JP2009101493A - イチゴ等用カッター - Google Patents

イチゴ等用カッター Download PDF

Info

Publication number
JP2009101493A
JP2009101493A JP2007277653A JP2007277653A JP2009101493A JP 2009101493 A JP2009101493 A JP 2009101493A JP 2007277653 A JP2007277653 A JP 2007277653A JP 2007277653 A JP2007277653 A JP 2007277653A JP 2009101493 A JP2009101493 A JP 2009101493A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cutter
strawberries
strawberry
clamping
baffle plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007277653A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideo Matsumoto
英夫 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2007277653A priority Critical patent/JP2009101493A/ja
Publication of JP2009101493A publication Critical patent/JP2009101493A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Apparatuses For Bulk Treatment Of Fruits And Vegetables And Apparatuses For Preparing Feeds (AREA)

Abstract

【課題】コンパクトな構成であって設置に場所を取らずに手軽に使用でき、しかもイチゴ等のへたを、効率よくきれいに均一に切除することが可能なイチゴ等のへた切除装置を提供すること。
【解決手段】上側挟持部(押えカバー)9と下側挟持部(受台)8とから成る挟持手段5を複数放射状に配した搬送盤1と、円弧状に移動してくる挟持手段5の上下挟持部8、9間に臨んで上下挟持部8、9間に挟持されたイチゴ50を水平にカットする円形カッター2と、カットされたイチゴ50aを挟持手段5から解放落下させる邪魔板24とを備えて成る。
【選択図】図1

Description

本発明はイチゴ等用カッター、より詳細には、へたを切除し、これをさらに二つ割りしたイチゴが大量に必要となる、例えばショートケーキを量産する工場やレストラン等において用いられるイチゴ等の果実、あるいは、ミニトマト等の野菜等の切断加工用カッターであって、へた切除機能の他に二つ割り機能をも含み得る、イチゴ等用カッターに関するものである。
例えば、イチゴのショートケーキには、へたを切除して二つ割りにしたイチゴが多数用いられる。このイチゴのへた切除は専ら人手によって行われているが、大量に必要とされる場合は、単純作業のために作業者は疲労し易く、作業効率が落ちてケガもし易くなり、また、カットされたイチゴの形状の均一性が損なわれるといった問題も生じる。
このような問題のあるイチゴのへた切除作業を機械的に行う試みもなされている。例えば、特公平2−8704号公報に記載のへた取り機は、摺動する軸上に複数の刃を開閉且つ摺動可能に設け、これらの刃によりへたを保持しつつ本体から切除するものである。このへた取り機は、へた切除時にイチゴ本体を支持することによってイチゴ本体を傷付けることを回避することを狙いとするものであるが、機構が複雑であるだけでなく、イチゴ1つ宛の作業となるために非常に効率が悪いものとなり、実用化には至っていない。
また、特許第3578995号公報に記載のへた取り器は、イチゴを、デスク型本体の上面に、該上面から少し浮上させて設置した横長の刃板に向けてスライドさせるというものである。このへた取り機はシンプルな構成ではあるが、作業者がイチゴを手で持ってスライドさせるものであって、手作業に近いものであり、手に持つイチゴの角度やスライドさせる力によって切除状態が不均一となるという問題がある。
また、特開平10−229864号公報に記載のへた取り機は、逆さにしたイチゴを両側から、それぞれ送り速度の異なるグリップベルトで挟持することにより、イチゴを回転させつつ搬送し、搬送中3回に亘り、垂直方向に回転する回転羽根でへたをはらい落とすものである。
このへた取り機の場合、第1の回転羽根でへたの一半を除去し、第2の回転羽根でへたの他半部を除去し、第3の回転羽根で残部を除去するというようにへたの除去を複数工程を経て行うものであるために効率が悪く、また、第1の回転羽根から第2の回転羽根に至る間にイチゴを確実に180度回転させることは困難であるので、きれいで均一な切口は到底望めない。
更に、米国特許第5865111号に記載のへた取り装置がある。これは、カム機構によって開閉する保持器具によってイチゴを保持し、その閉時おいてイチゴを、そのへたを下方に露出させた状態で挟持しつつ、その下側に配置されている高速回転カッターで保持器具から露出しているへたを殺ぎ落とすというものである。
この装置は、上記特公平2−8704号公報での発明において危惧する問題、即ち、へた切除時にイチゴ本体を傷付けるおそれがあるという問題を解決することができず、また、高速回転カッターでの切除では、へたの切り口をきれいに均一に仕上げることは難しく、それは、ジャム等に用いるものとしては差支えないが、その形状が露出することになるショートケーキ等に用いるものとしては、不適当なものとなる。
以上の他にも、米国特許第5590591号公報、同第2323668号公報、同第1835190号公報に記載のへた取り装置があるが、これらはいずれも機構が複雑且つ大掛かりなものであって、設置に場所をとり、手軽に使用し得るものではない。
特公平2−8704号公報 特許第3578995号公報 特開平10−229864号公報 米国特許第5865111号公報 米国特許第5590591号公報 米国特許第2323668号公報 米国特許第1835190号公報
本発明は、上記従来技術における問題点を解決するためになされたもので、コンパクトな構成であって設置に場所を取らずに手軽に使用でき、しかもイチゴ等のへたを、効率よくきれいに均一に切除することができ、更にこれを二つ割りする機能をも含み得るイチゴ等用カッターを提供することを課題とする。
上記課題を解決するための請求項1に記載の発明は、上側挟持部と下側挟持部とから成る挟持手段を複数放射状に配した搬送盤と、円弧状に移動してくる前記挟持手段の上下挟持部間に臨んで前記上下挟持部間に挟持されたイチゴ等を水平にカットする円形カッターと、前記カットされたイチゴ等を前記挟持手段から解放落下させる手段と、を備えて成るイチゴ等用カッターである。
前記挟持手段は、へた付きイチゴ等を逆さにして挟持するものであって、その上側挟持部が可撓性を有するものとされることがあり、また、前記挟持手段は、へたを切除したイチゴ等を横にして挟持するものであって、上下双方の挟持部が可撓性を有するものとされることもある。そして、好ましい実施形態においては、それぞれ異なる挟持手段を備えた2種の搬送盤を選択交換して使用することが可能に構成される。
イチゴ等を逆さに挟持する挟持手段においては、前記下側挟持部にイチゴ等のへた部分の一部を逃がす透孔が形成され、上側挟持部にイチゴ等の尻部を保持する浅い円錐形凹部が形成されることが好ましい。そして、前記円錐形凹部には、放射状スリットが形成される。イチゴ等を横にして挟持する挟持手段においては、上下双方の挟持部に上記円錐形凹部を設けることが好ましい。
また、前記解放落下手段は、外方から前記上下の挟持部間に延びる邪魔板であって、前記邪魔板は先端部が下り傾斜していて、前記上側挟持部の裏面が前記傾斜部分に摺接して上方に押し上げられることにより、前記邪魔板による落下動作中前記上側挟持部がイチゴ等から上方に離れるようにされる。
更に好ましくは、前記解放落下手段の前記搬送盤回転方向下流側に、始端及び終端にスロープを有していて、回転してくる前記上側挟持部、あるいは、上下双方の挟持部に摺接してこれを上方、あるいは、上下に逃がして上下挟持部間の間隔を拡げるスロープガイドが配置される。更に必要に応じ、前記解放落下手段と前記スロープガイドとの間に、切除されて下側挟持手段上に残るへたを排除するための排除手段が配置される。
そして更に好ましくは、前記下側挟持部と前記円形カッターとの間の間隔調整が可能となるように構成される。
本発明は上述したとおりのものであって、コンパクトな構成であって設置に場所を取らず、何人も手軽に使用でき、しかもイチゴ等を上下方向から無理なく支持しつつ、へたをきれいに均一に切除することができ、請求項3、7、11及び14に係る発明においては、イチゴ等を均一に二つ割りすることができる効果がある。
請求項9に係る発明においては、邪魔板の作用で、へたを切除した又は二つ割りしたイチゴ等を傷付けることなくスムーズに回収し得る効果がある。
また、請求項10及び11に係る発明においては、スロープガイドによって上下挟持手段を開かせることによって、イチゴ等の搬送盤への供給をイチゴ等を傷付けることなくスムーズに行うことができ、請求項12に係る発明においては、イチゴ等の供給に先立って残存するへたを除去する手間が省け、請求項13に係る発明においては、切除するへたの厚みを調節することができる効果がある。
本発明を実施するための最良の形態について、添付図面を参照しつつ説明する。なお、以下の説明においては、加工対象としてイチゴを用いる場合について説明するが、加工対象はこれに限られる訳ではなく、同様の加工が必要な果実又はミニトマト等の野菜が含まれることは言うまでもない。
本発明に係るイチゴ等用カッターは、イチゴ50(以下、へた付きのイチゴは50、へたを切除したイチゴは50a、へたを切除して二つ割りしたイチゴは50bとして表わす。)を上下方向から挟持する挟持手段5を複数放射状に備えた搬送盤1と、円弧状に移動してくる挟持手段5の上下挟持部間に臨んでイチゴ50を水平にカットする円形カッター2と、カットされたイチゴ50a又は50bを挟持手段5から解放落下させる手段(邪魔板24)を備えて成る。
搬送盤1を構成する下側挟持部は、円板6の外周縁を放射状に延長して多数の受台8を形成したもので、搬送盤1を構成する上側挟持部も、円板7の外周縁を放射状に延長して多数の押えカバー9を形成したものであり、各受台8と各押えカバー9は対をなして、イチゴ50のサイズに対応した間隔を保持して配置される。
受台8はその先端部分にイチゴ50を載せ置くためのもので、通例、比較的厚手の弾性を有しない金属板であり、その先端のイチゴ50を載せ置く部分に、イチゴ50の短茎と葉の一部を逃がすと共に、へた部分の受座となる透孔10(通例テーパー孔)を形成することが好ましい。かくしてイチゴ50を、受台8上に逆さにして安定状態に載置することが可能となる。
これに対して、上方からイチゴ50を押え止める押えカバー9は、薄手の金属又はプラスチック等の弾性資材(バネ素材)製で、例えば、薄手のステンレス板にナイロンコーティングを施したものとする。かくして押えカバー9は、適度なバネ弾性を有するものとなり、受台8上に置かれるイチゴ50を、上方から無理のない適度な押止力を以て押さえ止めることが可能となる。また、イチゴ50を受台8上に載置する際に、押えカバー9を上方に押し曲げて受台8との間隔を拡げることが容易となり、以て、イチゴ50を受台8上に載置供給する作業、並びに、へた51切除後にイチゴ50aを回収する作業を、イチゴ50aを傷付けることなく行うことが可能となる。
好ましくは、各押えカバー9の先端部のイチゴ50の尻部当接部に、上方に窪む浅い円錐形凹部11を設け、更にそこに放射状スリットを刻設することとする。かくして押えカバー9によって、受台8上のイチゴ50に過度の押圧力を及ぼすことなく、確固と保持することが一層容易となる。
搬送盤1はケース3内に配備されたモータによって回転駆動される駆動軸4に取り付けられる。図2は、搬送盤1の駆動軸4への取付方法を示すもので、搬送盤1を構成する円板6、7は共に中心部に円孔を有していて、そこに、駆動軸4に摺動可能に嵌装される軸筒12の上部縮径部13又は下部縮径部13aが挿入され、上記各円孔の縁が、横に張出す軸筒12の胴部14に固定される。なお、搬送盤1を回転駆動するためのモータと、円形カッター2を回転駆動するためのモータは、1つのものを兼用とすることも可能であるが、通例、別のものが用いられる。
軸筒12の天面には駆動盤15が固定される。駆動軸4の天面には直径方向に抜ける溝16が形成され、その両側に、断面鍋形の突部17が形成される(図3参照)。そして、駆動盤15に、突部17が摺動可能に嵌入する嵌装孔18が透設され、そこに突部17を嵌入することによって駆動盤15と駆動軸4とが連結される。かくして駆動軸4の回転駆動力が、駆動盤15を介して軸筒12に固定されている挟持手段5(受台8及び押えカバー9)に伝達される。
好ましくは、へた51の切除個所を変えて、へた51の種類に合わせて切除する厚みを調節可能にするために、受台8と円形カッター2の間隔を調節するための手段を組み入れることとする。
図2に示した例では、駆動盤15の中心に、内周面にメネジが切られ、外周面にオネジが切られた複合ネジ筒21がねじ込まれ、複合ネジ筒21にハンドル20が固定されている。そして、複合ネジ筒21のメネジ部に調節ネジ22がねじ込まれ、調節ネジ22の先端は溝16に形成されたメネジ孔にねじ込まれている。この場合、ハンドル20を回して複合ネジ筒21を回転させると、複合ネジ筒21は調節ネジ22に押えられていて上下動できないため、複合ネジ筒21のオネジ部に螺合している駆動盤15の方が上下動する。これにより、搬送盤1全体が上下動し、一定高さにある円形カッター2と受台8との間隔が、狭まったり離れたりする。もちろん、円形カッター2の方を上下動可能に構成することとしてもよい。
図示した例では、駆動盤15の周縁部に沿って、一端から他端に向かって徐々に幅広となる表示孔23が形成されていて、ハンドル20を幅広側に回すと円形カッター2と受台8との間隔が拡がり、逆方向に回すとその間隔が狭まることが一見して分かるようになっている。
円形カッター2の刃は、楔形とすることが好ましい。その場合は、刃がイチゴ50を押さえ付けるようにしてカットするので、よりスムーズなカッティングが可能となる。
なお、この構成の場合、調節ネジ22を外すことにより、軸筒12及び駆動盤15と一体となった搬送盤1を、駆動軸4から一体に取り外すことができ、適時取り外して洗浄することにより、清潔に保持することができる。また、後述する別種の搬送盤1aと交換して使用することが可能となる。
へた51を切除したイチゴ50aは、人手により受台8から摘み取ることとしてもよいが、簡易な構成の自動回収手段として、受台8と押えカバー9との間に外方から延びる邪魔板24を配設することが考えられる。へた51を切除されて搬送されてくるイチゴ50aは、この邪魔板24に当たることによって受台8から落とされ、適宜回収箱52に回収される。
邪魔板24は、その一端が、ケース3の上面から延びる突出ベース25に立設された支持柱26によって支持される。邪魔板24は、受台8及び押えカバー9と斜交する方向に向けられてそれらの付け根付近まで延ばされる。また、邪魔板24と受台8との間に、受台8上に残るへたが通り抜けるスペースが確保される。
邪魔板24の先端部には、下り傾斜する傾斜部24aが形成される(図3)。そのようにすることにより、回転してくる押えカバー9が先ずその傾斜部24aの下端部に当たり、更に回転が進むことにより、その接触部が傾斜部24aに沿ってその上方へと移動していく。これにより押えカバー9は、傾斜部24aに沿って反り上げられることにより、次第にイチゴ50aの尻部から離れていく。押えカバー9がイチゴ50aの尻部から完全に離れた状態において邪魔板24が受台8上のイチゴ50aに当たるようにすることにより、イチゴ50aは無理なく受台8から落とされ、へた51だけが受台8上に残る。
また、好ましくは、上記回収手段の下流側に、切除されて受台8上に残ったへた51を受台8から落とす手段が設置される。そのための手段として図示した例では、突出ベース25に掻き落とし部材28が設置されている。掻き落とし部材28は受台8より僅かに上方に位置するように設置され、受台8上のへた51を回収箱53内に掻き落とす。
更に好ましくは、掻き落とし部材28の下流側のイチゴ供給位置に、回転してくる押えカバー9の裏面に摺接して押えカバー9を押し上げ、イチゴ50の供給作業中、受台8との間隔を拡げるためのスロープガイド30が配設される。スロープガイド30はその一端が掻き落とし部材28に隣接して突出ベース25上に固定され、その中間部から先端部が複数の押えカバー9の中間部裏面に当接するように配置される。スロープガイド30は、始端部及び終端部が緩いスロープとなっている(図3、図4参照)。
上記構成の本装置は、供給位置においてイチゴ50を逆さにして受台8上に供給する。その際押えカバー9は、スロープガイド30の作用で上方に押し上げられるため、受台8と押えカバー9との間に十分な間隔が保持される。従って、イチゴ50は押えカバー9に当たることなく受台8上にセットすることができる。スロープガイド30の長さによっては、同時に複数のイチゴ50の供給が可能となる。イチゴ50の供給は人手により、あるいは、機械的に行われる。なお、スロープガイド30の構成を欠くときは、イチゴ50の供給中押えカバー9は、例えば手で持ち上げることになる。
押えカバー9は、スロープガイド30の中間部を過ぎると、その下りスロープに沿って次第に下降していき、その先端から脱したところでイチゴ50の尻部に当接し、該部分を円錐形凹部11内に収めた状態で受台8との間にイチゴ50を挟持する。イチゴ50はその状態のまま円弧状に搬送され、やがて回転カッター2に至って、へた51がカットされる。
へた51をカットされたイチゴ50aはへた51の上に乗ったまま邪魔板24の部分に至り、邪魔板24の傾斜部24aの作用で押えカバー9が上方に逃がされた後に邪魔板24に当たり、受台8上にへた51を残して落とされ、回収箱52に回収される。押えカバー9は、邪魔板24を通過することにより、その弾性で元の状態に戻る。
その後受台8上に残ったへた51は掻き落とし部材28によって掻き落とされ、挟持手段5はイチゴ供給位置に戻る。以上の動作の繰り返しにより、イチゴのへた取り作業を連続的に行うことができる。
次いで、図5乃至図8に示す実施形態について説明する。この実施形態は、へた51を切除されたイチゴ50aを二つ割り加工するためのもので、上記実施形態と異なる主な点は、搬送盤1aの構成、スロープガイド35の形状、及び、円形カッター2の位置である。
この実施形態の搬送盤1aにおける上側挟持部を構成する押えカバー9は、上記のものと同様のものであるが、下側挟持部を構成する受台8aは、押えカバー9を反転させた如きものである。即ち、受台8aは可撓性を有していて、下方に窪む円錐形凹部11を備えたものである。
また、邪魔板34は上記邪魔板24と同じ形状であってもよいが、図示した邪魔板34は、その先端部が上下対称の先細形状となっていて、上側傾斜部34aが押えカバー9の裏面に摺接してこれを徐々に押し上げると同時に、下側傾斜部34bが受台8aの上面に摺接してこれを徐々に押し下げるように作用する。かくして押えカバー9と受台8aの間隔が上下に拡がり、二つ割りされたイチゴ50aは、邪魔板34に当たることにより受台8aから落とされて回収箱52に回収される。
スロープガイド35も、両端が上下対称の先細形状とされている(図8参照)。従って、スロープガイド35の始端(図8において右端)に接した押えカバー9と受台8aは、そのスロープに沿って上下に開かれ、中間部通過時において、イチゴ50aを横にして受台8a上に載置するのに十分広い間隔(スロープガイド35の縦幅に相当する。)が保持される。そして、スロープガイド35の終端に近付くにつれ、押えカバー9と受台8aの間隔が狭まり、やがて、上下方向から適度な押止力を以てイチゴ50aを挟持するに至り、その状態のままスロープガイド35から離れていく。
円形カッター2の刃の高さ位置は、上記のようにしてイチゴ50aを搬送する押えカバー9と受台8aの中間位置とされる。なお、この実施形態においては、掻き落とし部材28は不要となる。
この実施形態の場合、スロープガイド35の中間位置において、受台8a上にへた51を切除したイチゴ50aを横向きに載置する。受台8aと押えカバー9に挟持されて搬送されてくるイチゴ50aは、円形カッター2に当たることによって二つ割り状態にカットされる。二つ割されたイチゴ50bは、受台8aと押えカバー9に挟持されたまま搬送されて邪魔板34部分に至り、受台8aと押えカバー9が邪魔板34の先端部の傾斜部34a、34bによって押し開かれた後、邪魔板34に当たって受け台8aから落とされ、回収箱52に回収される。以後、上記動作を反復する。
この実施形態における搬送盤1aは、上記実施形態における搬送盤1と交換して用いることができる。
この発明をある程度詳細にその最も好ましい実施形態について説明してきたが、この発明の精神と範囲に反することなしに広範に異なる実施形態を構成することができることは明白なので、この発明は添付請求の範囲において限定した以外はその特定の実施形態に制約されるものではない。
本発明の一実施形態を示す斜視図である。 本発明の一実施形態の要部を示す縦断面図である。 本発明の一実施形態の一部を示す斜視図である。 本発明の一実施形態におけるスロープガイドの作用を示す図である。 本発明の他の実施形態を示す斜視図である。 本発明の他の実施形態の要部を示す縦断面図である。 本発明の他の実施形態の一部を示す斜視図である。 本発明の他の実施形態におけるスロープガイドの作用を示す図である。
符号の説明
1、1a 搬送盤
2 円形カッター
3 ケース
4 駆動軸
5 挟持手段
6、7 円板
8、8a 受台
9 押えカバー
10 放射状孔
11 円錐形凹部
12 軸筒
13 上部縮径部
13a 下部縮径部
14 胴部
15 駆動盤
16 溝
17 突部
18 嵌装孔
20 ハンドル
21 複合ネジ筒
22 調節ネジ
23 表示孔
24 邪魔板
24a 傾斜部
25 突出ベース
26 支持柱
28 掻き落とし部材
30 スロープガイド
34 邪魔板
35 スロープガイド
50 イチゴ
50a へたを切除されたイチゴ
50b 二つ割りされたイチゴ
51 へた
52 回収箱

Claims (14)

  1. 上側挟持部と下側挟持部とから成る挟持手段を複数放射状に配した搬送盤と、円弧状に移動してくる前記挟持手段の上下挟持部間に臨んで前記上下挟持部間に挟持されたイチゴ等を水平にカットする円形カッターと、前記カットされたイチゴ等を前記挟持手段から解放落下させる手段と、を備えて成るイチゴ等用カッター。
  2. 前記挟持手段は、へた付きのイチゴ等を逆さにして挟持するものであって、前記上側挟持部が可撓性を有している請求項1に記載のイチゴ等用カッター。
  3. 前記挟持手段は、へたを切除したイチゴ等を横にして挟持するものであって、前記上下双方の挟持部が可撓性を有している請求項1に記載のイチゴ等用カッター。
  4. 請求項2に記載の挟持手段を備えた前記搬送盤と請求項3に記載の挟持手段を備えた前記搬送盤とが選択交換可能である請求項1に記載のイチゴ等用カッター。
  5. 前記挟持手段の下側挟持部に、イチゴ等のへた部分の一部を逃がす透孔が形成されている請求項2に記載のイチゴ等用カッター。
  6. 前記挟持手段の上側挟持部に、イチゴ等の尻部を保持する浅い円錐形凹部が形成されている請求項2に記載のイチゴ等用カッター。
  7. 前記挟持手段の上下双方の挟持部に、イチゴ等の側部を保持する浅い円錐形凹部が形成されている請求項3に記載のイチゴ等用カッター。
  8. 前記円錐形凹部には、放射状スリットが形成されている請求項6又は7に記載のイチゴ等用カッター。
  9. 前記解放落下手段は、外方から前記上下挟持部間に延びる邪魔板であって、前記邪魔板は先端部が下り傾斜していて、前記上側挟持部の裏面が前記傾斜部分に摺接して上方に押し上げられることにより、前記邪魔板による落下動作中前記上側挟持部がイチゴ等から離れることを特徴とする請求項2又は3に記載のイチゴ等用カッター。
  10. 前記解放落下手段の前記搬送盤回転方向下流側に、始端及び終端にスロープを有していて、回転してくる前記上側挟持部の裏面に摺接してこれを上方に逃がして前記上下挟持部間の間隔を拡げるスロープガイドが設置された請求項2に記載のイチゴ等用カッター。
  11. 前記解放落下手段の前記搬送盤回転方向下流側に、始端及び終端の上下部にスロープを有していて、回転してくる前記上下双方の挟持部に摺接してこれを上方並びに下方に逃がして前記上下挟持部間の間隔を拡げるスロープガイドが設置された請求項3に記載のイチゴ等用カッター。
  12. 前記解放落下手段と前記スロープガイドとの間に、切除されて前記下側挟持部上に残るへたを排除するための排除手段が設置された請求項2に記載のイチゴ等用カッター。
  13. 前記下側挟持部と前記円形カッターとの間の間隔調整が可能にされた請求項2に記載のイチゴ等用カッター。
  14. 前記円形カッターの刃は、前記上下挟持部間の中間位置に配置される請求項3に記載のイチゴ等用カッター。
JP2007277653A 2007-10-25 2007-10-25 イチゴ等用カッター Pending JP2009101493A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007277653A JP2009101493A (ja) 2007-10-25 2007-10-25 イチゴ等用カッター

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007277653A JP2009101493A (ja) 2007-10-25 2007-10-25 イチゴ等用カッター

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009101493A true JP2009101493A (ja) 2009-05-14

Family

ID=40703802

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007277653A Pending JP2009101493A (ja) 2007-10-25 2007-10-25 イチゴ等用カッター

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009101493A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020031620A (ja) * 2018-08-27 2020-03-05 株式会社平野製作所 パイナップル切断装置及び方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020031620A (ja) * 2018-08-27 2020-03-05 株式会社平野製作所 パイナップル切断装置及び方法
JP7100235B2 (ja) 2018-08-27 2022-07-13 株式会社平野製作所 パイナップル切断装置及び方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9375858B2 (en) Method and device for removing rinds from a food item
CA1269582A (en) Peeling machine
JP2009532177A (ja) 皮膚組織の処理方法および処理装置
KR101832391B1 (ko) 무 껍질 제거장치
SE502500C2 (sv) Sätt och anordning för avlägsnande av skinnet från en korv
JP2010029103A (ja) 製麺機に於ける切刃ローラ用スクレーパー装置
JP6232278B2 (ja) 玉ねぎ類の葉・根連続切除機
JP6232326B2 (ja) 玉ねぎ類の葉切除機
JP2009101493A (ja) イチゴ等用カッター
JP6132268B2 (ja) 皮剥き装置用保持具、皮剥き装置及び皮剥き方法
JP2013123391A (ja) 結球野菜の芯を除去する方法及び装置
JP2007135570A (ja) 玉葱の自動皮剥装置
CN113194756B (zh) 简化洋葱剥皮的装置
JP4257580B2 (ja) 皮剥き装置
KR100650038B1 (ko) 옥수수 표엽 제거방법 및 장치
JPH0970281A (ja) 棒状野菜の皮むき装置
CN221456020U (zh) 甘蔗削皮切段装置
KR100287023B1 (ko) 채썰이 장치
JP2008136434A (ja) 海老の背腸除去装置
JPH02124080A (ja) 果実類の処理装置
KR20050116788A (ko) 슬라이서
JP3617446B2 (ja) 白髪ねぎ切り器
JPH09313096A (ja) ふぐ皮のとげ取機
JPH0663296U (ja) 食品切断機
JP2563877B2 (ja) ささみ肉の筋腱の切除方法並びに切除装置