JP2009096013A - 生産設備のコントローラ - Google Patents

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達也 亀田
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Abstract

【課題】 スペース上の制約によるコントローラの設置不能を回避できるとともに、生産設備に配属される成形作業オペレータの移動に要する手間を省くことにより、制御操作の煩わしさを解消して、操作の容易化を実現できる生産設備のコントローラを提供する。
【解決手段】 生産設備1は、インモールドワーク成形機2と、インモールドラベル(ワーク)3を供給するための第1前工程機器4として機能するワーク供給機5および該ワーク供給機5からインモールドワーク3を受け取ってインモールドワーク成形機2の成形金型6における固定金型6aの截頭円錐形凹部6Aに受け渡す第2前工程機器7として機能する成形品取出機8とを備える。そして、成形品取出機8の運転制御用コントローラ18で、ワーク供給機5の同時運転制御または個別運転制御を可能にする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、生産設備のコントローラに係り、詳しくは生産機器と、この生産機器に付設される複数の前工程機器とからなる生産設備のコントローラに関するものである。
従来、射出成形機に取付けられて、メタルプレートやボルト等の挿入部材(ワーク)を固定金型内に装着するとともに、このワークが一体化された合成樹脂製の成形品(成形品)を可動金型から取り出す成形品取出機が提案されている(特許文献1)。
この特許文献1に記載の成形品取出機を図5,図6に示す。これらの図において、成形品取出機50は、射出成形機51に固着される本体フレーム52の左右方向へ延出したレール53上を駆動部材54により往復する走行体55と、この走行体55に取付けられて、ピストンロッド56の先端に固着された前後ホルダ57をガイドロッド58に案内されながら前後移動させる前後シリンダ59と、前後ホルダ57に固着されそのピストンロッド60の先端に固着されたチャックユニット61をガイドロッド62a,62bにより案内されながら上下動させる上下動シリンダ63とを備える。
チャックユニット61は、固定金型51b内に装着されるメタルプレートやボルト等のワーク(図示省略)把持する第2把持ヘッド64と、可動金型51aに保持されたインモールドワーク成形品(図示省略)を把持する第2把持ヘッド65とを備えた把持手段として機能する。
ところが、特許文献1に記載の成形品取出機では、ラベル(ワーク)が一体化された合成樹脂製のカップや截頭円錐形容器などのインモールドワーク成形品を成形するインモールドワーク射出成形機に装備することはできない。すなわち、この種のインモールドワーク成形品を成形するためには、外形状が成形品に一致し外面に多数の吸気孔を有して、ワークを吸着把持して固定金型に受け渡すための疑似コアと、疑似コアにワークを供給するワーク供給手段などが必要になる。
一方、前記疑似コアと、この疑似コアにワークを供給するワーク供給機を備えて、インモールドワーク射出成形機の固定金型にワークを装着する技術が提供されている(特許文献2)。
この特許文献2に記載の技術によれば、外面にワークが一体化された合成樹脂製のカップや截頭円錐形容器などのインモールドワーク成形品を成形することができる。
特開2007−76177号公報 特許登録第2797043号公報
ところが、前記特許文献2に記載の技術では、インモールドワーク成形品をインモールドワーク射出成形機から取り出す把持手段を備えていない。そこで、特許文献1に記載の成形品取出機50のチャックユニット61における第1把持ヘッド64に代えて特許文献2に記載の疑似コアを取付け、この疑似コアに適宜吸・排気通路を接続するとともに、特許文献2に記載のラベル供給機を別途設けることによって、成形品取出機50のチャックユニット61の第1把持ヘッド64にワークをインモールドワーク成形機51の固定金型51bに装着する第1把持手段の機能を持たせ、かつチャックユニット61の第2把持ヘッド65にインモールドワーク成形品であるカップや截頭円錐形容器などをインモールドワーク成形機51の可動金型51aから取り出す第2把持手段の機能を持たせた成形品取出機50を構成できる。
すなわち、インモールドワーク成形機51からなる生産機器と、インモールドワークを供給するための第1前工程機器であるワーク供給機および該ワーク供給機からインモールドワークを受け取ってインモールドワーク成形機51の固定金型51bに受け渡す第2前工程機器である成形品取出機50とを備えた生産設備を構成することができる。なお、成形品取出機50は、インモールドワーク成形機51で成形されたインモールドワーク成形品を可動金型51aから取り出すための後工程機器としての機能も備えている。
ところが、従来、前記生産設備では、第1前工程機器であるワーク供給機の運転制御は、該ワーク供給機専用のワーク供給機用のコントローラから出力される運転制御信号によってなされ、第2前工程機器である成形品取出機50の運転制御は、該成形品取出機50専用の成形品取出機用のコントローラから出力される運転制御信号によってなされている。
このように、ワーク供給機専用のコントローラと成形品取出機専用のコントローラの2台のコントローラが個別に必要であり、これらのコントローラが互いに離間した位置に個別に設置されると、コントローラの設置に大きいスペースが必要になる。そのため、スペース上の制約により両コントローラの設置が不能になるおそれを有している。
また、前記生産設備に配属される成形作業オペレータは、前記2台のコントローラの制御操作を、互いに離間した両コントローラの設置位置間を移動して個別に行うことが要求されるので制御操作が煩雑である。たとえば、前記生産設備の成形システムを、前述したインモールドワーク成形品の成形システムに変えて、通常の樹脂成形品を成形する成形システム変更するシステム変えに際しては、固定金型51bの交換および疑似コアを成形品取出機50から取り外す段取り変えを行ったのちに、ワーク供給機の運転を停止させる操作と、成形品取出機50を運転させる操作との双方を、互いに離間している両コントローラの設置位置で個別に行う必要がある。
さらに、前記の成形システム変更がなされた生産設備においては、成形作業オペレータは、成形品取出機用コントローラの操作のみに専任できる。しかし、成形品取出機50の運転中にワーク供給機のメンテナンスを実行しようとすると、成形作業オペレータは、成形品取出機用コントローラの設置位置からワーク供給機用のコントローラ設置位置まで移動して、該ワーク供給機用のコントローラを制御操作しなければならない。
本発明は、このような問題を解決するものであって、その目的とするところは、スペース上の制約によるコントローラの設置不能を回避できるとともに、生産設備に配属される成形作業オペレータの移動に要する手間を省くことにより、制御操作の煩わしさを解消して、操作の容易化を実現できる生産設備のコントローラを提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明に係る生産設備のコントローラは、生産機器と、この生産機器に付設される複数の前工程機器とからなる生産設備のコントローラにおいて、
一つのコントローラから出力される運転制御信号によって、前記複数の前工程機器の同時運転制御または個別運転制御が可能であることを特徴としている。
これによれば、設置されるコントローラが一つに削減されるので、コントローラ設置スペース上の制約を緩和できる。そのため、スペース上の制約によるコントローラの設置不能を回避できる。また、一つのコントローラによって、複数の前工程機器の同時運転制御または個別運転制御を行うことができるので、成形作業オペレータが一つのコントローラの設置位置から他の位置へ移動する手間を省くことができる。そのため、成形作業オペレータによる制御操作の煩わしさを解消して、操作の容易化を実現できる。
また、本発明の生産設備は、インモールドワーク成形機からなる生産機器と、インモールドワークを供給するための第1前工程機器として機能するワーク供給機および該ワーク供給機からインモールドワークを受け取ってインモールドワーク成形機の成形金型に受け渡す第2前工程機器として機能するとともに、成形されたインモールドワーク成形品を成形金型から取り出す後工程機器の機能を有する成形品取出機とを備え、
該成形品取出機の運転制御用コントローラで、成形品取出機とワーク供給機の同時運転制御を可能に構成したことを特徴としている。
これによると、成形作業オペレータが成形品取出機のコントローラの設置位置から他の位置へ移動する手間を省いて、成形品取出機の運転制御用コントローラによって第2前工程機器である成形品取出機と第1前工程機器であるワーク供給機の同時運転制御を行うことができる。そのため、成形作業オペレータによる制御操作の煩わしさを解消して、操作の容易化を実現できる。
さらに、本発明の生産設備は、インモールドワーク成形機からなる生産機器と、インモールドワークを供給するための第1前工程機器として機能するワーク供給機および該ワーク供給機からインモールドワークを受け取ってインモールドワーク成形機の成形金型に受け渡す第2前工程機器として機能するとともに、成形されたインモールドワーク成形品を成形金型から取り出す後工程機器の機能を有する成形品取出機とを備え、
成形品取出機の運転制御用コントローラで、成形品取出機とワーク供給機の個別運転制御を可能に構成したことを特徴としている。
これによると、成形作業オペレータは、ワーク供給機のコントローラの設置位置から他の位置へ移動する手間を省いて、ワーク供給機の運転制御用コントローラによって第1前工程機器であるワーク供給機と第2前工程機器である成形品取出機の個別運転制御を行うことができる。そのため、成形作業オペレータによる制御操作の煩わしさを解消して、操作の容易化を実現できる。
本発明によれば、スペース上の制約によるコントローラの設置不能を回避できるとともに、生産設備に配属される成形作業オペレータの移動に要する手間を省くことにより、制御操作の煩わしさを解消して、操作の容易化を実現することができる。
以下、本発明の好ましい実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明を適用した生産設備の一実施形態を示す概略平面図、図2は、本発明の電気的構成の一例を示すブロック図、図3は、インモールドワーク成形品の一実施形態を拡大して示す縦断面図である。
図1,図2,図3において、生産設備1は、インモールドワーク成形機(生産機器)2と、インモールドラベル(インモールドワーク)3を供給するための第1前工程機器4であるワーク供給機5と、該ワーク供給機5からインモールドワーク3を受け取ってインモールドワーク成形機2の成形金型6における固定金型6aに受け渡す第2前工程機器7である成形品取出機8とを備えている。なお、成形品取出機8は、インモールドワーク成形品9を成形金型6における可動金型6bから取り出す後工程機器としての機能も備えている。
インモールドワーク成形機2は、インモールドラベル3と、このラベル3が表面に一体化された合成樹脂製のカップや截頭円錐形容器などの成形品10とからなるインモールドワーク成形品9を射出成形するためのもので、周知の固定プラテン2aに取付けられた固定金型6aと、可動プラテン2bに取付けられた可動金型6bとを有し、可動金型6bは型締め機構11によって固定金型6aに向けて進退(図1の矢印Y1,Y2方向)する。
固定金型6aは、カップや截頭円錐形容器などからなるインモールドワーク成形品9の外面に一致する複数の截頭円錐形凹部6Aを有し、各凹部6Aの周壁には、たとえば複数の吸・送気通路(図示省略)が径外方向にのびて連通し、各吸・送気通路は図示していない切換弁を介して吸気手段と送気手段(ともに図示せず)に連通している。また、各截頭円錐形凹部6Aは射出機構12に連通している。
可動金型6bには、その先端にカップや截頭円錐形容器などからなるインモールドワーク成形品9の内面に一致する複数の截頭円錐形のコア6b1が突設されている。
インモールドワーク成形機1の側方に成形品取出機8が配置される。成形品取出機8は、搬送手段13と、この搬送手段13をインモールドワーク射出成形機1に向けて進退(図1の矢印X1,X2方向)させる搬送手段進退機構14とを備える。
搬送手段13は、成形品10の表面に一体化されるラベル3を把持してインモールドワーク成形機2における固定金型6aの截頭円錐形凹部に装着する第1把持手段13aと、固定金型6aに装着したラベル3がインモールドワークされたインモールドワーク成形品9を把持して成形機2における可動金型6bのコア6b1から取り出す第2把持手段13bとを備える。
搬送手段進退機構14は、水平にのびる横行アーム14aと、この横行アーム14aに装備されている数値制御可能なサーボモータなどの電動モータ(図示省略)に連結されて回転する送りねじが噛み合わされた送りねじ駆動機構(図示省略)などの周知の往復駆動機構とからなり、搬送手段13は、そのの基端部が送りねじ駆動機構に組み付けられることで、横行アーム14aを案内に図1の矢印X1,X2方向に進退する。また、搬送手段13の基端部には、進退装置15が組み込まれ、この進退装置15によって、搬送手段13の第1把持手段13aと第2把持手段13bが個別に図1の矢印Y1、Y2方向に進退する。
第1把持手段13aは、その先端側の固定金型6aに対向する面に複数の筒状の疑似コア16が取付けられている。各疑似コア16は、外形状がインモールドワーク成形品9(図3参照)の外形状に一致し、その外面に多数の吸気孔16aを設けてあり、各吸気孔16aは図示していない切換弁を介して吸気手段と送気手段(ともに図示せず)に連通している。
第2把持手段13bは、その先端側の可動金型6bに対向する面に複数の吸着パッド17が取付けられている。各吸着パッド17は、図示していない切換弁を介して吸気手段と送気手段(ともに図示せず)に連通している。
インモールドラベル(インモールドワーク)3を供給するための第1前工程機器4であるワーク供給機5は、成形品取出機8の一側近傍に配置される。ワーク供給機5は、多数のインモールドラベル3を1枚づつ取り出し可能にストックした複数のラベルマガジン5aと、各ラベルマガジン5aからラベル3の両端部を1枚づつ把持して抜き取り、二点鎖線で示すラベル受け渡し位置Pxまで搬送し、この位置Pxでラベル3を解放して第1把持手段13aの各疑似コア16に受け渡すラベル搬送機構5bとを備える。
成形品取出機8の他側近傍に、該成形品取出機8の運転を制御するための1台の運転制御用コントローラ18が設置され、このコントローラ18から出力される制御信号によって、第2前工程機器7である成形品取出機8と、第1前工程機器4であるワーク供給機5の同時運転が制御される。すなわち、成形品取出機8においては、搬送手段13における第1把持手段13a各疑似コア16の吸・送気と第2把持手段13bの各吸着パッド17の吸・送気、搬送手段進退機構14の進退、進退装置15の進退などが制御され、ワーク供給機5においては、複数のラベルマガジン5aのそれぞれにストックされているインモールドラベル3の計数カウンター19、ラベル搬送機構5bの進退とインモールドラベル3の把持抜き取りおよびラベル3の解放などが制御される。
つぎに、前記構成の作動について説明する。
今、図1に示す成形品取出機8の搬送手段13が、搬送手段進退機構14の作動によってP1位置に後退して停止し、第1把持手段13aおよび第2把持手段13bは、それぞれ実線で示す待機位置にあるとする。
ここで、進退装置15を駆動して、第1把持手段13aをP1位置の二点鎖線で示すラベル受け取り位置に移動させて、ワーク供給機5のラベル搬送機構5bが各ラベルマガジン5aからラベル3の両端部を1枚づつ把持して抜き取り搬送してきたラベル受け渡し位置Pxの上側で各疑似コア16を近接させる。
ラベル受け渡し位置Pxに到達したラベル3の上側に各疑似コア16が近接した状態で、ラベル搬送機構5bによるラベル3の両端部把持を解除すると同時に、各疑似コア16の多数の吸気孔16aを負圧化して、吸気によりラベル3を受け取ってその外面に巻き付けて保持する。ついで、進退装置15を駆動して第1把持手段13aをP1位置の実線で示す待機位置に戻す。この間に、ワーク供給機5のラベル搬送機構5bは、実線で示すラベル3両端部の把持・抜き取り位置に戻る。
つぎに、搬送手段進退機構14の作動によって搬送手段13をP2位置まで前進させる。この時点では、既にインモールドワーク成形機2の固定金型6aと可動金型6bは型開しているので、第1把持手段13aおよび第2把持手段13bは型開している金型6a,6b間に進入して、各疑似コア16は固定金型6aの各截頭円錐形凹部6Aに対向するとともに、各吸着パッド17は、前記型開の前段で成形されて可動金型6bの各コア6b1に外嵌保持されているインモールドワーク成形品9(図3参照)に対向する。
つぎに、進退装置15を駆動して、第1把持手段13aを固定金型6aの方向(図1の矢印Y1方向)に前進させ、各疑似コア16を固定金型6aの截頭円錐形凹部6Aに挿入して停止させる。ここで、各疑似コア16によるラベル3の吸気を解除し、同時に固定金型6a側の図示されていない吸・送気通路を負圧化して、ラベル3を截頭円錐形凹部6Aの内面に吸着保持する。すなわち、ラベル3は、各疑似コア16から離れて各截頭円錐形凹部6A内に装着される。
一方、進退装置15を駆動して、第2把持手段13bを可動金型6b方向(図1の矢印Y2方向)に前進させ、各吸着パッド17を可動金型8bの各コア6b1に外嵌保持されているインモールドワーク成形品9の底部に当接または近接して停止させる。ここで、各吸着パッド17を吸気により負圧化して各吸着パッド17によりインモールドワーク成形品9の底部を吸着保持する。これにより、インモールドワーク成形品9は、可動金型6bの各コア6b1から各吸着パッド17に受け渡される。
前述のように、各疑似コア16から各截頭円錐形凹部6Aへのラベル3の受け渡しが済むと、進退装置15を駆動して、第1把持手段13aをP2位置の実線で示す元位置に戻す。また、可動金型6bの各コア6b1から各吸着パッド17へのインモールドワーク成形品9の受け渡しが済むと、進退装置15を駆動して、第2把持手段13bをP2位置の実線で示す元位置に戻す。
続いて、搬送手段進退機構14の逆作動によって搬送手段13をP1位置まで後退させる。ここで、各吸着パッド17の吸気を解除してインモールドワーク成形品9を解放する。解放されたインモールドワーク成形品9は、コンベアーなどの搬送手段(図示省略)に受け取られて適宜回収される。
搬送手段13がP1位置まで後退する間に、型締め機構11により可動金型6bは固定金型6aに向けて前進し、両金型6a,8bは型締めされて可動金型6bの各コア6b1が固定金型6aの各截頭円錐形凹部6Aに挿入され、コア6b1の外面,截頭円錐形凹部6Aの内面、ラベル3の内面および可動金型6bの先端面で囲まれるインモールドワーク成形品9成形用のキャビティ(図示省略)を形成する。この状態で、射出機構11から溶融樹脂を射出して前記図示していないキャビティに充填する。
キャビティに充填された溶融樹脂は、所定時間型締め状態で保持されることにより、ラベル3の内面側と溶着しつつ一体化して凝固する。これにより、ラベル3と、このラベル3が一体化された合成樹脂製のカップや截頭円錐形容器などの成形品10とからなるインモールドワーク成形品9(図3参照)が成形される。ここで、固定金型6a側の図示されていない吸・送気通路の吸気による負圧化を解除する。なお、前述の作動を反復することで、インモールドワーク成形品9を連続して製造することができる。また、複数のラベルマガジン5aのそれぞれにストックされているインモールドラベル3の数量が下限値まで減少したならば、この状態を計数カウンター19で検知して報知するように構成しておけば、その報知に基づいてインモールドラベル3を各ラベルマガジン5aに補充できるので、インモールドラベル3の欠乏を回避することができる。
このように、成形品取出機8の他側近傍に設置した1台の運転制御用コントローラ18から出力される制御信号によって、第2前工程機器7である成形品取出機8と、第1前工程機器4であるワーク供給機5の同時運転を制御できる。すなわち、成形品取出機8においては、搬送手段13における第1把持手段13a各疑似コア16の吸・送気と第2把持手段13bの各吸着パッド17の吸・送気、搬送手段進退機構14の進退、進退装置15の進退などが制御され、ワーク供給機5においては、複数のラベルマガジン5aのそれぞれにストックされているインモールドラベル3の計数用のカウンター19、ラベル搬送機構5bの進退とインモールドラベル3の把持抜き取りおよびラベル3の解放などを制御することができる。そのため、コントローラ設置スペース上の制約を緩和して、スペース上の制約によるコントローラの設置不能を回避できる。
一方、インモールドワーク成形機2で、インモールドワーク3を有していない円錐容器などの成形品(図示省略)を成形する場合、成形作業オペレータは、固定金型6aを交換し、各疑似コア16を第1把持手段13aから取り外すかあるいは進退装置15から第1把持手段13aを取り外す段取り変えを行い、かつ運転制御用コントローラ18から出力される制御信号によって、第1前工程機器4であるワーク供給機5の運転を停止するように制御するとともに、進退装置15で第2把持手段13bのみを進退させるように制御することで、第2前工程機器7である成形品取出機8のみを個別に運転することができ、この状態で運転制御用コントローラ18から出力される制御信号によって、第1前工程機器4であるワーク供給機5を運転すれば、成形品取出機8の運転に並行してワーク供給機5のメンテナンスを実行することができる。つまり、運転制御用コントローラ18から出力される制御信号によって、成形品取出機8とワーク供給機5の個別運転制御または同時運転制御を行うことができる。したがって、成形作業オペレータは、運転制御用コントローラ18の設置位置から他の位置へ移動する手間を省いて、運転制御用コントローラ18によって第1前工程機器4であるワーク供給機5と第2前工程機器7である成形品取出機8の同時運転制御または個別運転制御を行うことができるので、成形作業オペレータによる制御操作の煩わしさを解消して、操作の容易化を実現することができる。
なお、図1の二点鎖線で示すように、ワーク供給機5の近傍に、該ワーク供給機5の運転を制御するための1台の運転制御用コントローラ20を設置し、前述した運転制御用コントローラ18の設置を省略するとともに、電気的構成を図4のように変更してもよい。これによると、1台の運転制御用コントローラ20から出力される制御信号によって、第1前工程機器4であるワーク供給機5と第2前工程機器7である成形品取出機8の同時運転を制御できる。すなわち、ワーク供給機5においては、複数のラベルマガジン5aのそれぞれにストックされているインモールドラベル3計数用のカウンター19、ラベル搬送機構5bの進退とインモールドラベル3の把持抜き取りおよびラベル3の解放などを制御し、成形品取出機8においては、搬送手段13における第1把持手段13aの各疑似コア16の吸・送気と第2把持手段13bの各吸着パッド17の吸・送気、搬送手段進退機構14の進退、進退装置15の進退などを制御することができる。そのため、コントローラ設置スペース上の制約を緩和して、スペース上の制約によるコントローラの設置不能を回避できる。
また、成形作業オペレータによって、前述の段取り変えを行い、かつ運転制御用コントローラ20から出力される制御信号によって、第1前工程機器4であるワーク供給機5の運転を停止するように制御するとともに、進退装置15で第2把持手段13bのみを進退させるように制御することで、第2前工程機器7である成形品取出機8のみを個別に運転することができ、この状態で運転制御用コントローラ20から出力される制御信号によって、第1前工程機器4であるワーク供給機5を運転すれば、成形品取出機8の運転に並行してワーク供給機5のメンテナンスを実行することができる。つまり、運転制御用コントローラ20から出力される制御信号によって、成形品取出機8とワーク供給機5の個別運転制御または同時運転制御を行うことができる。したがって、成形作業オペレータは、運転制御用コントローラ18の設置位置から他の位置へ移動する手間を省いて、運転制御用コントローラ20によって第1前工程機器4であるワーク供給機5と第2前工程機器7である成形品取出機8の同時運転制御または個別運転制御を行うことができるので、成形作業オペレータによる制御操作の煩わしさを解消して、操作の容易化を実現することができる。
前記実施形態で説明した第2把持手段13bでは、複数の吸着パッド17を備えているが、各吸着パッド17に代えてインモールドワーク成形品9の挟着把持が可能な挟着ヘッドを取付けてもよい。また、ワーク供給機5にインモールドラベル3を静電気的に吸着させるための帯電手段を設け、この帯電手段のON・OFFを前記成形品取出機8の運転制御用コントローラ18またはワーク供給機5の運転制御用コントローラ20のいずれかで制御するようにしてもよい。
本発明を適用した生産設備の一実施形態を示す概略平面図である。 本発明の電気的構成の一例を示すブロック図である。 インモールドワーク成形品の一実施形態を拡大して示す縦断面図である。 本発明の電気的構成の他の例を示すブロック図である。 従来例の概略側面図である。 図5の正面図である。
符号の説明
1 生産設備
2 インモールドワーク成形機(生産機器)
3 ラベル(ワーク)
4 第1前工程機器(前工程機器)
5 ワーク供給機
6 成形金型
7 第2前工程機器(前工程機器)
8 成形品取出機
9 インモールドワーク成形品
18 成形品取出機の運転制御用コントローラ
20 ワーク供給機の運転制御用コントローラ

Claims (3)

  1. 生産機器と、この生産機器に付設される複数の前工程機器とからなる生産設備のコントローラにおいて、
    一つのコントローラから出力される運転制御信号によって、前記複数の前工程機器の同時運転制御または個別運転制御が可能であることを特徴とする生産設備のコントローラ。
  2. 請求項1に記載の生産設備のコントローラにおいて、
    前記生産設備は、インモールドワーク成形機からなる生産機器と、インモールドワークを供給するための第1前工程機器として機能するワーク供給機および該ワーク供給機からインモールドワークを受け取ってインモールドワーク成形機の成形金型に受け渡す第2前工程機器として機能するとともに、成形されたインモールドワーク成形品を成形金型から取り出す後工程機器の機能を有する成形品取出機とを備え、
    該成形品取出機の運転制御用コントローラで、成形品取出機とワーク供給機の同時運転制御を可能に構成したことを特徴とする生産設備のコントローラ。
  3. 請求項1に記載の生産設備のコントローラにおいて、
    前記生産設備は、インモールドワーク成形機からなる生産機器と、インモールドワークを供給するための第1前工程機器として機能するワーク供給機および該ワーク供給機からインモールドワークを受け取ってインモールドワーク成形機の成形金型に受け渡す第2前工程機器として機能するとともに、成形されたインモールドワーク成形品を成形金型から取り出す後工程機器の機能を有する成形品取出機とを備え、
    成形品取出機の運転制御用コントローラで、成形品取出機とワーク供給機の個別運転制御を可能に構成したことを特徴とする生産設備のコントローラ。
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