JP4867620B2 - 画像処理装置及び画像処理プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、2つの画像を照合する画像処理装置及び画像処理プログラムに関する。
検索対象の画像データベースから、基準画像と類似する画像を検索する場合などに用いるために、2つの画像の照合を行う様々な技術が開発されている。画像の照合を行う一般的な技術として、画像から物理的な特徴量を抽出し、抽出された画像の特徴量に基づいて2つの画像の類似性を判断する技術がある。このような技術において、例えば、画像の色の特徴や、画像に表示される対象の輪郭線などが特徴量として抽出される。1つの画像からN個の特徴量が抽出された場合、抽出された特徴量はN次元の特徴量ベクトルとして表すことができる。一般に、画像から抽出された特徴量に基づいて画像の類似度を判断する技術では、基準画像の特徴量ベクトルと検索対象の画像の特徴量ベクトルとの間のユークリッド距離が小さいほど、基準画像と検索対象の画像とが類似していると判断する。
画像から特徴量を抽出する方法の1つとして、画像内の特徴点を選定し、選定した特徴点における特徴量を抽出する方法がある。この場合、照合する2つの画像内の対応する特徴点から抽出される特徴量の類似度に基づいて画像の類似度を判断する。特許文献1及び特許文献2には、画像内の特徴点における特徴量を用いて画像の類似度を判断する技術において、画像の位置ずれや歪みなどの変形があっても適切な画像の照合を可能とするための技術が開示されている。
特許文献1には、2つのパターン画像内の特徴点を選定し、選定した特徴点の特徴量を抽出して、被照合パターン画像内の各特徴点の特徴量と、その特徴点に対応する基準パターン画像内の特徴点の特徴量と、の類似度が最大になるように、被照合パターン画像内の各特徴点を水平方向及び垂直方向に変位させる技術が開示されている。特許文献1に記載の技術では、被照合パターン画像内の各特徴点の特徴量に加えて、その特徴点の水平方向及び垂直方向の近傍点の特徴量を求め、その特徴点に対応する基準パターン画像内の特徴点の特徴量との類似度が最大となる特徴量を有する近傍点を新たな特徴点とする。
特許文献2には、線図形のパターン照合を行う技術において、検査図形及びモデル図形に生じている位置ずれや歪みなどの変形について、検査図形の特徴点とモデル図形の特徴点との対応関係を基に変形の種類を推定し、推定した変形の種類に基づいて検査図形を補正し、検査図形とモデル図形との類似度を判断する技術が開示されている。特許文献2に記載の技術では、線図形内の線の端点、分岐点、及び交差点などをその線図形の特徴点として選択し、選択した特徴点から抽出される特徴量に基づいて検査図形の特徴点とモデル図形の特徴点との対応づけを行う。
特開2001−134757号公報 特開2002−298141号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、特徴点の水平方向及び垂直方向の近傍点の特徴量を逐次的に評価するため、例えば特徴点の位置が垂直方向にずれた状態で水平方向の近傍点の特徴量を評価しても、正しい評価結果が得られるとは限らない。
また、特許文献2に記載の技術は、線の端点、分岐点、交差点などの特徴点の対応関係に基づいて画像の照合を行うので、線図形など、特徴点の選定が容易な画像が照合対象として適している。例えば濃淡画像のように画像中の図形の線の端点などが明確でない画像や、例えば紙文書を複写機で複製して得られる画像のようにノイズや濃度変化、コントラスト変化などによって局所的な特徴量が大きく変動する画像などについては、画像の特徴点の適切な選定が困難であるため、特許文献2に記載の技術を適用するのは困難である。
本発明の目的は、2つの画像を精度良く照合できる画像処理装置及び画像処理プログラムを提供することである。
本発明に係る画像処理装置は、基準画像と検索対象画像とを照合する画像処理装置であって、前記基準画像を複数の領域に分割する領域分割手段と、前記基準画像の各領域に対応する前記検索対象画像の領域を選択する対応領域選択手段であって、前記基準画像の各領域を注目領域とし、その注目領域に対応する前記検索対象画像の領域の候補である複数の対応候補領域のそれぞれについて、その注目領域から抽出された特徴量と、その対応候補領域から抽出された特徴量と、に基づいて特徴量の適合度を求め、前記基準画像上のその注目領域の位置から、前記検索対象画像上のその対応候補領域の位置に相当する前記基準画像上の位置への変位方向と、前記基準画像においてその注目領域に隣接する領域を含む複数の周辺領域それぞれの変位方向と、に基づいて変位方向の整合度を求め、前記対応候補領域のそれぞれについて求められた、前記特徴量の適合度及び前記変位方向の整合度に基づいて、その注目領域に対応する領域として前記対応候補領域のうちの1つを選択する対応領域選択手段と、前記基準画像の各領域から抽出された特徴量と、前記対応領域選択手段において前記基準画像のその領域に対応する領域として選択された前記検索対象画像の領域から抽出された特徴量と、の類似度に基づいて、前記基準画像と前記検索対象画像との類似度を算出する類似度算出手段と、を備えることを特徴とする。
本発明に係る画像処理装置において、前記領域分割手段は、さらに、前記検索対象画像を複数の領域に分割し、前記対応領域選択手段は、前記領域分割手段で分割された前記検索対象画像の複数の領域から、前記複数の対応候補領域を選択することが好ましい。
また、前記領域分割手段は、前記基準画像の各領域の縦方向及び横方向の大きさが、それぞれ、前記基準画像の生成時に生じる画像位置についての誤差に基づいて得られる縦方向及び横方向の予想変位の大きさ以下になるように、前記基準画像を複数の領域に分割するものとしても良い。
本発明に係る情報処理装置において、さらに、それぞれ複数の領域に分割された前記基準画像及び前記検索対象画像を、それぞれ、前記基準画像及び前記検索対象画像の各領域よりも小さい領域にさらに分割する多重領域分割手段を備え、所定の条件を満たすまで、前記多重領域分割手段における処理と、前記多重領域分割手段において分割された前記基準画像及び前記検索対象画像を処理対象とする前記対応領域選択手段における処理と、を反復して行うことが好ましい。また、前記所定の条件は、それぞれ複数の領域に分割された前記基準画像及び前記検索対象画像の各領域の縦方向及び横方向の大きさが、それぞれ、前記基準画像の生成時に生じる画像位置についての誤差に基づいて得られる縦方向及び横方向の予想変位の大きさ以下であることが好ましい。
本発明に係る画像処理装置において、前記変位方向の整合度は、その注目領域の前記基準画像上の位置から、その対応候補領域の前記検索対象画像上の位置に相当する前記基準画像上の位置への変位方向を表すベクトルと、前記基準画像においてその注目領域に隣接する領域を含む複数の周辺領域それぞれの変位方向を表すベクトルと、の内積に基づいて求められることが好ましい。
本発明に係る画像処理装置において、前記対応領域選択手段は、前記対応候補領域のそれぞれについて、前記特徴量の適合度及び前記変位方向の整合度に基づく評価関数を用いて評価値を求め、前記対応候補領域のそれぞれについて求められた評価値と、前記評価関数と、を用いて、前記対応候補領域のそれぞれについて新たな評価値を求める処理を、所定の条件を満たすまで反復して行った後、前記対応候補領域のそれぞれについて求められた評価値に基づいて、その注目領域に対応する領域として前記対応候補領域のうちの1つを選択することが好ましい。
また、前記対応領域選択手段は、弛緩法(relaxation method)に従って、前記対応候補領域のそれぞれについて、前記特徴量の適合度及び前記変位方向の整合度に基づく評価関数を用いて評価値を求め、前記対応候補領域のそれぞれについて求められた評価値と、前記評価関数と、を用いて、前記対応候補領域のそれぞれについて新たな評価値を求める処理を、所定の条件を満たすまで反復して行うことが好ましい。
本発明に係る画像処理プログラムは、基準画像と検索対象画像とを照合する画像処理装置としてコンピュータを機能させるプログラムであって、前記基準画像を複数の領域に分割する領域分割手段、前記基準画像の各領域に対応する前記検索対象画像の領域を選択する対応領域選択手段であって、前記基準画像の各領域を注目領域とし、その注目領域に対応する前記検索対象画像の領域の候補である複数の対応候補領域のそれぞれについて、その注目領域から抽出された特徴量と、その対応候補領域から抽出された特徴量と、に基づいて、特徴量の適合度を求め、前記基準画像上のその注目領域の位置から、前記検索対象画像上のその対応候補領域の位置に相当する前記基準画像上の位置への変位方向と、前記基準画像においてその注目領域に隣接する領域を含む複数の周辺領域それぞれの変位方向と、に基づいて、変位方向の整合度を求め、前記対応候補領域のそれぞれについて求められた、前記特徴量の適合度及び前記変位方向の整合度に基づいて、その注目領域に対応する領域として前記対応候補領域のうちの1つを選択する対応領域選択手段、前記基準画像の各領域から抽出された特徴量と、前記対応領域選択手段において前記基準画像のその領域に対応する領域として選択された前記検索対象画像の領域から抽出された特徴量と、の類似度に基づいて、前記基準画像と前記検索対象画像との類似度を算出する類似度算出手段、として前記コンピュータを機能させることを特徴とする。
請求項1及び9に係る発明によると、基準画像と検索対象画像とを精度良く照合することができる。
請求項2に係る発明によると、基準画像と検索対象画像とを精度良く、かつ容易に照合することができる。
請求項3に係る発明によると、基準画像生成時の画像の幾何学的誤差に応じて適切に基準画像と検索対象画像とを照合できる。
請求項4に係る発明によると、基準画像及び検索対象画像のいずれか一方又は両方に大きな幾何学的変動がある場合でも、高速に基準画像と検索対象画像とを照合できる。
請求項5に係る発明によると、基準画像生成時の画像の幾何学的誤差に応じて適切に基準画像と検索対象画像とを照合できる。
請求項6に係る発明によると、基準画像の注目領域の変位方向の整合度を容易に求めることができる。
請求項7及び8に係る発明によると、基準画像と検索対象画像とを精度良く、かつ容易に照合できる。
以下に、本発明の実施の形態を、図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明の1つの実施形態の画像処理装置の構成の一例を示す図である。画像処理装置10は、制御部12、記憶部14、画像入力部16、標準入力部18、出力部20、及び通信部22を備える。制御部12、記憶部14、画像入力部16、標準入力部18、出力部20、及び通信部22は、バス24を介して相互に接続される。
制御部12は、記憶部14に記憶された画像処理プログラムを読み出して実行し、画像の照合に関する後述の処理を行う。制御部12は、例えば一般的なコンピュータのCPU(中央演算装置:Central Processing Unit)などの演算装置によって実現できる。
記憶部14は、ハードディスクやCD、DVDなどの記憶媒体であり、画像処理装置10の処理対象となる画像データや、制御部12が行う処理の流れを記述したプログラムなどを記憶することができる。
画像入力部16は、画像処理装置10で処理対象となる画像データの入力を受け付ける。例えば、画像入力部16は、画像を所定間隔ごとにサンプリングし、画素ごとに色相、輝度、又は明度などの値を有するデジタル画像データとして読み込む。画像入力部16によって読み込まれた画像データは、記憶部14に記憶させることができる。画像入力部16は、スキャナ、デジタルカメラ又はデジタルビデオなどの一般的な画像入力装置を用いて実現できる。
標準入力部18は、キーボード、マウスなどの入力装置であって、制御部12で行われる処理において必要な指示など、ユーザからの入力を受け付ける。
出力部20は、例えばCRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイや液晶ディスプレイなどの表示装置であって、処理対象の画像の内容や、制御部12における処理の結果などを表示する。
通信部22は、例えばインターネットなどの通信手段(図示しない)を介して画像処理装置10に接続された図示しないサーバ、他のコンピュータ、又はその他の機器と、画像処理装置10と、の間の通信を行うためのインターフェースである。画像処理装置10は、通信部22を介して処理対象の画像データを取得することができる。
図2は、制御部12が行う画像の類似度算出処理の一例を示すフローチャートである。図2に示す処理は、ある基準画像と検索対象の画像との類似度を算出する処理である。例えば、記憶部14に記憶された画像データベースの中から、ユーザが指定した基準画像と最も類似する画像を検索する場合に、画像データベース中の画像のそれぞれについて図2に示す処理を行うことで基準画像との類似度を算出し、画像データベース中の画像のうち基準画像との類似度が最大である画像を、基準画像に最も類似する画像として抽出することができる。
ステップS1で、制御部12は、画像照合の基準となる基準画像を取得する。基準画像の画像データは、画像入力部16又は通信部22を介して取得できる。制御部12は、例えばユーザの指示などに応じて、記憶部14に記憶された画像の1つを基準画像として取得することもある。
次に、ステップS2で、制御部12は、基準画像との類似度を算出する検索対象の画像を取得する。検索対象画像は、記憶部14に記憶された画像データベースから取得しても良いし、画像入力部16又は通信部22を介して取得しても良い。
ステップS3で、基準画像を複数の領域(メッシュ)に分割する。例えば、図3のように、基準画像を矩形のメッシュに分割する。各メッシュの大きさは均等であっても良いし、不均等であっても良い。また、メッシュの形状は、閉曲線で囲まれる任意の形状とすることができる。例えば、矩形、円形、又は多角形とすることができる。
各メッシュの大きさは、処理対象となる画像の特性によって決定することができる。例えば、基準画像が紙文書を複写機で複製したり、スキャナで読み取ったりして得られる再生画像である場合、使用されるスキャナ、光学系、又は印刷機構などの誤差により、再生画像の印刷位置や拡大率に誤差が生じる。この印刷位置や拡大率の誤差により発生する変位量の最大値が既知である場合、この最大変位量に応じて各メッシュの大きさを決定することが好適である。例えば、主走査、副走査方向の最大変位量がそれぞれδh、δvである場合、各メッシュの幅をδh以下、高さをδv以下とすることが好適である。
以下の説明では、図3に示すように、画像データを横10×縦10=100個の均等な矩形メッシュとして分割したものとする。このとき、画像データが横500画素×縦500画素であったならば、1つのメッシュには横50画素×縦50画素が含まれることになる。
ステップS4で、制御部12は、ステップS3で分割された基準画像の各メッシュについて特徴量を抽出する。以下の説明では、各メッシュの平均色及びエッジ画素量を特徴量として抽出するものとする。しかし、以下の説明は一例であり、他の物理量を特徴量として抽出しても良い。
各メッシュの平均色は、各メッシュに含まれる画素毎の色の成分をメッシュ全体について平均することによって算出することができる。例えば、各画素が赤、緑及び青(RGB)の各色成分により表現され、各色成分が数値化されている場合、メッシュに含まれる全画素のR成分、G成分及びB成分の色成分ごとに加算し、その合計値を画素数で割ることによって、そのメッシュの平均色の各色成分を算出する。画像データが白黒である場合には、各画素をRGBの色空間に変換した後に平均色を計算することができる。例えば、画素が白の場合にはRGB=(255,255,255)、黒の場合にはRGB=(0,0,0)と変換した後に、メッシュ毎の平均色を算出する。ここでは、画素の色データがRGB色空間で表現されている場合を例示したが、これに限定されるものではない。画素の色データがYUV色空間、YMCK色空間などの他の色空間で表現されている場合も、各色成分の平均値を算出することによって平均色を算出することができる。
各メッシュのエッジ画素量とは、1つのメッシュ内の全画素数に対するエッジ画素数の割合を示す。エッジ画素量の算出は、既存のエッジ画素の検出方法を用いて行うことができる。例えば、画像の輝度成分に対してエッジ抽出フィルタを用いて画素単位のエッジ量を抽出し、所定の閾値を超えるエッジ量を有する画素をエッジ画素とする。
以上のように、各メッシュに対して平均色とエッジ画素量の2つの特徴量が抽出される。図3の例では、メッシュ分割数が100個であるので、平均色及びエッジ画素量がそれぞれ100個ずつ得られる。
次に、図2のステップS5で、制御部12は、検索対象画像を複数のメッシュに分割する。ステップS5では、ステップS3について説明したのと同様の処理を検索対象画像に対して行う。
ステップS6では、制御部12は、ステップS5で分割された検索対象画像の各メッシュについて特徴量を抽出する。ステップS6では、ステップS4について説明したのと同様の処理を検索対象画像に対して行う。
ステップS6までの処理が終了すると、基準画像及び検索対象画像はそれぞれメッシュに分割され、各メッシュから特徴量が抽出される。図3に示すように、基準画像の各メッシュをMSHxijと表記し、検索対象画像の各メッシュをMSHyijと表記する。添え字i及びjは、それぞれメッシュの横及び縦の位置を示す。図3の画像分割例では、メッシュの分割数が横10×縦10であるので、添え字のi,jはそれぞれ0から9までの値となり、基準画像において(横2,縦1)の位置にあるメッシュはMSHx21と表記される。
また、各メッシュから抽出された平均色及びエッジ画素量を、それぞれAVExij及びEGExijと表記する。平均色はRGB色空間においてR成分、G成分及びB成分を有し、各成分をAVERxij,AVEGxij及びAVEBxijと表記する。すなわち、AVExij=(AVERxij,AVEGxij,AVEBxij)と表される。メッシュMSHxijから抽出された平均色及びエッジ画素量をMSHxijの特徴量ベクトル(AVERxij,AVEGxij,AVEBxij,EGExij)として表すことができる。
次に、図2のステップS7で、制御部12は、基準画像の各メッシュについて、検索対象画像において対応するメッシュを選択する。ステップS7では、基準画像の各メッシュについて、そのメッシュの特徴量と、そのメッシュの周辺のメッシュの変位方向と、を考慮して検索対象画像上の対応メッシュを選択する。
図4から図6を参照し、図2に示すフローチャートのステップS7の対応メッシュ選択処理について説明する。ここでは、弛緩法(relaxation method)に従ってステップS7の対応メッシュ選択処理を行う例について説明する。弛緩法は、対象物にその特徴によってラベルを付ける方法において、対象物間の関係の情報を用いてラベル付けのあいまいさを取り除いていく方法である。
図4は、図2のフローチャートのステップS7の対応メッシュ選択処理の流れの例を示すフローチャートである。図5は、図4に示す処理における基準画像及び検索対象画像の各メッシュの関係の一例を表す説明図である。
まずステップS70で、制御部12は、基準画像のメッシュのうちから、1つの注目メッシュaを選択する。図5(a)に示す例では、基準画像のメッシュMSHx11が注目メッシュaとして選択されている。
次に、図4のステップS71で、制御部12は、基準画像の注目メッシュaに対応する検索対象画像内のメッシュの候補を選択する。例えば、図5(a)及び図5(b)に示すように、基準画像の注目メッシュaの周囲8個のメッシュを近傍メッシュb(n=1,2,・・・,8)とし、基準画像上の注目メッシュa及び近傍メッシュbの位置に対応する検索対象画像上の位置にある9個のメッシュy(n=0,1,・・・,8)を注目メッシュaの対応候補メッシュとして選択する。つまり、検索対象画像上において、注目メッシュaの基準画像上の位置(横1,縦1)に対応する位置のメッシュMSHy11(=y0)及びMSHy11の周囲8個のメッシュを対応候補メッシュyとする。 図6に、基準画像の注目メッシュaの位置から近傍メッシュbの位置への変位方向λを示す。変位方向λ,λ,…,λは、それぞれ、注目メッシュaの位置から近傍メッシュb,b,…,bの位置への変位方向を示し、λは「変位なし」の状態を示す。対応候補メッシュyは、注目メッシュaを図6に示す変位方向λ(n=0,1,…,8)へ変位させた場合の基準画像上の位置(注目メッシュaの位置及び近傍メッシュbの位置)に対応する検索対象画像上の位置にあるメッシュであるとも言える。よって、「注目メッシュaの対応メッシュがyである」ことは、「注目メッシュaの変位方向がλである」ことであると言える。
図4のステップS71で選択された対応候補メッシュyのうちの1つのメッシュが、ステップS72以下の処理により、注目メッシュaの対応メッシュとして選択される。
ステップS72では、制御部12は、ある対応候補メッシュyについて、注目メッシュaの対応メッシュとしての適合度を計算する。ここで、注目メッシュaの対応メッシュとしてyが正解である確率、つまり、注目メッシュaの変位方向がλである確率をp (r)(λ)とする。すべての変位方向λ(j=0,1,・・・,8)についてのp (r)(λ)の和は1である(式(1))。
Figure 0004867620
式(1)で、Mは、変位方向λの個数を示し、ここではM=8である。また、式(1)で、(r)は、ステップS70からステップS75までの処理のr回目の反復を表し、初期値r=0は例えばp (0)(λ)=1/(M+1)=1/9とする。ステップS70からステップS75までの処理を反復して行って、p (r)(λ)を求めることで、注目メッシュaの対応メッシュを選択する。
注目メッシュaの変位方向がλであることの適合度を求めるための適合関数として、例えば式(2)で定義される関数を用いる。適合関数cin(j,k)は、基準画像において注目メッシュaの周辺に位置する近傍メッシュbが、注目メッシュaの変位方向λと同じ変位方向を有し、かつ、注目メッシュaから抽出された特徴量と対応候補メッシュyから抽出された特徴量との類似性が高い場合に大きな値を取るように定義される。
Figure 0004867620
ここで、λは、注目メッシュaの変位方向を表すベクトル(‖λ‖=1)、λは、近傍メッシュbの変位方向を表すベクトル(‖λ‖=1)、corr(v,w)は、注目メッシュaの特徴量ベクトルvと対応候補メッシュyの特徴量ベクトルwとの間の相関係数、αは調整パラメータである。
式(2)において、注目メッシュaの特徴量ベクトルvと対応候補メッシュyの特徴量ベクトルwとの間の相関係数corr(v,w)の項は、注目メッシュaの特徴量ベクトルvと対応候補メッシュyの特徴量ベクトルwとの類似性を表すものである。各メッシュから抽出される特徴量の個数をN、v=(vi1,・・・,viN)、w=(wj1,・・・,wjN)とすると、corr(v,w)は、例えば次の式(3)に従って計算でき、−1≦corr(v,w)≦1となる。
Figure 0004867620
本実施形態では、各メッシュから平均色のR成分AVE、G成分AVE、及びB成分AVEと、エッジ画素量EGEと、の4個の特徴量が抽出される。よって、注目メッシュaの特徴量ベクトルv=(vi1,・・・,vi4)=(AVERai,AVEGai,AVEBai,EGEa)、対応候補メッシュyの特徴量w=(wj1,・・・,wj4)=(AVERyj,AVEGyj,AVEByj,EGEy)として、式(3)によりcorr(v,w)を計算する。
図5を参照すると、例えば注目メッシュaが変位方向λを有すること、つまり、注目メッシュaの対応メッシュがyであることの適合度を求める場合、注目メッシュaの特徴量ベクトルvと、対応メッシュyの特徴量ベクトルwと、の相関係数corr(v,w)を求めることになる。特徴量ベクトルvと特徴量ベクトルwとの間の相関係数の代わりに、2つの特徴量ベクトル間のユークリッド距離を求めても良い。
注目メッシュaの変位方向λ及び近傍メッシュbの変位方向λのいずれも「変位なし」ではない場合(j,k≠0)、式(2−1)に従って適合関数cin(j,k)を計算する。式(2−1)の第1項のλ・λは、注目メッシュaの変位方向の整合度を表し、λとλとの内積である。ここでは、‖λ‖=‖λ‖=1より、−1≦λ・λ≦1となる。
注目メッシュaの変位方向λ及び近傍メッシュbの変位方向λのいずれも「変位なし」である場合(j=k=0)、式(2−2)に従って適合関数cin(j,k)を計算する。式(2−2)の第1項において、注目メッシュaの変位方向の整合度を表す値を1とする。この場合、注目メッシュa及び近傍メッシュbの変位方向は同じであるので、変位方向の整合度を高く設定する。
注目メッシュaの変位方向λ及び近傍メッシュbの変位方向λのいずれか一方のみが「変位なし」である場合、式(2−3)に従って適合関数cin(j,k)を計算する。式(2−3)では、注目メッシュaの変位方向の整合度は0としている。
式(2)の適合関数cin(j,k)を用いて、ある近傍メッシュbとの関係において注目メッシュaが変位方向λを持つ平均適合度fin (r)(j)は、式(4)で表される。
Figure 0004867620
in (r)(j)を、注目メッシュaのすべての近傍メッシュb(n=1,2,・・・,8)について考えると、注目メッシュaの変位方向がλである適合度q (r)(λ)は、次の式(5)で表される。
Figure 0004867620
以上で説明したとおり、ステップS72では、制御部12は、式(5)に従って、ある対応候補メッシュyの適合度(注目メッシュaの変位方向がλである適合度)q (r)(λ)を求める。
ステップS73では、制御部12は、注目メッシュaのすべての対応候補メッシュyについて、適合度q (r)(λ)が計算されたか否かを判定する。すべての対応候補メッシュyについて適合度が計算されていれば、ステップS74に進み、すべての対応候補メッシュyについて適合度が計算されていなければ、ステップS72に戻ってまだ適合度の計算されていない対応候補メッシュについて適合度を計算する。
ステップS74では、制御部12は、ステップS72で求めた各対応候補メッシュyの適合度q (r)(λ)を用いて、注目メッシュaの対応メッシュとしてyが正解である確率、つまり、注目メッシュaの変位方向がλである確率p (r)(λ)の値を次の式(6)に従って更新する。
Figure 0004867620
ステップS74では、注目メッシュaのすべての対応候補メッシュy(n=0,1,2,・・・,8)について、正解確率p (r)(λ)を計算する。
ステップS75では、基準画像のすべてのメッシュについて処理が行われたか否かを確認する。基準画像のすべてのメッシュについて処理が行われていればステップS76に進み、基準画像のすべてのメッシュについて処理が行われていなければ、ステップS70に戻ってまだ処理が行われていないメッシュを注目メッシュとしてステップS71以下の処理を行う。
ステップS76では、所定の収束条件が満たされているか否かを判定する。例えば、ステップS70からステップS75までの処理の反復回数rが予め設定された回数を超えていれば収束条件を満たすと判定する。また、例えば、基準画像において、変位方向がλである確率p (r)(λ)が予め設定された値以上(例えば、0.8以上)となるメッシュが、予め設定された値以上(例えば、基準画像のメッシュ数の合計の9割以上)となった場合に収束条件を満たすと判定しても良い。
ステップS77では、基準画像上のすべてのメッシュaについて、確率p(r)(λ)が最大となるλを変位方向として採用する。つまり、確率p(r)(λ)が最大となる検索対象画像の対応候補メッシュyを、そのメッシュaの対応メッシュとして選択する。ステップS77の処理の後、対応メッシュ選択処理(図2のステップS7)は終了する。
以上、図4から図6を参照して説明したステップS7の処理では、近傍メッシュbとしては、注目メッシュaの周囲8個のメッシュを選択し(図5(a))、対応候補メッシュyとしては、基準画像上の注目メッシュa及び近傍メッシュbの位置に対応する検索対象画像上の位置にあるメッシュを選択した。図7に、近傍メッシュb及び対応候補メッシュyの選択の他の一例を示す。図7を参照すると、注目メッシュaの近傍メッシュbとしては、注目メッシュaの周囲の24個のメッシュが選択され、対応候補メッシュyとしては、注目メッシュa(MSHx22)の位置に対応する検索対象画像上の位置のメッシュy(=MSHy22)と、近傍メッシュb(n=1,2,・・・,24)の位置に対応する、yの周囲の24個のメッシュと、が選択される。図7に示すように近傍メッシュb及び対応候補メッシュyを選択した場合、図4のステップS72において、注目メッシュaの変位方向がλであることの適合度q (r)(λ)は、変位方向λの個数M=24として、次の式(7)に従って計算される。
Figure 0004867620
式(7)中の適合関数cin(j,k)は、式(2)に従って計算される。式(7)において、dinは、注目メッシュaと近傍メッシュbとの距離に関する重みであり、距離が大きいほど小さな値とする。例えば、メッシュaとbとの距離の逆数をdinとすることができる。
以上で説明したステップS7の処理によって、基準画像の各メッシュと検索対象画像の各メッシュとの対応付けを行った後、ステップS8で、制御部12は、ステップS7で求められた基準画像の各メッシュと検索対象画像の各メッシュとの対応関係に基づいて、基準画像と検索対象画像との類似度を算出する。例えば、基準画像と検索対象画像との対応するメッシュの各組について、特徴量ベクトル間の相関係数やユークリッド距離などを求めることで特徴量の類似度を算出し、算出した類似度を基に基準画像と検索対象画像との類似度を評価する。
図8及び図9を参照し、制御部12が行う類似度算出処理の他の一例について説明する。
図8は、制御部12が行う処理の流れの一例を示すフローチャートである。図8に示すフローチャートにおいて、図2に示すフローチャートと同様の処理には同様の符号を付す。
図8において、基準画像取得処理(ステップS1)から基準画像の特徴量の抽出処理(ステップS4)までは、図2を参照して説明した上述のステップS1からステップS4までの処理と同様の処理が行われる。次に、図8に示すフローチャートの処理は、検索対象画像をメッシュ分割(図2のステップS5)及び検索対象画像の特徴量の抽出(図2のステップS6)を行うことなく、ステップS10の対応メッシュ選択処理へ進む。
ステップS10の対応メッシュ選択処理では、制御部12は、図4に示すフローチャートに従って処理を行うが、対応候補メッシュの選択処理(ステップS71)及び対応候補メッシュの適合度計算処理(ステップS72)の内容が、図4から図7を参照して説明した上述のステップS71及びステップS72の処理の内容と異なる。
図9を参照し、ステップS10の対応メッシュ選択処理における、基準画像の注目メッシュの対応候補メッシュ選択処理(図4のステップS71)について説明する。図9(a)に示すように、基準画像の注目メッシュaの周辺の領域である近傍B内において、所定の方向及び所定の大きさを有する変位方向ベクトルλに従って注目メッシュaを変位させた位置のメッシュを近傍メッシュbとする。変位方向ベクトルλの個数は必要に応じて設定できるし、変位方向ベクトルλそれぞれの方向及び大きさも、必要に応じて設定できる。例えば、λの大きさを基準画像の各メッシュの横方向又は縦方向の大きさのγ倍(0<γ)とし、γの値を任意に設定することができる(例えば、γ=0.5,0.75,1.0,1.25)。
図8及び図9を参照して説明する本例の処理では、図8のステップS3において分割された基準画像のメッシュに一致しない領域が近傍メッシュbとして選択されることがある。図9(a)に示すように、注目メッシュaの一部と近傍メッシュbの一部とが重複していても良い。また、異なる近傍メッシュb及びbの一部が重複しても良い。このように近傍メッシュbが選択され、基準画像上の近傍メッシュbの位置に対応する検索対象画像上の位置にある領域が、対応候補メッシュyとして選択される。
ステップS10の対応メッシュ選択処理において、図9を参照して説明したように注目メッシュaの対応候補メッシュyを選択した(図4のステップS71)後、ステップS72において、制御部12は、まず、選択した対応候補メッシュyから特徴量を抽出する。この、特徴量を抽出する処理は、図8のステップS4において基準画像の各メッシュについて行われる特徴量抽出処理と同様である。そして、次の式(8)に従って、注目メッシュaの変位方向がλであることの適合度q (r)(λ)を計算する。
Figure 0004867620
式(8)中の適合関数cin(j,k)は、式(2)に従って計算される。式(8)において、Bは、近傍メッシュに付される番号の集合である。dinは、注目メッシュaと近傍メッシュbとの距離に関する重みであり、距離が大きいほど小さな値とする。例えば、メッシュaとbとの距離の逆数をdinとすることができる。
以上のようにステップS72で対応候補メッシュの適合度を計算した後、図4のステップS73からステップS77では、制御部12は、上記で説明したステップS73からステップS77の処理と同様の処理を行い、図8のステップS10の対応メッシュ選択処理を終了する。その後、ステップS8で、図2を参照して説明したステップS8の処理と同様に基準画像と検索対象画像との類似度が算出される。
以上で説明した実施形態の処理では、基準画像の各メッシュについて検索対象画像上の対応メッシュを選択する際に、基準画像の注目メッシュ及び注目メッシュの近傍メッシュの位置に対応する検索対象画像上の位置にあるメッシュの特徴量を考慮し、かつ、注目メッシュの変位方向と注目メッシュの近傍メッシュの変位方向との整合性を考慮する。したがって、例えば、図10に示すように、基準画像(図10(a))と検索対象画像(図10(b))とが同じ画像を表すが、画像データ上での位置がずれている場合に、本実施形態の処理によると、基準画像の各メッシュに対して、そのメッシュの近傍のメッシュ位置に対応する検索対象画像の位置にあるメッシュの特徴量が考慮されるので、基準画像の各メッシュと検索対象画像の各メッシュとの正しい対応関係が得られる。
また、上述の実施形態の処理によると、基準画像の各メッシュについて、特徴量の類似性が高く、かつ、基準画像の各メッシュの変位方向とその近傍のメッシュの変位方向との整合性が高くなるように、検索対象画像の対応メッシュが選択される。つまり、上述の実施形態の処理では、基準画像の各メッシュがその近傍のメッシュと同じ方向又は近い方向に変位するように、基準画像の各メッシュと検索対象画像の各メッシュとの対応関係が決定される。したがって、上述の実施形態の処理は、画像の局所領域内のメッシュ同士が同じ方向又は近い方向に変位するような画像の変動が生じている場合、例えば図11に示すように、画像の縮小(図11(a))又は回転(図11(b))が生じている場合に、基準画像の各メッシュと検索対象画像の各メッシュとの正しい対応関係を得るのに適している。
以上より、上述の実施形態の処理によると、例えば紙文書を複写機で複製して得られる画像において生じやすい、画像の位置ずれ、拡大縮小、及び回転などの変動に対してロバストな画像照合が可能となる。
図12及び図13を参照し、制御部12が行う類似度算出処理の他の一例について説明する。
図12は、制御部12が行う処理の流れの他の一例を示すフローチャートである。図12に示すフローチャートにおいて、図2に示すフローチャートと同様の処理には同様の符号を付している。
ステップS1の基準画像取得及びステップS2の検索対象画像取得の処理は、図2のフローチャートを参照して説明した処理と同様である。
ステップS20で、制御部12は、基準画像を現在よりも小さいメッシュにメッシュ分割する。例えば、現在の基準画像の各メッシュを、縦方向及び横方向の長さがそれぞれ現在の半分である4つのメッシュに分割する。このように分割すると、基準画像は2倍の解像度にメッシュ分割されることになる。
ステップS4では、制御部12は、ステップS20で分割された基準画像の各メッシュについて、図2を参照して説明したステップS4と同様の処理を行い、基準画像の特徴量を抽出する。
ステップS21で、制御部12は、検索対象画像に対してステップS20と同様の処理を行い、検索対象画像を現在よりも小さいメッシュにメッシュ分割する。
ステップS6では、制御部12は、ステップS21で分割された検索対象画像の各メッシュについて、図2を参照して説明したステップS6と同様の処理を行い、検索対象画像の特徴量を抽出する。
ステップS22の対応メッシュ選択処理では、前回ステップS22の処理を行ったときに得られた情報を用いて、基準画像の各メッシュについて対応メッシュを選択する。ステップS22の対応メッシュ選択処理では、図4に示すフローチャートと同様の処理を行うが、ステップS71における対応候補メッシュの選択処理の内容が、図4から図7を参照して説明した上述の処理、及び図9を参照して説明した上述の処理と異なる。以下、ステップS22の対応メッシュ選択処理において行われる、注目メッシュの対応候補メッシュの選択処理(図4のステップS71)について説明する。
本例の対応候補メッシュ選択処理(図4のステップS71)では、制御部12は、前回のステップS22の処理において選択された基準画像の各メッシュの対応メッシュの位置を参照して対応候補メッシュを選択する。
例えば図13に示すように、1回目のステップS22の処理において、注目メッシュa(MSHx11)に対応するメッシュとしてy(MSHy22)が選択されたとする。その後、ステップS23の判定の結果、処理がステップS20に戻り、ステップS20及びステップS21での処理によって、基準画像及び検索対象画像がそれぞれ2倍の解像度に分割されたとする。2回目のステップS22の処理において、1回目のステップS22の処理を行った際の注目メッシュaを分割して得られた4つのメッシュのうち、左上のメッシュ(MSHx1a1a)が新たな注目メッシュa’とされたとする。2回目のステップS22の処理において、この新たな注目メッシュa’の対応候補メッシュとしては、MSHy1a1aを中心とする9個のメッシュではなく、1回目のステップS22の処理において注目メッシュaの対応メッシュとして選択されたy(MSHy22)を分割して得られた4つのメッシュの左上のメッシュMSHy2a2aを中心とする9個のメッシュが選択される。
ステップS22の処理を初めて行う場合は、ステップS71の対応候補メッシュ選択処理において、制御部12は、図4から図7を参照して説明した上述の処理、及び図9を参照して説明した処理と同様に、基準画像の注目メッシュaの位置(横i,縦j)に対応する検索対象上の位置(横i,縦j)のメッシュを対応候補メッシュyとし、注目メッシュaの近傍メッシュb(n=1,…,M)に対応する検索対象画像のメッシュを対応候補メッシュy(n=1,…,M)として選択する。
以上で説明したステップS71の処理の後、図4のステップS72からステップS77では、既に上記で説明したステップS72からステップS77の処理と同様の処理を行い、図12のステップS22の処理を終了する。
ステップS22の処理の後、ステップS23で、基準画像が所定の解像度までメッシュ分割されたか否かを判定する。例えば、予め設定された回数だけ繰り返した場合に、基準画像が所定の解像度まで分割されたと判定する。又は、各メッシュの大きさが予め設定された大きさ以下である場合に、所定の解像度であると判定する。このように、各メッシュの大きさに基づいて判定を行う場合、判定基準となるメッシュの大きさは、処理対象となる画像の特性によって決定することができる。例えば、基準画像が紙文書を複写機で複製したり、スキャナで読み取ったりして得られる再生画像である場合、使用されるスキャナ、光学系、又は印刷機構などの誤差により、再生画像の印刷位置や拡大率に誤差が生じる。この印刷位置や拡大率の誤差により発生する変位量の最大値が既知である場合、この最大変位量に応じて判定基準となるメッシュの大きさを決定することが好適である。例えば、主走査、副走査方向の最大変位量がそれぞれδh、δvである場合、判定基準となるメッシュの幅をδh以下、高さをδv以下とすることが好適である。
ステップS23で、所定の解像度であると判定されたらステップS8へ進み、所定の解像度でないと判定されたらステップS20に戻る。
ステップS8では、制御部12は、図2を参照して説明したステップS8と同様の処理を行い、基準画像と検索対象画像との類似度を算出する。
図12及び図13を参照して説明した処理を行うと、基準画像及び検索対象画像に比較的大きな変位が生じている場合でも基準画像の各メッシュと検索対象画像の各メッシュとの対応付けを適切に行うことができる。
例えば、図14Aに示すように、メッシュ分割数が横8×縦8になるように基準画像及び検索対象画像をメッシュ分割した場合において、基準画像のメッシュa(=MSHx33)に対応する検索対象画像のメッシュがMSHy54であるとする。この図14Aに例示する画像を処理する場合、図2のフローチャートに従って基準画像及び検索対象画像のメッシュ分割(ステップS3,S5)と対応メッシュ選択処理(ステップS7)とをそれぞれ一度だけ行って、基準画像のメッシュa(=MSHx33)に対応する検索対象画像のメッシュMSHy54を正しく選択するためには、注目メッシュaの近傍メッシュbとして、図14Aの実線太枠中の24個のメッシュ(MSHxij(i,j=1,2,…,5))を選択し、基準画像上の注目メッシュa及び近傍メッシュbのそれぞれの位置に対応する検索対象画像上の位置にある25個の対応候補メッシュy(n=0,1,…,24)について、その適合度を計算する必要がある。例えば図5を参照して説明した場合のように、注目メッシュaの近傍メッシュbとして、注目メッシュaの周囲8個のメッシュ(図14Aの点線太枠内のメッシュ)を選択すると、正しい対応メッシュMSHy54が対応候補メッシュyに含まれない。
図14Bを参照し、図14Aに例示した画像と同じ画像について、図12及び図13を参照して説明した処理に従って基準画像の各メッシュと検索対象画像の各メッシュとの対応付けを行う場合の処理について説明する。例えば、1回目の図12のステップS20,S21において、図14B(a)のように、メッシュ分割数が横4×縦4になるように基準画像及び検索対象画像がメッシュ分割されたとする。次に、MSHx33の領域を含む注目メッシュAについて、注目メッシュAの周囲8個のメッシュを近傍メッシュBとしてステップS22の対応メッシュ選択処理が行われ、近傍メッシュBに対応する検索対象画像のメッシュが注目メッシュAの対応メッシュとして選択されたとする。ステップS23の判定の後に行われる2回目のステップS20,S21の処理では、図14B(b)に示すように、基準画像及び検索対象画像の図14B(a)に示す各メッシュを4個のメッシュに分割して、それぞれの画像のメッシュ分割数を図14Aと同じ横8×縦8とする。その後のステップS22の対応メッシュ選択処理において、基準画像の注目メッシュa(=MSHx33)について検索対象画像の対応候補メッシュを選択する際には、1回目のステップS22の処理(図14B(a))において得られたメッシュの対応関係を利用する。1回目のステップS22の処理では、上述の通り、注目メッシュAの対応メッシュとして、基準画像上の近傍メッシュBの位置に対応する検索対象画像上の位置にあるメッシュ(MSHyij(i,j=4,5))が選択された。この関係を利用して、図14B(b)に示すように、基準画像上の注目メッシュa(=MSHx33)の位置に対応する検索対象画像上の位置にある対応候補メッシュyとして、MSHy33ではなくMSHy55を選択し、注目メッシュaの周囲8個の近傍メッシュにそれぞれ対応する対応候補メッシュyとして、MSHy55の周囲8個のメッシュを選択する。このように選択された対応候補メッシュyの適合度を計算すると、基準画像のメッシュMSHy33の正しい対応メッシュMSHy54を選択できる。
図12及び図14Bを参照して説明した処理の例によると、1回目のステップS22の対応メッシュ選択処理において、基準画像の注目メッシュA及び近傍メッシュB(n=1,2,…,8)(図14B(a))に対応する検索対象画像上の位置にある9個の対応候補メッシュの適合度を計算し、2回目のステップS22の処理において、9個の対応候補メッシュy(n=0,1,…,8)(図14B(b))の適合度を計算することで、つまり、合計で18個の対応候補メッシュの適合度を計算することで、基準画像のメッシュMSHx33の正しい対応メッシュMSHy54を選択できる。したがって、図12のフローチャートに従う処理によると、25個の対応候補メッシュの適合度を計算する図2及び図14Aを参照して説明した処理よりも、少ない計算量で基準画像のメッシュMSHx33の対応メッシュを選択できる。
以上のように、図12及び図13を参照して説明した処理によると、画像に大きな変位が生じている場合であっても、適切に、かつ高速に基準画像の各メッシュと検索対象画像の各メッシュとの対応関係を得ることができる。
なお、以上で説明した実施形態の制御部12の処理では、図2のステップS7、図8のステップS10、及び図12のステップS22の対応メッシュ選択処理において、いずれも、図4のフローチャートを参照し、弛緩法に従って基準画像の各メッシュについて検索画像上の対応メッシュを選択する方法について説明した。注目メッシュ及び対応候補メッシュの特徴量ベクトルの類似性と、注目メッシュの近傍のメッシュの変位方向に基づく変位方向の整合性と、の両方を考慮して注目メッシュの対応メッシュを選択できるような方法であれば、自己組織化マップ(Self Organizing Map)や動的計画法マッチングなど、弛緩法以外の方法を適用することもできる。
本発明の1つの実施形態の画像処理装置の構成の一例を示す図である。 本発明の1つの実施形態で行われる画像の類似度算出処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の1つの実施形態で行われる処理において、画像を複数の領域に分割した様子の一例を示す図である。 本発明の1つの実施形態で行われる対応メッシュ選択処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図4に示すフローチャートによる処理において、基準画像及び検索対象画像の各メッシュの関係の一例を表す説明図である。 本発明の1つの実施形態で行われる処理において、基準画像のメッシュの変位方向の一例を示す説明図である。 図4に示すフローチャートによる処理において、基準画像及び検索対象画像の各メッシュの関係の他の一例を表す説明図である。 本発明の1つの実施形態で行われる画像の類似度算出処理の他の一例を示すフローチャートである。 図8に示すフローチャートによる処理において、基準画像及び検索対象画像のメッシュの関係の一例を表す説明図である。 本発明の1つの実施形態で行われる画像の類似度算出処理において処理される画像の一例を示す図である。 本発明の1つの実施形態で行われる画像の類似度算出処理において処理される画像の一例を示す図である。 本発明の1つの実施形態で行われる類似度算出処理の他の一例を示すフローチャートである。 図12に示すフローチャートによる処理において、基準画像及び検索対象画像の各メッシュの関係の一例を表す説明図である。 本発明の1つの実施形態で行われる画像の類似度算出処理において処理される画像の一例を示す図である。 図12に示すフローチャートによる処理において、画像のメッシュ分割の例を示す図である。
符号の説明
10 画像処理装置、12 制御部、14 記憶部、16 画像入力部、18 標準入力部、20 出力部、22 通信部、24 バス。

Claims (6)

  1. 基準画像と検索対象画像とを照合する画像処理装置であって、
    前記基準画像を複数の領域に分割する領域分割手段と、
    前記基準画像の各領域に対応する前記検索対象画像の領域を対応領域として選択する対応領域選択手段であって、
    前記基準画像の各領域を注目領域 とし、注目領域 について、前記基準画像において当該注目領域a の(iは1から前記基準画像上の前記複数の領域の領域数までの整数)周辺に位置する各近傍領域b (nは1からMまでの整数。Mは前記注目領域に対する前記近傍領域の数)及び当該注目領域a の位置に対応する前記検査対象画像上の各領域を対応候補領域y (jは0からMまでの整数。j=0は、対応候補領域y が当該注目領域a の位置に対応する前記検査対象画像上の領域であることを示す)とし、それら対応候補領域 のそれぞれについて、
    前記基準画像上の前記複数の領域のうちのある領域a (sは1から前記基準画像上の前記複数の領域の領域数までの整数)が前記検査対象画像上の当該対応候補領域y (tは0からMまでの整数)に変位する場合の変位方向を単位ベクトルλ で表し、当該領域a の変位方向がλ である確率、すなわち当該領域a の対応領域として当該対応候補領域y が正解である確率をp (r) (λ )と表す場合に、
    当該注目領域 から抽出された特徴量 と、その対応候補領域 から抽出された特徴量 と、の相関係数corr(v ,w )を、特徴量の適合度として求め、前記基準画像上の当該注目領域 ら前記検索対象画像上のその対応候補領域 への変位方向λ と、前記基準画像において当該注目領域 ついての前記各近傍領域 それぞれの変位方向λ (kは0からMまでの整数)と、の内積λ ・λ を、変位方向の整合度として求め、求めた前記特徴量の適合度corr(v ,w )と前記変位方向の整合度λ ・λ とから、次式(1)
    Figure 0004867620
    に従って適合関数値c in (j,k)を求める適合関数値計算処理(ここで、αは所定の調整パラメータ)と、
    次式(2)又は(3)又は(4)、
    Figure 0004867620
    Figure 0004867620
    Figure 0004867620
    により、前記注目領域a の変位方向を表すベクトルがλ である適合度q (r) (λ )を求める適合度計算処理(ここで、式(3)及び(4)におけるd in は注目領域a と近傍領域b との距離が大きいほど小さい値となる重みであり、式(4)におけるBは前記各近傍領域b に付される番号nの集合である)と、
    次式(5)、
    Figure 0004867620
    により当該注目領域a の変位方向がλ である確率の更新値p (r+1) (λ )を求める確率更新処理と、
    を実行し、
    ここでrは所定の初期確率p (0) (λ )から開始した前記適合関数値計算処理及び前記適合度計算処理及び前記確率更新処理の反復の回数であり、
    前記反復の結果、前記基準画像上の各注目領域a について前記確率更新処理により求めた前記確率の更新値p (r+1) (λ )が所定の収束条件を満たした場合に、前記各注目領域a について、確率p (r+1) (λ )が最大になる変位方向λ に対応する対象候補領域y を、当該注目領域a に対応する対象領域として選択する対応領域選択手段と、
    前記基準画像の各領域から抽出された特徴量と、前記対応領域選択手段において前記基準画像のその領域に対応する対応領域として選択された前記検索対象画像の領域から抽出された特徴量と、の類似度に基づいて、前記基準画像と前記検索対象画像との類似度を算出する類似度算出手段と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 請求項1に記載の画像処理装置であって、
    前記領域分割手段は、さらに、前記検索対象画像を複数の領域に分割し、
    前記対応領域選択手段は、前記領域分割手段で分割された前記検索対象画像の複数の領域から、前記複数の対応候補領域を選択することを特徴とする画像処理装置。
  3. 請求項1又は2に記載の画像処理装置において、
    前記領域分割手段は、前記基準画像の各領域の縦方向及び横方向の大きさが、それぞれ、前記基準画像の生成時に生じる画像位置についての誤差に基づいて得られる縦方向及び横方向の予想変位の大きさ以下になるように、前記基準画像を複数の領域に分割することを特徴とする画像処理装置。
  4. 請求項2に記載の画像処理装置において、さらに、
    それぞれ複数の領域に分割された前記基準画像及び前記検索対象画像を、それぞれ、前記基準画像及び前記検索対象画像の各領域よりも小さい領域にさらに分割する多重領域分割手段を備え、
    所定の条件を満たすまで、前記多重領域分割手段における処理と、前記多重領域分割手段において分割された前記基準画像及び前記検索対象画像を処理対象とする前記対応領域選択手段における処理と、を反復して行うことを特徴とする画像処理装置。
  5. 請求項4に記載の画像処理装置において、
    前記所定の条件は、それぞれ複数の領域に分割された前記基準画像及び前記検索対象画像の各領域の縦方向及び横方向の大きさが、それぞれ、前記基準画像の生成時に生じる画像位置についての誤差に基づいて得られる縦方向及び横方向の予想変位の大きさ以下であることを特徴とする画像処理装置。
  6. 基準画像と検索対象画像とを照合する画像処理装置としてコンピュータを機能させるプログラムであって、
    前記基準画像を複数の領域に分割する領域分割手段、
    前記基準画像の各領域に対応する前記検索対象画像の領域を対応領域として選択する対応領域選択手段であって、
    前記基準画像の各領域を注目領域 とし、注目領域 について、前記基準画像において当該注目領域a の(iは1から前記基準画像上の前記複数の領域の領域数までの整数)周辺に位置する各近傍領域b (nは1からMまでの整数。Mは前記注目領域に対する前記近傍領域の数)及び当該注目領域a の位置に対応する前記検査対象画像上の各領域を対応候補領域y (jは0からMまでの整数。j=0は、対応候補領域y が当該注目領域a の位置に対応する前記検査対象画像上の領域であることを示す)とし、それら対応候補領域 のそれぞれについて、
    前記基準画像上の前記複数の領域のうちのある領域a (sは1から前記基準画像上の前記複数の領域の領域数までの整数)が前記検査対象画像上の当該対応候補領域y (tは0からMまでの整数)に変位する場合の変位方向を単位ベクトルλ で表し、当該領域a の変位方向がλ である確率、すなわち当該領域a の対応領域として当該対応候補領域y が正解である確率をp (r) (λ )と表す場合に、
    当該注目領域 から抽出された特徴量 と、その対応候補領域 から抽出された特徴量 と、の相関係数corr(v ,w )を、特徴量の適合度として求め、前記基準画像上の当該注目領域 ら前記検索対象画像上のその対応候補領域 への変位方向λ と、前記基準画像において当該注目領域 ついての前記各近傍領域 それぞれの変位方向λ (kは0からMまでの整数)と、の内積λ ・λ を、変位方向の整合度として求め、求めた前記特徴量の適合度corr(v ,w )と前記変位方向の整合度λ ・λ とから、次式(1)
    Figure 0004867620
    に従って適合関数値c in (j,k)を求める適合関数値計算処理(ここで、αは所定の調整パラメータである)と、
    次式(2)又は(3)又は(4)、
    Figure 0004867620
    Figure 0004867620
    Figure 0004867620
    により、前記注目領域a の変位方向を表すベクトルがλ である適合度q (r) (λ )を求める適合度計算処理(ここで、式(3)及び(4)におけるd in は注目領域a と近傍領域b との距離が大きいほど小さい値となる重みであり、式(4)におけるBは前記各近傍領域b に付される番号nの集合である)と、
    次式(5)、
    Figure 0004867620
    により当該注目領域a の変位方向がλ である確率の更新値p (r+1) (λ )を求める確率更新処理と、
    を実行し、
    ここでrは所定の初期確率p (0) (λ )から開始した前記適合関数値計算処理及び前記適合度計算処理及び前記確率更新処理の反復の回数であり、
    前記反復の結果、前記基準画像上の各注目領域a について前記確率更新処理により求めた前記確率の更新値p (r+1) (λ )が所定の収束条件を満たした場合に、前記各注目領域a について、確率p (r+1) (λ )が最大になる変位方向λ に対応する対象候補領域y を、当該注目領域a に対応する対象領域として選択する対応領域選択手段、
    前記基準画像の各領域から抽出された特徴量と、前記対応領域選択手段において前記基準画像のその領域に対応する対応領域として選択された前記検索対象画像の領域から抽出された特徴量と、の類似度に基づいて、前記基準画像と前記検索対象画像との類似度を算出する類似度算出手段、
    として前記コンピュータを機能させることを特徴とする画像処理プログラム。
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