JP2009095745A - 圧縮空気除湿装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】冷却式除湿器および膜式除湿器を組み合わせた圧縮空気除湿装置において、従来よりも一層低い露点まで除湿できる圧縮空気除湿装置を提供する。
【解決手段】圧縮・凝縮・膨張・蒸発の工程で冷媒を循環させる冷凍サイクル8における蒸発器15を内部に配すると共に蒸発器15の周囲を通流させることで圧縮空気を冷却して水分を結露させて除湿する冷却器2と、水蒸気透過性の中空糸膜の内側に圧縮空気を通流させると共に中空糸膜の外側にパージ空気を通流させて圧縮空気を除湿する膜式除湿器4と、通流する圧縮空気を加熱する再熱器24とを備え、冷却器2の下流に膜式除湿器4を配すると共に、膜式除湿器4の下流に再熱器6を配して圧縮空気を除湿する。
【選択図】図1

Description

本発明は、冷凍サイクルによる冷却、および中空糸膜による水蒸気の分離で圧縮空気を除湿する圧縮空気除湿装置に関するものである。
圧縮空気を動力源とする機器には、水分による機器の錆付き・損傷防止などのために、乾燥した圧縮空気を供給する必要がある。
圧縮空気を冷却することで除湿する冷却式除湿装置では、到達可能な圧縮空気の露点は圧力0.69メガパスカル下で10℃(大気圧下−17℃)程度である。これよりも低い露点の圧縮空気を必要とする場合には、水蒸気透過性の中空糸膜を用いた膜式除湿装置を用いる。膜式除湿器では、条件にもよるが一般的に大気圧下約−15〜−30℃程度の露点まで除湿できる。さらに低い露点の圧縮空気が必要な場合には、吸着式除湿装置を用いる。吸着式除湿装置では、大気圧下約−40〜−70℃の低い露点まで除湿できるが、吸着材などの消耗品を取り替える必要がある。
しかし、圧縮空気中の水分を全て膜式除湿装置や吸着式除湿装置で除湿するためには、装置が大型化してしまい、パージ空気も大量に必要になる。
このため、膜式除湿装置や吸着式除湿装置の前段に冷却式除湿装置を設置して、膜式除湿装置や吸着式除湿装置の負荷を軽減することで、装置を小型化することが行われている。
例えば、冷凍サイクル式エアドライヤ(冷却式除湿器)の後段に膜式ドライヤ(膜式除湿器)を接続することで、膜式除湿器を小型化し、かつパージ空気量を低減化した圧縮空気除湿装置が、特許文献1に示されている。
この圧縮空気除湿装置の冷凍サイクル式エアドライヤでは、高温の圧縮空気がプレクーラ(再熱器)で予冷されてエアクーラ(冷却器)に入る。圧縮空気は、冷却器で冷却されることで水分が結露して除湿される。除湿された低温の圧縮空気は、再熱器で温められて膜式除湿器に送られる。再熱器では、入ってくる高温の圧縮空気と出ていく低温の圧縮空気とが熱交換されることで、低温の圧縮空気が温められている。
特許第3268305号公報
特許文献1の圧縮空気除湿装置では、冷却器で除湿された圧縮空気が再熱器で加熱することで、圧縮空気は室温程度の温度に加熱されると共に、圧縮空気の相対湿度が低くなる。相対湿度の低い室温程度の圧縮空気が膜式除湿器でさらに除湿されて機器に供給されている。
ところが、この従来の圧縮空気除湿装置では、例えば吸着式除湿装置で得られるような低い露点近くまで除湿できないという課題がある。
本発明はこのような課題を解決するためになされたもので、冷却式除湿器および膜式除湿器を組み合わせた圧縮空気除湿装置において、従来よりも一層低い露点まで除湿できる圧縮空気除湿装置を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するためになされた、特許請求の範囲の請求項1に記載された圧縮空気除湿装置は、圧縮・凝縮・膨張・蒸発の工程で冷媒を循環させる冷凍サイクルにおける蒸発器を内部に配すると共に該蒸発器の周囲を通流させることで圧縮空気を冷却して水分を結露させて除湿する冷却器と、水蒸気透過性の中空糸膜の内側に圧縮空気を通流させると共に該中空糸膜の外側にパージ空気を通流させて圧縮空気を除湿する膜式除湿器と、通流する圧縮空気を加熱する再熱器とを備え、該冷却器の下流に該膜式除湿器を配すると共に、該膜式除湿器の下流に該再熱器を配して圧縮空気を除湿することを特徴とする。
請求項2に記載された圧縮空気除湿装置は、請求項1に記載されたものであって、前記再熱器は、前記冷凍サイクルにおける圧縮機から凝縮器までの間の冷媒流路に配され、内部の該冷媒流路の周囲に圧縮空気を通流させて該冷媒流路の放熱で圧縮空気を加熱することを特徴とする。
請求項3に記載された圧縮空気除湿装置は、請求項1に記載されたものであって、前記再熱器は、前記冷凍サイクルにおける凝縮器の少なくとも一部を内部に配し、内部の該凝縮器の周囲に圧縮空気を通流させて該凝縮器の放熱で圧縮空気を加熱することを特徴とする。
請求項4に記載された圧縮空気除湿装置は、請求項1に記載されたものであって、前記膜式除湿器には、前記中空糸膜の外側をパージ空気が通流するパージ空気通路が形成され、該中空糸膜の内側を通流して前記再熱器に至る前の圧縮空気の一部が前記パージ空気として該パージ空気通路に入気されることを特徴とする。
請求項5に記載された圧縮空気除湿装置は、請求項4に記載されたものであって、前記膜式除湿器の前記パージ空気通路から排気されるパージ空気を、前記冷凍サイクルにおける凝縮器に当てるように導くことを特徴とする。
請求項6に記載された圧縮空気除湿装置は、請求項1に記載されたものであって、前記膜式除湿器には、前記中空糸膜の外側をパージ空気が通流するパージ空気通路が形成され、前記再熱器を通流した圧縮空気の一部が前記パージ空気として該パージ空気通路に入気されることを特徴とする。
請求項7に記載された圧縮空気除湿装置は、請求項4または6に記載されたものであって、前記膜式除湿器に入気する前記パージ空気の流量を外部からの制御で調節する流量調節部と、前記再熱器を通流した圧縮空気の露点を検知する露点検知部と、該露点検知部の検知した露点に基づいて該流量調節部を制御してパージ空気の流量を調節する制御部とを備えていることを特徴とする。
請求項8に記載された圧縮空気除湿装置は、請求項4または6に記載されたものであって、前記膜式除湿器に入気する前記パージ空気を弁の開/閉で入気/停止させるパージ空気用電磁弁と、前記再熱器の下流に配されて圧縮空気の流量を検知する流量検知部と、該流量検知部の検知に基づいて該パージ空気用電磁弁を制御する制御部とを備えていることを特徴とする。
請求項9に記載された圧縮空気除湿装置は、請求項1に記載されたものであって、前記膜式除湿器には前記中空糸膜の外側が大気に剥き出しに開放されて配置され、前記冷凍サイクルにおける凝縮器に外気を通風して冷却する凝縮器ファンが備えられて、該凝縮器ファンの作動で凝縮器を通風した外気が、該中空糸膜に送風される位置に該膜式除湿器が配置されていることを特徴とする。
請求項1記載の圧縮空気除湿装置によれば、圧縮空気を冷却して水分を結露させて圧縮空気を除湿し、圧縮空気を加熱する前に、冷却されたままの相対湿度の高い状態で圧縮空気を中空糸膜に通流させる。このため、中空糸膜の水蒸気の透過効率が良いことから、膜式除湿器の除湿効率が高くなり、従来よりも一層低い露点まで除湿することができる。
請求項2記載の圧縮空気除湿装置によれば、冷凍サイクルにおける圧縮機から吐出される冷媒の放熱を利用して圧縮空気を加熱する。このため、冷却器に入気する圧縮空気と熱交換する従来の圧縮空気除湿装置と比較して、圧縮空気路よりも冷媒流路のほうが細いため、再熱器を小さくすることができる。
請求項3記載の圧縮空気除湿装置によれば、冷凍サイクルにおける凝縮器の放熱で圧縮空気を加熱する。このため、凝縮器は、低温の圧縮空気が周囲を通流することにより、効率良く冷媒を冷却することができる。したがって、凝縮器に送風するための凝縮器ファンは、不要であるか、または小型のファンの装備で良いため、省エネルギー化することができる。また、凝縮器を小型化することができる。
請求項4記載の圧縮空気除湿装置によれば、中空糸膜を通流して加熱前の圧縮空気の一部をパージ空気とすることにより、短く簡単な空気管路、または膜式除湿器の内部に形成する空気通路でパージ空気を導入することができる。
請求項5記載の圧縮空気除湿装置によれば、排気されるパージ空気を、冷凍サイクルにおける凝縮器に当てるように導く。パージ空気は、過熱前の圧縮空気を用いていて低温であるので、凝縮器の冷却効率が高くなる。したがって、凝縮器に送風するためのファンは、不要であるか、または小型のファンの装備で良いため、省エネルギー化することができる。また、凝縮器を小型化することができる。
請求項6記載の圧縮空気除湿装置によれば、加熱後の圧縮空気の一部をパージ空気とすることにより、中空糸膜の水分の蒸発が促進されるため、一層露点を低くすることができる。
請求項7記載の圧縮空気除湿装置によれば、パージ空気の流量を除湿後の圧縮空気の露点に基づいて調節することにより、任意の露点の圧縮空気を供給することができる。
請求項8記載の圧縮空気除湿装置によれば、加熱後の圧縮空気の流量に基づいてパージ空気の入気を停止させることにより、除湿した圧縮空気が供給されていない場合に、パージ空気が通流し続けて圧縮空気が無駄に消費されることを防止できるため、省エネルギー化することができる。
請求項9記載の圧縮空気除湿装置によれば、膜式除湿器の中空糸膜の外側が大気に剥き出しに開放され、該凝縮器ファンの作動で凝縮器を通風した外気が中空糸膜に送風される。このため、パージ空気を膜式除湿器に導入する回路やパージ空気を制御する回路を不要とすることができ、簡単な構成の装置とすることができる。また、膜式除湿器内部にパージ空気通路を不要とすることができ、簡単な構成の膜式除湿器を用いることができる。さらに、圧縮空気の一部がパージ空気として消費されないため、この分だけ出力できる圧縮空気量を増加することができる。また、この分の圧縮空気の生成を不要として省エネルギー化することができる。
発明を実施するための好ましい形態
以下、本発明の実施例を詳細に説明するが、本発明の範囲はこれらの実施例に限定されるものではない。
図1は本発明を適用する圧縮空気除湿装置の一実施形態を示すブロック図である。この圧縮空気除湿装置1は、冷却器2、膜式除湿器4、再熱器6、および冷凍サイクル8を備えている。
冷凍サイクル8は、冷媒を圧縮する圧縮機11、冷媒を冷却して液化させる凝縮器12、液化冷媒中の固形異物を除去する冷媒ストレーナ13、冷媒を膨張させるキャピラリチューブ14、冷媒が熱交換して蒸発して冷却される蒸発器15、ホットガスバイパス回路16、および凝縮器ファン17を備えている。この冷凍サイクル8は、圧縮・凝縮・膨張・蒸発の工程で冷媒を循環させる。具体的には、冷凍サイクル8は、配管接続された、圧縮機11、凝縮器12、冷媒ストレーナ13、キャピラリチューブ14、および蒸発器15をこの順番で冷媒が通過して、圧縮機11に循環させる。蒸発器15は、後述する冷却器2の内部に配されている。凝縮器ファン17は、凝縮器12に外気を通風して凝縮器12を冷却する。
ホットガスバイパス回路16は、圧縮機11の冷媒吐出側(出力側)の冷媒流路と、キャピラリチューブ14から蒸発器15までの間の冷媒流路とをバイパスさせる。このホットガスバイパス回路16には、バイパス路を開閉するバイパス用電磁弁18が付されて、冷凍サイクル8の負荷が無いときに、制御部(非図示)の制御でバイパス用電磁弁18が開かれる。これにより、ホットガスバイパス回路16は、圧縮機11の圧縮で高温・高圧になった冷媒を蒸発器15に流し込んで、冷媒の温度を高く保つことで、冷媒の過度の温度低下を防止して、冷却器2内のドレン水の凍結を防止する。
冷却器2には、湿った圧縮空気を入気する入気口21、および、除湿した圧縮空気を出力する出力口23が形成されると共に、内部に蒸発器15が配され、外部にオートドレントラップ22が装着されている。冷却器2の内部には、蒸発器15の放熱フィンとして機能すると共に、蒸発器15の周囲に圧縮空気を通流させる空気路が入気口21から出力口23まで形成されている。
入気口21は、図外の空気圧縮機に接続されている。オートドレントラップ22は、冷却器2内で結露して発生したドレン水を自動的に排出する。
冷却器2の出力口23は、空気管路で膜式除湿器4の入気口に接続され、膜式除湿器4の出力口は、空気管路で再熱器6に接続されている。再熱器6の出力には、圧縮空気を動力源とする機器(非図示)が空気管路で接続されている。
図2に膜式除湿器4の断面図を示す。同図に示すように、膜式除湿器4には、圧縮空気を導入する入気口30、除湿されて乾燥した圧縮空気を出力する出力口31、パージ空気を入気するパージ空気入気口32、パージ空気が通流するパージ空気通路33、パージ空気が排気されるパージ空気排気口34が形成されている。また、膜式除湿器4の内部には、圧縮空気がその内側を通流してパージ空気がその外側を通流する水蒸気透過性の複数の中空糸膜35,35,35・・・が配置されている。
パージ空気は、図3に示すように、冷却器2および膜式除湿器4(中空糸膜35)を通流した圧縮空気の一部が、再熱器6に至る前にパージ空気導入管38で分岐されて膜式除湿器4のパージ空気入気口32に還流されている。なお、図3では、膜式除湿器4の排気後の圧縮空気を分岐しているが、中空糸膜35,35,35・・・を通流後の圧縮空気の一部を膜式除湿器4内部で直接パージ空気入気口32に還流させる構造としてもよい。また、パージ空気導入管38、またはパージ空気導入口32にパージ空気の通量を制限するオリフィスを配してもよい。このように、中空糸膜を通流して加熱前の圧縮空気の一部をパージ空気とすることにより、短く簡単なパージ空気導入管38、または膜式除湿器4内部に形成する空気通路でパージ空気入気口32にパージ空気を導入することができる。
再熱器6は、図1に示すように、冷凍サイクル8の圧縮機11から凝縮器12までの冷媒流路に配されている。この再熱器6は、内部に冷媒流路を有し、この内部の冷媒流路の周囲を圧縮空気が通流して冷媒と圧縮空気とが熱交換可能に構成されている。この場合、冷却器に入気する圧縮空気と熱交換する従来の再熱器と比較して、圧縮空気路よりも冷媒流路のほうが細いため、再熱器6を小さくすることができる。この再熱器6内部の冷媒流路には、熱交換の効率を良くするために、冷媒流路の周囲にフィンが設けられていてもよい。
次に、この圧縮空気除湿装置1の動作について図1から図3を参照して説明する。
冷凍サイクル8が作動することで、圧縮機11が冷媒を圧縮して高温・高圧の冷媒を吐出する。この高温・高圧の冷媒は、再熱器6の内部の冷媒流路を通過して凝縮器12に至る。凝縮器ファン17の送風によって凝縮器12が冷却されて、凝縮器12内の冷媒が冷却され液化する。液化した冷媒は、冷媒ストレーナ13で異物が除去され、キャピラリチューブ14に送られて膨張される。膨張した低圧の冷媒は、蒸発器15で蒸発して気体になり、圧縮機11に還流する。
図外の空気圧縮機から圧送される圧縮空気は、冷却器2の内部で蒸発器15と熱交換されて、一例として約10℃に冷却される。冷却された圧縮空気中の水分は、その大部分が結露して、ドレン水としてオートドレントラップ22から排出される。冷却器2の出力口23からは、露点10℃(圧力下)で温度10℃の圧縮空気が出力される。つまり、飽和水蒸気量の水蒸気を含む相対湿度の高い(100%に近い)圧縮空気が出力される。このように、出力口23からは、常に同じ条件の、低温で相対湿度の高い圧縮空気が出力される。
この相対湿度の高い圧縮空気は、膜式除湿器4の入気口30から入気して、中空糸膜35,35,35・・・の内側を通流する。圧縮空気中の水分は、通流する際に中空糸膜35の内側から外側に透過する。これにより、中空糸膜35を通流する圧縮空気は除湿される。中空糸膜35では、通流する圧縮空気の相対湿度が高いため、水蒸気の透過効率がよい。このため、除湿効率が高い。中空糸膜35を通流した圧縮空気は、出力口31から出力される。
膜式除湿器4を通流した圧縮空気の一部は、パージ空気導入管38を通流してパージ空気入気口32に入気してパージ空気になる。このパージ空気は、パージ空気通路33を通流する際に、中空糸膜35の外側に透過した水蒸気をパージして、パージ空気排気口34から大気中に排気される。
膜式除湿器4を通流した低温の圧縮空気は、再熱器6を通流する際に高温の冷媒と熱交換して約20℃〜25℃程度まで暖められる。これにより、圧縮空気除湿装置1から室温程度の相対湿度の低い圧縮空気が出力される。
実施例
本発明の圧縮空気除湿装置1によって圧縮空気を除湿した例を以下に記載する。冷却器2および冷凍サイクル8としてオリオン機械株式会社製の冷凍式エアードライヤー:型式RAX3Fを用い、膜式除湿器4としてオリオン機械株式会社製の膜式ドライヤー:型式MD75を用いた。再熱器6は、オリオン機械株式会社製の冷凍式エアードライヤー:型式RAX3Fの再熱器を実験のために加工して用いた。
これらを図1,3に示すように冷却器2、膜式除湿器4、および再熱器6の順で接続した。パージ空気は、図3に示すように、膜式除湿器4から再熱器6までの空気路からパージ空気導入管38で分岐して入気した。
測定条件は、周囲温度25℃、冷却器2に入気する圧縮空気の圧力0.69メガパスカル、冷却器2に入気する圧縮空気の温度25℃、冷却器2に入気する圧縮空気の湿度100%、パージ空気量を40リットル/分〜80リットル/分まで変化させた。パージ空気量は、パージ空気導入管38にオリフィス(非図示)を装着して変化させた。圧縮空気の流量は、再熱器6から出力される圧縮空気量が300リットル/分となるように調整した。
比較例
比較例として、図14に示した従来の圧縮空気除湿装置の構成を用いた。図14に示すように、冷却器2、再熱器6および膜式除湿器4の順で接続した。冷却器2、再熱器6および膜式除湿器4は、上記実施例と同じものを用いた。パージ空気は、膜式除湿器4の出力の一部をパージ空気導入管38で分岐して入気した。測定条件は、上記実施例と同様に測定した。この場合、圧縮空気の流量は、膜式除湿器4から出力される圧縮空気がパージ空気を除いて300リットル/分となるように調整した。
実施例および比較例の構成で圧縮空気の除湿を行った場合の圧縮空気の露点を図13に示す。それぞれ、圧縮空気除湿装置から出力される圧縮空気の露点を大気圧露点に換算して表示している。
パージ空気量を40リットル/分としたときに、実施例では露点−31℃、比較例では露点−27℃となった。パージ空気量を60リットル/分としたときに、実施例では露点−34℃、比較例では露点−28℃となった。パージ空気量を80リットル/分としたときに、実施例では露点−36℃、比較例では露点−28℃となった。いずれの条件であっても、実施例のほうが低い露点まで除湿することができた。また、従来の構成では、パージ空気量を60リットル/分から80リットル/分まで増加させても露点は変化しないが、実施例では、露点が下がっている。これは、従来例では、圧縮空気の相対湿度の低さによって中空糸膜を透過する水蒸気量が一定の限界値まで達しているものと考察できる。しかし、実施例では、圧縮空気の相対湿度が高いため、中空糸膜を透過する水蒸気量は限界値まで達してなく、パージ空気量をさらに増加させれば一層低い露点まで除湿可能であると考察できる。
次に、本発明に係る圧縮空気除湿装置の別の実施形態について説明する。
図4は本発明を適用する圧縮空気除湿装置の別の実施形態を示すブロック図である。なお、すでに説明した構成については、同じ符号を付して、以下説明を省略する。
図4に示す圧縮空気除湿装置1aでは、圧縮機11から凝縮器12aまでの冷媒流路に再熱器6aを配置する構成ではなく、再熱器6aの内部に凝縮器12aが配されている点で圧縮空気除湿装置1の構成と異なっている。また、凝縮器ファン17を装備していない。再熱器6aの内部には、凝縮器12aが配されると共に、凝縮器12aの周囲を圧縮空気が通流するような空気路が凝縮器12aのフィンで形成されている。凝縮器12aの放熱で低温の圧縮空気が室内温度程度に加熱される。凝縮器6aは、低温の圧縮空気が周囲を通流することにより、効率良く冷媒を冷却することができる。したがって、凝縮器6aに送風するための凝縮器ファン17は、不要になるか、または必要であったとしても小型のファンの装備で良いため、省エネルギー化することができる。また、凝縮器6aは、冷却効率が高くなるため小型化できる。
パージ空気は、図3に示すように、膜式除湿器4を通流した圧縮空気の一部が再熱器6aに至る前にパージ空気導入管38で分岐されてパージ空気入気口32に還流されている。なお、凝縮器12aでの冷媒の冷却、および再熱器6aでの圧縮空気の過熱の程度により、凝縮器12aすべてを再熱器6aの内部に配置せずに一部を再熱器6aの内部に配する構成としてもよい。
次に、本発明を適用する圧縮空気除湿装置のさらに別の実施形態について説明する。図5に示す圧縮空気除湿装置1bでは、冷却器2、膜式除湿器4、および再熱器6の順で圧縮空気が通流し、再熱器6を通流した圧縮空気の一部がパージ空気導入管38aでパージ空気として膜式除湿器4のパージ空気入気口32に還流されている。パージ空気導入管38をパージ空気導入管38aに換えた構成が圧縮空気除湿装置1の構成と異なっている。再熱器6で加熱後の温かい圧縮空気をパージ空気とすることにより、中空糸膜の水分の蒸発が促進されるため、一層露点を低くすることができる。再熱器6を再熱器6aに換えた圧縮空気除湿装置1cでも同様である。
次に、本発明に係る圧縮空気除湿装置のさらに別の実施形態について説明する。
図6に示す圧縮空気除湿装置1dは、図3を用いて説明した圧縮空気除湿装置1の構成に、流量調節部40、露点検知部41、制御部42および露点設定部43を追加して構成されている。
流量調節部40は、パージ空気導入管38に付された調節弁で、パージ空気の流量を制御部42からの制御で複数段階、または無段階に調節する。露点検知部41は、再熱器6を通流した圧縮空気の露点を検知して制御部42に出力する。制御部42は、露点検知部41の検知した露点に基づいて、予め設定された目標露点になるように流量調節部40を制御してパージ空気の流量を調節する。露点設定部43は、操作者によって操作されて制御部42に目標露点を設定する。
膜式除湿器4は、パージ空気の流量を調節することで露点を調節できる。このため、パージ空気の流量を除湿後の圧縮空気の露点に基づいて調節することにより、任意の露点の圧縮空気を供給することができる。また、パージ空気量を固定値とするよりもパージ空気が無駄に消費されず、省エネルギーになる。再熱器6を再熱器6aに換えた圧縮空気除湿装置1eでも同様である。
また、図6に点線で示したように、パージ空気導入管38をパージ空気導入管38aに換えて、パージ空気導入管38aに流量調節部40を付した構成とすることもできる。この場合も、再熱器6で構成した圧縮空気除湿装置1f、および再熱器6aで構成した圧縮空気除湿装置1gは、パージ空気の流量を除湿後の圧縮空気の露点に基づいて調節することにより、任意の露点の圧縮空気を安定して供給することができる。
次に、本発明に係る圧縮空気除湿装置のさらに別の実施形態について説明する。
図7に示す圧縮空気除湿装置1hは、図3を用いて説明した圧縮空気除湿装置1の構成に、パージ空気用電磁弁44、流量検知部45、および制御部42aを追加して構成されている。
パージ空気用電磁弁44は、パージ空気導入管38に付された電磁弁で、制御部42aから制御されて弁の開/閉でパージ空気を入気/停止する。流量検知部45は、再熱器6の下流に配されて圧縮空気の流量を検知して制御部42aに出力する。制御部42aは、流量検知部45の検知に基づいてパージ空気用電磁弁44を制御する。
再熱器6から下流に圧縮空気が供給されていない場合であっても、膜式除湿器4のパージ空気排気口34が大気中に開放されていることから、パージ空気が大気中に放出されて、圧縮空気が消費され続けてしまう。このため、制御部42aは、流量検知部45の検知により圧縮空気の流量を無しと判別したときにパージ空気用電磁弁44を制御して弁を閉じる。パージ空気用電磁弁44を閉じることで、除湿した圧縮空気が供給されていない場合に、パージ空気が通流し続けて圧縮空気が消費されることが防止されるため、省エネルギー化することができる。
制御部42aは、流量検知部45の検知により圧縮空気の流量を有りと判別したときにパージ空気用電磁弁44を制御して弁を開く。再熱器6を再熱器6aに換えた圧縮空気除湿装置1iでも同様である。
また、図7に点線で示したように、パージ空気導入管38をパージ空気導入管38aに換えて、パージ空気導入管38aにパージ空気用電磁弁44を付した構成とすることもできる。この場合も、再熱器6で構成した圧縮空気除湿装置1j、および再熱器6aで構成した圧縮空気除湿装置1kは、圧縮空気が無駄に消費されることが防止されるため、省エネルギー化することができる。
図8に示す圧縮空気除湿装置1mは、図6,7を用いて説明した圧縮空気除湿装置1dおよび圧縮空気除湿装置1hのそれぞれ異なる構成を備えている。つまり、圧縮空気除湿装置1の構成に流量調節部40、露点検知部41、露点設定部43、流量検知部45、および制御部42bを備えて構成されている。この場合、流量調節部40は、パージ空気用電磁弁44を兼用し、制御部42bからの制御によって弁の開度を全閉から全開まで複数段階、または無段階に調整する。制御部42bは、制御部42および制御部42aの機能を備えている。
制御部42bは、再熱器6の下流に配された露点検知部41および流量検知部45の検知に基づいて、圧縮空気の流量がない場合には、流量調節部40を閉じてパージ空気の通流を停止させる。また、圧縮空気の流量がある場合には、制御部42bは、露点が目標露点になるように流量調節部40を制御してパージ空気の流量を制御する。このようにすることで、任意の露点の圧縮空気を安定して供給することができると共に、パージ空気が通流し続けて圧縮空気が消費されることが防止されるため、省エネルギー化することができる。再熱器6を再熱器6aに換えた圧縮空気除湿装置1nでも同様である。
また、図8に点線で示したように、パージ空気導入管38をパージ空気導入管38aに換えて、パージ空気導入管38aにパージ空気用電磁弁44を兼用する流量調節部40を付した構成とすることもできる。
次に、本発明に係る圧縮空気除湿装置のさらに別の実施形態について説明する。
図9に示す圧縮空気除湿装置1qは、上記した再熱器6およびパージ空気導入管38を備えた圧縮空気除湿装置1の構成に導風器37を追加して構成されている。
導風器37は、膜式除湿器4のパージ空気排気口34に接続されて、パージ空気排気口34から排気されるパージ空気を凝縮器12まで導く管路と、凝縮器12にパージ空気が通風するように凝縮器12の大きさに傘状に広がったフードとで構成されている。パージ空気排気口34から排気されたパージ空気は、この導風器37を通って、凝縮器12に当たるように導かれる。パージ空気は過熱前の低温の圧縮空気を用いているので、凝縮器12の冷却効率が高くなる。したがって、凝縮器12に送風するための凝縮器ファン17は、不要であるか、または小型のファンの装備でよくなるため、省エネルギー化することができる。また、凝縮器12は、冷却効率が高くなるため小型化できる。
圧縮空気除湿装置1d,1h,1mでも同様に導風器37を備えて、凝縮器12の冷却効率を高くすることができる。
なお、導風器37は、パージ空気排気口34から凝縮器12までの空気管路だけで構成することもできる。また、パージ空気排気口34と凝縮器12とを近接して配置することで導風器37を接続せずに、パージ空気排気口34から直接に排気したパージ空気を凝縮器12に当てる構成とすることもできる。この際、パージ空気排気口34に導風器37としてルーバーを装着して、排気したパージ空気が凝縮器12の方向に流れるように方向付けられるようにしてもよい。
次に、本発明に係る圧縮空気除湿装置のさらに別の実施形態について説明する。
図10に示す圧縮空気除湿装置1rは、上記した圧縮空気除湿装置1の膜式除湿器4に換えて、図11に示す膜式除湿器4aを備えている。また、圧縮空気除湿装置1rでは、圧縮空気除湿装置1に備えられていたパージ空気導入管38を備えていない。また、圧縮空気除湿装置1rでは、図10に示すように、凝縮器ファン17の作動で凝縮器12を通風した外気が、さらに膜式除湿器4aの中空糸膜35にも送風される位置に膜式除湿器4aが配置されている。これらの構成が圧縮空気除湿装置1と異なっている。
なお、凝縮器ファン17は、凝縮器12に向けて外気を吹き出す位置に配置されていても良いし、また、図10に点線で示す凝縮器ファン17のように、凝縮器12に外気を吸い込む位置に配置されていてもよい。
図11に膜式除湿器4aの断面図を示す。同図に示すように、膜式除湿器4aには、圧縮空気を導入する入気口30、除湿された圧縮空気を出力する出力口31が形成されている。また、膜式除湿器4aには、入気口30から入気した圧縮空気がその内側を通流する水蒸気透過性の複数の中空糸膜35,35,35・・・が配置されている。この中空糸膜35を通流した圧縮空気が出力口31から出力される。
中空糸膜35は、入気口30側から出力口31側まで真っ直ぐに伸びるように、その両端部が固定され、両端部以外の中間部分はその外側が大気に剥き出しに開放されて配置されている。複数の中空糸膜35,35,35・・・は、各々が密着せずに外気が通流できる一定の間隔を保って固定されている。
膜式除湿器4a本体の入気口30側と出力口31側とは、図示しないが支持体で接続支持されている。
この圧縮空気除湿装置1rでは、凝縮器ファン17の作動で凝縮器12を通風した外気が、膜式除湿器4aにも送風される。膜式除湿器4aに送風された外気は、中空糸膜35,35,35・・・の外側を通流する。この外気の通流によって中空糸膜35の内側から外側に透過した水蒸気がパージされ、圧縮空気が除湿される。なお、膜式除湿器4aでは、凝縮器12を通流した後に中空糸膜35の外側を通流する外気が、本発明におけるパージ空気に相当する。
この圧縮空気除湿装置1rでは、膜式除湿器4aのパージ空気に凝縮器ファン17で送風された外気を使用しているため、前記した、パージ空気を導入するための空気管路38,38a、パージ空気を停止するパージ空気用電磁弁44や、パージ空量を可変する流量調整部40、この弁を制御する制御部42,42a,42b、または、圧縮空気の状態を検知する露点検知部41や流量検知部45などのパージ空気回路を不要とすることができる。このため、簡単な構成の装置とすることができる。また、膜式除湿器4aでは、膜式除湿器4に形成されていたパージ空気通路33が不要である。このため、簡単な構成の膜式除湿器を用いることができる。さらに、圧縮空気除湿装置1〜1qと比較して、圧縮空気の一部がパージ空気として消費されないため、この分だけ出力できる圧縮空気量を増加することができる。また、この分の圧縮空気の生成を不要として省エネルギー化することができる。
なお、圧縮空気除湿装置1rの膜式除湿器4aに換えて、図12に示す膜式除湿器4bを用いることもできる。膜式除湿器4bは、膜式除湿器4aと形状が異なっているが膜式除湿器4aと同様に機能する。
膜式除湿器4bは、同図に示すように、入気口30と出力口31とが背中合わせに近接して形成されている。中空糸膜35は、U字型に曲げられて、入気口30側と出力口31側とに各端部が固定され、両端部以外の中間部分はその外側が大気に剥き出しに開放されている。複数の中空糸膜35,35,35・・・は、互いに密着せずに外気が通流できる一定の間隔を保って固定されている。この場合、U字管の内側に配置されるほど全長の短い中空糸膜35としてもよく、または全て同じ全長の中空糸膜35としてもよい。この膜式除湿器4bでは、膜式除湿器4aと同様に、凝縮器ファン17の作動で凝縮器12を通流した外気が、中空糸膜35,35,35・・・の外側を通流する。この外気の通流によって中空糸膜35の内側から外側に透過した水蒸気がパージされ、圧縮空気が除湿される。
これらのように、本発明を適用した圧縮空気除湿装置1〜1rによれば、冷却器2で圧縮空気を冷却して水分を結露させて圧縮空気を除湿し、再熱器6(6a)で圧縮空気を加熱する前に、冷却されたままの相対湿度の高い状態で圧縮空気を膜式除湿器4の中空糸膜35に通流させる。このため、中空糸膜35の水蒸気の透過効率が良いことから、膜式除湿器4の除湿効率が高くなり、従来の圧縮空気除湿装置よりも一層低い、例えば吸着式除湿装置でないと得られないような大気圧露点−40℃に近い露点まで除湿することができる。また、吸着式除湿装置では、消耗品の交換が必要であるが、本発明を適用した圧縮空気除湿装置では、消耗品がないため交換する必要が無い。また、膜式除湿器4に入気する圧縮空気の露点および温度が一定のため、膜式除湿器4から出力される圧縮空気の露点も安定する。このため、安定した露点の圧縮空気を供給することができる。
本発明を適用する圧縮空気除湿装置の一実施例を示すブロック図である。 本発明を適用する圧縮空気除湿装置に備えられた膜式除湿器の断面図である。 本発明を適用する圧縮空気除湿装置の発明の要部を示すブロック図である。 本発明を適用する圧縮空気除湿装置の別の実施例を示すブロック図である。 本発明を適用する圧縮空気除湿装置のさらに別の実施例の要部を示すブロック図である。 本発明を適用する圧縮空気除湿装置のさらに別の実施例の要部を示すブロック図である。 本発明を適用する圧縮空気除湿装置のさらに別の実施例の要部を示すブロック図である。 本発明を適用する圧縮空気除湿装置のさらに別の実施例の要部を示すブロック図である。 本発明を適用する圧縮空気除湿装置のさらに別の実施例の要部を示すブロック図である。 本発明を適用する圧縮空気除湿装置の別の実施例を示すブロック図である。 本発明を適用する圧縮空気除湿装置に備えられた別の膜式除湿器の断面図である。 本発明を適用する圧縮空気除湿装置に備えられた別の膜式除湿器の断面図である。 実施例および比較例の構成で測定した圧縮空気の露点の結果を示すグラフ図である。 従来の圧縮空気除湿装置を示すブロック図である。
符号の説明
1,1a,1b,1c,1d,1e,1f,1g,1h,1i,1j,1k,1m,1n,1o,1p,1q,1rは圧縮空気除湿装置、2は冷却器、4,4a,4bは膜式除湿器、6,6aは再熱器、8は冷凍サイクル、11は圧縮機、12,12aは凝縮器、13は冷媒ストレーナ、14はキャピラリチューブ、15は蒸発器、16はホットガスバイパス回路、17は凝縮器ファン、18はバイパス用電磁弁、21,30は入気口、22はオートドレントラップ、23,31は出力口、32はパージ空気入気口、33はパージ空気通路、34はパージ空気排気口、35は中空糸膜、37は導風器、38,38aはパージ空気導入管、40は流量調節部、41は露点検知部、42,42a,42bは制御部、43は露点設定部、44はパージ空気用電磁弁、45は流量検知部である。

Claims (9)

  1. 圧縮・凝縮・膨張・蒸発の工程で冷媒を循環させる冷凍サイクルにおける蒸発器を内部に配すると共に該蒸発器の周囲を通流させることで圧縮空気を冷却して水分を結露させて除湿する冷却器と、水蒸気透過性の中空糸膜の内側に圧縮空気を通流させると共に該中空糸膜の外側にパージ空気を通流させて圧縮空気を除湿する膜式除湿器と、通流する圧縮空気を加熱する再熱器とを備え、該冷却器の下流に該膜式除湿器を配すると共に、該膜式除湿器の下流に該再熱器を配して圧縮空気を除湿することを特徴とする圧縮空気除湿装置。
  2. 前記再熱器は、前記冷凍サイクルにおける圧縮機から凝縮器までの間の冷媒流路に配され、内部の該冷媒流路の周囲に圧縮空気を通流させて該冷媒流路の放熱で圧縮空気を加熱することを特徴とする請求項1に記載の圧縮空気除湿装置。
  3. 前記再熱器は、前記冷凍サイクルにおける凝縮器の少なくとも一部を内部に配し、内部の該凝縮器の周囲に圧縮空気を通流させて該凝縮器の放熱で圧縮空気を加熱することを特徴とする請求項1に記載の圧縮空気除湿装置。
  4. 前記膜式除湿器には、前記中空糸膜の外側をパージ空気が通流するパージ空気通路が形成され、該中空糸膜の内側を通流して前記再熱器に至る前の圧縮空気の一部が前記パージ空気として該パージ空気通路に入気されることを特徴とする請求項1に記載の圧縮空気除湿装置。
  5. 前記膜式除湿器の前記パージ空気通路から排気されるパージ空気を、前記冷凍サイクルにおける凝縮器に当てるように導くことを特徴とする請求項4に記載の圧縮空気除湿装置。
  6. 前記膜式除湿器には、前記中空糸膜の外側をパージ空気が通流するパージ空気通路が形成され、前記再熱器を通流した圧縮空気の一部が前記パージ空気として該パージ空気通路に入気されることを特徴とする請求項1に記載の圧縮空気除湿装置。
  7. 前記膜式除湿器に入気する前記パージ空気の流量を外部からの制御で調節する流量調節部と、前記再熱器を通流した圧縮空気の露点を検知する露点検知部と、該露点検知部の検知した露点に基づいて該流量調節部を制御してパージ空気の流量を調節する制御部とを備えていることを特徴とする請求項4または6に記載の圧縮空気除湿装置。
  8. 前記膜式除湿器に入気する前記パージ空気を弁の開/閉で入気/停止させるパージ空気用電磁弁と、前記再熱器の下流に配されて圧縮空気の流量を検知する流量検知部と、該流量検知部の検知に基づいて該パージ空気用電磁弁を制御する制御部とを備えていることを特徴とする請求項4または6に記載の圧縮空気除湿装置。
  9. 前記膜式除湿器には前記中空糸膜の外側が大気に剥き出しに開放されて配置され、前記冷凍サイクルにおける凝縮器に外気を通風して冷却する凝縮器ファンが備えられて、該凝縮器ファンの作動で凝縮器を通風した外気が、該中空糸膜に送風される位置に該膜式除湿器が配置されていることを特徴とする請求項1に記載の圧縮空気除湿装置。
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