JP2009099075A - 広告配信システム、クリックコントロール装置 - Google Patents

広告配信システム、クリックコントロール装置 Download PDF

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Abstract

【課題】フリークエンシーコントロールではなく、クリックコントロールが可能な広告配信システムなどを提供する。
【解決手段】広告コンテンツを表示可能なWebページ(アフィリエイターサイト)を送信するWebサーバ40と、Webサーバ40からWebページ(アフィリエイターサイト)を受信する携帯電話60と、がインターネット80を介して接続されたクリック保証型の広告配信システムA。広告ID(ad_id)と固体識別番号(t_id)とが対応付可能に記憶され、固体識別番号(t_id)を受信した場合に、この受信した固体識別番号(t_id)と記憶されている固体識別番号(t_id)および広告ID(ad_id)とに基づいてクリックコントロール値(cc_value)を生成し、生成されたクリックコントロール値(cc_value)をWebページ(アフィリエイターサイト)に記述する。
【選択図】図1

Description

本発明は、広告配信システムに関し、特に、クリック保証型の広告配信システムに関する。
従来、同じバナー広告を何度も見ることによってユーザがその広告をクリックする率は確実に低下していくとの考え方に基づき、1人のユーザに対する同一広告の掲出頻度(いわゆる「フリークエンシー」)の上限を設定してリーチ(広告が配信されたユニークユーザの数)の拡大を図るという広告配信システムが提案された。
この広告配信システムは、バナー広告配信数に基づいて課金される露出型の広告配信システムであり、これによると、広告主は、同じ広告予算内でより多くのユーザに向けた広告配信が可能とされる(特許文献1、非特許文献1、非特許文献2参照)。
米国特許第5948061号明細書 ″日本市場にリーチ型商品をいち早く導入より効果的な広告配信を可能に″、[online]、1999年10月5日、ダブルクリック株式会社、[平成19年8月14日検索]、インターネット<URL:http://www.doubleclick.ne.jp/company/press/1999/19991005.html> ″ダブルクリックの広告配信ネットワークにおけるユニークユーザー数が月間一千万人を突破″、[online]、2001年2月1日、ダブルクリック株式会社、[平成19年8月14日検索]、インターネット<URL:http://www.doubleclick.ne.jp/company/press/2001/20010201.html>
しかしながら、近年は、「広告配信数」に基づいて課金がなされる上記露出型の広告配信システムよりも、「クリック数」に基づいて課金がなされるクリック保証型の広告配信システムの方が広く実施されている。
したがって、今後は、1人のユーザに対する同一広告の「掲出頻度(フリークエンシー)」ではなく、1人のユーザの同一広告に対する「クリック」の方をコントロールしていく必要がある。
そこで、本発明は、フリークエンシーコントロールではなく、クリックコントロールが可能な広告配信システムおよびクリックコントロール装置を提供することを目的とする。
本発明によれば、上記課題は、次の手段により解決される。
[広告配信システム]
本発明は、広告コンテンツを表示可能なWebページを送信する媒体送信装置と、前記媒体送信装置からWebページを受信するクライアント装置と、がネットワークを介して接続されたクリック保証型の広告配信システムにおいて、前記広告コンテンツを識別できる広告コンテンツ識別可能値と前記広告コンテンツがクリックされたクライアント装置を識別できるクライアント装置識別可能値とが対応付可能に記憶された記憶手段、および前記クライアント装置識別可能値を受信した場合に、この受信したクライアント装置識別可能値と前記記憶手段に記憶されているクライアント装置識別可能値および広告コンテンツ識別可能値とに基づいてクリックコントロール値を生成するクリックコントロール値生成手段を具備するクリックコントロール装置と、前記クリックコントロール装置で生成されたクリックコントロール値をWebページに記述する媒体記述装置と、を備えたことを特徴とする広告配信システムである。
[クリックコントロール装置]
また、本発明は、Webページに表示可能な広告コンテンツを識別できる広告コンテンツ識別可能値と、前記広告コンテンツがクリックされたクライアント装置を識別できるクライアント装置識別可能値と、が対応付可能に記憶された記憶手段と、前記クライアント装置識別可能値を受信した場合に、この受信したクライアント装置識別可能値と前記記憶手段に記憶されているクライアント装置識別可能値および広告コンテンツ識別可能値とに基づいてクリックコントロール値を生成するクリックコントロール値生成手段と、を具備したことを特徴とするクリックコントロール装置である。
上記した従来の「フリークエンシーコントロール」によると、1人のユーザに対する同一広告の「掲出頻度(フリークエンシー)」の上限が設定される。
このため、掲出頻度(フリークエンシー)が低く設定された場合には、これまでに1度もクリックしていなかったが、あと1回掲出していればクリックしたであろうユーザによるクリックが失われる(「価値あるクリックの喪失」)。
他方で、掲出頻度(フリークエンシー)が高く設定された場合には、これまでに1度クリックしたことがあるが、あと1回掲出していなければ2度目のクリックはしなかったであろうユーザによるクリックが生じる(「価値なきクリックの混入」)。
しかしながら、本発明によれば、クリック保証型の広告配信システムにおいて、クリックコントロール値が生成され提供される。このクリックコントロール値は、特定の広告コンテンツが特定のクライアント装置においていままでに「クリック」されているか否かに応じた値であり、このクリックコントロール値を用いれば、特定のクライアント装置による特定の広告コンテンツに対する「クリック」をコントロール(クリックコントロール)することが可能となる。このため、本発明によれば、特定の広告コンテンツが特定のクライアント装置においていままでに「クリック」されているか否かに応じて、特定の広告コンテンツにつき、特定のクライアント装置に対して、クリック機会を付与したり付与しなかったり、また、クリック意欲を高めたり低めたりすることが可能となる。
よって、本発明によれば、上記従来の「フリークエンシーコントロール」とは異なり、「価値あるクリックの獲得」を図ることができる一方で、「価値なきクリックの排除」を図ることができる。
上記した本発明に係る広告配信システムは、特に、ユニーククリック保証型であることが望ましく、また、上記した本発明に係るクリックコントロール装置は、特に、ユニーククリック保証型の広告配信システムに備えられることが望ましい。
ユニーククリックとは、特定の広告コンテンツをこれまで1度もクリックしたことがないクライアント装置において、その特定の広告コンテンツがクリックされることをいう。このユニーククリックに基づいて課金されるユニーククリック保証型の広告配信システムにおいては、これまでに1度もクリックしていなかったが、あと1回掲出していればクリックしたであろうユーザによるクリックに大きな価値が認められる一方で、これまでに1度クリックしたことがあるが、あと1回掲出していなければ2度目のクリックはしなかったであろうユーザによるクリックにはまったく価値が認められない。
これを本発明についてみると、本発明によれば、上記した「クリックコントロール」によって、これまでに1度もクリックしていなかったが、あと1回掲出していればクリックしたであろうユーザに対して、クリック機会を付与したりクリック意欲を高めたりする処理を行うことができる。他方で、これまでに1度クリックしたことがあるが、あと1回掲出していなければ2度目のクリックはしなかったであろうユーザに対して、クリック機会を付与しなかったりクリック意欲を低めたりする処理を行うことができる。
したがって、本発明は、クリック保証型の広告配信システムのなかでも、「価値あるクリックの獲得」と「価値なきクリックの排除」の要請が強いユニーククリック保証型の広告配信システムに適用することが、特に望ましい。
なお、本発明における「クリック」は、広告コンテンツが選択処理されるすべての形態を意味し、広告コンテンツとマウスのカーソルとが重ねられた際にマウスの左ボタンが押されるという形態に限られない。
本発明によれば、フリークエンシーコントロールではなく、クリックコントロールが可能な広告配信システムおよびクリックコントロール装置を提供することができる。
本発明の実施形態に係るクリック保証型の広告配信システムについて説明する。
本発明の実施形態に係るクリック保証型の広告配信システムは、クリックコントロール装置と媒体記述装置とを備えている。以下では、まず、クリック保証型の広告配信システムの概要について説明し、次いで、クリックコントロール装置と媒体記述装置とについて説明する。
[クリック保証型の広告配信システムの概要]
クリック保証型の広告配信システムにおいては、次の(1)〜(4)の装置がネットワークを介して接続される。
(1)媒体送信装置
媒体送信装置は、広告コンテンツを記述可能なWebページ(アフィリエイターサイトやポイントサイトなど)を送信する装置である。広告コンテンツは、広告主の商品・サービスなどを広告するデータである。
(2)クライアント装置
クライアント装置は、媒体送信装置からWebページ(アフィリエイターサイトやポイントサイトなど)を受信する装置である。
(3)広告主装置
広告主装置は、広告主のWebページ(広告主サイト)が記憶された装置である。広告主のWebページ(広告主サイト)には、広告主の商品・サービスなどを示すデータが記述されている。
(4)費用報酬管理装置
費用報酬管理装置は、クライアント装置上で広告コンテンツがクリックされた場合における広告費や報酬(例えば、アフィリエイトシステムにおける報酬やポイントシステムにおけるポイントなど。)を管理する装置である。
このクリック保証型の広告配信システムは、次のように動作する。
まず、広告コンテンツを記述されたWebページ(または広告コンテンツを記述可能なWebページ)が、媒体送信装置からクライアント装置に対して送信され、クライアント装置上で閲覧される。
クライアント装置上でWebページ中の広告コンテンツがクリックされると、クライアント装置が広告主装置へリダイレクトされ、商品・サービス(広告コンテンツにより広告されていたもの。)を示すデータが記述された広告主のWebページ(広告主サイト)がクライアント装置上で閲覧される。
上記クリックが所定の条件を満たしている場合は、費用報酬管理装置において、広告主に対して広告費を課金する処理、およびWebページ(アフィリエイターサイトなど)の運営者や広告コンテンツの閲覧者などに報酬を支払う処理が行なわれる。
[クリックコントロール装置、媒体記述装置]
次に、クリックコントロール装置と媒体記述装置とについて説明する。本発明の実施形態は、上記したクリック保証型の広告配信システムにおいて、次の(5)クリックコントロール装置と(6)媒体記述装置とを備える広告配信システムである。
(5)クリックコントロール装置
クリックコントロール装置は、(a)記憶手段、(b)クリックコントロール値生成手段、(c)クリック判定手段、および(d)リダイレクト手段を具備する装置である。
(a)記憶手段
記憶手段は、広告コンテンツを識別できる広告コンテンツ識別可能値と広告コンテンツがクリックされたクライアント装置を識別できるクライアント装置識別可能値とが対応付可能に記憶された手段である。
(b)クリックコントロール値生成手段
クリックコントロール値生成手段は、クライアント装置識別可能値を受信した場合に、この受信したクライアント装置識別可能値と記憶手段に記憶されているクライアント装置識別可能値および広告コンテンツ識別可能値とに基づいてクリックコントロール値を生成する手段である。
(c)クリック判定手段
クリック判定手段は、クライアント装置によって広告コンテンツ(クライアント装置が閲覧するWebページに記述されている。)がクリックされた場合に、このクリックが所定の条件を満たしているか否かを判定する手段である。
(d)リダイレクト手段
リダイレクト手段は、クライアント装置を広告主装置へリダイレクトさせる手段である。
(6)媒体記述装置
媒体記述装置は、クリックコントロール装置で生成されたクリックコントロール値を、媒体送信装置から送信されるWebページ(アフィリエイターサイトやポイントサイトなど)、または媒体送信装置から送信されたWebページ(アフィリエイターサイトやポイントサイトなど)に記述する装置である。
本発明の実施形態は、上記したクリック保証型の広告配信システムにおいて、上記したクリックコントロール装置と媒体記述装置とを備えることにより、媒体送信装置から送信されるWebページ(または媒体送信装置から送信されたWebページ)にクリックコントロール値が記述されるようにしたものである。
クリックコントロール値は、特定の広告コンテンツが特定のクライアント装置においていままでに「クリック」されているか否かに応じた値として構成され、特定のクライアント装置に対して、特定の広告コンテンツがいままでに「クリック」されているか否かに応じた処理を可能とするものである。
本発明の実施形態は、このクリックコントロール値を用いて、特定のクライアント装置に対し、特定の広告コンテンツについてのクリック機会を付与したり付与しなかったり、また、特定の広告コンテンツについてのクリック意欲を高めたり低めたりする。
このようにして、本発明の実施形態は、クリック保証型の広告配信システムにおいて、特定のクライアント装置による特定の広告コンテンツについての「クリック」をコントロール(クリックコントロール)し、「価値あるクリックの獲得」と「価値なきクリックの排除」とを図る。
以下では、本発明の実施形態に係る広告配信システムをさらに具体化させた第1〜4実施形態に係る広告配信システムA〜Dについて説明する。
[第1実施形態に係る広告配信システムA]
図1は、第1実施形態に係る広告配信システムAの概略構成図である。
図1に示すように、第1実施形態に係る広告配信システムAは、クリックコントロールサーバ10と、広告代理サーバ20と、アフィリエイター端末30と、Webサーバ40と、基地局50と、携帯電話60と、広告主サーバ70と、がインターネット80を介して接続された広告配信システムである。携帯電話60は、基地局50を介してインターネット80上の装置と通信を行う。
第1実施形態に係る広告配信システムAは、ユニーククリック保証型のアフィリエイトシステムとして構成されており、概略、次のように動作する。
・広告主の商品・サービスを広告する広告コンテンツが、アフィリエイターサイト、すなわち、Webサーバ40から携帯電話60に対して送信されるWebページ(または送信されたWebページ)に記述され、携帯電話60上で閲覧される。
・広告コンテンツが携帯電話60上でクリックされた場合、広告主サイト、すなわち、広告主の商品・サービスを示すデータを記述されたWebページが、広告主サーバ70から携帯電話60に送信され、携帯電話60上で閲覧される。
・クリックされた広告コンテンツが、その携帯電話60によって今まで一度もクリックされたことがなかった場合、広告代理サーバ20などにより、広告主に広告費を課金する処理と、Webページ(アフィリエイターサイト)を運営するアフィリエイターに対して報酬を支払う処理とが、実行される。
(第1実施形態に係る広告配信システムAの第1構成例a1)
図2は、第1実施形態に係る広告配信システムAの第1構成例a1を説明する図である。
この第1実施形態に係る広告配信システムAの第1構成例a1においては、インターネット80を介して接続された各装置が、次の装置としてそれぞれ構成される。
・Webサーバ40:(1)媒体送信装置、(6)媒体記述装置
・携帯電話60 :(2)クライアント装置
・広告主サーバ70:(3)広告主装置
・広告代理サーバ20:(4)費用報酬管理装置、リダイレクト中継装置
・クリックコントロールサーバ10:(5)クリックコントロール装置
以下、図2を参照しつつ、第1実施形態に係る広告配信システムAの第1構成例a1を説明する。
(ステップa1−1)
まず、アフィリエイター端末30が、Webサーバ40に対して、クリックコントロールサーバ10のアドレス(ccs_address)と広告代理サーバ識別ID(aas_id)とアフィリエイターサイトID(ps_id)とが記述されたファイルを送信する(ステップa1−1)。
広告代理サーバ識別ID(aas_id)とは、広告代理サーバを識別できる値であり、アフィリエイターサイトID(ps_id)とは、Webページ(アフィリエイターサイト)を識別できる値である。
(ステップa1−2)
次に、携帯電話60が、Webサーバ40に対して、リクエストを送信する(ステップa1−2)。このリクエストに際しては、携帯電話60の固体識別番号(t_id)が、携帯電話60からWebサーバ40に対して送信される。
(ステップa1−3)
次に、Webサーバ40が、クリックコントロールサーバ10に対して、リクエストを送信する(ステップa1−3)。
このリクエストは、アフィリエイター端末30から受信したファイルに記述されているクリックコントロールサーバ10のアドレス(ccs_address)に基づいて送信される。
このリクエストに際しては、携帯電話60から受信した固体識別番号(t_id)とアフィリエイター端末30から受信したファイルに記述されている広告代理サーバ識別ID(aas_id)とが、Webサーバ40からクリックコントロールサーバ10に対して送信される。
(ステップa1−4:クリックコントロール値生成処理)
次に、クリックコントロールサーバ10が、クリックコントロール値生成処理を実行する(ステップa1−4)。
クリックコントロールサーバ10は、広告ID(ad_id)と固体識別番号(t_id)とが対応付可能に記憶されたユニーククリック管理テーブルを具備している。
クリックコントロール値生成処理は、このユニーククリック管理テーブルと、Webサーバ40から受信した固体識別番号(t_id)と、を用いて実行される。
具体的に説明すると、クリックコントロールサーバ10は、まず、Webサーバ40から受信した固体識別番号(t_id)に対応付けられていない広告ID(ad_id)が、ユニーククリック管理テーブルに記憶されているか否かを判定する。
そして、クリックコントロールサーバ10は、対応付けられていない広告ID(ad_id)がユニーククリック管理テーブルに記憶されていると判定した場合には、その対応付けられていない広告ID(ad_id)とこの広告ID(ad_id)により識別される広告コンテンツとをクリックコントロール値(cc_value)とする。
他方、クリックコントロールサーバ10は、対応付けられていない広告ID(ad_id)がユニーククリック管理テーブルに記憶されていないと判定した場合には、NULL値をクリックコントロール値(cc_value)とする。
(ステップa1−5)
次に、クリックコントロールサーバ10が、Webサーバ40に対して、クリックコントロール値(cc_value)と広告代理サーバ20のアドレス(aas_address)とを送信する(ステップa1−5)。
クリックコントロールサーバ10は、広告代理サーバ識別ID(aas_id)と広告代理サーバのアドレス(aas_address)とが対応付けて記憶されたサーバ管理テーブルを具備している。
クリックコントロールサーバ10は、このサーバ管理テーブルから、Webサーバ40から受信した広告代理サーバ識別ID(aas_id)に対応付けられている広告代理サーバ20のアドレス(aas_address)を取得し、クリックコントロール値(cc_value)とともに、Webサーバ40に対して送信する。
(ステップa1−6)
次に、Webサーバ40が、アフィリエイター端末30から受信したファイルを用いてWebページ(アフィリエイターサイト)を動的に生成し、携帯電話60に対して送信する(ステップa1−6)。
Webサーバ40は、この生成に際して、クリックコントロールサーバ10から受信した広告代理サーバ20のアドレス(aas_address)およびクリックコントロール値(cc_value)と、アフィリエイター端末30から受信したファイルに記述されているアフィリエイターサイトID(ps_id)と、をWebページ(アフィリエイターサイト)に記述する。
以上の処理により、携帯電話60上で閲覧されるWebページ(アフィリエイターサイト)には、広告代理サーバ20のアドレス(aas_address)、クリックコントロール値(cc_value)、およびアフィリエイターサイトID(ps_id)が記述されていることになる。
なお、この第1構成例a1においては、広告ID(ad_id)と広告コンテンツとがクリックコントロール値(cc_value)としてWebページ(アフィリエイターサイト)に記述されている場合と、NULL値がクリックコントロール値(cc_value)としてWebページ(アフィリエイターサイト)に記述されている場合とがあるが、以下では、広告ID(ad_id)と広告コンテンツとがクリックコントロール値(cc_value)としてWebページ(アフィリエイターサイト)に記述されているとして、説明を続ける。
(ステップa1−7)
次に、携帯電話60が、広告代理サーバ20に対して、リクエストを送信する(ステップa1−7)。
このリクエストは、Webページ(アフィリエイターサイト)に記述されている広告コンテンツが携帯電話60上でクリックされた場合に、Webページ(アフィリエイターサイト)に記述されている広告代理サーバ20のアドレス(aas_address)に基づいて送信される。
このリクエストに際しては、Webページ(アフィリエイターサイト)に記述されている広告ID(ad_id)とアフィリエイターサイトID(ps_id)とが、携帯電話60から広告代理サーバ20に対して送信される。
(ステップa1−8)
次に、広告代理サーバ20が、携帯電話60に対して、クリックコントロールサーバ10のアドレス(ccs_address)とアフィリエイトセッションID(a_session_id)と広告代理サーバ識別ID(aas_id)と携帯電話60から受信した広告ID(ad_id)とを送信する(ステップa1−8)。
アフィリエイトセッションID(a_session_id)は、携帯電話60から受信した広告ID(ad_id)とアフィリエイターサイトID(ps_id)とを一意に特定する値であり、携帯電話60からリクエストを受信した場合に、広告代理サーバ20において生成される。
生成されたアフィリエイトセッションID(a_session_id)と携帯電話60から受信した広告ID(ad_id)とアフィリエイターサイトID(ps_id)とは、広告代理サーバ20の記憶手段に対応付けて記憶される。
なお、クリックコントロールサーバ10のアドレス(ccs_address)と広告代理サーバ識別ID(aas_id)とは、広告代理サーバ20の記憶手段にあらかじめ記憶されている。
(ステップa1−9)
次に、携帯電話60が、クリックコントロールサーバ10に対して、リクエストを送信する(ステップa1−9)。
このリクエストは、広告代理サーバ20から受信したクリックコントロールサーバ10のアドレス(ccs_address)に基づいて送信される。
このリクエストに際しては、広告代理サーバ20から受信したアフィリエイトセッションID(a_session_id)、広告代理サーバ識別ID(aas_id)、および広告ID(ad_id)と、携帯電話60の固体識別番号(t_id)と、が携帯電話60からクリックコントロールサーバ10に対して送信される。
(ステップa1−10:ユニーククリック判定処理)
次に、クリックコントロールサーバ10が、ユニーククリック判定処理を実行する(a1−10)。
このユニーククリック判定処理は、携帯電話60上でのクリックがユニーククリックであったのか否か、すなわち、携帯電話60から受信した広告ID(ad_id)により識別される広告コンテンツが、携帯電話60(携帯電話60から受信した固体識別番号(t_id)によって識別される。)によって初めてクリックされたのか否かを判定する処理である。
具体的に説明すると、クリックコントロールサーバ10は、まず、携帯電話60から受信した固体識別番号(t_id)と広告ID(ad_id)とが上記したユニーククリック管理テーブルにおいて対応付けて記憶されているか否かを判定する。
そして、クリックコントロールサーバ10は、対応付けて記憶されていないと判定した場合、上記したユニーククリック管理テーブルに固体識別番号(t_id)と広告ID(ad_id)とを対応付けて記憶した上で、ユニーククリック値(uc_value)に「1」を格納する。
他方、クリックコントロールサーバ10は、対応付けて記憶されていると判定した場合、上記したユニーククリック管理テーブルに固体識別番号(t_id)と広告ID(ad_id)とを対応付けて記憶することなく、ユニーククリック値(uc_value)に「0」を格納する。
なお、ユニーククリック値(uc_value)とは、クリックコントロールサーバ10の記憶手段上に領域を確保される変数であり、「1」がユニーククリックを示し、「0」が非ユニーククリックを示す。
(ステップa1−11)
次に、クリックコントロールサーバ10が、広告代理サーバ20に対して、ユニーククリック値(uc_value)とアフィリエイトセッションID(a_session_id)とを送信する(ステップa1−11)。
クリックコントロールサーバ10は、上記したサーバ管理テーブルから、携帯電話60から受信した広告代理サーバ識別ID(aas_id)に対応付けられている広告代理サーバ20のアドレス(aas_address)を取得し、この取得した広告代理サーバ20のアドレス(aas_address)に基づいて、ユニーククリック値(uc_value)とアフィリエイトセッションID(a_session_id)とを広告代理サーバ20に対して送信する。
広告代理サーバ20は、クリックコントロールサーバ10からユニーククリック値(uc_value)とアフィリエイトセッションID(a_session_id)とを受信した場合、ユニーククリック値(uc_value)が「1」であるのか「0」であるのかを判定する。
そして、広告代理サーバ20は、ユニーククリック値(uc_value)が「1」であれば、広告主に広告費を課金する処理と、Webページ(アフィリエイターサイト)を運営するアフィリエイターに報酬を支払う処理と、を実行する。
なお、広告代理サーバ20は、広告費を課金する広告主を、広告代理サーバ20の記憶手段においてアフィリエイトセッションID(a_session_id)に対応付けて記憶されている広告ID(ad_id)に基づき特定する。この広告ID(ad_id)により識別される広告コンテンツを出稿した広告主が、広告費を課金する広告主である。
また、広告代理サーバ20は、報酬を支払うアフィリエイターを、広告代理サーバ20の記憶手段においてアフィリエイトセッションID(a_session_id)に対応付けて記憶されているアフィリエイターサイトID(ps_id)に基づき特定する。このアフィリエイターサイトID(ps_id)により識別されるWebページ(アフィリエイターサイト)を運営するアフィリエイターが、報酬を支払うアフィリエイターである。
(ステップa1−12)
次に、クリックコントロールサーバ10が、携帯電話60に対して、広告主サーバ70上のWebページ(広告主サイト)のアドレス(cs_address)を送信する(ステップa1−12)。
クリックコントロールサーバ10は、広告ID(ad_id)と広告主サーバ70上のWebページ(広告主サイト)のアドレス(cs_address)とを対応付けて記憶する広告管理テーブルを備えている。クリックコントロールサーバ10は、この広告管理テーブルから、携帯電話60から受信した広告ID(ad_id)に対応付けて記憶されている広告主サーバ上のWebページ(広告主サイト)のアドレス(cs_address)を取得し、携帯電話60に対して送信する。
(ステップa1−13)
次に、携帯電話60が、広告主サーバ70に対して、リクエストを送信する(ステップa1−13)。このリクエストは、クリックコントロールサーバ10から受信した広告主サーバ70上のWebページ(広告主サイト)のアドレス(cs_address)に基づいて送信される。
(ステップa1−14)
そして、広告主サーバ70が、携帯電話60に対して、Webページ(広告主サイト)を送信する(ステップa1−14)。
(第1実施形態に係る広告配信システムAの第2構成例a2)
図3は、第1実施形態に係る広告配信システムAの第2構成例a2を説明する図である。
この第1実施形態に係る広告配信システムAの第2構成例a2は、広告代理サーバ20がリダイレクト中継装置として構成されない点で、第1実施形態に係る広告配信システムAの第1構成例a1と相違する。
以下、図3を参照しつつ、第1実施形態に係る広告配信システムAの第2構成例a2を説明する。
(ステップa2−1)
まず、アフィリエイター端末30が、Webサーバ40に対して、クリックコントロールサーバ10のアドレス(ccs_address)と広告代理サーバ識別ID(aas_id)とアフィリエイターサイトID(ps_id)とが記述されたファイルを送信する(ステップa2−1)。
広告代理サーバ識別ID(aas_id)とは、広告代理サーバを識別できる値であり、アフィリエイターサイトID(ps_id)とは、Webページ(アフィリエイターサイト)を識別できる値である。
(ステップa2−2)
次に、携帯電話60が、Webサーバ40に対して、リクエストを送信する(ステップa2−2)。このリクエストに際しては、携帯電話60の固体識別番号(t_id)が、携帯電話60からWebサーバ40に対して送信される。
(ステップa2−3)
次に、Webサーバ40が、クリックコントロールサーバ10に対して、リクエストを送信する(ステップa2−3)。
このリクエストは、アフィリエイター端末30から受信したファイルに記述されているクリックコントロールサーバ10のアドレス(ccs_address)に基づいて送信される。
このリクエストに際しては、携帯電話60から受信した固体識別番号(t_id)が、Webサーバ40からクリックコントロールサーバ10に対して送信される。
(ステップa2−4:クリックコントロール値生成処理)
次に、クリックコントロールサーバ10が、クリックコントロール値生成処理を実行する(ステップa2−4)。
クリックコントロールサーバ10は、広告ID(ad_id)と固体識別番号(t_id)とが対応付可能に記憶されたユニーククリック管理テーブルを具備している。
クリックコントロール値生成処理は、このユニーククリック管理テーブルと、Webサーバ40から受信した固体識別番号(t_id)と、を用いて実行される。
具体的に説明すると、クリックコントロールサーバ10は、まず、Webサーバ40から受信した固体識別番号(t_id)に対応付けられていない広告ID(ad_id)が、ユニーククリック管理テーブルに記憶されているか否かを判定する。
そして、クリックコントロールサーバ10は、対応付けられていない広告ID(ad_id)がユニーククリック管理テーブルに記憶されていると判定した場合には、その対応付けられていない広告ID(ad_id)とこの広告ID(ad_id)により識別される広告コンテンツとをクリックコントロール値(cc_value)とする。
他方、クリックコントロールサーバ10は、対応付けられていない広告ID(ad_id)がユニーククリック管理テーブルに記憶されていないと判定した場合には、NULL値をクリックコントロール値(cc_value)とする。
(ステップa2−5)
次に、クリックコントロールサーバ10が、Webサーバ40に対して、クリックコントロール値(cc_value)を送信する(ステップa2−5)。
(ステップa2−6)
次に、Webサーバ40が、アフィリエイター端末30から受信したファイルを用いてWebページ(アフィリエイターサイト)を動的に生成し、携帯電話60に対して送信する(ステップa2−6)。
Webサーバ40は、この生成に際して、アフィリエイター端末30から受信したファイルに記述されているクリックコントロールサーバ10のアドレス(ccs_address)、広告代理サーバ識別ID(aas_id)、およびアフィリエイターサイトID(ps_id)と、クリックコントロールサーバ10から受信したクリックコントロール値(cc_value)と、をWebページ(アフィリエイターサイト)に記述する。
以上の処理により、携帯電話60上で閲覧されるWebページ(アフィリエイターサイト)には、クリックコントロールサーバ10のアドレス(ccs_address)、広告代理サーバ識別ID(aas_id)、アフィリエイターサイトID(ps_id)、およびクリックコントロール値(cc_value)が記述されていることになる。
なお、この第2構成例a2においては、広告ID(ad_id)と広告コンテンツとがクリックコントロール値(cc_value)としてWebページ(アフィリエイターサイト)に記述されている場合と、NULL値がクリックコントロール値(cc_value)としてWebページ(アフィリエイターサイト)に記述されている場合とがあるが、以下では、広告ID(ad_id)と広告コンテンツとがクリックコントロール値(cc_value)としてWebページ(アフィリエイターサイト)に記述されているとして、説明を続ける。
(ステップa2−7)
次に、携帯電話60が、クリックコントロールサーバ10に対して、リクエストを送信する(ステップa2−7)。
このリクエストは、Webサーバ40から受信したWebページ(アフィリエイターサイト)に記述されているクリックコントロールサーバ10のアドレス(ccs_address)に基づいて送信される。
このリクエストに際しては、Webサーバ40から受信したWebページ(アフィリエイターサイト)に記述されている広告代理サーバ識別ID(aas_id)、アフィリエイターサイトID(ps_id)、および広告ID(ad_id)と、固体識別番号(t_id)と、が携帯電話60からクリックコントロールサーバ10に対して送信される。
(ステップa2−8:ユニーククリック判定処理)
次に、クリックコントロールサーバ10が、ユニーククリック判定処理を実行する(a2−8)。
このユニーククリック判定処理は、携帯電話60上でのクリックがユニーククリックであったのか否か、すなわち、携帯電話60から受信した広告ID(ad_id)により識別される広告コンテンツが、携帯電話60(携帯電話60から受信した固体識別番号(t_id)によって識別される。)によって初めてクリックされたのか否かを判定する処理である。
具体的に説明すると、クリックコントロールサーバ10は、まず、携帯電話60から受信した固体識別番号(t_id)と広告ID(ad_id)とが上記したユニーククリック管理テーブルにおいて対応付けて記憶されているか否かを判定する。
そして、クリックコントロールサーバ10は、対応付けて記憶されていないと判定した場合、上記したユニーククリック管理テーブルに固体識別番号(t_id)と広告ID(ad_id)とを対応付けて記憶した上で、ユニーククリック値(uc_value)に「1」を格納する。
他方、クリックコントロールサーバ10は、対応付けて記憶されていると判定した場合、上記したユニーククリック管理テーブルに固体識別番号(t_id)と広告ID(ad_id)とを対応付けて記憶することなく、ユニーククリック値(uc_value)に「0」を格納する。
なお、ユニーククリック値(uc_value)とは、クリックコントロールサーバ10の記憶手段上に領域を確保される変数であり、「1」がユニーククリックを示し、「0」が非ユニーククリックを示す。
(ステップa2−9)
次に、クリックコントロールサーバ10が、広告代理サーバ20に対して、ユニーククリック値(uc_value)とアフィリエイターサイトID(ps_id)と広告ID(ad_id)とを送信する(ステップa2−9)。
クリックコントロールサーバ10は、広告代理サーバ識別ID(aas_id)と広告代理サーバのアドレス(aas_address)とが対応付けて記憶されたサーバ管理テーブルを具備している。
クリックコントロールサーバ10は、このサーバ管理テーブルから、携帯電話60から受信した広告代理サーバ識別ID(aas_id)に対応付けられている広告代理サーバ20のアドレス(aas_address)を取得し、この取得した広告代理サーバ20のアドレス(aas_address)に基づいて、ユニーククリック値(uc_value)とアフィリエイターサイトID(ps_id)と広告ID(ad_id)とを広告代理サーバ20に対して送信する。
広告代理サーバ20は、クリックコントロールサーバ10からユニーククリック値(uc_value)とアフィリエイターサイトID(ps_id)と広告ID(ad_id)とを受信した場合、ユニーククリック値(uc_value)が「1」であるのか「0」であるのかを判定する。
そして、広告代理サーバ20は、ユニーククリック値(uc_value)が「1」であれば、広告主に広告費を課金する処理と、Webページ(アフィリエイターサイト)を運営するアフィリエイターに報酬を支払う処理と、を実行する。
なお、広告代理サーバ20は、広告費を課金する広告主を、クリックコントロールサーバ10から受信した広告ID(ad_id)に基づき特定する。この広告ID(ad_id)により識別される広告コンテンツを出稿した広告主が、広告費を課金する広告主である。
また、広告代理サーバ20は、報酬を支払うアフィリエイターを、携帯電話60から受信したアフィリエイターサイトID(ps_id)に基づき特定する。このアフィリエイターサイトID(ps_id)により識別されるWebページ(アフィリエイターサイト)を運営するアフィリエイターが、報酬を支払うアフィリエイターである。
(ステップa2−10)
次に、クリックコントロールサーバ10が、携帯電話60に対して、広告主サーバ70上のWebページ(広告主サイト)のアドレス(cs_address)を送信する(ステップa2−10)。
クリックコントロールサーバ10は、広告ID(ad_id)と広告主サーバ70上のWebページ(広告主サイト)のアドレス(cs_address)とを対応付けて記憶する広告管理テーブルを備えている。クリックコントロールサーバ10は、この広告管理テーブルから、携帯電話60から受信した広告ID(ad_id)に対応付けて記憶されている広告主サーバ上のWebページ(広告主サイト)のアドレス(cs_address)を取得し、携帯電話60に対して送信する。
(ステップa2−11)
次に、携帯電話60が、広告主サーバ70に対して、リクエストを送信する(ステップa2−11)。このリクエストは、クリックコントロールサーバ10から受信した広告主サーバ70上のWebページ(広告主サイト)のアドレス(cs_address)に基づいて送信される。
(ステップa2−12)
そして、広告主サーバ70が、携帯電話60に対して、Webページ(広告主サイト)を送信する(ステップa2−12)。
(第1実施形態に係る広告配信システムAの第3構成例a3)
図4は、第1実施形態に係る広告配信システムAの第3構成例a3を説明する図である。
この第1実施形態に係る広告配信システムAの第3構成例a3においては、インターネット80を介して接続された各装置が、次の装置としてそれぞれ構成される。
・Webサーバ40:(1)媒体送信装置
・携帯電話60 :(2)クライアント装置、(6)媒体記述装置
・広告主サーバ70:(3)広告主装置
・広告代理サーバ20:(4)費用報酬管理装置、リダイレクト中継装置
・クリックコントロールサーバ10:(5)クリックコントロール装置
以下、図4を参照しつつ、第1実施形態に係る広告配信システムAの第3構成例a3を説明する。
(ステップa3−1)
まず、アフィリエイター端末30が、Webサーバ40に対して、クリックコントロールサーバ10のアドレス(ccs_address)と広告代理サーバ識別ID(aas_id)とアフィリエイターサイトID(ps_id)とが記述されたWebページ(アフィリエイターサイト)を送信する(ステップa3−1)。
広告代理サーバ識別ID(aas_id)とは、広告代理サーバを識別できる値であり、アフィリエイターサイトID(ps_id)とは、Webページ(アフィリエイターサイト)を識別できる値である。
(ステップa3−2)
次に、携帯電話60が、Webサーバ40に対して、リクエストを送信する(ステップa3−2)。
(ステップa3−3)
次に、Webサーバ40が、携帯電話60に対して、クリックコントロールサーバ10のアドレス(ccs_address)と広告代理サーバ識別ID(aas_id)とアフィリエイターサイトID(ps_id)とが記述されたWebページ(アフィリエイターサイト)を送信する(ステップa3−3)。
(ステップa3−4)
次に、携帯電話60が、クリックコントロールサーバ10に対して、リクエストを送信する(ステップa3−4)。
このリクエストは、Webサーバ40から受信したWebページ(アフィリエイターサイト)に記述されているクリックコントロールサーバ10のアドレス(ccs_address)に基づいて送信される。
このリクエストに際しては、Webサーバ40から受信したWebページ(アフィリエイターサイト)に記述されている広告代理サーバ識別ID(aas_id)と固体識別番号(t_id)とが、携帯電話60からクリックコントロールサーバ10に対して送信される。
(ステップa3−5:クリックコントロール値生成処理)
次に、クリックコントロールサーバ10が、クリックコントロール値生成処理を実行する(ステップa3−5)。
クリックコントロールサーバ10は、広告ID(ad_id)と固体識別番号(t_id)とが対応付可能に記憶されたユニーククリック管理テーブルを具備している。
クリックコントロール値生成処理は、このユニーククリック管理テーブルと、携帯電話60から受信した固体識別番号(t_id)と、を用いて実行される。
具体的に説明すると、クリックコントロールサーバ10は、まず、携帯電話60から受信した固体識別番号(t_id)に対応付けられていない広告ID(ad_id)が、ユニーククリック管理テーブルに記憶されているか否かを判定する。
そして、クリックコントロールサーバ10は、対応付けられていない広告ID(ad_id)がユニーククリック管理テーブルに記憶されていると判定した場合には、その対応付けられていない広告ID(ad_id)とこの広告ID(ad_id)により識別される広告コンテンツとをクリックコントロール値(cc_value)とする。
他方、クリックコントロールサーバ10は、対応付けられていない広告ID(ad_id)がユニーククリック管理テーブルに記憶されていないと判定した場合には、NULL値をクリックコントロール値(cc_value)とする。
(ステップa3−6)
次に、クリックコントロールサーバ10が、携帯電話60に対して、クリックコントロール値(cc_value)と広告代理サーバ20のアドレス(aas_address)とを送信する(ステップa3−6)。
クリックコントロールサーバ10は、広告代理サーバ識別ID(aas_id)と広告代理サーバのアドレス(aas_address)とが対応付けて記憶されたサーバ管理テーブルを具備している。
クリックコントロールサーバ10は、このサーバ管理テーブルから、携帯電話60から受信した広告代理サーバ識別ID(aas_id)に対応付けられている広告代理サーバ20のアドレス(aas_address)を取得し、クリックコントロール値(cc_value)とともに、携帯電話60に対して送信する。
携帯電話60は、クリックコントロールサーバ10から広告代理サーバ20のアドレス(aas_address)とクリックコントロール値(cc_value)とを受信した場合、これらをWebページ(アフィリエイターサイト)に記述する。
以上の処理により、携帯電話60上で閲覧されるWebページ(アフィリエイターサイト)には、広告代理サーバ20のアドレス(aas_address)、クリックコントロール値(cc_value)、およびアフィリエイターサイトID(ps_id)が記述されていることになる。
なお、この第3構成例a3においては、広告ID(ad_id)と広告コンテンツとがクリックコントロール値(cc_value)としてWebページ(アフィリエイターサイト)に記述されている場合と、NULL値がクリックコントロール値(cc_value)としてWebページ(アフィリエイターサイト)に記述されている場合とがあるが、以下では、広告ID(ad_id)と広告コンテンツとがクリックコントロール値(cc_value)としてWebページ(アフィリエイターサイト)に記述されているとして、説明を続ける。
(ステップa3−7)
次に、携帯電話60が、広告代理サーバ20に対して、リクエストを送信する(ステップa3−7)。
このリクエストは、Webページ(アフィリエイターサイト)に記述されている広告コンテンツが携帯電話60上でクリックされた場合に、Webページ(アフィリエイターサイト)に記述されている広告代理サーバ20のアドレス(aas_address)に基づいて送信される。
このリクエストに際しては、Webページ(アフィリエイターサイト)に記述されている広告ID(ad_id)とアフィリエイターサイトID(ps_id)とが、携帯電話60から広告代理サーバ20に対して送信される。
(ステップa3−8)
次に、広告代理サーバ20が、携帯電話60に対して、クリックコントロールサーバ10のアドレス(ccs_address)とアフィリエイトセッションID(a_session_id)と広告代理サーバ識別ID(aas_id)と携帯電話60から受信した広告ID(ad_id)とを送信する(ステップa3−8)。
アフィリエイトセッションID(a_session_id)は、携帯電話60から受信した広告ID(ad_id)とアフィリエイターサイトID(ps_id)とを一意に特定する値であり、携帯電話60からリクエストを受信した場合に、広告代理サーバ20において生成される。
生成されたアフィリエイトセッションID(a_session_id)と携帯電話60から受信した広告ID(ad_id)とアフィリエイターサイトID(ps_id)とは、広告代理サーバ20の記憶手段に対応付けて記憶される。
なお、クリックコントロールサーバ10のアドレス(ccs_address)と広告代理サーバ識別ID(aas_id)とは、広告代理サーバ20の記憶手段にあらかじめ記憶されている。
(ステップa3−9)
次に、携帯電話60が、クリックコントロールサーバ10に対して、リクエストを送信する(ステップa3−9)。
このリクエストは、広告代理サーバ20から受信したクリックコントロールサーバ10のアドレス(ccs_address)に基づいて送信される。
このリクエストに際しては、広告代理サーバ20から受信したアフィリエイトセッションID(a_session_id)、広告代理サーバ識別ID(aas_id)、および広告ID(ad_id)と、携帯電話60の固体識別番号(t_id)と、が携帯電話60からクリックコントロールサーバ10に対して送信される。
(ステップa3−10:ユニーククリック判定処理)
次に、クリックコントロールサーバ10が、ユニーククリック判定処理を実行する(a3−10)。
このユニーククリック判定処理は、携帯電話60上でのクリックがユニーククリックであったのか否か、すなわち、携帯電話60から受信した広告ID(ad_id)により識別される広告コンテンツが、携帯電話60(携帯電話60から受信した固体識別番号(t_id)によって識別される。)によって初めてクリックされたのか否かを判定する処理である。
具体的に説明すると、クリックコントロールサーバ10は、まず、携帯電話60から受信した固体識別番号(t_id)と広告ID(ad_id)とが上記したユニーククリック管理テーブルにおいて対応付けて記憶されているか否かを判定する。
そして、クリックコントロールサーバ10は、対応付けて記憶されていないと判定した場合、上記したユニーククリック管理テーブルに固体識別番号(t_id)と広告ID(ad_id)とを対応付けて記憶した上で、ユニーククリック値(uc_value)に「1」を格納する。
他方、クリックコントロールサーバ10は、対応付けて記憶されていると判定した場合、上記したユニーククリック管理テーブルに固体識別番号(t_id)と広告ID(ad_id)とを対応付けて記憶することなく、ユニーククリック値(uc_value)に「0」を格納する。
なお、ユニーククリック値(uc_value)とは、クリックコントロールサーバ10の記憶手段上に領域を確保される変数であり、「1」がユニーククリックを示し、「0」が非ユニーククリックを示す。
(ステップa3−11)
次に、クリックコントロールサーバ10が、広告代理サーバ20に対して、ユニーククリック値(uc_value)とアフィリエイトセッションID(a_session_id)とを送信する(ステップa3−11)。
クリックコントロールサーバ10は、上記したサーバ管理テーブルから、携帯電話60から受信した広告代理サーバ識別ID(aas_id)に対応付けられている広告代理サーバ20のアドレス(aas_address)を取得し、この取得した広告代理サーバ20のアドレス(aas_address)に基づいて、ユニーククリック値(uc_value)とアフィリエイトセッションID(a_session_id)とを広告代理サーバ20に対して送信する。
広告代理サーバ20は、クリックコントロールサーバ10からユニーククリック値(uc_value)とアフィリエイトセッションID(a_session_id)とを受信した場合、ユニーククリック値(uc_value)が「1」であるのか「0」であるのかを判定する。
そして、広告代理サーバ20は、ユニーククリック値(uc_value)が「1」であれば、広告主に広告費を課金する処理と、Webページ(アフィリエイターサイト)を運営するアフィリエイターに報酬を支払う処理と、を実行する。
なお、広告代理サーバ20は、広告費を課金する広告主を、広告代理サーバ20の記憶手段においてアフィリエイトセッションID(a_session_id)に対応付けて記憶されている広告ID(ad_id)に基づき特定する。この広告ID(ad_id)により識別される広告コンテンツを出稿した広告主が、広告費を課金する広告主である。
また、広告代理サーバ20は、報酬を支払うアフィリエイターを、広告代理サーバ20の記憶手段においてアフィリエイトセッションID(a_session_id)に対応付けて記憶されているアフィリエイターサイトID(ps_id)に基づき特定する。このアフィリエイターサイトID(ps_id)により識別されるWebページ(アフィリエイターサイト)を運営するアフィリエイターが、報酬を支払うアフィリエイターである。
(ステップa3−12)
次に、クリックコントロールサーバ10が、携帯電話60に対して、広告主サーバ70上のWebページ(広告主サイト)のアドレス(cs_address)を送信する(ステップa3−12)。
クリックコントロールサーバ10は、広告ID(ad_id)と広告主サーバ70上のWebページ(広告主サイト)のアドレス(cs_address)とを対応付けて記憶する広告管理テーブルを備えている。クリックコントロールサーバ10は、この広告管理テーブルから、携帯電話60から受信した広告ID(ad_id)に対応付けて記憶されている広告主サーバ上のWebページ(広告主サイト)のアドレス(cs_address)を取得し、携帯電話60に対して送信する。
(ステップa3−13)
次に、携帯電話60が、広告主サーバ70に対して、リクエストを送信する(ステップa3−13)。このリクエストは、クリックコントロールサーバ10から受信した広告主サーバ70上のWebページ(広告主サイト)のアドレス(cs_address)に基づいて送信される。
(ステップa3−14)
そして、広告主サーバ70が、携帯電話60に対して、Webページ(広告主サイト)を送信する(ステップa3−14)。
(第1実施形態に係る広告配信システムAの第4構成例a4)
図5は、第1実施形態に係る広告配信システムAの第4構成例a4を説明する図である。
この第1実施形態に係る広告配信システムAの第4構成例a4は、広告代理サーバ20がリダイレクト中継装置として構成されない点で、第1実施形態に係る広告配信システムAの第3構成例a3と相違する。
以下、図5を参照しつつ、第1実施形態に係る広告配信システムAの第4構成例a4を説明する。
(ステップa4−1)
まず、アフィリエイター端末30が、Webサーバ40に対して、クリックコントロールサーバ10のアドレス(ccs_address)と広告代理サーバ識別ID(aas_id)とアフィリエイターサイトID(ps_id)とが記述されたWebページ(アフィリエイターサイト)を送信する(ステップa4−1)。
広告代理サーバ識別ID(aas_id)とは、広告代理サーバを識別できる値であり、アフィリエイターサイトID(ps_id)とは、Webページ(アフィリエイターサイト)を識別できる値である。
(ステップa4−2)
次に、携帯電話60が、Webサーバ40に対して、リクエストを送信する(ステップa4−2)。
(ステップa4−3)
次に、Webサーバ40が、携帯電話60に対して、クリックコントロールサーバ10のアドレス(ccs_address)と広告代理サーバ識別ID(aas_id)とアフィリエイターサイトID(ps_id)とが記述されたWebページ(アフィリエイターサイト)を送信する(ステップa4−3)。
(ステップa4−4)
次に、携帯電話60が、クリックコントロールサーバ10に対して、リクエストを送信する(ステップa4−4)。
このリクエストは、Webサーバ40から受信したWebページ(アフィリエイターサイト)に記述されているクリックコントロールサーバ10のアドレス(ccs_address)に基づいて送信される。
このリクエストに際しては、携帯電話60の固体識別番号(t_id)が、携帯電話60からクリックコントロールサーバ10に対して送信される。
(ステップa4−5:クリックコントロール値生成処理)
次に、クリックコントロールサーバ10が、クリックコントロール値生成処理を実行する(ステップa4−5)。
クリックコントロールサーバ10は、広告ID(ad_id)と固体識別番号(t_id)とが対応付可能に記憶されたユニーククリック管理テーブルを具備している。
クリックコントロール値生成処理は、このユニーククリック管理テーブルと、携帯電話60から受信した固体識別番号(t_id)と、を用いて実行される。
具体的に説明すると、クリックコントロールサーバ10は、まず、携帯電話60から受信した固体識別番号(t_id)に対応付けられていない広告ID(ad_id)が、ユニーククリック管理テーブルに記憶されているか否かを判定する。
そして、クリックコントロールサーバ10は、対応付けられていない広告ID(ad_id)がユニーククリック管理テーブルに記憶されていると判定した場合には、その対応付けられていない広告ID(ad_id)とこの広告ID(ad_id)により識別される広告コンテンツとをクリックコントロール値(cc_value)とする。
他方、クリックコントロールサーバ10は、対応付けられていない広告ID(ad_id)がユニーククリック管理テーブルに記憶されていないと判定した場合には、NULL値をクリックコントロール値(cc_value)とする。
(ステップa4−6)
次に、クリックコントロールサーバ10が、携帯電話60に対して、クリックコントロール値(cc_value)を送信する(ステップa4−6)。
携帯電話60は、クリックコントロールサーバ10からクリックコントロール値(cc_value)を受信した場合、これをWebページ(アフィリエイターサイト)に記述する。
以上の処理により、携帯電話60上で閲覧されるWebページ(アフィリエイターサイト)には、クリックコントロールサーバ10のアドレス(ccs_address)、クリックコントロール値(cc_value)、広告サーバ識別ID(aas_id)、およびアフィリエイターサイトID(ps_id)が記述されていることになる。
なお、この第4構成例a4においては、広告ID(ad_id)と広告コンテンツとがクリックコントロール値(cc_value)としてWebページ(アフィリエイターサイト)に記述されている場合と、NULL値がクリックコントロール値(cc_value)としてWebページ(アフィリエイターサイト)に記述されている場合とがあるが、以下では、広告ID(ad_id)と広告コンテンツとがクリックコントロール値(cc_value)としてWebページ(アフィリエイターサイト)に記述されているとして、説明を続ける。
(ステップa4−7)
次に、携帯電話60が、クリックコントロールサーバ10に対して、リクエストを送信する(ステップa4−7)。
このリクエストは、Webサーバ40から受信したWebページ(アフィリエイターサイト)に記述されているクリックコントロールサーバ10のアドレス(ccs_address)に基づいて送信される。
このリクエストに際しては、Webページ(アフィリエイターサイト)に記述されている広告代理サーバ識別ID(aas_id)、アフィリエイターサイトID(ps_id)、および広告ID(ad_id)と、携帯電話60の固体識別番号(t_id)と、が携帯電話60からクリックコントロールサーバ10に対して送信される。
(ステップa4−8:ユニーククリック判定処理)
次に、クリックコントロールサーバ10が、ユニーククリック判定処理を実行する(a4−8)。
このユニーククリック判定処理は、携帯電話60上でのクリックがユニーククリックであったのか否か、すなわち、携帯電話60から受信した広告ID(ad_id)により識別される広告コンテンツが、携帯電話60(携帯電話60から受信した固体識別番号(t_id)によって識別される。)によって初めてクリックされたのか否かを判定する処理である。
具体的に説明すると、クリックコントロールサーバ10は、まず、携帯電話60から受信した固体識別番号(t_id)と広告ID(ad_id)とが上記したユニーククリック管理テーブルにおいて対応付けて記憶されているか否かを判定する。
そして、クリックコントロールサーバ10は、対応付けて記憶されていないと判定した場合、上記したユニーククリック管理テーブルに固体識別番号(t_id)と広告ID(ad_id)とを対応付けて記憶した上で、ユニーククリック値(uc_value)に「1」を格納する。
他方、クリックコントロールサーバ10は、対応付けて記憶されていると判定した場合、上記したユニーククリック管理テーブルに固体識別番号(t_id)と広告ID(ad_id)とを対応付けて記憶することなく、ユニーククリック値(uc_value)に「0」を格納する。
なお、ユニーククリック値(uc_value)とは、クリックコントロールサーバ10の記憶手段上に領域を確保される変数であり、「1」がユニーククリックを示し、「0」が非ユニーククリックを示す。
(ステップa4−9)
次に、クリックコントロールサーバ10が、広告代理サーバ20に対して、ユニーククリック値(uc_value)とアフィリエイターサイトID(ps_id)と広告ID(ad_id)とを送信する(ステップa4−9)。
クリックコントロールサーバ10は、広告代理サーバ識別ID(aas_id)と広告代理サーバのアドレス(aas_address)とが対応付けて記憶されたサーバ管理テーブルを具備している。
クリックコントロールサーバ10は、このサーバ管理テーブルから、携帯電話60から受信した広告代理サーバ識別ID(aas_id)に対応付けられている広告代理サーバ20のアドレス(aas_address)を取得し、この取得した広告代理サーバ20のアドレス(aas_address)に基づいて、ユニーククリック値(uc_value)とアフィリエイターサイトID(ps_id)と広告ID(ad_id)とを広告代理サーバ20に対して送信する。
広告代理サーバ20は、クリックコントロールサーバ10からユニーククリック値(uc_value)とアフィリエイターサイトID(ps_id)と広告ID(ad_id)とを受信した場合、ユニーククリック値(uc_value)が「1」であるのか「0」であるのかを判定する。
そして、広告代理サーバ20は、ユニーククリック値(uc_value)が「1」であれば、広告主に広告費を課金する処理と、Webページ(アフィリエイターサイト)を運営するアフィリエイターに報酬を支払う処理と、を実行する。
なお、広告代理サーバ20は、広告費を課金する広告主を、クリックコントロールサーバ10から受信した広告ID(ad_id)に基づき特定する。この広告ID(ad_id)により識別される広告コンテンツを出稿した広告主が、広告費を課金する広告主である。
また、広告代理サーバ20は、報酬を支払うアフィリエイターを、携帯電話60から受信したアフィリエイターサイトID(ps_id)に基づき特定する。このアフィリエイターサイトID(ps_id)により識別されるWebページ(アフィリエイターサイト)を運営するアフィリエイターが、報酬を支払うアフィリエイターである。
(ステップa4−10)
次に、クリックコントロールサーバ10が、携帯電話60に対して、広告主サーバ70上のWebページ(広告主サイト)のアドレス(cs_address)を送信する(ステップa4−10)。
クリックコントロールサーバ10は、広告ID(ad_id)と広告主サーバ70上のWebページ(広告主サイト)のアドレス(cs_address)とを対応付けて記憶する広告管理テーブルを備えている。クリックコントロールサーバ10は、この広告管理テーブルから、携帯電話60から受信した広告ID(ad_id)に対応付けて記憶されている広告主サーバ上のWebページ(広告主サイト)のアドレス(cs_address)を取得し、携帯電話60に対して送信する。
(ステップa4−11)
次に、携帯電話60が、広告主サーバ70に対して、リクエストを送信する(ステップa4−11)。このリクエストは、クリックコントロールサーバ10から受信した広告主サーバ70上のWebページ(広告主サイト)のアドレス(cs_address)に基づいて送信される。
(ステップa4−12)
そして、広告主サーバ70が、携帯電話60に対して、Webページ(広告主サイト)を送信する(ステップa4−12)。
[第2実施形態に係る広告配信システムB]
図6は、第2実施形態に係る広告配信システムBの概略構成図である。
図6に示すように、第2実施形態に係る広告配信システムBは、クリックコントロールサーバ10を備えていない点で、第1実施形態に係る広告配信システムAと相違する。
(第2実施形態に係る広告配信システムBの第1構成例b1)
図7は、第2実施形態に係る広告配信システムBの第1構成例b1を説明する図である。
この第2実施形態に係る広告配信システムBの第1構成例b1においては、インターネット80を介して接続された各装置が、次の装置としてそれぞれ構成される。
・Webサーバ40:(1)媒体送信装置、(6)媒体記述装置
・携帯電話60 :(2)クライアント装置
・広告主サーバ70:(3)広告主装置
・広告代理サーバ20:(4)費用報酬管理装置、(5)クリックコントロール装置
以下、図7を参照しつつ、第2実施形態に係る広告配信システムBの第1構成例b1を説明する。
(ステップb1−1)
まず、アフィリエイター端末30が、Webサーバ40に対して、広告代理サーバ20のアドレス(aas_address)とアフィリエイターサイトID(ps_id)とが記述されたファイルを送信する(ステップb1−1)。
アフィリエイターサイトID(ps_id)とは、Webページ(アフィリエイターサイト)を識別できる値である。
(ステップb1−2)
次に、携帯電話60が、Webサーバ40に対して、リクエストを送信する(ステップb1−2)。このリクエストに際しては、携帯電話60の固体識別番号(t_id)が、携帯電話60からWebサーバ40に対して送信される。
(ステップb1−3)
次に、Webサーバ40が、広告代理サーバ20に対して、リクエストを送信する(ステップb1−3)。
このリクエストは、アフィリエイター端末30から受信したファイルに記述されている広告代理サーバ20のアドレス(aas_address)に基づいて送信される。
このリクエストに際しては、携帯電話60から受信した固体識別番号(t_id)が、Webサーバ40から広告代理サーバ20に対して送信される。
(ステップb1−4:クリックコントロール値生成処理)
次に、広告代理サーバ20が、クリックコントロール値生成処理を実行する(ステップb1−4)。
広告代理サーバ20は、広告ID(ad_id)と固体識別番号(t_id)とが対応付可能に記憶されたユニーククリック管理テーブルを具備している。
クリックコントロール値生成処理は、このユニーククリック管理テーブルと、Webサーバ40から受信した固体識別番号(t_id)と、を用いて実行される。
具体的に説明すると、広告代理サーバ20は、まず、Webサーバ40から受信した固体識別番号(t_id)に対応付けられていない広告ID(ad_id)が、ユニーククリック管理テーブルに記憶されているか否かを判定する。
そして、広告代理サーバ20は、対応付けられていない広告ID(ad_id)がユニーククリック管理テーブルに記憶されていると判定した場合には、その対応付けられていない広告ID(ad_id)とこの広告ID(ad_id)により識別される広告コンテンツとをクリックコントロール値(cc_value)とする。
他方、広告代理サーバ20は、対応付けられていない広告ID(ad_id)がユニーククリック管理テーブルに記憶されていないと判定した場合には、NULL値をクリックコントロール値(cc_value)とする。
(ステップb1−5)
次に、広告代理サーバ20が、Webサーバ40に対して、クリックコントロール値(cc_value)を送信する(ステップb1−5)。
(ステップb1−6)
次に、Webサーバ40が、アフィリエイター端末30から受信したファイルを用いて、Webページ(アフィリエイターサイト)を動的に生成し、携帯電話60に対して送信する(ステップb1−6)。
Webサーバ40は、この生成に際して、アフィリエイター端末30から受信したファイルに記述されている広告代理サーバ20のアドレス(aas_address)およびアフィリエイターサイトID(ps_id)と、広告代理サーバ20から受信したクリックコントロール値(cc_value)と、をWebページ(アフィリエイターサイト)に記述する。
以上の処理により、携帯電話60上で閲覧されるWebページ(アフィリエイターサイト)には、広告代理サーバ20のアドレス(aas_address)、アフィリエイターサイトID(ps_id)、およびクリックコントロール値(cc_value)が記述されていることになる。
なお、この第2構成例b1においては、広告ID(ad_id)と広告コンテンツとがクリックコントロール値(cc_value)としてWebページ(アフィリエイターサイト)に記述されている場合と、NULL値がクリックコントロール値(cc_value)としてWebページ(アフィリエイターサイト)に記述されている場合とがあるが、以下では、広告ID(ad_id)と広告コンテンツとがクリックコントロール値(cc_value)としてWebページ(アフィリエイターサイト)に記述されているとして、説明を続ける。
(ステップb1−7)
次に、携帯電話60が、広告代理サーバ20に対して、リクエストを送信する(ステップb1−7)。
このリクエストは、Webページ(アフィリエイターサイト)に記述されている広告コンテンツが携帯電話60上でクリックされた場合に、Webページ(アフィリエイターサイト)に記述されている広告代理サーバ20のアドレス(aas_address)に基づいて送信される。
このリクエストに際しては、Webページ(アフィリエイターサイト)に記述されているアフィリエイターサイトID(ps_id)および広告ID(ad_id)と、携帯電話60の固体識別番号(t_id)と、が携帯電話60から広告代理サーバ20に対して送信される。
(ステップb1−8:ユニーククリック判定処理)
次に、広告代理サーバ20が、ユニーククリック判定処理を実行する(b1−8)。
このユニーククリック判定処理は、携帯電話60上でのクリックがユニーククリックであったのか否か、すなわち、携帯電話60から受信した広告ID(ad_id)により識別される広告コンテンツが、携帯電話60(携帯電話60から受信した固体識別番号(t_id)によって識別される。)によって初めてクリックされたのか否かを判定する処理である。
具体的に説明すると、広告代理サーバ20は、まず、携帯電話60から受信した固体識別番号(t_id)と広告ID(ad_id)とが上記したユニーククリック管理テーブルにおいて対応付けて記憶されているか否かを判定する。
そして、広告代理サーバ20は、対応付けて記憶されていないと判定した場合、上記したユニーククリック管理テーブルに固体識別番号(t_id)と広告ID(ad_id)とを対応付けて記憶した上で、ユニーククリック値(uc_value)に「1」を格納する。
他方、広告代理サーバ20は、対応付けて記憶されていると判定した場合、上記したユニーククリック管理テーブルに固体識別番号(t_id)と広告ID(ad_id)とを対応付けて記憶することなく、ユニーククリック値(uc_value)に「0」を格納する。
なお、ユニーククリック値(uc_value)とは、広告代理サーバ20の記憶手段上に領域を確保される変数であり、「1」がユニーククリックを示し、「0」が非ユニーククリックを示す。
なお、広告代理サーバ20は、任意のタイミングで、ユニーククリック値(uc_value)が「1」であるのか「0」であるのかを判定する。
そして、広告代理サーバ20は、ユニーククリック値(uc_value)が「1」であれば、広告主に広告費を課金する処理と、Webページ(アフィリエイターサイト)を運営するアフィリエイターに報酬を支払う処理と、を実行する。
なお、広告代理サーバ20は、広告費を課金する広告主を、携帯電話60から受信した広告ID(ad_id)に基づき特定する。この広告ID(ad_id)により識別される広告コンテンツを出稿した広告主が、広告費を課金する広告主である。
また、広告代理サーバ20は、報酬を支払うアフィリエイターを、携帯電話60から受信したアフィリエイターサイトID(ps_id)に基づき特定する。このアフィリエイターサイトID(ps_id)により識別されるWebページ(アフィリエイターサイト)を運営するアフィリエイターが、報酬を支払うアフィリエイターである。
(ステップb1−9)
次に、広告代理サーバ20が、携帯電話60に対して、広告主サーバ70上のWebページ(広告主サイト)のアドレス(cs_address)を送信する(ステップb1−9)。
広告代理サーバ20は、広告ID(ad_id)と広告主サーバ70上のWebページ(広告主サイト)のアドレス(cs_address)とを対応付けて記憶する広告管理テーブルを備えている。広告代理サーバ20は、この広告管理テーブルから、携帯電話60から受信した広告ID(ad_id)に対応付けて記憶されている広告主サーバ上のWebページ(広告主サイト)のアドレス(cs_address)を取得し、携帯電話60に対して送信する。
(ステップb1−10)
次に、携帯電話60が、広告主サーバ70に対して、リクエストを送信する(ステップb1−10)。このリクエストは、広告代理サーバ20から受信した広告主サーバ70上のWebページ(広告主サイト)のアドレス(cs_address)に基づいて送信される。
(ステップb1−11)
そして、広告主サーバ70が、携帯電話60に対して、Webページ(広告主サイト)を送信する(ステップb1−11)。
(第2実施形態に係る広告配信システムBの第2構成例b2)
図8は、第2実施形態に係る広告配信システムBの第2構成例b2を説明する図である。
この第2実施形態に係る広告配信システムBの第2構成例b2においては、インターネット80を介して接続された各装置が、次の装置としてそれぞれ構成される。
・Webサーバ40:(1)媒体送信装置
・携帯電話60 :(2)クライアント装置、(6)媒体記述装置
・広告主サーバ70:(3)広告主装置
・広告代理サーバ20:(4)費用報酬管理装置、(5)クリックコントロール装置
以下、図8を参照しつつ、第2実施形態に係る広告配信システムBの第2構成例b2を説明する。
(ステップb2−1)
まず、アフィリエイター端末30が、Webサーバ40に対して、広告代理サーバ20のアドレス(aas_address)とアフィリエイターサイトID(ps_id)とが記述されたWebページ(アフィリエイターサイト)を送信する(ステップb2−1)。
アフィリエイターサイトID(ps_id)とは、Webページ(アフィリエイターサイト)を識別できる値である。
(ステップb2−2)
次に、携帯電話60が、Webサーバ40に対して、リクエストを送信する(ステップb2−2)。
(ステップb2−3)
次に、Webサーバ40が、携帯電話60に対して、広告代理サーバ20のアドレス(aas_address)とアフィリエイターサイトID(ps_id)とが記述されたWebページ(アフィリエイターサイト)を送信する(ステップb2−3)。
(ステップb2−4)
次に、携帯電話60が、広告代理サーバ20に対して、リクエストを送信する(ステップb2−4)。
このリクエストは、Webサーバ40から受信したWebページ(アフィリエイターサイト)に記述されている広告代理サーバ20のアドレス(aas_address)に基づいて送信される。
このリクエストに際しては、携帯電話60の固体識別番号(t_id)が、携帯電話60から広告代理サーバ20に対して送信される。
(ステップb2−5:クリックコントロール値生成処理)
次に、広告代理サーバ20が、クリックコントロール値生成処理を実行する(ステップb2−5)。
広告代理サーバ20は、広告ID(ad_id)と固体識別番号(t_id)とが対応付可能に記憶されたユニーククリック管理テーブルを具備している。
クリックコントロール値生成処理は、このユニーククリック管理テーブルと、携帯電話60から受信した固体識別番号(t_id)と、を用いて実行される。
具体的に説明すると、広告代理サーバ20は、まず、携帯電話60から受信した固体識別番号(t_id)に対応付けられていない広告ID(ad_id)が、ユニーククリック管理テーブルに記憶されているか否かを判定する。
そして、広告代理サーバ20は、対応付けられていない広告ID(ad_id)がユニーククリック管理テーブルに記憶されていると判定した場合には、その対応付けられていない広告ID(ad_id)とこの広告ID(ad_id)により識別される広告コンテンツとをクリックコントロール値(cc_value)とする。
他方、広告代理サーバ20は、対応付けられていない広告ID(ad_id)がユニーククリック管理テーブルに記憶されていないと判定した場合には、NULL値をクリックコントロール値(cc_value)とする。
(ステップb2−6)
次に、広告代理サーバ20が、携帯電話60に対して、クリックコントロール値(cc_value)を送信する(ステップb2−6)。
携帯電話60は、広告代理サーバ20からクリックコントロール値(cc_value)を受信した場合、これをWebページ(アフィリエイターサイト)に記述する。
以上の処理により、携帯電話60上で閲覧されるWebページ(アフィリエイターサイト)には、広告代理サーバ20のアドレス(aas_address)、アフィリエイターサイトID(ps_id)、およびクリックコントロール値(cc_value)が記述されていることになる。
なお、この第2構成例b2においては、広告ID(ad_id)と広告コンテンツとがクリックコントロール値(cc_value)としてWebページ(アフィリエイターサイト)に記述されている場合と、NULL値がクリックコントロール値(cc_value)としてWebページ(アフィリエイターサイト)に記述されている場合とがあるが、以下では、広告ID(ad_id)と広告コンテンツとがクリックコントロール値(cc_value)としてWebページ(アフィリエイターサイト)に記述されているとして、説明を続ける。
(ステップb2−7)
次に、携帯電話60が、広告代理サーバ20に対して、リクエストを送信する(ステップb2−7)。
このリクエストは、Webページ(アフィリエイターサイト)に記述されている広告コンテンツが携帯電話60上でクリックされた場合に、Webページ(アフィリエイターサイト)に記述されている広告代理サーバ20のアドレス(aas_address)に基づいて送信される。
このリクエストに際しては、Webページ(アフィリエイターサイト)に記述されているアフィリエイターサイトID(ps_id)および広告ID(ad_id)と、携帯電話60の固体識別番号(t_id)と、が携帯電話60から広告代理サーバ20に対して送信される。
(ステップb2−8:ユニーククリック判定処理)
次に、広告代理サーバ20が、ユニーククリック判定処理を実行する(b2−8)。
このユニーククリック判定処理は、携帯電話60上でのクリックがユニーククリックであったのか否か、すなわち、携帯電話60から受信した広告ID(ad_id)により識別される広告コンテンツが、携帯電話60(携帯電話60から受信した固体識別番号(t_id)によって識別される。)によって初めてクリックされたのか否かを判定する処理である。
具体的に説明すると、広告代理サーバ20は、まず、携帯電話60から受信した固体識別番号(t_id)と広告ID(ad_id)とが上記したユニーククリック管理テーブルにおいて対応付けて記憶されているか否かを判定する。
そして、広告代理サーバ20は、対応付けて記憶されていないと判定した場合、上記したユニーククリック管理テーブルに固体識別番号(t_id)と広告ID(ad_id)とを対応付けて記憶した上で、ユニーククリック値(uc_value)に「1」を格納する。
他方、広告代理サーバ20は、対応付けて記憶されていると判定した場合、上記したユニーククリック管理テーブルに固体識別番号(t_id)と広告ID(ad_id)とを対応付けて記憶することなく、ユニーククリック値(uc_value)に「0」を格納する。
なお、ユニーククリック値(uc_value)とは、広告代理サーバ20の記憶手段上に領域を確保される変数であり、「1」がユニーククリックを示し、「0」が非ユニーククリックを示す。
なお、広告代理サーバ20は、任意のタイミングで、ユニーククリック値(uc_value)が「1」であるのか「0」であるのかを判定する。
そして、広告代理サーバ20は、ユニーククリック値(uc_value)が「1」であれば、広告主に広告費を課金する処理と、Webページ(アフィリエイターサイト)を運営するアフィリエイターに報酬を支払う処理と、を実行する。
なお、広告代理サーバ20は、広告費を課金する広告主を、携帯電話60から受信した広告ID(ad_id)に基づき特定する。この広告ID(ad_id)により識別される広告コンテンツを出稿した広告主が、広告費を課金する広告主である。
また、広告代理サーバ20は、報酬を支払うアフィリエイターを、携帯電話60から受信したアフィリエイターサイトID(ps_id)に基づき特定する。このアフィリエイターサイトID(ps_id)により識別されるWebページ(アフィリエイターサイト)を運営するアフィリエイターが、報酬を支払うアフィリエイターである。
(ステップb2−9)
次に、広告代理サーバ20が、携帯電話60に対して、広告主サーバ70上のWebページ(広告主サイト)のアドレス(cs_address)を送信する(ステップb2−9)。
広告代理サーバ20は、広告ID(ad_id)と広告主サーバ70上のWebページ(広告主サイト)のアドレス(cs_address)とを対応付けて記憶する広告管理テーブルを備えている。広告代理サーバ20は、この広告管理テーブルから、携帯電話60から受信した広告ID(ad_id)に対応付けて記憶されている広告主サーバ上のWebページ(広告主サイト)のアドレス(cs_address)を取得し、携帯電話60に対して送信する。
(ステップb2−10)
次に、携帯電話60が、広告主サーバ70に対して、リクエストを送信する(ステップb2−10)。このリクエストは、広告代理サーバ20から受信した広告主サーバ70上のWebページ(広告主サイト)のアドレス(cs_address)に基づいて送信される。
(ステップb2−11)
そして、広告主サーバ70が、携帯電話60に対して、Webページ(広告主サイト)を送信する(ステップb2−11)。
[第3実施形態に係る広告配信システムC]
図9は、第3実施形態に係る広告配信システムCの概略構成図である。
図9に示すように、第3実施形態に係る広告配信システムCは、クリックコントロールサーバ10と、ポイントサイトサーバ90と、基地局50と、携帯電話60と、広告主サーバ70と、がインターネット80を介して接続された広告配信システムである。携帯電話60は、基地局50を介してインターネット80上の装置と通信を行う。
第3実施形態に係る広告配信システムCは、ユニーククリック保証型のポイントシステムとして構成されており、概略、次のように動作する。
・広告主の商品・サービスを広告する広告コンテンツが、ポイントサイト、すなわち、ポイントサイトサーバ90から携帯電話60に対して送信されるWebページ(または送信されたWebページ)に記述され、携帯電話60上で閲覧される。
・広告コンテンツが携帯電話60上でクリックされた場合、広告主サイト、すなわち、広告主の商品・サービスを示すデータを記述されたWebページが、広告主サーバ70から携帯電話60に送信され、携帯電話60上で閲覧される。
・クリックされた広告コンテンツが、その携帯電話60によって今まで一度もクリックされたことがなかった場合、ポイントサイトサーバ90などにより、広告主に広告費を課金する処理と、広告コンテンツの閲覧者に対してポイントを付与する処理とが、実行される。
(第3実施形態に係る広告配信システムCの第1構成例c1)
図10は、第3実施形態に係る広告配信システムCの第1構成例c1を説明する図である。
この第3実施形態に係る広告配信システムCの第1構成例c1においては、インターネット80を介して接続された各装置が、次の装置としてそれぞれ構成される。
・ポイントサイトサーバ90:(1)媒体送信装置、(6)媒体記述装置、(4)費用報酬管理装置、リダイレクト中継装置
・携帯電話60 :(2)クライアント装置
・広告主サーバ70 :(3)広告主装置
・クリックコントロールサーバ10:(5)クリックコントロール装置
以下、図10を参照しつつ、第3実施形態に係る広告配信システムCの第1構成例c1を説明する。
(ステップc1−1)
まず、携帯電話60が、ポイントサイトサーバ90に対して、リクエストを送信する(ステップc1−1)。このリクエストに際しては、携帯電話60の固体識別番号(t_id)が、携帯電話60からポイントサイトサーバ90に対して送信される。
(ステップc1−2)
次に、ポイントサイトサーバ90が、クリックコントロールサーバ10に対して、リクエストを送信する(ステップc1−2)。
このリクエストは、ポイントサイトサーバ90の記憶手段に記憶されているクリックコントロールサーバ10のアドレス(ccs_address)に基づいて送信される。
このリクエストに際しては、携帯電話60から受信した固体識別番号(t_id)が、ポイントサイトサーバ90からクリックコントロールサーバ10に対して送信される。
(ステップc1−3:クリックコントロール値生成処理)
次に、クリックコントロールサーバ10が、クリックコントロール値生成処理を実行する(ステップc1−3)。
クリックコントロールサーバ10は、広告ID(ad_id)と固体識別番号(t_id)とが対応付可能に記憶されたユニーククリック管理テーブルを具備している。
クリックコントロール値生成処理は、このユニーククリック管理テーブルと、ポイントサイトサーバ90から受信した固体識別番号(t_id)と、を用いて実行される。
具体的に説明すると、クリックコントロールサーバ10は、まず、ポイントサイトサーバ90から受信した固体識別番号(t_id)に対応付けられていない広告ID(ad_id)が、ユニーククリック管理テーブルに記憶されているか否かを判定する。
そして、クリックコントロールサーバ10は、対応付けられていない広告ID(ad_id)がユニーククリック管理テーブルに記憶されていると判定した場合には、その対応付けられていない広告ID(ad_id)とこの広告ID(ad_id)により識別される広告コンテンツとをクリックコントロール値(cc_value)とする。
他方、クリックコントロールサーバ10は、対応付けられていない広告ID(ad_id)がユニーククリック管理テーブルに記憶されていないと判定した場合には、NULL値をクリックコントロール値(cc_value)とする。
(ステップc1−4)
次に、クリックコントロールサーバ10が、ポイントサイトサーバ90に対して、クリックコントロール値(cc_value)を送信する(ステップc1−4)。
(ステップc1−5)
次に、ポイントサイトサーバ90が、ポイントサイトサーバ90のアドレス(pss_address)とクリックコントロールサーバ10から受信したクリックコントロール値(cc_value)とをWebページ(ポイントサイト)に記述し、携帯電話60に対して送信する(ステップc1−5)。
なお、ポイントサイトサーバ90のアドレスは、ポイントサイトサーバ90の記憶手段に記憶されている。
以上の処理により、携帯電話60上で閲覧されるWebページ(ポイントサイト)には、ポイントサイトサーバ90のアドレス(pss_address)、クリックコントロール値(cc_value)が記述されていることになる。
なお、この第1構成例c1においては、広告ID(ad_id)と広告コンテンツとがクリックコントロール値(cc_value)としてWebページ(ポイントサイト)に記述されている場合と、NULL値がクリックコントロール値(cc_value)としてWebページ(ポイントサイト)に記述されている場合とがあるが、以下では、広告ID(ad_id)と広告コンテンツとがクリックコントロール値(cc_value)としてWebページ(ポイントサイト)に記述されているとして、説明を続ける。
(ステップc1−6)
次に、携帯電話60が、ポイントサイトサーバ90に対して、リクエストを送信する(ステップc1−6)。
このリクエストは、Webページ(ポイントサイト)に記述されている広告コンテンツが携帯電話60上でクリックされた場合に、Webページ(ポイントサイト)に記述されているポイントサイトサーバ90のアドレス(pss_address)に基づいて送信される。
このリクエストに際しては、Webページ(ポイントサイト)に記述されている広告ID(ad_id)と、携帯電話60に入力された(または携帯電話60の記憶手段に記憶されている)会員ID(m_id)とが、携帯電話60からポイントサイトサーバ90に対して送信される。なお、会員ID(m_id)は、広告コンテンツの閲覧者を識別できる値であり、ポイントサイトサーバ90から携帯電話60に対してあらかじめ送信されている。
(ステップc1−7)
次に、ポイントサイトサーバ90が、携帯電話60に対して、クリックコントロールサーバ10のアドレス(ccs_address)とポイントセッションID(p_session_id)とポイントサイトサーバ識別ID(pss_id)と携帯電話60から受信した広告ID(ad_id)とを送信する(ステップc1−7)。
ポイントセッションID(p_session_id)は、携帯電話60から受信した広告ID(ad_id)と会員ID(m_id)とを一意に特定する値であり、携帯電話60からリクエストを受信した場合に、ポイントサイトサーバ90において生成される。
生成されたポイントセッションID(p_session_id)と携帯電話60から受信した広告ID(ad_id)と会員ID(m_id)とは、ポイントサイトサーバ90の記憶手段に対応付けて記憶される。
なお、ポイントサイトサーバ識別ID(pss_id)とは、ポイントサイトサーバを識別できる値であり、ポイントサイトサーバ90の記憶手段にあらかじめ記憶されている。
(ステップc1−8)
次に、携帯電話60が、クリックコントロールサーバ10に対して、リクエストを送信する(ステップc1−8)。
このリクエストは、ポイントサイトサーバ90から受信したクリックコントロールサーバ10のアドレス(ccs_address)に基づいて送信される。
このリクエストに際しては、ポイントサイトサーバ90から受信したポイントセッションID(p_session_id)、ポイントサイトサーバ識別ID(pss_id)、および広告ID(ad_id)と、携帯電話60の固体識別番号(t_id)と、が携帯電話60からクリックコントロールサーバ10に対して送信される。
(ステップc1−9:ユニーククリック判定処理)
次に、クリックコントロールサーバ10が、ユニーククリック判定処理を実行する(c1−9)。
このユニーククリック判定処理は、携帯電話60上でのクリックがユニーククリックであったのか否か、すなわち、携帯電話60から受信した広告ID(ad_id)により識別される広告コンテンツが、携帯電話60(携帯電話60から受信した固体識別番号(t_id)によって識別される。)によって初めてクリックされたのか否かを判定する処理である。
具体的に説明すると、クリックコントロールサーバ10は、まず、携帯電話60から受信した固体識別番号(t_id)と広告ID(ad_id)とが上記したユニーククリック管理テーブルにおいて対応付けて記憶されているか否かを判定する。
そして、クリックコントロールサーバ10は、対応付けて記憶されていないと判定した場合、上記したユニーククリック管理テーブルに固体識別番号(t_id)と広告ID(ad_id)とを対応付けて記憶した上で、ユニーククリック値(uc_value)に「1」を格納する。
他方、クリックコントロールサーバ10は、対応付けて記憶されていると判定した場合、上記したユニーククリック管理テーブルに固体識別番号(t_id)と広告ID(ad_id)とを対応付けて記憶することなく、ユニーククリック値(uc_value)に「0」を格納する。
なお、ユニーククリック値(uc_value)とは、クリックコントロールサーバ10の記憶手段上に領域を確保される変数であり、「1」がユニーククリックを示し、「0」が非ユニーククリックを示す。
(ステップc1−10)
次に、クリックコントロールサーバ10が、ポイントサイトサーバ90に対して、ユニーククリック値(uc_value)とポイントセッションID(p_session_id)とを送信する(ステップc1−10)。
クリックコントロールサーバ10は、ポイントサイトサーバ識別ID(pss_id)とポイントサイトサーバのアドレス(pss_address)とが対応付けて記憶されたサーバ管理テーブルを具備している。
クリックコントロールサーバ10は、このサーバ管理テーブルから、携帯電話60から受信したポイントサイトサーバ識別ID(pss_id)に対応付けられているポイントサイトサーバ90のアドレス(pss_address)を取得し、この取得したポイントサイトサーバ90のアドレス(pss_address)に基づいて、ユニーククリック値(uc_value)とポイントセッションID(p_session_id)とをポイントサイトサーバ90に対して送信する。
ポイントサイトサーバ90は、クリックコントロールサーバ10からユニーククリック値(uc_value)とポイントセッションID(p_session_id)とを受信した場合、ユニーククリック値(uc_value)が「1」であるのか「0」であるのかを判定する。
そして、ポイントサイトサーバ90は、ユニーククリック値(uc_value)が「1」であれば、広告主に広告費を課金する処理と、広告コンテンツの閲覧者に対してポイントを付与する処理と、を実行する。
なお、ポイントサイトサーバ90は、広告費を課金する広告主を、ポイントサイトサーバ90の記憶手段においてポイントセッションID(p_session_id)に対応付けて記憶されている広告ID(ad_id)に基づき特定する。この広告ID(ad_id)により識別される広告コンテンツを出稿した広告主が、広告費を課金する広告主である。
また、ポイントサイトサーバ90は、ポイントを付与する閲覧者を、ポイントサイトサーバ90の記憶手段においてポイントセッションID(p_session_id)に対応付けて記憶されている会員ID(m_id)に基づき特定する。この会員ID(m_id)により識別される閲覧者が、ポイントを付与する閲覧者である。
(ステップc1−11)
次に、クリックコントロールサーバ10が、携帯電話60に対して、広告主サーバ70上のWebページ(広告主サイト)のアドレス(cs_address)を送信する(ステップc1−11)。
クリックコントロールサーバ10は、広告ID(ad_id)と広告主サーバ70上のWebページ(広告主サイト)のアドレス(cs_address)とを対応付けて記憶する広告管理テーブルを備えている。クリックコントロールサーバ10は、この広告管理テーブルから、携帯電話60から受信した広告ID(ad_id)に対応付けて記憶されている広告主サーバ上のWebページ(広告主サイト)のアドレス(cs_address)を取得し、携帯電話60に対して送信する。
(ステップc1−12)
次に、携帯電話60が、広告主サーバ70に対して、リクエストを送信する(ステップc1−12)。このリクエストは、クリックコントロールサーバ10から受信した広告主サーバ70上のWebページ(広告主サイト)のアドレス(cs_address)に基づいて送信される。
(ステップc1−13)
そして、広告主サーバ70が、携帯電話60に対して、Webページ(広告主サイト)を送信する(ステップc1−13)。
(第3実施形態に係る広告配信システムCの第2構成例c2)
図11は、第3実施形態に係る広告配信システムCの第2構成例c2を説明する図である。
この第3実施形態に係る広告配信システムCの第2構成例c2は、ポイントサイトサーバ90がリダイレクト中継装置として構成されない点で、第3実施形態に係る広告配信システムCの第1構成例c1と相違する。
以下、図11を参照しつつ、第3実施形態に係る広告配信システムCの第2構成例c2を説明する。
(ステップc2−1)
まず、携帯電話60が、ポイントサイトサーバ90に対して、リクエストを送信する(ステップc2−1)。このリクエストに際しては、携帯電話60の固体識別番号(t_id)が、携帯電話60からポイントサイトサーバ90に対して送信される。
(ステップc2−2)
次に、ポイントサイトサーバ90が、クリックコントロールサーバ10に対して、リクエストを送信する(ステップc2−2)。
このリクエストは、ポイントサイトサーバ90の記憶手段に記憶されているクリックコントロールサーバ10のアドレス(ccs_address)に基づいて送信される。
このリクエストに際しては、携帯電話60から受信した固体識別番号(t_id)が、ポイントサイトサーバ90からクリックコントロールサーバ10に対して送信される。
(ステップc2−3:クリックコントロール値生成処理)
次に、クリックコントロールサーバ10が、クリックコントロール値生成処理を実行する(ステップc2−3)。
クリックコントロールサーバ10は、広告ID(ad_id)と固体識別番号(t_id)とが対応付可能に記憶されたユニーククリック管理テーブルを具備している。
クリックコントロール値生成処理は、このユニーククリック管理テーブルと、ポイントサイトサーバ90から受信した固体識別番号(t_id)と、を用いて実行される。
具体的に説明すると、クリックコントロールサーバ10は、まず、ポイントサイトサーバ90から受信した固体識別番号(t_id)に対応付けられていない広告ID(ad_id)が、ユニーククリック管理テーブルに記憶されているか否かを判定する。
そして、クリックコントロールサーバ10は、対応付けられていない広告ID(ad_id)がユニーククリック管理テーブルに記憶されていると判定した場合には、その対応付けられていない広告ID(ad_id)とこの広告ID(ad_id)により識別される広告コンテンツとをクリックコントロール値(cc_value)とする。
他方、クリックコントロールサーバ10は、対応付けられていない広告ID(ad_id)がユニーククリック管理テーブルに記憶されていないと判定した場合には、NULL値をクリックコントロール値(cc_value)とする。
(ステップc2−4)
次に、クリックコントロールサーバ10が、ポイントサイトサーバ90に対して、クリックコントロール値(cc_value)を送信する(ステップc2−4)。
(ステップc2−5)
次に、ポイントサイトサーバ90が、クリックコントロールサーバ10のアドレス(ccs_address)とポイントサイトサーバ識別ID(pss_id)とクリックコントロールサーバ10から受信したクリックコントロール値(cc_value)とをWebページ(ポイントサイト)に記述し、携帯電話60に対して送信する(ステップc2−5)。
なお、ポイントサイトサーバ識別ID(pss_id)とは、ポイントサイトサーバを識別できる値であり、ポイントサイトサーバ90の記憶手段にあらかじめ記憶されている。
以上の処理により、携帯電話60上で閲覧されるWebページ(ポイントサイト)には、クリックコントロールサーバ10のアドレス(ccs_address)と、ポイントサイトサーバ識別ID(pss_id)と、クリックコントロール値(cc_value)と、が記述されていることになる。
なお、この第2構成例c2においては、広告ID(ad_id)と広告コンテンツとがクリックコントロール値(cc_value)としてWebページ(ポイントサイト)に記述されている場合と、NULL値がクリックコントロール値(cc_value)としてWebページ(ポイントサイト)に記述されている場合とがあるが、以下では、広告ID(ad_id)と広告コンテンツとがクリックコントロール値(cc_value)としてWebページ(ポイントサイト)に記述されているとして、説明を続ける。
(ステップc2−6)
次に、携帯電話60が、クリックコントロールサーバ10に対して、リクエストを送信する(ステップc2−6)。
このリクエストは、Webページ(ポイントサイト)に記述されている広告コンテンツが携帯電話60上でクリックされた場合に、Webページ(ポイントサイト)に記述されているクリックコントロールサーバ10のアドレス(ccs_address)に基づいて送信される。
このリクエストに際しては、Webページ(ポイントサイト)に記述されているポイントサイトサーバ識別ID(pss_id)および広告ID(ad_id)と、携帯電話60に入力された(または携帯電話60の記憶手段に記憶されている)会員ID(m_id)と、携帯電話60の固体識別番号(t_id)とが、携帯電話60からクリックコントロールサーバ10に対して送信される。なお、会員ID(m_id)は、広告コンテンツの閲覧者を識別できる値であり、ポイントサイトサーバ90から携帯電話60に対してあらかじめ送信されている。
(ステップc2−7:ユニーククリック判定処理)
次に、クリックコントロールサーバ10が、ユニーククリック判定処理を実行する(c2−7)。
このユニーククリック判定処理は、携帯電話60上でのクリックがユニーククリックであったのか否か、すなわち、携帯電話60から受信した広告ID(ad_id)により識別される広告コンテンツが、携帯電話60(携帯電話60から受信した固体識別番号(t_id)によって識別される。)によって初めてクリックされたのか否かを判定する処理である。
具体的に説明すると、クリックコントロールサーバ10は、まず、携帯電話60から受信した固体識別番号(t_id)と広告ID(ad_id)とが上記したユニーククリック管理テーブルにおいて対応付けて記憶されているか否かを判定する。
そして、クリックコントロールサーバ10は、対応付けて記憶されていないと判定した場合、上記したユニーククリック管理テーブルに固体識別番号(t_id)と広告ID(ad_id)とを対応付けて記憶した上で、ユニーククリック値(uc_value)に「1」を格納する。
他方、クリックコントロールサーバ10は、対応付けて記憶されていると判定した場合、上記したユニーククリック管理テーブルに固体識別番号(t_id)と広告ID(ad_id)とを対応付けて記憶することなく、ユニーククリック値(uc_value)に「0」を格納する。
なお、ユニーククリック値(uc_value)とは、クリックコントロールサーバ10の記憶手段上に領域を確保される変数であり、「1」がユニーククリックを示し、「0」が非ユニーククリックを示す。
(ステップc2−8)
次に、クリックコントロールサーバ10が、ポイントサイトサーバ90に対して、ユニーククリック値(uc_value)と広告ID(ad_id)と会員ID(m_id)とを送信する(ステップc2−8)。
クリックコントロールサーバ10は、ポイントサイトサーバ識別ID(pss_id)とポイントサイトサーバのアドレス(pss_address)とが対応付けて記憶されたサーバ管理テーブルを具備している。
クリックコントロールサーバ10は、このサーバ管理テーブルから、携帯電話60から受信したポイントサイトサーバ識別ID(pss_id)に対応付けられているポイントサイトサーバ90のアドレス(pss_address)を取得し、この取得したポイントサイトサーバ90のアドレス(pss_address)に基づいて、ユニーククリック値(uc_value)と広告ID(ad_id)と会員ID(m_id)とをポイントサイトサーバ90に対して送信する。
ポイントサイトサーバ90は、クリックコントロールサーバ10からユニーククリック値(uc_value)と広告ID(ad_id)と会員ID(m_id)とを受信した場合、ユニーククリック値(uc_value)が「1」であるのか「0」であるのかを判定する。
そして、ポイントサイトサーバ90は、ユニーククリック値(uc_value)が「1」であれば、広告主に広告費を課金する処理と、広告コンテンツの閲覧者に対してポイントを付与する処理と、を実行する。
なお、ポイントサイトサーバ90は、広告費を課金する広告主を、クリックコントロールサーバ10から受信した広告ID(ad_id)に基づき特定する。この広告ID(ad_id)により識別される広告コンテンツを出稿した広告主が、広告費を課金する広告主である。
また、ポイントサイトサーバ90は、ポイントを付与する閲覧者を、クリックコントロールサーバ10から受信した会員ID(m_id)に基づき特定する。この会員ID(m_id)により識別される閲覧者が、ポイントを付与する閲覧者である。
(ステップc2−9)
次に、クリックコントロールサーバ10が、携帯電話60に対して、広告主サーバ70上のWebページ(広告主サイト)のアドレス(cs_address)を送信する(ステップc2−9)。
クリックコントロールサーバ10は、広告ID(ad_id)と広告主サーバ70上のWebページ(広告主サイト)のアドレス(cs_address)とを対応付けて記憶する広告管理テーブルを備えている。クリックコントロールサーバ10は、この広告管理テーブルから、携帯電話60から受信した広告ID(ad_id)に対応付けて記憶されている広告主サーバ上のWebページ(広告主サイト)のアドレス(cs_address)を取得し、携帯電話60に対して送信する。
(ステップc2−10)
次に、携帯電話60が、広告主サーバ70に対して、リクエストを送信する(ステップc2−10)。このリクエストは、クリックコントロールサーバ10から受信した広告主サーバ70上のWebページ(広告主サイト)のアドレス(cs_address)に基づいて送信される。
(ステップc2−11)
そして、広告主サーバ70が、携帯電話60に対して、Webページ(広告主サイト)を送信する(ステップc2−11)。
(第3実施形態に係る広告配信システムCの第3構成例c3)
図12は、第3実施形態に係る広告配信システムCの第3構成例c3を説明する図である。
この第3実施形態に係る広告配信システムCの第3構成例c3においては、インターネット80を介して接続された各装置が、次の装置としてそれぞれ構成される。
・ポイントサイトサーバ90:(1)媒体送信装置、(4)費用報酬管理装置、リダイレクト中継装置
・携帯電話60 :(2)クライアント装置、(6)媒体記述装置
・広告主サーバ70 :(3)広告主装置
・クリックコントロールサーバ10:(5)クリックコントロール装置
以下、図12を参照しつつ、第3実施形態に係る広告配信システムCの第3構成例c3を説明する。
(ステップc3−1)
まず、携帯電話60が、ポイントサイトサーバ90に対して、リクエストを送信する(ステップc3−1)。
(ステップc3−2)
次に、ポイントサイトサーバ90が、携帯電話60に対して、クリックコントロールサーバ10のアドレス(ccs_address)とポイントサイトサーバ識別ID(pss_id)とが記述されたWebページ(ポイントサイト)を送信する(ステップc3−2)。
なお、ポイントサイトサーバ識別ID(pss_id)とは、ポイントサイトサーバを識別できる値であり、ポイントサイトサーバ90の記憶手段にあらかじめ記憶されている。
(ステップc3−3)
次に、携帯電話60が、クリックコントロールサーバ10に対して、リクエストを送信する(ステップc3−3)。
このリクエストは、ポイントサイトサーバ90から受信したWebページ(ポイントサイト)に記述されているクリックコントロールサーバ10のアドレス(ccs_address)に基づき送信される。
このリクエストに際しては、ポイントサイトサーバ90から受信したWebページ(ポイントサイト)に記述されているポイントサイトサーバ識別ID(pss_id)と携帯電話60の固体識別番号(t_id)とが、携帯電話60からクリックコントロールサーバ10に対して送信される。
(ステップc3−4:クリックコントロール値生成処理)
次に、クリックコントロールサーバ10が、クリックコントロール値生成処理を実行する(ステップc3−4)。
クリックコントロールサーバ10は、広告ID(ad_id)と固体識別番号(t_id)とが対応付可能に記憶されたユニーククリック管理テーブルを具備している。
クリックコントロール値生成処理は、このユニーククリック管理テーブルと、携帯電話60から受信した固体識別番号(t_id)と、を用いて実行される。
具体的に説明すると、クリックコントロールサーバ10は、まず、携帯電話60から受信した固体識別番号(t_id)に対応付けられていない広告ID(ad_id)が、ユニーククリック管理テーブルに記憶されているか否かを判定する。
そして、クリックコントロールサーバ10は、対応付けられていない広告ID(ad_id)がユニーククリック管理テーブルに記憶されていると判定した場合には、その対応付けられていない広告ID(ad_id)とこの広告ID(ad_id)により識別される広告コンテンツとをクリックコントロール値(cc_value)とする。
他方、クリックコントロールサーバ10は、対応付けられていない広告ID(ad_id)がユニーククリック管理テーブルに記憶されていないと判定した場合には、NULL値をクリックコントロール値(cc_value)とする。
(ステップc3−5)
次に、クリックコントロールサーバ10が、携帯電話60に対して、ポイントサイトサーバ90のアドレス(pss_address)とクリックコントロール値(cc_value)とを送信する(ステップc3−5)。
クリックコントロールサーバ10は、ポイントサイトサーバ識別ID(pss_id)とポイントサイトサーバのアドレス(pss_address)とが対応付けて記憶されたサーバ管理テーブルを具備している。
クリックコントロールサーバ10は、このサーバ管理テーブルから、携帯電話60から受信したポイントサイトサーバ識別ID(pss_id)に対応付けられているポイントサイトサーバ90のアドレス(pss_address)を取得し、クリックコントロール値(cc_value)とともに、携帯電話60に対して送信する。
携帯電話60は、クリックコントロールサーバ10からポイントサイトサーバ90のアドレス(pss_address)とクリックコントロール値(cc_value)とを受信した場合、これらをWebページ(ポイントサイト)に記述する。
以上の処理により、携帯電話60上で閲覧されるWebページ(ポイントサイト)には、ポイントサイトサーバ90のアドレス(pss_address)とクリックコントロール値(cc_value)とが記述されていることになる。
なお、この第3構成例c3においては、広告ID(ad_id)と広告コンテンツとがクリックコントロール値(cc_value)としてWebページ(ポイントサイト)に記述されている場合と、NULL値がクリックコントロール値(cc_value)としてWebページ(ポイントサイト)に記述されている場合とがあるが、以下では、広告ID(ad_id)と広告コンテンツとがクリックコントロール値(cc_value)としてWebページ(ポイントサイト)に記述されているとして、説明を続ける。
(ステップc3−6)
次に、携帯電話60が、ポイントサイトサーバ90に対して、リクエストを送信する(ステップc3−6)。
このリクエストは、Webページ(ポイントサイト)に記述されている広告コンテンツが携帯電話60上でクリックされた場合に、Webページ(ポイントサイト)に記述されているポイントサイトサーバ90のアドレス(pss_address)に基づいて送信される。
このリクエストに際しては、Webページ(ポイントサイト)に記述されている広告ID(ad_id)と、携帯電話60に入力された(または携帯電話60の記憶手段に記憶されている)会員ID(m_id)とが、携帯電話60からポイントサイトサーバ90に対して送信される。なお、会員ID(m_id)は、広告コンテンツの閲覧者を識別できる値であり、ポイントサイトサーバ90から携帯電話60に対してあらかじめ送信されている。
(ステップc3−7)
次に、ポイントサイトサーバ90が、携帯電話60に対して、クリックコントロールサーバ10のアドレス(ccs_address)とポイントセッションID(p_session_id)とポイントサイトサーバ識別ID(pss_id)と携帯電話60から受信した広告ID(ad_id)とを送信する(ステップc3−7)。
ポイントセッションID(p_session_id)は、携帯電話60から受信した広告ID(ad_id)と会員ID(m_id)とを一意に特定する値であり、携帯電話60からリクエストを受信した場合に、ポイントサイトサーバ90において生成される。
生成されたポイントセッションID(p_session_id)と携帯電話60から受信した広告ID(ad_id)と会員ID(m_id)とは、ポイントサイトサーバ90の記憶手段に対応付けて記憶される。
(ステップc3−8)
次に、携帯電話60が、クリックコントロールサーバ10に対して、リクエストを送信する(ステップc3−8)。
このリクエストは、ポイントサイトサーバ90から受信したクリックコントロールサーバ10のアドレス(ccs_address)に基づいて送信される。
このリクエストに際しては、ポイントサイトサーバ90から受信したポイントセッションID(p_session_id)、ポイントサイトサーバ識別ID(pss_id)、および広告ID(ad_id)と、携帯電話60の固体識別番号(t_id)と、が携帯電話60からクリックコントロールサーバ10に対して送信される。
(ステップc3−9:ユニーククリック判定処理)
次に、クリックコントロールサーバ10が、ユニーククリック判定処理を実行する(c3−9)。
このユニーククリック判定処理は、携帯電話60上でのクリックがユニーククリックであったのか否か、すなわち、携帯電話60から受信した広告ID(ad_id)により識別される広告コンテンツが、携帯電話60(携帯電話60から受信した固体識別番号(t_id)によって識別される。)によって初めてクリックされたのか否かを判定する処理である。
具体的に説明すると、クリックコントロールサーバ10は、まず、携帯電話60から受信した固体識別番号(t_id)と広告ID(ad_id)とが上記したユニーククリック管理テーブルにおいて対応付けて記憶されているか否かを判定する。
そして、クリックコントロールサーバ10は、対応付けて記憶されていないと判定した場合、上記したユニーククリック管理テーブルに固体識別番号(t_id)と広告ID(ad_id)とを対応付けて記憶した上で、ユニーククリック値(uc_value)に「1」を格納する。
他方、クリックコントロールサーバ10は、対応付けて記憶されていると判定した場合、上記したユニーククリック管理テーブルに固体識別番号(t_id)と広告ID(ad_id)とを対応付けて記憶することなく、ユニーククリック値(uc_value)に「0」を格納する。
なお、ユニーククリック値(uc_value)とは、クリックコントロールサーバ10の記憶手段上に領域を確保される変数であり、「1」がユニーククリックを示し、「0」が非ユニーククリックを示す。
(ステップc3−10)
次に、クリックコントロールサーバ10が、ポイントサイトサーバ90に対して、ユニーククリック値(uc_value)とポイントセッションID(p_session_id)とを送信する(ステップc3−10)。
クリックコントロールサーバ10は、上記したサーバ管理テーブルから、携帯電話60から受信したポイントサイトサーバ識別ID(pss_id)に対応付けられているポイントサイトサーバ90のアドレス(pss_address)を取得し、この取得したポイントサイトサーバ90のアドレス(pss_address)に基づいて、ユニーククリック値(uc_value)とポイントセッションID(p_session_id)とをポイントサイトサーバ90に対して送信する。
ポイントサイトサーバ90は、クリックコントロールサーバ10からユニーククリック値(uc_value)とポイントセッションID(p_session_id)とを受信した場合、ユニーククリック値(uc_value)が「1」であるのか「0」であるのかを判定する。
そして、ポイントサイトサーバ90は、ユニーククリック値(uc_value)が「1」であれば、広告主に広告費を課金する処理と、広告コンテンツの閲覧者に対してポイントを付与する処理と、を実行する。
なお、ポイントサイトサーバ90は、広告費を課金する広告主を、ポイントサイトサーバ90の記憶手段においてポイントセッションID(p_session_id)に対応付けて記憶されている広告ID(ad_id)に基づき特定する。この広告ID(ad_id)により識別される広告コンテンツを出稿した広告主が、広告費を課金する広告主である。
また、ポイントサイトサーバ90は、ポイントを付与する閲覧者を、ポイントサイトサーバ90の記憶手段においてポイントセッションID(p_session_id)に対応付けて記憶されている会員ID(m_id)に基づき特定する。この会員ID(m_id)により識別される閲覧者が、ポイントを付与する閲覧者である。
(ステップc3−11)
次に、クリックコントロールサーバ10が、携帯電話60に対して、広告主サーバ70上のWebページ(広告主サイト)のアドレス(cs_address)を送信する(ステップc3−11)。
クリックコントロールサーバ10は、広告ID(ad_id)と広告主サーバ70上のWebページ(広告主サイト)のアドレス(cs_address)とを対応付けて記憶する広告管理テーブルを備えている。クリックコントロールサーバ10は、この広告管理テーブルから、携帯電話60から受信した広告ID(ad_id)に対応付けて記憶されている広告主サーバ上のWebページ(広告主サイト)のアドレス(cs_address)を取得し、携帯電話60に対して送信する。
(ステップc3−12)
次に、携帯電話60が、広告主サーバ70に対して、リクエストを送信する(ステップc3−12)。このリクエストは、クリックコントロールサーバ10から受信した広告主サーバ70上のWebページ(広告主サイト)のアドレス(cs_address)に基づいて送信される。
(ステップc3−13)
そして、広告主サーバ70が、携帯電話60に対して、Webページ(広告主サイト)を送信する(ステップc3−13)。
(第3実施形態に係る広告配信システムCの第4構成例c4)
図13は、第3実施形態に係る広告配信システムCの第4構成例c4を説明する図である。
この第3実施形態に係る広告配信システムCの第4構成例c4は、ポイントサイトサーバ90がリダイレクト中継装置として構成されない点で、第3実施形態に係る広告配信システムCの第3構成例c3と相違する。
以下、図13を参照しつつ、第3実施形態に係る広告配信システムCの第4構成例c4を説明する。
(ステップc4−1)
まず、携帯電話60が、ポイントサイトサーバ90に対して、リクエストを送信する(ステップc4−1)。
(ステップc4−2)
次に、ポイントサイトサーバ90が、携帯電話60に対して、クリックコントロールサーバ10のアドレス(ccs_address)とポイントサイトサーバ識別ID(pss_id)とが記述されたWebページ(ポイントサイト)を送信する(ステップc4−2)。
なお、ポイントサイトサーバ識別ID(pss_id)とは、ポイントサイトサーバを識別できる値であり、ポイントサイトサーバ90の記憶手段にあらかじめ記憶されている。
(ステップc4−3)
次に、携帯電話60が、クリックコントロールサーバ10に対して、リクエストを送信する(ステップc4−3)。
このリクエストは、ポイントサイトサーバ90から受信したWebページ(ポイントサイト)に記述されているクリックコントロールサーバ10のアドレス(ccs_address)に基づき送信される。
このリクエストに際しては、携帯電話60の固体識別番号(t_id)が、携帯電話60からクリックコントロールサーバ10に対して送信される。
(ステップc4−4:クリックコントロール値生成処理)
次に、クリックコントロールサーバ10が、クリックコントロール値生成処理を実行する(ステップc4−4)。
クリックコントロールサーバ10は、広告ID(ad_id)と固体識別番号(t_id)とが対応付可能に記憶されたユニーククリック管理テーブルを具備している。
クリックコントロール値生成処理は、このユニーククリック管理テーブルと、携帯電話60から受信した固体識別番号(t_id)と、を用いて実行される。
具体的に説明すると、クリックコントロールサーバ10は、まず、携帯電話60から受信した固体識別番号(t_id)に対応付けられていない広告ID(ad_id)が、ユニーククリック管理テーブルに記憶されているか否かを判定する。
そして、クリックコントロールサーバ10は、対応付けられていない広告ID(ad_id)がユニーククリック管理テーブルに記憶されていると判定した場合には、その対応付けられていない広告ID(ad_id)とこの広告ID(ad_id)により識別される広告コンテンツとをクリックコントロール値(cc_value)とする。
他方、クリックコントロールサーバ10は、対応付けられていない広告ID(ad_id)がユニーククリック管理テーブルに記憶されていないと判定した場合には、NULL値をクリックコントロール値(cc_value)とする。
(ステップc4−5)
次に、クリックコントロールサーバ10が、携帯電話60に対して、クリックコントロール値(cc_value)を送信する(ステップc4−5)。
携帯電話60は、クリックコントロールサーバ10からクリックコントロール値(cc_value)を受信した場合、これをWebページ(ポイントサイト)に記述する。
以上の処理により、携帯電話60上で閲覧されるWebページ(ポイントサイト)には、クリックコントロールサーバ10のアドレス(ccs_address)、ポイントサイトサーバ識別ID(pss_id)、およびクリックコントロール値(cc_value)が記述されていることになる。
なお、この第4構成例c4においては、広告ID(ad_id)と広告コンテンツとがクリックコントロール値(cc_value)としてWebページ(ポイントサイト)に記述されている場合と、NULL値がクリックコントロール値(cc_value)としてWebページ(ポイントサイト)に記述されている場合とがあるが、以下では、広告ID(ad_id)と広告コンテンツとがクリックコントロール値(cc_value)としてWebページ(ポイントサイト)に記述されているとして、説明を続ける。
(ステップc4−6)
次に、携帯電話60が、クリックコントロールサーバ10に対して、リクエストを送信する(ステップc4−6)。
このリクエストは、Webページ(ポイントサイト)に記述されている広告コンテンツが携帯電話60上でクリックされた場合に、Webページ(ポイントサイト)に記述されているクリックコントロールサーバ10のアドレス(ccs_address)に基づいて送信される。
このリクエストに際しては、Webページ(ポイントサイト)に記述されているポイントサイトサーバ識別ID(pss_id)および広告ID(ad_id)と、携帯電話60に入力された(または携帯電話60の記憶手段に記憶されている)会員ID(m_id)と、携帯電話60の固体識別番号(t_id)とが、携帯電話60からクリックコントロールサーバ10に対して送信される。なお、会員ID(m_id)は、広告コンテンツの閲覧者を識別できる値であり、ポイントサイトサーバ90から携帯電話60に対してあらかじめ送信されている。
(ステップc4−7:ユニーククリック判定処理)
次に、クリックコントロールサーバ10が、ユニーククリック判定処理を実行する(c4−7)。
このユニーククリック判定処理は、携帯電話60上でのクリックがユニーククリックであったのか否か、すなわち、携帯電話60から受信した広告ID(ad_id)により識別される広告コンテンツが、携帯電話60(携帯電話60から受信した固体識別番号(t_id)によって識別される。)によって初めてクリックされたのか否かを判定する処理である。
具体的に説明すると、クリックコントロールサーバ10は、まず、携帯電話60から受信した固体識別番号(t_id)と広告ID(ad_id)とが上記したユニーククリック管理テーブルにおいて対応付けて記憶されているか否かを判定する。
そして、クリックコントロールサーバ10は、対応付けて記憶されていないと判定した場合、上記したユニーククリック管理テーブルに固体識別番号(t_id)と広告ID(ad_id)とを対応付けて記憶した上で、ユニーククリック値(uc_value)に「1」を格納する。
他方、クリックコントロールサーバ10は、対応付けて記憶されていると判定した場合、上記したユニーククリック管理テーブルに固体識別番号(t_id)と広告ID(ad_id)とを対応付けて記憶することなく、ユニーククリック値(uc_value)に「0」を格納する。
なお、ユニーククリック値(uc_value)とは、クリックコントロールサーバ10の記憶手段上に領域を確保される変数であり、「1」がユニーククリックを示し、「0」が非ユニーククリックを示す。
(ステップc4−8)
次に、クリックコントロールサーバ10が、ポイントサイトサーバ90に対して、ユニーククリック値(uc_value)と広告ID(ad_id)と会員ID(m_id)とを送信する(ステップc4−8)。
クリックコントロールサーバ10は、ポイントサイトサーバ識別ID(pss_id)とポイントサイトサーバのアドレス(pss_address)とが対応付けて記憶されたサーバ管理テーブルを具備している。
クリックコントロールサーバ10は、このサーバ管理テーブルから、携帯電話60から受信したポイントサイトサーバ識別ID(pss_id)に対応付けられているポイントサイトサーバ90のアドレス(pss_address)を取得し、この取得したポイントサイトサーバ90のアドレス(pss_address)に基づいて、ユニーククリック値(uc_value)と広告ID(ad_id)と会員ID(m_id)とをポイントサイトサーバ90に対して送信する。
ポイントサイトサーバ90は、クリックコントロールサーバ10からユニーククリック値(uc_value)と広告ID(ad_id)と会員ID(m_id)とを受信した場合、ユニーククリック値(uc_value)が「1」であるのか「0」であるのかを判定する。
そして、ポイントサイトサーバ90は、ユニーククリック値(uc_value)が「1」であれば、広告主に広告費を課金する処理と、広告コンテンツの閲覧者に対してポイントを付与する処理と、を実行する。
なお、ポイントサイトサーバ90は、広告費を課金する広告主を、クリックコントロールサーバ10から受信した広告ID(ad_id)に基づき特定する。この広告ID(ad_id)により識別される広告コンテンツを出稿した広告主が、広告費を課金する広告主である。
また、ポイントサイトサーバ90は、ポイントを付与する閲覧者を、クリックコントロールサーバ10から受信した会員ID(m_id)に基づき特定する。この会員ID(m_id)により識別される閲覧者が、ポイントを付与する閲覧者である。
(ステップc4−9)
次に、クリックコントロールサーバ10が、携帯電話60に対して、広告主サーバ70上のWebページ(広告主サイト)のアドレス(cs_address)を送信する(ステップc4−9)。
クリックコントロールサーバ10は、広告ID(ad_id)と広告主サーバ70上のWebページ(広告主サイト)のアドレス(cs_address)とを対応付けて記憶する広告管理テーブルを備えている。クリックコントロールサーバ10は、この広告管理テーブルから、携帯電話60から受信した広告ID(ad_id)に対応付けて記憶されている広告主サーバ上のWebページ(広告主サイト)のアドレス(cs_address)を取得し、携帯電話60に対して送信する。
(ステップc4−10)
次に、携帯電話60が、広告主サーバ70に対して、リクエストを送信する(ステップc4−10)。このリクエストは、クリックコントロールサーバ10から受信した広告主サーバ70上のWebページ(広告主サイト)のアドレス(cs_address)に基づいて送信される。
(ステップc4−11)
そして、広告主サーバ70が、携帯電話60に対して、Webページ(広告主サイト)を送信する(ステップc4−11)。
[第4実施形態に係る広告配信システムD]
図14は、第4実施形態に係る広告配信システムDの概略構成図である。
図14に示すように、第4実施形態に係る広告配信システムDは、クリックコントロールサーバ10を備えていない点で、第3実施形態に係る広告配信システムCと相違する。
(第4実施形態に係る広告配信システムDの構成例d)
図15は、第4実施形態に係る広告配信システムDの構成例dを説明する図である。
この第4実施形態に係る広告配信システムDの構成例dにおいては、インターネット80を介して接続された各装置が、次の装置としてそれぞれ構成される。
・ポイントサイトサーバ90:(1)媒体送信装置、(4)費用報酬管理装置、(5)クリックコントロール装置、(6)媒体記述装置
・携帯電話60 :(2)クライアント装置
・広告主サーバ70 :(3)広告主装置
以下、図15を参照しつつ、第4実施形態に係る広告配信システムDの構成例dを説明する。
(ステップd−1)
まず、携帯電話60が、ポイントサイトサーバ90に対して、リクエストを送信する(ステップd−1)。このリクエストに際しては、携帯電話60の固体識別番号(t_id)が、携帯電話60からポイントサイトサーバ90に対して送信される。
(ステップd−2:クリックコントロール値生成処理)
次に、ポイントサイトサーバ90が、クリックコントロール値生成処理を実行する(ステップd−2)。
ポイントサイトサーバ90は、広告ID(ad_id)と固体識別番号(t_id)とが対応付可能に記憶されたユニーククリック管理テーブルを具備している。
クリックコントロール値生成処理は、このユニーククリック管理テーブルと、携帯電話60から受信した固体識別番号(t_id)と、を用いて実行される。
具体的に説明すると、ポイントサイトサーバ90は、まず、携帯電話60から受信した固体識別番号(t_id)に対応付けられていない広告ID(ad_id)が、ユニーククリック管理テーブルに記憶されているか否かを判定する。
そして、ポイントサイトサーバ90は、対応付けられていない広告ID(ad_id)がユニーククリック管理テーブルに記憶されていると判定した場合には、その対応付けられていない広告ID(ad_id)とこの広告ID(ad_id)により識別される広告コンテンツとをクリックコントロール値(cc_value)とする。
他方、ポイントサイトサーバ90は、対応付けられていない広告ID(ad_id)がユニーククリック管理テーブルに記憶されていないと判定した場合には、NULL値をクリックコントロール値(cc_value)とする。
そして、ポイントサイトサーバ90は、ポイントサイトサーバ90の記憶手段にあらかじめ記憶されているポイントサイトサーバ90のアドレス(pss_address)とクリックコントロール値(cc_value)とをWebページ(ポイントサイト)に記述する。
以上の処理により、携帯電話60上で閲覧されるWebページ(ポイントサイト)には、ポイントサイトサーバ90のアドレス(pss_address)とクリックコントロール値(cc_value)とが記述されていることになる。
なお、この構成例dにおいては、広告ID(ad_id)と広告コンテンツとがクリックコントロール値(cc_value)としてWebページ(ポイントサイト)に記述されている場合と、NULL値がクリックコントロール値(cc_value)としてWebページ(ポイントサイト)に記述されている場合とがあるが、以下では、広告ID(ad_id)と広告コンテンツとがクリックコントロール値(cc_value)としてWebページ(ポイントサイト)に記述されているとして、説明を続ける。
(ステップd−3)
次に、ポイントサイトサーバ90が、携帯電話60に対して、ポイントサイトサーバ90のアドレス(pss_address)とクリックコントロール値(cc_value)とが記述されたWebページ(ポイントサイト)を送信する(ステップd−3)。
(ステップd−4)
次に、携帯電話60が、ポイントサイトサーバ90に対して、リクエストを送信する(ステップd−4)。
このリクエストは、Webページ(ポイントサイト)に記述されている広告コンテンツが携帯電話60上でクリックされた場合に、Webページ(ポイントサイト)に記述されているポイントサイトサーバ90のアドレス(pss_address)に基づいて送信される。
このリクエストに際しては、Webページ(ポイントサイト)に記述されている広告ID(ad_id)と、携帯電話60に入力された(または携帯電話60の記憶手段に記憶されている)会員ID(m_id)と、携帯電話60の固体識別番号(t_id)とが、携帯電話60からポイントサイトサーバ90に対して送信される。なお、会員ID(m_id)は、広告コンテンツの閲覧者を識別できる値であり、ポイントサイトサーバ90から携帯電話60に対してあらかじめ送信されている。
(ステップd−5:ユニーククリック判定処理)
次に、ポイントサイトサーバ90が、ユニーククリック判定処理を実行する(d−5)。
このユニーククリック判定処理は、携帯電話60上でのクリックがユニーククリックであったのか否か、すなわち、携帯電話60から受信した広告ID(ad_id)により識別される広告コンテンツが、携帯電話60(携帯電話60から受信した固体識別番号(t_id)によって識別される。)によって初めてクリックされたのか否かを判定する処理である。
具体的に説明すると、ポイントサイトサーバ90は、まず、携帯電話60から受信した固体識別番号(t_id)と広告ID(ad_id)とが上記したユニーククリック管理テーブルにおいて対応付けて記憶されているか否かを判定する。
そして、ポイントサイトサーバ90は、対応付けて記憶されていないと判定した場合、上記したユニーククリック管理テーブルに固体識別番号(t_id)と広告ID(ad_id)とを対応付けて記憶した上で、ユニーククリック値(uc_value)に「1」を格納する。
他方、ポイントサイトサーバ90は、対応付けて記憶されていると判定した場合、上記したユニーククリック管理テーブルに固体識別番号(t_id)と広告ID(ad_id)とを対応付けて記憶することなく、ユニーククリック値(uc_value)に「0」を格納する。
なお、ユニーククリック値(uc_value)とは、ポイントサイトサーバ90の記憶手段上に領域を確保される変数であり、「1」がユニーククリックを示し、「0」が非ユニーククリックを示す。
なお、ポイントサイトサーバ90は、任意のタイミングで、ユニーククリック値(uc_value)が「1」であるのか「0」であるのかを判定する。
そして、ポイントサイトサーバ90は、ユニーククリック値(uc_value)が「1」であれば、広告主に広告費を課金する処理と、広告コンテンツの閲覧者に対してポイントを付与する処理と、を実行する。
なお、ポイントサイトサーバ90は、広告費を課金する広告主を、携帯電話60から受信した広告ID(ad_id)に基づき特定する。この広告ID(ad_id)により識別される広告コンテンツを出稿した広告主が、広告費を課金する広告主である。
また、ポイントサイトサーバ90は、ポイントを付与する閲覧者を、携帯電話60から受信した会員ID(m_id)に基づき特定する。この会員ID(m_id)により識別される閲覧者が、ポイントを付与する閲覧者である。
(ステップd−6)
次に、ポイントサイトサーバ90が、携帯電話60に対して、広告主サーバ70上のWebページ(広告主サイト)のアドレス(cs_address)を送信する(ステップd−6)。
ポイントサイトサーバ90は、広告ID(ad_id)と広告主サーバ70上のWebページ(広告主サイト)のアドレス(cs_address)とを対応付けて記憶する広告管理テーブルを備えている。ポイントサイトサーバ90は、この広告管理テーブルから、携帯電話60から受信した広告ID(ad_id)に対応付けて記憶されている広告主サーバ上のWebページ(広告主サイト)のアドレス(cs_address)を取得し、携帯電話60に対して送信する。
(ステップd−7)
次に、携帯電話60が、広告主サーバ70に対して、リクエストを送信する(ステップd−7)。このリクエストは、ポイントサイトサーバ90から受信した広告主サーバ70上のWebページ(広告主サイト)のアドレス(cs_address)に基づいて送信される。
(ステップd−8)
そして、広告主サーバ70が、携帯電話60に対して、Webページ(広告主サイト)を送信する(ステップd−8)。
以上、本発明の実施形態に係る広告配信システムをさらに具体化させた第1〜4実施形態に係る広告配信システムA〜Dについて説明した。
以下では、クリックコントロールサーバ10、広告代理サーバ20、ポイントサイトサーバ90について、より詳細に説明する。
[クリックコントロールサーバ10(広告代理サーバ20、ポイントサイトサーバ90)]
図16は、クリックコントロールサーバ10(広告代理サーバ20、ポイントサイトサーバ90)の概略構成を示す図である。
図16に示すように、クリックコントロールサーバ10(広告代理サーバ20、ポイントサイトサーバ90)は、CPU11(21、91)と、RAM12(22、92)と、ブートプログラムなどが記憶されたROM13(23、93)と、記憶手段の一例であるストレージ14(24、94)と、ネットワークインターフェースカード15(25、95)と、を具備している。なお、図16中、ネットワークインターフェースカードは、「NIC」と記している。
クリックコントロールサーバ10(広告代理サーバ20、ポイントサイトサーバ90)は、ストレージ14(24、94)に記憶されているプログラムを、RAM12(22、92)に読み出して、CPU11(21、91)で実行することにより、各種の処理を行う。
[ストレージ14(24、94)]
クリックコントロールサーバ10のストレージ14と、クリックコントロール装置として構成される場合における広告代理サーバ20のストレージ24と、クリックコントロール装置として構成される場合におけるポイントサイトサーバ90のストレージ94には、次に説明するテーブルが記憶されている。
図17は、ストレージ14(24、94)に記憶されるテーブルの概略構成を示す図である。図17に示すように、ストレージ14(24、94)には、(a)ユニーククリック管理テーブルと、(b)広告管理テーブルと、(c)サーバ管理テーブルとが記憶されている。以下、各テーブルについて詳述する。
(ユニーククリック管理テーブル)
ユニーククリック管理テーブルは、携帯電話60上で広告コンテンツがクリックされた場合に更新などされるテーブルであり、「ucm_id」フィールドと、「t_id」フィールドと、「ad_id」フィールドと、「ucm_date」フィールドと、を有している。
「ucm_id」フィールドには、ユニーククリックIDが格納される。このユニーククリックIDは、特定の携帯電話60による特定の広告コンテンツに対する「クリック」を一意に特定する番号である。
「t_id」フィールドには、携帯電話60の固体識別番号(t_id)が格納される。
「ad_id」フィールドには、広告ID(ad_id)が格納される。
「ucm_date」フィールドには、ユニーククリックIDが生成された日時を示す値が格納される。
(広告管理テーブル)
広告管理テーブルは、広告コンテンツを管理するテーブルであり、「ad_id」フィールドと、「ad_contents」フィールドと、「cs_address」フィールドと、を有している。
「ad_id」フィールドには、広告ID(ad_id)が格納される。
「ad_contents」フィールドには、広告コンテンツが格納される。
「cs_address」フィールドには、広告主サーバ上のWebページ(広告主サイト)のアドレス(cs_address)が格納される。
(サーバ管理テーブル)
サーバ管理テーブルは、広告代理サーバやポイントサイトサーバを管理するテーブルであり、「server_id」フィールドと、「server_address」フィールドと、を有している。
「server_id」フィールドには、広告代理サーバ識別ID(aas_id)やポイントサイトサーバ識別ID(pss_id)が格納される。
「server_address」フィールドには、広告代理サーバのアドレス(aas_address)やポイントサイトサーバのアドレス(pss_address)が格納される。
[クリックコントロール値生成処理]
次に、クリックコントロール値生成処理について詳細に説明する。
上述したように、クリックコントロール値生成処理は、クリックコントロールサーバ10や、クリックコントロール装置として構成される場合における広告代理サーバ20や、クリックコントロール装置として構成される場合におけるポイントサイトサーバ90において実行される処理である。
図18は、クリックコントロール値生成処理を示すフローチャートである。クリックコントロール値生成処理は、クリックコントロールサーバ10(広告代理サーバ20、ポイントサイトサーバ90)において、ストレージ14(24、94)に記憶されているプログラムが、RAM12(22、92)に読み出されてCPU11(21、91)で実行されることにより実現される。以下、図18を参照しつつ、クリックコントロール値生成処理について説明する。
(ステップS1−1)
まず、クリックコントロールサーバ10(広告代理サーバ20、ポイントサイトサーバ90)は、ユニーククリック管理テーブルにおいて、受信した固体識別番号(t_id)が「t_id」フィールドに格納されているレコードの「ad_id」フィールドから、広告ID(ad_id)を取得する(ステップS1−1)。
(ステップS1−2)
次に、クリックコントロールサーバ10(広告代理サーバ20、ポイントサイトサーバ90)は、広告管理テーブルにおいて、取得した広告ID(ad_id)が「ad_id」フィールドに格納されていないレコードを特定し、この特定したレコードの「ad_id」フィールドと「ad_contents」フィールドとから、広告ID(ad_id)と広告コンテンツとをそれぞれ取得する(ステップS1−2)。
(ステップS1−3)
次に、クリックコントロールサーバ10(広告代理サーバ20、ポイントサイトサーバ90)は、広告ID(ad_id)と広告コンテンツとを取得できたか否かを判断し(ステップS1−3)、取得できたと判断した場合はステップS1−4に進み、取得できなかったと判断した場合はステップS1−5に進む。
(ステップS1−4)
クリックコントロールサーバ10(広告代理サーバ20、ポイントサイトサーバ90)は、ステップS1−3において取得できたと判断した場合、取得した広告ID(ad_id)と広告コンテンツとをクリックコントロール値(cc_value)とし(ステップS1−4)、クリックコントロール値生成処理を終了する。
(ステップS1−5)
他方、クリックコントロールサーバ10(広告代理サーバ20、ポイントサイトサーバ90)は、ステップS1−3において取得できなかったと判断した場合、NULL値をクリックコントロール値(cc_value)とし(ステップS1−5)、クリックコントロール値生成処理を終了する。
[ユニーククリック判定処理]
次に、ユニーククリック判定処理について詳細に説明する。
上述したように、ユニーククリック判定処理は、クリックコントロールサーバ10や、クリックコントロール装置として構成される場合における広告代理サーバ20や、クリックコントロール装置として構成される場合におけるポイントサイトサーバ90において実行される処理である。
図19は、ユニーククリック判定処理を示すフローチャートである。ユニーククリック判定処理は、クリックコントロールサーバ10(広告代理サーバ20、ポイントサイトサーバ90)において、ストレージ14(24、94)に記憶されているプログラムが、RAM12(22、92)に読み出されてCPU11(21、91)で実行されることにより実現される。以下、図19を参照しつつ、ユニーククリック判定処理について説明する。
(ステップS2−1)
まず、クリックコントロールサーバ10(広告代理サーバ20、ポイントサイトサーバ90)は、ユニーククリック管理テーブルにおいて、受信した固体識別番号(t_id)が「t_id」フィールドに格納され、且つ、受信した広告ID(ad_id)が「ad_id」フィールドに格納されているレコードを検索する(ステップS2−1)。
(ステップS2−2)
次に、クリックコントロールサーバ10(広告代理サーバ20、ポイントサイトサーバ90)は、レコードが存在するか否かを判断し(ステップS2−2)、存在しないと判断した場合はステップS2−3に進み、存在すると判断した場合はステップS2−5に進む。
(ステップS2−3)
クリックコントロールサーバ10(広告代理サーバ20、ポイントサイトサーバ90)は、ステップS2−2において存在しないと判断した場合、ユニーククリックIDを生成し、ユニーククリック管理テーブルの新規レコードにおける「ucm_ID」フィールド、「t_id」フィールド、「ad_id」フィールド、および「ucm_date」フィールドに、ユニーククリックID、固体識別番号(t_id)、広告ID(ad_id)、およびユニーククリックIDを生成した日時を示す値をそれぞれ格納する(ステップS2−3)。
(ステップS2−4)
そして、クリックコントロールサーバ10(広告代理サーバ20、ポイントサイトサーバ90)は、ユニーククリック値(uc_value)に「1」を格納して、ユニーククリック判定処理を終了する。
(ステップS2−5)
他方、クリックコントロールサーバ10(広告代理サーバ20、ポイントサイトサーバ90)は、ステップS2−2において存在すると判断した場合、ユニーククリック値(uc_value)に「0」を格納して、ユニーククリック判定処理を終了する。
以上本発明の第1〜4実施形態に係る広告配信システムA、B、C、Dについて説明した。
本発明の第1〜4実施形態に係る広告配信システムA、B、C、Dによれば、特定の広告コンテンツが特定のクライアント装置においていままでに「クリック」されていない場合には、この特定の広告コンテンツと広告ID(ad_id)とがクリックコントロール値(cc_value)としてWebページ(アフィリエイターサイトやポイントサイトなど)に記述され、特定の携帯電話60に対して、特定の広告コンテンツについてのクリック機会が付与される。
他方、特定の広告コンテンツが特定のクライアント装置においていままでに「クリック」されている場合には、NULL値がクリックコントロール値(cc_value)としてWebページ(アフィリエイターサイトやポイントサイトなど)に記述され、特定の携帯電話60に対して、特定の広告コンテンツについてのクリック機会が付与されない。
したがって、本発明の第1〜4実施形態に係る広告配信システムA、B、C、Dによれば、「価値あるクリックの獲得」を図ることができる一方で、「価値なきクリックの排除」を図ることができる。
[ユニーククリック保証型]
本発明は、クリック保証型の広告配信システムに広く適用することができるが、クリック保証型の広告配信システムのなかでも、上記した第1〜4実施形態に係る広告配信システムA、B、C、Dのように、ユニーククリック保証型の広告配信システムに適用することが特に望ましい。
ユニーククリック保証型の広告配信システムにおいては、これまでに1度もクリックしていなかったが、あと1回掲出していればクリックしたであろうユーザによるクリックに価値が認められる一方で、これまでに1度クリックしたことがあるが、あと1回掲出していなければ2度目のクリックはしなかったであろうユーザによるクリックには価値が認められない。
この点、本発明に係る広告配信システムによれば、上記した「クリックコントロール」によって、これまでに1度もクリックしていなかったが、あと1回掲出していればクリックしたであろうユーザに対して、クリック機会を付与したりクリック意欲を高めたりする処理を行うことができる。
他方で、本発明に係る広告配信システムによれば、これまでに1度クリックしたことがあるが、あと1回掲出していなければ2度目のクリックはしなかったであろうユーザに対して、クリック機会を付与しなかったりクリック意欲を低めたりする処理を行うことができる。
したがって、本発明は、クリック保証型の広告配信システムのなかでも、特に、ユニーククリック保証型の広告配信システムに適用することが望ましい。
[ワイドユニーククリック、ローカルユニーククリック]
本発明においては、上記した第1、3実施形態に係る広告配信システムA、Cのように、クリックコントロール装置は、媒体送信装置や媒体記述装置や費用報酬管理装置などの装置とは別個の装置とすることが好ましい。
媒体送信装置、媒体記述装置、または費用報酬管理装置などの装置とクリックコントロール装置とを同一の装置として構成する場合には、あるクリックがユニーククリックであるか否かが、媒体送信装置、媒体記述装置、または費用報酬管理装置などの装置を中心に形成される局所的なネットワークの範囲内で判定される(以下、このようなユニーククリックを「ローカルユニーククリック」という。)。
これに対し、クリックコントロール装置が、媒体送信装置や媒体記述装置や費用報酬管理装置などの装置とは別個の装置として構成される場合には、あるクリックがユニーククリックであるか否かが、広域のネットワークの範囲内で判定される(以下、このようなユニーククリックを「ワイドユニーククリック」という)。
したがって、クリックコントロール装置が、媒体送信装置や媒体記述装置や費用報酬管理装置などの装置とは別個の装置として構成される場合には、特定の媒体送信装置や特定の媒体記述装置や特定の費用報酬管理装置などの装置によって形成された局所的なネットワークの垣根を越えて、クリックのユニーク性を判定することができる。
[サーバサイド、クライアントサイド]
媒体記述装置は、クライアント装置(特に、携帯端末)ではなく、サーバをもって構成することが望ましい。このようにすれば、クライアント装置(特に、携帯端末)におけるハードウェアリソースの負担を極力抑えることができる。
[費用報酬管理の正確性]
本実施形態においては、上記したように、クライアント装置を広告主装置へリダイレクトさせるステップの前後に、クリック判定処理が行われるようにすることが好ましい。
本実施形態において、クリックコントロール装置では、所定の条件を満たすクリックが生じていない限り、一のクライアント装置に対して、同一の広告コンテンツがクリックコントロール値として何度でも生成され得る。
また、クライアント装置上では、タブブラウジングなどにより、2以上のWebページ(アフィリエイターサイトやポイントサイトなど)が記憶され得る。
このため、本実施形態においては、クライアント装置上で、同一の広告コンテンツを記述されたWebページが相前後して閲覧され、同一の広告コンテンツが相前後してクリックされる場合がある。
この場合、費用報酬管理装置において、生じたすべてのクリックが所定の条件を満たしているとの誤認が生じると、広告主に対して広告費が重複して課金され、アフィリエイターや閲覧者に対して報酬が重複して支払われてしまう。
そこで、本実施形態に係る広告配信システムにおいては、クライアント装置を広告主装置へリダイレクトさせるステップの前後に、クリック判定処理が行われるようにすることが好ましい。
このようにすれば、クライアント装置上で同一の広告コンテンツに対するクリックが複数回生じた場合においても、費用報酬管理装置により、クリック判定処理の結果に基づいて、所定の条件を満たすクリックについてのみ広告費の課金や報酬の支払いについての処理を行なうことが可能となり、広告費の課金や報酬の支払いの重複を防止することができる。
[テーブルの一元管理]
クリック判定手段は、クリックコントロール値生成手段が用いるテーブルと同一のテーブルを用いてクリック判定処理を行なうように構成することが好ましい。
別個のテーブルを用いてクリック判定処理を行なうようにクリック判定手段を構成する場合は、クリックコントロールの正確性を担保するために、クリックコントロール値生成手段が用いるテーブルを、クリック判定手段が用いるテーブルに整合させる処理を行なう必要がある。
しかしながら、このようにしても、整合させる処理が完了するまでの間は、クリックコントロール値生成手段にて、所定の条件を満たすクリックが生じているのに、一のクライアント装置に対して、同一の広告コンテンツがクリックコントロール値として何度でも生成されてしまい、クリックコントロールの正確性は担保されない。
そこで、クリックコントロール値生成手段が用いるテーブルと同一のテーブルを用いてクリック判定処理を行なうようにクリック判定手段を構成することが好ましい。このようにすれば、上記のような整合という処理が不要となり、クリックコントロールの正確性を担保することができる。
[リダイレクトの回数]
クライアント装置は、クリックコントロール装置以外の装置を介することなく、クリックコントロール装置から広告主サーバ70へリダイレクトされることが好ましい。このようにすれば、リダイレクトの回数を低減できるからであり、この構成は、リダイレクトの回数が制限されているクライアント装置を用いる場合において特に好ましい。
[媒体送信装置]
上記したWebサーバ40やポイントサイトサーバ90は、「媒体送信装置」の一例であるが、「媒体送信装置」は、何らこれらの装置に限定されるものではない。広告コンテンツを表示可能なWebページを送信する装置は、すべて、「媒体送信装置」に該当する。
なお、Webページは、広告コンテンツを表示可能であるように構成されていれば足り、広告コンテンツが必ず表示されるように構成されている必要はない。本発明においては、クリックコントロール値(cc_value)に応じて、Webページに広告コンテンツを表示したり表示しなかったりすることも可能であり、このような場合におけるWebページも、本発明における「Webページ」に該当する。
[クライアント装置]
上記した携帯電話60は、「クライアント装置」の一例であるが、「クライアント装置」は、携帯電話に何ら限定されるものではない。パーソナルコンピュータやPDA(Personal Data Assistance)などの媒体送信装置からWebページを受信する装置は、すべて、「クライアント装置」に該当する。
もっとも、「クライアント装置」は、上記実施形態のような携帯電話やPDAなどの携帯端末であることが、特に、望ましい。
一般に、携帯端末は、パーソナルコンピュータなどの固定端末と比較して、処理能力や記憶容量が劣る。このため、携帯端末に広告コンテンツを配信して「価値あるクリック」を獲得するためには、携帯端末のハードウェアリソースが有効に活用されるようにして、広告コンテンツを「クリック」するに至るまでの操作など、そして、広告コンテンツを「クリック」した後の操作などにつき、ユーザが不快感を感じないようにする必要がある。
これを本発明に係る広告配信システムについてみると、本発明に係る広告配信システムによれば、クリックコントロール値(cc_value)を用いたクリックコントロールにより、必要なデータについては、これを携帯端末に送信して、そのハードウェアリソースを動作させることができる(「価値あるクリックの獲得」)。他方で、不要なデータについては、これを携帯端末に送信せずに、そのハードウェアリソースを動作させないようにすることができる(「価値なきクリックの排除」)。
したがって、「クライアント装置」は、携帯端末であることが、特に、望ましい。
なお、上記した実施形態においては、携帯電話60が、インターネット80上の各装置に対し、各種のリクエストを送信するに際して、自己の固体識別番号を送信する形態について説明した。
しかしながら、本発明は、この形態に限定されるものではない。
携帯電話60が、インターネット80上の各装置に対し、各種のリクエストを送信するに際して、自己の固体識別番号を送信しない形態においては、インターネット80上の各装置は、携帯電話60からリクエストを受信した場合、携帯電話60に対して、固体識別番号の送信を要求するリクエストを送信し、携帯電話60から固体識別番号を受信するように構成することができる。
[広告主装置]
上記した広告主サーバ70は、「広告主装置」の一例であるが、「広告主装置」は、何ら広告主サーバ70に限定されるものではない。広告主の商品・サービスなどが表示されるWebページが記憶された装置は、すべて、「広告主装置」に該当する。したがって、たとえば、広告主の商品・サービスなどが表示されるWebページがクリックコントロールサーバ10や広告代理サーバ20やWebサーバ40やポイントサイトサーバ90などにおいて記憶される場合、これらの装置は、「広告主装置」に該当する。
[クリックコントロール装置]
上記したクリックコントロールサーバ10や広告代理サーバ20やポイントサイトサーバ90は、「クリックコントロール装置」の一例であり、「クリックコントロール装置」は何らこれらのサーバに限定されるものではない。
「クリックコントロール装置」は、少なくとも「記憶手段」と「クリックコントロール値生成手段」とを具備しているが、上記した実施形態のように、「クリック判定手段」と「リダイレクト手段」とを具備していることが好ましい。
[記憶手段]
上記したテーブルが記憶されるストレージ14(24、94)は、「記憶手段」の一例であり、「記憶手段」は、何らストレージ14(24、94)に限定されるものではない。広告コンテンツを識別できる広告コンテンツ識別可能値と広告コンテンツがクリックされたクライアント装置を識別できるクライアント装置識別可能値とが対応付可能に記憶された手段は、すべて、「記憶手段」に該当する。
なお、広告コンテンツ識別可能値とクライアント装置識別可能値とは、記憶手段において対応付可能に記憶されていれば足り、対応付されていない広告コンテンツ識別可能値やクライアント装置識別可能値が記憶されていても、これらが対応付可能であれば、これらが記憶されている記憶手段は、本発明における「記憶手段」に該当する。
具体的に説明すると、たとえば、いままではユニーククリック管理テーブルに対応するレコードが存在しなかったが、ユニーククリック管理テーブルに固体識別番号(t_id)と広告ID(ad_id)とを格納する新たなレコードが追加されたことに伴い、この新たに追加されたレコードに格納された固体識別番号(t_id)に対応することになった広告管理テーブルに格納された広告ID(ad_id)は、記憶手段において、対応付可能に記憶されている。
(クリックコントロール値生成手段)
上記したクリックコントロール値生成処理を実行するクリックコントロールサーバ10のCPU11、広告代理サーバ20のCPU21、およびポイントサイトサーバ90のCPU91は、「クリックコントロール値生成手段」の一例であり、「クリックコントロール値生成手段」は、何らこれらのCPU11(21、91)に限定されるものではない。
クライアント装置識別可能値を受信した場合に、この受信したクライアント装置識別可能値と記憶手段に記憶されているクライアント装置識別可能値および広告コンテンツ識別可能値とに基づいてクリックコントロール値を生成する手段は、すべて、「クリックコントロール値生成手段」に該当する。
(クリック判定手段)
上記したユニーククリック判定処理を実行するクリックコントロールサーバ10のCPU11、広告代理サーバ20のCPU21、およびポイントサイトサーバ90のCPU91は、「クリック判定手段」の一例であり、「クリック判定手段」は、何らこれらのCPU11(21、91)に限定されるものでない。
クライアント装置によって広告コンテンツ(クライアント装置が閲覧するWebページに記述されている。)がクリックされた場合に、このクリックが所定の条件を満たしているか否かを判定する手段は、すべて、「クリック判定手段」に該当する。
(リダイレクト手段)
上記したリダイレクトを実行するクリックコントロールサーバ10のCPU11、広告代理サーバ20のCPU21、およびポイントサイトサーバ90のCPU91は、「リダイレクト手段」の一例であり、「リダイレクト手段」は、何らこれらのCPU11(21、91)に限定されるものでない。クライアント装置を広告主装置へリダイレクトする手段は、すべて、「リダイレクト手段」に該当する。
[媒体記述装置]
上記したWebサーバ40や携帯電話60やポイントサイトサーバ90は、「媒体記述装置」の一例であり、「媒体記述装置」は、Webサーバ40や携帯電話60やポイントサイトサーバ90に何ら限定されるものではない。クリックコントロール装置で生成されたクリックコントロール値をWebページに記述する装置は、すべて、「媒体記述装置」に該当する。
したがって、たとえば、クリックコントロールサーバ10や広告代理サーバ20が、クリックコントロール装置で生成されたクリックコントロール値をWebページに記述する装置として構成される場合、クリックコントロールサーバ10や広告代理サーバ20は、「媒体記述装置」に該当する。
[費用報酬管理装置]
上記した広告代理サーバ20やポイントサイトサーバ90は、「費用報酬管理装置」の一例であり、「費用報酬管理装置」は、これらのサーバに何ら限定されるものではない。広告コンテンツがクリックされた場合の費用報酬を管理する装置は、すべて、「費用報酬管理装置」に該当する。
したがって、たとえば、クリックコントロールサーバ10などが、広告コンテンツがクリックされた場合の費用報酬を管理する装置として構成される場合、クリックコントロールサーバ10などは、「費用報酬管理装置」に該当する。
[ネットワーク]
上記した実施形態におけるインターネット80は、「ネットワーク」の一例であり、「ネットワーク」は、インターネットに何ら限定されるものではない。TCP/IPプロトコル(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)以外のプロトコルに従って通信が行われるネットワークも、「ネットワーク」に該当する。
[広告コンテンツ]
「広告コンテンツ」としては、テキストとしての文字列のほか、画像ファイル、音楽ファイル、動画ファイル、クライアントスクリプト言語に従ったコードとしての文字列、これらの文字列の組み合わせなど、を用いることができる。
[広告コンテンツ識別可能値]
上記した実施形態における広告ID(ad_id)は、「広告コンテンツ識別可能値」の一例であるが、「広告コンテンツ識別可能値」は、広告ID(ad_id)に何ら限定されるものではない。
広告コンテンツを識別できる値であれば、本来は広告コンテンツを識別するための値ではない値(たとえば、広告コンテンツを構成するテキストとしての文字列が、広告コンテンツに固有のものであって、広告コンテンツを一意に特定するものである場合は、その文字列)であっても、「広告コンテンツ識別可能値」に該当する。
[クライアント装置識別可能値]
上記した固体識別番号(t_id)は、「クライアント装置識別可能値」の一例であり、 「クライアント装置識別可能値」は、固体識別番号(t_id)に何ら限定されるものではない。パーソナルコンピュータにおけるクッキーなども、「クライアント装置識別可能値」に該当する。
クライアント装置を識別できる値であれば、クライアント装置を識別するための値でない値であっても、「クライアント装置識別可能値」に該当する。
なお、上記実施形態における「固体識別番号(t_id)」としては、たとえば、携帯電話の製造番号などを用いることができる。
[クリックコントロール値(cc_value)]
上記実施形態におけるクリックコントロール値(cc_value)は、「クリックコントロール値(cc_value)」の一例である。
「クリックコントロール値(cc_value)」は、上記実施形態におけるクリックコントロール値(cc_value)に何ら限定されるものではない。
特定の広告コンテンツが特定のクライアント装置においていままでに「クリック」されているか否かに応じた値は、すべて、「クリックコントロール値(cc_value)」に該当する。
図20は、クリックコントロール値生成処理(他の例)を示すフローチャートである。クリックコントロール値生成処理(他の例)は、クリックコントロールサーバ10(広告代理サーバ20、ポイントサイトサーバ90)において、ストレージ14(24、94)に記憶されているプログラムが、RAM12(22、92)に読み出されてCPU11(21、91)で実行されることにより実現される。以下、図20を参照しつつ、クリックコントロール値生成処理(他の例)について説明する。
(ステップS3−1)
まず、クリックコントロールサーバ10(広告代理サーバ20、ポイントサイトサーバ90)は、ユニーククリック管理テーブルにおいて、受信した固体識別番号(t_id)が「t_id」フィールドに格納され、且つ、受信した広告ID(ad_id)が「ad_id」フィールドに格納されているレコードを検索する(ステップS3−1)。
(ステップS3−2)
次に、クリックコントロールサーバ10(広告代理サーバ20、ポイントサイトサーバ90)は、レコードが存在するか否かを判断し(ステップS3−2)、存在すると判断された場合はステップS3−3に進み、存在しないと判断された場合はステップS3−4に進む。
(ステップS3−3)
クリックコントロールサーバ10(広告代理サーバ20、ポイントサイトサーバ90)は、ステップS3−2において存在すると判断された場合、受信した固体識別番号(t_id)が受信した広告ID(ad_id)に対応付けられていることを示す値(この例では「1」)をクリックコントロール値(cc_value)として(ステップS3−3)、クリックコントロール値生成処理(他の例)を終了する。
(ステップS3−4)
他方、クリックコントロールサーバ10(広告代理サーバ20、ポイントサイトサーバ90)は、ステップS3−2において存在しないと判断された場合、受信した固体識別番号(t_id)が受信した広告ID(ad_id)に対応付けられていないことを示す値(この例では「0」)をクリックコントロール値(cc_value)として(ステップS3−4)、クリックコントロール値生成処理(他の例)を終了する。
このクリックコントロール値生成処理(他の例)によれば、媒体記述装置などがクリックコントロール値(cc_value)(「1」または「0」)に基づいて任意の処理を行い、クリック機会を付与したり付与しなかったり、また、クリック意欲を高めたり低めたりして、「価値あるクリックの獲得」を図る一方で、「価値なきクリックの排除」を図ることができる。
また、本発明においては、たとえば、受信した固体識別番号(t_id)に対応付けられていない広告ID(ad_id)がテーブルに記憶されている場合に、この対応付けられていない広告ID(ad_id)のみをクリックコントロール値(cc_value)とし、他方で、受信した固体識別番号(t_id)に対応付けられていない広告ID(ad_id)がテーブルに記憶されていない場合に、NULL値をクリックコントロール値(cc_value)としてもよい。この場合は、媒体送信装置や媒体記述装置などが、広告ID(ad_id)に基づいて、他の装置や自らが備える記憶手段などから、広告コンテンツを取得する。
なお、クリックコントロール値(cc_value)とされる値は、1つや2つに限られるものではなく、本発明においては、複数の値をクリックコントロール値(cc_value)とすることができる。
したがって、たとえば、本発明においては、複数の広告ID(ad_id)とこれらによってそれぞれ識別される複数の広告コンテンツとをクリックコントロール値(cc_value)とすることができる。
なお、複数の広告ID(ad_id)と広告コンテンツの中から、特定の広告ID(ad_id)と広告コンテンツ(たとえば、複数の広告ID(ad_id)と広告コンテンツの中からランダムに選択されたn個(nは1以上の整数)の広告ID(ad_id)と広告コンテンツ、複数の広告ID(ad_id)と広告コンテンツの中から広告ID(ad_id)が小さい順に選択されたn個(nは1以上の整数)のID(ad_id)と広告コンテンツ、または優先を示す優先ビット列が対応付けて記憶されている広告ID(ad_id)と広告コンテンツなど)を抽出して、これらをクリックコントロール値(cc_value)とすれば、クライアント装置上で閲覧されるWebページに膨大な数の広告コンテンツが表示されることが防止され、好ましい。
[クリック]
なお、「クリック」は、広告コンテンツが選択処理されるすべての形態を意味し、広告コンテンツとマウスのカーソルとが重ねられた際にマウスの左ボタンが押されるという形態に限られない。
次に、本発明の実施例1について説明する。この実施例1は、配信される広告コンテンツの数を「1つ」とし、この広告コンテンツが、クリックコントロールをされつつ、ユニーククリック数が100000回になるまで配信し続けられるようにしたものである。この実施例1では、広告コンテンツが5%の確率でクリックされるものとする。
この実施例1においては、100000回のユニーククリックが獲得され(「価値あるクリックの獲得」、この広告コンテンツが同一の携帯電話で2回以上クリックされることはない(「価値なきクリックの排除)。
[比較例1]
次に、比較例1について説明する。この比較例1は、配信される広告コンテンツの数を「1つ」とし、この広告コンテンツが、同一の携帯電話において掲出頻度の上限を「1回」とするフリークエンシーコントロールをされつつ、配信数が100000回になるまで配信し続けられるようにしたものである。この比較例1でも、広告コンテンツが5%の確率でクリックされるものとする。
この比較例1においては、5000回のユニーククリックが獲得されるが、95000回のユニーククリックが喪失される(「価値あるクリックの喪失」)。
[比較例2]
次に、比較例2について説明する。この比較例2は、配信される広告コンテンツの数を「1つ」とし、この広告コンテンツが、同一の携帯電話において掲出頻度の上限を「2回」とするフリークエンシーコントロールをされつつ、配信数が200000回になるまで配信し続けられるようにしたものである。この比較例2では、1回目に掲出された広告コンテンツと2回目に掲出された広告コンテンツが、ともに、5%の確率でクリックされるものとする。
この比較例2においては、9750回のユニーククリックが獲得されるが、その一方で、90250回のユニーククリックが喪失される(「価値あるクリックの喪失」)。
さらに、この比較例2においては、250台の携帯電話において、広告コンテンツが2回クリックされる(「価値なきクリックの混入」)。
なお、ユーザは様々な性格を有しており、また、ユーザが広告コンテンツを閲覧している環境や状況は、時々刻々と変化するものである。したがって、広告コンテンツを何度も見ることによってユーザがその広告をクリックする率が確実に低下していくか否かは定かではないと考えられる。しかしながら、仮にこの考え方に基づいて、たとえば、1回目に掲出された広告コンテンツが5%の確率でクリックされ、2回目に掲出された広告コンテンツが3%の確率でクリックされるものとしても、比較例2において「価値あるクリックの喪失」、「価値なきクリックの混入」が生じることに変わりはない。
[比較例3]
次に、比較例3について説明する。この比較例3は、配信される広告コンテンツの数を「1つ」とし、この広告コンテンツが、クリックコントロールをされることなく、ユニーククリック数が100000回になるまで配信し続けられるようにしたものである。この比較例3では、広告コンテンツが5%の確率でクリックされるものとする。
この比較例1においては、広告コンテンツが同一の携帯電話で2回以上クリックされる(「価値なきクリックの混入」)。
以上、本発明の実施形態及び実施例について説明したが、これらの説明は、本発明の一例に関するものであり、本発明は、これらの説明によって限定されない。
第1実施形態に係る広告配信システムAの概略構成図である。 第1実施形態に係る広告配信システムAの第1構成例a1を説明する図である。 第1実施形態に係る広告配信システムAの第2構成例a2を説明する図である。 第1実施形態に係る広告配信システムAの第3構成例a3を説明する図である。 第1実施形態に係る広告配信システムAの第4構成例a4を説明する図である。 第2実施形態に係る広告配信システムBの概略構成図である。 第2実施形態に係る広告配信システムBの第1構成例b1を説明する図である。 第2実施形態に係る広告配信システムBの第2構成例b2を説明する図である。 第3実施形態に係る広告配信システムCの概略構成図である。 第3実施形態に係る広告配信システムCの第1構成例c1を説明する図である。 第3実施形態に係る広告配信システムCの第2構成例c2を説明する図である。 第3実施形態に係る広告配信システムCの第3構成例c3を説明する図である。 第3実施形態に係る広告配信システムCの第4構成例c4を説明する図である。 第4実施形態に係る広告配信システムDの概略構成図である。 第4実施形態に係る広告配信システムDの構成例dを説明する図である。 クリックコントロールサーバ10(広告代理サーバ20、ポイントサイトサーバ90)の概略構成を示す図である。 クリックコントロールサーバ10(広告代理サーバ20、ポイントサイトサーバ90)に具備されるストレージ14(24、94)の概略構成を示す図である。 クリックコントロール値生成処理を示すフローチャートである。 ユニーククリック判定処理を示すフローチャートである。 クリックコントロール値生成処理の他の例を示すフローチャートである。
符号の説明
A、B 広告配信システム(アフィリエイトシステム)
C、D 広告配信システム(ポイントシステム)
ccs_address クリックコントロールサーバのアドレス
aas_id 広告代理サーバ識別ID
ps_id アフィリエイターサイト識別ID
t_id 固体識別番号
cc_value クリックコントロール値
ad_id 広告ID
a_session_id アフィリエイトセッションID
uc_value ユニーククリック値
cs_address 広告主サイトのアドレス
pss_address ポイントサイトサーバのアドレス
pss_id ポイントサイトサーバ識別ID
p_session_id ポイントセッション識別ID
m_id 会員ID
10 クリックコントロールサーバ
20 広告代理サーバ
30 アフィリエイター端末
40 Webサーバ
50 基地局
60 携帯電話
70 広告主サーバ
80 インターネット
90 ポイントサイトサーバ
11(21、91) CPU
12(22、92) RAM
13(23、93) ROM
14(24、94) ストレージ
15(25、95) ネットワークインターフェースカード(NIC)

Claims (4)

  1. 広告コンテンツを表示可能なWebページを送信する媒体送信装置と、前記媒体送信装置からWebページを受信するクライアント装置と、がネットワークを介して接続されたクリック保証型の広告配信システムにおいて、
    前記広告コンテンツを識別できる広告コンテンツ識別可能値と前記広告コンテンツがクリックされたクライアント装置を識別できるクライアント装置識別可能値とが対応付可能に記憶された記憶手段、および前記クライアント装置識別可能値を受信した場合に、この受信したクライアント装置識別可能値と前記記憶手段に記憶されているクライアント装置識別可能値および広告コンテンツ識別可能値とに基づいてクリックコントロール値を生成するクリックコントロール値生成手段を具備するクリックコントロール装置と、
    前記クリックコントロール装置で生成されたクリックコントロール値をWebページに記述する媒体記述装置と、
    を備えたことを特徴とする広告配信システム。
  2. ユニーククリック保証型であることを特徴とする請求項1に記載の広告配信システム。
  3. Webページに表示可能な広告コンテンツを識別できる広告コンテンツ識別可能値と、前記広告コンテンツがクリックされたクライアント装置を識別できるクライアント装置識別可能値と、が対応付可能に記憶された記憶手段と、
    前記クライアント装置識別可能値を受信した場合に、この受信したクライアント装置識別可能値と前記記憶手段に記憶されているクライアント装置識別可能値および広告コンテンツ識別可能値とに基づいてクリックコントロール値を生成するクリックコントロール値生成手段と、
    を具備したことを特徴とするクリックコントロール装置。
  4. ユニーククリック保証型の広告配信システムに備えられたことを特徴とする請求項3に記載のクリックコントロール装置。
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