JP2009098805A - 配信サーバ、通信システム及び通信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】移動局の実際の位置に対応したコンテンツ情報を精度良く配信できる通信システム及び通信方法を提供することを目的とする。
【解決手段】携帯端末2から送信された位置情報に基づいて携帯端末2の存在可能範囲E1と存在可能範囲E1内での誤差分布とを求め、存在可能範囲E1に重複する複数の配信エリアA,Bにおける携帯端末2の存在確率を誤差分布から求める存在確率取得手段3bと、複数の配信エリアA,Bのうち、携帯端末2の存在確率が最も高い配信エリアAに対応したコンテンツ情報を携帯端末2に送信する配信制御手段3cとを備える配信サーバ3Aとした。この配信サーバ3Aでは、携帯端末2の存在確率が最も高い配信エリアAに対応したコンテンツ情報が携帯端末2に送信されるようになるため、携帯端末2の実際の位置に対応したコンテンツ情報を高い精度で配信できるようになる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、携帯電話やPHSなどの移動局から送信された位置情報に対応したコンテンツ情報を移動局に配信する配信サーバ、通信システム及び通信方法に関する。
特定の配信エリア内に存在する携帯電話などに、そのエリア情報などを含むコンテンツを配信する通信システムが知られている(特許文献1参照)。この通信システムでは、情報提供事業者は、携帯電話から位置情報を取得し、その位置情報から携帯電話が特定のエリアに存在するか否かを判断し、存在する場合には特定のエリアに対応する具体的な情報を配信する。しかしながら、携帯電話から送信される位置情報によって特定される位置(測位位置)と実際の位置との間には誤差がある。そこで、この通信システムでは、特定の配信エリアを、誤差分を考慮して広めに設定しておき、配信漏れが生じないような工夫がなされている。
特開2002−216021号公報
しかしながら、従来の通信システムでは、複数の配信エリアが隣接している場合には、各配信エリアで誤差分を考慮して広めに設定すると配信エリア同士が重複してしまうため、誤差分を考慮した配信エリアの設定は困難であり、測位位置と実際の位置との間の誤差を加味したコンテンツの配信は困難であった。
そこで、本発明は、移動局の実際の位置に対応したコンテンツ情報を精度良く配信できる配信サーバ、通信システム及び通信方法を提供することを目的とする。
以上の課題を解決するため、本発明は、移動局から送信された位置情報に対応したコンテンツ情報を移動局に配信する配信サーバにおいて、移動局から送信された位置情報に基づいて移動局の存在可能範囲と存在可能範囲内での誤差分布とを求め、存在可能範囲に重複する複数の配信エリアにおける移動局の存在確率を誤差分布から求める存在確率取得手段と、複数の配信エリアのうち、移動局の存在確率が最も高い配信エリアに対応したコンテンツ情報を移動局に送信する配信制御手段とを備えることを特徴とする。
この配信サーバでは、移動局から送信された位置情報に基づいて、存在確率取得手段によって移動局の存在可能範囲と存在可能範囲内での誤差分布とが求められ、さらに存在可能範囲に重複する複数の配信エリアにおける移動局の存在確率が誤差分布から求められる。さらに、配信制御手段によって、移動局の存在確率が最も高い配信エリアに対応したコンテンツ情報が移動局に送信される。その結果として、移動局の存在確率が最も高い配信エリアに対応したコンテンツ情報が移動局に送信されるようになるため、移動局の実際の位置に対応したコンテンツ情報を高い精度で送信できるようになる。特に、配信エリアでの移動局の存在確率に基づいてコンテンツ情報が送信されるので、複数の配信エリア同士が一部重複していたとしても、移動局の実際の位置に対応したコンテンツ情報を高い精度で送信できる。
さらに、複数の配信エリアとコンテンツ情報とをそれぞれ対応付けて記憶するコンテンツ情報記憶手段を更に備え、配信制御手段は、コンテンツ情報記憶手段を参照し、移動局の存在確率が最も高い配信エリアに対応したコンテンツ情報を移動局に送信すると好適である。この構成によれば、コンテンツ情報記憶手段に記憶された複数のコンテンツ情報のうち、移動局の存在確率が最も高い配信エリアに対応したコンテンツ情報のみが移動局に送信されるようになり、移動局の実際の位置に対応したコンテンツ情報を高い精度で送信できるようになる。
さらに、複数の配信エリアに対応した複数のコンテンツ情報に含まれる情報に基づいて、新たなコンテンツ情報を生成するコンテンツ情報生成手段を更に備え、コンテンツ情報生成手段は、存在確率の最も高い配信エリアに対応したコンテンツ情報の情報量が、他の配信エリアに対応したコンテンツ情報の情報量よりも多くなるように新たなコンテンツ情報を生成し、配信制御手段は、新たなコンテンツ情報を移動局に送信すると好適である。この構成によれば、存在確率の最も高い配信エリアに対応したコンテンツ情報の情報量が最も多くなるような新たなコンテンツ情報が移動局に送信されるようになり、移動局の実際の位置に対応したコンテンツ情報を高い精度で送信できるようになる。
さらに、コンテンツ情報は、複数のコンテンツ要素からなり、コンテンツ情報生成手段は、存在確率の最も高い配信エリアに対応したコンテンツ情報に含まれるコンテンツ要素が最も多くなるように新たなコンテンツ情報を生成すると好適である。この構成によれば、存在確率の最も高い配信エリアを優先するようにして、存在確率に応じたコンテンツ情報の送信が可能になり、移動局の実際の位置に対応したコンテンツ情報を高い精度で送信できるようになる。
さらに、存在確率取得手段は、異なる複数の測位手段を備えた移動局において、複数の測位手段のうち、少なくとも一の測位手段によって取得された位置情報に基づいて誤差分布を求めると好適である。測位手段が異なれば、誤差範囲なども異なるため、測位手段それぞれによって取得された位置情報に基づいて誤差分布を求めることで、移動局の実際の位置に対応したコンテンツ情報の配信精度を一層向上させることができる。
さらに、存在確率取得手段は、地図情報または人口密度の少なくとも一方に基づいて存在可能範囲内での存在確率の重み付けを行い、存在可能範囲に重複する複数の配信エリアにおける移動局の存在確率を誤差分布と重みとから求めると好適である。地図情報において、例えば、道路や公園などが存在するエリアでは、湖沼や森林などが存在するエリアに比べて移動局の存在確率が高いと推定できる。また、人口密度の高い過密地では、人口密度の低い過疎地に比べて移動局の存在確率が高いと推定できる。そして、この通信システムでは、地図情報や人口密度に基づく存在可能範囲内での存在確率の重みと誤差分布とから配信エリアにおける移動局の存在確率を求めるので、移動局の実際の位置に対応したコンテンツ情報を高い精度で送信するのに更に有効である。
さらに、複数の配信エリアはそれぞれ代表点を有し、配信エリアごとに代表点から境界までの基準距離が予め設定され、存在確率取得手段は、移動局から送信された位置情報によって特定される測位位置と配信エリアの代表点との距離から、配信エリアの基準距離を減じて重複判定距離を求め、重複判定距離が、位置情報から存在可能範囲の境界までの誤差範囲距離よりも小さいという条件を満たす場合には、重複判定距離を求めた配信エリアは存在可能範囲に重複すると判定すると好適である。この配信サーバでは、配信エリアにおける移動局の存在確率を求める上での処理負担が軽減される。
また、本発明に係る通信システムは、上記の配信サーバのうち、いずれか一の配信サーバと、位置情報を送信可能な移動局と、を備えたことを特徴とする。この通信システムによれば、移動局の存在確率が最も高い配信エリアに対応したコンテンツ情報が移動局に送信されるようになるため、移動局の実際の位置に対応したコンテンツ情報を高い精度で送信できるようになる。
また、本発明に係る通信方法は、移動局から送信された位置情報に対応したコンテンツ情報を移動局に配信する通信方法において、移動局から送信された位置情報に基づいて移動局の存在可能範囲と存在可能範囲内での誤差分布とを求め、存在可能範囲に重複する複数の配信エリアにおける移動局の存在確率を誤差分布から求める存在確率取得ステップと、複数の配信エリアのうち、移動局の存在確率が最も高い配信エリアに基づくコンテンツ情報を移動局に配信する配信制御ステップと、を備えることを特徴とする。この通信方法によれば、移動局の存在確率が最も高い配信エリアに対応したコンテンツ情報が移動局に送信されるようになるため、移動局の実際の位置に対応したコンテンツ情報を高い精度で送信できるようになる。
本発明に係る配信サーバ、通信システム及び通信方法によれば、移動局が実際に存在する配信エリアに対応したコンテンツ情報を精度良く配信できる。
以下、図面を参照しつつ本発明に係る通信システムの好適な実施形態について説明する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る通信システムの機能的構成を示す図である。また、図2は、携帯端末2のハードウェア構成を示す図である。通信システム1Aは、携帯電話やPHSなどの携帯端末(移動局)2と、移動体通信網を介して携帯端末2に接続されている配信サーバ3Aと、を備えている。
携帯端末2は、物理的には、図2に示されるように、CPU21、ROM22、RAM23、操作手段である入力デバイス24、所定の画像を出力するディスプレイなどの出力デバイス25、データ送受信デバイスである通信モジュール26、補助記憶装置27及びGPS受信モジュール28などを備える。
また、図1に示されるように、携帯端末2は、機能的な構成として他の携帯端末や固定電話などとの通話やメールなどの送受信を行うための通信手段2aや、現在位置を測位して位置情報を求める測位手段2bなどを備える。これらの各機能は、CPU21(図2参照)、RAM23等のハードウェア上に所定のソフトウェアを読み込ませることにより、CPU21の制御のもとで、通信モジュール26、入力デバイス24及び出力デバイス25を動作させるとともにRAM23におけるデータの読み出し及び書き込みを行うことで実現される。
測位手段2bは、GPS測位手段2cと基地局測位手段2dという二つの測位手段からなる。GPS測位手段2cは、GPS測位によって位置情報を求める。すなわち、GPS測位手段2cでは、少なくとも3以上のGPS衛星からのデータ(GPS情報)に基づいて緯度、経度を割り出して、携帯端末2の位置情報を求める。基地局測位手段2dでは、単一局測位によって位置情報を求める。すなわち、基地局測位手段2dは、基地局からの電波の強さ(電界強度)及び伝播時間に基づいて基地局からの距離を半径として求め、その半径から携帯端末2が存在する円周を割り出し、その割り出された円周と基地局の位置とから携帯端末2の位置情報を求める。GPS測位手段2cで求められた位置情報の方が、基地局測位手段2dで求められた位置情報よりも精度は高い。そのため、通常は、GPS測位手段2cで求められた位置情報が優先するが、GPS衛星の捕捉が困難な屋内などでは基地局測位手段2dで求められた位置情報が利用される。なお、測位手段2bでは、GPS情報と単一局測位を組み合わせて位置情報を求めたり、複数局測位によって位置情報を求めたりしてもよい。
測位手段2bで求められた位置情報は、誤差情報と一緒に通信手段2aによって配信サーバ3Aに送信される。通信手段2aは、GPS測位による位置情報と基地局測位による位置情報との両方を配信サーバ3Aに送信するが、いずれか一方の位置情報のみでもよく、また、GPS測位を実行できなかった場合にのみ基地局測位による位置情報を送信するようにしてもよい。また、誤差情報とは、GPS測位での測位位置を中心にした誤差範囲を示す半径と、一様分布であることを示す情報である。なお、誤差情報として、平均や分散などの情報を送信してもよい。例えば、平均「0」で分散「1」の場合には、誤差分布は正規分布となる。
図3は、配信サーバ3Aのハードウェア構成を示す図である。配信サーバ3Aは、携帯端末2の位置に対応したコンテンツ情報を送信する装置であり、物理的には、CPU31、ROM32、RAM33、操作手段である入力デバイス34、所定の画像を出力するディスプレイなどの出力デバイス35、データ送受信デバイスである通信モジュール36及び補助記憶装置37などを備える。
また、配信サーバ3Aは、図1に示されるように、機能的な構成としてコンテンツ情報記憶手段3a、存在確率取得手段3b及び配信制御手段3cなどを備える。これらの各機能は、CPU31(図3参照)、RAM33等のハードウェア上に所定のソフトウェアを読み込ませることにより、CPU31の制御のもとで、通信モジュール36、入力デバイス34及び出力デバイス35を動作させるとともにRAM33におけるデータの読み出し及び書き込みを行うことで実現される。
コンテンツ情報記憶手段3aには、配信エリアAを特定するための情報(以下、「エリアA情報」という)、配信エリアBを特定するための情報(以下、「エリアB情報」という)及び配信エリアCを特定するための情報(以下、「エリアC情報」という)が記憶されている。配信エリアA、配信エリアB及び配信エリアCは、例えば、特定の住所地やランドマークが含まれるようなエリアであったり、ショッピングセンターなどの特定の商業施設が含まれるようなエリアであったりする。配信エリアA、配信エリアB及び配信エリアCは、通信事業者などによって任意に決定され、配信エリアA、配信エリアB及び配信エリアCなどを特定するための境界情報は、通信事業者などによって任意に設定される。
また、エリアA情報には、配信エリアAの代表点Pと、その代表点Pから配信エリアAの境界までの距離で最も長い距離(基準距離)Lとが含まれる。代表点Pは、配信エリアAの地図上の中心地、または、主要な商業施設、公共施設などの所在地などであり、通信事業者などによって予め設定されている。同様に、エリアB情報には、配信エリアBの代表点Pと、その代表点Pから配信エリアBの境界までの距離で最も長い距離(基準距離)Lとが含まれ、エリアC情報には、配信エリアCの代表点Pと、その代表点Pから配信エリアCの境界までの距離で最も長い距離(基準距離)Lとが含まれる。
さらに、コンテンツ情報記憶手段3aには、図4に示されるように、配信エリアAに対応したコンテンツ情報30a、配信エリアBに対応したコンテンツ情報30b、配信エリアCに対応したコンテンツ情報30cが記憶されている。コンテンツ情報30aには、配信エリアA内で営業するレストランa1〜a10の名称、電話番号、メニューなどの個別要素情報(以下、「コンテンツ要素」という)が含まれる。同様に、コンテンツ情報30bには、配信エリアB内で営業するレストランb1〜b10の名称、電話番号、メニューなどのコンテンツ要素が含まれ、コンテンツ情報30cには、配信エリアC内で営業するレストランc1〜c10の名称、電話番号、メニューなどのコンテンツ要素が含まれる。なお、コンテンツ要素としては、レストランの情報に限定されず、小売店、遊戯施設、公園または公共施設などの情報が広く含まれる。
存在確率取得手段3bは、携帯端末2から送信された位置情報と誤差情報とに基づいて携帯端末2の存在可能範囲E1と存在可能範囲E1内での誤差分布とを求める。誤差情報には、GPS測位での測位位置を中心にした誤差範囲を示す半径が含まれており、存在確率取得手段3bは、取得した位置情報から測位位置を特定すると共に、その測位位置を中心にした円形状の存在可能範囲E1を導出する。また、誤差情報には、一様分布であることを示す情報が含まれており、存在確率取得手段3bは、存在可能範囲E1内の誤差分布を一様分布として求める。
さらに、存在確率取得手段3bは、コンテンツ情報記憶手段3aからエリアA情報、エリアB情報及びエリアC情報を抽出し、存在可能範囲E1に重複している配信エリアを特定する。ここで、存在確率取得手段3bは、予め設定されている配信エリアA、配信エリアB及び配信エリアCの各代表点P,P,P及び各基準距離L,L,Lを、コンテンツ情報記憶手段3aから取得する。
さらに、図5に示されるように、存在確率取得手段3bは、配信エリアAの代表点Pと携帯端末2の測位位置Pとの距離Dから、配信エリアAの基準距離Lを減じて配信エリアAの重複判定距離を求める。この重複判定距離が、存在可能範囲E1の半径D(誤差範囲距離)よりも小さいという条件を満たす場合には、配信エリアAに関して存在可能範囲E1に重複しているエリアとして特定する。同様に、配信エリアB及び配信エリアCについても、それぞれ重複判定距離を求め、各重複判定距離が、存在可能範囲E1の半径D(誤差範囲距離)よりも小さいという条件を満たす場合には、配信エリアBまたは配信エリアCは存在可能範囲E1に重複していると判定する。なお、本実施形態では、配信エリアCのみ重複判定距離が存在可能範囲E1の半径Dよりも大きいため、配信エリアCは存在可能範囲E1に重複していないと判定する。
さらに、存在確率取得手段3bは、存在可能範囲E1に重複している配信エリアA及び配信エリアBでの携帯端末2の存在確率を求める。ここで、存在確率取得手段3bは、例えば、存在可能範囲E1と配信エリアAとの重複面積を存在可能範囲E1の面積で除した値を存在確率として求める。同様に、配信エリアBの存在確率を求める。本実施形態では、配信エリアAの重複面積が、配信エリアBの重複面積よりも広く、存在確率取得手段3bは、配信エリアAの存在確率が最も高いと判断し、配信エリアAを在圏エリアと認定する。
配信制御手段3cは、携帯端末2の存在確率が最も高い配信エリアAに対応したコンテンツ情報30a(図4参照)を優先的に抽出し、そのコンテンツ情報30aを携帯端末2に配信(送信)する。この場合に、配信制御手段3cは、他の配信エリアBまたは配信エリアCに対応したコンテンツ情報30bまたはコンテンツ情報30cは抽出せず、携帯端末2には配信しない。その結果として、コンテンツ情報記憶手段3aに記憶された複数のコンテンツ情報30a,30b,30cのうち、携帯端末2の存在確率が最も高い配信エリアAに対応したコンテンツ情報30aのみが携帯端末2に送信されるようになり、携帯端末2の実際の位置に対応したコンテンツ情報30aを高い精度で送信できるようになる。
次に、上記の通信システム1Aを利用して携帯端末2にコンテンツ情報を配信するための通信方法について図6を参照して説明する。図6は、通信システム1Aでの通信方法の動作手順を示すフローチャートである。
配信サーバ3Aでは、まず、配信エリアA、配信エリアB及び配信エリアCと、各配信エリアA,B,Cに対応するコンテンツ情報30a,30b,30cの初期設定が行われる(ステップS1)。ここでは、オペレータによる入力操作を受け付け、例えば、配信エリアAの代表点Pと、配信エリアAの境界とを設定する。配信エリアAの代表点Pは、緯度及び経度の入力によって設定される。また、配信エリアAの境界は、例えば、代表点Pを囲むように4点の緯度、経度の入力操作を受け付け、その4点によって四角形状に囲まれた領域を配信エリアAの境界として設定する。さらに、配信エリアAに対応するコンテンツ情報30aに含まれるコンテンツ要素について、オペレータによる入力操作に応じた追加、削除が行われる。なお、配信エリアA,B,Cを設定変更する必要が無く、また、各配信エリアA,B,Cに対応したコンテンツ情報30a,30b,30cを設定変更する必要が無い場合には、初期設定を行うことなく後続の処理が実行される。
携帯端末2では、GPS測位手段2cがGPS測位を行い、携帯端末2の測位位置を特定するための位置情報、すなわち緯度、経度を取得する。携帯端末2は、取得した位置情報と誤差情報とを配信サーバ3Aに送信する(ステップS2)。誤差情報は、測位位置を中心とした存在可能範囲E1を特定するための半径D、及び誤差分布が一様であることを示すデータが含まれる。
配信サーバ3Aの存在確率取得手段3bは、携帯端末2の位置情報と誤差情報とを取得すると(ステップS3)、携帯端末2の存在可能範囲E1及び誤差分布を推定する(ステップS4)。存在可能範囲E1(図5参照)は携帯端末2の測位位置を中心にした所定の誤差半径の円形領域である。また、誤差分布は一様分布になる。
さらに、存在確率取得手段3bは、まず、存在可能範囲E1に重複する配信エリアA及び配信エリアBを求める。ここで、存在可能範囲E1内での任意の位置を表す変数を“x”とし、n番目の配信エリアを“a(x)”とし、以下の式1に示されるように、“x”がn番目の配信エリアを“a(x)”に含まれる場合には“a(x)=1”とし、“x”がn番目の配信エリアを“a(x)”に含まれない場合には“a(x)=0”とする。すなわち、存在可能範囲E1に重複する配信エリアA及び配信エリアBでは、“a(x)=1”となり、重複しない配信エリアCでは、“a(x)=0”となる。
さらに、存在確率取得手段3bは、存在可能範囲E1に重複する配信エリアA及び配信エリアBでの携帯端末2の存在確率を求める(ステップS5)。ここでは、誤差分布(位置xにおける携帯端末2の存在確率密度)を“p(x)”とする。なお、“p(x)”は、存在可能範囲E1の全ての位置で積分すると“1”になるようにする。そして、以下の式2によって配信エリアA及び配信エリアBでの携帯端末2の存在確率“P1(x)”を求める。
存在確率取得手段3bは、上記の式2によって求められた配信エリアAまたは配信エリアBの各存在確率P1(x)のうち、最も大きな値となる配信エリアAを在圏エリアとして特定する(ステップS6)。上記のステップ3〜ステップ6は、存在確率取得ステップに相当する。
その後、配信制御手段3cは、コンテンツ情報記憶手段3aを参照し、配信エリアAに対応するコンテンツ情報30aを抽出する。そして、配信制御手段3cは、コンテンツ情報30aを携帯端末2に送信し(ステップS7)、コンテンツ情報30aを受信した携帯端末2では、ディスプレイなどの出力デバイス25にコンテンツ情報30aを出力する(ステップS8)。上記のステップS7は、配信制御ステップに相当する。
以上の配信サーバ3A、配信サーバ3Aを備えた通信システム1A及び通信システム1Aによる通信方法によれば、携帯端末2から送信された位置情報に基づいて、存在確率取得手段3bによって携帯端末2の存在可能範囲E1と存在可能範囲E1内での誤差分布とが求められ、さらに存在可能範囲E1に重複する複数の配信エリアA,Bにおける携帯端末2の存在確率が誤差分布から求められる。さらに、配信制御手段3cによって在圏エリアAである配信エリアAに対応したコンテンツ情報30aが携帯端末2に送信される。その結果として、携帯端末2の実際の位置に対応したコンテンツ情報を高い精度で配信できるようになる。特に、配信エリアAでの携帯端末2の存在確率に基づいてコンテンツ情報30aが送信されるので、複数の配信エリアA,B同士が一部重複していたとしても、携帯端末2の実際の位置に対応したコンテンツ情報30aを測位誤差を加味した上で高い精度で送信できる。
なお、存在可能範囲E1に重複する配信エリアの特定は、以下の方法によって行うこともできる(図5参照)。例えば、存在確率取得手段3bは、配信エリアAの代表点Pと携帯端末2の測位位置Pとの距離Dから、配信エリアAの基準距離Lを減じて配信エリアAの重複判定距離を求める。この重複判定距離が、存在可能範囲E1の半径D(誤差範囲距離)よりも小さいという条件を満たす場合には、配信エリアAに関して存在可能範囲E1に重複しているエリアとして特定する。同様に、配信エリアB及び配信エリアCについても、それぞれ重複判定距離を求め、各重複判定距離が、存在可能範囲E1の半径D(誤差範囲距離)よりも小さいという条件を満たす場合には、配信エリアBまたは配信エリアCは存在可能範囲E1に重複していると判定する。なお、本実施形態では、配信エリアCのみ重複判定距離が存在可能範囲E1の半径Dよりも大きいため、配信エリアCは存在可能範囲E1に重複していないと判定する。このような方法によって存在確率取得手段3bが存在可能範囲E1に重複する配信エリアを特定することで、配信エリアA,B,Cにおける携帯端末2の存在確率を求める上での処理負担が軽減される。
また、携帯端末2では、GPS測位手段2c及び基地局測位手段2dにより、複数の異なる測位方法で携帯端末2の位置測位が行われている。GPS測位手段2c及び基地局測位手段2dのそれぞれで取得された位置情報を配信サーバ3に送信するようにした場合には、以下の方法で配信エリアA及び配信エリアBでの携帯端末2の存在確率を求めるようにしてもよい。
例えば、存在確率取得手段3bは、GPS測位手段2cで取得された位置情報及び誤差情報に基づいて存在可能範囲E1及び一様分布である誤差分布を求める。さらに、存在確率取得手段3bは、基地局測位手段2dで取得された位置情報に基づいて、基地局を中心とした所定半径の円周上の領域を基地局測位による測位位置として特定する。GPS測位手段2cによる存在可能範囲E1のうち、図7に示されるように、基地局測位による測位位置との測位重複領域E2は、より高い確率で携帯端末2が存在すると推定できる。したがって、存在確率取得手段3bは、測位重複領域E2上の誤差分布密度は重複していない他の領域よりも高い値となるような演算を行い、配信エリアA及び配信エリアBそれぞれの存在確率を求める。本実施形態では、配信エリアAの一部が測位重複領域E2に重なっており、さらに、配信エリアAの方が、配信エリアBよりも存在可能範囲E1との重複面積が広いため、存在確率取得手段3bは、配信エリアAの存在確率が最も高いと判断し、配信エリアAを在圏エリアとして判断する。
GPS測位手段2cによるGPS測位方法と基地局測位手段2dによる基地局測位方法とでは、誤差範囲なども異なる。そのため、存在確率取得手段3bが、GPS測位手段2cでのGPS測位方法と基地局測位手段2dでの基地局測位方法とのそれぞれによって取得された位置情報に基づいて誤差分布を求めることで、携帯端末2の実際の位置に対応したコンテンツ情報30aの配信精度を一層向上させることができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態に係る配信サーバ3B及び配信サーバ3Bを備えた通信システム1Bについて説明する。なお、配信サーバ3B及び通信システム1Bについて、第1実施形態に係る配信サーバ3A及び通信システム1Aと同一または同等の要素には図中で同じ符号を付し、その説明を省略する。
配信サーバ3Bは、第1実施形態に係る配信サーバ3Aと同様に、機能的構成としてコンテンツ情報記憶手段3a、存在確率取得手段3b及び配信制御手段3cを備える。さらに、配信サーバ3Bは、コンテンツ情報生成手段3eを備える。
コンテンツ情報生成手段3eは、複数の配信エリアA,B,Cに対応した複数のコンテンツ情報30a,30b,30cに含まれる情報に基づいて、新たなコンテンツ情報31cを生成する手段である。そして、コンテンツ情報生成手段3eは、存在確率取得手段3bによって存在確率の最も高い配信エリア、すなわち在圏エリアとして特定された配信エリアAに対応したコンテンツ情報の情報量が、他の配信エリアB,Cに対応したコンテンツ情報の情報量よりも多くなるように新たなコンテンツ情報を生成する。
通信システム1Bでの通信方法について、図6を参照し、第1実施形態に係る通信システム1Aでの通信方法との相違点を中心にして説明する。
配信サーバ3Bの存在確率取得手段3bは、携帯端末2の位置情報と誤差情報とを取得すると(ステップS3)、携帯端末2の存在可能範囲E1及び誤差分布を推定する(ステップS4)。その後、後続のステップS5において配信サーバ3Bの存在確率取得手段3bは、存在可能範囲E1に重複する配信エリアA及ぶ配信エリアBの存在確率を求める。ここで、例えば、配信エリアAの存在確率が60%、配信エリアBの存在確率が40%であるとする。この場合、存在確率取得手段3bは、配信エリアAを在圏エリアとして認定する。
後続のステップS7では、在圏エリアに対応する情報を配信するために、コンテンツ情報生成手段3eが、新たなコンテンツ情報を生成するコンテンツ情報生成ステップを実行する。そのために、コンテンツ情報生成手段3eは、まず、配信エリアAに対応するコンテンツ情報30aと配信エリアBに対応するコンテンツ情報30bとの中から、配信エリアAと配信エリアBとの存在確率の比に応じた量のコンテンツ要素を抽出する。配信エリアAと配信エリアBとの存在確率の比は6:4である。そのため、図9に示されるように、コンテンツ情報生成手段3eは、コンテンツ情報30aから6個のコンテンツ要素31aを抽出し、コンテンツ情報30bから4個のコンテンツ要素31bを抽出する。さらに、コンテンツ情報生成手段3eは、抽出したコンテンツ要素31a及びコンテンツ要素31bを結び付けて新たなコンテンツ情報31cを生成する。配信サーバ3Bの配信制御手段3cは、コンテンツ情報生成手段3eによって生成された新たなコンテンツ情報31cを携帯端末2に送信する。
配信サーバ3B、通信システム1B及び通信システム1Bでの通信方法によれば、在圏エリアに対応したコンテンツ情報30aの情報量が最も多くなるような新たなコンテンツ情報31cが携帯端末2に送信されるようになり、携帯端末2の実際の位置に対応したコンテンツ情報を高い精度で配信できるようになる。特に、在圏エリアに対応したコンテンツ情報30aに含まれるコンテンツ要素が最も多くなるように新たなコンテンツ情報31cが生成されるため、在圏エリアを優先するようにして、存在確率に応じたコンテンツ情報30a,30bの送信が可能になり、携帯端末2の実際の位置に対応したコンテンツ情報30a,30bを高い精度で配信できるようになる。
(第3実施形態)
第3実施形態に係る配信サーバ3C及び配信サーバ3Cを備える通信システム1Cについて説明する。図10は、通信システム1Cの機能的構成を示す図である。なお、配信サーバ3C及び通信システム1Cについて、第1実施形態に係る配信サーバ3A及び通信システム1Aと同一または同等の要素には図中で同じ符号を付し、その説明を省略する。
配信サーバ3Cは、第1実施形態に係る配信サーバ3Aと同様に、機能的構成としてコンテンツ情報記憶手段3a、存在確率取得手段3b及び配信制御手段3cを備える。さらに、配信サーバ3Cは、地図情報記憶手段3d及び人口密度情報記憶手段3fを備える。
地図情報記憶手段3dには、道路、公園、湖沼、森林、畑などの土地環境をそれぞれ特定するための種別情報と、各種別情報に対応付けられた緯度及び経度とからなる地図情報が記憶されている。人口密度情報記憶手段3fは、緯度及び経度に基づいて区画される複数の小エリアと、小エリアそれぞれに対応付けられた人口密度とからなる人口密度情報を記憶している。
通信システム1Cでの通信方法について、図6を参照し、第1実施形態に係る通信システム1Aでの通信方法との相違点を中心にして説明する。
配信サーバ3Cの存在確率取得手段3bは、携帯端末2の位置情報と誤差情報とを取得すると(ステップS3)、携帯端末2の存在可能範囲E1及び誤差分布を推定する(ステップS4)。
後続のステップS5に進むと、配信サーバ3Cの存在確率取得手段3bは、存在可能範囲E1に重複している配信エリアA、配信エリアBを求める。その後、配信サーバ3Cでは、地図情報または人口密度情報を用いた以下の方法によって配信エリアAまたは配信エリアBでの携帯端末2の存在確率を求める。
まず、地図情報に基づく存在確率の導出について説明する。地図情報は、道路、公園、湖沼、森林、畑などの土地環境をそれぞれ特定するための種別情報と、各種別情報に対応付けられた緯度情報及び経度情報とからなる。土地環境と人間の歩くという行動との関連性は、土地環境の種別に応じて大きく異なる。そして、人間の歩くという行動との関連性が強い土地環境ほど、携帯端末2の存在確率は高いと推定できる。例えば、道路や公園は湖沼などに比べて人間の歩くという行動との関連性は強く、人間が実際に存在している可能性は高い。そのため、携帯端末2の存在確率も高くなると推認できる。そこで、土地環境の種別に応じて、例えば、道路などでは湖沼などよりも存在確率が高くなるように予め重み付けw(x)が設定されている。
存在確率取得手段3bは、以下の式3に基づいて配信エリアA及び配信エリアBそれぞれの存在確率を求める。なお、“a(x)”“p(x)”は式1及び式2と同じである。
例えば、図11に示されるように、配信エリアAと存在可能範囲E1との重複エリアには道路Rがあり、配信エリアBと存在可能範囲E1との重複エリアには湖Lがある場合には、道路Rは、湖Lに比べて重み付けが重くなるように設定されている。存在確率取得手段3bは、式(3)に基づいて配信エリアA及び配信エリアBの存在確率P2(x)を求める。本実施形態では、配信エリアAと存在可能範囲E1との重複エリアは、配信エリアBと存在可能範囲E1との重複エリアと略同一の面積であるが、地図情報に基づく重み付けにより配信エリアAの存在確率の方が高くなり、配信エリアAは在圏エリアとして特定される。地図情報に基づいて配信エリアの存在確率を導出する上記方法によれば、人間の歩くという行動に連動して、適切に情報を配信できる。
次に、人口密度情報に基づく存在確率の導出について説明する。人口密度情報は、緯度及び経度に基づいて区画される複数の小エリアと、小エリアそれぞれに対応付けられた人口密度とからなる。人口密度と人間の行動特性との関連性は大きく、過密地の方が過疎地に比べて測位対象となる人間が実際に存在している可能性は高いと推定することができる。さらに曜日や時刻まで考慮に入れた場合の人口密度では、統計的な人間の行動特性に基づき、測位対象となる人間が実際に存在しているか否かの判定精度を一層高めることができる。例えば、オフィス街では、昼間の人口密度が高く、ベッドタウンなどでは夜間の人口密度が高くなることが統計的な人間の行動特性として把握できる。そして、人口密度の高いエリアでは、携帯端末2の存在確率も高くなると推認できる。そこで、小エリアの人口密度に応じて、例えば、過密地では過疎地よりも存在確率が高くなるような重み付けw(x)が予め設定されている。そして、存在確率取得手段3bは、上記の式3に基づいて配信エリアA及び配信エリアBそれぞれの存在確率を求める。
例えば、図12に示されるように、存在可能範囲E1内に過密地Paと過疎地Pbとがある場合には、過密地Paは、過疎地Pbに比べて重み付けが重くなるように設定されており、存在確率取得手段3bは、人口密度よる重み付けと誤差分布とから式(3)に基づいて配信エリアA及び配信エリアBの存在確率P2(x)を求める。本実施形態では、配信エリアAが在圏エリアとして特定される。人口密度情報に基づいて配信エリアの存在確率を導出する上記方法によれば、統計的な人間の行動特性に連動して、高精度のコンテンツ情報の配信が可能になる。
なお、本発明は、上記の実施形態のみに限定されない。例えば、4以上の複数の配信エリアを設定するようにしてもよい。また、第2実施形態に係る通信システム1Bと第3実施形態に係る通信システム1Cとを組み合わせ、例えば、地図情報や人口密度情報を加味して存在確率の最も高い配信エリアを求め、その配信エリアに対応したコンテンツ情報の情報量が最も多くなるように新たなコンテンツ情報を生成し、その新たなコンテンツ情報を携帯端末などの移動局に送信するようにしてもよい。
本発明の第1実施形態に係る通信システムの機能的構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る携帯端末のハードウェア構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る配信サーバのハードウェア構成を示す図である。 コンテンツ情報記憶手段を示す図である。 携帯端末の存在可能範囲と配信エリアとの関係の一例を示す図である。 本発明に係る通信方法の動作手順を示すフローチャートである。 GPS測位での位置情報と基地局測位での位置情報との関係を示し、(a)は主として基地局測位手段で測位された位置情報を示す図であり、(b)はGPS測位での位置情報、基地局測位での位置情報、各配信エリア及び存在可能範囲の関係を示す図である。 第2実施形態に係る通信システムの機能的構成を示す図である。 コンテンツ情報生成手段で生成される新たなコンテンツ情報を示す図である。 第3実施形態に係る通信システムの機能的構成を示す図である。 存在可能範囲、配信エリア及び地図情報との関係を示す図である。 存在可能範囲、配信エリア及び人口密度情報との関係を示す図である。
符号の説明
1A,1B,1C…通信システム、2…携帯端末(移動局)、3A,3B,3C…配信サーバ、3a…コンテンツ情報記憶手段、3b…存在確率取得手段、3c…配信制御手段、3e…コンテンツ情報生成手段。

Claims (9)

  1. 移動局から送信された位置情報に対応したコンテンツ情報を前記移動局に配信する配信サーバにおいて、
    前記移動局から送信された前記位置情報に基づいて前記移動局の存在可能範囲と前記存在可能範囲内での誤差分布とを求め、前記存在可能範囲に重複する複数の配信エリアにおける前記移動局の存在確率を前記誤差分布から求める存在確率取得手段と、
    前記複数の配信エリアのうち、前記移動局の存在確率が最も高い前記配信エリアに対応した前記コンテンツ情報を前記移動局に送信する配信制御手段と、を備えることを特徴とする配信サーバ。
  2. 前記複数の配信エリアと前記コンテンツ情報とをそれぞれ対応付けて記憶するコンテンツ情報記憶手段を更に備え、
    前記配信制御手段は、前記コンテンツ情報記憶手段を参照し、前記移動局の存在確率が最も高い配信エリアに対応した前記コンテンツ情報を前記移動局に配信することを特徴とする請求項1記載の配信サーバ。
  3. 前記複数の配信エリアに対応した複数のコンテンツ情報に含まれる情報に基づいて、新たなコンテンツ情報を生成するコンテンツ情報生成手段を更に備え、
    前記コンテンツ情報生成手段は、前記存在確率が最も高い配信エリアに対応した前記コンテンツ情報の情報量が、他の配信エリアに対応した前記コンテンツ情報の情報量よりも多くなるように新たなコンテンツ情報を生成し、
    前記配信制御手段は、前記新たなコンテンツ情報を前記移動局に送信することを特徴とする請求項1記載の配信サーバ。
  4. 前記コンテンツ情報は、複数のコンテンツ要素からなり、
    前記コンテンツ情報生成手段は、前記存在確率が最も高い配信エリアに対応した前記コンテンツ情報に含まれるコンテンツ要素が最も多くなるように前記新たなコンテンツ情報を生成することを特徴とする請求項3記載の配信サーバ。
  5. 前記存在確率取得手段は、異なる複数の測位手段を備えた前記移動局において、前記複数の測位手段のうち、少なくとも一の測位手段によって取得された位置情報に基づいて前記誤差分布を求めることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項記載の配信サーバ。
  6. 前記存在確率取得手段は、人口密度または地図情報の少なくとも一方に基づいて前記存在可能範囲内での存在確率の重み付けを行い、前記存在可能範囲に重複する前記複数の配信エリアにおける前記移動局の存在確率を前記誤差分布と前記重みとから求めることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項記載の配信サーバ。
  7. 前記複数の配信エリアはそれぞれ代表点を有し、
    前記配信エリアごとに前記代表点から境界までの基準距離が予め設定され、
    前記存在確率取得手段は、前記移動局から送信された位置情報によって特定される測位位置と前記配信エリアの代表点との距離から、前記配信エリアの前記基準距離を減じて重複判定距離を求め、前記重複判定距離が、前記位置情報から前記存在可能範囲の境界までの誤差範囲距離よりも小さいという条件を満たす場合には、前記重複判定距離を求めた前記配信エリアは前記存在可能範囲に重複すると判定することを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか一項記載の配信サーバ。
  8. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の配信サーバと、位置情報を送信可能な移動局と、を備えたことを特徴とする通信システム。
  9. 移動局から送信された位置情報に対応したコンテンツ情報を前記移動局に配信する通信方法において、
    前記移動局から送信された前記位置情報に基づいて前記移動局の存在可能範囲と前記存在可能範囲内での誤差分布とを求め、前記存在可能範囲に重複する複数の配信エリアにおける前記移動局の存在確率を前記誤差分布から求める存在確率取得ステップと、
    前記複数の配信エリアのうち、前記移動局の存在確率が最も高い配信エリアに基づく前記コンテンツ情報を前記移動局に配信する配信制御ステップと、を備えることを特徴とする通信方法。
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