JP2009093314A - 電子メール送受信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】電子メールの送受信における通信量の軽減を図る。
【解決手段】電子メール送信装置は、電子メールに添付された電子ファイルの内容毎に当該電子ファイルを識別する識別情報を生成する添付ファイル識別情報生成手段と、電子メール受信装置に対して電子ファイルの識別情報を通知すると共にこの通知に対する電子ファイルの要求に応じて当該電子ファイルを送信する電子メール送信手段と、を備えると共に、電子メール受信装置は、電子メール送信装置から送信された電子ファイルとこの電子ファイルに対応する識別情報とを記憶する添付ファイル記憶処理手段と、この添付ファイル記憶処理手段にて記憶された情報と電子メール送信装置から通知された電子ファイルの識別情報とに基づいて当該識別情報に対応する電子ファイルを電子メール送信装置に要求する電子ファイル要求手段と、を備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子メール送受信システムにかかり、特に、電子ファイルが添付された電子メールを送受信する電子メール送受信システムに関する。
近年、コミュニケーションの手段として電子メールが普及している。そして、電子メールには、画像・文書などの電子ファイルを添付することができ、このような添付ファイル付きの電子メールの送受信が一般的に行われている。さらに、電子メールは、同時に複数人に送信できることから、企業の部門内や個人で形成したグループ内で、メンバー全員に同時に送信する、という利用方法も一般的となってきている。
ところが、上述したように、複数のメンバー間で電子メールを送受信する場合には、同一の電子ファイルが添付された複数の電子メールが、メンバー間で何度も送受信される場合が生じうる。このとき、メールサーバ上では、添付ファイルはメール本文中に埋め込まれた状態となっているため、POP系のプロトコル(POP3など)を用いる場合、メール全文をダウンロードしないと添付ファイルとして展開することができない。このため、既に保有している添付ファイルを重複してダウンロードする場合が生じ、ネットワークトラヒックの無用な増加を回避することができない、という問題が生じる。
ここで、電子ファイルが添付された電子メールの受信に関連する技術が、下記特許文献に開示されている。例えば、特許文献1に開示の技術では、まず、ユーザ端末が、電子ファイルが添付された電子メールを受信して、この添付ファイルのファイル名、記憶容量、内容などをユーザ端末に記憶されている電子ファイルと比較する。そして、同一の電子ファイルが記憶されている場合には、当該電子ファイルを削除する。これにより、ユーザ端末の記憶容量の浪費を抑制している。
また、特許文献2では、まず、メールサーバが、電子ファイルが添付された電子メールをメール本文と電子ファイルとに切り分け、それぞれに識別名を付け、メール本文と電子ファイルとの関連付けを管理する。そして、例えば、上記電子メールを複数の宛先に送信する場合には、メールサーバ内で電子ファイルを1つのみ保持し、上記関連付け情報に基づいて、メール本体と電子ファイルとを配信する。これにより、メールサーバは、添付の電子ファイルを複数の宛先毎にコピーして保持する必要が無く、メールサーバの容量を節約している。
また、特許文献3では、メールサーバが、電子ファイルが添付された電子メールの構成情報を生成してユーザ端末に送信し、これに基づいてユーザが希望する電子ファイルを送信する、という技術を開示している。これにより、ユーザが希望した電子ファイルのみを送受信し、通信時間、通信コストの軽減を図っている。
特開2001−356991号公報 特開平11−341048号公報 特開2004−140478号公報
しかしながら、上述した技術では、依然として複数の送信先から送信される同一の電子ファイルの送受信を防止することができず、その場合に生じる通信トラヒックの増加を抑制することができない、という問題が生じる。例えば、上記特許文献1,2に開示の技術では、メールクライアント内、あるいは、メールサーバ内において、同一添付ファイルの重複保存を排除することは可能であるが、いずれも、添付ファイルをダウンロードする際におけるサーバ−クライアント間の通信は不可避である。
また、上記特許文献3の技術では、構成情報に基づいて不要と判断した電子ファイルの送受信を行うことが無いため、かかる場合には、確かにメールダウンロード時の通信量は軽減される。ところが、受信側が構成情報のみで電子ファイルの要否を判断することができない場合には、一度、電子ファイルをダウンロードして内容を確認する必要が生じるため、上述同様に、通信量の軽減を図ることができない。例えば、複数のメンバーから送付されたメールに、同一のファイル名の電子ファイルが添付されていた場合に、2通目以降に添付された電子ファイルの内容が受信済みのものと全く同一のものであるかどうかは、結局、その電子ファイルをダウンロードして内容を確認してみなければ分からない。つまり、電子ファイルの構成情報のみでその内容の同一性を判断することは困難であり、確実な情報伝達を実現するためには、電子ファイルをダウンロードする必要があり、通信量を削減することはできない。その一方で、構成情報のみで電子ファイルの要否を判断した場合には、電子ファイルの改版を見逃す可能性が生じ、確実な情報伝達を実現することができない。
このため、本発明の目的は、上述した課題である電子メールの送受信における通信量の軽減を図る、ことにある。
そこで、本発明の一形態である電子メール送受信システムは、
電子メールを送信する電子メール送信装置と、この電子メール送信装置から送信された電子メールを受信する電子メール受信装置と、を備え、
電子メール送信装置は、電子メールに添付された電子ファイルの内容毎に当該電子ファイルを識別する識別情報を生成する添付ファイル識別情報生成手段と、電子メール受信装置に対して電子ファイルの識別情報を通知すると共にこの通知に対する電子ファイルの要求に応じて当該電子ファイルを送信する電子メール送信手段と、を備えると共に、
電子メール受信装置は、電子メール送信装置から送信された電子ファイルとこの電子ファイルに対応する識別情報とを記憶する添付ファイル記憶処理手段と、この添付ファイル記憶処理手段にて記憶された情報と電子メール送信装置から通知された電子ファイルの識別情報とに基づいて当該識別情報に対応する電子ファイルを電子メール送信装置に要求する電子ファイル要求手段と、を備えた、
と言う構成を採る。
本発明は、以上のように構成されることにより、電子メールに添付された電子ファイルを重複して送受信することを抑制することができ、ネットワークトラヒックの軽減を図ることができる、という従来にない優れた効果を有する。
本発明は、電子メールを送受信するためのシステム、装置、プログラム、発明に関するものである。そして、特に、電子メールに添付された電子ファイルのうち、電子メールの受信側で所有していない電子ファイルのみを送信するよう構成する、ことに特徴を有する。これにより、メールサーバとクライアント間、あるいは、メールサーバ同士での通信量の削減を図る。
そして、本発明の一形態である電子メール送受信システムは、
電子メールを送信する電子メール送信装置と、この電子メール送信装置から送信された電子メールを受信する電子メール受信装置と、を備え、
電子メール送信装置は、電子メールに添付された電子ファイルの内容毎に当該電子ファイルを識別する識別情報を生成する添付ファイル識別情報生成手段と、電子メール受信装置に対して電子ファイルの識別情報を通知すると共にこの通知に対する電子ファイルの要求に応じて当該電子ファイルを送信する電子メール送信手段と、を備えると共に、
電子メール受信装置は、電子メール送信装置から送信された電子ファイルとこの電子ファイルに対応する識別情報とを記憶する添付ファイル記憶処理手段と、この添付ファイル記憶処理手段にて記憶された情報と電子メール送信装置から通知された電子ファイルの識別情報とに基づいて当該識別情報に対応する電子ファイルを電子メール送信装置に要求する電子ファイル要求手段と、を備えた、
という構成を採る。
上記発明によると、まず、電子メール送信装置が、電子メールに添付される電子ファイルの内容毎に当該電子ファイルを識別する識別情報を生成して、この識別情報を電子メール受信装置に通知する。すると、電子メール受信装置は、自装置に記憶されている電子ファイルの識別情報と通知された識別情報とに基づいて、同一の電子ファイルを既に記憶しているか否かを調べる。そして、同一の電子ファイルを記憶していないと判断すると、電子メール受信装置は、電子メール送信装置に電子ファイルを要求する。これに応じて、電子メール送信装置は、電子ファイルを送信し、これを受けた電子メール受信装置は、電子ファイルと識別情報とを記憶する。そして、以後、同じ内容の電子ファイルを添付した電子メールが送信されうる場合には、先に送信される識別情報に基づいて同じ内容の電子ファイルを既に記憶していると判断し、記憶している場合には電子ファイルを要求しない。従って、電子メールに添付された電子ファイルを重複して送受信することを抑制することができるため、ネットワークトラヒックの軽減を図ることができる。また、電子メール受信装置には、同一の内容の電子ファイルが重複して記録されないため、記憶容量の低減を図ることができる。
また、本発明では、電子メール送信装置が有する電子メール送信手段は、電子メールから電子ファイルを取り除いた本文データに識別情報を付加して、当該識別情報を電子メール受信装置に通知する、という構成を採る。
これにより、電子メール受信装置は、電子メールの本文データと共にこれに添付されている電子ファイルの識別情報を受け付ける。そして、この識別情報に基づいて、電子メールに添付された電子ファイルを検索し、所持している場合には要求することなく、本文データを受信した電子メールに添付の電子ファイルをより確実に参照することができる。従って、電子ファイルを重複して送受信することを抑制することができるため、ネットワークトラヒックの軽減を図ることができ、また、電子メール受信装置における記憶容量の低減を図ることができる。
また、本発明では、電子メール送信装置は、電子ファイルを予め定められたデータ形式に変換する電子ファイル変換手段を備え、電子メール送信装置が有する添付ファイル識別情報生成手段は、電子ファイル変換手段にて変換したデータ形式における電子ファイルの識別情報を生成する、という構成を採る。
これにより、添付の電子ファイルのデータ形式が異なる場合には、電子メール送信装置が同一のデータ形式に変換し、かかる状態で内容の同一性に応じて識別情報を生成する。従って、内容が同一であっても、データ形式が異なることによって異なる識別情報が生成されることを抑制できる。その結果、より確実に電子ファイルを重複して送信することをより抑制でき、ネットワークトラヒックの軽減を図ることができる。
また、本発明では、電子メール送信装置が有する添付ファイル識別情報生成手段は、電子ファイルのデータ内容に基づいて識別情報を生成する、という構成を採る。特に、添付ファイル識別情報生成手段は、電子ファイルのデータ内容に基づくハッシュ値を識別情報として生成する、という構成を採る。これにより、電子メール送信装置が、電子ファイルのデータ内容に基づいて識別情報を生成するため、より確実に各電子ファイルを区別することができる識別情報を生成でき、電子ファイルの送受信の重複を有効に抑制することができる。
また、本発明では、電子メール送信装置が、電子メール送信手段による電子メールの送信後であっても、電子メールと、当該電子メールに添付された電子ファイルと、この電子ファイルの識別情報と、を関連付けて記憶しておく電子ファイル記憶手段を備えた、という構成を採る。これにより、電子メール受信装置にて受信した電子メールや添付の電子ファイルが削除された場合であっても、上述した識別情報を含む関連付け情報に基づいて、電子ファイルを容易に再取得することができ、利便性が増す。
また、本発明では、電子メール送信装置は、電子メール受信装置に送信する電子メールを他の装置から受信した場合に、電子メールに添付された電子ファイルを当該電子メールから取り出す添付ファイル取出手段を備えた、という構成を採る。これにより、電子メールを転送するメールサーバであっても、受信した電子メールに添付された電子ファイルを取り出すことで、電子メール本体と電子ファイルとを区別して管理することができる。従って、上述したように、電子メール受信装置が必要な添付ファイルのみを送信でき、ネットワークトラヒックの軽減を図ることができる。
また、本発明では、電子メール受信装置が有する電子ファイル要求手段は、添付ファイル記憶処理手段にて記憶された情報中に電子メール送信装置から通知された電子ファイルの識別情報が無い場合に、当該識別情報に対応する電子ファイルを電子メール送信装置に要求する、という構成を採る。また、本発明では、電子メール受信装置が有する添付ファイル記憶処理手段は、識別情報と、この識別情報に対応する電子ファイルが添付された電子メールを特定する情報と、を関連付けた添付関連付け情報を記憶する、という構成を採る。また、電子メール受信装置は、電子メールの削除指令を受け付けて、添付ファイル記憶処理手段にて記憶された電子メールの特定情報及びこれに関連付けられた添付関連付け情報を削除する電子メール削除手段を備えた、という構成を採る。さらに、この電子メール削除手段は、添付関連付け情報に、削除指令にて指定された電子メールに添付された電子ファイルの識別情報が存在しない場合に、その電子ファイルを電子メール受信装置内から削除する、という構成を採る。
これにより、電子メールに添付された電子ファイルの識別情報を容易に認識でき、記憶している電子ファイルと他の電子メールとの関連性がわかる。そして、電子ファイルを削除する際には、他の電子メールに関連付けされていないかを、容易かつ正確に判断することができる。その結果、他の電子メールにて利用されている電子データの削除を防止でき、データの安全性の向上を図ることができる。
また、本発明の他の形態である、電子メール受信装置に電子メールを送信する電子メール送信装置は、電子メールに添付された電子ファイルの内容毎に当該電子ファイルを識別する識別情報を生成する添付ファイル識別情報生成手段と、電子メールの送信先となる電子メール受信装置に対して電子ファイルの識別情報を通知すると共に当該通知に対する電子ファイルの要求に応じて当該電子ファイルを送信する電子メール送信手段と、を備えた、という構成を採る。そして、上記電子メール送信手段は、電子メールから電子ファイルを取り除いた本文データに識別情報を付加して、当該識別情報を電子メール受信装置に通知する、という構成を採る。
また、本発明の他の形態であるプログラムは、電子メール受信装置に電子メールを送信するためのコンピュータに、電子メールに添付された電子ファイルの内容毎に当該電子ファイルを識別する識別情報を生成する添付ファイル識別情報生成手段と、電子メール受信装置に対して電子ファイルの識別情報を通知すると共に当該通知に対する電子ファイルの要求に応じて当該電子ファイルを送信する電子メール送信手段と、を実現させる、という構成を採る。そして、上記電子メール送信手段は、電子メールから電子ファイルを取り除いた本文データに識別情報を付加して、当該識別情報を電子メール受信装置に通知する、という構成を採る。
また、本発明の他の形態である、電子メール送信装置から送信された電子メールを受信する電子メール受信装置は、電子メール送信装置から送信された、電子メールに添付の電子ファイルとこの電子ファイルに対応する当該電子ファイルを内容毎に識別する識別情報とを記憶する添付ファイル記憶処理手段と、この添付ファイル記憶処理手段にて記憶された情報と電子メール送信装置から通知された電子ファイルの識別情報とに基づいて当該識別情報に対応する電子ファイルを電子メール送信装置に要求する電子ファイル要求手段と、を備えた、という構成を採る。そして、上記電子ファイル要求手段は、電子メールから電子ファイルを取り除いた本文データに識別情報が付加された状態で、当該識別情報の通知を受ける、という構成を採る。
また、本発明の他の形態であるプログラムは、電子メール送信装置から送信された電子メールを受信するためのコンピュータに、電子メール送信装置から送信された、電子メールに添付の電子ファイルとこの電子ファイルに対応する当該電子ファイルを内容毎に識別する識別情報とを記憶する添付ファイル記憶処理手段と、この添付ファイル記憶処理手段にて記憶された情報と電子メール送信装置から通知された電子ファイルの識別情報とに基づいて当該識別情報に対応する電子ファイルを電子メール送信装置に要求する電子ファイル要求手段と、を実現させる、という構成を採る。そして、上記電子ファイル要求手段は、電子メールから電子ファイルを取り除いた本文データに識別情報が付加された状態で、当該識別情報の通知を受ける、という構成を採る。
さらに、本発明の他の形態である電子メール送受信方法は、電子メール送信装置と電子メール受信装置とによる電子メール送受信方法であって、電子メールに添付された電子ファイルの内容毎に当該電子ファイルを識別する識別情報を生成する添付ファイル識別情報生成工程と、電子メール受信装置に対して電子ファイルの識別情報を通知する添付ファイル識別情報通知工程と、この通知に対する電子メール受信装置からの電子ファイルの要求に応じて当該電子ファイルを送信する電子メール送信工程と、を有すると共に、電子メール送信工程にて送信された電子ファイルとこの電子ファイルに対応する識別情報とを記憶する添付ファイル記憶処理工程と、この添付ファイル記憶処理工程にて記憶された情報と添付ファイル識別情報通知工程にて通知された電子ファイルの識別情報とに基づいて当該識別情報に対応する電子ファイルを電子メール送信装置に要求する電子ファイル要求工程と、を有する、という構成を採る。そして、上記電子メール送信工程は、電子メールから電子ファイルを取り除いた本文データに識別情報を付加して、当該識別情報を電子メール受信装置に通知する、という構成を採る。
また、本発明の他の形態である電子メール送受信方法は、電子メール受信装置に電子メールを送信する電子メール送信方法であって、電子メールに添付された電子ファイルの内容毎に当該電子ファイルを識別する識別情報を生成する添付ファイル識別情報生成工程と、電子メールの送信先となる電子メール受信装置に対して電子ファイルの識別情報を通知すると共に当該通知に対する電子ファイルの要求に応じて当該電子ファイルを送信する電子メール送信工程と、を有する、という構成を採る。そして、上記電子メール送信工程は、電子メールから電子ファイルを取り除いた本文データに識別情報を付加して、当該識別情報を電子メール受信装置に通知する、という構成を採る。
また、本発明の他の形態である電子メール送受信方法は、電子メール送信装置から送信された電子メールを受信する電子メール受信方法であって、電子メール送信装置から送信された、電子メールに添付の電子ファイルとこの電子ファイルに対応する当該電子ファイルを内容毎に識別する識別情報とを記憶する添付ファイル記憶処理工程と、この添付ファイル記憶処理工程にて記憶された情報と電子メール送信装置から通知された電子ファイルの識別情報とに基づいて当該識別情報に対応する電子ファイルを電子メール送信装置に要求する電子ファイル要求工程と、を有する、という構成を採る。そして、上記電子ファイル要求工程は、電子メールから電子ファイルを取り除いた本文データに識別情報が付加された状態で、当該識別情報の通知を受ける、という構成を採る。
上述した構成の電子メール送信装置、受信装置、プログラム、送受信方法の発明であっても、上記電子メール送受信システムと同様に作用するため、上述した本発明の目的を達成することができる。以下、本発明の具体的な構成及び動作を、各実施形態にて説明する。
<実施形態1>
本発明の第1の実施形態を、図1乃至図14を参照して説明する。図1は、電子メール送受信システムの全体構成を示すブロック図であり、図2は、電子メールの流れを示す図である。図3は、メールサーバの構成を示すブロック図であり、図4乃至図5は、メールサーバに記憶されるデータを示す図である。図6は、クライアント端末の構成を示すブロック図であり、図7乃至図10は、クライアント端末に記憶されるデータを示す図である。図11乃至図12は、メールサーバの動作を示すフローチャートであり、図13乃至図14は、クライアント端末の動作を示すフローチャートである。
[構成]
図1に示すように、本実施形態における電子メール送受信システムは、ネットワークNを介して接続された、電子メールの送信元となるクライアント端末(送信元)1と、この電子メールを中継するメールサーバ(SMTP)2及びメールサーバ(POP)3と、電子メールを受信するクライアント端末(送信先)4と、を備えている。
そして、クライアント端末1,4は、例えば、一般的なユーザが操作するコンピュータであり、インストールされた電子メールソフトウェアを用いて、ユーザが電子メールを送受信することが可能である。
また、メールサーバ(SMTP)2は、送信元のクライアント端末1から送信された電子メールを受信する電子メール送信用のメールサーバである。このメールサーバ(SMTP)2は、具体的には、メール送信プロトコルの1つであるSMTP(Simple Mail Transfer Protocol)に対応しており、クライアント端末1から送信された電子メールを受信して(図2の矢印Y1参照)、送信先となるクライアント端末3のメールボックスが設けられたメールサーバ(POP)3に送信する(図2の矢印Y2参照)。
また、メールサーバ(POP)3は、クライアント端末4宛の電子メールを受信する電子メール受信用のメールサーバである。このメールサーバ(POP)3は、具体的には、メール受信プロトコルの一つであるPOP3(Post Office Protocol)に対応しており、メールサーバ(SMTP)2から送信された電子メールを受信してクライアント端末4のメールボックスに蓄積し(図2の矢印Y2参照)、当該クライアント端末4に送信する(図2の矢印Y3参照)。なお、上述したメールサーバ3,4による通信方式つまりプロトコルは一例であって、上述したものに限定されない。
以下、本実施形態にて特徴のあるメールサーバ(POP)3と、クライアント端末(送信先)4との構成についてさらに詳述する。なお、本実施形態では、メールサーバ(POP)3が、クライアント端末4に対して電子メールを送信する電子メール送信装置であり、クライアント端末4が電子メールを受信する電子メール受信装置であることとする。
まず、図3を参照して、メールサーバ(POP)3について説明する。この図に示すように、メールサーバ3は、メール受信部31と、メール解析部32と、添付ID生成部33と、メール送信部34と、を備えている。なお、これら各部31〜34は、メールサーバ3に設けられたCPUといった演算装置に、本発明であるプログラムが組み込まれることによって実現されている。また、メールサーバ3は、フラッシュメモリやハードディスクドライブといった記憶装置に形成された、ワークエリア35と、メール保存領域36と、を備えている。
上記メール受信部31は、メールサーバ(SMTP)2から送信された電子メールを受信し、この電子メール5をワークエリア35に一旦保存する。ここで、図4に示すように、電子メール5は、RFC 2822 "Internet Message Format"により定められている、電子メールを識別するために付与されたメッセージ識別子(Message-ID)50を含んでいる。なお、RFCとは、Request For Commentのことであり、インターネットに関する技術の標準を定める団体にて発行された文書である。また、電子メール5は、メール本文51を有しており、さらに、添付された電子ファイルである添付ファイル52,53,5nを有している。
また、上記メール解析部32は、受信してワークエリア35に保存している電子メール5に添付ファイルが存在するか否かを調べる。そして、添付ファイルが存在する場合には、電子メール5から添付ファイル52,53,5nを取り出す処理を行う(添付ファイル取出手段)。そして、取り出した添付ファイル51等を、メール保存領域36に記憶する。
また、上記添付ID生成部33は、メール保存領域36に記憶された添付ファイル52,53,5n毎に、それらのデータ内容毎に添付ファイルを識別するファイルID(識別情報)を生成する(添付ファイル識別情報生成手段)。具体的には、各添付ファイル52等のデータ内容に基づいてハッシュ値を生成し、このハッシュ値を、その添付ファイルのファイルIDとする。なお、ハッシュ値とは、添付ファイルのデータ内容を原文として、この原文から固定長の疑似乱数を生成するハッシュ関数にて生成された値である。そして、添付ID生成部33は、各添付ファイル52,53,5nに対応するファイルID72,73,7nをそれぞれ生成して、図5に示すように、各添付ファイル52,53,5nに各ファイルID72,73,7nを付加して、メール保存領域36に記憶する。
また、添付ID生成部33は、上記添付ファイル52等を取り出したMessage-ID50とメール本文51とを含むメール本体5’を、図5に示すように、メール保存領域36に記憶する。そして、このメール本体5’の中に、上述したように取り出された添付ファイル52等を関連付けるために、各添付ファイル52等のファイルIDを添付情報62,63,6nとして記憶する。これにより、メール保存領域36には、電子メール本体5と、当該電子メール5に添付された添付ファイル52等と、この添付ファイルのファイルID72等と、が相互に関連付けられて記憶される。なお、本実施形態では、メール保存領域36内の情報は、電子メールの送信後であっても保持され(電子ファイル記憶手段)、クライアント端末4への再送信が可能である。
ここで、上述した添付ID生成部33は、上述した手法にて添付ファイルのファイルIDを生成することに限定されず、他の手法にて、添付ファイルのデータ内容に基づいてファイルIDを生成してもよい。また、添付ファイルのデータ内容に基づいてファイルIDを算出することに限定されない。例えば、過去に送受信した添付ファイルとデータ内容の同一性を判定し、異なっている場合に固有の識別情報を生成して付加してもよい。
また、上記メール送信部34(電子メール送信手段)は、クライアント端末(送信先)4からの電子メールの受信要求に応じて、メール保存領域36に記憶されているクライアント端末4宛の電子メールを送信する。このとき、メール送信部34は、まず、図5に示すメール本体5’のみをクライアント端末4に送信する。つまり、電子メールのMessage-ID50と、メール本文51と、このメールに添付されている添付ファイルのファイルIDが格納された添付情報62,63,6nと、を送信する。そして、その後、クライアント端末4からファイルIDを指定して添付ファイルの要求があったときに、そのファイルIDに対応する添付ファイル52,53,5nを、クライアント端末4に送信する。
次に、クライアント端末(送信先)4について説明する。図6に示すように、クライアント端末4は、メール受信部41と、添付ファイル要求部42と、メール削除部43と、を備えている。なお、これら各部41〜43は、クライアント端末4に設けられたCPUといった演算装置に、本発明であるプログラムが組み込まれることによって実現されている。また、クライアント端末4は、フラッシュメモリやハードディスクドライブといった記憶装置に形成された、メール保存領域44と、添付情報データベース45と、ダウンロード対象リスト46と、削除対象リスト47と、を備えている。
上記メール受信部41は、上述したメールサーバ3に対して自身宛への電子メールの受信要求を行う。そして、受信要求に応じてメールサーバ3から送信された電子メールを、メール保存領域44に記憶する。このとき、メールサーバ3は、上述したように、まず、電子メールのMessage-ID50と、メール本文51と、このメールに添付されている添付ファイルのファイルIDが格納された添付情報62,63,6nと、を含むメール本体5’を送信する。そして、クライアント端末4は、送信されたメール本体5’を受信して、図7に示すように、メール保存領域44に記憶する。つまり、受信する電子メールに添付ファイルが添付されている場合であっても、この段階では受信せず、添付情報62,63,6nのみを受信する。
また、メール受信部41は、後述するように添付ファイル要求部42からの要求に応じて、ダウンロード対象リスト31に記憶されたファイルIDに対応する添付ファイルをメールサーバ3に要求する。すると、メールサーバ3から要求したファイルIDに対応する添付ファイルが送信されるため、この添付ファイルとファイルIDとを関連付けて、図7に示すように、メール保存領域44に記憶する(添付ファイル記憶処理部)。
また、メール受信部41は、さらに、受信した添付ファイルのファイルIDと、この添付ファイルが添付されている電子メールを特定するMessage-IDと、を関連付けて、添付関連付け情報として添付情報データベース45に記憶する。なお、メール受信部41は、後述するように添付ファイル要求部42にて電子メールに添付ファイルが添付されているにもかかわらず当該添付ファイルをダウンロードしなかったものについても、上述した添付情報データベース45への添付関連付け情報の記録を行う。具体的には、電子メールに添付された添付ファイルと同一内容の添付ファイルを既に記憶している場合で、その添付ファイルをダウンロードしなかった場合であっても、そのファイルIDと電子メールのMessage-IDとを関連付けた添付関連付け情報を記憶する。一例として、図8を参照して説明する。この図において4番目のMessage-ID(5)の場合は、添付ファイルのファイルID(12)が1番目のものと同一である。この場合、4番目のMessage-ID(5)をダウンロードする際に、ファイルID(12)がすでに記憶されていると、後述するように当該ファイルID(12)の添付ファイルはダウンロードされない。但し、図8に示すように、4番目のMessage-ID(5)とファイルID(12)の添付関連付け情報は、添付情報データベース45に記憶される。これにより、添付情報データベース45の添付関連付け情報から、ファイルIDからクライアント端末4が保持している添付ファイルを調べることができ、また、その添付ファイルが添付されている電子メールを調べることができる。
また、上記添付ファイル要求部42は、上述したように受信したメール本体5内に、添付情報が存在するか否かを調べる。このとき、図7に示すように、メール本体5内に、添付情報62,63,6nが存在している場合には、これら添付情報62等として記載されているファイルIDが、添付情報データベース45に登録されているか否かを調べる。そして、添付ファイル要求部42は、電子メールの添付情報として記載されたファイルIDが、添付情報データベース45に記憶されていない場合には、そのファイルID及び電子メールのMessage-IDを、図9に示すように、ダウンロード対象リスト46に記録する。さらに、添付ファイル要求部42は、このダウンロード対象リスト46に記録されているファイルIDの添付ファイルを、メール受信部41を介してメールサーバ3に要求する(電子ファイル要求手段)。一方、電子メールの添付情報として記載されたファイルIDが、既に添付情報データベース45に記憶されている場合には、そのファイルIDをダウンロード対象リスト46に追加しない。これにより、同一内容の添付ファイルのダウンロードは行われない。
また、メール削除部43(電子メール削除手段)は、クライアント端末4に入力された電子メールの削除指令を受け付けて、当該クライアント端末4内に記憶された特定の電子メールを削除する。具体的に、メール削除部43は、まず、指定された電子メールのMessage-IDを含む添付関連付け情報を、添付情報データベース45内から削除する。そして、このときMessage-IDと共に削除したファイルIDが、添付情報データベース45に存在するか否かを調べる。つまり、削除対象となっている電子メールに添付されている添付ファイルが、他の電子メールに参照されているか否かを調べる。そして、ファイルIDが記録されていない場合には、図10に示すように、そのファイルIDをMessage-IDと共に、削除対象リスト47に記録する。その後、メール削除部43は、削除対象リスト47に記録されているファイルIDの添付ファイル、及び、Message-IDの電子メールのメール本体5を、メール保存領域44から削除する。ここで、一例として、図8及び図10を参照して説明する。図8において1番目のMessage-ID(1)が削除される場合に、その添付ファイルのファイルID(12)は、4番目のMessage-ID(5)にも添付されている。この場合には、図10に示すように、1番目のMessage-ID(1)の添付ファイルのうちファイルID(13)のもののみが削除対象リスト47に追加されて削除され、ファイルID(12)の添付ファイルは削除されない。
[動作]
次に、上述した電子メール送受信システムの動作、特に、メールサーバ(POP)3と、クライアント端末(送信先)4との動作について、図11乃至図14のフローチャートを参照して説明する。
まず、クライアント端末(送信元)1がクライアント端末(送信先)4宛の電子メールを作成して、メールサーバ(SMTP)2に送信する。そして、このメールサーバ(SMTP)2が、クライアント端末(送信先)4のメールボックスが存在するメールサーバ(POP)3に電子メールを送信する。すると、メールサーバ(POP)3は、電子メールを受信して(ステップS1)、図4に示すように、電子メール5をワークエリア35に一旦保存する。
続いて、メールサーバ3は、電子メール5に電子ファイルが添付されているか否かを調べる(ステップS2)。このとき、添付ファイルが存在しない場合には(ステップS2でノー)、Message-ID50とメール本文51とを含むメール本体5’を、メール保存領域36に保存する(ステップS9)。
一方、電子メール5に添付ファイルが存在する場合には(ステップS2でイエス)、電子メール5から添付ファイル52,53,5nを分離し(ステップS3)、当該添付ファイル52,53,5nをメール保存領域36に保存する(ステップS4)。続いて、メールサーバ3は、各添付ファイル52,52,5n毎に、当該添付ファイルのデータ内容に基づいて識別情報であるファイルID72,73,7nを生成し(ステップS5、添付ファイル識別情報生成工程)、メール保存領域36に記憶した添付ファイル52,53,5nにそれぞれ付加する(ステップS6)。さらに、上記添付ファイル52等を取り出した電子メールのMessage-ID50およびメール本文51を含むメール本体5’を、そのままメール保存領域36内に記憶する(ステップS7)。そして、さらに、メール本体5’中の添付情報62,63,6nに、それぞれファイルID72,73,7nを記録する(ステップS8)。
以上により、メールサーバ3は、クライアント端末4に送信する電子メールを、メール本体5’と添付ファイル52等とに分離して保持しており、これらを添付情報62等に格納したファイルIDにて関連付けている。
次に、クライアント端末4がメールサーバ3に電子メールの受信を要求したときの動作を説明する。なお、クライアント端末4の動作を図13にて示し、メールサーバ3の動作を図12に示す。
まず、クライアント端末4がメールサーバ3に対して電子メールの受信を要求すると、これを受けたメールサーバ3は(図12のステップS11)、メール保存領域36に記憶したメール本体5’をクライアント端末4に送信する(図12のステップS12、電子メール送信工程)。
すると、クライアント端末4は、メール本体5’を受信してメール保存領域44に保存する(図13のステップS21)。続いて、クライアント端末4は、メール本体5’内に添付情報が存在するか否かを調べる(図13のステップS22)。添付情報が存在しない場合は(ステップS22でノー)、上述したようにステップS21で既にメールの全体を取得し終えているので、電子メールの取得を終了する。
一方、メール本体5’内に、添付情報が存在する場合には(図13のステップS22でイエス)、添付情報62,63,6nに記載されているファイルIDの中から、調査対象のファイルIDを選択する(図13のステップS23)。例えば、図7に示す添付情報62に格納されたファイルIDを最初の調査対象とする。そして、クライアント端末4は、調査対象である添付情報62に格納されたファイルIDが、添付情報データベース45に登録されているか否かを調べる(図13のステップS24)。このとき、ファイルIDが登録されていなかった場合には(ステップS24でノー)、このファイルIDに対応する添付ファイルと同一内容の添付ファイルを保持していないと判断できるため、そのファイルIDをダウンロード対象リスト46に記録する(図13のステップS25)。一方、既に調査対象のファイルIDが添付情報データベース45に登録されていた場合には(ステップS24でイエス)、このファイルIDに対応する添付ファイルと同一内容の添付ファイルを既に保持していると判断できるため、ダウンロード対象リスト46には追加しない。そして、上述した処理を、残りの添付情報62に格納されたファイルIDについても行う(図13のステップS26)。
その後、クライアント端末4は、ダウンロード対象リスト46に記載されたファイルIDの添付ファイルをそれぞれメールサーバ3に要求する(電子ファイル要求工程)。この要求を受けたメールサーバ3は(図12のステップS13)、ファイルIDに対応する添付ファイルをクライアント端末4に送信する(図12のステップS14、電子メール送信工程)。これにより、クライアント端末4は、電子メールに添付されていた添付ファイルのうち、まだ端末4自身が保持していない添付ファイルをダウンロードすることができる(図13のステップS27)。
その後、クライアント端末4は、ダウンロードした添付ファイル52等をメール本体5’と共に関連付けてメール保存領域44に保存する(添付ファイル記憶処理工程)。また、クライアント端末4は、添付ファイルのファイルIDと、この添付ファイルが添付されている電子メールのMessage-IDとを関連付けた添付関連付け情報の組み合わせを、添付情報データベース45に登録する(図13のステップS28)。
なお、その後、クライアント端末4においてメールを閲覧する場合は、電子メールのヘッダに含まれた添付情報62に記録されたファイルIDに基づいて、添付ファイルを読み出して表示処理を行う。
次に、図14のフローチャートを参照して、クライアント端末4内で電子メールを削除するときの動作を説明する。まず、クライアント端末4にて電子メールが選択されて、その電子メールの削除指令が入力されると、クライアント端末4は、削除対象となるメール本体5’に添付情報が存在するか否かを調べる(ステップS31)。存在しない場合は(ステップS31でノー)、メール本文の削除処理を実行し(ステップS38)、終了する。
一方、メール本体5’に添付情報が存在する場合には(ステップS31でイエス)、クライアント端末4は、添付情報62,63,6nに記載されているファイルIDの中から、調査対象とするファイルIDを選択する(ステップS32)。例えば、添付情報62に格納されたファイルIDを最初の調査対象とする。そして、クライアント端末4は、添付情報データベース45内から、選択されたファイルIDとMessage-IDの組み合わせからなる添付関連付け情報を削除する(ステップS33)。
その後、クライアント端末4は、調査対象であるファイルIDを持つ添付関連付け情報が添付情報データベース45内にまだ存在するか否かを調べる(ステップS34)。このとき、調査対象のファイルIDが存在していない場合には(ステップS34でノー)、当該ファイルIDの添付ファイルが他の電子メールに添付されていないと判断できる。つまり、そのファイルIDの添付ファイルは他の電子メールで参照されていないと判断できる。従って、クライアント端末4は、そのファイルIDを削除対象リスト47に記録する(ステップS35)。一方、調査対象のファイルIDが存在している場合には(ステップS34でイエス)、当該ファイルIDの添付ファイルが他の電子メールに添付されている、と判断できる。つまり、そのファイルIDの添付ファイルは他の電子メールで参照されていると判断できる。従って、そのファイルIDの添付ファイルは削除しない。そして、クライアント端末4は、削除対象となっている電子メールの添付情報に記録された残りのファイルIDについて、上記同様の処理を実施する(ステップS36)。
その後、クライアント端末4は、削除対象リスト47に記載されたファイルIDの添付ファイル自体を、それぞれメール保存領域44から削除する(ステップS37)。そして、最後に、メール本体5’をメール保存領域44から削除する(ステップS38)。
以上のように、本発明によると、クライアント端末4は、保持している添付ファイルのファイルIDを記憶することで、これに基づいて、既に保持している添付ファイルのダウンロードを行わない。従って、電子メールに添付された電子ファイルを重複して送受信することを抑制することができるため、ネットワークトラヒックの軽減を図ることができる。また、クライアント端末4側では、同一の内容の電子ファイルが重複して記録されないため、記憶容量の低減を図ることができる。
さらに、電子ファイルを削除する際には、他の電子メールに関連付けされていないかを、容易かつ正確に判断することができる。その結果、他の電子メールにて利用されている電子データの削除を防止でき、データの安全性の向上を図ることができる。
<実施形態2>
次に、本発明の第2の実施形態を、図15乃至図17を参照して説明する。図15乃至図16は、メールサーバの構成を示すブロック図であり、図17は、その動作を示すフローチャートである。
[構成]
本実施形態における電子メール送受信システムは、上述した実施形態1にて説明したシステムとほぼ同一の構成を採っている。但し、本実施形態では、図15に示すように、電子メール送信装置としてのメールサーバ(POP)3が、ファイル変換部37を有する点で異なる。なお、このファイル変換部37は、メールサーバ3に本発明であるプログラムが組み込まれることによって構築される。
上記ファイル変換部37(電子ファイル変換手段)は、メールサーバ3が受信した電子メールからメール解析部32にて取り出した添付ファイル52等を、一定のデータ形式に変換する。具体的には、添付ファイルを電子メールに添付する際に行われたエンコードの方式や圧縮方式、あるいは、ファイル中の改行コード種別などの、添付ファイルの内容の本質に直接関係しない差異を、一定のフォーマットで揃えて一般化する。そして、この変換した変換添付ファイル52’,53’,5n’を、図16に示すように、メール保存領域36に保存する。例えば、複数の添付ファイルが同一の地図画像である場合に、異なるフォーマットや圧縮形式・エンコード方式で複数のメールに添付されてきた場合であっても、上記ファイル変換部37にて同一のデータ形式に変換する。
そして、添付ID生成部33は、上記変換した添付ファイル52’,53’,5n’のデータ内容に基づいて、ファイルID72’,73’,7n’を生成する。すると、同一の添付ファイルが他に存在する場合であって、仮にフォーマットなどが異なる場合であっても、一旦フォーマットをそろえてからファイルIDを生成しているため、当該ファイルIDが一致する。従って、複数の添付ファイルの内容の同一性を、より正確に判断することができる。
[動作]
次に、上述した本実施形態におけるメールサーバ(POP)3の動作を、図17のフローチャートを参照して説明する。まず、クライアント端末(送信元)1がクライアント端末(送信先)4宛の電子メールを作成して、メールサーバ(SMTP)2に送信する。そして、このメールサーバ(SMTP)2が、クライアント端末(送信先)4のメールボックスが存在するメールサーバ(POP)3に電子メールを送信する。すると、メールサーバ(POP)3は、電子メールを受信して(ステップS41)、電子メール5をワークエリア35に一旦保存する。
続いて、メールサーバ3は、電子メール5に電子ファイルが添付されているか否かを調べる(ステップS42)。このとき、添付ファイルが存在しない場合には(ステップS42でノー)、Message-ID50とメール本文51とを含むメール本体5’を、メール保存領域36に保存する(ステップS50)。
一方、電子メール5に添付ファイルが存在する場合には(ステップS42でイエス)、電子メール5から添付ファイル52,53,5nを分離する(ステップS43)。そして、この添付ファイル52,53,5nを、予め定められたデータ形式に変換する(ステップS44)。例えば、圧縮されているファイルは解凍し、あるいは、同一の圧縮形式に変換するなど、変換処理を行う。そして、この変換添付ファイル52’,53’,5n’を、図16に示すように、メール保存領域36に保存する(ステップS45)。
続いて、メールサーバ3は、各変換添付ファイル52’,52’,5n’毎に、当該添付ファイルのデータ内容に基づいて識別情報であるファイルID72’,73’,7n’を生成し(ステップS46)、図16に示すように、メール保存領域36に記憶した添付ファイル52’,53’,5n’にそれぞれ付加する(ステップS47)。さらに、上記添付ファイル52’等を取り出した電子メールのMessage-ID50およびメール本文51を含むメール本体5’を、そのままメール保存領域36内に記憶する(ステップS48)。そして、さらに、メール本体5’中の添付情報62,63,6nに、それぞれファイルID72’,73’,7n’を記録する(ステップS49)。
以上により、添付の電子ファイルのデータ形式が異なる場合であっても、変換することでファイルIDを生成するときのファイル形式を揃えることで、添付ファイルの内容が同一であれば、同一のファイルIDが生成される。従って、その後、添付ファイルをクライアント端末4に送信する場合であっても、当該クライアント端末4に同一内容の添付ファイルが記録されていることをより確実に検出でき、添付ファイルを重複して送信することをより抑制できる。その結果、さらなるネットワークトラヒックの軽減を図ることができる。
<実施形態3>
次に、本発明の第3の実施形態を、図18乃至図19を参照して説明する。図18乃至図19は、本実施形態におけるメールサーバの構成を示すブロック図である。
[構成]
本実施形態では、上述した実施形態1,2において電子メール送信装置として説明したメールサーバ(POP)3の機能を、メールサーバ(SMTP)104が有している。つまり、図18に示すように、メールサーバ(SMTP)104は、本発明のプログラムが組み込まれることにより、メール受信部121と、メール解析部122と、添付ID生成部123と、メール送信部124と、を備えている。また、記憶装置には、ワークエリア125と、メール保存領域126と、を備えている。なお、各構成は、上述したメールサーバ(POP)3と同様であるため、その詳細な説明は省略する。
また、本実施形態では、上述した実施形態1,2において電子メール受信装置として説明したクライアント端末(送信先)4の機能を、メールサーバ(POP)103が有している。つまり、図19に示すように、メールサーバ(POP)103は、本発明のプログラムが組み込まれることにより、メール受信部131と、添付ファイル要求部132と、メール送信部133と、を備えている。また、記憶装置には、メール保存領域134と、添付情報データベース135と、ダウンロード対象リスト136と、を備えている。なお、各構成は、上述したクライアント端末(送信先)4とほぼ同様であるため、その詳細な説明は省略する。但し、メール送信部133は、実施形態1,2に開示したメールサーバ(POP)3が有するメール送信部34とほぼ同様の構成である。
[動作]
以上の構成により、まず、メールサーバ(SMTP)102は、クライアント端末(送信元)1から送信された電子メールを受信すると、上述したように、電子メールから添付ファイルを取り出し、ファイルIDを生成してメール保存領域126に記憶する。そして、メールサーバ(POP)103に対しては、まず、電子メールのメール本文とファイルIDが記録された添付情報を送信する。
その後、メールサーバ(POP)103は、受信した電子メールの添付情報に記録されたファイルIDを既に記憶しているか否か調べる。そして、記憶していない場合には、メールサーバ(POP)103がそのファイルIDに対応する添付ファイルをまだ保持していないと判断し、そのファイルIDの添付ファイルをメールサーバ(SMTP)102に要求する。すると、かかる要求に応じて、メールサーバ(SMTP)102は、添付ファイルを送信する。
すると、メールサーバ(POP)103は、受信した添付ファイルとファイルIDを記憶する。これにより、以降に同一のファイルIDの添付ファイルを要求することがなくなる。なお、メールサーバ(POP)103からクライアント端末4に対する電子メールの送信は、上述した実施形態1,2と同様に行われる。
以上により、本実施形態によると、メールサーバ102,103間において、添付ファイルを重複して送受信することを抑制することができる。従って、さらなるデータトラヒックの軽減を図ることができる。
<実施形態4>
次に、本発明の第4の実施形態を、図20乃至図21を参照して説明する。図20は、本実施形態におけるクライアント端末(送信元)の構成を示すブロック図であり、図21は、メールサーバ(SMTP)の構成を示すブロック図である。
[構成]
本実施形態では、上述した実施形態1,2において電子メール送信装置として説明したメールサーバ(POP)3の機能を、電子メールの送信元であるクライアント端末201が有している。つまり、図20に示すように、クライアント端末201は、本発明のプログラムが組み込まれることにより、添付ID生成部211と、メール送信部212と、を備えている。また、記憶装置には、ワークエリア213と、メール保存領域214と、を備えている。なお、各構成は、上述したメールサーバ(POP)3と同様であるため、その詳細な説明は省略する。
また、本実施形態では、上述した実施形態1,2において電子メール受信装置として説明したクライアント端末(送信先)4の機能を、メールサーバ(SMTP)202が有している。つまり、図21に示すように、メールサーバ(SMTP)202は、本発明のプログラムが組み込まれることにより、メール受信部221と、添付ファイル要求部222と、メール送信部223と、を備えている。また、記憶装置には、メール保存領域224と、添付情報データベース225と、ダウンロード対象リスト226と、を備えている。なお、各構成は、上述したクライアント端末(送信先)4とほぼ同様であるため、その詳細な説明は省略する。但し、メール送信部223は、実施形態3に開示したメールサーバ(SMTP)102が有するメール送信部124とほぼ同様の構成である。
[動作]
これにより、まず、送信元となるクライアント端末201は、クライアント端末(送信先)4の電子メールを作成する。そして、電子メールに添付する添付ファイルのファイルIDを生成して、メール保存領域214に記憶する。そして、メール送信時には、メールサーバ(SMTP)202に対して、まず、電子メールのメール本文とファイルIDが記録された添付情報を送信する。
その後、メールサーバ(SMTP)202は、受信した電子メールの添付情報に記録されたファイルIDを既に記憶しているか否か調べる。そして、記憶していない場合には、メールサーバ(SMTP)202がそのファイルIDに対応する添付ファイルをまだ保持していないと判断し、そのファイルIDの添付ファイルをクライアント端末(送信元)201に要求する。すると、かかる要求に応じて、クライアント端末(送信元)201は、添付ファイルを送信する。
すると、メールサーバ(SMTP)202は、受信した添付ファイルとファイルIDを記憶する。これにより、以降に同一のファイルIDの添付ファイルを要求することがなくなる。なお、メールサーバ(SMTP)202からメールサーバ(POP)203、さらには、クライアント端末4に対する電子メールの送信は、上述した実施形態1,2,3と同様に行われる。
以上により、本実施形態によると、送信元のクライアント端末201とメールサーバ(SMTP)202との間において、添付ファイルを重複して送受信することを抑制することができる。従って、さらなるデータトラヒックの軽減を図ることができる。
<実施形態5>
次に、本発明の第5の実施形態を、図22を参照して説明する。図22は、本実施形態におけるクライアント端末(送信先)の構成を示すブロック図である。本実施形態におけるクライアント端末(送信先)304は、図22に示すように、クライアント端末304は、メール受信部341と、添付ファイル要求部342と、メール保存領域343と、添付情報データベース344と、ダウンロード対象リスト345と、を備えている。そして、これら各構成は、上述した実施形態1におけるクライアント端末4が備えている構成と同様の機能を有する。但し、本実施形態では、実施形態1に開示したメール削除部43を有していない点で異なる。
このように、クライアント端末(送信先)304が上述したメール削除部43を有していない構成であっても、上述したように、送信先のクライアント端末304とメールサーバ(POP)3との間において、添付ファイルを重複して送受信することを抑制することができる。従って、データトラヒックの軽減を図ることができ、本発明の目的を達成することができる。
本発明は、電子メールを送受信するメールサーバ、クライアント端末に適用することができ、産業上の利用可能性を有する。
本発明における電子メール送受信システムの全体構成を示すブロック図である。 本発明における電子メール送受信システムにおける電子メールの流れを示す図である。 実施形態1におけるメールサーバ(POP)の構成を示すブロック図である。 実施形態1におけるメールサーバ(POP)に記憶されるデータを示す図である。 実施形態1におけるメールサーバ(POP)に記憶されるデータを示す図である。 実施形態1におけるクライアント端末(送信先)の構成を示すブロック図である。 実施形態1におけるクライアント端末(送信先)に記憶されるデータを示す図である。 実施形態1におけるクライアント端末(送信先)に記憶されるデータを示す図である。 実施形態1におけるクライアント端末(送信先)に記憶されるデータを示す図である。 実施形態1におけるクライアント端末(送信先)に記憶されるデータを示す図である。 実施形態1におけるメールサーバ(POP)の動作を示すフローチャートである。 実施形態1におけるメールサーバ(POP)の動作を示すフローチャートである。 実施形態1におけるクライアント端末(送信先)の動作を示すフローチャートである。 実施形態1におけるクライアント端末(送信先)の動作を示すフローチャートである。 実施形態2におけるメールサーバ(POP)の構成を示すブロック図である。 実施形態2におけるメールサーバ(POP)に記憶されるデータを示す図である。 実施形態2におけるメールサーバ(POP)の動作を示すフローチャートである。 実施形態3におけるメールサーバ(SMTP)の構成を示すブロック図である。 実施形態3におけるメールサーバ(POP)の構成を示すブロック図である。 実施形態4におけるクライアント端末(送信元)の構成を示すブロック図である。 実施形態4におけるメールサーバ(SMTP)の構成を示すブロック図である。 実施形態5におけるクライアント端末(送信先)の構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 クライアント端末(送信元)
2 メールサーバ(SMTP)
3 メールサーバ(POP)
4 クライアント端末(送信先)
5 電子メール
5’ メール本体
31 メール受信部
32 メール解析部
33 添付ID生成部
34 メール送信部
35 ワークエリア
36 メール保存領域
37 ファイル変換部
41 メール受信部
42 添付ファイル要求部
43 メール削除部
44 メール保存領域
45 添付情報データベース
46 ダウンロード対象リスト
47 削除対象リスト
50 Message-ID
51 メール本文
52,53,5n 添付ファイル
62,63,6n 添付情報
72,73,7n ファイルID

Claims (23)

  1. 電子メールを送信する電子メール送信装置と、この電子メール送信装置から送信された電子メールを受信する電子メール受信装置と、を備え、
    前記電子メール送信装置は、電子メールに添付された電子ファイルの内容毎に当該電子ファイルを識別する識別情報を生成する添付ファイル識別情報生成手段と、前記電子メール受信装置に対して前記電子ファイルの識別情報を通知すると共にこの通知に対する前記電子ファイルの要求に応じて当該電子ファイルを送信する電子メール送信手段と、を備えると共に、
    前記電子メール受信装置は、前記電子メール送信装置から送信された前記電子ファイルと当該電子ファイルに対応する前記識別情報とを記憶する添付ファイル記憶処理手段と、この添付ファイル記憶処理手段にて記憶された情報と前記電子メール送信装置から通知された前記電子ファイルの識別情報とに基づいて当該識別情報に対応する電子ファイルを前記電子メール送信装置に要求する電子ファイル要求手段と、を備えた、
    ことを特徴とする電子メール送受信システム。
  2. 前記電子メール送信装置が有する前記電子メール送信手段は、前記電子メールから前記電子ファイルを取り除いた本文データに前記識別情報を付加して、当該識別情報を前記電子メール受信装置に通知する、
    ことを特徴とする請求項1記載の電子メール送受信システム。
  3. 前記電子メール送信装置は、前記電子ファイルを予め定められたデータ形式に変換する電子ファイル変換手段を備え、
    前記電子メール送信装置が有する前記添付ファイル識別情報生成手段は、前記電子ファイル変換手段にて変換したデータ形式における前記電子ファイルの識別情報を生成する、
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の電子メール送受信システム。
  4. 前記電子メール送信装置が有する前記添付ファイル識別情報生成手段は、前記電子ファイルのデータ内容に基づいて前記識別情報を生成する、
    ことを特徴とする請求項1,2又は3記載の電子メール送受信システム。
  5. 前記電子メール送信装置が有する前記添付ファイル識別情報生成手段は、前記電子ファイルのデータ内容に基づくハッシュ値を前記識別情報として生成する、
    ことを特徴とする請求項4記載の電子メール送受信システム。
  6. 前記電子メール送信装置が、前記電子メール送信手段による電子メールの送信後であっても、前記電子メールと、当該電子メールに添付された前記電子ファイルと、この電子ファイルの前記識別情報と、を関連付けて記憶しておく電子ファイル記憶手段を備えた、
    ことを特徴とする請求項1,2,3,4又は5記載の電子メール送受信システム。
  7. 前記電子メール送信装置は、前記電子メール受信装置に送信する前記電子メールを他の装置から受信した場合に、前記電子メールに添付された前記電子ファイルを当該電子メールから取り出す添付ファイル取出手段を備えた、
    ことを特徴とする請求項1,2,3,4,5又は6記載の電子メール送受信システム。
  8. 前記電子メール受信装置が有する前記電子ファイル要求手段は、前記添付ファイル記憶処理手段にて記憶された情報中に前記電子メール送信装置から通知された前記電子ファイルの識別情報が無い場合に、当該識別情報に対応する電子ファイルを前記電子メール送信装置に要求する、
    ことを特徴とする請求項1,2,3,4,5,6又は7記載の電子メール送受信システム。
  9. 前記電子メール受信装置が有する前記添付ファイル記憶処理手段は、前記識別情報と、この識別情報に対応する電子ファイルが添付された電子メールを特定する情報と、を関連付けた添付関連付け情報を記憶する、
    ことを特徴とする請求項1,2,3,4,5,6,7又は8記載の電子メール送受信システム。
  10. 前記電子メール受信装置は、電子メールの削除指令を受け付けて、前記添付ファイル記憶処理手段にて記憶された前記電子メールの特定情報及びこれに関連付けられた前記添付関連付け情報を削除する電子メール削除手段を備えた、
    ことを特徴とする請求項9記載の電子メール送受信システム。
  11. 前記電子メール受信装置が有する前記電子メール削除手段は、前記添付関連付け情報に、前記削除指令にて指定された電子メールに添付された電子ファイルの識別情報が存在しない場合に、その電子ファイルを電子メール受信装置内から削除する、
    ことを特徴とする請求項10記載の電子メール送受信システム。
  12. 電子メール受信装置に電子メールを送信する電子メール送信装置であって、
    電子メールに添付された電子ファイルの内容毎に当該電子ファイルを識別する識別情報を生成する添付ファイル識別情報生成手段と、電子メールの送信先となる電子メール受信装置に対して前記電子ファイルの識別情報を通知すると共に当該通知に対する前記電子ファイルの要求に応じて当該電子ファイルを送信する電子メール送信手段と、を備えた、
    ことを特徴とする電子メール送信装置。
  13. 前記電子メール送信手段は、前記電子メールから前記電子ファイルを取り除いた本文データに前記識別情報を付加して、当該識別情報を前記電子メール受信装置に通知する、
    ことを特徴とする請求項12記載の電子メール送信装置。
  14. 電子メール受信装置に電子メールを送信するためのコンピュータに、
    電子メールに添付された電子ファイルの内容毎に当該電子ファイルを識別する識別情報を生成する添付ファイル識別情報生成手段と、前記電子メール受信装置に対して前記電子ファイルの識別情報を通知すると共に当該通知に対する前記電子ファイルの要求に応じて当該電子ファイルを送信する電子メール送信手段と、
    を実現させるためのプログラム。
  15. 電子メール送信装置から送信された電子メールを受信する電子メール受信装置であって、
    前記電子メール送信装置から送信された、前記電子メールに添付の電子ファイルとこの電子ファイルに対応する当該電子ファイルを内容毎に識別する識別情報とを記憶する添付ファイル記憶処理手段と、この添付ファイル記憶処理手段にて記憶された情報と前記電子メール送信装置から通知された前記電子ファイルの識別情報とに基づいて当該識別情報に対応する電子ファイルを前記電子メール送信装置に要求する電子ファイル要求手段と、を備えた、
    ことを特徴とする電子メール受信装置。
  16. 前記電子ファイル要求手段は、前記電子メールから前記電子ファイルを取り除いた本文データに前記識別情報が付加された状態で、当該識別情報の通知を受ける、
    ことを特徴とする請求項15記載の電子メール受信装置。
  17. 電子メール送信装置から送信された電子メールを受信するためのコンピュータに、
    前記電子メール送信装置から送信された、前記電子メールに添付の電子ファイルとこの電子ファイルに対応する当該電子ファイルを内容毎に識別する識別情報とを記憶する添付ファイル記憶処理手段と、この添付ファイル記憶処理手段にて記憶された情報と前記電子メール送信装置から通知された前記電子ファイルの識別情報とに基づいて当該識別情報に対応する電子ファイルを前記電子メール送信装置に要求する電子ファイル要求手段と、
    を実現させるためのプログラム。
  18. 電子メール送信装置と電子メール受信装置とによる電子メール送受信方法であって、
    電子メールに添付された電子ファイルの内容毎に当該電子ファイルを識別する識別情報を生成する添付ファイル識別情報生成工程と、前記電子メール受信装置に対して前記電子ファイルの識別情報を通知する添付ファイル識別情報通知工程と、この通知に対する前記電子メール受信装置からの前記電子ファイルの要求に応じて当該電子ファイルを送信する電子メール送信工程と、を有すると共に、
    前記電子メール送信工程にて送信された前記電子ファイルと当該電子ファイルに対応する前記識別情報とを記憶する添付ファイル記憶処理工程と、この添付ファイル記憶処理工程にて記憶された情報と前記添付ファイル識別情報通知工程にて通知された前記電子ファイルの識別情報とに基づいて当該識別情報に対応する電子ファイルを前記電子メール送信装置に要求する電子ファイル要求工程と、を有する、
    ことを特徴とする電子メール送受信方法。
  19. 前記電子メール送信工程は、前記電子メールから前記電子ファイルを取り除いた本文データに前記識別情報を付加して、当該識別情報を前記電子メール受信装置に通知する、
    ことを特徴とする請求項18記載の電子メール送受信方法。
  20. 電子メール受信装置に電子メールを送信する電子メール送信方法であって、
    電子メールに添付された電子ファイルの内容毎に当該電子ファイルを識別する識別情報を生成する添付ファイル識別情報生成工程と、電子メールの送信先となる電子メール受信装置に対して前記電子ファイルの識別情報を通知すると共に当該通知に対する前記電子ファイルの要求に応じて当該電子ファイルを送信する電子メール送信工程と、
    を有することを特徴とする電子メール送信方法。
  21. 前記電子メール送信工程は、前記電子メールから前記電子ファイルを取り除いた本文データに前記識別情報を付加して、当該識別情報を前記電子メール受信装置に通知する、
    ことを特徴とする請求項20記載の電子メール送信方法。
  22. 電子メール送信装置から送信された電子メールを受信する電子メール受信方法であって、
    前記電子メール送信装置から送信された、前記電子メールに添付の電子ファイルとこの電子ファイルに対応する当該電子ファイルを内容毎に識別する識別情報とを記憶する添付ファイル記憶処理工程と、この添付ファイル記憶処理工程にて記憶された情報と前記電子メール送信装置から通知された前記電子ファイルの識別情報とに基づいて当該識別情報に対応する電子ファイルを前記電子メール送信装置に要求する電子ファイル要求工程と、
    を有することを特徴とする電子メール受信方法。
  23. 前記電子ファイル要求工程は、前記電子メールから前記電子ファイルを取り除いた本文データに前記識別情報が付加された状態で、当該識別情報の通知を受ける、
    ことを特徴とする請求項22記載の電子メール受信方法。
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