JP2009100601A - モータ制御装置とその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 負荷急変によるインダクタンスLqのパラメータ変動の補償を含め、非干渉制御のもとで実現し、制御性能の劣化を抑制した同期モータを駆動するモータ制御装置を提供する。
【解決手段】 誘起電圧ベクトルに基づき、電圧指令ベクトルに加える第1の補償電圧ベクトルを演算する第1の電圧補償器(3)と、検出電流ベクトルと推定電流ベクトルとの電流誤差ベクトルを演算する電流誤差ベクトル演算器(13)と、電流誤差ベクトルと電流指令ベクトルとに基づき、電圧指令ベクトルに加える第2の補償電圧ベクトルを演算する第2の電圧補償器(4)とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、永久磁石形同期モータをインバータで駆動するモータ制御装置とその制御方法に係り、特にモータパラメータの変動やその設定誤差による制御劣化を抑制可能なモータ制御装置及びその制御方法に関する。
従来の同期モータを駆動するモータ制御装置は、モータの数式モデルに基づき電流応答を最適化するよう電流制御を構成している(例えば、特許文献1参照)。
図3において、101は同期モータ、102はインバータ回路部、103はコンデンサ、104は主バッテリ、105はバッテリ電圧検出部、106は速度検出部(検出手段)、107は位相演算部(検出手段)、108はトルク指令処理部、109は電流指令決定部、120は電流制御演算部(d軸及びq軸電流検出手段)、111は2相3相変換部(PWM制御手段)、112は3相2相変換部、113は電流検出部(検出手段)である。120の電流制御演算部は比例ゲインテーブルを有しており、109の電流指令決定部で決定されるd軸及びq軸電流指令値に応じた比例ゲインをテーブルとして予め設定され、制御ゲインテーブルは、モータの抵抗変動とインダクタンス変動を考慮したものとなっている。また、積分ゲインテーブルも有しており、その調整手段は巻線温度に応じてテーブルより検索し、PI制御を適用した電流制御ゲイン設定を行う際に設定されるようになっている。
図4は、ゲインを制御ゲインテーブルから設定する過程を説明したものであり、各電流指令値I1,I2,I3,…ごとに、Kp1,Kp2,Kp3,…で示されるテーブル値を設けている。
このように、従来の同期モータを駆動するモータ制御装置は、モータの抵抗変動とインダクタンス変動を考慮した制御ゲインテーブルを予め準備し、それらモータパラメータの変動時にも安定な電流応答を実現するために、最適な電流制御比例ゲインもしくは積分ゲインを瞬時に設定するのである。
特開2003−70280(第6頁、図1)
従来の同期モータを駆動するモータ制御装置は、フィードバック制御のみで行われるため、温度変動のように比較的緩やかな変化に対する補正には良いが、負荷急変によるインダクタンス変動に対する補正に用いることは難しい。また、パラメータ変動が生じた際のd軸電流の変圧器起電力の影響がq軸電流に影響しないようにする非干渉制御について、記載がない。さらに、ゲインテーブルを使用するので、汎用性がなく用途が限定されるという問題があった。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであり、負荷急変によるインダクタンスLqのパラメータ変動の補償を含め、非干渉制御のもとで実現し、制御性能の劣化を抑制した同期モータを駆動するモータ制御装置を提供することを目的とする。
上記問題を解決するため、本発明は、次のように構成したのである。
請求項1の発明は、永久磁石形同期モータに流れる電流を検出電流ベクトルとして検出する電流検出器と、前記モータへの電流指令ベクトルが一致するように制御して電圧指令ベクトルを得る電流制御器と、前記電圧指令ベクトルに基づき前記モータに電圧を印加するインバータ部と、前記検出電流ベクトルと前記電圧指令ベクトルに基づき前記モータの電流ベクトル及び誘起電圧ベクトルを推定演算する状態推定器とを備えたモータ制御装置において、前記誘起電圧ベクトルに基づき、前記電圧指令ベクトルに加える第1の補償電圧ベクトルを演算する第1の電圧補償器と、前記検出電流ベクトルと前記推定電流ベクトルとの電流誤差ベクトルを演算する電流誤差ベクトル演算器と、前記電流誤差ベクトルと前記電流指令ベクトルとに基づき、前記電圧指令ベクトルに加える第2の補償電圧ベクトルを演算する第2の電圧補償器とを備えたものである。
請求項2の発明は、請求項1記載のモータ制御装置において、前記状態推定器は、

Rs:固定子抵抗、Ld:d軸インダクタンス、Lq:q軸インダクタンス、
ω:回転子電気角速度、φ:誘起電圧定数
によって示される対称行列(A1)、歪み対称行列(A2)、前記電流ベクトルと対称行列(B)、前記電圧指令ベクトル及び前記誘起電圧ベクトルを用いたモータ数式モデルにより、前記電流ベクトルと前記誘起電圧ベクトルを推定するように構成したものである。
請求項3の発明は、請求項1記載のモータ制御装置において、前記第1の電圧補償器は、

に示される対称行列(A3)及び歪み対称行列(A4)を用いた演算式により、前記第1の補償電圧ベクトルuを演算するものである。
請求項4の発明は、請求項1記載のモータ制御装置において、前記第2の電圧補償器は、前記電流誤差ベクトルと前記電流ベクトルのスカラー積を演算するスカラー積演算器と、前記スカラー積の結果がゼロとなるように電圧補正係数を調整する電圧補正係数調整器と、前記電圧補正係数からなる係数行列を前記電流指令ベクトルに乗算する乗算器と、
を備えたものである。
上記問題を解決するため、本発明は、次のようにしたのである。
請求項5に記載の発明は、永久磁石形同期モータに流れる電流を検出電流ベクトルとして検出する電流検出器と、前記モータへの電流指令ベクトルが一致するように制御して電圧指令ベクトルを得る電流制御器と、前記電圧指令ベクトルに基づき前記モータに電圧を印加するインバータ部と、前記検出電流ベクトルと前記電圧指令ベクトルに基づき前記モータの電流ベクトル及び誘起電圧ベクトルを推定演算する状態推定器とを備えたモータ制御装置の制御方法において、前記誘起電圧ベクトルに基づき、前記電圧指令ベクトルに加える第1の補償電圧ベクトルを演算し、前記検出電流ベクトルと前記電流ベクトルとの電流誤差ベクトルを演算し、前記電流誤差ベクトルと前記電流指令ベクトルとに基づき、前記電圧指令ベクトルに加える第2の補償電圧ベクトルを演算するという手順をとったのである。
また、請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の発明において、前記第1の補償電圧ベクトルを演算する処理では、対称行列と歪み対称行列とを用いて演算し、前記第2の補償電圧ベクトルを演算する処理では、前記電流誤差ベクトルと前記電流ベクトルのスカラー積の結果がゼロとなるように電圧補正係数し、前記電圧補正係数からなる係数行列を前記電流指令ベクトルに乗算するという手順をとったのである。
請求項1及び5に記載の発明によると、モータパラメータの変動やその設定誤差による制御劣化を抑制できる安定的なモータ制御を実現できる。
請求項2に記載の発明によると、制御劣化を抑制するために用いるモータの電流ベクトルと誘起電圧ベクトルとを精度よく推定演算できる。
請求項3、4及び6に記載の発明によると、補償電圧ベクトルを精度よく推定演算でき、負荷急変によるインダクタンスLqを含んだパラメータ変動の補償を非干渉制御のもとで実現できる。
以下、本発明の実施の形態について図を参照して説明する。
図1は本発明のモータ制御装置の制御ブロック図である。図において、7は制御対象である永久磁石形モータ、8は電流検出器で、モータ7に流れる電流を検出し、相電流(U,V,W)の検出電流ベクトルiS0を得る。第1のベクトル変換器9は、相電流(U,V,W)の検出電流ベクトルiS0を固定座標系(α−β)の検出電流ベクトルiS1に変換し、第2のベクトル変換器10は、モータ7の位置θを用いて固定座標系(α−β)の検出電流ベクトルiS1を回転座標系(d−q)の検出電流ベクトルiS2に変換する。14は位置検出器で、モータ7の位置θを検出し、15は速度演算器で、位置θを用いて回転子電気角速度(以下、モータ速度と称す)ωを演算する。
1は電流制御器で、電流指令ベクトルi refと検出電流ベクトルiS2が一致するように制御して電圧指令ベクトルuS0 refを得る。2は加算器で電流制御器1が出力する電圧指令ベクトルuS0 refと後述する加算器12の出力ベクトル(u+u)を加算し、補償後の電圧指令ベクトルu refを出力する。
3は第1の電圧補償器で、後述の状態推定器11で演算される誘起電圧ベクトルe^とモータ速度ω、電流指令ベクトルi refとを入力とし、第1の補償電圧ベクトルuを演算する。4は第2の電圧補償器で、後述の電流誤差ベクトル演算器13が出力する電流誤差ベクトルΔi、誘起電圧ベクトルe^と電流指令ベクトルi refとを入力とし、第2の補償電圧ベクトルuを演算する。12は加算器で、第1の補償電圧ベクトルuと第2の補償電圧ベクトルuを加算する。
座標変換器5は、位置θを用いて補償後の電圧指令ベクトルu refを相電圧(U,V,W)の電圧指令ベクトルuS1 refに変換し、6はインバータ部で、相電圧(U,V,W)の電圧指令ベクトルuS1 refに基づきモータ7に電圧を印加して、モータ7を駆動する。
状態推定器11はモータの数式モデルを内蔵し、補償後の電圧指令ベクトルu ref、検出電流ベクトルiS2、及びモータ速度ωを入力とし、電流ベクトルiS2^、誘起電圧ベクトルe^を推定する。13は電流誤差ベクトル演算器で、検出電流ベクトルiS2と電流ベクトルiS2^との電流誤差ベクトルΔiを演算する。
なお、状態推定器11、第1の電圧補償器3及び第2の電圧補償器4の動作については詳細に後述する。
本発明が従来技術と異なる部分は、状態推定器11、第1の電圧補償器3、第2の電圧補償器4、電流誤差ベクトル演算器13を備えた部分である。
まず、本発明の動作原理について説明し、その後、図1、図2を用いて具体的動作について説明していく。
(3)式はモータ7の電圧・電流方程式で、モータの回転子の磁極方向をd軸、それに直交する方向をq軸とした、d−q回転座標系で示したものであり、(4)式は(3)式を変形したものである。

Rs:固定子抵抗、Ld:d軸インダクタンス、Lq:q軸インダクタンス、
ω:モータ速度、φ:誘起電圧定数

(4)式は、電流制御における制御ゲインに関し、d軸電流idにおいては、(4)式右辺第1項にあらわれるモータ時定数(Ld/Rs)、q軸電流iqにおいては、モータ時定数(Lq/Rs)を考慮して設定すると良いことを示唆している。
なお、右辺第3項はd軸変圧器起電力がq軸に干渉し、q軸変圧器起電力がd軸に干渉する外乱要素であるので、これら外乱要素をフィードバック制御である電流制御でなく、前向き補償で制御することを考えるのである。
ここで、上記(4)式を(5)式に表現を改め、さらに(6)式へと変形を進める。


(6)式の右辺第1項、第2項で表れるモータパラメータは、d軸インダクタンスLd及び抵抗値Rsである。d軸インダクタンスLdにおける変動は磁石の磁気飽和、抵抗値Rsにおける変動は温度変化によるもので、その変動は緩やかである。よって、電流制御ゲインはモータ時定数(Ld/Rs)のみを考慮し、他のパラメータ設定値は運転中に変更の必要はないとする。
一方、(6)式の右辺第3項、第4項にはモータパラメータには、q軸インダクタンスLqが表れる。q軸インダクタンスLqは負荷急変によるパラメータ変動に対する補正が要求される。よって、(6)式の右辺第3項、第4項に相当する量は、電圧指令ベクトルへの補正量として前向き補償して非干渉化を実現し、電流制御の安定化をはかるようにする。
次に、図1に示した制御ブロック図の動作を説明する。
状態推定器11は、モータの数式モデルを内蔵しているが、この数式モデルは、(5)式を変形した(7)式を基に構成されている。この(7)式に、補償後の電圧指令ベクトルu ref、検出電流ベクトルiS2、モータ速度ωを入力し、電流ベクトルiS2^、誘起電圧ベクトルe^を出力する。

なお、フィードバックゲイン行列Lの各成分は、状態推定器111の極配置において、その固有角周波数はモータ時定数Ld/Rsの5〜10倍程度に設計されている。
第1の電圧補償器3は、誘起電圧ベクトルe^とモータ速度ω、電流指令ベクトルi refとを入力とし、(8)式を用い、第1の補償電圧ベクトルuを演算する。
この第1の補償電圧ベクトルuは、(6)式の右辺第3項、第4項に相当する量で、電圧指令ベクトルへの補正量として前向き補償して非干渉化することに対応するものである。

第2の電圧補償器4は、電流誤差ベクトルΔi、誘起電圧ベクトルe^と電流指令ベクトルi refとを入力とし、下記動作で第2の補償電圧ベクトルuを演算する。
この第2の補償電圧ベクトルuは、第1の補償電圧ベクトルuの演算時に使用する、つまり上記(8)式に表れるパラメータ行列A3とA4に含まれるパラメータ(Rs、Lq)の変動で生じる電圧を補償するものである。
まず、第2の補償電圧ベクトルuを用いた補償アルゴリズムについて説明する。
モータ7の電圧・電流方程式である(6)式を簡単のため、(9)式と置く。

さらに、状態推定器11の構成を示した(7)式を(10)式のように置く。


(9)、(10)式より、電流誤差ベクトル演算器13で演算される電流誤差ベクトルΔi=iS2−iS2^は、(11)式で示される。
ここで、d軸インダクタンスLdは変化しないとし、*は設定定数を、無いものは実際の定数を示している。
また、電流誤差ベクトルΔiと電流ベクトルiS2^のスカラー積は、(12)式で示される。
(12)式において、誘起電圧ベクトルeと電流ベクトルiS2^は、ほぼ直交するので両者のスカラー積はゼロとなり、(12)式は(13)式に変形できる。
ここで、パラメータ行列の誤差(A−A*)は、
と表せるので、電流誤差ベクトルΔiと電流ベクトルiS2^のスカラー積は、低速時にはΔA1、高速時にはΔA2の影響が大きいことがわかる。
次に、第2の電圧補償器4の動作について、図2を用いて説明する。図2は第2の電圧補償器4の制御ブロック図である。図において、入力された電流ベクトルiS2^と電流誤差ベクトルΔiは、それぞれベクトル分解器25,26により分解された後、スカラー積演算器21により、両者のスカラー積を演算する。電圧補償係数調整器22は積分要素を含む補償器であり、スカラー積演算器21で演算したスカラー積がゼロになるように制御して補正係数Kδを出力する。
電圧補正係数行列演算器23は、電圧補償係数調整器22が演算した補正係数Kδと入力されたモータ速度ωを用い、電圧補正係数行列Kを
として出力する。ベクトル乗算器24は、入力された電流指令ベクトルi refと電圧補正係数23の出力である電圧補正係数行列Kを乗算し、第2の補償電圧ベクトルuを演算して出力する。
なお、電圧補正係数行列Kの成分である係数Kδ1、Kδ2は、モータ速度ωに応じて決定される重み関数hを用いた(16)式で表される。
ここで、重み関数hは、モータ速度ωがゼロの状態で1に設定され、速度上昇とともにゼロへと向かって減少するが、モータ速度ωが定格速度の半分程度でゼロとなるように設定されると良い。なお、この重み関数hは、(13)式で示したパラメータ行列の誤差(A−A*)の成分のうち、ΔA1は低速時での影響が大きく、ΔA2は高速時での影響が大きいということに対応している。
このように、直接的な制御ゲインの変更を不要とし、負荷急変によるパラメータ変動に対して第1の補償電圧ベクトルuと第2の補償電圧ベクトルuを演算して電圧指令ベクトルに前向き補償しているので、電流制御における非干渉化と電流制御の安定化が実現でき、制御性能の劣化を抑制することができる。
本発明の第1実施例を示す制御ブロック図 本発明の第2の電圧補償器4のブロック図 従来のモータ制御装置における制御ブロック図 従来の電流制御器を説明する図
符号の説明
1 電流制御器
2、12 加算器
3 第1の電圧補償器
4 第2の電圧補償器
5、9、10 座標変換器
6 インバータ部
7、101 永久磁石形同期モータ
8 電流検出器
11 状態推定器
13 電流誤差ベクトル演算器
14 位置検出器
15 速度演算器
21 スカラー積演算器
22 電圧補償係数調整器
23 電圧補正係数行列演算器
24 ベクトル乗算器
25、26 ベクトル分解器
102 インバータ回路部
103 コンデンサ
104 主バッテリ
105 バッテリ電圧検出部
106 速度検出部(検出手段)
107 位相演算部(検出手段)
108 トルク指令処理部
109 電流指令決定部
111 2相3相変換部(PWM制御手段)
112 3相2相変換部
113 電流検出部(検出手段)
120 電流制御演算部(d軸及びq軸電流検出手段)
121 制御ゲインテーブル

Claims (6)

  1. 永久磁石形同期モータに流れる電流を検出電流ベクトルとして検出する電流検出器と、前記モータへの電流指令ベクトルが一致するように制御して電圧指令ベクトルを得る電流制御器と、前記電圧指令ベクトルに基づき前記モータに電圧を印加するインバータ部と、前記検出電流ベクトルと前記電圧指令ベクトルに基づき前記モータの電流ベクトル及び誘起電圧ベクトルを推定演算する状態推定器とを備えたモータ制御装置において、
    前記誘起電圧ベクトルに基づき、前記電圧指令ベクトルに加える第1の補償電圧ベクトルを演算する第1の電圧補償器と、
    前記検出電流ベクトルと前記電流ベクトルとの電流誤差ベクトルを演算する電流誤差ベクトル演算器と、
    前記電流誤差ベクトルと前記電流指令ベクトルとに基づき、前記電圧指令ベクトルに加える第2の補償電圧ベクトルを演算する第2の電圧補償器とを備えたことを特徴とするモータ制御装置。
  2. 前記状態推定器は、


    Rs:固定子抵抗、Ld:d軸インダクタンス、Lq:q軸インダクタンス、
    ω:回転子電気角速度、φ:誘起電圧定数
    によって示される対称行列(A1)、歪み対称行列(A2)、前記電流ベクトル、対称行列(B)、前記電圧指令ベクトル及び前記誘起電圧ベクトルを用いたモータ数式モデルにより、前記電流ベクトルと前記誘起電圧ベクトルを推定するように構成したことを特徴とする請求項1記載のモータ制御装置。
  3. 前記第1の電圧補償器は、

    に示される対称行列(A3)及び歪み対称行列(A4)を用いた演算式により、前記第1の補償電圧ベクトルuを演算することを特徴とする請求項1記載のモータ制御装置。
  4. 前記第2の電圧補償器は、前記電流誤差ベクトルと前記電流ベクトルのスカラー積を演算するスカラー積演算器と、
    前記スカラー積の結果がゼロとなるように電圧補正係数を調整する電圧補正係数調整器と、
    前記電圧補正係数からなる係数行列を前記電流指令ベクトルに乗算する乗算器と、
    を備えたことを特徴とする請求項1記載のモータ制御装置。
  5. 永久磁石形同期モータに流れる電流を検出電流ベクトルとして検出する電流検出器と、前記モータへの電流指令ベクトルが一致するように制御して電圧指令ベクトルを得る電流制御器と、前記電圧指令ベクトルに基づき前記モータに電圧を印加するインバータ部と、前記検出電流ベクトルと前記電圧指令ベクトルに基づき前記モータの電流ベクトル及び誘起電圧ベクトルを推定演算する状態推定器とを備えたモータ制御装置の制御方法において、
    前記誘起電圧ベクトルに基づき、前記電圧指令ベクトルに加える第1の補償電圧ベクトルを演算し、
    前記検出電流ベクトルと前記電流ベクトルとの電流誤差ベクトルを演算し、
    前記電流誤差ベクトルと前記電流指令ベクトルとに基づき、前記電圧指令ベクトルに加える第2の補償電圧ベクトルを演算するという手順で電圧補償することを特徴とするモータ制御装置の制御方法。
  6. 前記第1の補償電圧ベクトルを演算する処理では、対称行列と歪み対称行列とを用いて演算し、
    前記第2の補償電圧ベクトルを演算する処理では、前記電流誤差ベクトルと前記電流ベクトルのスカラー積の結果がゼロとなるように電圧補正係数し、前記電圧補正係数からなる係数行列を前記電流指令ベクトルに乗算するという手順で処理することを特徴とする請求項5記載のモータ制御装置の制御方法。
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