以下に、添付図面に基づいて本発明の実施の形態について詳細に説明するが、本発明の範囲は、以下に説明される実施の形態に限定されるものではない。本発明の一実施形態である、スイング式蓋付き容器(9)について記す。スイング式蓋付き容器(9)は、図1〜図4、図16にて、上面近傍に開口部(1)を有した容器本体(2)を設けてある。上記容器本体(2)の上縁(3)近傍の周囲に嵌合した取付枠(4)を設けてある。上記取付枠(4)に投入口(5)を設けてある。上記取付枠(4)の中央部(6)にて回動自在に枢設した蓋体(7)を設けてある。上記蓋体(7)の端部(8)を押圧すると上記蓋体(7)が上記投入口(5)を開放できるようにしたスイング式蓋付き容器(9)である。上記蓋体(7)の中央部(10)に一体的に軸部(11)を配置してある。上記取付枠(4)の中央部(6)に一体的に軸受部(12)を配置してある。上記軸部(11)、上記軸受部(12)で、上記蓋体(7)を枢設してある。上記軸部(11)に永久磁石(15)を設け、上記軸受部(12)の周辺の軸受周辺部(14)にヒステリシス板(16)を設け、上記永久磁石(15)と上記ヒステリシス板(16)を面対向して設けてある。上記蓋体(7)の上記端部(8)を押圧することにより回動する上記蓋体(7)を制動することを特徴とするスイング式蓋付き容器(9)である。
また、スイング式蓋付き容器(9)において、加工、取付方法について、次のようにしてある。上記蓋体(7)の中央部(10)に一体的に軸部(11)を配置してある、について記す。図1〜図3、図16にて、上記蓋体(7)の中央部(10)に軸部(11)を配置してある。軸部(11)は、軸(64)と抜け止め(65)より設けられる。合成樹脂により上記蓋体(7)と軸(64)を成型加工してある。また、上記取付枠(4)の中央部(6)に一体的に軸受部(12)を配置してある、について記す。上記取付枠(4)の中央部(6)に軸受部(12)を配置してある。合成樹脂により上記取付枠(4)と軸受部(12)を成型加工してある。軸受部(12)に上記軸部(11)を挿入してある。挿入した軸(64)の端部を弾性的に係止する合成樹脂の抜け止め(65)を挿入してある。また、上記軸部(11)に永久磁石(15)を設け、上記軸受部(12)の周辺の軸受周辺部(14)にヒステリシス板(16)を設け、上記永久磁石(15)と上記ヒステリシス板(16)を面対向して設けてある、について記す。抜け止め(65)の凹部(58)に上記永久磁石(15)を取り付けてある。軸受周辺部(14)の凹部(54)に上記ヒステリシス板(16)を取り付けてある。
また、特に図示しないが、スイング式蓋付き容器(9)において、次のようにしてもよい。抜け止め(65)の凹部(58)に上記永久磁石(15)を取り付け、上記軸受周辺部(14)の凹部(54)に上記ヒステリシス板(16)を取り付け、について、粘着剤、両面テープ等で取り付けてもよい。また、ビス等で取り付けてもよい。あるいは、合成樹脂等で製作した凹部(54)(58)の弾力性等を利用して係合または係止させてもよい。
次に、本発明の一実施形態である、スイング式蓋付き容器(9)の作用について説明する。スイング式蓋付き容器(9)において、図16にて、上記蓋体(7)の上記端部(8)を手等で押圧していない状態では、実線で記したように、バランスがつり合っていて、つり合う位置で上記蓋体(7)は静止している。例えば、上記蓋体(7)の左側の上記端部(8)を開き方向(下方向)(矢印D)へ手等で押圧すると、一点鎖線で記したように、上記蓋体(7A)は開き方向(下方向)(矢印D)へ回転する。その後、上記蓋体(7A)の上記端部から手等を外して押圧により加えている力を取り除くと、つり合おうとするために実線で記したつり合う位置へ戻ろうと上記蓋体は開き方向(上方向)(矢印U)に回転する。しかし、回転し過ぎて、上記蓋体は、つり合う位置を超え、その後、回転する力を消耗すると、また、つり合う位置へ戻ろうと上記蓋体は開き方向(下方向)(矢印D)に回転する、という一連の揺動を当初の、つり合う位置に到達するまで繰り返そうとする。しかし、その際、図1にて、上記永久磁石(15)と上記ヒステリシス板(16)の間に作用する磁力によって、上記一連の揺動を制動する。つまり、不必要な揺動を短い時間で抑制することが可能となり、例えば、つり合って静止しているつり合う位置にある上記蓋体(7)の左側の上記端部(8)を開き方向(下方向)(矢印D)へ手等で押圧しても、一連の揺動がほとんど発生することなく、元のつり合う位置に上記蓋体(7)を戻すことができる。また、上記蓋体が回転、回動するのにおいて、障害となる条件が何もないので、つり合う位置である基準の位置から360度の範囲まで作用可能である。また、例えば、つり合って静止しているつり合う位置にある上記蓋体(7)の左側の上記端部(8)を開き方向(下方向)(矢印D)へ手等で押圧する場合において、上記永久磁石(15)と上記ヒステリシス板(16)の間に作用する磁力を小さくすることができるので、手等で押圧する力の増加する割合が少なくて済み、つまり、手等で押圧する場合の手等への負担増が少なくて済む。さらに、磁力を利用していることから、機械的な動作による摩擦等が少ないので消耗等の機械的損失等が少なく長期使用しても安定した効果を半永久的に持続することが可能である。また、一般的にスイング式の蓋付き容器においては、製造時の加工精度等により生じる、蓋体の微少な歪み又は蓋体の微少な寸法誤差等からくる軸部を中心とした荷重の左右のアンバランス、あるいは、軸部、軸受部の表面の平滑性の度合等により、つり合う位置である基準の位置に復帰する前に回動している蓋体が途中で停止するという問題が発生する場合がある。生じる磁力によって、元のつり合う位置に上記蓋体が確実に復帰するので、前記問題を解消し、製造時の加工精度等により生じる、つり合う位置である基準の位置に復帰する前に回動している蓋体が途中で停止するのを減少させることが可能である。また、加工が容易で、使用する材料も少なくて済むので低コストで製造できる。また、不必要な揺動を抑制することで、外観上の不快感の減少、ゴミ等の臭いの周辺への拡散防止が可能である。また、上記永久磁石に比較して軽量の上記ヒステリシス板を片側に設けるので、上記永久磁石と上記永久磁石を、面対向して設ける場合に比べて、例えば、つり合って静止しているつり合う位置にある上記蓋体(7)の左側の上記端部を開き方向(下方向)(矢印D)へ手等で押圧する場合において、手等で押圧する力の増加する割合が少なくて済み、つまり、手等で押圧する場合の手等への負担増が少なくて済む。
また、本発明の一実施形態である、スイング式蓋付き容器(9)において、永久磁石(15)、に代えて、ヒステリシス板(30)、として、ヒステリシス板(16)、に代えて、永久磁石(52)、としたスイング式蓋付き容器(9K)としてもよい。つまり、スイング式蓋付き容器(9)において、上記軸部(11)永久磁石(15)を設け、上記軸受部(12)の周辺の軸受周辺部(14)にヒステリシス板(16)を設け、上記永久磁石(15)と上記ヒステリシス板(16)を面対向して、に代えて、上記軸部(11)にヒステリシス板(30)を設け、上記軸受部(12)の周辺の軸受周辺部(14)に永久磁石(52)を設け、上記ヒステリシス板(30)と上記永久磁石(52)を面対向して、としたスイング式蓋付き容器(9K)としてもよい。本発明の他の一実施形態である、スイング式蓋付き容器(9K)にて、ヒステリシス板と永久磁石の配置と作用について説明する。図22は、スイング式蓋付き容器(9K)における、ヒステリシス板と永久磁石の取付箇所の正面図で、図22の左上段(a)に、蓋体側のヒステリシス板(30)を単体で描き、図22の左下段(b)に、取付枠側の永久磁石(52)を単体で描き、図22の中央左(c)に、永久磁石(52)とヒステリシス板(30)を、上記投入口を閉じた上記蓋体の位置にて、対向した状態を描き、図22の中央右(d)に、(c)の同状態から開き方向(矢印P5)に回転させた状態を描き、図22の右(e)に、さらに、(d)の同状態から閉じ方向(矢印T5)に回転させた状態を描いてある。スイング式蓋付き容器(9K)において、図22にて、ヒステリシス板(30)を設けていない部分(53)の面積は、永久磁石(52)の面積より大きくしてある。上記投入口を上記蓋体が開いている時間より閉じている時間は通常は長く、また、図22(c)にて、上記投入口を閉じた上記蓋体の位置にて永久磁石(52)とヒステリシス板(30)は面対向していないが近接しているので、上記投入口を閉じた上記蓋体の位置にて面対向しているヒステリシス板と永久磁石の間に作用する磁力に近い状態となっている。図22(d)にて、上記投入口を開くため、上記蓋体を手等で押圧して開き方向(矢印P5)に回転させると、永久磁石(52)が開き方向(矢印P5)に回転する。しかし、図22(e)にて、永久磁石(52)とヒステリシス板(30)の間に作用する磁力により、閉じ方向(矢印T5)に戻る。この場合、上記投入口を閉じた上記蓋体の位置にて永久磁石(52)とヒステリシス板(30)は面対向していないが、上記投入口を開いた上記蓋体の位置にて永久磁石(52)とヒステリシス板(30)は面対向している。
次に本発明の他の一実施形態である、スイング式蓋付き容器(9a)について記す。スイング式蓋付き容器(9a)は、スイング式蓋付き容器(9)を次のようにしてある。スイング式蓋付き容器(9a)は、スイング式蓋付き容器(9)において、上記軸受部(12)の周辺の軸受周辺部(14)にヒステリシス板(16)を設け、に代えて、上記軸受部(12a)にヒステリシス板(16a)を設け、としてある。つまり、スイング式蓋付き容器(9a)は、スイング式蓋付き容器(9)において、図5にて、上記軸部(11a)に永久磁石(15a)を設け、上記軸受部(12a)にヒステリシス板(16a)を設け、上記永久磁石(15a)と上記ヒステリシス板(16a)を面対向して設けてある。
次に本発明の他の一実施形態である、スイング式蓋付き容器(9b)について記す。スイング式蓋付き容器(9b)は、スイング式蓋付き容器(9)と同じように次のようにしてある。スイング式蓋付き容器(9b)は、スイング式蓋付き容器(9)において、図8にて、上記軸部(11b)に永久磁石(15b)を設け、上記軸受部(12b)の周辺の軸受周辺部(14b)にヒステリシス板(16b)を設け、上記永久磁石(15b)と上記ヒステリシス板(16b)を面対向して設けてある。
次に本発明の他の一実施形態である、スイング式蓋付き容器(9c)について記す。スイング式蓋付き容器(9c)は、スイング式蓋付き容器(9)と同じように次のようにしてある。スイング式蓋付き容器(9c)は、スイング式蓋付き容器(9)において、図9にて、上記軸部(11c)に永久磁石(15c)を設け、上記軸受部(12c)の周辺の軸受周辺部(14c)にヒステリシス板(16c)を設け、上記永久磁石(15c)と上記ヒステリシス板(16c)を面対向して設けてある。
次に本発明の他の一実施形態である、スイング式蓋付き容器(9d)について記す。スイング式蓋付き容器(9d)は、スイング式蓋付き容器(9)を次のようにしてある。スイング式蓋付き容器(9d)は、スイング式蓋付き容器(9)において、上記軸部(11)に永久磁石(15)を設け、上記軸受部(12)の周辺の軸受周辺部(14)にヒステリシス板(16)を設け、に代えて、上記軸部(11d)の周辺の軸周辺部(13d)に永久磁石(15d)を設け、上記軸受部(12d)にヒステリシス板(16d)を設け、としてある。つまり、スイング式蓋付き容器(9a)は、スイング式蓋付き容器(9)において、図6にて、上記軸部(11d)の周辺の軸周辺部(13d)に永久磁石(15d)を設け、上記軸受部(12d)にヒステリシス板(16d)を設け、上記永久磁石(15d)と上記ヒステリシス板(16d)を面対向して設けてある。
また、特に図示しないが、スイング式蓋付き容器(9d)を次のようにしてもよい。上記軸部(11d)の周辺の軸周辺部(13d)に永久磁石(15d)を設け、上記軸受部(12d)にヒステリシス板(16d)を設け、永久磁石(15d)とヒステリシス板(16d)を面対向して設け、に代えて、上記軸部(11d)の周辺の軸周辺部(13d)にヒステリシス板を設け、上記軸受部(12d)に永久磁石を設け、上記ヒステリシス板と上記永久磁石を面対向して設け、としてもよい。
また、特に図示しないが、スイング式蓋付き容器にて、次のようにしてもよい。上記軸部の周辺の軸周辺部または上記軸部にヒステリシス板を設け、上記軸受部の周辺の軸受周辺部または上記軸受部に永久磁石を設け、上記ヒステリシス板と上記永久磁石を面対向して設け、としてもよい。上記永久磁石に比較して軽量の上記ヒステリシス板を上記蓋体側に設けるので、上記永久磁石を上記蓋体側に設ける場合に比べて、例えば、つり合って静止しているつり合う位置にある上記蓋体の上記端部を下方向へ手等で押圧する場合において、手等で押圧する力の増加する割合が少なくて済み、つまり、手等で押圧する場合の手等への負担増が少なくて済む。
また、特に図示しないが、スイング式蓋付き容器にて、次のようにしてもよい。上記蓋体の中央部に一体的に軸部を配置して上記取付枠の中央部に一体的に軸受部を配置し、に代えて、上記蓋体の中央部に一体的に軸受部を配置して上記取付枠の中央部に一体的に軸部を配置し、としてもよい。
次に本発明の他の一実施形態である、スイング式蓋付き容器(9e)について記す。スイング式蓋付き容器(9e)は、スイング式蓋付き容器(9)を次のようにしてある。スイング式蓋付き容器(9e)は、スイング式蓋付き容器(9)において、上記蓋体(7)の中央部(10)に一体的に軸部(11)を配置して上記取付枠(4)の中央部(6)に一体的に軸受部(12)を配置し、上記軸部(11)、上記軸受部(12)で、上記蓋体(7)を枢設し、上記軸部(11)に永久磁石(15)を設け、上記軸受部(12)の周辺の軸受周辺部(14)にヒステリシス板(16)を設け、上記永久磁石(15)と上記ヒステリシス板(16)を面対向して設け、に代えて、図7、図16にて、上記蓋体(7)の中央部(10)に一体的に第2軸受部(17)を配置し、上記取付枠(4)の中央部(6)に一体的に第3軸受部(18)を配置し、上記蓋体(7)および上記取付枠(4)から独立し設けた独立軸部(19)を設け、上記第2軸受部(17)と上記第3軸受部(18)に上記独立軸部(19)を挿入し、上記第2軸受部(17)、上記第3軸受部(18)、上記独立軸部(19)で、上記蓋体(7)を枢設し、上記第2軸受部(17)にヒステリシス板(16e)を設け、上記第3軸受部(18)に永久磁石(15e)を設け、上記ヒステリシス板(16e)と上記永久磁石(15e)を面対向して設け、としてある。つまり、スイング式蓋付き容器(9e)は、図7、図16にて、上記蓋体(7)の中央部(10)に一体的に第2軸受部(17)を配置してある。上記取付枠(4)の中央部(6)に一体的に第3軸受部(18)を配置してある。上記蓋体(7)および上記取付枠(4)から独立し設けた独立軸部(19)を設けてある。上記第2軸受部(17)と上記第3軸受部(18)に上記独立軸部(19)を挿入してある。上記第2軸受部(17)、上記第3軸受部(18)、上記独立軸部(19)で、上記蓋体(7)を枢設してある。上記第2軸受部(17)にヒステリシス板(16e)を設け、上記第3軸受部(18)に永久磁石(15e)を設け、上記ヒステリシス板(16e)と上記永久磁石(15e)を面対向して設けてある。
また、特に図示しないが、スイング式蓋付き容器(9e)を次のようにしてもよい。上記第2軸受部(17)の周辺の第2軸受周辺部に永久磁石を設け、上記第3軸受部(18)の周辺の第3軸受周辺部にヒステリシス板を設け、上記永久磁石と上記ヒステリシス板を面対向して設けてもよい。
また、スイング式蓋付き容器(9e)において、加工、取付方法について、次のようにしてある。上記蓋体(7)の中央部(10)に一体的に第2軸受部(17)を配置してある、について記す。上記蓋体(7)の中央部(10)に第2軸受部(17)を配置してある。合成樹脂により上記蓋体(7)と第2軸受部(17)を成型加工してある。上記取付枠(4)の中央部(6)に一体的に第3軸受部(18)を配置してある、について記す。上記取付枠(4)の中央部(6)に第3軸受部(18)を配置してある。合成樹脂により上記取付枠(4)と第3軸受部(18)を成型加工してある。上記独立軸部(19)は、軸(64e)と抜け止め(65e)より設けられる。挿入した軸(64e)の端部を弾性的に係止する合成樹脂の抜け止め(65e)を挿入してある。また、上記第2軸受部(17)にヒステリシス板(16e)を設け、上記第3軸受部(18)に永久磁石(15e)を設け、上記ヒステリシス板(16e)と上記永久磁石(15e)を面対向して設けてある、について記す。上記第2軸受部(17)の凹部に上記ヒステリシス板(16e)を取り付けてある。上記第3軸受部(18)の凹部に上記永久磁石(15e)を取り付けてある。
また、特に図示しないが、スイング式蓋付き容器(9e)を次のようにしてもよい。上記第2軸受部(17)にヒステリシス板(16e)を設け、上記第3軸受部(18)に永久磁石(15e)を設け、上記ヒステリシス板(16e)と上記永久磁石(15e)を面対向して設け、に代えて、上記第2軸受部(17)に永久磁石を設け、上記第3軸受部(18)にヒステリシス板を設け、上記永久磁石と上記ヒステリシス板を面対向して設けてもよい。
また、以上をまとめると、次のように記すこともできる。本発明の一実施形態である、スイング式蓋付き容器は、上記蓋体の中央部に一体的に軸部を配置して上記取付枠の中央部に一体的に軸受部を配置してある。あるいは、上記蓋体の中央部に一体的に軸受部を配置して上記取付枠の中央部に一体的に軸部を配置してある。上記軸部、上記軸受部で、上記蓋体を枢設してある。また、次のように記すこともできる。本発明の一実施形態である、スイング式蓋付き容器は、上記軸部の周辺の軸周辺部または上記軸部に永久磁石を設け、上記軸受部の周辺の軸受周辺部または上記軸受部にヒステリシス板を設け、上記永久磁石と上記ヒステリシス板を面対向して設けてある。あるいは、上記軸部の周辺の軸周辺部または上記軸部にヒステリシス板を設け、上記軸受部の周辺の軸受周辺部または上記軸受部に永久磁石を設け、上記ヒステリシス板と上記永久磁石を面対向して設けてある。また、次のように記すこともできる。本発明の一実施形態である、スイング式蓋付き容器は、上記蓋体の中央部に一体的に第2軸受部を配置してある。上記取付枠の中央部に一体的に第3軸受部を配置してある。上記蓋体および上記取付枠から独立し設けた独立軸部を設けてある。上記第2軸受部と上記第3軸受部に上記独立軸部を挿入してある。上記第2軸受部、上記第3軸受部、上記独立軸部で、上記蓋体を枢設してある。また、次のように記すこともできる。本発明の一実施形態である、スイング式蓋付き容器は、上記第2軸受部にヒステリシス板を設け、上記第3軸受部に永久磁石を設け、上記ヒステリシス板と上記永久磁石を面対向して設けてある。あるいは、上記第2軸受部に永久磁石を設け、上記第3軸受部にヒステリシス板を設け、上記永久磁石と上記ヒステリシス板を面対向して設けてある。
また、次のように記すこともできる。本発明の一実施形態である、スイング式蓋付き容器は、上記枢設しているところの軸部または上記軸部の周辺の軸周辺部または上記軸部を受ける軸受部または上記軸受部の周辺の軸受周辺部に、上記蓋体と上記取付枠にて、永久磁石とヒステリシス板を面対向して設けてある。あるいは、上記枢設しているところの軸部または上記軸部の周辺の軸周辺部または上記軸部を受ける軸受部または上記軸受部の周辺の軸受周辺部に、上記蓋体と上記取付枠にて、ヒステリシス板と永久磁石を面対向して設けてある。
また、次のように記すこともできる。本発明の一実施形態である、スイング式蓋付き容器は、上記枢設している軸部または上記軸部の周辺の軸周辺部または上記軸部を受ける軸受部または上記軸受部の周辺の軸受周辺部に、上記蓋体と上記取付枠にて、永久磁石とヒステリシス板を面対向して設けてある。あるいは、上記枢設している軸部または上記軸部の周辺の軸周辺部または上記軸部を受ける軸受部または上記軸受部の周辺の軸受周辺部に、上記蓋体と上記取付枠にて、ヒステリシス板と永久磁石を面対向して設けてある。
また、特に図示しないが、スイング式蓋付き容器を次のようにしてもよい。上記投入口を閉じた上記蓋体の位置にて、永久磁石とヒステリシス板を面対向して設け、または、ヒステリシス板と永久磁石を面対向して設け、としてもよい。また、スイング式蓋付き容器を次のようにしてもよい。上記投入口を閉じた上記蓋体の全閉の位置にて、永久磁石とヒステリシス板を面対向して設け、または、ヒステリシス板と永久磁石を面対向して設け、としてもよい。また、スイング式蓋付き容器を次のようにしてもよい。上記投入口を開いた上記蓋体の位置にて、永久磁石とヒステリシス板を面対向して設け、または、ヒステリシス板と永久磁石を面対向して設け、としてもよい。
次に、本発明の一実施形態である、プッシュオン式蓋付き容器(39)について記す。プッシュオン式蓋付き容器(39)は、図10、図17にて、上面近傍に開口部(31)を有した容器本体(32)を設けてある。この容器本体(32)の上縁(33)近傍の周囲に嵌合した取付枠(34)を設けてある。この取付枠(34)に投入口(35)を設けてある。開き方向(矢印P)に付勢するバネ(23)を介して此の取付枠(34)に蓋体(37)を枢設してある。開き方向(矢印P)に付勢する此の蓋体(37)を掛止する揺動自在な掛止部材(22)をこの取付枠(34)の一端(61)に設けてある。この掛止部材(22)を押圧すると此の蓋体(37)が此の投入口(35)を開放できるようにしたプッシュオン蓋付き容器(39)である。この蓋体(37)に一体的に軸部(41)を配置して此の取付枠(34)に一体的に軸受部(42)を配置してある。この軸部(41)、この軸受部(42)で、この蓋体(37)を枢設してある。この軸部(41)に永久磁石(45)を設け、この軸受部(42)の周辺の軸受周辺部(44)にヒステリシス板(46)を設け、この永久磁石(45)と此のヒステリシス板(46)を面対向して設けてある。この掛止部材(22)を押圧することにより閉じている此の蓋体(37)が開放し回転する此の蓋体(37)を制動することを特徴とするプッシュオン式蓋付き容器(39)である。
また、プッシュオン式蓋付き容器(39)において、加工、取付方法について、次のようにしてある。この蓋体(37)に一体的に軸部(41)を配置してある、について記す。図10、図17にて、この蓋体(37)に軸部(41)を配置してある。軸部(41)は、軸(66)と抜け止め(67)より設けられる。合成樹脂により此の蓋体(37)と軸(66)を成型加工してある。また、此の取付枠(34)に一体的に軸受部(42)を配置してある、について記す。此の取付枠(34)に軸受部(42)を配置してある。合成樹脂により此の取付枠(34)と軸受部(42)を成型加工してある。軸受部(42)に此の軸部(41)を挿入してある。挿入した軸(66)の端部を弾性的に係止する合成樹脂の抜け止め(67)を挿入してある。また、この軸部(41)に永久磁石(45)を設け、この軸受部(42)の周辺の軸受周辺部(44)にヒステリシス板(46)を設け、この永久磁石(45)と此のヒステリシス板(46)を面対向して設けてある、について記す。抜け止め(67)の凹部に此の永久磁石(45)を取り付けてある。軸受周辺部(44)の凹部に此のヒステリシス板(46)を取り付けてある。また、特に図示しないが、プッシュオン式蓋付き容器(39)において、次のようにしてもよい。抜け止め(67)の凹部に此の永久磁石(45)を取り付け、この軸受周辺部(44)の凹部に上記ヒステリシス板(46)を取り付け、について、粘着剤、両面テープ等で取り付けてもよい。また、ビス等で取り付けてもよい。あるいは、合成樹脂等で製作した凹部の弾力性等を利用して係合または係止させてもよい。なお、投入口が開くために、つまり、投入口が開放するために、蓋体が回転する方向を、該開き方向(矢印P)としてある。また、該開き方向(矢印P)に付勢するバネは、ねじりコイルばね、としてある。また、特に図示しないが、該開き方向(矢印P)に付勢するバネは、板ばね、合成樹脂等のバネであってもよい。
また、プッシュオン式蓋付き容器(39)を次のように記すこともできる。図17にて、開き方向(矢印P)に付勢するバネ(23)を介して此の取付枠(34)の側端(62)に蓋体(37)を枢設してある。開き方向(矢印P)に付勢する此の蓋体(37)を掛止する揺動自在な掛止部材(22)をこの取付枠(34)の他の側端(63)に設けてある。
次に、本発明の一実施形態である、プッシュオン式蓋付き容器(39)の作用について説明する。プッシュオン式蓋付き容器(39)は、図17にて、この開き方向(P)に付勢する此のバネ(23)を介した此の蓋体(37)をこの掛止部材(22)によって掛止している状態で、実線で記したように、この蓋体(37)は閉じたままとなっている。図10、図17にて、この掛止部材(22)を下方向(矢印D1)へ手等で押圧すると、この掛止部材(22)によって掛止していた此の蓋体(37)が開放し、力が加わって変形していた此のバネ(23)が開放されて元に戻ろうとする力で、この蓋体(37)は此の開き方向(矢印P)へ回転する。一点鎖線で記したように、開いた此の蓋体(37A)は此の取付枠(34)の上縁近傍に衝突し、衝突した反動等で揺動が生じる。その際、この永久磁石(45)と此のヒステリシス板(46)の間に作用する磁力によって、一連の揺動を制動する。つまり、この掛止部材(22)を下方向(矢印D1)へ手等で押圧して、掛止していた此の蓋体(37)が閉じた状態から開放する際に発生する一連の揺動を短い時間で抑制することができ、一連の揺動の発生を低減することができる。さらに、この蓋体(37A)が取付枠(34)の上縁近傍に衝突することにより発生する衝突音を低減することができる。また、開いた此の蓋体(37A)を閉じるため、この蓋体(37A)の此の端部(38)を閉じ方向(矢印S)へ手等で押圧する場合において、この永久磁石(45)と此のヒステリシス板(46)の間に作用する磁力を小さくすることができるので、手等で押圧する力の増加する割合が少なくて済み、つまり、手等で押圧する場合の手等への負担増が少なくて済む。さらに、磁力を利用していることから、機械的な動作による摩擦等が少ないので消耗等の機械的損失等が少なく長期使用しても安定した効果を半永久的に持続することが可能である。また、加工が容易で、使用する材料も少なくて済むので低コストで製造できる。また、不必要な揺動を抑制することで、外観上の不快感の減少が可能である。また、この永久磁石に比較して軽量の此のヒステリシス板を片側に設けるので、永久磁石と永久磁石を、面対向して設ける場合に比べて、この蓋体(37A)の此の端部(38)を閉じ方向(矢印S)へ手等で押圧する場合において、手等で押圧する力の増加する割合が少なくて済み、つまり、手等で押圧する場合の手等への負担増が少なくて済む。
また、特に図示しないが、プッシュオン式蓋付き容器(39)においても、スイング式蓋付き容器(9K)と同様のヒステリシス板と永久磁石の配置、作用が可能である。
次に本発明の他の一実施形態である、プッシュオン式蓋付き容器(39a)について記す。プッシュオン式蓋付き容器(39a)は、プッシュオン式蓋付き容器(39)を次のようにしてある。プッシュオン式蓋付き容器(39a)は、プッシュオン式蓋付き容器(39)において、この軸受部(42)の周辺の軸受周辺部(44)にヒステリシス板(46)を設け、に代えて、この軸受部(42a)にヒステリシス板(46a)を設け、としてある。つまり、プッシュオン式蓋付き容器(39a)は、プッシュオン式蓋付き容器(39)において、図11にて、この軸部(41a)に永久磁石(45a)を設け、この軸受部(42a)にヒステリシス板(46a)を設け、この永久磁石(45a)と此のヒステリシス板(46a)を面対向して設けてある。
次に本発明の他の一実施形態である、プッシュオン式蓋付き容器(39b)について記す。プッシュオン式蓋付き容器(39b)は、プッシュオン式蓋付き容器(39)と同じように次のようにしてある。プッシュオン式蓋付き容器(39b)は、プッシュオン式蓋付き容器(39)において、図14にて、この軸部(41b)に永久磁石(45b)を設け、この軸受部(42b)の周辺の軸受周辺部(44b)にヒステリシス板(46b)を設け、この永久磁石(45b)と此のヒステリシス板(46b)を面対向して設けてある。
次に本発明の他の一実施形態である、プッシュオン式蓋付き容器(39d)について記す。プッシュオン式蓋付き容器(39d)は、プッシュオン式蓋付き容器(39)を次のようにしてある。プッシュオン式蓋付き容器(39d)は、プッシュオン式蓋付き容器(39)において、この軸部(41)に永久磁石(45)を設け、この軸受部(42)の周辺の軸受周辺部(44)にヒステリシス板(46)を設け、に代えて、この軸部(41d)の周辺の軸周辺部(43d)に永久磁石(45d)を設け、この軸受部(42d)にヒステリシス板(46d)を設け、としてある。つまり、プッシュオン式蓋付き容器(39a)は、スイング式蓋付き容器(39)において、図12て、この軸部(41d)の周辺の軸周辺部(43d)に永久磁石(45d)を設け、この軸受部(42d)にヒステリシス板(46d)を設け、この永久磁石(45d)と此のヒステリシス板(46d)を面対向して設けてある。
また、特に図示しないが、プッシュオン式蓋付き容器(39d)を次のようにしてもよい。この軸部(41d)の周辺の軸周辺部(43d)に永久磁石(45d)を設け、この軸受部(42d)にヒステリシス板(46d)を設け、永久磁石(45d)とヒステリシス板(46d)を面対向して設け、に代えて、この軸部(41d)の周辺の軸周辺部(43d)にヒステリシス板(46d)を設け、この軸受部(42d)に永久磁石(45d)を設け、このヒステリシス板(46d)と此の永久磁石(45d)を面対向して設け、としてもよい。
また、特に図示しないが、プッシュオン式蓋付き容器にて、次のようにしてもよい。上記軸部の周辺の軸周辺部または上記軸部にヒステリシス板を設け、上記軸受部の周辺の軸受周辺部または上記軸受部に永久磁石を設け、上記ヒステリシス板と上記永久磁石を面対向して設け、としてもよい。上記永久磁石に比較して軽量の上記ヒステリシス板を上記蓋体側に設けるので、上記永久磁石を上記蓋体側に設ける場合に比べて、例えば、つり合って静止しているつり合う位置にある上記蓋体の上記端部を下方向へ手等で押圧する場合において、手等で押圧する力の増加する割合が少なくて済み、つまり、手等で押圧する場合の手等への負担増が少なくて済む。
また、特に図示しないが、プッシュオン式蓋付き容器にて、次のようにしてもよい。この蓋体に一体的に軸部を配置して此の取付枠に一体的に軸受部を配置し、に代えて、この蓋体に一体的に軸受部を配置して此の取付枠に一体的に軸部を配置し、としてもよい。
次に、本発明の一実施形態である、プッシュオン式蓋付き容器(39e)について記す。プッシュオン式蓋付き容器(39e)は、プッシュオン式蓋付き容器(39)を次のようにしてある。プッシュオン式蓋付き容器(39e)は、プッシュオン式蓋付き容器(39)において、この蓋体(37)に一体的に軸部(41)を配置して此の取付枠(34)に一体的に軸受部(42)を配置し、この軸部(41)、この軸受部(42)で、この蓋体(37)を枢設し、この軸部(41)に永久磁石(45)を設け、この軸受部(42)の周辺の軸受周辺部(44)にヒステリシス板(46)を設け、この永久磁石(45)と此のヒステリシス板(46)を面対向して設け、に代えて、図13、図17にて、この蓋体(37)に一体的に第2軸受部(47)を配置し、この取付枠(34)に一体的に第3軸受部(48)を配置し、この蓋体(37)および此の取付枠(34)から独立し設けた独立軸部(49)を設け、この第2軸受部(47)と此の第3軸受部(48)に此の独立軸部(49)を挿入し、この第2軸受部(47)、この第3軸受部(48)、この独立軸部(49)で、この蓋体(37)を枢設し、この第2軸受部(47)にヒステリシス板(46e)を設け、この第3軸受部(48)に永久磁石(45e)を設け、このヒステリシス板(46e)と此の永久磁石(45e)を面対向して設け、としてある。つまり、プッシュオン式蓋付き容器(39e)は、図13、図17にて、この蓋体(37)に一体的に第2軸受部(47)を配置してある。この取付枠(34)に一体的に第3軸受部(48)を配置してある。この蓋体(37)および此の取付枠(34)から独立し設けた独立軸部(49)を設けてある。この第2軸受部(47)と此の第3軸受部(48)に此の独立軸部(49)を挿入してある。この第2軸受部(47)、この第3軸受部(48)、この独立軸部(49)で、この蓋体(37)を枢設してある。この第2軸受部(47)にヒステリシス板(46e)を設け、この第3軸受部(48)に永久磁石(45e)を設け、このヒステリシス板(46e)と此の永久磁石(45e)を面対向して設けてある。
また、特に図示しないが、プッシュオン式蓋付き容器(39e)を次のようにしてもよい。上記第2軸受部(47)の周辺の第2軸受周辺部に永久磁石を設け、上記第3軸受部(48)の周辺の第3軸受周辺部にヒステリシス板を設け、この永久磁石と此のヒステリシス板を面対向して設けてもよい。
また、プッシュオン式蓋付き容器(39e)において、加工、取付方法について、次のようにしてある。この蓋体(37)に一体的に第2軸受部(47)を配置してある、について記す。この蓋体(37)に第2軸受部(47)を配置してある。合成樹脂によりこの蓋体(37)と第2軸受部(47)を成型加工してある。この取付枠(34)に一体的に第3軸受部(48)を配置してある、について記す。この取付枠(34)に第3軸受部(48)を配置してある。合成樹脂によりこの取付枠(34)と第3軸受部(48)を成型加工してある。この独立軸部(49)は、軸(66e)と抜け止め(67e)より設けられる。挿入した軸(66e)の端部を弾性的に係止する合成樹脂の抜け止め(67e)を挿入してある。また、この第2軸受部(47)にヒステリシス板(46e)を設け、この第3軸受部(48)に永久磁石(45e)を設け、このヒステリシス板(46e)と此の永久磁石(45e)を面対向して設けてある、について記す。この第2軸受部(47)の凹部に此のヒステリシス板(46e)を取り付けてある。この第3軸受部(48)の凹部に此の永久磁石(45e)を取り付けてある。
また、まとめると、次のように記すこともできる。本発明の一実施形態である、プッシュオン式蓋付き容器は、この蓋体に一体的に軸部を配置して此の取付枠に一体的に軸受部を配置してある。あるいは、この蓋体に一体的に軸受部を配置して此の取付枠に一体的に軸部を配置してある。この軸部、この軸受部で、この蓋体を枢設してある。また、次のように記すこともできる。本発明の一実施形態である、プッシュオン式蓋付き容器は、この軸部の周辺の軸周辺部または此の軸部に永久磁石を設け、この軸受部の周辺の軸受周辺部または此の軸受部にヒステリシス板を設け、この永久磁石と此のヒステリシス板を面対向して設けてある。あるいは、この軸部の周辺の軸周辺部または此の軸部にヒステリシス板を設け、この軸受部の周辺の軸受周辺部または此の軸受部に永久磁石を設け、このヒステリシス板と此の永久磁石を面対向して設けてある。また、次のように記すこともできる。本発明の一実施形態である、プッシュオン式蓋付き容器は、この蓋体に一体的に第2軸受部を配置してある。この取付枠に一体的に第3軸受部を配置してある。この蓋体および此の取付枠から独立し設けた独立軸部を設けてある。この第2軸受部と此の第3軸受部に此の独立軸部を挿入してある。この第2軸受部、この第3軸受部、この独立軸部で、この蓋体を枢設してある。また、次のように記すこともできる。本発明の一実施形態である、プッシュオン式蓋付き容器は、この第2軸受部の周辺の第2軸受周辺部または此の第2軸受部に永久磁石を設け、この第3軸受部の周辺の第3軸受周辺部または此の第3軸受部にヒステリシス板を設け、この永久磁石と此のヒステリシス板を面対向して設けてある。あるいは、この第2軸受部の周辺の第2軸受周辺部または此の第2軸受部にヒステリシス板を設け、この第3軸受部の周辺の第3軸受周辺部または此の第3軸受部に永久磁石を設け、このヒステリシス板と此の永久磁石を面対向して設けてある。
また、次のように記すこともできる。本発明の一実施形態である、プッシュオン式蓋付き容器は、この枢設しているところの軸部または此の軸部の周辺の軸周辺部または此の軸部を受ける軸受部または此の軸受部の周辺の軸受周辺部に、この蓋体と此の取付枠にて、永久磁石とヒステリシス板を面対向して設けてある。あるいは、この枢設しているところの軸部または此の軸部の周辺の軸周辺部または此の軸部を受ける軸受部または此の軸受部の周辺の軸受周辺部に、この蓋体と此の取付枠にて、ヒステリシス板と永久磁石を面対向して設けてある。
また、次のように記すこともできる。本発明の一実施形態である、プッシュオン式蓋付き容器は、この枢設している軸部または此の軸部の周辺の軸周辺部または此の軸部を受ける軸受部または此の軸受部の周辺の軸受周辺部に、この蓋体と此の取付枠にて、永久磁石とヒステリシス板を面対向して設けてある。あるいは、この枢設している軸部または此の軸部の周辺の軸周辺部または此の軸部を受ける軸受部または此の軸受部の周辺の軸受周辺部に、この蓋体と此の取付枠にて、ヒステリシス板と永久磁石を面対向して設けてある。
また、次のように記すこともできる。本発明の一実施形態である、プッシュオン式蓋付き容器は、投入口を開いた蓋体の位置にて、永久磁石とヒステリシス板を面対向して設け、あるいは、ヒステリシス板と永久磁石を面対向して設けてある。また、次のように記すこともできる。本発明の一実施形態である、プッシュオン式蓋付き容器は、投入口を開いた蓋体の全閉の位置にて、永久磁石とヒステリシス板を面対向して設け、あるいは、ヒステリシス板と永久磁石を面対向して設けてある。また、次のように記すこともできる。本発明の一実施形態である、プッシュオン式蓋付き容器は、投入口を閉じた蓋体の位置にて、永久磁石とヒステリシス板を面対向して設け、あるいは、ヒステリシス板と永久磁石を面対向して設けてある。
次に、本発明の一実施形態である、スイング式蓋付き容器(9A)について記す。スイング式蓋付き容器(9A)は、図1〜図4、図16にて、上面近傍に開口部(1)を有した容器本体(2)を設けてある。上記容器本体(2)の上縁(3)近傍の周囲に嵌合した取付枠(4)を設けてある。上記取付枠(4)に投入口(5)を設けてある。上記取付枠(4)の中央部(6)にて回動自在に枢設した蓋体(7)を設けてある。上記蓋体(7)の端部(8)を押圧すると上記蓋体(7)が上記投入口(5)を開放できるようにしたスイング式蓋付き容器(9A)である。上記蓋体(7)の中央部(10)に一体的に軸部(11)を配置してある。上記取付枠(4)の中央部(6)に一体的に軸受部(12)を配置してある。上記軸部(11)、上記軸受部(12)で、上記蓋体(7)を枢設してある。上記軸部(11)に永久磁石(15A)を設け、上記軸受部(12)の周辺の軸受周辺部(14)に永久磁石(15AA)を設け、上記永久磁石(15A)と上記永久磁石(15AA)を面対向して設けてある。上記蓋体(7)の上記端部(8)を押圧することにより回動する上記蓋体(7)を制動することを特徴とするスイング式蓋付き容器(9A)である。
また、スイング式蓋付き容器(9A)は、次のようにしてある。上記軸部(11)にN極の永久磁石(15A)を設け、上記軸受部(12)の周辺の軸受周辺部(14)にS極の永久磁石(15AA)を設け、N極の上記永久磁石(15A)とS極の上記永久磁石(15AA)を面対向して設けてある。また、上記投入口(5)を閉じた上記蓋体(7)の位置にて、上記永久磁石(15A)と上記永久磁石(15AA)を面対向して設けてある。
次に、本発明の一実施形態である、スイング式蓋付き容器(9A)の作用について説明する。スイング式蓋付き容器(9A)において、図16にて、上記蓋体(7)の上記端部(8)を手等で押圧していない状態では、実線で記したように、バランスがつり合っていて、つり合う位置で上記蓋体(7)は静止している。例えば、上記蓋体(7)の左側の上記端部(8)を開き方向(下方向)(矢印D)へ手等で押圧すると、一点鎖線で記したように、上記蓋体(7A)は開き方向(下方向)(矢印D)へ回転する。その後、上記蓋体(7A)の上記端部から手等を外して押圧により加えている力を取り除くと、つり合おうとするために実線で記したつり合う位置へ戻ろうと上記蓋体は開き方向(上方向)(矢印U)に回転する。しかし、回転し過ぎて、上記蓋体は、つり合う位置を超え、その後、回転する力を消耗すると、また、つり合う位置へ戻ろうと上記蓋体は開き方向(下方向)(矢印D)に回転する、という一連の揺動を当初の、つり合う位置に到達するまで繰り返そうとする。しかし、その際、図1にて、上記N極の永久磁石(15A)と上記S極の永久磁石(15AA)の間に作用する磁力によって、上記一連の揺動を制動する。つまり、不必要な揺動を短い時間で抑制することが可能となり、例えば、つり合って静止しているつり合う位置にある上記蓋体(7)の左側の上記端部(8)を開き方向(下方向)(矢印D)へ手等で押圧しても、一連の揺動がほとんど発生することなく、元のつり合う位置に上記蓋体(7)を戻すことができる。また、上記蓋体が回転、回動するのにおいて、障害となる条件が何もないので、つり合う位置である基準の位置から360度の範囲まで作用可能である。また、例えば、つり合って静止しているつり合う位置にある上記蓋体(7)の左側の上記端部(8)を開き方向(下方向)(矢印D)へ手等で押圧する場合において、上記N極の永久磁石(15A)と上記S極の永久磁石(15AA)の間に作用する磁力を小さくすることができるので、手等で押圧する力の増加する割合が少なくて済み、つまり、手等で押圧する場合の手等への負担増が少なくて済む。さらに、磁力を利用していることから、機械的な動作による摩擦等が少ないので消耗等の機械的損失等が少なく長期使用しても安定した効果を半永久的に持続することが可能である。また、一般的にスイング式の蓋付き容器においては、製造時の加工精度等により生じる、蓋体の微少な歪み又は蓋体の微少な寸法誤差等からくる軸部を中心とした荷重の左右のアンバランス、あるいは軸部の表面の平滑性の度合等により、つり合う位置である基準の位置に復帰する前に回動している蓋体が途中で停止するという問題が発生する場合がある。生じる磁力によって、元のつり合う位置に上記蓋体が確実に復帰するので、前記問題を解消し、製造時の加工精度等により生じる、つり合う位置である基準の位置に復帰する前に回動している蓋体が途中で停止するのを減少させることが可能である。また、加工が容易で、使用する材料も少なくて済むので低コストで製造できる。また、不必要な揺動を抑制することで、外観上の不快感の減少、ゴミ等の臭いの周辺への拡散防止が可能である。
また、本発明の一実施形態である、スイング式蓋付き容器(9A)において、上記投入口(5)を閉じた上記蓋体(7)の位置にて、上記軸部(11)にN極の永久磁石(15A)を設け、上記軸受部(12)の周辺の軸受周辺部(14)にS極の永久磁石(15AA)を設け、N極の上記永久磁石(15A)とS極の上記永久磁石(15AA)を面対向して設け、に代えて、上記投入口(5)を閉じた上記蓋体(7)の位置にて、上記軸部(11)にN極の永久磁石(26)を設け、上記軸受部(12)の周辺の軸受周辺部(14)にS極の永久磁石(24)を設け、N極の永久磁石(26)とS極の永久磁石(24)を面対向して設け、としたスイング式蓋付き容器(9F)としてもよい。本発明の他の一実施形態である、スイング式蓋付き容器(9F)にて、永久磁石の配置と作用について説明する。図18は、スイング式蓋付き容器(9F)における、永久磁石の取付箇所の正面図で、図18の左上段(a)に、取付枠側のS極の永久磁石(24)を単体で描き、図18の左下段(b)に、蓋体側のN極の永久磁石(26)を単体で描き、図18の中央左(c)に、N極の永久磁石(26)とS極の永久磁石(24)を、上記投入口を閉じた上記蓋体の位置にて、対向した状態を描き、図18の中央右(d)に、(c)の同状態から開き方向(矢印P1)に回転させた状態を描き、図18の右(e)に、さらに、(d)の同状態から閉じ方向(矢印T1)に回転させた状態を描いてある。スイング式蓋付き容器(9F)において、図18(c)にて、上記蓋体側に設けたN極の永久磁石(26)と上記取付枠側に設けたS極の永久磁石(24)を、上記投入口を閉じた上記蓋体の位置にて、面対向に設けてある。N極の永久磁石(26)とS極の永久磁石(24)は面積を同じにしてある。図18(d)にて、上記投入口を開くため、上記蓋体を手等で押圧して開き方向(矢印P1)に回転させると、面対向に設けてあるN極の永久磁石(26)が開き方向(矢印P1)に回転する。しかし、図18(e)にて、N極の永久磁石(26)とS極の永久磁石(24)の間に作用する磁力により、N極の永久磁石(26)はS極の永久磁石(24)に吸引されて、閉じ方向(矢印T1)に戻る。
また、本発明の一実施形態である、スイング式蓋付き容器(9A)において、上記投入口(5)を閉じた上記蓋体(7)の位置にて、上記軸部(11)にN極の永久磁石(15A)を設け、上記軸受部(12)の周辺の軸受周辺部(14)にS極の永久磁石(15AA)を設け、N極の上記永久磁石(15A)とS極の上記永久磁石(15AA)を面対向して設け、に代えて、上記投入口(5)を閉じた上記蓋体(7)の位置にて、上記軸部(11)にN極の永久磁石(26a)を設け、上記軸受部(12)の周辺の軸受周辺部(14)に、S極の永久磁石(24a)およびN極の永久磁石(28)を設け、N極の永久磁石(26a)と、S極の永久磁石(24a)およびN極の永久磁石(28)を、面対向して設け、としたスイング式蓋付き容器(9G)としてもよい。本発明の他の一実施形態である、スイング式蓋付き容器(9G)にて、永久磁石の配置と作用について説明する。図19は、スイング式蓋付き容器(9G)における、永久磁石の取付箇所の正面図で、図18と同様に、図19の左上段(a)、図19の左下段(b)、図19の中央左(c)、図19の中央右(d)、図19の右(e)に、各々描いてある。スイング式蓋付き容器(9G)において、図19(c)にて、上記蓋体側に設けたN極の永久磁石(26a)と上記取付枠側に設けたS極の永久磁石(24a)を、上記投入口を閉じた上記蓋体の位置にて、面対向に設けてある。N極の永久磁石(28)はS極の永久磁石(24a)から少し角度をもたせて同一の平面上に設けてある。N極の永久磁石(26a)とS極の永久磁石(24a)とN極の永久磁石(28)は面積を同じにしてある。図19(d)にて、上記投入口を開くため、上記蓋体を手等で押圧して開き方向(矢印P2)に回転させると、面対向に設けてあるN極の永久磁石(26a)が開き方向(矢印P2)に回転する。しかし、図19(e)にて、N極の永久磁石(26a)とN極の永久磁石(28)の間に作用する磁力により、N極の永久磁石(26a)はN極の永久磁石(28)と反発し、閉じ方向(矢印T2)に戻る。また、N極の永久磁石(26a)とS極の永久磁石(24a)の間に作用する磁力により、N極の永久磁石(26a)はS極の永久磁石(24a)に吸引されて、閉じ方向(矢印T2)に戻る。
また、本発明の一実施形態である、スイング式蓋付き容器(9A)において、上記投入口(5)を閉じた上記蓋体(7)の位置にて、上記軸部(11)にN極の永久磁石(15A)を設け、上記軸受部(12)の周辺の軸受周辺部(14)にS極の永久磁石(15AA)を設け、N極の上記永久磁石(15A)とS極の上記永久磁石(15AA)を面対向して設け、に代えて、上記投入口(5)を閉じた上記蓋体(7)の位置にて、上記軸部(11)にN極の永久磁石(26b)を設け、上記軸受部(12)の周辺の軸受周辺部(14)に、S極の永久磁石(24b)およびS極の永久磁石(29)を設け、N極の永久磁石(26b)と、S極の永久磁石(24b)およびS極の永久磁石(29)を、面対向して設け、としたスイング式蓋付き容器(9H)としてもよい。本発明の他の一実施形態である、スイング式蓋付き容器(9H)にて、永久磁石の配置と作用について説明する。図20は、スイング式蓋付き容器(9H)における、永久磁石の取付箇所の正面図で、図18と同様に、図20の左上段(a)、図20の左下段(b)、図20の中央左(c)、図20の中央右(d)、図20の右(e)に、各々描いてある。スイング式蓋付き容器(9H)において、図20(c)にて、上記蓋体側に設けたN極の永久磁石(26b)と上記取付枠側に設けたS極の永久磁石(24b)を、上記投入口を閉じた上記蓋体の位置にて、面対向に設けてある。S極の永久磁石(29)はS極の永久磁石(24b)から角度をもたせて同一の平面上に設けてある。N極の永久磁石(26b)とS極の永久磁石(24b)は面積を同じにしてある。N極の永久磁石(26b)の4分の1程度にS極の永久磁石(29)の面積を設けてある。また、スイング式蓋付き容器(9H)の蓋体(7)の重さはスイング式蓋付き容器(9F)(9G)より重くしてある。図20(d)にて、上記投入口を開くため、上記蓋体を手等で押圧して開き方向(矢印P3)に回転させると、面対向に設けてあるN極の永久磁石(26b)が開き方向(矢印P3)に回転する。その際、N極の永久磁石(26b)とS極の永久磁石(29)の間に作用する磁力により、N極の永久磁石(26b)はS極の永久磁石(29)に吸引し減速する。しかし、図20(e)にて、N極の永久磁石(26b)とS極の永久磁石(24b)の間に作用する磁力は、N極の永久磁石(26b)とS極の永久磁石(29)の間に作用する磁力より大きいので、N極の永久磁石(26b)はS極の永久磁石(24b)に吸引されて、閉じ方向(矢印T3)に戻る。
また、本発明の一実施形態である、スイング式蓋付き容器(9A)において、上記投入口(5)を閉じた上記蓋体(7)の位置にて、上記軸部(11)にN極の永久磁石(15A)を設け、上記軸受部(12)の周辺の軸受周辺部(14)にS極の永久磁石(15AA)を設け、N極の上記永久磁石(15A)とS極の上記永久磁石(15AA)を面対向して設け、に代えて、上記投入口(5)を閉じた上記蓋体(7)の位置にて、上記軸部(11)にN極の永久磁石(26c)を設け、上記軸受部(12)の周辺の軸受周辺部(14)に、N極の永久磁石(28a)およびN極の永久磁石(28b)を設け、N極の永久磁石(26c)と、N極の永久磁石(28a)およびN極の永久磁石(28b)を、面対向して設け、としたスイング式蓋付き容器(9J)としてもよい。本発明の他の一実施形態である、スイング式蓋付き容器(9J)にて、永久磁石の配置と作用について説明する。図21は、スイング式蓋付き容器(9J)における、永久磁石の取付箇所の正面図で、図18と同様に、図21の左上段(a)、図21の左下段(b)、図21の中央左(c)、図21の中央右(d)、図21の右(e)に、各々描いてある。スイング式蓋付き容器(9J)において、図21(c)にて、N極の永久磁石(28a)とN極の永久磁石(28b)は角度をもたせて同一の平面上に離して設けてある。N極の永久磁石(28a)とN極の永久磁石(28b)は、N極の永久磁石(26c)の2分の1程度の面積に各々してある。上記蓋体側に設けたN極の永久磁石(26c)と、上記取付枠側に設けたN極の永久磁石(28a)およびN極の永久磁石(28b)を、上記投入口を閉じた上記蓋体の位置にて、面対向に設けていない。図21(d)にて、上記投入口を開くため、上記蓋体を手等で押圧して開き方向(矢印P4)に回転させると、N極の永久磁石(26c)が開き方向(矢印P4)に回転する。しかし、図21(e)にて、N極の永久磁石(26c)とN極の永久磁石(28a)の間に作用する磁力により、N極の永久磁石(26c)はN極の永久磁石(28a)と反発し、閉じ方向(矢印T4)に戻る。この場合、上記投入口を閉じた上記蓋体の位置にてN極の永久磁石(26c)とN極の永久磁石(28a)は面対向していないが、上記投入口を開いた上記蓋体の位置にてN極の永久磁石(26c)とN極の永久磁石(28a)は面対向している。面対向するのにおいて、N極とN極というように極が同じでもよい。
また、特に図示しないが、スイング式蓋付き容器(9a)(9b)(9c)(9d)(9e)にて、各々、次のようにしてもよい。ヒステリシス板(16a)(16b)(16c)(16d)(16e)、に代えて、永久磁石、にしたことを特徴とするスイング式蓋付き容器としてもよい。
また、特に図示しないが、スイング式蓋付き容器(9a)にて、次のようにしてもよい。上記軸部(11a)に永久磁石(15a)を設け、上記軸受部(12a)にヒステリシス板(16a)を設け、上記永久磁石(15a)と上記ヒステリシス板(16a)を面対向して設け、に代えて、上記軸部(11a)にN極の永久磁石を設け、上記軸受部(12a)にS極の永久磁石を設け、N極の上記永久磁石とS極の上記永久磁石を面対向して設け、にしたことを特徴とするスイング式蓋付き容器としてもよい。また、上記軸部(11a)にS極の永久磁石を設け、上記軸受部(12a)にN極の永久磁石を設け、S極の上記永久磁石とN極の上記永久磁石を面対向して設け、にしたことを特徴とするスイング式蓋付き容器としてもよい。
また、特に図示しないが、スイング式蓋付き容器(9b)(9c)にて、各々、次のようにしてもよい。上記軸部(11b)(11c)に永久磁石(15b)(15c)を設け、上記軸受部(12b)(12c)の周辺の軸受周辺部(14b)(14c)にヒステリシス板(16b)(16c)を設け、上記永久磁石(15b)(15c)と上記ヒステリシス板(16b)(16c)を面対向して設け、に代えて、上記軸部(11b)(11c)にN極の永久磁石を設け、上記軸受部(12b)(12c)の周辺の軸受周辺部(14b)(14c)にS極の永久磁石を設け、N極の上記永久磁石とS極の上記永久磁石を面対向して設け、にしたことを特徴とするスイング式蓋付き容器としてもよい。また、上記軸部(11b)(11c)にS極の永久磁石を設け、上記軸受部(12b)(12c)の周辺の軸受周辺部(14b)(14c)にN極の永久磁石を設け、S極の上記永久磁石とN極の上記永久磁石を面対向して設け、にしたことを特徴とするスイング式蓋付き容器としてもよい。
また、特に図示しないが、スイング式蓋付き容器(9d)にて、次のようにしてもよい。上記軸部(11d)の周辺の軸受周辺部(13d)に永久磁石(15d)を設け、上記軸受部(12d)にヒステリシス板(16d)を設け、上記永久磁石(15d)と上記ヒステリシス板(16d)を面対向して設け、に代えて、上記軸部(11d)の周辺の軸受周辺部(13d)にN極の永久磁石を設け、上記軸受部(12d)にS極の永久磁石を設け、N極の上記永久磁石とS極の上記永久磁石を面対向して設け、にしたことを特徴とするスイング式蓋付き容器としてもよい。また、上記軸部(11d)の周辺の軸受周辺部(13d)にS極の永久磁石を設け、上記軸受部(12d)にN極の永久磁石を設け、S極の上記永久磁石とN極の上記永久磁石を面対向して設け、にしたことを特徴とするスイング式蓋付き容器としてもよい。
また、特に図示しないが、スイング式蓋付き容器(9e)にて、次のようにしてもよい。上記第2軸受部(17)にヒステリシス板(16e)を設け、上記第3軸受部(18)に永久磁石(15e)を設け、上記ヒステリシス板(16e)と上記永久磁石(15e)を面対向して設け、に代えて、上記第2軸受部(17)にN極の永久磁石を設け、上記第3軸受部(18)にS極の永久磁石を設け、N極の上記永久磁石とS極の上記永久磁石を面対向して設け、にしたことを特徴とするスイング式蓋付き容器としてもよい。また、上記第2軸受部(17)にS極の永久磁石を設け、上記第3軸受部(18)にN極の永久磁石を設け、S極の上記永久磁石とN極の上記永久磁石を面対向して設け、にしたことを特徴とするスイング式蓋付き容器としてもよい。
また、以上をまとめると、次のように記すこともできる。本発明の一実施形態である、スイング式蓋付き容器は、上記軸部の周辺の軸周辺部または上記軸部に永久磁石を設け、上記軸受部の周辺の軸受周辺部または上記軸受部に永久磁石を設け、上記永久磁石と上記永久磁石を面対向して設けてある。また、次のように記すこともできる。本発明の一実施形態である、スイング式蓋付き容器は、上記軸部の周辺の軸周辺部または上記軸部にN極の永久磁石を設け、上記軸受部の周辺の軸受周辺部または上記軸受部にS極の永久磁石を設け、N極の上記永久磁石とS極の上記永久磁石を面対向して設けてある。また、次のように記すこともできる。本発明の一実施形態である、スイング式蓋付き容器は、上記軸部の周辺の軸周辺部または上記軸部にS極の永久磁石を設け、上記軸受部の周辺の軸受周辺部または上記軸受部にN極の永久磁石を設け、S極の上記永久磁石とN極の上記永久磁石を面対向して設けてある。また、次のように記すこともできる。本発明の一実施形態である、スイング式蓋付き容器は、上記第2軸受部に永久磁石を設け、上記第3軸受部に永久磁石を設け、上記永久磁石と上記永久磁石を面対向して設けてある。また、次のように記すこともできる。本発明の一実施形態である、スイング式蓋付き容器は、上記第2軸受部にN極の永久磁石を設け、上記第3軸受部にS極の永久磁石を設け、N極の上記永久磁石とS極の上記永久磁石を面対向して設けてある。また、次のように記すこともできる。本発明の一実施形態である、スイング式蓋付き容器は、上記第2軸受部にS極の永久磁石を設け、上記第3軸受部にN極の永久磁石を設け、S極の上記永久磁石とN極の上記永久磁石を面対向して設けてある。
また、次のように記すこともできる。本発明の一実施形態である、スイング式蓋付き容器は、上記枢設しているところの軸部または上記軸部の周辺の軸周辺部または上記軸部を受ける軸受部または上記軸受部の周辺の軸受周辺部に、上記蓋体と上記取付枠にて、永久磁石と永久磁石を面対向して設けてある。
また、次のように記すこともできる。本発明の一実施形態である、スイング式蓋付き容器は、上記枢設しているところの軸部または上記軸部の周辺の軸周辺部または上記軸部を受ける軸受部または上記軸受部の周辺の軸受周辺部に、上記蓋体と上記取付枠にて、N極の永久磁石とS極の永久磁石、または、S極の永久磁石とN極の永久磁石を、面対向して設けてある。
また、次のように記すこともできる。本発明の一実施形態である、スイング式蓋付き容器は、上記枢設している軸部または上記軸部の周辺の軸周辺部または上記軸部を受ける軸受部または上記軸受部の周辺の軸受周辺部に、上記蓋体と上記取付枠にて、永久磁石と永久磁石を面対向して設けてある。
また、特に図示しないが、スイング式蓋付き容器を次のようにしてもよい。上記投入口を閉じた上記蓋体の位置にて、永久磁石と永久磁石を面対向して設け、としてもよい。また、スイング式蓋付き容器を次のようにしてもよい。上記投入口を閉じた上記蓋体の全閉の位置にて、永久磁石と永久磁石を面対向して設け、としてもよい。また、スイング式蓋付き容器を次のようにしてもよい。上記投入口を開いた上記蓋体の位置にて、永久磁石と永久磁石を面対向して設け、としてもよい。
また、特に図示しないが、スイング式蓋付き容器を次のようにしてもよい。上記投入口を閉じた上記蓋体の位置にて、N極の永久磁石とS極の永久磁石を、または、S極の永久磁石とN極の永久磁石を、面対向して設け、としてもよい。また、スイング式蓋付き容器を次のようにしてもよい。上記投入口を閉じた上記蓋体の全閉の位置にて、N極の永久磁石とS極の永久磁石を、または、S極の永久磁石とN極の永久磁石を、面対向して設け、としてもよい。また、スイング式蓋付き容器を次のようにしてもよい。上記投入口を開いた上記蓋体の位置にて、N極の永久磁石とS極の永久磁石を、または、S極の永久磁石とN極の永久磁石を、面対向して設け、としてもよい。
次に、本発明の一実施形態である、プッシュオン式蓋付き容器(39A)について記す。プッシュオン式蓋付き容器(39A)は、図10、図17にて、上面近傍に開口部(31)を有した容器本体(32)を設けてある。この容器本体(32)の上縁(33)近傍の周囲に嵌合した取付枠(34)を設けてある。この取付枠(34)に投入口(35)を設けてある。開き方向(矢印P)に付勢するバネ(23)を介して此の取付枠(34)に蓋体(37)を枢設してある。開き方向(矢印P)に付勢する此の蓋体(37)を掛止する揺動自在な掛止部材(22)をこの取付枠(34)の一端に設けてある。この掛止部材(22)を押圧すると此の蓋体(37)が此の投入口(35)を開放できるようにしたプッシュオン蓋付き容器(39A)である。この蓋体(37)に一体的に軸部(41)を配置して此の取付枠(34)に一体的に軸受部(42)を配置してある。この軸部(41)、この軸受部(42)で、この蓋体(37)を枢設してある。この軸部(41)に永久磁石(45A)を設け、この軸受部(42)の周辺の軸受周辺部(44)に永久磁石(45AA)を設け、この永久磁石(45A)と此の永久磁石(45AA)を面対向して設けてある。この掛止部材(22)を押圧することにより閉じている此の蓋体(37)が開放し回転する此の蓋体(37)を制動することを特徴とするプッシュオン式蓋付き容器(39A)である。
また、プッシュオン式蓋付き容器(39A)は、次のようにしてある。この軸部(41)にN極の永久磁石(45A)を設け、この軸受部(42)の周辺の軸受周辺部(44)にS極の永久磁石(45AA)を設け、N極の此の永久磁石(45A)とS極の此の永久磁石(45AA)を面対向して設けてある。上記投入口(35)を開いた上記蓋体(37)の位置にて、この永久磁石(45A)と此の永久磁石(45AA)を面対向して設けてある。
次に、本発明の一実施形態である、プッシュオン式蓋付き容器(39A)の作用について説明する。プッシュオン式蓋付き容器(39A)は、図17にて、この開き方向(矢印P)に付勢する此のバネ(23)を介した此の蓋体(37)をこの掛止部材(22)によって掛止している状態で、実線で記したように、この蓋体(37)は閉じたままとなっている。図10、図17にて、この掛止部材(22)を下方向(矢印D1)へ手等で押圧すると、この掛止部材(22)によって掛止していた此の蓋体(37)が開放し、力が加わって変形していた此のバネ(23)が開放されて元に戻ろうとする力で、この蓋体(37)は此の開き方向(矢印P)へ回転する。一点鎖線で記したように、開いた此の蓋体(37A)は此の取付枠(34)の上縁近傍に衝突し、衝突した反動等で揺動が生じる。その際、このN極の永久磁石(45A)と此のS極の永久磁石(45AA)の間に作用する磁力によって、一連の揺動を制動する。つまり、この掛止部材(22)を下方向(矢印D1)へ手等で押圧して、掛止していた此の蓋体(37)が閉じた状態から開放する際に発生する一連の揺動を短い時間で抑制することができ、一連の揺動の発生を低減することができる。さらに、この蓋体(37A)が取付枠(34)の上縁近傍に衝突することにより発生する衝突音を低減することができる。また、開いた此の蓋体(37A)を閉じるため、この蓋体(37A)の此の端部(38)を閉じ方向(矢印S)へ手等で押圧する場合において、このN極の永久磁石(45A)と此のS極の永久磁石(45AA)の間に作用する磁力を小さくすることができるので、手等で押圧する力の増加する割合が少なくて済み、つまり、手等で押圧する場合の手等への負担増が少なくて済む。さらに、磁力を利用していることから、機械的な動作による摩擦等が少ないので消耗等の機械的損失等が少なく長期使用しても安定した効果を半永久的に持続することが可能である。また、加工が容易で、使用する材料も少なくて済むので低コストで製造できる。また、不必要な揺動を抑制することで、外観上の不快感の減少が可能である。
また、特に図示しないが、プッシュオン式蓋付き容器(39A)においても、スイング式蓋付き容器(9F)(9G)(9H)(9J)と同様の永久磁石の配置、作用が可能である。
また、特に図示しないが、プッシュオン式蓋付き容器(39a)(39b)(39d)(39e)にて、各々、次のようにしてもよい。ヒステリシス板(46a)(46b)(46d)(46e)、に代えて、永久磁石、にしたことを特徴とするプッシュオン式蓋付き容器としてもよい。
また、特に図示しないが、プッシュオン式蓋付き容器(39a)にて、次のようにしてもよい。この軸部(41a)に永久磁石(45a)を設け、この軸受部(42a)にヒステリシス板(46a)を設け、この永久磁石(45a)と此のヒステリシス板(46a)を面対向して設け、に代えて、この軸部(41a)にN極の永久磁石を設け、この軸受部(42a)にS極の永久磁石を設け、N極の此の永久磁石とS極の此の永久磁石を面対向して設け、としてもよい。また、この軸部(41a)にS極の永久磁石を設け、この軸受部(42a)にN極の永久磁石を設け、S極の此の永久磁石とN極の此の永久磁石を面対向して設け、としてもよい。
また、特に図示しないが、プッシュオン式蓋付き容器(39b)にて、次のようにしてもよい。この軸部(41b)に永久磁石(45b)を設け、この軸受部(42b)の周辺の軸受周辺部(44b)にヒステリシス板(46b)を設け、この永久磁石(45b)と此のヒステリシス板(46b)を面対向して設け、に代えて、この軸部(41b)にN極の永久磁石を設け、この軸受部(42b)の周辺の軸受周辺部(44b)にS極の永久磁石を設け、N極の此の永久磁石とS極の此の永久磁石を面対向して設け、としてもよい。また、此の軸部(41b)にS極の永久磁石を設け、この軸受部(42b)の周辺の軸受周辺部(44b)にN極の永久磁石を設け、S極の此の永久磁石とN極の此の永久磁石を面対向して設け、としてもよい。
また、特に図示しないが、プッシュオン式蓋付き容器(39d)にて、次のようにしてもよい。この軸部(41d)の周辺の軸周辺部(43d)に永久磁石(45d)を設け、この軸受部(42d)にヒステリシス板(46d)を設け、この永久磁石(45d)と此のヒステリシス板(46d)を面対向して設け、に代えて、この軸部(41d)の周辺の軸周辺部(43d)にN極の永久磁石を設け、この軸受部(42d)にS極の永久磁石を設け、N極の此の永久磁石とS極の此の永久磁石を面対向して設け、としてもよい。また、この軸部(41d)の周辺の軸周辺部(43d)にS極の永久磁石を設け、この軸受部(42d)にN極の永久磁石を設け、S極の此の永久磁石とN極の此の永久磁石を面対向して設け、としてもよい。
また、特に図示しないが、プッシュオン式蓋付き容器(39e)にて、次のようにしてもよい。この第2軸受部(47)にヒステリシス板(46e)を設け、この第3軸受部(48)に永久磁石(45e)を設け、このヒステリシス板(46e)と此の永久磁石(45e)を面対向して設け、に代えて、この第2軸受部(47)にN極の永久磁石を設け、この第3軸受部(48)にS極の永久磁石を設け、N極の此の永久磁石とS極の此の永久磁石を面対向して設け、としてもよい。また、この第2軸受部(47)にS極の永久磁石を設け、この第3軸受部(48)にN極の永久磁石を設け、S極の此の永久磁石とN極の此の永久磁石を面対向して設け、としてもよい。
また、以上をまとめると、次のように記すこともできる。本発明の一実施形態である、プッシュオン式蓋付き容器は、この軸部の周辺の軸周辺部または此の軸部に永久磁石を設け、この軸受部の周辺の軸受周辺部または此の軸受部に永久磁石を設け、この永久磁石と此の永久磁石を面対向して設けてある。また、次のように記すこともできる。本発明の一実施形態である、プッシュオン式蓋付き容器は、この軸部の周辺の軸周辺部または此の軸部にN極の永久磁石を設け、この軸受部の周辺の軸受周辺部または此の軸受部にS極の永久磁石を設け、N極の此の永久磁石とS極の此の永久磁石を面対向して設けてある。また、次のように記すこともできる。本発明の一実施形態である、プッシュオン式蓋付き容器は、この軸部の周辺の軸周辺部または此の軸部にS極の永久磁石を設け、この軸受部の周辺の軸受周辺部または此の軸受部にN極の永久磁石を設け、S極の此の永久磁石とN極の此の永久磁石を面対向して設けてある。また、次のように記すこともできる。本発明の一実施形態である、プッシュオン式蓋付き容器は、この第2軸受部に永久磁石を設け、この第3軸受部に永久磁石を設け、この永久磁石と此の永久磁石を面対向して設けてある。また、次のように記すこともできる。本発明の一実施形態である、プッシュオン式蓋付き容器は、この第2軸受部にN極の永久磁石を設け、この第3軸受部にS極の永久磁石を設け、N極の此の永久磁石とS極の此の永久磁石を面対向して設けてある。また、次のように記すこともできる。本発明の一実施形態である、プッシュオン式蓋付き容器は、この第2軸受部にS極の永久磁石を設け、この第3軸受部にN極の永久磁石を設け、S極の此の永久磁石とN極の此の永久磁石を面対向して設けてある。
また、次のように記すこともできる。本発明の一実施形態である、プッシュオン式蓋付き容器は、この枢設しているところの軸部または此の軸部の周辺の軸周辺部または此の軸部を受ける軸受部または此の軸受部の周辺の軸受周辺部に、この蓋体と此の取付枠にて、永久磁石と永久磁石を面対向して設けてある。
また、次のように記すこともできる。本発明の一実施形態である、プッシュオン式蓋付き容器は、この枢設しているところの軸部または此の軸部の周辺の軸周辺部または此の軸部を受ける軸受部または此の軸受部の周辺の軸受周辺部に、この蓋体と此の取付枠にて、N極の永久磁石とS極の永久磁石、または、S極の永久磁石とN極の永久磁石を、面対向して設けてある。
また、次のように記すこともできる。本発明の一実施形態である、プッシュオン式蓋付き容器は、この枢設している軸部または此の軸部の周辺の軸周辺部または此の軸部を受ける軸受部または此の軸受部の周辺の軸受周辺部に、この蓋体と此の取付枠にて、永久磁石と永久磁石を面対向して設けてある。
また、特に図示しないが、プッシュオン式蓋付き容器を次のようにしてもよい。この投入口を閉じた此の蓋体の位置にて、永久磁石と永久磁石を面対向して設け、としてもよい。また、プッシュオン式蓋付き容器を次のようにしてもよい。この投入口を閉じた此の蓋体の全閉の位置にて、永久磁石と永久磁石を面対向して設け、としてもよい。また、プッシュオン式蓋付き容器を次のようにしてもよい。この投入口を開いた此の蓋体の位置にて、永久磁石と永久磁石を面対向して設け、としてもよい。
また、特に図示しないが、プッシュオン式蓋付き容器を次のようにしてもよい。この投入口を閉じた此の蓋体の位置にて、N極の永久磁石とS極の永久磁石を、または、S極の永久磁石とN極の永久磁石を、面対向して設け、としてもよい。また、プッシュオン式蓋付き容器を次のようにしてもよい。この投入口を閉じた此の蓋体の全閉の位置にて、N極の永久磁石とS極の永久磁石を、または、S極の永久磁石とN極の永久磁石を、面対向して設け、としてもよい。また、プッシュオン式蓋付き容器を次のようにしてもよい。この投入口を開いた此の蓋体の位置にて、N極の永久磁石とS極の永久磁石を、または、S極の永久磁石とN極の永久磁石を、面対向して設け、としてもよい。
また、スイング式蓋付き容器(9)において、次のようにしてある。図1にて、上記永久磁石(15)と上記ヒステリシス板(16)の間に間隙(59)を設けてある。また、特に図示しないが、上記ヒステリシス板(16)と上記永久磁石(15)の間に間隙を設けてもよい。また、プッシュオン式蓋付き容器(39)においても、図10にて、同様に、上記永久磁石(45)と上記ヒステリシス板(46)の間に間隙(59a)を設けてある。また、特に図示しないが、上記ヒステリシス板(46)と上記永久磁石(45)の間に間隙を設けてもよい。あるいは、同様に、スイング式蓋付き容器(9A)、プッシュオン式蓋付き容器(39A)においても、図1、図10にて、上記永久磁石(15A)(45A)と上記永久磁石(15AA)(45AA)の間に間隙(59)(59a)を各々設けてある。また、上記永久磁石(15AA)(45AA)と上記永久磁石(15A)(45A)の間に間隙を設けてもよい。
また、言い換えれば、次のように記すこともできる。スイング式蓋付き容器(9)、プッシュオン式蓋付き容器(39)において、永久磁石とヒステリシス板、あるいは、ヒステリシス板と永久磁石を近接して設けてもよい。スイング式蓋付き容器(9A)、プッシュオン式蓋付き容器(39A)において、永久磁石と永久磁石を近接して設けてもよい。または、スイング式蓋付き容器(9A)、プッシュオン式蓋付き容器(39A)において、N極の永久磁石とS極の永久磁石、あるいは、S極の永久磁石とN極の永久磁石を近接して設けてもよい。
また、特に図示しないが、スイング式蓋付き容器、プッシュオン式蓋付き容器において、該間隙を設けなくともよい。密着させてもよい。例えば、スイング式蓋付き容器(9)において、上記永久磁石(15)と上記ヒステリシス板(16)を密着して設ける。その際、上記永久磁石(15)と上記ヒステリシス板(16)の間に作用する磁力を小さくして設け、上記蓋体(7)の重量を少し大きくして設ける等により調整してもよい。投入口を開くため上記蓋体(7)を動かした後で上記蓋体(7)から手等を離しても、投入口を閉じた上記蓋体(7)の位置に到達する前の位置、つまり、基準位置に復帰動する前に回動している蓋体が途中で停止することがない。
また、スイング式蓋付き容器(9)において、次のようにしてある。図1〜図3にて、上記永久磁石(15)と上記ヒステリシス板(16)の間に作用する磁力により、上記永久磁石(15)が上記ヒステリシス板(16)に吸引し密着するのを防ぐため、上記軸部(11)に突起状のストッパー(56)を設けてある。また、特に図示しないが、上記軸周辺部(13)に別のストッパー機構等を設けてもよい。該ストッパー(56)を設けることにより、該間隙(59)を一定以上に維持できる。また、プッシュオン式蓋付き容器(39)においても、同様に次のようにしてある。図10にて、上記永久磁石(45)と上記ヒステリシス板(46)の間に作用する磁力により、上記永久磁石(45)が上記ヒステリシス板(46)に吸引し密着するのを防ぐため、上記軸部(41)にストッパー(56a)を設けてある。また、特に図示しないが、上記軸周辺部(43)に別のストッパー機構等を設けてもよい。該ストッパー(56a)を設けることにより、該間隙(59)を一定以上に維持できる。
また、本発明の一実施形態である、スイング式蓋付き容器(9)において、上記永久磁石(15)と上記ヒステリシス板(16)の間に介在物(60)を設けた、スイング式蓋付き容器(9f)としてもよい。本発明の他の一実施形態である、スイング式蓋付き容器(9f)は、図15にて、介在物(60)を、上記永久磁石(15)と上記ヒステリシス板(16)の間に設けてある。該介在物(60)を設けることにより、該間隙(59)を一定以上に維持できる。また、プッシュオン式蓋付き容器においても、同様にしてもよい。該介在物(60)は、磁力を通す材質のもの、あるいは、磁力を通しやすいものであってもよい。例えば、合成樹脂等であってもよい。
また、特に図示しないが、スイング式蓋付き容器、プッシュオン式蓋付き容器において、次のようにしてもよい。蓋体、取付枠の両サイド(左右両側)の軸部、軸受部に永久磁石、ヒステリシス板を各々設けてもよい。また、蓋体、取付枠の両サイド(左右両側)の独立軸部、第2軸受部、第3軸受部に永久磁石、ヒステリシス板を各々設けてもよい。
また、特に図示しないが、スイング式蓋付き容器(9A)、プッシュオン式蓋付き容器(39A)において、次のようにしてもよい。永久磁石と永久磁石を回転方向に交互に配設、着磁したNS着磁とし、該NS着磁と該NS着磁を面対向して設けてもよい。また、スイング式蓋付き容器、プッシュオン式蓋付き容器において、次のようにしてもよい。永久磁石、N極の永久磁石、S極の永久磁石、ヒステリシス板について、対向する面の形状は、円形、三角形、四角形、五角形他、どのような形のものでもよい。また、例えば、円形の場合、全周すべてにおいて、永久磁石、N極の永久磁石、S極の永久磁石、ヒステリシス板を設けなくても、一部のみでもよい。また、次のようにしてもよい。ヨークを設けてもよい。
なお、スイング式蓋付き容器、プッシュオン式蓋付き容器は、永久磁石またはヒステリシス板の材質、大きさ、厚さ、形状、配置、または、永久磁石の磁力、または、面対向に設けた永久磁石とヒステリシス板の間の間隙の寸法、または、面対向に設けた永久磁石と永久磁石の間の間隙の寸法、蓋体の重量、軸部および軸受部の平滑性、形状等により、前記不必要な揺動を抑制する際の状態は一様ではない。
また、特に図示しないが、前記蓋付き容器において、スイング式、プッシュオン式に代えて、周知の事実であるペダル式において活用してもよい。
また、スイング式蓋付き容器、プッシュオン式蓋付き容器に作用する事象について記す。前記永久磁石で発生した磁束は、前記ヒステリシス板に到達し、該ヒステリシス板に誘導された磁束は、回転等させた該永久磁石または該ヒステリシス板により、その磁束変化に遅れ等を生じ、ヒステリシス損失等により制動する力になる。つまり、該ヒステリシス板は磁束変化によるヒステリシス損失を用いたヒステリシス板である。該ヒステリシス板はトルク制御によるヒステリシス板である、といえる。
また、次のようにしてもよい。前記ヒステリシス板について、半硬質磁石としてもよい。また、同様に、前記ヒステリシス板について、磁性体としてもよい。また、次のようにしてもよい。ヒステリシス板の材質として、マルテンサイト系ステンレス鋼、Mn鋼系、Cr−Co系、析出硬化系ステンレス鋼、Cr鋼等があげられるが他の材料を選択してもよい。また、前記ヒステリシス板は板状に形成してなる。また、次のようにしてもよい。永久磁石、N極の永久磁石、S極の永久磁石の材質として、フェライト系プラスチックマグネット、フェライト系焼結マグネット、希土類マグネット(Sn−Co系)(Nd−Fe−B系)、金属磁石(Al−Ni−Co系)(Fe−Cr−Co系)、ゴム磁石等があげられるが他の材料を選択してもよい。
また、ヒステリシス損失が比較的大きいFe系、Fe−V系、Fe−Co系、Fe−Cr系等のFe合金、フェロックスプレーナ、Ni−フェライト等のフェライト、希土類−コバルト合金なども好ましく、これらのうち、導電性を有するものは、ヒステリシス損失による制動力のほか、渦電流損失による制動力も生じる。また、特に図示しないが、スイング式蓋付き容器、プッシュオン式蓋付き容器において、渦電流式によるものとしてもよい。