JP2009103678A - 人体検知センサの検査装置 - Google Patents

人体検知センサの検査装置 Download PDF

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啓 伊内
Toshimitsu Hirota
利光 弘田
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Abstract

【課題】人体検知センサに対して必要な検知領域及び感度を有しているか否かを検査することができる人体検知センサの検査装置を提供する。
【解決手段】所定の検知領域における人の在否を検知する人体検知センサを検査するための検査装置は、雰囲気温度に対して所定の温度差を有する定温体を人体検知センサに対し相対移動させて、定温体から放射された赤外線が赤外線遮蔽体に設けられた複数の開口部を通過すると、判定手段が人体検知センサの出力値と第1及び第2の閾値と比較し、出力値が第1の閾値以上、かつ第2の閾値以下の場合に、判定手段は、人体検知センサが上記所定の検知領域における人の在否を検知することができることを示す判定結果を出力手段に出力する。
【選択図】図1

Description

本発明は、人の在否や所在位置を検知する人体検知センサが設計時に設定された領域通りの人体検知領域及び感度を有しているかを検査する検査装置に関するものである。
従来、人体、自動車または工作物の存在位置を検知することにより自動ドアの開閉制御や防犯警報装置の起動制御または駐車場の整理或いは空気調和機、照明灯、工場の生産ライン等の自動制御等に利用できる物体存在位置検知装置は、所定の検知領域を複数の単位領域に区画し、各単位領域に個々に対応させて複数個の物体検知器を対設することで、物体の存在位置を検知するものが一般に採用されている。
また、複数の赤外線センサを設け、互いの検知領域の一部を重複させることにより赤外線センサの個々の検知領域に加えて重複領域をもそれぞれ検出し、赤外線センサの個数を越える領域の被検出体の有無の検出を可能とするものがあった(例えば、特許文献1参照)。
また、各単位領域からの光が1個の赤外線センサに入射するよう構成する一方、各入射光の透過、遮断機能を有するとともに透過する入射光を順次切り換えていく切換機構を設けた物体存在位置検知装置が提案されている。
特開平2−134593号公報
しかしながら、前記記載の物体存在位置検知装置は、公差の大きな部品の組み合わせや組み立て不良等によって検知領域が設計時に設定された領域と異なってしまう課題を有している。
また、赤外線センサの感度が悪く、前記赤外線センサの出力値が低い場合、検知しようとするものが検知出来ないという課題を有している。
また、複数の赤外線センサを用いた物体位置検知装置において、各々の赤外線センサの感度が異なり、同一の物体に対して各々の赤外線センサの出力値が異なる場合、判別しようとする検知位置を誤検知するという課題を有している。
従って、本発明の目的は、前記従来の課題を解決するもので、人体検知センサに対して所定の検知領域を正確に検知し、適正な感度を有しているか否かを検査することができる人体検知センサの検査装置を提供する。
前記従来の課題を解決する為に、本発明の所定の検知領域における人の在否を検知する人体検知センサを検査するための検査装置であって、雰囲気温度に対して所定の温度差を有し、上記人体検知センサに対し相対移動可能な定温体と、上記定温体と上記人体検知センサとの間に介装されて上記定温体から放射された赤外線を遮蔽するとともに、複数の開口部が形成された赤外線遮蔽体と、上記赤外線遮蔽体に対し上記人体検知センサを位置決めする位置決め手段と、上記人体検知センサに電気的に接続され、上記人体検知センサの出力値を第1及び第2の閾値と比較して判定する判定手段と、上記判定手段の判定結果を出力する出力手段とを備え、上記複数の開口部は、上記所定の検知領域の周縁部近傍の複数の部位と上記人体検知センサとを結ぶ直線上に配置され、上記定温体を上記各開口部に対向させて上記定温体から放射された赤外線が上記各開口部を通過すると、上記判定手段は、上記人体検知センサの出力値を上記第1及び第2の閾値と比較し、上記出力値が上記第1の閾値以上、かつ上記第2の閾値以下の場合に、上記判定手段は、上記人体検知センサが上記所定の検知領域における人の在否を検知していることを検査できる。
本発明によれば、人体検知センサを検査する検査装置は、雰囲気温度に対して所定の温度差を有する定温体を人体検知センサに対し相対移動させて、定温体から放射された赤外線が赤外線遮蔽体に設けられた複数の開口部を通過すると、判定手段が人体検知センサの出力値と第1及び第2の閾値と比較し、出力値が第1の閾値以上、かつ第2の閾値以下の場合に、判定手段は、人体検知センサが上記所定の検知領域における人の在否を検知することができることを示す判定結果を出力手段に出力する構成が採用されているので、所定の検知領域における人の在否を検知する人体検知センサが所定の検知領域を正確に検知し、適正な感度を有していることを検査することができる。
第1の発明は、雰囲気温度に対して所定の温度差を有する定温体を人体検知センサに対し相対移動させて、定温体から放射された赤外線が赤外線遮蔽体に設けられた複数の開口部を通過すると、判定手段が人体検知センサの出力値と第1及び第2の閾値と比較し、出力値が第1の閾値以上、かつ第2の閾値以下の場合に、判定手段は、人体検知センサが上記所定の検知領域における人の在否を検知することができることを示す判定結果を出力手段に出力することにより、所定の検知領域における人の在否を検知する人体検知センサが所定の検知領域を正確に検知し、適正な感度を有していることを検査することができる。
第2の発明は、特に、第1の発明の人体検知センサの検査装置において、上記複数の部位が上記所定の検知領域の周縁部近傍の対角の位置とすることにより、検査する開口部が少ないので、容易に、人体検知センサが所定の検知領域を正確に検知し、適正な感度を有していることを検査することができる。
第3の発明は、特に、第1の発明の人体検知センサの検査装置において、上記所定の検知領域が略矩形を呈し、上記複数の部位が上記略矩形の4隅の位置とすることにより、4隅の部位のそれぞれに対応する開口部を検査することで、容易に、かつ的確に、人体検知センサが所定の検知領域を正確に検知し、適正な感度を有していることを検査することができる。
第4の発明は、特に、第1の発明の人体検知センサの検査装置において、上記開口部の最大数が上記人体検知センサを構成するフレネルレンズが有する面数と同数であることにより、より一層、人体検知センサが所定の検知領域を正確に検知し、適正な感度を有していることを検査することができる。
第5の発明に記載の検査装置は、特に、第1の発明の人体検知センサの検査装置において、定温体がペルチェ素子で構成されることにより、雰囲気温度に対して所定の温度差を有する制御を、管理が容易で安価に実現させることができる。
第6の発明に記載の検査装置は、特に、第1の発明の人体検知センサの検査装置において、上記位置決め手段が上記赤外線遮蔽体に設けられている上記人体検知センサの位置決め用開口部であることにより、検査装置の部品点数を減らすことができる。
第7の発明は、特に、第1の発明から第6の発明の人体検知センサの検査装置が空気調和機の室内機に取り付けられる人体検知センサを検査することにより、空気調和機に取り付けられる人体検知センサが所定の検知領域を正確に検知し、適正な感度を有していることを検査することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
図1は、本発明の実施の形態における人体検知センサ検査装置を構成する赤外線遮蔽体1の模式斜視図であり、図2は、本発明の実施の形態における人体検知センサユニット2、人体検知センサユニット2を構成する人体検知センサ3及び人体検知センサ3が検知しようとする検知領域を示す模式斜視図である。人体検知センサの検査装置は、定温体、赤外線遮蔽体1、位置決め手段、判定手段及び出力手段を備えている。
定温体は、雰囲気温度に対して所定の温度差を有し、人体検知センサユニット2に対し相対移動可能である。定温体は、例えばペルチェ素子又は所定の温度で管理されたヒータなどである。また、本実施の形態では、定温体にペルチェ素子が用いられ、ペルチェ素子の温度は、例えば雰囲気温度が20℃に対して60℃に設定されている。
赤外線遮蔽体1は、赤外線を通さない材質で形成され、複数の孔(本発明における開口部)9a、9b、9c、9dが構成されている。赤外線遮蔽体1は、例えば10cm×50cm×16cm(縦×横×高さ)の略直方体で形成されている。また、図1に示されるように、略直方体の赤外線遮蔽体1は、面4、面5、面6、面7及び面8の5つの面からなる袋状の略直方体で構成されている。つまり、赤外線遮蔽体1の面8の向かい側の面は、開口している。なお、この開口している面側に後述する人体検知センサユニット2が配置される。また、形成される複数の孔9a、9b、9c、9dについては後述する。
ここで、人体検知センサユニット2の内部の状態を示す模式斜視図を図6に示す。図6に示されるように、人体検知センサユニット2は、複数(例えば5つ)の人体検知センサ3、26、28、30、34を備えている。また、人体検知センサユニット2は、3つの人体検知センサ3、26、28を備えていてもよい。このような人体検知センサユニット2は、例えば空気調和器の室内機に取り付けられ、所定の検知領域において、人の在否を検知する。
また、人体検知センサユニット2に配置される各人体検知センサは、異なる検知範囲を有している。つまり、5つの人体検知センサ3、26、28、30、34を有する人体検知センサユニット(5つの人体検知センサによるその幅は15cm)は、3つの人体検知センサ3、26、28を有する人体検知センサユニット(3つの人体検知センサによるその幅は10cm)より広範囲(例えば遠方範囲を含んで)で人の在否を検知することができる。なお、本実施の形態では、3つの人体検知センサを備えた人体検知センサユニット2を用いて説明する。
また、図2に示されるように、二点差線で囲まれた領域(矩形9a´、9b´、9c´、9d´)は、1つの人体検知センサ3の検知領域である。つまり、本実施の形態に係る人体検知センサユニット2は、上述したように、人体検知センサを3つ備えているので、人体検知センサユニット2の検知領域は、二点差線で囲まれた領域が横に3つ並んだ領域に相当する。なお、本実施の形態では、人体検知センサユニット2に構成される人体検知センサ3に着目して、以下説明する。
次に、図1及び図2を参照して、赤外線遮蔽体1に構成される孔9a、9b、9c、9dについて説明する。
また、人体検知センサ3の検知領域は、略矩形9a´、9b´、9c´、9d´で構成されている。なお、本実施の形態において、人体検知センサ3の検知領域は、略矩形に限定されず、例えば楕円形、円形又は扇形であってもよい。赤外線遮蔽体1に構成される孔9a、9b、9c、9dのそれぞれは、所定の検知領域(二点差線で囲まれた略矩形の領域)の周縁部近傍の複数の部位、すなわち略矩形の4隅である9a´、9b´、9c´、9d´と人体検知センサ3とを結ぶ直線上に配置されている。つまり、赤外線遮蔽体1の面8には、人体検知センサユニット2が検知しようとする検知領域の端部9a´から人体検知センサ3へ赤外線が入射できるよう孔9aと、人体検知センサユニット2が検知しようとする検知領域の端部9b´から人体検知センサ3へ赤外線が入射できるよう孔9bと、人体検知センサユニット2が検知しようとする検知領域の端部9c´から人体検知センサ3へ赤外線が入射できるよう孔9cと、人体検知センサユニット2が検知しようとする領域の端部9d´から人体検知センサ3へ赤外線が入射できるよう孔9dとがそれぞれ形成される。
また、赤外線遮蔽体1に構成される孔9a、9b、9c、9dのそれぞれは、例えば矩形に形成され、そのサイズ(縦×横)は、人体検知センサ3の視野範囲のズレ角度許容値を含むように構成される。例えば、人体検知センサ3の横方向のズレ角度許容値は、±2.0°であり、人体検知センサ3の縦方向のズレ角度許容値は、±1.5°である。
また、1つの人体検知センサ3に対して、4つの孔9a、9b、9c、9dが赤外線遮蔽体1の面8に形成されている。一方、3つの人体検知センサ3、26、28を有する人体検知センサユニット2を用いる場合には、孔9a、9b、9c、9dを含んだ12個の孔が赤外線遮蔽体1に形成される。この場合、形成される孔は、赤外線遮蔽体1の面8だけではなく、例えば面5又は面7に形成されてもよい。また、本実施の形態では、赤外線遮蔽体1は、例えば板状の平面形状であってもよい。この場合、人体検知センサユニット2の検知領域に対応した大きさであればよい。
また、本実施の形態において、所定の検知領域の周縁部近傍の複数の部位は、略矩形の4隅としているが、略矩形の対角に位置する2カ所であってもよい。
また、赤外線遮蔽体1における面4、面5、面6及び面7を構成する各寸法は、人体検知センサユニット2に対して、適宜選択される。例えば、人体検知センサユニット2を床面に載置して、赤外線遮蔽体1の面4、面5、面6、面7、面8及び床面によって囲まれる空間に人体検知センサユニット2をはめ込んだ際に、赤外線遮蔽体1に対し、人体検知センサユニット2がはずれなければよい。
位置決め手段は、赤外線遮蔽体1に人体検知センサユニット2を固定する。具体的には、位置決め手段は、人体検知センサユニット2を床面に載置して、その上方から赤外線遮蔽体1を覆うように配置させた際に、赤外線遮蔽体1に設けられた複数の孔9a、9b、9c、9dのそれぞれが人体検知センサ3に対して所定の位置になるように、人体検知センサユニット2を固定する。また、位置決め手段は、例えば赤外線遮蔽体1に人体検知センサユニット2の突起部を引っかける穴や人体検知センサユニット2に接続されているケーブルを通す切り欠き部などの位置決め用開口部が構成されている。
判定手段は、例えばRAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)などを備えるCPU(Central Processing Unit)で構成されるパーソナルコンピュータである。
また、判定手段は、人体検知センサユニット2と接続されている。つまり、定温体から放射された赤外線が赤外線遮蔽体1に形成された複数の孔を通過して、人体検知センサユニット2が検知すると、その検知に基づいた出力値を判定手段に出力する。これにより、判定手段は、例えばHDD(Hard Disc Drive)などに格納される閾値と人体検知センサユニット2から出力された出力値を比較して判定する。具体的には、出力された出力値と2つの閾値と比較して判定し、出力値が2つの閾値の中間値である場合には、その結果が後述する出力手段に送られる。
出力手段は、例えば液晶やEL(Electroluminescence)等を用いたディスプレイで構成され、情報を表示する。具体的には、出力手段は、判定手段によって判定された判定結果を表示する。また、出力手段は、例えばスピーカなどの音声出力部を備え、判定手段によって判定された判定結果を音声で出力してもよい。また、出力手段は、例えば緑色ライトなどの照明装置を備え、判定手段によって判定された判定結果により照明装置が照射されてもよい。
人体検知センサユニット2は、感度が同等の人体検知センサを複数備えている。人体検知センサのそれぞれは、人体から放射される赤外線量の差分を検出して電気信号に変換するセンサ素子と、複数の部分検出エリアに分割され、センサ素子と一対に配設され、このセンサ素子上に焦点を結び赤外線を集光するフレネルレンズとからなる。
ここで、「同等の感度」とは、同等の空調条件において、同一の物体(同一温度)を同一距離で検知した際に、同等の出力が出ることを意味する。この「感度」については、通常、人体検知センサを構成するフレネルレンズの厚みや形状、人体検知センサユニットの保護カバーの厚みや形状、センサ素子等、多くの技術的要因によって変化をするが、各人体検知センサが、同等の感度を有するよう、これら技術的要因を設定するものである。
また、赤外線遮蔽体1に形成される複数の孔は、上述したように、所定の検知領域の周縁部近傍の複数の部位に対応していると説明してきたが、赤外線遮蔽体1に形成される複数の孔は、人体検知センサを構成するフレネルレンズが有する面数と同数またはそれ以下であってもよい。
図3は、本発明の実施の形態における人体検知センサの検査装置で検査しようとする人体検知センサユニット2を載置した状態を、図1に示すAA´断面での側面図として表したものであり、図3(a)は、人体検知センサユニット2の検知領域が所定の検知領域である場合を表し、図3(b)は、人体検知センサユニット2の検知領域が所定の検知領域に比べて、上方にずれている場合を表し、図3(c)は、人体検知センサユニット2の検知領域が所定の検知領域に比べて、下方にずれている場合を表している。
図4は、本発明の実施形態における人体検知センサの検査装置で検査しようとする人体検知センサユニット2を設置した状態を、図1に示すBB´断面での側面図として表したものであり、図4(a)は、人体検知センサユニット2の検知領域が所定の検知領域である場合を表し、図4(b)は、人体検知センサユニット2の検知領域が所定の検知領域に比べて、右側にずれている場合を表し、図4(c)は、人体検知センサユニット2の検知領域が所定の検知領域に比べて、左側にずれている場合を表している。
図3及び図4のように配置された人体検知センサ検査装置における人体検知センサユニット2の検知領域が所定の検知領域に対してのズレ方向について説明する。
人体検知センサユニット2を床面に載置して、赤外線遮蔽体1の面4、面5、面6、面7、面8及び床面によって囲まれる空間に人体検知センサユニット2をはめ込み、赤外線遮蔽体1に対して、人体検知センサユニット2を位置決め手段を用いて固定する。次に、孔9a以外の孔から定温体の赤外線が人体検知センサ3へ入射しないように(例えば、赤外線を遮蔽する部材で孔を塞ぐ)して、雰囲気温度との温度差ΔTa(=60℃−20℃)が一定に保たれた定温体(ペルチェ素子)の高温面を、孔9aの上方を通過するように、赤外線遮蔽体1を介して赤外線遮蔽体1の面8の表面を人体検知センサユニット2に対して相対移動させる。この時、人体検知センサ3の出力値に変化がみられた場合には、人体検知センサユニット2が定温体の赤外線を検知していることがわかり、人体検知センサユニット2の検知領域が所定の検知領域に対して下方及び右側にずれていないことがわかる(図3(a)及び図4(a)参照)。逆に、人体検知センサ3の出力値に変化がみられない場合、人体検知センサ3が定温体の赤外線を検知していないことがわかり、人体検知センサユニット2の検知領域が所定の検知領域に対して下方(図3(c)参照)または右側(図4(b)参照)にずれていることがわかる。
次に、孔9b以外の孔から定温体の赤外線が人体検知センサ3へ入射しないようにして、雰囲気温度との温度差ΔTaが一定に保たれた定温体の高温面を、孔9bの上方を通過するように、赤外線遮蔽体1を介して赤外線遮蔽体1の面8の表面を人体検知センサユニット2に対して相対移動させる。この時、人体検知センサ3の出力値に変化がみられた場合には、人体検知センサユニット2が定温体の赤外線を検知していることがわかり、人体検知センサユニット2の検知領域が所定の検知領域に対して下方及び左側にずれていないことがわかる(図3(a)及び図4(a)参照)。逆に、人体検知センサ3の出力値に変化がみられない場合、人体検知センサ3が定温体の赤外線を検知していないことがわかり、人体検知センサユニット2の検知領域が所定の検知領域に対して下方(図3(c)参照)または左側(図4(c)参照)にずれていることがわかる。
次に、孔9c以外の孔から定温体の赤外線が人体検知センサ3へ入射しないようにして、雰囲気温度との温度差ΔTaが一定に保たれた定温体の高温面を、孔9cの上方を通過するように、赤外線遮蔽体1を介して赤外線遮蔽体1の面8の表面を人体検知センサユニット2に対して相対移動させる。この時、人体検知センサ3の出力値に変化がみられた場合には、人体検知センサユニット2が定温体の赤外線を検知していることがわかり、人体検知センサユニット2の検知領域が所定の検知領域に対して上方及び右側にずれていないことがわかる(図3(a)及び図4(a)参照)。逆に、人体検知センサ3の出力値に変化がみられない場合、人体検知センサ3が定温体の赤外線を検知していないことがわかり、人体検知センサユニット2の検知領域が所定の検知領域に対して上方(図3(b)参照)または右側(図4(b)参照)にずれていることがわかる。
次に、孔9d以外の孔から定温体の赤外線が人体検知センサ3へ入射しないようにして、雰囲気温度との温度差ΔTaが一定に保たれた定温体の高温面を、孔9dの上方を通過するように、赤外線遮蔽体1を介して赤外線遮蔽体1の面8の表面を人体検知センサユニット2に対して相対移動させる。この時、人体検知センサ3の出力値に変化がみられた場合には、人体検知センサユニット2が定温体の赤外線を検知していることがわかり、人体検知センサユニット2の検知領域が所定の検知領域に対して上方及び左側にずれていないことがわかる(図3(a)及び図4(a)参照)。逆に、人体検知センサ3の出力値に変化がみられない場合、人体検知センサ3が定温体の赤外線を検知していないことがわかり、人体検知センサユニット2の検知領域が所定の検知領域に対して上方(図3(b)参照)または左側(図4(c)参照)にずれていることがわかる。
以上の本実施の形態の検査装置を用いての動作を示すフローチャートの流れを図5を用いて説明する。
SP1において、空調条件を整えて、人体検知センサの検査装置の雰囲気温度を一定にする。雰囲気温度(例えば、20℃)が一定になった後、SP2において、人体検知センサユニット2を床面に載置して、赤外線遮蔽体1の面4、面5、面6、面7、面8を有する赤外線遮蔽体1が人体検知センサユニット2の上部から覆うように配置される。次に、位置決め手段を用いて、赤外線遮蔽体1に対して、人体検知センサユニット2を固定する。
SP3において、孔9a以外の孔から定温体の赤外線が人体検知センサ3へ入射しないように(例えば、赤外線を遮蔽する部材で孔を塞ぐ)して、雰囲気温度との温度差ΔTa(=60℃−20℃)が一定に保たれたペルチェ素子(定温体)の高温面を、孔9aの上方を通過するように、赤外線遮蔽体1を介して赤外線遮蔽体1の面8の表面を人体検知センサユニット2に対して相対移動させる。SP4において、人体検知センサ3の出力値ΔVaが判定手段に伝送される。次に、判定手段において、出力値に変化がみられた場合には、SP5へ進む。一方、出力値に変化がみられない場合には、所定の検知領域に比べて、人体検知センサユニット2の検知領域は、下方または右側にずれていると判断することができるので、SP15に進んで検知領域不良であると判定手段は判定する。その後、検査を終了する。
SP5において、人体検知センサ3の出力値ΔVaが判定手段に格納されている閾値である感度における最小出力値(本発明の第1の閾値)ΔVtha及び最大出力値(本発明の第2の閾値)ΔVthbに対し、ΔVtha≦ΔVa≦ΔVthbである場合には、SP6へ進む。一方、人体検知センサ3の出力値ΔVaがΔVa<ΔVthaまたはΔVthb<ΔVaである場合には、人体検知センサユニット2の感度は、検知しようとする検知領域の端部9a´方向において設定された閾値の範囲内の感度に対して、感度不良であると判断することができので、SP16に進んで感度不良であると判定手段は判定する。その後、検査を終了する。
SP6において、孔9b以外の孔から定温体の赤外線が人体検知センサ3へ入射しないようにして、雰囲気温度との温度差ΔTaが一定に保たれたペルチェ素子の高温面を、孔9bの上方を通過するように、赤外線遮蔽体1を介して赤外線遮蔽体1の面8の表面を人体検知センサユニット2に対して相対移動させる。SP7において、人体検知センサ3の出力値ΔVaが判定手段に伝送される。次に、判定手段において、出力値に変化がみられた場合には、SP8へ進む。一方、出力値に変化がみられない場合には、所定の検知領域に比べて、人体検知センサユニット2の検知領域は、左側にずれていると判断することができるので(SP4で既に下方にはずれていないと判断されている為)、SP17に進んで検知領域不良であると判定手段は判定する。その後、検査を終了する。
SP8において、人体検知センサ3の出力値ΔVaが判定手段に格納されている閾値である感度における最小出力値ΔVtha及び最大出力値ΔVthbに対し、ΔVtha≦ΔVa≦ΔVthbである場合には、SP9へ進む。一方、人体検知センサ3の出力値ΔVaがΔVa<ΔVthaまたはΔVthb<ΔVaである場合には、人体検知センサユニット2の感度は、検知しようとする検知領域の端部9b´方向において設定された閾値の範囲内の感度に対して、感度不良であると判断することができので、SP18に進んで感度不良であると判定手段は判定する。その後、検査を終了する。
SP9において、孔9c以外の孔から定温体の赤外線が人体検知センサ3へ入射しないようにして、雰囲気温度との温度差ΔTaが一定に保たれたペルチェ素子の高温面を、孔9cの上方を通過するように、赤外線遮蔽体1を介して赤外線遮蔽体1の面8の表面を人体検知センサユニット2に対して相対移動させる。SP10において、人体検知センサ3の出力値ΔVaが判定手段に伝送される。次に、判定手段において、出力値に変化がみられた場合には、SP11へ進む。一方、出力値に変化がみられない場合には、所定の検知領域に比べて、人体検知センサユニット2の検知領域は、上方にずれていると判断することができるので(SP4で既に右側にはずれていないと判断されている為)、SP19に進んで検知領域不良であると判定手段は判定する。その後、検査を終了する。
SP11において、人体検知センサ3の出力値ΔVaが判定手段に格納されている閾値である感度における最小出力値ΔVtha及び最大出力値ΔVthbに対し、ΔVtha≦ΔVa≦ΔVthbである場合には、SP12へ進む。一方、人体検知センサ3の出力値ΔVaがΔVa<ΔVthaまたはΔVthb<ΔVaである場合には、人体検知センサユニット2の感度は、検知しようとする検知領域の端部9c´方向において設定された閾値の範囲内の感度に対して、感度不良であると判断することができので、SP20に進んで感度不良であると判定手段は判定する。その後、検査を終了する。
SP12において、孔9d以外の孔から定温体の赤外線が人体検知センサ3へ入射しないようにして、雰囲気温度との温度差ΔTaが一定に保たれたペルチェ素子の高温面を、孔9dの上方を通過するように、赤外線遮蔽体1を介して赤外線遮蔽体1の面8の表面を人体検知センサユニット2に対して相対移動させる。SP13において、
人体検知センサ3の出力値ΔVaが判定手段に格納されている閾値である感度における最小出力値ΔVtha及び最大出力値ΔVthbに対し、ΔVtha≦ΔVa≦ΔVthbである場合には、SP14へ進む。一方、人体検知センサ3の出力値ΔVaがΔVa<ΔVthaまたはΔVthb<ΔVaである場合には、人体検知センサユニット2の感度は、検知しようとする検知領域の端部9d´方向において設定された閾値の範囲内の感度に対して、感度不良であると判断することができので、SP21に進んで感度不良であると判定手段は判定する。その後、検査を終了する。
SP14において、判定手段は、人体検知センサユニット2の検知しようとする検知領域及び感度が所定の検知領域及び感度であると判定して、判定結果を表示手段に伝送する。表示手段は、判定手段によって判定された判定結果を表示する。その後、検査を終了する。
以上のように、本発明の人体検知センサを検査する検査装置は、雰囲気温度に対して所定の温度差を有する定温体を人体検知センサに対し相対移動させて、定温体から放射された赤外線が赤外線遮蔽体に設けられた複数の開口部を通過すると、判定手段が人体検知センサの出力値と第1及び第2の閾値と比較し、出力値が第1の閾値以上、かつ第2の閾値以下の場合に、判定手段は、人体検知センサが上記所定の検知領域における人の在否を検知することができることを示す判定結果を出力手段に出力する構成が採用されているので、所定の検知領域における人の在否を検知する人体検知センサが検知領域を正確に検知していることを検査することができる。
なお、本実施の形態では、1つの人体検知センサユニット2に1つの人体検知センサ3が存在する場合の検査装置について述べているが、1つの人体検知センサユニット2に複数の人体検知センサが存在する場合であってもよい。この場合においても、複数の人体検知センサに対して、同様の孔を各々設けた赤外線遮蔽体1を用いて、各人体検知赤外線センサについて前記同様の検査を行なえば、前記検査同様の効果が得られる。
また、本実施の形態では、人体検知センサの出力値と2つの閾値とを比較して感度を判別したが、出力値を第1の閾値より大きいか否かのみを判定し、出力値が第1の閾値より大きい場合には、所定の感度を得られたものとしてその結果を出力手段に送ってもよい。
本発明に係る人体検知センサの検査装置は、人体検知センサの検知領域範囲及び感度が所定の検知領域における人の在否を検知する人体検知センサが所定の検知領域を正確に検知し、適正な感度を有していることを検査する効果を有し、空気調和機の室内機に取り付けられる人体検知センサが良品又は不良品であるかを正確に区別するたの検査装置などに有用である。
本実施の形態における人体検知センサの検査装置を構成する赤外線遮蔽体の模式斜視図 本実施の形態における人体検知センサユニット及びその検知領域を示す模式斜視図 本実施の形態における人体検知センサの検査装置に人体検知センサを設置した状態の垂直断面図 本実施の形態における人体検知センサの検査装置に人体検知センサを設置した状態の水平断面図 本実施の形態におけるフローチャート 人体検知センサユニットを示しており、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は斜視図
符号の説明
1 遮蔽体
2 人体検知センサユニット
3、26、28、30、34 人体検知センサ
4 面4
5 面5
6 面6
7 面7
8 面8
9a 孔a
9b 孔b
9c 孔c
9d 孔d
9a´ 端部a´
9b´ 端部b´
9c´ 端部c´
9d´ 端部d´

Claims (7)

  1. 所定の検知領域における人の在否を検知する人体検知センサを検査するための検査装置であって、
    雰囲気温度に対して所定の温度差を有し、上記人体検知センサに対し相対移動可能な定温体と、
    上記定温体と上記人体検知センサとの間に介装されて上記定温体から放射された赤外線を遮蔽するとともに、複数の開口部が形成された赤外線遮蔽体と、
    上記赤外線遮蔽体に対し上記人体検知センサを位置決めする位置決め手段と、
    上記人体検知センサに電気的に接続され、上記人体検知センサの出力値を第1及び第2の閾値と比較して判定する判定手段と、
    上記判定手段の判定結果を出力する出力手段とを備え、
    上記複数の開口部は、上記所定の検知領域の周縁部近傍の複数の部位と上記人体検知センサとを結ぶ直線上に配置され、
    上記定温体を上記各開口部に対向させて上記定温体から放射された赤外線が上記各開口部を通過すると、上記判定手段は、上記人体検知センサの出力値を上記第1及び第2の閾値と比較し、上記出力値が上記第1の閾値以上、かつ上記第2の閾値以下の場合に、上記判定手段は、上記人体検知センサが上記所定の検知領域における人の在否を検知することができることを示す上記判定結果を上記出力手段に出力することを特徴とする検査装置。
  2. 上記複数の部位は、上記所定の検知領域の周縁部近傍の対角の位置とする、請求項1に記載の検査装置。
  3. 上記所定の検知領域が略矩形を呈し、
    上記複数の部位は、上記略矩形の4隅の位置とする、請求項1に記載の検査装置。
  4. 上記開口部の最大数は、上記人体検知センサを構成するフレネルレンズが有する面数と同数である、請求項1に記載の検査装置。
  5. 上記定温体は、ペルチェ素子で構成される、請求項1に記載の検査装置。
  6. 上記位置決め手段は、上記赤外線遮蔽体に設けられている上記人体検知センサの位置決め用開口部である、請求項1に記載の検査装置。
  7. 前記人体検知センサが空気調和機の室内機に取り付けられるものである請求項1から6のいずれか1項に記載の検査装置。
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