、この閾値をメモリ35に記憶すると共に、手振れ判定部32へ与えて閾値の変更を行うようにしてある。メモリ35は、各種の設定情報を記憶するため、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)又はフラッシュメモリ等の不揮発性のメモリ素子で構成することが好ましいが、SRAM(Static Random Access Memory)又はDRAM(Dynamic Random Access Memory)等で構成してもよい。
ハードディスク40は、大容量の磁気ディスクであり、デジタルカメラ1にて撮像された画像データを記憶して蓄積すると共に、図示しないテレビチューナにより受信したテレビ番組に係る動画データを記憶して蓄積することができるようにしてある。また、ハードディスク40の記憶領域は画像ファイルエリア41と放送ファイルエリア42とに分けられており、手振れ判定部32から与えられた画像データを画像ファイルエリア41に記憶し、動画データを放送ファイルエリア42に記憶するようにしてある。ただし、画像ファイルエリア41及び放送ファイルエリア42は物理的にハードディスク40を分割して設ける必要はなく、論理的に画像データと動画データとをグループ分けできる構成であればよい。
また、設定受付部34は画像データに係る画像の表示方法(単体表示、一覧表示及びスライドショー表示等)の選択を受け付けることができ、また、画像の表示の開始及び停止等の指示を受け付けることができるようにしてある。制御部33は、設定受付部34にて受け付けた表示の開始指示に応じてハードディスク40から画像データを読み出して画像デコーダ36へ与えると共に、受け付けた画像の表示方法に応じた表示を行うように画像デコーダ36の動作を制御するようにしてある。
画像デコーダ36は、ハードディスク40から読み出された画像データは圧縮されたデータであるため、これを伸張して画像を取得すると共に、制御部33の制御に応じて設定された表示方法に適したサイズ及び画質等に画像を変換して表示用の画像を生成し、生成した表示用の画像を画像出力部37へ与えるようにしてある。画像出力部37は、液晶ディスプレイ5にケーブルなどを介して接続するための接続端子を有しており、画像デコーダ36からデジタルデータとして与えられる表示用の画像を液晶ディスプレイ5の表示に適したデジタル又はアナログの画像信号に変換して出力するようにしてある。液晶ディスプレイ5は、ハードディスクレコーダ37から出力された画像信号に応じて、画像の表示を行う。
また、設定受付部34は、画像データに係る画像と共に手振れ量80を画像情報として表示するか否かの設定を受け付けることができるようにしてある。手振れ量80を表示する設定の場合、制御部33が画像デコーダ36へ手振れ量80の表示命令を与えることによって、画像デコーダ36はハードディスク40から読み出された画像データから手振れ量80を取得し、画像の上下左右のいずれか又は画像に重ね合わせて、手振れ量80を画像と共に液晶ディスプレイ5へ表示するように表示に係る処理を行うようにしてある。手振れ量80を表示しない設定の場合には、画像デコーダ36は画像データから画像のみを取得して表示に係る処理を行うようにしてある。
図4は、本発明の実施の形態1に係るハードディスクレコーダ3が行う画像データの記憶処理の手順を示すフローチャートであり、ハードディスクレコーダ3の制御部33が各部の動作を制御することにより行う処理である。ハードディスクレコーダ3の制御部33は、まずカードスロット31にメモリカード2が装着されたか否かを調べ(ステップS1)、メモリカード2が装着されていない場合には(S1:NO)、カードスロット31にメモリカードが装着されるまで待機する。
カードスロット31にメモリカード2が装着された場合(S1:YES)、制御部33はカードスロット31にてメモリカード2から画像データを読み出して(ステップS2)、手振れ判定部32にて画像データから手振れ量80の取得を行う(ステップS3)。次いで、制御部33は手振れ判定部32にて、画像データから取得した手振れ量80が設定された閾値を超えるか否かを判定する(ステップS4)。手振れ量80が閾値を超えない場合(S4:NO)、制御部33はこの画像データをハードディスク40の画像ファイルエリア41に記憶し(ステップS5)、ステップS6へ進む。手振れ量80が閾値を超える場合(S4:YES)、制御部33はこの画像データをハードディスク40に記憶せずにステップS6へ進む。
次いで、制御部33は、装着されたメモリカード2から全ての画像データを読み出したか否かを調べ(ステップS6)、全ての画像データを読み出していない場合(S6:NO)、制御部33はステップS2へ戻り、手振れ量80の判定とハードディスク40への画像データの記憶とを繰り返し行う。全ての画像データを読み出した場合(S6:YES)、制御部33は画像データの記憶処理を終了する。
ハードディスクレコーダ3は、メモリカード2からの画像データの読み出し及び読み出した画像データのハードディスク40への記憶を終了した後、ハードディスク40に記憶された画像データに係る画像の一覧表示を行うことができる。図5は、本発明の実施の形態1に係るハードディスクレコーダによる画像の一覧表示の一例を示す模式図である。本図に示す例では、ハードディスクレコーダ3は、液晶ディスプレイ5の画面の横方向に4つの画像51を並べて表示し、縦方向に3つの画像51を並べて表示することによって、合計12の画像51を一覧表示するようにしてある。また、ハードディスク40に更に多くの画像データが記憶されている場合には、ユーザがハードディスクレコーダ3の設定受付部34に設けられたカーソルキーなどを操作することによって、液晶ディスプレイ5に一覧表示された画像51を上下方向にスクロールさせて他の画像を表示させることができるようにしてある。
また、ハードディスクレコーダ3は、液晶ディスプレイ5に表示した各画像51の下側に、この画像51をデジタルカメラ1にて撮像した際に生じた手振れ量をそれぞれ表示することができるようにしてある。なお、手振れ量を表示するか否かの切り替えは、設定受付部34に設けられた切替スイッチなどを操作することにより行うことができるようにしてある。図示の例は、例えば画像データに手振れ量80として0〜5の数値が記憶してあり、ハードディスクレコーダ3が各画像データから手振れ量8を抽出してこの値を”手振れレベル”として表示している。また、この例では手振れ量80が4を超える画像データをデジタルカメラ1から取得しない設定とした場合であり、ハードディスクレコーダ3は手振れ量0〜3の画像51のみを記憶して一覧表示することができる。
なお、図示の例では画像データの手振れ量80の値をそのまま”手振れレベル”として表示する構成としたが、これに限るものではなく、手振れ量80に応じたアイコンなどを画像51と共に表示する構成としてもよい。また、画像データの手振れ量80が0〜5の6段階の場合に、画像51と共に表示する手振れ量を大・中・小の3段階などで簡略化してもよい。また、画像データの手振れ量80として、撮像を行ったときのデジタルカメラ1のX方向及びY方向についての振れの軌跡と、振れが生じた時間との詳細な情報を記憶している場合には、これらの情報を詳細に表示する構成としてもよく、詳細な情報を簡略化して表示する構成としてもよい。
また、ハードディスクレコーダ3は、メモリカード2から取得した画像データをハードディスク40に記憶した後、ハードディスク40から画像データを順次的に読み出して、液晶ディスプレイ5に画像を順次的に切り替えて表示するスライドショー表示を行うことができる。スライドショー表示の開始及び停止等の指示は、設定受付部34に設けられた開始スイッチ及び停止スイッチ等をユーザが操作することにより行うことができるようにしてある。図6は、本発明の実施の形態1に係るハードディスクレコーダ3が行うスライドショー表示処理の手順を示すフローチャートであり、ハードディスクレコーダ3の制御部33が各部の動作を制御することにより行う処理である。
まず、ハードディスクレコーダ3の制御部33は、ハードディスク40から1つの画像データを読み出して(ステップS11)、画像デコーダ36にてデコードを行うと共に、画像出力部37にて液晶ディスプレイ5の表示に適した画像信号に変換し(ステップS12)、液晶ディスプレイ5に1つの画像を表示する(ステップS13)。次いで、制御部33は、画像の表示開始から所定時間が経過したか否かを調べ(ステップS14)、所定時間が経過していない場合(S14:NO)、ステップS13へ戻って画像の表示を継続して行う。
画像の表示開始から所定時間が経過した場合(S14:YES)、更に制御部33は、ハードディスク40に記憶された全ての画像データの表示を終了したか否かを調べる(ステップS15)。全ての画像データの表示を終了していない場合(S15:NO)、制御部33はステップS11へ戻って別の画像データを読み出し、上述の処理を繰り返し行う。全ての画像データの表示を終了した場合(S14:YES)、制御部33は処理を終了する。
なお、図6に示したフローチャートでは、ハードディスク40に記憶された全ての画像データについてスライドショー表示を行う構成としたが、これに限るものではなく、ユーザが予め選択した画像データのみについてスライドショー表示を行う構成としてもよい。また、全ての画像データについて表示を終了した場合にスライドショー表示を終了する構成としたが、これに限るものではなく、ユーザからスライドショー表示の停止指示が与えられるまでスライドショー表示を繰り返し行う構成としてもよい。また、ステップS14で判定を行う所定時間については、ユーザが設定受付部34を利用して予め設定することができるものとする。
以上の構成のハードディスクレコーダ3においては、デジタルカメラ1にて撮像された画像に係る画像データをメモリカード2から取得するときに、画像データに付された手振れ量80が閾値を超えるか否かを判定し、手振れ量80が閾値を超える画像データをハードディスク40に記憶しない構成とすることにより、スライドショー表示を行う際には、ハードディスク40から画像デーを順次的に読み出して表示するのみで、手振れのない画像のみの表示を行うことができる。よって、ユーザは手振れの大きい画像をデジタルカメラ1又はハードディスクレコーダ3にて予め削除しておくなどの作業を行う必要がなく、鑑賞に堪えうる画像のみを液晶ディスプレイ5に表示することができる。
なお、本実施の形態においては、画像記憶表示装置としてハードディスクレコーダ3を例に説明を行ったが、これに限るものではなく、PC又は電子式写真たて等の装置であっても同様の構成を適用することができる。また、ハードディスクレコーダ3がデジタルカメラ1からメモリカード2を介して画像データを取得する構成としたが、これに限るものではなく、ハードディスクレコーダ3とデジタルカメラ1とを接続ケーブルを用いて接続し、デジタルカメラ1内に記憶された画像データを接続ケーブルを介してハードディスクレコーダ3が取得する構成としてもよい。
また、デジタルカメラ1が手振れセンサ11のみを搭載して手振れ補正機能を備えない構成としたが、これに限るものではなく、デジタルカメラ1が手振れ補正機能を備える構成であってもよく、この場合には手振れ量80が大きい画像データであっても手振れ補正が行われた画像データについてはハードディスクレコーダ3が取得してハードディスク40に記憶する構成とすればよい。手振れ補正が行われたか否かについては、画像データに付された手振れ補正フラグ81にて判断することが可能である。
また、手振れ量80と比較する閾値をユーザが設定受付部34を利用して変更することができる構成としたが、これに限るものではなく、ユーザが値を変更することができない固定の閾値と手振れ量80とを比較する構成としてもよい。また、設定受付部34はハードディスクレコーダ3の筐体に設けられた複数のボタン又はスイッチ等で構成されるものとしたが、これに限るものではなく、ハードディスクレコーダ3がリモコン(リモートコントローラ)を備える場合には、このリモコンに設けられた複数のボタン又はスイッチ等で構成されるものであってもよい。
(実施の形態2)
図7は、本発明の実施の形態2に係るハードディスクレコーダ103の構成を示すブロック図である。実施の形態2に係るハードディスクレコーダ103の手振れ判定部132は、実施の形態1に係るハードディスクレコーダ3の手振れ判定部32と同様に、メモリカード2から読み出した画像データから手振れ量80を抽出し、手振れ量80が予め定められた閾値を超えるか否かを調べるようにしてある。なお、手振れ判定部132が判定に用いる閾値は、設定受付部34によりユーザが予め設定することができるようにしてある。
実施の形態1の手振れ判定部32は手振れ量80が閾値を超える画像データをハードディスク40に記憶せずに破棄する構成であるが、実施の形態2の手振れ判定部132は、手振れ量80が閾値を超える画像データと手振れ量80が閾値を超えない画像データとの両方をハードディスク40に記憶するようにしてある。ただし、ハードディスク40の画像ファイルエリア41は更に通常画像エリア41a及び手振れ画像エリア41bの2つのエリアに分けられており、手振れ判定部132にて手振れ量80が閾値を超えないと判定された画像データを通常画像エリア41aに記憶し、手振れ量80が閾値を超えると判定された画像デーを手振れ画像エリア41bに記憶するようにしてある。なお、通常画像エリア41a及び手振れ画像エリア41bは物理的にハードディスク40を分割して設ける必要はなく、手振れ量80に応じて画像データをグループ分けできる構成であればよい。
また、ハードディスクレコーダ103の制御部133は、画像の一覧表示を行う場合、画像ファイルエリア41に記憶された全ての画像データについて表示を行うようにしてある。このとき制御部133は、設定受付部34に対してなされたユーザの設定操作に応じて、一覧表示した各画像と共に手振れ量に係る情報を表示するようにしてある。
これに対して制御部133は、スライドショー表示を行う場合には、通常画像エリア41aに記憶された画像データについてのみ表示を行うようにしてある。ただし、ユーザは設定受付部34により手振れ画像エリア41bに記憶された画像データのスライドショー表示を行うように設定を変更することができるようにしてあり、この場合には、制御部133は画像ファイルエリア41に記憶された全ての画像データについてスライドショー表示を行うようにしてある。
図8は、本発明の実施の形態2に係るハードディスクレコーダ103が行う画像データの記憶処理の手順を示すフローチャートであり、ハードディスクレコーダ103の制御部133が各部の動作を制御することにより行う処理である。ハードディスクレコーダ103の制御部133は、まずカードスロット31にメモリカード2が装着されたか否かを調べ(ステップS31)、メモリカード2が装着されていない場合には(S31:NO)、カードスロット31にメモリカード2が装着されるまで待機する。
カードスロット31にメモリカード2が装着された場合(S31:YES)、制御部133はカードスロット31にてメモリカード2から画像データを読み出して(ステップS32)、手振れ量判定部132にて画像データから手振れ量80の取得を行う(ステップS33)。次いで、制御部133は手振れ量判定部132にて、画像データから取得した手振れ量80が設定された閾値を超えるか否かを判定する(ステップS34)。手振れ量80が閾値を超えない場合(S34:NO)、制御部33はこの画像データをハードディスク40の画像ファイルエリア41の通常画像エリア41aに記憶し(ステップS35)、ステップS37へ進む。手振れ量80が閾値を超える場合(S34:YES)、制御部133はこの画像データを画像ファイルエリア41の手振れ画像エリア41bに記憶し(ステップS36)、ステップS37へ進む。
次いで、制御部133は、装着されたメモリカード2から全ての画像データを読み出したか否かを調べ(ステップS37)、全ての画像データを読み出していない場合(S37:NO)、制御部133はステップS32へ戻り、手振れ量80の判定とハードディスク40への画像データの記憶とを繰り返し行う。全ての画像データを読み出した場合(S37:YES)、制御部133は画像データの記憶処理を終了する。
実施の形態2に係るハードディスクレコーダ103が行う画像の一覧表示は、図5に示した実施の形態1に係るハードディスクレコーダ3が行う画像の一覧表示と同様であるため、表示例の図示及び説明等を省略する。ただし、実施の形態2に係るハードディスクレコーダ103では、各画像データに付された手振れ量80に関係なく、デジタルカメラ1にて撮像された画像の全てを一覧表示することができる。
また、実施の形態2に係るハードディスクレコーダ103が行う画像のスライドショー表示の処理手順は、図6に示したフローチャートの処理手順と同様であるため、図示及び説明等を省略する。ただし、実施の形態2に係るハードディスクレコーダ103は、ハードディスク40の画像ファイルエリア41の通常画像エリア41aに記憶された画像データに係る画像のみをスライドショー表示するようにしてある。ユーザが手振れが生じた画像のスライドショー表示を行う設定とした場合には、手振れ画像エリア41bに記憶された画像データに係る画像のスライドショー表示を行うこともできる。
以上の構成の実施の形態2に係るハードディスクレコーダ103は、デジタルカメラ1にて撮像された画像に係る画像データをメモリカード2から取得するときに、画像データに付された手振れ量80が閾値を超えるか否かを判定し、手振れ量80が閾値を超えない画像データを通常画像エリア41aに記憶し、手振れ量80が閾値を超える画像を手振れ画像エリア41bに記憶する構成とすることにより、スライドショー表示を行う際には、ハードディスク40の通常画像エリア41aから画像データを順次的に読み出して表示するのみで、手振れのない画像のみの表示を行うことができる。また、実施の形態1に係るハードディスクレコーダ3とは異なり、実施の形態2に係るハードディスクレコーダ103は手振れ量80が閾値を超える画像データをハードディスク40の手振れ画像エリア41bに記憶するため、一覧表示の際に手振れが生じた画像を表示することができ、ユーザの設定に応じてスライドショー表示の際にも手振れが生じた画像を表示することができる。
なお、実施の形態2に係るハードディスクレコーダ103のその他の構成は、実施の形態1に係るハードディスクレコーダ3の構成と同様であるため、対応する箇所には同じ符号を付して説明を省略する。
(実施の形態3)
図9は、本発明の実施の形態3に係るハードディスクレコーダ203の構成を示すブロック図である。実施の形態3に係るハードディスクレコーダ203は、画像に生じた手振れを補正する手振れ補正部45を備えており、デジタルカメラ1での撮像の際に生じた手振れが補正の限度を超えない画像については手振れ補正を行って液晶ディスプレイ5への表示を行うことができるようにしてある。このために、デジタルカメラ1は、撮像の際のX方向及びY方向についての振れの軌跡と、振れが生じた時間との情報を手振れ量80として画像データに付すようにしてある。手振れ補正部45が行う画像処理による手振れの補正は、画像データから手振れ量80を取得し、手振れ量80として付与された撮像時のX方向及びY方向についての振れの軌跡及び振れが生じた時間を基に、振れの軌跡と逆の方向に画像を補正することで行うことができる。
また、実施の形態3に係るハードディスクレコーダ203の手振れ判定部232は、カードスロット31に装着されたメモリカード2から読み出した画像データから手振れ量80を取得し、取得した手振れ量80と予め定められた第1閾値及び第2閾値とを比較判定するようにしてある。手振れ量80と閾値との比較は、例えば、手振れ量80に含まれる撮像の際のX方向及びY方向についての振れの軌跡から最大振れ幅を算出し、最大振れ幅が所定の閾値を超えるか否かを調べることにより行うことができる。又は、X方向及びY方向についての振れの軌跡から合計振れ量を算出し、合計振れ量が所定の閾値を超えるか否かを調べることにより行うことができる。ただし、比較の方法はこれらに限るものではなく、その他の方法であってもよく、デジタルカメラ1が画像データに付す手振れ量80の構成に適した方法で比較を行えばよい。
手振れ判定部232が比較に用いる第1閾値は、画像データにかかる画像の手振れを補正する必要があるか否か(即ち、画像に手振れが生じているか否か)を判定するための閾値である。第1閾値はユーザが設定受付部34を利用して設定することができる構成であってもよい。ハードディスク40の画像ファイルエリア41は、補正不要画像エリア41A、補正可能画像エリア41B、補正不可能画像エリア41Cの3つのエリアに分けられており、手振れ判定部232にて手振れ量80が第1閾値を超えないと判定された画像データは補正不要画像エリア41Aに記憶される。
第2閾値は、手振れが生じた画像を手振れ補正部45にて補正することができるか否かを判定するための閾値である。第2閾値は手振れ補正部45の処理能力により決定される値であるため、ユーザが値を変更することはできない。手振れ判定部232にて手振れ量80が第1閾値を超えるが第2閾値を超えないと判定された画像データは、ハードディスク40の補正可能画像エリア41Bに記憶される。手振れ判定部232にて手振れ量80が第2閾値を超えると判定された画像データは、ハードディスク40の補正不可能画像エリア41Cに記憶される。
また、ハードディスクレコーダ203の制御部233は、画像の一覧表示を行う場合、画像ファイルエリア41に記憶された全ての画像データについて表示を行うようにしてある。このとき制御部233は、設定受付部34に対してなされたユーザの設定操作に応じて、一覧表示した各画像と共に手振れ量に係る情報を表示するようにしてある。これに対して制御部233は、スライドショー表示を行う場合には、補正不要画像エリア41Aの画像データに係る画像の表示を行うと共に、補正可能画像エリア41Bの画像データに係る画像を手振れ補正部45で補正して表示を行うようにしてある。ただし、ユーザは設定受付部34により補正不可能画像エリア41Cに記憶された画像データのスライドショー表示を行うように設定を変更することができるようにしてあり、この場合には、制御部233は画像ファイルエリア41に記憶された全ての画像データについてスライドショー表示を行うようにしてある。
図10は、本発明の実施の形態3に係るハードディスクレコーダ203が行う画像データの記憶処理の手順を示すフローチャートであり、ハードディスクレコーダ203の制御部233が各部の動作を制御することにより行う処理である。ハードディスクレコーダ203の制御部233は、まずカードスロット31にメモリカード2が装着されたか否かを調べ(ステップS41)、メモリカード2が装着されていない場合には(S41:NO)、カードスロット31にメモリカード2が装着されるまで待機する。
カードスロット31にメモリカード2が装着された場合(S41:YES)、制御部233はカードスロット31にてメモリカード2から画像データを読み出して(ステップS42)、手振れ量判定部232にて画像データから手振れ量80の取得を行う(ステップS43)。次いで、制御部233は手振れ量判定部232にて、画像データから取得した手振れ量80が設定された第1閾値を超えるか否かを判定し(ステップS44)、手振れ量80が第1閾値を超えない場合には(S44:NO)、画像データをハードディスク40の補正不要画像エリア41Aに記憶して(ステップS45)、ステップS49へ進む。
手振れ量80が第1閾値を超える場合(S44:YES)、制御部233は更に手振れ量80が第2閾値を超えるか否かを調べる(ステップS46)。手振れ量80が第2閾値を超えない場合(S46:NO)、制御部233は画像データを補正可能画像エリア41Bに記憶して(ステップS47)、ステップS49へ進む。手振れ量80が第2閾値を超える場合(S46:YES)、制御部233は画像データを補正不可能画像エリア41Cに記憶して(ステップS48)、ステップS49へ進む。
次いで、制御部233は、装着されたメモリカード2から全ての画像データを読み出したか否かを調べ(ステップS49)、全ての画像データを読み出していない場合(S49:NO)、制御部233はステップS42へ戻り、手振れ量80の判定とハードディスク40への画像データの記憶とを繰り返し行う。全ての画像データを読み出した場合(S49:YES)、制御部233は画像データの記憶処理を終了する。
実施の形態3に係るハードディスクレコーダ203が行う画像の一覧表示は、図5に示した実施の形態1に係るハードディスクレコーダ3が行う画像の一覧表示と同様であるため、表示例の図示及び説明等を省略する。ただし、実施の形態3に係るハードディスクレコーダ203では、各画像データに付された手振れ量80に関係なく、デジタルカメラ1にて撮像された画像の全てを一覧表示することができる。
図11は、本発明の実施の形態3に係るハードディスクレコーダ203が行うスライドショー表示処理の手順を示すフローチャートであり、ハードディスクレコーダ203の制御部233が各部の動作を制御することにより行う処理である。まず、ハードディスクレコーダ203の制御部233は、次に表示する画像に係る画像データがハードディスク40の補正不要画像エリア41A又は補正可能画像エリア41Bのいずれに記憶されたものであるか否かを調べて、画像データの読み出し元を決定する(ステップS61)。制御部233は、決定した画像データの読み出し元が補正不要画像エリア41Aであるか否かを調べ(ステップS62)、読み出し元が補正不要画像エリア41Aの場合(S62:YES)、画像データを補正不要画像エリアから読み出して(ステップS63)、ステップS66へ進む。また、画像データの読み出し元が補正不要画像エリア41Aでない場合(S62:NO)、制御部233は画像データを補正可能画像エリア41Bから読み出し(ステップS64)、読み出した画像データにかかる画像を手振れ補正部45にて補正して(ステップS65)、ステップS66へ進む。
次いで、制御部233は、ハードディスク40から読み出した画像又は手振れ補正部45にて補正を行った画像を画像デコーダ36にてデコードすると共に、画像出力部37にて液晶ディスプレイ5の表示に適した画像信号に変換し(ステップS66)、液晶ディスプレイ5に1つの画像を表示する(ステップS67)。その後、制御部233は、画像の表示開始から所定時間が経過したか否かを調べ(ステップS68)、所定時間が経過していない場合(S68:NO)、ステップS67へ戻って画像の表示を継続して行う。
画像の表示開始から所定時間が経過した場合(S68:YES)、更に制御部233は、ハードディスク40の補正不要画像エリア41A及び補正可能画像エリア41Bに記憶された全ての画像データの表示を終了したか否かを調べる(ステップS69)。全ての画像データの表示を終了していない場合(S69:NO)、制御部233はステップS61へ戻って別の画像データを読み出し、上述の処理を繰り返し行う。全ての画像データの表示を終了した場合(S69:YES)、制御部233は処理を終了する。
なお、図11に示したフローチャートでは、ハードディスク40の補正不要画像エリア41A及び補正可能画像エリア41Bに記憶された全ての画像データについてスライドショー表示を行う構成としたが、これに限るものではなく、ユーザが予め選択した画像データのみについてスライドショー表示を行う構成としてもよい。また、設定受付部34にて受け付けたユーザの設定に応じて、補正不可能画像エリア41Cに記憶された画像データに係る画像をスライドショー表示する構成としてもよい。また、全ての画像データについて表示を終了した場合にスライドショー表示を終了する構成としたが、これに限るものではなく、ユーザからスライドショー表示の停止指示が与えられるまでスライドショー表示を繰り返し行う構成としてもよい。
以上の構成の実施の形態3に係るハードディスクレコーダ203は、手振れ判定部232が第1閾値及び第2閾値と画像データの手振れ量80とを比較して、画像データを補正不要画像エリア41A、補正可能画像エリア41B又は補正不可能画像エリア41Cのいずれかに記憶する構成とすることにより、ハードディスク40の補正不可能画像エリア41Cに記憶された画像データをスライドショー表示の対象から除外して、鑑賞に堪えうる画像のみを液晶ディスプレイ5に表示することができる。また、ハードディスクレコーダ203は、手振れ量80が第2閾値を超えず、手振れの程度が大きくない画像については、手振れ補正部45にて手振れを自動的に補正してスライドショー表示を行うことができるため、より画質のよい画像を液晶ディスプレイ5に表示することができる。
なお、実施の形態3に係るハードディスクレコーダ203のその他の構成は、実施の形態1に係るハードディスクレコーダ3の構成と同様であるため、対応する箇所には同じ符号を付して説明を省略する。
(実施の形態4)
図12は、本発明の実施の形態4に係るハードディスクレコーダ303の構成を示すブロック図である。実施の形態4に係るハードディスクレコーダ303の手振れ判定部332は、設定受付部34にて設定された複数の閾値とメモリカード2から読み出した画像データの手振れ量80とを比較判定して、ハードディスク40の画像ファイルエリア41に設けられた複数のエリアに画像データを分けて記憶するようにしてある。ユーザが設定することができる閾値の数は任意であり、図12においては2つの閾値を用いて3つのエリア(第1エリア41α、第2エリア41β及び第3エリア41γ)に画像データを分けて記憶する場合を図示してある。ユーザが3つの閾値を設定した場合には画像データを4つのエリアに分けて記憶することができ、4つの閾値を設定した場合には画像データを5つのエリアに分けて記憶することができる。また、実施の形態4に係るハードディスクレコーダ303では、画像ファイルエリア41に設けられた複数のエリアのそれぞれについて、表示を行うか否か及び手振れ補正を行うか否か等の処理内容を、ユーザが設定することができるようにしてある。これらの設定は、設定受付部34により受け付けられて制御部33に通知されてメモリ35に記憶され、制御部333は記憶された設定に応じて各部の動作を制御するようにしてある。
図13は、各エリアに記憶された画像データに対する処理内容の設定を説明するための図表である。例えば、ユーザが第1閾値及び第2閾値を設定した場合(ただし、第1閾値<第2閾値とする)、第1エリア41α、第2エリア41β及び第3エリア41γの3つのエリアに画像データを分けて記憶することができる。ユーザはエリア毎に、例えば一覧表示を行うか否か、スライドショー表示を行うか否か、及び手振れ補正を行うか否かをそれぞれ設定することができるようにしてある。
図13に示す例では、第1エリア41αに記憶された画像データに係る画像は、一覧表示の際に表示され、またスライドショー表示の際に表示されると共に、手振れ量80が小さく手振れ補正を行う必要がないため補正を行わない設定としてある。第2エリア41βに記憶された画像データに係る画像は、一覧表示の際に表示され、またスライドショー表示の際に表示されると共に、これらの表示の際には手振れ補正を行った後に表示を行う設定としてある。また、第3エリア41γに記憶された画像データに係る画像は、一覧表示を行う際には表示されるが、スライドショー表示の際には表示されない設定としてあり、手振れ量80が大きく手振れ補正部45にて補正を行うことができないため補正を行わない設定としてある。なお、図13に示した各エリアの処理内容の設定は一例であってこれに限るものではない。
以上の構成の実施の形態4に係るハードディスクレコーダ303は、ユーザが手振れ判定部332が判定に用いる閾値を任意に設定することができ、閾値により分けられた画像ファイルエリア41内の複数のエリアに対して表示及び補正等の処理を行うか否かを任意に設定することができる構成とすることにより、ユーザは自らに最適な設定でスライドショー表示及び一覧表示等を行うことができるため、ハードディスクレコーダ303の利便性を向上することができる。
なお、実施の形態4に係るハードディスクレコーダ303のその他の構成は、実施の形態1に係るハードディスクレコーダ3の構成と同様であるため、対応する箇所には同じ符号を付して説明を省略する。
(実施の形態5)
図14は、本発明の実施の形態5に係るハードディスクレコーダ403の構成を示すブロック図である。実施の形態5に係るハードディスクレコーダ403は、カードスロット31に装着されたメモリカード2から画像データを取得した際に手振れ量80の判定を行うことなく、ハードディスク40の画像ファイルエリア41に取得した画像データを全て記憶するようにしてある。また、メモリカード2からハードディスク40へ全ての画像データを記憶した後、ハードディスクレコーダ403の制御部433は画像ファイルエリア41に記憶された画像データの一覧表示を行うようにしてあり、この際には画像データに付された手振れ量80などの手振れに係る情報を画像と共に表示するようにしてある。
また、ハードディスクレコーダ403はスライドショー表示を行う際に、手振れ判定部432にて表示する画像データの手振れ量80と予め定められた閾値とを比較判定するようにしてあり、手振れ量80が閾値を超えない画像データのみを画像デコーダ36へ与えて表示を行うようにしてある。なお、手振れ判定部432が用いる閾値は、設定受付部34によりユーザが値を設定することができるようにしてある。
図15は、本発明の実施の形態5に係るハードディスクレコーダ403が行う画像データの記憶処理の手順を示すフローチャートであり、ハードディスクレコーダ403の制御部433が各部の動作を制御することにより行う処理である。ハードディスクレコーダ403の制御部433は、まずカードスロット31にメモリカード2が装着されたか否かを調べ(ステップS81)、メモリカード2が装着されていない場合には(S81:NO)、カードスロット31にメモリカードが装着されるまで待機する。
カードスロット31にメモリカード2が装着された場合(S81:YES)、制御部433はカードスロット31にてメモリカード2から画像データを読み出して(ステップS82)、読み出した画像データをハードディスク40の画像ファイルエリア41に記憶する(ステップS83)。次いで、制御部433は、装着されたメモリカード2から全ての画像データを読み出したか否かを調べ(ステップS84)、全ての画像データを読み出していない場合(S84:NO)、ステップS82へ戻り、画像データの読み出し及び記憶を繰り返し行う。全ての画像データを読み出した場合(S84:YES)、制御部433はハードディスク40の画像ファイルエリア41に記憶された画像データに係る画像及び手振れ量80を共に一覧表示して(ステップS85)、処理を終了する。ステップS85にて行う一覧表示は図5に示した表示例と同様である。
図16は、本発明の実施の形態5に係るハードディスクレコーダ403が行うスライドショー表示処理の手順を示すフローチャートであり、ハードディスクレコーダ403の制御部433が各部の動作を制御することにより行う処理である。まず、ハードディスクレコーダ403の制御部433は、ハードディスク40から1つの画像データを読み出して(ステップS91)、読み出した画像データから手振れ量80を取得する(ステップS92)。次いで制御部433は、取得した手振れ量80が閾値を超えるか否かを調べる(ステップS93)。
手振れ量80が閾値を超えない場合(S93:NO)、制御部433は、読み出した画像データを画像デコーダ36へ与えて画像のデコードを行うと共に、画像出力部37にて液晶ディスプレイ5の表示に適した画像信号に変換し(ステップS94)、液晶ディスプレイ5に1つの画像を表示する(ステップS95)。次いで、制御部433は、画像の表示開始から所定時間が経過したか否かを調べ(ステップS96)、所定時間が経過していない場合(S96:NO)、ステップS95へ戻って画像の表示を継続して行う。
画像の表示開始から所定時間が経過した場合(S96:YES)、又は画像データから取得した手振れ量80が閾値を超える場合(S93:YES)、制御部433は、ハードディスク40に記憶された全ての画像データの表示を終了したか否かを調べる(ステップS97)。全ての画像データの表示を終了していない場合(S97:NO)、制御部433はステップS91へ戻って別の画像データを読み出し、上述の処理を繰り返し行う。全ての画像データの表示を終了した場合(S97:YES)、制御部433は処理を終了する。
以上の構成の実施の形態5に係るハードディスクレコーダ403は、デジタルカメラ1にて撮像された全ての画像データをメモリカード2から読み出してハードディスク40に一括して記憶し、スライドショー表示を行う際に画像データに付された手振れ量80と閾値とを比較して、手振れ量80が閾値を超える画像データの表示を行わない構成とすることにより、ユーザが手振れの大きい画像を予め削除しておくなどの作業を行うことなく、鑑賞に堪えうる画像のみを液晶ディスプレイ5に表示することができる。また、メモリカード2からの画像データを読み出し及びハードディスク40への記憶を終了した後に、記憶された画像データと手振れ量80とを一覧表示する構成とすることにより、記憶された画像データに含まれる手振れが生じた画像データをユーザに知らせることができる。
なお、実施の形態5に係るハードディスクレコーダ403のその他の構成は、実施の形態1に係るハードディスクレコーダ3の構成と同様であるため、対応する箇所には同じ符号を付して説明を省略する。
(変形例1)
上述の実施の形態5に係るハードディスクレコーダ403は、スライドショー表示を行う際に手振れ量80が閾値を超える画像を表示しないのみである。変形例1では、更に手振れ量80が閾値を超える画像に係る画像データをハードディスク40から削除する例を示す。図17は、本発明の実施の形態5の変形例1に係るハードディスクレコーダが行うスライドショー表示処理の手順を示すフローチャートである。まず、変形例1に係るハードディスクレコーダの制御部433は、ハードディスク40から1つの画像データを読み出して(ステップS101)、読み出した画像データから手振れ量80を取得する(ステップS102)。次いで制御部433は、取得した手振れ量80が閾値を超えるか否かを調べる(ステップS103)。
手振れ量80が閾値を超えない場合(S103:NO)、制御部433は、読み出した画像データを画像デコーダ36へ与えて画像のデコードを行うと共に、画像出力部37にて液晶ディスプレイ5の表示に適した画像信号に変換し(ステップS104)、液晶ディスプレイ5に1つの画像を表示する(ステップS105)。次いで、制御部433は、画像の表示開始から所定時間が経過したか否かを調べ(ステップS106)、所定時間が経過していない場合(S106:NO)、ステップS105へ戻って画像の表示を継続して行い、所定時間が経過した場合(S106:YES)、ステップS108へ進む。
読み出した画像データから取得した手振れ量80が閾値を超える場合(S103:YES)、制御部433はこの画像データをハードディスク40から削除して(ステップS107)、ステップS108へ進む。
次いで、制御部433は、ハードディスク40に記憶された全ての画像データの表示を終了したか否かを調べる(ステップS108)。全ての画像データの表示を終了していない場合(S108:NO)、制御部433はステップS101へ戻って別の画像データを読み出し、上述の処理を繰り返し行う。全ての画像データの表示を終了した場合(S108:YES)、制御部433は処理を終了する。
以上のように、手振れ量80が閾値を超える画像データをハードディスク40から削除する構成とすることによって、実施の形態5の変形例1に係るハードディスクレコーダでは、ハードディスク40の容量を有効的に活用することができるという利点がある。
(変形例2)
上述の実施の形態5に係るハードディスクレコーダ403は、一覧表示を行う際に画像を手振れ量80と共に表示することができる。更に変形例2では、一覧表示を行う際に手振れ量80と閾値との比較を行って、手振れ量80が閾値を超える画像にこの旨を示すマークを付して表示する例を示す。図18は、本発明の実施の形態5の変形例2に係るハードディスクレコーダによる画像の一覧表示の一例を示す模式図である。本図に示す例において、ハードディスクレコーダは液晶ディスプレイ5に12個の画像51を縦横に一覧表示するようにしてあり、設定受付部34に設けられたカーソルキーなどをユーザが操作することによって、画像51の表示を上下方向にスクロールさせて他の画像を表示させることができるようにしてある。また、ハードディスクレコーダは、各画像51の下側に手振れ量80を”手振れレベル”として表示するようにしてある。
変形例2に係るハードディスクレコーダは、一覧表示を行う際に各画像データの手振れ量80と予め定められた閾値との比較を行うようにしてある。図示の例では、閾値を”3”として判定を行い、手振れ量80が閾値”3”を超える画像(即ち、手振れ量80が4又は5の画像)に「×」のマーク52を重ねて表示するようにしてある。更に、変形例2に係るハードディスクレコーダは、設定受付部34にてユーザから削除指示を受け付けた場合に、一覧表示で「×」のマーク52が付された画像に係る画像データをハードディスク40から削除することができるようにしてある。
以上のように、手振れ量80が閾値を超える画像に「×」のマーク52を付して一覧表示する構成とすることによって、実施の形態5の変形例2に係るハードディスクレコーダでは、ハードディスク40に記憶された画像データに含まれる手振れ量が大きな画像データをユーザに確実に認識させることができる。また、「×」のマーク52が付された画像に係る画像データを、ユーザの削除指示に応じてハードディスク40から削除する構成とすることにより、ハードディスクレコーダの利便性を向上することができ、ハードディスク40の容量を有効的に活用することができる。
(変形例3)
上述の実施の形態5の変形例1に係るハードディスクレコーダは、スライドショー表示を行う際に手振れ量80が閾値を超える画像データをハードディスク40から削除する構成である。変形例3に係るハードディスクレコーダは、ハードディスク40に記憶された全ての画像データに係る画像をスライドショー表示し、この際に画像と共に手振れ量80に係る情報を表示する。更に、スライドショー表示の際に、液晶ディスプレイ5に表示された一の画像を削除対象として選択する削除選択を設定受付部34に設けられたスイッチなどにより受け付けて、スライドショー表示の終了後に選択された画像に係る画像データをハードディスク40から削除する構成である。
図19は、本発明の実施の形態5の変形例3に係るハードディスクレコーダが行うスライドショー表示処理の手順を示すフローチャートである。まず、ハードディスクレコーダの制御部433は、ハードディスク40から1つの画像データを読み出して(ステップS121)、読み出した画像データから手振れ量80を取得する(ステップS122)。次いで、制御部433は、読み出した画像データを画像デコーダ36へ与えてデコードすると共に、画像出力部37にて液晶ディスプレイ5の表示に適した画像信号に変換し(ステップS123)、画像及び手振れ量80を液晶ディスプレイ5に表示する(ステップS124)。
画像及び手振れ量80の表示後、制御部433は設定受付部34にて表示中の画像の削除選択を受け付けたか否かを調べる(ステップS125)。削除選択を受け付けた場合は(S125:YES)、液晶ディスプレイ5に表示されている画像に例えば「×」の削除マークを付与して(ステップS126)、ステップS127へ進む。削除選択を受け付けていない場合は(S125:NO)、削除マークを付与することなくステップS127へ進む。次いで、制御部433は、画像の表示開始から所定時間が経過したか否かを調べ(ステップS127)、所定時間が経過していない場合(S127:NO)、ステップS124へ戻って画像の表示を継続して行う。
画像の表示開始から所定時間が経過した場合(S127:YES)、更に制御部433は、ハードディスク40に記憶された全ての画像データの表示を終了したか否かを調べる(ステップS128)。全ての画像データの表示を終了していない場合(S128:NO)、制御部433はステップS121へ戻って別の画像データを読み出し、上述の処理を繰り返し行う。全ての画像データの表示を終了した場合(S128:YES)、制御部433はステップS126にて削除マークを付与した画像に係る全ての画像データをハードディスク40から削除して(ステップS129)、処理を終了する。
以上のように、メモリカード2から読み出して一括してハードディスク40に記憶した全ての画像データを手振れ量80と共にスライドショー表示し、スライドショー表示中にユーザからの削除選択を受け付けた画像データをハードディスク40から削除する構成とすることにより、ユーザは各画像を目視して確認しながら画像データの削除を確実に行うことができ、次回のスライドショー表示では手振れが生じた画像が表示されることはない。なお、スライドショー表示の際に手振れ量80を画像と共に表示するか否かは、ユーザが設定受付部34にて設定することができる構成であってもよい。
(変形例4)
上述の実施の形態5の変形例3に係るハードディスクレコーダは、スライドショー表示の際に削除選択を受け付けた画像に係る画像データを、スライドショー表示の終了後に自動的に削除する構成である。変形例4に係るハードディスクレコーダは、スライドショー表示の際に削除選択を受け付けた画像をハードディスク40に設けられた異なるエリアに移動し、その後にユーザから削除指示を受け付けた場合に画像データの削除を行う構成である。
図20は、本発明の実施の形態5の変形例4に係るハードディスクレコーダ403aの構成を示すブロック図である。変形例4に係るハードディスクレコーダ403aのハードディスク40は、画像ファイルエリア41が更に通常画像エリア41aと手振れ画像エリア41bとに更に分けられている。カードスロット31に装着されたメモリカード2から読み出した画像データは全て通常画像エリア41aに記憶され、スライドショー表示は通常画像エリア41aに記憶された画像データを対象に行われる。
また、変形例4に係るハードディスクレコーダ403aは、変形例3に係るハードディスクレコーダと同様に、ハードディスク40の通常画像エリア41aに記憶された全ての画像データに係る画像をスライドショー表示し、この際に画像と共に手振れ量80に係る情報を表示する。更に、スライドショー表示の際に、液晶ディスプレイ5に表示された一の画像を削除対象として選択する削除選択を設定受付部34に設けられたスイッチなどにより受け付けて、選択された画像の削除マークを付与する。
ただし、変形例3に係るハードディスクレコーダは選択された画像に係る画像データをスライドショー表示の終了後にハードディスク40から削除する構成であるが、変形例4に係るハードディスクレコーダ403aは選択された画像に係る画像データをスライドショー表示の終了後に通常画像エリア41aから手振れ画像エリア41bへ移動するようにしてある。即ち、図19に示した変形例3に係るハードディスクレコーダのスライドショー表示処理のフローチャートにおいて、ステップS126で行う画像データの削除を、通常画像エリア41aから手振れ画像エリア41bへの画像データの移動に変更すればよい。
また、変形例4に係るハードディスクレコーダ403aは、設定受付部34にて画像データの削除指示を受け付けるようにしてある。設定受付部34にて受け付けた削除指示は制御部433へ通知され、制御部433は削除指示に従ってハードディスク40の手振れ画像エリア41bに記憶された画像データの削除を行うようにしてある。
以上のように、ハードディスク40の通常画像エリア41aに記憶した全ての画像データを手振れ量80と共にスライドショー表示し、スライドショー表示中にユーザからの削除選択を受け付けた画像データをハードディスク40の通常画像エリア41aから手振れ画像エリア41bへ移動する構成とすることにより、次回のスライドショー表示では手振れが生じた画像が表示されることはなく、一覧表示などを行う場合には削除選択を受け付けた画像の表示を行うことができる。その後に、設定受付部34にて削除指示を受け付けた場合に手振れ画像エリア41bに記憶された画像データを削除するため、ハードディスク40の容量を有効に活用することができる。
(変形例5)
上述の実施の形態5に係るハードディスクレコーダ403は、スライドショー表示を行う際に手振れ量80が閾値を超える画像を表示しないのみである。変形例5に係るハードディスクレコーダは、更にスライドショー表示を行う際に手振れ補正を行う機能を備える。図21は、本発明の実施の形態5の変形例5に係るハードディスクレコーダ403bの構成を示すブロック図である。変形例5に係るハードディスクレコーダ403bは、ハードディスク40に記憶された画像データに対して手振れ補正処理を行う手振れ補正部445を備えている。
変形例5に係るハードディスクレコーダ403bでは、スライドショー表示を行う場合に、手振れ判定部432がハードディスク40に記憶された画像データから手振れ量80を取得し、取得した手振れ量80と予め定められた2つの閾値とを比較することによって、ハードディスク40に記憶された各画像データが手振れのない画像データ、手振れが生じているが補正可能な画像データ、又は手振れを補正することができない画像データのいずれであるかを判定するようにしてある。手振れ判定部432にて手振れがないと判定された画像データは、画像デコーダ36にてデコードされて、液晶ディスプレイ5に表示される。手振れ判定部432にて手振れが生じているが補正可能と判定された画像データは、手振れ補正部445にて手振れ補正処理が施された後に画像デコーダ36にてデコードされて、液晶ディスプレイ5に表示される。手振れ判定部432にて手振れを補正することができないと判定された画像データは、液晶ディスプレイ5に表示されない。
図22は、本発明の実施の形態5の変形例5に係るハードディスクレコーダ403bが行うスライドショー表示処理の手順を示すフローチャートである。まず、ハードディスクレコーダ403bの制御部433は、ハードディスク40から1つの画像データを読み出して(ステップS131)、読み出した画像データから手振れ量80を取得する(ステップS132)。次いで制御部433は、取得した手振れ量80が第1閾値を超えるか否かを調べる(ステップS133)。なお第1閾値は、読み出した画像データに係る画像に手振れが生じているか否かを判定するための閾値である。
手振れ量80が第1閾値を超えない場合(S133:NO)、制御部433はステップS136へ進む。手振れ量80が第1閾値を超える場合(S133:YES)、制御部433は更に手振れ量80が第2閾値を超えるか否かを調べる(ステップS134)。なお、第2閾値は、手振れ補正部445にて画像の手振れを補正することができるか否かを判定するための閾値であり、第1閾値<第2閾値である。手振れ量80が第2閾値を超えない場合(S134:NO)、制御部344は手振れ補正部445にて画像の手振れ補正を行い(ステップS135)、ステップS136へ進む。
次いで制御部344は、手振れ量80が第1閾値を超えない画像データ又は手振れ補正部455にて手振れ補正を行った画像データを画像デコーダ36へ与えて画像のデコードを行うと共に、画像出力部37にて液晶ディスプレイ5の表示に適した画像信号に変換し(ステップS136)、液晶ディスプレイ5に1つの画像を表示する(ステップS137)。制御部433は、画像の表示開始から所定時間が経過したか否かを調べ(ステップS138)、所定時間が経過していない場合(S138:NO)、ステップS137へ戻って画像の表示を継続して行う。
また、手振れ量80が第2閾値を超える場合(S134:YES)、又は画像の表示開始から所定時間が経過した場合(S138:YES)、制御部433は、ハードディスク40に記憶された全ての画像データの表示を終了したか否かを調べる(ステップS139)。全ての画像データの表示を終了していない場合(S139:NO)、制御部433はステップS131へ戻って別の画像データを読み出し、上述の処理を繰り返し行う。全ての画像データの表示を終了した場合(S139:YES)、制御部433は処理を終了する。
以上のように、スライドショー表示を行う際に画像データに付された手振れ量80と第1閾値及び第2閾値とを比較して、手振れのない画像データを表示し、手振れが補正可能な画像データを補正して表示し、手振れを補正できない画像データを表示しない構成とすることにより、ユーザが手振れの大きい画像を予め削除しておくなどの作業を行うことなく、補正可能な画像は自動的に手振れの補正を行って鑑賞に堪えうる画像のみを液晶ディスプレイ5に表示することができる。
(実施の形態6)
図23は、本発明の実施の形態6に係るハードディスクレコーダ503の構成を示すブロック図である。実施の形態6に係るハードディスクレコーダ503は、カードスロット31に装着されたメモリカード2から画像データを読み出し、手振れ判定部532にて画像データから手振れ量80を取得し、取得した手振れ量80と予め定められた第1閾値及び第2閾値とを比較して、読み出した画像データが手振れのない画像データ、手振れが生じているが補正可能な画像データ又は手振れを補正できない画像データのいずれであるかを判定するようにしてある。
また、ハードディスクレコーダ503は、手振れ判定部532により手振れがないと判定された画像データをハードディスク40の画像ファイルエリア41に記憶するようにしてあり、手振れ補正が可能と判定された画像データを手振れ補正部545にて補正し、補正前の画像に係る画像データ及び補正後の画像に係る画像データの両方をハードディスク40の画像ファイルエリア41に記憶するようにしてある。なお、手振れ補正部545は、手振れを補正した画像データの手振れ補正フラグ81を”1”に設定してハードディスク40への記憶を行うようにしてある。手振れ判定部532により手振れを補正できないと判定された画像データは、ハードディスク40に記憶されずに破棄される。
図24は、本発明の実施の形態6に係るハードディスクレコーダ503が行う画像データの記憶処理の手順を示すフローチャートである。ハードディスクレコーダ503の制御部533は、まずカードスロット31にメモリカード2が装着されたか否かを調べ(ステップS151)、メモリカード2が装着されていない場合には(S151:NO)、カードスロット31にメモリカード2が装着されるまで待機する。
カードスロット31にメモリカード2が装着された場合(S151:YES)、制御部533はカードスロット31にてメモリカード2から画像データを読み出して(ステップS152)、手振れ判定部532にて画像データから手振れ量80の取得を行う(ステップS153)。次いで、制御部533は手振れ量判定部532にて、画像データから取得した手振れ量80が設定された第1閾値を超えるか否かを判定し(ステップS154)、手振れ量80が第1閾値を超えない場合には(S154:NO)、画像データをハードディスク40の画像ファイルエリア41に記憶して(ステップS155)、ステップS160へ進む。
手振れ量80が第1閾値を超える場合(S154:YES)、制御部533は更に手振れ量80が第2閾値を超えるか否かを調べる(ステップS156)。手振れ量80が第2閾値を超えない場合(S156:NO)、制御部533は画像データをハードディスク40の画像ファイルエリア41に記憶する(ステップS157)と共に、この画像データを手振れ補正部145へ与えて手振れの補正を行い(ステップS158)、補正後の画像データをハードディスク40の画像ファイルエリア41に記憶して(ステップS159)、ステップS160へ進む。
ステップS155若しくはステップS159にて画像データを記憶した後、又はステップS156にて手振れ量80が第2閾値を超える場合(S156:YES)、制御部533は、装着されたメモリカード2から全ての画像データを読み出したか否かを調べる(ステップS160)。全ての画像データを読み出していない場合(S160:NO)、制御部533はステップS152へ戻り、手振れ量80の判定とハードディスク40への画像データの記憶とを繰り返し行う。全ての画像データを読み出した場合(S160:YES)、制御部533は画像データの記憶処理を終了する。
また、実施の形態6に係るハードディスクレコーダ503は、ハードディスク40に記憶した画像データに係る画像の一覧表示を行う場合、ハードディスク40の画像ファイルエリア41に記憶された画像データの全てを対象に、即ち手振れのない画像及び手振れ補正の前後の画像の全てを対象に表示を行うようにしてある。図25は、本発明の実施の形態6に係るハードディスクレコーダ503による画像の一覧表示の一例を示す模式図である。本図に示す例では、ハードディスクレコーダ503は、液晶ディスプレイ5の画面の縦横に画像データに係る画像51をマトリクス状に並べて表示するようにしてある。この際に、手振れ補正を行った画像については、手振れの前後の画像を左右に並べて表示するようにしてある。
更に、ハードディスクレコーダ503は、各画像に「○」のマーク55、「△」のマーク56又は「×」のマーク57のいずれかを付して表示するようにしてある。「○」のマーク55は、手振れのない画像(手振れ量80が第1閾値を超えない画像)に付される。「△」のマーク56は、手振れ補正を行った画像(手振れ量80が第1閾値を超え、且つ、第2閾値を超えない画像)の補正後の画像に付され、「×」のマーク57は、手振れ補正を行った画像の補正前の画像に付される。なお、これらのマーク55〜57を表示するか否かは、設定受付部34によりユーザが設定することができるようにしてある。
また、実施の形態6に係るハードディスクレコーダ503は、ハードディスク40に記憶した画像データに係る画像のスライドショー表示を行う場合、手振れのない画像及び手振れ補正後の画像のみを順次表示するようにしてあり、手振れ補正前の画像を表示しないようにしてある。
以上の構成の実施の形態6に係るハードディスクレコーダ503は、デジタルカメラ1にて撮像された画像に係る画像データをメモリカード2から取得するときに、手振れを補正可能な画像データについては手振れ補正を行ってハードディスク40に記憶する構成とすることにより、スライドショー表示を行う際には、ハードディスク40から画像デーを順次的に読み出して表示するのみで、手振れのない画像のみの表示を行うことができる。また、手振れ補正を行った場合に、補正の前後の画像データを共にハードディスク40に記憶する構成とすることによって、一覧表示の際に補正前後の画像を並べて表示することができ、ユーザは手振れ補正が行われたか否か、手振れの程度、及び手振れ補正による画質の改善効果等を確認することができる。更に、画像にマーク55〜57を付して表示することにより、ユーザは確認を容易に行うことができる。
なお、実施の形態6に係るハードディスクレコーダ503においては、手振れ判定部532にて補正不可能と判定された画像データをハードディスク40に記憶しない構成としたが、これに限るものではなく、ハードディスク40に記憶する構成としてもよく、この場合には手振れ補正不可能な画像をスライドショー表示で表示しない構成とすればよい。また、ハードディスクレコーダ503は、一覧表示を行う場合に手振れの判定結果及び手振れ補正の有無を表すマーク55〜57を付して表示する構成としたが、これに限るものではなく、スライドショー表示を行う場合にも同様にマーク55〜57を付して画像を表示する構成としてもよい。
なお、実施の形態6に係るハードディスクレコーダ503のその他の構成は、実施の形態1に係るハードディスクレコーダ3の構成と同様であるため、対応する箇所には同じ符号を付して説明を省略する。
(変形例1)
図26は、本発明の実施の形態6の変形例1に係るハードディスクレコーダ503aの構成を示すブロック図である。変形例1に係るハードディスクレコーダ503aのハードディスク40は、画像ファイルエリア41が更に通常画像エリア41aと補正不可能画像エリア41cとに分けられている。ハードディスクレコーダ503aは、カードスロット31に装着されたメモリカード2から画像データを読み出し、手振れ判定部532にて画像データから手振れ量80を取得し、取得した手振れ量80と予め定められた第1閾値及び第2閾値とを比較して、読み出した画像データが手振れのない画像データ、手振れが生じているが補正可能な画像データ又は手振れを補正できない画像データのいずれであるかを判定するようにしてある。
ハードディスクレコーダ503aは、手振れ判定部532により手振れがないと判定された画像データをハードディスク40の通常画像エリア41aに記憶するようにしてあり、手振れ補正が可能と判定された画像データを手振れ補正部545にて補正し、補正前の画像に係る画像データ及び補正後の画像に係る画像データの両方をハードディスク40の通常画像エリア41aに記憶するようにしてある。また、ハードディスクレコーダ503aは、手振れ判定部532により手振れを補正できないと判定された画像データをハードディスク40の補正不可能画像エリア41cに記憶するようにしてある。
また、ハードディスクレコーダ503aは、画像の一覧表示を行う場合、ハードディスク40の通常画像エリア41a及び補正不可能画像エリア41cに記憶された全ての画像データを対象に表示を行うようにしてある。このとき、ハードディスクレコーダ503aは、手振れ補正を行った画像については、手振れの前後の画像を左右に並べて表示するようにしてある。更に、ハードディスクレコーダ503aは、手振れのない画像、手振れを補正した画像、手振れ補正前の画像及び手振れ補正不可能な画像にそれぞれ異なるマーク(例えば、「○」、「△」、「□」及び「×」など)を付して一覧表示を行うようにしてある。
また、ハードディスクレコーダ503aは、画像のスライドショー表示を行う場合に、ハードディスク40の通常画像エリア41aから手振れのない画像及び手振れ補正後の画像のみを読み出して順次表示するようにしてあり、通常画像エリア41aに記憶された手振れ補正前の画像及び補正不可能画像エリア41cに記憶された手振れ補正不可能な画像を表示しないようにしてある。なお、ハードディスクレコーダ503aは、補正不可能画像エリア41cに記憶された画像データに係る画像を表示するか否かの設定を、ユーザが設定受付部34を利用して変更することができるようにしてあり、ユーザが補正不可能画像エリア41cの画像を表示する設定とした場合には、スライドショー表示の際に通常画像エリア41aの画像と共に補正不可能画像エリア41cの画像が順次表示される。
以上のように、変形例1に係るハードディスクレコーダ503aは、手振れ判定部532にて手振れ補正が不可能と判定された画像データをハードディスク40の補正不可能画像エリア41cに記憶する構成であるため、一覧表示の際に手振れ補正不可能な画像を表示してユーザが確認することができ、ユーザの設定に応じてスライドショー表示の際にも手振れが生じた画像を表示することができる。
(変形例2)
図27は、本発明の実施の形態6の変形例2に係るハードディスクレコーダ503bの構成を示すブロック図である。変形例2に係るハードディスクレコーダ503bは、変形例1に係るハードディスクレコーダ503aと同様に、カードスロット31に装着されたメモリカード2から画像データを読み出し、手振れ判定部632にて画像データから手振れ量80を取得し、取得した手振れ量80と予め定められた第1閾値及び第2閾値とを比較して、読み出した画像データが手振れのない画像データ、手振れが生じているが補正可能な画像データ又は手振れを補正できない画像データのいずれであるかを判定するようにしてある。
また、変形例2に係るハードディスクレコーダ503bは、手振れ判定部532により手振れがないと判定された画像データをハードディスク40の通常画像エリア41aに記憶し、手振れ補正不可能と判定された画像データを補正不可能画像エリア41cに記憶する点で変形例1に係るハードディスクレコーダ503aと同様である。しかし、変形例2に係るハードディスクレコーダ503bは、手振れ量80から画像に手振れが生じていると判定し、且つ、手振れ補正部545にて手振れを補正可能と判定した画像データのハードディスク40への記憶方法が異なる。
手振れ判定部532にて手振れが生じ且つ手振れ補正可能と判定された画像データは、手振れ補正部545にて手振れ補正処理が施される。ハードディスクレコーダ503bの制御部533は、この画像データをハードディスク40に記憶する前に、手振れ補正の前後の画像を手振れ補正部545から画像デコーダ36へ与えて液晶ディスプレイ5に2つの画像を並べて表示し、2つの画像からのいずれか1つの画像の選択を受け付けるようにしてある。
図28は、本発明の実施の形態6の変形例2に係るハードディスクレコーダ503bによる選択画面の表示例を示す模式図である。液晶ディスプレイ5に表示される記憶画像の選択画面は、例えば画像の選択を促すメッセージが画面上側に表示され、手振れ補正後の画像51aと手振れ補正前の画像51bとが左右に並べて表示され、各画像51a及び52bの下側に手振れ補正を施した画像であるか否かを通知するメッセージが表示され、設定受付部34に設けられたカーソルキーの左右に対応付けられた略三角形の2つのアイコンが表示される構成とすることができる。これにより、ユーザは設定受付部34のカーソルキーを操作して左右に表示された画像51a又は51bのいずれかを選択することができ、ユーザの選択は設定受付部34から制御部533へ通知されて、制御部533は選択された画像に係る画像データをハードディスク40の通常画像エリア41aへ記憶するようにしてある。
図29は、本発明の実施の形態6の変形例2に係るハードディスクレコーダ503bが行う画像データの記憶処理の手順を示すフローチャートである。ハードディスクレコーダ503bの制御部533は、まずカードスロット31にメモリカード2が装着されたか否かを調べ(ステップS171)、メモリカード2が装着されていない場合には(S171:NO)、カードスロット31にメモリカード2が装着されるまで待機する。
カードスロット31にメモリカード2が装着された場合(S171:YES)、制御部533はカードスロット31にてメモリカード2から画像データを読み出して(ステップS172)、手振れ判定部532にて画像データから手振れ量80の取得を行う(ステップS173)。次いで、制御部533は手振れ量判定部532にて、画像データから取得した手振れ量80が設定された第1閾値を超えるか否かを判定し(ステップS174)、手振れ量80が第1閾値を超えない場合には(S174:NO)、画像データをハードディスク40の通常画像エリア41aに記憶して(ステップS175)、ステップS179へ進む。
手振れ量80が第1閾値を超える場合(S174:YES)、制御部533は更に手振れ量80が第2閾値を超えるか否かを調べる(ステップS176)。手振れ量80が第2閾値を超えない場合(S176:NO)、この画像データは手振れ補正が可能な画像データであるため、制御部533は手振れ補正を施した画像又は施していない画像のいずれの画像データをハードディスク40に記憶するかをユーザに選択させる選択受付処理を行って(ステップS177)、ステップS179へ進む。
図30は、本発明の実施の形態6の変形例2に係るハードディスクレコーダ503bが行う選択受付処理の手順を示すフローチャートであり、図29に示すフローチャートのステップS177にて行われる処理である。制御部533は、メモリカード2から読み出した画像データを手振れ補正部545へ与えて手振れ補正を行い(ステップS191)、手振れ補正前の画像及び手振れ補正後の画像の2つの画像を画像デコーダ36へ与えて画像のデコードを行うと共に、画像出力部37にて液晶ディスプレイ5の表示に適した画像信号に変換して(ステップS192)、液晶ディスプレイ5に図28に示す選択画面を表示する(ステップS193)。
次いで、制御部533は、選択受付部34にてユーザからの画像の選択を受け付けたか否かを調べ(ステップS194)、選択を受け付けていない場合には(S194:NO)、ステップS193へ戻り、選択画面の表示を継続して行って選択を受け付けるまで待機する。選択受付部34にて画像の選択を受け付けた場合(S194:YES)、制御部533は選択された画像に係る画像データをハードディスク40の通常画像エリア41aに記憶して(ステップS195)、処理を終了し、図29に示すフローチャートへ戻る。
また、メモリカード2から読み出した画像データの手振れ量80が第2閾値より大きい場合(S176:YES)、制御部533は、この画像データをハードディスク40の補正不可能画像エリア41cに記憶して(ステップS178)、ステップS179へ進む。
ステップS175、S177又はS178にて画像データを記憶した後、制御部533は、装着されたメモリカード2から全ての画像データを読み出したか否かを調べる(ステップS179)。全ての画像データを読み出していない場合(S179:NO)、制御部533はステップS172へ戻り、手振れ量80の判定とハードディスク40への画像データの記憶とを繰り返し行う。全ての画像データを読み出した場合(S179:YES)、制御部533は画像データの記憶処理を終了する。
以上のように、変形例2に係るハードディスクレコーダ503bは、手振れ判定部532にて補正可能と判定された画像データに係る補正前後の画像を液晶ディスプレイ5に表示してユーザにいずれかの画像を選択させ、選択された画像に係る画像データをハードディスク40に記憶する構成とすることにより、画像に補正処理を施すか否かをユーザが選択することが可能となるため、ユーザの好みにより適した画像表示を行うことができる。
本発明に係る画像記憶表示装置を利用した画像鑑賞システム全体の構成を示すブロック図である。 デジタルカメラが生成する画像データのデータ構造の一例を示す模式図である。 本発明の実施の形態1に係るハードディスクレコーダの構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係るハードディスクレコーダが行う画像データの記憶処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1に係るハードディスクレコーダによる画像の一覧表示の一例を示す模式図である。 本発明の実施の形態1に係るハードディスクレコーダが行うスライドショー表示処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係るハードディスクレコーダの構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態2に係るハードディスクレコーダが行う画像データの記憶処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態3に係るハードディスクレコーダの構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態3に係るハードディスクレコーダが行う画像データの記憶処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態3に係るハードディスクレコーダが行うスライドショー表示処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態4に係るハードディスクレコーダの構成を示すブロック図である。 各エリアに記憶された画像データに対する処理内容の設定を説明するための図表である。 本発明の実施の形態5に係るハードディスクレコーダの構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態5に係るハードディスクレコーダが行う画像データの記憶処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態5に係るハードディスクレコーダが行うスライドショー表示処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態5の変形例1に係るハードディスクレコーダが行うスライドショー表示処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態5の変形例2に係るハードディスクレコーダによる画像の一覧表示の一例を示す模式図である。 本発明の実施の形態5の変形例3に係るハードディスクレコーダが行うスライドショー表示処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態5の変形例4に係るハードディスクレコーダの構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態5の変形例5に係るハードディスクレコーダの構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態5の変形例5に係るハードディスクレコーダが行うスライドショー表示処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態6に係るハードディスクレコーダの構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態6に係るハードディスクレコーダが行う画像データの記憶処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態6に係るハードディスクレコーダによる画像の一覧表示の一例を示す模式図である。 本発明の実施の形態6の変形例1に係るハードディスクレコーダの構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態6の変形例2に係るハードディスクレコーダの構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態6の変形例2に係るハードディスクレコーダによる選択画面の表示例を示す模式図である。 本発明の実施の形態6の変形例2に係るハードディスクレコーダが行う画像データの記憶処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態6の変形例2に係るハードディスクレコーダが行う選択受付処理の手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 デジタルカメラ(撮像装置)
2 メモリカード
3 ハードディスクレコーダ
5 液晶ディスプレイ
11 手振れセンサ
16 カードスロット
31 カードスロット(画像データ取得手段)
32 手振れ判定部(振れ情報取得手段、判定手段)
33 制御部
34 設定受付部(受付手段)
35 メモリ
36 画像デコーダ(画像表示処理手段)
37 画像出力部(画像表示処理手段)
40 ハードディスク(記憶手段)
41 画像ファイルエリア
41a 通常画像エリア(グループ)
41b 手振れ画像エリア(グループ)
41c 補正不可能画像エリア(グループ)
41A 補正不要画像エリア(グループ、第1グループ)
41B 補正可能画像エリア(グループ、第2グループ)
41C 補正不可能画像エリア(グループ、第3グループ)
41α 第1エリア(グループ)
42β 第2エリア(グループ)
43γ 第3エリア(グループ)
42 放送ファイルエリア
45 手振れ補正部(画像補正手段)
51 画像
52、55、56、57 マーク
80 手振れ量
81 手振れフラグ
103 ハードディスクレコーダ
132 手振れ判定部
133 制御部
203 ハードディスクレコーダ
232 手振れ判定部
233 制御部
303 ハードディスクレコーダ
332 手振れ判定部
333 制御部
403、403a、403b ハードディスクレコーダ
432 手振れ判定部
433 制御部(削除手段)
445 手振れ補正部
503、503a、503b ハードディスクレコーダ
532 手振れ判定部
533 制御部
545 手振れ補正部

Claims (33)

  1. 撮像装置にて撮像された画像に係る画像データを取得する画像データ取得手段と、該画像データ取得手段が取得した画像データを記憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶された画像データの画像表示に係る処理を行う画像表示処理手段とを備える画像記憶表示装置において、
    前記画像データ取得手段が取得した画像データから、該画像データに係る画像が撮像されたときの撮像装置の振れ量に係る情報を取得する振れ情報取得手段と、
    該振れ情報取得手段が取得した振れ量が所定の閾値を超えるか否かを判定する判定手段と
    を備え、
    前記記憶手段は、振れ量が前記閾値を超えない画像データを記憶し、振れ量が閾値を超える画像データを記憶しないようにしてあること
    を特徴とする画像記憶表示装置。
  2. 前記閾値の設定を受け付ける受付手段を更に備え、
    前記判定手段は、前記受付手段が受け付けた閾値を用いて判定を行うようにしてあること
    を特徴とする請求項1に記載の画像記憶表示装置。
  3. 前記振れ情報取得手段が取得した情報を表示するか否かの設定を受け付ける受付手段を更に備え、
    前記画像表示処理手段は、前記受付手段が表示する設定を受け付けた場合に、前記情報を画像データに係る画像と共に表示するようにしてあること
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像記憶表示装置。
  4. 撮像装置にて撮像された画像に係る画像データを取得する画像データ取得手段と、該画像データ取得手段が取得した画像データを記憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶された画像データの画像表示に係る処理を行う画像表示処理手段とを備える画像記憶表示装置において、
    前記画像データ取得手段が取得した画像データから、該画像データに係る画像が撮像されたときの撮像装置の振れ量に係る情報を取得する振れ情報取得手段と、
    該振れ情報取得手段が取得した振れ量が一又は複数の閾値を超えるか否かをそれぞれ判定する判定手段と
    を備え、
    前記記憶手段は、前記画像データ取得手段が取得した複数の画像データを、前記判定手段の判定結果に応じた複数のグループに分けて記憶するようにしてあること
    を特徴とする画像記憶表示装置。
  5. 前記一又は複数の閾値の設定を受け付ける受付手段を更に備え、
    前記判定手段は、前記受付手段が受け付けた閾値を用いて判定を行うようにしてあり、
    前記記憶手段は、前記受付手段が受け付けた閾値に応じた複数のグループに分けて画像データを記憶するようにしてあること
    を特徴とする請求項4に記載の画像記憶表示装置。
  6. 画像の表示を行うか否かの設定をグループ毎に受け付ける受付手段を更に備え、
    前記画像表示処理手段は、表示を行う設定のグループの画像データに係る複数の画像を順次的に切り替えて表示するスライドショー表示を行うようにしてあること
    を特徴とする請求項4又は請求項5に記載の画像記憶表示装置。
  7. 前記判定手段が一の閾値を用いて判定を行い、前記記憶手段が2つのグループに分けて画像データを記憶するようにしてあり、
    前記画像表示処理手段は、一のグループに分けられた画像データに係る複数の画像を順次的に切り替えて表示するスライドショー表示を行い、他のグループに分けられた画像データに係る画像のスライドショー表示を行わないようにしてあること
    を特徴とする請求項4に記載の画像記憶表示装置。
  8. 前記一の閾値の設定を受け付ける受付手段を更に備え、
    前記判定手段は、前記受付手段が受け付けた一の閾値を用いて判定を行うようにしてあること
    を特徴とする請求項7に記載の画像記憶表示装置。
  9. 前記他のグループに分けられた画像データに係る画像のスライドショー表示を行うか否かの設定を受け付ける受付手段を更に備え、
    前記画像表示処理手段は、前記受付手段が前記スライドショー表示を行う設定を受け付けた場合に、前記他のグループに分けられた画像データに係る画像のスライドショー表示を行うようにしてあること
    を特徴とする請求項7又は請求項8に記載の画像記憶表示装置。
  10. 画像データに係る振れ量に応じて該画像データに係る画像の補正を行う画像補正手段を更に備え、
    前記判定手段は、前記画像補正手段による補正が必要であるか否かを判定する第1閾値と、前記画像補正手段による補正が可能であるか否かを判定する第2閾値とを用いて振れ量の判定を行うようにしてあり、
    前記記憶手段は、前記画像補正手段による補正が必要ない画像データによる第1グループと、前記画像補正手段による補正が可能な画像データによる第2グループと、前記画像補正手段による補正が不可能な画像データによる第3グループとに分けて画像データを記憶するようにしてあること
    を特徴とする請求項4に記載の画像記憶表示装置。
  11. 前記補正手段による補正を行うか否かの選択を受け付ける受付手段を更に備え、
    前記画像補正手段は、前記受付手段が受け付けた選択に応じて、前記第2グループの画像データに係る画像を補正するようにしてあり、
    前記画像表示処理手段は、前記第1グループ及び前記第2グループの画像データに係る画像を順次的に切り替えて表示するスライドショー表示を行うようにしてあること
    を特徴とする請求項10に記載の画像記憶表示装置。
  12. 前記第3グループの画像データに係る画像を表示するか否かの設定を受け付ける受付手段を更に備え、
    前記画像表示処理手段は、前記受付手段が表示する設定を受け付けた場合に、前記第3グループの画像データに係る画像をスライドショー表示するようにしてあること
    を特徴とする請求項11に記載の画像記憶表示装置。
  13. 前記振れ情報取得手段が取得した情報を表示するか否かの設定を受け付ける受付手段を更に備え、
    前記画像表示処理手段は、前記受付手段が表示する設定を受け付けた場合に、前記情報を画像データに係る画像と共に表示するようにしてあること
    を特徴とする請求項4から請求項12までのいずれか1つに記載の画像記憶表示装置。
  14. 撮像装置にて撮像された画像に係る画像データを取得する画像データ取得手段と、該画像データ取得手段が取得した画像データを記憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶された画像データの画像表示に係る処理を行う画像表示処理手段とを備える画像記憶表示装置において、
    前記記憶手段に記憶された画像データから、該画像データに係る画像が撮像されたときの撮像装置の振れ量に係る情報を取得する振れ情報取得手段と、
    画像データに係る画像と共に前記情報を表示するか否かの設定を受け付ける受付手段と
    を備え、
    前記画像表示処理手段は、前記受付手段が前記情報を画像と共に表示する設定を受け付けた場合に、前記情報を画像データに係る画像と共に表示するようにしてあること
    を特徴とする画像記憶表示装置。
  15. 撮像装置にて撮像された画像に係る画像データを取得する画像データ取得手段と、該画像データ取得手段が取得した画像データを記憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶された画像データの画像表示に係る処理を行う画像表示処理手段とを備える画像記憶表示装置において、
    前記記憶手段に記憶された画像データから、該画像データに係る画像が撮像されたときの撮像装置の振れ量に係る情報を取得する振れ情報取得手段と、
    該振れ情報取得手段が取得した振れ量が所定の閾値を超えるか否かを判定する判定手段と
    を備え、
    前記画像表示処理手段は、振れ量が前記閾値を超えない画像データを表示し、振れ量が閾値を超える画像データを表示しないようにしてあること
    を特徴とする画像記憶表示装置。
  16. 前記閾値の設定を受け付ける受付手段を更に備え、
    前記判定手段は、前記受付手段が受け付けた閾値を用いて判定を行うようにしてあること
    を特徴とする請求項15に記載の画像記憶表示装置。
  17. 前記判定手段の判定結果に応じて、前記記憶手段に記憶された画像データを削除する削除手段と
    を更に備えることを特徴とする請求項15又は請求項16に記載の画像記憶表示装置。
  18. 撮像装置にて撮像された画像に係る画像データを取得する画像データ取得手段と、該画像データ取得手段が取得した画像データを記憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶された画像データの画像表示に係る処理を行う画像表示処理手段とを備える画像記憶表示装置において、
    前記記憶手段に記憶された画像データから、該画像データに係る画像が撮像されたときの撮像装置の振れ量に係る情報を取得する振れ情報取得手段と、
    該振れ情報取得手段が取得した振れ量が所定の閾値を超えるか否かを判定する判定手段と
    を備え、
    前記画像表示処理手段は、振れ量が前記閾値を超える画像データに係る画像にマークを付して、前記記憶手段に記憶された画像データに係る画像を一覧表示するようにしてあること
    を特徴とする画像記憶表示装置。
  19. 画像データの削除の指示を受け付ける受付手段と、
    該受付手段が削除の指示を受け付けた場合に、前記マークが付された画像に係る画像データを前記記憶手段から削除する削除手段と
    を更に備えることを特徴とする請求項18に記載の画像記憶表示装置。
  20. 撮像装置にて撮像された画像に係る画像データを取得する画像データ取得手段と、該画像データ取得手段が取得した画像データを記憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶された画像データの画像表示に係る処理を行う画像表示処理手段とを備える画像記憶表示装置において、
    前記記憶手段に記憶された画像データから、該画像データに係る画像が撮像されたときの撮像装置の振れ量に係る情報を取得する振れ情報取得手段と、
    表示された画像から一又は複数の画像の選択を受け付ける受付手段と
    を備え、
    前記画像表示処理手段は、前記振れ情報取得手段が取得した情報を、画像データに係る画像と共に表示するようにしてあると共に、前記受付手段が選択を受け付けた場合に、選択された画像にマークを付して表示するようにしてあること
    を特徴とする画像記憶表示装置。
  21. 前記マークが付された画像に係る画像データを削除する削除手段を更に備えること
    を特徴とする請求項20に記載の画像記憶表示装置。
  22. 前記記憶手段は、
    前記画像データ取得手段が取得した画像データを、複数のグループに分けて記憶するようにしてあり、
    前記マークが付された画像に係る画像データと、前記マークが付されていない画像に係る画像データとを異なるグループに記憶するようにしてあること
    を特徴とする請求項20に記載の画像記憶表示装置。
  23. 撮像装置にて撮像された画像に係る画像データを取得する画像データ取得手段と、該画像データ取得手段が取得した画像データを記憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶された画像データの画像表示に係る処理を行う画像表示処理手段とを備える画像記憶表示装置において、
    前記記憶手段に記憶された画像データから、該画像データに係る画像が撮像されたときの撮像装置の振れ量に係る情報を取得する振れ情報取得手段と、
    該振れ情報取得手段が取得した振れ量を基に、画像データに係る画像に補正を行う必要があるか否か、及び、画像データに係る画像が補正可能であるか否かを判定する判定手段と、
    該判定手段が補正可能と判定した画像の補正を行う画像補正手段と
    を備え、
    前記画像表示処理手段は、前記判定手段により補正を行う必要がないと判定された画像、及び前記画像補正手段が補正した画像を表示するようにしてあること
    を特徴とする画像記憶表示装置。
  24. 前記補正手段による補正を行うか否かの選択を受け付ける受付手段を更に備え、
    該受付手段が受け付けた選択に応じて前記補正手段が補正を行うようにしてあること
    を特徴とする請求項23に記載の画像記憶表示装置。
  25. 前記判定手段に補正不可能と判定された画像を表示するか否かの選択を受け付ける受付手段を更に備え、
    前記画像表示処理手段は、前記受付手段が表示する選択を受け付けた場合に前記画像を表示するようにしてあること
    を特徴とする請求項23又は請求項24に記載の画像記憶表示装置。
  26. 前記振れ情報取得手段が取得した情報を、画像データに係る画像と共に表示するか否かの選択を受け付ける受付手段を更に備え、
    前記画像表示処理手段は、前記受付手段が前記情報を画像と共に表示する設定を受け付けた場合に、前記情報を画像データに係る画像と共に表示するようにしてあること
    を特徴とする請求項23から請求項25までのいずれか1つに記載の画像記憶表示装置。
  27. 撮像装置にて撮像された画像に係る画像データを取得する画像データ取得手段と、該画像データ取得手段が取得した画像データを記憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶された画像データの画像表示に係る処理を行う画像表示処理手段とを備える画像記憶表示装置において、
    前記画像データ取得手段が取得した画像データから、該画像データに係る画像が撮像されたときの撮像装置の振れ量に係る情報を取得する振れ情報取得手段と、
    該振れ情報取得手段が取得した振れ量を基に、画像データに係る画像に補正を行う必要があるか否か、及び、画像データに係る画像が補正可能であるか否かを判定する判定手段と、
    該判定手段が補正可能と判定した画像の補正を行う画像補正手段と
    を備え、
    前記記憶手段は、前記判定手段により補正を行う必要がないと判定された画像に係る画像データ、並びに前記画像補正手段により補正された画像及び補正前の画像に係る画像データを記憶するようにしてあること
    を特徴とする画像記憶表示装置。
  28. 撮像装置にて撮像された画像に係る画像データを取得する画像データ取得手段と、該画像データ取得手段が取得した画像データを記憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶された画像データの画像表示に係る処理を行う画像表示処理手段とを備える画像記憶表示装置において、
    前記画像データ取得手段が取得した画像データから、該画像データに係る画像が撮像されたときの撮像装置の振れ量に係る情報を取得する振れ情報取得手段と、
    該振れ情報取得手段が取得した振れ量を基に、画像データに係る画像に補正を行う必要があるか否か、及び、画像データに係る画像が補正可能であるか否かを判定する判定手段と、
    該判定手段が補正可能と判定した画像の補正を行う画像補正手段と、
    前記画像補正手段による補正前後の画像の表示に係る処理を行う手段と、
    表示された補正前後の画像から一方の画像の選択を受け付ける受付手段と
    を備え、
    前記記憶手段は、前記判定手段が補正を行う必要がないと判定した画像に係る画像データ、及び前記受付手段が選択を受け付けた画像に係る画像データを記憶するようにしてあること
    を特徴とする画像記憶表示装置。
  29. 前記記憶手段は、前記判定手段が補正不可能と判定した画像に係る画像データを記憶しないようにしてあること
    を特徴とする請求項27又は請求項28に記載の画像記憶表示装置。
  30. 前記記憶手段は、
    前記画像データ取得手段が取得した画像データを、複数のグループに分けて記憶するようにしてあり、
    前記判定手段が補正不可能と判定した画像に係る画像データと、前記判定手段が補正を行う必要がないと判定した画像に係る画像データ及び前記判定手段が補正可能と判定した画像に係る画像データとを、異なるグループに記憶するようにしてあること
    を特徴とする請求項27又は請求項28に記載の画像記憶表示装置。
  31. 前記判定手段が補正不可能と判定した画像を表示するか否かの設定を受け付ける受付手段を更に備え、
    前記画像表示処理手段は、前記受付手段が表示する設定を受け付けた場合に前記画像を表示するようにしてあること
    を特徴とする請求項30に記載の画像記憶表示装置。
  32. 前記画像表示処理手段は、前記判定手段による判定結果及び/又は前記画像補正手段による補正の有無に係る情報を、画像データに係る画像と共に表示するようにしてあること
    を特徴とする請求項27から請求項31までのいずれか1つに記載の画像記憶表示装置。
  33. 前記情報を表示するか否かの設定を受け付ける受付手段を更に備え、
    前記画像表示処理手段は、前記受付手段が前記情報を画像と共に表示する設定を受け付けた場合に、前記情報を画像データに係る画像と共に表示するようにしてあること
    を特徴とする請求項32に記載の画像記憶表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP2608523A1 (en) * 2011-12-22 2013-06-26 Research In Motion Limited Method to stabilize video stream using on-device positional sensors
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KR101825147B1 (ko) * 2015-12-21 2018-02-06 주진용 디지털 촬영이미지의 흔들림 보정 촬영방법

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