JP2009098958A - 状態遷移分析装置、状態遷移分析装置での処理方法及びプログラム - Google Patents

状態遷移分析装置、状態遷移分析装置での処理方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】比較対象の状態遷移モデルの差分を適切に提示することが可能な状態遷移分析装置、状態遷移分析装置での処理方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】状態遷移分析装置100内のCPU101は、条件を設定する。そして、CPU101は、その一致判定条件に従って、旧状態遷移表に対応する旧状態遷移データの各組において特異な状態及び事象を示す情報と、新状態遷移表に対応する新状態遷移データおいて特異な状態及び事象の情報とが、同一の状態及び事象を表し、名称のみが異なるか否かを判定し、名称のみが異なる場合には、新旧の状態遷移表の差分を提示する際に、両者を同一のものとして扱う。
【選択図】図5

Description

本発明は、システムのとり得る状態のいずれかと、該システムにて発生し得る事象のいずれかと、その状態においてその事象が発生した際に前記システムにて実行される処理と、前記事象が発生した際の状態遷移先との4つの要素のそれぞれを示す情報を組にして構成される状態遷移データに基づいてシステムの状態遷移を分析する状態遷移分析装置、当該状態遷移分析装置での処理方法、及び、当該状態遷移分析装置としてのコンピュータに処理ステップを実行させるためのプログラムに関する。
従来よりプログラムの作成においては、コーディングの前に状態遷移モデルとしての状態遷移図や、状態遷移表の作成が行われることが多い。また、状態遷移図から状態遷移表を自動生成することもある。プログラム作成者は、一般に状態遷移モデルを、試行錯誤を繰り返して随時修正する作業を行う。このような場合、プログラム作成者は、変更前の状態遷移モデルと変更後の状態遷移モデルとにおいて、差分を把握したいと考える場合も多い。
図27は、状態遷移図の変更の一例を示す図であり、図27(a)は変更前の状態遷移図(旧状態遷移図)、図27(b)は変更後の状態遷移図(新状態遷移図)である。
図27(a)及び図27(b)に示す状態遷移図において、丸で囲まれた文字は状態、/の前の文字は事象(イベント)、/の後の文字は処理、矢印は状態遷移先を示す。例えば、図27(a)において、状態SAから状態SBに矢印が向かっており、当該矢印にEA/FAが対応している。このことは、状態SAの場合に事象EAが発生すると、処理FAが実行され、状態SBに遷移することを示している。また、図27(a)において、二重丸で囲まれた文字は変更によって削除された状態、四角で囲まれた文字は変更によって削除された事象あるいは処理、点線の矢印は変更によって削除された状態遷移先を示す。一方、図27(b)において、二重丸で囲まれた文字は変更によって追加された状態、四角で囲まれた文字は変更によって追加された事象あるいは処理、点線の矢印は変更によって追加された状態遷移先を示す。
図28及び図29は、図27に示す状態遷移図の変更に伴う変更前後の状態遷移表の差分検出の一例を示す図である。図28(a)は、第1の差分検出における、図27(a)の変更前の状態遷移図に対応する変更前の状態遷移表(旧状態遷移表)であり、図28(b)は、第1の差分検出における変更後の状態遷移図に対応する変更後の状態遷移表(新状態遷移表)である。一方、図29(a)は、第2の差分検出における、図27(a)の変更前の状態遷移図に対応する変更前の状態遷移表(旧状態遷移表)であり、図29(b)は変更後の状態遷移図に対応する変更後の状態遷移表(新状態遷移表)である。
状態遷移表は、状態を列、事象を行とした2次元の表であり、各マスには、対応する状態の時に対応する事象が発生した場合に実行される処理(下欄)と状態遷移先(上欄)とが含まれる。例えば、図28(a)において、状態SAの列と事象EAの行の交点のマスに着目すると、当該マスの下欄には処理FAが含まれ、上欄には上体SBが含まれる。これは、状態SAの場合に事象EAが発生すると、処理FA実行され、状態SBに遷移することを示しており、図27(a)の旧状態遷移図に対応している。また、状態遷移表において斜線が引かれたマスは、そのマスに対応する状態のときに、そのマスに対応する事象が発生することがないことを示す。
図28における第1の差分検出では、新旧の状態遷移表の同一の列の状態及び同一の行の事象を比較し、これら状態及び事象が異なる場合には、その異なる状態の列と、異なる事象の列とが網掛けされる。また、図28における第1の差分検出では、新旧の状態遷移表の同一位置のマス内の処理及び状態遷移先を比較し、異なる場合には、その異なる処理及び状態遷移先の欄が斜線により網掛けされる。
一方、図29における第2の差分検出では、新旧の状態遷移表間で異なる状態及び事象、換言すれば、一方にのみ含まれる状態及び事象を検出し、これら異なる状態の列と、異なる事象の行とが網掛けされる。また、図29における第2の差分検出では、新旧の状態遷移表の同一の状態及び同一の事象に対応するマス内の処理及び状態遷移先を比較し、異なる場合には、その異なる処理及び状態遷移先の欄が斜線により網掛けされる。
また、特許文献1に記載の技術では、変更前の状態遷移モデルと変更後の状態遷移モデルとをテキストレベルで比較することにより、両者の差分を検出し、その差分を表示する。
特開2006−209179号公報
しかし、上述した従来の状態遷移モデルの差分検出では、変更の前後で状態や事象が同一であっても、名称が異なれば、差分として検出されてしまう。このような過剰な差分検出は、プログラム作成者に対して必ずしも適切な差分検出結果を提示しているとはいえない。
本発明の目的は、上述した問題点を解決するものであり、比較対象の状態遷移モデルの差分を適切に提示することが可能な状態遷移分析装置、状態遷移分析装置での処理方法及びプログラムを提供するものである。
本発明は、システムにてとり得る状態のいずれかと、とり得るそれぞれの状態にて発生し得る事象のいずれかと、とり得る各状態において発生し得る各事象が発生した際に実行される処理と、状態遷移先との4つの要素の情報を組にして、前記システムにてあり得る組の情報のすべてで構成される状態遷移データに基づいてシステムの状態遷移を分析する状態遷移分析装置であって、第1の状態遷移データと、第2の状態遷移データとを記憶する状態遷移データ記憶手段と、前記第1の状態遷移データの各組の情報の全てを可視的に表す第1の状態遷移モデルと、前記第2の状態遷移データの各組の情報の全てを可視的に表す第2の状態遷移モデルとを表示ユニットに表示させる第1の表示処理手段と、前記第1の状態遷移データの各組の情報と前記第2の状態遷移データの各組の情報とを比較して、前記第1の状態遷移モデルにのみ含まれる状態を第1の特異状態として検出するとともに、前記第2の状態遷移モデルにのみ含まれる状態を第2の特異状態として検出する特異状態検出手段と、前記第1の特異状態を状態として含む前記第1の状態遷移データの組の前記事象、前記処理、前記状態遷移先の要素のうちの少なくとも1つの要素を示す情報と、前記第2の特異状態を状態として含む前記第2の状態遷移データの組の前記事象、前記処理、前記状態遷移先の要素のうちの少なくとも1つの要素を示す情報とが一致するか否かを判定すること、及び、前記第1の特異状態を状態遷移先として含む前記第1の状態遷移データの組の前記状態、前記事象、前記処理の要素のうちの少なくとも1つの要素を示す情報と、前記第2の特異状態を状態遷移先として含む前記第2の状態遷移データの組の前記状態、前記事象、前記処理の要素のうちの少なくとも1つの要素を示す情報とが一致するか否かを判定することの少なくとも一方を行う判定手段と、前記判定手段にて一致の判定がなされたときに、前記第1の特異状態と前記第2の特異状態とは名称が異なるが同じ状態であると決定する同一状態決定手段と、前記特異状態検出手段、前記判定手段及び前記同一状態決定手段での各処理結果に基づいて、前記表示ユニットに表示される前記第1の状態遷移モデル及び前記第2の状態遷移モデルにおいて、異なる状態、事象、処理及び状態遷移先の組合せと、同じ状態、事象、処理及び状態遷移先の組合せとを区別して表示させる第2の表示処理手段とを有することを特徴とする。
この構成によれば、第1の状態遷移モデルにのみ含まれる第1の特異状態と第2の状態遷移モデルにのみ含まれる第2の特異状態とが同一の状態であるか否かが、状態、事象、処理及び状態遷移先の少なくとも1つの要素が一致するか否かによって判定され、同一の状態である場合には、第1の状態遷移モデル及び第2の状態遷移モデルの表示において、第1の特異状態と第2の特異状態とが同一のものとして扱われる。従って、状態の名称のみが異なる場合に差分として検出されてしまうことが抑制され、比較対象の状態遷移モデルの差分を適切に提示することが可能となる。
また、本発明の状態遷移分析装置は、前記操作ユニットの操作に基づいて、前記第1の状態遷移データと前記第2の状態遷移データを設定し、前記第1の特異状態を状態として含む第1の状態遷移データの組、及び、前記第2の特異状態を状態として含む第2の状態遷移データの組について、前記4つの要素のうち、事象、処理及び状態遷移先の3つの要素、事象及び状態遷移先の2つの要素、及び、状態遷移先の1つの要素のいずれかを前記一致判定の要素として選択的に設定する条件設定手段を有し、前記判定手段が、前記条件設定手段により設定された要素を示す情報に基づいて、前記第1の状態遷移データの組と、前記第2の状態遷移データの組とが一致するか否かを判定するようにしてもよい。
この構成によれば、状態の同一決定における厳密性についての利用者の要求に応じた適切な条件にて判定を行うことが可能となる。
同様の観点から本発明の状態遷移分析装置は、前記操作ユニットの操作に基づいて、前記第1の状態遷移データと前記第2の状態遷移データを設定し、前記第1の特異状態を状態遷移先として含む第1の状態遷移データの組、及び、前記第2の特異状態を状態遷移先として含む第2の状態遷移データの組について、前記4つの要素のうち、状態、事象及び処理の3つの要素、状態及び事象の2つの要素、及び、状態の1つの要素のいずれかを前記一致判定の要素として選択的に設定する条件設定手段を有し、前記判定手段が、前記条件設定手段により設定された要素を示す情報に基づいて、前記第1の状態遷移データの組と、前記第2の状態遷移データの組とが一致するか否かを判定するようにしてもよい。
同様の観点から本発明の状態遷移分析装置は、前記操作ユニットの操作に基づいて、前記第1の状態遷移データと前記第2の状態遷移データを設定し、前記第1の特異状態を状態として含む第1の状態遷移データの組、及び、前記第2の特異状態を状態として含む第2の状態遷移データの組について、前記4つの要素のうち、事象、処理及び状態遷移先の3つの要素、事象及び状態遷移先の2つの要素、及び、状態遷移先の1つの要素のいずれかを前記一致判定の要素として選択的に設定する第1の条件設定手段と、前記操作ユニットの操作に基づいて、前記第1の状態遷移データと前記第2の状態遷移データを設定し、前記第1の特異状態を状態遷移先として含む第1の状態遷移データの組、及び、前記第2の特異状態を状態遷移先として含む第2の状態遷移データの組について、前記4つの要素のうち、状態、事象及び処理の3つの要素、状態及び事象の2つの要素、及び、状態の1つの要素のいずれかを前記一致判定の要素として選択的に設定する第2の条件設定手段と有し、前記判定手段が、前記第1の条件設定手段により設定された要素を示す情報に基づいて、前記第1の状態遷移データの組と、前記第2の状態遷移データの組とが一致するか否かを判定する第1の判定手段と、前記第2の条件設定手段により設定された要素を示す情報に基づいて、前記第1の状態遷移データの組と、前記第2の状態遷移データの組とが一致するか否かを判定する第2の判定手段とを有し、前記同一状態決定手段が、前記第1の判定手段及び前記第2の判定手段の双方にて一致すると判定された場合に前記第1の特異状態と前記第2の特異状態とは名称が異なるが同じ状態であると決定する第1の決定手法、前記第1の判定手段及び前記第2の判定手段のいずれか一方にて一致すると判定された場合に前記第1の特異状態と前記第2の特異状態とは名称が異なるが同じ状態であると決定する第2の決定手法、及び、前記第1の判定手段及び前記第2の判定手段のうちの指定された一方にて一致すると判定された場合に前記第1の特異状態と前記第2の特異状態とは名称が異なるが同じ状態であると決定する第3の決定手法のいずれかを選択し、その選択した決定手法に基づいて決定するようにしてもよい。
本発明は、システムにてとり得る状態のいずれかと、とり得るそれぞれの状態にて発生し得る事象のいずれかと、とり得る各状態において発生し得る各事象が発生した際に実行される処理と、状態遷移先との4つの要素の情報を組にして、前記システムにてあり得る組の情報のすべてで構成される状態遷移データに基づいてシステムの状態遷移を分析する状態遷移分析装置であって、第1の状態遷移データと、第2の状態遷移データとを記憶する状態遷移データ記憶手段と、前記第1の状態遷移データの各組の情報の全てを可視的に表す第1の状態遷移モデルと、前記第2の状態遷移データの各組の情報の全てを可視的に表す第2の状態遷移モデルとを表示ユニットに表示させる第1の表示処理手段と、前記第1の状態遷移データの各組の情報と前記第2の状態遷移データの各組の情報とを比較して、前記第1の状態遷移モデルにのみ含まれる事象を第1の特異事象として検出するとともに、前記第2の状態遷移モデルにのみ含まれる事象を第2の特異事象として検出する特異事象検出手段と、前記第1の特異事象を含む前記第1の状態遷移データの組の前記状態、前記処理、前記状態遷移先の要素のうちの少なくとも1つの要素を示す情報と、前記第2の特異事象を含む前記第2の状態遷移データの組の前記状態、前記処理、前記状態遷移先の要素のうちの少なくとも1つの要素を示す情報とが一致するか否かを判定する判定手段と、前記判定手段にて一致の判定がなされたときに、前記第1の特異事象と前記第2の特異事象とは名称が異なるが同じ事象であると決定する同一事象決定手段と、前記特異事象検出手段、前記判定手段及び前記同一事象決定手段での各処理結果に基づいて、前記表示ユニットに表示される前記第1の状態遷移モデル及び前記第2の状態遷移モデルにおいて、異なる状態、事象、処理及び状態遷移先の組合せと、同じ状態、事象、処理及び状態遷移先の組合せとを区別して表示させる第2の表示処理手段とを有することを特徴とする。
この構成によれば、第1の状態遷移モデルにのみ含まれる第1の特異事象と第2の状態遷移モデルにのみ含まれる第2の特異事象とが同一の事象であるか否かが、状態、処理及び状態遷移先の少なくとも1つの要素が一致するか否かによって判定され、同一の事象である場合には、第1の状態遷移モデル及び第2の状態遷移モデルの表示において、第1の特異事象と第2の特異事象とが同一のものとして扱われる。従って、事象の名称のみが異なる場合に差分として検出されてしまうことが抑制され、比較対象の状態遷移モデルの差分を適切に提示することが可能となる。
また、本発明の状態遷移分析装置は、前記操作ユニットの操作に基づいて、前記第1の状態遷移データと前記第2の状態遷移データを設定し、前記第1の特異事象を含む第1の状態遷移データの組、及び、前記第2の特異事象を含む第2の状態遷移データの組について、前記4つの要素のうち、状態、処理及び事象の3つの要素、状態及び状態遷移先の2つの要素、及び、状態遷移先の1つの要素のいずれかを前記一致判定の要素として選択的に設定する条件設定手段を有し、前記判定手段が、前記条件設定手段により設定された要素を示す情報に基づいて、前記第1の状態遷移データの組と、前記第2の状態遷移データの組とが一致するか否かを判定するようにしてもよい。
この構成によれば、事象の同一決定における厳密性についての利用者の要求に応じた適切な条件にて判定を行うことが可能となる。
本発明は、システムにてとり得る状態のいずれかと、とり得るそれぞれの状態にて発生し得る事象のいずれかと、とり得る各状態において発生し得る各事象が発生した際に実行される処理と、状態遷移先との4つの要素の情報を組にして、前記システムにてあり得る組の情報のすべてで構成される状態遷移データに基づいてシステムの状態遷移を分析する状態遷移分析装置における処理方法であって、記憶手段に記憶された第1の状態遷移データの各組の情報の全てを可視的に表す第1の状態遷移モデルと、前記記憶手段に記憶された前記第2の状態遷移データの各組の情報の全てを可視的に表す第2の状態遷移モデルとを表示ユニットに表示させる第1の表示処理ステップと、前記第1の状態遷移データの各組の情報と前記第2の状態遷移データの各組の情報とを比較して、前記第1の状態遷移モデルにのみ含まれる状態を第1の特異状態として検出するとともに、前記第2の状態遷移モデルにのみ含まれる状態を第2の特異状態として検出する特異状態検出ステップと、前記第1の特異状態を状態として含む前記第1の状態遷移データの組の前記事象、前記処理、前記状態遷移先の要素のうちの少なくとも1つの要素を示す情報と、前記第2の特異状態を状態として含む前記第2の状態遷移データの組の前記事象、前記処理、前記状態遷移先の要素のうちの少なくとも1つの要素を示す情報とが一致するか否かを判定すること、及び、前記第1の特異状態を状態遷移先として含む前記第1の状態遷移データの組の前記状態、前記事象、前記処理の要素のうちの少なくとも1つの要素を示す情報と、前記第2の特異状態を状態遷移先として含む前記第2の状態遷移データの組の前記状態、前記事象、前記処理の要素のうちの少なくとも1つの要素を示す情報とが一致するか否かを判定することの少なくとも一方を行う判定ステップと、前記判定ステップにて一致の判定がなされたときに、前記第1の特異状態と前記第2の特異状態とは名称が異なるが同じ状態であると決定する同一状態決定ステップと、前記特異状態検出ステップ、前記判定ステップ及び前記同一状態決定ステップでの各処理結果に基づいて、前記表示ユニットに表示される前記第1の状態遷移モデル及び前記第2の状態遷移モデルにおいて、異なる状態、事象、処理及び状態遷移先の組合せと、同じ状態、事象、処理及び状態遷移先の組合せとを区別して表示させる第2の表示処理ステップとを有することを特徴とする。
また、本発明の処理方法は、前記操作ユニットの操作に基づいて、前記第1の状態遷移データと前記第2の状態遷移データを設定し、前記第1の特異状態を状態として含む第1の状態遷移データの組、及び、前記第2の特異状態を状態として含む第2の状態遷移データの組について、前記4つの要素のうち、事象、処理及び状態遷移先の3つの要素、事象及び状態遷移先の2つの要素、及び、状態遷移先の1つの要素のいずれかを前記一致判定の要素として選択的に設定する条件設定ステップを有し、前記判定ステップが、前記条件設定ステップにより設定された要素を示す情報に基づいて、前記第1の状態遷移データの組と、前記第2の状態遷移データの組とが一致するか否かを判定するようにしてもよい。
また、本発明の処理方法は、前記操作ユニットの操作に基づいて、前記第1の状態遷移データと前記第2の状態遷移データを設定し、前記第1の特異状態を状態遷移先として含む第1の状態遷移データの組、及び、前記第2の特異状態を状態遷移先として含む第2の状態遷移データの組について、前記4つの要素のうち、状態、事象及び処理の3つの要素、状態及び事象の2つの要素、及び、状態の1つの要素のいずれかを前記一致判定の要素として選択的に設定する条件設定ステップを有し、前記判定ステップが、前記条件設定ステップにより設定された要素を示す情報に基づいて、前記第1の状態遷移データの組と、前記第2の状態遷移データの組とが一致するか否かを判定するようにしてもよい。
また、本発明の処理方法は、前記操作ユニットの操作に基づいて、前記第1の状態遷移データと前記第2の状態遷移データを設定し、前記第1の特異状態を状態として含む第1の状態遷移データの組、及び、前記第2の特異状態を状態として含む第2の状態遷移データの組について、前記4つの要素のうち、事象、処理及び状態遷移先の3つの要素、事象及び状態遷移先の2つの要素、及び、状態遷移先の1つの要素のいずれかを前記一致判定の要素として選択的に設定する第1の条件設定ステップと、前記操作ユニットの操作に基づいて、前記第1の状態遷移データと前記第2の状態遷移データを設定し、前記第1の特異状態を状態遷移先として含む第1の状態遷移データの組、及び、前記第2の特異状態を状態遷移先として含む第2の状態遷移データの組について、前記4つの要素のうち、状態、事象及び処理の3つの要素、状態及び事象の2つの要素、及び、状態の1つの要素のいずれかを前記一致判定の要素として選択的に設定する第2の条件設定ステップと有し、前記判定ステップが、前記第1の条件設定ステップにより設定された要素を示す情報に基づいて、前記第1の状態遷移データの組と、前記第2の状態遷移データの組とが一致するか否かを判定する第1の判定ステップと、前記第2の条件設定ステップにより設定された要素を示す情報に基づいて、前記第1の状態遷移データの組と、前記第2の状態遷移データの組とが一致するか否かを判定する第2の判定ステップとを有し、前記同一状態決定ステップが、前記第1の判定ステップ及び前記第2の判定ステップの双方にて一致すると判定された場合に前記第1の特異状態と前記第2の特異状態とは名称が異なるが同じ状態であると決定する第1の決定手法、前記第1の判定ステップ及び前記第2の判定ステップのいずれか一方にて一致すると判定された場合に前記第1の特異状態と前記第2の特異状態とは名称が異なるが同じ状態であると決定する第2の決定手法、及び、前記第1の判定ステップ及び前記第2の判定ステップのうちの指定された一方にて一致すると判定された場合に前記第1の特異状態と前記第2の特異状態とは名称が異なるが同じ状態であると決定する第3の決定手法のいずれかを選択し、その選択した決定手法に基づいて決定するようにしてもよい。
本発明は、システムにてとり得る状態のいずれかと、とり得るそれぞれの状態にて発生し得る事象のいずれかと、とり得る各状態において発生し得る各事象が発生した際に実行される処理と、状態遷移先との4つの要素の情報を組にして、前記システムにてあり得る組の情報のすべてで構成される状態遷移データに基づいてシステムの状態遷移を分析する状態遷移分析装置における処理方法であって、記憶手段に記憶された第1の状態遷移データの各組の情報の全てを可視的に表す第1の状態遷移モデルと、前記記憶手段に記憶された前記第2の状態遷移データの各組の情報の全てを可視的に表す第2の状態遷移モデルとを表示ユニットに表示させる第1の表示処理ステップと、前記第1の状態遷移データの各組の情報と前記第2の状態遷移データの各組の情報とを比較して、前記第1の状態遷移モデルにのみ含まれる事象を第1の特異事象として検出するとともに、前記第2の状態遷移モデルにのみ含まれる事象を第2の特異事象として検出する特異事象検出ステップと、前記第1の特異事象を含む前記第1の状態遷移データの組の前記状態、前記処理、前記状態遷移先の要素のうちの少なくとも1つの要素を示す情報と、前記第2の特異事象を含む前記第2の状態遷移データの組の前記状態、前記処理、前記状態遷移先の要素のうちの少なくとも1つの要素を示す情報とが一致するか否かを判定する判定ステップと、前記判定ステップにて一致の判定がなされたときに、前記第1の特異事象と前記第2の特異事象とは名称が異なるが同じ事象であると決定する同一事象決定ステップと、前記特異事象検出ステップ、前記判定ステップ及び前記同一事象決定ステップでの各処理結果に基づいて、前記表示ユニットに表示される前記第1の状態遷移モデル及び前記第2の状態遷移モデルにおいて、異なる状態、事象、処理及び状態遷移先の組合せと、同じ状態、事象、処理及び状態遷移先の組合せとを区別して表示させる第2の表示処理ステップとを有することを特徴とする。
また、本発明の処理方法は、前記操作ユニットの操作に基づいて、前記第1の状態遷移データと前記第2の状態遷移データを設定し、前記第1の特異事象を含む第1の状態遷移データの組、及び、前記第2の特異事象を含む第2の状態遷移データの組について、前記4つの要素のうち、状態、処理及び事象の3つの要素、状態及び状態遷移先の2つの要素、及び、状態遷移先の1つの要素のいずれかを前記一致判定の要素として選択的に設定する条件設定ステップを有し、前記判定ステップが、前記条件設定ステップにより設定された要素を示す情報に基づいて、前記第1の状態遷移データの組と、前記第2の状態遷移データの組とが一致するか否かを判定するようにしてもよい。
本発明は、システムにてとり得る状態のいずれかと、とり得るそれぞれの状態にて発生し得る事象のいずれかと、とり得る各状態において発生し得る各事象が発生した際に実行される処理と、状態遷移先との4つの要素の情報を組にして、前記システムにてあり得る組の情報のすべてで構成される状態遷移データに基づいてシステムの状態遷移を分析する状態遷移分析装置としてのコンピュータに処理ステップを実行させるプログラムであって、記憶手段に記憶された第1の状態遷移データの各組の情報の全てを可視的に表す第1の状態遷移モデルと、前記記憶手段に記憶された前記第2の状態遷移データの各組の情報の全てを可視的に表す第2の状態遷移モデルとを表示ユニットに表示させる第1の表示処理ステップと、前記第1の状態遷移データの各組の情報と前記第2の状態遷移データの各組の情報とを比較して、前記第1の状態遷移モデルにのみ含まれる状態を第1の特異状態として検出するとともに、前記第2の状態遷移モデルにのみ含まれる状態を第2の特異状態として検出する特異状態検出ステップと、前記第1の特異状態を状態として含む前記第1の状態遷移データの組の前記事象、前記処理、前記状態遷移先の要素のうちの少なくとも1つの要素を示す情報と、前記第2の特異状態を状態として含む前記第2の状態遷移データの組の前記事象、前記処理、前記状態遷移先の要素のうちの少なくとも1つの要素を示す情報とが一致するか否かを判定すること、及び、前記第1の特異状態を状態遷移先として含む前記第1の状態遷移データの組の前記状態、前記事象、前記処理の要素のうちの少なくとも1つの要素を示す情報と、前記第2の特異状態を状態遷移先として含む前記第2の状態遷移データの組の前記状態、前記事象、前記処理の要素のうちの少なくとも1つの要素を示す情報とが一致するか否かを判定することの少なくとも一方を行う判定ステップと、
前記判定ステップにて一致の判定がなされたときに、前記第1の特異状態と前記第2の特異状態とは名称が異なるが同じ状態であると決定する同一状態決定ステップと、前記特異状態検出ステップ、前記判定ステップ及び前記同一状態決定ステップでの各処理結果に基づいて、前記表示ユニットに表示される前記第1の状態遷移モデル及び前記第2の状態遷移モデルにおいて、異なる状態、事象、処理及び状態遷移先の組合せと、同じ状態、事象、処理及び状態遷移先の組合せとを区別して表示させる第2の表示処理ステップとを有することを特徴とする。
また、本発明のプログラムは、前記操作ユニットの操作に基づいて、前記第1の状態遷移データと前記第2の状態遷移データを設定し、前記第1の特異状態を状態として含む第1の状態遷移データの組、及び、前記第2の特異状態を状態として含む第2の状態遷移データの組について、前記4つの要素のうち、事象、処理及び状態遷移先の3つの要素、事象及び状態遷移先の2つの要素、及び、状態遷移先の1つの要素のいずれかを前記一致判定の要素として選択的に設定する条件設定ステップを有し、前記判定ステップは、前記条件設定ステップにより設定された要素を示す情報に基づいて、前記第1の状態遷移データの組と、前記第2の状態遷移データの組とが一致するか否かを判定するようにしてもよい。
また、本発明のプログラムは、前記操作ユニットの操作に基づいて、前記第1の状態遷移データと前記第2の状態遷移データを設定し、前記第1の特異状態を状態遷移先として含む第1の状態遷移データの組、及び、前記第2の特異状態を状態遷移先として含む第2の状態遷移データの組について、前記4つの要素のうち、状態、事象及び処理の3つの要素、状態及び事象の2つの要素、及び、状態の1つの要素のいずれかを前記一致判定の要素として選択的に設定する条件設定ステップを有し、前記判定ステップが、前記条件設定ステップにより設定された要素を示す情報に基づいて、前記第1の状態遷移データの組と、前記第2の状態遷移データの組とが一致するか否かを判定するようにしてもよい。
また、本発明のプログラムは、前記操作ユニットの操作に基づいて、前記第1の状態遷移データと前記第2の状態遷移データを設定し、前記第1の特異状態を状態として含む第1の状態遷移データの組、及び、前記第2の特異状態を状態として含む第2の状態遷移データの組について、前記4つの要素のうち、事象、処理及び状態遷移先の3つの要素、事象及び状態遷移先の2つの要素、及び、状態遷移先の1つの要素のいずれかを前記一致判定の要素として選択的に設定する第1の条件設定ステップと、前記操作ユニットの操作に基づいて、前記第1の状態遷移データと前記第2の状態遷移データを設定し、前記第1の特異状態を状態遷移先として含む第1の状態遷移データの組、及び、前記第2の特異状態を状態遷移先として含む第2の状態遷移データの組について、前記4つの要素のうち、状態、事象及び処理の3つの要素、状態及び事象の2つの要素、及び、状態の1つの要素のいずれかを前記一致判定の要素として選択的に設定する第2の条件設定ステップと有し、前記判定ステップが、前記第1の条件設定ステップにより設定された要素を示す情報に基づいて、前記第1の状態遷移データの組と、前記第2の状態遷移データの組とが一致するか否かを判定する第1の判定ステップと、前記第2の条件設定ステップにより設定された要素を示す情報に基づいて、前記第1の状態遷移データの組と、前記第2の状態遷移データの組とが一致するか否かを判定する第2の判定ステップとを有し、前記同一状態決定ステップが、前記第1の判定ステップ及び前記第2の判定ステップの双方にて一致すると判定された場合に前記第1の特異状態と前記第2の特異状態とは名称が異なるが同じ状態であると決定する第1の決定手法、前記第1の判定ステップ及び前記第2の判定ステップのいずれか一方にて一致すると判定された場合に前記第1の特異状態と前記第2の特異状態とは名称が異なるが同じ状態であると決定する第2の決定手法、及び、前記第1の判定ステップ及び前記第2の判定ステップのうちの指定された一方にて一致すると判定された場合に前記第1の特異状態と前記第2の特異状態とは名称が異なるが同じ状態であると決定する第3の決定手法のいずれかを選択し、その選択した決定手法に基づいて決定するようにしてもよい。
本発明は、システムにてとり得る状態のいずれかと、とり得るそれぞれの状態にて発生し得る事象のいずれかと、とり得る各状態において発生し得る各事象が発生した際に実行される処理と、状態遷移先との4つの要素の情報を組にして、前記システムにてあり得る組の情報のすべてで構成される状態遷移データに基づいてシステムの状態遷移を分析する状態遷移分析装置としてのコンピュータに処理ステップを実行させるプログラムであって、記憶手段に記憶された第1の状態遷移データの各組の情報の全てを可視的に表す第1の状態遷移モデルと、前記記憶手段に記憶された前記第2の状態遷移データの各組の情報の全てを可視的に表す第2の状態遷移モデルとを表示ユニットに表示させる第1の表示処理ステップと、前記第1の状態遷移データの各組の情報と前記第2の状態遷移データの各組の情報とを比較して、前記第1の状態遷移モデルにのみ含まれる事象を第1の特異事象として検出するとともに、前記第2の状態遷移モデルにのみ含まれる事象を第2の特異事象として検出する特異事象検出ステップと、前記第1の特異事象を含む前記第1の状態遷移データの組の前記状態、前記処理、前記状態遷移先の要素のうちの少なくとも1つの要素を示す情報と、前記第2の特異事象を含む前記第2の状態遷移データの組の前記状態、前記処理、前記状態遷移先の要素のうちの少なくとも1つの要素を示す情報とが一致するか否かを判定する判定ステップと、前記判定ステップにて一致の判定がなされたときに、前記第1の特異事象と前記第2の特異事象とは名称が異なるが同じ事象であると決定する同一事象決定ステップと、前記特異事象検出ステップ、前記判定ステップ及び前記同一事象決定ステップでの各処理結果に基づいて、前記表示ユニットに表示される前記第1の状態遷移モデル及び前記第2の状態遷移モデルにおいて、異なる状態、事象、処理及び状態遷移先の組合せと、同じ状態、事象、処理及び状態遷移先の組合せとを区別して表示させる第2の表示処理ステップとを有することを特徴とする。
また、本発明のプログラムは、前記操作ユニットの操作に基づいて、前記第1の状態遷移データと前記第2の状態遷移データを設定し、前記第1の特異事象を含む第1の状態遷移データの組、及び、前記第2の特異事象を含む第2の状態遷移データの組について、前記4つの要素のうち、状態、処理及び事象の3つの要素、状態及び状態遷移先の2つの要素、及び、状態遷移先の1つの要素のいずれかを前記一致判定の要素として選択的に設定する条件設定ステップを有し、前記判定ステップが、前記条件設定ステップにより設定された要素を示す情報に基づいて、前記第1の状態遷移データの組と、前記第2の状態遷移データの組とが一致するか否かを判定するようにしてもよい。
本発明によれば、比較対象の状態遷移モデル間で状態や事象が同一であるか否かが適切に判断されるため、比較対象の状態遷移モデルの差分を適切に提示することが可能となる。
本発明の実施の形態について、図面を参照して具体的に説明する。図1は、状態遷移分析装置の構成を示す図である。図1に示す状態遷移析装置100は、例えばパーソナルコンピュータ(PC)であり、CPU101、メモリ102、ハードディスクドライブ(HDD)103、操作部105及びモニタ106によって構成される。これらCPU101、メモリ102、HDD103、操作部105及びモニタ106は、内部バス107に接続されている。
この状態遷移分析装置100において、CPU101は、状態遷移表が変更された場合に、変更前後の状態及び事象が同一の状態及び事象を表しており、名称のみが異なるものであるか否かを判定し、その判定結果に応じて、状態遷移表における、異なる状態、事象、処理及び状態遷移先の組合せと、同一の状態、事象、処理及び状態遷移先の組合せとを区別してモニタ106に表示させる。このような処理は、CPU101が利用者であるプログラム作成者による操作部105の操作に応じて、HDD103から読み出してメモリ102に記憶させた所定のプログラムを実行することにより、実現される。
図2は、本実施形態における状態遷移モデルとしての状態遷移図の変更の一例を示す図であり、図2(a)は変更前の状態遷移図(旧状態遷移図)、図2(b)は変更後の状態遷移図(新状態遷移図)である。これら状態遷移図において、丸で囲まれた文字は状態、/の前の文字は事象(イベント)、/の後の文字は処理、矢印は状態遷移先を示す。
一方、図3は、本実施形態における状態遷移モデルとしての状態遷移表の変更の一例を示す図であり、図3(a)は図2(a)の旧状態遷移図に対応する変更前の状態遷移表(旧状態遷移表)、図3(b)は図2(b)の新状態遷移図に対応する変更後の状態遷移表(新状態遷移表)である。状態遷移図から状態遷移表への変換は、公知の手法によってなされる。状態遷移表は、状態を列、事象を行とした2次元の表であり、各マスには、対応する状態の時に対応する事象が発生した場合に実行される処理(下欄)と当該処理による状態遷移先(上欄)が含まれる。例えば、状態SA及び事象EAで定まるマスには、状態SAにおいて事象EAが発生した場合に実行される処理FAと、当該処理FAの実行による状態遷移先SBが含まれる。状態遷移表の各マスには、1つの状態遷移データが対応付けられており、当該状態遷移データはHDD103に記憶されている。
図4は、状態遷移データの一例を示す図であり、図4(a)は図3(a)の旧状態遷移表の各マスに対応する状態遷移データ(旧状態遷移データ)の各組、図4(b)は図3(b)の新状態遷移表の各マスに対応する状態遷移データ(新状態遷移データ)の各組である。これらの状態遷移データは、状態と、事象と、当該状態において当該事象が発生した場合に実行される処理と、当該処理の実行による状態遷移先とを示す各情報により構成される。例えば、図4(a)の最上位の旧状態遷移データは、図3(a)の旧状態遷移表における状態SAの列と事象EAの行の交点のマスに対応するものであり、これら状態SA及び事象EAを示す情報と、当該状態SAにおいて当該事象EAが発生した場合に実行される処理FAを示す情報と、当該処理FAの実行による状態遷移先SBを示す情報とが含まれる。
以下、新旧の状態遷移表の表示処理について説明する。図5は、新旧の状態遷移表の表示動作を示すフローチャートである。CPU101は、HDD103に記憶された第1の状態遷移データに対応する旧状態遷移データの各組と、第2の状態遷移データに対応する新状態遷移データの各組とを読み出し、メモリ102に記憶させる(S101)。次に、CPU101は、メモリ102に記憶させた旧状態遷移データの各組と新状態遷移データの各組とに基づいて、急状態遷移表及び新状態遷移表をモニタ106に表示させる(S102)。例えば、旧状態遷移データの各組が図4(a)に示すものであり、新状態遷移データの各組が図4(b)に示すものである場合、旧状態遷移表は図3(a)に示すものとなり、新状態遷移表は図3(b)に示すものとなる。
次に、CPU101は、後述する、変更前後の状態や事象が同一の状態や事象を表しており、名称のみが異なるものか否かの決定を行う際の条件を、プログラム作成者による操作部105の操作に応じて設定する(S103)。設定された条件の情報は、メモリ102に記憶される。
図6は、変更前後の状態が同一の状態を表しており、名称のみが異なるものであるか否かの決定を行う際の条件の一例を示す。図6に示す条件は、A乃至Dの4種類の手法と、1乃至3の3種類の判定の要素である新旧の状態遷移データ内の情報とによって定められ、条件A−1乃至A−3、B−1乃至B−3、C−1乃至C−3、D−1乃至D−4の12種類存在する。
手法Aは、旧状態遷移表にのみ含まれる状態(特異旧状態)を示す情報を、状態を示す情報として含む旧状態遷移データの組と、新状態遷移表にのみ含まれる状態(特異新状態)を示す情報を、状態を示す情報として含む新状態遷移データの組とが一致するか否かを判定するとともに、特異旧状態を示す情報を、状態遷移先を示す情報として含む旧状態遷移データの組と、特異新状態を示す情報を、状態遷移先を示す情報として含む新状態遷移データの組とが一致するか否かを判定し、これら双方において一致すると判定した場合に、特異旧状態と特異新状態とが同一状態であると決定する手法である。手法Bは、特異旧状態を示す情報を、状態を示す情報として含む旧状態遷移データの組と、特異新状態を示す情報を、状態を示す情報として含む新状態遷移データの組とが一致するか否かを判定し、一致すると判定した場合に、特異旧状態と特異新状態とが同一状態であると決定する手法である。手法Cは、特異旧状態を示す情報を、状態遷移先を示す情報として含む旧状態遷移データの組と、特異新状態を示す情報を、状態遷移先を示す情報として含む新状態遷移データの組とが一致するか否かを判定し、一致すると判定した場合に、特異旧状態と特異新状態とが同一状態であると決定する手法である。手法Dは、特異旧状態を示す情報を、状態を示す情報として含む旧状態遷移データの組と、特異新状態を示す情報を、状態を示す情報として含む新状態遷移データの組とが一致するか否かを判定するとともに、特異旧状態を示す情報を、状態遷移先を示す情報として含む旧状態遷移データの組と、特異新状態を示す情報を、状態遷移先を示す情報として含む新状態遷移データの組とが一致するか否かを判定し、これらの少なくともいずれかにおいて一致すると判定した場合に、特異旧状態と特異新状態とが同一状態であると決定する手法である。これら手法A乃至Dによる同一状態の決定の厳密性は、手法Aが最も高く、手法Dが最も低い。
一方、判定要素1は、判定要素の旧状態遷移データの組と新状態遷移データの組とにおいて、事象及び処理を示す情報と、状態遷移先又は状態を示す情報のいずれかとが一致するか否かを判定することを示す。判定要素2は、判定要素の旧状態遷移データの組と新状態遷移データの組とにおいて、事象を示す情報と、状態遷移先又は状態を示す情報のいずれかとが一致するか否かを判定することを示す。判定要素3は、判定要素の旧状態遷移データの組と新状態遷移データの組とにおいて、状態遷移先又は状態を示す情報のいずれかが一致するか否かを判定することを示す。これら判定要素1乃至3による同一状態の決定の厳密性は、判定要素1が最も高く、判定要素3が最も低い。
図7は、変更前後の事象が同一の状態を表しており、名称のみが異なるものであるか否かの決定を行う際の条件の一例を示す。図7に示す条件は、1種類の手法Eと、1乃至3の3種類の判定要素とすべき新旧の状態遷移データ内を示す情報とによって定められ、条件D−1乃至D−3の3種類存在する。
手法Eは、旧状態遷移表にのみ含まれる事象(特異旧事象)を示す情報を含む旧状態遷移データの組と、新状態遷移表にのみ含まれる事象(特異新事象)を示す情報を含む新状態遷移データの組とが一致するか否かを判定し、一致する場合に、特異旧事象と特異新事象とが名称が異なるが同一状態であると決定する手法である。
一方、判定要素1は、旧状態遷移データの組と新状態遷移データの組とにおいて、状態、処理及び状態遷移先を示す情報が一致するか否かを判定することを示す。判定要素2は、旧状態遷移データの組と新状態遷移データの組とにおいて、状態及び状態遷移先を示す情報が一致するか否かを判定することを示す。判定要素3は、旧状態遷移データの組と新状態遷移データの組とにおいて、状態遷移先が一致するか否かを判定することを示す。これら判定要素1乃至3による同一事象の決定の厳密性は、判定要素1が最も高く、判定要素3が最も低い。
再び、図5に戻って説明する。次に、CPU101は、旧状態遷移表にのみ含まれる状態(特異旧状態)及び旧状態遷移表にのみ含まれる事象(旧特異事象)と、新状態遷移表にのみ含まれる状態(特異新状態)及び新状態遷移表にのみ含まれる事象(新特異事象)とを特定する(S104)。
図8は、S104における特異旧状態及び特異新状態の特定の詳細な動作を示すフローチャートである。CPU101は、メモリ102に記憶された旧状態遷移データの各組に含まれる状態(状態及び状態遷移先)を示す情報のうち、未選択の状態を示す情報が存在するか否かを判定する(S201)。未選択の状態を示す情報が存在する場合、CPU101は、その未選択の状態を示す情報のうち、いずれかの状態を示す情報を選択する(S202)。
次に、CPU101は、メモリ102に記憶された新状態遷移データの各組に含まれる状態(状態及び状態遷移先)を示す情報のうち、未選択の状態を示す情報が存在するか否かを判定する(S203)。未選択の状態を示す情報が存在する場合、CPU101は、その未選択の状態を示す情報のうち、いずれかの状態を示す情報を選択する(S204)。
次に、CPU101は、S202において選択した状態を示す情報と、S204において選択した状態を示す情報とが一致するか否かを判定する(S205)。これら2つの状態を示す情報が一致する場合には、CPU101は、その一致する状態を示す情報が旧状態遷移データと新状態遷移データの双方に含まれると判断する(S206)。
その後、再び、メモリ102に記憶された新状態遷移データの各組に含まれる状態を示す情報のうち、未選択の状態を示す情報が存在するか否かの判定(S203)以降の動作が繰り返される。また、S205において、2つの状態を示す情報が一致しないと判定された場合にも、再び、メモリ102に記憶された新状態遷移データの各組に含まれる状態を示す情報のうち、未選択の状態を示す情報が存在するか否かの判定(S203)以降の動作が繰り返される。
そして、S203において、メモリ102に記憶された新状態遷移データの各組に含まれる状態を示す情報のうち、未選択の状態を示す情報が存在しないと判定された場合には、再び、メモリ102に記憶された旧状態遷移データの各組に含まれる状態を示す情報のうち、未選択の事象を示す情報が存在するか否かの判定(S201)以降の動作が繰り返される。
更に、S201において、メモリ102に記憶された旧状態遷移データの各組に含まれる状態を示す情報のうち、未選択の状態を示す情報が存在しないと判定された場合は、旧状態遷移データの各組に含まれる状態を示す情報と、新状態遷移データの各組に含まれる状態を示す情報とのすべての組み合わせにおいて、S205における一致判定が終了したことを意味する。この場合、CPU101は、S205における一致判定の結果、旧状態遷移データの各組に含まれる状態を示す情報うち、新状態遷移データの各組に含まれる状態を示す情報のいずれとも一致しなかったものを、特異旧状態として特定する。更に、CPU101は、S205における一致判定の結果、新状態遷移データの各組に含まれる状態を示す情報うち、旧状態遷移データの各組に含まれる状態を示す情報のいずれとも一致しなかったものを、特異新状態を示す情報として特定する(S207)。特定された特異旧状態及び特異新状態を示す情報は、メモリ102に記憶される。
図9は、図8における特異旧状態及び特異新状態の特定動作を説明するための状態遷移表の一例である。図9(a)に示す旧状態遷移表と、図9(b)に示す新状態遷移表とを比較すると、旧状態遷移表における斜線の網掛け部の状態SB及びSCは、新状態遷移表には含まれていない、換言すれば、旧状態遷移データの各組に含まれる状態SB及びSCを示す情報は、新状態遷移データの各組には含まれていない。また、新状態遷移表における斜線の網掛け部の状態SX及びSYは、新状態遷移表には含まれていない、換言すれば、新状態遷移データの各組に含まれる状態SX及びSYを示す情報は、旧状態遷移データの各組には含まれていない。従って、状態SB及びSCを示す情報は特異旧状態を示す情報として特定され、状態SX及びSYを示す情報は特異新状態を示す情報として特定される。なお、図9(a)に示す旧状態遷移表における縦線の網掛け部は、状態遷移先が特異旧状態SB及びSCとなるものを示し、図9(b)に示す旧状態遷移表における縦線の網掛け部は、状態遷移先が特異新状態SX及びSYとなるものを示す。
図10は、S104における特異旧事象及び特異新事象の特定の詳細な動作を示すフローチャートである。具体的な動作は、図8に示すフローチャートと同様である。すなわち、CPU101は、メモリ102に記憶された旧状態遷移データの各組に含まれる事象を示す情報のうち、未選択の事象を示す情報が存在するか否かを判定する(S251)。未選択の事象を示す情報が存在する場合、CPU101は、その未選択の事象を示す情報のうち、いずれかの事象を示す情報を選択する(S252)。
次に、CPU101は、メモリ102に記憶された新状態遷移データの各組に含まれる事象を示す情報のうち、未選択の事象を示す情報が存在するか否かを判定する(S253)。未選択の事象を示す情報が存在する場合、CPU101は、その未選択の事象を示す情報のうち、いずれかの事象を示す情報を選択する(S254)。
次に、CPU101は、S252において選択した事象を示す情報と、S254において選択した事象を示す情報とが一致するか否かを判定する(S255)。これら2つの事象を示す情報が一致する場合には、CPU101は、その一致する事象を示す情報が旧状態遷移データの各組と新状態遷移データの各組の双方に含まれると判断する(S256)。
その後、再び、未選択の事象を示す情報が存在するか否かの判定(S253)以降の動作が繰り返される。また、S255において、2つの事象を示す情報が一致しないと判定された場合にも、再び、未選択の事象を示す情報が存在するか否かの判定(S253)以降の動作が繰り返される。
そして、S253において、未選択の事象を示す情報が存在しないと判定された場合には、再び、メモリ102に記憶された旧状態遷移データの各組に含まれる事象を示す情報のうち、未選択の事象を示す情報が存在するか否かの判定(S251)以降の動作が繰り返される。
更に、S251において、未選択の事象を示す情報が存在しないと判定された場合は、旧状態遷移データの各組に含まれる事象を示す情報と、新状態遷移データの各組に含まれる事象を示す情報とのすべての組み合わせにおいて、S255における一致判定が終了したことを意味する。この場合、CPU101は、S255における一致判定の結果、旧状態遷移データの各組に含まれる事象を示す情報うち、新状態遷移データの各組に含まれる事象を示す情報のいずれとも一致しなかったものを、特異旧事象として特定する。更に、CPU101は、S205における一致判定の結果、新状態遷移データの各組に含まれる事象を示す情報うち、旧状態遷移データの各組に含まれる事象を示す情報のいずれとも一致しなかったものを、特異新事象を示す情報として特定する(S257)。特定された特異旧事象及び特異新事象を示す情報は、メモリ102に記憶される。
図11は、図10における特異旧事象及び特異新事象の特定動作を説明するための状態遷移表の一例であり、図8における特異旧状態及び特異新状態の特定動作後に、更に、図10における特異旧事象及び特異新事象の特定動作が行われた場合に対応するものである。図10(a)に示す旧状態遷移表と、図10(b)に示す新状態遷移表とを比較すると、旧状態遷移表における斜線の網掛け部の事象EDは、新状態遷移表には含まれていない、換言すれば、旧状態遷移データの各組に含まれる事象EDを示す情報は、新状態遷移データの各組には含まれていない。また、新状態遷移表における斜線の網掛け部の事象EYは、新状態遷移表には含まれていない、換言すれば、新状態遷移データの各組に含まれる事象EYを示す情報は、旧状態遷移データの各組には含まれていない。従って、事象EDを示す情報は特異旧事象を示す情報として特定され、事象EYを示す情報は特異新事象を示す情報として特定される。なお、特異新状態と特異旧状態の交点となるマスの縦線の網掛け部は後述する一致判定の対象とはならない。
再び、図5に戻って説明する。S104において、特異旧状態及び特異旧事象と、特異新事象及び特異新事象を特定した後、次に、CPU101は、S103において設定した条件に応じて、変更前後の状態及び事象が同一の状態及び状態を表しており、名称のみが異なるものであるか否かの判定(名称変更判定)を行う(S105)。
名称変更判定は、設定された条件に応じて異なる。まず、第1の名称変更判定について説明する。図12及び図16は、S105における第1の名称変更判定の詳細な動作を示すフローチャートである。なお、以下においては、図6における条件B−1と、図7における条件E−1とが設定された場合を例に説明する。
CPU101は、メモリ102に記憶された特異旧状態を示す情報のうち、未選択のものが存在するか否かを判定する(S301)。未選択の特異旧状態を示す情報が存在する場合、CPU101は、その未選択の特異旧状態を示す情報のうち、いずれかを選択する(S302)。更に、CPU101は、メモリ102に記憶された旧状態遷移データの各組のうち、S302において選択した特異旧状態を示す情報を、状態を示す情報に含む旧状態遷移データの組を抽出する(S303)。
次に、CPU101は、メモリ102に記憶された特異新状態を示す情報のうち、未選択のものが存在するか否かを判定する(S304)。未選択の特異新状態を示す情報が存在する場合、CPU101は、その未選択の特異新状態を示す情報のうち、いずれかを選択する(S305)。更に、CPU101は、メモリ102に記憶された旧状態遷移データの各組のうち、S305において選択した特異旧状態を示す情報を、状態を示す情報に含む旧状態遷移データの組を抽出する(S306)。
次に、CPU101は、S303において抽出した旧状態遷移データの組に含まれる事象、処理及び状態遷移先を示す各情報と、S306において抽出した新状態遷移データの組に含まれる事象、処理、状態遷移先を示す各情報とが一致するか否かを判定する(S307)。
図13乃至図15は、S307における一致判定の動作を説明するための状態遷移表の一例である。まず、図13(a)に示す旧状態遷移表における特異旧状態SBの列(太線で囲まれた部分)における縦線の網掛け部以外の部分と、図13(b)における特異新状態SXの列(太線で囲まれた部分)における縦線の網掛け部以外の部分とを比較すると、両者は一致しない。この場合、特異旧状態SBを示す情報を、状態を示す情報として含む旧状態遷移データの組に含まれる事象、処理及び状態遷移先を示す各情報と、特異新状態SXを示す情報を、状態を示す情報として含む新状態遷移データの組に含まれる事象、処理、状態遷移先を示す各情報とは一致しないと判定される。
また、図14(a)に示す旧状態遷移表における特異旧状態SBの列(太線で囲まれた部分)における縦線の網掛け部以外の部分と、図14(b)における特異新状態SYの列(太線で囲まれた部分)における縦線の網掛け部以外の部分とを比較すると、両者は一致する。この場合、特異旧状態SBを示す情報を、状態を示す情報として含む旧状態遷移データの組に含まれる事象、処理及び状態遷移先を示す各情報と、特異新状態SYを示す情報を、状態を示す情報として含む新状態遷移データの組に含まれる事象、処理、状態遷移先を示す各情報とは一致すると判定される。
更に、図15(a)に示す旧状態遷移表における特異旧状態SCの列(太線で囲まれた部分)における縦線の網掛け部以外の部分と、図15(b)における特異新状態SXの列(太線で囲まれた部分)における縦線の網掛け部以外の部分とを比較すると、両者は一致しない。この場合、特異旧状態SCを示す情報を、状態を示す情報として含む旧状態遷移データの組に含まれる事象、処理及び状態遷移先を示す各情報と、特異新状態SXを示す情報を、状態を示す情報として含む新状態遷移データの組に含まれる事象、処理、状態遷移先を示す各情報とは一致しないと判定される。
再び、図12に戻って説明する。S307において、旧状態遷移データの組に含まれる事象、処理及び状態遷移先を示す各情報と、新状態遷移データの組に含まれる事象、処理、状態遷移先を示す各情報とが一致すると判定した場合、CPU101は、旧状態遷移データの組に状態を示す情報として含まれる特異旧状態と、新状態遷移データの組に状態を示す情報として含まれる特異新状態とが同一の状態を表し、名称のみが変更されたものであると判断する(S308)。上述した図13乃至図15の例においては、特異旧状態SBと特異新状態SYとが同一の状態を表し、名称のみが変更されたものであると判断される。
なお、設定された条件が図6の条件B−2の場合には、CPU101は、S307において、旧状態遷移データの組に含まれる事象及び状態遷移先を示す各情報と、新状態遷移データの組に含まれる事象及び状態遷移先を示す各情報とが一致するか否かを判定する。また、設定された条件が図6の条件B−3の場合には、CPU101は、S307において、旧状態遷移データの組に含まれる状態遷移先を示す情報と、新状態遷移データの組に含まれる状態遷移先を示す情報とが一致するか否かを判定する。そして、CPU101は、一致する場合には、S308において、旧状態遷移データの組に状態を示す情報として含まれる特異旧状態と、新状態遷移データの組に状態の情報として含まれる特異新状態とが同一の状態を表し、名称のみが変更されたものであると判断する。
S308における判断の後、再び、メモリ102に記憶された特異新状態を示す情報のうち、未選択のものが存在するか否かの判定(S304)以降の動作が繰り返される。また、S307において、旧状態遷移データの組に含まれる事象、処理及び状態遷移先を示す各情報と、新状態遷移データの組に含まれる事象、処理、状態遷移先を示す各情報とが一致しないと判定された場合にも、再び、メモリ102に記憶された特異新状態を示す情報のうち、未選択のものが存在するか否かの判定(S304)以降の動作が繰り返される。
そして、S304において、メモリ102に記憶された特異新状態を示す情報のうち、未選択のものが存在しないと判定された場合には、再び、メモリ102に記憶された特異旧状態を示す情報のうち、未選択のものが存在するか否かの判定(S301)以降の動作が繰り返される。
更に、S301において、メモリ102に記憶された特異旧状態を示す情報のうち、未選択のものが存在しないと判定された場合は、特異旧状態を示す情報と特異新状態を示す情報とのすべての組み合わせにおいて、S307にて、当該特異旧状態を示す情報を、状態を示す情報として含む旧状態遷移データの組に含まれる事象、処理及び状態遷移先を示す各情報と、当該特異新状態を示す情報を、状態を示す情報として含む新状態遷移データの組に含まれる事象、処理、状態遷移先を示す各情報との一致判定が終了したことを意味する。
この場合、図16の動作に移行し、CPU101は、メモリ102に記憶された特異旧事象を示す情報のうち、未選択のものが存在するか否かを判定する(S311)。未選択の特異旧事象を示す情報が存在する場合、CPU101は、その未選択の特異旧事象を示す情報のうち、いずれかを選択する(S312)。更に、CPU101は、メモリ102に記憶された旧状態遷移データの各組のうち、S312において選択した特異旧事象を示す情報を、事象を示す情報に含む旧状態遷移データの組を抽出する(S313)。
次に、CPU101は、メモリ102に記憶された特異新状態の事象のうち、未選択のものが存在するか否かを判定する(S314)。未選択の特異新事象を示す情報が存在する場合、CPU101は、その未選択の特異新事象を示す情報のうち、いずれかを選択する(S315)。更に、CPU101は、メモリ102に記憶された旧状態遷移データの各組のうち、S315において選択した特異旧事象を示す情報を、事象を示す情報に含む旧状態遷移データの組を抽出する(S316)。
次に、CPU101は、S313において抽出した旧状態遷移データの組に含まれる状態、処理及び状態遷移先を示す各情報と、S316において抽出した新状態遷移データの組に含まれる状態、処理、状態遷移先を示す各情報とが一致するか否かを判定する(S317)。
図17は、S317における一致判定の動作を説明するための状態遷移表の一例である。図17(a)に示す旧状態遷移表における特異旧事象EDの行(太線で囲まれた部分)における縦線の網掛け部以外の部分と、図17(b)における特異新事象EYの行(太線で囲まれた部分)における縦線の網掛け部以外の部分とを比較すると、両者は一致しない。この場合、特異旧事象EDを示す情報を、事象を示す情報として含む旧状態遷移データの組に含まれる状態、処理及び状態遷移先を示す各情報と、特異新事象EYを含む新状態遷移データの組に含まれる状態、処理、状態遷移先を示す各情報とは一致しないと判定される。
再び、図16に戻って説明する。S317において、旧状態遷移データの組に含まれる状態、処理及び状態遷移先を示す各情報と、新状態遷移データの組に含まれる状態、処理、状態遷移先を示す各情報とが一致すると判定した場合、CPU101は、旧状態遷移データの組に事象を示す情報として含まれる特異旧事象と、新状態遷移データの組に事象を示す情報として含まれる特異新事象とが同一の事象を表し、名称のみが変更されたものであると判断する(S318)。
なお、設定された条件が図7の条件E−2の場合には、CPU101は、S317において、旧状態遷移データの組に含まれる状態及び状態遷移先を示す各情報と、新状態遷移データの組に含まれる状態及び状態遷移先を示す各情報とが一致するか否かを判定する。また、設定された条件が図7の条件E−3の場合には、CPU101は、S317において、旧状態遷移データの組に含まれる状態遷移先を示す情報と、新状態遷移データの組に含まれる状態遷移先を示す情報とが一致するか否かを判定する。そして、CPU101は、一致する場合には、S318において、旧状態遷移データの組に事象を示す情報として含まれる特異旧事象と、新状態遷移データの組に事象を示す情報として含まれる特異新事象とが同一の事象を表し、名称のみが変更されたものであると判断する。
S317における判断の後、再び、メモリ102に記憶された特異新事象を示す情報のうち、未選択のものが存在するか否かの判定(S314)以降の動作が繰り返される。また、S317において、旧状態遷移データの組に含まれる状態、処理及び状態遷移先を示す各情報と、新状態遷移データの組に含まれる状態、処理、状態遷移先を示す各情報とが一致しないと判定された場合にも、再び、メモリ102に記憶された特異新事象を示す情報のうち、未選択のものが存在するか否かの判定(S314)以降の動作が繰り返される。
そして、S314において、メモリ102に記憶された特異新事象を示す情報のうち、未選択のものが存在しないと判定された場合には、再び、メモリ102に記憶された特異旧事象を示す情報のうち、未選択のものが存在するか否かの判定(S311)以降の動作が繰り返される。更に、S311において、メモリ102に記憶された特異旧事象を示す情報のうち、未選択のものが存在しないと判定された場合は、特異旧事象を示す情報と特異新事象を示す情報とのすべての組み合わせにおいて、S317にて、当該特異旧事象を示す情報を、事象を示す情報として含む旧状態遷移データの組に含まれる状態、処理及び状態遷移先を示す各情報と、当該特異新事象を示す情報を、事象を示す情報として含む新状態遷移データの組に含まれる状態、処理、状態遷移先を示す各情報との一致判定が終了したことを意味する。この場合には、一連の動作が終了する。
再び、図5に戻って説明する。CPU101は、S105における名称変更判定の後、その名称変更判定の結果と、S104における特異旧状態、特異旧事象、特異新状態、特異新事象の特定結果とに応じた旧状態遷移表及び新状態遷移表をモニタ106に表示させる処理を行う(S106)。具体的には、CPU101は、図12のS308にて名称のみの変更であり、同じ状態であると判断された特異旧状態及び特異新状態と、図16のS318にて名称のみの変更であり、同じ事象であると判断された特異旧事象及び特異新事象を特定する。そして、CPU101は、上述した従来の第2の差分検出を行い、新旧の状態遷移表の状態及び事象のうち、異なる状態及び事象を検出し、これら異なる状態の列と、異なる事象の列とを斜線で網掛けするとともに、新旧の状態遷移表の同一の状態及び同一の事象に対応するマス内の処理及び状態遷移先を比較し、異なる場合には、その異なる処理及び状態遷移先の欄を斜線で網掛けする。また、CPU101は、旧状態遷移表の状態の欄のうち、特異旧状態の欄と特異旧事象の欄とを斜線で網掛けするとともに、新状態遷移表の状態の欄のうち、特異新状態の欄と特異新事象の欄とを斜線で網掛けする。
図18は、第1の名称変更判定の結果及び特異旧状態、特異旧事象、特異新状態、特異新事象の特定結果に応じた旧状態遷移表及び新状態遷移表の一例を示す図である。図18(a)に示す旧状態遷移表を図29(a)に示す従来の旧状態遷移表と比較すると、図18(a)では特異旧状態SBと特異旧状態SYとが同一とみなされているため、図29(a)と比較して斜線の網掛け部分が少ない。また、図18(b)に示す新状態遷移表を図29(b)に示す従来の新状態遷移表と比較すると、図18(b)では特異旧状態SBと特異旧状態SYとが同一とみなされているため、図29(b)と比較して斜線の網掛け部分が少ない。従って、過剰な差分検出が抑制される。
次に、第2の名称変更判定について説明する。図19は、S105における第2の名称変更判定の詳細な動作を示すフローチャートである。なお、以下においては、図6における条件C−1と、図7における条件E−1とが設定された場合を例に説明する。
CPU101は、メモリ102に記憶された特異旧状態を示す情報のうち、未選択のものが存在するか否かを判定する(S351)。未選択の特異旧状態を示す情報が存在する場合、CPU101は、その未選択の特異旧状態を示す情報のうち、いずれかを選択する(S352)。更に、CPU101は、メモリ102に記憶された旧状態遷移データの各組のうち、S302において選択した特異旧状態を示す情報を、状態遷移先を示す情報に含む旧状態遷移データの組を抽出する(S353)。
次に、CPU101は、メモリ102に記憶された特異新状態を示す情報のうち、未選択のものが存在するか否かを判定する(S354)。未選択の特異新状態を示す情報が存在する場合、CPU101は、その未選択の特異新状態を示す情報のうち、いずれかを選択する(S505)。更に、CPU101は、メモリ102に記憶された旧状態遷移データの各組のうち、S355において選択した特異旧状態を、状態遷移先を示す情報に含む旧状態遷移データの組を抽出する(S356)。
次に、CPU101は、S353において抽出した旧状態遷移データの組に含まれる状態、事象及び処理を示す各情報と、S356において抽出した新状態遷移データの組に含まれる状態、事象及び処理を示す各情報とが一致するか否かを判定する(S357)。
図20乃至図22は、S357における一致判定の動作を説明するための状態遷移表の一例である。まず、図20(a)に示す旧状態遷移表における特異旧状態SBを状態遷移先として含むマス(太線で囲まれた部分)における縦線の網掛け部以外の部分と、図20(b)における特異新状態SXを状態遷移先として含むマス(太線で囲まれた部分)における縦線の網掛け部以外の部分とを比較すると、両者は一致しない。この場合、特異旧状態SBを示す情報を、状態遷移先を示す情報として含む旧状態遷移データの組に含まれる状態、事象及び処理を示す各情報と、特異新状態SXを示す情報を、状態遷移先を示す情報として含む新状態遷移データの組に含まれる状態、事象及び処理を示す各情報とは一致しないと判定される。
また、図21(a)に示す旧状態遷移表における特異旧状態SBを状態遷移先として含むマス(太線で囲まれた部分)における縦線の網掛け部以外の部分と、図21(b)における特異新状態SYを状態遷移先として含むマス(太線で囲まれた部分)における縦線の網掛け部以外の部分とを比較すると、両者は一致しない。この場合、特異旧状態SBを示す情報を、状態遷移先を示す情報として含む旧状態遷移データの組に含まれる状態、事象及び処理を示す各情報と、特異新状態SYを示す情報を、状態遷移先を示す情報として含む新状態遷移データの組に含まれる状態、事象及び処理を示す各情報とは一致しないと判定される。
また、図22(a)に示す旧状態遷移表における特異旧状態SCを状態遷移先として含むマス(太線で囲まれた部分)における縦線の網掛け部以外の部分と、図22(b)における特異新状態SXを状態遷移先として含むマス(太線で囲まれた部分)における縦線の網掛け部以外の部分とを比較すると、両者は一致する。この場合、特異旧状態SCを示す情報を、状態遷移先を示す情報として含む旧状態遷移データの組に含まれる状態、事象及び処理を示す各情報と、特異新状態SXを示す情報を、状態遷移先を示す情報として含む新状態遷移データの組に含まれる状態、事象及び処理を示す各情報とは一致すると判定される。
再び、図19に戻って説明する。S357において、旧状態遷移データの組に含まれる状態、事象及び処理を示す各情報と、新状態遷移データの組に含まれる状態、事象及び処理を示す各情報とが一致すると判定した場合、CPU101は、旧状態遷移データの組に状態遷移先を示す情報として含まれる特異旧状態と、新状態遷移データの組に状態遷移先を示す情報として含まれる特異新状態とが同一の状態を表し、名称のみが変更されたものであると判断する(S358)。上述した図20乃至図22の例においては、特異旧状態SCと特異新状態SXとが同一の状態を表し、名称のみが変更されたものであると判断される。
なお、設定された条件が図6の条件C−2の場合には、CPU101は、S357において、旧状態遷移データの組に含まれる状態及び事象を示す各情報と、新状態遷移データの組に含まれる状態及び事象を示す各情報とが一致するか否かを判定する。また、設定された条件が図6の条件C−3の場合には、CPU101は、S357において、旧状態遷移データの組に含まれる状態を示す情報と、新状態遷移データの組に含まれる状態を示す情報とが一致するか否かを判定する。そして、CPU101は、一致する場合には、S358において、旧状態遷移データの組に状態遷移先を示す情報として含まれる特異旧状態と、新状態遷移データの組に状態遷移先を示す情報として含まれる特異新状態とが同一の状態を表し、名称のみが変更されたものであると判断する。
S357における判断の後、再び、メモリ102に記憶された特異新状態を示す情報のうち、未選択のものが存在するか否かの判定(S354)以降の動作が繰り返される。また、S307において、旧状態遷移データの組に含まれる状態、事象及び処理を示す各情報と、新状態遷移データの組に含まれる状態、事象及び処理を示す各情報とが一致しないと判定された場合にも、再び、メモリ102に記憶された特異新状態を示す情報のうち、未選択のものが存在するか否かの判定(S354)以降の動作が繰り返される。
そして、S354において、メモリ102に記憶された特異新状態を示す情報のうち、未選択のものが存在しないと判定された場合には、再び、メモリ102に記憶された特異旧状態を示す情報のうち、未選択のものが存在するか否かの判定(S351)以降の動作が繰り返される。
更に、S351において、メモリ102に記憶された特異旧状態を示す情報のうち、未選択のものが存在しないと判定された場合は、特異旧状態を示す情報と特異新状態を示す情報とのすべての組み合わせにおいて、S357にて、当該特異旧状態を示す情報を、状態遷移先を示す情報として含む旧状態遷移データの組に含まれる状態、事象及び処理を示す各情報と、当該特異新状態を示す情報を、状態遷移先を示す情報として含む新状態遷移データの組に含まれる状態、事象及び処理を示す各情報との一致判定が終了したことを意味する。この場合には、図16の動作に移行する。図16の動作については上述したため、ここでは省略するが、図23を用いて、S317における一致判定の動作を説明すると、図17(a)に示す旧状態遷移表における特異旧事象EDの行(太線で囲まれた部分)における縦線の網掛け部以外の部分と、図17(b)における特異新事象EYの行(太線で囲まれた部分)における縦線の網掛け部以外の部分とを比較すると、両者は一致しない。この場合、特異旧事象EDを示す情報を、事象を示す情報として含む旧状態遷移データに含まれる状態、処理及び状態遷移先を示す各情報と、特異新事象EYを含む新状態遷移データに含まれる状態、処理、状態遷移先を示す各情報とは一致しないと判定される。
図19及び図16の動作の後、換言すれば、図5のS105における名称変更判定の後、CPU101は、その名称変更判定の結果と、S104における特異旧状態、特異旧事象、特異新状態、特異新事象の特定結果とに応じた旧状態遷移表及び新状態遷移表をモニタ106に表示させる処理を行う(S106)。具体的には、上述した第1の名称変更判定の結果に応じて旧状態遷移表及び新状態遷移表をモニタ106に表示させる場合と同様、CPU101は、図19のS358にて名称のみの変更であり、同じ状態であると判断された特異旧状態及び特異新状態と、図16のS318にて名称のみの変更であり、同じ事象であると判断された特異旧事象及び特異新事象を特定する。そして、CPU101は、上述した従来の第2の差分検出を行い、新旧の状態遷移表の状態及び事象のうち、異なる状態及び事象を検出し、これら異なる状態の列と、異なる事象の列とを斜線で網掛けするとともに、新旧の状態遷移表の同一の状態及び同一の事象に対応するマス内の処理及び状態遷移先を比較し、異なる場合には、その異なる処理及び状態遷移先の欄が斜線で網掛けする。また、CPU101は、旧状態遷移表の状態の欄のうち、特異旧状態の欄と特異旧事象の欄とを斜線で網掛けするとともに、新状態遷移表の状態の欄のうち、特異新状態の欄と特異新事象の欄とを斜線で網掛けする。
図24は、第2の名称変更判定の結果及び特異旧状態、特異旧事象、特異新状態、特異新事象の特定結果に応じた旧状態遷移表及び新状態遷移表の一例を示す図である。図24(a)に示す旧状態遷移表を図29(a)に示す従来の旧状態遷移表と比較すると、図18(a)では特異旧状態SCと特異旧状態SXとが同一とみなされているため、図29(a)と比較して斜線の網掛け部分が少ない。また、図18(b)に示す新状態遷移表を図29(b)に示す従来の新状態遷移表と比較すると、図18(b)では特異旧状態SCと特異旧状態SXとが同一とみなされているため、図29(b)と比較して斜線の網掛け部分が少ない。従って、過剰な差分検出が抑制される。
次に、第3の名称変更判定について説明する。第3の名称変更判定は、図6における条件A−1乃至A−3のいずれかが設定され、図7における条件E−1乃至E−3のいずれかが設定される場合の名称変更判定である。
CPU101は、上述した第1の名称変更判定における図12のS307にて、旧状態遷移データの組に含まれる事象、処理及び状態遷移先を示す各情報と、新状態遷移データの組に含まれる事象、処理及び状態遷移先を示す各情報とが一致するとの判定、旧状態遷移データの組に含まれる事象及び状態遷移先を示す各情報と、新状態遷移データの組に含まれる事象及び状態遷移先を示す各情報とが一致するとの判定、旧状態遷移データの組に含まれる状態遷移先を示す情報と、新状態遷移データの組に含まれる状態遷移先を示す情報とが一致するとの判定のいずれかがなされ、且つ、上述した第2の名称変更判定における図16のS317にて、旧状態遷移データの組に含まれる状態、事象及び処理を示す各情報と、新状態遷移データの組に含まれる状態、事象及び処理を示す各情報とが一致するとの判定、旧状態遷移データの組に含まれる状態及び事象を示す各情報と、新状態遷移データの組に含まれる状態及び事象を示す各情報とが一致するとの判定、旧状態遷移データの組に含まれる状態を示す情報と、新状態遷移データの組に含まれる状態を示す情報とが一致するとの判定のいずれかがなされた場合に、特異旧状態と特異新状態とが同一の状態を表し、名称のみが変更されたものであると判断する。なお、特異旧事象と特異新事象とが同一の状態を表し、名称のみが変更されたものであることの判断は、上述した第1及び第2の名称変更判定における図16のS318と同様である。
そして、CPU101は、図5のS106にて、その名称変更判定の結果と、S104における特異旧状態、特異旧事象、特異新状態、特異新事象の特定結果とに応じた旧状態遷移表及び新状態遷移表をモニタ106に表示させる処理を行う。具体的には、上述と同様、CPU101は、名称のみの変更であり、同じ状態であると判断された特異旧状態及び特異新状態と、名称のみの変更であり、同じ事象であると判断された特異旧事象及び特異新事象を特定する。そして、CPU101は、上述した従来の第2の差分検出を行い、新旧の状態遷移表の状態及び事象のうち、異なる状態及び事象を検出し、これら異なる状態の列と、異なる事象の列とを斜線で網掛けするとともに、新旧の状態遷移表の同一の状態及び同一の事象に対応するマス内の処理及び状態遷移先を比較し、異なる場合には、その異なる処理及び状態遷移先の欄を斜線で網掛けする。また、CPU101は、旧状態遷移表の状態の欄のうち、特異旧状態の欄と特異旧事象の欄とを斜線で網掛けするとともに、新状態遷移表の状態の欄のうち、特異新状態の欄と特異新事象の欄とを斜線で網掛けする。
図25は、第3の名称変更判定の結果及び特異旧状態、特異旧事象、特異新状態、特異新事象の特定結果に応じた旧状態遷移表及び新状態遷移表の一例を示す図である。図25(a)に示す旧状態遷移表及び図25(b)に示す新状態遷移表を、図18(a)及び図24(a)に示す旧状態遷移表、図18(b)及び図24(b)に示す新状態遷移表と比較すると、第3の名称変更判定では、特異旧状態SBと特異旧状態SYとが同一とはみなされず、特異旧状態SCと特異旧状態SXとが同一とはみなされないため、斜線の網掛け部分が多い。このことは、第3の名称変更判定は、第1及び第2の名称変更判定と比較して判定の厳密性が高いことを示す。
次に、第4の名称変更判定について説明する。第4の名称変更判定は、図6における条件D−1乃至D−3のいずれかが設定され、図7における条件E−1乃至E−3のいずれかが設定される場合の名称変更判定である。
CPU101は、上述した第1の名称変更判定における図12のS307にて、旧状態遷移データの組に含まれる事象、処理及び状態遷移先を示す各情報と、新状態遷移データの組に含まれる事象、処理及び状態遷移先を示す各情報とが一致するとの判定、旧状態遷移データの組に含まれる事象及び状態遷移先を示す各情報と、新状態遷移データの組に含まれる事象及び状態遷移先を示す各情報とが一致するとの判定、旧状態遷移データの組に含まれる状態遷移先を示す情報と、新状態遷移データの組に含まれる状態遷移先を示す情報とが一致するとの判定のいずれかがなされ場合、及び、上述した第2の名称変更判定における図16のS317にて、旧状態遷移データの組に含まれる状態、事象及び処理を示す各情報と、新状態遷移データの組に含まれる状態、事象及び処理を示す各情報とが一致するとの判定、旧状態遷移データの組に含まれる状態及び事象を示す各情報と、新状態遷移データの組に含まれる状態及び事象を示す各情報とが一致するとの判定、旧状態遷移データの組に含まれる状態を示す情報と、新状態遷移データの組に含まれる状態を示す情報とが一致するとの判定のいずれかがなされた場合の少なくともいずれかである場合に、特異旧状態と特異新状態とが同一の状態を表し、名称のみが変更されたものであると判断する。なお、特異旧事象と特異新事象とが同一の状態を表し、名称のみが変更されたものであることの判断は、上述した第1及び第2の名称変更判定における図16のS318と同様である。
そして、CPU101は、図5のS106にて、その名称変更判定の結果と、S104における特異旧状態、特異旧事象、特異新状態、特異新事象の特定結果とに応じた旧状態遷移表及び新状態遷移表をモニタ106に表示させる処理を行う。具体的には、上述と同様、CPU101は、名称のみの変更であり、同じ状態であると判断された特異旧状態及び特異新状態と、名称のみの変更であり、同じ事象であると判断された特異旧事象及び特異新事象を特定する。そして、CPU101は、上述した従来の第2の差分検出を行い、新旧の状態遷移表の状態及び事象のうち、異なる状態及び事象を検出し、これら異なる状態の列と、異なる事象の列とを斜線で網掛けするとともに、新旧の状態遷移表の同一の状態及び同一の事象に対応するマス内の処理及び状態遷移先を比較し、異なる場合には、その異なる処理及び状態遷移先の欄が斜線で網掛けする。また、CPU101は、旧状態遷移表の状態の欄のうち、特異旧状態の欄と特異旧事象の欄とを斜線で網掛けするとともに、新状態遷移表の状態の欄のうち、特異新状態の欄と特異新事象の欄とを斜線で網掛けする。
図26は、第4の名称変更判定の結果及び特異旧状態、特異旧事象、特異新状態、特異新事象の特定結果に応じた旧状態遷移表及び新状態遷移表の一例を示す図である。図26(a)に示す旧状態遷移表及び図26(b)に示す新状態遷移表を、図18(a)及び図24(a)に示す旧状態遷移表、図18(b)及び図24(b)に示す新状態遷移表と比較すると、第4の名称変更判定では、特異旧状態SBと特異旧状態SYとが同一とみなされ、且つ、特異旧状態SCと特異旧状態SXとが同一とはみなさるため、図18(a)及び図24(a)と比較して斜線の網掛け部分が少ない。このことは、第3の名称変更判定では、判定の厳密性が低いことを示す。
このように、本実施形態の状態遷移析装置100は、旧状態遷移表に対応する旧状態遷移データにおいて特異な状態及び事象を示す情報と、新状態遷移表に対応する新状態遷移データおいて特異な状態及び事象を示す情報とが、同一の状態及び事象を表し、名称のみが異なる場合には、新旧の状態遷移表の差分を提示する際に、両者を同一のものとして扱う。従って、過剰な差分検出がなされて、プログラム作成者に対して適切でない差分検出結果が提示されることが抑制される。
また、本実施形態の状態遷移析装置100は、旧状態遷移表に対応する旧状態遷移データの各組において特異な状態及び事象と、新状態遷移表に対応する新状態遷移データおいて特異な状態及び事象とが、同一の状態及び事象を表し、名称のみが異なるか否かを判定する際に、条件を設定することができ、判定の厳密性について、プログラム作成者の意向に応じて適切に設定することが可能となる。
なお、上述した実施形態では、新旧の状態遷移表の間で異なる部分を網掛けとしたが、新旧の状態遷移表の間で異なる部分と同一の部分とで表示態様が異なればよく、色を異ならせるようにしてもよい。
以上、説明したように、本発明に係る状態遷移分析装置、状態遷移分析方法及び状態遷移分析プログラムによれば、比較対象の状態遷移モデルの差分を適切に提示することが可能であり、状態遷移分析装置等として有用である。
状態遷移分析装置の構成を示す図である。 状態遷移図の変更の一例を示す図である。 状態遷移表の変更の一例を示す図である。 状態遷移データの一例を示す図である。 新旧の状態遷移表の表示動作を示すフローチャートである。 状態の条件の一例を示す図である。 事象の条件の一例を示す図である。 特異旧状態及び特異新状態の特定の詳細な動作を示すフローチャートである。 図8の特異旧状態及び特異新状態の特定動作を説明するための状態遷移表の一例である。 特異旧事象及び特異新事象の特定の詳細な動作を示すフローチャートである。 図10の特異旧事象及び特異新事象の特定動作を説明するための状態遷移表の一例である。 第1の名称変更判定の詳細な動作を示す第1のフローチャートである。 第1の名称変更判定動作を説明するための状態遷移表の第1の例である。 第1の名称変更判定動作を説明するための状態遷移表の第2の例である。 第1の名称変更判定動作を説明するための状態遷移表の第3の例である。 第1及び第2の名称変更判定の詳細な動作を示す第2のフローチャートである。 第1の名称変更判定動作を説明するための状態遷移表の第4の例である。 第1の名称変更判定の結果及び特異旧状態、特異旧事象、特異新状態、特異新事象の特定結果に応じた旧状態遷移表及び新状態遷移表の一例を示す図である。 第2の名称変更判定の詳細な動作を示す第1のフローチャートである。 第2の名称変更判定動作を説明するための状態遷移表の第1の例である。 第2の名称変更判定動作を説明するための状態遷移表の第2の例である。 第2の名称変更判定動作を説明するための状態遷移表の第3の例である。 第2の名称変更判定動作を説明するための状態遷移表の第4の例である。 第2の名称変更判定の結果及び特異旧状態、特異旧事象、特異新状態、特異新事象の特定結果に応じた旧状態遷移表及び新状態遷移表の一例を示す図である。 第3の名称変更判定の結果及び特異旧状態、特異旧事象、特異新状態、特異新事象の特定結果に応じた旧状態遷移表及び新状態遷移表の一例を示す図である。 第4の名称変更判定の結果及び特異旧状態、特異旧事象、特異新状態、特異新事象の特定結果に応じた旧状態遷移表及び新状態遷移表の一例を示す図である。 従来の状態遷移図の変更の一例を示す図である。 従来の状態遷移表の変更の第1の例を示す図である。 従来の状態遷移表の変更の第2の例を示す図である。
符号の説明
100 状態遷移分析装置
101 CPU
102 メモリ
103 HDD
105 操作部
106 モニタ
107 内部バス

Claims (18)

  1. システムにてとり得る状態のいずれかと、とり得るそれぞれの状態にて発生し得る事象のいずれかと、とり得る各状態において発生し得る各事象が発生した際に実行される処理と、状態遷移先との4つの要素の情報を組にして、前記システムにてあり得る組の情報のすべてで構成される状態遷移データに基づいてシステムの状態遷移を分析する状態遷移分析装置であって、
    第1の状態遷移データと、第2の状態遷移データとを記憶する状態遷移データ記憶手段と、
    前記第1の状態遷移データの各組の情報の全てを可視的に表す第1の状態遷移モデルと、前記第2の状態遷移データの各組の情報の全てを可視的に表す第2の状態遷移モデルとを表示ユニットに表示させる第1の表示処理手段と、
    前記第1の状態遷移データの各組の情報と前記第2の状態遷移データの各組の情報とを比較して、前記第1の状態遷移モデルにのみ含まれる状態を第1の特異状態として検出するとともに、前記第2の状態遷移モデルにのみ含まれる状態を第2の特異状態として検出する特異状態検出手段と、
    前記第1の特異状態を状態として含む前記第1の状態遷移データの組の前記事象、前記処理、前記状態遷移先の要素のうちの少なくとも1つの要素を示す情報と、前記第2の特異状態を状態として含む前記第2の状態遷移データの組の前記事象、前記処理、前記状態遷移先の要素のうちの少なくとも1つの要素を示す情報とが一致するか否かを判定すること、及び、前記第1の特異状態を状態遷移先として含む前記第1の状態遷移データの組の前記状態、前記事象、前記処理の要素のうちの少なくとも1つの要素を示す情報と、前記第2の特異状態を状態遷移先として含む前記第2の状態遷移データの組の前記状態、前記事象、前記処理の要素のうちの少なくとも1つの要素を示す情報とが一致するか否かを判定することの少なくとも一方を行う判定手段と、
    前記判定手段にて一致の判定がなされたときに、前記第1の特異状態と前記第2の特異状態とは名称が異なるが同じ状態であると決定する同一状態決定手段と、
    前記特異状態検出手段、前記判定手段及び前記同一状態決定手段での各処理結果に基づいて、前記表示ユニットに表示される前記第1の状態遷移モデル及び前記第2の状態遷移モデルにおいて、異なる状態、事象、処理及び状態遷移先の組合せと、同じ状態、事象、処理及び状態遷移先の組合せとを区別して表示させる第2の表示処理手段とを有することを特徴とする状態遷移分析装置。
  2. 前記操作ユニットの操作に基づいて、前記第1の状態遷移データと前記第2の状態遷移データを設定し、前記第1の特異状態を状態として含む第1の状態遷移データの組、及び、前記第2の特異状態を状態として含む第2の状態遷移データの組について、前記4つの要素のうち、事象、処理及び状態遷移先の3つの要素、事象及び状態遷移先の2つの要素、及び、状態遷移先の1つの要素のいずれかを前記一致判定の要素として選択的に設定する条件設定手段を有し、
    前記判定手段は、前記条件設定手段により設定された要素を示す情報に基づいて、前記第1の状態遷移データの組と、前記第2の状態遷移データの組とが一致するか否かを判定することを特徴とする請求項1に記載の状態遷移分析装置。
  3. 前記操作ユニットの操作に基づいて、前記第1の状態遷移データと前記第2の状態遷移データを設定し、前記第1の特異状態を状態遷移先として含む第1の状態遷移データの組、及び、前記第2の特異状態を状態遷移先として含む第2の状態遷移データの組について、前記4つの要素のうち、状態、事象及び処理の3つの要素、状態及び事象の2つの要素、及び、状態の1つの要素のいずれかを前記一致判定の要素として選択的に設定する条件設定手段を有し、
    前記判定手段は、前記条件設定手段により設定された要素を示す情報に基づいて、前記第1の状態遷移データの組と、前記第2の状態遷移データの組とが一致するか否かを判定することを特徴とする請求項1に記載の状態遷移分析装置。
  4. 前記操作ユニットの操作に基づいて、前記第1の状態遷移データと前記第2の状態遷移データを設定し、前記第1の特異状態を状態として含む第1の状態遷移データの組、及び、前記第2の特異状態を状態として含む第2の状態遷移データの組について、前記4つの要素のうち、事象、処理及び状態遷移先の3つの要素、事象及び状態遷移先の2つの要素、及び、状態遷移先の1つの要素のいずれかを前記一致判定の要素として選択的に設定する第1の条件設定手段と、
    前記操作ユニットの操作に基づいて、前記第1の状態遷移データと前記第2の状態遷移データを設定し、前記第1の特異状態を状態遷移先として含む第1の状態遷移データの組、及び、前記第2の特異状態を状態遷移先として含む第2の状態遷移データの組について、前記4つの要素のうち、状態、事象及び処理の3つの要素、状態及び事象の2つの要素、及び、状態の1つの要素のいずれかを前記一致判定の要素として選択的に設定する第2の条件設定手段と有し、
    前記判定手段は、
    前記第1の条件設定手段により設定された要素を示す情報に基づいて、前記第1の状態遷移データの組と、前記第2の状態遷移データの組とが一致するか否かを判定する第1の判定手段と、
    前記第2の条件設定手段により設定された要素を示す情報に基づいて、前記第1の状態遷移データの組と、前記第2の状態遷移データの組とが一致するか否かを判定する第2の判定手段とを有し、
    前記同一状態決定手段は、前記第1の判定手段及び前記第2の判定手段の双方にて一致すると判定された場合に前記第1の特異状態と前記第2の特異状態とは名称が異なるが同じ状態であると決定する第1の決定手法、前記第1の判定手段及び前記第2の判定手段のいずれか一方にて一致すると判定された場合に前記第1の特異状態と前記第2の特異状態とは名称が異なるが同じ状態であると決定する第2の決定手法、及び、前記第1の判定手段及び前記第2の判定手段のうちの指定された一方にて一致すると判定された場合に前記第1の特異状態と前記第2の特異状態とは名称が異なるが同じ状態であると決定する第3の決定手法のいずれかを選択し、その選択した決定手法に基づいて決定することを特徴とする請求項1に記載の状態遷移分析装置。
  5. システムにてとり得る状態のいずれかと、とり得るそれぞれの状態にて発生し得る事象のいずれかと、とり得る各状態において発生し得る各事象が発生した際に実行される処理と、状態遷移先との4つの要素の情報を組にして、前記システムにてあり得る組の情報のすべてで構成される状態遷移データに基づいてシステムの状態遷移を分析する状態遷移分析装置であって、
    第1の状態遷移データと、第2の状態遷移データとを記憶する状態遷移データ記憶手段と、
    前記第1の状態遷移データの各組の情報の全てを可視的に表す第1の状態遷移モデルと、前記第2の状態遷移データの各組の情報の全てを可視的に表す第2の状態遷移モデルとを表示ユニットに表示させる第1の表示処理手段と、
    前記第1の状態遷移データの各組の情報と前記第2の状態遷移データの各組の情報とを比較して、前記第1の状態遷移モデルにのみ含まれる事象を第1の特異事象として検出するとともに、前記第2の状態遷移モデルにのみ含まれる事象を第2の特異事象として検出する特異事象検出手段と、
    前記第1の特異事象を含む前記第1の状態遷移データの組の前記状態、前記処理、前記状態遷移先の要素のうちの少なくとも1つの要素を示す情報と、前記第2の特異事象を含む前記第2の状態遷移データの組の前記状態、前記処理、前記状態遷移先の要素のうちの少なくとも1つの要素を示す情報とが一致するか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段にて一致の判定がなされたときに、前記第1の特異事象と前記第2の特異事象とは名称が異なるが同じ事象であると決定する同一事象決定手段と、
    前記特異事象検出手段、前記判定手段及び前記同一事象決定手段での各処理結果に基づいて、前記表示ユニットに表示される前記第1の状態遷移モデル及び前記第2の状態遷移モデルにおいて、異なる状態、事象、処理及び状態遷移先の組合せと、同じ状態、事象、処理及び状態遷移先の組合せとを区別して表示させる第2の表示処理手段とを有することを特徴とする状態遷移分析装置。
  6. 前記操作ユニットの操作に基づいて、前記第1の状態遷移データと前記第2の状態遷移データを設定し、前記第1の特異事象を含む第1の状態遷移データの組、及び、前記第2の特異事象を含む第2の状態遷移データの組について、前記4つの要素のうち、状態、処理及び事象の3つの要素、状態及び状態遷移先の2つの要素、及び、状態遷移先の1つの要素のいずれかを前記一致判定の要素として選択的に設定する条件設定手段を有し、
    前記判定手段は、前記条件設定手段により設定された要素を示す情報に基づいて、前記第1の状態遷移データの組と、前記第2の状態遷移データの組とが一致するか否かを判定することを特徴とする請求項5に記載の状態遷移分析装置。
  7. システムにてとり得る状態のいずれかと、とり得るそれぞれの状態にて発生し得る事象のいずれかと、とり得る各状態において発生し得る各事象が発生した際に実行される処理と、状態遷移先との4つの要素の情報を組にして、前記システムにてあり得る組の情報のすべてで構成される状態遷移データに基づいてシステムの状態遷移を分析する状態遷移分析装置における処理方法であって、
    記憶手段に記憶された第1の状態遷移データの各組の情報の全てを可視的に表す第1の状態遷移モデルと、前記記憶手段に記憶された前記第2の状態遷移データの各組の情報の全てを可視的に表す第2の状態遷移モデルとを表示ユニットに表示させる第1の表示処理ステップと、
    前記第1の状態遷移データの各組の情報と前記第2の状態遷移データの各組の情報とを比較して、前記第1の状態遷移モデルにのみ含まれる状態を第1の特異状態として検出するとともに、前記第2の状態遷移モデルにのみ含まれる状態を第2の特異状態として検出する特異状態検出ステップと、
    前記第1の特異状態を状態として含む前記第1の状態遷移データの組の前記事象、前記処理、前記状態遷移先の要素のうちの少なくとも1つの要素を示す情報と、前記第2の特異状態を状態として含む前記第2の状態遷移データの組の前記事象、前記処理、前記状態遷移先の要素のうちの少なくとも1つの要素を示す情報とが一致するか否かを判定すること、及び、前記第1の特異状態を状態遷移先として含む前記第1の状態遷移データの組の前記状態、前記事象、前記処理の要素のうちの少なくとも1つの要素を示す情報と、前記第2の特異状態を状態遷移先として含む前記第2の状態遷移データの組の前記状態、前記事象、前記処理の要素のうちの少なくとも1つの要素を示す情報とが一致するか否かを判定することの少なくとも一方を行う判定ステップと、
    前記判定ステップにて一致の判定がなされたときに、前記第1の特異状態と前記第2の特異状態とは名称が異なるが同じ状態であると決定する同一状態決定ステップと、
    前記特異状態検出ステップ、前記判定ステップ及び前記同一状態決定ステップでの各処理結果に基づいて、前記表示ユニットに表示される前記第1の状態遷移モデル及び前記第2の状態遷移モデルにおいて、異なる状態、事象、処理及び状態遷移先の組合せと、同じ状態、事象、処理及び状態遷移先の組合せとを区別して表示させる第2の表示処理ステップとを有することを特徴とする処理方法。
  8. 前記操作ユニットの操作に基づいて、前記第1の状態遷移データと前記第2の状態遷移データを設定し、前記第1の特異状態を状態として含む第1の状態遷移データの組、及び、前記第2の特異状態を状態として含む第2の状態遷移データの組について、前記4つの要素のうち、事象、処理及び状態遷移先の3つの要素、事象及び状態遷移先の2つの要素、及び、状態遷移先の1つの要素のいずれかを前記一致判定の要素として選択的に設定する条件設定ステップを有し、
    前記判定ステップは、前記条件設定ステップにより設定された要素を示す情報に基づいて、前記第1の状態遷移データの組と、前記第2の状態遷移データの組とが一致するか否かを判定することを特徴とする請求項7に記載の処理方法。
  9. 前記操作ユニットの操作に基づいて、前記第1の状態遷移データと前記第2の状態遷移データを設定し、前記第1の特異状態を状態遷移先として含む第1の状態遷移データの組、及び、前記第2の特異状態を状態遷移先として含む第2の状態遷移データの組について、前記4つの要素のうち、状態、事象及び処理の3つの要素、状態及び事象の2つの要素、及び、状態の1つの要素のいずれかを前記一致判定の要素として選択的に設定する条件設定ステップを有し、
    前記判定ステップは、前記条件設定ステップにより設定された要素を示す情報に基づいて、前記第1の状態遷移データの組と、前記第2の状態遷移データの組とが一致するか否かを判定することを特徴とする請求項7に記載の処理方法。
  10. 前記操作ユニットの操作に基づいて、前記第1の状態遷移データと前記第2の状態遷移データを設定し、前記第1の特異状態を状態として含む第1の状態遷移データの組、及び、前記第2の特異状態を状態として含む第2の状態遷移データの組について、前記4つの要素のうち、事象、処理及び状態遷移先の3つの要素、事象及び状態遷移先の2つの要素、及び、状態遷移先の1つの要素のいずれかを前記一致判定の要素として選択的に設定する第1の条件設定ステップと、
    前記操作ユニットの操作に基づいて、前記第1の状態遷移データと前記第2の状態遷移データを設定し、前記第1の特異状態を状態遷移先として含む第1の状態遷移データの組、及び、前記第2の特異状態を状態遷移先として含む第2の状態遷移データの組について、前記4つの要素のうち、状態、事象及び処理の3つの要素、状態及び事象の2つの要素、及び、状態の1つの要素のいずれかを前記一致判定の要素として選択的に設定する第2の条件設定ステップと有し、
    前記判定ステップは、
    前記第1の条件設定ステップにより設定された要素を示す情報に基づいて、前記第1の状態遷移データの組と、前記第2の状態遷移データの組とが一致するか否かを判定する第1の判定ステップと、
    前記第2の条件設定ステップにより設定された要素を示す情報に基づいて、前記第1の状態遷移データの組と、前記第2の状態遷移データの組とが一致するか否かを判定する第2の判定ステップとを有し、
    前記同一状態決定ステップは、前記第1の判定ステップ及び前記第2の判定ステップの双方にて一致すると判定された場合に前記第1の特異状態と前記第2の特異状態とは名称が異なるが同じ状態であると決定する第1の決定手法、前記第1の判定ステップ及び前記第2の判定ステップのいずれか一方にて一致すると判定された場合に前記第1の特異状態と前記第2の特異状態とは名称が異なるが同じ状態であると決定する第2の決定手法、及び、前記第1の判定ステップ及び前記第2の判定ステップのうちの指定された一方にて一致すると判定された場合に前記第1の特異状態と前記第2の特異状態とは名称が異なるが同じ状態であると決定する第3の決定手法のいずれかを選択し、その選択した決定手法に基づいて決定することを特徴とする請求項7に記載の処理方法。
  11. システムにてとり得る状態のいずれかと、とり得るそれぞれの状態にて発生し得る事象のいずれかと、とり得る各状態において発生し得る各事象が発生した際に実行される処理と、状態遷移先との4つの要素の情報を組にして、前記システムにてあり得る組の情報のすべてで構成される状態遷移データに基づいてシステムの状態遷移を分析する状態遷移分析装置における処理方法であって、
    記憶手段に記憶された第1の状態遷移データの各組の情報の全てを可視的に表す第1の状態遷移モデルと、前記記憶手段に記憶された前記第2の状態遷移データの各組の情報の全てを可視的に表す第2の状態遷移モデルとを表示ユニットに表示させる第1の表示処理ステップと、
    前記第1の状態遷移データの各組の情報と前記第2の状態遷移データの各組の情報とを比較して、前記第1の状態遷移モデルにのみ含まれる事象を第1の特異事象として検出するとともに、前記第2の状態遷移モデルにのみ含まれる事象を第2の特異事象として検出する特異事象検出ステップと、
    前記第1の特異事象を含む前記第1の状態遷移データの組の前記状態、前記処理、前記状態遷移先の要素のうちの少なくとも1つの要素を示す情報と、前記第2の特異事象を含む前記第2の状態遷移データの組の前記状態、前記処理、前記状態遷移先の要素のうちの少なくとも1つの要素を示す情報とが一致するか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップにて一致の判定がなされたときに、前記第1の特異事象と前記第2の特異事象とは名称が異なるが同じ事象であると決定する同一事象決定ステップと、
    前記特異事象検出ステップ、前記判定ステップ及び前記同一事象決定ステップでの各処理結果に基づいて、前記表示ユニットに表示される前記第1の状態遷移モデル及び前記第2の状態遷移モデルにおいて、異なる状態、事象、処理及び状態遷移先の組合せと、同じ状態、事象、処理及び状態遷移先の組合せとを区別して表示させる第2の表示処理ステップとを有することを特徴とする処理方法。
  12. 前記操作ユニットの操作に基づいて、前記第1の状態遷移データと前記第2の状態遷移データを設定し、前記第1の特異事象を含む第1の状態遷移データの組、及び、前記第2の特異事象を含む第2の状態遷移データの組について、前記4つの要素のうち、状態、処理及び事象の3つの要素、状態及び状態遷移先の2つの要素、及び、状態遷移先の1つの要素のいずれかを前記一致判定の要素として選択的に設定する条件設定ステップを有し、
    前記判定ステップは、前記条件設定ステップにより設定された要素を示す情報に基づいて、前記第1の状態遷移データの組と、前記第2の状態遷移データの組とが一致するか否かを判定することを特徴とする請求項11に記載の処理方法。
  13. システムにてとり得る状態のいずれかと、とり得るそれぞれの状態にて発生し得る事象のいずれかと、とり得る各状態において発生し得る各事象が発生した際に実行される処理と、状態遷移先との4つの要素の情報を組にして、前記システムにてあり得る組の情報のすべてで構成される状態遷移データに基づいてシステムの状態遷移を分析する状態遷移分析装置としてのコンピュータに処理ステップを実行させるプログラムであって、
    記憶手段に記憶された第1の状態遷移データの各組の情報の全てを可視的に表す第1の状態遷移モデルと、前記記憶手段に記憶された前記第2の状態遷移データの各組の情報の全てを可視的に表す第2の状態遷移モデルとを表示ユニットに表示させる第1の表示処理ステップと、
    前記第1の状態遷移データの各組の情報と前記第2の状態遷移データの各組の情報とを比較して、前記第1の状態遷移モデルにのみ含まれる状態を第1の特異状態として検出するとともに、前記第2の状態遷移モデルにのみ含まれる状態を第2の特異状態として検出する特異状態検出ステップと、
    前記第1の特異状態を状態として含む前記第1の状態遷移データの組の前記事象、前記処理、前記状態遷移先の要素のうちの少なくとも1つの要素を示す情報と、前記第2の特異状態を状態として含む前記第2の状態遷移データの組の前記事象、前記処理、前記状態遷移先の要素のうちの少なくとも1つの要素を示す情報とが一致するか否かを判定すること、及び、前記第1の特異状態を状態遷移先として含む前記第1の状態遷移データの組の前記状態、前記事象、前記処理の要素のうちの少なくとも1つの要素を示す情報と、前記第2の特異状態を状態遷移先として含む前記第2の状態遷移データの組の前記状態、前記事象、前記処理の要素のうちの少なくとも1つの要素を示す情報とが一致するか否かを判定することの少なくとも一方を行う判定ステップと、
    前記判定ステップにて一致の判定がなされたときに、前記第1の特異状態と前記第2の特異状態とは名称が異なるが同じ状態であると決定する同一状態決定ステップと、
    前記特異状態検出ステップ、前記判定ステップ及び前記同一状態決定ステップでの各処理結果に基づいて、前記表示ユニットに表示される前記第1の状態遷移モデル及び前記第2の状態遷移モデルにおいて、異なる状態、事象、処理及び状態遷移先の組合せと、同じ状態、事象、処理及び状態遷移先の組合せとを区別して表示させる第2の表示処理ステップとを有することを特徴とするプログラム。
  14. 前記操作ユニットの操作に基づいて、前記第1の状態遷移データと前記第2の状態遷移データを設定し、前記第1の特異状態を状態として含む第1の状態遷移データの組、及び、前記第2の特異状態を状態として含む第2の状態遷移データの組について、前記4つの要素のうち、事象、処理及び状態遷移先の3つの要素、事象及び状態遷移先の2つの要素、及び、状態遷移先の1つの要素のいずれかを前記一致判定の要素として選択的に設定する条件設定ステップを有し、
    前記判定ステップは、前記条件設定ステップにより設定された要素を示す情報に基づいて、前記第1の状態遷移データの組と、前記第2の状態遷移データの組とが一致するか否かを判定することを特徴とする請求項13に記載のプログラム。
  15. 前記操作ユニットの操作に基づいて、前記第1の状態遷移データと前記第2の状態遷移データを設定し、前記第1の特異状態を状態遷移先として含む第1の状態遷移データの組、及び、前記第2の特異状態を状態遷移先として含む第2の状態遷移データの組について、前記4つの要素のうち、状態、事象及び処理の3つの要素、状態及び事象の2つの要素、及び、状態の1つの要素のいずれかを前記一致判定の要素として選択的に設定する条件設定ステップを有し、
    前記判定ステップは、前記条件設定ステップにより設定された要素を示す情報に基づいて、前記第1の状態遷移データの組と、前記第2の状態遷移データの組とが一致するか否かを判定することを特徴とする請求項13に記載のプログラム。
  16. 前記操作ユニットの操作に基づいて、前記第1の状態遷移データと前記第2の状態遷移データを設定し、前記第1の特異状態を状態として含む第1の状態遷移データの組、及び、前記第2の特異状態を状態として含む第2の状態遷移データの組について、前記4つの要素のうち、事象、処理及び状態遷移先の3つの要素、事象及び状態遷移先の2つの要素、及び、状態遷移先の1つの要素のいずれかを前記一致判定の要素として選択的に設定する第1の条件設定ステップと、
    前記操作ユニットの操作に基づいて、前記第1の状態遷移データと前記第2の状態遷移データを設定し、前記第1の特異状態を状態遷移先として含む第1の状態遷移データの組、及び、前記第2の特異状態を状態遷移先として含む第2の状態遷移データの組について、前記4つの要素のうち、状態、事象及び処理の3つの要素、状態及び事象の2つの要素、及び、状態の1つの要素のいずれかを前記一致判定の要素として選択的に設定する第2の条件設定ステップと有し、
    前記判定ステップは、
    前記第1の条件設定ステップにより設定された要素を示す情報に基づいて、前記第1の状態遷移データの組と、前記第2の状態遷移データの組とが一致するか否かを判定する第1の判定ステップと、
    前記第2の条件設定ステップにより設定された要素を示す情報に基づいて、前記第1の状態遷移データの組と、前記第2の状態遷移データの組とが一致するか否かを判定する第2の判定ステップとを有し、
    前記同一状態決定ステップは、前記第1の判定ステップ及び前記第2の判定ステップの双方にて一致すると判定された場合に前記第1の特異状態と前記第2の特異状態とは名称が異なるが同じ状態であると決定する第1の決定手法、前記第1の判定ステップ及び前記第2の判定ステップのいずれか一方にて一致すると判定された場合に前記第1の特異状態と前記第2の特異状態とは名称が異なるが同じ状態であると決定する第2の決定手法、及び、前記第1の判定ステップ及び前記第2の判定ステップのうちの指定された一方にて一致すると判定された場合に前記第1の特異状態と前記第2の特異状態とは名称が異なるが同じ状態であると決定する第3の決定手法のいずれかを選択し、その選択した決定手法に基づいて決定することを特徴とする請求項13に記載のプログラム。
  17. システムにてとり得る状態のいずれかと、とり得るそれぞれの状態にて発生し得る事象のいずれかと、とり得る各状態において発生し得る各事象が発生した際に実行される処理と、状態遷移先との4つの要素の情報を組にして、前記システムにてあり得る組の情報のすべてで構成される状態遷移データに基づいてシステムの状態遷移を分析する状態遷移分析装置としてのコンピュータに処理ステップを実行させるプログラムであって、
    記憶手段に記憶された第1の状態遷移データの各組の情報の全てを可視的に表す第1の状態遷移モデルと、前記記憶手段に記憶された前記第2の状態遷移データの各組の情報の全てを可視的に表す第2の状態遷移モデルとを表示ユニットに表示させる第1の表示処理ステップと、
    前記第1の状態遷移データの各組の情報と前記第2の状態遷移データの各組の情報とを比較して、前記第1の状態遷移モデルにのみ含まれる事象を第1の特異事象として検出するとともに、前記第2の状態遷移モデルにのみ含まれる事象を第2の特異事象として検出する特異事象検出ステップと、
    前記第1の特異事象を含む前記第1の状態遷移データの組の前記状態、前記処理、前記状態遷移先の要素のうちの少なくとも1つの要素を示す情報と、前記第2の特異事象を含む前記第2の状態遷移データの組の前記状態、前記処理、前記状態遷移先の要素のうちの少なくとも1つの要素を示す情報とが一致するか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップにて一致の判定がなされたときに、前記第1の特異事象と前記第2の特異事象とは名称が異なるが同じ事象であると決定する同一事象決定ステップと、
    前記特異事象検出ステップ、前記判定ステップ及び前記同一事象決定ステップでの各処理結果に基づいて、前記表示ユニットに表示される前記第1の状態遷移モデル及び前記第2の状態遷移モデルにおいて、異なる状態、事象、処理及び状態遷移先の組合せと、同じ状態、事象、処理及び状態遷移先の組合せとを区別して表示させる第2の表示処理ステップとを有することを特徴とするプログラム。
  18. 前記操作ユニットの操作に基づいて、前記第1の状態遷移データと前記第2の状態遷移データを設定し、前記第1の特異事象を含む第1の状態遷移データの組、及び、前記第2の特異事象を含む第2の状態遷移データの組について、前記4つの要素のうち、状態、処理及び事象の3つの要素、状態及び状態遷移先の2つの要素、及び、状態遷移先の1つの要素のいずれかを前記一致判定の要素として選択的に設定する条件設定ステップを有し、
    前記判定ステップは、前記条件設定ステップにより設定された要素を示す情報に基づいて、前記第1の状態遷移データの組と、前記第2の状態遷移データの組とが一致するか否かを判定することを特徴とする請求項17に記載のプログラム。
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