JP2009102882A - 建物解体時の散布水循環システム - Google Patents

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Abstract

【課題】建物解体時に防塵処理のために多量に散水される散布水を回収して循環再使用するための有効適切な散布水循環システムを提供する。
【解決手段】解体作業を実施するべき施工階の床面上に、散布水を散水するためのスプリンクラー2と、散布水を貯留して供給水ポンプ4によりスプリンクラーに圧送するための供給水槽3をそれぞれ配置する。施工階の床面には下階に貫通する貫通孔8を形成してそれを下階への流下口とし、その貫通孔には散布水を集水して回収するための回収具9を装着する。施工階の下階の床面上には、回収具により回収されてホース21を介して導かれる回収水を貯留して回収水ポンプ22により供給水槽3に対してホース23を介して圧送するための回収水槽20を配置する。
【選択図】図1

Description

本発明は、建物解体時に発生する粉塵の飛散防止のために解体現場において多量に散水される散布水を回収して循環再使用するための散布水循環システムに関する。
周知のように、建物解体時には主としてコンクリート部材の破砕や圧砕に伴って多量の粉塵が発生するので、防塵のための散水を行うことが不可欠であり、たとえば特許文献1にはそのための散水方法と散水装置についての開示がある。
特開平9−72109号公報
ところで、従来においては防塵処理のために多量に散水した散布水を回収するようなことなく撒き散らしたままとし、解体物に付着して搬出されるか、下水管路にまで達して排水されるわずかな量以外は、最終的には自然蒸発するにまかせているのが実状である。
そのため、大規模な解体現場では散水のための多量の上水を使用して少なからぬ水道料金を要するばかりでなく、そのようなことは水資源の有効利用すなわち節水の観点からも好ましくない。
上記事情に鑑み、本発明の目的は、建物解体時に防塵処理のために多量に散水される散布水を合理的に回収して循環再使用することにより、散水に要するコストを削減し得るとともに節水を図ることのできる有効適切な散布水循環システムを提供することにある。
請求項1記載の発明は、建物解体時に防塵処理のために散水される散布水を回収して循環再使用するための散布水循環システムであって、解体作業を実施するべき施工階の床面上に、散布水を散水するためのスプリンクラーと、該スプリンクラーに供給するべき散布水を貯留して供給水ポンプによりスプリンクラーに圧送するための供給水槽をそれぞれ配置し、前記施工階の床面には下階に貫通する貫通孔を形成して、該貫通孔を施工階に散水された散布水の下階への流下口とし、前記貫通孔の下方には、該貫通孔を通して下階に流下する散布水を集水して回収するための回収具を装着し、施工階の下階の床面上には、前記回収具により回収されてホースを介して導かれる回収水を貯留するとともに、該回収水を回収水ポンプにより前記供給水槽に対してホースを介して圧送するための回収水槽を配置してなることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の散布水循環システムであって、施工階において散水された散布水を下階において集水して回収するための回収具は、シャフトの下端部にフレームを傘骨状に展開可能に連結するとともに、該フレームに水密性を有する柔軟なシート材を漏斗状に展開可能に取り付けた構成とされ、前記シャフトの上端部を前記貫通孔内に挿通させ、かつ前記フレームを展開して前記シート材を漏斗状に展開させた状態で、前記回収具を前記貫通孔から下階の上部に吊り支持して設置してなることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の発明の散布水循環システムであって、施工階の床面上に所定領域を取り囲むように止水具を配置して、該止水具の内側に施工階における散水領域を区画設定し、散布水の下階への流下口としての貫通孔を該散水領域の内側に形成してなることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1,2または3記載の発明の散布水循環システムであって、施工階に配置される供給水槽とスプリンクラーとを、施工階の床面上を移動可能な台車に搭載してなることを特徴とする。
本発明によれば、施工階において散水した散布水をその下階において有効に回収して循環再使用でき、したがって散布水の所要水量を削減し得て充分なる節水効果が得られ、水道料金を充分に節約することができる。また、散布水を回収するために床面に貫通孔を設けてそこに回収具を設置すること以外は単なる水槽とポンプを2台ずつ用意すれば良いので、本システムを実施するに要する設備費や運転費も些少である。
特に、回収具としては傘の如き簡単な構成の折りたたみ可能な構成ほものを用いることにより、その設置や撤去、盛り代え作業を容易に行うことができるし、コンパクトに保管することもできる。
また、止水具により散水領域を区画設定することにより、その内側に散水した散布水の外部への流出を防止して散布水を無駄なく有効に回収することができる。
さらに、供給水槽とスプリンクラーとを台車に搭載することにより、解体作業時には台車を移動させることのみで供給水槽とスプリンクラーを同時に散水領域内の所望位置に自由にかつ迅速に移動させることができ、したがって所望位置への散水を効率的に行うことができる。
図1〜図5を参照して本発明の一実施形態を説明する。本実施形態の散布水循環システムは、鉄筋コンクリート造の多層建物を解体するに際して、解体作業を行う施工階において防塵処理のための散水を行い、その散布水を施工階の下階に流下させてそこで回収し、回収水を施工階に圧送して散布水として循環再使用することを主眼とするものである。
本実施形態では、まず解体作業を実施するべき施工階の床面上に止水具1を配置して、その止水具1の内側を散水領域として区画設定することにより、その内側に対してのみ散水を行うこととして散水領域外への散水は行わないものとする。
止水具1は、区画設定するべき散水領域を取り囲むようにして施工階の床面に連続的に配置されることにより、その内側に散水された散布水を堰き止めて外部に流出することを防止するためのものであり、それが可能なものであれば具体的な形態や構成は特に限定されないが、本実施形態では図2に示すように現場で多用される汎用資材である長さ2〜4m程度の角パイプ材1a(ないし角材)の底面にゴムシート1bを貼り付けたものを採用している。
そのような止水具1によれば、角パイプ材1a(ないし角材)を床面上に配置することのみでその自重によりゴムシート1bが弾性的に圧縮されて床面との間の隙間を水密裡に塞ぐことができ、したがって散布水の流出を有効に防止することができる。また、ゴムシート1bが滑り止めとしても機能して不用意に位置ずれが生じることがないし、仮に大きな解体ガラが止水具1上に落下したような場合であっても容易に壊れたりゴムシート1bが損傷を受ける懸念もない。
なお、上記の止水具1により散水領域を区画形成することにより、その内側に散水した散布水の外部への流出が防止されて散布水を無駄なく有効に回収することができるが、たとえば床面に傾斜がある場合のように散布水が周囲に不用意に流出しないような状況の場合には、必ずしも散水領域を閉鎖領域として区画設定する必要はなく、そのような場合には止水具1の一部あるいは全部を省略しても良い。
上記の止水具1により区画設定した散水領域の内側の床面上には、この散水領域内において散布水を散水するためのスプリンクラー2と、そのスプリンクラー2に対して散布水を供給するための供給水槽3を配置する。
供給水槽3は供給水ポンプ4(図示例では供給水槽3内に配置された水中ポンプ)を備えていて、この供給水槽3が貯留している貯留水をホース5を介してスプリンクラー2に加圧供給し、それによりスプリンクラー2が散水領域内の所望位置に対して所定水量の散布水を所定水圧で散水し得るものとなっている(図示例では集積した解体ガラに対して散水している状態を示している)。
なお、図示例では供給水槽3を台車6に搭載するとともに、その台車6にスタンド7を介してスプリンクラー2を設置しており、したがって解体作業時には台車6を移動させることのみで供給水槽3とスプリンクラー2を同時に散水領域内の所望位置に自由にかつ迅速に移動させることができ、所望位置への散水を効率的に行うことができるものとなっている。また、図示は省略しているが、供給水槽3に対して補給水を適宜供給し得るような給水設備を備えておくと良い。
散水領域内の床面の所定位置(図示例では解体ガラの集積位置の直下)には、下階に貫通する貫通孔8が形成されていて、その貫通孔8は散水領域内に散水された散布水の下階への流下口とされ、そこには下階に流下する散布水を受け止めて集水し回収するための回収具9が装着されている。床面に傾斜があるような場合には貫通孔8をなるべく下流側に設けることが好ましい。
回収具9は流下水を受け止めて取水できるものであればその構成は限定されないが、本実施形態では図3(a),(b)に示すように傘のように展開自在な構成のもの、すなわち、傘の柄に相当するシャフト10の下端部に、傘骨に相当するフレーム11を放射状に連結し、そのフレーム11に止水性を有する柔軟かつ高強度のシート材12(キャンバス材が好適に採用可能である等)を取り付けた構成とされたものである。
より詳細には、シャフト10の下部にはランナー13が上下方向にスライド自在に装着されているとともに、シャフト10の上端部にはストリング14を介してランナー13を上下動させるためのハンドル15が設けられていて、そのランナー13とフレーム11との間にストレッチャー16が連結されている。したがって、(a)に示す展開状態から(b)に示すようにハンドル15を回転操作することにより、ランナー13がストリング14を介して引き上げられ、それによりストレッチャー16を介してフレーム11およびシート材12が上方に回動せしめられて閉じられるようになっている。
この回収具9は、シャフト10の上端部が貫通孔8内に挿通されて施工階の床面上に突出せしめられ、そこに支持棒17を貫通させることによってその全体が施工階の床面から吊り支持された状態で下階上部の天井付近に設置され、その位置で(a)に示すようにフレーム11およびシート材12を漏斗状に展開することによって、流下口である貫通孔8から下階に流下してくる散布水を貫通孔8の直下で受け止めて集水し、回収し得るものである。
また、この階での作業終了後に回収具9を撤去したり、あるいは他の位置に盛り変える際には、ハンドル15の操作により(b)に示すように回収具9全体を小さく折り畳んだうえで支持棒17を抜き取ることにより、その撤去撤去や移設作業を容易に行うことができるし、非使用時には折り畳んだ状態で保管することにより保管スペースを節約できる。
上記の回収具9により回収した散布水は、図4に示すように施工階の下階に配置した回収水槽20に対してホース21により導かれるようになっている。
すなわち、回収具9におけるシャフト10の下端部はホース21を接続するための接続管としても機能するものとなっていて、回収具9に回収された回収水はシャフト10の下端部周面に形成されているストレーナー10aを通してシャフト10内に流入し、ホース21を通して回収水槽20に導かれるようになっている。
なお、上記の貫通孔8の径は5〜10cm程度で良いが、その貫通孔8とシャフト10との間の隙間を通して小さなガラが落下することを防止するために、そこには細かいメッシュや排水目皿の類を取り付けることが好ましい。仮に小さなガラが貫通孔8を通過して落下した場合には、回収水とともに回収具9に受け止められて、ストレーナー10aを通過し得ない大きなものはシャフト10への流入は阻止されてそのままそこに残るので、必要に応じて定期的に回収具9を点検してガラを除去すれば良い。
また、図示例では貫通孔8を1カ所のみとしているが、解体作業範囲が広いような場合には貫通孔8を複数箇所に設けても勿論良い。特に、施工階での解体作業に支障を来さない範囲内でその床面に対する解体を早期に実施して予め各所に貫通孔8を形成しておけば、本格的な解体作業時には散水領域の変更に対応して回収位置を速やかに変更し、散水箇所の直近位置で散布水を有効に回収することが可能である。その場合には、その時点で使用する貫通孔8の周囲に止水具1を配置するとともにその貫通孔8に回収具9を装着し、解体作業の進捗に合わせてそれら止水具1と回収具8を順次他の貫通孔8の位置に盛り代えていくと良い。その場合、下階に設置する回収水槽20も必要であれば各貫通孔8に対応させて複数設置することでも良いが、通常は1台のみとして各貫通孔8からの回収水を集約すれば良い。
回収水槽20は回収具9からホース21を通して導かれた回収水を貯留するとともに、その貯留水(回収水)を回収水ポンプ22によってホース23を介して供給水槽3まで圧送するようになっている。
なお、回収水槽20は、施工階に配置されている上記の供給水槽3と同様に台車6上に搭載されて移動可能に設置すると良い。
また、回収水槽20内に設置する回収水ポンプ22は、図5に示すようにストレーナーを兼ねる台座24を介して回収水槽20内に配置することが好ましく、それにより回収水槽20に細かいガラ等が混入したとしてもそれを吸い込んで供給水槽3にそのまま圧送することを有効に防止することができる。
さらに、必要であれば、回収水槽20に沈殿槽等の適宜の固液分離手段を設けたり、あるいは回収水槽20を2つの水槽により構成して前段の水槽を固液分離槽としてその上澄み水のみを後段の水槽に送るようにしても良く、そのようにすれば供給水槽4に圧送される回収水中へのガラの混入を充分に防止することができる。そのような固液分離手段やストレーナーを兼ねる台座24については、必要であれば供給水槽3やその内部に配置する供給水ポンプ4についても同様に設置すれば良い。
また、図4に示しているように、回収具9と回収水槽20との間に布設されるホース21の上端部を回収具9に対して確実に接続するために、シャフト10の下端部にフック30を設けておいてホース21に取り付けたリング31(番線等を利用して簡易に形成したもので良い)を係止することが好ましく、それによりホース21の不用意な脱落を防止できるし、ホース21の自重を回収具9を介して施工階の床から安定に支持することができる。ホース21の下端部は回収水槽20内に差し込めば良いが、そこにも同様のフック30とリング31を設けておいて不用意な脱落を防止すると良い。
なお、ホース21,23としては蛇腹状の高強度のものを用いることが好ましい。
さらに、回収水槽20から供給水槽3まで回収水を圧送するためのホース23は下階から施工階まで布設する必要があるので、そのためには図1に示すように施工階の床面にホース23を通すための貫通孔32を設ければ良い(上述したように複数の貫通孔8を設ける場合にはそれを利用することも可能である)が、そのような貫通孔32を敢えて設けずともホース23を通すことのできるような開口部や経路(たとえばエレベータシャフトや階段、あるいは窓外の外部空間)がある場合にはそれを利用すれば良い。
以上で説明した本実施形態のシステムによれば、施工階において散水した散布水をその下階において有効に回収して循環再使用でき、したがって散布水の所要水量を充分に削減し得て充分なる節水効果が得られ、水道料金を充分に節約することができる。
また、本システムでは、散布水を回収するために床面に流下口としての貫通孔8を設けてその下方に回収具9を設置すること以外は、単なる水槽とポンプを2台ずつ用意してそれらをホース21,23により接続するだけで良いし、その回収具9も傘の如き簡単な構成のものをで充分であるので、本システムを実施するに要する設備費や運転費も些少である。しかも、回収具9を折りたたみ可能なものとしておくことにより、その取り扱いが容易であるし保管にも便利であるので、極めて有効である。
特に、解体対象の建物がホテルや集合住宅の場合には、各客室や各住戸に設置されていた浴槽が解体廃棄物として多数発生するので、それを供給水槽3や回収水槽20として有効利用することができ、その場合は格別の水槽を用意する必要がないのでそれに要するコストは発生しない。
なお、多層階の建物の解体に際しては、通常、最上階から順次下層階に向かって作業を進めていくので、ある施工階での解体作業が完了したらシステム全体を順次下階に盛り代えて同様の作業を繰り返していけば良い。
具体的には、先の施工階(N階)に対する解体作業が完了したら、その下階(N−1階)を新たな施工階として、そこに必要に応じて止水具1により散水領域を区画設定し、その内側の床面に貫通孔8を形成し、スプリンクラー2と供給水槽3を上階からこの階に降ろして盛り代え、回収具9と回収水槽20をさらにその下階(N−2階)に降ろして盛り代え、かつホース21,23を新たな施工階(N−1階)とその下階(N−2階)との間に盛り代えれば良い。
そして、その際には、先の施工階(N階)に設置していた供給水槽3とその下階(N−1階)に設置していた回収水槽20とをそれぞれ1層分ずつ下階に盛り代えることでも良いのであるが、供給水槽3と回収水槽20および供給水ポンプ4と回収水ポンプ22に互換性を持たせておいてそれらを交互に切り替えて使用することも考えられる。
すなわち、先の施工階(N階)に設置していた供給水槽3を新たな施工階(N−1階)のさらに下階(N−2階)まで2層分盛り代えて、それを今度は回収水槽20として使用するとともに供給水ポンプ4を回収水ポンプ22として使用し、先の施工階(N階)の下階(N−1階)に設置していた回収水槽20はその階が新たな施工階となるのでそのままそこに残置して、今度は供給水槽3として使用するとともに回収水ポンプ22は供給水ポンプ3として使用し、それを搭載している台車6にスプリンクラー2を設置すれば良い。
そのようにすれば、供給水槽3と回収水槽20の双方を同時に盛り代える必要はなく、いずれか一方を交互に2層づつ盛り代えることで済むので盛り代え作業を軽減することができる。
さらには、上述したように解体作業現場がホテルや集合住宅である場合には、各階で発生する解体廃棄物としての浴槽をその階のみで供給水槽3や回収水槽20として利用して利用後にそのまま撤去する、つまり水槽を各階で使い捨てにしてそのつど新たな水槽を調達していくことも考えられ、その場合は水槽自体の盛り代え作業を省略して供給水ポンプ4と回収水ポンプ22のみを持ち運ぶことで足りる。
本発明の実施形態を示すもので、散布水循環システムの全体概要図である。 同、止水具の構成例を示す図である。 同、回収具の構成例を示す図である。 同、回収経路を示す図である。 同、回収ポンプおよび供給ポンプの設置例を示す図である。
符号の説明
1 止水具
1a 角パイプ材(ないし角材)
1b ゴムシート
2 スプリンクラー
3 供給水槽
4 供給水ポンプ
5 ホース
6 台車
7 スタンド
8 貫通孔(流下口)
9 回収具
10 シャフト
10a ストレーナー
11 フレーム
12 シート材
13 ランナー
14 ストリング
15 ハンドル
16 ストレッチャー
17 支持棒
20 回収水槽
21 ホース
22 回収水ポンプ
23 ホース
24 台座(ストレーナー)
30 フック
31 リング
32 貫通孔

Claims (4)

  1. 建物解体時に防塵処理のために散水される散布水を回収して循環再使用するための散布水循環システムであって、
    解体作業を実施するべき施工階の床面上に、散布水を散水するためのスプリンクラーと、該スプリンクラーに供給するべき散布水を貯留して供給水ポンプによりスプリンクラーに圧送するための供給水槽をそれぞれ配置し、
    前記施工階の床面には下階に貫通する貫通孔を形成して、該貫通孔を施工階に散水された散布水の下階への流下口とし、
    前記貫通孔の下方には、該貫通孔を通して下階に流下する散布水を集水して回収するための回収具を装着し、
    施工階の下階の床面上には、前記回収具により回収されてホースを介して導かれる回収水を貯留するとともに、該回収水を回収水ポンプにより前記供給水槽に対してホースを介して圧送するための回収水槽を配置してなることを特徴とする建物解体時の散布水循環システム。
  2. 請求項1記載の散布水循環システムであって、
    施工階において散水された散布水を下階において集水して回収するための回収具は、シャフトの下端部にフレームを傘骨状に展開可能に連結するとともに、該フレームに水密性を有する柔軟なシート材を漏斗状に展開可能に取り付けた構成とされ、
    前記シャフトの上端部を前記貫通孔内に挿通させ、かつ前記フレームを展開して前記シート材を漏斗状に展開させた状態で、前記回収具を前記貫通孔から下階の上部に吊り支持して設置してなることを特徴とする建物解体時の散布水循環システム。
  3. 請求項1または2記載の散布水循環システムであって、
    施工階の床面上に所定領域を取り囲むように止水具を配置して、該止水具の内側に施工階における散水領域を区画設定し、散布水の下階への流下口としての貫通孔を該散水領域の内側に形成してなることを特徴とする建物解体時の散布水循環システム。
  4. 請求項1,2または3記載の散布水循環システムであって、
    施工階に配置される供給水槽とスプリンクラーとを、施工階の床面上を移動可能な台車に搭載してなることを特徴とする建物解体時の散布水循環システム。
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