JP2009097574A - 熱応動式スチームトラップ - Google Patents
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Abstract
【課題】 弁部材が弁座部材側に吸い寄せられ難くして排出容量の大きな熱応動式スチームトラップを提供する。
【解決手段】 本体1と蓋部材5から成るケーシングで入口2と弁室4と出口3を形成する。弁室3を出口4側に連通する弁孔6を有する弁座部材7を弁室4と出口5との間に配置する。壁部材10とダイヤフラム部材13と両部材の間に密封した膨脹媒体14とダイヤフラム部材13の弁座部材7側に連結した弁部材15とから成る温度制御機素8を弁室4内に配置する。弁部材15を開弁方向に付勢する弾性部材としてのコイルスプリング22を弁部材13と弁座部材7との間に配置する。
【選択図】 図1
【解決手段】 本体1と蓋部材5から成るケーシングで入口2と弁室4と出口3を形成する。弁室3を出口4側に連通する弁孔6を有する弁座部材7を弁室4と出口5との間に配置する。壁部材10とダイヤフラム部材13と両部材の間に密封した膨脹媒体14とダイヤフラム部材13の弁座部材7側に連結した弁部材15とから成る温度制御機素8を弁室4内に配置する。弁部材15を開弁方向に付勢する弾性部材としてのコイルスプリング22を弁部材13と弁座部材7との間に配置する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、加熱されて膨脹し冷却されて収縮する媒体を含む温度制御機素を用いて、各種蒸気使用機器や蒸気配管で発生する復水を自動的に排出する熱応動式スチームトラップに関し、特に、排出容量を大きくできるものに関する。
従来の熱応動式スチームトラップを特開平6−129598号公報を参照して説明する。これは、ケーシングで入口と弁室と出口を形成し、弁室を出口側に連通する弁孔を有する弁座部材を弁室と出口との間に配置し、壁部材とダイヤフラム部材と両部材の間に密封した膨脹媒体とダイヤフラム部材の弁座部材側に連結した弁部材とから成る温度制御機素を弁室内に配置し、膨張媒体の膨張収縮によるダイヤフラム部材の変位により弁部材を駆動して弁孔を開閉するものである。
上記従来の熱応動式スチームトラップは、排出容量が小さい問題があった。これは、弁部材が弁座部材から離座して弁孔を開けている開弁時において、弁部材と弁座部材の間を高速に流下する排出流体によって弁部材が弁座部材側へ吸い寄せられるためである。この現象は入口側と出口側の圧力差が大きくなる程顕著である。これは、本来圧力差が大きくなる程排出容量も大きくなるのであるが、弁部材と弁座部材の間を流れる排出流体の流速も速くなるためである。
特開平6−129598号公報
解決しようとする課題は、弁部材が弁座部材側に吸い寄せられ難くして排出容量の大きな熱応動式スチームトラップを提供することである。
本発明の熱応動式スチームトラップは、ケーシングで入口と弁室と出口を形成し、弁室を出口側に連通する弁孔を有する弁座部材を弁室と出口との間に配置し、壁部材とダイヤフラム部材と両部材の間に密封した膨脹媒体とダイヤフラム部材の弁座部材側に連結した弁部材とから成る温度制御機素を弁室内に配置し、膨張媒体の膨張収縮によるダイヤフラム部材の変位により弁部材を駆動して弁孔を開閉するものにおいて、弁部材を開弁方向に付勢する弾性部材を設けたことを特徴とする。
本発明は、弁部材を弾性部材で開弁方向に付勢することにより、弁部材が弁座部材側へ吸い寄せられる力を小さくして排出容量を大きくすることができるという優れた効果を生じる。
本発明の熱応動式スチームトラップは、弁部材を開弁方向に付勢する弾性部材を設けたものである。そのため、弾性部材の付勢力を弁部材が弁座部材側へ吸い寄せられる力に対向させることができ、弁部材が弁座部材側へ吸い寄せられる力を小さくすることができる。そのため、排出容量を大きくすることができる。
上記の技術的手段の具体例を示す実施例を説明する(図1参照)。本体1には同一軸上に入口2と出口3が形成され、この入口2及び出口3と連通する弁室4が本体1にねじ結合された蓋部材5によって形成される。本体1と蓋部材5でケーシングが形成される。出口3の弁室4側開口端に、弁室4と出口3とを連通する弁孔6が形成された弁座部材7がねじ結合されている。
弁座部材7の上方に、温度制御機素8が配置される。温度制御機素8は、注入口9を有する壁部材10と、注入口9を密封する栓部材11と、壁部材10との間に収容室12を形成するダイヤフラム部材13と、収容室12に密封される膨脹媒体14と、ダイヤフラム部材13に固着され弁座部材7に離着座して弁孔6を開閉する弁部材15と、ダイヤフラム部材13の外周縁を壁部材10との間に挟んで固着する下壁部材16と、弁部材15と弁座部材7との間に配され弁部材15を開弁方向に付勢する弾性部材としてのコイルスプリング22と、から形成される。膨脹媒体14は、水、水より沸点の低い液体、あるいはそれらの混合物で形成される。
温度制御機素8は、本体1と弁座部材7との間に挟んで固定された有底円筒形状の取付部材17内に収容され、蓋部材5と温度制御機素8の間に配置されたコイルスプリング18の付勢力によって取付部材17の段部19に下壁部材16の外周下面が当接保持される。取付部材17には、底壁に流体通過孔20と周壁に3つの流体通過窓21が開けられている。
本実施例での作動は下記の通りである。始動時、弁室4内は低温であり、膨脹媒体14は収縮し、ダイヤフラム部材13が入口2側の流体圧力とコイルスプリング22の開弁方向への付勢力により上方に変位し、弁部材15が弁座部材7から離座して弁孔6を開口している。これによって入口2から流入する低温の復水や空気を弁孔6から出口3へ排出する。弁部材15は弁部材15と弁座部材7の間を高速に流下する低温排出流体によって弁座部材7側へ吸い寄せられる力を受けるが、コイルスプリング22の開弁方向への付勢力により弁座部材7側へ吸い寄せられる力を小さくすることができ、排出容量を大きくすることができる。低温流体の排出によって入口2から流入する流体温度が上昇し、弁室4内が所定温度以上になると、膨脹媒体14は膨脹し、ダイヤフラム部材13が入口2側の流体圧力とコイルスプリング22の開弁方向への付勢力に抗して下方に変位し、弁部材15が弁座部材7に着座して弁孔6を閉止する。これによって蒸気の漏出を防止する。放熱によって弁室4内が所定温度以下になると、膨脹媒体14は収縮し、ダイヤフラム部材13が入口2側の流体圧力とコイルスプリング22の開弁方向への付勢力により上方に変位し、弁部材15が弁座部材7から離座して弁孔6を開口する。
1 本体
2 入口
3 出口
4 弁室
5 蓋部材
6 弁孔
7 弁座部材
8 温度制御機素
10 壁部材
13 ダイヤフラム部材
14 膨張媒体
15 弁部材
22 コイルスプリング
2 入口
3 出口
4 弁室
5 蓋部材
6 弁孔
7 弁座部材
8 温度制御機素
10 壁部材
13 ダイヤフラム部材
14 膨張媒体
15 弁部材
22 コイルスプリング
Claims (1)
- ケーシングで入口と弁室と出口を形成し、弁室を出口側に連通する弁孔を有する弁座部材を弁室と出口との間に配置し、壁部材とダイヤフラム部材と両部材の間に密封した膨脹媒体とダイヤフラム部材の弁座部材側に連結した弁部材とから成る温度制御機素を弁室内に配置し、膨張媒体の膨張収縮によるダイヤフラム部材の変位により弁部材を駆動して弁孔を開閉するものにおいて、弁部材を開弁方向に付勢する弾性部材を設けたことを特徴とする熱応動式スチームトラップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007268240A JP2009097574A (ja) | 2007-10-15 | 2007-10-15 | 熱応動式スチームトラップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007268240A JP2009097574A (ja) | 2007-10-15 | 2007-10-15 | 熱応動式スチームトラップ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009097574A true JP2009097574A (ja) | 2009-05-07 |
Family
ID=40700766
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007268240A Pending JP2009097574A (ja) | 2007-10-15 | 2007-10-15 | 熱応動式スチームトラップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009097574A (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08312891A (ja) * | 1995-05-15 | 1996-11-26 | Tlv Co Ltd | 熱応動式スチ―ムトラップ |
JP2000205492A (ja) * | 1999-01-14 | 2000-07-25 | Tlv Co Ltd | 熱応動式スチ―ムトラップ |
-
2007
- 2007-10-15 JP JP2007268240A patent/JP2009097574A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH08312891A (ja) * | 1995-05-15 | 1996-11-26 | Tlv Co Ltd | 熱応動式スチ―ムトラップ |
JP2000205492A (ja) * | 1999-01-14 | 2000-07-25 | Tlv Co Ltd | 熱応動式スチ―ムトラップ |
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