JP2009094870A - 監視装置および方法、並びにプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】顔画像による照合精度を向上させる。
【解決手段】顔画像検出部204は、入口カメラ40により撮像された画像より、顔画像を検出する。方向制御部242は、撮像方向を変化させるように入口カメラ40を制御する。ライブラリメモリ342は、顔画像の前記画像上における複数の基準位置を記憶する。基準位置選択部343は、複数の基準位置のうちのいずれかを選択する。移動量計算部205は、検出された顔画像の画像上の位置と、選択された基準位置とに基づいて、入口カメラ40の撮像方向の移動量を計算する。コントローラ43は、移動量計算部205により計算された移動量だけ入口カメラ40の撮像方向を調整させるように方向制御部242に制御させる。本発明は、監視システムに適用することができる。
【選択図】図27

Description

本発明は、監視装置および方法、並びにプログラムに関し、特に、人物の顔画像に基づいて、人物を監視する際、監視に使用される顔画像を適正な状態で撮像できるように容易に調整できるようにした監視装置および方法、並びにプログラムに関する。
カメラにて取得した画像データから人物の顔画像を取得した後に予め登録された人物の顔画像と取得した顔画像との各々の特徴量を抽出して照合する顔画像を用いた人物照合技術が提案されている(特許文献1参照)。
特開2005−227957号公報
ところで、上述した人物認証技術において、設置されたカメラを調整する方法は設置者が調整対象となるカメラの画像をモニタ等の表示手段を使って最適位置を調整し、その後その調整値がずれたり狂ったりした場合は再度同様の調整をしなければならなかった。
しかしながら、この方法においては調整者の主観に頼るところが大きく、定量的な調整値がわからないという不便さがある。また、上記調整者と違う調整者が再調整を行う場合など、その別の調整者の主観に頼り、まったく違う調整が成される可能性があった。
また、カメラ設置後にカメラ位置ずれが発生した場合、本来であれば撮像された画像の中央部に対象となる人物の顔画像が撮像されるべきであるのに、カメラの撮像方向が上下左右にずれるなどして、画像内の端部に顔画像があり、顔画像の検出ができなくなったり、撮影すべき顔を捉えることができず、下半身または足等々のみが撮像されてしまい、顔画像そのものが検出できない状態となる恐れがあった。
このように、カメラの撮像方向を設置当初の状態に戻そうとしても、定量的な基準が無いため完全な状態にまで復帰することができないことがあった。
さらに、監視対象となる人物の動き、例えば、来店客の流れ(動線)の変化があった場合、その動きに合わせて再調整が必要となるが、上記の通りカメラ画像を覗き込みながら行うと、調整の度に撮像方向が一定せず、常に顔画像が検出できる画像が撮像できない恐れがあった。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、顔画像による照合に必要な顔画像を含んだ適切な画像を撮像できるように容易で、かつ、正確にカメラを調整できるようにすることで、顔画像による照合精度を向上させるものである。
本発明の一側面の監視装置は、画像を撮像する撮像手段と、前記撮像手段により撮像された画像より、所定の対象物を検出する検出手段と、撮像方向を変化させるように前記撮像手段を制御する制御手段と、前記所定の対象物の前記画像上における複数の基準位置を記憶する記憶手段と、前記複数の基準位置のうちのいずれかを選択する選択手段と、前記検出手段により検出された前記所定の対象物の前記画像上の位置と、前記選択手段により選択された基準位置とに基づいて、前記撮像手段の撮像方向の移動量を計算する計算手段と、前記計算手段により計算された移動量だけ前記撮像手段の撮像方向を調整させるように前記制御手段に制御させる調整手段とを含む。
前記検出手段には、前記撮像手段により撮像された画像より、前記ダミー人形の顔画像を前記所定の対象物として検出させるようにすることができる。
前記基準位置は、適正な撮像方向に向けられた前記撮像手段により撮像された画像内の照合対象者となる人物の位置に設けられたダミー人形の顔画像の位置とすることができる。
前記検出手段には、前記撮像手段により撮像された画像より、前記所定のマーカを、前記所定の対象物として検出させるようにすることができる。
前記基準位置は、適正な撮像方向に向けられた前記撮像手段により撮像された画像内の前記マーカの位置とすることができる。
前記蓄積者の顔画像を蓄積者データベースに蓄積する蓄積手段と、前記撮像手段により撮像された画像より検出される照合対象者の顔画像を取得し、取得された照合対象者の顔画像と、前記蓄積手段に蓄積された蓄積者の顔画像との類似度を計算して、照合し、照合結果である類似度と所定の閾値との比較により、前記照合対象者の顔画像が前記蓄積者の顔画像であるか否かを判定し、前記照合対象者の顔画像が前記蓄積者の顔画像であると判定された場合、前記照合対象者が前記蓄積者であることを通知する照合手段とをさらに含ませるようにすることができる。
前記記憶手段には、前記所定の対象物の前記画像上における複数の基準位置を、前記基準位置を設定した日付に対応付けて記憶させ、前記選択手段には、前記複数の基準位置のうち、営業日の日付に対応する基準位置を選択させるようにすることができる。
前記記憶手段に記憶された前記所定の対象物の前記画像上における複数の基準位置の指定を受け付ける受付手段をさらに含ませるようにすることができ、前記選択手段には、前記複数の基準位置のうち、前記受付手段により受け付けられた指定の基準位置を選択させるようにすることができる。
本発明の一側面の監視方法は、画像を撮像する撮像手段を含む監視装置の監視方法であって、前記撮像手段により撮像された画像より、所定の対象物を検出する検出ステップと、撮像方向を変化させるように前記撮像手段を制御する制御ステップと、前記所定の対象物の前記画像上における複数の基準位置を記憶する記憶ステップと、前記複数の基準位置のうちのいずれかを選択する選択ステップと、前記検出手段により検出された前記所定の対象物の前記画像上の位置と、前記選択ステップの処理で選択された基準位置とに基づいて、前記撮像手段の撮像方向の移動量を計算する計算ステップと、前記計算ステップの処理により計算された移動量だけ前記撮像手段の撮像方向を調整させるように前記制御ステップの処理で制御させる調整ステップとを含む。
本発明の一側面のプログラムは、画像を撮像する撮像手段を含む監視装置を制御するコンピュータに、前記撮像手段により撮像された画像より、所定の対象物を検出する検出ステップと、撮像方向を変化させるように前記撮像手段を制御する制御ステップと、前記所定の対象物の前記画像上における複数の基準位置を記憶する記憶ステップと、前記複数の基準位置のうちのいずれかを選択する選択ステップと、前記検出手段により検出された前記所定の対象物の前記画像上の位置と、前記選択ステップの処理で選択された基準位置とに基づいて、前記撮像手段の撮像方向の移動量を計算する計算ステップと、前記計算ステップの処理により計算された移動量だけ前記撮像手段の撮像方向を調整させるように前記制御ステップの処理で制御させる調整ステップとを含む処理を実行させる。
本発明の一側面の監視装置および方法、並びにプログラムにおいては、画像が撮像され、撮像された画像より、所定の対象物が検出され、撮像方向が変化されるように制御され、前記所定の対象物の前記画像上における複数の基準位置が記憶され、前記複数の基準位置のうちのいずれかが選択され、検出された前記所定の対象物の前記画像上の位置と、選択された基準位置とに基づいて、撮像方向の移動量が計算され、計算された移動量だけ撮像方向が調整されるように制御される。
すなわち、本発明の一側面の監視装置における、画像を撮像する撮像手段とは、例えば、入口カメラであり、前記撮像手段により撮像された画像より、所定の対象物を検出する検出手段とは、例えば、顔画像検出部であり、撮像方向を変化させるように前記撮像手段を制御する制御手段とは、例えば、方向制御部であり、前記所定の対象物の前記画像上における複数の基準位置を記憶する記憶手段とは、例えば、ライブラリメモリであり、前記複数の基準位置のうちのいずれかを選択する選択手段とは、例えば、基準位置選択部であり、前記検出手段により検出された前記所定の対象物の前記画像上の位置と、前記選択手段により選択された基準位置とに基づいて、前記撮像手段の撮像方向の移動量を計算する計算手段とは、例えば、移動量計算部であり、前記計算手段により計算された移動量だけ前記撮像手段の撮像方向を調整させるように前記制御手段に制御させる調整手段とは、例えば、コントローラである。
すなわち、予め適正な照合対象者の位置に設定されたダミー人形の顔画像の複数の基準位置のいつのいずれかが選択されて、入口カメラにより撮像された画像における所定の対象物である照合対象者の顔画像の位置と、選択された基準位置とに基づいて、カメラの撮像方向の移動量が計算され、計算された移動量に基づいて、入口カメラの撮像方向が制御されることにより、入口カメラにより撮像される撮像方向が順次切り替えられても、選択された基準位置に対応する画像内の位置に顔画像が、適正に含まれるように調整されることになるので、照合対象者の顔画像を、蓄積された蓄積者の顔画像との照合に適した顔画像とすることが可能となり、結果として、顔画像による照合精度を向上させることが可能となる。
本発明によれば、照合に必要とされる顔画像を含んだ画像を適切に撮像できるように、容易で、かつ、正確に調整することが可能となり、顔画像による照合精度を向上させることが可能となる。
以下に本発明の実施の形態を説明するが、本発明の構成要件と、発明の詳細な説明に記載の実施の形態との対応関係を例示すると、次のようになる。この記載は、本発明をサポートする実施の形態が、発明の詳細な説明に記載されていることを確認するためのものである。従って、発明の詳細な説明中には記載されているが、本発明の構成要件に対応する実施の形態として、ここには記載されていない実施の形態があったとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件に対応するものではないことを意味するものではない。逆に、実施の形態が構成要件に対応するものとしてここに記載されていたとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件以外の構成要件には対応しないものであることを意味するものでもない。
すなわち、本発明の一側面の監視装置は、画像を撮像する撮像手段(例えば、図27の入口カメラ40)と、前記撮像手段により撮像された画像より、所定の対象物を検出する検出手段(例えば、図27の顔画像検出部204)と、撮像方向を変化させるように前記撮像手段を制御する制御手段(例えば、図27の方向制御部242)と、前記所定の対象物の前記画像上における複数の基準位置を記憶する記憶手段(例えば、図27のライブラリメモリ342)と、前記複数の基準位置のうちのいずれかを選択する選択手段(例えば、図27の基準位置選択部343)と、前記検出手段により検出された前記所定の対象物の前記画像上の位置と、前記選択手段により選択された基準位置とに基づいて、前記撮像手段の撮像方向の移動量を計算する計算手段(例えば、図27の移動量計算部205)と、前記計算手段により計算された移動量だけ前記撮像手段の撮像方向を調整させるように前記制御手段に制御させる調整手段(例えば、図27のコントローラ43)とを含む。
前記検出手段(例えば、図27の顔画像検出部204)には、前記撮像手段により撮像された画像より、前記ダミー人形の顔画像を前記所定の対象物として検出させるようにすることができる。
前記検出手段(例えば、図15のマーカ検出部301)には、前記撮像手段により撮像された画像より、前記所定のマーカを、前記所定の対象物として検出させるようにすることができる。
前記蓄積者の顔画像を蓄積者データベースに蓄積する蓄積手段(例えば、図1の生体情報DB22)と、前記撮像手段により撮像された画像より検出される照合対象者の顔画像を取得し、取得された照合対象者の顔画像と、前記蓄積手段に蓄積された蓄積者の顔画像との類似度を計算して、照合し、照合結果である類似度と所定の閾値との比較により、前記照合対象者の顔画像が前記蓄積者の顔画像であるか否かを判定し、前記照合対象者の顔画像が前記蓄積者の顔画像であると判定された場合、前記照合対象者が前記蓄積者であることを通知する照合手段(例えば、図1の生体情報認識装置21)とをさらに含ませるようにすることができる。
前記記憶手段(例えば、図27のライブラリメモリ342)には、前記所定の対象物の前記画像上における複数の基準位置を、前記基準位置を設定した日付に対応付けて記憶させ、前記選択手段(例えば、図27の基準位置選択部343)には、前記複数の基準位置のうち、営業日の日付に対応する基準位置を選択させるようにすることができる。
前記記憶手段に記憶された前記所定の対象物の前記画像上における複数の基準位置の指定を受け付ける受付手段(例えば、図27の操作部44a)をさらに含ませるようにすることができ、前記選択手段(例えば、図27の基準位置選択部343)には、前記複数の基準位置のうち、前記受付手段により受け付けられた指定の基準位置を選択させるようにすることができる。
本発明の一側面の監視方法は、画像を撮像する撮像手段を含む監視装置の監視方法であって、前記撮像手段により撮像された画像より、所定の対象物を検出する検出ステップ(例えば、図9のステップS24)と、撮像方向を変化させるように前記撮像手段を制御する制御ステップ(例えば、図9のステップS30)と、前記所定の対象物の前記画像上における複数の基準位置を記憶する記憶ステップ(例えば、図28のステップS160)と、前記複数の基準位置のうちのいずれかを選択する選択ステップ(例えば、図32のステップS196)と、前記検出手段により検出された前記所定の対象物の前記画像上の位置と、前記選択ステップの処理で選択された基準位置とに基づいて、前記撮像手段の撮像方向の移動量を計算する計算ステップ(例えば、図9のステップS23)と、前記計算ステップの処理により計算された移動量だけ前記撮像手段の撮像方向を調整させるように前記制御ステップの処理で制御させる調整ステップとを含む。
図1は、本発明に係る遊技店の監視システムの一実施の形態の構成を示す図である。
遊技店1−1乃至1−nは、いわゆるパチンコ店、パチスロ店、または、カジノ店である。また、これらの遊技店1−1乃至1−nは、系列店舗または生体情報管理センタや第3者遊技店管理センタの加盟店であって、複数の店舗を統括的に管理する必要のある店舗である。各遊技店1−1乃至1−nは、生体情報管理バス6および第3者遊技店管理バス7により接続されており、それらのバスおよびインターネット等に代表される公衆通信回線網8,9を介して、相互にそれぞれ生体情報、および第3者遊技店管理情報を授受している。尚、以降において、遊技店1−1乃至1−nのそれぞれについて、特に区別する必要がない場合、単に、遊技店1と称するものとし、その他の構成についても同様に称するものとする。
生体情報管理バス6は、主に各遊技店1の生体情報認識装置21により管理される生体情報を流通させるための伝送路として機能する。また、第3者遊技店管理バス7は、主に各遊技店1の媒体貸出管理装置27により管理される媒体貸出管理情報を流通させるための伝送路として機能する。
生体情報管理センタ2は、生体情報管理センタを管理運営する事業者により使用されるサーバであり、生体情報管理データベース(以降、DBとも称するものとする)3で管理されている登録遊技者DBを各遊技店1により生成される未登録遊技者DBに基づいて更新すると供に、更新した最新の登録遊技者DBを各遊技店1の生体情報認識装置21に対して配信する。
第3者遊技店管理センタ4は、第3者遊技店管理センタを管理運営する事業者により使用されるサーバであり、第3者遊技店管理データベース(DB)5で管理されている媒体貸出管理情報からなるDBを各遊技店1より供給されてくる情報に基づいて更新すると供に、更新した最新の媒体貸出管理情報を各遊技店1の媒体貸出管理装置27に対して配信する。
生体情報認識装置21は、カメラ38−1乃至38−m、入口カメラ40−1乃至40−p、および店内カメラ41−1乃至41−qにより撮像された画像より画像処理ユニット39−1乃至39−m、および42−1乃至42−(p+q)により抽出されて、生体情報バス31を介して供給されてくる顔画像の情報に基づいて、生体情報データベース22に予め登録されている顔画像と照合し、一致する場合、登録遊技者の来店を携帯端末20に通知したり、CRT(Cathode Ray Tube)またはLCD(Liquid Crystal Display)などからなる表示部23に表示する。また、生体情報データベース22に予め登録されている顔画像と照合し、一致しない場合、生体情報認識装置21は、生体情報管理データベース3にアクセスし、未登録者として未登録遊技者DBに登録する。
画像処理ユニット39と画像処理ユニット42とは、基本的に同様の機能を備えるが、画像処理ユニット42−1乃至42−(p+q)は、さらに、それぞれコントローラ43−1乃至43−(p+q)、および調整管理部44と共に連携して、入口カメラ40−1乃至40−pおよび店内カメラ41−1乃至41−qの撮像方向を調整する。
遊技店管理装置24は、いわゆるホールコンピュータと呼ばれるものであり、遊技店管理情報バス30を介して遊技台36−1乃至36−mの動作を監視している。遊技店管理装置24は、遊技台36の出玉もしくはメダルの払い出しの情報、各遊技台36−1乃至36−mの遊技者の呼び出し情報、またはエラーの発生などの監視状況に応じて、所定の処理を実行し、実行結果をCRTやLCDなどからなる表示部25に表示する。遊技店管理装置24は、計数機35、遊技台36−1乃至36−m、および遊技台周辺端末37−1乃至37−mのそれぞれより供給されてくる情報を、それぞれを識別する識別情報(例えば、遊技台番号)とを対応付けて遊技台管理データベース26により管理する。
媒体貸出管理装置27は、精算販売機33、および貸出機34からの情報に基づいて、貸し出される遊技媒体の媒体貸出管理情報を媒体貸出管理データベース29を用いて管理すると供に、媒体貸出管理データベース29に登録されている媒体貸出管理情報を更新する際、その更新情報を、第3者遊技店管理バス7および公衆通信回線網9を介して第3者遊技店管理センタ4に送る。さらに、媒体貸出管理装置27は、第3者遊技店管理バス7および公衆通信回線網9を介して第3者遊技店管理センタ4により供給されてくる媒体貸出管理情報を取得し、媒体貸出管理データベース29に蓄積させる。
貸出機34は、遊技者が遊技台36で遊技する際、現金やプリペイドカードなどにより所定の金額を受け付けると、金額に応じた個数の遊技媒体を貸し出す。この際、貸出機34は、受け付けた現金やプリペイドカードの残数などの情報と供に、貸し出した遊技媒体の個数の情報を媒体貸出管理装置27に供給する。これにより、媒体貸出管理装置27は、受け付けた現金やプリペイドカードの残数などの情報と供に、貸し出した遊技媒体の個数の情報を媒体貸出管理情報データベース29に登録する。
精算販売機33は、貸球を借りるための度数をつけてプリペイドカードを販売する。このとき、精算販売機33は、販売したプリペイドカードの度数と払いうけた金額とを媒体貸出管理装置27に供給する。また、精算販売機33は、プリペイドカードなどの度数として貸し出した遊技媒体の残数に基づいて現金を精算して払い出す。このとき、精算販売機33は、プリペイドカードの残数と払い戻した現金の金額を媒体貸出管理装置27に供給する。
計数機35は、遊技者が遊技台36により遊技することにより獲得した遊技媒体の数を、計数し、計数結果を磁気カードやレシートなどとして出力する。
遊技台36−1乃至36−mは、遊技者により所定の操作がなされることにより、遊技を実行し、いわゆる小当たりや大当たりに応じて、遊技球、または、メダルを払い出す。
遊技台周辺端末37−1乃至37−mは、各遊技台36−1乃至36−mに対応して設けられている、いわゆる台間機であり、台間球貸機(原理的には、貸出機34と同様のもの)などが設けられている。また、遊技台周辺端末37は、遊技台36を遊技する遊技者の顔画像などの生体情報を取得し、遊技台識別情報(遊技台番号)と共に生体情報認識装置21に送信する。尚、図1においては、生体情報を取得する機能として、遊技者の顔画像を取得するカメラ38−1乃至38−mが設けられている例が示されている。
入口カメラ40−1乃至40−pおよび店内カメラ41−1乃至41−qは、遊技店1の店内における出入口および所定の場所に設置され、撮像した画像をそれぞれ画像処理ユニット42−1乃至42−(p+q)に供給する。
入口カメラ40−1乃至40−pおよび店内カメラ41−1乃至41−qは、例えば、図2で示されるように設定される。図2は、遊技店1内の入口カメラ40−1乃至40−pおよび店内カメラ41−1乃至41−qの設置例を示している。
すなわち、図2においては、出入口112−1乃至112−3が設けられており、入口カメラ40−1乃至40−3は、それぞれの出入口112より入店してくる遊技者を撮像する。また、店内カメラ41−1乃至41−10は、島設備111−1乃至111−5のそれぞれ両面をそれぞれ一列に渡って撮像できる位置に設定されている。島設備111は、両面に遊技台36が設置されており、すなわち、図中の島設備111を上下方向に挟むように設置されている。入口カメラ40および店内カメラ41は、いずれにおいてもパンチルトズーム機能を備えているため、図2で示されるように、店内カメラ41−1乃至41−10が配置されることにより、遊技台36で遊技する全遊技者が、店内カメラ41−1乃至41−10のいずれかで撮像できる。
さらに、店内カメラ41−aは、貸出機34の前に設けられており、店内カメラ41−bは、精算販売機33の前に設けられており、店内カメラ41−cは、計数機35の前に設けられており、それぞれ、貸出機34、精算販売機33、および計数機35を利用する遊技者を撮像することができる。
すなわち、図2で示されるように、遊技店1においては、来店する遊技者、遊技台36で遊技する遊技者、並びに、貸出機34、精算販売機33、および計数機35を利用する遊技者といった、遊技店1において遊技者が取るであろうことが想定される行動のほぼ全てを監視できるように、入口カメラ40、および店内カメラ41が設置されている。
調整管理部44は、キーボードや操作ボタンからなる操作部44a、およびLCD(Liquid Crystal Display)などからなる表示部45を備えており、基準位置の登録処理や入口カメラ40(または店内カメラ41)の調整処理を実行する際、必要な情報を表示部45に表示すると共に、使用者からの要求や決定事項を操作部44aの操作内容に応じて受け付け、画像処理ユニット42に供給する。
次に、図3を参照して、入口カメラ40(または店内カメラ41)、画像処理ユニット42、およびコントローラ43の構成例について説明する。
入口カメラ40(または店内カメラ41)は、撮像部241、方向制御部242、および合焦制御部243を備えており、方向制御部242により制御された方向に対して、合焦制御部243により図示せぬレンズ機構などの合焦位置が調整され、図2で設置された状態で撮像可能な範囲を撮像部241が撮像し、撮像した画像を画像処理ユニット42に供給する。方向制御部242は、コントローラ43より供給されてくる調整量に基づいて、入口カメラ40(または店内カメラ41)の撮像方向(パンチルト)を制御する。
画像処理ユニット42の画像取得部201は、入口カメラ40(または店内カメラ41)により撮像された画像を取得し、顔画像抽出部202、および顔画像検出部204に供給する。顔画像抽出部202は、画像取得部201より供給されてきた画像内に、顔を構成する部位の配置などのパターンにより顔画像からなる矩形画像を抽出して、送信部203、および顔画像検出部204に供給する。
送信部203は、顔画像を生体情報認識装置21に送信する。これにより生体情報認識装置21は、照合対象者の顔画像を取得し、取得された照合対象者の顔画像と、生体情報データベース22に蓄積された蓄積者の顔画像との類似度を計算して、照合し、照合結果である類似度と所定の閾値との比較により、前記照合対象者の顔画像が蓄積者の顔画像であるか否かを判定し、照合対象者の顔画像が蓄積者の顔画像であると判定された場合、照合対象者が蓄積者であることを通知する。
顔画像検出部204は、顔画像抽出部202より顔画像が供給されてきたか否かに基づいて、顔画像の検出の有無を判定し、顔画像を検出した場合、検出結果と共に、検出された顔画像の画像取得部201より供給された画像内の位置を示す特定位置情報を移動量計算部205、登録部206、および調整管理部44に供給する。ここで、特定位置情報とは、検出された顔画像の画像内における位置を特定する情報であり、例えば、検出された顔画像の中央位置の、画像内における座標情報である。
登録部206は、中央判定部206aを備えており、基準位置登録処理において、中央判定部206aを制御して、供給されてきた顔画像の特定位置情報に基づいて、検出された顔画像が画像の中央位置であるか、すなわち、生体情報認識装置21における顔画像を用いた照合処理に適した画像が撮像されているか否かを判定させる。そして、検出された顔画像が画像の中央位置であると判定された場合、登録部206は、顔画像の位置を基準位置としてメモリ207に登録させる。また、登録部206は、モードの切り替えにより、調整管理部44に供給された顔画像と基準位置との情報との関係が表示部45に表示され、この表示画像に基づいて、使用者によりキーボードなどからなる操作部44aが操作されて選択された画像における顔画像の位置情報を基準位置としてメモリ207に登録する。
移動量計算部205は、水平方向移動量計算部205aおよび垂直方向移動量計算部205bを備えており、それぞれを制御して、顔画像検出部204より供給されてきた顔画像の、撮像された画像上の位置情報と、メモリ207に記憶されている基準位置とのずれに基づいて、すなわち、入口カメラ40(または店内カメラ41)のパンおよびチルトの移動量を角度の情報として求め、コントローラ43に供給する。
コントローラ43は、方向移動部221を備えており、移動量の情報に基づいて、方向移動部221を制御して、入口カメラ40(または店内カメラ41)に移動量を調整量として供給し、調整量に応じた動作を指示する。
次に、図4のフローチャートを参照して、図3の画像処理ユニット42による基準位置登録処理について説明する。尚、ここでは、基準位置の設定に際して、遊技店の出入口を撮像する入口カメラ40を用いる場合について説明する。また、この際、出入口における照合対象となる人物の顔画像の撮像位置の基準としてダミー人形を用いる例について説明する。さらに、この処理においては、入口カメラ40は、適正な撮像方向に設定されていることが前提となる。
ステップS1において、画像取得部201は、調整管理部44より基準位置の登録が指示されたか否かを判定し、基準位置の登録が指示されるまで、同様の処理を繰り返す。例えば、操作部44aが使用者により操作されて、基準位置の登録が指示され、対応する信号が調整管理部44より供給されてきた場合、ステップS2において、画像処理ユニット42の画像取得部201は、入口カメラ40の撮像部241により撮像された画像を取得し、顔画像抽出部202および顔画像検出部204に供給する。
ステップS3において、顔画像抽出部202は、供給された画像より遊技者の顔画像を抽出し、送信部203および顔画像検出部204に供給する。より具体的には、顔画像抽出部202は、例えば、撮像された画像の色などから肌が露出した部分であって、目や鼻といった特徴的な部位の配置などから顔画像を抽出して、送信部203および顔画像検出部204に供給する。
ステップS4において、顔画像検出部204は、顔画像抽出部202より顔画像が供給され、顔画像が検出されたか否かを判定する。例えば、顔画像が検出されてきていない場合、ステップS5において、顔画像検出部204は、調整管理部44に対して、顔画像が、入口カメラ40(または店内カメラ41)に撮像されていないことを通知する。この通知に応じて、調整管理部44は、表示部45にダミー人形の位置を調整するように促す画像を表示し、処理は、ステップS2に戻る。したがって、入口カメラ40により撮像される画像内にダミー人形の顔画像が検出されるまで、ステップS2乃至S5の処理が繰り返される。尚、ステップS5の処理においては、必要に応じて、入口カメラ40(または店内カメラ41)の撮像方向を調整するようにしても良い。
そして、ステップS4において、顔画像が検出されると、ステップS6において、顔画像検出部204は、検出できた顔画像の画像内における特定位置情報を登録部206に供給する。登録部206は、中央判定部206aを制御して、特定位置情報が画像内における中央位置であるか否か、より詳細には、中央位置近傍の所定範囲内であるか否かを判定させる。ステップS6において、例えば、中央位置ではないと判定された場合、処理は、ステップS5に進み、ダミー人形の位置を、その顔画像が入口カメラ40において撮像される画像の中央位置となるように調整されるまで、ステップS2乃至S6の処理が繰り返される。
このようなダミー人形の位置の調整によりステップS6において、検出された顔画像が、撮像された画像における中央位置であると判定された場合、ステップS7において、登録部206は、その顔画像が検出された位置を、基準位置としてメモリ207に記憶させ、この処理により、基準位置登録処理が終了する。
すなわち、通常、入口カメラ40は、図5で示されるように、天井Tに対して設置され、照合対象者H1が遊技店の出入口Eを通過し、照合対象者H1’で示される位置において、図6で示されるように、中央位置より顔画像F1が抽出できる画像Pが撮像できることが望ましい。そこで、図7で示されるように、図5における照合対象者H1’に対応する位置にダミー人形D1を配置するように調整するよう促しながら、ステップS2乃至S6の処理を繰り返し、図8で示されるように、ダミー人形D1の顔画像F2が入口カメラ40により撮像された画像の中央位置より検出できる状態となったところで、登録部206が、この顔画像F2の位置を、基準位置としてメモリ207に登録する。
尚、図5は、遊技店1の建物の天井Tに設置された入口カメラ40により、照合対象者H1が、出入口Eより入店した位置の照合対象者H1’を撮像する例を示した図である。図6は、図5において適正な撮像方向に入口カメラ40が設定された場合に撮像する画像Pを示しており、画像Pの中央位置より顔画像F1が抽出できることが示されている。図7は、ダミー人形D1を、遊技店1の建物の天井Tに設置された入口カメラ40により出入口Eより入店した照合対象者H1’に対応する位置に配置し、入口カメラ40により撮像する例を示した図である。図8は、図7において適正な撮像方向に入口カメラ40が設定された場合に撮像する画像Pを示しており、画像Pの中央位置よりダミー人形D1の顔画像F2が抽出されることが示されている。
以上のような処理により、適正な撮像方向に設定された入口カメラ40により撮像される画像内において、照合対象者の顔画像が検出される位置が基準位置としてメモリ207に登録される。
次に、図9のフローチャートを参照して、図3の入口カメラ40の調整処理について説明する。尚、調整処理は、撮像される画像内の顔画像が検出される位置に基づいた基準位置がメモリ207に登録され、かつ、図7を参照して説明した適切な位置にダミー人形が配置されていることが前提となる。
ステップS21において、画像取得部201は、調整管理部44より調整処理が指示されたか否かを判定し、調整処理が指示されるまで、同様の処理を繰り返す。例えば、操作部44aが使用者により操作されて、調整処理が指示され、対応する信号が調整管理部44より供給されてきた場合、ステップS22において、画像処理ユニット42の画像取得部201は、入口カメラ40の撮像部241により撮像された画像を取得し、顔画像抽出部202および顔画像検出部204に供給する。
ステップS23において、顔画像抽出部202は、供給された画像より遊技者の顔画像を抽出し、送信部203および顔画像検出部204に供給する。
ステップS24において、顔画像検出部204は、顔画像抽出部202より顔画像が供給され、顔画像が検出されたか否かを判定する。例えば、顔画像が検出されてきていない場合、ステップS25において、顔画像検出部204は、移動量計算部205に所定方向だけ撮像方向を変更させる所定の移動量をコントローラ43に供給させる。コントローラ43は、方向移動部221を制御して、所定の移動量を調整量として、撮像方向を変更させるように指示するように指令する。方向移動部221は、調整量と共に対応するように撮像方向を変更させるように指示する。これに応じて、入口カメラ40の方向制御部242は、入口カメラ40の撮像方向を調整量に応じた移動量だけ移動させ、処理は、ステップS22に戻る。したがって、ステップS24において、顔画像が検出されるまで、ステップS22乃至S25の処理が繰り返されて、入口カメラ40の撮像方向が、所定の移動量毎に水平方向および垂直方向にパンチルト(移動)され続ける。
すなわち、基準位置登録処理が実行された後、経年変化などにより、入口カメラ40の撮像方向が変化してしまい、例えば、図10で示されるように、撮像方向が向かって右方向に移動(パン)して照合対象者H1’が画像P中の左側で切れていたり、図11で示されるように、入口カメラ40が、図中の矢印で示される下方向に移動(チルト)して、図12で示されるように、照合対象者H1’の下半身部分しか撮像されていないような場合、顔画像が検出されないことになる。このような場合、図11で示される照合対象者H1’と対応する位置にダミー人形D1を配置していても、図10または図12で示される画像Pと同様に、ダミー人形D1の顔画像も検出されないことになる。そこで、上述したように、顔画像が検出されるまで、ステップS22乃至S25の処理が繰り返されことにより、ダミー人形の顔画像が検出できる状態になるまで、入口カメラ40の撮像方向を変化させ続ける。撮像方向の移動は、例えば、水平方向の可動範囲が180°で、垂直方向に180°である場合、今現在の位置から水平方向に10°間隔で180°移動させ、それでも顔画像が検出されないとき、垂直方向に上方向または下方向のいずれかに10°移動させて、再び水平方向に10°間隔で180°移動させるといった処理を繰り返すようにしてもよい。
ステップS24において、顔画像が検出できたと判定された場合、ステップS26において、顔画像検出部204は、画像取得部201より供給されてきた画像と、顔画像抽出部202より供給されてきた顔画像から、入口カメラ40により撮像された画像内における、抽出された顔画像の中心位置を求め、計算結果である顔画像の中心位置の情報を移動量計算部205に供給する。
ステップS27において、移動量計算部205は、顔画像検出部204より供給されてくる顔画像の位置情報と、メモリ207に記憶されている基準位置との情報に基づいて、画像内におけるずれを求め、水平方向移動量計算部205aおよび垂直方向移動量計算部205bを制御して、そのずれの情報からそれぞれ入口カメラの水平方向の移動量(パンの角度)、および、垂直方向の移動量(チルトの角度)を計算させる。より詳細には、画像内の画素単位のずれ幅と水平方向および垂直方向の回転角度との関係は、例えば、水平方向であれば、撮像される画像中の基準位置が、画像内の左端部の位置になるまで右方向に入口カメラ40を回転させた後、基準位置が画像内の右端部の位置になるまで左方向に回転させたときの左回転角度を求め、画像の水平方向の画素数で割ることにより、画素単位での水平方向の回転角度を求めることができるので、この単位画素当たりの回転角度を、画像におけるずれ幅だけ乗じることで、水平方向の移動量を求めることができる。同様にして、垂直方向の画素単位あたりの回転角度を求めることもできる。
例えば、水平方向の単位画素当たりの回転角度がθh/画素であり、垂直方向の単位画素当たりの回転角度がθv/画素である場合、入口カメラ40により撮像される画像が、図13で示される画像Pのとき、ダミー人形D1の顔画像F2は、基準位置から図中左方向にZh画素だけずれている。このとき、水平方向移動量計算部205aは、θh/画素×Zhを求めることにより、水平方向の移動量をθh×Zhとして求める。このとき、垂直方向のずれは0であり、ずれが生じていないことになるので、垂直方向移動量計算部205bは、移動量として0を求める。
同様にして、入口カメラ40により撮像される画像が、図14で示される画像Pのとき、ダミー人形D1の顔画像F2は、基準位置から図中下方向にZv画素だけずれている。このとき、垂直方向移動量計算部205bは、θv/画素×Zvを求めることにより、垂直方向の移動量をθv×Zvとして求める。このとき、水平方向のずれは0であり、ずれが生じていないことになるので、水平方向移動量計算部205aは、移動量として0を求める。
当然のことながら、水平方向、および垂直方向のいずれにもずれがあれば、水平方向移動量計算部205aおよび垂直方向移動量計算部205bは、それぞれに水平方向移動量および垂直方向移動量を計算する。
ステップS28において、移動量計算部205は、水平方向移動量計算部205aおよび垂直方向移動量計算部205bにより計算された水平方向移動量および垂直方向移動量を調整管理部44に供給する。調整管理部44は、計算された水平方向移動量および垂直方向移動量を表示部45に表示する。
ステップS29において、移動量計算部205は、水平方向移動量および垂直方向移動量がいずれも0(ゼロ)であり、移動量が0であったか否かを判定する。ステップS29において、移動量が0(ゼロ)ではないと判定された場合、ステップS30において、移動量計算部205は、移動量を入口カメラ40の撮像方向を調整する調整量としてコントローラ43に供給する。コントローラ43は、方向移動部221を制御して、供給されてくる調整量に基づいて入口カメラ40の撮像方向を調整させるように指示する。方向移動部221は、入口カメラ40に対して調整量と共に、調整量に対応する回転角度だけ調整する指示を供給する。入口カメラ40の方向制御部242は、コントローラ43からの調整量に対応する回転角度だけ、撮像方向を水平方向および垂直方向に回転させることにより調整し、処理は、ステップS22に戻る。
すなわち、ステップS29において、移動量が0(ゼロ)であると判定されるまで、ステップS22乃至S30の処理が繰り返されて、入口カメラ40の撮像方向が調整される。そして、ステップS29において、移動量が0(ゼロ)であると判定された場合、処理は終了する。
以上の処理により、入口カメラ40により撮像される画像の中央位置、すなわち、基準位置より、ダミー人形の顔画像が検出されるように入口カメラ40の撮像方向が調整されるので、照合対象者の顔画像を抽出できる適切な画像を撮像できる撮像方向に、容易で、かつ、正確に調整することが可能となり、結果として、生体情報認識装置21での顔画像による照合処理の照合精度を向上させることが可能となる。
以上においては、ダミー人形を用いて、入口カメラ40により撮像される画像内に顔画像を検出する基準位置を設定し、調整処理において、この基準位置と画像内において検出される顔画像の位置とのずれから、撮像方向を調整する例について説明してきたが、基準位置は、入口カメラ40により撮像される移動しないものであればよいので、ダミー人形でなくても良く、例えば、入口カメラ40において撮像される画像内に存在する出入口に貼り付けたマーカなどを用いて基準位置を設定するようにしても良い。
図15は、入口カメラ40において撮像される画像内に存在する出入口に貼り付けたマーカにより基準位置を設定し、入口カメラ40の撮像方向を調整する画像処理ユニット42の構成例を示している。尚、図15の画像処理ユニット42においては、図3の画像処理ユニット42における構成と同様の構成については、同一の符号を付しており、その説明は適宜省略する。図15における画像処理ユニット42において、図3の画像処理ユニット42と異なるのは、顔画像検出部204、および登録部206に代えて、マーカ検出部301、および登録部302が設けられている点である。また、顔画像抽出部202は、画像取得部201より供給されてきた画像より顔画像を抽出すると、送信部203にのみ供給する。
マーカ検出部301は、画像取得部201より供給されてくる入口カメラ40により撮像された画像内より所定の形状、または、所定の輝度若しくは色などからなるマーカを検出して、検出結果、および、その位置情報とを移動量計算部205、登録部302、および調整管理部44に供給する。このとき、調整管理部44は、対応するマーカの検出位置の情報を表示部45に表示し、いずれのマーカを基準位置として登録するかの選択を操作部44aの操作内容に応じて受け付け、受け付けた内容に応じて、選択されたマーカを示す選択情報を登録部302に供給する。
登録部302は、基準位置登録処理において、マーカ検出部301より供給されてくるマーカの検出結果を取得すると、マーカ選択部302aを制御して、調整管理部44より供給されてくる選択情報を取得させると共に、仮登録部302bを制御して、取得された選択情報に対応するマーカの位置情報を、基準位置として仮登録する。さらに、仮登録された基準位置を登録する指示が供給されてくると、登録部302は、選択されたマーカの位置情報を、基準位置としてメモリ207に登録する。
次に、図16のフローチャートを参照して、図15の画像処理ユニット42による基準位置登録処理について説明する。尚、ここでは、基準位置の設定に際して、遊技店の出入口を撮像する入口カメラ40を用いる場合について説明する。また、この際、出入口における照合対象となる人物の顔画像が検出可能な画像中の基準としてマーカを用いる例について説明する。さらに、この処理においては、入口カメラ40は、適正な撮像方向に設定されていることが前提となる。
ステップS41において、画像取得部201は、調整管理部44より基準位置の登録が指示されたか否かを判定し、基準位置の登録が指示されるまで、同様の処理を繰り返す。例えば、操作部44aが使用者により操作されて、基準位置の登録が指示され、対応する信号が調整管理部44より供給されてきた場合、ステップS42において、画像処理ユニット42の画像取得部201は、入口カメラ40により撮像された画像を取得し、顔画像抽出部202およびマーカ検出部301に供給する。
ステップS43において、マーカ検出部301は、供給された画像より、画像内に映し出される情報からマーカを検出し、検出したマーカの情報を検出結果として調整管理部44、および登録部302に供給する。より具体的には、マーカ検出部301は、例えば、撮像された画像に含まれる形状、輝度、または色などの特徴情報により、マーカを検索し、対応する特徴情報の画像部分をマーカとして検出し、マーカが検出された位置情報を調整管理部44、および登録部302に供給する。
ステップS44において、調整管理部44は、供給されてきたマーカの位置情報に基づいて、マーカの選択を促すような画像を表示部45に表示する。マーカは、入口カメラ40により撮像された画像内で他の被写体と識別できる形状、輝度、または色などを備えたものであれば良く、例えば、図17,図18で示されるように、入口カメラ40により撮像される範囲の出入口Eの扉に貼り付けられるマーカM1−1,M1−2,M2−1,M2−2のようなものである。図18では、マーカM1−1,M1−2,M2−1,M2−2は、略円形状のものであり、左右に開く扉の端部にそれぞれマーカM1−1,M2−1およびM1−2,M2−2が貼り付けられた例が示されている。図18においては、形状によりマーカであると認識できる例について示されているが、例えば、特定の波長の光を発するようにして、マーカとして識別できるようにしても良い。また、図18においては
、左右の扉ごとにマーカM1−1,M2−1およびM1−2,M2−2が表示されているが、図17においては、左右の扉のマーカを区別せず、上下にのみ区別した表記として、マーカM1,M2のみが表示されている。したがって、図17においては、マーカM1は、図18におけるマーカM1−1,M1−2を、マーカM2は、図18におけるマーカM2−1,M2−2を表している。
図18で示されるような画像が撮像された場合、調整管理部44は、表示部45に図18と同様な画像を表示して、マーカとして認識された部位であるマーカM1−1,M1−2,M2−1,M2−2を点滅させるなどして、いずれかを基準位置として選択するように促すコメントなどを表示させる。
ステップS45において、登録部302は、マーカ選択部302aを制御して、調整管理部44よりマーカを選択する情報の有無に基づいて、マーカが選択されたか否かを判定し、選択されるまで、同様の処理を繰り返す。ステップS45において、例えば、操作部44aが操作されて、図18で示されるように、マーカM1−2,M2−2が選択された場合、調整管理部44は、基準位置として選択されたことを示す選択ポインタB1,B2を表示すると共に、選択ポインタB1,B2の位置情報を登録部302に供給する。これにより、マーカ選択部302aは、マーカが選択されたものとみなし、処理は、ステップS46に進む。
ステップS46において、登録部302は、仮登録部302bを制御して、選択されたマーカの位置情報である、選択ポインタB1,B2の位置情報を基準位置として仮登録する(一時的に記憶する)。このとき、調整管理部44は、選択したマーカを基準位置として最終的に決定するか否かを問合せる画面を表示部45に表示する。
ステップS47において、登録部302は、仮登録された選択ポインタが、基準位置として最終的に決定されたか否かを判定する。例えば、操作部44aが操作されて、基準位置として登録しないことを示す情報が入力された場合、調整管理部44は、その旨を登録部302に通知する。この結果、ステップS48において、登録部302は、仮登録部302bを制御して、仮登録していた基準位置を削除し(記憶を消去し)、処理は、ステップS42に戻る。
すなわち、検出されたマーカを表示し、そのいずれかが選択ポインタとして選択されて、仮登録された後、選択ポインタB1,B2が、最終的に基準位置として決定されるまで、ステップS42乃至S48の処理が繰り返される。そして、ステップS48において、操作部44aが操作されて、選択された選択ポインタを基準位置として登録することが指示された場合、ステップS49において、調整管理部44は、その旨を登録部302に通知する。登録部302は、登録の指示に基づいて、仮登録部302bを制御して、仮登録されている選択ポインタの位置情報を基準位置としてメモリ207に登録する。
以上のような処理により、適正な撮像方向に設定された入口カメラ40により撮像される画像内において、照合対象者の顔画像が検出されうるマーカの位置が基準位置としてメモリ207に登録される。
次に、図19のフローチャートを参照して、図15の入口カメラ40の調整処理について説明する。尚、調整処理は、撮像される画像内のマーカが検出される位置に基づいた基準位置がメモリ207に登録され、かつ、図18を参照して説明した適切な位置にマーカが配置されていることが前提となる。また、図19のフローチャートにおいて、ステップS69乃至S72の処理については、図9のフローチャートを参照して説明したステップS27乃至S30の処理と同様であるので、その説明は省略する。
ステップS61において、画像取得部201は、調整管理部44より調整処理が指示されたか否かを判定し、調整処理が指示されるまで、同様の処理を繰り返す。例えば、操作部44aが使用者により操作されて、調整処理が指示され、対応する信号が調整管理部44より供給されてきた場合、ステップS62において、画像処理ユニット42の画像取得部201は、入口カメラ40の撮像部241により撮像された画像を取得し、顔画像抽出部202およびマーカ検出部301に供給する。
ステップS63において、マーカ検出部301は、供給された画像より特徴的な形状、輝度、または、色などの情報に基づいてマーカを検出する。
ステップS64において、マーカ検出部301は、マーカが検出されたか否かを判定する。ステップS64において、例えば、マーカが検出されなかった場合、ステップS65において、マーカ検出部301は、移動量計算部205にその旨を通知する。移動量計算部205は、所定方向だけ撮像方向を変更させる所定の移動量をコントローラ43に供給する。コントローラ43は、方向移動部221を制御して、所定の移動量を調整量として、撮像方向を変更させるように指示するように指令する。方向移動部221は、調整量に対応するように撮像方向を変更させるように指示する。これに応じて、入口カメラ40の方向制御部242は、入口カメラ40の撮像方向を調整量に応じた移動量だけ移動させ、処理は、ステップS62に戻る。したがって、ステップS64において、マーカが検出されるまで、ステップS62乃至S65の処理が繰り返されて、入口カメラ40の撮像方向が、所定の移動量毎に水平方向および垂直方向にパンチルト(移動)され続ける。
ステップS64において、マーカが検出できたと判定された場合、ステップS66において、マーカ検出部301は、マーカが検出できたことを示す判定結果と、マーカとして検出された位置情報を移動量計算部205、および、調整管理部44に供給する。調整管理部44は、このマーカの位置情報に基づいて、撮像された画像と検出されたマーカの情報を表示部45に表示し、基準位置として使用するマーカの選択を促すコメントを表示する。
ステップS67において、調整管理部44は、マーカを選択する情報の有無に基づいて、マーカが選択されたか否かを判定し、選択されるまで、同様の処理を繰り返す。すなわち、例えば、図20で示されるように、経年劣化などにより、入口カメラ40が基準位置を設定した状態から矢印方向に回転し(下向きにチルトし)、入口カメラ40により撮像される画像が、図21で示されるような画像Pである場合、マーカM2−1,M2−2のみが画像内に含まれ、マーカM1−1,M1−2が画像内に含まれないことになる。この状態において、操作部44aが操作されて、例えば、マーカM2−2が基準位置として選択されると、ステップS68において、調整管理部44は、基準位置として選択されたことを示す選択ポインタB2’の画像内における位置を、マーカが検出された位置情報として計算し、計算結果であるマーカの位置情報(マーカの中心位置情報)を移動量計算部205に供給する。
ステップS69において、移動量計算部205は、調整管理部44より供給されてくる画像内のマーカの位置情報と、メモリ207に記憶されている基準位置との情報に基づいて、画像内におけるずれを求め、水平方向移動量計算部205aおよび垂直方向移動量計算部205bを制御して、そのずれの情報からそれぞれ入口カメラの水平方向の移動量(パンの角度)、および、垂直方向の移動量(チルトの角度)を計算させる。
例えば、水平方向の単位画素当たりの回転角度がθh/画素であり、垂直方向の単位画素当たりの回転角度がθv/画素である場合、入口カメラ40により撮像される画像が、図21で示される画像Pのとき、選択されたマーカに対応する選択ポインタB2’は、基準位置である選択ポインタB2から図中上方向にZv’画素だけずれている。このとき、垂直方向移動量計算部205bは、θv/画素×Zv’を求めることにより、垂直方向移動量をθv×Zv’として求める。このとき、水平方向のずれは0であり、ずれが生じていないことになるので、水平方向移動量計算部205aは、水平方向移動量として0を求める。
ステップS70において、移動量計算部205は、水平方向移動量計算部205aおよび垂直方向移動量計算部205bにより計算された水平方向移動量および垂直方向移動量を調整管理部44に供給する。調整管理部44は、計算された水平方向移動量および垂直方向移動量を表示部45に表示する。
ステップS71において、移動量計算部205は、水平方向移動量および垂直方向移動量がいずれも0(ゼロ)であり、移動量が0であったか否かを判定する。ステップS71において、移動量が0(ゼロ)ではないと判定された場合、ステップS72において、移動量計算部205は、移動量を入口カメラ40の撮像方向を調整する調整量としてコントローラ43に供給する。コントローラ43は、方向移動部221を制御して、供給されてくる調整量に基づいて入口カメラ40の撮像方向を調整させるように指示する。方向移動部221は、入口カメラ40に対して調整量と共に、調整量に対応する回転角度だけ調整する指示を供給する。入口カメラ40の方向制御部242は、コントローラ43からの調整量に対応する回転角度だけ、撮像方向を水平方向および垂直方向に回転させることにより調整し、処理は、ステップS62に戻る。
すなわち、ステップS71において、移動量が0(ゼロ)であると判定されるまで、ステップS62乃至S72の処理が繰り返されて、入口カメラ40の撮像方向が調整される。そして、ステップS71において、移動量が0(ゼロ)であると判定された場合、処理は終了する。
以上の処理により、入口カメラ40により照合対象者の顔画像が適正に撮像できる画像内のマーカの位置のうち、選択ポインタとして選択されたマーカの位置を基準位置とすることにより、マーカが基準位置で検出されるように入口カメラ40の撮像方向が調整されるので、照合対象者の顔画像を抽出できる適切な画像を撮像できる撮像方向に容易で、かつ、正確に調整することが可能となり、結果として、生体情報認識装置21での顔画像による照合処理の照合精度を向上させることが可能となる。
以上においては、ダミー人形、またはマーカを人為的に設定し、入口カメラ40により撮像される画像内に顔画像、または、マーカを検出する基準位置を設定し、調整処理において、この基準位置と画像内において検出される顔画像またはマーカの位置とのずれから、撮像方向を調整する例について説明してきたが、基準位置は、入口カメラ40により撮像される移動しないものであればよいので、人為的に設定されるダミー人形やマーカでなくても良く、例えば、入口カメラ40において撮像される画像をエッジ探索処理した画像における特定部分などを、マーカとして用いて基準位置を設定するようにしても良い。
図22は、入口カメラ40において撮像される画像をエッジ探索処理した画像における特定部分をマーカとして用いることにより基準位置を設定し、入口カメラ40の撮像方向を調整する画像処理ユニット42の構成例を示している。尚、図22の画像処理ユニット42においては、図22の画像処理ユニット42における構成と同様の構成については、同一の符号を付しており、その説明は適宜省略する。図22における画像処理ユニット42において、図15の画像処理ユニット42と異なるのは、マーカ検出部301に代えて、マーカ検出部321が設けられている点である。
マーカ検出部321は、エッジ探索部321aを備えており、画像取得部201より供給されてくる画像に対して、エッジ探索部321aを制御して、例えば、ラプラシアンフィルタなどのフィルタ処理によりエッジ探索処理を実行させ、求められたエッジ探索画像である線画における2直線の略垂直交差部分近傍をマーカとして検出する。
次に、図23のフローチャートを参照して、図22の画像処理ユニット42による基準位置登録処理について説明する。尚、ここでは、基準位置の設定に際して、遊技店の出入口を撮像する入口カメラ40を用いる場合について説明する。また、この際、出入口における照合対象となる人物の顔画像が検出可能な画像中の基準としてエッジ探索処理により得られた線画における特定部分として直線略垂直交差部分の近傍範囲をマーカとして用いる例について説明する。さらに、この処理においては、入口カメラ40は、適正な撮像方向に設定されていることが前提となる。また、図23のフローチャートにおけるステップS97乃至S102の処理は、図16のフローチャートを参照して説明したステップS44乃至S49の処理と同様であるので、その説明は省略する。
すなわち、ステップS91において、画像取得部201は、調整管理部44より基準位置の登録が指示されたか否かを判定し、基準位置の登録が指示されるまで、同様の処理を繰り返す。例えば、操作部44aが使用者により操作されて、基準位置の登録が指示され、対応する信号が調整管理部44より供給されてきた場合、ステップS92において、画像処理ユニット42の画像取得部201は、入口カメラ40により撮像された画像を取得し、顔画像抽出部202およびマーカ検出部321に供給する。
ステップS93において、マーカ検出部321は、エッジ探索部321aを制御し、供給されてきた画像を、例えば、ラプラシアンフィルタなどによりエッジ強調処理が可能なフィルタ処理を行ない、エッジ探索画像を生成する。
ステップS94において、マーカ検出部321は、エッジ探索画像からマーカを検出する。より詳細には、マーカ検出部321は、例えば、エッジ探索画像に含まれる2直線の略垂直交差部分の領域をマーカとして検出する。
ステップS95において、マーカ検出部321は、エッジ探索処理された画像に含まれるエッジの略垂直交差部分の近傍範囲をマーカとして検出できたか否かを判定する。そして、ステップS95において、エッジ探索処理された画像よりマーカが検出された場合、ステップS97以降の処理が実行される。
すなわち、例えば、入口カメラ40により、図24で示されるような画像Pが撮像された場合、エッジ探索により画像Pは線画とされることになる。この結果、画像Pにおいては、画像内の扉の合わせ目や、扉に貼り付けられたシールC1,C2の4つの角が、2直線の略垂直交差部分であるので、マーカとして検出されることになる。検出されたマーカのうち、操作部44aが操作されることにより、扉の合わせ目、シールC1の右上の角、およびシールC2の左上の角のマーカが選択されると、図24で示されるように、選択されたマーカが選択ポインタB11−1乃至B11−3として設定され、選択ポインタB11−1乃至B11−3の位置(2直線の略垂直交差部分の位置)が、基準位置としてメモリ207に登録される。
一方、ステップS95において、マーカが検出できない、すなわち、エッジ探索された画像中に略垂直交差部分がなく、マーカとして認識できる領域が検出されなかった場合、ステップS96において、マーカ検出部321は、マーカが検出できなかったことを調整管理部44に通知する。この通知に応じて、調整管理部44は、マーカとして認識できるような物体を人為的に設置するように促す画面を表示部45に表示し、処理は、ステップS92に戻る。すなわち、マーカとして認識できる画像が得られない場合にのみ、エッジ探索された画像中に略垂直交差部分が発生するような部位を備えたマーカを人為的に設定させるように要求する。
以上のような処理により、エッジ探索された線画からなる画像内にマーカとして認識できるような特定部分(上述した2直線の略垂直交差部分など)が見出せるような場合、人為的にダミー人形やマーカを設定することなく、適正な撮像方向に設定された入口カメラ40により撮像される画像内において、照合対象者の顔画像が検出されうる基準位置をメモリ207に登録させるようにすることが可能となる。
次に、図25のフローチャートを参照して、図22の入口カメラ40の調整処理について説明する。尚、調整処理は、撮像される画像がエッジ探索され、エッジ探索処理された画像内のマーカとして認識できる特定部分の位置に基づいた基準位置がメモリ207に登録されていることが前提となる。また、図25のフローチャートにおいて、ステップS123,S124の処理を除いては、図19のフローチャートを参照して説明したステップS61乃至S72の処理と同様であるので、その説明は省略する。
すなわち、図25においては、ステップS123において、マーカ検出部321は、エッジ探索部321aを制御し、供給されてきた画像を、例えば、ラプラシアンフィルタなどによりエッジを強調するフィルタ処理を行ないエッジ探索画像を生成する。
ステップS124において、マーカ検出部321は、エッジ探索処理された画像からマーカを検出する。より詳細には、マーカ検出部321は、例えば、エッジ探索処理された画像に含まれるエッジの2直線の略垂直交差部分の領域をマーカとして検出する。
入口カメラ40により撮像された画像が、例えば、図26で示される画像Pの場合、このようにして得られたマーカのうち、選択ポインタB11’−1乃至B11’−3が選択されると移動量計算部205は、メモリ207に登録されている基準位置との比較により移動量を計算する。
例えば、水平方向の単位画素当たりの回転角度がθh/画素であり、垂直方向の単位画素当たりの回転角度がθv/画素である場合、入口カメラ40により撮像される画像が、図24で示される画像Pのとき、選択ポインタB11’−1に着目すれば、基準位置である選択ポインタB11−1から図中左方向にZh’画素だけずれている(その他の選択ポインタについても同様のずれが生じる)。このとき、水平方向移動量計算部205aは、θh/画素×Zh’を求めることにより、水平方向移動量をθh×Zh’として求める。このとき、垂直方向のずれは0であり、ずれが生じていないことになるので、垂直方向移動量計算部205bは、垂直方向移動量として0を求める。
以上の処理により、エッジ探索された線画からなる画像内にマーカとして認識できるような特定部分が見出せるような場合、人為的にダミー人形やマーカを設定することなく、入口カメラ40により照合対象者の顔画像が適正に撮像できる画像内のマーカの位置のうち、選択ポインタとして選択されたマーカの位置を基準位置とすることにより、マーカが基準位置で検出されるように入口カメラ40の撮像方向が調整されるので、照合対象者の顔画像を抽出できる適切な画像を撮像できる撮像方向に容易で、かつ、正確に調整することが可能となり、結果として、生体情報認識装置21での顔画像による照合処理の照合精度を向上させることが可能となる。
以上においては、メモリ207に基準位置登録処理により1種類の基準位置を登録させる例について説明してきたが、複数の基準位置を登録させ、状況により基準位置を切り替えて調整処理を実行するようにしてもよい。
図27は、複数の基準位置を登録させ、状況により基準位置を切り替えて、入口カメラ40の撮像方向を調整する画像処理ユニット42の構成例を示している。尚、図27の画像処理ユニット42においては、図3の画像処理ユニット42における構成と同様の構成については、同一の符号を付しており、その説明は適宜省略する。図27における画像処理ユニット42において、図2の画像処理ユニット42と異なるのは、登録部206、およびメモリ207に代えて、ライブラリ登録部341、ライブラリメモリ342、基準位置選択部343、および基準位置メモリ344が設けられている点である。
ライブラリ登録部341は、基本的に登録部206と同様の機能であるが、ライブラリメモリ342に複数の基準位置を登録させる。また、ライブラリ登録部341は、中央判定部341a、登録名管理部341b、および重複判定部341cを備えている。中央判定部341aは、中央判定部206aと同様のものである。登録名管理部341bは、複数の基準位置の情報を個別に識別する登録名を生成する。重複判定部341cは、重複する基準位置の有無を判定する。
基準位置選択部343は、動作モードによりライブラリメモリ342に登録されている複数の基準位置を選択的に読み出して、基準位置メモリ344に記憶させる。基準位置選択部343の動作モードは、2種類あり、第1の動作モードは、内蔵するRTC(Real Time Clock)343aで発生される日時の情報に基づいて、ライブラリメモリ342より選択的に基準位置を読み出す動作モードであり、第2の動作モードは、調整管理部44を介して使用者に指定された基準位置をライブラリメモリ342より読み出す動作モードである。
基準位置メモリ344は、基本的にメモリ207と同様の機能を持つが、記憶される基準位置の情報が、基準位置選択部343により読み込まれる基準位置により変化する。
次に、図28のフローチャートを参照して、図27の画像処理ユニット42によるライブラリ基準位置登録処理について説明する。
ステップS151において、ライブラリ登録部341は、中央判定部341aを制御して、基準位置登録処理を実行する。尚、この基準位置登録処理については、図4のフローチャートを参照して説明した処理と同様であるので、その説明は省略するものとする。ただし、ここでは、基準位置の情報のみが設定されたのみであり、ライブラリメモリ342には登録されておらず、一時的にライブラリ登録部341に内蔵された図示せぬメモリに記憶された状態である。
ステップS152において、ライブラリ登録部341は、基準位置をライブラリとしてライブラリメモリ342に登録するか否かを判定する。より具体的には、ライブラリ登録部341は、調整管理部44に対してライブラリとして登録するか否かを使用者に問合せるように要求する。これに応じて、調整管理部44は、登録した基準位置をライブラリ登録するか否かを問合せる画面を表示部45に表示する。
ステップS152において、操作部44aが操作されて、登録された基準位置をライブラリとして登録しないことを示す情報が入力された場合、調整管理部44は、その旨をライブラリ登録部341に通知する。これにより、登録された基準位置が、ライブラリとして登録されないと判定され、処理は、ステップS161に進む。
一方、ステップS152において、操作部44aが操作されて、登録された基準位置をライブラリとして登録することを示す情報が入力された場合、調整管理部44は、登録された基準位置をライブラリとして登録することが要求されていることをライブラリ登録部341に通知する。ライブラリ登録部341は、登録された基準位置がライブラリとしてライブラリメモリ342に登録することが要求されているものとみなし、処理は、ステップS153に進む。
ステップS153において、ライブラリ登録部341は、登録名管理部341bを制御して、基準位置を識別するための登録名を生成させる。登録名は、重複しないように設定する必要があるので、登録名管理部341bは、例えば、日付と時刻などから登録名を生成する。
ステップS154において、ライブラリ登録部341は、登録名管理部341bを制御して、生成された登録名が、ライブラリメモリ342に登録された、その他の基準位置の登録名と重複していないかを判定させる。ステップS154において、重複していると判定された場合、処理は、ステップS153に戻り、再度別の登録名が生成される。
一方、ステップS154において、重複した登録名がないと判定された場合、ステップS155において、ライブラリ登録部341は、ライブラリメモリ342に登録されるライブラリが、新規であるか否かを判定する。
ステップS155において、新規のライブラリであると判定された場合、ステップS156において、ライブラリ登録部341は、新規のライブラリをライブラリメモリ342に登録する。
ステップS157において、ライブラリ登録部341は、ライブラリメモリ342にアクセスし、登録済みのライブラリを選択して読み出す。尚、ステップS155において、ライブラリ登録が新規ではない場合、ステップS156の処理はスキップされる。
ステップS158において、ライブラリ登録部341は、重複判定部341cを制御して、読み出したライブラリ内に、新規に登録しようとする基準位置と同一の基準位置として登録されているものがあるか否かを判定する。
ステップS158において、同一の基準位置として登録されているものがあると判定された場合、ステップS159において、ライブラリ登録部341は、その基準位置の情報が、上書き可能な状態であるか否かを判定する。ステップS159において、上書き可能であると判定された場合、ステップS160において、ライブラリ登録部341は、ステップS151の処理で設定された基準位置の情報を登録名管理部341bにより生成された登録名で、ライブラリメモリ342に登録する。
ステップS161において、ライブラリ登録部341は、調整管理部44に対して別の基準位置を登録するか否かを問合せる。これに応じて、調整管理部44は、別の基準位置を登録するか否かを問合せる画面を表示部45に表示する。ステップS161において、例えば、操作部44aが操作されて、別の基準位置を登録しないことを示す情報が入力された場合、調整管理部44は、その旨をライブラリ登録部341に通知する。この処理により、ライブラリ基準位置登録処理は終了する。
一方、ステップS161において、操作部44aが操作されて、その他の基準位置を登録する要求があることを示す情報が入力された場合、処理は、ステップS151に戻る。
また、ステップS158において、同一の基準位置がない場合、ステップS159の処理は、スキップされる。さらに、ステップS159において、上書きが不可であると判定された場合、ステップS160の処理がスキップされる。
以上のような処理により、例えば、図29で示されるように、WW月WW日に登録された基準位置G1、XX月XX日に登録された基準位置G2、YY月YY日に登録された基準位置G3、ZZ月ZZ日に登録された基準位置G4・・・が順次ライブラリメモリ342に順次登録される。
尚、図27の入口カメラ40の調整処理は、図3のフローチャートを参照して説明した処理と同様であるので、その説明は省略する。ただし、基準位置メモリ344に記憶されている基準位置に応じて、入口カメラ40の調整は変化することになる。そこで、次に、基準位置選択処理について説明する。上述したように、基準位置選択部343の動作は、動作モードにより異なるので、動作モードごとに基準位置選択処理について説明する。
まず、図30のフローチャートを参照して、第1の動作モードである、内蔵するRTC(Real Time Clock)343aで発生される日時の情報に基づいて、ライブラリメモリ342より選択的に基準位置を読み出す動作モードにおける基準位置選択処理について説明する。
ステップS181において、基準位置選択部343は、RTC343aの日時を読み出し、今現在が開店時刻であるか否かを判定し、遊技店1の開店時刻となるまで、その処理を繰り返す。ステップS181において、例えば、今現在の時刻が遊技店1の開店時刻であると判定された場合、ステップS182において、基準位置選択部343は、RTC343aの日時情報のうち、日付の情報を読み出す。
ステップS183において、基準位置選択部343は、ライブラリメモリ342にアクセスし、日付の情報に対応する登録名で登録された基準位置の情報を読み出し、基準位置メモリ344に記憶させる。
すなわち、上述したようにライブラリメモリ342に登録されている基準位置は、日付に対応して基準位置を識別する登録名が設定されているので、対応する基準位置を選択的に読み込んで調整処理を実行することができる。
例えば、遊技店1などで、定期的にイベントなどが開催されていて、イベントごとに人気となる遊技台の機種が異なると、遊技店内における来店者(照合対象者)の動線が変化することがある。すなわち、第1の日程で開催されるイベントが、図31で示される島設備J1に設けられた機種に関するものであると、照合対象者H1は、遊技店の出入口Eから入店すると、イベントの対象となっている島設備J1の方向である照合対象者H1’の位置の方向に向う傾向が強くなる。また、第2の日程で開催されるイベントが島設備J2に設けられた機種に関するものであると、図31で示されるように、照合対象者H1は、遊技店の出入口Eから入店すると、イベントの対象となっている島設備J2の方向である照合対象者H1’’の位置の方向に向う傾向が強くなる。
したがって、以上のような処理により、第1の日程においては、基準位置として照合対象者H1’の位置を中心として監視できるように、図31の入口カメラ40’で示されるように調整し、第2の日程においては、基準位置として照合対象者H1’’の位置を中心として監視できるように、図31の入口カメラ40’’で示されるように調整することが可能となり、イベントの種類に応じて入口カメラ40の撮像方向を最適な方向に切り替えて設定することが可能となる。
尚、以上においては、基準位置の登録名を日付に対応付けて付してきたが、例えば、イベント名などを付することにより、イベント名に対応付けて切り替えるようにしてもよいし、切り替えるべき対象に合わせて登録名を変化させ、様々な条件で基準位置を切り替えるようにしても良い。
次に、図32のフローチャートを参照して、第2の動作モードである、調整管理部44を介して使用者に指定された基準位置をライブラリメモリ342より読み出す動作モードにおける基準位置選択処理について説明する。
ステップS191において、基準位置選択部343は、基準位置の選択処理が指示されたか否かを判定し、指示されるまで、その処理を繰り返す。ステップS191において、例えば、調整管理部44の操作部44aが操作されて、基準位置の選択処理が指示された場合、ステップS192において、基準位置選択部343は、ライブラリメモリ342にアクセスし、登録されている全ての基準位置の情報を読み出し、調整管理部44に供給する。調整管理部44は、供給されてきた基準位置の情報をライブラリリストとして、例えば、図33で示されるように、表示部45に表示し、いずれかの基準位置を選択するように促す。
すなわち、図33においては、表示部45に表示されたライブラリリストの表示例が示されており、基準位置G11乃至G19が表示され、各基準位置G11乃至G19の下にはそれぞれの登録名が表示されている。各基準位置G11乃至G19においては、入口カメラ40により撮像される画像上の基準位置が十字状のマークで表示されており、視覚的に画像内の基準位置が認識しやすく表示されている。
ステップS193において、調整管理部44は、操作部44aが操作されて、いずれかの基準位置が選択されたか否かを判定する。ステップS193において、選択されない場合、処理は、ステップS192に戻る。一方、ステップS193において、例えば、図33におけるカーソルKが操作部44aにより操作されることによりいずれかの基準位置が選択されると、ステップS194において、調整管理部44は、選択された基準位置が選択されたことを認識させるように、図示せぬ太枠表示させて表示部45に表示させる。
ステップS195において、調整管理部44は、操作部44aが操作されて、選択された基準位置が決定であるか否かを判定し、例えば、決定ではない場合、処理は、ステップS192に戻る。すなわち、いずれかの基準位置が選択され、最終決定が指示されるまで、ステップS192乃至S195の処理が繰り返される。
そして、ステップS195において、操作部44aが操作されて、選択された基準位置が最終決定であると判定された場合、ステップS196において、調整管理部44は、最終決定された基準位置の登録名を基準位置選択部343に通知する。そして、基準位置選択部343は、ライブラリメモリ342にアクセスし、調整管理部44より通知された登録名で登録された基準位置の情報を読み出し、基準位置メモリ344に記憶させる。
以上の処理により、ライブラリメモリ342に登録されている複数の基準位置を視覚的に認識しやすく表示し、選択させることで、使用者により任意に基準位置を選択的に読み込んで調整処理を実行することができる。このため、使用者の感覚で、入口カメラ40を様々な撮像方向に設定することが可能となり、結果として、生体情報認識装置21での顔画像による照合処理の照合精度を向上させることが可能となる。
尚、以上においては、ダミー人形を用いて顔画像が検出される位置に基づいて、基準位置を複数に登録し、切り替えて調整処理に使用する例について説明してきたが、当然のことながら、人為的に設定されたマーカやエッジ探索により検出されるマーカを用いて設定される基準位置を複数に登録し、切り替えて調整処理を実行するようにしてもよい。
また、以上においては、入口カメラ40の撮像方向を調整する例について説明してきたが、同様の手法により、店内カメラ41の撮像方向も設定することが可能である。さらには、照合に必要とされる画像を撮像するカメラであれば、照合対象は人物の顔画像に限ったものではなく、例えば、所定のゲートを通過する車両の画像による照合を行うような技術において、画像を撮像するカメラの撮像方向の調整処理に使用するようにしてもよい。
本発明によれば、照合に必要とされる照合対象を含んだ画像を適切に撮像できるように、容易で、かつ、正確にカメラを調整することが可能となり、画像による照合精度を向上させることが可能となる。
ところで、上述した一連の監視処理は、ハードウェアにより実行させることもできるが、ソフトウェアにより実行させることもできる。一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、記録媒体からインストールされる。
図34は、汎用のパーソナルコンピュータの構成例を示している。このパーソナルコンピュータは、CPU(Central Processing Unit)1001を内蔵している。CPU1001にはバス1004を介して、入出力インタフェース1005が接続されている。バス1004には、ROM(Read Only Memory)1002およびRAM(Random Access Memory)1003が接続されている。
入出力インタフェース1005には、ユーザが操作コマンドを入力するキーボード、マウスなどの入力デバイスよりなる入力部1006、処理操作画面や処理結果の画像を表示デバイスに出力する出力部1007、プログラムや各種データを格納するハードディスクドライブなどよりなる記憶部1008、LAN(Local Area Network)アダプタなどよりなり、インターネットに代表されるネットワークを介した通信処理を実行する通信部1009が接続されている。また、磁気ディスク(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク(CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)を含む)、光磁気ディスク(MD(Mini Disc)を含む)、もしくは半導体メモリなどのリムーバブルメディア1011に対してデータを読み書きするドライブ1010が接続されている。
CPU1001は、ROM1002に記憶されているプログラム、または磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、もしくは半導体メモリ等のリムーバブルメディア1011から読み出されて記憶部1008にインストールされ、記憶部1008からRAM1003にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM1003にはまた、CPU1001が各種の処理を実行する上において必要なデータなども適宜記憶される。
尚、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理は、もちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理を含むものである。
また、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表すものである。
本発明を適用した監視システムの一実施の形態の構成を示す図である。 図1の入口カメラおよび店内カメラの設置例を示す図である。 図1の入口カメラ、店内カメラ、画像処理ユニット、およびコントローラの構成例を説明する図である。 図3の画像処理ユニットによる基準位置登録処理を説明するフローチャートである。 図3の画像処理ユニットによる基準位置登録処理を説明する図である。 図3の画像処理ユニットによる基準位置登録処理を説明する図である。 図3の画像処理ユニットによる基準位置登録処理を説明する図である。 図3の画像処理ユニットによる基準位置登録処理を説明する図である。 図3の画像処理ユニットによる調整処理を説明するフローチャートである。 図3の画像処理ユニットによる調整処理を説明する図である。 図3の画像処理ユニットによる調整処理を説明する図である。 図3の画像処理ユニットによる調整処理を説明する図である。 図3の画像処理ユニットによる調整処理を説明する図である。 図3の画像処理ユニットによる調整処理を説明する図である。 図1の入口カメラ、店内カメラ、画像処理ユニット、およびコントローラのその他の構成例を説明する図である。 図15の画像処理ユニットによる基準位置登録処理を説明するフローチャートである。 図15の画像処理ユニットによる基準位置登録処理を説明する図である。 図15の画像処理ユニットによる基準位置登録処理を説明する図である。 図15の画像処理ユニットによる調整処理を説明するフローチャートである。 図15の画像処理ユニットによる調整処理を説明する図である。 図15の画像処理ユニットによる調整処理を説明する図である。 図1の入口カメラ、店内カメラ、画像処理ユニット、およびコントローラのさらにその他の構成例を説明する図である。 図22の画像処理ユニットによる基準位置登録処理を説明するフローチャートである。 図22の画像処理ユニットによる基準位置登録処理を説明する図である。 図22の画像処理ユニットによる調整処理を説明するフローチャートである。 図22の画像処理ユニットによる調整処理を説明するフローチャートである。 図1の入口カメラ、店内カメラ、画像処理ユニット、およびコントローラのさらにその他の構成例を説明する図である。 図27の画像処理ユニットによるライブラリ基準位置登録処理を説明するフローチャートである。 図27の画像処理ユニットによるライブラリ基準位置登録処理を説明する図である。 図27の画像処理ユニットによる基準位置選択処理を説明するフローチャートである。 図27の画像処理ユニットによる基準位置選択処理を説明する図である。 図27の画像処理ユニットによるその他の基準位置選択処理を説明するフローチャートである。 図27の画像処理ユニットによるその他の基準位置選択処理を説明するフローチャートである。 パーソナルコンピュータの構成例を説明する図である。
符号の説明
1,1−1乃至1−n 遊技店
2 生体情報管理センタ
3 生体情報管理データベース
4 第3者遊技店管理センタ
5 第3者遊技店管理データベース
6 生体情報管理バス
7 第3者遊技店管理バス
8,9 公衆通信回線網
21 生体情報認識装置
22 生体情報データベース
24 遊技店管理装置
26 遊技台管理データベース
27 媒体貸出管理装置
29 媒体貸出管理データベース
30 遊技店管理情報バス
31 生体情報バス
33 精算販売機
34 貸出機
35 計数機
36,36−1乃至36−m 遊技台
37,37−1乃至37−m 遊技台周辺端末
38,38−1乃至38−m カメラ
39,39−1乃至39−m 画像処理ユニット
40,40−1乃至40−p 入口カメラ
41,41−1乃至41−p 店内カメラ
42,42−1乃至42−q 画像処理ユニット
43,43−1乃至43−(p+q) コントローラ
44 調整管理部

Claims (10)

  1. 画像を撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段により撮像された画像より、所定の対象物を検出する検出手段と、
    撮像方向を変化させるように前記撮像手段を制御する制御手段と、
    前記所定の対象物の前記画像上における複数の基準位置を記憶する記憶手段と、
    前記複数の基準位置のうちのいずれかを選択する選択手段と、
    前記検出手段により検出された前記所定の対象物の前記画像上の位置と、前記選択手段により選択された基準位置とに基づいて、前記撮像手段の撮像方向の移動量を計算する計算手段と、
    前記計算手段により計算された移動量だけ前記撮像手段の撮像方向を調整させるように前記制御手段に制御させる調整手段と
    を含む監視装置。
  2. 前記検出手段は、前記撮像手段により撮像された画像より、前記ダミー人形の顔画像を前記所定の対象物として検出する
    請求項1に記載の監視装置。
  3. 前記基準位置は、適正な撮像方向に向けられた前記撮像手段により撮像された画像内の照合対象者となる人物の位置に設けられたダミー人形の顔画像の位置である
    請求項2に記載の監視装置。
  4. 前記検出手段は、前記撮像手段により撮像された画像より、前記所定のマーカを、前記所定の対象物として検出する
    請求項1に記載の監視装置。
  5. 前記基準位置は、適正な撮像方向に向けられた前記撮像手段により撮像された画像内の前記マーカの位置である
    請求項4に記載の監視装置。
  6. 前記蓄積者の顔画像を蓄積者データベースに蓄積する蓄積手段と、
    前記撮像手段により撮像された画像より検出される照合対象者の顔画像を取得し、取得された照合対象者の顔画像と、前記蓄積手段に蓄積された蓄積者の顔画像との類似度を計算して、照合し、照合結果である類似度と所定の閾値との比較により、前記照合対象者の顔画像が前記蓄積者の顔画像であるか否かを判定し、前記照合対象者の顔画像が前記蓄積者の顔画像であると判定された場合、前記照合対象者が前記蓄積者であることを通知する照合手段とをさらに含む
    請求項1に記載の監視装置。
  7. 前記記憶手段は、前記所定の対象物の前記画像上における複数の基準位置を、前記基準位置を設定した日付に対応付けて記憶し、
    前記選択手段は、前記複数の基準位置のうち、営業日の日付に対応する基準位置を選択する
    請求項1に記載の監視装置。
  8. 前記記憶手段に記憶された前記所定の対象物の前記画像上における複数の基準位置の指定を受け付ける受付手段をさらに含み、
    前記選択手段は、前記複数の基準位置のうち、前記受付手段により受け付けられた指定の基準位置を選択する
    請求項1に記載の監視装置。
  9. 画像を撮像する撮像手段を含む監視装置の監視方法において、
    前記撮像手段により撮像された画像より、所定の対象物を検出する検出ステップと、
    撮像方向を変化させるように前記撮像手段を制御する制御ステップと、
    前記所定の対象物の前記画像上における複数の基準位置を記憶する記憶ステップと、
    前記複数の基準位置のうちのいずれかを選択する選択ステップと、
    前記検出手段により検出された前記所定の対象物の前記画像上の位置と、前記選択ステップの処理で選択された基準位置とに基づいて、前記撮像手段の撮像方向の移動量を計算する計算ステップと、
    前記計算ステップの処理により計算された移動量だけ前記撮像手段の撮像方向を調整させるように前記制御ステップの処理で制御させる調整ステップと
    を含む監視方法。
  10. 画像を撮像する撮像手段を含む監視装置を制御するコンピュータに、
    前記撮像手段により撮像された画像より、所定の対象物を検出する検出ステップと、
    撮像方向を変化させるように前記撮像手段を制御する制御ステップと、
    前記所定の対象物の前記画像上における複数の基準位置を記憶する記憶ステップと、
    前記複数の基準位置のうちのいずれかを選択する選択ステップと、
    前記検出手段により検出された前記所定の対象物の前記画像上の位置と、前記選択ステップの処理で選択された基準位置とに基づいて、前記撮像手段の撮像方向の移動量を計算する計算ステップと、
    前記計算ステップの処理により計算された移動量だけ前記撮像手段の撮像方向を調整させるように前記制御ステップの処理で制御させる調整ステップと
    を含む処理を実行させるプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103647953A (zh) * 2013-12-25 2014-03-19 句容云影响软件技术开发有限公司 一种智能监控系统及方法
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