JP2009101369A - 抵抗溶接機 - Google Patents

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JP2009101369A
JP2009101369A JP2007273272A JP2007273272A JP2009101369A JP 2009101369 A JP2009101369 A JP 2009101369A JP 2007273272 A JP2007273272 A JP 2007273272A JP 2007273272 A JP2007273272 A JP 2007273272A JP 2009101369 A JP2009101369 A JP 2009101369A
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Katsunori Kurihashi
克典 栗橋
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Tokin Corp
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Abstract


【課題】 電極棒先端の研磨操作が簡便な手段で容易にでき、かつ研磨面と被溶接物との平行が容易に調整可能な抵抗溶接機を提供すること。
【解決手段】 加圧ヘッドから出るシャフト6に固定された固定ブロック3の上下動により、電極棒1が被溶接物7を押し加圧力が得られる。回転ブロック2は固定ブロック3に対し嵌合している回転中心部2aを回転軸として回転し、回転ブロック2に固定された電極棒1の先端面1bが被溶接物と平行でなくても、回転ブロック2を回転させることで電極棒1の先端面1bと被溶接物を平行にすることができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、被溶接物に圧接する電極棒に通電して溶接を行なう抵抗溶接機に関する。
従来の技術は、電極棒が固定されている為、電極棒の研磨で先端が溶接する部品に被溶接物の表面に電極棒を圧接させ、所定の時間通電して溶接を行なうものである。この場合、電極棒が固定されている為、電極棒の研磨で先端が被溶接物に対し傾いた場合でも、目視では判断できず一度溶接して状態を見なければならない。そして、電極棒が片当り(被溶接物に対して斜めに接触)している場合は再研磨と状態確認を行なっている。
また、特許文献1には電極棒の先端を球形状にして被溶接物に対し、一定の接触面を有する様に考えられた技術が開示されているが、電極棒研磨に専用の研磨機構を必要とするものである。
特開平05−177359号公報
電極棒先端の研磨をおこなう際、電極棒を装置に付けた状態で研磨をすると、研磨面が被溶接物と平行になりづらく、溶接品質が安定しない。また、電極棒を装置から取り外して研磨専用機で再研磨をする場合は、保守時間が多くなり作業時間増加となる、その上、再取り付けの時に電極棒に微妙な傾き等が発生する可能性がありこれも溶接品質のバラつきの一因となっている。
また、軽薄短小の製品が多くなり、それに伴い使用される部品の寸法上の制約から溶接範囲も狭くなっており、電極棒の先端径を細くするなどの対応が必要となっている。その為小さい荷重でも電極棒が撓み、電極棒先端の研磨後は研磨面が被溶接物と平行になりづらく、溶接品質が安定しないという問題がある。
従って、本発明の課題は、上述のような溶接品質の問題をなくした電極棒先端の研磨操作が簡便な手段で容易にでき、かつ研磨面と被溶接物との平行が容易に調整可能な抵抗溶接機を提供することにある。
本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、被溶接物の同一面上に一対の電極棒を圧接して溶接する抵抗溶接機において、回転軸と回転制御機構とを備えた回転ブロックと、加圧ヘッドから出るシャフトに固定され前記回転ブロックの回転中心部を保持する固定ブロックと、前記回転ブロックに固定された電極棒とを有することを特徴とする抵抗溶接機である。
本発明の抵抗溶接機であれば、電極棒先端面が常に被溶接物と平行になり、溶接品質が安定する。また、再研磨の必要が無く保守時間を短縮することができる。
以下、本発明の実施の形態を図1〜図2に基づいて説明する。図1は本発明の抵抗溶接機の構成を示す概略図であり、図1(a)は平面図、図1は(b)正面図である。図1において、1は電極棒、1aは電極棒の偏芯部、1bは電極棒偏芯部の先端面、2は回転ブロック、2aは回転ブロックの回転中心部、3は固定ブロック、4は電源ケーブル、5は回転制御機構、6は固定ブロックを取り付けるシャフト、7は被溶接物である。
また、図2は本発明の抵抗溶接機の電極棒先端部を拡大した図である。図2において、1は電極棒、1bは電極棒偏芯部の先端面、7は被溶接物である。
加圧ヘッドから出るシャフト6に固定された固定ブロック3の上下動により、電極棒1が被溶接物7を押し加圧力が得られる。回転ブロック2は固定ブロック3に対し嵌合している回転中心部2aを回転軸として回転し、回転ブロック2に固定された電極棒1の先端面1bが被溶接物7と平行でなくても、回転ブロック2を回転させることで電極棒1の先端面1bと被溶接物7を平行にすることができる。
回転ブロック2が回転する方向は、研磨の往復軌道と同じ方向に設定し、研磨負荷による電極棒1の撓みによる先端面1bの傾きに対応することができる。
電極棒1を回転制御機構5で回転ブロック2を固定させ、電極棒1の偏芯部1aの先端面1bを研磨した後、回転制御機構5を緩める。その後、本発明の機構部全体を下降させ電極棒1の先端面1bと被溶接物7とを接触させる。回転ブロック2が回転し電極棒1の先端面1bと被溶接物7が平行になったところで、回転制御機構5を締め回転ブロック2を固定する。機構部全体を溶接の準備位置まで上げても、電極棒1の先端面1bと被溶接物7は平行のまま保持される。
実施例1の回転ブロックを固定させ研磨した後、回転制御機構を緩める。溶接時、加圧ヘッドを下降させ電極棒1が被溶接物7に接触し圧力が掛かり回転ブロック2が回転することで、電極棒1の先端面1bと被溶接物7が平行になり、一定圧力が掛かった後、溶接が行なわれる。
本発明の抵抗溶接機の構成を示す概略図。 本発明の抵抗溶接機の電極棒先端部を拡大した図。
符号の説明
1 電極棒
1a 電極棒の偏芯部
1b (電極棒偏芯部の)先端面
2 回転ブロック
2a 回転中心部
3 固定ブロック
4 電源ケーブル
5 回転制御機構
6 シャフト
7 被溶接物

Claims (1)

  1. 被溶接物の同一面上に一対の電極棒を圧接して溶接する抵抗溶接機において、回転軸と回転制御機構とを備えた回転ブロックと、加圧ヘッドから出るシャフトに固定され前記回転ブロックの回転中心部を保持する固定ブロックと、前記回転ブロックに固定された電極棒とを有することを特徴とする抵抗溶接機。
JP2007273272A 2007-10-22 2007-10-22 抵抗溶接機 Withdrawn JP2009101369A (ja)

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