JP2009093595A - 画像処理装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】人的負担を軽減しつつ、紙文書の電子化の品質向上を図ることができる画像処理装置及びプログラムを提供すること。
【解決手段】本発明に係る画像処理装置2は、少なくとも1つの頁からなる文書を複数回スキャンして、当該文書からスキャンされた文書画像を複数取得する。そして、これら文書画像から抽出される文書画像ペアの各々について、頁ごとに、2つの文書画像の当該頁の画像が略同一であるための同一条件、が満足されるか否かを判定し、判定の結果を、例えば、表示出力する。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像処理装置、及びプログラムに関する。
顧客からの依頼を受けて、紙文書をスキャンし電子化するサービスがある。かかるサービスでは、スキャンの際に発生するシートの重送、空送、傾き等により文書画像に生じる不具合の検知方法として、紙文書と文書画像とを実際に見比べる作業を人的に行っている。なお、下記特許文献1には、2つの画像の差分を生成することにより、両画像の違いを抽出する技術が開示されている。
特開2004−178002号公報
しかしながら、従来の検知方法では、紙文書と文書画像とを見比べる作業のための人的負担が大きい。また、目視では、紙文書と文書画像との微妙な違いに気づかない場合もあり得る。
本発明の目的は、人的負担を軽減しつつ、紙文書の電子化の品質向上を図ることができる画像処理装置及びプログラムを提供することにある。
請求項1の発明は、少なくとも1つの頁からなる同一の文書からそれぞれ別々にスキャンされた複数の文書画像を取得する文書取得手段と、前記複数の文書画像から抽出される、少なくとも1つの文書画像ペアの各々について、頁ごとに、2つの文書画像の当該頁の画像が略同一であるための同一条件、が満足されるか否かの判定を実行する判定手段と、前記判定手段による判定の結果を出力する判定結果出力手段と、を含み、前記判定結果出力手段により出力される判定の結果が、利用者による、スキャン異常の有無の判断に供される、ことを特徴とする画像処理装置である。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記判定手段による判定の結果に基づいて、頁ごとに、前記複数の文書画像から当該頁の画像が他の文書画像と略同一である1つの文書画像を選択する選択手段と、前記選択手段による選択の結果を出力する選択結果出力手段と、をさらに含むことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項2の発明において、前記選択手段が頁ごとに選択した文書画像から当該頁の画像を抽出し、当該抽出した画像を含む文書情報を生成する文書生成手段、をさらに含むことを特徴とする。
請求項4の発明は、加筆前の文書からスキャンされた第1文書画像を取得する第1文書取得手段と、加筆後の文書からスキャンされた第2文書画像を取得する第2文書取得手段と、前記第2文書画像の一部の画像と、前記第1文書画像と、が略同一であるための同一条件、が満足されるか否かの判定を実行する判定手段と、前記判定手段による判定の結果を出力する判定結果出力手段と、を含み、前記判定結果出力手段により出力される判定の結果が、利用者による、スキャン異常の有無の判断に供される、ことを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項4の発明において、前記加筆前の文書は、定型フォームである、ことを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1乃至5のいずれかの発明において、前記判定手段による判定の対象となる2つの画像間の位置ズレ量を算出する位置ズレ量算出手段、をさらに含み、前記判定手段は、前記位置ズレ量に基づいて、前記判定を実行することを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項6の発明において、前記判定手段は、前記位置ズレ量が所与の閾値より大きい場合に、前記同一条件が満足されないと判定することを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項7の発明において、利用者による前記閾値の入力を受け付ける受付手段をさらに含むことを特徴とする。
請求項9の発明は、請求項7又は8の発明において、前記判定手段は、前記2つの画像間の位置ズレ量が前記閾値以下である場合に当該2つの画像の差分を生成し、当該生成した差分に基づいて前記判定を実行することを特徴とする。
請求項10の発明は、請求項9の発明において、前記判定手段は、前記2つの画像の位置合わせを行ってから前記差分を生成することを特徴とする。
請求項11の発明は、請求項1乃至5のいずれかの発明において、前記判定手段は、前記判定手段による判定の対象となる2つの画像間の差分を生成し、当該生成した差分に基づいて前記判定を実行することを特徴とする。
請求項12の発明は、請求項11の発明において、前記判定手段は、前記2つの画像の位置合わせを行ってから前記差分を生成することを特徴とする。
請求項13の発明は、請求項9乃至12のいずれかの発明において、利用者による、前記差分に関する条件の入力を受け付ける条件受付手段をさらに含み、前記判定手段は、前記差分が前記条件を満足するか否かに基づいて、前記判定を実行することを特徴とする。
請求項14の発明は、少なくとも1つの頁からなる同一の文書からそれぞれ別々にスキャンされた複数の文書画像を取得する文書取得手段、前記複数の文書画像から抽出される、少なくとも1つの文書画像ペアの各々について、頁ごとに、2つの文書画像の当該頁の画像が略同一であるための同一条件、が満足されるか否かの判定を実行する判定手段、前記判定手段による判定の結果を出力する判定結果出力手段、としてコンピュータを機能させ、前記判定結果出力手段により出力される判定の結果が、利用者による、スキャン異常の有無の判断に供されることを特徴とするプログラムである。
請求項15の発明は、加筆前の文書からスキャンされた第1文書画像を取得する第1文書取得手段、加筆後の文書からスキャンされた第2文書画像を取得する第2文書取得手段、前記第2文書画像の一部の画像と、前記第1文書画像と、が略同一であるための同一条件、が満足されるか否かの判定を実行する判定手段、前記判定手段による判定の結果を出力する判定結果出力手段、としてコンピュータを機能させ、前記判定結果出力手段により出力される判定の結果が、利用者による、スキャン異常の有無の判断に供されることを特徴とするプログラムである。
請求項1,4,14,15の発明によれば、人的負担を抑えつつ、紙文書の電子化の品質向上を図ることができる。
請求項2の発明によれば、利用者は、簡単に、正常にスキャンされた可能性が高い文書画像を、頁ごとに割り出すことができる。
請求項3の発明によれば、同一の紙文書からそれぞれ別々にスキャンされた複数の文書画像を組み合わせて、品質の高い文書画像を生成することができる。
請求項5の発明によれば、記入済みの定型フォームを電子化する際の品質向上を図ることができる。
請求項6の発明によれば、紙文書のスキャンの際に生じる傾き等の位置ズレを考慮して、紙文書の電子化の品質向上を図ることができる。
請求項7の発明によれば、紙文書のスキャンの際に生じた位置ズレの大きさを数値化することができる。
請求項8の発明によれば、紙文書のスキャンの際に生じた位置ズレが無視可能か否かの判定基準を利用者が指定することができる。
請求項9の発明によれば、紙文書のスキャンの際に生じた位置ズレが無視可能か否かを判定しつつ、紙文書の電子化の品質向上を図ることができる。
請求項11の発明によれば、本構成を有しない場合と比較して、より紙文書の電子化の品質向上を図ることができる。
請求項10,12の発明によれば、例えば、紙文書のスキャンの際に生じるノイズや文字カスレなどを厳密に考慮して、紙文書の電子化の品質向上を図ることができる。
請求項13の発明によれば、紙文書のスキャンの際に生じたノイズや文字カスレなどが無視可能か否かの判定基準を利用者が指定することができる。
本発明の実施形態1について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施形態1に係る画像処理装置2のハードウェア構成図の一例である。同図に示すように、画像処理装置2は、中央処理部40と、主記憶部42と、補助記憶部44と、画像読取部46と、操作部48と、ディスプレイ50を含む。各部は、データバス54を介して、相互に通信可能である。なお、画像処理装置2は、図示しないネットワークインターフェイスやプリンタ等も含む。
中央処理部40は、CPUやMPU等である。中央処理部40は、主記憶部42に予め格納されているプログラムに従って動作し、各部を制御する。また、中央処理部40は、主記憶部42に格納される情報を用いて演算し、主記憶部42に出力する。なお、上記プログラムは、主記憶部42に格納されるものに限らず、CD−ROMやDVD−ROM等の情報記憶媒体に格納されるものであってもよいし、ネットワークから供給されるものであってもよい。
主記憶部42は、RAMやROM等のメモリ素子である。主記憶部42は、上記プログラムを格納する。また、主記憶部42は、各部から入力される情報を格納する。補助記憶部44は、ハードディスク等の記憶媒体である。補助記憶部44は、中央処理部40からの制御信号に従い、主記憶部42に格納される情報を記憶する。操作部48は、キーボードやマウス等である。操作部48は、利用者の操作情報を主記憶部42に出力する。ディスプレイ50は、中央処理部40からの制御信号に従い、主記憶部42に格納される情報を表示する。
画像読取部46は、オートドキュメントフィーダを備えたスキャナである。画像読取部46は、中央処理部40からの制御信号に従って、少なくとも1つの頁からなる文書をスキャンし、文書画像(ビットマップ情報)を主記憶部42に出力する。本実施形態では、利用者が画像処理装置2に文書を複数回スキャンさせることにより、画像読取部46は複数の文書画像を主記憶部42に出力する。ここで、各文書画像は、上記文書からそれぞれ別の画像読取装置により読み取られた画像であってもよい。また、同一の文書からスキャンされた画像であるならば、各文書画像は、補助記憶部44に予め記憶されているものであってもよい。なお、文書画像は、各頁の画像を含む。
図2は、中央処理部40が上記プログラムに従って動作することにより、画像処理装置2にて実現される機能のブロック図である。ここでは、本発明に関連する機能を中心として示す。同図に示すように、画像処理装置2は、画像取得部60と、照合部62と、出力部64と、選択部66と、文書情報生成部68と、照合結果データベース70と、を含む。なお、照合部62は、第1照合部62Aと、第2照合部62Bと、を含む。
画像取得部60は、画像読取部46を中心として実現される。画像取得部60は、上記文書を複数回スキャンすることにより、文書画像を複数取得する。画像取得部60は、これらの文書画像を情報記憶媒体から読み出して取得するようにしてもよい。
照合結果データベース70は、補助記憶部44を中心として実現される。照合結果データベース70は、画像取得部60により取得された複数の文書画像から抽出される文書画像ペアと、それぞれに含まれる頁と、の組み合わせに対応付けて、当該文書画像ペアを構成する2つの文書画像の当該頁の画像の照合結果を表す照合結果フラグの値を記憶する。
照合部62は、中央処理部40を中心として実現される。照合部62は、画像取得部60により取得された複数の文書画像から抽出される文書画像ペアの一つ一つについて、当該文書画像ペアを構成する2つの文書画像の各頁の画像を照合し、照合結果フラグの値を決定する。すなわち、照合部62は、文書画像ペアと頁との組み合わせの一つ一つに対応する照合結果フラグの値を決定し、その値を照合結果データベース70に記憶する。
例えば、画像取得部60が上記文書を3回スキャンし、3つの文書画像(第1文書画像、第2文書画像、及び第3文書画像)を取得した場合を例に取り上げる。この場合、照合部62は、第1文書画像と第2文書画像とのペア(第1ペア)と、第2文書画像と第3文書画像とのペア(第2ペア)と、第1文書画像と第3文書画像とのペア(第3ペア)、の一つ一つを対象に、各頁の画像を第1照合部62Aと第2照合部62Bの機能を用いて照合する(図3参照)。
第1照合部62Aは、照合対象となる2つの画像間の位置ズレ量を算出する。具体的には、第1照合部62Aは、公知の処理、例えば、特願2006―058998に記載の処理を実行し、位置ズレ量として、アフィン変換の補正係数群(横方向のズレ量X、縦方向のズレ量Y、回転角θ、倍率β)を算出する。そして、第1照合部62Aは、算出した補正係数のいずれかが所与の閾値以下であるか否かを判定する。ここでは、第1照合部62Aは、回転角θが所与の閾値θ1(例えば、0.3°)以下であるか否かを判定する。ここで、上記閾値θ1は、予め定められた値であってもよいし、利用者が操作部48を用いて入力した値であってもよい。
そして、第1照合部62Aは、回転角θが上記閾値θ1よりも大きい場合、対応する照合結果フラグの値を、両画像が同一ではない旨を示す値「1」に決定し、照合結果データベース70に記憶する。例えば、第1ペアの1頁目の画像を照合している場合、第1照合部62Aは、第1ペアの一頁目に対応する照合結果フラグの値を「1」とする。
第2照合部62Bは、回転角θが上記閾値θ1以下であると第1照合部62Aにより判定された場合、算出された補正係数群を用いてアフィン変換処理を実行し、上記2つの画像の位置合わせを行う。そして、第2照合部62Bは、位置合わせがなされた上記2つの画像の差分画像を生成する。なお、第2照合部62Bは、上記2つの画像が多値画像である場合を考慮し、両画像を二値化してから差分画像を生成してもよい。また、第2照合部62Bは、上記2つの画像の位置合わせを行わずに、差分画像を生成するようにしてもよい。
そして、第2照合部62Bは、差分画像に基づいて、差分画素(画素値が0でない画素)の画素数を算出する。そして、第2照合部62Bは、例えば、差分画像の全画素数に対する差分画素の画素数の割合Rが所定閾値THr(例えば、0.05%)以下であるか否かを判定する。なお、上記でRを、差分画像の全画素数に対する差分画素の画素数の割合としたが、照合対象画像のうちいずれかの前景画素(ON画素)の画素数に対する差分画素の画素数の割合としてもよい。また、所定閾値THrは、利用者が操作部48を用いて入力した値でもよい。
そして、第2照合部62Bは、上記割合Rが所定閾値THrより大きい場合、対応する照合結果フラグの値を「1」に決定し、照合結果データベース70に記憶する。一方、上記割合Rが所定閾値THr以下である場合、対応する照合結果フラグの値を、両画像が同一である旨を示す値「0」に決定し、照合結果データベース70に記憶する。なお、第2照合部62Bは、差分画素の画素数が所定数以下であるか否かを判定するようにしてもよい。
こうして、照合部62は、文書画像ペアと頁との組み合わせの一つ一つに対応する照合結果フラグの値を決定し、照合結果データベース70に記憶する。
出力部64は、中央処理部40を中心として実現される。出力部64は、照合結果データベース70を参照し、照合部62が行った照合の結果をディスプレイ50に表示出力させる。これにより、利用者にスキャン異常の有無の判断材料を提供する。
選択部66は、中央処理部40を中心として実現される。選択部66は、照合結果データベース70を参照し、頁ごとに、当該頁の画像の照合結果フラグの値が「0」である文書画像ペアを特定し、特定した文書画像ペアを構成する複数の文書画像から1つの文書画像を選択する。
例えば、一頁目の画像の照合結果フラグが「0」である文書画像ペアが第1ペアだけであれば、選択部66は、一頁目については、第1文書画像か第2文書画像のどちらか一方を選択する。また、例えば、二頁目の画像の照合結果フラグが「0」である文書画像ペアが第1ペアと第2ペアであれば、選択部66は、二頁目については、第1文書画像乃至第3文書画像のいずれかを選択する。
こうして、選択部66は、頁ごとに、第1文書画像乃至第3文書画像のいずれかを選択する。そして、選択部66は、頁ごとの選択結果をディスプレイ50に出力する。例えば、選択部66は、選択部66は、頁ごとにどの文書画像を選択したかを表示出力する。
文書情報生成部68は、中央処理部40を中心として実現される。文書情報生成部68は、選択部66が頁ごとに選択した文書画像から当該頁の画像を抽出する。そして、文書情報生成部68は、抽出した各頁の画像を含む新たな文書画像を生成する。
例えば、一頁目については第1文書画像が選択され、二頁目については第3文書画像が選択され、三頁目については第2文書画像が選択された場合を例に取り上げる。この場合、文書情報生成部68は、第1文書画像から一頁目の画像を抽出し、第3文書画像から二頁目の画像を抽出し、第2文書画像から三頁目の画像を抽出し、当該抽出したこれらの画像を含む新たな文書画像を生成する。
次に、上記の機能を有する画像処理装置2が、実行する処理の一例を、図4に示すフローチャートを参照しながら説明する。
画像処理装置2は、上記文書を複数回スキャンすることにより、文書画像を複数取得する(S101)。なお、画像処理装置2は、補助記憶部44から複数の文書画像を読み出して取得するようにしてもよい。
そして、画像処理装置2は、S101のステップで取得した複数の文書画像から抽出される文書画像のペアのうちから注目ペアを選択する(S102)。そして、画像処理装置2は、頁ごとに、注目ペアを構成する2つの文書画像の当該頁の画像を照合する照合処理を実行する(S103)。
図5は照合処理の一例を示すフローチャートである。照合処理では、画像処理装置2は、公知の処理、例えば、特願2006―058998に記載の処理を実行し、照合対象となる2つの画像間の位置ズレ量、すなわち、アフィン変換の補正係数群を算出する(S201)。
そして、画像処理装置2は、S201のステップで算出した回転角θの値が、利用者によって指定された閾値θ1以下であるか否かを判定する(S202)。そして、回転角θが閾値θ1より大きい場合(S202のN)、対応する照合結果フラグの値を「1」に決定して記憶し(S207)、照合処理を終了する。一方、回転角θが閾値θ1以下である場合(S202のY)、画像処理装置2は、S201のステップで算出した補正係数群を用いてアフィン変換処理を実行し、当該2つの画像の位置合わせを行う(S203)。なお上記では、回転角θに対してのみ閾値処理をおこなっているが、移動量(シフト量)や倍率などに対しても閾値処理をおこない、それらを組み合わせて照合処理結果を判定してもよい。
そして、画像処理装置2は、S203のステップで位置合わせした2つの画像の差分画像を生成する(S204)。ここにおいて、画像処理装置2は、両画像をそのまま用いて差分画像を生成してもよいし、両画像を二値化してから差分画像を生成してもよい。また、画像処理装置2は、S203のステップを実行せずに、差分画像を生成するようにしてもよい。
そして、画像処理装置2は、生成した差分画像に基づいて、差分画素(画素値が0でない画素)の画素数を算出する。そして、画像処理装置2は、差分画像の全画素数に対する差分画素の画素数の割合Rが所定閾値THr(例えば、0.05%)以下であるか否かを判定する(S205)。
そして、画像処理装置2は、割合Rが所定閾値THrより大きい場合(S205のN)、S207のステップに進む。一方、割合Rが所定閾値THr以下である場合(S205のY)、画像処理装置2は、対応する照合結果フラグの値を「0」に決定して記憶し(S206)、照合処理を終了する。
S103のステップを完了すると、画像処理装置2は、すべての文書画像ペアを対象にS103のステップを実行したか否かを判断する(S104)。そして、すべての文書画像ペアを対象にS103のステップを実行していない場合(S104のN)、画像処理装置2は、他の文書画像ペアを注目ペアとして選択し、S103のステップに戻る。
一方、すべての文書画像ペアを対象にS103のステップを実行した場合(S104のY)、画像処理装置2は、照合結果を表示出力する(S105)。例えば、S101のステップで2つの文書画像を取得した場合(すなわち、文書画像ペアの数が1つである場合)、画像処理装置2は、照合結果データベース70を参照し、照合結果フラグの値が「0」である頁についてはスキャンが正常に行われたことを示すメッセージを表示し、照合結果フラグの値が「1」である頁についてはスキャンに異常があることを示す警告メッセージを表示する。以上が本発明の実施形態1に係る画像処理装置2が実行する処理の一例である。
なお、画像処理装置2は、すべての文書画像ペアを対象にS103のステップを実行した後(S104のY)、以下の処理を実行するようにしてもよい。
すなわち、画像処理装置2は、照合結果データベース70を参照し、頁ごとに、当該頁の画像の照合結果フラグの値が「0」である文書画像ペアを特定し、特定した文書画像ペアを構成する複数の文書画像から1つの文書画像を選択する。例えば、照合結果フラグの値が「0」である文書画像ペアが第1ペアと第2ペアであれば、画像処理装置2は、第1ペアと第2ペアを構成する第1文書画像、第2文書画像、及び第3文書画像のうちのいずれかを選択する。そして、画像処理装置2は、頁ごとにどの文書画像を選択したかをディスプレイ50に表示出力する。また、画像処理装置2は、頁ごとに選択した文書画像から当該頁の画像を抽出し、抽出した各頁の画像を含む新たな文書画像を生成する。
また、照合処理においてS202のステップを省略するようにしてもよい。しかしながら、この場合、照合対象となっている2つの画像がほぼ同一ではあるが、片方が大きく位置ズレしている場合など、本来ならスキャン異常とするべき場合であっても、後段のステップで位置合わせをした後、差分画像にて照合処理をおこなうため、同一と判定される事態が発生する可能性がある。
この点、本発明に係る画像処理装置2は、S202のステップを実行することにより、画像内容が同一ではあるが、片方が大きく位置ズレしている場合などで、回転角θが利用者により任意に指定された許容範囲外(すなわち、θ1より大)にあるときは、2つの画像は非同一であると判定し、かかる事態の発生を抑止するようにしている。また、位置合わせをしてから2つの画像の差分画像を生成することにより、ノイズ等による小さな違いも考慮して2つの画像の同一性を判定するようにしている。
また、画像処理装置2は、S203のステップの後、さらに、図6のフローチャートに示す処理を実行するようにしてもよい。
すなわち、画像処理装置2は、照合対象となる2つの画像の差分画像を生成する(S301)。具体的には、画像処理装置2は、一方の画像から他方の画像の前景画素を膨張した画像を引き算することにより差分画像を生成する。
そして、画像処理装置2は、差分画素の連結画素群を抽出する(S302)。そして、画像処理装置2は、各連結画素群に外接矩形を設定し、外接矩形が抵触し合う連結画素群同士をグループ化する。こうして、画像処理装置2は、連結画素群のグループを少なくとも1つ設定する(S303)。
そして、画像処理装置2は、各グループについて図7のフローチャートに示すマッチング処理を実行する(304)。すなわち、画像処理装置2は、対象となるグループの外接矩形領域(第1領域)を一方の画像(第1画像)から切り出す(S401)。以下、このとき画像処理装置2が切り出した第1領域の画像を第1分割画像と呼ぶ。
また、画像処理装置2は、利用者によって入力された拡張サイズで上記第1領域を拡張した第2領域を他方の画像(第2画像)から切り出す(S402)。以下、このとき画像処理装置2が切り出した第2領域の画像を第2分割画像と呼ぶ。
そして、画像処理装置2は、第2分割画像中で第1分割画像を1画素ずつ移動させながら、順次、「第2分割画像中の前景画素と第1分割画像中の前景画素とがマッチングする画素の画素数」を「第1分割画像中の前景画素の全画素数」で割った商Dを算出し、商Dの最大値Dmaxを算出する(S403)。なお、画像処理装置2は、S403のステップにおいて、商Dが最大値Dmaxとなる第1分割画像の位置を示す位置情報の生成も行う。
S304のステップを完了すると、画像処理装置2は、各グループについて算出されたDmaxがすべて所定値Dth(例えば、0.95)以上であるか否かを判断する(S305)。そして、各グループについて算出されたDmaxの少なくとも1つがDthより小さい場合(S305のN)、画像処理装置2は、S207のステップに進む。
一方、各グループについて算出されたDmaxのすべてがDth以上である場合(S305のY)、画像処理装置2は、第1画像から第2分割画像として切り出した画像の各々を、S403のステップで生成した位置情報が示す位置に移動させる。すなわち、画像処理装置2は、第1画像の各所の画像を移動させる。こうして、画像処理装置2は、照合対象となる2つの画像の位置合わせを局所的に行い(S306)、S204に進む。
図6の処理がなされることにより、照合対象となっている2つの画像間の違いが、レンズ歪、モータの回転ムラ、及びスキャンの際の振動等に基づく無視可能な違いであるため本来なら2つの画像が同一と判定されてよい場合でありながら、当該2つ画像が非同一と判定されてしまうような事態の発生が抑止される。また、さらに細かく位置合わせがなされてから2つの画像の差分画像が生成されるので、2つの画像の同一性が判定される際のさらなる精度向上が図られる
また、画像処理装置2は、S205のステップに代えて、以下の処理を実行するようにしてもよい。すなわち、画像処理装置2は、S204のステップで差分画像を生成した後、差分画像の対角上に設定された2つ所定領域(図8の斜線領域)の各々について、当該領域内の全画素数に対する、当該領域内に存在する差分画素の画素数の割合を算出する。そして、算出した2つの割合の少なくとも1つが所定値より大きい場合に、S207のステップに進み、上記2つの割合が供に上記所定値以下である場合に、S206のステップに進むようにしてもよい。
また、画像処理装置2は、補正係数群を求める際に、既に算出した他の補正係数群から逆算して求めるようにしてもよい。例えば、第1文書画像の一頁目の画像と第2文書画像の一頁目の画像とから算出済みの補正係数群と、第2文書画像の一頁目の画像と第3文書画像の一頁目の画像とから算出済みの補正係数群と、に基づいて、第1文書画像の一頁目の画像と第3文書画像の一頁目の画像とを対象とする補正係数群を逆算するようにしてもよい。
次に、本発明の実施形態2について説明する。本発明の実施形態2に係る画像処理装置2は、実施形態1と同様に、中央処理部40と、主記憶部42と、補助記憶部44と、画像読取部46と、操作部48と、ディスプレイ50を含み、各部は、データバス54を介して、相互に通信可能である。
本実施形態では、利用者は、オリジナル文書(加筆前の文書)に加筆がなされた加筆後文書を、画像処理装置2にスキャンさせる。そして、利用者は、画像処理装置2に、加筆後文書から読み取られた第2文書画像と、予め補助記憶部44に記憶されているオリジナル文書のスキャン画像(第1文書画像)と、を照合させ、加筆後文書のスキャン異常の有無を判断する場合を想定する。例えば、利用者が、記入済み定型フォームを電子化する際のスキャン異常の有無を判断するために、記入済み定型フォームのスキャン画像を、記入前の定型フォームのスキャン画像と照合させる場合が考えられる。なお、第1文書画像は、アプリケーションデータであるオリジナル文書から画像展開がなされて生成された画像であってもよい。
図9は、中央処理部40が、主記憶部42に格納されているプログラムに従って動作することにより、画像処理装置2にて実現される機能ブロック図である。画像処理装置2は、画像取得部80と、照合部82と、出力部84と、を含む。なお、照合部82は、第1照合部82Aと、第2照合部82Bと、を含む。
画像取得部80は、中央処理部40及び画像読取部46を中心として実現される。画像取得部80は、利用者の指定を受けて補助記憶部44から第1文書画像を読み出して取得する。また、加筆後文書をスキャンして第2文書画像を取得する。
照合部82は、中央処理部40を中心として実現される。照合部82は、画像取得部80により取得された第1文書画像及び第2文書画像を、第1照合部82A及び第2照合部82Bの機能を用いて照合する。
第1照合部82Aは、第1文書画像と第2文書画像との間の位置ズレ量を算出する。具体的には、第1照合部82Aは、公知の処理を実行し、位置ズレ量として、アフィン変換の補正係数群を算出する。そして、第1照合部82Aは、回転角θが所与の閾値θ1以下であるか否かを判定する。ここで、上記閾値は、予め定められた値であってもよいし、利用者が操作部48を用いて入力した値であってもよい。なお上記では、回転角θに対してのみ閾値処理をおこなっているが、移動量(シフト量)や倍率などに対しても閾値処理をおこない、それらを組み合わせて照合処理結果を判定しても良い。
第2照合部82Bは、回転角θが上記閾値θ1以下であると第1照合部82Aにより判定された場合、算出された補正係数群を用いてアフィン変換処理を実行し、第1文書画像と第2文書画像の位置合わせを行う。そして、第2照合部82Bは、第2文書画像から第1文書画像を引き算し、差分画像を生成する。ここで、第2照合部82Bは、第1文書画像と第2文書画像とを二値化してから差分画像を生成してもよい。なお、図10は、第1文書画像(図10(a))、第2文書画像(図10(b))、及び差分画像(図10(c))の一例を示す。
そして、第2照合部82Bは、第1文書画像の前景画素のうち差分画像においてその画素値が「0」になっている画素数を計数し、「計数した画素数を第1文書画像の前景画素の全画素数で割った商d」が所定閾値dth(例えば、0.95)以上であるか否かを判定する。なお、第1文書画像と第2文書画像の位置合わせをおこなった後、第1文書画像と第2文書画像の対応する画素同士の論理和をとり、画素値が「1」になっている(ONになった画素の)画素数を係数し、「計数した画素数を第1文書画像の前景画素の全画素数で割った商d」が所定閾値dth以上であるか否かを判定しても良い。また、所定閾値dthは、利用者が操作部48を用いて入力した値であってもよい。
出力部84は、中央処理部40を中心として実現される。出力部84は、照合部82が行った照合の結果をディスプレイ50に表示出力させる。本実施形態では、出力部84は、照合部82により回転角θがθ1より大きいと判定された場合、又は、照合部82により上記商dが所定閾値dthより小さいと判定された場合、スキャンが異常に行われたことを示す警告メッセージ(第2メッセージ)をディスプレイ50に表示させる。また、出力部84は、照合部82により上記商dが所定閾値dth以上であると判定された場合、スキャンが正常に行われたことを示すメッセージ(第1メッセージ)をディスプレイ50に表示させる。
次に、上記の機能を有する画像処理装置2が、実行する処理の一例を、図11に示すフローチャートを参照しながら説明する。画像処理装置2は、第1文書画像及び第2文書画像を取得する(S501)。ここでは、画像処理装置2は、利用者によって指定された第1文書画像を補助記憶部44から読み出して取得し、加筆後文書をスキャンすることにより第2文書画像を取得する。
そして、画像処理装置2は、公知の処理を実行し、第1文書画像と第2文書画像の位置ズレ量、すなわち、アフィン変換の補正係数群を算出する(S502)。そして、画像処理装置2は、S502のステップで算出した回転角θの値が、利用者によって指定された閾値θ1以下であるか否かを判定する(S503)。そして、回転角θが閾値θ1より大きい場合(S503のN)、第2メッセージを表示して(S508)、処理を終了する。なお上記では、回転角θに対してのみ閾値処理をおこなっているが、移動量(シフト量)や倍率などに対しても閾値処理をおこない、それらを組み合わせて照合処理結果を判定しても良い。
一方、回転角θが閾値θ1以下である場合(S503のY)、画像処理装置2は、S502のステップで算出した補正係数群を用いてアフィン変換処理を実行し、第1文書画像と第2文書画像の位置合わせを行う(S504)。そして、画像処理装置2は、第2文書画像から第1文書画像を引き算し、差分画像を生成する(S505)。ここで、第2照合部82Bは、第1文書画像と第2文書画像とを二値化してから差分画像を生成してもよい。
そして、画像処理装置2は、第1文書画像の前景画素のうち差分画像においてその画素値が「0」になっている画素数を計数し、「計数した画素数を第1文書画像の前景画素の全画素数で割った商d」が所定閾値dth以上であるか否かを判定する(S506)。
そして、商dが所定閾値dthより小さい場合(S506のN)、画像処理装置2は、S508のステップに進む。一方、商dが所定閾値dth以上である場合(S506のY)、画像処理装置2は、第1メッセージを表示して(S507)、処理を終了する。以上が本発明の実施形態2に係る画像処理装置2が実行する処理の一例である。
なお、画像処理装置2は、S504のステップの後、上述の図6のフローチャートの処理を実行してから、S505のステップに進むようにしてもよい。この場合、S305のステップにおいて、各グループについて算出されたDmaxの少なくとも1つがDthより小さければ(S305のN)、S508のステップに進むようにすることが考えられる。
また、画像処理装置2は、複数の加筆後文書からなる文書束をスキャンすることにより、第2文書画像群を取得するようにしてもよい。この場合、画像処理装置2は、図11に示す処理を第2文書画像の一つ一つについて実行すればよい。
本発明の実施形態に係る画像処理装置のハードウェア構成の一例を表す図である。 本発明の実施形態1に係る画像処理装置で実現される機能のブロック図である。 2つの文書画像の各頁の画像を照合する様子を示す図である。 本発明の実施形態1に係る画像処理装置が実行する処理のフローチャート図である。 本発明の実施形態1に係る画像処理装置が実行する処理のフローチャート図である。 本発明の実施形態1に係る画像処理装置が実行する処理のフローチャート図である。 本発明の実施形態1に係る画像処理装置が実行する処理のフローチャート図である。 差分画像に設定された所定領域を示す図である。 本発明の実施形態1に係る画像処理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 第1文書画像、第2文書画像、差分画像の一例を示す図である。 本発明の実施形態2に係る画像処理装置が実行する処理のフローチャート図である。
符号の説明
2 画像処理装置、40 中央処理部、42 主記憶部、44 補助記憶部、46 画像読取部、48 操作部、50 ディスプレイ、54 データバス、60 画像取得部、62 照合部、62A 第1照合部、62B 第2照合部、64 出力部、66 選択部、68 文書情報生成部、70 照合結果データベース、80 画像取得部、82 照合部、82A 第1照合部、82B 第2照合部、84 出力部。

Claims (15)

  1. 少なくとも1つの頁からなる同一の文書からそれぞれ別々にスキャンされた複数の文書画像を取得する文書取得手段と、
    前記複数の文書画像から抽出される、少なくとも1つの文書画像ペアの各々について、頁ごとに、2つの文書画像の当該頁の画像が略同一であるための同一条件、が満足されるか否かの判定を実行する判定手段と、
    前記判定手段による判定の結果を出力する判定結果出力手段と、を含み、
    前記判定結果出力手段により出力される判定の結果が、利用者による、スキャン異常の有無の判断に供される、
    ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記判定手段による判定の結果に基づいて、頁ごとに、前記複数の文書画像から当該頁の画像が他の文書画像と略同一である1つの文書画像を選択する選択手段と、
    前記選択手段による選択の結果を出力する選択結果出力手段と、
    をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記選択手段が頁ごとに選択した文書画像から当該頁の画像を抽出し、当該抽出した画像を含む文書情報を生成する文書生成手段、
    をさらに含むことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 加筆前の文書からスキャンされた第1文書画像を取得する第1文書取得手段と、
    加筆後の文書からスキャンされた第2文書画像を取得する第2文書取得手段と、
    前記第2文書画像の一部の画像と、前記第1文書画像と、が略同一であるための同一条件、が満足されるか否かの判定を実行する判定手段と、
    前記判定手段による判定の結果を出力する判定結果出力手段と、を含み、
    前記判定結果出力手段により出力される判定の結果が、利用者による、スキャン異常の有無の判断に供される、
    ことを特徴とする画像処理装置。
  5. 前記加筆前の文書は、定型フォームである、
    ことを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 前記判定手段による判定の対象となる2つの画像間の位置ズレ量を算出する位置ズレ量算出手段、をさらに含み、
    前記判定手段は、前記位置ズレ量に基づいて、前記判定を実行する、
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の画像処理装置。
  7. 前記判定手段は、前記2つの画像間の位置ズレ量が所与の閾値より大きい場合に、前記同一条件が満足されないと判定する、
    ことを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置。
  8. 利用者による前記閾値の入力を受け付ける受付手段、
    をさらに含むことを特徴とする請求項7に記載の画像処理装置。
  9. 前記判定手段は、前記2つの画像間の位置ズレ量が前記閾値以下である場合に当該2つの画像の差分を生成し、当該生成した差分に基づいて前記判定を実行する、
    ことを特徴とする請求項7又は8に記載の画像処理装置。
  10. 前記判定手段は、前記2つの画像の位置合わせを行ってから前記差分を生成する、
    ことを特徴とする請求項9に記載の画像処理装置。
  11. 前記判定手段は、前記判定手段による判定の対象となる2つの画像間の差分を生成し、当該生成した差分に基づいて前記判定を実行する、
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の画像処理装置。
  12. 前記判定手段は、前記2つの画像の位置合わせを行ってから前記差分を生成する、
    ことを特徴とする請求項11に記載の画像処理装置。
  13. 利用者による、前記差分に関する条件の入力を受け付ける条件受付手段をさらに含み、
    前記判定手段は、前記差分が前記条件を満足するか否かに基づいて、前記判定を実行する、
    ことを特徴とする請求項9乃至12のいずれかに記載の画像処理装置。
  14. 少なくとも1つの頁からなる同一の文書からそれぞれ別々にスキャンされた複数の文書画像を取得する文書取得手段、
    前記複数の文書画像から抽出される、少なくとも1つの文書画像ペアの各々について、頁ごとに、2つの文書画像の当該頁の画像が略同一であるための同一条件、が満足されるか否かの判定を実行する判定手段、
    前記判定手段による判定の結果を出力する判定結果出力手段、としてコンピュータを機能させ、
    前記判定結果出力手段により出力される判定の結果が、利用者による、スキャン異常の有無の判断に供される、
    ことを特徴とするプログラム。
  15. 加筆前の文書からスキャンされた第1文書画像を取得する第1文書取得手段、
    加筆後の文書からスキャンされた第2文書画像を取得する第2文書取得手段、
    前記第2文書画像の一部の画像と、前記第1文書画像と、が略同一であるための同一条件、が満足されるか否かの判定を実行する判定手段、
    前記判定手段による判定の結果を出力する判定結果出力手段、としてコンピュータを機能させ、
    前記判定結果出力手段により出力される判定の結果が、利用者による、スキャン異常の有無の判断に供される、
    ことを特徴とするプログラム。
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