JP2009104416A - 電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】電源投入時に、再生モード、転送モード、選択モード等、動作させるモードを選択可能にした電子機器を提供する。
【解決手段】外観上視認できる電源スイッチ16、操作部13、スライドスイッチ20の他に、装置の制御を行うCPUと必要なプログラム等を記憶したメモリを含む主制御部2と、主制御部2に接続したSDRAM等のメインメモリ3と、音楽や映像等のデータを記憶した記憶媒体4と、内蔵電源(バッテリ)5と、インターフェース端子14に接続したUSBドライバ6と、LAN端子(LANポート)19に接続されたLANユニット7と、を備えている。
【選択図】図3

Description

本発明は、起動時のモード選択機能を備えた電子機器に関し、詳しくは、電源スイッチ操作時の装置の状態によって、希望するモードで起動するように構成した電子機器に関する。
ハードディスクドライブ(Hard Disk Drive:HDD)やSDカード(Secure Digital Card)、マルチメディア・メモリカード(Multimedia Card:MMC)、コンパクトフラッシュ(登録商標)カード(Compact Flash Card:CFカード)等の記憶装置を備えた電子機器は、電源スイッチをオンにすると、予め設定された所定モードで起動するように構成されている。例えば、ポータブル・オーディオプレイヤの初期処理としては、予め記録再生装置内に記録・格納されている音楽や映像データのデータベースをSDRAM等のメモリに構築展開し、データベース構築完了後、記録再生装置はReady状態となり、ユーザの再生ファイルの指定等の操作に応じて、所要のデータベースファイルが読み出され再生される(再生モード)。あるいは、ホスト機器と記録再生装置との間で、音楽や映像データを転送し、それらを記録・格納することもできる(接続転送モード)。この接続/転送モード(以下単に「転送モード」と云う)を利用すれば、再生可能な音楽や映像データのストレージ機能だけでなく、単に、ホスト機器の外部ストレージデバイスとして利用することもできる。つまり、再生はできないデータファイルであるが、各種データを保存するメモリとして使用することも可能である。
図5は、一般的な記録媒体を内蔵した電子機器、例えば、ポケット型コンピュータ、ポータブル・オーディオプレイヤ、ゲーム機等の外観図である。この例に示す電子機器50は、筐体51の主面に備えた液晶等の表示部52と、アップキー、ダウンキー、左右キー、決定キーや、数字キー等の必要な操作用キー群を配置した操作部53と、外部機器と接続するためのUSB端子等のインターフェース端子54と、外部電源端子55と、電源のオン・オフを行う電源スイッチ(POWERキー)56とを備えている。
図6は、上記電子機器の概要ブロックであり、図5に示した外観上視認できる構成部品51乃至56の他に、内蔵電源(バッテリ)57と、装置の制御を行うCPUと必要なプログラム等を記憶したメモリを含む主制御部58と、主制御部に接続したSDRAM等のメインメモリ59と、音楽や映像等のデータを記憶した記憶媒体60と、上記インターフェース端子54に接続したUSBドライバ61とを備えたもので、上述したようにインターフェース端子54を介してホストコンピュータとしてのパソコン(PC)70に接続された状態を示している。
このように、USB(Universal Serial Bus)を介してパーソナルコンピュータ(PC)等のホスト機器に接続して電源スイッチをオンにしたとき、ポータブル・オーディオプレイヤなどの音楽再生装置に限らず、HDDやFDのようなドライブ装置同じように、USBマスストレージクラス(USB mass storage class)、あるいはUSBストレージクラスと呼ばれるモードで起動するように構成されたものが多い。この機能を使用すれば、電子機器添付の専用のアプリケーションをインストールすることなく、外部接続したPC等のホスト機器から、HDDと同様に画像や音楽ファイルの転送や削除が可能となる。
また、逆に電子機器50がホスト機器として機能する場合は、USB端子(インターフェース端子)54を介して接続された外部機器をUSBマスストレージクラスとして認識するモードで起動することになる。
図7は、図5、図6を用いて説明した電子機器(例えばポータブル・オーディオプレイヤ)をPC等のホスト機器に接続した場合の初期処理の例を示すフローチャートである。処理がスタートすると、先ず、電子機器は、記憶媒体のマウント処理を行う(S31)。マウント処理とは、装置に電源が投入された際、記録媒体60よりデータを取得し、データベーステーブルを作成することを含む(S32)。データテーブルを構築すると、それに基づいて表示部に再生リストを表示し(S33)、USBドライバ接続を行うとともに(S34)、再生モードか転送モードのどちらかを選択するように促す表示を行う(S35)。この表示に基づいてユーザが転送モードを選択すると(S36、Yes)、USBドライバの初期化と起動処理を実行し(S37)、USBドライバの接続を待つ(S38)。一方、上記S36のモード選択において、再生モードが選択された場合は(S36、No)、そのまま処理を終了する。
このような処理において、電子機器からデータを読み出してデータテーブルを作成する途中に何等かの原因で異常状態に陥ると、処理がストップしてしまうことが多々発生する。
このようなトラブル処理に対応するために、例えば特許文献1に開示されている情報処理装置のように、情報処理装置(電子機器)のメインシステム制御部がメモリカード装着を示す信号を受取ると、サブシステム制御部に、装着されたメモリカードへのアクセス命令情報を送信し、メインシステム制御部は、サブシステム制御部からアクセスに失敗した旨を示す信号を受取ると、リセット信号を発生して、処理を最初からやり直すようにしたものである。
特開2007−102419公報
しかしながら、以上説明したような従来の電子機器では、次のような不具合には対応できなかった。第一に、電子機器を単なる記録媒体として使用する場合であっても、図7のS32に示すように記録媒体より取得したデータのデータベーステーブルを作成し、SDRAMの内蔵メモリに展開した上で、再生モードであるか、転送モードであるかを判断するので、転送モードにおいては必要ない処理を行うことになり、迅速に転送モードに移行できない。この不具合は、内蔵するデータ量に比例して処理時間を要するので、大容量記録装置が安価に利用できるようになった近年の記録再生装置においては、大きな問題であった。
第二に、このようなデータベーステーブルの構築の際、データの一部に欠落や破壊された部分があるとデータベース構築処理が終了せず、処理がストップして装置が無応答状態(無限ループ状態)に陥ってしまうことがあった。その場合ユーザは、電子機器をホスト機器とのUSB接続を行うことが出来ず、転送処理等の他の処理に移行不可能であるし、そもそも電子機器本体の使用ができず、また、データの修正や削除を行うこともできなかった。
特許文献1には、異常状態に自動的にリセット処理を行う手段が開示されているが、上述した二つの問題点は、機器のリセットで必ずしも解決できるものではない。つまり、何度リセットしてもデータの修正、修復が行われることはなく、単に同じ処理を繰返すに留まる。
本発明は、このような従来の電子機器に関する諸問題を解決するためになされたものであって、電子機器の起動時に、使用目的によっては必要のない処理を省略し、又は、必要に応じて希望する処理モードを優先的に起動するようにした電子機器を提供することを目的としている。
本発明はかかる課題を解決するために、請求項1記載の電子機器は、CPUと必要なプログラムを記憶したメモリを含む主制御部と、プログラム処理用のメインメモリと、表示部と、各種データを記録可能な記憶媒体と、外部のホスト機器等の外部機器と接続するためのインターフェースと、複数のキーを含む操作部と、電源スイッチとを備え、上記電源キーを単独で操作したとき通常モードとして動作する機能をもった電子機器において、上記操作部の少なくとも一つのキーを操作しながら前記電源キーを操作して電源をオンした場合、上記通常モード以外の動作モードで起動するように構成したことを特徴とする。
請求項2記載の電子機器は、CPUと必要なプログラムを記憶したメモリを含む主制御部と、プログラム処理用のメインメモリと、表示部と、各種データを記録可能な記憶媒体と、外部機器等と接続するためのインターフェースと、複数のキーを含む操作部と、電源スイッチと、LANケーブル接続端子又はUSB接続端子とを備え、上記LANケーブル接続端子又はUSB接続端子に外部電子機器が接続された状態で上記電源スイッチが操作されたとき、接続された電子機器と接続状態となるように起動する機能を備えたことを特徴とする。
請求項3記載の電子機器は、CPUと必要なプログラムを記憶したメモリを含む主制御部と、プログラム処理用メインメモリと、表示部と、各種データを記録可能な記憶媒体と、外部機器等と接続するためのインターフェースと、複数のキーを含む操作部と、電源スイッチと、内部電源とを備え、上記外部電源端子を介して外部電源を供給した状態で電源キーを操作して電源オンしたとき、上記通常モード以外の動作モードで起動するように構成したことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項3記載の電子機器において、上記外部電源端子を介して外部電源を供給した状態で電源キーを操作して電源オンしたとき、当該電子機器のシステム修正、諸設定値の変更等を行うことができる工場生産ラインモードで起動するように構成したことを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の電子機器において、更に、モード選択用のスライドスイッチ等の複数接点機械式スイッチを備え、電源スイッチを操作して電源オンした時、上記複数接点機械式スイッチ(スライドスイッチ)により選択されたモードで起動するように構成したことを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の電子機器において、電源投入した際に選択的に起動する通常モード以外の動作モードの優先順位を予めユーザが設定する機能を備えたことを特徴とする。
本発明は、以上のように構成し、または制御するので、夫々以下のような効果が得られる。
請求項1記載の発明は、主制御部、メインメモリ、表示部、記憶媒体、外部機器接続用インターフェース端子、操作部、電源スイッチ等を備えた電子機器において、その電源キーを単独で操作したとき通常モードとして動作するが、上記操作部の少なくとも一つのキーを操作しながら上記電源キーを操作して電源をオンした場合、通常モード以外の動作モードで起動するように構成したので、予め設定された特定の動作モード以外の、複数のモードで起動可能となり、ユーザの目的に応じて任意に起動モードを選択的に起動させることが可能となる。
請求項2記載の電子機器は、電子機器が、LANケーブル接続端子やUSB接続端子を備え、このLANケーブル接続端子又はUSB接続端子に外部電子機器が接続された状態で上記電源スイッチが操作されたとき、接続された電子機器と接続状態となるように起動する機能を備えたので、必要に応じて、これらの外部機器接続ケーブルを接続した状態で電源スイッチをオンするだけで、目的とするモードで起動させることが可能である。
請求項3記載の電子機器は、CPUと必要なプログラムを記憶したメモリを含む主制御部と、プログラム処理用メインメモリと、表示部と、各種データを記録可能な記憶媒体と、外部機器等と接続するためのインターフェースと、複数のキーを含む操作部と、電源スイッチと、内部電源とを備え、上記外部電源端子を介して外部電源を供給した状態で電源キーを操作して電源オンしたとき、上記通常モード以外の動作モードで起動するように構成したので、外部電源使用時においても、予め設定された特定の動作モード以外の、複数のモードで起動可能となり、ユーザの目的に応じて任意に起動モードを選択的に起動させることが可能となる。
請求項4記載の発明では、請求項3記載の電子機器において、更に、上記外部電源端子を介して外部電源を供給した状態で電源キーを操作して電源オンしたとき、当該電子機器のシステム修正、諸設定値の変更等を行うことができる工場生産ラインモードで起動するように構成したものである。工場生産ラインモードと云うのは、必ずしも工場生産ラインにおける処理モードを指すものではなく、一般ユーザが適宜、電子機器に設定されている事項を、ある程度上位レイヤのプログラムレベルにおいて修正や設定操作ができる処理モードを意味しているので、ある程度電子機器の構成に詳しいユーザであれば、システムエラーの復旧処理や各種設定を変更可能となる。
請求項5記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の電子機器において、更に、モード選択用のスライドスイッチ等の複数接点機械式スイッチを備え、電源スイッチを操作して電源オンした時、上記複数接点機械式スイッチにより選択されたモードで起動するように構成したので、頻繁に起動モードとして使用するものを(通常モードを含め)スライドスイッチの端子に対応させることにより、電源スイッチ操作時に、都度、起動モード選択操作を意識することなく、ユーザ好みのモードでの起動が可能となる。
請求項6記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の電子機器において、電源投入した際に選択的に起動する通常モード以外の動作モードの優先順位を予めユーザが設定する機能を備えたので、ユーザの好みに合わせて、任意に起動モードの優先順位を設定することが可能である。
以下、本発明を図に示した実施形態を用いて詳細に説明する。但し、この実施形態に記載される構成要素、種類、組み合わせ、形状、その相対配置などは特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する主旨ではなく単なる説明例に過ぎない。
図1は、本発明に係る、電子機器の例として示す、ポータブル・オーディオプレイヤやゲーム機の外観図であるが、外観上は上述した図5の構成と大きな相違点はない。この例に示す電子機器1は、筐体11の主面に備えた液晶等の表示部12と、数字キー(アップキー、ダウンキー、左右キー、決定キーを含んでもよい)等の必要な操作用キー群を配置した操作部13と、外部機器と接続するためのUSB端子等のインターフェース端子14と、外部電源端子15と、電源のオン・オフを行う電源スイッチ(POWERキー)16とを備えている。
この本発明に係る電子機器1は、電源スイッチ(電源キー:POWERキー)を単独で操作したとき、予め設定された処理手順に従った通常モードとして動作する機能をもっている。例えば、ポータブル・オーディオプレイヤであれば、図8に示したような一連の処理を経て、記憶媒体に記録されている音楽や映像ファイルの一覧表を表示部12にメニュー表示し、再生したいものを選択させ、選択されたファイルを再生する。本発明では、このような通常モードでの起動の他に、上記操作部13の少なくとも一つのキーを操作しながら電源キー16を操作して電源をオンした場合、通常モード以外の動作モードで起動するように構成したことを特徴とする。
そのいくつかの例を説明すると、第一の例では、機器に電源を投入する(電源オン)する際に、操作部13のキー群のうちの所定のキーを押しながら、電源スイッチ(POWERキー)16を操作したとき、例えば図8に示した処理におけるデータベーステーブル構築処理に先立って、S36の転送モードであるか再生モードであるかを選択させる処理を実行するように構成する。
このように記録媒体のデータ取得とデータベーステーブル作成の前に、再生モードであるか転送モードであるかの選択を行い、転送モードが選択された場合は、データベーステーブル作成等、必要のない処理を省略して直ちに転送処理に移行することが出来るので、時間短縮効果が得られる。また万一、再生モードを処理中にデータの欠落や破壊等によってトラブルが発生した場合は、何等かのリセット処理後、再電源投入の際に転送モードを選択することによってホスト機器と接続し、欠損データ部分の修復や一部削除等のデータの修復を行うことができるようになる。
なお、図1に示した例では、外部電源端子15を備えた場合を示したが、一般的に、可搬型の電子機器では内蔵電源として充電式のバッテリや乾電池を備えるのが通常であるから、本発明においても同様に内蔵電源を備えることは云うまでもない。また、不必要であれば外部電源端子15を省略することも自由であり、外部電源端子を備えた場合、内蔵電源で使用する場合や外部電源で使用する場合の、いずれにおいても上述した電源スイッチ操作による起動モードの選択を行えるようにすることができる。
また、起動するモードとして、電子機器のシステム修正、諸設定値の変更等を行うことができる工場生産ラインモードで起動するように構成してもよい。工場生産ラインモードと云うのは、必ずしも工場生産ラインにおける処理モードに限定するものではなく、一般ユーザが適宜、電子機器に設定されている事項を、ある程度上位レイヤのプログラムレベルにおける設定操作ができる処理を意味し、ある程度電子機器の構成に詳しいユーザを対象にしたものである。
起動時に設定するモードは、これらの例に限らず、種々設定可能である。例えば、図1において、USB端子(USBポート)14にUSBケーブル17が装着された状態で電源が投入されたときは、電子機器が自動的にUSBマスストレージ機器として起動するように、あるいは電子機器自体がホスト機器として機能する場合は、接続された外部電子機器をUSBマスストレージ機器として認識するように、又は、直接転送モードで起動するように構成することも可能である。
なお、外部電源が接続された状態で電源スイッチが操作されたときに、上述した工場生産ラインモードで起動するように構成すれば、バッテリを内蔵しない状態での工場出荷点検や調整時に、外部電源投入状態を検出して、自動的に工場生産ラインで必要なモードに設定することは、生産効率を向上する上からも有用であろう。
その他、操作部13の特定キーを押圧しながら電源スイッチをオンしたとき、直前の使用において再生したファイルの続きを呼出して再生するようなモードにすることもできる。そして、どのキーを操作したとき、どのモードで起動するかをユーザの好みに応じて設定できるようにすることも、機能向上の観点から好ましいであろう。
図2は、本発明に係る他の実施例を示す外観図であり、この例では、上記図1に示した構成の他に、内蔵電源(バッテリ)から電源を供給するためのバッテリスイッチ(又は、省エネルギ用のスタンバイモード等の機能を実現するために備えたもの。)21と、起動モードを設定するための複数接点機械式スイッチとして、例えばスライドスイッチ20を備えた点が、特徴的である。
スライドスイッチ20は、例えばOFF端子、モードA端子、モードB端子、・・・、モードN端子の複数の切換え端子を備え、OFF端子を選択した場合は、このスライドスイッチによるモード選択を無効にし、その他の端子に切換えた場合は、夫々に予め割り当てたモードで起動するように構成する。
図3は、図2に示した電子機器1の概要ブロックであり、図2の外観上視認できる構成備品11乃至21の他に、装置の制御を行うCPUと必要なプログラム等を記憶したメモリを含む主制御部2と、主制御部2に接続したSDRAM等のメインメモリ3と、音楽や映像等のデータを記憶した記憶媒体4と、内蔵電源(バッテリ)5と、上記インターフェース端子14に接続したUSBドライバ6と、LAN端子(LANポート)19に接続されたLANユニット7と、を備えている。なお、夫々の機能については既によく知られたものであるので説明を省略するが、図2及び図3に示す構成では、電源投入時に操作し、又は、端子の接続状態の組み合わせを増加することができるので、夫々の組み合わせによって起動するモードを選択する上での自由度が大きくなる。
このように構成し、本発明に基づいて電源スイッチオン時に電源スイッチ以外の他のスイッチが操作された場合、通常モード以外の起動モードとしては例えば、再生/転送選択表示モードが優先的に起動するモードとして選択されることが考えられる。つまり、再生するか転送するかを、ユーザに選択させるモードである。そして、電源スイッチと同時に操作されたキーが転送モードを指定する場合は、データベーステーブル作成等の処理を行うことなく、USBドライバの初期化及び起動処理を行う。一方、選択が再生モードである場合は、記録媒体よりデータを取得し、データベーステーブルを作成するとともに、データベーステーブルを基に表示部に再生リストを表示する。
この処理方法によれば、通常モードが再生モードであるとき、電源スイッチと同時に他のキーを操作することによって、転送モードにおいて必要のない、記録媒体のデータ取得とデータベーステーブル作成処理を行うことなく、転送モードに移行するので、直ちに転送処理に移行することが出来る。
なお、電源投入時には、電子機器が起動していないので、電源スイッチと同時に、どのキーが操作されているか、あるいは、どの端子にケーブルが接続されているかを検出した上で、それらの組み合わせに基づいて、起動するモードを選択することになる。例えば外部電源ケーブルが接続されているときは、その供給端子に所要の電圧が印加されていることを検出して、またUSBケーブルが接続されているときは、通常行われるUSBマスストレージとしての識別処理に基づいてUSB端子の接続を検出可能である。一方、LANケーブルの接続のように、ケーブルコネクタが装着されただけではその接続を検出できない場合は、何等かの方法でコネクタの接続を検出する手段を付加する必要があろう。この手段としては、例えば、図3において、LANポート19に、コネクタが挿入された際に押圧されるコネクタ装着検出スイッチ22を設け、そのスイッチの動作を主制御装置(CPU)2によって検出するように構成することもできる。
図4は、本発明に係る電子機器の処理例を示すフローチャートである。処理がスタートすると、先ず電源スイッチが操作(オン)されたか否かを判断し、操作された場合は(S1、Yes)、その操作が電源スイッチ単独であるか否かを判断し、電源スイッチが単独で操作された場合は(S2、Yes)、通常モード、例えば再生モードに移行する(S3)。一方S2において、電源スイッチが単独操作でない場合は(S2、No)、以下順次、予め設定した順番に従って、選択されたモードについて判断処理を行う。即ち、S4では、電源スイッチ操作と同時に、操作部のキーが操作されているか否かを判断し、いずれかのキーが操作されているときは(S4、Yes)、操作されたキーに対応するモードで起動する(S5)。また、上記S4において、電源スイッチと同時に操作部キーが操作されていない場合は(S4、No)、次に外部電源が接続されているか否かを判断し、外部電源が接続されている場合は(S6、Yes)工場生産ラインモードにて起動する(S7)。もしS6において外部電源が接続されていない場合は(S6、No)、スライドスイッチの操作の有無を判断し、スライドスイッチがOFF以外の端子に設定されている場合は(S8、Yes)、スライドスイッチの接点に対応して設定されたモードで起動する(S9)。更に、S8においてスライドスイッチがOFF端子に設定されているときは(S8、No)、LANケーブル接続の有無を判断し、接続されている場合は(S10、Yes)、LANユニットを起動する(S11)。S20においてLANケーブルが接続されていないときは(S20、No)、USBケーブル接続の有無を判断し、接続されているときは(S12、Yes)、USBドライブを起動させ(S13)、USBケーブルが接続されていない場合は処理を終了する。なお、各判断処理順番は、必ずしも例示したものである必要はなく、適宜変更可能であるし、ユーザの好みに応じて自由にカスタマイズ設定できるように構成することも可能である。また、説明したモード選択の優先順位設定や、本発明に係る各機能の実現は、主制御部を駆動するプログラムや付属するデータ等のソフトウエアによって行うことができることは云うまでもないであろう。
本発明はこの例に留まることなく種々の変形や変更が可能である。例えば、操作部のキーも一つに限らず、二つ以上のキーの組み合わせて同時に押圧することによって、より多くにモードを識別することも可能であろう。
また、電子機器に内蔵される記録媒体が、着脱可能なSDカード(Secure Digital Card)、マルチメディア・メモリカード(Multimedia Card:MMC)、コンパクトフラッシュ(登録商標)カード(Compact Flash Card:CFカード)等であってもよい。また、メインメモリとして、SDRAMに代わり、一クロックで二つのデータ転送が可能なDDR SDRAM(Double Data rate Synchronous Dynamic Random Access Memory)を使用することも可能である。
あるいは、本発明による電子機器の起動モード制御方法をコンピュータが制御可能なOSに従ってプログラミングすることにより、そのOSを備えたコンピュータであれば同じ処理方法により制御することができ、このようなプログラムをコンピュータが読み取り可能な形式で記録媒体に記録すれば、記録媒体を持ち運ぶことにより何処でもプログラムを稼動することができる。また、プログラムを格納する記録媒体としては半導体媒体(例えば、ROM、不揮発性メモリカード等)、光媒体(例えば、DVD、MO、MD、CD等)、磁気媒体(例えば、磁気テープ、フレキシブルディスク等)等のいずれであってもよく、また、ロードしたプログラムを実行することにより上述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムの指示に基づき、オペレーティングシステムあるいは他のアプリケーションプログラム等と共同して処理することによって上述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
本発明に係る電子機器の一例を示す外観構成図。 本発明に係る電子機器の他の例を示す外観構成図。 本発明に係る電子機器の一例を示すブロック図。 本発明に係る電子機器の制御例を示すフローチャート。 従来の電子機器の一例を示す外観構成図。 従来の電子機器の一例を示すブロック図。 従来の電子機器の制御例を示すフローチャート。
符号の説明
1 電子機器、2 主制御部、3 メインメモリ、4 記憶媒体、5 バッテリ、6 USBドライバ、7 LANユニット、12 表示部、13 操作部、14 USB端子、15 外部電源端子、16 電源スイッチ、17 USBケーブル、18 外部電源ケーブル、19 LAN端子、20 スライドスイッチ、21 バッテリスイッチ、22 コネクタ装着検出スイッチ。

Claims (6)

  1. CPUと必要なプログラムを記憶したメモリを含む主制御部と、プログラム処理用メインメモリと、表示部と、各種データを記録可能な記憶媒体と、外部機器等と接続するためのインターフェースと、複数のキーを含む操作部と、電源スイッチとを備え、前記電源スイッチを単独で操作したとき通常モードとして動作する機能をもった電子機器において、前記操作部の少なくとも一つのキーを操作しながら前記電源スイッチを操作して電源をオンした場合、前記通常モード以外の動作モードで起動するように構成したことを特徴とする電子機器。
  2. CPUと必要なプログラムを記憶したメモリを含む主制御部と、プログラム処理用のメインメモリと、表示部と、各種データを記録可能な記憶媒体と、外部機器等と接続するためのインターフェースと、複数のキーを含む操作部と、電源スイッチと、LANケーブル接続端子又はUSB接続端子とを備え、前記LANケーブル接続端子又はUSB接続端子に外部電子機器が接続された状態で前記電源スイッチが操作されたとき、接続された電子機器と接続状態となるように起動する機能を備えたことを特徴とする電子機器。
  3. CPUと必要なプログラムを記憶したメモリを含む主制御部と、プログラム処理用メインメモリと、表示部と、各種データを記録可能な記憶媒体と、外部機器等と接続するためのインターフェースと、複数のキーを含む操作部と、電源スイッチと、内部電源とを備え、前記外部電源端子を介して外部電源を供給した状態で電源キーを操作して電源オンしたとき、前記通常モード以外の動作モードで起動するように構成したことを特徴とする電子機器。
  4. 請求項3記載の電子機器において、前記外部電源端子を介して外部電源を供給した状態で電源キーを操作して電源オンしたとき、当該電子機器のシステム修正、諸設定値の変更等を行うことができる工場生産ラインモードで起動するように構成したことを特徴とする電子機器。
  5. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の電子機器において、更に、モード選択用の複数接点機械式スイッチを備え、電源スイッチを操作して電源オンした時、前記複数接点機械式スイッチにより選択されたモードで起動するように構成したことを特徴とする電子機器。
  6. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の電子機器において、電源投入した際に選択的に起動する通常モード以外の動作モードの優先順位を予めユーザが設定する機能を備えたことを特徴とする電子機器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018160139A (ja) * 2017-03-23 2018-10-11 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 電子機器およびデータ移行プログラム

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