JP2009097849A - 加湿機 - Google Patents

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Abstract

【課題】加湿運転停止時に加湿作用を確実に停止し、水の無駄な消費を抑制する加湿機を提供する。
【解決手段】加湿機1は、貯水容器40、気化素子41及び水車42を備えている。気化素子41は、貯水容器40の満水時の水位よりも上側に配置され、貯水容器40から運ばれてきた水を気化させる。水車42は、貯水容器40の水を気化素子41まで運び、気化素子41に向って放出させる。加湿機1では、気化素子41は貯水容器40の水面から離れており、水車42の稼働を停止すれば加湿運転停止時に水が気化素子へ移動しないので、加湿を確実に停止させることができる。
【選択図】図6

Description

本発明は、加湿機、特に、所定部材に水を含ませて気化させる加湿機に関する。
近年、回転部材に水を含ませて気化させる加湿機が広く普及している(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の加湿機は、外形が円板状を成す気化素子の一部を貯水容器内の水中に浸水させ、回転させながら水を気化素子に含ませると共に、その水を気化させて加湿している。
特開2006−220390号公報
しかしながら、特許文献1に記載の加湿機は、運転を停止している間も、気化素子の一部が水没しており、水が気化素子に吸収されて自然蒸発する。このため、加湿作用が完全に停止せず、貯水容器内の水は徐々に消費され、ユーザーは頻繁に水を補給しなければならない。
本発明の課題は、加湿運転停止時に加湿作用を確実に停止し、水の無駄な消費を抑制する加湿機を提供することにある。
第1発明に係る加湿機は、水を貯める貯水容器と、気化部材と、送水手段と、本体とを備えている。気化部材は、貯水容器の満水時の水位よりも上側に配置され、貯水容器から運ばれてきた水を気化させる。送水手段は、貯水容器の水を気化部材まで運び、気化部材に給水する。本体は、貯水容器、気化部材および送水手段を収納する。送水手段は、回転軸方向の側面に且つ回転軸の周りに設けられた複数の凹部を回転によって順次貯水容器内の水中に浸水させて水を汲み上げる水車である。水車の側面と気化部材の側面とは近接して対向し、非同軸で回転する。
この加湿機では、気化部材は貯水容器の水面から離れており、送水手段の稼働を停止すれば、加湿運転停止時に水が気化部材へ移動しないので、加湿を確実に停止させることができる。さらに、水車は、回転時に水を気化部材へ移動させ、停止時には水を気化部材へ移動させないので、水車の回転と停止とによって加湿運転のオンとオフとが確実に行なわれる。さらに、厚み方向の寸法が小さくなる。
発明に係る加湿機は、第発明に係る加湿機であって、気化部材が本体に回転可能に収納されており、水車と気化部材とを同時に回転させる共通の駆動部をさらに備えている。
この加湿機では、部品が共有されているので部品点数が低減される。
発明に係る加湿機は、第発明に係る加湿機であって、駆動部が、気化部材に回転を伝達する駆動歯車を有している。気化部材は、駆動歯車と噛み合う第1歯車を有している。水車は、第1歯車と噛み合う第2歯車を有している。
この加湿機では、駆動部の動力が、気化部材と水車とへ確実に伝達される。
発明に係る加湿機は、第発明に係る加湿機であって、気化部材が、第1歯車を外周に有する円板状の部材である。駆動歯車および第2歯車は、駆動歯車および第2歯車の回転中心が第1歯車の回転中心よりも下方になる位置で、且つ駆動歯車と第2歯車とが第1歯車の鉛直中心線に対して互いに反対側となる位置で、第1歯車と噛み合っている。
この加湿機では、気化部材は回転軸を支持されなくても回転可能に保持されるので、軸などの突出部を無くした平坦な形状が許容され、厚み寸法が小さくなる。
発明に係る加湿機は、第発明に係る加湿機であって、貯水容器が、本体に脱着可能に収納されている。水車は、貯水容器に回転可能に支持されている。貯水容器が本体から取り出されるときに、水車が貯水容器と共に取り出される。
この加湿機では、貯水容器、水車の清掃が容易で、使い勝手がよい。
発明に係る加湿機は、第発明に係る加湿機であって、気化部材が、本体に脱着可能に収納されている。気化部材が本体から取り出されるときの取り出し口と、貯水容器および水車が本体から取り出されるときの取り出し口とが異なる。
この加湿機では、気化部材だけの取り出しが可能となり、清掃、交換等のメンテナンス作業の実施が容易になる。
発明に係る加湿機は、第1発明に係る加湿機であって、水受け部材をさらに備えている。水受け部材は、貯水容器と気化部材との間に遥動可能に配置され、気化部材から落下する水を受ける。水受け部材は注ぎ口を有している。注ぎ口は、下方へ傾けられることによって貯水容器へ水を流す。貯水容器が本体に収納されているときは、注ぎ口が下方へ傾けられる。貯水容器が本体から取り出されたときは、注ぎ口が上方へ傾けられる。
この加湿機では、貯水容器を取り出した後に気化部材から水の落下があっても、水受け部材が注ぎ口を上に向けた状態でその水を受けるため、本体内部にその水が落下することがなく、本体内部が濡れて汚れることがない。
発明に係る加湿機は、第1発明から第発明のいずれか1つに係る加湿機であって、送水手段が、少なくとも表面が露出するように設けられた除菌機能材を有している。
この加湿機では、送水手段は、貯水容器の水を気化部材にまで運ぶ際に、除菌機能材が露出している送水手段の表面を濡らすことができる。その結果、除菌機能材が濡れて溶け出し、送水手段が、貯水容器内を攪拌しながら溶け出した除菌機能材を満遍なく対流させて効果的な除菌を行うことができる。
発明に係る加湿機は、第発明に係る加湿機であって、送水手段自体が、除菌機能材によって構成されている。
この加湿機では、除菌機能材を別部材にする必要がないため、部品点数が削減される。
10発明に係る加湿機は、第発明に係る加湿機であって、水車が、外周近傍において少なくとも表面が露出するように設けられた除菌機能材を有している。
この加湿機では、水車において水と効率的に接触できる位置に除菌機能材が設けられている。その結果、水車は、貯水容器内を攪拌しながら除菌機能材を効率良く溶け出させ、貯留容器内で対流させてより効果的な除菌を行うことができる。
11発明に係る加湿機は、第10発明に係る加湿機であって、水車自体が、除菌機能材によって構成されている。
この加湿機では、除菌機能材を別部材にする必要がないため、部品点数が削減される。
12発明に係る加湿機は、第発明に係る加湿機であって、気化部材から落下する水を受ける水受け部材をさらに備えている。そして、気化部材は、貯水容器が水車と共に取り出されることにより水受け部材の上方の位置を維持したまま回転軸の中心が移動する。
貯水容器と水車とが共に取り出されることで気化部材の中心が動き、気化部材が保持していた水が流れ落ちることがあるが、この加湿機では、貯水容器と水車とが共に取り出されることで気化部材が保持していた水が落水したとしても、気化部材の下には水受け部材が位置している。その結果、貯水容器と水車とが共に取り出されることで気化部材が保持していた水が落水したとしても水受け部材によって受けとめられる。
13発明に係る加湿機は、第12発明に係る加湿機であって、貯水容器が水車と共に取り出されると、気化部材が、水受け部材の少なくとも一部に当接した状態で位置決めされる。
この加湿機では、貯水容器と水車とが共に取り出されて、気化部材の軸が動いたとしても、気化部材が水受け部材の一部に当接する。その結果、水受け部材との当接点を一つの支点として気化部材が支持されるため、別途支持するための部品が不要になる。
14発明に係る加湿機は、第発明に係る加湿機であって、駆動部が、気化部材を所定の角速度以下の角速度で回転させる。この所定の角速度は、気化部材の回転軸にまで水を到達させることが可能な気化部材の水の浸透速度、及び水の自重に基づいて定まる。
この加湿機では、気化部材に対して全体的に水が保持されるので、加湿効率が向上する。
15発明に係る加湿機は、第発明に係る加湿機であって、凹部の底面と凹部の開口とを繋ぐ面のうち、水車の回転軸に近い側の面が、底面から開口に向うほど回転軸に近づく傾斜面で形成されている。
この加湿機では、凹部に貯まった水は、水車の上方に達したときに、傾斜面に沿って流れ出るので、水が凹部に滞留することが防止される。
16発明に係る加湿機は、第発明に係る加湿機であって、駆動部が、駆動源であるモータと、モータに連結され駆動歯車に動力を伝達する出力歯車とをさらに有している。
この加湿機では、モータが、出力歯車及び駆動歯車を介して気化部材を回転させるので、気化部材とモータとの間に一定の間隔が確保される。その結果、気化部材に給水された水の余分な水がモータへ到達し難く、モータ内部への水侵入が防止される。
17発明に係る加湿機は、第16発明に係る加湿機であって、駆動部が、モータ側から出力歯車の歯溝の端部を塞ぐフランジをさらに有している。
この加湿機では、気化部材に給水された水の余分な水が、駆動歯車の歯から出力歯車の歯溝を経由してモータに近づいた場合でも、フランジがその水の進行を止めるので、モータ内部への水侵入が防止される。
18発明に係る加湿機は、第発明に係る加湿機であって、第2歯車が、水車の凹部が設けられている側面と隣接している。水車は、第2歯車を挟んで反対側に、第2歯車の歯溝の端部を塞ぐリブをさらに有している。
この加湿機では、気化部材の第1歯車が水車の第2歯車とかみ合って回転しているとき、リブは、気化部材が水車から歯幅方向に沿って離れること防止する。
19発明に係る加湿機は、第発明に係る加湿機であって、気化部材の外周の角に、気化部材の外側へ向うほど気化部材の厚み中央に近づくテーパーが形成されている。
この加湿機では、気化部材に給水された水のうち、余分な水が降下して外周に達したとき、その水がテーパーに沿って厚み方向の中央へ移動してから落下する。その結果、余分な水は、確実に水受け部材に落下する。
20発明に係る加湿機は、第19発明に係る加湿機であって、気化部材を回転させる駆動歯車を有する駆動部をさらに備えている。気化部材は、駆動歯車と噛み合う第1歯車を外周に有する円板状の部材である。第1歯車の歯先円周上には、テーパーが形成されている。
この加湿機では、気化部材の余分な水が、歯先円周上のテーパーに沿って厚み方向の中央へ移動するので、確実に水受け部材に落下する。
21発明に係る加湿機は、第1発明に係る加湿機であって、気化部材を回転させる駆動部をさらに備えている。気化部材は、外周に、駆動部からの回転力が伝達される第1歯車を有している。
この加湿機では、気化部材を回転させるために必要な駆動部への入力が、気化部材の回転軸へ直に回転力を与える場合よりも、小さくなるので省エネルギーである。また、気化部材の回転軸を直に回転させる必要がないので、気化部材は機械的な回転軸を持つ必要がなく、本体からの気化部材の取り出し、及び本体への収納が容易である。
22発明に係る加湿機は、第21発明に係る加湿機であって、駆動部が、第1歯車と噛み合う駆動歯車を有している。駆動歯車は、気化部材が本体から引き出されるときの引き出し側とは反対側に位置する。
この加湿機では、気化部材が引き出されるときに、駆動歯車が邪魔にならない。
23発明に係る加湿機は、第21発明に係る加湿機であって、気化部材が、不織布で成形されている。
この加湿機では、吸水性が高いので、水をより多く吸水して蒸発させることができ、加湿性能が向上する。
24発明に係る加湿機は、第1発明に係る加湿機であって、気化部材が、回転する略円板状の部材である。本体内において、気化部材の外周は、2つの回転体で支持されている。2つの回転体は、気化部材の回転軸よりも下方に位置し、且つ気化部材の鉛直中心線を挟んで互いに反対側に位置している。
この加湿機では、気化部材は、機械的な回転軸が無くても回転可能に保持されるので、軸などの突出部を無くした平坦な形状が許容され、厚み寸法が小さくなり、本体からの気化部材の取り出し、及び本体への収納が容易である。
25発明に係る加湿機は、第1発明に係る加湿機であって、気化部材を回転させる駆動部をさらに備えている。気化部材は、気化素子と第1歯車とを有している。気化素子は、略円板状で、水に濡らされてから水を気化させる。第1歯車は、気化素子の外周に設けられ、駆動部からの回転力が伝達されて気化素子とともに回転する。
この加湿機では、第1歯車が回転することによって、気化素子全体に水が行き渡るので水の蒸発面積が増加し、加湿能力が向上する。
26発明に係る加湿機は、第25発明に係る加湿機であって、気化素子が、第1歯車から脱着可能である。第1歯車は、気化素子との間の空回りを防止する空回り防止部材を有している。
この加湿機では、気化素子又は第1歯車のいずれか一方の不具合で気化部材を交換する必要あるとき、気化部材を丸ごと交換するのではなく、不具合のある方のみを交換するだけでよいので、経済的でメンテナンス性がよい。
27発明に係る加湿機は、第26発明に係る加湿機であって、空回り防止部材が、気化素子の厚み方向に突出するピンである。
この加湿機では、気化素子と第1歯車とを合体させたときに、ピンが気化素子に突き刺さり、回り止めの機能を果たすので、空回り防止のための特別な作業が必要なく、メンテナンス性がよい。
28発明に係る加湿機は、第26発明に係る加湿機であって、空回り防止部材が、気化素子を一方向から押える突起である。
この加湿機では、気化素子と第1歯車とを合体させたときに、突起が気化素子に圧力を与え、回り止めの機能を果たすので、空回り防止のための特別な作業が必要なく、メンテナンス性がよい。
29発明に係る加湿機は、第26発明に係る加湿機であって、気化素子が、第1歯車の回転軸と平行な方向に沿って脱着される。
この加湿機では、第1歯車に対する気化素子の脱着方向が単純であるので、作業性がよい。
30発明に係る加湿機は、第26発明に係る加湿機であって、第1歯車が樹脂製である。
この加湿機では、第1歯車および空回り防止部材を一体成形することができるので、コスト低減となる。
31発明に係る調湿装置は、第1発明から第30発明のいずれか1つに係る加湿機と、本体内部にあって気化部材の近傍に収容された除湿機能部とを備えている。
この調湿装置では、加湿運転停止時において気化部材に保持されている水分を、近傍に配置されている除湿機能部が吸水することによって、調湿装置から加湿空気が送出される状態をより確実に停止させることができる。
第1発明に係る加湿機では、気化部材は貯水容器の水面から離れており、送水手段の稼働を停止すれば、加湿運転停止時に水が気化部材へ移動しないので、加湿を確実に停止させることができる。さらに、水車は、回転時に水を気化部材へ移動させ、停止時には水を気化部材へ移動させないので、水車の回転と停止とによって加湿運転のオンとオフとが確実に行なわれる。さらに、厚み方向の寸法が小さくなる。
発明に係る加湿機では、部品が共有されているので部品点数が低減される。
発明に係る加湿機では、駆動部の動力が、気化部材と水車とへ確実に伝達される。
発明に係る加湿機では、気化部材は回転軸を支持されなくても回転可能に保持されるので、軸などの突出部を無くした平坦な形状が許容され、厚み寸法が小さくなる。
発明に係る加湿機では、貯水容器、水車の清掃が容易で、使い勝手がよい。
発明に係る加湿機では、気化部材だけの取り出しが可能となり、清掃、交換等のメンテナンス作業の実施が容易になる。
発明に係る加湿機では、貯水容器を取り出した後に気化部材から水の落下があっても、本体内部にその水が落下することがないので、本体内部が濡れて汚れることがない。
発明に係る加湿機では、除菌機能材が濡れて溶け出し、送水手段が、貯水容器内を攪拌しながら溶け出した除菌機能材を満遍なく対流させて効果的な除菌を行うことができる。
発明に係る加湿機では、除菌機能材を別部材にする必要がないため、部品点数が削減される。
10発明に係る加湿機では、水車が、貯水容器内を攪拌しながら除菌機能材を効率良く溶け出させ、貯水容器内で対流させてより効果的な除菌を行うことができる。
11発明に係る加湿機では、除菌機能材を別部材にする必要がないため、部品点数が削減される。
12発明に係る加湿機では、貯水容器と水車とが共に取り出されることで気化部材が保持していた水が落水したとしても水受け部材によって受けとめられる。
13発明に係る加湿機では、水受け部材との当接点を一つの支点として気化部材が支持されるため、別途支持するための部品が不要になる。
14発明に係る加湿機では、気化部材に対して全体的に水が保持させるので、加湿効率が向上する。
15発明に係る加湿機では、凹部に貯まった水は、水車の上方に達したときに、傾斜面に沿って流れ出るので、水が凹部に滞留することが防止される。
16発明に係る加湿機では、気化部材に給水された水の余分な水がモータへ到達し難く、モータ内部への水侵入が防止される。
17発明に係る加湿機では、気化部材に給水された水の余分な水が、駆動歯車の歯から出力歯車の歯溝を経由してモータに近づいた場合でも、フランジがその水の進行を止めるので、モータ内部への水侵入が防止される。
18発明に係る加湿機では、気化部材の第1歯車が水車の第2歯車とかみ合って回転しているとき、リブは、気化部材が水車から歯幅方向に沿って離れること防止する。
19発明に係る加湿機では、気化部材に給水された水のうち、余分な水は、確実に水受け部材に落下する。
20発明に係る加湿機では、気化部材の余分な水が、歯先円周上のテーパーに沿って厚み方向の中央へ移動するので、確実に水受け部材に落下する。
21発明に係る加湿機では、気化部材を回転させるために必要な駆動部への入力が、小さくなるので省エネルギーである。また、気化部材は機械的な回転軸を持つ必要がなく、本体からの気化部材の取り出し、及び本体への収納が容易である。
22発明に係る加湿機では、気化部材が引き出されるときに、駆動歯車が邪魔にならない。
23発明に係る加湿機では、吸水性が高いので、水をより多く吸水して蒸発させることができ、加湿性能が向上する。
24発明に係る加湿機では、気化部材は、機械的な回転軸が無くても回転可能に保持されるので、軸などの突出部を無くした平坦な形状が許容され、厚み寸法が小さくなり、本体からの気化部材の取り出し、及び本体への収納が容易である。
25発明に係る加湿機では、第1歯車が回転することによって、気化素子全体に水が行き渡るので水の蒸発面積が増加し、加湿能力が向上する。
26発明に係る加湿機では、経済的でメンテナンス性がよい。
27発明に係る加湿機では、ピンが気化素子に突き刺さり、回り止めの機能を果たすので、空回り防止のための特別な作業が必要なく、メンテナンス性がよい。
28発明に係る加湿機では、突起が気化素子に圧力を与え、回り止めの機能を果たすので、空回り防止のための特別な作業が必要なく、メンテナンス性がよい。
29発明に係る加湿機では、第1歯車に対する気化素子の脱着方向が単純であるので、作業性がよい。
30発明に係る加湿機では、第1歯車および空回り防止部材を一体成形することができるので、コスト低減となる。
31発明に係る調湿装置では、加湿運転停止時に加湿作用が確実に停止し、水の無駄な消費が抑制される。
以下図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は、本発明の具体例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
<加湿機の構成>
本発明の一実施形態に係る加湿機は、加湿機能、除湿機能及び空気清浄機能を有しており、加湿運転時は加湿機として、除湿運転時は除湿機として、空気清浄運転時は空気清浄機として働く。また、本実施形態では、単一機能だけでなく、同時に複数の機能を組合せて稼働させることができる。例えば、空気清浄機能と除湿機能との組合せ、空気清浄機能と加湿機能との組合せ、及び除湿機能と加湿機能との組合せである。
図1は、本発明の一実施形態に係る加湿機の斜視図である。図1において、加湿機1では、送風機2、除湿ユニット3、加湿ユニット4、空気清浄部5及び制御部6が、本体10に収納されている。本実施形態では、ユーザーが容易に加湿機1を移動させることができるように、本体10の下面(室内の床面と対向する面)に、キャスター(図示せず)が設けられている。
送風機2は、本体10に対して空気清浄部5と反対側に位置しており、空気清浄部5側から視たとき、空気清浄部5、除湿ユニット3、加湿ユニット4、送風機2の順で並んでいる。送風機2が稼働しているとき、空気が空気清浄部5側から吸い込まれて、除湿ユニット3を通過した後に加湿ユニット4を通過し送風機2に至る空気流路Aが形成される。制御部6は、本体10の上部に配置されおり、空気清浄部5、除湿ユニット3、加湿ユニット4及び送風機2を個別に制御することができる。
図2は、除湿ユニット及び加湿ユニットの斜視図である。図2において、手前側に位置するのが除湿ユニット3であり、奥側に位置するのが加湿ユニット4である。図1、図2において、加湿ユニット4の構成部品である貯水容器40、気化素子41及び水車42が加湿ユニット4から飛び出しているが、正規状態では加湿ユニット4の収納位置に配置されている。
<除湿ユニット>
図3は、除湿ユニットの斜視図である。図3において、除湿ユニット3は、吸着素子31、ヒータ32、第2送風機33、送風管34及び熱交換部35を有している。吸着素子31は、ハニカム構造体であり、ゼオライト粉末、バインダー及び膨張剤を混合して練り上げた材料によって円板状で多孔質に成形されている。バインダーは、例えば、変性PPE、ポリプロピレン、ポリスチレン、ABS樹脂などの熱可塑性樹脂から選択される。膨張剤は、ハニカム構造体の成形時に膨張し無数の気泡を形成する。このため、吸着素子31は、水分に対して高い吸着性を有している。
ヒータ32は、空気流路Aに対して吸着素子31の下流側の側面と対向する場所に配置されており、吸着素子31の側面の6分の1程度を覆うことができる扇形の取付部材によって取り付けられている。
第2送風機33は、吸着素子31の上方から空気流路Aに対して吸着素子31の下流側へ突出するように取り付けられている。ヒータ32と第2送風機33とは空気の流通ができるように第1送風管34aによって連絡されている。第2送風機33の稼働によって発生する空気は、第1送風管34aを通ってヒータ32に至り、そこで加熱されて高温空気となる。
送風管34は、第1送風管34a、第2送風管34b、第3送風管34c及び第4送風管34dから成る。ヒータ32によって加熱された高温空気は、対向する吸着素子31の側面から吸着素子31の厚み方向に沿って進み、反対側の側面から出てくる。吸着素子31の高温空気が通過した領域は、高温空気に加熱されて水分を高温空気へ放出する。
吸着素子31を通過した高温空気は、高温高湿空気となって第2送風管34bに入る。第2送風管34bは、吸着素子31を通過してきた高温高湿空気を完全に回収できるように、空気流路Aに対して吸着素子31の上流側の側面を覆うように配置されている。第2送風管34bは、外形が扇形であって、吸着素子31の側面の6分の1程度を覆っている。
第3送風管34cは、第2送風管34bから流れてくる高温高湿空気を、吸着素子31の径方向外側の外周に沿って流す。第3送風管34cには、空気流路Aと同じ方向に貫通する複数の長孔35aが設けられており、空気流路Aを流れる空気がその長孔35aを通過する。第3送風管34cを流れる高温高湿空気は、長孔35aの壁面に接触しながら流れているので、長孔35aを通過する空気は、高温高湿空気から熱量を奪う。このため、長孔35aの壁面に接触した高温高湿空気は冷却され、長孔35aの壁面は結露する。結露水は、所定の出口を通過して貯水容器40へ入る。
第4送風管34dは、第3送風管34cと第2送風機33とを連絡している。第3送風管34cを流れる高温高湿空気は、複数の長孔35aの壁面に接触して熱量と水分を奪われた後に、第4送風管34dを通って第2送風機33に吸い込まれる。
長孔35aは、吸着素子31の径方向外側を囲むように設けられており、複数の長孔35aが熱交換部35を形成している。除湿ユニット3は、厚み方向の寸法がほぼ同じ値に設定された平坦領域3aが形成されており、第3送風管34cと熱交換部35とは、この平坦領域3aに含まれる。
図4は、除湿ユニットをヒータ側から視た正面図である。図4において、除湿ユニット3は、駆動モータ36をさらに有している。駆動モータ36は、ピニオン歯車361を有しており、吸着素子31の外周には、ピニオン歯車361と噛み合う従動歯車311が設けられている。駆動モータ36が稼働している間、吸着素子31は回転しており、空気流路Aを通過する空気と接触して水分を吸着し、ヒータ32と対向する位置でその水分を放出し、再び空気流路Aを通過する空気と接触する。このため、吸着素子31は、水分の吸着と放出を繰り返すことができる。
図1において、本体10の最上面には、空気清浄運転、除湿運転および加湿運転を選択する選択パネル11が設けられており、制御部6と接続されている。選択パネル11には、吸着素子31の回転と停止とを選択できる選択ボタン37が含まれており、除湿運転時に選択ボタン37をオフにすると、吸着素子31の回転が停止し、除湿されなくなる。このとき、ヒータ32と第2送風機33は稼働しているので、高温空気は送風管34内を循環する。このため、空気流路Aを流れる空気は、熱交換部35を通過するときに暖められるので、小規模な暖房が行なわれる。このときに加湿ユニット4を同時に稼働させることによって、暖房加湿運転が行なわれる。なお、本実施形態では、制御部6に予め暖房加湿運転モードが設定されており、選択パネル11から暖房加湿運転を選択できるようにしている。
<加湿ユニット>
図5は、加湿ユニットの斜視図である。図5において、加湿ユニット4は、貯水容器40、気化素子41、水車42及び駆動部43を有している。貯水容器40は、空気流路Aを通る空気に与える水分の水源であり、本体10に脱着可能に収納されている。貯水容器40内の水が不足している場合は、ユーザーによって本体10の引き出し口12(図1参照)から引き出されて、水が補充される。なお、本実施形態の加湿機1においては、除湿ユニット3で捕獲された水を貯水容器40に貯めて、水の補充の回数を低減している。
気化素子41は、不織布で円板状に成形され、回転することによって貯水容器40から送られてくる水を蒸発させる気化部材である。気化素子41は外周に第1歯車411を有しており、第1歯車411は駆動部43によって回転する。気化素子41は、貯水容器40の満水時の水位よりも上方に配置されているので、貯水容器40内の水とは直接接触していない。この駆動部43は、気化素子41を、所定の角速度で回転させる。この所定の角速度は、気化素子41の回転軸近傍にまで水を到達させることが可能な気化素子41の水の浸透速度、及び水の自重による降下速度に基づいて定められている。ここで、気化素子41における水の浸透速度は、例えば、気化素子41の目の細かさによる毛細管現象によって定まるものである。
そして、この円板状の気化素子41は、全面が略均一に水を保持している状態で、所定角速度で回転するため、送風機2で生じる風が、気化素子41全体に満遍なく当たり、効率的に加湿を行うことができる。このため、機内圧損の偏りやバラツキ等により気化素子41の密度や吸湿率を部位によって変更するといった煩雑な加工を施す必要が無い。
図6は、図5の空気流れの下流側から視た加湿ユニットの斜視図である。図6において、水車42は、貯水容器40に回転可能に支持されており、貯水容器40内の水を汲み上げて気化素子41に向って放出する。加湿ユニット4の厚み方向の寸法を小さくするため、気化素子41と水車42は、回転の軸を並行にし、互いに近接して対向している。
したがって、水車42は側面で水を汲み上げ、側面から気化素子41の側面に向って放出する必要があり、水車42の側面の外周近傍には、台形上の開口を有する複数の凹部421aが設けられている。
図5及び図6において、駆動部43は、モータ43a、出力歯車43b及びフランジ43cを有している。出力歯車43bは、モータ43aの回転軸に直結されている。フランジ43cは、モータ43a側から出力歯車43bの歯溝の端部を塞いでいる。このため、気化素子41に供給された水の一部が出力歯車43bの歯溝まで到達したとき、フランジ43cは、水がその歯溝を通ってモータ43aに進行することを防止する。
図7は、気化素子フレームの構造を示す斜視図である。図7において、気化素子41は、実際に水を気化させる加湿フィルタの部分と、この加湿フィルタを支持する気化素子フレーム41fとから構成されている。気化素子フレーム41fには、内側の複数部分から、前後方向(加湿フィルタの厚み方向)に伸びて突出する空回り防止ピン415が設けられている。また、気化素子フレーム41fは、空回り防止ピン415が伸びる方向とは反対側から加湿フィルタを押さえるためのフィルタ押さえ416を、外側の複数部分に有している。これにより、気化素子41が水保持状態で膨張し乾燥状態で収縮することが生じても、気化素子フレーム41fは、加湿フィルタをしっかり支持しつつ、加湿フィルタの空回りが生じることを防いでいる。
気化素子フレーム41fは、樹脂製であり、第1歯車411、空回り防止ピン417及びフィルタ押さえ416は、一体成形されている。加湿フィルタは、気化素子フレーム41fの側面から軸方向に挿入および抜取が可能であるので、加湿フィルタと気化素子フレームとの組立は容易である。
図8は、水車の分解斜視図である。図8において、水車42は、車輪421、車輪カバー422及び第2歯車423から成る。車輪421には、一方の側面から反対側の側面に向って窪んだ複数の凹部421aが円周を描くように形成されている。凹部421aでは、底面と開口とを繋ぐ面のうち水車42の回転軸に近い側の面は、傾斜面421bで形成されている。そして、凹部421aの開口側を覆うように、車輪421に車輪カバー422が組み合わされている。
車輪カバー422には、台形上の孔422aが車輪421の凹部421aと対向する位置に円周を描くように形成されている。孔422aの大きさは、凹部421aの開口の半分程度であるので、車輪421に車輪カバー422が組み合わされたとき、凹部421aの開口の半分程度が開いた状態となる。
第2歯車423は、気化素子41の第1歯車411と噛み合う歯車であり、回転の中心には、車輪421、車輪カバー422および第2歯車423が共有する回転軸424が設けられている。回転軸424を同軸として、第2歯車423、車輪カバー422、車輪421が順に重ねて組み合わされている。
水車42は、回転することによって、凹部421aが順番に貯水容器40の水中を通過して上昇してくる。凹部421aが浸水したとき、孔422aから凹部421aの内部へ水が入るので、水中から出てきた凹部421aの内部は水で満たされている。
凹部421aが最上位置に近づくにしたがって、凹部421a内の水は傾斜面421bに沿って流れ、勢いを付けて孔422aから流出する。そして、凹部421aが、最上位置を通過したときに、ほぼ全ての水が流出する。水は、流出する際に重力によってある程度の勢いが付加されているので、凹部421aと近接している気化素子41の側面に向って流出する。
図6に示すように、回転軸424は、貯水容器40の軸受40aに回転可能に支持されている。貯水容器40の底面から軸受40aの軸芯までの高さは、水車42が配置されたときに貯水容器40が最低水位のときであっても、水車42の最下位置にある凹部421aが水没するように設定されている。また、軸受40aは、上半分が開いているので、貯水容器40が本体10から引き出されたときに、ユーザーは水車42を貯水容器40から取り出して洗浄することができる。
図9は、気化素子の第1歯車と水車の第2歯車とがかみ合った状態を示す斜視図である。図9において、気化素子41の第1歯車411と、水車42の第2歯車423とがかみ合った状態では、気化素子41の第1歯車411は、水車42の凹部421aが設けられた面と、水車42の第2歯車423の端部から円周上に伸びたフランジリブ425とによって挟まれた状態となっている。これにより、気化素子41が水車42から回転軸方向に離れることを防ぎ、歯車同士のかみ合いを安定させ、給水の安定性をも維持している。
図10は、ガイドテーパーによる水のガイドを示す図である。図10において、気化素子41の気化素子フレーム41fの外周、即ち、第1歯車411の複数の歯先のそれぞれには、気化素子41において余った水分を水受け容器44に向けて確実に落水させることができるように、水を導くガイドテーパー417が設けられている。ガイドテーパー417は、第1歯車411の複数の歯先の風上側の角が、歯幅の略中央近傍に向って傾斜するように形成されており、気化素子41から落ちてくる余分な水は、水受け容器44の幅方向の略中央近傍に確実に落ちる。なお、図7に示すように、気化素子フレーム41fの歯先以外の外周にも、ガイドテーパー417が設けられている。
図11は、除湿ユニットと加湿ユニットとが組み合わされた状態の斜視図である。図11において、加湿ユニット4は、除湿ユニット3の第2送風機33の下方に、重なるように配置されている。加湿ユニット4の気化素子41は、除湿ユニット3の吸着素子31及び図4で示した熱交換部35と対向している。そして、水車42は、気化素子41と熱交換部35とで挟まれるように配置されている。
図1で示したように、貯水容器40は、引き出し式の第1扉10aを引き出すことによって本体10の引き出し口12から引き出すことができ、気化素子41は、回転式の第2扉10bを開けることによって、本体10の取り出し口13から取り出すことができる。これによって、ユーザーは、貯水容器40を取り出して、水の補給および水車42の洗浄を行うことができ、気化素子41を取り出して交換することもできる。
なお、貯水容器40内の水の過不足は、第1扉10aに設けられた窓部10cから目視によって確認することができる。本実施形態では、窓部10cは矩形状の孔であり、この孔に貯水容器40に予め形成されている凸部40c(図6参照)が嵌合している。ユーザーは、窓部10cの孔から凸部40cに映る水位を目視することができる。
図5、図6で示すように、気化素子41は、本体10からの取り出しを容易にするために、回転軸を突出させない形状に成形されている。このため、気化素子41は、第1歯車411が駆動歯車431及び第2歯車423と噛み合うことによって支持されている。第1歯車411が、安定した姿勢を維持するために、駆動歯車431及び第2歯車423は、第1歯車411の回転軸よりも下方に位置し、且つ気化素子41の鉛直中心線に対して互いに反対側に位置している。このため、気化素子41は、軸支持されていなくても、安定して回転することができ、本体10から取り出されるときには、突出する軸がないので、本体10内部に引っ掛かることなく容易に取り出される。
貯水容器40を本体10から取り出したときに、気化素子41から落下してくる水をどう処理するかが問題となる。本実施形態では、図11に示すように、気化素子41の下方に、水受け容器44が設けられている。水受け容器44は、支持枠4bの下方に遥動可能に支持されており、遥動の中心となる遥動軸44bに対して気化素子41側には、水を下方に流すための注ぎ口44aを有し、遥動軸44bに対して駆動部43側には、水を一時的に貯える予備容器44cを有している。この水受け容器44は、除湿ユニット3や加湿ユニット4からの落水を、通し孔44dを介して、下方に位置している貯水容器40に導く。
図12は、貯水容器と水受け容器との当接関係を示す図であり、図13は、貯水容器と水受け容器とが離れている状態関係を示す図である。図12及び図13において、水受け容器44は、気化素子41が正規位置にあるときは、注ぎ口44aを下方に向けて水を貯水容器40に流し、気化素子41が取り出されたときは、注ぎ口44aを上方に向けて、気化素子41から落下してきた水を予備容器44cに貯めている。
ここで、水受け容器44は、気化素子41の下方に位置しており、貯水容器40が本体10に収納されている状態では、図12に示すように、貯水容器40の上面部分が水受け容器44の傾斜リブ45と当接した傾斜状態となるため、気化素子41は、駆動部43の駆動歯車431との当接点と、水車42の第2歯車423との当接点と、の2点で支持されている。そして、気化素子41は、軸方向に突出した形状を有していないため、引っかかる箇所が無く、貯水容器40が水車42と共に本体10から取り出される際には、図13に示すように、貯水容器40の上面部分が水受け容器44の傾斜リブ45と当接していないため、水受け容器44の傾斜状態が変化することで、気化素子41を支持している点がわずかに移動し、駆動部43の駆動歯車431との当接点および水受け容器44の注ぎ口44aとの当接点の2点で支持される。このため、気化素子41の回転軸の中心が移動する。この際に、気化素子41に保持されている水の一部が水受け容器44に落水する。
加湿ユニット4の各構成部材は、常時、水と接触するので、雑菌が繁殖し易い。このため、上記実施形態に、雑菌の繁殖を抑制する部材を併用することが好ましい。以下、図面を参照しながら説明する。
図14は、除菌機能材が設けられた水車を示す図である。図14において、水車42には、表面が露出するように除菌機能材PPが設けられている。この除菌機能剤PPは、光触媒かつ銀イオンを含有したセラミックボールであり、水中の雑菌の繁殖を抑える機能を有しており、水車42が回転することによって、貯水容器40内の水によって濡れて溶け出していく。そして、貯水容器40内に溶け出した除菌機能剤PPは、水車42の回転によって攪拌され、貯水容器40内に満遍なく行き渡る。
さらに、気化素子41に水を供給する水車42に除菌機能材PPが設けられることによって、水は、給水経路の途中において除菌機能材の濃度が高い場所を通過することができ、加湿機能により蒸発する水に対する除菌効果が向上する。
図15は、貯水容器内の銀イオン除菌剤の配置を示す概念平面図であり、図16は、貯水容器内の銀イオン除菌剤の配置を示す概念側面図である。図15及び図16に示すように、貯水容器40の内部には、第1壁81と第2壁82と、樹脂ケース71と、銀イオン除菌剤73とが設けられている。
ここで、第1壁81は、貯水容器40の底面から上方に向けて伸びる壁であり、第1突起81aを有している。また、第2壁82は、第1壁81と平行に、且つ第1壁81の第1突起81a側と対向するように、貯水容器40の底面から上方に向けて伸びる壁であり、第1突起81aと対面する位置から第1突起81aに向けて突出する第2突起82aが設けられている。
樹脂ケース71は、複数の微細開口を有し、内部に銀イオン除菌剤73を収容するために開閉可能な筐体であって、第1軸受け部71aと第2軸受け部72aとを有している。樹脂ケース71は、第1突起81aが第1軸受け部71aに嵌合し、第2突起82aが第2軸受け部72aに嵌合するようにして、第1壁81および第2壁82に支持されている。
銀イオン除菌剤73は、樹脂ケース71の微細開口より大きな粒子であり、複数の粒子群から構成されており、樹脂ケース71内に収容されている。
このようにして、貯水容器40内に水が溜まった状態では、銀イオン除菌剤73が貯水容器40内の水に作用することができ、貯水容器40内での菌の繁殖を抑えて、清潔に保つことができる。
<特徴>
(1)
加湿機1では、気化素子41が貯水容器40の水面から離れており、水車42の稼働を停止すれば水が気化素子41へ移動しないので、加湿を確実に停止させることができる。
(2)
加湿機1では、複数の凹部421aが水車42の側面に設けられており、水車42の側面と気化素子41の側面とが近接して対向しているので、厚み方向の寸法が小さい。また、気化素子41は本体10に回転可能に収納されており、駆動部43が水車42と気化素子41とを同時に回転させるので、部品が共有され部品点数が低減されている。
(3)
加湿機1では、駆動歯車431および第2歯車423の回転中心が第1歯車411の回転中心よりも下方に位置し、駆動歯車431と第2歯車423とが第1歯車411の鉛直中心線に対して互いに反対側に位置している。このため、気化素子41は回転軸を支持されなくても回転可能に保持され、軸などの突出部を無くした平坦な形状となり、厚み寸法が小さい。
(4)
加湿機1では、貯水容器40が本体10から引き出されるときに、水車42が貯水容器40と共に引き出されるので、貯水容器40、水車42の清掃が容易である。また、気化素子41が本体10から取り出されるときの取り出し口13と、貯水容器40および水車42が本体10から引き出されるときの引き出し口12とが異なるので、気化素子41だけの取り出しが可能となり、清掃、交換等のメンテナンス作業の実施が容易である。
(5)
加湿機1では、水受け容器44が、貯水容器40と気化素子41との間に遥動可能に配置され、気化素子41から落下する水を受ける。水受け容器44の注ぎ口44aは、貯水容器40が本体10に収納されているときは、下方へ傾けられ、貯水容器40が本体10から取り出されたときは、上方へ傾けられる。このため、貯水容器40を取り出した後に気化素子41から水の落下があっても、本体内部にその水が落下することがないので、本体内部が濡れて汚れることがない。
(6)
加湿機1では、除菌機能材PPを濡らして溶かし出すことができ、貯水容器40内を攪拌しながら溶け出した除菌機能材PPを満遍なく対流させて効果的な除菌を行うことができる。
(7)
加湿機1では、駆動部43が、気化素子41の回転軸近傍にまで水を到達させることが可能な気化素子41の水の浸透速度、及び水の自重による降下速度に基づいて定められる角速度で、気化素子41を回転させている。このため、気化素子41に対して全体的に水を保持させた状態で回転を続けることができ、有効蒸発面積を広く維持することができるため、加湿効率を向上させることができる。
(8)
加湿機1では、貯水容器40が水車42と共に本体10から取り出されて、気化素子41の回転軸の中心が移動し、気化素子41に保持されている水の一部が下方に落水する。
しかし、この気化素子41の下方には、水受け容器44が位置しているため、貯水容器40と水車42とが共に取り出されることで気化素子41が保持していた水が落水したとしても水受け容器44によって受けとめることができる。
また、気化素子41と水受け容器44との当接点を一つの支点として気化素子41を継続して支持することができるため、貯水容器40と水車42とが共に取り出されることで気化素子41の回転軸が移動したとしても、気化素子41を支持するための別途の部品が不要になる。
(9)
加湿機1では、凹部421aに貯まった水は、水車42の上方に達したときに、傾斜面421bに沿って流れ出るので、水が凹部421aに滞留することが抑制される。
(10)
加湿機1では、気化素子41に給水された水の余分な水がモータ43aへ到達し難く、仮に、駆動歯車431の歯から出力歯車43bの歯溝を経由してモータ43aに近づいた場合でも、フランジ43cがその水の進行を止めるので、モータ43a内部への水侵入が防止される。
(11)
加湿機1では、気化素子41の第1歯車411が水車の第2歯車423とかみ合って回転しているとき、フランジリブ425が、気化素子41が水車42から歯幅方向に沿って離れること防止している。
(12)
加湿機1では、気化素子41に給水された水のうち、余分な水は、第1歯車411の歯先円周上のガイドテーパー417に沿って厚み方向の中央へ移動するので、確実に水受け容器44に落下する。
<他の実施形態>
上述の実施形態に記載した以外の、水車から気化素子への水の移送機構として、水車の側面に水を汲み上げる水汲み用バケットを設け、気化素子の側面に汲み上げられた水を受ける水受け用バケットを設ける、という機構でもよい。
また、水車および気化素子の外周に水を吸収する水吸収部材を貼り付け、水車の外周と気化素子の外周とを面接触させる、という機構でもよい。
一方、水車を採用しない方法として、気化素子から汲み上げ用のバケットを吊るし、気化素子が1回転する間にバケットが貯水容器の水を汲み上げて気化素子に水をかける、という機構でもよい。
また、貯水容器内の水を吸い込んで気化素子に向って水を吐き出すポンプを採用してもよい。例えば、歯車ポンプ、インペラポンプ、アルキメデスポンプ、サイホン式のポンプなどがある。
なお、上記実施形態では、水車42に対して表面が露出するように除菌機能材PPを設けた構成を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、水車42自体を除菌機能材PPによって成形してもよい。この場合、除菌機能材PPが全て溶け出した後に、水車42の部品だけ交換することで、除菌機能を持続させることができるようになる。また、除菌機能材PPを別部材にする必要がないため、部品点数を削減させることができる。
以上のように、本発明によれば、加湿運転停止時には確実に加湿作用が停止し、水の自然消費が抑制される。このため、貯水容器が小型化され加湿機も小型になるので、卓上の多機能加湿機として有用である。
本発明の一実施形態に係る加湿機の斜視図。 除湿ユニット及び加湿ユニットの斜視図。 除湿ユニットの斜視図。 除湿ユニットをヒータ側から視た正面図。 加湿ユニットの斜視図。 図5の空気流れの下流側から視た加湿ユニットの斜視図。 気化素子フレームの構造を示す斜視図。 水車の分解斜視図。 気化素子の第1歯車と水車の第2歯車とがかみ合った状態を示す斜視図。 ガイドテーパーによる水のガイドを示す図。 除湿ユニットと加湿ユニットとが組み合わされた状態の斜視図。 貯水容器と水受け容器との当接関係を示す図。 貯水容器と水受け容器とが離れている状態関係を示す図。 除菌機能材が設けられた水車を示す図。 水受け容器内の銀イオン除菌剤の配置を示す概念平面図。 水受け容器内の銀イオン除菌剤の配置を示す概念側面図。
符号の説明
1 加湿機
10 本体
40 貯水容器
41 気化素子(気化部材)
42 水車(送水手段)
43 駆動部
43a モータ
43b 出力歯車
43c フランジ
44 水受け容器(水受け部材)
44a 注ぎ口
411 第1歯車
417 ガイドテーパー(テーパー)
421a 凹部
421b 傾斜面
423 第2歯車
425 フランジリブ(リブ)
431 駆動歯車

Claims (33)

  1. 水を貯める貯水容器(40)と、
    前記貯水容器(40)の満水時の水位よりも上側に配置され、前記貯水容器(40)から運ばれてきた水を気化させる気化部材(41)と、
    前記貯水容器(40)の水を前記気化部材(41)まで運び、前記気化部材(41)に給水する送水手段と、
    前記貯水容器(40)、前記気化部材(41)および前記送水手段を収納する本体(10)と、
    を備えた、
    加湿機(1)。
  2. 前記送水手段は、回転軸の周りに設けられた複数の凹部(421a)を回転によって順次前記貯水容器(40)内の水中に浸水させて水を汲み上げる水車(42)である、
    請求項1に記載の加湿機(1)。
  3. 前記複数の凹部(421a)は前記水車(42)の側面に設けられており、
    前記水車(42)の前記側面と前記気化部材(41)の側面とが近接して対向している、
    請求項2に記載の加湿機(1)。
  4. 前記気化部材(41)は前記本体(10)に回転可能に収納されており、
    前記水車(42)と前記気化部材(41)とを同時に回転させる共通の駆動部(43)をさらに備えた、
    請求項2に記載の加湿機(1)。
  5. 前記駆動部(43)は、前記気化部材(41)に回転を伝達する駆動歯車(431)を有し、
    前記気化部材(41)は、前記駆動歯車(431)と噛み合う第1歯車(411)を有し、
    前記水車(42)は、前記第1歯車(411)と噛み合う第2歯車(423)を有している、
    請求項4に記載の加湿機(1)。
  6. 前記気化部材(41)は、前記第1歯車(411)を外周に有する円板状の部材であり、
    前記駆動歯車(431)および前記第2歯車(423)は、前記駆動歯車(431)および前記第2歯車(423)の回転中心が前記第1歯車(411)の回転中心よりも下方になる位置で、且つ前記駆動歯車(431)と前記第2歯車(423)とが前記第1歯車(411)の鉛直中心線に対して互いに反対側となる位置で、前記第1歯車(411)と噛み合っている、
    請求項5に記載の加湿機(1)。
  7. 前記貯水容器(40)は、前記本体(10)に脱着可能に収納され、
    前記水車(42)は、前記貯水容器(40)に回転可能に支持され、
    前記貯水容器(40)が前記本体(10)から取り出されるときに、前記水車(42)が前記貯水容器(40)と共に取り出される、
    請求項2に記載の加湿機(1)。
  8. 前記気化部材(41)は、前記本体(10)に脱着可能に収納され、
    前記気化部材(41)が前記本体(10)から取り出されるときの取り出し口と、前記貯水容器(40)および前記水車(42)が前記本体(10)から取り出されるときの取り出し口とが異なる、
    請求項7に記載の加湿機(1)。
  9. 前記貯水容器(40)と前記気化部材(41)との間に遥動可能に配置され、前記気化部材(41)から落下する水を受ける水受け部材(44)をさらに備え、
    前記水受け部材(44)は、下方へ傾けられることによって前記貯水容器(40)へ水を流す注ぎ口(44a)を有しており、
    前記貯水容器(40)が前記本体(10)に収納されているときは、前記注ぎ口(44a)が下方へ傾けられ、
    前記貯水容器(40)が前記本体(10)から取り出されたときは、前記注ぎ口(44a)が上方へ傾けられる、
    請求項1に記載の加湿機(1)。
  10. 前記送水手段(42)は、少なくとも表面が露出するように設けられた除菌機能材(PP)を有している、
    請求項1から9のいずれか1項に記載の加湿機(1)。
  11. 前記送水手段(42)自体が、前記除菌機能材によって構成されている、
    請求項10に記載の加湿機(1)。
  12. 前記水車(42)は、外周近傍において少なくとも表面が露出するように設けられた除菌機能材を有している、
    請求項2に記載の加湿機(1)。
  13. 前記水車(42)自体が、前記除菌機能材によって構成されている、
    請求項12に記載の加湿機(1)。
  14. 前記気化部材(41)から落下する水を受ける水受け部材(44)をさらに備え、
    前記気化部材(41)は、前記貯水容器(40)が前記水車(42)と共に取り出されることにより前記水受け部材(44)の上方の位置を維持したまま回転軸の中心が移動する、
    請求項7に記載の加湿機(1)。
  15. 前記気化部材(41)は、前記貯水容器(40)が前記水車(42)と共に取り出されると、前記水受け部材(44)の少なくとも一部に当接した状態で位置決めされる、
    請求項14に記載の加湿機(1)。
  16. 前記駆動部(43)は、前記気化部材(41)を、回転軸にまで水を到達させることが可能な前記気化部材(41)の水の浸透速度および水の自重に基づいて定まる所定の角速度以下の角速度で回転させる、
    請求項4に記載の加湿機(1)。
  17. 前記凹部(421a)の底面と前記凹部(421a)の開口とを繋ぐ面のうち、前記水車(42)の前記回転軸に近い側の面が、前記底面から前記開口に向うほど前記回転軸に近づく傾斜面(421b)で形成されている、
    請求項2に記載の加湿機(1)。
  18. 前記駆動部(43)は、
    駆動源であるモータ(43a)と、
    前記モータ(43a)に連結され前記駆動歯車(431)に動力を伝達する出力歯車(43b)と、
    をさらに有する、
    請求項5に記載の加湿機(1)。
  19. 前記駆動部(43)は、前記モータ(43a)側から前記出力歯車(43b)の歯溝の端部を塞ぐフランジ(43c)をさらに有している、
    請求項18に記載の加湿機(1)。
  20. 前記第2歯車(423)は、前記水車(42)の前記凹部(421a)が設けられている側面と隣接しており、
    前記水車(42)は、前記第2歯車(423)を挟んで反対側に、前記第2歯車(423)の歯溝の端部を塞ぐリブ(425)をさらに有している、
    請求項5に記載の加湿機(1)。
  21. 前記気化部材(41)の外周の角に、前記気化部材(41)の外側へ向うほど前記気化部材(41)の厚み中央に近づくテーパー(417)が形成されている、
    請求項9に記載の加湿機(1)。
  22. 前記気化部材(41)を回転させる駆動歯車(431)を有する駆動部(43)をさらに備え、
    前記気化部材(41)は、前記駆動歯車(431)と噛み合う前記第1歯車(411)を外周に有する円板状の部材であり、
    前記第1歯車(411)の歯先円周上に前記テーパー(417)が形成されている、
    請求項21に記載の加湿機(1)。
  23. 前記気化部材(41)を回転させる駆動部(43)をさらに備え、
    前記気化部材(41)は、外周に、前記駆動部(43)からの回転力が伝達される第1歯車(411)を有している、
    請求項1に記載の加湿機(1)。
  24. 前記駆動部(43)は、前記第1歯車(411)と噛み合う駆動歯車(431)を有し、
    前記駆動歯車(431)は、前記気化部材(41)が前記本体(10)から引き出されるときの引き出し側とは反対側に位置する、
    請求項23に記載の加湿機(1)。
  25. 前記気化部材(41)が、不織布で成形されている、
    請求項23に記載の加湿機(1)。
  26. 前記気化部材(41)は、回転する略円板状の部材であって、
    前記本体(10)内において、前記気化部材(41)の外周は、2つの回転体(423,431)で支持されており、
    2つの前記回転体(423,431)は、前記気化部材(41)の回転軸よりも下方に位置し、且つ前記気化部材(41)の鉛直中心線を挟んで互いに反対側に位置している、
    請求項1に記載の加湿機(1)。
  27. 前記気化部材(41)を回転させる駆動部(43)をさらに備え、
    前記気化部材(41)は、
    水に濡らされてから前記水を気化させる略円板状の気化素子と、
    前記気化素子の外周に設けられ、前記駆動部(43)からの回転力が伝達されて前記気化素子とともに回転する第1歯車(411)と、
    を有している、
    請求項1に記載の加湿機(1)。
  28. 前記気化素子は、前記第1歯車(411)から脱着可能であり、
    前記第1歯車(411)は、前記気化素子との間の空回りを防止する空回り防止部材(415,416)を有している、
    請求項27に記載の加湿機(1)。
  29. 前記空回り防止部材(415,416)は、前記気化素子の厚み方向に突出するピン(415)である、
    請求項28に記載の加湿機(1)。
  30. 前記空回り防止部材(415,416)は、前記気化素子を一方向から押える突起(416)である、
    請求項28に記載の加湿機(1)。
  31. 前記気化素子は、前記第1歯車(411)の回転軸と平行な方向に沿って脱着される、
    請求項28に記載の加湿機(1)。
  32. 前記第1歯車(411)が樹脂製である、
    請求項28に記載の加湿機(1)。
  33. 請求項1から32のいずれか1項に記載の加湿機(1)と、
    前記本体(10)内部であって、前記気化部材(41)の近傍に収容された除湿機能部(3)と、
    を備えた調湿装置。
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